【遊戯王】主人公「自由気ままに生きるために」【安価・コンマ】 (248)

注意事項

・特殊系はCNo.(RUMも)、アクセルシンクロ、三幻神、三邪神です。
・レギュレーションは2015/7/1~。次の改訂が楽しみですね(白目)
・ライフは4000。カード、効果は全てOCG準拠。ライディングデュエルする時もSPは無しで。
・安価、コンマはたまにやります。
・えちぃ描写や微グロもたまにやります。

前スレ
【遊戯王】主人公「自由気ままに生きていたかった」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「自由気ままに生きていたかった」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430148301/)

以上、ついてこれる者は最後までスリップストリームで私についてこい!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436250374

◆主人公設定

名前:鷲宮 遊治
性別:男
年齢:17
容姿:緑の短髪で、やや癖っ毛。瞳は茶色。後ろから見たらモ○ゾー。
使用デッキ:【霞の谷】、【幻獣機】
エースモンスター:クリアウィング・シンクロ・ドラゴン、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
性格・特徴:マイペースで呑気。風を感じることが好きで、趣味は昼寝。Dホイールに乗って宛てのない旅をしている。
海で倒れているところを榊 遊栄に拾われて、彼が女体化して榊 遊恵になるまでは師匠と呼び、共に旅を続けていた。
好きなタイプは霞の谷の祈祷師らしい。搭乗Dホイールは「ミストライダー」 。


◆好感度
金田 魅月 :44
伊丹 悦子 :57
黒門 界  :44
双刃 鋭馬 :10
南 氷河  :26
工藤 智也 :4
篠海 潜  :4
志士累 涙子:20
翠刃 唯  :45
伊関 巡  :27
アリア・レイ:33
崩 砕牙  :4
鶴来 盾子 :9
樹刺 アリサ:10
阿澄 彼方 :12
ユナイト卿 :3
レィリア・ヘルメス :9

◆キャラ募集時のテンプレ

名前:
性別:
年齢:
容姿:
使用デッキ:
性格:

以上がテンプレです。

大荒らしの次は早すぎた埋葬(dat落ち)とは……orz

今日は20時頃ぐらいから、続きをちゃんとやっていくんでよろしくお願いします

あと、いつもの先攻後攻安価置いていきます
奇数なら遊冶先攻、偶数ならユーシ先攻

↓1

ローカルルール的には「スレ立て後24時間が経過しても、SS本文が1レス以下のスレ」
は立て逃げ扱いになるらしいからお気をつけて

>>6
すみません。気を付けます

では、始めていきます!

アリア「これで終わり! ガイオアペライオで攻撃!」

アンディ「の、ノォォォーーーーー!?」

アンディ・ウィリアムズ LP:0

アンディ「み、ミーがまたしても、こんなガールに……」パサッ

アリア「ふぅ……もう少し、この姿で我慢してくださいね」

カンナホーク「クァー!」

アリア「うん、ベイゴマタワーに行こう。遊冶君、大丈夫かな……?」キュィィィン!

巡「何とか片付いた……けど、サイコデュエリストの力、改めてすごいな」

レィリア「そんな。褒めても何も出んよー」

アリア「巡さーん!」キキィッ

巡「アリア。無事だったか」

レィリア「久しぶりやね」

アリア「レィリアさん! 戻れたんですね!」

レィリア「それより、2人共。行きたいんなら行ってもええよ」

巡「……!」

アリア「え? でも、まだデュエリストはいますし」

レィリア「遊冶君のこと、気になるんやろ? なら、行って様子見た方がええて」

アリア「レィリアさん……」

レィリア「私なら大丈夫」

巡「ありがとう。行くぞ、アリア」キュィィィン!

アリア「ありがとうございます!」キュィィィン!

レィリア「……本当、慕われとるなぁ。遊冶君は」

    「さ、かかっておいで! スキドレ下でええならな!」

ユーシ「……」ニヤッ

遊冶「っ!」キィン!


唯「今っ!?」

界「第1コーナーを譲りましたね、彼」


ユーシ「ククッ、先攻は譲ってあげるよ。さぁ、僕を楽しませてくれよ! ユージィ!」

遊冶「ユーシ……俺のターン!」

  「モンスターをセット、カードをセットしてターンエンド!」

ユーシ「まずは準備ってところかな? 僕のターン、ドロー!」

   「《ユニゾンビ》を召喚! 効果でデッキから《馬頭鬼》を落として、ユニゾンビ自身のレベルを1つ上げる!」

《ユニゾンビ》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1300/守0
「ユニゾンビ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
(2):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。

《馬頭鬼》
効果モンスター(準制限カード)
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守800
(1):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのアンデット族モンスターを特殊召喚する。

ユニゾンビ ☆3→☆4

ユーシ「次に《おろかな埋葬》を発動! もう一体の馬頭鬼を墓地に落とす! そして、墓地の馬頭鬼を除外して効果発動! 残った馬頭鬼を蘇生させる!」

《おろかな埋葬》
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。


魅月「場にチューナーとそれ以外のモンスター……!」

界「もうシンクロをしてきますか」

ユーシ「レベル4の馬頭鬼に、レベル4になった闇属性チューナー、ユニゾンビをチューニング!」

☆4 + ☆4 = ☆8

ユーシ「魔神を束ねし蠅の王よ! ムシズの走る世界に陰りを! シンクロ召喚! 《魔王龍 べエルゼ》!」

《魔王龍 ベエルゼ》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、このカードの戦闘または相手のカードの効果によって
自分がダメージを受けた時に発動する。
このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。

遊冶「ベエルゼ……ユーシのエースか」

ビュオオオオオ!

遊治「くっ!?」グラグラ

  (デュエルロイド同士となれば、これぐらいのプレッシャーはあるか……!)

ユーシ「けど、ユニゾンビの効果でアンデット族以外は攻撃出来ない。僕はカードを1枚セットしてターンエンド!」


鷲宮 遊冶
LP:4000 手札:3
場:裏守備、伏せ1
墓地:なし

ユーシ
LP:4000 手札:3
場:ベエルゼ、伏せ1枚
墓地:ユニゾンビ、馬頭鬼、おろ埋
除外:馬頭鬼

遊冶(ベエルゼは破壊耐性持ちに加え、攻撃力が3000もある厄介なモンスター。突破するには効果を無効にするか、バウンス、除外……)

  (こんなシンクロモンスターを最初から出してくるなんて、流石はユーシ……)

ユーシ「楽しくなって来たね! ユージ!」

   「ずっと! ずっとずっとずっと! 待ち望んでたんだよ、この時を! ユージと楽しくデュエルするのを! あっははははははははは!」

遊冶「ユーシ……」

ユーシ「さぁ、ユージのターンだよ! ユージなら、ベエルゼぐらい簡単に突破出来るよね?」

遊冶「……ああ、期待に応えてやるよ! 俺のターン、ドロー!」

  「反転召喚、《BF-精鋭のゼピュロス》!」

《BF-精鋭のゼピュロス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守1000
「BF-精鋭のゼピュロス」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドの表側表示のカード1枚を持ち主の手札に戻して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚し、自分は400ダメージを受ける。

遊冶「そして、手札から《霞の谷の戦士》を召喚!」

《霞の谷の戦士》
チューナー(効果モンスター)
星4/風属性/鳥獣族/攻1700/守300
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードとの戦闘で破壊されなかった相手モンスターを
ダメージステップ終了時に持ち主の手札に戻す。

遊冶「レベル4の精鋭のゼピュロスに、レベル4の霞の谷の戦士をチューニング!」

☆4 + ☆4 = ☆8

遊冶「漆黒の闇を裂き天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ! 万物を睥睨しその猛威を振るえ! シンクロ召喚! 《えん魔竜 レッド・デーモン》!」

《えん魔竜 レッド・デーモン》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ1でのみ発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。
この効果を発動するターン、このカード以外のモンスターは攻撃できない。


唯「遊冶さんもシンクロ召喚を! しかも打点が同じです!」

界「……えん魔竜なら破壊効果もありますし、打点が同じで道連れも狙えそうです。が、ベエルゼは耐性持ち。このままではどうあっても対処出来ません」


遊冶「えん魔竜の効果発動! 場の全ての攻撃表示モンスターを破壊する!」

ユーシ「はっ! ベエルゼは戦闘、効果では破壊されない!」

遊冶「それはどうかな? 永続罠《デモンズチェーン》発動! ベエルゼの効果を無効にする!」

《デモンズ・チェーン》
永続罠
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。

ユーシ「!」


魅月「最初に伏せたカードです!」

唯「これなら、耐性効果も無効になって、えん魔竜の効果も通ります!」

遊冶「ベエルゼを砕け! 真紅の地獄炎(クリムゾン・ヘル・バーン)!」

ユーシ「なーんて、そう簡単にはいかせないよ! 速攻魔法《超融合》! 手札の《ゴブリンゾンビ》を捨てて、場のベエルゼとえん魔竜を融合する!」

《超融合》
速攻魔法(制限カード)
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
自分・相手フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

《ゴブリンゾンビ》
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1100/守1050
(1):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動する。
相手のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから守備力1200以下のアンデット族モンスター1体を手札に加える。

遊冶「バカな!? 《アンデットワールド》がないのに超融合だと!?」

《アンデットワールド》
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上及び墓地に存在する
全てのモンスターをアンデット族として扱う。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
アンデット族以外のモンスターのアドバンス召喚をする事はできない。

ユーシ「ああ、そうさ! 融合召喚! 《旧神ノーデン》!」

《旧神ノーデン》
融合・効果モンスター
星4/水属性/天使族/攻2000/守2200
SモンスターまたはXモンスター+SモンスターまたはXモンスター
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。

遊冶「ノーデン、だと!?」

ユーシ「ノーデンの効果発動! 墓地の馬頭鬼を特殊召喚する!」

   「そして、対象を失ったデモンズ・チェーンは無効になって、場に留まり続ける!」

遊冶「くっ……ターンエンドだ」


鷲宮 遊冶
LP:4000 手札:3
場:デモチェ
墓地:ゼピュロス、戦士、えん魔竜

ユーシ
LP:4000 手札:3
場:ノーデン、馬頭鬼
墓地:ユニゾンビ、ゴブリンゾンビ、ベエルゼ、おろ埋、超融合
除外:馬頭鬼

遊治(まさか、もう超融合を使ってくるなんて……)


魅月「レベル4が2体……」

唯「シンクロ、融合と来て、今度はエクシーズでしょうか」

界「……それは、どうでしょうか?」


ユーシ「僕のターン、ドロー! ユージに見せてあげるよ! ベエルゼを超える、僕の真の切り札の一角を!」

   「《ゾンビキャリア》を通常召喚!」

《ゾンビキャリア》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻400/守200
(1):このカードが墓地に存在する場合、
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。

ユーシ「レベル4のノーデンと馬頭鬼に、レベル2のゾンビキャリアをチューニング!!」

遊治「まさか、ドラゴキュートス以外にもレベル10のシンクロを!?」

☆4 + ☆4 + ☆2 = ☆10

ユーシ「地を這いし億万の蛆虫よ! その身をやつし天を埋めよ! 全ての世界は我らの掌中にあり!」

   「シンクロ召喚! 君臨せよ! 《魔王超龍 ベエルゼウス》!!」

《魔王超龍 ベエルゼウス》
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
(1):このカードは戦闘・効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
(3):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にし、
その元々の攻撃力分だけ自分はLPを回復する。
また、このターンこのカードの戦闘によって発生する
相手プレイヤーへの戦闘ダメージは半分になる。

遊治「ベエルゼの、進化体……!?」

ユーシ「このモンスターを実戦で見せたのは、君が初めてだよ!」

   「ずっとユージを超えたかった! ユージとのデュエルで勝ちたかった! だからこそ、シンクロを身に着けたんだ!」

遊治「ユーシ……思い出せユーシ! 俺とお前は、昔はどんな感情でデュエルをしていたのか!」

  「辛くもあった! 悲しくもあった! 理不尽な想いに怒る日もあった! けど、お前がいたから嬉しくもあった!」

ユーシ「……」

◇数年前

ユーシ「ユージは? 皆は?」

研究者A「おめでとう。君は生き残りだ」

研究者B「失敗作の中で、君だけがその素質を見出された」

ユーシ「生き残り? 素質? そんなのより、ユージは何処に行ったの?」

研究者A「他のデュエルロイドは既に廃棄された。つまり、死んだ」

ユーシ「そん、な……!?」

研究者B「今日は体の調整を行う。来るんだ」

ユーシ「ユージが、死んだ……? 他の子も……」

   「嘘だ、嘘だぁぁぁぁぁっ!?」


ギュィィィィィン!

ユーシ「ぎゃあああああああ!? ああああぁぁぁぁぁあああぁぁあぁぁぁあっ!?」

   (痛い、苦しい、助けて、ユージ……)

   (ユー……ジ……)


研究者A「あれらは失敗作だから死んだ」

研究者B「もっと強ければ、お前一人にこんな苦痛を背負わせることもなかったのになぁ」


ユーシ(ユージが、弱いせい……? ユージ……僕より、強かったのに……)

   (ユージの、せいで、僕が……僕が!!)

研究者A「出ろ。外に行く」

ユーシ「そ、と?」

研究者B「デュエルロイドの完成形として、更に改良を施されたお前が、どれだけの実力を持つか。テストするんだ」

ユーシ「……」


ユーシ『でも、やっぱり喧嘩や争いって苦手だな。誰かが怒ったり、悲しんだり。外でのデュエルは楽しいって、聞いたけど』

遊治『俺達に外はない。ここでのデュエルは、人を傷付け、争うための手段』

ユーシ『そう教わったからね。でも、一度くらいは楽しんでやってみたいよね』


ユーシ「楽しんで……デュエル」

   「そうだ。デュエルを楽しんでやらないとね。あはは」

   「あは、あはははは! そうだよね、ユージ!」

研究者A「な、何だ!?」

ユーシ「早く外に行こう? 行くんでしょ? 楽しみだなぁ」

研究者A「お、おう……」


ドクター「調子は?」

研究者A「ええ。デュエルのスキルや、サイコパワーは以前の比にならないぐらいに上がっています」

    「ですが、精神的にはやや問題を抱えてまして」

ドクター「?」

研究者A「喜怒哀楽の内、「楽」以外は全て消え去っているんです。心労や精神の磨耗ですっかり消えてしまったのかと」

ドクター「何故、楽しむという感情だけは残ったんだ?」

研究者A「それが、分からないんです」

ドクター「……結果に悪影響がないのなら、別に構わない」

研究者A「はい」


ユーシ(ユージが死んだなら、僕が代わりにデュエルを楽しまなきゃいけないよね。だって、ユージの代わりに生き残ったんだから)

   (じゃあ、他の感情はもう、いらないよね?)

   (君がいなくなったことに悲しみも、怒りもしない。強くなることに喜びもしない。ただ、今を楽しむだけ)

遊治「思い出せユーシ! お前はもっと感情豊かな奴だったはずだろ!」

ユーシ「忘れちゃった。僕はただ、楽しむだけだよ!」

   「バトル! ベエルゼウスでユージにダイレクトアタック!」


界「ベエルゼウスの攻撃力は4000! これが通れば、遊治さんは……!」

魅月「遊治さん!?」


遊治「直接攻撃宣言時、《バトルフェーダー》を発動! 手札から特殊召喚し、バトルフェイズを終了させる!」

《バトルフェーダー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻0/守0
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その後バトルフェイズを終了する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。

ユーシ「っと。流石にこんなところで倒されたりしないよね」

   「僕はこれでターンエンド」

鷲宮 遊冶
LP:4000 手札:2
場:バトフェ、デモチェ
墓地:ゼピュロス、戦士、えん魔竜

ユーシ
LP:4000 手札:3
場:
墓地:ユニゾンビ、ゴブリンゾンビ、馬頭鬼、ゾンキャリ、ベエルゼ、ノーデン、おろ埋、超融合
除外:馬頭鬼

遊治「俺のターン、ドロー!」

ユーシ「ベエルゼウスにもベエルゼと同じ耐性がある! さぁ、ユージ! どう破って僕を楽しませてくれるんだい!?」

遊治「……俺は、お前を楽しませに来たんじゃない」

ユーシ「ユージ?」

遊治「……」ブォン! ドガッ!

ユーシ「っ!?」グラッ!


唯「遊治さんが、ラフプレイを!?」

魅月「!?」


ユーシ「ユージ……? あれ? おかしいな。ユージがラフプレイなんて、珍しいね」

遊治「今のは、特別だ。これがスタンディングなら、直接殴っている」

  「さぁ、俺に怒れよ。弱かったから、お前の傍にずっといることの出来なかった男が、目の前にいるんだぞ!」

ユーシ「は、はは。だから、何も思ってないってば」

   「楽しければ、僕はそれだけでいいんだ! あはははははははは!」ドガッ!

遊治「っ!」グラッ!

ユーシ「お返しだよ! 物理で潰しあうのも中々だけど、僕はデュエルで決着を付ける方がより楽しいと思うな! あははは!」

遊治「……!」

遊治「俺は、デモンズ・チェーンを手札に戻して、墓地のゼピュロスの効果発動! 蘇生させ、400のダメージを受ける!」

鷲宮 遊治 LP:4000→3600

遊治「手札から《BF-疾風のゲイル》を特殊召喚! ゲイルの効果でベエルゼウスの攻撃力を半分にする!」

魔王超龍 ベエルゼウス ATK:4000→2000

ユーシ「そうだよ! それでこそユージだ!」

遊治「レベル4のゼピュロスとレベル1のバトルフェーダーに、レベル3のゲイルをチューニング!」

☆4 + ☆1 + ☆3 = ☆8

遊治「星海を切り裂く一筋の閃光よ! 魂を震わし世界に! 仲間に! 友の心に轟け! シンクロ召喚! 《閃こう竜 スターダスト》!」

《閃こう竜 スターダスト》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。

閃こう竜「グオオオオオッ!」

遊治「これが、俺の2体目の切り札!」

ユーシ「へぇ」


魅月「綺麗……」

界「クリアウィングやダーク・リベリオン、えん魔竜以外にもこんな切り札を持ってたんですね」


遊治「バトル! 閃こう竜でベエルゼウスに攻撃! 流星閃撃(シューティング・ブラスト)!」

ユーシ「っ! けど、ベエルゼウスは戦闘では破壊されない!」

ユーシ LP:4000→3500

遊治「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」


鷲宮 遊冶
LP:3600 手札:2
場:閃こう竜、伏せ1枚
墓地:ゼピュロス、戦士、ゲイル、えん魔竜
除外:バトフェ

ユーシ
LP:3500 手札:3
場:ベエルゼウス
墓地:ユニゾンビ、ゴブリンゾンビ、馬頭鬼、ゾンキャリ、ベエルゼ、ノーデン、おろ埋、超融合
除外:馬頭鬼

ユーシ「僕のターン! ドロー!」

   (ベエルゼウスは相手の攻撃力を0にし、ライフを回復する効果がある。いくらゲイルの効果があっても、ベエルゼウスには関係のない話だ)

《BF-疾風のゲイル》
チューナー・効果モンスター(準制限カード)
星3/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 400
(1):自分フィールドに「BF-疾風のゲイル」以外の
「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。

ユーシ(けど、あの伏せは恐らくデモンズチェーン。効果を無効にして、次のターンでベエルゼウスの完全破壊を狙ってくるはず)

   「墓地の馬頭鬼の効果発動! 除外して、墓地のゴブリンゾンビを特殊召喚! 更に、手札の《ピラミッドタートル》を通常召喚!」

《ピラミッド・タートル》
効果モンスター
星4/地属性/アンデット族/攻1200/守1400
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから守備力2000以下のアンデット族モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

ユーシ「レベル4のゴブリンゾンビとピラミッドタートルでオーバーレイ!」


唯「やっぱり! エクシーズ召喚まで使ってます!」

魅月(ユナイト卿と同じ、三種類の召喚法を使いこなすデュエリスト……)


ユーシ「エクシーズ召喚! 《恐牙狼 ダイヤウルフ》!」

《恐牙狼 ダイヤウルフ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/獣族/攻2000/守1200
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分フィールド上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体と
フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。

ユーシ「ダイヤウルフの効果発動! 場のダイヤウルフ自身と伏せカードを選択し、破壊する!」

遊治(やはり、デモチェを警戒してきたか……)

  「残念だったな。罠カード《強制脱出装置》を発動!」

ユーシ「!?」

遊治「ベエルゼウスをエクストラデッキに戻す!」

《強制脱出装置》
通常罠
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。


界「なるほど、ゼピュロスの効果で手札に戻したデモチェを再度伏せたと思わせるプレイング!」

唯「相手の破壊カードを使わせ、尚且つチェーン発動でベエルゼウスも処理出来ます!」


遊治「用心深さが仇になったな」

ユーシ「くっ……あははははははは! 流石だよ、ユージ!」

   「じゃあ、そろそろこれ使っちゃおうかな」

遊治「?」

ユーシ「魔法カード、《龍の鏡》発動!」

《龍の鏡》
通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、
融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)


界「あれは、ドラゴン族専用の融合カード……まさか!?」

唯「どうしてアンデットデッキにそんなカードが?」


遊治「龍の鏡は、使うための融合素材そのものに縛りはない」

ユーシ「そう! だから、このデッキでも使えるのさ!」

   「墓地のユニゾンビとピラミッド・タートルを除外し、ドラゴン族を融合召喚する!」

   「二体の亡者の魂が冥界の主を呼びさます! 冥界の扉を破り現れよ! 幽合召喚! 《冥界龍 ドラゴネクロ》!」

《冥界龍 ドラゴネクロ》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守0
アンデット族モンスター×2
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
このカードと戦闘を行うモンスターはその戦闘では破壊されない。
また、このカードがモンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
そのモンスターの攻撃力は0になり、
そのモンスターの元々のレベル・攻撃力を持つ
「ダークソウルトークン」(アンデット族・闇・星?・攻?/守0)1体を
自分フィールド上に特殊召喚する。
「冥界龍 ドラゴネクロ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

ズズズズズズズズ!

遊治「ドラゴネクロ……!」

アリア「遊治君!?」

巡「っ!? 急に寒気が……」

魅月「アリアさん、巡さん!?」

唯「ご無事で何よりです!」

アリア「魅月ちゃん、遊治君は?」

魅月「あそこで、ユーシさんとライディングデュエルを……」


ユーシ「あっははははははは! さぁ、バトルだ! ドラゴネクロで閃こう竜を攻撃! ソウル・クランチ!」

遊治「くっ!?」

鷲宮 遊治 LP:3600→3100

ユーシ「ドラゴネクロと戦闘したモンスターは破壊されない。けど、ドラゴネクロの効果発動! 閃こう竜の攻撃力を0にし、同じ攻撃力とレベルを持つダークソウルトークンを特殊召喚する!」

閃こう竜 スターダスト ATK:0
ダークソウルトークン ATK:2500 ☆8

ユーシ「ダークソウルトークンで閃こう竜に攻撃!」

遊治「閃こう竜の効果発動! 1ターンに1度、選択した表側表示のカードの破壊を無効にする! 波動音壁(ソニック・バリア)!」

ユーシ「でも、ダメージは通る!」

鷲宮 遊治 LP:3100→600

遊治「ぐあああぁぁぁぁぁっ!?」キキキィッ!


魅月「遊治さんっ!?」

アリア「遊治君!?」

ユーシ「まだ、終わらない。そうだろう? ユージ」

遊治「――!」ギュン!

ユーシ「そうでなきゃ!! 僕はこれでターンエンド!」

遊治(手札は少ない。閃こう竜は虫の息。ここは、耐えるしかないか……)


鷲宮 遊冶
LP:600 手札:2
場:閃こう竜(ATK:0)
墓地:ゼピュロス、戦士、ゲイル、えん魔竜、強脱
除外:バトフェ

ユーシ
LP:3500 手札:2
場:ドラゴネクロ、ダークソウルトークン(ATK:2500)
墓地:ゴブリンゾンビ、馬頭鬼、ゾンキャリ、ベエルゼ、ノーデン、ダイヤウルフ、おろ埋、超融合、龍の鏡
除外:馬頭鬼×2、ユニゾンビ、ピラミッド・タートル

遊治「俺のターン! ドロー!」

  「閃こう竜を守備表示に変更。カードを伏せてターンエンド!」

ユーシ「……あれ? それで終わり?」

遊治「ああ」

ユーシ「ふーん」

   (とはいえ、閃こう竜は破壊耐性。今伏せたのこそ、デモチェ。なら、この状況を動かせないのは僕も一緒)

ユーシ「僕のターン。ドラゴネクロで閃こう竜に攻撃!」

遊治「デモンズ・チェーン発動! ドラゴネクロの効果と攻撃を封じる!」

ユーシ「ダークソウルトークンで閃こう竜を攻撃!」

遊治「閃こう竜の効果発動! 波動音壁!」

ユーシ「僕はこれでターンエンド」


鷲宮 遊冶
LP:600 手札:2
場:閃こう竜(守備)、デモチェ(ドラゴネクロ)
墓地:ゼピュロス、戦士、ゲイル、えん魔竜、強脱
除外:バトフェ

ユーシ
LP:3500 手札:3
場:ドラゴネクロ(デモチェ)、ダークソウルトークン(ATK:2500)
墓地:ゴブリンゾンビ、馬頭鬼、ゾンキャリ、ベエルゼ、ノーデン、ダイヤウルフ、おろ埋、超融合、龍の鏡
除外:馬頭鬼×2、ユニゾンビ、ピラミッド・タートル

膠着状態のまま、今日はここまで

遊治vsユーシは切り札のオンパレードにしたいので、結構ド派手です
しかし、本当に霞の谷は息切れ早いなぁ……これ勝てんのかな?www

では、また次回!

今日は21時ぐらいから始めます

ベエルゼウスはベエルゼ使って出せないのがマイナス点ですが、某ウンチホープと比べれば遥かにマシな原作再現だと思う

開始までもうちょい掛かります

あと30分後くらいで

始めます

誰かいますか!?

巡「膠着状態、だな」

唯「遊治さん! 頑張ってくださーい!」

界「デモチェがあるとはいえ、ドラゴネクロは3000打点。加えて、トークンもいますから一筋縄では……」


遊治「俺のターン、ドロー! ……来た」ギュオン!

ユーシ「!」

遊治「フィールド魔法《霞の谷の神風》を発動!」

《霞の谷の神風》
フィールド魔法(制限カード)
自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが手札に戻った場合、
自分のデッキからレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

ビュオオオオオオ!

ユーシ「くっ! ユージもいよいよ最後の本気だね!」

遊治「俺は《霞の谷の風使い》を召喚! 更に、ファルコンを手札に戻すことで《ミスト・コンドル》を特殊召喚する!」

《霞の谷の風使い》
チューナー(効果モンスター)
星2/風属性/鳥獣族/攻400/守800
1ターンに1度、お互いの手札が5枚以上の場合に発動できる。
お互いのプレイヤーは手札が4枚になるように手札を墓地へ送る。

《ミスト・コンドル》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守400
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する
「ミスト・バレー」と名のついたモンスター1体を持ち主の手札に戻し、
手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードの攻撃力は1700になる。

ミスト・コンドル ATK:1400→1700

遊治「風使いが手札に戻ったことで、神風の効果発動! デッキから《霞の谷の祈祷師》を特殊召喚する!」

《霞の谷の祈祷師》
チューナー(効果モンスター)
星3/風属性/鳥獣族/攻1200/守1200
1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体を手札に戻して発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。


アリア「チューナーモンスター……!」

魅月「来ます!」

遊治「レベル4のミスト・コンドルに、レベル3の祈祷師をチューニング!」

☆4 + ☆3 = ☆7

遊治「その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て! シンクロ召喚! 現れろ、《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》!」

《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):1ターンに1度、このカード以外のフィールドの
レベル5以上のモンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):1ターンに1度、フィールドのレベル5以上の
モンスター1体のみを対象とするモンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):このカードの効果でモンスターを破壊した場合、
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
このカードの効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。

クリアウィング「キシャアアアアア!」

ユーシ「クリアウィング! ユージのエースカード! 遂に出て来たね!」

   「けど、攻撃力は2500。それじゃ、ドラゴネクロは倒せないよ?」

遊治「バトルだ! クリアウィングでダークソウルトークンに攻撃!」


唯「攻撃力が同じトークンに攻撃を!?」

アリア「まさか自爆!?」

巡「いや」

遊治「閃こう竜の効果発動! クリアウィングの破壊を一度だけ防ぐ! 波動音壁!」

閃こう竜「グオオオオオオ!」

ビュオオオオオ!


魅月「クリアウィングの周りにバリアが……!」


遊治「行け! 旋風のヘルダイブスラッシャー!」

クリアウィング「キシャアアアアア!」

ズガァァァーーーーーン!

ユーシ「うっ!?」グラッ!

遊治「俺はこれでターンエンドだ」


鷲宮 遊冶
LP:600 手札:1
場:クリアウィング、閃こう竜(守備)、神風、デモチェ(ドラゴネクロ)
墓地:ゼピュロス、戦士、ゲイル、祈祷師、ミスト・コンドル、えん魔竜、強脱
除外:バトフェ

ユーシ
LP:3500 手札:3
場:ドラゴネクロ(デモチェ)
墓地:ゴブリンゾンビ、馬頭鬼、ゾンキャリ、ベエルゼ、ノーデン、ダイヤウルフ、おろ埋、超融合、龍の鏡
除外:馬頭鬼×2、ユニゾンビ、ピラミッド・タートル

遊治「さぁ、来いよ! ユーシ!」

ユーシ「あはっ! ユージ! こんなに楽しいデュエルは初めてだよ!」

   「楽しくて、楽しくて……あれ? 何だろう、この気持ち」

遊治「!?」

ユーシ「頭の中で何かが……え?」


『ユージはデュエルが強いよね』

『でも、やっぱり喧嘩や争いって苦手だな。誰かが○○ったり、○○○んだり』


ユーシ「これ、は……僕の……?」

   「嫌だ……思い出したくない! 楽しいことだけでいいんだ!」

遊治「ユーシ……」

ユーシ「楽しければそれで、それでいいじゃないか!!」

   「痛みも何もかもが安らぐ。自分が今してることも楽しいんだって思えば、きっと楽に……!」

遊治「そこまで……! お前は、ずっと楽になりたかったのか……?」

ユーシ「僕は、僕は今を楽しむんだ! 僕達のお楽しみは、ここからなんだよ!」

ユーシ「僕のターン! ドロー!」

   (《サイクロン》! これでデモチェを……)

《サイクロン》
速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

ユーシ(……いや、ドラゴネクロじゃクリアウィングは倒しきれない。トークン精製効果を無効にされて破壊されるだけだ。ライフも削り切れないのなら、ドラゴネクロで攻めるべきじゃない)

   (寧ろ、この後の展開を考えれば、神風を破壊するに限る! 今、手札は風使いだけだけど、ミスト・コンドルを引かれると面倒だしね)

   「僕は、カードをセット! そして、墓地のゾンビキャリアの効果発動! 手札をデッキトップに戻し、蘇生させる!」


界「これで、レベルの合計は10……」

魅月「彼の、ユーシさんの最後の切り札……!」

ユーシ「行くよ、ユージ! これが僕の最大最強の切り札!」

   「レベル8のドラゴン族、ドラゴネクロに! レベル2の闇属性チューナー、ゾンビキャリアをチューニング!」

☆8 + ☆2 = ☆10

ユーシ「冥界を流るる嘆きの河より、亡者の激流を逆巻き浮上せよ! シンクロ召喚! 《冥界濁龍 ドラゴキュートス》!」

《冥界濁龍ドラゴキュートス》
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守2000
闇属性チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
このカードはもう1度だけ続けて相手モンスターに攻撃できる。
(3):自分スタンバイフェイズに相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を半分にし、その数値分だけ相手にダメージを与える。

ズズズズズズズズズズズ!!

遊治「っ!!」


アリア「何? あのモンスター……嫌な気配を感じる」

   「とても悲しくて、怒っているようで……怖い」

カンナホーク「キュクー…」フルフル

巡「攻撃力、4000か……」

唯「ドラゴネクロの進化した姿、ですか!?」

ユーシ「行くよ! ドラゴキュートスでクリアウィングに攻撃!」

遊治「くっ! 閃こう竜の効果、発動! クリアウィングを対象に――」

ユーシ「無駄だ! 破壊から免れても、ダメージで君の敗北は決まる!」

ドドドドドドドドド!!

ユーシ「行けぇ!! ドラゴキュートス!! 冥界の幽鬼奔流(ゴースト・ストリーム)!!」

ズアアァァァァァァッ!!


魅月「遊治さぁぁぁーーーーん!?」

アリア「そんな……!」


チュドォォォォォォン!

ユーシ「……勝った」

   「勝ったんだ! あのユージに! 僕が、初めて勝ったんだ!」

   「あはははははっははははははああははhっはははあははっはははっ!!」


ポタッ


ユーシ「あはははっ……あれ?」

   「何? これ。雨?」

   「違う、これは……何で、僕が泣いて……」

   「あれ? おかしいな。止まらない。嘘だ。悲しくなんて……」

   「ユージを倒して、悲しくなんてないはずなのに! 何で涙が止まらないんだ!」

魅月「遊治さんが、遊治さんがぁ……!」グスッ

アリア「遊治君が負けた……!?」

唯「そんな……!」

界「嘘です……そんなの、許しません!」

巡「……」


ビュオン! ドガッ!


ユーシ「な、何っ!?」


5人「!?」


ユーシ LP:3500→2500

ユーシ「え、嘘……何で僕のライフが!?」


遊治「勝手に殺すなよ」ブォン!

ユーシ「え……?」


魅月「遊治さん!」

唯「でも、どうやって……?」


遊治「閃こう竜の効果にチェーンして、クリアウィングの効果で無効にしたのさ」

  「閃こう竜は破壊されたけど、その攻撃力はクリアウィングに加算される。つまり!」

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK:2500→5000

クリアウィング「キシャアアアアアア!」

遊治「その差分、1000がユーシに跳ね返ったんだ!」

  「ドラゴキュートスは戦闘では破壊されないから、仕留められなかったけど」

ユーシ「……ゆ」

   「ユーーーージィィィィーーーーーーー!!」

遊治「そうだ。もっと、色んなものを俺にぶつけてこい。今までの分、思い切り!」

ユーシ「許さない! 許さない許さない許さない!!」

   「僕はこれでターンエンドだ!」

遊治「エンドフェイズ、クリアウィングの攻撃力は元に戻る!」

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK:5000→2500


鷲宮 遊冶
LP:600 手札:1
場:クリアウィング、神風、デモチェ
墓地:ゼピュロス、戦士、ゲイル、祈祷師、ミスト・コンドル、閃こう竜、えん魔竜、強脱
除外:バトフェ

ユーシ
LP:3500 手札:3
場:ドラゴキュートス、伏せ1枚
墓地:ゴブリンゾンビ、馬頭鬼、ゾンキャリ、ベエルゼ、ドラゴネクロ、ノーデン、ダイヤウルフ、おろ埋、超融合、龍の鏡
除外:馬頭鬼×2、ユニゾンビ、ピラミッド・タートル

遊治(けど、実際のところ不利なのは俺の方。ライフは600、場にはクリアウィングと神風、そして用をなさないデモチェ。手札は風使い)

  (2体で呼べるレベル9シンクロはいないし……次のドローに賭けるしかない)

  「俺のターン、ドロー!」

ユーシ「スタンバイフェイズ! サイクロンを発動! ユーシの場の神風を破壊する!」

ビュゴォォォォォォッ!

遊治「くっ!」


アリア「神風が!?」

巡「展開の要を破壊されてしまったか……」


遊治「けど、ドローしたのは《貪欲な壺》!」

《貪欲な壺》
通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。

遊治「墓地のゼピュロス、戦士、ゲイル、祈祷師、ミスト・コンドルをデッキに戻し、カードを2枚ドローする!」

遊治「これが俺のラストドロー……!」カシャカシャ、スッ

  (……悦子さん。力を、貸してください!)


悦子(遊治さん。あなたなら、きっと大丈夫)スッ

  (私は、あなたを信じてます)


アリア「っ! 今、悦子さんが遊治さんのそばに……?」


遊治&悦子「「ドローーーーーッ!!」」



遊治「勝利の、風は吹いた!!」


遊治「行くぞ、ユーーーーシィィィィーーーーーーー!!」ギュィィィン!

ユーシ「来い! ユーーーージィィィィーーーーーーー!!」ギュィィィン!

遊治「俺は《霞の谷のファルコン》を召喚!」

《霞の谷のファルコン》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1200
このカードは、このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を
手札に戻さなければ攻撃宣言できない。

遊治「更に、魔法カード《死者蘇生》を発動!」

《死者蘇生》
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。


魅月「蘇生させるのは、えん魔竜ですか!?」

アリア「それとも、閃こう竜!?」


遊治「いや……ユーシの墓地の、ゴブリンゾンビ!」

ユーシ「っ!?」

遊治「これで条件は全て整った!」

ユーシ「まさか、まさかっ!?」

遊治「レベルのファルコンと、ゴブリンゾンビでオーバーレイ!」

  「漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙! 今、降臨せよ! エクシーズ召喚! 現れろ、《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》!」

《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):このカードのX素材を2つ取り除き、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を半分にし、
その数値分このカードの攻撃力をアップする。

ダーク・リベリオン「キシャアアアアア!」


巡「ダーク・リベリオン……!」

魅月「遊治さんの最後の切り札です!」


遊治「ダーク・リベリオンの効果発動! 素材を全て取り除き、ドラゴキュートスの攻撃力を半分にし、自身に加える! トリーズン・ディスチャージ!!」

ドラゴキュートス「グオオオオ!?」

冥界濁龍 ドラゴキュートス ATK:4000→2000
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK:2500→4500

遊治「これで終わりだ! ユーシ!」

  「クリアウィング・シンクロ・ドラゴンで、ドラゴキュートスに攻撃! 旋風のヘルダイブスラッシャー!!」

クリアウィング「ガアアアアアア!」

ギュオオオオオオオッ!!

ユーシ「ぐああああっ!?」

ユーシ LP:2500→2000

遊治「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンでドラゴキュートスに攻撃! 反逆のライトニング・ディスオベイ!!」

ダーク・リベリオン「キシャアアアアアア!」

ズガガガガガガガガガッ!!

ユーシ「っ!? ユージ――」


ユーシ(あぁ、そうか)

   (僕はずっと、ユージに憧れてたんだ。一緒にいたくて、いなくなってもきっと帰って来てくれるって)

   (だから、僕が楽しんでデュエル出来るようになれば、ユージもきっと楽しんでくれるって――)


ユーシ LP:2000→0

鷲宮 遊治 WIN

遊治「ユーシ!」キキッ!

ユーシ「うぅ……あ……ユージ……」

遊治「ユーシ……もう、いいんだ。俺はここにいる」

  「お前の喜びも、怒りも、悲しみも、全部俺が受け止めてやる。だから、もう楽しさだけを感じる必要はないんだ」

ユーシ「……僕は、僕はね……」

   「ユージに会えて、久々にデュエルが出来て、とても「嬉しかった」。喜んでたんだ」キラキラ…

遊治「!」

ユーシ「だから……また、デュエルして、くれる?」

遊治「……絶対だ。今度は、本当にお互い楽しめるような、自由なデュエルをしよう」

ユーシ「よかった……ありが、と……う……」キラキラ…パサッ

遊治「……ユーシ。もう少しだけ、我慢しててくれ」パシッ

  「お前の自由も、取り戻してくるから」

今日はここまで

最終的にお互い4体ずつの切り札使用となりました
因みに、ベエルゼ、ベエルゼウス、ドラゴキュートスはダーク・リベリオンにとって相性のすこぶる悪い相手です

ベエルゼ:破壊無効、ダメージ分攻撃力+
ベエルゼウス:破壊無効、相手の攻撃力0にしてライフ回復
ドラゴキュートス:戦闘破壊無効、スタンバイに攻撃力半分にしてライフダメージ

なので何処で活躍させようか迷いましたが、こんな感じになりました
まぁあそこだと、閃こう竜もえん魔竜も蘇生させてもライフ削り切れずアウトだったんですがね

中々熱い展開に出来てよかったです! やっぱエースが殴り合わないと!

では、また次回!

今日も21時頃から

クライマックス直前!
ラスボス、ドクター・ハンドのデッキは一体何でしょうね?(すっとぼけ)

ちょっと風邪引いたっぽいので今日は休みます
すみません……

ご心配をおかけしました。無事、復活です

今日は20時ぐらいから始めます
これからラストまで全力で更新するぞ!

メッチャ遅れました(汗)

始めます!

遊治(この扉の向こう……ここにいた時にも入ったことのない部屋)

  (そこに全ての元凶、ドクター・ハンドがいる……)

  (これが、最後の戦い)


遊治「皆はここで待っていて」

魅月「えっ!?」

界「何を言ってるんですか」

遊治「ここから先は、本当に危険な奴がいるんだ。これ以上、皆を巻き込めない」

唯「今更、何を言ってるんですか!」

巡「ここまで来て、大人しく引き下がれだと? 遊治君。これ以上は、本気で怒るぞ?」

遊治「……」

アリア「私達も一緒に行く! 足手纏いかもしれないけど……遊治君のこと、一人で戦わせるなんて出来ないよ!」

魅月「私達に、応援させてください! 遊治さん!」

遊治「……分かった。ありがとう」

  「俺のこと、見守ってて」

金田 魅月、黒門 界、翠刃 唯、アリア・レイ、伊関 巡の好感度が変動しました

1、2、3:7
4、5、6:8
7、8、9:9
0:10

ゾロ目の場合は上昇値が倍

↓1 十の位:界、一の位:唯
↓2 十の位:巡、一の位:アリア
↓3 一の位:魅月

好感度の変移

金田 魅月 :44→53
黒門 界  :44→54
翠刃 唯  :45→54
アリア・レイ:33→42
伊関 巡  :27→35

ウィーン

遊治「ここは……」

ドクター「私の研究成果、ユナイトシステムのある部屋だ」

全員「!?」

ドクター「やぁ、U-G。まさか欠陥品の君がU-Cに勝つとはね。流石、デュエルの腕だけはデュエルロイドの中で一番上だったことはある」

遊治「何っ?」

魅月「欠陥品って……遊治さんの何処が欠陥だというんですか!」

ドクター「何、簡単なことだよ」

    「融合、シンクロ、エクシーズ。この異なる3種類の召喚法を操る素質があるかどうか」

遊治「!?」

界「たった、それだけ……?」

ドクター「かの名も無き騎士だって、3種類の召喚法を使っていた。なら、そのクローンである君達が使えないのはおかしい」

    「例を挙げるなら、デュエルロイド「U-B」。彼もまた優秀な結果を残していた。だが、彼はシンクロとエクシーズしか使えなかった。君と同じだよ、U-G」

    「U-Cだけがその素質を持っていた。だから彼を残し、後の使えない欠陥品は処分した……はずだったんだけどね」

魅月「酷い……酷過ぎます!」

遊治「……俺は、アンタには感謝してる」

唯「!?」

ドクター「ほう?」

遊治「アンタが俺を作ったおかげで、今生きていられる。欠陥品だと言って処分してくれたおかげで、一時的にクリュメノスを忘れて自由に生きることが出来た」

  「ここにいる仲間達にも、会うことが出来た」

巡「遊治君……」

ドクター「それはどうも。それで、U-Cを倒したからには、ユナイトシステムの核になってくれるのかな?」

遊治「俺は、ここに「俺達」の自由を取り戻しに来た。感謝はすれど、アンタに従うつもりはない」

ドクター「俺達?」

遊治「ああ」スッ

  「俺と、悦子さんと、ユーシの自由をだ! クリュメノスの束縛から、俺達を解放する!」

  「俺とデュエルしろ、ドクター・ハンド! 決着を付けてやる!」

ドクター「……やれやれ、困った子供だ」

漣「ちょっと待て!」ブォン!

アリア「きゃっ!?」

遊治「漣!?」

漣「ソイツを倒すのはこの俺だ! 鷲宮、勝手に手を出すな!」

遊治「なっ!?」

ドクター「水野 漣……水野元市長の息子か。どうやら、両親の仇は打てたみたいだね」

漣「おかげさまでな」

ドクター「で、何故私を狙う? 仇は狸小路を倒したことで果たしたのだろう?」

漣「いや、まだだ。狸小路の裏で暗躍していた、お前を倒すまではな!」

ドクター「ククッ、復讐鬼め」

遊治「漣! ドクターは俺が倒す! ここは譲れない!」

漣「うるせぇ、お前は邪魔だ!」

唯「ちょ、ちょっと……」

鋭馬「いや、ドクター・ハンド! 俺とデュエルをしろ!」ブォン! キキィッ!

界「今度は双刃さんですか……」

遊治「なっ!? 鋭馬まで!?」

ドクター「君は……誰だっけ?」

鋭馬「俺は双刃 鋭馬! この街の探偵だ!」

ドクター「ああ、そうだった。で、君は何故私を倒したいんだ?」

鋭馬「俺は、弥生からの依頼を果たす義務がある! そのためにも、全ての元凶たるお前を倒す!」

ドクター「なるほど。それぞれ、私を倒したい理由があるんだね」

漣「双刃 鋭馬、貴様も邪魔だ!」

鋭馬「あぁ!? お前こそすっこんでろ!」

遊治「二人とも後から来たくせに出しゃばらないでよ! ここは俺がやる!」

界「全く、男というものは……」

巡「元気でいいじゃないか」

アリア「状況を分かってるのかな……?」

ドクター「ふむ、ではこうしようか。「3人まとめてかかって来る」」

遊治「!」

漣「何?」

鋭馬「あ?」

ドクター「バトルロイヤルルールだよ。ただし、3対1の変則デュエルなので、ハンデはもらうけどね」

    「そうだな……初期手札は10枚、ライフは8000。というのはどうだろう?」

唯「手札もライフも通常の2倍!?」

遊治「ふざけてるのか?」

ドクター「いやいや、私は別に良いんだよ? 君達が譲れないものを賭けて潰しあうのも。ただ、時間があるとは思えないけどね」

    「君達の力なしでも、ユナイトシステムは正常に動く。そう、この街の住民をカード化させるぐらいにはね」

遊治「……どうする? 漣、鋭馬」

漣「チッ、時間がないのは本当らしいな……癪だが、仕方あるまい」

鋭馬「街が潰されるのを黙って見てられるほど、俺も薄情じゃねぇよ」

遊治「決まりだ」

ドクター「」ニィッ

遊治「ドクター・ハンド! 俺達とデュエルだ!」

ドクター「いいだろう! 私の研究成果、是非とも身の程知らずな君達に思い知って貰おう!」

Battle Royal mode on!

4人「デュエル!!」

ラストデュエルのルール

1、ターンはドクター→遊治達の内1人→ドクター→遊治達の内1人という風に回ります

2、ライフは3人で共通のものを使います。(ZEXALのフェイカー戦と同じ)

3、ドクターの初手は10枚、ライフ8000スタート

4、場は共有しないので、最大5体ずつまで出せます

5、ドローとバトルは後攻側から普通に出来ます


では、いつもの
コンマ奇数なら遊治達が先攻、偶数ならドクターが先攻

↓1

次に順番決めです

1~6までの好きな数字をどうぞ

↓1

1:遊治→漣→鋭馬
2:漣→鋭馬→遊治
3:鋭馬→遊治→漣
4:遊治→鋭馬→漣
5:鋭馬→漣→遊治
6:漣→遊治→鋭馬

というわけで、鋭馬→遊治→漣の順番で決まりました


今回はここまで
デュエルは次回から開始です

3対1だとラスボス感が出ますね。ドクター・ハンドだから使用デッキ、切り札は当然……!

あと、好感度は現状悦子さんがトップ維持です。このまま悦子さんルート確定かなぁ
望む声があれば、想定済みのヒロインルートの結末も書くつもりです

ではまた

ぬぅ、今日も書けなかった
明日(時間的には今日だけど)は一気にハンド戦を書き上げます!絶対!

始めますよ!

鋭馬「まずは俺のターンだ!」

  「《H・C 強襲のハルベルト》を特殊召喚! 更に、《E・HERO シャドー・ミスト》を通常召喚!」

《H・C 強襲のハルベルト》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守200
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
デッキから「ヒロイック」カード1枚を手札に加える。

《E・HERO シャドー・ミスト》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1500
「E・HERO シャドー・ミスト」の(1)(2)の効果は
1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の
「HERO」モンスター1体を手札に加える。

遊治「レベル4のモンスターが2体!」

鋭馬「行くぞ! レベル4の戦士族、ハルベルトとシャドー・ミストでオーバーレイ!」

  「エクシーズ召喚! 《H-C ガーンデーヴァ》!」

《H-C ガーンデーヴァ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/戦士族/攻2100/守1800
戦士族レベル4モンスター×2
相手フィールド上にレベル4以下のモンスターが特殊召喚された時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
その特殊召喚されたモンスターを破壊する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

鋭馬「これなら、例え手札が多くても展開方法に制限が出る! お前がどんなデッキを使おうと、出される前に潰せばいい!」

  「更にカードを伏せてターンエンドだ!」


巡「確かに、通常エクシーズやシンクロには2体以上のモンスターが必要。展開を封じるガーンデーヴァは初めに出すのに打って付けだ」


ドクター「ふむ、中々面白い。だが、ガーンデーヴァはいくつかの弱点を持っている」

鋭馬「何?」

ドクター「いいだろう、教えてあげるよ。実践でね」

鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬
LP:4000 手札:5/5/2
場:なし
 :なし
 :ガーンデーヴァ、伏せ1枚
墓地:なし

ドクター・ハンド
LP:8000 手札:10
場:なし
墓地:なし

ハルベルトはサイドラ効果特殊だから相手にモンスター居ないとダメじゃない?

ドクター「私のターン! ドロー!」

    「私は手札から《ゴブリンドバーグ》を通常召喚。効果発動!」

《ゴブリンドバーグ》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1400/守0
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
この効果を発動した場合、このカードは守備表示になる。

遊治「!?」

漣「そういうことか……」

ドクター「私は手札から《マジックハンド》を特殊召喚! そして、ゴブリンドバーグは守備表示になる」

鋭馬「へっ! マジック・ハンドの特殊召喚成功時に、ガーンデーヴァの効果――」

ドクター「は発動しない。特殊召喚後に守備表示に変える効果処理があるからね」

鋭馬「な、何だと!?」

ドクター「さぁ、場に2体のモンスターが揃った! 私はマジック・ハンドとゴブリンドバーグでオーバーレイ!」

    「この世の全てを握り潰せ! エクシーズ召喚! 《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》!

《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/岩石族/攻2000/守2000
レベル4モンスター×2
(1):相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、
このカードのX素材を2つ取り除き、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
このモンスターがフィールドに表側表示で存在する限り、
対象の効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。
この効果は相手ターンでも発動できる。

>>84
oh……そうでした、すみません

ハルベルトを《フォトン・スラッシャー》に変更でお願いします

《フォトン・スラッシャー》
特殊召喚・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2100/守0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在する場合、
このカードは攻撃できない。

魅月「ジャイアント・ハンド……」

界「なるほど、名前の通りハンドモンスターを使うデッキのようですね」


ドクター「私が何故手の形をしたモンスターを好むか分かるかい?」

漣「知るか」

ドクター「くっくっく。全ての人間を手の平で転がすのが楽しいからだよ!」

3人「!!」

ドクター「皆、いいように動いてくれた。狸小路も、村上雅人も、大会に参加したデュエリストも。おかげで、私の研究はスムーズに進んだ!」

遊治「貴様……!」

漣「ゲスが……!」

鋭馬「これ以上、好きにはさせねぇ! 大体、ガーンデーヴァの攻撃力はお前のジャイアント・ハンドを上回っている!」

ドクター「それはどうかな。言っただろう? 研究成果を見せると」

ドクター「君達は、カオスの力と言うものを知っているかい?」

遊治「カオス?」

ドクター「光と闇の入り混じった、混沌さ。その力を解析したんだ。このユナイトシステムの機能の一端を使ってね」

遊治「まさか、その為にユーシを!?」

ドクター「彼の力なしでは叶わなかった。ククククッ」

遊治「お前のせいで、アイツがどれだけ苦しんだと!!」

ドクター「その結果が! このカードだよ、U-G」

    「《RUM-バリアンズ・フォース》を発動!」

《RUM-バリアンズ・フォース》
通常魔法
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターと同じ種族でランクが1つ高い
「CNo.」または「CX」と名のついたモンスター1体を、
選択したモンスターの上に重ねて
エクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
その後、相手フィールド上にエクシーズ素材が存在する場合、
相手フィールド上のエクシーズ素材1つを、
この効果で特殊召喚したエクシーズモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。

鋭馬「ランクアップマジック!?」

ドクター「そう。一般的には、《迅雷の騎士ガイアドラグーン》のように重ねることでランクアップを果たす特殊なエクシーズモンスターがいる」

    「だが、この魔法カードはカオスの力を得て、場のエクシーズモンスターをカオスエクシーズにすることが出来る!」

ドクター「私は、ジャイアント・ハンドでオーバーレイ!」

    「混沌なる世界を掴む力よ、その拳は大地を砕き、その指先は天空を貫く! エクシーズ召喚! 現れよ、《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》!」

《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/地属性/岩石族/攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
このカードが「No.」と名のついたモンスターをエクシーズ素材としている場合、
以下の効果を得る。
●1ターンに1度、魔法・罠・効果モンスターの効果がフィールド上で発動した時に発動する。
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
全てのカードの効果をターン終了時まで無効にする。

遊治「カオスナンバーズ……!」

漣「これが、奴の手に入れた力……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ドクター「さぁ、ジャイアント・ハンド・レッドでガーンデーヴァに攻撃だ! 万死紅掌(ばんしこうしょう)!」

鋭馬「チッ! けどただじゃやられねぇ! 罠カード《ヒロイック・リベンジ・ソード》を発動! このカードをガーンデーヴァに
装備する! コイツとの戦闘ダメージはお前も受け、ジャイアント・ハンド・レッドとやらも破壊される!」

ドクター「ジャイアント・ハンド・レッドの効果発動。場で罠が発動した時、場の全てのカード効果をターン終了時まで無効にする! 紅漠無惚(こうばくむほう)!」

グシャッ!!

鋭馬「ば、バカな!? 俺の罠を……!」

ドクター「バトル続行だ! 行け、ジャイアント・ハンド・レッド!」

スッ……ドスッ!

鋭馬「!?」

カッ!ドガァァァァァン!

鋭馬「ぐあああああ!?」

鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬 LP:4000→3500

漣「チッ……貴様、いきなりダメージなんか受けやがって!」

鋭馬「んだと!? あんなもん出て来るなんて予想出来たのかよ!」

ドクター「やれやれ」

鋭馬「だが、墓地に落ちたシャドー・ミストの効果が――何っ!? 俺の墓地にいない!?」

ドクター「あぁ、バリアンズ・フォースの効果はランクアップだけじゃない」

鋭馬「!?」

ドクター「相手エクシーズモンスターの素材を1つ、奪うことも出来るんだ。墓地に送られるはずだった君のモンスターは、ジャイアント・ハンド・レッドの方にいる」

鋭馬「クソッ!」

ドクター「私はカードを4枚セットしてターンエンドだ」


鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬
LP:3500 手札:5/5/2
場:なし
 :なし
 :なし
墓地:なし
  :なし
  :フォトスラ、ガーンデーヴァ、リベンジ・ソード

ドクター・ハンド
LP:8000 手札:4
場:CNo.106(素材:3)、伏せ4枚
墓地:マジック・ハンド、バリアンズ・フォース

遊治「……あれをどうにかしないとな」

鋭馬「アイツ、何使ってくるのか分かんねぇぞ」

漣「そうだな。噛ませ犬、ご苦労」

鋭馬「あとでお前も潰してやる」

漣「あ?」

遊治「2人とも黙ってて! 俺のターン、ドロー!」

ドクター「まとめて、とは言ったけど、こうもチームワークが悪いとはね」

遊治「アンタは、自分の心配だけしてろ」

  「魔法カード《ハーピィの羽根帚》を発動!」

ドクター「!」

《ハーピィの羽根帚》
通常魔法(制限カード)
(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

ドクター「ジャイアント・ハンド・レッドで無効! 紅漠無惚!」

グシャッ!

遊治「これで、ジャイアント・ハンド・レッドの妨害は受けない!」

  「手札からBF-精鋭のゼピュロスを召喚、更にBF-疾風のゲイルを特殊召喚!」

ドクター「何もないよ」

遊治「速攻魔法《スワローズ・ネスト》を発動! ゼピュロスをリリースして、デッキから霞の谷の戦士を特殊召喚する!」

《スワローズ・ネスト》
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
鳥獣族モンスター1体をリリースして発動する。
リリースしたモンスターと同じレベルの
鳥獣族モンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する。

ドクター「出し惜しみはなし、か」

遊治「当然だ!」

遊治「ゲイルの効果でジャイアント・ハンド・レッドの攻撃力を半分にする!」

CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド ATK:2600→1300

遊治「ゲイルを手札に戻してゼピュロスを特殊召喚! この時、400ダメージを受ける!」

鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬 LP:3500→3100

漣「ぐっ!? 貴様、ライフは共有だということを忘れていないか?」

遊治「大丈夫、忘れていないから」

漣「……フン」

遊治「ゲイルを手札から特殊召喚! 更に効果発動! ジャイアント・ハンド・レッドの攻撃力を半分にする!」

CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド ATK:1300→650

遊治「そして、手札から霞の谷の神風を発動!」

ビュオオオオオオオッ!


唯「来ました! 遊治さんの必勝パターン!」

アリア「行っけー! 遊治君!」


ドクター「根本は変わらないなぁ、U-G。大量展開に、シンクロ、エクシーズ」

遊治「一刻も早く、アンタを倒したいからな」

  「霞の谷の戦士を手札に戻し、ミスト・コンドルを特殊召喚! この瞬間、神風の効果でデッキから霞の谷の戦士を特殊召喚する!」

遊治「行くぞ! レベル4のミスト・コンドルにレベル4の戦士をチューニング!」

☆4 + ☆4 = ☆8

遊治「星海を切り裂く一筋の閃光よ! 魂を震わし世界に轟け! シンクロ召喚! 閃こう竜 スターダスト!」

  「まだだ! レベル4のゼピュロスにレベル3のゲイルをチューニング!」

☆4 + ☆3 = ☆7

遊治「その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て! シンクロ召喚! 現れろ、クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」


界「シンクロ2連発……大盤振る舞いですね」


ドクター「ククッ、早く決着を付けたいと言う割には、防御寄りだね」

遊治「そうだ。俺はアンタが怖いからな」

  「けど、モンスター効果をクリアウィングが守り、破壊効果を閃こう竜が守る! 互いに互いを守り合える、絆の強さをここの外で学んだんだ!」

  「行け! 閃こう竜 スターダスト! ジャイアント・ハンド・レッドに攻撃! 流星閃撃!」

ドクター「永続罠、デモンズ・チェーン発動! 閃こう竜の効果を封じ、攻撃を無効にする!」

遊治「っ! チェーンして閃こう竜の効果発動! クリアウィングを一度だけ破壊から守る! 波動音壁!」

ドクター「クククッ、結局はこうやって鎖に縛られる運命なんだよ。君達デュエルロイドは」

遊治「うるさい! うるさいうるさいうるさい! クリアウィングで攻撃! 旋風のヘルダイブスラッシャー!」

ドクター「《安全地帯》を発動。ジャイアント・ハンド・レッドは破壊されない」

《安全地帯》
永続罠
フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターは相手のカードの効果の対象にならず、
戦闘及び相手のカードの効果では破壊されない。
また、そのモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できない。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。

遊治「だが、ダメージは通る!」

ドクター・ハンド LP:8000→6150

ドクター「ククッ、この程度。所詮、君の力はこの程度さ!」

遊治「……危なくなったら、すぐ安全地帯に逃げる。そのデッキ、アンタみたいだ」

  「俺はこれでターンエンドだ」


鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬
LP:3100 手札:0/5/2
場:クリアウィング、閃こう竜(デモチェ)、神風
 :なし
 :なし
墓地:戦士、ミスト・コンドル、ゼピュロス、ゲイル、羽根帚、スワローズ・ネスト
  :なし
  :フォトスラ、ガーンデーヴァ、リベンジ・ソード

ドクター・ハンド
LP:6150 手札:4
場:CNo.106(素材:2、安地)、安地、デモチェ、伏せ2枚
墓地:マジック・ハンド、ゴブリンドバーグ、バリアンズ・フォース

今日はここまで

ここでCNo.とRUMを使用しました!ハンドって名前付けた時点で決めてたことですけど
残るアクセルシンクロに出番はあるのだろうか……?

よくよく考えると手札10枚スタートって鬼畜だな

ではではノシ

生存報告です

試験のため、しばらく更新できなくなります
でも必ず帰ってくるので、その時はよろしくお願いします!

再び生存報告です

遅くなって申し訳ありません。長々とお待たせしていますが、明日には戻ってこれそうです。
ご心配おかけしました。

そろそろ始めます

誰かいるかな?

初めに修正

遊治の手札ですが、ミスト・コンドルで戻した戦士がいるので、残り1枚になります

ドクター「では私のターン、ドロー」

    「とはいえ、ジャイアント・ハンド・レッドの効果は強制かつ自分のカードにも作用してしまう、非常に使いにくいモンスターなのだよ」

    「なので、手札から《ギャラクシー・サイクロン》を発動。私の伏せカードを選択。それにチェーンしてジャイアント・ハンド・レッドの効果発動。ジャイアント・ハンドを取り除き、全てのカード効果を無効にする! 紅漠無惚!」

《ギャラクシー・サイクロン》
通常魔法
「ギャラクシー・サイクロン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

漣「ギャラクシー・サイクロンは墓地でも発動できるカード……こちらに伏せがない以上、持っている意味もないしな」

鋭馬「おまけに、ちゃっかりシャドー・ミストだけ残しやがった」

遊治(けど、これでジャイアント・ハンド・レッドの効果は使えない……!)


ドクター「《ファイヤー・ハンド》を召喚!」

《ファイヤー・ハンド》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1600/守1000
(1):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
その後、デッキから「アイス・ハンド」1体を特殊召喚できる。

ドクター「更に、ファイヤー・ハンドが場に存在する時、《プロミネンス・ハンド》を特殊召喚出来る!」

《プロミネンス・ハンド》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻 600/守2000
(1):自分フィールドに
「マジック・ハンド」「ファイヤー・ハンド」「アイス・ハンド」のいずれかが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。


魅月「レベル4のモンスターが2体……!」


ドクター「レベル4のファイヤー・ハンドとプロミネンス・ハンドでオーバーレイ!」

    「満たされぬ魂を乗せた方舟よ。光届かぬ深淵より浮上せよ! エクシーズ召喚! 現れろ、《No.101 S・H・Ark Knight》!」

《No.101 S・H・Ark Knight》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/水族/攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。
「No.101 S・H・Ark Knight」の
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。


遊治(アークナイト……確かに厄介な相手だけど、クリアウィングを突破出来ないカードのはず……)

  「まさか!?」

ドクター「察しがいいね。そう、私はもう2枚目のRUM-バリアンズ・フォースを発動! S・H・Ark Knightでカオスエクシーズチェンジ!」

    「満たされぬ魂の守護者よ、暗黒の騎士となって光を砕け! エクシーズ召喚! 現れろ、《CNo.101 S・H・Dark Knight》!」

《CNo.101 S・H・Dark Knight》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/水族/攻2800/守1500
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。
また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地に「No.101 S・H・Ark Knight」が存在する場合、
このカードを墓地から特殊召喚できる。
その後、自分はこのカードの元々の攻撃力分のライフを回復する。
この効果で特殊召喚したこのカードはこのターン攻撃できない。

ドクター「S・H・Dark Knightの効果発動! クリアウィング・シンクロ・ドラゴンをエクシーズ素材にする! ダーク・ソウル・ローバー!」

クリアウィング「ガアアアアアアアアア…」

遊治「クリアウィング!?」

ドクター「これで分かっただろう? 君は、私から逃れられないと」

ドクター「バトルだ。Dark Knightで閃こう竜に攻撃!」

遊治「くぅぅぅっ!?」

鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬 LP:3100→2800

ドクター「メインフェイズ2、ジャイアント・ハンド・レッドを守備表示に変えてターンエンドだ」


鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬
LP:2800 手札:1/5/2
場:神風
 :なし
 :なし
墓地:戦士、ミスト・コンドル、ゼピュロス、ゲイル、閃こう竜、羽根帚、スワローズ・ネスト
  :なし
  :フォトスラ、ガーンデーヴァ、リベンジ・ソード

ドクター・ハンド
LP:6150 手札:2
場:CNo.106(素材:1、安地)、CNo.101(素材:4)、安地、伏せ2枚
墓地:マジック・ハンド、ゴブリンドバーグ、No.106、バリアンズ・フォース2枚、デモチェ

鋭馬「くそっ、残り2800……Dark Knight1発分か」

漣「……フン、どいつもこいつも」

遊治「!」

漣「下がってろ。奴を倒すのは俺だ」

ドクター「ほう」

漣「俺の、ターン!!」

 「《手札抹殺》を発動! 俺は手札5枚を捨て、カードをドローする!」

遊治「え!?」

鋭馬「なっ!?」

《手札抹殺》
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから
捨てた枚数分のカードをドローする。

ドクター「いきなり豪快な手札交換だね。いいだろう。私は手札2枚を交換する」

漣「……貴様等もだ」

鋭馬「チッ、2枚だ」

遊治「俺は1枚……」

漣「これで準備は整った」

遊治&鋭馬「「!?」」

漣「魔法カード《真炎の爆発》発動! 墓地の守備力200の《ジュラック・アウロ》を2体特殊召喚する」

《真炎の爆発》
通常魔法
自分の墓地から守備力200の
炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは
このターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。

《ジュラック・アウロ》
チューナー(効果モンスター)
星1/炎属性/恐竜族/攻 200/守 200
このカードをリリースして発動できる。
自分の墓地から「ジュラック・アウロ」以外のレベル4以下の
「ジュラック」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。

漣「アウロをリリースして効果発動! 墓地のジュラック・グアイバを蘇生させる! 更にもう1体もリリースして、ジュラック・ヴェローを蘇生!」

《ジュラック・グアイバ》
効果モンスター
星4/炎属性/恐竜族/攻1700/守 400
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
デッキから攻撃力1700以下の
「ジュラック」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは、
このターン攻撃宣言できない。

《ジュラック・ヴェロー》
効果モンスター
星4/炎属性/恐竜族/攻1700/守1000
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが
戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1700以下の
「ジュラック」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。


界「墓地のカードを利用したコンボ……その為の手札抹殺だったんですね」

巡「へぇ、やるじゃないか」

漣「グアイバとヴェローでオーバーレイ!」

 「エクシーズ召喚! 現れろ、《エヴォルカイザー・ラギア》!」

《エヴォルカイザー・ラギア》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
恐竜族レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動する。
魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。

ラギア「ギャオオオオオオオオオオ!」

ドクター「エヴォルカイザー・ラギア……これで私の伏せを封じに来た訳だ」

漣「更にグアイバをもう一体召喚! バトルだ! グアイバでダークナイトを攻撃!」

ドクター「ん? グアイバではDark Knightの攻撃力に及ばないようだが?」

漣「知っている! ダメージステップ時、《収縮》を発動! ダークナイトの攻撃力を半分にする!」

《収縮》
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズ時まで半分になる。

CNo.101 S・H・Dark Knight ATK:2800→1400

ドクター・ハンド LP:6150→5850

漣「グアイバの効果発動! デッキからヴェローを守備表示で特殊召喚!」

ドクター「なら、Dark Knightの効果発動! 墓地にArk Knightが存在して、素材を持ったこのカードが破壊された時、このカードを蘇生させる!」

漣「なっ!?」

ドクター「更に、ライフを攻撃力文回復させる。残念だったね」

ドクター・ハンド LP:5850→8650

漣(伏せを警戒したはずだったが、あのモンスターにそんな効果が……!)

鋭馬「復活する上にライフ回復だと!? インチキも大概にしろよ!」

ドクター「インチキ? 科学が生んだ素晴らしき結晶と言ってくれたまえ」

漣「……だが、所詮はモンスター効果! メイン2でグアイバとヴェローをオーバーレイ!」

 「エクシーズ召喚! 来い! 《エヴォルカイザー・ドルカ》!」

《エヴォルカイザー・ドルカ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/ドラゴン族/攻2300/守1700
恐竜族レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。

ドクター「先にそっちを出しておけばよかったものを」

漣「黙れ! カードを2枚伏せてターンエンドだ!」


鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬
LP:2800 手札:1/0/2
場:神風
 :ラギア(素材:2)、ドルカ(素材:2)、伏せ2枚
 :なし
墓地:戦士2体、ミスト・コンドル、ゼピュロス、ゲイル、閃こう竜、羽根帚、スワローズ・ネスト
  :アウロ、プライドの咆哮、手札抹殺、真炎
  :フォトスラ、ブレイズマン、バブルマン、ガーンデーヴァ、リベンジ・ソード

ドクター・ハンド
LP:8650 手札:2
場:CNo.106(素材:1、安地)、CNo.101(素材:0)、安地、伏せ2枚
墓地:マジック・ハンド2体、ゴブリンドバーグ、ファイヤー・ハンド、プロミネンス・ハンド、アイス・ハンド、No.101、No.106、バリアンズ・フォース2枚、Gサイクロン、デモチェ、

早いけど今日はここまで

長いこと間が空いたから展開を忘れてたりしてました。反省
あと、アークナイトの効果を使わずさっさとランクアップしたのは、ただのミスです(笑)

では、また次回

今日は20時ごろから開始します

今日には終わらせたいなぁ……

あと10分ぐらいしたら始めます

ドクター「私のターンだ」

    (さて、ラギアで魔法・罠・召喚を封じ、ドルカで効果を封じる。戦闘破壊を狙おうにも、彼のプレイスタイルからセットカードは攻守を変動させるカード……)

    「私は、そのままバトルフェイズに入る」

漣「!」


唯「ダークナイトの吸収効果はドルカで無効にされますからね」

界「ドルカを戦闘破壊してから、ラギアを吸収するつもりですか……」

ドクター「Dark Knightでエヴォルカイザー・ドルカを攻撃!」

漣「ダメージステップ時、速攻魔法《禁じられた聖槍》を発動! ダークナイトの攻撃力を800下げる!」

《禁じられた聖槍》
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、
このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

漣「ラギアやドルカの効果はダメステにも使える! 成す術もなく消えろ!」

ドクター「だから、君は詰めが甘い」

漣「!?」

ドクター「カウンター罠、《マジック・ドレイン》! 君の手札は0枚! 捨てる魔法カードがなければ、効果が適用され聖槍は無効となる!」

《マジック・ドレイン》
カウンター罠
相手が魔法カードを発動した時に発動する事ができる。
相手は手札から魔法カード1枚を捨ててこのカードの効果を無効にする事ができる。
捨てなかった場合、相手の魔法カードの発動を無効にし破壊する。

漣「なっ!?」

ドクター「バトル続行!」

CNo.101 S・H・Dark Knight ATK:2800
エヴォルカイザー・ドルカ ATK:2300

鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬 LP:2800→2300

漣「くぅぅっ!」

鋭馬「チッ、またライフが……!」

遊治(……漣が攻守変動系の速攻魔法を使うのを見越して、マジック・ドレインを……!)

ドクター「メインフェイズ2、Dark Knightの効果発動! ラギアを吸収する! ダーク・ソウル・ローバー!」

ラギア「ギャアアアアアア…」

漣「クソッ!」

ドクター「どんなことをしても無駄なんだよ。君の復讐劇と同じように!」

漣「……!」

ドクター「私はこれでターンエンドだ」


鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬
LP:2300 手札:1/0/2
場:神風
 :伏せ1枚
 :なし
墓地:戦士×2、ミスト・コンドル、ゼピュロス、ゲイル、閃こう竜、クリアウィング、羽根帚、スワローズ・ネスト
  :アウロ×2、グアイバ×2、ヴェロー×2、プライドの咆哮、手札抹殺、真炎、聖槍
  :フォトスラ、ブレイズマン、バブルマン、ガーンデーヴァ、リベンジ・ソード

ドクター・ハンド
LP:8650 手札:3
場:CNo.106(素材:1、安地)、CNo.101(素材:1)、安地、伏せ1枚
墓地:マジック・ハンド×2、ゴブリンドバーグ、ファイヤー・ハンド、プロミネンス・ハンド、アイス・ハンド、No.101、No.106、バリアンズ・フォース×2、Gサイクロン、デモチェ、マジドレ

鋭馬「俺のターン!」

  (あれがマジドレのようなカウンターなら厄介だ。ジャイアント・ハンド・レッドの持ってるシャドー・ミストもさっさと返してもらわねぇと!)

  「俺は《E・HERO エアーマン》を召喚!」

《E・HERO エアーマン》
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの
「HERO」モンスターの数まで、
フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
●デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。

鋭馬「エアーマンの効果発動! 手札に《E・HERO バブルマン》を加える!」

《E・HERO バブルマン》
効果モンスター(準制限カード)
星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200
(1):手札がこのカード1枚のみの場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
この効果は自分の手札・フィールドに他のカードが無い場合に発動と処理ができる。

鋭馬「カードを2枚伏せて、バブルマンを特殊召喚! いくぜ、レベル4のエアーマンとバブルマンでオーバーレイ!」

鋭馬「エクシーズ召喚! 来い、《鳥獣士カステル》!」

《鳥銃士カステル》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1500
レベル4モンスター×2
「鳥銃士カステル」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードのX素材を2つ取り除き、
このカード以外のフィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。

ドクター「ふむ、それで何を戻すつもりだい?」

鋭馬「決まってんだろ! まずは厄介なダークナイトに消えてもらうぜ!」

  「カステルの効果発動! 素材を2つ取り除き、ダークナイトをバウンスする!」

ドクター「……カウンター罠、《エクシーズ・ブロック》! ジャイアント・ハンド・レッドの素材を取り除くことで、カステルの効果を無効にする!」

《エクシーズ・ブロック》
カウンター罠
自分フィールド上のエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手が発動した効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。

魅月「あんなカードまで!?」


遊治「けど、これでシャドー・ミストが鋭馬の墓地に落ちた!」

鋭馬「シャドー・ミストの効果発動! デッキから《E・HERO オーシャン》を手札に加える!」

《E・HERO オーシャン》
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1500/守1200
(1):1ターンに1度、自分スタンバイフェイズに
自分のフィールド・墓地の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
その自分の「HERO」モンスターを持ち主の手札に戻す。

鋭馬「まだだ! 《ミラクル・フュージョン》発動! 墓地のバブルマンと《E・HERO ブレイズマン》を除外して、融合!」

《ミラクル・フュージョン》
通常魔法
(1):自分のフィールド・墓地から、
「E・HERO」融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体を
エクストラデッキから融合召喚する。

《E・HERO ブレイズマン》
効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1200/守1800
「E・HERO ブレイズマン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、
いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「融合」1枚を手札に加える。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「E・HERO ブレイズマン」以外の
「E・HERO」モンスター1体を墓地へ送る。
このカードはターン終了時まで、
この効果で墓地へ送ったモンスターと同じ属性・攻撃力・守備力になる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしか特殊召喚できない。

鋭馬「来い! 《E・HERO アブソルートZero》!」

《E・HERO アブソルートZero》
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する
「E・HERO アブソルートZero」以外の
水属性モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。

鋭馬「アブソルートZeroは、コイツ以外の場の水属性の数×500、攻撃力を上げる! ダークナイトは水属性! よって、攻撃力は3000になる!」

E・HERO アブソルートZero ATK:2500→3000

鋭馬「バトルだ! アブソルートZeroでダークナイトを攻撃! 瞬間氷結!」

ピキィン! ズバァッ!

ドクター「っ! けど、素材を持ったDark Knightは蘇り、ライフを回復する! リターン・フロム・リンボ!」

ドクター・ハンド LP:8650→8450→11250

漣「貴様! ライフを回復させてどうする!」

遊治「落ち着いて、漣」

鋭馬「切り札2体も沈められた奴等は黙ってろ! 手札から速攻魔法、《マスク・チェンジ》発動! アブソルートZeroを変身させる!」

《マスク・チェンジ》
速攻魔法
(1):自分フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、
そのモンスターと同じ属性の「M・HERO」モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する。

鋭馬「変身召喚! 《M・HERO アシッド》!」

《M・HERO アシッド》
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2600/守2100
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊し、
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。

鋭馬「アシッドの特殊召喚に成功した時、相手の魔法・罠を全て破壊して、モンスターの攻撃力を300下げる! 更にチェーンしてアブソルートZeroの効果発動! 場を離れた時、相手モンスター全てを破壊する!」

ドクター「っ!」

鋭馬「つまり、復活して早々にダークナイトは氷結して退場! 場の安地が破壊されたことでジャイアント・ハンド・レッドも破壊される!」

遊治「一気にドクターの場を空にした!」

漣「……フン、やるじゃないか」

鋭馬「回復したライフも減らしてやる! アシッドでダイレクトアタック! Acid bullet!」

ドクター「うおっ!?」

ドクター・ハンド LP:11250→8650

鋭馬「俺はターンエンド! どうだ! お前の自慢のカオスとやら、攻略してやったぞ!」


魅月「すごいです!」

アリア「ライフ差はまだあるけど、行ける!」


鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬
LP:2300 手札:1/0/1
場:神風
 :伏せ1枚
 :アシッド
墓地:戦士×2、ミスト・コンドル、ゼピュロス、ゲイル、閃こう竜、クリアウィング、羽根帚、スワローズ・ネスト
  :アウロ×2、グアイバ×2、ヴェロー×2、ラギア、ドルカ、プライドの咆哮、手札抹殺、真炎、聖槍
  :フォトスラ、ブレイズマン、バブルマン、エアーマン、シャドー・ミスト、ガーンデーヴァ、アブゼロ、リベンジ・ソード、奇跡融合、マスク・チェンジ
除外:なし
  :なし
  :ブレイズマン、バブルマン

ドクター・ハンド
LP:8650 手札:3
場:なし
墓地:マジック・ハンド×2、ゴブリンドバーグ、ファイヤー・ハンド、プロミネンス・ハンド、アイス・ハンド、No.101、No.106、CNo.101、CNo.106、バリアンズ・フォース×2、Gサイクロン、デモチェ、マジドレ、安地、エクシーズ・ブロック

良くみたらジャイアントハンド強制発動だから手札抹殺無効してるわ

>>125

《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/地属性/岩石族/攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
このカードが「No.」と名のついたモンスターをエクシーズ素材としている場合、
以下の効果を得る。
●1ターンに1度、魔法・罠・効果モンスターの効果がフィールド上で発動した時に発動する。
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
全てのカードの効果をターン終了時まで無効にする。

分かりにくいですけど、漣の直前のドクター・ハンドのターンで、ジャイアント・ハンド・レッドの効果コストでジャイアント・ハンドを取り除いてます
その時点で、ジャイアント・ハンド・レッドはNo.を素材にしてない(シャドー・ミストだけが素材になってる)状態なので、以降のターンで効果を発動出来なかったのです

ドクター「私のターン……くくくくっ、はははははははははははははははは!!」

全「!?」

ドクター「攻略した? いやいや、私の真の力はこれから見せるのだよ」

鋭馬「何だと!?」

漣「バカな!?」

ドクター「ここまでは、前座に過ぎない。私が引いたのは、《RUM-七皇の剣》!」

《RUM-七皇の剣》
通常魔法
自分のドローフェイズ時に通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、
そのターンのメインフェイズ1の開始時に発動できる。
「CNo.」以外の「No.101」~「No.107」の
いずれかをカード名に含むモンスター1体を、
自分のエクストラデッキ・墓地から特殊召喚し、
そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターを
その特殊召喚したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「RUM-七皇の剣」の効果はデュエル中に1度しか適用できない。

遊治「別のランクアップマジック!?」

ドクター「エクストラデッキから《No.104 仮面魔踏士シャイニング》を特殊召喚し、ランクアップさせる!」

《No.104 仮面魔踏士シャイニング》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/魔法使い族/攻2700/守1200
レベル4モンスター×3
バトルフェイズ中に相手の効果モンスターの効果が発動した時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
相手のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。

ドクター「混沌より生まれしバリアンの力が光を覆うとき、大いなる闇が舞い踊る。エクシーズ召喚! 現れろ、《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》!」

《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/魔法使い族/攻3000/守1500
レベル5モンスター×4
このカードが特殊召喚に成功した時、
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。
また、このカードが「No.104 仮面魔踏士シャイニング」を
エクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、相手フィールド上で効果モンスターの効果が発動した時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。
その後、相手の手札をランダムに1枚墓地へ送り、
相手ライフを半分にする事ができる。

ドクター「アンブラルの効果発動! このカードが特殊召喚に成功した時、場の魔法・罠を選択して破壊する! 私が破壊するのは、邪魔な霞の谷の神風!」

アンブラル「ハァッ!」

遊治「くっ……!」

ドクター「これでU-G、君は展開方法を失った。更に手札から《アイス・ハンド》を召喚! プロミネンス・ハンドを特殊召喚!」

《アイス・ハンド》
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻1400/守1600
(1):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その相手の魔法・罠カードを破壊する。
その後、デッキから「ファイヤー・ハンド」1体を特殊召喚できる。

ドクター「レベル4のアイス・ハンドとプロミネンス・ハンドでオーバーレイ! エクシーズ召喚! 《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》!」

《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/天使族/攻2400/守1200
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する、
元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

ドクター「最後のバリアンズ・フォースを発動! ラグナ・ゼロをランクアップ!」

    「時をも凍らす無限の力が今、よみがえる! エクシーズ召喚! 現れろ、《CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》!」

《CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/天使族/攻2800/守2400
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力と、
その元々の攻撃力の差分のダメージを相手ライフに与え、
そのモンスターをゲームから除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地に「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」が存在する場合、
このカードを墓地から特殊召喚できる。

遊治(アイツ……カオスの力を楽しんでいる……!)

ドクター「はははははははは!! 私の研究こそ、世界の頂点なのだよ!」

    「バトル! アンブラルでアシッドに攻撃! デストロイステップ!!」

ズバッ! チュドォォォン!

鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬 LP:2300→1900

鋭馬「うあああっ!?」

遊治「くぅぅぅっ!」

ドクター「さて、君達にはそろそろカードになってもらおうか」

    「何、気にすることはない。君達はカードの中で永遠に生き続ける。ユナイトシステムにエネルギーを供給していられるまではね!」

    「さぁ、幕引きだ! ラグナ・インフィニティでダイレクトアタック!!」

今日はここまで

3対1難しい……チームワークもクソもない3人だから余計に(笑)
とりあえず終わらせ方はもう考えてあるのでご心配なく。そこに至るまでに四苦八苦してるだけですので……

ではでは

今日も20時頃から始めたいと思います

何で千死蛮巧使ったら特殊召喚できないん?冀望皇に繋げられないじゃないか……orz
あとデスキマイラドラゴンOCG化マダー?

あと10分後くらいに始めます

漣「くっ!」

鋭馬「ちくしょう……!」

遊治「いや、まだだ!」

ドクター「?」

遊治「直接攻撃宣言時、手札からバトルフェーダーを発動! 特殊召喚し、バトルフェイズを終了させる!」

ドクター「っ!」

ゴーンゴーンゴーン

ドクター(アンブラルの無効効果はフィールド上限定……手札誘発のバトルフェーダーは無効に出来ないか)

    「けど、1ターン生き延びただけさ。君達に勝ち目はない」

    「私はターンエンドだ」


鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬
LP:1900 手札:0/0/1
場:バトフェ
 :伏せ1枚
 :なし
墓地:戦士×2、ミスト・コンドル、ゼピュロス、ゲイル、閃こう竜、クリアウィング、神風、羽根帚、スワローズ・ネスト
  :アウロ×2、グアイバ×2、ヴェロー×2、ラギア、ドルカ、プライドの咆哮、手札抹殺、真炎、聖槍
  :フォトスラ、ブレイズマン、バブルマン、エアーマン、シャドー・ミスト、ガーンデーヴァ、アブゼロ、アシッド、リベンジ・ソード、奇跡融合、マスク・チェンジ
除外:なし
  :なし
  :ブレイズマン、バブルマン

ドクター・ハンド
LP:8650 手札:0
場:CNo.103(素材:3)、CNo.104(素材:1)
墓地:マジック・ハンド×2、ゴブリンドバーグ、ファイヤー・ハンド、プロミネンス・ハンド、アイス・ハンド、No.101、No.106、CNo.101、CNo.106、バリアンズ・フォース×3、七皇の剣、Gサイクロン、デモチェ、マジドレ、安地、エクシーズ・ブロック

遊治(場にはバトフェと漣の伏せ……どう考えても、覆せる程の余裕はない)

  「確かに、これが最後のドローになるかもしれない……」


魅月「遊治さん……」

界「……何諦めてるんですか!」

唯「そうですよ! 私と添い遂げるまでは、負けちゃダメです!」

アリア「頑張れー! 遊治くーん!」

巡「遊治君! 君ならきっと出来る!」


遊治「皆……」


魅月「悦子さんも、ユーシさんも、最後は遊治さんに託してカードになっていきました……だから、遊治さんなら大丈夫です!」


遊治(……そうだ。俺は悦子さんとユーシの分も戦って、運命を終わらせるって決めたんだ!)



  「俺のターン! ドロォォォーーーーーー!!」

遊治「こ、このカードは……!」

ドクター「何かいいカードは引けたかな?」

遊治(……悦子さん。確かに、想いは受け取りました)

  「俺は、まだ諦めちゃいけないんだ! 魔法カード、《カップ・オブ・エース》発動!」

《カップ・オブ・エース》
通常魔法
コイントスを1回行う。
表が出た場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。
裏が出た場合、相手はデッキからカードを2枚ドローする。

漣「っ!?」

鋭馬「ここでギャンブルカードだと!?」


魅月「あのカード……もしかして、悦子さんの!」


遊治(最後の最後で、俺のデッキに忍ばせてくれたドローソース)

  (全く、貴方には励まされてばかりだ)

ドクター「まさに最後の大博打だね。いいだろう、デュエルロイドU-G。君の強運が何処までのものか、見させてもらおう」

遊治「……!」

キィン!クルクル……

鋭馬「当たれ!」

漣「……当たれ」


魅月「当たってください!」

界「当たって……」

唯「当たってぇーーー!」

アリア「お願い!」

巡「当たれっ!」


キン!コロコロ……パタッ

遊治「表だ! 俺は2枚、ドローする!」


魅月「遊治さん!」

唯「やりました!」

界「けど、まだです」


遊治(奴に勝つ方法……奴のカード……カオス……)


ドクター『光と闇の入り混じった、混沌さ。その力を解析したんだ。このユナイトシステムの機能の一端を使ってね』


遊治(ユナイトシステム……! なら、デュエルロイドの俺が力を注げば、きっと対抗する力を生み出せるはず!)

  「このドローの力を、デュエリストとしての力を、ユナイトシステムに!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!

ドクター(U-Gのデュエルエナジーが上がっていく!? これは……?)


悦子(お手伝いします、遊治さん!)

ユーシ(ユージだけじゃ、頼りないからね)


アリア「……悦子さんにユーシ君まで……!」

魅月「えっ……?」

遊治「ドローーッ!」シュピーン!

ドクター「……何を狙ったかは知らないけど、ユナイトシステムを動かすにはまだ」

遊治「貪欲な壺を発動! 戦士2体とゲイル、ゼピュロス、ミスト・コンドルをデッキに戻して2枚ドローする!」

ドクター「!?」

遊治「まだ足りないのなら、もう1度ドローするだけだ!」

鋭馬「行け! 遊治!」

漣「……行け」

悦子(頑張ってください!)キラキラ

ユーシ(行って、ユージ!)キラキラ


遊治「ドロォォォーーーーーーーーーーーッッ!!」シュピーン!

  「……行くぞ、ドクター・ハンド」

ドクター「!」

遊治「お前を、倒す!」

遊治「手札から《エフェクト・ヴェーラー》を召喚!」

《エフェクト・ヴェーラー》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。


界「レベル1チューナー……」

唯「まさか、レベル2のシンクロ!?」


遊治「俺はレベル1のバトルフェーダーに、レベル1のエフェクト・ヴェーラーをチューニング!」

  「今、生まれ出でよ! シンクロ召喚! シンクロチューナー、《焔紫竜ピュラリス》」

《焔紫竜ピュラリス》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星2/炎属性/爬虫類族/攻 800/守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力を500ポイントダウンする。

漣「なっ、シンクロチューナー!?」

遊治「そして、死者蘇生! 俺は墓地の閃こう竜を蘇生させる!」

ドクター「シンクロモンスターに、シンクロチューナー……」

漣「狸小路はシンクロチューナーを融合モンスターに使っていた……だが、シンクロモンスター同士のシンクロ召喚、それをここで果たすつもりか!?」

遊治「レベル8の閃こう竜 スターダストに、レベル2のシンクロチューナー、焔紫竜ピュラリスをチューニング!」


魅月「遊治さんの身体が、赤く輝いてる!」

アリア「すごい……!」


ドクター「これは、一体どういうことだ……!? 私のカオスとは違う力を、たった今抽出したと言うのか!?」

遊治「星流れる痕に紡がれる全ての想い……絆と共にこの世界を満たさん! アクセルシンクロォォォォォォォォォォォッ!」

☆8 + ☆2 = ☆10


遊治「光来せよ! 《真閃こう竜 スターダスト・クロニクル》!」


《真閃こう竜 スターダスト・クロニクル》
シンクロ・効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分の墓地のSモンスター1体を除外して発動できる。
このカードはターン終了時まで、他のカードの効果を受けない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手によって破壊された場合、
除外されている自分のドラゴン族Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

漣「シンクロ同士のシンクロ……」

鋭馬「アクセルシンクロ……!」

ドクター「これが、シンクロ召喚の進化!?」


魅月「綺麗……」

界「金色の、龍……」


遊治「更に、魔法カード《星屑のきらめき》を発動! 墓地のクリアウィングとエフェクト・ヴェーラーを除外し、閃こう竜 スターダストを特殊召喚する!」

《星屑のきらめき》
通常魔法
自分の墓地に存在するドラゴン族のシンクロモンスター1体を選択して発動する。
そのモンスターのレベルと同じレベルになるように、
選択したモンスター以外の自分の墓地に存在するモンスターをゲームから除外し、
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。

閃こう竜「グオオオオオオオ!」

真閃こう竜「ガアアアアアアア!」


巡「2体のスターダストが、薄暗い研究室に光をもたらしたか」

アリア「すごく、安心する光……」

遊治「バトルだ! 真閃こう竜 スターダスト・クロニクルで仮面魔踏士アンブラルに攻撃! 流星煌閃撃(シューティング・シャイン・ブラスト)!」


魅月「えっ!?」

唯「相打ち!?」

アリア「でも、閃こう竜には自分のモンスターの破壊を1度だけ無効にする効果があるよ!」


ドクター(それを発動した瞬間、アンブラルの効果で閃こう竜も消えることになるがね)

遊治「いや……相打ちでいい」

ドクター「!?」

チュドォォォォォン!!

鋭馬「何やってんだ! 折角呼び出した切り札を!」

遊治「これでいい。これで……スターダスト・クロニクルの効果が使える!」

全「!?」

遊治「このカードが相手によって破壊された時、除外されているドラゴン族シンクロモンスターを特殊召喚出来る!」

  「戻って来い! クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」

漣「アンブラルを退けつつ、後続のクリアウィングまで蘇らせる……か」

ドクター「だが、残るラグナ・インフィニティの攻撃力は2800! どちらのモンスターも届いていない!」

遊治「すぐに追いついてやるさ! 閃こう竜の効果発動! クリアウィングを対象に、戦闘及び効果破壊を1度だけ無効にさせる! 波動音壁!」

  「チェーンして、クリアウィングの効果発動! レベル5以上のモンスターが効果を発動した時、その効果を無恋にして破壊する! ダイクロイックミラー!」

カッ! ドガァァァァン!

ドクター「閃こう竜までも破壊する、ねぇ。随分安い絆だね」

遊治「違う! 俺達は、誰かに力を託すことで、不可能を可能にしてきた! 俺一人では、決してここまで辿り着けなかった。悦子さん、ユーシ、魅月、界、唯さん、アリアちゃん、巡さん、氷河さん、レィリアさん……皆が俺に力を託した」

  「その絆が分からない、お前なんかに負ける訳がない! クリアウィングは自身の効果でモンスターを破壊して墓地に送った時、そのモンスターの攻撃力分、自身の攻撃力をアップさせる!」

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK:2500→5000

遊治「行くぞ! クリアウィングで、ラグナ・インフィニティに攻撃!」

ドクター「くははははははは! 最後の最後で詰めが甘い! ラグナ・インフィニティの効果発動! 相手フィールド上の攻撃力が変化したモンスターを除外する!」

魅月「そんな!?」

ドクター「手札がないからライフダメージは与えられないが、絆とやらを打ち砕くには十分! ガイダンス・トゥ・パーガトリィ!」

しまった、ピュラリスの攻撃力下げる効果忘れてた

すみません、《フォーミュラ・シンクロン》に変更します


《フォーミュラ・シンクロン》
シンクロ・チューナー・効果モンスター(準制限カード)
星2/光属性/機械族/攻 200/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):相手メインフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。

遊治「打ち砕けないから、絆の力は強いんだ!」

  「クリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果発動! レベル5以上のモンスターがモンスターの効果対象になった時、その効果を無効にして破壊する! ダイクロイックミラー!」

クリアウィング「ガアアアアアアアアアッ!」

ラグナインフィニティ「アアアアアッ!?」

ドゴォォォォォン!

ドクター「何っ!?」

遊治「そして、攻撃力も加算される!」

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK:5000→7800

遊治「行け! 旋風のヘルダイブスラッシャァァァァーーーーー!!」

ドクター「ぬああああああああああ!?」

ドクター・ハンド LP:8650→850

今日はここまでです

ライフ残ってしまった……まぁ、次回にはドクター戦終わってるはずなんで(汗
それにしても、完全にクリアウィングの踏み台扱いの閃こう竜ェ……

ではまた

今日はお休みです

明日には終わらせます!

いきなりスターダストだして〆られても違和感が凄いので、クリアウィングを際立たせる形で良かったと思う

あと10分後ぐらいに始めます

>>150
遊治と言えばクリアウィング、が定着してますからね
閃こう竜は出そうと思ってもあまり攻撃向けじゃなかったから毎回えん魔竜に……

唯「逆転しました!」

アリア「すごいよ! 遊治君!」


遊治「俺はこれでターンエンド!」

  「お前の負けだ、ドクター・ハンド」

ドクター「バ、バカな……欠陥品のデュエルロイドの何処に、こんな力が……」


鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬
LP:1900 手札:0/0/1
場:クリアウィング
 :伏せ1枚
 :なし
墓地:閃こう竜、真閃こう竜、フォーミュラ、神風、羽根帚、スワローズ・ネスト、カップ・オブ・エース、貪欲、星屑のきらめき
  :アウロ×2、グアイバ×2、ヴェロー×2、ラギア、ドルカ、プライドの咆哮、手札抹殺、真炎、聖槍
  :フォトスラ、ブレイズマン、バブルマン、エアーマン、シャドー・ミスト、ガーンデーヴァ、アブゼロ、アシッド、リベンジ・ソード、奇跡融合、マスク・チェンジ
除外:バトフェ、ヴェーラー
  :なし
  :ブレイズマン、バブルマン

ドクター・ハンド
LP:8650 手札:0
場:
墓地:マジック・ハンド×2、ゴブリンドバーグ、ファイヤー・ハンド、プロミネンス・ハンド×2、アイス・ハンド×2、No.101、No.103、No.104、No.106、CNo.101、CNo.103、CNo.104、CNo.106、バリアンズ・フォース×3、七皇の剣、Gサイクロン、デモチェ、マジドレ、安地、エクシーズ・ブロック

ドクターのライフ修正忘れた

ドクター・ハンド
LP:850


ドクター「ま、まだ……あのカードさえ、引ければ……」

    「っ! きたきたきたきたぁぁぁぁーーーーーーー!」

遊治「!?」

鋭馬「野郎、まだ何かやる気か!?」

漣「……」

ドクター「私の研究が、こんなガキ共に負けるはずないんだ! はははははははははは!!」

    「《RUM-千死蛮巧》! 墓地の同じランクのエクシーズを選択し、更にランクの高いカオスエクシーズを呼び出す!」

《RUM-千死蛮巧》
通常魔法
「RUM-千死蛮巧」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、
自分はこのカードの効果以外ではモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分及び相手の墓地の同じランクのXモンスターを
それぞれ1体以上対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが1つ高い、
「CNo.」モンスターまたは「CX」モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚し、
対象のモンスターを下に重ねてX素材とする。

遊治「まだランクアップマジックを!?」

鋭馬「いい加減しつこいぞ!」

ドクター「私は墓地のカオスナンバーズ4体を選択し、カオスエクシーズ!」

    「混沌なる世界の亡者ども! 今、その魂をひとつに溶かし、混濁とした世界に降臨せよ! 《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》!」

《CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
レベル6モンスター×3体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
(2):このカードが攻撃を行ったダメージステップ終了時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードは相手モンスターに続けて攻撃できる。
(3):バトルフェイズ終了時、LPを半分払い、
自分・相手の墓地のカードを合計2枚対象として発動できる。
その内のカード1枚を持ち主のデッキの一番上に置き、
もう1枚をこのカードの下に重ねてX素材とする。

界「これが、ドクター・ハンドの最後の切り札……」


ドクター「カオス・キマイラ・ドラゴンはエクシーズ素材の数だけ攻撃力を1000上げる!」

CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン ATK:0→4000

遊治「攻撃力、4000……!」

ドクター「最後に笑うのは、この私だ! 行け! カオス・キマイラ・ドラゴン! クリアウィング・シンクロ・ドラゴンを焼き殺せ!」

遊治「チィッ……!」


魅月「遊治さん!」

漣「くくくくっ、はははははははは!」

遊治「!?」

漣「まさか、ここでこのカードが役に立つなんてな! 速攻魔法《禁じられた聖典》発動!」

《禁じられた聖典》
速攻魔法
お互いのモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
ダメージステップ終了時まで、
このカード以外のフィールド上のカードの効果は無効化され、
その戦闘のダメージ計算は元々の攻撃力・守備力で行う。

ドクター「なっ!?」

漣「元は狸小路とのデュエルの後で、似た効果の対策用に入れたものだが……まったく、何が役に立つか分からねぇな」

 「カオス・キマイラ・ドラゴンの元々の攻撃力は0! さぁ、鷲宮! あとはお前がやるがいい!」

遊治「漣……!」

ドクター「そんな、そんなバカな!?」

遊治「行くぞ。クリアウィング・シンクロ・ドラゴン! カオスの力ごと、奴を……ドクター・ハンドを打ち砕け!」

クリアウィング「ガアアアアアアアアアアア!!」

遊治「旋風のヘルダイブスラッシャァァァァァーーーーーーーーーーー!!」

ギュルルルルルルルッ! ズガガガァァァァーーーーーーンッッ!

ドクター「ぐ――ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

ドクター・ハンド LP:850→0

鷲宮 遊冶&水野 漣&双刃 鋭馬 WIN

遊治「はぁ、はぁ、はぁ……」

魅月「……か」

アリア「勝ったぁーっ!」

唯「やりましたね! 遊治さん!」

改「全く、あなたという人は最後まで……」

巡「まぁまぁ。よくやったな、遊治君」

遊治「あ、はは……勝ったんだ、俺……」

鋭馬「そこは俺達、だろ?」

漣「フン、貴様等だけではどうだったか、分かったもんじゃないな」

鋭馬「そりゃお前もだろ!」


蒼姫「漣!」


漣「……蒼姫か。遅かったな。終わっ」

ムギュッ

蒼姫「よかった……無事で」

漣「……苦しい」


鋭馬(死ね。爆発しろ)

魅月(遊治さんに抱き付きたいけど……私なんかでいいのかな?)

界「……」ギチギチ

唯「いだだだだだ!? 界さん、間接決まってます! 抱き付きませんから! そのままセッ○スとかしませんからぁ!」

アリア(いいなぁ……)

巡(さて、お宝はないかな)

遊治「ドクター・ハンド」

ドクター「」

遊治「教えろ。ユナイトシステムの止め方と、皆をカードから元に戻す方法を」

全「!」

ドクター「……クククッ、そんなものがあるとでも?」

遊治「あるはずだ! 今までだって、カード化から戻す装置を使っていたのは知っている! それを出せ!」

ドクター「あの装置は、他のデュエリストからエナジーを吸い取って使っているとしても?」

遊治「なっ!?」

鋭馬「オイ、どういうことだ!?」

ドクター「カード化させる機械類は、全てユナイトシステムと繋がっている。つまり、動力はデュエルエナジーだ」

    「上で暴れているデュエリストを復活させた時には、研究所で既に吸い取ったエナジーを使った……クククッ、空っぽになったけどね」

遊治「まさか、その吸い取られた人達は!?」

ドクター「さぁ? もう土に還った頃かな? ハハハハハハハッ!」

界「外道……!」

鋭馬「キサマァァァァァァ!!」バキィッ!

ドクター「っ!」ドサッ!

鋭馬「お前の所為で、この街の人達も、弥生も……!」

唯「お、落ち着いてください! 暴力で済ませるのはダメです!」

遊治「……」

ドクター「おや、気付いたようだね。そうだよ、U-G。それしか方法はない」

魅月「え……?」

ドクター「デュエルロイドが持つデュエルエナジーは元々計り知れない。それこそ、サイコデュエリストの真似事まで出来るくらいだ」

    「そして、君は今やアクセルシンクロまで使える。つまり……」

遊治「俺が犠牲になれば、皆が元に戻る」

全「!?」

ドクター「それでも半分が限界かな。一般的なデュエリストのエナジーでは精々3~4人ぐらいが限度だからね」

アリア「そんな……ここまでボロボロになるまで戦ってくれたのに、その上犠牲になれだなんて……!」

魅月「そんなの、ダメです! 遊治さん!」

ドクター「さぁ、どうする? デュエルロイドU-G。米呉馬市を救う英雄として生贄になるか、巻き込まれただけだと頭を伏せて通り過ぎるか」

遊治「俺は……」


どうする?

↓1

遊治「皆を救いたい」

魅月「遊治さん!?」

界「そんな……」

遊治「これは、俺がしたいからするんだ。止めないで」

巡「……」

アリア「そんな……」

ドクター「クククッ、そこまで愚かだとはね。折角助かった命を――」

遊治「お前にも協力してもらうぞ、ドクター」

ドクター「――何?」

遊治「お前も、カオスナンバーズを何体も使う、強力なエナジーの持ち主。俺だけで無理でも、最悪アンタと無理心中で皆を戻せるかもしれない。だろう?」

ドクター「……」

ガチャン!

唯「手錠、繋ぎました」

遊治「ありがとう、唯さん。ゴメン、こんな役割を任せて」

唯「……一つ、条件があります」

遊治「?」

唯「生きて、帰ってきてください」

遊治「……ああ。離れてて」

唯「……」スタスタ


ドクター「嘘吐きだね、君は」

遊治「アンタだけに言われたくない」

  「これは、俺とアンタを含めた、クリュメノスで始めたこと。なら、そのけじめは俺達で付けるのが当然だろ?」

ドクター「くだらないね」

遊治「……始めろ」

ドクター「……仰せのままに。勝利者様」

ピッ、ゴゴゴゴゴゴゴ!

遊治(この街に来て、色んなことがあった)

  (最初に食べたラーメン、最後にまた食べるつもりだったなぁ……)

  (魅月に拾われた時は驚いたけど、結局最後まで傍にいてくれた)

  (界にも仕事を貰って、キツいけど優しくしてもらったっけ)


ドクター「ほらほら、もっと力をこめるんだよ!」グググググググ!

遊治「っ! え、エクシーズ召喚! ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」ズズズズズズズッ!


鋭馬「弥生のカードが……」

蒼姫「光が、溢れていく……」

漣「放たれた光が、カードになった人々に送られていく。その結果が、この光の奔流か」


遊治(漣、鋭馬、氷河さん……ここで強いライバルに出会えたおかげで、ここまで勝ち進んでこれた)

  (唯さん、アリアちゃん、巡さん、レィリアさん……大会でも味方が増えて、悲しい別れもあったけど乗り越えられた)

  (ユーシとの再会と決着、クリュメノスとの完全な決別……そして――)



悦子「……遊治……さん」

遊治「ウッ、アアアアアアァァァァ……!」

ドクター「ウヒッ、ハハハ……抜かれていく、力が、力がァァ……!」

遊治「まだだ……まだ、負けるか! シンクロ召喚! クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」ドドドドドドドッ!



◆ベイゴマタワー外

パァァァァァ……

レィリア「この光は……!」

男A「……あれ? 俺は……」

男B「嫌だ! またカードになりたく……あれ?」

レィリア「カード化された人らが戻ってく!」

    「やったな! 遊治君!」


◆カードショップ「ダブルランス」前

修治「も、もう限界……ん?」

潜「これって」

智也「鷲宮さん達が勝ったんだ!」

大騎「……戦いが、終わる」


◆ベイゴマタワー5階

盾子「……」

狸小路「う、うーん……」

盾子「お、お父さん!」


優美「……」クルッ、スタスタ

遊治「あ、あと何人、だ……?」

ドクター「」

遊治「まだ……こんなところで、倒れる訳には……!」


ユーシ「本当、だらしないんだから。ユージは」


遊治「!」

ユーシ「僕も手を貸すよ。ユージには、もっと楽しいことをたくさん教えてもらわないと」

遊治「ユーシ……」

悦子「私もです!」

遊治「悦子さん!?」

悦子「もう自由だと、遊治さんが仰ってくれました。だから、今私がしたいことをします!」

ユーシ「……ほら、協力者は僕達だけじゃなさそうだよ」


魅月「私達でも、デュエルエナジーはあります!」

界「やれやれ、です」

唯「カード化はもうこれっきりにしましょう!」

アリア「精霊の皆も、力を貸して!」

カンナホーク「キュクー!」

巡「1人より、皆で立ち向かえば怖くない。さっきも同じようなことを言ってなかったかい?」

鋭馬「俺の力も、街の為に使わせろよ!」

弥生「戻ったばっかでよく分かんないけど、力を貸せばいいんだね!」

漣「……フン」

蒼姫「格好付けてないで、アタシ達も行くよ!」


遊治「皆……よし、もう少しだ!」

全「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ピカッ!パァァァァァン!!


魅月「光が、弾けた……」

アリア「これで、街にいた全ての人がカードから戻ったはずです……」

唯(あの変態(忍谷謎美)さんのコレクションにされた人々も、ですね……)


遊治「よかっ、た……」フラッ、ドサッ


悦子「遊治さん!?」

ユーシ「ユージ!?」



遊治「」

今日はここまでです

次回、最終回……予定です

因みに、好感度チェックすると

金田 魅月 :53
伊丹 悦子 :57
黒門 界  :54
双刃 鋭馬 :10
南 氷河  :26
工藤 智也 :4
篠海 潜  :4
志士累 涙子:20
翠刃 唯  :54
アリア・レイ:42
伊関 巡  :35
崩 砕牙  :4
鶴来 盾子 :9
樹刺 アリサ:10
阿澄 彼方 :12
ユナイト卿 :3
レィリア・ヘルメス :9

となるため、最高値57の悦子さんルート確定です
最終回後に気力があれば、他のメインヒロイン勢のIFルートも書きますのでお楽しみに!

では

そろそろ始めます

今回は久々に安価やるから誰かいるといいな

遊治(ん……ここは……)

  (何だろう、とても幸せな夢を見ていた気がする……)

  (仲間に囲まれて、自らの自由を手に入れて……皆で笑い合う夢)

  (このまま消えてしまえば、どんなに幸せなんだろう……)



  (でも、俺は生き延びてしまったみたいだ)

遊治(柔らかいベッドの感触。顔に布を被せられてない辺り、死んだことにはされてないみたいだ)

  (……視界はまだぼやけてるけど、白い天井が見えるあたり、ここは病院かな?)


魅月「遊治、さん……?」

遊治「……あぁ……」

  「おはよう、魅月」

魅月「遊治さん……」グスッ


悦子「遊治さん、目を覚ましましたか!?」

界「一発殴れる程回復しましたか」

アリア「お、落ち着いて! 殴りたい気持ちは分かるけど!」

巡「全く、心配ばかりかけるな、君は」


遊治(やっぱり、消えなくてよかったみたいだ)

  (皆の下に戻ってこれたんだから)

遊治(事件の後始末は、俺が寝ている間にある程度済んだらしい)

  (ドクター・ハンド率いるクリュメノスは、その悪事が公に公表されたことと、責任者が捕まったことで解体。ドクターと共犯者は逮捕されることになった)

  (中でも、「ワイズマンブレイン」社長の村上雅人が捕まったことは大きく報道されたみたいだ。会社も株価が暴落して倒産間近まで追い詰められている)

  (狸小路猪太郎市長も、漣と蒼姫さん、娘の盾子によって汚職を暴かれ逮捕。裏で通じていた政治家達の汚職も次々に明らかになり、政界にも大きく影響を与えたらしい)

  (ユーシは洗脳教育を受けていたことが認められ、逮捕はされずに保護観察という扱いを受けたようだ。今は同じ病院で精神ケアを受けている)

  (悦子さんは俺達への協力や、クリュメノスとしての活動実績が見られないことから、捜査対象から外れたようだ。このことは、唯さんも力添えをしてくれたみたい)


  (狸小路の権力の象徴、ベイゴマタワーもデュエルエナジーの奔流によってボロボロになり、取り壊しが決まった。米呉馬市はこうして、本当の平和を取り戻したのだ)

遊治「皆には、迷惑かけちゃったみたいだ――」

界「全くです。自己犠牲なんて喜ぶと思ったんですか? 反省してください」

遊治「――す、すみません」

唯「界さんは本当に、遊治さんが」

界「仕事しなさい、警察官」ギチギチ

唯「アーッ!? アイアンクローだけは、お許しを……!?」

アリア「本当は、遊治君のことも街を救った英雄として取り上げて欲しかったんだけどね」

遊治(手柄は現役人気モデルのアリアと、悲劇を歩んだ市長の息子である漣、そして探偵の鋭馬が持っていったようだ)

  「いいよ。俺はただの自由気ままな旅人。今回だって、運命と決別して自由気ままに生きるための戦いだったんだし」

巡「ま、その方が遊治君らしいな」

界「無理に欲張らない方が、今後も安心して旅を出来ますしね」グシャ

唯「」

◆風月神社

遊治「ここに帰ってくるのも久々だね」

魅月「はい……あ、待ってください!」トテトテ、ガララ

遊治「?」

魅月「お帰りなさい、遊治さん!」

遊治「うん。ただいま、魅月」

  (米呉馬市での戦いはこうして幕を下ろした)

  (それはつまり、俺がここに残る理由がなくなったということでもあった)

◇翌日

遊治「ご馳走さま。魅月の作る朝食、久しぶりだけどやっぱ美味しいなぁ」

魅月「お粗末さまです」

遊治「魅月はこれからアカデミアだっけ?」

魅月「はい。単位は問題ありませんけど、休んでしまった分は取り戻さないと」

遊治「そっか。頑張って」

魅月「はい!」


遊治「さてと、俺はどうしようかな」

誰に会いに行く?

↓2

◆ベイゴマタワー跡地

遊治「唯さん」

唯「あ、遊治さん! もう元気そうで何よりです!」

遊治「うん。おかげさまで」

唯「もしかして、私に会いに……キャー! こんなところでしようだなんて大胆です! でも私はいつでもバッチコイ」

砕牙「仕事中に発情たぁ、いいご身分だな」

唯「ぐ……さ、砕牙捜査官……」

砕牙「よぉ、小僧。大活躍だったそうだな」

遊治「久しぶりです。俺だけの力じゃなく、皆がいてくれたから勝てました」

砕牙「そうかい……今回は、本当に感謝している」スッ

遊治「そんな、頭を上げてください!」

砕牙「俺がこのヤマを任されたんだ。仁義は通させてもらうぜ。困ったことがあったら、いつでも頼んな」

遊治「……ありがとうございます」

遊治「唯さん、ありがとうございます」

唯「えっ?」

遊治「一緒に戦ってくれて」

唯「あ、えと……私の方こそ。私達と、この街を守ってくれてありがとうございます!」

 「砕牙捜査官じゃないけど、困ったことがあったらいつでも連絡してください!」

 「もちろん、夜のお相手も努めますよ!」ワキワキ

遊治「それは遠慮しときます」

唯「そう言わず、今からでも……ほら、丁度向こうに人影のない場所が」

遊治「」ダッ

唯「逃がしませんよ!」ダッ

砕牙「翠刃ァ! 持ち場離れんなや!」ガシッ

唯「」ズルズル

遊治「唯さんは最後まで変わらず唯さんだったなぁ……」

  「いつの間にかポケットに下着入れられてるし……後で返しに行こう」

  「さて、次は……」

誰に会いに行く?

↓1

◆公園

遊治「流石に、いないかな……」ドゴォッ!

涙子「キャッ!?」ドサッ

遊治「やぁ、涙子」

涙子「うぅ、私はセミじゃない!」

遊治「口調」

涙子「……ドS、変態、悪魔」

遊治(何故かいじめたくなるんだよなぁ)

涙子「それで、何の用でござるか」

遊治「あぁ、お礼を言いたくてさ」

涙子「木を蹴って落とした人間が言う台詞じゃないでござるよ」

遊治「今回、涙子の助けがなかったら、きっと勝てなかった」

  「だから、ありがとう」

涙子「フン、今更拙者の有能さに気付いたでござるか」

  「それに、拙者が協力したのは弥生殿に、でござる。お主は関係ないでござる」

遊治「それでも、ありがとう」

涙子「……どういたしまして」ボソッ

  「その、拙者はここで修行してるから、たまになら会ってやってもいい、でござる」

  「お主に借りを作っておくのも悪くないでござるからな」

遊治「……うん。楽しみにしてる」

遊治「涙子も元気そうでよかった」

  「彼女がいれば、この街も安全でいられるだろう」

  「さて、次は……」

誰に会いに行く?

↓1

今日はここまでにします

安価の続きはまた明日で

今日も20時ごろに始めます

今日は人来るといいなぁ
終わるに終われないので

あと15分ぐらいで始めます

その前に安価

誰に会いに行くか(既に会った人は除く)

↓2

遊治「っと、あれは……」


男子「攻撃力5000のワイトキングで攻撃!」

智也「ダメージステップ、オネストを発動します!」

男子「何っ!?」

智也「エレキングコブラが戦闘ダメージを与えたので、デッキからエレキリンを手札に加えます!」

男子「だが、戦闘破壊されたワイトキングは、墓地のワイトを除外して復活できる!」

智也「させない! カウンター罠《神の警告》! ライフを2000払ってワイトキングの特殊召喚を無効にします!」

男子「ゲェーッ!」


遊治「智也……アンデット族相手でも戦えるようになったのか」

男子「くそっ、アンデット族が苦手じゃなかったのかよ……」

智也「ほ、本当は苦手だけど、何とか勝てた……」

遊治「すごいじゃないか」

智也「あ、遊治さん!見てたんですか?」

遊治「まあね。それより、アンデット族相手でも立ち向かえるようになったんだ」

智也「はい。遊治さんに教わりましたから。男なら、怖くても立ち向かうべきだって」

  「まだ、遊治さんみたく強い悪人に立ち向かうなんて出来ないけど……」

遊治(そこまではしなくてもいいんだけど……)

  「十分だよ。智也は初めて会った時より強くなった」

智也「あ、ありがとうございます……えへへ」

智也「また、旅に出るんですよね?」

遊治「ああ」

智也「もし、次にここに来た時には、僕とデュエルしてください!」

遊治「……もちろん。楽しみにしてるよ」

智也「はい!」

遊治(エレキロック、かぁ……霞の谷も幻獣機も相性悪そうなんだよなぁ)

遊治「さて……」


1:もう少し誰かと話してく(名前も指定してください)
2:風月神社に帰る

↓1

ムショ組は無理なので、レィリアで行きます



◆路上

レィリア「お兄さん、ちょっと見て行かんか?」

遊治「……ここ、行商禁止ですよ?」

レィリア「え、マジ? ……まぁ、細かいことは気にせんと」

遊治「……」

レィリア「……冗談や」

遊治「ま、いいや。レィリアさんにも、きちんとお礼を言わないとと思ってたし」

レィリア「私に? あ、森ん中で裸見たこと? もう、遊治君のスケベー」

遊治「違います」

遊治「最後の戦いの時、力を貸してくれて」

レィリア「あれは、君の覚悟に心動かされただけやて」

    「それに、心配かけたしな」

遊治「レィリアさん……」

レィリア「このことを貸しにしたいんなら、そろそろ教えてくれへんか?」

遊治「教えるって、何を?」

レィリア「遊治君が好きな人」

遊治「……」

レィリア「いるんやろ? はっ、まさかこの私!?」

遊治「います」

レィリア「……そっか。大事にしたげなよ?」

遊治「はい」

レィリア「んじゃ、私はもう行くわ」

遊治「もうですか?」

レィリア「大会はあんなんになったし、この街に留まる理由もない。遊治君も、それは同じやろ?」

遊治「それは――それもそうですね」

レィリア「じゃ、また何処かで。お互い旅をしてれば、必ず会えるよ」

遊治「はい! また必ず会いましょう!」


レィリア「……はぁ。失恋、しちゃったな」

    「どっかの国に、遊治君以上のええ男、おらんかなー」

◆風月神社

◇午前0時

遊治「……これでよし、と」

  「元々、荷物も少なかったしね」


魅月「くー……」


遊治「置き手紙で悪いけど、見送られて旅立つのって慣れてないから……ゴメンね、魅月」

  「ちゃんと学んで、卒業して、素敵な女性になってね」

  「魅月が自信を持てば、誰にも負けないから」スッ、ナデナデ

魅月「んぅ……」

遊治「……それじゃ」

遊治「グラファクチャーや氷河さんの家にも手紙は置いたし、漣や鋭馬には別れはいらないかな。そういうタイプじゃないし」

  「けど、ここのラーメン屋、こんな時間でも空いてたんだ」

店主「遅帰りのリーマンもいるからな」

遊治「おかげで、最後にここのラーメンを食べれたし、いいかな」

  「ぷはっ、ごっそさん!」

店主「毎度! 旅人さんはもう行くのかい?」

遊治「ああ。結構長居しちゃったけど、また旅に戻るよ」

店主「そうかい。また忘れずに寄ってくれよ!」

遊治「勿論! こんないい街、忘れられない!」

◆???

遊治「……この景色ともお別れだね」

  「それで、本当にいいんですか?」



悦子「はい。私は、遊治さんについて行きたいです」

  「遊治さんが言ってくれたんですよ? クリュメノスを倒して自由をあげる。一緒にいる権利が欲しいのなら、俺があげるって」

遊治(よく考えれば、我ながらプロポーズっぽい台詞だなぁ……)

悦子「だから、私は自分で決めたんです。遊治さんと一緒にいるって」

  「それより、遊治さんの方こそいいんですか? 私なんかが一緒にいても」

遊治「……あの時の告白の返事、まだ言ってなかったですよね?」



悦子『遊治さん……本当は、あなたのことが……大好きです……』


遊治「俺も、悦子さんが好きなんです。辛い時も慰めてくれて、敵に回った時にも俺を心配してくれた、優しいあなたが」

  「だから、ずっとそばにいて欲しいんです」

悦子「遊治さん……///」

遊治「忘れ物はないですね?」

悦子「はい。元々、あのアパートを引き払う予定でしたから。スクーターも売って旅の資金にしましたし」

  「荷物も軽く済んでます!」

ボトッ

遊治「あ……」

悦子「っ!///」スッ!

遊治(今、バ○ブや首輪みたいなのが見えたような……き、気のせいだよね?)

悦子「……その、遊治さんがいいのでしたら、そういうプレイもしてみたいなぁ……って///」

遊治「そ、その話は追い追いしましょう!///」

悦子「は、はい! では、後ろ失礼します!///」ギュッ、ムニュ!

遊治(うおっ!? み、魅月と比べるのは悪いけど……大きさが段違いだ!///)

悦子「遊治さん?」

遊治「あ、いえ! 何でもないです!///」

悦子「?」

遊治「では、行きましょう」

悦子「その前に……んっ///」チュッ

遊治「!///」

悦子「恋人になってからのファーストキス、です///」

遊治「……い、行きましょう!///」ブォン!

悦子「はい! 遊治さん!」


遊治(俺は、悦子さんと一緒にこれからも旅を続けていく)

  (そう、長い長い人生のように、自由気ままな旅は終わらない!)



―――主人公「自由気ままに生きている」

―――完

これにて完結です!

途中リアルの忙しさから離れたりもしていましたが、無事完結出来ました

さて、第二期についてですが、これは未定です。理由は作者のモチベーションの問題です。気が向いたらやろうかな、と

それと、この後のヒロイン達とのIFルートですが、これもリクエスト次第ですかね。ここを見ている人ももう少ないでしょうし、長々と残してもどうしようもありませんし

それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

遊戯王関連SSは今のところ予定はありません

IFルートは魅月、界、唯、アリア、巡、氷河、レィリアの順で書いていきます
分岐点は>>175からで、それぞれのあり得た未来をお楽しみください

すみません、お待たせしました!

今日20時から他のヒロインのIFルートを書いていきます!

では、始めていきます

○魅月ルート

◆風月神社

遊治「……」

  (荷物は最低限のものしかないから、すぐに旅に出られるようにしてたけど……)

  「何だか、広く感じるな」

  (もう米呉馬市にいる理由はない。そう思っていたのに……まだ、何か心に突っかかるものがある)


魅月「遊治さん」コンコン


遊治「!」

魅月「失礼します」

遊治「どうしたの? 魅月」

魅月「……やはり、旅に出るつもりだったんですね。それも私達に黙って」

遊治「……気付かれてたか」

  「見送られて旅立つのって慣れてないんだ。だからさ」

魅月「……遊治さん」

  「私は、遊治さんを止めたりしません」

  「自由気ままなあなたが決めたことなら、私が止めることなんて出来ませんから」

遊治「うん。ありがとう」

魅月「だから、最後に言わせてください」

  「私は――あなたのことが好きです!」

遊治「えっ!?」

魅月「私なんかが……いえ、もう卑屈にはなりません!」

  「大好きです! だから、ここであなたの帰りを待っていても、いいでしょうか?」

遊治「……」

  (ああ、そうか。心の突っかかりは、彼女だったんだ)

  (この家で、この街で共に過ごした魅月に、俺は惚れてたんだ)

  「は、はは……あははははっ!」

魅月「ゆ、遊治さん?」

遊治「魅月」

魅月「は、はい!」

遊治「俺も、魅月が好きだ」

魅月「はい……えっ?」

遊治「けど、旅はまだ少しだけ続けていたい」

  「だから魅月にはここで、風月神社で待っていて欲しいんだ」

  「俺の恋人として」

魅月「そ、それじゃ……!」

遊治「」スッ、チュッ

魅月「!?///」

遊治「これが証明、でいいかな?///」

魅月「ふぁ、ふぁい……///」ボー…

◇翌日

魅月「忘れ物はありませんか?」

遊治「うん。荷物、そんなにないから」

魅月「風邪とか引かないでくださいよ?」

遊治「身体、丈夫だから。魅月も、勉強頑張ってね」

魅月「はい!」

遊治「それじゃ、行ってきます」ブォン!

魅月「行ってらっしゃい! 遊治さん!」

  (私は何年でも待ってます。大好きなあなたを笑顔で迎えるために――)


魅月ルート 完

界ルート以降をやる前に安価します

悦子さんや唯のエロいおまけもいるかいらないか

↓2

時間がないので、↑で判定します
エロあり、ということで

○界ルート

◆グラファクチャー

遊治(……黙って旅に出るつもりだったけど)

  (何故か来ちゃった)

  (界……中で作業してるのかな?)

ガララ

界「遊治さん?」

遊治「あ」

界「そこで何突っ立ってんですか? 給料ならもう渡したはずですが」

遊治「あ、いや、その……」

界「……中で話しませんか?」

遊治「……」

界「……」ズズズ…

遊治「……」

界「旅に出るつもり、なんでしょう?」

遊治「!」

界「しかも、私達に内緒で」

遊治「何でそれを……」

界「短い付き合いでしたけど、あなたの考えてることなんて分かります」

 「どうせ見送られたくないとか考えてたんでしょう?」

遊治「う……」

界「……こっちのことも考えてくださいよ、バカ」ボソッ

遊治「え?」

界「何でもないです。それより、何で外でボーっと立ってたんですか?」

遊治「あ、いや……」

界「……」

遊治「界って、俺のことどう思ってるかなって」

界「!?///」ブーッ!

遊治「うわっ!?」ビチャビチャ

界「あ、すみません……」

遊治「あー、うん。大丈夫。ゴメン、変なこと聞いて」

界「……別に」

遊治「?」

界「嫌いじゃ、ないです……///」

遊治「……あぁ、そっか」

界「な、何勝手に一人で納得してるんですか」

界「とりあえずこれ、タオルです」

遊治「俺は界のこと、好きだよ。異性として」

界「」

遊治「まぁ、今気付いたんだけど、もっと前からか」

界「う、うああああああああっ!!///」ブンッ!

遊治「あだっ!?」ビダーン!

界「な、何バカなこと言ってるんですか!? わ、私のことを……!///」

遊治「イタタ……本気だよ」

界「……」

遊治「界のためなら、ここに残ってもいいって思えるくらいにはね」

界「本当に、私でいいんですか?」

遊治「ああ」

界「……わ、私も――」

◇数年後

遊治「これでよし、と。この辺カーブが多いからあまりブレーキかけ過ぎないように」

客「うん。ありがとう」


遊治「ふー、一息吐いた」

界「お疲れ様です、あなた」

遊治「ありがとう、界」

界「随分、技師姿が板に付いて来たんじゃないですか?」

遊治「美人なお嫁さんに鍛えられたから、かな」

界「当然です。さ、次の仕事が待ってますよ」

遊治「ああ」


  (俺はこの街で、新たな人生を歩んでいく)

  (隣にいる、黒がよく似合う彼女と共に――)

界ルート 完

○唯ルート

遊治(米呉馬市ともそろそろお別れか……)


  「――って、思ったんですけど。何でDホイールと手錠で繋がれてるんですかね?」ジャラ

唯「それは当然、このまま遊治さんを行かせないためです!」

遊治「そもそも、よく俺が旅に出ることが分かりましたね」

唯「そりゃ、いつ黙って出て行こうとしてもいいよう、張ってましたから!」

遊治「お見通し、ですか」

唯「人気のないジャングルで一緒に過ごした中じゃないですか」

遊治「卑猥な言い方しないでください」

遊治「黙って出て行こうとしたことは謝りますから、解放してくれませんか?」

唯「その前に、質問があります」

遊治「?」

唯「……遊治さんには、好きな人はいますか?」

遊治「……」

唯「どうなんですか? 嘘吐いたら逮捕しますよ!」

遊治「いますよ」

唯「……え、いるんですか?」

遊治「はい」

唯「その人にお別れの挨拶はしましたか!?」

遊治「いえ」

唯「ダメじゃないですか!」

遊治「えっと、すみません」

唯「私に謝るんじゃなくて、その人に謝ってください!」

遊治「……すみません」

唯「だから……って?」

遊治「俺が好きな人は、唯さんですよ?」

唯「」

遊治「本当は心残りなく旅に出たかったんですけど……仕方ないかな」

  「白状すると、ずっと唯さんが好きでした。戦って来れたのも唯さんが傍にいてくれたおかげだし」

唯「あ、えっと、その……いざ面と向かって言われると、恥ずかしいですね///」

遊治「唯さんが俺の恋人になってくれるなら、俺もこの街に残らざるを得なくなります」

唯「……ふ」

遊治「ふ?」

唯「不束者ですが、よろしくお願いします!///」

遊治「こちらこそ。さ、手錠を外し」

唯「……彼氏、逮捕しました! 罪状は私の心を盗んだことです!」

遊治「ちょ!? いきなり何恥ずかしいこと叫んでるんですか!?」

  (本当、このちょっとHな刑事さんといると賑やかだなぁ……)

唯ルート 完

今日はここまで

アリア、巡、氷河、レィリアは明日書きます

ではではー

今日も20時から始めます

今日で終わるといいな

始めます

○アリアルート

遊治(この街に残る理由がなくなった俺は、皆に黙って旅に出るつもりだった)

  (だったんだけど……)


アリア「あ、遊治君!」


遊治「アリアちゃん……」

  (まさか出入り口でこの娘に会っちゃうなんてね)

アリア「遊治君も、もうこの街を出るの?」

遊治「うん。まぁ、ね。俺は旅人だから。アリアちゃんは?」

アリア「私は一先ず事務所に戻って、モデル業の再開。あと、デュエルの腕も磨かなきゃ!」

遊治「アリアちゃんなら、きっと強くなるよ」

アリア「うん! きっと、遊治君にもう守ってもらわなくてもいいように……ううん。遊治君よりも強くなるの!」

遊治「あはは、それは楽しみだ」

アリア「……ねぇ、約束してもいい?」

遊治「?」

アリア「次に私と会ったら、デュエルして?」

遊治「ああ、いいよ。望むところだよ」

アリア「それでね! それで、私が勝ったら……///」

   「私と、つ、付き合ってください!///」

遊治「……え?」

アリア「遊治君のこと、好きになったから……でも、今の守られてるだけの私じゃ嫌なの。だから……!///」

遊治「……それなら、俺からも約束」

アリア「!」

遊治「俺が勝ったら、俺と付き合って欲しい。恋人として」

アリア「えっ!?///」

遊治「今、ようやく気付いた。あのジャングルで、俺のことを支えてくれていた君のことが好きなんだって」

  「けど、あの時俺は君を守り切れなかった。だから、次に会う時にはきっと、今以上に俺も強くなる」

  「そして、必ず君を迎えに行く」

アリア「遊治君……うん! 約束だよ!」

遊治「その時まで、またね。アリア」スッ

アリア「元気でね、遊治君!」ギュッ

◇数年後

記者「今やトップアイドルとDホイーラーという二足の草鞋を履いているアリア・レイさんですが、今日はプライベートな面にも突っ込んで質問しちゃいます!」

アリア「お手柔らかにお願いします~」

記者「ズバリ! 好きな男性のタイプは!?」

アリア「えーと、デュエルが私より強くて、誰かを守ってくれるような優しい人です!」

記者「おお! 断定ということは、もしかして気になる人が?」

アリア「それは、内緒です!」ニッコリ

記者「うーん、これはファンの皆さんも複雑な心境でしょう!」

◆控室

アリア「ふぅ……マネージャーに怒られちゃうかな」

コンコン

アリア「あ、はーい! どうぞー」


「デュエルが私より強くて、誰かを守ってくれるような優しい人、かぁ」


アリア「あ――」


遊治「一体、誰のことかな?」

アリア「……今から、それを確かめる?」

遊治「そうだね。まずは君より強いことを証明しないと」

アリア「簡単には、負けないよ!」

遊治「俺は」

アリア「私は」

遊治&アリア「「この時の為に、強くなったんだから!」」

アリアルート 完

○巡ルート

巡「この街ともお別れだな……短かったが、中々楽しかったな」

 「遊治君とも久々に会えたし」

 「さて、次はどんな冒険が待っているのかな」キィ


遊治「あ、巡さん」


巡「遊治君。どうしたんだ? ホテルの前で待ってたりして」

 「さては、私に別れの挨拶をしに来たのか。殊勝なことだ」

遊治「……そのつもりでしたけど、やっぱり気が変わりました」

巡「ん?」

遊治「巡さんには、お世話になりましたが……やっぱり危なっかしいと思います」

巡「危険を怖がって、冒険者は務まらんよ」

遊治「だから、決めました。巡さんに付いて行きます」

巡「……何?」

遊治「誰かストッパーでもいない限り、巡さんはまたいつ命の危険に晒されるか」

巡「それで、君が私の面倒を見る、と? 随分大きく出たもんだな」

遊治「はい」

巡「……それだけなら、別に連れて行く理由はないんだがな」

遊治「勿論、それだけじゃないです」

巡「!」

遊治「俺は……巡さんのこと、異性として好きですから」

  「だから傍にいたいんです」

巡「何……だと……?」

 「だ、だが私でいいのか? 他にもいい女性はたくさんいただろうに」

遊治「俺は巡さんを選んだんです。自分の自由意思で」

  「巡さんはどうですか? 俺みたいなガキは、興味ありませんか?」

巡「……」

 (本当のようだが……ヤバい、どうしよう)

 (私も遊治君のこと、ずっと好きだったが、このまま連れて行っていいんだろうか)チラッ


遊治「巡さん?」


巡(うん、もう考えるのやめよう。このままお持ち帰りだ)

 「私は、浮気は許さん方だぞ?」

遊治「勿論。目の前にこんな美人がいるのに、浮気なんてしませんよ」

巡「……分かった。私の方こそ、君に一緒に来てほしい」

遊治「はい!」

  (この先、どんな旅路が俺達を待っているのかは分からない)

  (でも、危険を恐れぬ豪快な恋人が隣にいる限り、俺も恐れずに前を向ける)

巡「行くぞ、遊治君! 私達の冒険は、これからだ!」

巡ルート 完

○氷河ルート

◆廃材置き場

遊治「……」

  「やっぱり何も言わずに」

氷河「そのまま出て行ったら、私はお前を一生許さない」

遊治「!?」

氷河「何だ? 私に用があったんじゃないのか?」

遊治「氷河さん、どうして俺がここに来たって……」

氷河「……何となく、な」

  (本当は来ないかどうか待ってたんだが……それは黙っていよう)

氷河「それよりも、旅に出るのだろう? 別れの挨拶もない程、私との縁は薄かったのか?」

遊治「そ、そういう訳じゃ……ただ」

氷河「ただ?」

遊治「ここに、残りたくなっただけです」

  「事件も解決したし、残る理由もなくなった。けど、個人的にこの街が気に入ったんです」

氷河「……なら、残ればいいじゃないか」

遊治「!」

氷河「私もそうだった。旅のDホイーラーだったが、ここが気に入って居付くようになった」

  「別に旅を続ける義務もない。好きな場所に根を下ろすのもまた、自由気ままというものだ」

遊治「……それが、氷河さんの下でも、ですか?」

氷河「……うん?」

遊治「俺、氷河さんのことが好きです」

  「いつものクールな氷河さんも、デュエルの強い氷河さんも、時々見せる可愛い氷河さんも」

氷河(また可愛いって……!?///)

遊治「俺がこの街に残ろうって思ったのも、氷河さんがいるからで……」

氷河「……だ、だが私はそこまで女らしくはないぞ」

  「そこまで可愛げもないし」

遊治「そんなことないです! 氷河さんは可愛いですって!」

氷河「!?///」

遊治「むしろ、俺が釣り合うかどうか」

氷河「それこそ愚問だろう。私は……」

  「鷲宮が相手なら、いいぞ///」

遊治「氷河さん!」

氷河「……ただし、ここにタダで棲ませるつもりはないぞ! 男子たるもの、働くんだ!」

遊治「はい! 養うつもりで!」

氷河「……全く、敵わんな」

遊治(こうして、俺は米呉馬市で新しい人生を歩み出すこととなった)

  (傍には冷たくも温かい、大切な女性がいてくれるから、何も怖くはないさ)

氷河ルート 完

○レィリアルート

レィリアルートのみ、>>196からの分岐となります

レィリア「このことを貸しにしたいんなら、そろそろ教えてくれへんか?」

遊治「教えるって、何を?」

レィリア「遊治君が好きな人」

遊治「……」

レィリア「いるんやろ? はっ、まさかこの私!?」

遊治「はい」

レィリア「ほらなー……って、マジ?」

遊治「俺が好きなのは、レィリアさんです」

レィリア「……ちょーっと、待ってね」

遊治「は、はぁ……?」


レィリア(うわー! どどどどーしよ! 逆に告白されたー!?///)

    (いや、まぁ両想いなんやから恥ずかしがることないんやろうけど!)

    (嬉し恥ずかしで顔真っ赤や……////)

遊治「あのー、レィリアさん?」

レィリア「もうちょい待っといて!///」

    (落ち着け、私。落ち着かんと、変な人だと思われる……)

    (ちゃんと、遊治君の想いに答えてあげないと)

遊治「ひょっとして、迷惑でした?」

レィリア「そんなことあらへん! 私だって遊治君のこと好きなのに!」

遊治「え?」

レィリア「あ……///」

    (しまったー!? 勢いで言ってしまった―!?///)

    (あれ? でもこれって却っていい方なんじゃ?)

遊治「……そうか。レィリアさんも俺のこと……両想い、ですね」

レィリア(おし、考えるのやめよか。遊治君ゲットや!)

遊治「……あのー、レィリアさん?」

レィリア「んー?」ニコニコ

遊治「好きだって言ってくれたのは嬉しいんですけど」

  「いつまで抱き付かれてるのかなー、と」

レィリア「細かいことはええねん。それよりー、次は何処に行こっか」

遊治「俺はレィリアさんと一緒なら何処でも」

レィリア「やーもー! 嬉しいこと言わんといてー!」ギュー!

遊治(柔らかい感触はいいけど、苦しい……)

レィリア「ー♪」

遊治(でも、まぁいいか)

レィリアルート 完

以上で、IFルート全て完結です!ここまで付き合って頂きありがとうございます!

エロは……結局書く気力が残ってませんでしたorz

では、次回作があればそこでまたお会いしましょう!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom