もしも世界が僕の手に握られていたら(12)

このふつうの毎日の日常
僕の名前は{岸村 涼太}
きしむらりょうたって読むんだ
僕は今高1
毎日、毎日、勉強漬けだ
しかし{彼女}の到来によって
僕の人生は大きく変わる__

涼太「また帰ったら勉強か……」

この何にも変わらない歩道を通って
僕の足はゆっくり僕の家へ向かう

涼太「何か無いかなあ……」キラッ

涼太「ん? これは……?」ヒョイ

僕が軽くつまみ上げた指輪
それは少し古臭くて、しかし華麗な白い光を放っていた

涼太「結構古い指輪だなあ……」

涼太「……」チラチラ

あたりには誰もいない事を確かめ
僕は指輪をゆっくりポケットの中へ_

入れようとした、そのとき

****「その指輪を返して下さい!」

突然、{彼女}が現れた

涼太「あん?」チラ

****「その指輪は、とっても重要な物なんです! 返して下さい!」

涼太「あ、これ、あなたのなの?」

とっさに僕の良心が目覚め、
急いで指輪を彼女に返す

涼太「あ、あの……パチろうとしてごめんなさい」

****「あ、ええ 大丈夫です……返して頂いてありがとうございます」

****「それより……あなた、この指輪をはめましたか?」

涼太「あ、はい ちょっとだけ」

****「……なら、夜、気をつけてください」

涼太「へ? 夜?」

僕は彼女の言った意味がまったくわからなかった

もし僕がこんな愚かな行為をしなければ
僕はこんな事にならなかったのにと今は後悔をしている
でも、今の僕は知らない
こんなにも世界が広いなんて
こんなにも世界が美しいなんて

母親「あら、遅かったわね 食事の用意は出来ているわよ」

涼太「あ、ありがと母さん」
===
==


涼太「ふう、風呂も入ったし後は寝るだけか……」

涼太「……なんだよ、なにも起きないじゃないか」

涼太「あ~あ~少し期待してたのに……ふぁ~あ……寝るか」

%%%%「……」

涼太「……今日は暑いなあ 窓を開けよう」

その時だ!
窓を開けたと同時になにかの物体が現れた!
まるで闇に染まった黒い翼。
赤い目。これを邪気眼というのだろうか
そして、西洋風な服
頭にシルクハットを被っている

涼太「う、うわああああ!!」ドキッ

%%%%「デカい声を出すな……紳士じゃないぞ」

涼太「お、お前は誰なんだ!?」ドキドキ

さっきから心臓の鼓動が収まらない
僕は手に汗をとてもかいていた

クロニア「自分は、クロニア。 時間が無い 単刀直入に言うぞ お前は俺の仲間になるか? ならないか?」

涼太「はあ?! てかなんで翼生えてるんだよ! お前何人だよ!」

クロニア「……お前の質問は聞いていない 仲間になるか?ならないか? どっちだ?」

涼太「わ、わ、わかったから時間をくれ!  明日の夜、答えを出すから!」

クロニア「……いだろう 明日の夜12時だ それまでに返答を決めておけ いいな」

涼太「あ、ああ」

クロニア「さらばだ」バッ

涼太「行った……のか?」

涼太「夢?だったのか? なんだよアイツ……」
==

クロニア「……++++隠れないで出てこい」

++++「てへへ~バレちゃった~? よくわかったね~すご~い」

クロニア「お前の技はまだ使いこなせてない もっと練習するんだな」

++++「うん……それより~ そーするの? あのひと」

クロニア「あんな強い結界を貼れる奴は見たことがない 天使なんぞに渡してたまるか」

++++「だから窓から入ったのかぁ~ すご~い」

++++「脱字だよ~ ごめんね~どーするのだよ~」

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