提督「皐月の味」 (38)

皐月は合法

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432912707

皐月「司令官、遠征から帰ってきたよ!」

提督「お疲れ、しっかり補給しとくんだぞ」

皐月「うん!それでね、バケツ持って帰ったんだ」

提督「おお!よくやった」

提督「こっちにおいで」

皐月「うん!」テクテク

提督「皐月はえらいなぁ」ナデナデ

皐月「えへへ~、これ好きー」

提督「それに可愛い」ナデナデ

皐月「もう、司令官ってば~」テレテレ

提督「ずっとこうしていたいくらいだ」

皐月「およ?お花飾り始めたんだね」

皐月「前まではなかったのに」

提督「そうそう、これね」

提督「サツキっていう花なんだ」

皐月「あ!ボクの名前」

提督「そうだな、この時期になると咲くんだ」

提督「小さい頃、帰り道とかでよくこれの蜜を吸ってたなぁ」

皐月「へー」

提督「ところで、皐月」

皐月「どうしたの?」

提督「ケーキがあるんだけど食べるか?」

皐月「いいの!?わーい」

提督「ははは、用意するからソファで待ってろ」

皐月「うん!」

皐月「おいひー!」モグモグ

提督「おいおい、そんな急いで食べなくてもケーキは逃げないって」

皐月「だってだって」

皐月「こんな美味しいケーキ食べたことないよ」パクパク

皐月「舌がとろけそうだ」

提督「そう言われると買ってきた甲斐があったもんだ」

皐月「あれ?司令官は食べないの?」

提督「このケーキは一個しかなくてな」

提督「俺は食べてないよ」

皐月「え?」

皐月「じゃ、じゃあボクの分を…」

皐月「あっもう全部食べちゃった」

皐月「どうしよう…ボクが買ってこようか?」

提督「いや、いいよ…一日数個限定のやつなんだ」

提督「買うのは相当苦労したぞ」

皐月「ええええ!?」

皐月「それをどうしてボクに」

皐月「自分で食べればよかったじゃないか」

提督「それは…皐月の喜ぶ顔が見たくって」

皐月「え?」カァァァ

皐月「な、納得いかないよ!!」ウガー

提督「まぁまぁまぁ、それより話を戻そう」

提督「さっき、よくサツキの蜜を吸ったって言ったよな」

皐月「え…う、うん」

提督「結構吸ってたから、蜜の味はよく知ってるんだ」

提督「でも皐月の味はまだ知らない」

皐月「え?それってどういう」

提督「…」

提督「なぁ…皐月はどういう味がするんだ?」

皐月「そ、そんなの…知らないよ」タジ

提督「じゃあ今知ろう」ガシッ

皐月「…!?」ビクッ

ポチッ ヒュン

皐月「な、なんでいきなり布団が」

提督「模様替えはホント便利だよなー」ウンウン

提督「さて」

皐月「ひっ…」ビクビク

すっかり縮こまってしまった皐月を布団まで誘導する

皐月からは抵抗らしい抵抗を感じない

さっきまでの活発で元気な姿がそこには全くなかった

ただ為されるがままのか弱い少女


皐月「あ…」ポフッ


布団までたどり着き、押し倒す

とてもしおらしく、普段の彼女とのギャップで更に可愛さが増した

皐月「あぅぅ…その…司令官」


眼下には目を泳がし、必死に何かを言おうとする金髪少女

腰をそっと抱く

強く抱きしめれば今にも折れてしまいそうな細さだ

膨らみを全く感じさせない胸に顔を擦りつける

鼓動が耳に響く

温もりを感じる

子供は体温が高いというが

安心感を与えてくれる

胸から顔を離すと、真っ赤に染まった皐月が上目遣いで見つめてきた

少しイタズラ心が芽生える

顔を鼻と鼻の先が触れるか触れないかのところまで近づけた

互いの吐息が鼻先をくすぐる

皐月の体が少し強ばるのを感じた

決心がついたのか目が閉じられる

だが思い通りにするつもりもなく


皐月「ひゃん!?」

小ぶりな耳を舐める

意表を突かれた皐月の口から可愛らしい声が漏れる


ペロッペロッ ピチャピチャ


わざとらしく音を立てて耳をなぶる

敏感なのだろう


皐月「あ…あっ…はん…」


甘い声が止まない

皐月「はぁ…はぁ…」ビクビク


耳から口を離したとき、皐月のほおはすっかり上気し

息を整えるため口は開かれていた

もう準備は万端だ


皐月「はぁ…んむっ!?」


口に吸い付きそのまま蹂躙する

皐月の目が見開く

今まで守ってきた牙城が崩壊するように感じた

防ぐことも何もできず侵入者にいいようにされる


皐月「んっ…ひちゅ…ちゅる」


生成した唾液が片っ端から奪われる

提督の舌が口内を縦横無尽に駆け回った

口内全てを犯されたかに思えたが

まだ舌だけが何もされていなかった

一向に舌をなぶってくる様子がない

焦らされているのだろう

もう我慢の限界だ

生贄を差し出すかのように自らの舌を恐る恐る提督の舌に絡めた

今まで為されるがままだった皐月が自ら舌を絡めてくる


提督(とうとう陥落したか)


もう皐月の味は覚えた

脳に永久保存する

腰に据えていた両手を皐月の手へと持っていく

恋人繋ぎだ

その時、皐月が積極的になったのを感じた

互いの水分を奪い合い

舌が複雑に絡まる

皐月「れろっ…じゅる…じゅる…」


さすがに息が苦しくなってきたので口を離す


皐月「ぷはっ…はぁ…はぁ…」


銀色の糸が二人をつないでいた

しばし見つめ合う

息は整ってきたが、ここでやめる気はさらさらなかった

再度口を付ける

皐月も分かっていたのだろう

目が閉じた


皐月「ひちゅ…ぢゅるる…ぢゅううう」


2回戦

初っ端から激しく貪りあう

傍から見たら卒倒する程だ

皐月(あ、頭が沸騰しそうだよぉ)

皐月(何これ…気持ちよすぎて痺れてきた)

皐月(こんなの知らない)

皐月(もっと…もっとしていたい)

皐月(ボクがボクじゃなくなるみたいだ)

皐月(あぁ…もう何も考えられない)

何分、何十分経ったのだろうか

時間の感覚さえ分からなくなったとき

ようやく二人は行為をやめた

皐月の目は焦点が合っておらず

空中をただぼんやりと見つめていた

皐月「あぅぅ…司令官」

皐月「なんかアソコが変だよぉ」

皐月「すっごくムズムズする」

提督「ふむ」

提督「皐月は今まで一人でしたことあるか?」

皐月「一人で…何を?」

提督「いや、何でもない」

提督「そうかそうか」

提督「じゃあ今日は皐月を一人前の大人にしてやろう」

皐月「大人…ホント!?そしたらもっと強くなれる?」

提督「ああ、なれるさ」

皐月「どうすればいいの?」

提督「まぁ…合体かな」

皐月「合体!?」キラキラ

提督「うんうん、それじゃあまずは服を脱いで―――


トントン


提督「なんだ、今は取り込み中だぞ!」

憲兵「ドーモ、テイトク=サン」

憲兵「ケンペイデス」

提督「アイエエエエ!ケンペイ!?ケンペイナンデ!?」

憲兵「ご同行願おうか」

提督「チックショオオオオオオオオオオオオ」




皐月「司令官の…バカ…」

おわり

それから夜な夜な提督の自室には皐月の姿が

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月31日 (日) 20:49:35   ID: PilhvifH

寒いから続きはよ

2 :  SS好きの774さん   2016年09月02日 (金) 16:10:13   ID: gOp3-Qok

同上

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom