北斗の拳いちご味vsジョジョの奇妙な冒険ばなな味【ジョジョx北斗の拳SS】 (46)

※ほぼ全員キャラ崩壊

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431073826

サウザー「今宵も平和だな…」チュウウウウウ

モヒカン「今宵もバニラシェイクですかサウザー様…」

サウザー「暇だ!暇だ!暇だ!!」バタバタ

モヒカン「サウザー様!子供みたいに駄々こねないでください!!」

サウザー「暇だから友達の家に遊びに行ってくる。」ザッザッ

モヒカン「あ!サウザー様!」

サウザー「なんだ!」グワッ

モヒカン「ハンカチとティッシュをお忘れです……」パァン

モヒカンが手を叩くと…

ダダダダダ

リゾ「どうぞ…」

サウザー「………ありがとう。」

モヒカン「お気をつけて。」

『サウザー様!はじめてのお散歩!』

モヒカン「サウザー様が心配だ…隠れてあとをつけてみよう………」

サウザー「うむ…?」

モヒカン「どうなされたんだろう………」

サウザー「ここはどこだ………!シュウ様の家はどこにあるんだ…!!」ガクガクガクガク

モヒカン「早速道に迷ってらっしゃる………!!!」

サウザー「怖い……!このまま迷子になってしまうのかオレは………」

サウザー「こうなったら………」

モヒカン「どうなされるつもりだろう?」

サウザーはそこらへんに落ちてた棒を拾ってその棒を立てた。

コツン

サウザー「こっちだ!」ダダダダダ

モヒカン「適当だ…」

その後…サウザーは闇雲に走った。

いつもは例の乗り物に乗っているため楽であったが…

サウザー「ハァ……ハァ……ハァ……ゴボォッ!」

サウザー「カッ……!!カッ!」

モヒカン「運動不足でむせてらっしゃる………」

サウザー「しゅん………」

モヒカン「いじけて体育座り……マズイ……いつものサウザー様だ!」

ザッザッ

ジョナサン「あのー…どうかなされたんですか?」

モヒカン「は!救世主だ!救世主が現れた!!」

サウザー「フン!オレに構うな!ここでどうやったら世界を我が軍団が制覇できるか考えてただけなんだからな!」

モヒカン「ツンデレだ。」

ジョナサン「とりあえず僕の家に来ますか?ここだとあれですし……」

モヒカン「なんて優しい人なんだ………サウザー様良かったですね………」

ジョナサン「こっちです。」

サウザー「お言葉に甘えてやろう。」

サウザーはジョナサンに連れられ、ジョナサン家へやってきた。

ジョージ「おや?友達かいジョジョ?」

ジョナサン「いいえ。先ほど道に………いや、そこで会った人です。名前は………」

サウザー「我が名はサウザー。後にこの世界を制覇する者の名だ。覚えておけ下郎共。」

ジョージ「………この人は大丈夫なのか?」

ジョナサン「た…多分……!」

モヒカン「やっぱり良い人だ…!」

ジョージ「それじゃあ仲良くしなさい。」ザッザッ

ジョージは部屋に戻った。

ディオ「誰だそいつは?」ザッザッ

ジョナサン「あ!ディオ。紹介するよ。この人は先ほど会ったサウザーさんって言うんだ。決して悪い人じゃないから安心して。」

サウザー「………………」

ディオ「………………」

サウザー「……」ニタリ

ボギャアアア

サウザー「グハッッッッ。」

ジョナサン「サウザーさん!!!」

ジョナサン「なっ!何をするだァーーーーーーッ。許さんッ!」

ディオ「こいつは気に食わない面をしているから蹴ったまでだジョジョ。」

ジョナサン「大丈夫ですかサウザーさん?」

サウザー「………フン!これしきでやられるほどこの帝王の体は柔ではないわ!」

ガクガクガクガク

モヒカン「膝が震えてらっしゃる……よっぽど怖かったんだ。」

ディオ「おいジョジョ。今から釣りに行くが、お前も来るか?お前なんか誘いたくもないが一人では面白くないんでな。」

モヒカン「あれ……?あの人もしかして………」

ディオ「べ、別にお前が友達だからとか……そんなんじゃあ決してないからなッ。」

モヒカン「ツンデレだ………!!」

ジョナサン「うん!それじゃあ行こうか!」

ダダダダダ

サウザー「こやつらにはオレの強さを見せねばならぬようだな。」

サウザーがジョナサン家で復讐を考えてる頃、ケンは…

ケンシロウ「…………………」

リン「ケン、無理しなくていいのよ。」

バット「そうだぜケン。」

バット「迷子になったなら迷子になったって言わねえとこっちも対処できねえよ。」

ケンシロウ「いや……断じて迷子なんかではない。」

リン「じゃあどういう状況なの?」

ケンシロウ「………浮浪している…」

バット「それ遠回しに迷子ですって白状してるのと一緒だぜケン。」

リン「ケンにも変なプライドがあるのよバット。」

ザッザッ

バット「!」

バット「誰か来たぞ!」

ザッザッ

承太郎「…………………」

リン「!」

リン「ケンと似ているわ………顔もそうだけど雰囲気まで…!」

バット「けど待てよ…何かキョロキョロしてねえか?」

承太郎「……」キョロキョロ

バット「ひょっとしてだけど、あの人も迷子じゃあ………」

リン「バット!見ず知らずの人を迷子って決めつけちゃダメよ!」

承太郎「ジジイたち……どこ行ったんだ………ここはどこだ…?」

バット「今…オレはあの人を迷子と確信したぜ……」

リン「ケンとそっくり………」

ケンシロウ「?」

バット「どうする?助けるか?」

リン「助けましょう。困ってる人は助けないと。ね。ケン。」

ケンシロウ「あぁ…」

バット「おーい兄ちゃん!何困ってんのー?」ダダダダダ

承太郎「!」

ドヒュウウウン

承太郎「新手のスタンド使いか…ッ!」

バット「スタンド?何のことだ?」

承太郎「違うのか…?」

リン「私たちはあなたが困ってるように見えたから助けに来ただけよ。そうよねケン?」

ケンシロウ「……」コクッ

承太郎「そうか。」

ケンシロウ「そうだ。」

承太郎「………………」

ケンシロウ「…………………」

リン「やっぱりこの2人を会わせたのは間違いだわ…」

バット「あぁ……寡黙な男と寡黙な男を足したところで生まれるのは沈黙しかないぜ………!」

リン「怖いわ!私怖い!」

バット「落ち着けリン!オレたちが騒げばまだ何とか………」

承太郎「うっとおしいッ。やかましいぞッ!!」

バット「意外と短気なのかよ………」

バットとリンが戸惑っていた頃、サウザーは…

サウザー「我の下僕になりたい人この指とーまれ!」

男の子「わーい!」

サウザー「フハハハ!下郎どもよ!我の下僕となるからには覚悟するがいい!」

男の子「やったー!」

子供達20人を下僕にしていた。

モヒカン「サウザー様のスカウト活動………立派でございますが、相手を間違っておられる……!」

その頃…サウザー宅では……

シュウ「いったいあのバカはどこへ消えたんだ?」

シン「フン!どうせ迷子にでもなっているんだろう。」

ユダ「バカがしそうなことだ。」

レイ「だが、あんなバカでもオレたちの仲間だ。探してやろうぜ。」

シュウ「それならすでに手を打ってある。」

シン・ユダ・レイ「なにぃ?」

シュウ「南斗五車星をサウザーの探索に向かわせた。私たちもその後に続こう。」

続く

その頃…南斗五車星はある男たちと遭遇していた。

シュウザ「自由!」

リハク「またシュウザが自由をこじらせおったか……」

トウ「治ったと思ったらすぐこれだから………」

ペッシ「兄貴ィッ!」

メローネ「またペッシが兄貴をこじらせたか……」

ギアッチョ「プロシュートのやつはしばらく帰って来ねえからしばらく続くなこりゃあ………」

リハク「あなた方はどういう活動をなされてるんだ?」

リゾット「暗殺だ。」

リハク「………それはまた特別な活動ですな。」

リゾット「そっちは?」

リハク「こっちは………」

ヒューイ「かかってきな!オレが相手してやるぜ!」

シュレン「待てヒューイ。お前が出るまでもない。」

フドウ「………まあまあ落ち着け。今は争う時では……」

コケコッコー

フドウ「!」

フドウ「リ…リス!」

シュウザ「自由!」

リハク「やれやれ……」

リゾット「まぁ……その……なんだ………こっちもあれだが……」

イルーゾォ「鏡の中からすまない………あまり外には出たくないんだ………」

ギアッチョ「鏡の中にいたのかよイルーゾォ!?灯台元暗しだな!……ん?灯台元暗し……?……………」

ギアッチョ「なぁメローネ。灯台元暗しってよぉ〜。灯台の下は暗いから見つかりにくいって意味だよなぁ〜?でもよぉ〜…灯台の下って大抵は明るいよなァァァァ〜?意味が分かんねぇよなチクショォォォーーーーッッッ!!!」

メローネ「気にしないでくれ。彼はキレやすい性格なんだ。そんな彼はA型だ。気になることがあったら気になってしまう性格らしいぞ。B型の俺とは相性が良い。今日の血液型占いに出てたから間違いない。他にもイルーゾォは………」

ペッシ「兄貴ィッ!」

リハク「お互い苦労しますな………」

リゾット「まったくだ………」

リハク・リゾット「ハッハッハッハッハッハッ!」

トウ「………本当の目的を見失ってる気がする……」

その頃サウザーは…

サウザー「フハハハ!なかなか楽しいな下郎の娯楽というのも!」バシャバシャ

ジョナサン「そうでしょ?水かけ遊びは楽しいんだ!」

ジョナサン「ほら!」ビシャァッ

サウザー「あ!やったなこいつ!」ビシャァッ

ジョナサン「ハハハハハハ!」バシャバシャ

サウザー「フハハハハハ!」バシャバシャ

ディオ「………オレも混ぜてくれジョジョ!」ダダダダダ

ジョナサン「来なよディオ!楽しいよ!」

サウザー「貴様も楽しもうではないか!」

3人仲良く遊んでいた。

シュウ「………南斗五車星からの連絡がない。何をしているんだ。」

ユダ「どうせ変な事してるんだろう。あいつらもあのバカとそんなに知能は変わらないんだし…」

レイ「! 誰かいるぞ!!」

シン「ケンシロウか!?」

シュウ「違う………あれは……………」

吉良「………サンドウィッチどこへ落としてしまったんだろう………あれがないとマズイな……」

ユダ「なーんだ。ただのサラリーマンじゃないか。ケンシロウは俺が倒すからほっときなさい。」

シン「黙れウダ!ケンシロウは俺が倒さねばならない敵なのだ!」

ユダ「ユダだ!!いい加減名前を覚えろ!!」

吉良「私のサンドウィッチが………あれがないと困るんだよなぁ……」

チラッ

吉良「確かこの辺に落としたはずなんだが………」

チラッ

吉良「私は誰にも頼りたくはない。関わると面倒だからだ。」

チラッ

吉良「目立ちたくないんだよなぁ……」

チラッ

シュウ「このウザさ……どこかで見た覚えがあるぞ。」

シン「鳥肌が出た………ということはあのバカと同じバカの匂いが出ていると言うことか!?」

レイ「構って欲しいんだろうな。だけど自分から頼むのはプライドが傷つくとかなんだろう。」

ユダ「ますますあのバカに似ているな。」

吉良「何としても自分で見つけないと………」

シュウ「仕方がない。声をかけてやろう。」

ザッザッ

シュウ「どうかなされたんですか?」

吉良「………あなたなんかに話しても無駄です。サンドウィッチなんかこの辺におちてるはずがないんですよ…」

シュウ(面倒くさいタイプだ………)

ユダ「おい………」

レイ「なんだ?」

ユダ「あいつのカバンから何かはみ出ていないか……?」

レイ「?」

吉良のカバンから手がはみ出ていた。

レイ(………敵か…?)ボソッ

シュウ(敵にしては不用心だな………念のため警戒しておこう……)ボソッ

ユダ(あの綺麗な手………なかなかだ………)ボソッ

シン「どこを見ているんだ貴様は…!)ボソッ

ユダ「貴様、ただのサラリーマンじゃないな?

吉良「………普通のサラリーマンですよ。」

シン「お前のようなサラリーマンがいるか。」

シュウ「おいシン。敵のセリフをパクるのはよくないぞ。」

レイ「お前が憎むケンシロウのセリフだぞ?」

ユダ「俺はお前が憎いけどなレイ。」

シン「そ…そうだったな。すまない。」

シン(憎むか…憎むほど愛してると言った方が正しいか……ケンシロウ………)

ケンシロウ『I love you.』

シン「Me too!」

レイ「シンが壊れ始めたぞ……!」

吉良「あれ?もしかしてこの手が気になったんですか?それもそうですね………前にも高校生に殺人鬼と間違われましたから………」

吉良「これはマネキンの手です。グッチから盗んできたやつで、ただの癒しグッズなので安心してください。」

シュウ「より一層怪しさを増したぞ!!」

レイ「サウザーより危険だ!やつにはまだ幼さがあった!!」

ユダ「サウザーに凶悪性を足してクソガキを引いた男だ!!」

シン「ケンシロウとケンシロウを足して0をかけた男だ!!」

吉良「ふふふ………」

シュウ達が吉良の凶悪性に気付いた頃、サウザーは………

サウザー「………………」

ジョナサン「サウザー。さっきから何見てるんだい?」

サウザー「あの石仮面。オレの部屋に飾ってみたいと思ってな。あれほどまでに邪悪な装飾品は生きてきた人生で見たことがない。」

ジョナサン「確かディオくんもあの石仮面に興味を示していたなー………なにか秘密があるのかもしれないね。」

サウザー「…………………」

続く

サウザーが石仮面に興味を示していた頃、ケンシロウは…

ザッザッ

ケンシロウ「…………」

承太郎「…………」

バット「空気が悪いぜ……」

ダダダ…

バット「ん?何か聞こえないか?」

リン「馬が近づいてる!しかもかなり大きい馬よ!」

ケンシロウ「あれは……!!」

ラオウ「…………」ダダダダダ

ケンシロウ「ラオウ…!」

バット「なんてタイミングが悪いんだ!」

リン「これ以上寡黙を増やさないで!!」

ダイアー「待て!」

ザッ

バット「お、お前らは!」

シュレン「ここがお前の墓場だラオウ………」

ヒューイ「やーいラオウ!こっこまでおーいでーだ!!」ペンペン

ダイアー「私のサンダースプリットアタックでトドメを刺そう……えーと…誰だ貴様は?」

ラオウ「……」ピキッ

バット「ダメだ!ラオウを怒らせる人しか揃っていない!」

リン「その前に1人変な人が混ざってるわ!」

ヒューイ「いくぜおまえら!」

シュレン「おう!」

ダイアー「ここが正念場だ!!」

ラオウ「ぬぅ!」

ヒューイ「ぐは!!」ブキャ

ラオウ「ぬぅぅ!」

シュレン「ぐあ!!」ゴキャ

ラオウ「ぬぅぅぅ!」

ダイアー「ぐぅあ!!」バラバラ

バット「三人の合計時間、わずか3秒…1人1秒で倒されたぜ………ある意味あっぱれだ……」

リン「早すぎて逆に素晴らしいわ。」

ケンシロウ「ラオウッ!」

ラオウ「来いケンシロウ!」

承太郎「待ちなッ!!」

ラオウ「ぬ?なんだ貴様は?」

承太郎「名乗るほどじゃあねえぜ。てめーは人を殺して何も思わねえのか?」

ラオウ「虫ケラを殺して何か悪いことでもあるのか?」

承太郎「………………」

DIO「ジョーーーージョッ!このオレを放っておくとはどういう事だ!!!」

承太郎「DIO!!!!」

バット「な…何が起こってるのか分からねえが、とりあえず凄い事が目の前で起こってる気がするぜ…!」

承太郎「………………」

ケンシロウ「………………」

ラオウ「………………」

DIO「………………」

リン「どうなるの!!」

続く

ジョセフ「まったく…承太郎のやつどこへ行ったんじゃ……」

アヴドゥル「きっと道に迷っているんでしょう。」

ポルナレフ「しっかり者に見えてあういうところがあるからなー承太郎のやつ。」

花京院「チェリー………」

ポルナレフ「落ち着け花京院。あと少しでチェリー食わしてやるから。」

花京院「チェリー……食べたい…チェリー……」

イギー「アゥ。」

ジョセフ「ん?どうしたんじゃイギー。」

イギー「アゥ。」

ジョセフ「あっちに何かあるのか?」

アヴドゥル「行ってみましょう。」

ザッザッ

承太郎「……………」

DIO「……………」

ジョセフ「あれは承太郎じゃ!それにDIOまでッ!」

ポルナレフ「………いや待て。あれは……DIOじゃないぞッ!!」

アヴドゥル「なにィッ!?」

ジョセフ「どういう事じゃポルナレフ!?」

ポルナレフ「よく見てみろ……DIOを……」

DIO「…………」

アヴドゥル「あれ…?」

アミバ「……………」

ジョセフ「誰じゃあいつは!?」

アヴドゥル「よく見たらDIOじゃない!」

ポルナレフ「よく見たらどころ似てる箇所が見当たらねえぞッ!」

ジョセフ「じゃあなぜ承太郎は間近にいるのに気付かんのじゃ?」

承太郎「………」

ポルナレフ「………天然だから……かな。」

イギー「アゥ。」

続く

サウザーは一人、石仮面の前に立っていた。

モヒカン「サウザー様…何をなされるんだ。」

サウザーは石仮面を手に取り、それを顔に近づけた。

サウザー「………この邪悪さ……なぜここにあるのか不思議に思うほどだ。これはオレが持っておこう。」

モヒカン「聖帝様あろうお方が泥棒ですか…!?」

サウザー「でもなんか怖いな…もしこれが顔にひっついたらどうしよう……」モジモジ

ディオ「何をしてるんだサウザー?」

サウザー「おう。ディオじゃないか。貴様も一緒に………」

ディオ「あ、トマトジュースがこぼれた。」

ピシャッ

トマトジュースが石仮面に付いた。

ビシビシ!

その石仮面はサウザーの顔に張り付いた!

サウザー「ぬぅおおおおおおお!!!」

モヒカン「サウザー様ーーーー!!!」

つづく

ディオ「サウザー!?大丈夫か!」

サウザー「ぬ……ぬぬぬぬ……」

サウザー「歯が……出てきちゃった……」

サウザー「オレの歯が伸びちゃった……恥ずかしい……」

ディオ「歯?………もしかして……」

ガチャ

ディオは玄関を開けた。

ピカァ

サウザー「ぬぅおおおおおおお!!!ディオ!やめてくれ!!」

カチャン

閉めた。

ガチャ

開けた。

ピカァ

照った。

サウザー「ぬぬぅううう!!ディオ!!何をしとるのだ!!」

カチャン

ガチャ

ピカァ

サウザー「ぬううううう!!」

モヒカン「サウザー様が遊ばれてる!」

ディオ「歯が伸びて日に弱い……サウザー…君はもしかしたら吸血鬼になってしまったのかもしれない!」

サウザー「え!?ウソぉ!」

モヒカン「反応が乙女。」

サウザー「いや…だって……吸血鬼って事はバンパイヤって事だろ?ということは…」

サウザー「聖帝十字陵を訪れる事ができないではないか!!」

モヒカン「ということは………」

サウザー「オレはもう……聖帝ではないのか……?」

サウザー「そんな……バカな……」

モヒカン「サウザー様………」

その時、シュウは……

シュウ「!!」

レイ「どうしたシュウ?」

シュウ「いや………なんか知らんがオレのトラウマが無くなった気がした………」

つづく

その頃、ケンシロウたちは…

ラオウ「………飽きたから帰る。」ザッザッ

アミバ「オレも。」ザッザッ

承太郎「………やれやれだぜ。」ザッザッ

ケンシロウ「…………………」

バット「ケン。拗ねるなよ。みんな警戒しすぎて技1つも出さなかったらだれだって飽きるさ。元気出せよ。」

リン「そうよ!拗ねないでケン!イチゴをあげるから。」

ケンシロウ「イチゴ…!」

ケンシロウ「イチゴとは何だ?」

リン「イチゴってのは甘いの。甘いのはイチゴなのよ。」

ケンシロウ「甘いのはイチゴ…?」

リン「そうよ!」

ケンシロウ「バナナは甘くないのか?」

リン「ケン!むちゃしないで!これ以上は危険よ!」

ザッザッ

モヒカン「あのー…すみません。」

バット「あんたは確かサウザーの部下の…」

モヒカン「敵だと分かっててお願いがあります。サウザー様を助けてはくれませんか?」

ケンシロウ「なに…?」

その頃サウザーは…

サウザー「ディオよ。貴様も吸血鬼になるか?」

ディオ「…いや。オレは吸血鬼になるつもりはない。ちょっと風に当たってくる。」

ディオ(吸血鬼…か。)ザッザッ

サウザー「………オレは本当に吸血鬼になったのか?」

ガチャ

シュウ「サウザー!」

サウザー「ちょうど良いところに来たな貴様ら。貴様らに報告する事がある。」

レイ「今まで迷子になってたくせしてなに言ってんだ!」

サウザー「いや…だから……」

ユダ「何人の人がお前のために時間を無駄にしてると思っているのだ!」

サウザー「そ…その……」

シン「ケンシロウはいないのか?」

サウザー「話聞いてよ……」

サウザー「かくかくじかじか。」

シュウ「そんなことがあったのか…」

レイ「お前はそれでいいのか?」

サウザー「オレに後悔など存在しない。たとえ夜しか出れなくともこの世界を制覇してみせる。それがこのサウザーの生きる道だ。」

ガチャ

バット「こんなところに本当にサウザーがいるのか……っていた!」

モヒカン「サウザー様…申し訳ありません。」

ケンシロウ「話は全て聞かせてもらった……サウザー、何を血迷った……?」

サウザー「来たなケンシロウよ!このニューサウザーに戦い挑みに来たのだろう?この吸血鬼となった私の前では攻撃など通用せんわ!」

ケンシロウ「サウザー……!」

サウザー「夜か……フハハハ!これでオレも本気を出せると言うものだ。」

ガチャ

ジョナサン「サウザー!ディオから話を聞いたぞ!」

バァンバァン

ジョナサンは銃を撃った。

プサリ

サウザー「ぐ……」

バット「出てきて早々なんの迷いもなくサウザーに銃を放ちやがった。容赦のねえひとだ。」

サウザー「フフフフフ…フハハハハハハハ!」

ジョナサン「何がおかしいんだサウザー!」

サウザー「お前の銃でできた傷口はすでに治りかけている……これが吸血鬼の力だ。」

バッ

ジョナサン「なに!?」

ケンシロウ「貴様…!」

シュウ「つ…強い……ただでさえ心臓と秘孔の位置が逆なのに傷がすぐ治るとは……サウザー恐るべし!」

ユダ「今のやつならば…ケンシロウを倒せるかも。」

シン「ケンシロウがんばれ!」

サウザー「貴様らはこの夜の帝王サウザーに逆らうことはできんのだ!!」

ドカァッ

サウザー「!!」

リン「あ、あれは!!」

バット「ターバンのガキだ!ターバンのガキが恒例行事を行いやがった!!」

ターバン「…………」

サウザー「なぜきさまは何度も何度も同じ箇所を刺してくるのだ!!刺されすぎて傷口が治らんではないか!!」

サウザー「うぬ……?」

サウザー「なぜ傷口が治らんのだ…?そんなはずは……」

ズキィィ

サウザー「ぐぬぬぬぬ……!」

リン「サウザーの様子が変よ!?」

バット「みんな!サウザーの刺された箇所を見てみろ!」

ケンシロウ「!!」

ジョナサン「あ…あれは……!」

ジュウウウウウ

レイ「と…溶けている!バカとはいえ南斗六聖拳であり、今は吸血鬼となったサウザーの脚を正確に刺し、溶かしている……何者だターバンの少年は!?」

サウザー「ぐぬぬ……このサウザーに何度も痛みを味あわせたのはお前だけだ………だが、ここで貴様を倒せばオレの野望を邪魔する者はいない!!」

ドカァッ

サウザー「な…なに……!?」

ターバン「…………」

サウザー「また貴様か!何度も何度も刺してきおって………」

ドカァッ

サウザー「!!」

ターバン「…………」

サウザー「ま…まさか……!」

リン「タ…ターバンのガキが3人いる!!!ターバンのガキ軍団がついにサウザーを倒しに来たわ!」

バット「ターバンのガキがサウザーと決着をつけにきやがったんだ!」

サウザー「ついにこの時が来たか………我がライバルターバンのガキよ。心して聞け。」

サウザー「貴様らは愛という感情に動かされ、こうやってオレを刺しにくる。そういった感情は新たな火種を生み、争いに発展する。」

サウザー「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!」

サウザー「つまり!オレを刺しにくればオレは痛みを感じ続けることになる!そんな無駄な行動をやめろ!!」

バット「つまり…『刺さないで。痛いから。』っていうのを名言っぽく言ってるだけだ!!」

ドカァッ

ドカァッ

ドカァッ

サウザー「や…やめろ!!3人で同じところを刺したってオレの傷口はすでに開いているだろ!!!」

サウザー「こうなれば……」

サウザー「南斗鳳凰拳奥義 天翔十字鳳!」

ユダ「子供相手にそれを使うのかサウザー!お前も落ちるところまで落ちたな!」

サウザー「フハハハ!勝てばいいのだ勝てば!」

ジョナサン「サウザー…君との因縁は僕らがつけるよ。」

サウザー「なに?」

ジョナサン「ケンシロウさんでしたか?………あなたとなら彼を倒せる気がします。手伝ってくれませんか?」

ケンシロウ「あぁ…共に戦おう。」

サウザー「二人がかり?それ卑怯じゃない?」

サウザー「というかいつの間にムキムキになったのだ!?」

ジョナサン「修行したんだ。3時間で。」

サウザー「……すごい。」

ケンシロウ「サウザー…俺は愛のために戦おう。」

サウザー「フハハハ!ケンシロウ!ジョジョ!かかってこい!お前らに負けることなどないのだ!」

ジョナサン「サンライトイエロー…」

ケンシロウ「北斗…」

サウザー「フ………家に帰ったら腹一杯カレーを食べようかな。」

ジョナサン「オーバードライブーーーーッ!!」

ケンシロウ「有情猛翔派!」

サウザー「ぐぬば!」

バット「な、なんかしらねーけどさすがケンシロウだぜ!そこに痺れる憧れるぜ!」

バタン

サウザー「フフ……愛などいらぬのだ。愛など……」

サウザー「そうでしょう?師匠………」

ガクッ

聖帝サウザー
死す…

翌日………

サウザー「おい!カレーはまだか!」

リゾ「た、ただいま!」

シュウ「結局死んでなかったのかサウザーは…」

レイ「実は………」

シン「やめておけレイ。」

ユダ「なにを隠している?」

レイ「………吸血鬼になったのは気のせいだったらしいんだ。」

シュウ・レイ「え?」

シン「………歯が伸びたと思っていたのは歯が抜けかけていてそれが伸びてるように感じただけだった。日に弱かったのは単純にあいつが朝に弱いだけだ。」

シュウ・レイ「………………」

サウザー「フハハハハハ!貴様らも食え!フハハハ!」

シュウ「フフフ…」

シュウ・レイ・ユダ・シン「フハハハハハハハ!」

サウザー「どうしたのだ貴様ら?」

シュウ「何でもないバカ。オレはもう行くぞ。」ザッザッ

レイ「じゃあなバカ。」ザッザッ

ユダ「短髪。」ザッザッ

シン「大仏。」ザッザッ

サウザー「………何なんだあいつらは?」

モヒカン「良い友人をお持ちですねサウザー様………」

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