☆注意☆
・速度は非常に遅い。だらだらと制圧前進姿勢でSS完成を目指します
・「アイドルマスターシンデレラガールズ」及び「北斗の拳イチゴ味」要素を含みます
・前作あり↓
サウザー「シンデレラガールズ 7610プロ」
サウザー「シンデレラガールズ 7610プロ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430637631/)
サウザー「渋谷凛奪還作戦」
サウザー「渋谷凛奪還計画」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430726692/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430813563
連日の投稿すまんな。今回は亀更新姿勢でいくよ
サウザー「なあ…シュウ様、我が事務所の所属アイドルが未だに2人ってコレ、どうなの?」
シュウ「…この建物の規模に対してかなり寂しいな。まあ人件費は嵩張らんで越したことは無い」
サウザー「そろそろ南斗DE5MENでたんまり稼いだ貯金も底を付きそうなんだけど…主に俺が株で遊び過ぎて」
シュウ「だから初めに警告したであろう、アイドル事業など下らん遊興に手を出すからだ」
サウザー「だって悔しいじゃん…ケンシロウに負けたくないし…」
サウザー「そもそもアイツ、大手の346入社するとか、何微妙に上手く世の中立ち回ってんの…?」
サウザー「アイツのコミュ力ってそこまで高いっけ? むしろ面接どころか履歴書で門前払いの気がするんだけど」
シュウ「(愚痴りだした…)」
サウザー「このままではイカン! 我が7610プロダクションもそろそろ本腰を入れてアイドル獲得に取り組まねば…!」
サウザー「この聖帝のカリスマ性とネゴシエイト力を持ってすれば、どんなアイドルだろうが入手は容易い! 我が聖帝軍の兵力を持って、日本中のアイドルを蹂躙してくれよう!」
※7610…「ナント」、つまり南斗と読む。決してサウザーが765に対抗意識を燃やしたわけではない
北海道の某牧場が予想の斜め上だったんや…
思わず後先考えずスレ立ちまった…許してくれ…
(7610プロダクション 会議室)
ユダ「おい、わざわざ俺達を招集して、今度は何の騒ぎだ」
レイ「貴様の下らん思いつきにこれ以上付き合う時間は持ち合わせていないぞ、サウザー」
シン「前回は散々な有様だったからな。今回は絶対に俺は貴様に騙されんぞ」
サウザー「…」
サウザー「いや…なんっていうかさ…」モジモジ
ユダ「…!」
サウザー「お前ら毎回毎回冒頭で似たようなこと言うけど、何だかんだで結局賛同して付き合ってくれるから、ホント優しいよね…?」モジモジ
シン「うわキモッ!!」
レイ「オイ、もう俺はマジで帰るぞ!! シュウ、そこをどけ!!!」
シュウ「ま、まあ落ちつけ、話を聞いてからでも…」
ユダ「安価…?」
サウザー「そうだ、今回は安価でアイドルの獲得及びプロデュースを実行する」
サウザー「それなら貴様達もある程度は強制されず自由に行動出来るし、誰しも平等で不満はないのではないか?」
レイ「まあ…確かに…」
サウザー「我らの卯月と未央にも、そろそろ苦楽を共にし、青春を謳歌し合い、お互い高め合えるような仲間が必要だと思うだろう? ええ?」
シン「くそっ…二人をだしに取り追って…!」
サウザー「さあ、早速安価をしようではないか!」
シュウ「やめておけ、お前が安価してもどうせ『高木順二朗』とか規格外をブッ込まれて途中で投げ出す結末が見えている」
サウザー「フハハハハ! そうならんようにこの俺の時だけ聖帝特権として制限を設けさせて貰おう!」
サウザー「『キュート、18歳以下、B85以上、特殊性癖無し』とかな」
ユダ「それ限定し過ぎだろ!?」
シン「貴様、それは平等じゃないだろうが!」
サウザー「はあん? 貴様とこの俺の実力にどれ程の隔たりがあると思っているのだ? この俺は南斗最強の闘士であり、拳王軍に匹敵する武力を統べる聖帝だぞぅ?」
サウザー「貴様なぞ女の尻を追い続け、でー…何、終始ケンシロウに対して冷や汗かき続けてあっさり退場したんだっけ?」
シン「ぐっ…!」ビキビキ
サウザー「フハハハ、安心しろ、今回は俺も貴様達と同じように安価には従うつもりだ」
サウザー「制限こそ好みの優位はあれど、まあそこの点だけはイーブンに行こうじゃあないか、んー?」
ユダ「おい、前置きはいい、さっさと始めようじゃあないか」
ユダ「この中の誰がどの人物の対象になるか、まだ分からんのだからな」
サウザー「で、ではまずプロデューサーから決めるとしよう…!」ドキドキ
聖帝 初めての安価
>>9
シュウ
因みに前作までを読んで頂いていたら既に知っているかもしれませんが、
既に4人のアイドル(そのうち2人は従業員)が所属しています。
その4人も含め、誰でもOKです
シュウ「では、まずは私が行こう。前々からあの二人を気に掛けていたものでな、今回の企画には助力させて貰おう」
サウザー「シュウ様が一番手か…絶対先走ってミスとかしそうだな」
レイ「サウザー、プロデュースすると言っても、このプロダクションにはアイドルは現在2人と従業員が2人しか居らんぞ?」
サウザー「我らは、下郎共であれば誰しもが尊顔を拝した事があると平伏す程のSランクアイドルであり、そして今は超がつくほどの一流プロダクションを運営するVIPだぞ?」
ユダ「確かに…ある程度なら顔の利く方法はありそうだな。対外的なトレード、街角でのスカウト、顔の広さを利用した広告募集、脅迫恐喝、拉致監禁…とかな」
サウザー「一児の親であるシュウ様の父性溢れるその手腕、御存分に発揮して頂こうか」
シュウ「う、うむ…」
アイドル
>>14
大和
シュウ「トレード、スカウト路線であれば、やはりそれなりに即戦力に成り得る人物の方が、個人的には指導のし甲斐がある所だな」
サウザー「ふぅん…即戦力ねえ…」カタカタ
サウザー「それならば、この娘ならどうだ?」カタッ
レイ「ほう…肉付きがしっかりしている、かなり鍛えている様子だ」
シン「成程、この娘なら確かに色々な意味で戦力としての資質はあるな」
サウザー「我が聖帝部隊も先の帝都との小競り合いで人員不足だからな、そろそろ補強したいと考えていたのだ」
シュウ「馬鹿者が、あくまでアイドルとしてという意味だ!」
サウザー「ジョークだし」プッ
シュウ「(何だろう、コイツに小馬鹿にされると本当に殺意が湧く…)」
シュウ「大和亜季…フリーか…」
シュウ「(とりあえず会わないことには始らんか)」
シュウ「では早速出掛けるか」
サウザー「シュウ様、御土産…期待していい?」
シュウ「……」スタスタ
サウザー「(え、シカト? 無茶苦茶傷つく…)」
(街中)
亜季「わ、私がアイドル…でありますか?」
シュウ「(大和亜希、20歳、現在はフリーで芸能活動中…)」
シュウ「(ジム通いの帰路で声を掛け、まずはどうにかして切っ掛けを作らねば…)」
シュウ「如何でしょう、フリーではなく腰を据えて活動してみるのも。活動をするうえで色々な利点もありますし、悪い話で無いと思うのですが…」
亜季「うーむ…」ジー
亜季「…」ジー
シュウ「(肉体を吟味されるような粘っこく訝しげな視線を感じる…!)」
シュウ「(な、何故だ…一応現代の礼装は整えたのに…)」
亜季「(ピッチピチなスーツに、大きめのティアドロップのサングラス…)」
亜季「(それに隠し切れていない両目の傷痕…)」
亜季「(ど、どう見てもカタギではない危険な硝煙の臭いがするのであります…!)」
亜季「そうですね…こちらとしても前向きに検討してみたいと思うので、名刺などあれば頂きたいのでありますが…」
シュウ「(しまった! まずは名刺を出すのが基本だったか…)」
シュウ「あ、ああ、申し遅れました」ガサガサ
シュウ「(名詞か…以前サウザーが作った物があって良かった…)」
シュウ「私、7610プロダクションの…」スッ
シュウ「(!?)」
───────────
7610プロダクション
東京都○○○○○
南斗白鷺拳名誉師範
反聖帝レジスタンス
宣伝広報課
☆シュウ様☆
───────────
亜季「あ、どうも」スッ
シュウ「…!!」
亜季「……」
亜季「南斗…白鷺拳……レジスタンス…?」
シュウ「(ま、マズイな…)」
亜季「この拳法の…師範、なのですか!?」
亜季「それにレジスタンス…ひょっとして、海外で何か軍隊経験をお持ちなのですか!?」
シュウ「え、ええ。まあ結構」
シュウ「(あれ、割と食い付いてる?)
亜季「ちなみに、この聖帝軍というのは…?」
シュウ「…っ!」
シュウ「そ、そうですね…一言で言い表すのは難しいですが…弱者を虐げ暴政を敷く巨悪で…まあリーダーは馬鹿なのですが…」
シュウ「レジスタンスが妥当すべき敵であり…我がプロダクションでもあります」
亜季「!?」
シュウ「(自分がもう何を言っているか分からん)」
亜季「よ、よく分かりませんが、興味が湧いたのであります! あの、良ければ一度、プロダクションの見学をさせて頂きたいのでありますが…」
シュウ「か、構いません。では都合の良い日程をその名刺の連絡先に…」
亜季「い、今からでも大丈夫でありますか?」
亜季「これから少し別の予定があったのですが、今回はこちらを優先して…!」
シュウ「しかしここからでは、かなり時間がかかりますが…」
亜季「問題ありません!」
シュウ「(実に行動力がある子だ…)」
シュウ「(この子の意思を尊重させてやりたいが、今から見学ならば確実にサウザーに遭遇してしまう…そうなれば一体どうなるか予測がつかん)」
シュウ「(どうしたものか…)」
A.一緒に見学へ
B.一緒にサバゲーを
>>30
今日はここまで。また次回
乙
B
シュウ「…先約があるならば、それを優先すべきです。約束とは信頼であり人の縁、それはいずれ貴方にとって大きな価値を生むものだ。それを無碍にしてはいけません」
亜季「…そ、そうでありますね。それでは、また後日、必ず…」
亜季「…!」
亜季「あの、よろしければ、これから街中でサバゲーを知り合いと行うのですが、シュウ様も如何でありましょう?」
シュウ「サバゲー…ですか」
亜季「サバゲーの愛好者には軍事経歴者も多数居られます。今回も例に漏れず、元レッドベレーの本格的な対戦チームとコンタクトを取る事が出来たので、是非我がレディースチームの助っ人として来て頂ければと嬉しく思いますが…」
シュウ「…」
亜季「(し、しまった、あまりの経歴の持ち主につい興奮気味に先走り過ぎたであります…)」
亜季「ど、どうでありますか…?」ドキドキ
シュウ「まあ…今日会ったのも何かの縁ですね。よろしくお願いします」
シュウ「しかし、レディースなのに大丈夫ですか?」
亜季「あ、ありがとうございます! 問題無しであります!」
シュウ「(関係を深めておくに越したことは無いか…)」
シュウ「あと…」
亜季「?」
シュウ「さ…様はつけなくて構いませんよ」
亜季「了解であります! そちらも敬語では無くとも、どうぞお気遣いなく!」
シュウ「(実弾を使わない戦争ゴッコか…この時代の人間は気楽で良いな…)」
シュウ「(いや、寧ろあのような時代が異常なのかもしれんな…)」
(街中 インドアフィールド)
亜季「こちらが、今回助っ人になってくれるシュウさんであります♪」
女A「(な、何このマッチョ!?)」
女B「(せ…西部警察…!?)」
シュウ「よ、よろしく…」
亜季「今回はハンドガンマッチであります。最近はお店も色々増えましたが、今日は至ってシンプルな配置だそうで…」
亜季「あ、対戦者の方が見えました!」
カーネル「どうも、本日はよろしく…」
カーネル「…!!?」
シュウ「(や、奴は無音拳の…カーネル!?)」
シュウ「……よろしく」
マッド「(な、何故彼の様な男がサバゲーを…?)」
カーネル「(俺が知るわけがないだろう!)」
カーネル「ど、どうも…」
亜季「ふはー! 軍服装備とは、渋くてカッコいいであります! 本日はよろしくお願いします! 今日のレギュレーションは…」
シュウ「…」チラッ
カーネル「…」チラッチラッ
女A「な、なんかお互い訝しげに『何やってんだコイツ』って目で見あってるぅ…」ブルブル
女B「アキぃ…今日の人達は何かオカシイよぉ…」ガクガク
亜季「(最初はオフェンスであります!)」
亜季「(流石はレッドベレーの方々ですね! 何処に潜んでいるか全く捕捉できません)」
シュウ「…」チョイチョイ
亜季「?」
シュウ「(右奥の柱に2人、左の布の裏中央に1人、緑ドラム缶の裏に1人いる)」
亜季「(わ、分かるでありますか…?)」
シュウ「(私の心眼は視覚に頼らず全てを見通す。だが確かに、高度な統率と気配の消し方だ…)」
シュウ「(私が囮となり隙を作ろう。その間に皆は迂回してフラッグへ)」
シュウ「(フッ!!)」
マッド「(し、シュウが飛び出した!)」
カーネル「(構わん、打て!)」パンパン!
シュウ「(南斗白鷺拳、烈脚斬陣!!)」ズアアッ!
カーネル「(た、弾が吹き飛ばされる!?)」パンパン!
マッド「(サバゲーで南斗聖拳!? 大人気無っ!!)」
カーネル「(必死かっ!)」
亜季「(次はディフェンスであります!)」
亜季「(フフフ…)」シュッシュッ
シュウ「(壁に香水を…?)」
亜季「(ハニートラップで釣ってみようではないですか)」
シュウ「(そんな非現実的な…)」
亜季「!!」パンパン!
カーネル「っ! しまった…!」ベタァ…
亜季「(ヤーッ!)」グッ
シュウ「…」
シュウ「(南斗無音拳の達人が簡単に後ろを取られてどうする…)」
(サバゲー終了後 夕方)
亜季「ふーっ! 今日は貴方のお陰で快勝でした! やはりその動き、幾多の死線を潜り抜けた非日常の風格をひしひしと感じるのであります」
亜季「相手のチームも連絡先も教えてくれたであります、強面の割に素晴らしく優しい人達でした!」
シュウ「それは何よりだが…」
シュウ「…私も含むが、初対面で正体不明の男達とよくあそこまで意気投合出来るね。友人達も先に帰してしまって…」
シュウ「私から見れば、鍛えているとは言え亜季さんも充分か弱い女性だ。亜季さん、君は警戒心がまるで無い。もし私が素性を偽った卑劣漢であったらどうするかね?」
亜季「ほほう、芸能プロダクションのスカウトとはそのような人種に近い行動であり、多少相手に引かれるくらいの強かさは必要であるべきと私は思うのですがね…?」
シュウ「(う…、言われてみればそうか…)」
亜季「しかしもし卑劣漢であれば懐に隠したスタンロッドで迎撃してやろうではないですか!」フフン
亜季「まあ、本物ならそんなこと言わず有無を言わず襲うだろうし、もし貴方がそうならば、勝てる気は全然しませんが」
シュウ「(…この時代にも、肝の据わった女性は居るものだな…)」
亜季「ふふ…一応は心配してくれたのですね。この時代にそんな奇特な方も稀であります」
亜季「…自分でこんな事を言うのも驚きですが、貴方からは全く不穏な気配がしないのであります」
亜季「不埒とか、騙してやろうとか、そういった感情ではなく…抱擁感があって、とても親しみのある温かさを感じるのです」
シュウ「巧みな話術や仕草での人心掌握の方法など幾らでもあるぞ」
亜季「いいえ、そんな技術の類ではありません」
亜季「…初対面で僅かしか言葉を交わしていないのに、この人になら絶対的な信用を寄せても良いと決め付けてもいいと思う程の機微に触れたような…」
亜季「こういうのを『仁徳』、というのでありましょうか?」
亜季「目が不自由な貴方であれば、こういった不可視の情には敏いのでは?」
シュウ「…『仁徳』か。私はそんな綺麗な言葉で括れる人間ではないよ」
シュウ「(…仁星と呼ばれたことはあったが)」
亜季「ははは…御謙遜なさりますなぁ」
亜季「貴方の言った通り、人との縁とは奇妙なものですね」
亜季「紛争地帯で腕を磨き、戦火の中にいたシュウさんがどういう経緯で芸能プロダクションのスカウトに為っておられるかは見当も付かないですが…」
シュウ「(私も分からん)」
亜季「…貴方のような真面目な人が居るようなプロダクションなら…私も信頼が出来そうであります」
亜季「なんなら、今すぐにでも契約を…」
シュウ「亜季さん…」
シュウ「…」
シュウ「(…ん!?)」
シュウ「(待て、今彼女は何と口にした?)」
シュウ「(『貴方のような真面目な人が居るようなプロダクション』…)」
シュウ「(これはいいのか!? 亜季さんは私とあの馬鹿を同列に捉えているが、これで本当にいいのか!?)」
シュウ「(ひょっとしたら奴はアイドルではなく本当に聖帝軍として召し抱える気ではないのだろうか…)」
シュウ「(何故だ、何故私が彼女を騙しているような罪悪感に苛まれなければならんのだ…!?)」
亜季「私は…」
シュウ「!!」
『大和亜季との契約』
基準値33+仁星のシュウの仁徳50-聖帝補正30-シュウの良心の呵責3
=50
勧誘成功:コンマ01~50
勧誘失敗:コンマ51~99
ファンブル:00
↓3
亜季「決めました! お昼の話、是非受けさせて頂くのであります!」
シュウ「す、少し待つんだ亜季さん! 決断を急ぐんじゃない!」
シュウ「ま、まずはウチに見学に来なさい。プロダクションの雰囲気に触れてからでも判断は遅くは無い!」
亜季「…?」
シュウ「確かに我がプロダクションの規模は大きく施設も充実しているが、一部の指導する側の人間の人格が壊滅しているのだ!」
シュウ「無論、そちらの意思は尊重したいが…! あ、あくまで、君の選択肢の幅を広げる事が出来れば幸いと思ったのであって…!」
亜季「シュウさん、軍人報国の魂を持つ者に、二言は無いのであります!
亜季「私は心に決めました! 不肖この大和亜季! これからは貴方のプロダクションで、視野と見識を広げ、アイドルとして活動していきたいと思う次第でありますっ!」
亜季「シュウさん…いいえ、シュウ殿!」
亜季「貴方とならば、トップになれる気がしてきたのであります! 互いにパートナーとして、全力で盛り上げていきましょう!」
シュウ「…!」
シュウ「よ、ヨロシク…」
シュウ「(こ、これで良かったのか…?)」
亜季「さあ、行動は迅速に! いますぐ社長の元へお目通り願おうではないですか!」
シュウ「う、うむ…」
‐‐‐
サウザー「…お、おい、全員盗聴器外せ」フルフル
レイ「…」
シン「…」
ユダ「…」
サウザー「ま、マジで…? 本当にスカウト成功??」
レイ「さ、サバゲーし始めた辺りでもう絶望的だと思っていたが…」
シン「オイ! ジェンガなんてしている場合じゃない! 部下に命じて全施設を清掃しろ! 急げ!」
ユダ「シュウの奴もやるではないか…ほとんどサバゲーしかしてないのに」
サウザー「ってか、人格が壊滅してる指導者って誰? シン?」
シン「十中八九貴様であろう! 貴様もこれからは殊勝な態度に改めろ!」
サウザー「ともかく、これでまた一歩覇道に近づいたな。この調子でどんどんスカウトしていこうではないか!!」
サウザー「フハハハハ! シュウ様も労ってやらんとな、今後はしばらく重い物を持たせるのを控えて差し上げよう!」
(7610プロダクション 会議室)
サウザー「フハハハハハ! 大和亜季との契約も無事終了した!」
サウザー「しかしこれは南斗聖拳攻勢の一端に過ぎん! 我が7610プロダクションの快進撃はまだまだ終わらぬぞ!」
レイ「目を輝かせた彼女に体をベタベタと触られたのは流石に驚いた。減るものではないし別に構わんが」
ユダ「この俺の美しい肉体の価値を一目で見抜く審美眼を持つ女が居るとは…なかなかこの街も捨てたものではないじゃあないか」
シン「というか、サウザーなんてそのせいで昨日の昼まで悶々としてたぞ…」
サウザー「さあ、次の安価を募ろうではないか!」
シュウ「おい、我らの行動を省みれば、たった1人でも大収穫ではないか。これ以上続けると不祥の事態を引き起こし兼ねんぞ」
サウザー「いや、初めからこの企画は聖帝のカリスマ性とネゴシエイト力を下郎共に見せつけアイドルを蹂躙するっていう、聖帝の聖帝による聖帝のための特別プロジェクトだからね?」
シュウ「はあ…」
サウザー「さあ、次こそ将星の輝きを俗物共の目に焼き付けてやろうぞ!」
聖帝 2回目の安価
プロデューサー
↓3
飯食ってきます。戻ったら再開か、また次回か
サウザー「レイか…」ハァー…
サウザー「本編でも如何せん死に芸とシスコン芸でしか取り柄が無い貴様に少しでも華を持たせてやろうという、聖帝の心遣いを胸で反芻しながら、精々上手く立ち回る事だな」
レイ「フン、そういう無能な貴様は、いつまでも安価にも掛らず御飾の玉座で喚いているのがお似合いだぞ」
サウザー「ぬ、ぬぐぅ…! いくらキザなレイでも言っていい事と悪いことがあると思いますッ…!」
レイ「この俺にはアイリと過ごした日々で培った細かな気遣いや機微、女心の理解は、暴力で事を済ます下種な貴様らには到底理解し得る事が出来ぬものだろう。自分で言うのも憚るが、貴様らよりは圧倒的に向いている仕事だと思うがな」
シン「お、おい…シスコンが真剣な顔つきで、何か女心の理解とかふざけた幻想言ってるぞ…」
ユダ「凄まじい犯罪臭がするな…」
シュウ「レイ、あまり思い上がると返って痛い目に遭うかも知れんぞ」
サウザー「コイツがアイドルと一緒にいると怪しいペテン師かバイヤーにしか見えんな」
シュウ「それお前も大概だと思うが…」
サウザー「俺は最低でも父兄くらいに見られる自信はありますッ!」
レイ「くっ…! 風評被害だ…!」
レイ「まあいい、俺はコイツの元に行くとしよう」
アイドル
↓2
(346プロダクション 衣装室)
桃華「プロデューサー、この衣装ならどうでしょう?」
レイ「ふむ…君には少しには大人過ぎるな。もう少し身の丈に合った可愛らしいドレスなんてのはどうだろう?」
レイ「こちらの赤と白を基調にした物なんてどうだろうか? 装飾も付いてて、雅な君に実に映えそうだ」
桃華「なるほど、それならわたくしもよろしいですわ」
レイ「うん、今回の絢爛というテーマに実に合致している。これは間違いないな」
桃華「ふふふ、バッチリ決めて見せますわ、ご覧になって下さいね♪」
レイ「…ふむ」
ケンシロウ「レイ、こちらの空気には慣れたか」
レイ「ああケン、仕事の要領は掴めた。あとは…」
レイ「コミュニケーションがどうも想像以上に難しい。彼女との距離もまだ遠い気がするな…」
ケンシロウ「…」
レイ「(346のプロデューサーとして櫻井桃華に接近し、徐々に籠絡させて最終的に向こうに引き抜く算段なのだが…)」
レイ「(いつの時代も、金持ちの貴族サマという生き物はワガママというか気分家というか…)」
レイ「(イカン、奴らにあんな大見栄切った手前、失敗して帰る事など死んでも出来ん! 屈辱で発狂してしまうぞ…)」
レイ「(…イマイチ距離感が掴みにくい。私情や偏見はこの際捨てて、彼女との親愛度を高めなければ、引き抜くなど到底叶わん)」
レイ「(目標を定めそれに見合う行動を心掛けよう。今はまだ博打を仕掛ける時ではない。期間はまだ長い、主導権はこちらにあるのだ)」
レイ「女のコに近づくには、やはりこれが一番か…」
Aプレゼントを買う
B一緒にイベントを行う
C憎らしい程強引に接近
↓3
今日はここまで。遅くて済まんな。
予想以上に難航しそうだ、安価は優しく頼む
レイ「お嬢様の機嫌を取るには、仰々しい程攻めるに限る」
レイ「ああいう手合いは未知の誘惑なんかには、案外コロっと堕ちるかもしれんしな…」
レイ「まずは順当にイベントの手配を進めつつ、親密性を高めていくか」
『櫻井桃華の親愛度』
・安価で随時加減
・最大値300、最低値-300
・奇数は増加、偶数は減少(補正あり)
・最大値到達でEXコミュイベント確定
・最低値到達でラオウルート「拳王乱舞」突入
・別に規定値に到達しなくとも、シュウ様同様に最後まで進みます
初期値決定↓2
コンマ+30
親愛度36/300
‐‐‐
(某日 346プロダクション)
レイ「桃華、料理は得意か?」
桃華「…!」
桃華「…と、得意ですわ。櫻井家の人間たるもの、淑女の嗜みとして家事や教養は常日頃から磨いておりますわ!」
レイ「嘘は通じんぞ、目を逸らしたな。背伸びせず下手なら下手と言えばいい…」
桃華「い、一体なんですの? …まあ、最近少し勘が鈍ったかもしれません、けど…」
レイ「地方の料理対決番組のオファーを取ってきた。CDの宣伝にも丁度良いと思ってな」
桃華「あら、望むところですの。この桃華が甘い幸せをお茶の間に届けて見せますわ!」
レイ「ああそれと、収録まで日があるから、少し段取りの確認と予行練習を行うぞ。君の予定を確認したい」
桃華「そうですわね…明日なら大丈夫ですわ」
レイ「なら明日、設備が整った厨房に心当たりがある。そこで練習を行おう」
桃華「分かりましたわ。先ほどの発言、訂正させてご覧にいれますわ!」
レイ「ああ、期待しないで構えておくよ」
桃華「き、期待しなさいッ!」バン!
レイ「(さて…彼女にも手伝って貰わんとな)」
レイ「(ウチに丁度良い人材が居たものだ。渡りに船だ)」
‐‐‐
(翌日 7610プロダクション)
桃華「まさかプロデューサーの勤め先とは…」
桃華「(あのピラミッドは何なのでしょう…)」
レイ「まあ今は俺も346で勉強させてもらっている身だ。そう固くならなくてもいい」
ありす「お待ちしておりました。橘です。本日はよろしくお願いします、櫻井さん」
レイ「彼女はウチの社員だ。料理の腕前は確か…らしいから、今日依頼した。橘、よろしく頼む」
桃華「櫻井桃華と申しますわ。本日はお手柔らかにお願い致します」ペコッ
ありす「はい。それでは早速厨房に行きましょう。このプロダクションは無意味に広いですから、迷わないよう注意して下さい」
橘ありす(商品企画課兼、宣伝広報課兼、調理課兼、北斗の拳イチゴ味販売促進課)
http://i.imgur.com/En1BRFH.jpg
※前作参照
‐‐‐
(厨房 )
桃華「わ、我が家にも引けを取らない位大きな厨房ですわね…寧ろ大きすぎるくらい…」
ありす「今日は部隊の皆さんが東京観光で不在なので、今は広く感じますね。では、早速始めましょうか」
桃華「あ、プロデューサーは入らないで頂けまして?」
レイ「…?」
桃華「昨日の言葉、わたくしは忘れていませんのよ? 完成品で腰を抜かせてあげますから、テーブルで待っていらして?」
レイ「ああ、なら後は橘に任せよう。いいか?」
ありす「はい。私の腕を信用して下さい!」ムフー
ちょっと飯食ってくるね。また20時頃
‐‐‐
桃華「プロデューサ、あと少しで完成ですわ!」
桃華「今日は橘さんお勧めのイタリアン、パスタとピッツァとパンナコッタを御馳走しますわね♪」
桃華「会心の出来ですわっ! ふふっ♪」
レイ「ほう! パスタにピザか、久しく食って無いな」
桃華「あら、イタリアンはお嫌いでして?」
レイ「いや、元々食料が乏しい場所で生きてきたのでな。飾った料理という物にそれほど拘らんのだ」
桃華「そうなんですの…(あまり聞かない方がよろしそうですわ…)」
桃華「でもご安心なさって、今日はお腹いっぱい食べさせて差し上げますわ!」
レイ「ああ、期待してるぞ」
桃華「…!」
桃華「(初めて彼の笑顔を見ましたわ。表情が硬いお方でしたけど…)」
親愛度
偶数は-20した数値に
↓1
(親愛度39→45/300)
桃華「(あんな優しい顔もするのですね…)」
桃華「待っていらして! すぐ破顔一笑にさせてあげますわね!」タタタ
ありす「レイさん」スッ
レイ「ん、何だ?」
ありす「社長から連絡があったので、席を外しますが、後を任せて大丈夫でしょうか?」
レイ「ああ、助かった。あまり奴の無茶を許すなよ?」
‐‐‐
桃華「お待たせしましたわ!」バン!
レイ「おお…!」
桃華「イチゴと生クリームのパスタに、イチゴのピッツァ、イチゴのパンナコッタでございますわ! どうぞお召しになって♪」ニコニコ
レイ「!?」
レイ「(え……え?)」
レイ「(え、橘……?)」
レイ「(イチゴ尽くし…何、お前がイチゴ味販売促進課だからか?)」
レイ「(こ、これは…流石に…)」
親愛度
偶数は÷2
↓1
(親愛度45→134/300)
レイ「(いやダメだ! 偏見や固定概念を捨て接しなければ…!)」
レイ「(俺は何としても彼女を引き抜くのだ…!)」
レイ「(この料理はウマイ!そうであってくれ!)」
レイ「(しかし…若干切り方が荒いし、盛り付けも崩れている…)」
レイ「(技術面の改善の余地大アリだな)」
レイ「で、では早速頂こうか」
桃華「はい、召しあがれ♪」
レイ「っ!」モグッ
レイ「……」
レイ「(…ただただ甘い、クドすぎる。飲み込む事が出来ん…)」
桃華「♪」ニコニコ
レイ「(な、何故笑う…その笑顔の裏には何がある…俺に何を求める…!)」
レイ「(純粋な味への評価か、復讐か、俺を試しているのか…?)」
A.悟られぬよう笑顔を取り繕い食う
B.感涙を撒き散らしながらがっつく
C.デビルリバース
↓2
レイ「な、なかなか前衛的な味だな、良く出来ているぞ」
レイ「丁寧な調理工程が舌ですら感じられる。こんな感覚は初めてだ」
桃華「ほ、本当ですの? 少し不安だったのですが、プロデューサーの御口に合って幸いですわ!」
レイ「果実や乳製品は、俺達の居た所では高級品で簡単には手に入らん。少し懐かしく感じたよ」
レイ「こうも上手に仕上げるとは、桃華、なかなか才能があるじゃないか。美味いな!」
桃華「そ…そんなに褒めても、何も出ませんわよ!」
桃華「あ、そうですわ」
桃華「私も一口頂いてもよくて? まだ食べてないんですの」
レイ「(や、やはり味見してないのか…クソッ)」
レイ「ほら、じゃあ…」スッ
桃華「!! あ、あーん…///」
桃華「…」モグモグ
桃華「…」
桃華「(…ま、マズイ…)」
桃華「(プロデューサー、まさか無理していたんですの…?)」
親愛度
コンマ÷2
↓1
(親愛度134→158/300)
桃華「(いえ、本当に美味しそうに食べておられましたわ。味覚は人それぞれ、疑うのは失礼ですわね)」
レイ「ふう…、ところで桃華、まだ時間はあるか?」
桃華「? 勿論ですわ。でもどうしましたの?」
レイ「今の料理で気になった点が幾つかあったのでな、もう一度、今度は俺も共に作るぞ」
桃華「ふふふ…望む所ですわ。プロデューサーの腕前、是非拝見させて頂きますわ!」
レイ「料理なら少しだけ関心があるのでな。まあ心配はいらん」
レイ「(橘に任せたのは失策だったが…まあ近づく口実が作れただけ許そう)」
レイ「そうだ、あまり手首に力を入れ過ぎるなよ」グッ
桃華「……」
レイ「野菜や果物は押すように切るんだ。まな板に対して平行に立って、足を開け」グイッ
桃華「~~っ!」
レイ「まあ、俺くらいになると、包丁は使わなくても特に問題は無いがな」
桃華「(ぷぷぷプロデューサー、ちち、近いですわっ!!)」
桃華「(ここ、こんなに密着するのはハンソクですわ! こ、鼓動が聞こえてしまいそうな、くらいっ…!!)」
レイ「危ない、手が震えているぞ」ガシッ
桃華「ひ…っ!」ビクッ
桃華「(に、逃げられません…こ、こんなの、逆に集中出来ませんわ…!)」ビクビク
レイ「(ああ、アイリを思い出すな…アイリも料理が不得手だった…)」
レイ「今回、パスタは冷製に仕上げるぞ。フルーツを主体に使う場合はそちらの方が美味い。ピザにはカスタードを加えて…」
桃華「れれ冷静ですわッ! 至ってッ!」
レイ「ああ、そのつもりだ」
親愛度
↓1、2
複数取りってどうよ?
まあ特に気にしなくてもいいんだけど
>>118
一人が複数安価取ることですか?
特に気にしません。マナーがあれば、荒れない範囲でヨロシク
(親愛度158→131/300)
桃華「(け、ケダモノですわ…! 無意識でやってそうなのが怖いですわね…)」
‐‐‐
桃華「冷製にすると、こうも味がマシ…美味しくなるなんて、勉強になりましたわ!」
桃華「プロデューサー、今回はわたくしの不覚を認めますわ」
レイ「まだ時間はあるから、また今度試作してみよう」
桃華「はい! わたくし、いつでもよろしいので、またすぐ連絡くださいな?」
レイ「近いうちにな」
桃華「今度は頑張って、私の正真正銘の手作りを、アナタに食べて頂きますわよ?」
レイ「そうだな、今度は期待しよう」
桃華「ふふふっ♪」
レイ「今日は御開きだ。君の家まで送るとしよう」
‐‐‐
(送迎後)
レイ「割とコミュニケーションは取れていたと思うが…」
レイ「さて…」
A.イケる
B.まだ
↓3
レイ「正直、まだスカウトまで押すのは些か無理がありそうだ」
レイ「(向こうから自発的に来てくれると一番助かるが…)」
レイ「フン、そんな簡単に行くなら、あの聖帝でも手は掛らんだろうな」
レイ「まだ時間はある、もう少しコミュニケーションを試みるのも悪くは無い」
‐‐‐
(某日 チャペル 写真撮影)
桃華「ウフフ、ついにこの時が来ましたわ! 花嫁桃華、豪華絢爛にデビューでしてよ!」ビシッ
レイ「…」
桃華「ふふ、結婚式場でお仕事なんて、プロデューサーも気が早いですわね。焦らなくても、私はどこにも行きませんわよ?」
レイ「…」
桃華「ねえ、お仕事が終わったら、庭でローズヒップティーもでも飲みませんこと?」
レイ「…」
桃華「…プロデューサー?」
レイ「綺麗だ…」
桃華「そ、そんな真剣に言われると、て、照れますわ…///」
レイ「…」ガバッ
桃華「!?」
桃華「そ、その赤いドレスはどこから…」
レイ「懐だ」
桃華「ひ、広い懐ですわね…」
レイ「(アイリにこのウエディングケープを着せてやりたかった…)」
レイ「桃華のように、きっと可憐な花嫁であったろう…」
桃華「(何故色が真っ赤なのでしょう…?)」
親愛度
偶数は-40した数値に
↓3
今日はここまで。
大和軍曹より長くなりそうだ、しばらく御付き合い願います。
今日で桃華ちゃまは終わらせるように頑張る。相変わらず速度は遅いがよろしく
(親愛度131→218/300)
桃華「さて、まだ少し時間があるようですし、中庭でゆっくりしませんこと?」
レイ「ん? 構わんが…」
桃華「あ、あのプロデューサー?」
レイ「?」
桃華「固い呼び方もなんですし、わたくし達、少し仲良くなったと感じていますし…」
桃華「こ、これからは親しみを込めてレイちゃまと呼びますわね!」
レイ「(ち、ちゃま…?)」
レイ「まあ、好きにしろ」
桃華「…以前わたくしを担当していたジャギちゃまはあまり快く思ってくださらなかったけど、安心しましたわ」
桃華「ふふっ、よろしくお願いしますね♪」
‐‐‐
(庭園)
桃華「はぁ…結婚式場の庭って、品があって良い雰囲気ですわ……ローズヒップティーの芳しい香りも心を落ち着かせますわね…」
レイ「…仕事終わりの一杯にしては、小奇麗過ぎるな」ズズ
レイ「…」ズズズ
桃華「まあ! レイちゃま、音を立てて飲むのは品を欠きましてよ?」
レイ「あ、ああスマン、茶の作法とは無縁の生き方をしていたものでね」ズ…
桃華「でしたら、今度我が家でしっかりと作法や礼儀、マナーを教え込ませて差し上げますわ!」
桃華「346プロダクションのプロデューサーは少し品性に欠けていますの。ケンちゃまは考えが読めませんし、トキちゃまは時々倒れるし、ジャギちゃまはヘルメットが致命的に論外で終わってますし、ラオウちゃまはデリカシーが無さ過ぎですもの!」
桃華「レイちゃまも、わたくしのプロデューサーであるならば、それくらいの嗜みや一芸を身につけていて当然ですのよ?」
レイ「…」
親愛度
↓1
親愛度218→300/300 MAX!)
×レイ「あまり気が向かんな、遠慮しておく」
○レイ「まあ…気が向いたらお願いするかな」
×桃華「もう、折角のわたくしの誘いを無碍にするなんて、あんまりですわっ!」
○桃華「ふふ、任せて下さいな? レイちゃまをわたくしに合う自慢の男性に仕上げて御覧に入れますわ!」
レイ「しかし美味い茶だな…」ズ…
桃華「あら、よくおわかりですのね?」
桃華「このお茶は肌を美しく保つ効用がありますのよ、レイちゃまも女性のように整った顔立ちなのですから、それを磨いてみてはいかがですの?」
レイ「そうだな、何か役立つことがあるかもしれん」
レイ「(略奪とかな)」
桃華「わたくしも女性として更に美しさに磨きを掛けて、今よりもっともっと輝いてあげますわ! ふふふっ♪」
すまんミスった。訂正します
親愛度218→300/300 MAX!)
レイ「まあ…気が向いたらお願いするかな」
桃華「ふふ、任せて下さいな? レイちゃまをわたくしに合う自慢の男性に仕上げて御覧に入れますわ!」
レイ「しかし美味い茶だな…」ズ…
桃華「あら、よくおわかりですのね?」
桃華「このお茶は肌を美しく保つ効用がありますのよ、レイちゃまも女性のように整った顔立ちなのですから、それを磨いてみてはいかがですの?」
レイ「そうだな、何か役立つことがあるかもしれん」
レイ「(略奪とかな)」
桃華「わたくしも女性として更に美しさに磨きを掛けて、今よりもっともっと輝いてあげますわ! ふふふっ♪」
レイ「…」
レイ「…そうだな。女というのは本来そうあるべきだ」
桃華「あら、突然どうしましたの?」
レイ「女は自分の幸せだけを考えていればいい。美しい服を着て、品を磨き、華を持って、誰かを愛し、子供を産み…」
レイ「己に慈しみを持って、血の痛みや悲劇に立ち会う事無く…」
レイ「…君達のように、そうやって自由に過ごせれば、それだけで幸せというものだ」
レイ「君達アイドルの楽しそうな姿を見ていると、俺も少し嬉しくなる」
桃華「…」
桃華「当然ですわ、わたくし達はアイドルですのよ? 可愛く着飾った衣装で楽しく踊り、美しい姿を披露する」
桃華「人々に夢のような時間を与え、皆の憧憬や感動を一身に受けたわたくし達もまた、より美しく成長していくんですの」
桃華「こんなに楽しい仕事ができて、わたくしは幸せですわ」
桃華「でも、わたくしがこうして活動できるのも、あなたの働きがあってこそですわ。レイちゃまがいるから、わたくしはここまで輝けるんですのよ?」
桃華「あなたの過去は知りませんけど、本当によく尽くしてくれていると思っています」
桃華「感謝していますわ、レイちゃま」
レイ「そうか…」ズズズ
桃華「だから、音を立ててはいけませんわ!」
桃華「レイちゃまは、お仕事は楽しいと思っていますの? この仕事をしていて幸せだと感じていらっしゃって?」
レイ「そうだな、君達がどんどん成長していく様子を見るのは実に好ましいし、やり甲斐もある、意外に合っている職種かもしれん」
レイ「だが、幸福か…難しいが、あまり感じたことは無いな」
桃華「…!」
レイ「俺は生き方に幸せや愛など求めない。かつては妹の幸せやある女性の愛を守ることだけを胸に思い生きていた。今は君達が幸せであればそれでいい」
桃華「…そういう生き方を自己犠牲というのでしょう?」
レイ「自己犠牲…、まあ誰かの花道を支えるプロデューサーという職業柄、案外俺に合っているのは、実はその点かもしれん」
桃華「…耳当たりの良い言葉かもしれませんけど、『誰かのためだけに生きる』なんて、出来っこありませんわ」
桃華「自分を省みない人生に、何の意味があるんですの…?」
レイ「俺は過ちを多く繰り返して生きてきた。今の行動がせめてもの償いになればいいと考えてるのかもしれんな」
桃華「…!」
桃華「そんなことはありませんわっ!!」バン!
レイ「な…何だ?」
桃華「仮にもこのわたくしをプロデュース『させてあげている』んですもの、絶対にそんな悲しい言葉は言わせませんわ! わたくしが許しませんのよ!?」バンバンバン!
レイ「も、桃華、落ちつけ…!」
桃華「~~っ!!」バン!
桃華「わたくしはこうも幸せなのに、レイちゃまだけが心を沈め人生を悲嘆しているなんてこと、あってはならないですわ!」
桃華「これからは、わたくしの幸せをレイちゃまにも分けてあげられるようにわたくし、一層励みますの!」
桃華「レイちゃまも、その気持ちに応えて下さること! い、いいですこと!?」
レイ「ああ、分かった。胸に留めておこう」
レイ「346のプロデューサーとしての交換研修期間はあと少しだが、それまでよろしく頼む」
桃華「ふ、ふふ…分かって下さればよろしいんですの!」
桃華「わたくしの魅力をファンにとことん知らしめてあげますわ! もちろん、レイちゃまにもですのよ?」
レイ「ああ」
レイ「…桃華は純真な目を持っているな。仕事を楽しみながら、正確に物事を見抜いている」
レイ「だが、子供は年相応にはしゃいで自分を出すのも、俺はいいと思うぞ」
桃華「なっ…!」
レイ「君達の世界は、楽しみたいと思う感情を我慢することは無いのだからな」
レイ「さて…そろそろ撤収作業も終わる。帰り支度をするか」
桃華「こ、子供扱いしないで欲しいですわっ!」
桃華「わた、わたくしだって…オトナなんですから……!」
‐‐‐
(346プロダクション 事務室)
レイ「交換研修とは言え、何故だろうか…」
レイ「7610より346のプロデューサーとしての方が板に付いてきたんじゃないか…?」
ちひろ「あら、そう思うなら、いっその事346に根付いちゃうのも宜しいんじゃないですか?」ニコニコ
レイ「ち、ちひろさん…い、いつの間に。聞いていたんですか…」
レイ「(この女の気配は本当に読めん…この女、南斗聖拳、誘幻掌でも使えるんじゃあないか…?)」
ちひろ「うふふ、私達は歓迎ですよ? 他のプロデューサーとも仲が良いみたいですし…」
レイ「(少なくとも、南斗一派よりは付き合いが良いのは確かだが…)」
レイ「ありがたい話ですが、俺はあくまで7610の一員ですので…」
ちひろ「そうですか、あと一週間でしたっけ? 寂しいですね…」
ちひろ「レイさんがこちらで働いてくれたら、本当に助かりますのに…」
ブーッブーッブーッ
レイ「ん…?」
レイ「桃華からか…」
レイ「…」
レイ「明日…。まあいいだろう」
(EXコミュイベント「オトナの時間」)
‐‐‐
(翌日 夕方 櫻井邸)
レイ「…」
レイ「(確かに以前教えて欲しいと軽い気持ちで言ったが…)」
レイ「(茶の作法が、こんなに複雑とは…!)」プルプル
桃華「レイちゃま! スプーンはカップの手前に置いて、柄の部分は常に右側ですの!」
桃華「混ぜる時にも音を立てないこと! ソーサーもお持ちになって、取っ手を持つ時は摘むように優しく!」
桃華「ああァ…! お菓子を手で持ってはいけませんわ、フォークを使って、一口大に丁寧に切って…!」
レイ「……」
レイ「(帰りたい…)」カチャカチャ
桃華「音を立てるのは一番お下品ですのよ! レイちゃま!」ビシッ!
桃華「……」
桃華「そうですわ、レイちゃま、どうせなら夕食もここでお済ませになって?」
レイ「ん、厄介になっていいのか?」
桃華「勿論ですわ、折角ですので、レイちゃまにはもっともっとテーブルマナーを磨いて頂きますわ!」
レイ「ああ…なら帰るか」
桃華「な、なんでですのッ!?」
‐‐‐
(桃華の私室)
桃華「レイちゃま、ここで少しお待ちになって下さって?」
レイ「ああ、たらふく食ったし、お言葉に甘えて少し部屋で休ませて貰おうかな」
レイ「(ふう…)」ドサッ
レイ「こちらに研修に来て一ヶ月か、もうかなり日が経つ」
レイ「向こうは平穏無事…は有り得ないが、せめて女子は無事だろうな…?」
レイ「そろそろ桃華に引き抜きを掛けてみても大丈夫だろうか…」
レイ「…」
レイ「天蓋付きベッドか…本当に住む世界が違う」
レイ「ああ…」
レイ「アイリにもこんな贅沢な生活をさせてやりたいと思った時期があったな」
レイ「あの時は本当に平和だったが…」
桃華「アイリって、例の妹君のことですの?」
レイ「!」ガバッ
レイ「も、桃華、いつからそこに?」
桃華「わたくしの天蓋ベッドを褒めている辺りですわ?」
レイ「(よ、よかった、引き抜きの件は聞かれていないか…)」
レイ「それにしても、その服装は…?」
桃華「うふふ、わたくしの可愛い寝巻姿に目が眩んでしまいそうですの?」
レイ「おい、俺は泊っていく気は無いぞ」
桃華「あら、つれないですわね。なら、このまま少しお話を致しませんこと?」
レイ「話…? しかし、もう夜は遅いし…」
桃華「ふふ、また子供扱いですの?」
桃華「これからは…『オトナの時間』ですわよ? 今夜はまだ長いですわ…」
桃華「(…)」
桃華「(この時のために、日中から睡眠はバッチリ! 紅茶を我慢しブラックコーヒーも浴びるように飲みましたわ!)」
桃華「(ディナーもお腹いっぱいにならないように控えましたし…)」
桃華「(ぬかりないですわ…! これで夜更かしもきっと…!)」
‐‐‐
(同時刻 7610プロダクション 会議室)
サウザー「……」プルプル
サウザー「バカな…正気かあの男は…!」
サウザー「年端もいかぬ幼女の寝室で、一緒のベッドの上に腰かけて……しかもこの時間帯で…!?」プルプル
サウザー「絶対どうかしてる…何故こんなことが出来るんだ…?」
シン「…」カチャ
サウザー「し、シン…貴様…!」
シャギ「くっく…俺は少し興味が出た、まだ盗聴器は外さんぞ!」カチャッ
シュウ「わ、私も一応…」カチャッ
ユダ「サウザー、貴様はどうする?」ニヤリ
サウザー「……!」
サウザー「お前らも…レイも…絶対…絶対どうかしてる…!」
サウザー「……」
サウザー「…」カチャッ
‐‐‐
桃華「はぁ…レイちゃまとお話していると、本当に楽しいですわ」
レイ「妹の話しかしていないが…」
桃華「レイちゃまは妹君の話をしていると、目が輝いていましてよ?」
レイ「…!」
レイ「(そ、そうだったのか…今後は気を配ろう)」
レイ「(奴らにネタにされたら堪らんしな…)」
桃華「レイちゃまは本当に妹君思いの優しい方ですわね…妹君を愛していらっしゃって…」
桃華「…でも、今は目の前にいるのはわたくしですのよ? もっとわたくしを見て下さる?」
桃華「ふふ…もっと近くにいらしてもよくってよ?」
レイ「…」
桃華「ねえレイちゃま、『愛』ってなんだと思いますの?」
レイ「愛? そういうのはケンシロウやラオウに聞くといい。あのようなナリだが、俺の話より大分趣深い話が聞けると思うぞ?」
桃華「そ、そうですの? 少し意外ですわ…けど、今はレイちゃまの話が聞きたいですわ」
レイ「愛か…他の女の愛を守ってやりたいと思ったことはあったが、俺は愛とは無縁に生きて来た」
レイ「いや…強いて言えば『妄執』かな」
桃華「妄執…」
レイ「一途な愛は人を狂気に染めてしまう。例えどんな愚かな行為に手を染めても、何かを欲してしまう」
レイ「俺もかつては妄執に堕ち、人間としての己を捨てた。妹のために生き、世を呪い時代を憎んだ」
レイ「そんな飢えて乾いた狼のような俺に、愛も愛を語る資格も、愛を求める事も無いな」
桃華「…」
桃華「確かにレイちゃまを最初に見た時、目付きが鋭くて、人助けとは無縁でまるで大悪党の様なツラと思ったこともありますわ」
レイ「(辛辣だな…)」
桃華「けど、一緒に過ごすうちに少しずつ考えが変わりましたの。あなたは少し不器用だけど、妹君を愛するように、ちゃんと優しい心を持っていますのよ」
レイ「…」
桃華「自分を卑下しないでくださいな。わたくしも…悲しくなりますの」
桃華「わたくしが思う所の『愛』はですね…?」
桃華「その人に対する想いの感情を育む事こそ愛ではないか、と思いますの」
桃華「例えば、異性に向けるものであれば、最初は恋から始まり、一緒に苦楽を共有するうちにその人のことを掛け替えのない存在だと認識し、より想いを強めていく…」
桃華「その強まった想いと、その人を、いつまでも大切にしたいという気持ちこそ『愛』なのではないかと、思いますわ」
桃華「一緒の時間が多くなれば多くなるほど、時が重なるにつれて、愛もどんどん増していくものですわ…」
桃華「…」
桃華「レイちゃまはあと一週間でこのプロダクションを去ってしまうんですの…?」
レイ「ああ、元から交換研修だからな。期間が終わればジャギと入れ替わる予定だ」
レイ「桃華と一緒に働けて、実に勉強になった」
桃華「…」
桃華「…ねえ、レイちゃま…?」
【櫻井桃華のお願い】
コンマ00~50:引き抜き成功
コンマ51~99:最終日へ
↓3
どうだっ
桃華「私を、あなたのプロダクションに連れて行ってくれませんこと?」
桃華「ここではなく、レイちゃまの元で活動してみたいんですの」
レイ「!!」
レイ「(ま、まさか本当に自発的にくるとは…)」
桃華「私、レイちゃまとなら、どこまでもいけそうな気がするのですわ」
桃華「アナタとなら、トップアイドルも夢ではない気がするんですの…」
レイ「そうだな…」
レイ「君がそれでいいなら、願ってもない。俺も桃華が欲しいと思っていた」
桃華「!!」
桃華「も、もう! いやですわ、『わたくしが欲しい』なんてイキナリ…///」バシバシ
レイ「(……)」
桃華「~♪」
桃華「(レイちゃま…これからもっともっとわたくしと一緒にいて下さいね…)」
桃華「(もっともっと、わたくしを見て下さい…そして…)」
‐‐‐
レイ「(結局…)」
桃華「すぅ……」
レイ「あの後にすぐ寝てしまった。まだ子供だ」
レイ「起こさないように帰るか」
レイ「まあ…本人から移籍を願い出てくれたのは嬉しい誤算だ。交渉の際の強力なカードになる」
レイ「あとは上をどう説得するかだな…」
レイ「…」
レイ「よし、アイツをぶつけよう」
‐‐‐
(後日 7610プロダクション 会議室)
サウザー「フハハハハハ!」
サウザー「この聖帝のネゴシエイト力を持ってすれば、346の軟弱アシスタントを説き伏せるなぞ容易いことだ!」
サウザー「櫻井桃華か…この聖帝から見れば吹けば飛ぶような弱小階級だが、奴の財力もこの聖帝十字稜の礎にしてやろう!」
シュウ「(おいレイ、一体奴とどう交渉したんだ?)」
レイ「(交渉中は、相手の話を聞かないサウザーののトンデモ思考と論理が次々と積み上げられ、濁流の如き聖帝スパイラルに千川ちひろと社長の頭が付いていかなかったのだ)」
レイ「(実際は、7610と346間で色々な共同プロジェクトや移籍金、その他諸々の契約が結ばれたんだが、まあアイツは半分くらいしか理解してないんじゃないのか?)」
シュウ「(あとで私も目を通しておこう…こちらに不利な物が無ければいいが…)」
ユダ「ともかく、こうしてまた1人アイドルが増えたのだ、喜ばしいことじゃあないか」
シン「うむ、最近は卯月と未央の顔も心なしか晴れ晴れとしてきたな」
サウザー「フフフ…さて、次だ!」
レイ「こ、この期に及んでまだ繰り返すのか…?」
サウザー「…だって俺、まだ何もやってないじゃん?」
サウザー「スレタイで堂々と叫んでるのに、まだ俺、前進どころか一歩も動いてない気がするけど…」
サウザー「この聖帝の敏腕さを見せつけてこそ、真の意味で目標が達成されるのだ! 今こそ、この聖帝自らが動く時!」
プロデューサー
↓1
サウザー
サウザー「フハハハッ!」
サウザー「遂に来たぞ…遂に!」
サウザー「なかなか空気が読めるじゃあないか…ええ?」
サウザー「まあぶっちゃけ、大トリでも良かったんですけどね?」
サウザー「だって確実に引き抜いちゃうし? みたいな?」
シン「(ターバンのガキ、ターバンのガキ…)」
レイ「(ラオウとワルツでも踊ってくれ…)」
ユダ「(デビルリバース来い)」
シュウ「(とにかく意外性のある人物を…)」
サウザー「フフフ、貴様らの下らん考えなどこの聖帝は手に取るように分かるのだ!」
サウザー「そうはさせん! 例の聖帝特権を今ここに発動する!」
サウザー「縛りは『アイドルマスターシンデレラガールズ』内に限定させてもらうぞッ!」
↓2
今度こそ前川さん
‐‐‐
(都内 猫メイド喫茶)
カランカラーン
みく「いらっしゃいませにゃあ♪ 二名様、どうぞですにゃ♪」
みく「(私は前川みく、花も恥じらう15歳)」
みく「(夢はアイドルになって、猫系アイドルとして、大きく名を売ること!)」
みく「(でも今は地下アイドルとして地道な活動をしながら、少しずつ名前を上げて、自分を支えて夢を叶えてくれる様な大きな芸能プロダクションに入社することが、まずは当面の目標であって…)」
みく「(現在何をしてるかというと、普通の猫カフェと、メイド喫茶が合体したようなお店でネコミミつけて働いて、お金を稼いでいます)」
みく「(まだ働き始めて間もないけれど、大好きな猫チャンに囲まれながら、お客さんに自分の可愛さをアピールして、更にお金も稼げるなんて、なかなか良い所の仕事にありつけて良かった!)」
みく「(日々努力してお金を稼いで、それを夢に繋げられたら…)」
みく「(…ううん、今はお仕事に集中しなきゃ!)」
みく「(今日も一生懸命、なりふり構わず、アイドル目指して頑張るにゃあ♪)」
カランカラン…
みく「!」
みく「いらっしゃいませにゃ~♪」ダッ
サウザー「聖帝一名」
みく「は……はい?」
サウザー「聖帝一名」
とりあえず今日はここまで。いつになるか分からんけど、また次回
乙
その人、間違いなく客ではないです…
原作読み直したけど、この作者所々に元ネタぶっこんでるわww
桃華の「大悪党の様なツラ」って少し違和感あると思ったら、レイの第一印象を表したバットの台詞だったww
今日は短めにいくぜ
みく「(が、外国人さん…かな? マントも羽織って…)」ドキドキ
みく「(コスプレかな…まあこの界隈は珍しくは無いし…)」
みく「(ジークジオンとか言いだしそうにゃ…)」
サウザー「…聖帝一名」
みく「にゃ! にゃ、はい! お客様一名様にゃぁ!」
みく「こ、こちらにどうぞにゃー♪」
サウザー「フン…」
ドサッ
サウザー「フフフ…」
みく「(なんか座り方一つ取っても偉そう…)」
サウザー「喉が渇いてますけど?」
みく「は、はい! メニューから好きな物をお選びくださいにゃ!」
みく「(高圧的…こういうのは下手に出て機嫌を損ねないに限るかな…)」
サウザー「では、オレンジジュースを」
みく「はい、ただいまお持ちしますにゃ☆」
サウザー「2杯」
みく「は、はいにゃ!」
みく「(2杯?)」
前川みく
http://i.imgur.com/yescEvO.jpg
前川さん
http://i.imgur.com/yyNB4sB.jpg
店に来た外国人(サウザー)
http://i.imgur.com/UJJq9wg.jpg
みくの想像(ギレン・ザビ)
http://i.imgur.com/StdIZe0.jpg
みく「お待たせしましたにゃあ、こちら当店特製オレンジジュースですにゃ♪」
サウザー「ほう、特製とな?」
みく「はいにゃ、当店のメニューは全て特製で、ある『おまじない』をすると、とーっても美味しくなるのにゃ♪」
サウザー「!!」
サウザー「そ、そんなことが出来るのか…っ!」
みく「そうにゃ、ではいきますにゃ!」
サウザー「…!」ドキドキ
みく『とっても、とーっても美味しくなあれ♪』
みく『萌え萌えにゃあ☆』キャピッ
みく「♪」
サウザー「…」
みく「萌え萌え成分、注入完了にゃぁ♪」
サウザー「………え?」
みく「え?」
サウザー「い、今ので?」
みく「は、はい…一応」
サウザー「…」
みく「…」
サウザー「…そう」
みく「(なんか夢を壊された少年の様な顔をしてる…)」
サウザー「…」グビッ
サウザー「…」コトッ
サウザー「今日のは口に合わぬ」
サウザー「釣りはいらん、今日の所は出直そう」スッ
カランカラーン…
みく「…」
みく「ろ、露骨に否定された…」
みく「ちょっとつらい…」
みく「(あ、1杯余ってる…)」
みく「(裏方で飲ませて貰おう…)」
今日のは口に合わぬ(ガシャーン!)
じゃないだけまだマシ
‐‐‐
(翌日)
カランカラン
みく「…」
サウザー「…」
みく「(ま、また来た…)」
サウザー「聖帝一名」
みく「は、はい、お客様一名様、こちらですにゃー♪」
サウザー「フフフ…」ニヤニヤ
ドサッ
サウザー「お腹が空いていますけど?」
みく「こ、こちらのメニューから好きな料理をお選び頂けますにゃあ!」
みく「(変な客に目をつけられたかなあ…)」
サウザー「おい、カレーが見当たらないぞ」
みく「あ、当店はカレーは扱ってないにゃ、ごめんなさいにゃ…」
サウザー「そうか…」シュン
みく「(か、カレーだけでそんなにガッカリするの?)」
サウザー「仕方ない、オムライスを…」
みく「あ、はい」
サウザー「2つ」
みく「は、はいにゃあ!」
みく「お待たせにゃ! こちら当店特製オムライスですにゃぁ♪」
サウザー「特製……?」
みく「き、今日はおまじないの代わりに、ケチャップでお客様の好きな絵を描かせて頂くにゃ!」
みく「名前でも猫チャンの絵でも、何でもしますにゃ☆」
サウザー「ほう?」
サウザー「ならば…星を描いて貰おう!」
みく「了解にゃあ♪」
みく「(星か…良かった、普通だ…)」
サウザー「六つ、な」
みく「む、六つも!?」
みく「…むう…」ニュー
みく「よっと…」ニュー
みく「で、出来たにゃ」
みく「ちょっと形や大きさがバラバラになっちゃったにゃ…」
サウザー「悲嘆することは無い、これはさも高尚な芸術の様相に匹敵する、見事な出来栄えだ!」
みく「! そ、そうにゃ?」
みく「(褒められた…何か、嬉しい…)」
何気に作者のIDがみくになってる件
サウザー「フフ…では頂こうか」カチャ
みく「はい、熱いので気をつけてにゃ♪」
サウザー「フハハハ…」グチャグチャ
みく「つ、潰すの!?」
サウザー「この崩れたトマトみたいな汚い星は差し詰め妖星だな…」グチャグチャ
サウザー「殉星は一番小さな星にしよう。実際弱いし」グチャ!
みく「…」
サウザー「仁星と義星はムカつくし、この歪な星って所だろう。フン!」グチャ!
サウザー「慈母星は…得体が知れんから端に避けておくか」スッ
サウザー「そして最も大きく整った星こそ、この聖帝サウザーの権力を象徴する将星だ!」
サウザー「惚れ惚れする出来栄えだ…見事だ、前川!」
みく「あ、ありがとうございますにゃ…」
みく「(将星を残して全部潰された…)」
サウザー「フフフ…なかなかの座興であった。釣りはいらん」スッ
カランカラーン…
みく「…」
みく「そして全く口を付けずに帰った…」
みく「…自分を否定された様に悲しい気分にゃ…」
みく「(また一つ手付かずで残してる…)」
みく「(裏でこっそり食べよう…)」
みく「あれ…?」
みく「みく、あの人に名乗ったかな…?」
‐‐‐
(翌日 開店時刻)
カランカラーン
みく「…」
サウザー「聖帝一名」
みく「はい…聖帝一名様、どうぞにゃ…」
みく「(もうヤダ…)」
ドサッ
サウザー「…」
みく「…」
みく「…あ、あのご注文は?」
サウザー「フフフ…今日は腹を満たしに来たのでも、貴様を弄りに来たわけでもない」
みく「じゃあ今日のご用件は何にゃ?」
サウザー「前川みくよ、今日は貴様を我が芸能プロダクションにスカウトしに出向いてやったのだ」
みく「(へー…)」
みく「…」
みく「…え?」キョトン
みく「げ、芸能プロダクション…!?」
サウザー「そう斜に構えるな、名刺をやろう」スッ
みく「!」
みく「7610(ナント)プロダクション…どこかで聞いたような…」
みく「で、でも、こんなの信じられないにゃ! みくは絶対騙されないよ!」
みく「だって貴方、ちょっと変だし!!」
サウザー「まあよい、我がプロダクションを見ればその妄言は自ら取り消すことになろう! 外に車が用意してある、さあ来い!」ガシッ
みく「い、今から!? ちょちょ、て、店長…!」ズルズル
みく「じ…自分で歩くにゃ!」バシッ
サウザー「あ…そ、そう?」
みく「フーッ、フーッ!」
みく「て、店長に相談してから…」
サウザー「今日の店長はこのサウザーだ!」
みく「!?」
サウザー「この店は一日俺の金で貸し切りだ」
みく「に、にゃにィ!?」
サウザー「さあ行くぞ、みくにゃんッ!」ズァ!
みく「(みくはこれから一体どうなるの!?)」ズルズル
‐‐‐
(7610プロダクション前)
だみく「な、何…あのネコミミを付けた厳つい暴走族のような大軍団…!」
みく「しかも巨大な装甲車みたいので街中を爆走して…」
みく「そして…この巨大な城みたいなビル群の要塞は一体…!?」
みく「(おまけに異彩を放つ奥のピラミッドは何だろう…)」
サウザー「フハハハハッ! この荘厳な佇まいに言葉も出まい?」
みく「言葉が出ないというか…形容する言葉が普通に見つからないです」
サウザー「…」
サウザー「…ていうかお前、言葉遣い変じゃない? ほら、さっきまでのにゃーって奴は?」
みく「あ、あれは仕事の時だけだから…!」
サウザー「ふぅん…あれもまあ特殊ながら中々に愛で甲斐があったがな…」
みく「そ…そう…?」
みく「…」
みく「ま、まあ、つけてやらないことも無いけどにゃあ!」
サウザー「おい、その調子でこのネコミミを装着しろ」
みく「あ、はい…」スポッ
サウザー「フフフ…これでお前も晴れて偉大な聖帝軍の仲間入りだ!」
『オオオオオオー!!!』
『聖帝バンザーイ!!!』
みく「な!? 全員ネコミミ付けてたのはそういう罠!? じゃあ外すにゃ!」バッ!
サウザー「チッ…」
サウザー「さあ来い、我がプロダクションが誇る珠玉のアイドル達と豪華絢爛な設備を貴様の眼に焼き付けてやろう!」
みく「ぐっ…やっぱり…どう考えても怪しすぎるにゃ…!」
01~50:まずアイドル達を紹介して貰う
51~95:まず設備を紹介して貰う
96~00:ファンブル
↓2
みく「ま、まずは施設から回ってほしいのにゃ!」
サウザー「ほう? いいだろう、付いて来い」
みく「(違和感しか感じないけど、もし本当にここが真っ当な芸能プロダクションなら、それなりの設備は最初に揃える筈にゃ!)」
みく「(ある程度充実した設備なら、みくだって例えこんな人が近くにいても、形振り構わず努力する覚悟は最初から出来ているにゃ!)」
みく「…」
サウザー「フハハハ、そう怖い顔をするんじゃあない、皺ができるぞ」
みく「む…むー…」
‐‐‐
(厨房)
サウザー「さて、まずは厨房だ、見るがいい、あらゆる調理器具を取りそろえ、分子ガストロノミーに応用した器具も設置してある」
サウザー「食品業界に対して商品提供も行っている他、千人規模の大食堂も備えている」
サウザー「アイドルは体が資本なのだ、食を司るこの部屋の充実性は群を抜いている!」
みく「…カレーが50種類もあるにゃ。聖帝カレー、鳳凰カレー、日替わり五車星カレー…」
ありす「あ、社長。お疲れ様です」
みく「!? お、女の人がいる…!?」
サウザー「この女は商品企画課兼、宣伝広報課兼、調理課兼、北斗の拳イチゴ味販売促進課の橘ありすだ。正直有能過ぎて、調理課以外の仕事を重点的にやって欲しいものだ」
とりあえず今日はここまで。いつになるか分からんけど、また次回
今日で前川さん終了まで頑張るよ
ありす「例のオムライスの件ですが、仕入れのルートが確保できたので、ほぼ提供の見通しが立ったことを御報告に…」
みく「オムライス…?」
サウザー「みくにゃん、貴様が俺に振る舞ったアレを気に入ったのでな、商品企画課と調理課の肝入りでアレンジし我が食堂に並べることにしたのだ」
サウザー「光栄に思うがいい。メニュー名は『六聖拳オムライス』と『将星オムライス』で割れているが…」
みく「そ、そうなのにゃ?」
みく「(ちょっと嬉しいかも…)」
ありす「それと社長、メニューの新作が完成したましたので、それも…」
サウザー「え、ま、マジで、新作…? このまえイチゴラーメン作ったばっかじゃん」
みく「イチゴラーメン!? そんなゲテモノを商品企画として通す気かにゃ!?」
ありす「ゲテモノとは失礼です! 今作からもう少し刺激的な方向を模索しています」
みく「じゅうぶんイチゴを主食として扱う時点で刺激的にゃ! ベクトルじゃなくてカテゴリを変えるべきにゃぁ!!」
サウザー「う、うん。あとで試食役としてシュウ様呼んどくから。彼、毒物ならギリギリで反応するし」
‐‐‐
(廊下)
みく「あ、あの、ちょっとお手洗いを借りたいにゃ」
サウザー「厠は25階の一つしかない」
みく「な、何でこんなに馬鹿デカイ敷地なのに!?」
サウザー「ジョークだ、聖帝ジョーク。一番近い厠は近くの売店の中にある、あまり俺を待たせるなよ」
みく「(な、なんでこんなにエラソーなのにゃ、この人…!)」
‐‐‐
(売店)
みく「ふぅ…トイレも変な意匠を凝らしていて気味が悪かったにゃ…」
みく「それにしても色々なものが売ってるにゃあ…案外普通のアイドル関連グッズも置いてあるし」
みく「『ニューサウザージェネレーション、近日登場』…真っ当なアイドルもいるのか疑問に思えてきたにゃ」
みく「やっぱり先に看板アイドルを紹介して貰うべきだったかにゃ…」
アイン「……」クチャクチャ
みく「あ、さっきまで居なかった売店のスタッフさんが戻ってきてるにゃあ」
みく「(随分アメリカンな人にゃ…)」
みく「こんにち…」
アイン「!!」
アイン「フリーズ!」
みく「!? は、はい!」
アイン「…」ドスドス
みく「(う、うわ…! 近づいてきた!?)
アイン「…サンアンドレアス?」
みく「な、何?」
アイン「マイアミヒート」ポン
みく「!?、???」
アイン「ダイヤキュート!」ニコッ
アイン「ブレインダムドッ!!」ダッ!
みく「…?」
みく「みくの肩を叩いて満足げに走り去っていった…」
みく「売店の関係者じゃ無かったのかにゃ?」
みく「レジから金ごっそり取ってたけど…」
ハリウッドパワァーッ!
みく「…まあいいにゃ」
‐‐‐
(聖帝の間)
サウザー「フフフ…この部屋は何を隠そう、偉大なる俺の玉座の間だ!」
みく「り、立派な椅子にゃ」
サウザー「そうだろう? 暇な時はここに座り…」ドサッ
みく「…」
サウザー「…」
サウザー「…ふぅ」
みく「…」
サウザー「風のように過ぎ去る日々の中に埋もれている掛け替えのない物事を思い出し」
サウザー「感傷に浸っていたりする…」フゥー
みく「そ、それはいいことにゃぁ…」
サウザー「時にみくにゃん…」
みく「?」
サウザー「みくにゃんを含む、我が社の新ユニット名だが…」
みく「何で既にみくを含んだ前提で話すのにゃ!? まだ契約して無いにゃ!」
サウザー「みくにゃんはどんなユニット名が良いのだ?」
みく「くっ…なんか癪だけど……付けるなら可愛い名前がいいにゃあ」
サウザー「ふむ…ネコミミアイドルを3人集めて『にゃん・にゃん・にゃん』とか…」
みく「それ、ちょっと良いカンジにゃ!」
サウザー「…」
サウザー「安直だな…」
みく「アンタが付けたんにゃ!?」
サウザー「俺なら…そうだな。印象に残り易い記号や数字、マークに関した名を付ける」
サウザー「トライ、スクエア、トランプのスートなど様々だが…」
みく「(珍しくマトモな事を言ってるにゃ)」
サウザー「やはりこの俺を筆頭にした六聖拳のように、六つの星を紡いだ『六芒星』を象る記号…『*(アスタリスク)』」
みく「あ、それ結構イケてるにゃ」
サウザー「これを二人ユニットで…」
みく「うんうん…!」
サウザー「この聖帝サウザーとみくにゃんのユニット『サウザーリスク』なんて如何であろう?」
みく「!?」
みく「ぜ、全然イケてない! 共通するのは母音だけで中身が別物に為り果てたにゃ!」
みく「明らかにアンタの名前と存在がリスクになってるにゃ!」
サウザー「フハハハハ! 全然上手く無いな!」
みく「誰もウケを狙ってないにゃぁ!!」
‐‐‐
(リラクゼーション施設棟 喫茶店)
サウザー「この別棟は療養温泉やエステ、カフェや軽トレーニング目的のジム設備を始めとした大規模なスパになっている」
サウザー「フハハハハ、現在この区画を一般開放して運営し、事業費用を下郎共から巻き上げる計画を進行中だ!」
みく「やろうとしていることは普通なのに、言い方で確実に印象を悪くしてるにゃあ!」
サウザー「卑しい下民が聖帝の恩寵を受けられるというのだ、むしろ靴を舐めて感謝の一つでもして貰いたいものだな!」
サウザー「さて…」バッ
サウザー『南斗鳳凰拳奥義、天翔十字鳳ッ!!』ビシャーン!
みく「な、何にゃ! 急に雷を落とさないで欲しいにゃ!」
サウザー「フフフ…南斗鳳凰拳の前に対等な敵が現れた時、虚を捨て、全身全霊の礼を持って立ち向かわねばならん…!」
みく「……?」
サウザー「全神経を研ぎ澄ませ集中しろ、みくにゃん。この喫茶店にフミフミーが潜んでいる」
みく「ふみふみー? 潜んでいるって、動物か何かなのにゃ?」
サウザー「フミフミーは我が社の雑用兼司書の奴隷だ。彼女は書物を携え読書に集中している間、その気配をほぼ無にする術を会得している」
サウザー「しかし、聖帝の心眼と第六感を持ってすれば、彼女の気(オーラ)を微弱ながら察知し、今この喫茶店に隠れていると確信した!」
サウザー「フハハハハ! 面白いぞ、かくれんぼという奴だ! 乗ってやるぞフミフミー!」
みく「それもう人間じゃなくて妖精の類にゃ!?」
サウザー「さあ、このカーテンの裏か!?」シャー!
みく「ハア…全く、何が何だか…」
みく「よいしょっと…」ポフッ
「…」ペラッ
みく「…ん!?」
文香「…」
みく「!!!」
鷺沢文香(雑用兼司書兼サウザーの暇つぶし相手)
http://i.imgur.com/4EOjybj.jpg
鷺沢文香(雑用兼司書兼サウザーの暇つぶし相手)
http://i.imgur.com/4EOjybj.jpg
※前作参照
みく「(と、突然目の前の椅子に女の人が現れた!?)」
みく「(さっきまで何も居なかったはずなのに!)」
文香「…」チラッ
文香「…」
文香「…」ペコリ
みく「あ、ど…どうも」ペコリ
サウザー「フミフミー! 見つけたぞォ!」ズザァー!
みく「危なっ!? こんな狭い室内でスライディングは危険にゃあ!!」
サウザー「!?」
文香「…」ペラッ
サウザー「クッ…これ以上俺が近づけば、確実に姿を消してしまいそうな儚い気を、全身から発している…!」
サウザー「みくにゃん! フミフミーは何をした!?」
みく「え…普通にみくと挨拶しただけだけど…?」
サウザー「ば…馬鹿な…!?」
サウザー「この聖帝ですら、いや、六星拳の誰も、まだチラ見する様子しか見たことが無いシャイな奴が……挨拶だと!?」
サウザー「ぐぐぅ…かくなる上は…!」バッ
みく「ちょ、みくのネコミミを!?」
サウザー「はーい注目ゥー!」ズァ!
文香「…」ペラッ
文香「…」
文香「…」チラッ
サウザー「聖帝・オン・ネコミミからのー?」
サウザー「高級メロンの術ーーッ!!」ビキビキボコッ
みく「(キモっ!)」
文香「…」
文香「…」
文香「…」スゥー…
サウザー「あぁ!! フミフミー!?」
みく「き、消えた!!」
サウザー「寿命さえ削った一発芸ですら奴の関心を引けんとは…!!」
サウザー「くっ…奴は喫茶店で一体何をしていた! 今日掃除当番か!?」
みく「こ、このプロダクションの従業員は全員オカシイにゃあ!!」
‐‐‐
(ロビー)
みく「つ、疲れた…」
サウザー「フン、まだ設備のほんの一部しか見せていないぞ?」
みく「ほんの一部だけでこれ程の異常性が際立っているのは逆に凄い事にゃ!」
サウザー「フハハハハ、ならば充分このプロダクションに興味が湧いた筈だ。どうだ、この7610の一員としてトップを目指し邁進するつもりになったであろう?」
みく「(な、なんでこの人はこんなに自信過剰にゃあ!?)」
みく「……」
みく「(確かに、一部を覗いただけでも充分クレイジーだけど……正直それ以上に、規模と設備の機能の充実性は目を見張るものがあるにゃ…!)」
みく「(でもやっぱり胡散臭過ぎる。焦って博打をする必要も無いし、断るのは今なら簡単にゃ…)」
みく「…」
サウザー「フフフフ…」ニヤニヤ
【前川みくの選択】
01~50:次はアイドル達を紹介して貰う
51~95:早計の気もするが丁重に断る
96~00:ファンブル
↓3
OK!レッツファンブルでぐさー!!
みく「(よく考えれば、設備なんて所詮、お金さえ用意すればどうとでも取り繕えるにゃ! 肝心なのは人望と人柄。そして信頼に応えるアイドルにゃ!)」
みく「次は、アイドルを紹介して欲しいにゃ!」
サウザー「フハハハハ……アイドルとな?」
みく「そ、そうにゃ!」
サウザー「よかろう。だが、それらを目の当たりにした貴様の選択肢は間違いなく一つになるだろう」
みく「っ!」
サウザー「付いて来い。ステージに案内しよう」
‐‐‐
(敷地内 特設ステージ)
サウザー「貴様一人のためだけに、最高のアイドル達が洗練された美技美声を披露する」
サウザー「本来、国中の誰もが貴様を羨むだろう。しかしそれを知るのは貴様だけなのだ…」
みく「…!」ドキドキ
みく「(ま、まさか本当に有名なアイドルが…?)」
サウザー「心して見るがいい。そして瞼に焼き付けろ! これが我が7610プロダクションが誇る最強にして唯一無二のアイドル達だ!!」
バッ
みく「(眩しっ…!)」
みく「!!」
カモカテペテー デンゴゴデンゴゴデデデデー×2
チャチャチャ
チャチャチャ
チャチャチャチャチャー
レイ『引き裂いた闇が吠え、震える帝ィ都にー☆』バッ
シン『愛の歌高らかーに、躍り出る戦士ィ達ー♪』ビシッ
シュウ『心までェ鋼鉄にぃ、武装するー乙女ーッ』バサッ
ユダ『悪を蹴散らしィて、正義を示すのォだー!』ズイッ
シュウ『走れ! 高速のッ!』ダッ
シン『帝国ゥ華撃団ー!!』ズァッ!
レイ『唸れ! 衝撃のッ!』ダダッ
ユダ『帝国華撃団ンンンン!!!』ブォォ!
ウーウウウウーウウ
ウーウーウー…
…
みく「」
みく「」
・セカンドシングル「檄!帝国華撃団」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm24673227
動画作成や繋ぎは有志ですが、絵や構成や楽曲提供手配など、全て「公式」です
未央「」
卯月「」
亜紀「」
‐‐‐
(ライブ終了)
サウザー「フフフ…折角なら聖帝軍全兵士をかき集めて大々的に披露しても良かったが、今日はみくにゃんだけに贈るスペシャルライブ『南斗DE5MEN』の復活祭だ!!」
サウザー「そろそろサードシングルに向けて活動を再開しようと考えていたところなのだが…」
サウザー「フハハハハ、圧巻過ぎて言葉も出ないだろう?」
みく「…!」
みく「(そうにゃ! 思い出したにゃ! 最近、突如として日本のアイドル界に舞い降りて旋風を巻き起こした『南斗DE5MEN』!)」
みく「(さっき最初は誰か分からなくて、怪しい○○○ユニットか中国雑技団か特撮系の何かか、頭がこんがらがったにゃ…)」
みく「(最近忙しかったからスッポリ記憶から抜け落ちてたけど…まさかこのプロダクション所属だったなんて…)」
みく「(でも何か怪しいにゃ! 7610プロはこのグループ以外、メディアで何も情報を明かしてないからにゃ!)」
みく「他のアイドルはいないのにゃ?」
サウザー「え?」
みく「…」
サウザー「いや、いるけど…」
みく「!」
サウザー「さっき設備見学してる間に全員帰ったな…」
みく「そ、そう…それなら仕方ないにゃ…」
みく「(ホントかにゃ…他にアイドルなんて本当はいないんじゃないかにゃ…?)」
サウザー「いや、待て」
サウザー「そういえばアレがまだ残っていたか…?」
A.卯月&未央
B.亜季
C.桃華
D.思い違い
↓2
‐‐‐
(中庭)
桃華「あら、サウザーちゃま、ご機嫌いかがかしら?」
みく「あっ…!」
桃華「?」
みく「(346プロでデビューした櫻井桃華!? な、何で7610プロに!?)」
サウザー「昼間から暢気に茶か。午前のレッスンは無事終わったようだな」
桃華「優雅なアフタヌーンティーと言って下さらなくて? あのくらいのレッスン、正におちゃのこさいさいですわ♪」
サウザー「フフフ…まあいい。俺とみくにゃんも一杯頂こうか」ドスッ
みく「あ、はい…」
桃華「だ、ダメですわ! これからレイちゃまと頂く予定でしたのに…」
サウザー「フン、底辺階級の安い茶を聖帝階級の俺が一口でも啜ってやろうというのだ、有り難く思うことだ」スッ
桃華「それで、アナタは…?」
みく「あ、前川みくにゃ。今は見学に来ていて…」
桃華「あら、そうでしたの! ここはガサツな所に見えるかもしれないけど、実に魅力的な人が多いんですわ! これから一緒に頑張れたら良いですわね♪」
みく「そ、そうですね…」
サウザー「魅力的とか…いきなり言われたら流石の聖帝でも照れる///」
桃華「サウザーちゃまはもう少し謙虚さを覚えてほしいですわ…」
みく「!!…お、美味しい…全然詳しく無いみくでも市販との違いがハッキリ分かるにゃ!」
サウザー「ほう、ウィリアムソン&マゴーか。なかなかに良い物を選んでいるじゃあないか、ええ?」
桃華「あら、わかるんですの? ちょっと意外でしたわ」
サウザー「聖帝とはあらゆる至高の品を嗜む者。これくらいの分別はついて当然だ」
みく「ぬうう…」
みく「(あのメンズ以外に櫻井桃華がいたにゃ…。多少この人の人格に難があるけど、本当にすごいプロダクションなんじゃないかにゃ…?)」
‐‐‐
(ロビー)
サウザー「どうだ、納得のいく物はほとんど目の当たりにしたであろう?」
サウザー「貴様が望む者はこの聖帝が全て与えよう! 望むなら猫キャラで有望なアイドルをかき集めて(自力スカウトで)も良かろう!」
みく「…」
サウザー「他のぬるま湯の弱小プロダクションでは味わえぬ法悦を味わうことが出来るのだ! 力があるものは須らく一流であり! それ以外は全て負け犬に過ぎん!!」
サウザー「貴様には一流になる資格がある。しかしここでその機会を逃せば無様に地を這い蹲る弱者となろう…」
サウザー「そろそろ感想を、いや…答えを聞かせて貰おうか。みくにゃん」
みく「ううぅ…!」
サウザー「…」ドキドキ
【前川みくとの契約】
基準値33+カリスマ性30+ネゴシエイト2+財力5-聖帝補正30-第一印象25
=15
コンマ01~15:勧誘成功
コンマ16~99、00:勧誘失敗
↓3
みく「今日はみく一人のために、わざわざありがとうにゃ。最初は頭の中が混乱していたけど、今決心がついたにゃ」
サウザー「ほう…して、その心は?」ドキドキ
みく「…」
みく「契約の話は、今は受ける事が出来ないにゃ…」
サウザー「!?」
サウザー「な、なにぃ…?」ガクガク
みく「あ…あ、貴方の第一印象は最悪にゃ! 適当にからかっていただけにしか思えなかったし、スカウトされた時も『絶対却下!』と思ってたにゃ!」
サウザー「!!!」
みく「その後、プロダクションのことを紹介してくれて、徐々に、『あれ、この人案外真面目なんじゃないかな?』ってほんの少しだけ思ったにゃ…」
サウザー「ほ、ほんの少し…!?」
みく「このプロダクションもちょっと良いかも……と思ったにゃ。けど…みくにはまだ何が一流かぬるま湯か、全然分からないし…」
みく「誘ってくれたのは嬉しかったにゃ。でも、私は、自分なりのやり方で、もう少しゆっくりアイドルへの道を模索したいと思ったから…」
みく「あくまでこのプロダクションも視野に入れたいけど…」
みく「…今回はお断りさせて頂きます………ごめんなさい」ペコリ
サウザー「」
サウザー「」
みく「ほ、放心し過ぎにゃ! 何でそんなに想定外って顔してるのにゃ!? 全然想定の範囲内にゃぁ!」
サウザー「ぐっ…ぬうう!」
サウザー「せ、聖帝軍軍規その33!!」
みく「!!」ビクッ
サウザー『引かぬ! 媚びぬ! 省みぬ!!』
サウザー「この聖帝に後退は無い! あるのは制圧前進のみ!!」
サウザー「みくにゃん! 貴様程の逸材を手放すのは惜しいのだ! 是非この7610プロダクションに…!」
みく「こ、この期に及んで何をする気にゃ!?」
サウザー「共に鳳凰の…! 聖帝の夢を叶えようではないか…!!」グッ
【前川みくとの契約②】
前回値18+聖帝の意地とプライド50-前川みくの精神状態30
=38
コンマ01~38:勧誘成功?
コンマ39~99、00:勧誘失敗
↓2
サウザー「」
みく「クドイにゃ! 断ったんだから、今はダメにゃ!」
みく「で、でも…!」
サウザー「…!」
みく「(まだ完全に否定するには…早計すぎるのも事実にゃ)」
みく「(設備やアイドルの全容を完全に把握したわけでもないし…)」
みく「設備見学の時の、スパやジムが一般開放されたらって話なんだけど…もし良ければ、今後のためにみくも使わせてくれたら…」
サウザー「だっ!」
サウザー「ダメですっ!!」ビシィ!
みく「なっ!?」
サウザー「あの計画まだ構想段階だし! 仮に一般開放してもみくにゃんだけは立ち入り禁止だし!!」
みく「け、ケチ! いいじゃん! そうしていくうちに、契約の考えが変わるかもしれないのに…!」
サウザー「プールや温泉にみくにゃんの嫌いな魚を放育させるし!! カフェは刺身と魚醤しか出さんし!! フミフミーに命じて施設の入口監視させておくしっ!!」
みく「い、陰湿すぎっ!!」
・
・・
・・・
‐‐‐
「……残念ながら、前川みくさんは7610プロとの契約を結びませんでした」
「しかし彼女本人は、完全に断ったわけではない様子で、徐々に考えが改まる……かもしれません」
「…」
「後日、当初の計画通りに一般開放されたリラクゼーション施設は街の皆さんに大変評判が良く」
「その利用するお客様の中に、夢の実現を目指して頑張っている前川みくさんの楽しそうな姿を見掛けました」
「どこのプロダクションに所属するかはまだ分かりませんが、彼女がアイドルとしての道を歩み始める未来は、そう遠くは無い気がします…」
「…」
「…」ペラッ
‐‐‐
(後日 7610プロダクション 会議室)
レイ「……ぷっw」
シュウ「ハァー…」ポンポン
サウザー「…!、……!!」プルプル
シン「サウザーの奴、顔が真っ赤だぞ…」ヒソヒソ
ユダ「あれだけ息巻いておいてスカウト失敗するとは、本人が一番辛いであろうな…」ヒソヒソ
シン「あの日以降、レイとシュウが露骨に煽っているせいもあるが…」
ユダ「煽ってるかは知らんが、最近ではあのフミフミーでさえサウザーの目の前に頻繁に顔を見せるようだな…」
シン「しかし前川みくは以降、ずっとウチの施設に通っているわけだし、半分所属という形でもいいんじゃあないか?」
ユダ「それに肖って、無理矢理サウザーが彼女を7610所属という形で書類作成と盗撮をしていた所を卯月と未央に止められていたぞ」
シン「な、何故彼女達が?」
ユダ「悲劇を繰り返さんがための憐憫の情という奴だ」
サウザー「た、例え鳳凰の翼がもがれようとも…!」
サウザー「俺は南斗の王…サウザー!!」
レイ「おい、醜態を晒した上でまだスカウトを続けるのか?」
シュウ「傷口が広がっても知らんぞ?」
サウザー「だ、黙れ!! 貴様らは聖帝の名の重みを知らんのだ!」
ユダ「まあ、コイツは第一印象が最悪だったからな。俺ならそうはいかん。誰が来ようが、この美貌で一瞬で陥落させてくれる…!」
シン「さあ、次は誰がスカウトに出るのだ?」
サウザー「帝王に逃走は無いッ! 制圧前進あるのみだ!!」
プロデューサー
↓2
サウザー「フフフ…帝王に逃走は無い! 次こそは必ず仕留めて見せよう!」
シン「サウザー連続か…」
ユダ「出番が無いのは悔やまれるものの、サウザーの醜態を見れるのならそれも一興だな」
サウザー「抜かせ! 前回の反省を活かすために、ベッドの中で100回以上はシュミレーションを繰り返した」
サウザー「前川みくは多少異端だったのが敗因だ。あれだけの権力を見せつけて堕ちぬ女が居ようとは…」
サウザー「だが、それはそれで面白いではないか! 獲物が手強いほど、帝王の血が騒ぐというものだ」
サウザー「今の俺に不可能は無い! 今度こそ瞬時にスカウトを完遂してくれよう!」
サウザー「聖帝特権発動だ! 『アイドルマスターシンデレラガールズのアイドル』に限定させて貰おう!!」
アイドル
↓2
サウザー「高垣楓……コイツの事か」パチン
サウザー「一度落ちた威厳を取り戻すには、強大な試練に立ち向かうのも肝要だ…」
ユダ「(う、美しい……馬鹿な…!?)」
レイ「高垣楓か…モデル活動をしていた女性だと、卯月と未央が話していたな」
レイ「確かに、今までの誰よりも知名度はありそうだが…」
シュウ「ふむ…私の記憶が正しければ、彼女は…」
A.最近アイドルに転向した筈のまだ初心者だ
B.今最も勢いのある大人気のアイドルだ
↓3
とりあえず今日はここまで。いつになるか分からんけど、また次回
シュウ「彼女は最近、フリーのモデルからアイドル業界に足を踏み入れ、プロダクションを転々としている……と聞いたことがある」
サウザー「ということは、まだ346の息も掛っていないのだな?」
シュウ「恐らくな…」
シュウ「モデルとしての写真は非常に映えるが、歌や踊りやトーク等といったバラエティ、ライブ、演技力というのはあまり得手では無いようだ」
シン「フン…天は二物を与えん、という奴か」
サウザー「いいや、この聖帝の勘が告げている。彼女はそんなヤワなタマでは無い」
サウザー「いずれはアイドル業界のトップまで席巻し、そして国中に名を轟かせるほどの逸材となり得る下郎であろう」
サウザー「フフフ…獅子は兎を刈るのにも全力を尽くすという。この聖帝も全勢力を持って彼女のスカウトに当たらねばならんな!」
レイ「おい、そう言うと前回は手を抜いていたと錯覚するじゃあないか…」
ユダ「前回も素で全力だった癖にな…」
※今回のスカウト、高垣P及び高垣楓ファンの方は、不快感・嫌悪感を覚えるかもしれません
※ご了承下さい
※今回のスカウト、高垣P及び高垣楓ファンの方は、不快感・嫌悪感を覚えるかもしれません
※ご了承下さい
※最悪の展開には絶対にさせません。勧善懲悪、不義には天罰が下ります
‐‐‐
(居酒屋)
サウザー「ということでー?」
サウザー「皆さんお酒来ましたねー??」
楓「はーい♪」
五車星「「「ウェェーイ!!」」」
サウザー「じゃあこれから高垣楓のライブ打ち上げ&反省会を始めまーす!」
五車星「「「フゥーー!!」」」
サウザー「じゃあ主賓の楓から、折角だから音頭を頼もうか」
楓「あ、はい」
楓「ええと……7610プロダクションの皆さん、今日は御足労下さいまして、ありがとうございます」
楓「今日のライブは…個人的にはあまり良い出来とは言えませんでしたが…」
ヒューイ「そんなこと無いっすよ!」
シュレン「楓さん、綺麗でしたよー!」
楓「ふふ、ありがとう」
楓「今日は嫌なことも忘れて、ビールをあびーるほど飲んで、ぱーっと騒ぎましょう♪」
楓「かんぱーいっ!」
一同「カンパーイイイィ!」ガシャン!
******
(二日前)
リハク「高垣楓のライブが二日後に行われるのは御存じで?」
サウザー「ああ。だがそれは我らとは無関係だが?」
リハク「そこに我らもスポンサーやスタッフとして割り込み、そして打ち上げを企画するのです」
サウザー「ほう…?」
リハク「シュウ様も仰っていましたが、高垣楓はアイドルとしてはまだ未熟」
リハク「この海のリハクの目からすれば、ライブはほぼ確実に失敗するでしょう」
リハク「少なくとも、本人は満足の行く結果は得られなかった、と失念する筈…」
サウザー「(なんだ、この希望的観測は…?)」
リハク「そこで高垣楓の酒で誘惑し、気を良くさせて、我が南斗聖拳一派の好感度を上げお近づきになるのです!」
リハク「十中八九、泥酔させて7610におm…スカウトすればオッケーで御座います!」
サウザー「フハハハ…成程、接待というわけか…!」
サウザー「リハクよ、貴様中々慣れているな…?」
リハク「フフ…とんでも御座いません。高垣楓は我が五車星でも注目する所でありました」
リハク「他の五車星には、あらかじめ話を通しておきましょう」
リハク「私達も、全力でサウザー様に協力しましょう!」
******
くどいようですが、もう一度
以下の
・楓さんが男キャラと酒を飲んでいます
・リハクが原作(イチゴ味)よろしくクズです
この2点から、、
※今回のスカウト、高垣P及び高垣楓ファンの方は、不快感・嫌悪感を覚えるかもしれません
※ご了承下さい
※今回のスカウト、高垣P及び高垣楓ファンの方は、不快感・嫌悪感を覚えるかもしれません
※ご了承下さい
※最悪の展開には絶対にさせません。勧善懲悪、不義には天罰が下ります
【???の血中アルコール濃度】
・安価で随時加減(補正有り)
・最大値??
・最大値到達で退場
【高垣楓の好感度】
・安価で随時加減(補正有り)
・最大値300
・最大値到達で仮所属決定
【高垣楓の血中アルコール濃度】
・安価で随時加減(補正有り)
・最大値300(?)
・最大値到達で仮所属決定?
サウザー「おい、酒をもう一杯!」
楓「あら、ペース早いですね?」
サウザー「フフフ…俺は生まれてついての帝王の体。一度も酩酊した経験は無い。樽で浴びるほど飲んでもだ!」
楓「ふふっ…それはお強いですね」
ジュウザ「おいお姉さんよ、そんな下らん奴は放っておいて、俺と一緒に飲まないかい?」
シュレン「じ、ジュウザ! 貴様いつの間にちゃっかり潜り込んだのだ?」
ヒューイ「コイツ、碌に返事を寄越さないくせに…!」
ジュウザ「フッ…返事を返さないのも自由だ」
シュレン「お前返事しない時ってそういう言い訳するの!? それ卑怯だぞ!」
ヒューイ「自由を盾に取って自分の怠慢を隠す気か!? 自由を冒涜してるぞ!?」
サウザー「(さあ盛り上がれ下郎共よ。この下郎共が場を賑わせ高垣楓に7610の良い印象を与えるのだ…!)」
ヒューイ「(あのリハクの命令だ…高垣楓をベロンベロンに酔わせて籠絡させろ、と)」
シュレン「(こんな小娘一人落とすなど、我ら五車星にかかれば赤子の手を捻る様に容易い事よ…!)」
サウザー「(よし、カシスオレンジにしよう)」
サウザーの血中アルコール濃度(10/3300)
↓2
サウザー 95/3300
サウザー「おい青いの。何か気の利いた芸の一つでも無いのか?」
ヒューイ「宴会芸か…ううむ…」
楓「あ、じゃあまず私がやりますね」
リハク「ほう、それは楽しみですな」
楓「割り箸の袋をこう折りたたんでですね…」スッ
楓「それで、この割り箸を…」グッ
楓「…とうっ!」パシン
フドウ「おお…紙で箸が切れるとは…!」
リハク「お見事ですな、ハハハ…!」パチパチ
サウザー「素晴らしい、貴様は南斗聖拳を学ぶのに相応しい資質があるかもしれんぞ?」
サウザー「どうだ、我が7610プロダクションで今後活動をしてみるというのは?」
楓「そうですねぇ…」
ヒューイ「…」
ヒューイ「ハッ、その程度の小手先の技、この俺でも容易に出来るわ!!」ズイッ
サウザー「ッ!?」
シュレン「お、おいヒューイ!?」
リハク「(ば、馬鹿が! 彼女の株を奪う事をするな…!)」
サウザー「(雑魚のくせにプライドだけは高いクズが…!)」
好感度
コンマ÷2
↓2
好感度 0→33/300
ヒューイ「ここにビール瓶がある!」ドン
ヒューイ「さあ御覧じろ! これを我が真空の拳が両断してくれよう!」
ヒューイ「つああッ!!」スパァン!
楓「わぁ、凄い…!」パチパチ
サウザー「…」
シュレン「…」
リハク「…ヒューイよ、それ空手部がよく宴会の余興でやってるやつじゃね?」
ヒューイ「いや違う! 我が風の拳は空手の様なスポーツ武道より数十倍の威…」
サウザー「はーい興醒めー。ヒューイ君イッキねー」パンパン
ヒューイ「な、なにぃ!?」
フドウ「シュレンも連帯責任で飲んでおけ」
シュレン「な、何故俺が!?」
楓「あ、私もあと半分なので参加してもいいですか?」
楓「かんぱーい♪」カキン
ヒューイ「ぬ…ぅ!」カチャン
シュレン「ぬおおお!」グビグビグビ
アルコール血中濃度
1.ヒューイ(2/20)
2.シュレン(2/70)
3.高垣楓(5/300)
↓1、2、3
ヒューイ 2→96/20 OUT!
シュレン 2→28/70
高垣楓 5→104/300
ヒューイ「ぐはぁっ!」ビターン
シュレン「ぐむっ…ふぅ…」
楓「ぷは…♪」
ジュウザ「おいおい、ちょっと情けなさ過ぎるぜ?」グビッ
サウザー「フハハハハ、弱すぎるな!」グビグビ
サウザー「雑魚は外で仰向けに寝て星でも眺めているが良い。おいフドウ、摘み出せ!」
フドウ「止むを得ん…おいヒューイ、行くぞ」グイッ
ヒューイ「ば、馬鹿な…」グラングラン
リハク「そうだ、宴会芸といえばシュレン、お前が一番得意そうじゃあないか?」
シュレン「う、うむ…確かに自信はあるが…」
シュレン「しかしここでは…」
楓「何か凄いこと出来るんですか?」
ジュウザ「いよっ! 見せてやれよシュレン!」グビッ
シュレン「お、おお…」
サウザー「(次はカルアミルクだ。美味いのかな?)」ドキドキ
アルコール血中濃度
1.ジュウザ(15/1200)
2.サウザー(105/3300)
コンマ×2
↓1、2
ジュウザ 15→85/1100
サウザー 105→219/3300
シュレン「ようし、我が煉獄の炎をとくと味わうがいいっ!」
シュレン「ハアッ!」ボウッ
楓「!」
ジュウザ「やーやー、他のお客さんも注目してるぜ」ゴクゴク
シュレン「(き、気分イイな…)」ゴオォ
サウザー「フハハハ、我が7610芸能プロダクションでは幅広い人材を扱っている。こ奴らは、まあ芸人崩れという所だ」
楓「すごいですね、こんなマジックまで…!」
サウザー「最近はアイドル事業にも進出し、覇権を狙っている。南斗DE5MENを筆頭に、現在も続々とアイドル候補を募っている最中だ」
リハク「楓さん、少し興味でもが湧いたのなら、是非に見学にでも来ては如何であろう?」
店員「あ、あのスイマセン!」
サウザー「んん、何だ貴様は?」
店員「他のお客様の迷惑になりますので、店内での火器の扱いは少し控えて頂きませんか…」
リハク「おお済まなんだ。気を付けよう」
サウザー「ハハハ、確かにな! シュレン、反省の意を表して飲むがいい」スッ
シュレン「な、なんだと…!」
アルコール血中濃度
1.シュレン(28/70)
2.ジュウザ(85/1100)
コンマ×2
↓1、2
シュレン 28→180/70 OUT!
ジュウザ 85→217/1100
シュレン「ぐ、クソ…もう少しイケると思ったのに……」ドスン
ジュウザ「はっはっは、それでも五車星か!」
楓「シュレンさん、修練が足りないですね…ふふっ♪」
リハク「フドウが帰ってきたらシュレンをトイレにでもぶち込んで貰おう」
楓「…!」ブーッブーッ
楓「すみません、ちょっと席を外しますね」
リハク「……!」ゴソゴソ
ジュウザ「おいリハク、何だそりゃあ…目薬か?」
サウザー「それを楓の酒に垂らしてどうする?」
リハク「こうすれば疲労が嘘のように吹き飛ぶのだ。ライブの後だからまだ疲れもあろう」
サウザー「まあこちらとしても万全の状態で楽しんで貰いたいが…」
ジュウザ「ふぅん、そいつぁ知らなかったな」グビッ
好感度
↓1
好感度33→56/300
リハク「(悠長に飲んでいる暇は無い。これで彼女を泥酔させ、介抱し恩を売るのだ…!)」
リハク「(この海のリハク…会心の策よ!)」
フドウ「ふう…戻ったぞ。ヒューイは少しあのまま外で休ませておく」ドスン
フドウ「全然飲んでいないからな、俺にも少しばかり酒を飲ませてくれ」ヒョイ
リハク「!! おまっ…!」
ジュウザ「おいフドウ、それ奴さんの酒だぜ?」
フドウ「~っ」ゴクン
アルコール血中濃度
フドウ (2/500)
コンマ×6
↓2
フドウ 2→474/500
フドウ「…ブハァ!?」
サウザー「…?」
フドウ「ブハッ、ブハハハーッ!」バン!
ジュウザ「おい、なんだまだ一杯しか飲んでないだろ?」
リハク「…!」
サウザー「こいつ笑い上戸? ウザいんだけど…」ゴクゴク
フドウ「ブハハーッ!!」
楓「戻りましたー♪」
フドウ「…!!」
楓「よっと…隣失礼しますね?」
楓「あら、私のお酒が…」
フドウ「リ…リス?」
ジュウザ「フドウが飲んじまったよ。デリカシー無い奴でスマンね」グビッ
フドウ「リス……!?」
楓「えっ?」
アルコール血中濃度
1.サウザー(219/3300)
2.ジュウザ(217/1100)
↓1、2
サウザー 219→283/3300
ジュウザ 217→252/1100
楓「た、高垣楓です…けど?」キョトン
フドウ「…!」
フドウ「タカガキ……タ…カ……タ…」
フドウ「リ……リス!! リス…!!!」ブワッ
リハク「(一文字も掠ってねえ…)」
サウザー「ねえ、今度は泣きだしたんですけど…コイツ酒飲むとリスの幻覚でも視るんじゃないの?」
ジュウザ「はっ! この図体でそりゃ笑えるな!」グビーッ
リハク「か、楓さん……訳を説明するとですな…」
リハク「その男は故郷に大勢の子供を残して、東京に出稼ぎに来ているのですよ」
リハク「酒が入ってる時に貴方のようなあどけない女性を見てしまうと、その子供達が偲ばれてしまって泣き出してしまうのです…」
楓「それは…辛いですね…」
サウザー「うむ…我がプロダクションには一身上の事情を抱える者も多いが、財産や家柄の体裁に囚われず迎え入れ、分け隔てなく皆平等に接しているのだ」
サウザー「この俺を中心に、正にアットホームの様な職場環境を目指し日々邁進しているわけだな。フハハハ!」
ジュウザ「(嘘つけよ…)」グビッ
楓「ふふふ…良いですね。皆さん面白いですし…今まで見て来たどのプロダクションより何かが違う気がします」ゴクゴク
フドウ「リス…! リスッ…!」グオッ
アルコール血中濃度
1.フドウ(474/500)
2.高垣楓(104/300)
3.ジュウザ(252/1100)
コンマ×3
↓1、2、3
あっさり陥落しそうなのに楓さん粘るな…流石は酒豪か
今回はここまで。いつになるか分からんけど、また次回
乙
サウザーやジュウザの数値は多分退場させる気は無くて、話を進ませるための舞台装置だろうな。
好感度か楓さんが酔って決着のパターンもあるわけだし
ていうかサウザーが五車星が出張る時に、何気にちょいちょい勧誘挟んでて笑えるww
今日で楓さんは終わらせるつもりで頑張るよ
フドウ 474→534/500 OUT!
高垣楓 104→119/300
ジュウザ 252→378/1100
フドウ「リ……ス…」カクン
ジュウザ「オッサン、図体デカい割にはあっさり落ちたな…」
楓「フードウしたもんでしょうね、フドウさん…ふふっ♪」
サウザー「しかし楓よ、なかなかイケる口じゃあないか、ええ?」グビッ
リハク「鬼と呼ばれたフドウより飲めるとは…女性にしては中々の強肝の持ち主ですな…」
楓「……アイドルらしく無いですよね…よく周りにも言われます」シュン…
サウザー「…」ゲシッ!
ジュウザ「…」ゴスッ!
リハク「(す、すいません…!)」
リハク「(高垣楓はアイドルとしてはまだ駆け出しの身!)」
リハク「(ライブは失敗し、相当自信を失っておるとは本人も言っていたが…)」
リハク「(その道にも迷いが見える…このリハク、不覚を取るとは…)」
ジュウザ「いやあ、だがそういうのも俺はアリだと思うぜ? 『25歳で酒飲みアイドル』! なかなか酔狂で珍しいが、悪くは無い」
サウザー「フハハハ、凝り固まった思想や概念に囚われず己を貫くというのも、それはそれで見応えがあるという物だ!」
サウザー「周囲に唆され、己が望む形を歪めてしまうのは、それこそ愚の骨頂だ。その様な軟弱な意志では、到底この聖帝の覇道に叶う道理は無い」
楓「なるほど…確かにそうかもしれませんね…」
ジュウザ「ハッハッハ! サウザーの癖にマシなことを言うじゃないか!」グビグビ
サウザー「フハハハ! ぶっ飛ばすぞ貴様!」ゴクゴク
楓「ふふふ…」グビッ
リハク「(こいつら酒強ェな…)」
アルコール血中濃度
1.サウザー(283/3300)
2.ジュウザ(378/1100)
3.高垣楓(119/300)
コンマ×3
↓1,2,3
好感度
コンマ+10
↓4
楓さん強ぇ…
既に敗色ムードが漂ってきたな…
サウザー 283→403/3300
ジュウザ 378→669/1100
高垣楓 119→137/300
好感度 56→82/300
サウザー「さあて、有象無象は間引いたし、そろそろアレを始めるか…」
楓「?」
ジュウザ「おい、勿体ぶるなよ」
サウザー「飲み会と言ったらアレだ、『聖帝ゲーム』の他に無いだろう!」バン
リハク「…聖帝ゲーム?」
楓「王様ゲームですか?」
リハク「こ、この人数で!?」
サウザー「さあ貴様ら、このクジを引け。クジに番号が書いてある」スッ
楓「ふふっ、あまり変なことはしませんよ♪」グイッ
ジュウザ「ふぅん、何か分からんが…よっと」グイッ
リハク「サウザー様の分のクジがありませんが…?」グイッ
サウザー「フフフ…!」
でもジュウザはそろそろ危険だけど、聖帝は楓さんに揃えるとまだ40程度だぜ?最大値10倍はデカいな……つかリハクいい加減飲めよ、下戸か?
>>415
リハクはクズ(イチゴ味)
サウザー「楓よ、『聖帝だ~れだ?』と言うのだ!」
楓「はい♪ じゃあ…」
楓「聖帝だ~れだっ☆」
サウザー「当然、聖帝はこの俺だ!!」
リハク「なっ…!?」
ジュウザ「おいおい、そんな横暴な…」ゴクゴク
サウザー「さあて、下民に何を命じてやろうか…」
店員「失礼しまーす、ピーチウーロンと日本酒冷、ウイスキーロックとお冷をお持ちしましたー」
サウザー「ふむ…」
サウザー「よしリハク、手始めにそれ全部イッキな」
リハク「!?」
楓「リハクさん、頑張ってください♪」
ジュウザ「よっ!五車星のリーダー、男の見せ所だぜ?」
リハク「え、ちょ、名指し!? クジの番号は!?」
サウザー「貴様…この聖帝の命令が聞けんと言うのか?」
リハク「(こ、これまでおm…スカウトのために、何とか飲まずにやり過ごしてきたのに…!)」
リハク「(ここでまだ倒れるわけにはいかん…!)」
アルコール血中濃度
リハク(0/100)
↓1,2,3
普通に弱かったリハクさん
未だにお持ち帰りとか抜かす林のリハクさんには御退場願おう
リハク 0→269/100 OUT!
リハク「~~~~っ!」グビグビ!
リハク「…っ!」
リハク「サ、サヨナラッ!」バタン!
楓「おー…」パチパチパチ
サウザー「フン、五車星というのも底が見えたな」グビッ
ジュウザ「おいおい、俺はまだ地に背をつけちゃあいないぜ?」
ジュウザ「そんな大口を叩くなら勝負してやろうじゃねえか、聖帝サウザーよ?」ズイッ
サウザー「下郎風情が…女の尻を追いかけ回るしか能が無い貴様がこの聖帝に並ぶだと?」
ジュウザ「上等だ、女と視線を合わすことすら出来んチェリーボーイさん」
サウザー「ぐぬぅ…! いくら酒が入っているとはいえ言ってはいけない事もあると思いますッ…!」バン!
楓「まあまあ……次は、じゃあ一発ギャグで……命令どうぞ?」
サウザー「うん? では楓よ、この聖帝の怒りを忘れさせるような一発ギャグを披露するがいい」
楓「ふふっ、お二人とも…」スッ
楓「2人が烈火の如く怒る理由は…これっか?」カラン…
サウザー「…?」
ジュウザ「…ぷっ!」
ジュウザ「ははは! おいサウザー、一本取られたぞ! 俺達の喧嘩なんて所詮酒の席の戯言だ、実に馬鹿らしいじゃあないか!」
サウザー「え、スマンどこが掛ってたの…?」
楓「じゃあ…」
楓「サウザーさんうざー…」
ジュウザ「!!?」ブッ
楓「ふふっ、冗談です、言いすぎました」ペコッ
サウザー「フハハハハ! これは大した度胸の女だ! 別に構わんぞ!」
サウザー「誰しもが思いつきそうなギャグなのに、逆に今まで言われたことが無かったから少しビックリしたぞ!!」
サウザー「フハハハ、さあ飲もうじゃないか、ジュウザ、楓よ!」
楓「かんぱーい♪」ゴクゴク
ジュウザ「(この女、肝が据わってやがる…!)」グビッ
アルコール血中濃度
1.高垣楓
2.ジュウザ
コンマ×2
↓1,2
好感度
↓3
ギリギリアウトゾーンを攻める楓さん
楓さんの約4倍の肝臓の数値なのに、何故か楓さん以上にピンチなジュウザ
高垣楓 137→151/300
ジュウザ 669→851/1100
好感度 82→88/300
‐‐‐
(30分後)
アルコール血中濃度
サウザー 3250/3300
高垣楓 2950/300?
楓「ふう…結構酔いも回ってきました…ううん…」
サウザー「(こ、この女…! この聖帝とほぼ同じ量を飲んでいながら何故倒れない…!?)」
サウザー「(その華奢な体のどこにアルコールが入っているのだ!?)」
楓「ジュウザさんも他のテーブルに行っちゃいましたし…他の五車星の皆さんは寝てますし…」
楓「お話します?……お仕事の」
サウザー「ほう…こ奴、見抜いておるわ…!」
楓「あれだけ途中途中で露骨に勧誘文句言われてたら、そりゃあ気付きますよ♪」
サウザー「フハハハ! もっともだ!」
>>334の
300(?)ってこういう事かよwwww
ならもっとガンガン攻めても良かったのかwwww
楓さんの酒の強さ、ヒューイ147人分か…
楓「さっきも少し言いましたが、私、いま悩んでいるんです…」
サウザー「…ほう?」
楓「お酒もジョークも好きだから全然アイドルらしく無いし……その自覚もあります」
楓「今まで幾つかのプロダクションを転々としましたけど…どこでも同じことを言われます」
楓「可愛らしく明るく振る舞え、若い子のスタイルを見習え、もっとクールに…」
楓「…」
楓「そもそも、私は人前で色々と振る舞うのが苦手で…何を話したらいいのかも分からないんです」
楓「年だって若くはないし…若い子のように、魅力も無い」
楓「だから…」
楓「…アイドルを辞めて、元のスタイルに戻ろうかと」
楓「元のモデル業だったら、まだ色々と出来る事が…」
サウザー「…」
ゲームの楓さんの初期設定だコレ…
サウザー「フン、興醒めだな」
楓「…!」
サウザー「先刻、俺とジュウザが述べた通りだ」
サウザー「その様な軟弱な意志ではアイドル…いや」
サウザー「どの世界でも生き残る事すら出来ん」
楓「それは…」
サウザー「周囲の雑音に耳を貸さず! 如何なる場でも貪欲に力を誇示主張し!」
サウザー「常に制圧前進の姿勢で、鮮烈に己を魅せるのだ!」
サウザー「それこそ覇道を歩むこの俺と、そして我が7610プロダクションの在り様だ!」
サウザー「貴様らの言うところの『プロ』や『一流』とは、皆そのように歩んでいるのではないか?」
楓「……」
サウザー「…豪胆な女だと思っていたが、この俺の目も曇ったか」
サウザー「周囲に流され、媚び諂い、自分自身を妥協する……成程、今の世の中ではそれが正解かもしれん。少なくとも安寧は得られよう」
サウザー「しかしその程度では、進化と発展は得られぬ。川の中で緩やかに朽ちていくだけの木に過ぎんのだ」
サウザー「俺はその川の中の朽ち木では無く、激流に翻弄されながらも力強く泳ぎ、そして大魚に為り得る資質の者を集めているのだ!」
サウザー「断じて今の貴様の様な脆弱な女ではない」
楓「…っ」
サウザー「…」
サウザー「だが…」
サウザー「貴様に向上の意思があるのならば、この俺は全力で貴様を支えてやろう」
サウザー「先程はああは言ったが、この俺は高垣楓という人物の中に光るものを確かに見たのだ」
サウザー「どうだ楓よ、我がプロダクションでその燻った力を磨いてはみないか?」
楓「……」
サウザー「(こ、今回は真面目に言ってやったぞ…)」ドキドキ
サウザー「(今回はイケるんじゃあないのか…コレ…!?)」ドキドキ
【高垣楓との契約】
基準値33+カリスマ性20+ネゴシエイト力5+好感度29(88÷3)-聖帝補正30-素面値49(300-151=149→149÷3)
=8
コンマ01~08:勧誘成功
コンマ09~99、00:勧誘失敗
↓3で
今回は全然数値稼いでないしな…仕方無い
さあ粘れ!
楓「私は…」
サウザー「…」ドキドキ
楓「すみません、急に返事は…」
ジュウザ「聞いていたぜ。サウザー、今日は珍しく良い事を言うじゃあないか!」ズイッ
楓「じ、ジュウザさん…!」
ジュウザ「楓さん、そいつの言う通りだ」
ジュウザ「アンタはアンタのままでいいんだ。俺達や、アンタのファンが見たいのは、嘘をついて偽っている姿のアンタじゃあ無い」
ジュウザ「この場のような、素のままの高垣楓でいいんだぜ?」
楓「わ、私は…私のままで?」
ジュウザ「そうさ、雲のように自由奔放で気ままに!」
ヒューイ「風のように誰よりもクールで!」ズイッ
シュレン「時には炎のような情念を燃やし!」ガバッ
フドウ「山のように落ちついて物事に構え!」パチッ
リハク「う…海のように、純真な心を持つ!」ガバッ
サウザー「(な、なにコレ…?)」
楓「わ、私は…私のままでいいんですね…!」ピシャアン!
ジュウザ「おめでとうっ」パチパチ
ヒューイ「おめでとう!」パチパチ
シュレン「おめでとう!」パチパチ
フドウ「ああ、おめでとう!」パチパチ
リハク「おめでとう…!」パチパチ
楓「ぁ…ありがとう…!」スッ
サウザー「…」スッ
楓「~っ!」ゴクゴク
サウザー「…!」グビッ
【高垣楓との最後の勝負】
・最大値を超えずにサウザーが勝てば勧誘成功
・最大値を超えサウザーが負ければ勧誘失敗
・両者ドローでも勧誘成功
アルコール血中濃度
1.サウザー 3250/3300
2.高垣楓 2950/300?→2950/3000
↓1、2
これどうしようか…
↓3まで多数決
ズレか再安価
おk。協力ありがとう
‐‐‐
(後日 7610プロダクション 会議室)
シュウ「…」ペラッ
シュウ「…」
シュウ『特集、遅咲きアイドル、高垣楓の大躍進!』
シュウ『モデルの経歴を得てアイドルに転向し、25歳という年齢で異彩をの輝きを放つ彼女』
シュウ『あどけなさと不思議さを兼ね備えた美しい容姿とは裏腹に、そのオヤジ染みた趣味・思考とのギャップが、大勢のファンの心を掴んで離さない…』
シュウ『彼女は語る。「当初は今の形で活躍できるなんて、想像していませんでした」』
シュウ『「年齢の問題もあるし、アイドルなんて向いていないと考えていた時期もありましたが」』
シュウ『「あるライブで失敗し落ち込んでいた時、その打ち上げで、スタッフさん達に励まされた事が、今の私の原動力になっています」』
シュウ『「私のありのままの姿を見せる。自分に妥協せず、常に向上前進の姿勢を忘れない」』
シュウ『「彼等の激励の言葉が無ければ、今の私は無いと言っても過言ではありません。本当に感謝しています」』
シュウ『「しっかりと顔向けできるように、その人達の懇情に応え、根性いっぱい、これからはこの7610プロダクションで頑張っていきたいと思います」』
シュウ『飲み屋での出来事が活力になっているという、これまた実に彼女らしい逸話だ』
シュウ『親父ギャグもどうやら絶好調。これからも独自のスタイルでファンを魅了する彼女の活躍と7610プロダクションの動きに注目である…』
シュウ「…」パタン
サウザー「フフフ…!」
シュウ「わざわざ呼び出したと思えば…」
サウザー「フハハハハ!」ドヤァ!
サウザー「どうだシュウ様! この俺がスカウトした高垣楓は、確かな逸材だったぞ!」
シュウ「まあ否定はしないが…」
レイ「でも居酒屋でスカウトってある種最低の部類だよな…」
シン「てか何? 最後の五車星のアレ。エヴァネタ?」
ユダ「女を酒で酔わせて籠絡させるとか、男の風上にも置けんわ…」
シン「女にスペル違いの焼印を押す奴には間違いなく言われたくないな」
レイ「それは同感だ」
ユダ「何だと…! レイ! 貴様なんてシスコンの上に、夜な夜な櫻井桃華の部屋に上がりこんで何をやっていたのだ!?」
レイ「あ、あれは桃華の好意だろう!? 何も手を出したわけでも無い!」
シン「そうやって行為を盾に取って好き放題する男って、正直変態だと思う。軽蔑する」
レイ「ホモは黙っていろ! また牢屋にぶち込まれたいかクソホモがっ!」
シュウ「ま、まあまあ…少し落ちつけ」
サウザー「フフフ…お前ら本当に仲良いよね。全員カスだけど」
レイ「カス度は貴様が一番抜きん出ているぞサウザーッ!」
サウザー「さて…そろそろ俺達もスカウト以外の仕事を真面目に取り組まんとな…」
シン「え?」
ユダ「は?」
サウザー「え?」
シン「待て! 俺とユダは今回何もしてないぞ!?」
サウザー「だってお前ホモだし…女のスカウトとか毛頭出来んだろ」
サウザー「ユダなんて…なんかロン毛だし。別にいいじゃん?」
シン「こ、コイツ…!」
ユダ「久々に血化粧がしたくなったぞ…この馬鹿の血でな!」
サウザー「俺のカリスマ性とネゴシエイト力はもう見せつけたじゃん。そもそも当初からそういう企画だからね。多少より道はあったけど」
シュウ「まあそろそろ頃合いだとは思うが…」
レイ「同感だ」
シン「お前らはスカウト出来たからいいが、この煮え切らん気はどうなる!?」
サウザー「ハァー…はいはい」
サウザー「じゃああと一回な。無論、やるからには俺らもやるからな?」
聖帝、最後の安価
プロデューサー
↓2
サウザー「フフフ…お前ら全く期待されてないんじゃないの?」ニヤリ
サウザー「ホモとロン毛って…最悪の組み合わせじゃん。髪切れば?」
シン「…」
ユダ「くそっ! 何故だ! 俺は至上の強さと美しさを兼ね備えている妖星のユダだぞ!?」ダンッ
サウザー「まあ今回も楽勝かなー。誰が来てもいいかなー?」
サウザー「まあ、そろそろ目下のアイドル達も気になる所だが…」
レイ「余裕をこいてるとトンデモ無い爆弾が来るぞ、サウザー」
シュウ「無難に前回と同じ制限が妥当だと思うぞ。私は知らんからな」
サウザー「この聖帝に最早敵は無い。いつ何時誰の挑戦でも受けてやろう」
サウザー「フフフ…まあ聖帝特権で最後は『アイマス全般』にしちゃおうかなー?」
サウザー「いや、やはり最後は綺麗にスレタイの通り『アイドルマスターシンデレラガールズ内のキャラ』で行くことにしよう…!」
サウザー「フハハハハッ!」
アイドル
↓2
とりあえず今日はここまで。いつになるか分からんが、また次回
ゆっくり書いてきます。
今回変な安価多いかも
‐‐‐
(346プロダクション)
ちひろ「…」
ちひろ「では、次回346と7610で行う共同イベントのメインタイトルは『アイドルサバイバルinテーマパーク』で異論は無いですね?」
サウザー「待て。先ほど俺が案を出した『聖帝祭2015夏』を忘れてはいまい?」
ちひろ「だ、ダメです! なんですかその不真面目な名前は!」
サウザー「貴様、聖帝の名を冠する事が不真面目だと!?」
サウザー「超絶人気アイドルの我らが満を持しての復活のイベントが、そんな盛り上がりに欠ける名では色を飾る事も出来んではないか!!」
ちひろ「いいからまず机から脚を降ろして下さい!! そこは社長のデスクなんですからね!?」
サウザー「346の軟派な社長などこの聖帝の前には取るに足りん存在だ。俺の腰が収まる玉座はこれより数倍は巨大で絢爛な代物で無くてはな」ゴシゴシ
ちひろ「と・に・か・く!!」
ちひろ「次のイベントは『アイドルサバイバルinテーマパーク』で決定します! 嫌なら企画から降りて貰います! 346だけでも充分人員は賄えるのですからね?」
サウザー「くっ…!」
サウザー「致し方あるまい……『世紀末サバイバル南斗聖拳VS北斗神拳』で妥協しようではないか」
ちひろ「却下しますっ!!」
サウザー「ふむ…テーマパークに因んだコスプレか」
ちひろ「はい。前回まではクリスマスやハロウィン、また運動会などの時期に合わせた行楽行事のコスプレや衣装を着用して、その開催施設ないし会場内各所でアイドル達にライブやトークを行って貰い…」
ちひろ「ほぼ不規則なタイムラインで盛り上げるイベントが『アイドルサバイバル』です」
ちひろ「今回はテーマパークということで特撮系やファンタジーなどを題材に素材を散りばめる方針です」
サウザー「特撮…映画やゲームなどの創作作品もか?」
ちひろ「まあ概ねそう捉えて貰っても構いません。まあ例を挙げればピエロ、妖精、剣士や動物などですね…」
サウザー「ピエロに妖精に剣士に動物……まあ他は資料を参考に、橘にも協力を煽ろうか」
ちひろ「衣装のツテや手配はこちらでも大丈夫ですが…如何ですか?」
サウザー「いいや、それらは我ら7610が手配しよう。346は人員調整と会場配備を担って貰いたい」
ちひろ「了解です。では宣伝も粗方の目処が立ち次第、こちらが準備しましょう」
ちひろ「…」
ちひろ「…伺いますが、なにか美術制作関係会社かスタジオのコネクションをお持ちで?」
サウザー「フフフ…貴様は何も案ずることは無い。こちらの用件の項目が決定次第、そちらに連絡しよう」
ちひろ「あの…一応こちらのアイドル達からも要望くらいは出させて頂きますから」
ちひろ「(果てしなく不安ですね…)」
衣装…あっ(察し)
‐‐‐
(7610プロダクション ロビー)
サウザー「来たか…」
レイ「…!」
鈴帆「すんまっせん、遅くなったけん…えーと…社長しゃんで宜しいか?」
サウザー「サウザーだ。聖帝で構わん。コイツはレイだ」
レイ「よろしくな。上田鈴帆さん」
鈴帆「呼び捨てで構わんけん、よろしゅう!」
サウザー「フハハハ、暇な身分と聞いたのでな、是非にとも今回のイベントの衣装原案・作製班として我が7610プロに招き入れたのだ」
レイ「つまりは…この子は他のプロダクション所属なのだな? 本当に無理を言ってスマンな」
鈴帆「よかよか! ぜーんぜん仕事も入って無かったけん、丁度良かったばい!」
鈴帆「ウチは趣味で裁縫をやっちるから、こういう仕事は持って来いばい♪」
レイ「しかし今回のイベントは、俺が櫻井桃華を勧誘した際に契約の書面にあった通り、346との合同企画で、規模もそれなりのものなのだろう?」
サウザー「あくまで原案と制作の一人として立ち会って貰う。無知な我らより余程有能だ」
レイ「一理はあるが…」
サウザー「給金ははずむぞ。この聖帝のために馬車馬の如く働いてもらうがな!」
鈴帆「任せんしゃい! ウチも趣味の小遣いが稼げて満足ばい!」
サウザー「フフフ…」
サウザー「(このエセ博多弁の下郎は、他のプロダクション所属の『候補生』だ。まだデビューもしていない)」
レイ「…」
サウザー「(協力という名の元に、我が7610のアイドル達の魅力に間近で触れさせ…)」
サウザー「(一気呵成、有無を言わさずこちらの勢力に引き込む計画だ!)」
サウザー「(今回は総力戦だ…貴様にも働いて貰うぞ…!)」
レイ「(そういう魂胆か)」
レイ「(いや、別に構わんが…)」
レイ「(お前、一回スカウト失敗してからどこか他力本願じゃないか?)」
サウザー「(違うし。有能な上司は、駒の采配も優れているってだけだし…!)」
【上田鈴帆の関心度】
・安価で随時加減(補正有り)
・最大値300
・最大値は最後の勧誘時に大きく影響します
‐‐‐
(7610プロダクション 会議室)
鈴帆「上田鈴帆たい。今回のイベントの衣装考案係やけん、よろしゅうお願いするけんね!」
サウザー「遠征部隊というわけだ、短い間だが、協力を頼んだぞ」
卯月「よ、よろしくお願いします!」
未央「へえー…14歳でイベントの企画に携わるってスゴイね…!」
亜季「鈴帆殿、協力感謝であります! なにかあればすぐに私が助太刀を!」
シン「…というか、俺達も…?」
ユダ「このイベントに参加するのか?」
シュウ「南斗DE5MENを含め7610勢は全員強制参加だ…人数が少ないのだ、仕方あるまい」
桃華「レイちゃまも一緒に頑張りましょうね?」
レイ「う、うむ…不本意ながらな…」
楓「ふふっ…テーマパークのイベントの準備ですか…盛り上がってーますね」
サウザー「イベントは346との共同『アイドルサバイバルinテーマパーク』だ。全員足並みを揃えての活動は初めてだな」
鈴帆「(はー、綺麗な人が多いプロダクションだわー。これは気合入れっちいこうか!)」
関心度
↓1
関心度0→69/300
サウザー「フハハハハ! 我がプロダクションの名を轟かせる好機だ! 346なぞ足元にも及ばん!」
サウザー「南斗聖拳の全勢力を持って、圧倒的火力で盛り上げてやろうではないか!」
ありす「今回のイベントの趣旨はテーマパークに関係する衣装やコスプレでライブを行い、会場を盛り上げる他、アイドルをライブで打ち負かすことも目的の一つではあります」
サウザー「つまり、盛況興業という大義名分の元、346のアイドルを敗北感に打ちのめし再起不能にすることが可能ということだ」
サウザー「遠慮はいらん。あの付け上がったアシスタントの鼻を明かす絶好の…」
桃華「あの…サウザーちゃま? 私は元346所属ですのよ?」
サウザー「…うん」
桃華「知り合いも多いですし、良好なまま関係を保ちたいんですの」
桃華「お願い致しますわ♪」ニッコリ
サウザー「そ、そうだね…」
シュウ「元よりそのつもりだ。346とは今後もこういったイベント共同はあるだろう。今回は我らもイベントを楽しむ気概でいこうじゃあないか」
亜季「成程、敵との協調も時には大事…というわけでありますね」
ありす「…話を戻します」
ありす「衣装ですが、テーマパークに因んだもの。つまり絵本や童話などのファンタジー作品に登場する創造上の生き物や、ゲームの架空の職業などのコスプレなど、皆さんは『役』に扮して貰います」
アイドルサバイバルinテーマパーク参考画像1
http://i.imgur.com/DK6Ixnn.jpg
http://i.imgur.com/2HWpwbK.jpg
http://i.imgur.com/cs4B3wm.jpg
アイドルサバイバルinテーマパーク参考画像2
http://i.imgur.com/bZ3CPGj.jpg
http://i.imgur.com/u6EEl5o.jpg
http://i.imgur.com/8ai6Q86.jpg
ありす「346から貰って来た資料では、ピエロなどの道化師や喜劇の仮装をはじめ、妖精やネコミミなど可愛い動物、龍や蝶、戦士や騎士やカウガール、シンデレラや魔女、煌びやかなドレスを着た貴族や王妃など…」
鈴帆「色々あるけど、今回は皆しゃんの希望に沿って、衣装や小道具作製を進めたいと思うばい。こういうエンターテイメントショーは役によって使う材料の幅が大きく変わってくるけん!」
鈴帆「大きな動物なら派手な着ぐるみを作ったり、人に扮するなら煌びやかなドレスや神秘的なアクセサリー、一風変わった格好なら小道具なども吟味せんとつまらんけんね」
卯月「ドレスかあ…! お姫様の役とか、ちょっとやってみたいですね!」
未央「戦士とかもRPGっぽくてちょっと格好良さそうだよ! ううー、迷うなあ…」
サウザー「戦士…? お前ら戦士とか普段やってるじゃん?」
未央「か、肩パットつけた哀戦士衣装で踊るとか、絶対もう嫌だよっ!」
サウザー「えー、そう…?」
鈴帆「さあて、じゃあカタログに目を通しながら、順番に希望を言って貰うけん!」
鈴帆「ふっふっ! モチロン、このウチの専門的な視点からバッチリ横槍意見いれるから、覚悟せんね~?」
鈴帆「じゃあまず、聖帝しゃんからいきましょーたい! ウチの調べでは南斗DE5MENの方々は、それぞれを象徴する動物……鳥がいるとか聞いたとよの?」
鈴帆「聖帝しゃんは…鳳凰。ウチが勝手にデザインした衣装だと…マントに鳳凰の形象をあしらった刺繍で、すこし威厳を強めにして黒を基調に、そして青と…」ピラッ
ユダ「!!」ガバッ!
ユダ「…おい! これ普通に美しいじゃあないか!!」
シン「ほ、本当だ! お前には勿体無いくらいだぞサウザー!」
レイ「もしかして、これ俺達全員分あるのか?」
鈴帆「まあ、男性5人はそんな感じのデザインでだいたいイラストを描いたけん」
上田鈴帆抜粋参考画像(引用:北斗無双)
http://i.imgur.com/tZq0ShR.jpg
http://i.imgur.com/4BR8cKP.jpg
http://i.imgur.com/jAgT4pg.jpg
サウザー「フフフ…この聖帝の見る目は間違っていなかったようだ! 上田鈴帆よ、見事な仕事だ! この洗練された衣装のデザインは圧巻だぞ!」
鈴帆「うむむ、でもウチ的には聖帝しゃんは…」
サウザー「…ぬぅ?」
【テーマパーク】サウザー(SR)
衣装・コスプレ
↓1
鈴帆「ダース・ベイダーの漆黒の装備が似合いそうやね!」
レイ「ぶっ…!!」
サウザー「え? ダース…え?」
卯月「ww」
未央「ダース・ベイダーww」
シュウ「良かったなサウザー。かのベイダー卿のコスプレで踊れるぞ!
サウザー「え…マジで? だってアレ顔が隠れて…」
ユダ「まあテーマパークだしな、全然ありだろう!」
シン「よし、鈴帆、即採用だ!」
レイ「…ん?」
レイ「(でもこの流れって…俺達も危ないんじゃあないか…?)」
鈴帆「じゃあ、次はレイしゃんばい。レイしゃんは水鳥をイメージして薄い青と白を基調にして、少しデニム素材を多めに現代風にアレンジした格好を…」ピラッ
レイ「ま、待て! 俺はそれでいい! 凄いカッコいいからソレ!」
鈴帆「確かに! レイしゃんは男前で格好よかよ! 凄く似合っていると思うばい!」
レイ「じゃあ…!」
鈴帆「うーん、でももう少しバリ強の印象を与えるには、レイしゃんの衣装は…」
【テーマパーク】レイ(SR)
衣装・コスプレ
↓1
プーさん
鈴帆「あっ! 強そうなイメージと言ったら熊、テーマパークで熊と言ったらくまのプーさんやね!」
卯月「!っ…」プルプル
桃華「あら! レイちゃまのその姿、わたくし見てみたいですわ♪」
レイ「ま、待て鈴帆ォ!」
レイ「先程のサウザーは黒の繋がりでああなったのは理解できる! しかし水鳥と青は何処に行った!?」
鈴帆「任せんしゃい! 可愛い着ぐるみを用意出来るように掛けあっちみるからね!」
鈴帆「次は卯月しゃん! 女の子はやっぱむぞらしか格好が一番けんね。ケモミミとか、ドレスとか色々あるし、道化師の格好もお洒落で似合ってるばい!」
卯月「(む、むぞらしか…?)」
卯月「そうですね、私も動物のコスプレとか少し興味がありましたし、以前からお姫様の様なドレスも来てみたいと思ってました!」
卯月「テーマパークかぁ…賑やかで楽しそうですね♪」
卯月「…!」ドキドキ
鈴帆「そうねー、卯月しゃんは、やい…」
【テーマパーク】島村卯月(SR)
衣装・コスプレ
↓2
kskst
鈴帆「卯月しゃんはほんなごとむぞらしかね、アルパカなんてどげんやろう?」
卯月「あ…あ?」
ありす「むぞらしかは『可愛い』という意味ですね」
卯月「か、可愛い! たしかに可愛いけど! なんでそのチョイスですか!?」
卯月「もう少し動きやすい格好と思ってましたけど、アルパカってもうスッポリ系じゃないですか!! 完全に着ぐるみ…!」
未央「しまむーww 良いと思うよ『うづパカ』w絶対似合うってww」
卯月「…もうクリーチャーじゃないですか……」
鈴帆「本田未央しゃんは、卯月ちゃんと同期やね。じゃあ衣装も揃えた方がよか?」
未央「ちょちょ、ちょっと待ってェ!!!」
鈴帆「お、何か希望があっけんやね!? よかよ! どんと来んしゃい!」
未央「そ、そうだねー…しまむーのような感じもいいけど、私はもう少し違う方向性を模索したいなー…なんて…」
卯月「……」シクシク
鈴帆「ほほう、新たな境地に挑戦ね? そいもよかね!」
未央「ま、まー、そんなに冒険しなくても、ありふれたカンジの物で全然…!」
鈴帆「よおし! じゃあ未央しゃんは…!」
【テーマパーク】本田未央(SR)
衣装・コスプレ
↓2
未央「ま、饅頭……?」
鈴帆「開催予定のテーマパークじゃあ色々なグッズや菓子が売ってる売っちるんばってん、その中でもマスコットを象った饅頭は売れ筋たい!」
未央「じゃあマスコットでいいじゃん!! なんでそっちに目がいっちゃったの!?」
鈴帆「ウチ食べる物には目がないけん、食べ物のコスプレや着ぐるみ作るのも得意やけん!」
未央「そ、そうなんだ……」
卯月「未央ちゃん、一緒に頑張りましょう…」
未央「アルパカと饅頭か…もう良く分からないよ」
鈴帆「ふう、テンション上がってきたね! さあ次は亜季しゃん!」
亜季「は! 鈴帆殿、私は戦士やガンスリンガーなど雄々しい衣装で出来れば戦場に臨みたいのであります!」
鈴帆「成程、亜季しゃんの希望はソッチ系やね。それなら小道具とかも色々と調達しゅることになるけん。もっと希望とかいるけんか?」
亜季「ああ、御手を煩わせるのもあまり芳しくないと思いますので、鈴帆殿の裁量を信頼しております!」
鈴帆「ありがとね亜季しゃん。亜季しゃんに合う格好よか衣装となると…」
【テーマパーク】大和亜季(SR)
衣装・コスプレ
↓2
シュトロハイム(改造済)
鈴帆「亜季しゃんは可愛いバニー衣装なんてどがんねろう?」
亜季「ほほう、バニーの衣装でありますか! 少し予想の外ではありましたが、役の幅を広げるには丁度いいかもしれません!」
亜季「ただバニーと言うと、可愛い兎の衣装かセクシーなバニーガールかで想像が別れるところですが…」
鈴帆「亜季しゃんはバストも豊満たい、悩殺衣装でもウチは構わんし、テーマパークとしてもどちらも申し分ないやろうね♪」
亜季「了解! 後は鈴帆殿の裁量に全てを委ね報告を待つであります!」
未央「(いいなあ…)」
卯月「(ウサギとか羨ましいです…)」
鈴帆「では次は六聖拳、鷲のシンしゃんばい!」
鈴帆「シンしゃんは…」
シン「…」
シン「なあ……俺は自前の衣装で良いか?」
鈴帆「おう、自前の衣装をお持ちか?」
レイ「シン! 貴様ァ!」バァン!
サウザー「鈴帆の好意を無碍にするとは…! このクズ男が!」
シン「き、貴様らと俺は違うのだ! 道連れにするな! 俺は自前の衣装は何か王子っぽいし別にテーマパークに違和感ないだろう!」
シュウ「お、王子…?」プルプル
サウザー「お前自分を王子だと勘違いしてたのか…それはちょっと…」
ユダ「流石に引く…むしろ軽蔑する」
鈴帆「王子ね! 確かにテーマパークにはピッタリの衣装たい! ならウチからも少しよか案があって…」
【テーマパーク】シン(SR)
衣装・コスプレ
↓2
鈴帆「シンしゃんはそのサラサラの綺麗な髪を活かして、王子では無くお姫様に変身してみてはどうけんね!?」
シン「おぉ!?」
鈴帆「女装は抵抗があるちゃろうばってん、インパクトを呼ぶには十分たい! シンしゃんは顔立ちも美しいし…」
レイ「鈴帆、良い案だ。そして心配はいらん」
鈴帆「?」
レイ「その男は既に心はお姫様だからな」
サウザー「フミフミー? 346プロのケンシロウっていう男に当日来るようにコンタクト取ってくれるー?」
シン「貴様らァ!! 下らん真似をするんじゃあない」バキィ!
シュウ「既に渋谷凛という女子高生に偽装したことがあるじゃあないか。ハマリ役だな」
鈴帆「お次はユダしゃん! ユダしゃんは鶴をモチーフにして、刺繍を施したスカーフと、黒を基調にして所々に赤のイントネーションを散りばめた服を原案としたんばってん…」ペラッ
ユダ「おおぉ…実に美しいじゃあないか。安直に白では無く、漆黒を基調にしたのが非常に好印象だ!」
ユダ「私の今の服装も充分だが、これもこれでまた捨てがたい…」
鈴帆「んー、ばってん、テーマパークとしては少し暗めの印象たい」
鈴帆「ユダしゃんは折角その綺麗に映える赤い髪を持っちいるっし、ウチ的には…」
ユダ「(こ、コイツ乗せ上手かッ…!?)」
【テーマパーク】ユダ(SR)
衣装・コスプレ
↓2
クッソwwwwwwwwwwサウザーがマシに見えるくらい全体的にひでえwwwwwwwwwwww
鈴帆「ユダしゃんにはサンバの衣装で踊って貰うと、すごい映えるんじゃなかちゃろうか?」
鈴帆「今着ている服もサンバっぽいし、そこから着想を得たばい」
ユダ「成程…それも良い案かもしれん」
未央「サンバって、ブラジルとかでセクシーな女の人が踊ってるアレだよね?」
ユダ「確かにその印象が強いな。だが男性としてもサンバはメジャーで、色豊かな装飾物や金銀の宝飾品を付け舞うものもある」
ユダ「紳士的でかつ王族の気品も漂わせる衣装で、なかなか見応えもあるだろう…」
ユダ「フフフ、鈴帆よ、気に入ったぞ! この美しい俺を更に飾り立て輝かせる物を期待しようではないか!」
サウザー「ユダよ、女性のセクシーな衣装でも構わんぞ?」ボソッ
鈴帆「まあそれはウチと制作班の人が追々決めていくけんね、楽しみに待っていちゃんない!」
鈴帆「順調でよかよか! 次は桃華しゃんね」
鈴帆「桃華しゃんは、普段からほんなごと気品漂う高貴な風格を感じるたい、貴族やお姫様のコスプレか衣装がちかっぱよか思うんが…」
桃華「そうですわね…それでも構いませんことよ?」
桃華「でも折角のお祭りの様なイベントですので、どうせなら動物のキャラクターとか、す、少し可愛らしく振る舞ってみたい気分でもありますわ!」
鈴帆「ほうほう、なるほど動物!」
鈴帆「テーマパークと言ったらリスや猫、犬といった小動物が大人気たい! ウチ的に架空の妖精なんともよか思うけん、そーしたらばいな…桃華しゃんに合うのは…!」
【テーマパーク】櫻井桃華(SR)
衣装・コスプレ
↓3
スペパププ(ぷちます!)
http://i.imgur.com/qKagHGV.jpg
桃華「すぺぱ、ぷぷ…? それはなんですの?」キョトン
鈴帆「ふっふっふ! スペパププとはブラジルなどの南国に棲息する可愛らしい動物たい! 現地の飲食店では踊り食いなどで有名な観光名物やね」
桃華「ふうん…となると魚類かしら?」
鈴帆「かの有名なアイドル達も賞味し、可愛いと絶賛した生命体たい!安心しなしゃい!」
桃華「そうなんですの? それなら安心ですわ! 可愛らしく仕立てて下さってね♪」
ありす「(…桃華さんには、今その生物の画像を見せた方が良いのでしょうか…)」
ありす「(いえ…やめておきましょう。残酷ですが、その方が本人のためになる気がします)」
鈴帆「さあ、おなごし最後は楓しゃんたい! お待たしぇしとった!」
楓「いいえ。すごく楽しみながら様子を眺めてましたよ。ちょっとドキドキしますけど…」
鈴帆「楓しゃんは…ほんなごと美しい女性っち思うばい。多分ウチが生まれて見てきたなかで、こぎゃん美しか女性は初めてみたばい…!」
楓「ありがとう♪」
楓「(そんなに褒められると、着ぐるみの方を着たいとか言えない…)」シュン
鈴帆「ドレスが似合うっち思うけども…ウチの荒ぶる芸人魂が、楓しゃんにはミステリアスなコスプレが似合うっち告げているばい! 例えばトックリの着ぐるみとか…!」
楓「あ♪ それでも別に…」
鈴帆「決めたばい! 楓しゃんの衣装は…っ!」
【テーマパーク】高垣楓(SR)
↓3
ずーしーほっきー
http://i.imgur.com/PzDVi65.jpg
鈴帆「…楓しゃん、案外流麗な外見とは裏腹に、キャラクターの着ぐるみとか着てみたいとか思っちるけんはなかちゃろうか?」
楓「!」ガタッ
鈴帆「ならこのプロダクションに所縁があると聞いた、『ずーしーほっきー』なんてどがんねろう?」
楓「す、鈴帆ちゃんっ!」ガシッ
鈴帆「き、気に入らんけん…?」ビクッ
楓「わ、私、一度でいいからぴにゃこら太とか、こういうキワモノの着ぐるみを演じてみたかったの……ありがとう♪」ニコッ
鈴帆「そ、そうかね! そいは良か! ウチも楓しゃんのために腕を振るうけん!」
未央「(ま、満面の笑みの楓さん…!)」
卯月「(まさかこんな場で見る事になるなんて…)」
サウザー「おい、ずーしーほっきーの着ぐるみなら北斗市とコラボした時のサンプルが我が社に20体程ある」
サウザー「在庫から1体、フミフミーに被ってここまで持ってきて貰おうか。フミフミー?」
鈴帆「さあさあ! 男で最後はシュウしゃん!」
シュウ「(先程から聞いていれば、耳に入ってくるのは奇天烈な単語ばかり…!)」
シュウ「…わ、私は普通の衣装で全然構わないぞ」
シュウ「盲目故、す、少し違和感があると動けなくなってしまいそうで、お、恐ろしいのだ…」
鈴帆「あ……それは考えておらんかったばい…すんまっせん、シュウしゃん…」
サウザー「(こ、コイツ…!)
レイ「(目の怪我を盾に取って逃げやがった…!)」
シン「(最低だ…最低のクズだぞコイツ!!)」
ユダ「(しかも動けないで恐ろしいとか、確実に嘘であろうが!)」
シュウ「……」
鈴帆「そうね…じゃあシュウしゃんは比較的軽装での参加という方向で…ふむふむ」
鈴帆「それなら、これならどがんねい??」
【テーマパーク】シュウ(SR)
↓3
鈴帆「シュウしゃんは、このプロダクションの代名詞、聖帝十字稜のコスプレをして欲しいたい!」
シュウ「!?」
レイ「マジかwwww」プルプル
シン「おい! いますぐ予行練習だ! あの聖碑を持って来いwww」
シュウ「十字稜……コスプレ…!?」
ユダ「テーマパークというか、最早オブジェかアトラクションの一部だなww」
サウザー「フハハハハ! おいシュウ様! 実にお似合いの衣装じゃないか! ええ?」
鈴帆「聖帝十字稜本体か、聖碑の方か、どちらかは追々決めていくけんね!」
シュウ「そ、そうか…」
シュウ「(あ、悪意を感じない…純粋な意見か…)」ガクッ
鈴帆「さあ、これで全員分の衣装の原案は出揃ったばい。これを制作班の人達と検証して…」
サウザー「…待つのだ、鈴帆よ」
鈴帆「聖帝しゃん、他に何かあっけんか?」
サウザー「……」
A.「橘!」
B.「フミフミー!」
↓3
サウザー「(橘は今回運営において重要な役割を任せている。これ以上負担はかけられんだろう。ならば…)
サウザー「フミフミー! 何処にいるっ!」スッ
レイ「おい、彼女に一体何のようだ?」
サウザー「今回のイベント、奴にも少し華を持たせてやろうではないか。我々と同じステージとはいかんが、衣装で着飾って我らの客寄せくらいにはなるだろう」
ユダ「ほう、それは悪くないな!」
シン「しかしあの神出鬼没のフミフミーが応じるのか?」
シュウ「…」
シュウ「サウザー。お前の右を見てみろ」
文香「…」
文香「…」ペラッ
サウザー「おお、案外近くに潜んでいたな! それにしても相変わらず気配が無い奴よ…」
サウザー「フミフミーよ、聞いての通りだ。今回は貴様にも働いて貰おうではないか!」
文香「…」チラッ
文香「…」
文香「…」スッ
サウザー「フハハハハ! 肯定の意と受け取ったぞ!」ズイッ
卯月「(そ、そうなのかな…?)」
未央「(一瞬顔をチラ見して、また本に視線を戻しただけに見えたけど…)」
サウザー「鈴帆よ! コイツの衣装も同じく考えて貰おうか!」
鈴帆「これはまた静かながらほんなごと綺麗な子ばってん、派手なコスプレは不向きかもしれんけんね…」
鈴帆「綺麗だからドレスも映えそうやし、客寄せとしてなら可愛い着ぐるみでも充分な着もするたい…」
鈴帆「ううむ…難しい相手たい…でも諦めんとよ! 文香しゃんの衣装は…!」
【テーマパーク】鷺沢文香(SR)
↓3
とりあえず今日はここまで。いつになるか分からんが、また次回
7610プロアイドル仮装イメージ※あくまで個人的なイメージです
島村卯月:アルパカ
ttp://dic.nicovideo.jp/oekaki/733045.png
本田未央:饅頭()
大和亜季:バニーさん
ttp://www.airmodel.jp/tmp/cso_2.jpg
櫻井桃華:スペパププ
ttp://i.imgur.com/qKagHGV.jpg
高垣楓:ずーしーほっきー
ttp://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1311/28/ys_susi01.jpg
鷺沢文香:ジュディオングの魅せられての衣装
ttp://yonesachi.sakura.ne.jp/sblo_files/yonezoo/image/judy.png
今日も若干変な安価が多いよ。休み休みいきます。今日では鈴帆編は終わらないかも…
>>625
おお、画像ありがとう。
無知ですまん、バニーさんってまさか特定のキャラだった?
ちょっと勘違いしてたけど、どうしようか…
おk。協力ありがとう
鈴帆「よし…これで全員分の衣装原案は出揃ったたい!」
鈴帆「7610の皆しゃん、すんなりウチの意見を聞いてくれて…本当によか人ばっかりたい」
鈴帆「絶対成功させちゃるけん…ウチも腕によりを掛けて頑張らんと…!」
興味度
コンマ+30
↓2
(あくまで参考)
・サウザー…ダース・ベイダ-
http://i.imgur.com/oBQeIRm.jpg
・レイ…くまのプーさん
http://i.imgur.com/9bdQBZM.jpg
・シン…お姫様ドレス
http://i.imgur.com/5da7gvs.jpg
・ユダ…ブラジルのサンバ衣装
http://i.imgur.com/8TVsEW4.jpg
・シュウ…聖帝十字稜
http://i.imgur.com/s6rkFXO.jpg
↓>>625の各画像参照
・島村卯月…アルパカ
・本田未央…饅頭
・大和亜季…バニー衣装
・櫻井桃華…スペパププ
・高垣楓…ずーしーほっきー
・鷺沢文香(フミフミー)…ジュディ・オングのドレス
関心度69→90/300
‐‐‐
(イベント当日 会場裏方 午前8時)
卯月「…」モフモフ
卯月「ほんとうにスッポリ系のアルパカ着ぐるみ…」モフモフ
卯月「思ったより可愛いけど、胴体のど真ん中の穴から、私の顔が堂々と出てるってこれどうなんだろう…?」モフモフ
未央「いたいた! しまむー!」
卯月「あ、未央ちゃ…」
卯月「ん!?」
未央「どうかな、似合う?」サラッ
卯月「饅頭の…着ぐるみじゃない!? 衣装ですか!?」
卯月「全体的なカラーは白と茶色の美味しそうな饅頭の色だけど、饅頭をあしらった腕輪やシュシュ、帽子…!」
卯月「こ、これは可愛いです!」
未央「私もビックリしたよ、てっきりデカイ被り物だと覚悟してたら、スカートが目の前にあったんだもん」
未央「へへへ、饅頭のマラカスもあるんだー♪」シャカシャカ
未央「売店前で踊ったら、客引き出来るかもね!」
卯月「う、羨ましいです……」バインバイン
未央「ちょ、アルパカを前後に振らないで! 首が襲ってくるから!!」
亜季「お二人とも、おはようございます! 今日は皆一丸となって頑張ろうではないですか!」
未央「あ、亜季さん! おはようございます!」
卯月「わぁ! すごい可愛いですね! ちょっと大人ぽくて素敵です!」
未央「結構肌出てるね、セクシーだし、でも色んな所がモコモコの兎っぽくて…」
亜季「当初はバニーガールのレオタードの予定だったらしいですが、流石にテーマパークの対象年齢を考慮したらしく、可愛い兎の衣装とバニーガールのハイブリットであります!」
亜季「今まで軍服やミリタリー系のコスチュームが多かったですが、このようなファンシーな物は初めてなので少し緊張しています…!」
未央「大丈夫ですよ! ウサミミが良いカンジです!」
卯月「はい! 今日は一緒にモフモフ同士、頑張りましょう!」バインバイン
亜季「あ、桃華殿と楓殿が来ました!」スッ
楓『おはようございまーす♪』
未央「!」クルッ
卯月「おはようござい…」クルッ
卯月「ッ!?」
未央「(ウッ!?)」
楓『~♪』ズルズル
桃華『……』ズッズッズッ
亜季「おはようございます! ずーしーほっきーとスペパププの着ぐるみですね」
亜季「これはなかなか壮観であります! FPSゲームで似た生物を見たことがあります!」
未央「(か、楓さんがとんでもない化け物に…!!)」
卯月「(く、クリーチャー…!)」
楓『皆さんも素敵ですよ、意匠を凝らした衣装…ふふっ♪』
桃華『……』シクシク
卯月「も、桃華ちゃん…?」
未央「(な、泣いてる…!!)」
桃華『わたくし…聞いてないですわ、こんなゲテモノを被るなんて…』シクシク
桃華『今日裏方で、わたくし用に名前が書かれたコレを見て…』シクシク
桃華『……意識を失いかけましたわ…』シクシク
未央「(か、悲しいサプライズ…)」
卯月「(二人とも顔が見えないタイプの着ぐるみだし、私はまだ良い方なのかなぁ…)」
楓『なかなか貴重な体験です。すごい楽しい…♪』ズルズルズル
楓『あ、二人が来ましたよ』ズルズル
ユダ「おい、全員揃ったか?」バサァ!
未央「これがサンバ衣装かぁ、思ったより羽根が付いてるんだね」
ユダ「確かにキジ羽根の量が想像以上だが、なかなか美しい見栄えだろう」
ユダ「黒と白の羽根を基調に、シルバーアクセサリーをふんだんに身に付けた」
ユダ「ハハハハ…! 我ながら惚れ惚れする様相だ…!」バッサバッサ
卯月「(肌の露出が亜季さんより多いのに、恥じらいが全くない所が凄いです…)」
シン「…」
亜季「し、シン殿! この純白のドレスはまさかシンデレラでありますか!?」
卯月「わあ、綺麗です! シンさん、凄い似合ってますよ!」
未央「ホントだ…男の人とは思えない…!」
シン「だ、黙れっ! こんな生き恥を全体に晒して、俺は怒りではち切れそうだ…!」ダンッ!
ユダ「ハッ、女子高生に扮して346プロに特攻した奴がどの口でほざくのだ」
ユダ「フフフフ…お似合いだぞKING…いやPRINCESS。ケンシロウにも是非一目見せてやりたいな」
シン「き…貴様ァ~っ!!」プルプル
未央「ねえねえ! あとで一緒に写真撮ってよ!」
卯月「シンさん、私も一緒に撮って下さい!」バインバイン!
シン「くっ…ぐぐぐ…!」
ユダ「(恥ずかしがってるのか喜んでいるのか、よく分からん奴だな)」
ユダ「ん? さて、残りも来たな…」
楓『社長、おはようございます♪』
亜季「おはようございます!」
未央「(…!)」
卯月「(あわわ…!!)」
サウザー『……』シュコーシュコー
レイ『……』ポヒュポヒュ
シュウ『……』ズシンズシン
卯月「ウォーズマン、ヘルズ・ベアーズ、ザ・魔雲天…!?」
未央「違うよしまむー! 確かにどれもキン肉マンで見たことある様な顔ぶれだけど…!」
亜季「これは見事な仮装であります…!」
ユダ「アハハハハ! 揃いも揃って面妖な出で立ちじゃないか!」
シン「シュウ! 貴様が本当に十字稜になってしまうとは! これは間違いなく伝説になるぞ!」
シュウ『……』チョイチョイ
亜季「シュウ殿? どうしたでありますか? 自身のてっ辺を指差して…」
未央「何だろう…上げて欲しいのかな?…よっと」スポッ
未央「わ、取れた…」
未央「!!」
シュウ「ふぅ……自分では取りにくい。頂上の聖碑が本体と分断できる形で、その断面から頭を出せる構造だ」
未央「~~~っww」プルプル
ユダ「ハハハハハ! これは愉快だ! シュウ、今の貴様は地面に埋められた罪人の姿に相違が無いぞ!」
亜季「し、シュウ殿…! 普段の真面目なお姿からは想像が出来ない今の在り様に…少し笑いが…w」プルプル
シュウ「……」
文香「…」
未央「わ! フミフミーちゃん、居たんだね」
卯月「文香さん! その白いドレス、すごい可愛いですよ!」
亜季「これは素晴らしいであります! 文香殿のおしとやかさと純白なレースが実に清らかな印象を醸し出しています!」
文香「…」スッ
【7610プロダクション、現在ライブ開催中!】
シン「おお、宣伝の看板まで手配したのか」
ユダ「確かにな…これは客引きだけでは持て余すレベルの美しさだぞ…」
シュウ「むしろ客引きだと逆に完全に浮いた存在になってしまいそうだな」
桃華『これ…もうわたくしと文香さんの役割を交代した方が良さそうですの。わたくしが客引きとして開場を練り歩きますわ……』ズルズル
楓『桃華ちゃん、そう悲嘆しないで? 充分可愛いですよ?』ズルズルズル
サウザー『おいレイ、クリーチャー二人が慰め合ってるぞ? とんだお笑いだな』シュコーシュコー
レイ『お前も大概だがな』ポヒッポヒッ
‐‐‐
(開園30分前)
サウザー『さあ、段取りの確認と行こうじゃあないか』シュコーシュコー
サウザー『アイドルサバイバルのルールは橘が説明した通りだ。テーマパークに十数か所の小ステージが特設されている。そこで随時自由にライブを行う。つまり、移動もライブも貴様らの判断に任せる』コーホー
レイ『そのステージに集まっている客の人数、そしてライブの出来栄えの投票で、その場所毎に得点加算も行うらしい』
レイ『勝敗は関係ないが、最終的な得点ランキングで豪華景品が主催側から提供されるとのことだ…』
卯月「あの…鈴帆ちゃんは今日来ていないんですか?」
ユダ「奴は自分の事務所の仕事があるようでな。我々の晴れ姿を本人に披露出来ぬのは些か残念だな」
楓『そうなんですか…本人も悔しいでしょうね…こんなに可愛い着ぐるみなのに…』ズルズル
サウザー『このテーマパークの盛況も大事だが、ライブに勝利し、346の連中の度肝を抜き、錦を飾ってやろうではないか…!』ヒューヒュー
亜季「その通りであります! 我ら7610プロの意地と情熱を垣間見せてやろうではないですか!」
シン「346プロ…といえば、奴らの衣装もこちらが考案したのであろう? その詳細はどうなのだ?」
サウザー『フハハハ…期限ギリギリで題材を提示し納品してやった。奴らは有無を言わさず、我ら7610が考案した衣装を着ている筈だ…!』シュコー
未央「(さ、サイテーだ…)」
サウザー『さて…問題が一つある』シュコーシュコー
桃華『もう問題だらけな気がするのはわたくしだけですの…?』ズルズル
サウザー『小規模なライブは十数か所の小ステージで、各自自由に行い場を盛り上げると説明したな』シューシュー
サウザー『だが11時のキッズエリア、13時のアクアエリア、15時のスカイエリア、18時のラストステージで行う、4回の大型ステージライブ、これだけは予めメンバーを確定させなければならん』コーホー
楓『大型ステージなら、346プロもそれなりに力の入ったメンバーを選出するでしょうね』
シュウ「さて、誰が行こうか…」
1.キッズエリア
2.アクアエリア
3.スカイエリア
4.ラストステージ
メンバー
↓1,2,3,4
再安価
2.アクアエリア
↓1
すまん、前書きしないのが悪かった…
メンバーは一人だけにしてくれ
再安価
2.アクアエリア
↓1
サウザー『さて、皆覚悟はいいな? 7610プロダクション創始以来の大型イベントだ』
サウザー『各自、聖帝の名に恥じぬよう存分に成果を上げ、名を轟かせようではないか…』
卯月「はい! 島村卯月、頑張りますっ!」
未央「ううぅ緊張するな~! やるぞーっ!」
楓『じゃあみんなで円陣組んで、エンジン上げていきましょうっ♪』
レイ『うむ、それもいいな。じゃあ円陣を…』
楓『あっ…』ガスッガスッ
シュウ『…』ゴツッゴツッ
桃華『……』ブヨンブヨン
ユダ「く、組めん…!」
サウザー『ならば掛け声だ! 全員この聖帝に続け!』
サウザー『聖帝万歳! 聖帝万歳!』
サウザー『聖帝万歳っっっ!!』グオッ
「「「……」」」
サウザー『あ、あれ…みんな…?』シュコー
‐‐‐
未央「みんなーっ! 応援どうもアリガトーっ!!」
ワアアアアァァ! ミオチャーン!
饅頭カワイー!
未央「♪」
未央「ふう、これで二か所目終了っと…」
未央「はあ、楽しいなー…♪」
未央「でも反対側で歌ってた346のアイドルも、メチャクチャ綺麗だったな…」
未央「(伊勢海老の被り物被ってたけど…あれも社長と鈴帆ちゃん考案の衣装かな…?)」
卯月「未央ちゃん! お疲れ様です、ライブ良かったですよ!」
未央「あ、見てたの? ありがとう! でもしまむーも今、ポイント高いよね?」
卯月「そ…そうですね。なんか子供やカップルに囲まれて写真撮影を沢山頼まれちゃって…」
未央「なるほど、そういう得点の稼ぎ方もあるのね…」
卯月「初めに想像してたよりもちょっと楽しくて驚いています…」
未央「うん、アイドルってこんなにも楽しいものだったんだね…」
卯月「あ、今掲示板に得点の暫定ランキングが表示されますよ!」
未央「どれどれー…!」
卯月「! 楓さんが全体3位ですよ!! 流石です!」
未央「えええ!? あ、あの着ぐるみで何故!?」
卯月「4位は346プロダクションのアイドルですね…5位は…シンさんです!」
未央「すごい…確かにあの恰好は女の子ウケが良さそうだよね。中身が男性だから余計に人気なのかも…!」
未央「んーと、私は13位か…まだまだ頑張らないとね!」
卯月「1位と2位は…」
1位と2位のアイドル
(7610でも346でも誰でも可。文香以外)
↓1,2
卯月「サウザーさんが2位ですよ! 流石は社長ですね!」
未央「あの衣装の作り込みは映画並みだったからなあ、マニアには堪らないのかもね」
卯月「1位は346プロの諸星きらりさんですね。確か、身長の高い人でしたよ!」
未央「あの性格はテーマパークに持って来いの人だよね、親和性が凄いと思う」
卯月「そうですね、一緒にいたら何でも楽しめる気がしそうです!」
卯月「…あ」
卯月「そろそろキッズエリアでのライブじゃないですか?」
未央「そうだね…ねえ、ちょっと様子を見にいっちゃおっか?」
卯月「はい、是非行きましょうっ♪」
‐‐‐
(キッズエリア 大型ステージ)
卯月「子供が沢山いますね…流石はキッズエリア…」
卯月「桃華ちゃんは…まだ来ていないのかな…?」
未央「ポップな感じのエリアだね。大道芸人さんとか、お菓子の屋台がどんどん集まってくるね!」
未央「あ、アイドルが出て来たよ! あれは346プロダクションの…!」
346アイドル
↓2
卯月「あ、あれは…多分、緒方智絵里ちゃんかな?」
未央「あの恰好は…」
緒方智絵里の衣装・コスプレ
↓2
智絵里「み…皆さん、本日は、あの、あ…ありがとうございます…」
智絵里「今日は蝶さんの衣装で、踊りますね……み、皆さん、綺麗なお花と応援…よろしくおねがいします…!」
ワァァァァ! チエリチャンカワイイ!
ガンバレー!
卯月&未央「「カワイイっ!」ズイッ!
未央「何アレ!! 反則だよ! なんであんな真面目な衣装なの!!」
卯月「しかも智絵里ちゃんの儚いイメージと蝶が絶妙に合ってます…もうお客さん絶賛ですよ!」
未央「何で私達が饅頭やアルパカなのに、346は蝶なの!! あれだけ対抗意識燃やしてたのに敵に塩送って、サウザーさん何やってるの!?」
卯月「み、未央ちゃん、お、落ちついて…」
未央「ねえ…そう言えば桃華ちゃんは?」
卯月「…ん?」
「おいコイツ宇宙人だぜ! はがせはがせー!」ドカッ
「どーせなかに人が入ってるんだよ、知ってるぞボク!」バキッ
「ヘンなしっぽー! 引っ張ったらとれるの??」ギュウギュウ
桃華『や…やめてください…! わ、わたくしはす、スペパププですわ…!』ビクビク
卯月「」
未央「」
「おい宇宙人がなんかいってるぞ! やっちゃえやっちゃえ!」ドカッツドカッ
「きもちわるーい、なにこれー!」ボスンボスン
桃華『ぅ…あぅ…うああ……』
未央「こ、子供に襲われてるッ!!」
卯月「あれはマズイです! とにかく助けに行きましょう!」
‐‐‐
桃華『た…助かりましたわ…』
未央「桃華ちゃん、開園してから今までもあんな感じで雑に扱われてたの?」
桃華『いえ、写真はたくさん撮られましたけど、襲われたのはこのキッズエリアに入ってからですわ…』
未央「子供はこういう着ぐるみ見ると寄って来ちゃうからね…」
卯月「ああいう時は近くのスタッフさんまですぐ走り寄った方がいいですよ?」
桃華『ええ、次からそうしますわ…お二人とも、本当に感謝しますわ…』
卯月「(明らかにもう憔悴してる…)」
未央「大丈夫? この後すぐにライブだけど…」
桃華『心配は無用ですわ…! この程度の困難で、櫻井家の人間であるならば躓いてはいけませんの!』
未央「私達も観客席で見てるから、頑張ってね!」
卯月「桃華ちゃん、ファイトです!」
桃華『ええ! 櫻井桃華の華麗なショーを全員に見せつけてやりますわ!』ズルズル
卯月&未央「(どう見てもスペパププだけどね…)」
‐‐‐
「あ、あの、一緒に写真をお願いします!」
シン「う、うん…」
「あれ男の人なの! ウッソー!?」
「キャー! 可愛いですぅ!こっち向いてー!」
シン「ど、どっち?」
「プーさんだー! お母さんプーさんいるよー!」
レイ『……』ポヒュポヒュ
「カワイイー♪ プーさんプーさん!」
「わーい! プーさんが風船くれたよー!」
レイ『……』
シン「レイよ…」
レイ『ああ…』
シン「女を侍らせた事はあるが、これほどの好奇の目を向けられたのは初めてかもしれん…」
レイ『…俺もだ』ポヒュ
シン「良い気分だ……」
レイ『……お前、もうずっと女装してれば?』
シン「お前、その格好でライブ出来るのか?」
レイ『写真撮影とスキンシップがメインだな。ライブはほぼ諦めてる。恐らくシュウも同様だ』
レイ『というかシン、お前何気に総合5位じゃないか…』
シン「まあナリはこんなのでも一応踊れるからな。芋蔓式でどんどん客も増える」
シン「少し演武を見せたら逆にキャーキャー言われる始末だ」
レイ『ギャップってやつか』ポフッポフッ
レイ『ん……また暫定順位の発表だ』
シン「サウザーが6位、楓が4位か…俺は3位に昇ったぞ」
レイ『正気の沙汰じゃあないな…。俺は圏外だ、桃華が18位で圏外ギリギリ。亜季が9位まで上がったか』
シン『緒方智絵里が急浮上したな。圏外からいきなり5位につけたぞ?』
レイ『恐らくライブの効果だろうな。諸星きらりが2位に落ちたな。1位は…』
1位のアイドル
(7610でも346でも誰でも可。文香以外)
↓2
再安価します
1位のアイドル
(7610でも346でも誰でも可。文香以外)
↓2
ヘレン了解。とりあえず今日はここまで。いつになるかわからんが、また次回
今日で完結目指します。最後までよろしく。今日もゆっくりいくよ。
シン「1位のヘレンか! ユダと同じく派手な衣装で参加した346の女だ」
レイ『知っているのか?』
シン「ああ、開園早々ユダが対抗意識満々で、ヘレンがいる場の真正面の小ステージに陣取ったからな」
レイ『結果は?』
シン「惨敗だ。男と女のサンバ衣装だったら、どっちが需要が高いか火を見るより明らかだろう。俺もヘレンに票を入れたからな」
レイ『ハハハ、ユダも相当悔しいだろうよ、奴の顔を拝んでやりたいな!』
レイ『っと…もう13時か、アクアエリアでの卯月のライブだな』
シン「ここから近いな…様子を窺いに寄るか?」
レイ『よし、何か食い物でもつまみながら観覧と洒落込もう』
‐‐‐
(アクアエリア 大型ステージ)
シン「おおいたぞ、あの目立つアルパカは卯月に間違いない」
卯月『島村卯月ですーっ! 今日はアルパカさんと一緒にガンバリマース!』ブオンブオン!
クスクス アルパカオモシローイ
ウヅパカー? ウヅパカー!
シン「…」
シン「踊る度にアルパカの首があらん方向にひしゃげて大変なことになってるぞ…」
レイ「へえ、しかしまあライブの様子は結構サマになってるじゃあないか」モグモグ
シン「おい……プーさんが肉を食うな」
レイ「今は頭を外しているから何の問題も無い」モグモグ
シン「まあそれもそうか…そうなのか?」
レイ「おい、奴の相手のアイドル、あれは…」
アイドル
↓2
李衣菜『イエーイ! 会場のみんなーっ! ロックしてるー!?』
イエー! リーナチャーン!
ワァァァー! カッコイイー!
李衣菜『うんうん、皆盛り上がってるね! じゃあこっから更にボルテージ上げるから、子供も大人もしっかり付いてきてねーッ!!』
ワァァァァァァ!
レイ「賑やかな子だな…」
シン「ああ、これは相手が悪い」
レイ「流石にアルパカじゃあ太刀打ちは難しいな」
シン「既にアルパカがヘドバンしてリズムとってるからな。逆に相性がいいかもしれないぞ?」
卯月『うわあ! アルパカさんの頭が重くて重心が…!』フラフラ…
李衣菜『ちょ、ちょっと! こっちに来ないでよぉ!? うわっ!?』
卯月『ま、前が見えない…! 誰か助けて下さいぃ~!』ヨロヨロ
李衣菜『う、うわああーっ!』ギャンギャン
レイ「ア、アルパカが多田李衣菜に襲いかかったぞ…?」
シン「いや、ウケてるな。こっちのペースに巻き込んで上手い具合に客の視線を集めてる」
レイ「卯月の奴、やるじゃないか…」
卯月『い、いやあっー!!』バタバタ
‐‐‐
(同時刻 ○×プロダクション)
鈴帆「…」
鈴帆「今頃聖帝しゃん達はテーマパークで頑張ってんちゃろうな…」
鈴帆「むー…」ウズウズ
鈴帆「見に行きたいばい…ウチが丹精込めた衣装の数々…ちゃんとみんなの笑顔を作れているんちゃろうか…」
鈴帆「…」
鈴帆「ラストステージには間に合うちゃろうか…」
鈴帆「ウチの『あれ』も是非見せれたらいいんばってん…」
鈴帆「聖帝しゃんの計画、ほんなごと上手くいくんか…?」
‐‐‐
シュウ「…」
シュウ「(私は何故こんなことをしているのだ…!)」
シュウ「(ライブも出来んし、写真もせがまれん! 本当にただのオブジェではないか!)
シュウ「地獄の様に太陽は照り、熱いし苦痛だ。私はこのまま聖帝十字稜の人柱に為り果てるのか…?」フラフラ
スポッ
シュウ「!?」
亜季「やあシュウ殿! こんな隅っこに座ってどうなされたのでありますか?」
シュウ「あ、亜季か…いきなり頭の部分を外さないでくれ…」
シュウ「いや……しかし助かった…蒸し暑くて死にそうだったからな」
亜季「ははは、そうなっているだろうと思って、ドリンクを持ってきたであります!」
亜季「過酷な戦場で命を繋ぐために塩分と水分の補給は必須であります! ささ、グイっと!」
シュウ「すまないな…」
シュウ「…」
亜季「…?」
シュウ「…すまんが、手が届かんのだ。台座の部分にドリンクを置いてくれんか?」
亜季「し、シュウ殿の衣装が一番ツラそうでありますな…」
亜季「昼時も過ぎ、お客さんも増えてきましたね。ここからが正念場であります!」モグモグ
シュウ「ふむ…私はもはや視野には無いが、得点ランキングはどうなっているのだ?」
亜季「あのランキングは4つの大型ライブでの得点の反映が大きいであります。先ほど大型ステージ公演を終えた卯月殿が一気に圏外から順位を上げ一桁に喰いこみました!」
亜季「しかし、ほぼそれらの影響を受けずに安定して得点を稼ぐ人達こそが、やはり真の実力の持ち主なのでしょう」
シュウ「それは誰かね?」
亜季「我がプロダクションで安定した順位を保っているのは楓殿、聖帝殿、346プロでは諸星きらり殿や吉岡沙紀殿、そして中でも特に目ざましい戦果を挙げているのがシン殿であります!」
シュウ「し、シンだと…!?」
亜季「はっ! やはりあの輝くドレスに男性の素顔というギャップが衝撃を生み、観客の心を掴んでいるのかと…」
シュウ「にわかには信じられんが…」
亜季「あ、たった今暫定の結果が表示されました!」
亜季「2位にシン殿が躍り出ています! 聖帝殿は3位タイ、卯月殿と楓殿は7位と10位であります!」
亜季「未央殿は着々と順位を挙げていますね、現在は11位……桃華殿は…やはりあの衣装では厳しいのでしょうか…」
シュウ「現在の1位は誰だ?」
亜季「1位は先程から目まぐるしく変動していますね、ヘレン殿が5位に順位を落とし、現在トップは…」
1位のアイドル
(7610でも346でも誰でも可。文香以外)
↓2
亜季「小日向美穂殿、346プロダクションのアイドルですね。可愛い熊のコスプレ衣装で人気を確実に稼いでいたであります!」
シュウ「可愛い…? 聞いた所によると、346のアイドルはこちらと違って、随分とマトモな衣装のアイドルが多いらしいな…」
亜季「そ、そのようですね。鈴帆殿も大手の346には流石に遠慮していたのでありましょう!」
シュウ「…遠慮ではなく委縮だそれは。しかし、実に賢い選択だな」
亜季「そろそろ楓殿のライブが始まる頃です! 一緒に如何でありますか?」
シュウ「こんな私が随伴すると亜季に迷惑だろう。一人で行ってくるといい」
亜季「戦場ではいかなる時でも仲間を見捨てないのが私の信条であります! さあどうぞ遠慮なさらず!」
‐‐‐
(スカイエリア 大型ステージ)
亜季「あ…あれが楓殿…すごい格好であります…」
シュウ「ん?」
亜季「どこで入手したのかは見当がつきませんが、標準形態から更に羽が生え、サングラスを掛けているのであります…」
シュウ「凄い執念が感じられるぞ…だから人気なのか…」
楓『ほきほきー…みなさん、ずーしーほっきーは怖くないですよー♪』
楓『ふふふ…でも悪い子がいたら私が四足歩行で追いかけまわしちゃいますよー』
楓『さあ、ライブも一念ほっきーして頑張るほっきー、ふふっ♪』
ワアアー! カエデサーン!
ソンナ姿デモカワイイデスー!
亜季「…あのような奇怪な格好でも魅力を損なわない彼女には本当に尊敬の念を覚えます」
シュウ「あれを目標にするのは些か違うと思うぞ」
亜季「そ…そうですね。住む世界が違う気もします」
亜季「おや、相手も満を持して登場であります! あの御仁は…」
346アイドル
↓2
亜季「及川雫殿であります! まだデビューして間も無いながら、その豊満な肉体を武器に大きく名乗りを挙げている新鋭でありますね!」
シュウ「しかしその御自慢の体も今日はどうなんだ? 衣装は…」
亜季「うーん、私から見たところによると、あれは…」
及川雫のコスプレ・衣装
↓2
雫「みなさーん、今日はお手柔らかにお願いしますー」
雫「今日はちょっと派手な格好ですけどー…皆さん、最後まで応援よろしくお願いしますねー!」
ウオオオオォォォ!!
オオオオオオオオオォォ!!
亜季「ぼ、ボンテージ衣装であります! 全然お手柔らかじゃない…!」
シュウ「…は?」
亜季「これは目の毒であります…! 胸ははち切れんばかりで露出激しく、すごく加逆的なイメージで、テーマパークとは思えない攻めっぷりであります!」
シュウ「おい……誰かあのサウザーを一度捕まえて締め上げろ」
亜季「し、シュウ殿、落ちつくであります…!」
楓『ふふふ…ずーしーほっきーは、可愛い女の子には目が無いんですよー、ふふっ♪』ワキワキ
ジャキン!
亜季「!」
亜季「楓殿が…四つん這いになって雫殿に接近していくのであります…!」
亜季「なにか非常にイヤラシイ気配が漂ってくるであります…ああぁ!!」
シュウ「一体何をやっているのだ…」
一旦間をあけます
今更で悪いけど、一位間違ってね?
戻ったよー。
>>761
全然気づかんかった…焦ってた。スマン許してくれ。これから気をつける
‐‐‐
楓『ふう…少し休憩しましょうか…』スポッ
楓「はー、涼しい…」
桃華「楓ちゃま、ご苦労様ですわ。飲み物をお持ちしましたわよ」スッ
楓「あら、ありがとう。桃華ちゃんも休憩?」
桃華「すこし体と精神を落ち着かせていますの。正直ここまでハードな仕事だと思いませんでしたわ」
桃華「汗で全身びしょびしょですの…はやく着替えたいですわ…」パタパタ
ユダ「鍛練を積めばそれほど疲労はしない。まだ未熟な証拠だぞお嬢様よ」
桃華「は、半裸の貴方と一緒にしないで下さいます!?」
楓「ユダさんもお疲れ様です。調子はどうですか?」
ユダ「見事にキャラが被ってしまった相手が居てな。不服千万だがお株を奪われた味わいだ」
ユダ「奴さえいなければ…この俺が覇権を握れたものを…!」ワナワナ
楓「楽しそうでなによりです。少し3人で会場を回ってみませんか?」
ユダ「そうだな…ん?」
楓「どうしました?」
ユダ「…」ジー…
ユダ「(あれはサウザーの親衛隊か? 何故こんな場所をうろついている…?)」
桃華「やはり346との共同主催の効果もあって、凄い活気ですわ」
ユダ「たしかサウザーも宣伝として巨大バルーンを街中に連日数十個放っていたな」
楓「ニュースで放送されてましたよ、それ。話題性には事欠かない人ですよね」
桃華「あとは亜季ちゃま出演のラストステージを残すのみですわね…アイドル達も徐々にアトラクションを楽しんでいる姿がチラホラと垣間見えますわ」
ユダ「俺はまだランキングを上げるためにライブをやるぞ。なかなか面白い仕事じゃないか」
楓「あ、パンケーキ下さい。二人とも食べます?」
桃華「じゃあ…ハニーメイプルで」
ユダ「俺はストロベリーを貰おうか」
楓「はいどうぞ♪ あ、ランキングが出ますね」
桃華「か、楓ちゃまが2位タイですわ!」
楓「ライブの効果かしら♪ サウザーさんが4位、シンさんが5位、卯月ちゃんが6位です!」
ユダ「上位を殆ど独占しているとは…! 我がプロダクションも大手の346相手に食い下がるではないか!」
ユダ「レイとシュウは相変わらず圏外、俺は16位か。未央が9位に上がったようだな」
桃華「レイちゃまはきっと真面目にやってませんわ! 全くもうっ!」
楓「1位は346のアイドルです…流石ですね」
1位のアイドル
↓2
楓「トップはあの菜々さんですか…」
ユダ「安部奈々のことか、近くで見たが、確かに可愛いさの中に鬼気迫る勢いがあったな」
桃華「ああ、菜々さんも凄く頑張っていますものね…わたくしも見習はなくてはなりませんわ」
楓「モデル時代に何回か面識がありますが、またお酒を飲みに行きたいですね」
ユダ「酒…? 奴は未成年であろう?」
楓「ふふふ…」
ユダ「…?」
ユダ「おい、何だあの人の群れは…。あそこに小ステージは無い筈だぞ?」
桃華「テーマパーク側のスタッフが芸でも披露しているのではなくて?」
楓「うーん…あれは…」ピョンピョン
楓「ふ…!?」
楓「フミフミーちゃん!?」
ユダ「な、なにぃ!?」
桃華「何故文香ちゃまに人だかりが出来ているんですの!?」
「ねえ君もアイドル? 写真お願いしていい?」
「カワイー…! この子名前なんて言うの?」
「綺麗な衣装…ジュディ・オングみたい…」
文香「…」フルフル
「その看板からすると、7610のアイドルなの?」
「なんか緊張してる? 震えてるけど…」
「ねえこの子、小動物みたいで可愛いよー! ちょっと写真撮ってー!」
文香「…」フルフル
桃華「(あ、アイドルと間違われてますわ…!)」
楓「(小刻みに震えて可愛い…)」
ユダ「あのままじゃあ奴も身動きが取れんだろうな」
ユダ「よし、俺が行こう」
ユダ「貴様らァ! その小娘は我がプロダクションの雑用だ! アイドルならこの妖星のユダが居るではないか! 俺に票を入れろっ!!」ズカズカ!
ナ、ナニコノヒトー! チカーン!
キャー! ロシュツマー!
楓「く、蜘蛛の子を散らすように…!!」
桃華「彼もアイドルなのに、何故か悲しくなる光景ですわね…」
ユダ「フミフミーよ、大事ないか?」
桃華「あそこまで注目されるなんて…ちょっとジェラシーですわ」
楓「暫くは私達と行動しましょう、ね?」
文香「…」コクン
ユダ「そろそろラストステージの時間か…ラストは亜季と、その相手は…」
アイドル
↓2
渋谷凛の衣装・コスプレ
↓2
渋谷凛
http://i.imgur.com/A92xtv8.jpg
http://i.imgur.com/s4Qkq5N.jpg
ゴールデンフリーザ
http://i.imgur.com/rLp268P.jpg
‐‐‐
(ラストステージ)
レイ「む、何だ。お前らも来たのか」
桃華『れ、レイちゃま! なぜプーさんの被り物をしていないんですの!?』
ユダ「シュウ、貴様も聖碑を被らんか、ホラっ!」ドスッ
シュウ『止めろ! お前はこの聖帝十字稜の苦しみが分からんのだ!!』
シン「分かりたくもないわ、あの馬鹿の建てた墓なんぞ…」
桃華『も、もういいですわ! 私もいい加減このゲテモノを脱ぎますわ!』スポン!
楓「シンさんお疲れ様です、ドレス衣装の人気凄かったですよ!」
レイ「もう辺りも暗くなってきた。346のアイドルも大体はラストステージの観覧に来ているようだ。我々も後はゆっくり亜季の晴れ姿を見てやろうじゃあないか」
シン「ところで…サウザーと卯月と未央の姿が全然見えんな……」
楓「社長、午前は小ステージで346プロ所属の小さな女の子の剣士と殺陣を披露しているところを見ましたけど…」
シュウ「私も、サウザーと346の少女がヒーローショーめいた演目を起こしている騒ぎを聞いたぞ」
桃華「剣士…ヒーロー…それってまさか…」
ユダ「俺は…奴の親衛隊を広場で見かけたな。何やら嫌な予感がするが…」
楓「! 始りましたよ!」
ワアアアアァァァー!
亜季『さあっ、会場にお集まりの皆さん! お待たせしたでありますっ!』
凛『私達のイベントもクライマックスだけど、限界まで盛り上がっていくよ!』
亜季『応援、よろしくであります!』
桃華「亜季ちゃまー! ファイトですわよー!」
レイ「亜季、頑張れ!」
イエエエエエイ!! アキチャーン! カワイイー!
フリーザ! フリーザガイルヨー!
ワアアアァァァ!
亜季『ふっふっふ…、フリーザであろうがブロリーであろうが、相手にとって不足はないでありますっ!』
凛『こっちだって負けないよ…! もう吹っ切れたし、この姿でも全力尽くすから…!』
ワアアアアアア! リンチャーン!
シブリーン! ガンバレー!!
亜季『…』
凛『(あれ…?)』
亜季『(おかしいでありますな…段取りでは私達にスポットライトが当たる筈…)』
…
……
デーッデーッデデデデッシャーン!
デーッデーッデデデデッシャーン!
凛『…何、このBGM…』
デーッデーッデーッ ダッダダーダッダダー
デーッデーッデーッ ダッダダーダッダダー
亜季『この不穏を煽る曲は……』
バンッ!
凛『あ、あれ、上にスポットが…?』
亜季『…なっ!!』
凛『えっ!?』
サウザー『フハハハハハ! よくぞ集った下郎共…!』
サウザー『このライブは銀河帝国随一の騎士にして聖帝、ダース・ベイダーでありこのサウザーが乗っ取らせて貰うぞ!!』
サウザー『はあっ!』
スタッ
凛『なにコレ…ウっ!?』ガシッ
亜季「さ、サウザー殿!? ぅぐっ…!?」ガシッ
サウザー『フン、この2人は人質だ!!』グイッ
サウザー『さあ、偉大な聖帝が下郎共に命じよう…! 無事に解放したくば全ての票をこの聖帝サウザーに投票するのだ!』
ザワザワ
ザワザワ ザワザワ・・・
ナニコレ、ハプニング?
亜季『こ、これはまさか…』
サウザー「(亜季よ、案ずることはない)」ヒソヒソ
亜季「!」
凛「(な、なにコイツ…!)」ヒソヒソ
サウザー「(ふん、貴様にお似合いのコスプレじゃあないか、渋谷凛よ…!)」
凛「(な、なんでこの格好で私が分かるの?)」
サウザー「(さぁ~、何故かなぁ? 貴様が大人しく我が7610に来ていれば話は違ったかもしれんが…!)」
凛「(な、何の話…い、意味、分かんない、し…!)」グググ…
亜季「(さ、サウザー殿…! 少し、苦しいであります…!)」ググ…
サウザー「(兎に角、346は今の現状について把握している)」
亜季「(! ではこれはやはり…!)」
凛「(ヒールショー? でも即興でなんて…)」ヒソヒソ
サウザー「(貴様らもアイドルの端くれだろう。この聖帝を立てるアドリブくらい対応して見せろ)」
亜季「…!」
凛「(わ、わかった…!)」
サウザー『既にこの会場は我が聖帝遠征軍が占拠した!』
サウザー『フハハハハハ! さあ逃げ惑え下郎共!!』
側近「オラオラァ! 聖帝様の御前だぞ! 汚ェツラを地面に伏せやがれ~!!」
側近「ヒャッハー!! 汚物は消毒だぁーっ!!」
キャアアアアア! ウ、ウワァァァァ!
ナ、ナニコレ! エ、演出ダヨネ?
レイ「さ、サウザー! あの馬鹿、壇上で一体何を始める気だ!」
シン「おい、奴の護衛軍が500人程、会場とステージを取り囲んでるぞ、アイツいつの間に手配したのだ…?」
ユダ「成程な…奴の不自然なランキング順位の謎が氷解したぞ。身内票か…」
桃華「ダース・ベイダーのままだから分かりやすいですわね…」
楓「これは…ヒールの一環のつもりですかね…でも…」
キャーッ! ウワーッ!
チョ、チョット押サナイデ…!
シュウ「客が状況を把握できず狂乱してるな…このままじゃあ怪我人が出るぞ」
側近「…聖帝様、ヤバイです。軽いパニックになりつつありますよ」ヒソヒソ
サウザー『ぬう…少し演技が迫真すぎたか。まあ俺だし仕方ないよね』ヒソヒソ
サウザー『聖帝からのサプライズが分からんノータリン共め…おい、仕掛けを撃て!』ヒソヒソ
側近「はっ!!」
側近『ヒャッハー! 風穴開けてやるぜーっ!』プクプクプク‐
側近『調教の時間だーっ! 豚共、一列に並びやがれェ!』シャーッ
「!」
「な、なにあれ…シャボン玉?」
「すごーい、銃から花火とシャボン玉が出てるよー!」
ワァァ! キレーイ!
良カッタ、ヤッパリショーダッタネー
側近『ハッハー! ここは通さねぇぜー! 大人しく聖帝様のショーに付き合うのだーっ!!』シャーッ!
桃華「き、綺麗ですわ…!」
楓「良かった…パニックは収まりましたね」
レイ「あいつ…何を始める気だ…?」
シュウ「これがゲリラライブと言う奴か…」
亜季『だ、だれか助けてでありますーッ!』
凛『きゃー! 誰かこの…黒いのをやっつけてーッ!』
サウザー『フハハハハ! 実に気分がいい! 久々に一暴れしようではないか!』ワクワク
バンッ!!
未央『まてまてーいっ! 暗黒騎士サウザーよ! 貴様の相手は共和国最後のジェダイ、本田未央が仕る!』
卯月『ひ、ヒヒーン!』
亜季『! み、未央殿ーっ!早く助けて下さいー!』
未央『待っていろアキ王妃、フリ…リン姫っ! この外道を打ち倒し、必ず救出してくれよう!』
卯月『ぱかーっ!』
ワアアア! ミオチャーン!
アルパカサンダー!
‐‐‐
楓「ふ、二人がステージに…!」
楓「(いいなあ…)」
シン「なんだこれは…アルパカ騎士か…?」
サウザー『はっ…愚かな反乱同盟軍の生き残りのジェダイか…』
サウザー『よかろう。完膚なきまでに叩きのめしてやろう…ハアッ!』バッ
卯月『と、飛んだ!?』
未央『ちょちょ、ちょっとぉ! そのアクションは段取りに無いって!?』
サウザー『喰らうがいい! 極星十字拳っ!』ドカッ!
未央『ぐ、ぐえっ…!』ベチャッ
卯月『未央ちゃん! う、うわぁ!』バタッ
イヤァー! ミオー! ウヅキチャーン!
スコシハ手加減シテヤレー! クソサウザー!
サウザー『フン、このサウザーの出番がステージに一回もなかったのでな。貴様らで鬱憤を晴らさせて貰おう』ゲシッ
未央『お、大人げないよ!!』バタバタ
卯月『アルパカさんの首を踏まないで下さいぃ、動けません~!!』バタバタ
クソサウザー! クソサウザー!
クソサウザー! クソサウザー!
サウザー『ぬ、ぬぐう…もう少し俺にも声援はないのか!?』
凛『いや、それは状況的に無理でしょ!!』
バンッ!
珠美『聖帝サウザーッ!!』ビシッ
サウザー『ぬう…? おお、来たか!』
光『悪の進撃もこれまでだッ! 大人しくそのアイドルを開放しろ! 貴様はこの南条光と…!』ドン!
珠美『愛と友情の剣士、脇山珠美がお相手致そう! 剣を抜くがよいっ!』
光『アタシがこの世にいる限り、巨悪の野望は正義の右手が打ち砕く! とうっ!』
側近「なんだ貴様ら~!? 頭が高けぇーっ!!」
凛『た、珠美! 光! はやくコイツを倒してっ!!』
ワァァァァ! ヒーローガ来テクレタ!
タマチャーン! ナンジョルノー!
‐‐‐
桃華「た、珠美ちゃまに光ちゃま!? 一体何でここに…!」
レイ「奴らも346のアイドルだな。サウザーに金でも握らされたか?」
桃華「彼女らはそのような汚れに手を染めません! サウザーちゃまと事前の相談はあったかもしれませんが、恐らく純粋に楽しんでいるのですわ!」
珠美『やあっ!』バキッ!
光『とおーっ!』ドカン!
側近『ぐぇあーっ!?』バタン
側近『なばッ!』ドサッ
光『さあ、悪の権化よ、このアタシと勝負だっ!!』バッ
ワアアアァァァ! ガンバレーッ!
ソンナクズニ負ケナイデー!!
サウザー『フッ…無駄なあがきだ。しかし度胸は認めねばなるまい!』
サウザー『貴様らはこの聖帝が手ずから、十字稜の礎に加えてやろうっ!』ブオン!
珠美『ぐう…! つ、強い…!』ジャキンジャキン!
光『くっ…ライダーキーック!』ドカッ!
サウザー『軟弱な蹴りよ! しかしここまでだ! 貴様らはこの聖帝の血の前に敗れ去るのだッ!!』
サウザー『ハアッ!!』ズバッ!
珠美『ぐ、ぐわっ…む、無念…』ガクッ
光『ぐう…正義は、倒れる…訳には…!』ガクッ
凛『ああ! 光っ! 珠美っ!』
サウザー『フフフ…346プロなんぞ、やはり虚弱にして脆弱! 所詮はこの南斗の帝王サウザーには一糸も報いれず朽ち果てるのだ!』
アアア… タマチャーン! ナンジョー!
クソサウザー! クソサウザー!
亜季『(サウザー殿、この後はどうするのでありますか?)』
凛『(もう誰もスタンバってないけど…)』
サウザー『フハハハハ!』
サウザー『完璧な強かさとキレの良さを兼ね備えたこの7610プロダクション、社長兼アイドルのサウザーに、どうか清き一票をよろしくお願いしますっ!』グオッ!
亜季『アピール!? この期に及んで!?』
凛『子供を痛ぶってる悪役の時点でかなり心証は悪いよ!? 票はもう無理だよ諦めなよ!!』
サウザー『フハハハハ! この二人はこの聖帝が攫っていくぞ!』
アアアア… シブリーン! アキチャーン!
凛『だ、誰か…助けて…!』
『はっはっはー! 待ちんしゃい! 悪の帝王よ!!』
サウザー『ぬう? まだ曲者が居たか…何処に潜んでいる!?』
亜季『…!』
‐‐‐
シン「今の声は…」
楓「ひょっとして鈴帆ちゃんですか…?」
ユダ「何故奴がここにいる、自分のプロダクションの仕事があったのではなかったのか?」
シュウ「…確かにそうだが…」
シュウ「私が話そう。彼女は今日…」
サウザー『姿を見せろ下郎めが! この聖帝を前にしてその不敬、万死に値するぞ!』
鈴帆『ふふふ…飛び入りで○×プロダクションから馳せ参じた上田鈴帆たい! さあ見んしゃい、この神々しい衣装を…!』バサッ
バァン!
卯月『ステージ裏の暗幕から鈴帆ちゃんの声が…!』
未央『うわ…あのコスプレは…!』
【テーマパーク】上田鈴帆(SR)
衣装・コスプレ
↓2
ドスッ!
サウザー『ぬふっ!?』ガクッ!
鈴帆『本当のヒーローは遅れてくるものばい! ターバン鈴帆、華麗に参上たい!』
サウザー『こ、こいつ…以前あのガキに刺された傷を正確に刺すとは…!』
サウザー『し、しかしこの俺は、聖帝…! そう簡単には何度も同じ手を…』
ドスッドスッ!!
サウザー『!!! ぐおおおっ!!?』
卯月『!?』
未央『な、何アレ!?』
サウザー『た、ターバンのガキが5人…だと…!?』
サウザー『こ、これは…無想転生!!?』
鈴帆『ふっふっふ…!』
ドスッ!
未央『いや、あれは…よくテレビで見る操り人形?』
卯月『鈴帆ちゃんの動きに連動して、サウザーさんの脚を何度も刺していきます…!』
ドスッ!
サウザー『ぬおおお! こ、これしきで…!』
サウザー『…!!?』
サウザー『(よ、よく観察すれば…、一番右の人形だけ妙にリアルだぞ…)』
サウザー『あ、あれはまさか…!!!』
鈴帆『さあトドメを刺すばい! いっくたいー!』
サウザー『ま、待て鈴帆よ! 一番右のソイツ…!!』
ドカッ!!
サウザー『ぐ、ぐおおおぉっ!!』フラフラ…
光『や、やったぞ!』
珠美『やっつけました!』
ワァァァァ! ヤッタ!
サウザーガ倒レタゾ!
亜季『あ、ありがとうございます鈴帆殿!!』
凛『あの人最後、滅茶苦茶痛がってたけど…まあ別にいいかな?』
光『悪は滅びた! 飛び入りヒーローのお陰で二人を救出したぞーっ!』
珠美『皆さん、ありがとうございましたー! 盛大に拍手を~!』
ワァァァァァァァ! オモシロカッター!
パチパチパチパチパチ!
鈴帆『ははは…! 今日は何を隠そう、ウチのデビューシングルの宣伝たい! そのためにこのインパクト溢れる衣装で駆け付けたばい!』
卯月『そうなんだ…じゃあ元から話は全部通ってたんですね!』
凛『…宣伝だけで良いの?』
鈴帆『ほえ?』
亜季『そうであります! 折角だから、少し披露していきましょう!』
ワアアアー! イイゾーッ!
スズホー! ウエダシャーン!!
未央『うんうん、私達もバックアップするから!』
光『デビューシングルをこんな大舞台で披露できるなんて、滅多に無いよ!』
珠美『やりましょう! 鈴帆殿!』
イイゾーッ! ヤレヤレーッ!
スズホー! スズホチャーン!
鈴帆『ええと…じゃあお言葉に甘えて、一曲歌わせて貰うたい!』
亜季『了解! それでは、飛び入り参加のアイドル、上田鈴帆殿のデビューシングルをお届するであります!』
凛『会場のみんなー! とびっきりの声援、送ってあげるよ!』
鈴帆『皆しゃん、最後までお付き合い、宜しくお願いするけんねーっ!』
ワアアアアアア! ウエダシャーン!
パチパチパチパチ!
上田鈴帆の関心度
↓1
関心度90→176/300
‐‐‐
(ステージ裏)
パチパチパチパチパチ…!
未央「ふう、終わったー!」バサッ
卯月「最後のステージも良かったですね♪」
未央「まさかあんなにショーを本格的にやるとは思わなかったけどね…」
卯月「でも皆さん、カッコ良かったです! そういえばサウザーさんは…」
サウザー「……」シクシク
未央&卯月「な、泣いてる!?」
サウザー「最後のあれ…マジ無理…もう帰る…」シクシク
卯月「どうしたんですか! 結構良かったですよ?」
未央「な、なんで脚にバンソーコー貼ってるの? あれ玩具でしょ?」
サウザー「…」グスッ
サウザー「最後は…ランキング表彰か…」グスッ
未央「あ、そうだ! この後は得点の最終集計結果で表彰式だ!」
卯月「誰が1位なんでしょうね…」
レイ「お疲れ様。二人とも良かったぞ」
卯月「あ、皆さん見てたんですか? ありがとうございます♪」
ユダ「最初は暴動でも始ったと思ったがな…今は護衛軍も客の誘導整備をしている」
サウザー「346プロのあの女と鈴帆の上司と、全部計画済みだったし…なのに、みんなで俺を悪者にして…」グスッ
シン「貴様は衣装の件といい、どこまでが冗談か区別がつかんのだ!」
シュウ「まあ、無事に演目が終わってよかったじゃあないか。票は知らんがな」
桃華「あ、今ランキングを発表していますわ!」
楓「1位ならステージに上がらないといけませんね、誰かしら…」
未央「楓さんなら狙えるかもね! シンさんも意外といけるかも…」
サウザー「1位は間違いなくこの俺だ! 聖帝軍組織ぐるみで投票したし、確実に…!」
総合ランキング
4優勝者&5準優勝者
00~04:サウザー
05~30:鈴帆
31~40:楓
41~50:亜季&凛
51~60:卯月&未央
61~90:シン
91~99:346アイドル
↓4,5
『総合ランキング第1位タイ! 346プロダクションより、渋谷凛さん! 7610プロダクションより、大和亜季さん! おめでとうございます!壇上にお越しくださーい!』
亜季「わ、私でありますか!?」
シュウ「おお、亜季、やったじゃないか!」
レイ「最後のライブの効果もあるが、途中の成績もなかなか見事だったぞ。胸を張るといい!」
亜季「あ、あわわ…!」
桃華「亜季ちゃま、おめでとうですわ!」
サウザー「…チッ」
亜季「あ、ありがとうございます! では不祥この大和亜季、行ってくるでありますっ!」ダッ
『タイでしたが、次の発表は総合ランキング第2位とさせていただきます! 7610プロダクション所属、シンさん! おめでとうございます! 壇上にお越しください!』
サウザー「!?」
ユダ「!?」
レイ「!??」
シン「お、俺が2位だと!?」
未央「し、シンさん! やっぱりその衣装とのギャップ効果だよ! 凄い!」
楓「ふふふっ! まさにシンデレラボーイの誕生ですね♪」
卯月「おめでとうございます! ほら行きましょう!」
シン「い、行かんぞ! こんな羞恥丸出しの恰好で晒し上げられてたまるかッ…!」
未央「ホラ早く! いいからいいから…!」ズルズル
卯月「うん~!!」ズルズル
シン「は、離せ二人とも…! ぐおおっ…!」ズルズルズル
『では表彰されたアイドルにインタビューしたいと思います! 渋谷凛さん、1位おめでとうございます!』
凛「ありがとう。暫定結果は殆ど圏外だったけど、まあ最後のライブのおかげかな…。ちょっと他の子には申し訳ないけど、でも嬉しいです。みんなもありがとう…!」
『あの衣装、とても強そうでインパクトがありましたよ!』
凛「うん……ていうかインパクトしか無いよね。話題性には事欠かないけど、次があるなら顔くらい出してライブしたいかな…」
『ありがとうございました! では次に大和亜季さん、1位おめでとうございます!』
亜季「恐縮です! ライブで自分の実力を全て発揮できたかは分かりませんが、でも結果を出せたのはとても喜ばしいです! これも偏に、応援してくれた皆さまのおかげです! ありがとうございます!」
『この衣装、とっても可愛いですね!』
亜季「はい! 比較的……良い衣装に巡り合えたのも、勝利に繋がったのではないかと思います。次は是非ミリタリーなカンジで臨みたいです!」
『ありがとうございました! では次に…』
****
卯月『シンさん! 笑顔ですよ! 可愛く可愛く』
未央『此処まできたら、もうインパクトで押すしかないよっ!』
シン『ぐぬ…』
***
シン「(くそ…あの二人…!)」
『では次に、2位に入賞したシンさん! おめでとうございます! お気持ちは如何ですか?』
シン「ぁ…」
シン「は、ハァイ! ありがとうございますですのっ! まさかこんなカッコでニューショーできるとは、夢にも思いませんでしたわ!」
シン「なんていうか、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですわ! ファンの皆さんごめんなさい…! わたくしオトコですのっ!」
「キャー! シン様ーっ!」
「知ってます、ステキですーっ♪」
『いえいえ、それを皆さん知った上での今回の成果です! どうぞ誇って下さい! 衣装もとても綺麗で、まさに男の娘最高って感じでしたよ!』
シン「あ、アア、そうですのね! 自分でも美しく振る舞えたかワカラナかったので…! でも何故か新鮮な気分です! 何かに目覚めてしまいそうですワっ!」
「きゃーっ!目覚めてしまいそうですって! 可愛いー!」
「シン様ーっ!」
シン「アハーっ!」ダラダラ
『次回も是非、女の子らしい格好でチャレンジして下さい! 次も大いに期待しています!』
‐‐‐
桃華「な、何で少しわたくしの口調なんですの…! ムカつきますわ…!!」プルプル
レイ「ま、まあまあ…それほど桃華が女性らしい口調ということだ…」
サウザー「ねえフミフミー、今の映像焼いといてね。7610プロ全員に配るわ」
シュウ「そうだな。いざという時の脅しに使おう」
ユダ「ケンシロウにも10ダース程プレゼントしよう」
楓「www」
卯月「wwww」
未央「wwwwww」
鈴帆「み、皆しゃん、お疲れ様たい!」
卯月「あ、鈴帆ちゃん、お疲れ様です! ショーの最後、良かったですよ!」
楓「歌も素敵でしたよ♪」
サウザー「おお、鈴帆か…最後の仕込みにはビックリしたが、此度の衣装作成協力、実に見事な働きだったぞ」
鈴帆「う、ウチもこんなに楽しくアイドル活動を出来たのは初めてたい…こちらこそお礼をと思ったばってん…!」
鈴帆「今回は、本当にありがとうっちゃ!」
サウザー「フハハハ…そうだろう。貴様に依頼をして正解だった」
未央「お礼を言うのはこっちだよ! 今回のイベント、鈴帆ちゃんがいなきゃ、こんなに楽しめなかったよ…!」
ユダ「ふふふ…皆お前に感謝しているぞ。我らもだが、346プロダクションもだ」
鈴帆「そ、そんなに言われたらもぉー照れるちゃ!」
サウザー「フフフ…時に一つ問いたいことがあるのだ、鈴帆よ?」
鈴帆「な、何っちゃ?」
サウザー「貴様、今のプロダクションではなく、我が7610プロでアイドルとして働く気はないか?」
サウザー「もちろん、貴様の上司には俺が話を通そう。この俺なら、貴様の持つポテンシャルをフルに引き出す事が出来る」
サウザー「今回のイベントの様にまた、豪快に活動をしてみたいとは思わんか?」
鈴帆「う~んっと…」
【上田鈴帆との契約】
基準値33+カリスマ性20+ネゴシエイト力5+関心度58(176÷3)-聖帝補正30-プロダクション間軋轢-30
=56
コンマ01~56:勧誘成功
コンマ57~99:勧誘失敗
コンマ00:ファンブル
↓1
鈴帆「今回のイベントは本当に聖帝しゃんのおかげで楽しめたとたい…ばってん…」
サウザー「鈴帆っ!」ガシッ
鈴帆「な、なんっちゃ!」ビクッ
サウザー「聖帝軍裏軍規その18! 退きません! 媚びへつらいません! 反省しません!!」
サウザー「みなまで語るな! 王たる俺には全て見えているのだ!」
サウザー「貴様が作る衣装にはまだ改善の余地がある! 独創性が足りん! 恐らく今回は、あの346プロの圧力に押されて躊躇し力を持て余したのではないか!? ええ!?」
サウザー「貴様のインスピレーションを全開に感じなかったのは俺だけでは無いハズだ! そうだろう、シュウ様!」
シュウ「…そうだな、私も途中で遠慮めいた違和感を感じたよ。346側の衣装に対してはな」
鈴帆「そ、それは…!」
サウザー「聞いた通りだ、その才能を埋めてしまうのはあまりにも惜しい! 是非我がプロダクションで、才覚を研ぎ澄まそうではないかっ!!」
【上田鈴帆との契約②】
前回値56+聖帝の意地とプライド+30-上田鈴帆の意思-20
=66
コンマ01~66:勧誘成功
コンマ67~99、00:勧誘失敗
↓2
ちょっとパソコンがおかしいから遅くなるね。けど頑張って今日中に終わらせるよ。日付変わったけど
鈴帆「聖帝しゃん…ウチの力を本当に評価してくれて言ってるの…本当に嬉しいっちゃ…!」
鈴帆「今回のイベント、一生の思い出っちゃ! 勿論衣装を作っちいる時も、あんなに誰かのために力になりたいと思ったんは初めてたい!」
鈴帆「だからこそ、この力を自分のプロダクションで活かして、もっともっと上を目指していきたいと思ったばい! そして聖帝しゃん達といつか渡り合えるくらいになって…」
鈴帆「ウチ、そうやっとその時に一人前になれたと思うっちゃ…!」
鈴帆「今度は立派になって帰ってくるから、そん時はまた声を掛けて欲しいたい!」
鈴帆「そんで楽しいイベント、また一緒に作りたいっちゃね!」
サウザー「……」
シュウ「ああ、そうだな。いつかまた我々と共に活動できる日を夢見ているぞ」
レイ「焦る必要は無い。君の力は本物だ。また俺達を驚かせるような作品を期待してるよ」
卯月「今度会う時はライブバトルの時かもしれないけど、楽しみにしてます!」
未央「私達もまだ駆け出しだよ。これからがお互い頑張ろうね!」
鈴帆「うん、絶対またウチのバリ強の作品、最初に着させてあげるたい!」
鈴帆「今回は…ほんとに、ほんとにありがとうっちゃ!」
サウザー「うん…そう。またね? また服作ってね?」
鈴帆「約束ばい! お世話になったけん、聖帝しゃん! さいならっ…!」
・
・・
・・・
「…今回のイベントの成功は、上田鈴帆さんの力無くしては有り得なかったと言っても大袈裟ではないでしょう」
「彼女のポテンシャルは大きく、私も思わず目を丸くするほどでした」
「それだけに、彼女との別れは本当に寂しかったです。彼女の発想力と積極性は、私達に欠けているものだったのかもしれません」
「…」
「後日、新しく、演劇方式のアイドルLIVEツアーという、ストーリー性があり独創的な世界観のイベントが開催されました」
「魅力溢れるアイドルが様々な役柄に挑戦し、意匠を凝らした数々のコスチュームに彩られたそのイベント…」
「その陰に、彼女の豊かな想像力で生み出された仕掛けがあると知って、少し嬉しくなりました」
「私もいつかまた、彼女と彼女が織りなす作品との邂逅を楽しみにしています…」
「…」
「…」ペラッ
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(後日 7610プロダクション 会議室)
サウザー「あの346プロのアシスタント…衣装作成費ケチりやがって…」
サウザー「作ってから補正予算無しとか共益とか有り得んだろ……いや確かに独断で無駄に凝り過ぎたのは事実だけどもさ…費用7610全持ちって嘘でしょ? あいつ鬼?悪魔?」
シュウ「今回はアイドルの成長につながったと考えれば安いだろう」
サウザー「勧誘失敗したんですけど…得る物無かったんですけど…」
レイ「それは貴様の人望が薄いからだ」
ユダ「彼女はあれから色々なプロダクションに衣装案協力を依頼されて、実に楽しそうじゃあないか。良かったな」
サウザー「俺最後刺されたんですけど…めっちゃ痛かったんですけど…」
ユダ「それは知らんな」
サウザー「くっそー…昨日の敵は今日の友で明日は敵ってやつか?」
サウザー「あーあ、もうやり切れんわ…腹いせにあの時のシンのインタビューでも社内放送で流してやろうかな…」
シン「おい止めろ…頼むから」
シュウ「しかしこれで一段落ついたな。大和亜季、櫻井桃華、高垣楓…3人も入れば充分過ぎる戦果だぞ」
ユダ「これで存続が危ぶまれたこのプロダクションの維持も出来るではないか。少しは俺も楽をさせて貰おうか」
サウザー「……」
レイ「…どうした、サウザー」
サウザー「島村卯月と本田未央も含め5人、更に俺達も入れて10人か…」
サウザー「あと4人は欲しいな。まあ欲を言えば俺達を抜いてあと9人は欲しい。計14人まで増えれば…」
シン「14人? なんだ、採算ラインでも考えているのか?」
サウザー「全盛期のエグザイルの人数だ。14人になれば南斗DE5MENを越す大型ユニットが出来るぞ!」
サウザー「名付けてサウザイル(SOUTHEILE)なんてどうだ?」
シュウ「…却下だ。私は絶対に認めんからな!」
続かない。
終わりです。書いていく度にダラダラと長くなって申し訳ない。安価捌きも下手で見苦しい点も沢山あった。
それでも読んでくれた人には本当に感謝。
次回作は未定。今回でかなり限界を感じたけど、また見かけたら読んでくれ。
このSSまとめへのコメント
何度見ても面白いです!!!!!
これからも頑張って聖帝様のSSを書き続けてください(≧∇≦)!!!!!