メタルシンデレラガールズ2・リローデッド (142)


…熱い

目の前どころか、全てが炎に覆われている

…体も動かない…息も出来ない

…これでも運はある方だと思ってたけど

私…ここで、死ぬのかな…



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429292673


シンデレラガールズのアイドルが
メタルマックス2リローデッドの世界を生き抜くssです。


注意事項

アイドルの年齢の都合上、一部の設定が異なります。

多分大部分のクエストは省略されます。

アイドルがエビフライになる可能性があります。




…視界がはっきりしない

力を込めようにも、やはり体が動く気配はない

…少なくとも、死んではいないのかしら?

…死にたくない…

…死んでたまるものですか…


どうやら私の命をチップにした

死神と勝利の女神の争いは

後者の勝ちで終わったらしい

…少しずつ思い出してきた

…私を焼き尽くしたのは…

…最強最悪の悪魔と呼ばれた男…

…テッドブロイラー


あまりに無力だった

そこらのグラップラーでは相手にならないくらい

腕の立つメンバーを集めたはずだったのに

アレの前では文字通りゴミクズ同然だった

「…姉さん…」

不死身と呼ばれた私の姉、マリアですらも

とりあえずここまで
今回の主人公の年齢考えると母親代わりは無理が生じるので
マリアには姉になっていただきました


人の顔を認識できる程度には回復してきたようだ

私を助けてくれた人の名前は…



一部登場キャラは安価取ります。
MM2R原作の敵は基本そのままです。
原作のような女同士結婚はありません(重要)。

↓1 主人公を助けたアイドル


未央「レナさん、動いて大丈夫なの?」

レナ「平気よ。少しくらい動かさないと、本当に寝たきりになってしまうわ」

未央「無理しないでね?特に、町の外は危ないから出ちゃダメだよ!」


彼女の話によれば、相当長い間私は目覚めなかったらしい

流石に肉体へのダメージは大きいけど

不思議と火傷の痕は残っていない

つくづく、妙なとこで運があるものだわ


大まかなルール


R設定なので仲間チェンジを取り入れます。
仲間チェンジタイミングは賞金首討伐ごとです。
仲間アイドルは4人(アクセル・ミシカ枠、ヌッカ2人)の予定。
編成次第でエビフライ率に差があるかもしれません。
レナはアーチストです(重要)


仲間アイドルと共に倒した賞金首や
一部アイドルに送ったインテリアによって
エンディングでの登場具合に影響がでる予定です。


町の中は、まるで活気がない

…人間狩り

グラップラーという連中によって行われる虐殺、拉致の類をこう呼んでいる

この町もまた人間狩りに遭い、破壊の限りを尽くされたのだ

数多の瓦礫の山が、まだ生々しく残っていた


現状を確認するため、町の施設を巡っていく

そのうちの一つに入った瞬間、響き渡る声

「そこの君!新鮮な死体はもっとらんか?」

レナ「…は?」

…一瞬、頭が理解を放棄する


ミンチ「わしは偉大な天才科学者、Drミンチじゃ!死体を甦らせる研究をしておる!」

レナ「は…はぁ…」

ミンチ「新鮮な死体を見つけたらわしに持ってくるのじゃ!頼んだぞ!」

…一方的にまくし立てられる

…とりあえず長居する意味はなさそうね…


町の片隅には、簡素な墓が作られていた

その中にはアパッチ、フェイ、そして…マリア姉さん。…共に戦った皆の墓も

用心棒の中で一人だけ、死体は見つからなかったらしい

…バギーに乗っていた…ガルシアと言ったかしら

そういえば、未央のおじいちゃんがそのバギーの修理をするって言ってたわね

レナはモバマスベースで2Rレナ要素を混ぜている、という感じです


…近辺には賞金首のスナザメがうろついている

未央のおじいちゃん…ナイルさんは

バギー修理機材のために北の町エルニニョへ向かった

とりあえず、今はこんな所かしら

もう少し体が慣れたら、【運動】をする必要がありそうね

…今の私は新米同然だ


…町の外も荒れ果てている

過去に起きたスーパーコンピューター・ノアの反乱

それに伴った【大破壊】と呼ばれる世界規模の襲撃により…人類は敗北した

大多数の自律兵器もまた、人類に牙をむくようになった

その傷跡をまだ癒せず…いや、生傷を抉られながら…人類は荒野の中を生きている


レナ「っ…!

近辺の雑魚を相手にボウガンを放ち、リハビリをする

遠出するような体力はまだ戻っていない
レナ「ぼちぼち…かしらね」

ある程度具合を確かめ、リハビリを切り上げる

こんな所で無理をする理由はないわ


未央「はい、レナさん!今日はモジョイモ煮込みとうさぎミート炒め!」

レナ「ありがとう。いつも助かるわ」

未央「えへへっ、今日も頑張っちゃいました♪」

レナ「……ふふっ」

未央「……やっぱり…行っちゃうの?」

レナ「とりあえず、ナイルさんの様子を見に行くだけよ。妙な事はしないわ」

未央「わかった、…待ってるからね?…これ、渡しとく」

レナ「iゴーグル…これも無事だったのね」


出発の時…

iゴーグルを取り付け、深呼吸

私の旅は再び始まる

隣に立つ者は、今はいない

私は負けず嫌いで、勝ち逃げは許さない主義なの

…待ってなさい、グラップラー…

賭け金は…その命よ

今日はここまで
2Rを立ち上げながらちまちまやっていきます

仲間アイドルについて

アクセル枠は決まっています
ミシカ枠はPaから三人に絞ってます(兄がいる子とバイク乗りそうな子の中から)
ヌッカ枠二人は半自由枠の予定ですが
Coが現時点でいないので多分片方はCoです


フェイフェイの兄がフェイになることはないです(重要)


スナザメのいる東の砂地には目もくれず、北寄りに歩を進め…

…程なくしてエルニニョにたどり着く

ナイルさんはどこにいるのかしら?

目についた大きな建物へ向かうと、怒鳴り声が聞こえ…

…そして、すぐさま一人の男が吹き飛ばされてきた


「とっととうせろ!バカヤローが!」

どうやら、二人組のグラップラーがその男をリンチしているようだ

男は必死に、妻を返せと叫んでいる…拉致されたのかしら

…気に入らないわね

勢いに任せ、近くのグラップラーへ思いっきり飛び蹴りをかましてやる

「!?…てめえ、俺達にさからう気か!」

レナ「暴力はんた~い、ってところかしら?」

「笑えねえジョークだぜ、この町のルールを教えてやる!」

レナ「チンピラが生意気言うものじゃないわよ?」


…取るに足らない相手だった

「くそっ、覚えてやがれ!」

レナ「芸のないセリフよね…全く」

一段落した所で倒れている男を見ると、別の男が介抱していて…こちらと目が合った

別の男「いやあ、スッキリしたぜ!あんたもグラップラーに恨みがあるのかい?」

レナ「まあ…ね、色々」

別の男「この町にはそういう連中が一杯いる、オレもその一人だ」

レナ「なるほどね…」

別の男「会わせたい人がいる…案内するからついて来て欲しい」

まだこっちの用事済んでないんだけど…

まあ、話くらいは聞いてもいいか


そのヨギリという男が言うには…ヒヌケ団…いわゆるレジスタンスの一員のようだ

ヒヌケ団のリーダーであるリッチーの話によれば

団に加入すれば手頃な仲間を連れていけるだろう…とのこと

少しでも戦力は欲しい所だし

最終的に損はないだろう

彼の条件をのみ、指示通り軽く辺りのグラップラーを蹴散らしヒヌケの団員になった

途中でグラップラーがショットガンを落としたので、せっかくだから使わせてもらおう


…一方のナイルさんはというと、すでに戻ったらしく完全に入れ違いだった

…せっかくだし、メンバー探しついでにもう少し散策していこうかしら…


言われた通りの場所へ向かうと、確かに地下へ通じる道があった

ヌッカ「あらいらっしゃい。ここはヌッカの酒場よ。何か飲む?」

そこには、体格に合わない言葉遣いをする男がいた

レナ「…歯も腑も抜けてない」

団員になる際に教わった合言葉を伝え、仲間の手配をしてもらうことにした


職業の特徴…

ハンター…戦車の扱いはピカイチ、白兵戦に目立った部分はない

メカニック…対戦車と修理のスペシャリスト
白兵ではやや脆い

ソルジャー…レスラーに次ぐ身体能力で素早さも高水準、集団戦もこなせる
戦車の扱いは苦手だがバイク乗り魂がある

ナース…対生物と回復のスペシャリストで素早いが
やはりやや脆く火力に不安がある

レスラー…極めて優れたタフネスと単体火力を持つが
戦車・バイクの扱いが苦手で集団戦に弱く、スピードもない

アーチスト…戦車肉弾共にそこそここなせるが、基礎能力は高くないので悪く言えば器用貧乏
非売品の砲弾を作れ、最終的に特殊な改造が出来る(レナの職業)

…大体こんな感じ

仲間加入なのでとりあえずここまで
ずれた場合安価下にします
なお、レナはアーチストで
メカニックとソルジャーは別枠で加入します
職業重複でも大きな問題はありません


↓1 仲間アイドル一人目の職業

↓2 二人目の職業

↓3 一人目の仲間アイドル(Co)

↓4 二人目の仲間アイドル(属性自由)


蘭子「クク…我が光の前に敵はないわ!(回復なら任せて下さい!)」

奈緒「まぁ…あいつらをぶっとばすってなら、協力してやるよ」

レナ「蘭子ちゃんと奈緒ちゃんね…よろしく」

ナースの蘭子とメカニックの奈緒

かなり若くて…私より10くらいは下ではないかしら?

二人共強がってるみたいだけど

根は悪い子ではなさそうね

…蘭子の話し言葉の理解はなかなか強敵かもしれない

蘭子語はパンクしない程度に頑張ります
戦闘中は余裕失って素に戻る事が多いかもしれない


「ミーたちの賞金安過ぎるザンス!ハトバの村辺りでひと暴れするザンス!」

情報を集める中…賞金首の貼り紙を見ながら喚き、立ち去っていく二人組に出くわす

ピチピチブラザーズと名乗っていた

ハンターオフィスで聞いた所、賞金額500程度の小物らしい

そして、西に渡るための橋はグラップラーによって封鎖されているようだ

やはりこの先、クルマがないと心許ないか…


メロディ「お願いです!妹を助けて下さい!」

美世「あなた達…あいつらの仲間ではないんだね?」

町の反対側では…美世というメカニックが捕らわれていた

グラップラーの戦車に細工をしたとか

…放っておくわけにもいくまい

レナ「…わかった、何とかしてみるわ」

メロディ「ありがとうございます…!」

牢破りに通じた人…果たしてどこにいるのかしら?

ともあれ、一度戻らなければ

クルマの名前も安価にしようと思いますが
原作通りか、モバマスのユニット名(ゲームアニメ問わず)からでお願いします
原作のような文字制限はないですが
ユニット名によっては加工されます

例・カワイイボクと~は142Sになります


↓1 バギーの名前(ユニット名またはガルシア号)


ナイル「おお!レナ!まだ足は生えとるようじゃな!」

レナ「おかげさまで。…完全に入れ違いでしたね」

ナイル「わしを追ってエルニニョへ行ったと聞いて心配してたんじゃよ」

…そう言えば彼と直接顔を合わせるのは初めてだった

現地で話を聞けばいいと思って失念してたわ

ナイル「…あんた達はとても勇敢だった!…何か出来んかと思ってな」

大破していたバギーは試し乗り出来る程度にまで復元されていた

バギーに付けられていた名前は…フライドチキン。ガルシアの好物だったのかしら?

明日には完全に直るそうで…今夜も休ませてもらう事にした


未央「おかえりなさい!無事で良かった…そっちのお二人はお友達?」

レナ「ただいま未央ちゃん、そんな所。蘭子ちゃんと奈緒ちゃんよ」

蘭子「この者が命綱なのね?(彼女がレナさんの恩人?)」

奈緒「よろしくなー」

未央「そっかー。よろしくね!らんらんとなおっち!」

蘭子「…面白い字よ(…らんらんなんて初めて呼ばれました)」

奈緒「…なおっち?」

二人は急なあだ名に戸惑っていたが、まんざらではなさそう


…あんたは早く逃げるんだよ!

ここはあたしが食い止める!

…姉さんっ!

がはは!逃げろ逃げろ!

早く逃げないとまっ黒こげだががーーっ!!

姉さーんっ…!


…!!

未央「…レナさん…大丈夫?」

…夢を…見ていたらしい

レナ「ええ…もう何ともないわ」

未央「あのさ…レナさん。こんな時になんだけどね…姉さんって呼んでもいい…?」

レナ「え…?」

未央「私は全然戦えないけど…、…力になりたいんだ…!」

レナ「…」

未央「私は、レナさんが帰って来られる場所を守りたい…」

妹…か

守るものがあれば強くなれる…姉さんが言ってたわね…

レナ「わかった、未央ちゃん…いえ、私も未央って呼ぶわ」

未央「ありがとう…レナ姉…」

一旦ここまで
次は準備をしてスナザメ戦です
いよいよ初戦闘描写…頑張ります


蘭子「我が下僕よ、次はいずこへ?(さて、どうしよう?)」

奈緒「フライドチキンもあるし、ぼちぼちスナザメ行きたいとこだけど…」

スナザメの賞金額は二千、倒せるなら今の私達にはかなりの資金になる

レナ「アレには全員乗れるけど、大破したら黒が少なくなるわね」

蘭子「強者の加護を受けよ!(じゃあ、レンタルしましょう!)」

奈緒「そっか、レンタルタンクに攻撃を集めれば…」

レナ「賞金額に影響はないし、確かにそれが良さそうね」

レンタルタンクはモンスター討伐時に料金を自動徴収するシステムで

大破時は自動帰還する上に修理費の追加請求はない

さらに、賞金受け取りへの干渉はされない

つまり仮に壊されてもこちらの損はほぼ出ないわけだ

…修理費はそんなに高くないとはいえ、儲けは出てるのかしら?


私がレンタルしたバイクに乗って機銃で牽制しつつ

奈緒と蘭子がフライドチキンに乗り主砲を撃つ

基本的な立ち回りはこうだ

賞金額を踏まえれば大掛かりな対策は必要ないだろうけど…

流石に、鼓動は高鳴ってくる

砂の中を猛然と動く茶色のヒレ

…アレが、私達のターゲットだ…


奈緒「エモノがいたぜ!」

蘭子「クク…魂が猛るわ!(頑張ります!)」

砂の中から、その巨体が姿を現した

砂埃を掻い潜るように、すかさず怪物めがけ弾丸を放つ

爆音が鳴り響くものの…ひるむ気配はない

レナ「…来るっ!」

一呑みにされそうな大口…ギリギリまでひきつけ、一気に加速する

直撃は免れたが、少々タイルが持っていかれてしまったようだ

その勢いのまま…奴は砂の中へ身を隠していく

レナ「動きをよく見て!アレが出てくるまで待つわよ…!」

命を賭けるギャンブル…やはりこの中毒性はたまらない


再び、スナザメが姿を現す

…勢いのままに私と奈緒達をもろとも巻き込んでいく!

レナ「ぐっ…被害は!?」

奈緒「まだいける!」

蘭子「是非もない!(平気よ!)」

砂粒が口の中を濁し…衝撃で体が軋む

だがこの機を逃す手はない

このまま畳み掛けて勝負をつける!

レナ「さあ怪物さん、こっちの方が倍率は高いわよ!」

徐々に、傷跡から砂混じりの血が目に付くようになってきた


再び、貪らんと口を開く血眼の怪物

…ここだ!

機銃掃射しながら、フライドチキンの正面へと誘導する

奈緒「行くぞ!」

蘭子「我が前に跪け!」

スナザメの口へ二つの砲弾が吸い込まれていく

…流石に体の中ではひとたまりもないだろう

轟音と断末魔をあげながら崩れ落ちる巨体

生気を失った瞳へ念入りに機銃を当てるが

それはもう、二度と動くことはなかった…


奈緒「…よしっ、完・全・勝・利だな!」

蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」

今わの際にスナザメが吐き出した長剣を手に取る

どうやらまだ使えるようだ

レナ「お疲れ様、それじゃ…戻りましょうか!」

全てはまだ…始まったばかり

とりあえずここまで
流石にスナザメ程度でエビフライになるわけには行かない


…さて、とりあえず懐は暖かくなったわけだけど

蘭子「漆黒の尖兵より魂の波動を感じたわ!(あの黒バイ、素敵!)」

奈緒「でも今必要かっていうと…どうだろうな」

近所のキャンプで黒バイを売っていた

値段は1000G、賞金の半分だ

しかし武装は付いていないので

ソルジャーがいない今だと、必要性は微妙である

破格ではあるのだけど…

さあ、どうする?

↓1 黒バイを購入する?後回しにする?

購入する場合は名前も(黒バイ・ストレイドッグ・ユニット名から)


蘭子「むー…」

レナ「ほら、注射器買ってあげるから…ね?」

奈緒「そんなに欲しかったのか…」

少々機嫌を損ねてしまったが仕方ない

もう一体の賞金首であるデスペロイドはまだ厳しいだろうし
そろそろ西へ向かうべきか

ならば、封鎖中の橋を突破する方法を考えないと…

もっとも、現状出来そうなのは

戦力が少なくなったタイミングで強行突破…くらいしかないわね

賞金首を倒しましたがまだ他の仲間がいないので
仲間チェンジ安価はありません


レナ「…なるほど」

奈緒「行けそうか?」

…グラップラー4人とタンク2つ…思った以上に少ない

蘭子「いざ、彼方へ赴かん!(イケるイケる!)」



「ここはトレーダー以外は通さねえ、かえりな!」

レナ「ああ…その手があったわね、まあいっか…」

「ぎゃはは!通りたいなら通してやるよ…死体でな!」

レナ「本気でふさぐつもりなら…手ぬるいわね!」


…所詮は雑兵…ってとこね

倍率二倍にすらならないわ

「ぐぬぬ…はっ、あれはテッドブロイラー様の船!」

…何?

「地獄にテッド様とは良く言ったもんだ」ドボーンドボーン

…正直、あれに助け求めるのは相当分の悪い賭けに見えるんだけど


…案の定、船に向かって行ったグラップラー達は

叫びと共に焼け焦げた死体となって川へ沈んで行った

船から出てきた炎の悪魔がこちらへ視線を向けるが…それだけだった

…いつか、思い知らせてあげるわ

とりあえずここまで
恐怖の検問といえばやはりビッグ(ク)キャノン


ハトバ…

連絡船が運行しているらしいが

行き先のデルタ・リオは港をグラップラーに封鎖され

イスラポルトへは休止中

つまり事実上、海路は使えない

情報を集めようにも…何故かハンターオフィスの担当者が行方不明

…どうしたものかしら


担当者はピチピチブラザーズに拘束され、放置されていた

暴れると言っていた割にはセコイことするわね

賞金額が地味に1000に上がっていたが、行方はわからないようだ

他の賞金首は…千手沙華とアダムアント、金額は2万と6千とやはり高め

どちらも西の樹海にいるためクルマは使えない…これも後回しでよさそうね

…さっき寄り損ねた下水道にでも行ってみようかしら


そこにいた牢破りの名人…ギンバに協力を仰ぎ

何とか美世を助けることが出来た

美世「あたしはもうこの町にはいられないし…連れて行ってもらってもいいかな?」

レナ「まあ、助けといてポイッというのも酷い話よね?」

彼女はクルマいじりが趣味のメカニック

メカニックは奈緒と被るけれど、ここで断るのも悪いわ

さて…せっかくこっちに戻ってきたし、ぼちぼちデスペロイド討伐と行きましょうか…


デスペロイド…

両手に銃を携えた自律兵器といった所ね

蘭子「ハハハ!双頭の獣が呼んでいるわ!(うわ~!あの銃欲しい!)」

奈緒「堅そうだな…いけるか?」

基本的な方針はスナザメの時と大差はない

レナ「さあ、仕掛けるわよ!」


こちらに気づいた機械兵は様子を伺いながら弾幕を張ってきた

レナ「奈緒ちゃん、頼んだわよ!」

奈緒「しょうがねーなぁ、やってやるよ!」

スナザメと異なるのは、相手が機械であること…つまり

奈緒「そらよっ!」

蘭子「自重せよ!(無理しないでくださいね!)」

瞬時に仕組みを理解し…奈緒がデスペロイドに細工を施す

当然、直接触れなければならず銃撃にさらされるのでチャンスは少ない

奈緒「いててっ、一回だけだぞ?」

レナ「気を抜くのはまだよ!早く中へ!」

直後、ノイズ混じりの雄叫びが聞こえてきた


先ほどとは比べ物にならない弾丸の嵐と、タイルの弾ける音に唇を噛み締める

…流石に手数が多い

だが大部分はレンタルバイクが肩代わりしてくれたのでかすり傷だ

奈緒「ふー、直撃してたら死んでたな」

蘭子「造作もない!(私、頑張るから!)」

相手も連続でラッシュをかけられるわけではないようだ

さっさと終わらせてしまいましょうか!


決着は思ったよりあっけなかった

脆くなった部分にダメージが蓄積し、自らを支えきれず崩れ落ちていったのだ

蘭子「やった!」

奈緒「よし!」

レナ「ふふっ、奈緒ちゃん大活躍ね?」

奈緒「べ、別に喜んでなんてねえし…」

蘭子「パンドラの箱よ、今こそ開かん!(なんか使えそうなのないかな~♪)」


蘭子「……(…orz)」

デスペロイドが使っていた銃がまだ動かせる状態と喜んだのもつかの間…

構造が特殊で、蘭子どころか私や奈緒も上手く扱えなかったのだ

奈緒「気落とすなよ…な?」

レナ「うーん、残念。捨てるのも勿体無いし、とっておきましょう」

ともあれ、二人目の賞金首の撃破も問題なく終わったのだった

今日はここまで
デスペローダーはソルジャーのお友達
美世が加入したので安価を取ります


↓1 「一旦外れる」アイドル

ハトバ→下水道で直帰しちゃったからね(三周目データでイヌ村行くの忘れてた
てわけで犬加えるので名前も安価しときます

↓1 ポチ・わんこ・アッキー・ハナコから

見直したら美世ちゃんが行方不明になっているので
デスペ戦前に一個修正加えます
夕方に

75と76の間



美世「で、あたしはどうしたらいいのかな?」

レナ「えーと…そうねえ」

流石にいきなり賞金首と戦わせるわけにはいかないし…

ヌッカさんの所の地図と合言葉をメモして…と

レナ「はいこれ、ここで待っててくれる」

美世「オッケー♪待ってるね!」


80の後


レナ「ヌッカさん!ステロイドサワーお願いね」

美世「それじゃあたしも!」

蘭子「し、白の恵みを…(ミルクでお願いします…)」

奈緒「あたしも酒は飲めないからな…」

ヌッカさんの所で祝勝会ついでの自己紹介を済ませる

ヌッカ「そういえばぁ、橋の西の方に戦闘用のワンちゃんがいるって聞いたわよ?」

4人だと小回りが利かなくなるから旅には適さない、と彼は言う

3人と1匹がベスト…だ、とも

しかし今の時点でも4人…どうしようかしら?


奈緒「あー…あたし、ちょっと用事思い出したからさ」

レナ「あら?」

奈緒「…別に気をつかってるわけじゃないからな?」

蘭子「しばしの旅路!(じゃあまた後でね!)」

…照れ隠しかしら?

美世「それじゃ、よろしくね!」

奈緒の代わりに美世を加えて…目指すは西、イヌの村


??「わんわん!」

沢山の犬の中に…妙に一匹、気合が入った子がいた

蘭子「フハハ!魂の波動に満ちているわ!(わー、かわいい!)」

美世「この子を連れてくの?」

…名前、どうしようかしら

蘭子「…ケルベロス!(…ポチ!)」

レナ「…ふむ」

蘭子「ケルベロス!(ボチにしよう!)」

美世「あたしはレナさんに任せるよ?」

レナ「そうね…それじゃあポチ、よろしくね?」

ポチ「わんっ!」


蘭子「金色の主よ!魂の輝きを見せてやろう!(ゴールドアントだ!頑張ろう!)」

ポチ「わん!」

美世「アツく決めちゃうよ!」

…アリの群れの背後から突如現れる巨大なカマキリ

…どこかで、油断が生まれていたのかもしれない


レナ「…え?」

振り下ろされる巨大な腕の鎌

それを耐え凌ぐには、あの子はまだ…脆かった

ポチ「…わぅ…」

美世「…ポチ?」

蘭子「え…何…嘘…でしょ…?」

軽々と吹き飛ばされ…微動だにしない小さな体

時間が、とてつもなくゆっくり流れるような感覚がした

蘭子「ポチイイイイイイィィッ!!!!」

とりあえずここまで

当然の結果です(1回目)


蘭子「ポチが…ポチがぁ…っ」

美世「蘭子ちゃん!落ち着いて!」

怪物達をやり過ごし、急いでポチの状態を確認する

想像以上に傷が深い…

…回復カプセルも受け付けない

…まずい…

考えろ…何か忘れていないか…私…!

このままでは死んで…死…死体………!?


…イチかバチか…どの道もう打つ手はない!

レナ「2人とも…クルマに乗って!」

美世「何を…」

レナ「早く!」

ポチを抱えながらドッグシステムを起動し…

私達はマドの町へと飛んだ



Drミンチ「おお!これは素晴らしい死体じゃ!」

レナ「本当に…やれるの?」

Drミンチ「見ておれ!すぐに蘇らせてやろう!」


Drミンチ「さあ!よみがえるのだ!この電撃で~っ!!」

ベッドに横たわるポチへ、こちらがめまいを起こしそうな程の電流が浴びせられる

…私の隣では蘭子が声もなく震えていた

そして…

Drミンチ「おお!成功してしまったぞ!」

何事もなかったかのように…ポチが目を覚ました

それだけでなく…傷も完全に塞がっている

蘭子も美世も理解が追いついていないようだ

この男…本当に天才なのかもしれない

とりあえずここまで
アクセサリーが強いので後半はトップレベルの耐久性になりますが
初期のポチはワンチャン雑魚敵にすら斬り伏せられるので
まずはバギーに閉じこめて育成しましょう


すすり泣きながら蘭子がポチを撫でる

良く見ると…ポチの腹部にほんの僅かな【きずあと】が残っていた

Drミンチ「また新鮮な死体を見つけたら持ってくるのじゃ!」

レナ「…出来れば世話にはなりたくないわね…」

空気も何もあったものじゃない

これがマッドサイエンティストって奴かしら

とりあえず蘭子を休ませた方がよさそうね…


未央「おかえりなさい!…らんらん…?」

レナ「ちょっと…彼女を休ませてあげて?」

未央「…わかった」

美世「蘭子ちゃん…大丈夫かな…?」

レナ「…何とも言えないわ」

…私達も少し休もう…


…お父さん…?

お母さん…!?

なに…これ…

レナ…あんたはあたしが守ってやる…

…絶対に…!

…姉さん…



レナ「……」

…最近、夢で昔を思い出す回数が増えた気がする

父さんと母さんが殺された時の夢は…

しばらく見てなかったのに

…何年振りかしら

とりあえずここまで
アダムアント戦が思いのほか遠い


蘭子達は眠っているようだが…美世の姿が見えない

…彼女はガレージでフライドチキンのメンテナンスをしていた

レナ「お疲れ様、あまり夜更かしし過ぎちゃダメよ?」

美世「あ、レナさん。…何もしないってのは性に合わなくて。あたしね…」

レナ「ん?」


美世「昔からこんなことばかりしてたけどね」

美世「メロディ姉さんみたいな…女らしさっていうの?ああいうのにも憧れてたんだ」

レナ「…うん」

美世「だけど、化粧品も貴重だし…半分諦めてたんだ」

レナ「…」

美世「レナさん、アイドルって知ってる?」

レナ「ええ…」

アイドル…大破壊以前に世界を魅了したと言われる存在

今は過去の記録に名を残すのみだ


美世「蘭子ちゃんって、伝説のアイドルと同じ名前なんだ」

レナ「…本当に?」

美世「奈緒って名前も本に載ってた。…姿までは覚えてないけど」

レナ「でも、大破壊以前の…」

美世「偶然だとは思うけど…ちょっと思い出しちゃって」

2人の過去は特に気にした事はなかった

…これは偶然なの?


レナ「…ポチは、少しずつ戦いに慣れさせていくわ」

蘭子「心得た(わかりました)」

レナ「あの子はまだまだやる気満々みたいだしね」

…蘭子の声の調子が僅かに違う

無理はさせないようにしなくては


…そういえばいつの間にか、犬用のバルカンとバイクが荷物に紛れこんでいた

一体どこから…?

今日はここまで
この辺りからモバマス絡みのアレンジ要素が入ってきます
世界観的に無理のない程度に…ガンバリマス

スタンプ屋を川島さんにしようと考えて思いとどまる立ち回り

3DSのボタンが大破したので気分転換中
Lボタンだからやれないことはないですが…


蘭子「勝負師よ!(レナさん!)」

レナ「どうかしたの?」

蘭子「印章の女神より秘宝を託されたわ!(スタンプ屋さんにいいもの貰っちゃった!)」

美世「見たことない銃だけど…」

蘭子「緊張せし霧を放つ者よ!(殺虫ガンです!)」

…アリ退治に使えるかもしれないわね


ポチも大分頑丈になってきた

特にクルマが使えない場所では…

この子に頼る場面は多くなるだろう

回復の軸が蘭子である事を考えると

殺虫ガンは私が使うべきだけど…

アダムアントの時だけで大丈夫よね、多分


蘭子「フハハハ!群れる具足は殺虫だー!(凄い効きますねこれ!)」

美世「おー、本当にイチコロだね。それにしても…別れ道多くない?」

レナ「まさに、アリの巣のスケールアップ版…って感じね」

巣の中は問題なく歩き回れる

…親玉はどうかしら?


奥にはアリに操られている人達がいた

…といっても、こちらを襲ってくるような事はなく

労働を命じられているのみ

ただし…巣からは抜け出せない程度の干渉はある

親玉による特殊な音波がそうさせるようね

なら…高性能な耳栓があれば楽なのかしら

もちろん、そんなものはないのだけど

一旦ここまで
次は\アリだー!/戦です
アレを終わらせてないので
2R初の運ゲーが始まる(奈緒データは周回


…明らかに空気の重さが違う

奥には…巨大なアリが堂々と居座っていた

蘭子と私の武器を交換し、美世には先ほど手に入れたパラボラガンを持たせ…

レナ「…行くわよ、皆…!」

蘭子「暗黒の儀式は我に任せよ!(回復はしっかりと!)」

ポチ「ぐるるるる…」

美世「バァーンと行っちゃうよ!」


こちらがガスを放つとほぼ同時に

気付いた親玉が激しく動き…手下のアリを呼び寄せる

レナ「ぐうっ…!」

予想を遥かに超える機敏さを持つ親玉が

私の左腕を軽々と切り裂く

血が…溢れてくる


美世「うりゃぁ!」

私が後退するのに合わせて

大量のスパナが空を舞ってアリの群れに突き刺さり

蘭子「天使の施し!(回復します!)」

ナースの能力を生かして効果を増幅させた

カプセルがすぐさま私の傷を塞ぐ

だがあちらも…再び一瞬で数を増やす

長期戦は不利かしら?


とはいえ…肉弾戦で今のところ

爆発力の出せる職に該当するのは…誰もいない

……!!向こうからもガス!?

レナ「ごほっ…ごほっ!」

早くガスから抜け…

え?なにあれ?

…あ、あら…足が…、いけ…な…っ


……どうしよう…!

レナさんはなんかフラフラしてるし

美世さんは…ガスを思い切り吸っちゃって…意識がない

蘭子「ケルベロス!(ポチ!)」

ポチ「わう!」

…動けるのは私とポチだけ

多分、さっきグラッと来たのが

あれの洗脳音波ってわけね…!


蘭子「勝負師!暫し荒事に耐えよ!(レナさん!ちょっと我慢してね!)」

攻撃はポチにお願いして…

他は…私が、頑張らなきゃ

私は、ナースなんだから!

あの時のようには…っ…いかない…!


レナ「いたたたっ…あら?」

蘭子「戦場へ戻るのだ!(早くこっちへ!)」

ポチ「がうぅ…」

…何をしていた?私

私の位置を考えると…ポチに撃たれたの?

レナ「!…そこっ!」

考えるのは後ね…!


美世「…ん?あれ…いけないっ」

再度乱れ舞うスパナ

もぐら叩きならぬ…なんとやら

ポチは親玉の噛みつきを凌いで

蘭子は次々から次へカプセルを取り出す

もう一度崩れる前に押し切る…!


周辺に広がる大量のアリの死骸…

私達からこぼれた血も混ざって

異様な香りが…広がっていく

そして…


美世「いい加減にぃ~諦めてよっ!」

メキャリ、と鈍い音を響かせて

スパナが親玉の頭部を歪ませる

…しばらく、悶えるように蠢いた後…

…それは、動かなくなった

アリの増援の気配も…ない


蘭子「…宴の終焉…か?(お、終わった…の?)」

レナ「…多分、ね…」

美世「もう、勘弁して欲しいなぁ…」

ポチ「わんわん!」

無邪気に吠えるポチ以外…限界が近かったらしく

一斉に…力なく、その場に腰を降ろした

アリを倒したので外すアイドル安価取ります
奈緒…なお、一応継続離脱も可能です

煙幕は…意外と買えるの遅いんですよね

1↓離脱アイドル(蘭子、美世、奈緒から)


蘭子「…あ、…紅の…雫…(…血…が…)」

…糸が切れたように、蘭子が呆然としている

美世「…大丈夫?」

レナ「少し休みましょう。クルマがないから…帰りも歩きになるし」

ポチ「わん!」


美世「ねぇ、蘭子ちゃん」

蘭子「…機工士?(美世さん?)」

美世「実は…蘭子ちゃんの服に興味あってね」

蘭子「…!」

美世「変装も兼ねてなんだけど…色々教えて欲しいんだ」

蘭子「歓迎しよう、盛大にな!(わかりました!)」


戦利品は…奥にあった…ローヤルゼリー…?

何だか…強烈な効果がありそうね…

レナ「二人共、大丈夫?」

美世「あたしはオッケーだよ」

蘭子「フハハ!さほどでもない!(大丈夫です!)」


奈緒「よっ、お疲れさん」

ヌッカさんの所に戻った私達は…奈緒の出迎えを受けた

レナ「奈緒ちゃん…ちょっと、雰囲気変わった?」

奈緒「……ヒヌケ団の仕事を手伝ってたんだよ」

美世「…ああ…そういうこと」

奈緒「ついでに…ハトバの北のトンネル開けといたから、ちょっと行ってみないか?」

蘭子「未知の世界!(面白そう!)」


ヌッカ「そーいえばぁ、次は美世ちゃんに外回りを手伝って欲しいって言ってたわよ?」

美世「あたし?…まあいっか、流石にエルニニョに長居するのはね~」

…美世の代わりに奈緒を再び加え

新たなる地へと向かう…

…何故か、妙な予感がした

バザースカを先にしたのは特に深い意味はない


閉ざされていたトンネルの先にあったのは

広がる砂漠と…不自然な活気のある町だった

町の名はバザースカ

聞けば住民同士で、商売ごっこをしていたと言うのだ

「伝説のお客さん」が来る時のために…

彼らは、外から来た人間をそう呼ぶと決めていたらしい

どれだけの時間、ここは隔離されていたのかしら…


町の北には、大規模な博物館があるらしい

蘭子「太古の魅惑!封じられしチャリオットよ!(いいものが残ってたりしないかな!戦車とか!)」

奈緒「残ってたのは警備ロボットだけでした~ってオチは勘弁してほしいなぁ」

レナ「とりあえず、危なかったら引き返せばいいでしょ?」

バザースカは思いの他いい品揃えだった

でもバギー一台ではそろそろ心許ないわね…

Lボタン大破の割と致命的な事態に気づいてしまった
そう、ボク(ソフトリセット)です

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