ワンダと阿知賀 玄「その1ですのだ!」 (51)

ps2ゲームワンダと巨像と咲sakiとのコラボです。ワンダ知らない人はニコ動のキリンさんのプレイ動画見てみるといいです。
ダウンタウンのまっちゃんも絶賛してた神ゲーです。
更新遅め。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429282377

巨像を倒したワンダは神殿ではなく、何故か咲saki世界に転送されて行くお話。

もちろん阿知賀以外の高校を書いていきます。ランダムで

最初にその物音に気付いたのは、松実館の娘次女の玄だった。日曜の部活も休みの日に板前達の仕事を手伝っていた時、旅館の玄関裏に明らかに何かが落ちる音がしたが玄以外は気づいていないようで、板前達は仕事に集中している。

玄「何か確かめたいけど一人で行くのは怖いし、忙しい板前さん達の邪魔するわけにもいかないから……こういう時こそ暇なおねーちゃんを頼るのがいいよね。」

そこで玄は真夏なのに炬燵の中でぬくぬくとしている宥と一緒にその物音の正体を確認しに行った。

宥「うう、寒いよぉ。玄ちゃんが聞いた物音って空耳じゃないの〜」
玄「いいや、確かにドサッて音が聞こえたのです!それにもし泥棒とか不審者だったらどうするの!?」

もし仮に泥棒や不審者だとしたら非力な女子高生2人だけで確認しに行くのは危険だろう。と宥が考えている内に玄は物音がした玄関裏の扉を勢い開ける

その二人の目に映ったものは…奇妙な服装で右腕には刀剣を握りしめたまま、うつ伏せで倒れている青年の姿だった

早速ですが訂正です

勢い開ける→勢いよく開ける

宥「ええ?!玄ちゃん。誰この人〜?!」
玄「いや、私もわかんないよ!でも泥棒さんじゃないよね…この剣もおもちゃだよね…」

宥「玄ちゃん!ここは一旦落ち着いて、麻雀部のみんなに連絡を…」
玄「おねーちゃんこそ落ち着くのです!
普通電話するなら、警察か救急車だよ!」

玄「まず男の子で、この服は何のアニメかゲームのコスプレ
か知らないけど、やけに様になってる!でもなんでコスプレ好きの男の子が旅館の玄関裏に?やっぱりわかんないよ〜」
宥「玄ちゃん!穏乃ちゃんと憧ちゃんが今こっちに来るって!」
玄「本当に麻雀部のみんなに電話したの?おねーちゃん…」

そうしていると、2人の声に反応したのか、青年は「ううぅ」と軽いうめき声をあげ立ち上がった。
玄宥「ひゃあ!」

同じ声と同じタイミングで驚く2人を他所に青年[ワンダ]は目の前の光景を見て唖然とする。
ワンダ「…!?ここはどこだ・・モノは?アグロは?」
玄「あの〜?」
宥「大丈夫ですか?」
ワンダ「これはあなたの仕業か・ドルミン・俺もこのいにしえの地をまだ完全には把握できてないが、ここがまったくの別世界だということは流石にわかるぞ!」

いきなり立ち上がったと思えば、天に向かってありもしない物に大声をあげるワンダ。右腕に持っている剣を合わせて即通報ものである。

しかし玄と宥はうつ伏せのため確認できなかったワンダの容姿をようやく確認することができた。まずシャーマンの前掛けをつけた民族衣装のような服装をしており、両腕には包帯が巻かれ、頭にはカチューシャをつけている。彫りの深くも浅くもなく繊細な顔立ちをしており、どこか憂いをおびた若草の瞳は何かただならぬ覚悟が伝わってくるようだ。

玄「あの…あの!」
ワンダ「ん?そういえばあなた方は何者だ?」
玄(それはこっちの台詞だよ…)
宥「私たちはここの旅館の娘松実宥です。それでこちらが…」
玄「妹の玄です!」
ワンダ「そうか…俺はワンダという者だ。一応聞くがここはいにしえの地の一部なのか?」
宥「ここはいにしえの地じゃなくて、日本の奈良県ですよ」

ワンダ「ニホン、ナラケン、まるで聞いたことがない地名だ。ドルミンもまるで答えてくれない、何がどうなってるんだ…

宥「玄ちゃん。どうするの?」
玄「うん、外国の人っぽいけど、悪い人じゃないっぽいね。
………よし決めた!」
ワンダ「モノとアグロもすぐに探さないと…」
刀剣を柄に収めてボソボソと呟くワンダの手を握り玄は
玄「ワンダさん!」
ワンダ「ん?」






玄「ここの旅館で働いてみる気はありませんか?」

というわけで一旦区切ります。次回 ワンダ松実館の従業員になる? です。こんな感じになるので、[ワンダと巨像]を知らない人はゲームをプレイするか、ニコ動のキリンさんの実況プレイを見てみると良いですよ。

この青年ワンダには使命がある。それも命を賭してもなさねばならぬことが。そのために呪われし禁断の地いにしえの地に足を踏み入れ、さらに村の秘宝とされるいにしえの剣を奪い、愛馬アグロと共に村を出た。

その目的は呪われし定めにより村の生贄にされた。黒髪の少女[モノ]の魂を蘇えさせるため。生贄にさせたとはいえ彼女は正確には死人ではなく、肉体と魂をある儀式により別離されたのである。 死ぬ ということは肉体と魂を共に失うことである

つまり彼女は肉体は正常で魂が抜けた半死人のようなものである。そこでワンダは「ある望みを叶えば、その娘の魂を蘇えらせてやる」といにしえの地に住まう主[ドルミン]に蘇生法を縋った。

その蘇生法とはこのいにしえの地に存在する16体の巨像をいにしえの剣を使い破壊せよということだ。だかそれは禁術であり、村の司祭[エモン]も「それだけは決してしてはならぬ」と固く禁じておるのだ。

だかワンダという男はモノがそれで助かるのであれば、禁術だろうと何だろうと、平気で手を染める男だ。

ドルミンは明らかに自分を利用しようとしている。だがその結果モノが助かるのであれば利用されようと構わない。とワンダはすでにこのいにしえの地で命を落としていい覚悟だ。

ワンダの最後の記憶は早速その巨像の一体目を悪戦苦闘しながらもなんとか倒し、崩れ落ちる巨像の身体から這い出てくる黒い触手のようなもので胸を貫かれる所までだった

そして次に目を覚ました場所は明らかにいにしえの地の神殿ではなく、別の土地の、見知らぬ少女2人が目の前にいたことだった。

ドルミンの仕業に思われたが、そんなことをしても何の徳もない。そんなことを考えていると、黒髪の方の少女がマツミカンのジュウギョウインなるものをしてみないかと勧誘してきた。

ドルミンの仕業に思われたが、そんなことをしても何の徳もない。そんなことを考えていると、黒髪の方の少女がマツミカンのジュウギョウインなるものをしてみないかと勧誘してきた。

訂正 sagaついてる方が正しいやつです。

ワンダ「いきなり何だ?ジュウギョウインになれといわれても…」
玄「皆まで言わなくていいのです!さぞ辛かったでしょうね…ワンダさんはただのコスプレ好きの留学生さんなのにいろんな人から白い目で見られてきた日々が想像できるよ…」
ワンダ「な…何言ってるんだ?コスプレ?リュウガクセイ?」

聞きなれぬ単語が次々と出てきて、明らかに困惑するワンダ、ちなみにこの服装は彼にとってはコスプレではちゃんとした正装である。

訂正

36 得
40 コスプレではなく

次からは文章は一行開けて書きます

玄「でも我が松実館では、キチンと働いてくれる人なら、どんな人でも受け入れるよ!あっ、でも流石に簡単な面接は受けてもらうけど」

宥「玄ちゃんもこう言ってることだし、
どうかな?ワンダさん。ここの旅館で日本の正しい文化を学んでみるのは?」

ワンダ「……」

ワンダの答えはもちろんNOである。自分
にはモノを救う使命があるし、この別世界を抜けだし、愛馬アグロとモノを探し出さねばならない

ワンダ「悪いが、そんなことをしている余裕は…」

ガチャ

板前「玄ちゃん宥ちゃんいつまで油売ってんだい。客が多いから直ぐ手伝って……誰だい?その兄ちゃん。」

玄「あ!紹介するね今日からここの従業員になるワンダさんで〜す!日本語はちゃんと話せるみたいだよ。」

ワンダ「なっ…」

板前「ん〜?んな話聞いてなかったが…
まあいいや、今は猫の手も借りたいほど忙しいからな。とりあえず兄ちゃん、うちの作業着着て手伝ってくれ。玄ちゃんは料理の方頼む。」

ワンダ「いや…だから!」

玄「は〜い」



ガチャ……バタン
















宥「私完全に忘れられている?あったかくない…」

松実館従業員部屋

ワンダ(…俺は何をしているんだ…)

玄「おー!ワンダさん、外国の人なのに和服似合うね!あとそのカチューシャ外して、この手拭い頭に巻いてね。」グイ

ワンダ「あっ」

玄「わっ重!このカチューシャ!中に鉄が埋め込んであるね…」




ワンダ(…ギュウ)

玄「ちゃんと巻けましたか?それじゃ、ワンダさん。早速だけど、あそこの大広間に食べ終わった料理の器を片付けにいこっか。」

ワンダ(とにかく、聞きたいことは山ほどあるが、まずはリョカンなるものの仕事を完遂してからだな)

とワンダはとりあえずいまの現状を受け入れ、仕事に取り掛かる。

大広間

玄「そうそのお盆の上にお皿を置いて…ワンダさん!そんなに乗っけて重くないの!?」

ワンダ「?別にどうということはないが?」

玄「は〜流石男の子。馬力が違いますなぁ」

女子大生「ねえそこのお兄さん新入り?」

玄「あ…はい!今日から入ってきたんです。」

ワンダ「ワンダと言います。」ペコ

明らかに年上とわかる人間には敬語を使うワンダ。村の司祭エモンに幼少のころから仕えていたため、武術と共に礼節を弁える人間に躾られていた。

女子大生B「へー外国の人とは意外だね〜。結構イケメンじゃん。」

女子大生C「ねえねえ!どこの国の人?」

女子大生グループにすっかり気に入られ、あれこれ質問攻めを受けるワンダ

玄「あわわ、ワンダさんが大変なことに」

女将「玄ちゃんあれはあんたの彼氏さんんかい?それとも、宥ちゃんの?」

玄「ええ…!彼氏なんかじゃないよぉ女将さん。なんかさっき玄関裏で倒れていたのを拾ったんだよ」

女将「…しかしあれは使えるねえ」


可憐な巨乳姉妹こと松実姉妹の存在でこ
の松実館では、その姉妹目当てで男性客は多いが、女性客は少ない。それもここの男衆の板前たちは皆適齢期過ぎたオヤジばかりなのである。簡単にいうと、若い男がいない。

女将(どっから来た子か知らないけど使わない手はないねぇ)

ワンダの顔立ちはイケメンというよりは色白の美青年といった感じだか、その顔立ちに反して鍛え上げた腕力は片手で重い食器を軽々と持ち上げるほどだ。その逞しさも女性客を惹きつける


それに女性客だけではなく、すっかり板前達にも気に入られたワンダ

板前「おーい。ワンダ、梅の間って部屋にこの配膳運んできてくれ。」

ワンダ「あっ、はい今すぐ行きます!」


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