あなた「ミカグラ学園?」~コンマと選択肢で紡ぐ物語~ (75)

・このSSはミカグラ学園組曲の二次創作ものです

・更新は日による場合もありますのでご容赦ください

・ストーリーは基本選択肢形式で進みます。
選択肢によって誰かと出会ったり、好感度が上がったり、物が手に入ったりなどします

・キャラ崩壊もあるかもしれないのでご注意ください

・設定が矛盾する箇所が出てくる可能性もあるのでその場合はキリの良いところまでやり直します

・モチベが続く限り書いていきたいと思います。よろしくお願いします


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429269237

最初にこのSSの主人公であり分身でもある¨あなた¨について簡単に設定を行います

あなたは中等部から特例で3ヶ月間¨ミカグラ学園¨へと体験入学することになりました

まずはあなたの性別を教えてください

1.男
2.女

※性別によって一定のキャラと打ち解けやすくなります

>>3

選択 2 女

次に自分はいずれのどちらかか答えてください

1.体力有り余る体育会系
2.おとなしめの文化系

※体育会系を選んだ場合、通常攻撃のコンマ判定に強くなります
また文化系を選んだ場合、能力発動時のコンマ判定に強くなります

>>5

文化系

選択 2 文化系

最後に現在興味がある部活動があれば教えてください

1.漫画研究会
2.書道部
3.華道部
4.演劇部
5.美術部
6.帰宅部
7.天文部
8.放課後楽園部
9.特になし

>>7

8

選択 8

ティロリン♪

放課後楽園部と少し仲良くなりやすくなりました

以上で質問を終わります
それでは本編をお楽しみください






………………………

薄幸そうなメイドさん「はじめまして。
あなたが今日からこの¨ミカグラ学園¨で生活する女さんでよろしいですか?」

薄幸そうなメイドさん「はい…間違いありませんね。
あぁ、申し遅れました。私の名前は
¨鳴海クルミ¨と申します」

クルミ「お呼びの際は親しみを込めてクルミ様とお呼びください」

「……」

クルミ「…え?どうしても様を付けないといけないかって?
…そうですね。だいたい…なるべく…10回中11回くらいは」

「……」

1.えっとクルミさん…
2.イエッサー、クルミ様!

ごめんなさい

選択↓で

選択 1

クルミ「フフッ」

「!」

クルミ「ちょっとした冗談ですよ。
間に受けないでください」ニコリ

ティロリン♪

クルミからの好感度が上がった!

クルミ「本来学園では部活動に無所属の者に部屋はありません」

クルミ「普通であれば寝袋で生活してもらうのがルールなのですが今回は特例での体験入学、なのであなたにはちゃんと寮に部屋がご用意してあります」

クルミ「但しお金代わりとなるポイントは最低限しか支給されません。
そこのところはご了承ください」

クルミ「ちなみに仮入部とする部活動は一週間以内にお決めください。
期限を過ぎた場合は強制的にどこかに入部させます」

クルミ「その他に関しては明日やって来る珍zyコホンッ
…講師の方が説明してくれます。
ここまでの説明、お分かり頂けたでしょうか」

「…」コクリ

クルミ「理解して頂けたなら何よりです。本日は移動などでお疲れでしょう。
部屋にご案内しますのでゆっくりお休みください」

部屋へと案内されて軽く荷ほどきをした後、早めに眠ることにした

明日からの学園生活、うまくやっていけるだろうか…?

そんな事を考えながらゆっくり目を閉じ、夢の世界へと落ちていった……







………………………

チュンチュン チュンチュン

朝だ

慣れないベッドで思いの他、早く目が覚めた

今日学園を案内してくれるという講師の方が来てくれるまでまだ時間がある

どうしようか…

1.時間あるし二度寝だね!
2.昨日の荷物を片付けちゃおう
3.目覚ましがてら外に出てみようかな

>>16


一旦抜けます。
また後ほど

2

再開します

ちなみに1だとノーイベント
3だとうさ丸と遭遇イベントでした

選択 2

昨日片付けきれていない荷物がまだ結構残っている

今のうちに片付けてしまおう

ガサガサ ガサガサ

「?」

ティロリン♪

¨ミラクルマンのストラップ¨を手に入れた!

そういえばこんな物を持ってきていた…

何かに使えるかもしれない、持ち歩いとこう


そろそろ約束の時間が迫ってきた

荷物の整理も終え、もう特にやっておくことはない
大人しく待っていよう








コンコン

ドアのノックする音が聞こえる
講師の方が来たのだろう
おもむろに立ち上がりドアを開けた

すると…

珍妙な生き物「おっちゃんと起きてたりゅいね~感心感心」

「」

絶句した

講師の方が人間ではないとは聞いてなかった
というかこれは先生なのか?

珍妙な生き物「ん?どうしたりゅい?急に固まっちゃって」

1.キェアアアアシャベッタアアアア
2.か、可愛い…!

>>21

1

選択 1

珍妙な生き物「会って早々第一声がそれ!?酷くないかりゅい!!?」

あなたの見た目よりは酷くないですよ、と言いたいがぐっと堪える。
改めて話を聞くとこの人(?)が今日学園を案内してくれる先生らしい

…これがドッキリならもう『大成功!』のプラカードを持った人が出てきても良いはずだ

ビミィ「本当はちゃんとした名前があるんだけど今じゃ、ある生徒に付けられたあだ名の方がみんなに定着してしまってるりゅい。
だからオイラを呼ぶ時は君もビミィって呼んでほしいりゅい」

この謎の生き物はビミィという名前らしい…

しかしなかなかのネーミングセンス…その生徒はやるなと思う

ビミィ「とりあえず今日はオイラが学園内を案内するりゅい!
君には明日から本格的にこのミカグラ学園へと通ってもらうりゅい」

ビミィ「まずはオイラと一緒に来るりゅい。ほれほれ~」ヒュ-ン

「…」

ついて行こう

………………………

ビミィと学園内を歩き回って早一時間
どうやらだいたいの所は周り終わったようだ

ビミィ「これで大まかな所は案内出来たりゅい。部室や施設の場所はちゃんと把握出来たかりゅい?」

「」コクリ

ビミィ「なら良かったry「おーーーーい!!!ビミィィィィィィ!!!!!」ドドドドド

「!」

すごい勢いで何かが迫ってくる!

ビミィ「オイラもう今の時点で嫌な予感しかしないりゅい…」

元気な少女「もぉー!何してるの!?
今日は私とおとねちゃんとで一緒にショッピングの予定だったでしょー!?」

ビミィ「いや!その予定、昨日急に言い出したやつだよね!こっちはもうその日予定あるって一週間前から言ってたりゅい!?」

元気な少女「ん?というか誰、その美少女!
まさかビミィに誘拐されたの!?
大丈夫?怖くなかった!?」

ビミィ「話を聞いてない上に飛躍させ過ぎりゅい!!誘拐なんて人聞きの悪い…君も何とか言ってくれりゅい!」

先生に助けを求められた…ここは…

1.私…怖かったです(ガクブル)
2.違います。私が誘拐しました

>>27

伸びないので↑で
時間が悪いのか、自分が悪いのか…

選択 1

元気な少女「ビミィ…やっぱり!?」

ビミィ「まさかの裏切り!?オイラへの仕打ち酷すぎないかりゅい!!
みんなが辛辣すぎてオイラもう死にたいりゅい…」

ティロリン♪

ビミィいじりのスキルが上がった

※このスキルは上がっても何の役にも立ちません

………………………




元気な少女「いやーメンゴメンゴ。話が脱線しちゃってたねー!ビミィのせいだからねー?」

ビミィ「もう何も言わないりゅい…。
えっと…彼女の名前は一ノ宮エルナ。本来オイラはこの子の専属講師を勤めてるんだりゅい


エルナ「よろしくー!ちなみに¨放課後楽園部¨っていう部の代表なんだよー。興味あれば見学に来てね!」

ビミィ「もうこの際、今から行こうりゅい。エルナが案内すれば良いりゅい」

エルナ「えっ今から!?私は良いよ、全然ウェルカムだよ!!」

ビミィ「エルナもこう言ってる事だし、どうする?」

「!」コクリ

¨放課後楽園部¨の見学をする事にした


今回ここまで

見てくれる人が増えるよう頑張ります


次回おとねちゃん出る予定ですがキャラ難しいうえにアニメから入ったって方にはネタバレになるので注意してください

あと最初に書き忘れてましたが時間軸は適当です

現在のステータス

・主人公 女

文化系

・持ち物
ミラクルマンストラップ

・好感度

クルミ 1
ビミィ 0
エルナ 0
他まだ未登場

・部活動コミュ

まだ発生してないため0

¨上がっても全く役に立たないスキル¨は隠しパラメータには影響するのでご注意ください



とりあえず振り返って終了、お休みなさい

今日の夜来ます

今から投下開始します

エルナに連れられビミィと一緒に学園の離れまでやって来ていた
部室まではそこそこ距離があるらしく今は会話で暇を潰しながら歩いているところだ

エルナ「へーじゃあ女ちゃんはわざわざ中等部からここにやって来てるんだ」

「」コクリ

ビミィ「学園長いわく特例中の特例らしいりゅい。詳しくはオイラも知らないりゅい」

エルナ「まさかトンでもない能力を秘めてるとか!?
是非ともウチにスカウトしたいよ!」

まだここだという部活は決めていないのでいろんな部に見学に行きたい
今から放課後楽園部に向かうのが楽しみ、と伝えた

エルナ「部室まではちょっと遠いんだけどね。その分結構広いんだよー?」

話を聞く限りでは音楽系の部活らしい
ならばライブ活動や作曲などもやったりするんだろうか

エルナ「いや、それがですね…お恥ずかしいんですが」

「?」

…どうやらまだ新設したばかりの部らしく、ポイントにもそんなに余裕が無いらしい
現状では楽器も満足に買えてないそうだ

エルナ「でもね。今は焦らずゆっくりやって行こうと思ってるんだ。
まだまだ形だけの部だけど絶対にこのミカグラ学園で名を馳せるんだから!」

ビミィ「その意気だりゅい、エルナカッコいい!」

エルナ「そしてその暁にはいつか入部してくる後輩ちゃんにあんな事やそんな事を……」グヘヘ

ビミィ「やっぱりエルナはエルナだりゅい…最後の最後で締まらないりゅい……」

…貞操の危機を感じた


………………………





エルナ「見えてきたーあれだよあれ!あそこに私達の部室があるんだよー!」

校舎棟からだいぶ距離がある建物、どうやらここに放課後楽園部の拠点があるらしい
ちょっと辺鄙な場所かもしれないけど、周りに何もないくらいが音楽をやるには都合がいいかもしれない

エルナ「でさ、ちょーっと部室行く前に言っておく事があるというか…
心の準備をしといてほしいというか…」

「?」

急に改まってどうしたのだろうか

エルナ「いやーまぁ、大した事じゃあないんだけどさ。
部には私の他にもう一人いるんだけどその子がちょっとね…極度のアガリ症かつ人見知りでして」

エルナ「たぶん変な事言われるかも、だけど本気で言ってるわけじゃないからあまり気にしないでほしいなーって…
あっでも普段はとっても良い子なんだよ?
でも初対面の人相手だと変にアガっちゃうとこあるから…」テヘヘ

自分も打ち解けられるよう頑張りたい、と伝えた

エルナ「…うん、ありがと。
その気持ちがあればきっと仲良くなれるよ!」

ティロリン♪

一ノ宮エルナからの好感度が上がった!

いよいよ部室に到着した
恐らく先ほど言ってた女の子がこの中で待っているのだろう

エルナ「一人で留守番任せちゃったけど大丈夫だったかなー。
あまりにも寂しくて今ごろ涙目になってるかもしれないよ」

ビミィ「いや、さすがにそれは無いんじゃないかな…りゅい?」

ビミィもどうやら否定はしきれないらしい
一体どんな人なのだろうとまだ見ぬ少女の容姿を想像する中、エルナがドアを開けようと手を伸ばした

エルナ「おとねちゃ~ん、今戻ったよ!たっだいまー!!」ガチャ

そして勢いよく開いたドアの向こうで最初に目に飛び込んできたのは…

眼鏡の青年「古今東西、¨エルナちゃんの可愛いところ¨!!
美味しそうな物を見た途端、すぐヨダレを垂らしちゃうところー!」パンパン

ツインテ-ルの少女「う、嬉しい事があった時ジャンプして喜んじゃうところ!」パンパン

眼鏡の青年「人のハンカチでつい鼻をかんじゃうところー!」パンパン

ツインテ-ルの少女「えっと…えーっと……う~んと」

眼鏡の青年「はい、言い淀んだね!今回も僕の勝ちー!!」

ツインテ-ルの少女「くっ!
ま、まだです!次は¨エルナのカッコいいところ¨で勝負です!!
試合はこれからです!!」

エルナ「…」

ビミィ「…」

「…」

部室で謎の古今東西ゲームをやっている二人の男女がいた…

この状況でさえ異様なのに部室の景観もなかなかのカオスさをかもし出していた

部屋の真ん中にはなぜかどでかい木が植えられており、その近くには牛のぬいぐるみまで置いてあって、今のままではとても音楽をやるような部活には見えないし、「放課後楽園部じゃなくて放課後酪農部ですか?」と聞きたくなる

入り口でポカンとつっ立っている三人(内一匹)に気づいたのか眼鏡の青年がこちらに近付いて来た

眼鏡の青年「どうも、お邪魔してるよ!エルナちゃん!
今日も君の自慢の従兄が会いに来たZE☆」キラ-ン

そう言いながら決めポーズをとる青年に若干引きつつも何とか顔に出さないよう堪える

どうやら彼はここの部員ではないようで自分以外の客人らしい

エルナ「自慢というか我慢の従兄だよ…
耐え忍ぶことしか出来ないよ…」

眼鏡の青年「えぇっ酷い!今のはさすがに傷付くよ!?」

酷いと言いながらも顔が紅潮し息が荒らくなってるのは気のせいだろうか…

眼鏡の青年「ところでその子は誰だい?
あまり見ない顔だね…」

「!」

エルナに夢中になっていた彼の興味が急にこちらへと向いた

簡単に自己紹介を行った

シグレ「へぇ、中等部の女ちゃんって言うんだ。
僕の名前は¨二宮シグレ所属は¨漫画研究会¨だよ」

ビミィ「学園では優等生で通ってるけどエルナの前では暴走するんだりゅい…ま、直に慣れるりゅい」

「…」コクリ

嫌な慣れかただなとは思うけど黙って頷くことにしといた

エルナ「というかさっきの古今東西は何!?
確かに私は可愛くて天使だけど改めていろいろ言われると逆に恥ずかしいよ!」

シグレ「褒められるとすぐ照れちゃうところも可愛いよエルナちゃん!」

エルナ「」ブンッ

シグレ「まさかのグー!?」バキッ

二人が騒いでるのを眺めているとビミィが小声で話しかけてきた

ビミィ「オイラは二人は結構お似合いだと思うんだけどなー
君はどう思うりゅい?」ボソボソ

1.思う
2.思わない

>>43

選択 1

ビミィ「やっぱりそう思うりゅい?
いやー何だか仲間が出来たみたいで嬉しいりゅい」

ティロリン♪

ビミィからの好感度が上がった!

エルナ「もぉー!ビミィ何、女ちゃんと話してるのー!?
早くこの変態どうにかしてよー!」

シグレ「本当は嬉しいくせに変態呼ばわりするエルナちゃんも大好きさ!」

エルナ「あぁぁ!うざいっ!!本当にうざったい!」

「…?」キョロキョロ

そういえばさっきのツインテールの女の子の姿がいつの間にかなくなっている

どこに消えたんだろうか…?

辺りを見回すと不自然にカーテンが膨らんでいる
足が下から見えてるし、隠れてるのはモロバレだ

恐らくさっきの子で間違いないだろう

エルナ「何してるの…おとねちゃん…?」

エルナも気がついたらしくカーテンの中の少女に話しかける

カ-テンの中の少女「いいえ、藤s…私はただのカーテンです。決して中に人がいたりしません」

エルナ「いくら何でもそれは無理があるでしょ!
カーテンは喋らないからね!?そんな機能備わってないからね!」

カ-テンの中の少女「さ、最近のカーテンは進んでるんです!
ミカグラ学園独自のテクノロジーってやつです!!」

エルナ「それ力の入れ所明らかに間違えてるよね!?
さすがにこの学園もそこまで血迷ってないでしょ!!」

「…」

噂通りなかなか個性的な人のようだ…
そして英語の発音だけやたらネイティブなのは気のせいだろうか

エルナに説得され観念したのかカーテンの中からさっきのツインテールの子が現れた

もうすでに視線が合わず目がグルグルしている
話で聞く以上にアガリ症かつ人見知りのようだ

エルナ(彼女がもう一人の部員の藤白おとねちゃん。早速テンパってるけど何とか頑張って!)コソコソ

「」コクリ

おとね「あの…えっと…その…」グルグルグル

こちらから話しかけてみようか…

1.自己紹介する
2.話しかけてくるのを待つ
3.落ち着かせる

>>48

今日は終了です
見てくれる人どうすれば増えるだろうか…

質問あれば可能な限り答えます

安価下
アニメちょっと見ただけどミカグラ気になってるから読むよ~
ただアニメだけだからイマイチキャラや世界感把握してないから安価には参加出来ないけど

3

アニメからだけど気になってたからSSを発見できて嬉しい

>>48
安価は気軽に参加してくださって大丈夫ですよ
むしろ参加してくれるとありがたいです

>>49
そう言ってもらえるとこっちも嬉しいです

投下開始します

選択 3

とりあえずこのままではまともに挨拶も出来ない

何とか落ち着いてもらえないだろうか、と考えているとシグレさんが助け舟を出してくれた

シグレ「おとねちゃん、こんな時は一旦深呼吸しよう。リラックスリラックス」

おとね「そ、そうですね深呼吸…ひっひっふー、ひっひっふー」ヒッヒッフ-

ビミィ「おとねちゃん、それ別な呼吸だりゅい。逆に落ち着かないと思うりゅい」

エルナ「まさかおとねちゃん…できちゃったの!?私との子どもを想像妊娠しちゃったの!!?」

ビミィ「いやその発想はおかしいりゅい!」

…どうやらあまり変わらなかったようだ

このままではラチがあかないのでこちらから話を切り出すことにした

まずは簡単な自己紹介を行った

おとね「へぇ…女さんって言うんですか。藤白に挨拶に来るとは良い心がけですね。褒めてあげますよ」

「!?」

急に態度が変わったので豹変具合に驚いているとエルナが再び耳打ちしてきた

エルナ(おとねちゃんは人見知りが発生すると言葉がキツくなっちゃうの。ちなみに私はこの時の状態を¨黒おとねちゃん¨って呼んでるよ!
でも本心で言ってるわけじゃないから気にしないで)コソコソ

おとね「…って今のは冗談です!間違えました!ごめんなさいです!!」ペコリ

…今度は平謝りしてきた

別に気にしてない、と伝えると少し表情がほぐれたようだ

おとね「ふ、藤白はエルナと同じ放課後楽園部の一員で…あの、その…こう見えて実は男!」

「!?」

エルナ「おとねちゃん、それ分かる人にしか分からないやつだから!!
そして私にとっての黒歴史でもあるからこれ以上掘り起こさないで!?」

一体以前に何があったのだろうか…?


※詳しくは文庫¨ミカグラ学園組曲 不条理ルーレット¨をお読みください
好評発売中です(ステマ)

ある程度の挨拶を終えると、彼女はエルナの後ろへと下がっていった
少しだけ会話しただけなのに疲労感がすでに半端ない顔をしている

彼女と打ち解けるにはまだ時間がかかりそうだ…

エルナ「お疲れ、おとねちゃん。一人で頑張ったね!私感動したよ」

おとね「藤白は…ちゃんと自己紹介出来たでしょうか?
女ちゃんを怖がらせたりしてないでしょうか…」

「!」

どうやらこちらの心配をしてくれていたらしい
自分よりもこちらの心配をしてくれていることに少し嬉しくなった

エルナ「それじゃあ、おとねちゃんの自己紹介も無事済んだことだし。今からこの¨放課後楽園部¨について説明するね!」

¨放課後楽園部¨

それは放課後にみんなで集まって、楽園みたいな場所を一緒に創りあげて共有し、一人一人を楽曲だとしたら、その音楽が連なりあって、全体として一つの組曲になるように

『ミカグラ学園組曲』を奏でるための部である!!

エルナ「本当は『エルナちゃんをちやほやしちゃえ部』にする予定だったんだけどねー。考えに考えて今の部になったの」

ビミィ「いや、考え直して正解だりゅい。そのままだったらたぶんオイラ達今ごろここにいないりゅい」

おとね「放課後楽園部の¨楽園¨は¨楽縁¨として出会いを楽しむという意味も内包していて¨楽円¨として輪をつくって互いに成長しあうという意味合いもかねているんですよ!
全部エルナが考えたんですからね!カッコいいです!!」

エルナ「え?あっうん…そう、らしいよ…?」

しかし先ほど創部の際にポイントのほとんどを使ったと聞いたわりには冷蔵庫などの家具が充実しているのは何故なのだろうか…

おとね「ぶ、部室を借りる分のポイントは藤白が出したんですが」

シグレ「一通りの家具や必需品は僕が用意したんだよ!エルナちゃんが喜んでくれるならお安いご用さ!」

エルナ「ウワーホントニアリガトーシグレー(棒)」

シグレ「ははっそんな、改めて礼を言われると照れちゃうなぁ」テレテレ

今のありがとうには何の感情も込もってないと思うが…、当の本人が嬉しそうなので放っておこう

エルナ「今はまだ二人だけだけど、対抗戦で良い結果出して入部希望者たくさん増える予定だから!
…で、もし良かったらなんだけど女ちゃん、放課後楽園部に仮入部してみない?」

「!」

エルナ「あっまださすがに返事もらうのは早いと思うからさ。ゆっくり考えて決めてね!女ちゃんならいつでも大歓迎だから!」

おとね「ふっ藤白も歓迎します!待ってます!!」

…放課後楽園部から¨勧誘¨をうけた!

ティロリン♪

部活動コミュ¨放課後楽園部¨コミュを手に入れた

※部活動コミュはその部活から¨勧誘¨されると発生します。
部活動コミュは所属する部員の好感度が上がるとそれに応じて上がります。
最大ランク3まで

ランク1
部室に遊びに行けるようになる

ランク2
トレーニングに付き合ってもらえる

ランク3
本入部が可能になる

キ-ン コ-ン カーン コ-ン

ビミィ「もうこんな時間りゅいか。君も今日はもう帰った方が良いりゅい」

気付けば結構な時間が経っていた
楽しい会話に時間の流れを忘れてたようだ

エルナ「ん、そっか。じゃあ今日はお別れだね。良い返事期待してるからね!」

おとね「ま、またいつでも遊びに来てくださいね」

シグレ「今度機会があったら僕の所属する漫画研究会にも見学に来るといい。待ってるからね」

「」ペコリ

みんなに別れを告げ、寮に戻ることにした…

寮 ー自室ー

ビミィ「はじめての部活見学、どうだったりゅい?」

すごく楽しくてみんな優しい人達で話し易かった、と伝えた

ビミィ「それは良かったりゅい。エルナとはオイラも付き合いが長いからね。仲良くなってもらえて嬉しいりゅい」

ビミィ「でもどこに入るかはじっくり考えるべきりゅい。考えて考えて他の部を選んだとしてもエルナなら笑っておめでとうって言ってくれるはずだよ」

エルナの性格なら確かにそう言いそうだ…
今日ちょっと話した自分でもそんな彼女の姿が簡単に想像出来る

ビミィ「そして明日からはいよいよ本格的に体験入学が始まるりゅい!だから君にこれを渡しとくりゅい!」

ティロリン♪

¨端末¨を手に入れた!

ビミィ「それはこの学園で全生徒に支給されてる端末だりゅい。それがあればチャットで連絡が出来るし、買い物も出来るし、地図機能も付いてるんだりゅい。
ぜひ有効に使ってね」

※これから放課後、好きな場所へ行くことが出来るようになります(ただし仮入部先が決まる一週間の間は売店、レストランには行けません。他にも行ける場所は増える予定です)

様々な部へ行き、いろんな生徒と仲良くなりましょう

ビミィ「ポイントは本当に最低限しか入ってないりゅい。大事に使うといいりゅい」

渡された端末には500Pほど入ってるようだ
有効に使っていこう

ビミィ「明日は早いから早めに休んどくといいよ。それじゃオイラは帰るからバイバイりゅい~」ヒューン

そう言うとビミィは部屋から出ていった

自分もそろそろ休もうか…

……………………………



カーテンの隙間から漏れる日差しで目が覚めた

時計を見るとちょうどいい時間だ

起きて今日の準備を始めよう…

【一日目】

自分一人だけが通う特例用のクラスで簡単な授業を受け、早くも放課後がやって来た

今日はどの部へ見学に行ってみようか…

1.漫画研究会
2.書道部
3.華道部
4.演劇部
5.美術部
6.帰宅部
7.天文部

>>63

安価把握

今日はここまで
やっと動き出してきた

最後にもう一回だけ投げてく



¨帰宅部¨

このミカグラ学園で一番の異様さを放つ部活で、学園のブラックボックス扱いをされている。
しかし所属する全員がかなりの実力を持っているらしい…

その噂に興味を持ち、見学に行こうと思ったが地図に帰宅部の部室は表示されない
そのまま家に帰るだけだから部室なんて必要ないのだろうか…?

こんな困った時は…

1.ビミィに相談
2.あえてのクルミさん

>>67

1

選択 1

こういう時はビミィに聞いてみよう
早速連絡をしてみるとすぐにやってきてくれた

ビミィ「帰宅部に…見学に行きたいりゅいか?」

「?」

ビミィの顔はちょっと困ったような顔をしている
何か不都合でもあるのだろうか

ビミィ「…分かったりゅい。一応オイラからアポを取ってみるりゅい」

そう言うとどこかへと連絡をとるために部屋の外へ出ていった
少し待ってみるとものの数分でビミィは戻ってきた

ビミィ「『今は部員募集してないから』の一点ばりだったりゅい…
面倒くさいオーラが電話の向こうからひしひし伝わってきたりゅい…」

…どうやら帰宅部の見学は出来なさそうだ

ビミィ「また今度チャンスがあると思うりゅい。だから今日は別な所にするりゅい」

どこに行こうか…

1.漫画研究会
2.書道部
3.華道部
4.演劇部
5.美術部
6.天文部

>>70

選択 2

帰宅部は諦め今日は書道部へ見学に行くことにした

ビミィ「決まったりゅいか?
じゃあそこまでオイラが案内するりゅい」

「」コクリ

書道部にビミィと一緒に向かうことになった

ビミィと話しながら廊下を歩くこと早数分、書道部の部室前へと到着した

部屋の電気は点いてるみたいなので中に誰かしらはいるだろう

ビミィ「じゃあオイラはこのあと予定があるからこの辺で失礼するりゅい。
君一人でも頑張るりゅい~」ピュ-ン

それだけ言い残すとビミィは飛び去ってしまった

「…」

自分は自分でやるべきことをやろう

ノックしてみると「はーい今出ますー」と声がした
少し待つと一人の少女が出迎えに現れてくれた

?「えっと…どちら様、でしょうか?」

軽い自己紹介と書道部を見学させてもらいたいという事を伝えた

花袋「どこかで聞き覚えがあると思いましたが、あなたが中等部から体験入学に来てる子だったんですね!
私¨花袋めいか¨って言います。よろしくお願いします」

「」ペコリ

花袋「しかし…困りました」ウーン

「?」

花袋「今部室には私一人だけ何ですよ…
中で待っていただくのいいとしても何をすれば…」オロオロ

どうやら彼女はこういった経験があまりないようだ

1.花袋さんと話がしたいです!
2.自分も何か書いてみたいです!
3.花袋さんに書いてもらいたいです!

安価下

選択 1

花袋「えっ…私と話がしたい、ですか?」

「」コクリ

花袋「うーん…じゃあそうですね。女さんの趣味とか教えてもらってもいいですか?」

花袋さんと他愛ない話で盛り上がった…

ティロリン♪

花袋めいかからの好感度が上がった!

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