【wixoss】るう子「ウリスって結構可愛い下着穿いてるね」 (46)

※wixoss二次創作
※初ss
※キャラ崩壊、口調適当、下ネタ、妄想あり

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るう子(セレクターバトルが終わりを迎え、三ヶ月が経った頃)

るう子(普通のウィクロスに物足りなさを感じ始め、あの時のバトルを恋しく思うことが増えていた)

るう子(時々カードショップの大会に参加したりはしていたけど、その程度のことで、心に空いた穴を埋めることができるはずもなく)

るう子(私は、日々退屈と戦っていた)

るう子(そんなある日、ふと、一人の少女のことを思い出す)

るう子(1度は互角に戦い引き分け、1度は私に勝利し、1度は接戦の末なんとか勝利した)

るう子(私が出会った中で最強の少女のことを……)


るう子「そんなわけで、ウリスの居場所について教えてよ晶さん」ガチャ

晶「いきなり楽屋に来たかと思ったらなんだお前」

晶「いや、そもそもお前どうやって入ってきた?関係者以外立ち入り禁止だろうが」

るう子「スタッフさんに顔覚えられてるから、余裕で通して貰えたよ?晶さんの友達として」ゴソゴソ

晶「警備ザルかよ。そもそも私ら別に友達じゃねぇし」

るう子「でもるうはあひははんほほもはひはほほっもっへるほ」モシャモシャ

晶「楽屋のお菓子勝手に食ってんじゃねぇよ」

晶「っつうかウリスの場所とか全く知らねぇし」

るう子「嘘?だって晶さんウリスのペッ……パートナーだったんでしょ?」

晶「おい今ペットって言おうとしただろ」

るう子「どうしよう、開始早々手がかりが……」

晶「スルーすんな」

ガチャ

伊緒奈「あら小湊さん、お久しぶり。何ご用かしら?」

るう子「あ、伊緒奈さん。実は今、人を探していまして……」


伊緒奈「……だいたいの事情はわかったわ。私でよかったら手伝わせてもらうわよ?」

るう子「え?いいんですか?」

るう子「るう、伊緒奈さんとそこまで交流ないのに、こんなときにだけ頼るのは申し訳ないっていうか……」

晶「お前私ともそんな交流ないけどな」

伊緒奈「そんなこと気にしないで。困ったときはお互い様でしょう?」

るう子「……伊緒奈さん優しい……。晶さんと一緒に仕事こなしてるだけのことはある……」

晶「どういう意味だテメェ」


伊緒奈「で、そのウリスさん?ってどんな人なの?」

るう子「えっと……元々伊緒奈さんのルリグが伊緒奈さんの体に入っていたときのルリグで、その後伊緒奈さんの体に入って……?あれ?」

晶「なんで自分で言っててわからなくなってんだよ」

るう子「簡単に言えば、人を壊すのが生きがいみたいな人です」

伊緒奈「……晶、そんな人に飼われてたの?」

晶「いや飼われてねぇから」



伊緒奈「じゃあさっそく依頼してみるけど……。ウリスさんの情報についてもう少し詳しく教えて貰えるかしら?」

るう子「詳しく……?」

伊緒奈「フルネームとか、身体的特徴とか」

るう子「……そういえばるう、ウリスのことについて全然知らない……」

るう子「そもそもウリスって本名なのかな……?」

晶「最近流行りのDQNネームってやつかもな」ハハッ

るう子「真性DQNの晶さんが言うんなら間違いないね」ハハッ

晶「ちょっと歯ぁ食いしばれ」



伊緒奈「……とりあえずダメ元で、ウリスって子を全国から探してみるわね」

るう子「うーん、さすがに無計画すぎたかなぁ……」

晶「ざまぁみろ」

るう子「……晶さん、本格的に利用されてただけだったんだ……」

晶「やめろ涙出る」


伊緒奈「一人該当したらしいわ」

るう子「本当!?」

晶「まじか……。ウリスって漢字でどう書くんだ?」

伊緒奈「ひらがな三文字で"うりす"って書くみたい」

るう子「名前にひらがながある人ってなんか可愛いよね」

晶「なんだその清々しいまでの自画自賛」


伊緒奈「北海道で一人暮らしをしているみたいだけど、最近は不登校で家に引きこもってるらしいわ」

るう子「へぇ、なんでだろう?」

晶「いやお前がセレクターバトル終わらせたからじゃねぇの?」

晶「しかも自分で終わらせた挙げ句、退屈だから会いに行くって自分勝手極まりねぇな」

るう子「るうの音もでないよ」

晶「やかましい」


伊緒奈「はいこれ住所」

るう子「ありがとう伊緒奈さん」

伊緒奈「気をつけて行ってきてね」

るう子「……あ、そうだ晶さん」

晶「なんだよ、早く行けよ」

るう子「ウリスに何か伝えたいことある?あれば伝言するけど?」

晶「っはぁ!?んなもんねぇよ!いいから早く行きやがれ!」

るう子「だって晶さん、未だにウリスのことが忘れられず、毎晩枕を涙で濡らしてるんでしょ?」

晶「お前の中の私どういうキャラしてんだ」


るう子「冗談冗談。特に無いようだし、るう行くね?」

晶「……」

晶「伝えて欲しいこととか別にねぇけど」

るう子「うん」

晶「その……なんだ……」モジモジ

晶「……写真一枚撮ってこいよ///」

るう子「……どうしよう、晶さんのくせにすごく可愛い……」

晶「いい加減にしろ」


~北海道~

るう子「そんなわけで、ウリスの家の前まで来たんだけど」シャキン

るう子「どうやって中にいるウリスを引きずり出そうかな」

るう子「とりあえずインターホン押そう」

ピーンポーン

家『……』

ピーンポーン

家『……』

るう子「やっぱ出てくる訳ないかぁ」

るう子「それとも今いないのかな?」


るう子「まあ、いくら引きこもってるとはいえ、そのうち食料が尽きるはずだから」

るう子「ウリスが家から出てくるまでここで待機すればいっか」

るう子「一応、寝袋も持ってきたし」

???「……何、人の家の前でめんどくさい計画企ててんのよアンタ」

るう子「あ、おかえりなさい、ウリス」

ウリス「……久しぶりね、クソッタレ」


~ウリスの部屋~


るう子「でも、正直意外だったなぁ」

ウリス「何がよ?」

るう子「ウリス、絶対私のこと恨んでるだろうから、私のこと見た瞬間殺しに来るんじゃないかなぁって覚悟してたから」

ウリス「だからアンタ、玄関の前でトンファー構えてたのね」

るう子「さすがに無抵抗で殺されるのはちょっと」

ウリス「家に帰ったら武器構えた女が待ち受けてた私の気持ち考えなさいよ」


ウリス「……まあ確かに、セレクターバトルが終わって、しばらくは憎くてしょうがなかったわね」

ウリス「私を使いこなせなかった挙げ句、勝手に改心してバトルを終わらせた繭のこと」

ウリス「そして、そのきっかけとなったアンタのこと」

ウリス「憎くて憎くて、頭がおかしくなりそうだったわ」

ウリス「……でも、2週間くらいたった頃かしら」

ウリス「あんたたちをいくら憎んだところで、あのバトルは永遠に帰ってこない」

ウリス「誰にも気づかれず、好き放題人を壊すことはもうできないんだって、頭の中で理解し始めたのは」

ウリス「……それからは、もう何もかもが空しくなった」

ウリス「こんな世界、生きていても退屈なだけ」

ウリス「そろそろ、自殺でもしようかって考えてたところよ」

るう子「……」


ウリス「……アンタはどうなの?」

ウリス「アンタもあのクソッタレと同じで、戦いの中でしか生きられない人種だったハズでしょ?」

るう子「……」

るう子「単刀直入に言うとね」

るう子「今日はウリスとバトルしに来たの」

ウリス「……でしょうね」

ウリス「でも、今更普通のバトルで満足できるの?アンタ」

るう子「さっすがウリス、わかってるぅ」

ウリス「なによ急に」


るう子「でね、普通のバトルで満足できないなら、互いにキツイ罰ゲームを課したバトルをすればいいんじゃないかなって」

ウリス「……あー、なるほど」

ウリス「自分ルールで自分を追い込んで、少しでもセレクターバトルに似た緊張感を得ようってわけね」

るう子「ばあちゃんと似たようなことやってる時に思いついたんだ」

ウリス「アンタばあちゃんと何してんのよ」


ウリス「提案してくれたところ悪いけど、正直今そんな気分じゃ無いのよね……」

ウリス「他のやつとやんなさいよ」

るう子「遊月や一衣にはそんな勝負なんて持ちかけられないし……」

ウリス「私だったらいいのかよ」

るう子「だって、他の人じゃ相手にならないし……」

ウリス「晶は?あの子なら少し煽れば勢いで引き受けそうだけど」

るう子「晶さん、セレクターバトル終わってから性格が少し丸くなったんだよね」

るう子「多分、伊緒奈さんと常に一緒にいる影響だと思うけど」

ウリス「?イオナと一緒にいた頃が最もやばかったじゃない」

るう子「あ、そのイオナさんじゃなくて、ウリスがルリグをやってた時のイオナさんがルリグだったころのセレクターの伊緒奈さんで……あれ?」

ウリス「何で自分で言っててわからなくなってんのよ」


るう子「……そんなわけでウリス」

ウリス「どんなわけよ」

るう子「るうと互角に戦えて、何かをかけた全力のバトルをできるのはアナタしかいないの」

るう子「お願い、るうとバトルして」

ウリス「……そこまで言うんなら相手になるけど、正直、アンタの期待には応えられないと思うわ……」

ウリス「今の私はただの腑抜けよ」

ウリス「もうあの頃みたいに燃えることなんてできないもの」

るう子「なにそれ恋人みたい」

ウリス「黙ってろ」


ウリス「ちなみに聞くけど、アンタは負けたら何すんのよ」

るう子「そうだね……」

るう子「るうが負けたら、るうの体を好きにしていいよ」

ウリス「……アンタそれ、私がどういう人間か理解した上での発言なのよね?」

るう子「うん」

るう子「負けたら、朝までグッチョグチョに犯される」

ウリス「微塵も理解してないじゃないの」

ウリス「前にも言ったけど、私はね、人が壊れていく姿を見るのが大好きなの」

ウリス「希望に満ちた目を絶望で濁らせていくのが快感なのよ」

るう子「なるほど、つまり……」

ウリス「わかってもらえたかしら?」

るう子「精神が崩壊するくらいの激しいプレイを」

ウリス「セ ッ ク ス か ら 離 れ ろ」


るう子「冗談はこれくらいにしておいて」

ウリス「随分生々しい冗談だったわね」

るう子「るうが負けたら、切り刻むなりなんなり、好きにしていいよ」

ウリス「……本気で言ってるの?」

るう子「本気じゃ無かったら、わざわざ飛行機乗ってここまでこないよ」

ウリス「……たかがカードゲームにそこまでするなんて」

ウリス「アンタ、本当に狂ってるわね」

るう子「ウリスに言われたくないよ」

ウリス「……それもそうね」


ウリス「……まあいいわ」

ウリス「直接傷つけるのは趣味じゃ無いけど、相手してあげる」

るう子「ありがとう、ウリス」

ウリス「じゃあ早速始めましょうか、互いの命をかけた勝負を……」

るう子「え?」

ウリス「え?ってなによ」

るう子「いや、ウリスが負けたら、週一でるうと一緒にボランティアに参加してもらう予定なんだけど……」

ウリス「……」

ウリス「……っはあああああああああああ!!!???」

るう子「ちよりさんとエルドラがよく幼稚園のお手伝いをしてるらしいから、るう達もそれにいk」

ウリス「いやだからって何で私が!?」

るう子「だって、さっきまで自殺考えてた人が命かけたところで必死にはならないでしょ」

ウリス「そんなこといったらアンタはどうなるのよ!」

るう子「るう?るうは死ぬのが死ぬほど嫌だよ?」

ウリス「プーさんみたいなこと言ってんじゃないわよ!」


ウリス「負けたら幼稚園?ガキの相手するとか、死ぬよりキツイじゃない……」ブツブツ

るう子「結局バトルするの?しないの?」

ウリス「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!まだ考え中で……」

るう子「ねぇ、早くバトルしようよ!ねぇ!ねぇ!」

ウリス「だから、今考えてるんだって!あんま急かすんじゃ……」

るう子「ばとうー!ばとうー!」

ウリス「うっぜええええええええええ!!!」


ウリス「ああもうわかったわよ!やればいいんでしょやれば!」

るう子「そうこなくっちゃ」

ウリス「要は勝てばいいのよ!このバトルに勝って、アンタを殺して、その後に私も死んでやるわ!」

るう子「やっぱ恋人みたい」

ウリス「いくわよクソッタレがぁ!!!」

ウリス「オープン!!!」





るう子「……」

ウリス「……」


るう子「あ、そこのテーブル借りていい?プレイマット敷くから」

ウリス「もうやだこの世界」

~省略~

るう子「勝ったぁ!」

ウリス「あぁぁぁ……ボランティア決定ぃ……」

るう子「最高だったよウリス!こんなに楽しい勝負は久しぶりだよ!」ツヤツヤ

ウリス「そいつはよかったわね。でもこちとら今それどころじゃないのよ」

るう子「何もそこまで落ち込まなくても……。死ぬわけじゃあるまいし」

ウリス「死ぬよりキツイっつってんでしょうが」


ウリス「はぁ……ボランティアかぁ……」

るう子「やってみたら、案外楽しめるかもしれないよ?」

ウリス「適当言わないでよ……。やってる間に発狂死とかするんじゃないかしら」

るう子「演技でも無いこと言わないで」

ウリス「提案したのどこのどいつよ」


るう子「……でもさ」

ウリス「なによ」

るう子「なんだかんだ言っても、ウリスもすごい楽しそうだったよね」

ウリス「……」

るう子「バトル中、いい顔してたもん」

ウリス「……まぁね」

ウリス「なんか、久しぶりに満たされた感じがしたわ」


るう子「セレクターバトルが突然始まったように、人生何が起きるかなんてわからないから」

るう子「人を壊すこと以外にも、ウリスが『楽しい』って思えること、この先きっと見つかると思う」

ウリス「……」

るう子「それに、るうはこれからも、ウリスと一緒にバトルしたい」

るう子「だから……」

ウリス「……」

ウリス「ほんと、アンタって自分勝手」


ウリス「……わかったわよ」

ウリス「負けたのにキャンキャン吠えるのも見苦しいし」

ウリス「しばらくは、アンタにつきあってあげる」

るう子「ウリス……」

ウリス「やってやろうじゃないの、ボランティア」

るう子「うん」

るう子「これからよろしくね、ウリス」


るう子「じゃあ本人の了承も得たところで、さっそく引っ越しの準備しようか」

ウリス「……はぁ???なんでそうなるのよ」

るう子「だって『週一で』ボランティアに参加するんだよ?」

るう子「一週間に一回、北海道と本州を往復するのはキツイでしょ?」

ウリス「」


るう子「とりあえず必要なものだけまとめて、るうの家に送ろっか」

ウリス「え、いや、学校はどうすんのよ!」

るう子「るうの通ってる中学校に入ればいいよ」

ウリス「いきなり押しかけたらあんたの親御さんに迷惑でしょ!」

るう子「ばあちゃんにはもう話を通してあるから。大歓迎だって言ってたよ」

ウリス「いや、だから、えーっと……」

るう子「下着とかも必要だよね……。あ、ウリス、結構可愛いやつ穿いてるね」ゴソゴソ

ウリス「ちょ!?///なに勝手にタンス漁ってんのよ!?///」

るう子「なんでだろう、ウリスのパンツ、すっごい落ち着く」スンスン

ウリス「匂い嗅がないでよ!!///」

るう子「ちょっとトイレで一人エッチしてくるから、このパンツ借りていい?」

ウリス「いいわけあるかこのクソッタレがぁあああ!!!///」

おわり

アプリ開始記念に書きました
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