夏野「と、言うわけで切りまーす」ﾁｮｷﾝﾁｮｷﾝ

ｽｯ

和人「ｷｬｳﾝ！」ｻｯ

ﾄﾞｽｯ

和人「どういうわけだよ！？ｴｲﾌﾟﾘﾙﾌｰﾙ全く関係ないじゃん！」

夏野「あら？そうかしら？フールな犬を切る日じゃないの？」

和人「そんな愛護団体に怒られそうな行事はあってたまるか！！」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

夏野「あら残念、客が来たわ」

和人「助かった……」

夏野「続きは後で倍にしてあげるわね♪」

和人「助かってなかった！！」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

夏野「ﾁｯうるさい客ね……」

和人「打ち合わせとかじゃないのか？」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

夏野「違うわ、それにアイツはこんなにﾋﾟﾝﾎﾟﾝ連打はしない筈だし」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

夏野「はいはい、今出るわ」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

和人「どんどん間隔狭くなってね？」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ ﾄﾞﾝｯ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

和人「暴力入った！？」

夏野「面倒くさいわね……」

和人「いや開けてやれよ、ドア壊す勢いだぞ」

ｷﾞｭｲｲｲｰｰﾝ

和人「ほらﾋﾟﾝﾎﾟﾝの間隔も……ってこれ完全に壊しにかかってるよね！？」

夏野「へぇ……久しぶりじゃない」

和人「誰か分かったの！？」

ｷﾞｭｲｲｲｰｰﾝ ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

ﾎﾞｺﾞｫ

円「こんにちわー！」

夏野「いらっしゃい春海妹」

和人「円！？鮪喰(ﾏｸﾞﾛｲｰﾀｰ)でドアを壊したのか……ってまだ持ってたのかよ」

円「久しぶりだね、和兄」

円「あ、それと、夏野さん」

夏野「何コイツ、義姉をついでみたいに、切ってやろうかしら」

和人「いやお前は何を言っているんだ」

>>6訂正

円香「こんにちわー！」

夏野「いらっしゃい春海妹」

和人「円香！？鮪喰(ﾏｸﾞﾛｲｰﾀｰ)でドアを壊したのか……ってまだ持ってたのかよ」

円香「久しぶりだね、和兄」

円香「あ、それと、夏野さん」

夏野「何コイツ、義姉をついでみたいに、切ってやろうかしら」

和人「いやお前は何を言っているんだ」

少し寝ます
起きたらまた更新します

夏野「それで？何の用なの？」

円香「はい、えっと……今日は和兄に会いに来た、というわけではなくて、夏野さんに会いに……」

和人「何だか要領を得ない説明だな」

夏野「私？私に用なの？」

円香「そうじゃなくって！今日はエイプリルフールだから来ました！」

夏野「は？」

和人「何その理由！？わざわざ嘘つきに来ましたって言ってるようなもんだよね！？」

円香「言っておかなきゃいけないことがあるんです！」

和人「いやもうそれ嘘って分かりきってるよね、さっき嘘つきますって宣言してるよねもう」

和人「何だか妹が残念なやつになってる……」

円香「……」ｽｩｰｯ

円香「言います！」

和人「嘘つくのにそこまで気合いためる必要ないからね！？」

円香「和兄なんて大嫌い！ずうっと一緒に暮らさない！」

和人「ぐふっ……嘘って知ってても傷つく台詞だ……」

夏野「それだけ？」

円香「あれ？これで和兄が帰ってくるはずなんだけど……？」

和人「なんでだよ！ウソ8○○でも飲んだの？俺は未来から来た猫型ロボットなの？」