れんげ「よいこのヒーロー番組、仮面ライダー龍騎が始まるのん!」蛍「よいこの…?」 (388)

のんのんびより×仮面ライダー龍騎のssなのん

このssはのんのんびりよりのよいこのみんなが仮面ライダー龍騎を見るssなのん!

それでは始まるのん!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427547360



~越谷家~


夏海「さぁ、日曜日の朝8時だ!新しいよいこのヒーロー番組がはっじまるよ~♪」


れんげ「なのん!」


卓「」コクッ


小鞠「も~!夏海ったら朝っぱらから大声出さないでよ!近所迷惑じゃん!」


蛍「みなさん、どうもお久しぶりです。一条蛍です。
今回も私たちのんのん村の子供たちは越谷家に集まり、
新しいヒーロー番組を観る事になりました。
さてさて、今日からどんな番組が始まるのでしょうか?」



夏海「今日から始まるのは『仮面ライダー龍騎』って番組だよ!!」


れんげ「龍騎…カッコよさそうな名前なのん!」


小鞠「龍の騎士だもんね!強そ~!」


卓「」コクッ


蛍「どうやらよりにもよって、
平成ライダーでもっとも子供向けではない番組が始まるようです…」


夏海「おやぁ?ほたるんはなにやら浮かない顔をしてるなぁ?」


蛍「え~と…事前に注意しておきますけど…
仮面ライダー龍騎って結構きわどい描写があるからあんまりお勧めできないんですけど…」


小鞠「もー!蛍は心配し過ぎだってば!」


れんげ「そうなのん!仮面ライダーはよい子のヒーロー番組なのん!」


卓「」コクッ


夏海「それじゃあさっそく観よ~!」


れんげ「なのん!」


蛍「心配だよ…龍騎っていったら…
子供には見せられないあの人やあんな人までいるのに…どうなるんだろこれ…?」



【第1話誕生秘話】


夏海「さっそく第一話が始まったよ!」


『いやぁぁぁぁっ!?』


夏海「夜のマンションで女の人が鏡の中にいるクモの怪人に襲われてる!?」


れんげ「でも何で鏡の中に怪人がいるん?」


蛍「あれはミラーモンスターという鏡の中にいる怪人で現実世界の人間を襲っているの。」


小鞠「そこへ黒いロングコートを羽織った男の人が…!
けどいなくなっちゃった。一体どこへ行ったんだろう?」



『朝焼けに包まれて 走り出した 行くべき道を♪』


夏海「あ、ここでOPになった!
せっかくいいとこなのに何でOPになるんだよ!?」


蛍「平成ライダーではよく行われる手法ですね。
肝心なとこはCM明けとか次回とか楽しみを小出しにしてるんですよ。」


れんげ「しかも歌ってる人は女の人なのん。
仮面ライダーの歌って男の人が歌うはずじゃないのん?」


蛍「確か龍騎から女性アーティストがライダーの主題歌をやるようになったはずだよ。
他にも仮面ライダー剣やフォーゼも女性が主題歌を歌っているんだよ。」



『警察内部の腐敗と堕落、
彼らが手錠をかけるべき相手は隣にいる同僚かもしれないというのは皮肉である、か。
フフン、いいねいいねぇ!これ、うちで流した記事の中じゃ過去最高なんじゃねぇか?』


夏海「CM開けて…あれ?さっきとは全然違うシーンが流れてるよ?」


蛍「ここはOREジャーナル編集室。
彼はそのOREジャーナルの大久保編集長、どうやら朝の記事を読んでいる最中みたいです。
ぶっちゃけこの殺伐とした番組の良心ともいえる人ですね。」


小鞠「インターネットの取材って…都会って凄いんだねぇ!」


れんげ「それで仮面ライダーはいつ現れるのん?」


蛍「それは…」



『痛っ!ちょとぉ、殴ることないでしょぉ!?』


れんげ「茶髪のお兄ちゃんがトラックの運転手のおじさんに殴られてるのん!」


蛍「出ました。彼が仮面ライダー龍騎こと城戸真司さんです。
どうやらトラックの運転手さんのトラブルに巻き込まれているようです。
そこへ大久保編集長から電話、先輩記者の令子さんの手伝いに行けと命じられました。」


((ブロロロロッ!))


夏海「ていうか真司原付乗ってるんだけど…」


小鞠「仮面ライダーが原付って…」


蛍「大丈夫、今の仮面ライダーは車に乗ってますから。」


『ハァ……ああいうのは、あれだよ。
祭りの取材行って、いつの間にか神輿担いじゃってるタイプだな!』


れんげ「これどういう意味なのん?」


蛍「つまり取材に行っていつの間にか仮面ライダーになったという事なの…」



『何だよ?これ……何かいるのがわかる……』


れんげ「真司はひょんな事からカードデッキを手にしたのん。
そしたらミラーワールドにいるモンスターが見えるようになってしまったん!」


『あなた……“仮面ライダー”なの?』


((シュィィィン!))


蛍「そして偶然出会った神崎優衣さんに導かれ真司さんはミラーワールドへ!」


小鞠「そこにはさっきのクモのミラーモンスターが現れたのん!」


夏海「けど真司も仮面ライダーに変身だ!…ってなんだか弱そうなのになってんだけど?」


蛍「あれはモンスターと契約する前のブランク体…これじゃ勝ち目がありませんよ!?」



『変身ッ!』


小鞠「そこへあのロングコートの男の人が、
仮面ライダーに変身してミラーワールドに入ってくよ!」


蛍「彼は秋山蓮、仮面ライダーナイトですね!
この作品における2号ライダーポジションでもう一人の主人公です!」


れんげ「ナイトがモンスターと戦い始めたのん!」


『これか……!』


夏海「お、真司もカードで武器を召喚して戦おうとするよ!」


『折れたぁっ!?』


「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」


れんげ「剣がポッキリ折れちゃったのん!」


小鞠「本当にこの人主人公なの!?」


夏海「どう考えてもあっちのナイトの方が主人公だよね?」


卓「」コクッ



蛍「モンスターと契約してないとこんなものですからねぇ…
ちなみにこのシーン、実は本来ならNGだったけど面白かったから採用されたとか。
さて、それはともかくモンスターはナイトが撃破してくれたようです。
けど新たに現れたのは…」


『ガァァァァッ!』


れんげ「龍なん!龍のモンスターが現れたのん!?」


『おわぁ――――っ!?』


小鞠「真司たちが吹っ飛ばされた!」


夏海「一体どうなるの!?」


蛍「それは次回の2話に続きます。」



【第2話巨大クモ逆襲】


夏海「よっしゃ!日曜朝8時だー!」


れんげ「なっつん!早くTV付けるん!真司たちはあれからどうなったのん!?」


『来た道を戻れ!』


蛍「真司さんは蓮さんからのアドバイスで一応無事(?)に現実世界へ帰還できました。
それからダンシング鶏という紅茶店に連れられて、
ミラーワールドや仮面ライダーについて説明を受ける事に…」


れんげ「結局真司はデッキを優衣に渡して帰っちゃったのん。」


夏海「情けないなぁ、すぐに変身して戦わないの?」


蛍「まだ彼はこの段階では一般人ですからね。これから追々と成長していくんですよ。」



小鞠「けど先週倒したクモのミラーモンスターが復活しちゃったよ!
ナイトがもう一度戦ってるけど苦戦しているし…一体どうしたらいいの!?」


『俺も、あいつみたいに戦えるのかな。』


『もう一度仮面ライダーになれば…』


『駄目。モンスターと契約したら、もう後戻りできない。ずっと戦い続けていくしかない。』


蛍「そんな時、真司さんは襲われた人々を見て仮面ライダーになる決意をするのです!」


『俺さ、もともと何でも首を突っ込まないと気が済まないんだ!』


『あの龍と契約して!』


れんげ「そして優衣さんからカードデッキを渡されて龍を封印したのん!」


蛍「そして今ここに仮面ライダー龍騎が誕生したのです!」


『龍の影を纏う~♪』


夏海「ウォォッ!ここで曲が掛かった!スゲーカッコイイよ!」


蛍「平成ライダーではED曲が戦闘BGMになってるんですよ。」



((FINAL VENT))


『ダァァァァッ!』


れんげ「龍騎の必殺技、ドラゴンライダーキックなのん!モンスターをやっつけたのん!」


小鞠「これで一件落着だね。」


『龍騎か…今の内に潰しておいた方が良さそうだな。』


夏海「…って今度はナイトが龍騎に襲いかかったー!」


れんげ「何で攻撃するのん!?」


蛍「それはあとでわかる事だけど…」



【第3話学校の怪談】


蛍「さて、始まりました。龍騎第3話です。
前回の続きで龍騎とナイトの戦いから始まるわけなんですけど…」


((TRICK VENT))


『ええっ?双子?』


『「三つ子か~!?』


れんげ「ナイトが分身して龍騎に襲いかかってるのん!」


夏海「ていうか龍騎ボコボコにやられ過ぎだよ。」


小鞠「それは初心者だから仕方ないんじゃ…?」


卓「」コクッ


蛍「結局制限時間が過ぎて勝負は有耶無耶に終わりました。」



『お前が龍騎か…
 一つだけ言っておく。最後に残るライダーはただ一人。ライダーを倒すんだ。戦え。』


夏海「なんかホームレスみたいなボロボロの服着た男の人が戦えって真司を煽ってる…」


蛍「この人は神崎士郎さん、優衣さんのお兄さんです。
この物語のゲームマスター的存在でたまに意味深な事を言う人ですけど…」


れんげ「けどわからないのん。
最後に残るライダーってどういう意味なのん?」


蛍「それは…ていうか今見返してみると神崎さん肝心な事何も言ってないですよね。
せめてあの条件を言うくらいの説明責任は果たすべきでしょうに…」



『変身ッ!』


れんげ「龍騎に変身なん!ライドシューターに乗ってミラーワールドに突入したのん!」


((STRIKE VENT))


蛍「そしてストライクベントでモンスターを無事撃破したのですが、
その間に現実世界では女の子がモンスターに襲われていたのです!?」


小鞠「しかもその場には蓮が…一体どうなってるの!?」



【第4話学校の怪談2】


蛍「前回の続きです。
蓮さんの契約モンスターであるダークウイングが女の子を襲っていたのです!」


小鞠「真司は蓮が女の子を襲ったんじゃないかって疑ってる!」


蛍「それと事件とは関係ない話ですが、
真司さんはアパートを追い出されてOREジャーナルに居候する事になったらしいです。」


『こんなに私物持ち込んで・・・大切な資料とか紛れたらどうすんの?
会社には必要最低限のものしか置かない!社会人としての常識だし出来る人間の条件よ!』


夏海「なんか令子さんって母ちゃんみたくガミガミ叱るよね。ウチあんまり好かないわ…」


蛍「いや…これはさすがに令子さんの言い分が正しいと思いますよ。」



((キィィィィッ!))


蛍「そんな時小学校に再びモンスターが出現しました!」


『変身ッ!!』


れんげ「真司と蓮が龍騎とナイトに変身してミラーワールドに突入したのん!」


蛍「ここでナイトがモンスターの一匹は自分が相手をすると言ってきました。
どうやら先程は女の子を襲ったのではなく守ろうとしていたようですね!」


『お前…』


『プライドの問題だ!』


((FINAL VENT!))


夏海「そして二人のファイナルベントでモンスターをぶっ倒したよ!これで解決だ!」


れんげ「蓮が真司に意地悪してたのはライダーとしての覚悟が不十分だったからなんな!
これで二人はこれから仲良くモンスターを退治していくのんな!」


小鞠「そうだね!」


卓「」コクッ


蛍「いいえ、ナイトが龍騎を攻撃した本当の意味は…」



【第5話骨董屋の怪人】


れんげ「5話なのん!」


『令子さんが入院したそうです。』


『えぇっ!?』


小鞠「行方不明者の手掛かりを探しに骨董品店を訪れた令子さん。
だけど令子さんはそこで何者かに襲われて病院に入院してしまったんだよ!?」


夏海「令子さんはこの店の主人の加賀って人が一連の事件の犯人かもって言ってる。
ウチら…仮面ライダーの番組観てるはずなのにいきなりサスペンスドラマ観てるみたい…」


蛍「確か初期の平成ライダーは子供番組を脱却しようと、
こういうサスペンスドラマな展開を意図的にやっていたらしいですよ。」


れんげ「須藤刑事が事情聴取してるのん…けどなんかウチ…この人の事怪しいと思うん。」


蛍「さすがはれんちゃん、感が鋭いね。あとでわかる事だけどこの人は…」



夏海「…ってそんな事やってる間に…
なんと龍騎、ナイトに続く第三の仮面ライダーが現れた!?」


小鞠「しかも金色の仮面ライダーだよ!」


『あいつライダーだろ?』


『あぁ、仮面ライダーシザースだ。だから戦え!』


れんげ「そこへナイトが駆けつけたのん!
けど結局シザースはその隙に逃げちゃったのん…」


小鞠「蓮の話だと令子さんを襲った加賀って人がシザースなんだって!
けど仮面ライダーが人を襲うなんて信じらんないよ!?」


夏海「蓮もシザースと戦う気だけど…何でライダー同士で戦うわけ?」



蛍「え~と…どうにも番組では説明不足なのでお話しますが…
実は神崎士郎に選ばれた仮面ライダーたちはみんな叶えたい願いがあるんです。」


夏海「願い…?」


蛍「ハッキリ言うと、
仮面ライダーになって戦って生き残った人にひとつだけなんでも願いを叶えると…」


小鞠「それじゃ…真司以外はみんなその事を知ってて戦うの…?」


蛍「はい…」


れんげ「ウチの知ってるRXみたく正義のために戦ってくれてるわけじゃないのん…?」


蛍「はい…その通りです…彼らは願いを叶えるために戦ってるんです…」



「「なんじゃそりゃ~!?」」



蛍「そんなわけで…6話に続きます。」



【第6話謎のライダー】


蛍「さてさて、6話になりました。」


夏海「前回シザースの正体が加賀だと思ってたらなんとびっくりだよ!」


れんげ「その正体は須藤だったのん!?」


小鞠「須藤は加賀を殺害して悪事を働くために仮面ライダーになったの!
…ってなんだか私たちの知ってる正義の仮面ライダーじゃないんだけど…
これじゃただの悪人じゃん!?」


卓「」コクッ


蛍「先輩、シザースなんてこれから現れるあの人に比べたらまだまだ序の口ですよ。
なんたってこの後、平成ライダーでも屈指のあの極悪ライダーが出てくるんですから…」



『あんただけは、許せないと思う。戦わなきゃいけないと思う!』


れんげ「真司がシザースと戦おうとしてるん!真司、シザースなんてやっつけるのん!」


『お前には無理だ。』


『そいつが許せないから戦うんじゃない。』


『仮面ライダーだから戦う、理由はそれだけで良い。』


小鞠「けどそこへ蓮が真司に代わってシザースと戦う事になったよ!」


夏海「二人ともライダーに変身してミラーワールドで対決だ!」



((FINAL VENT))


蛍「ナイトの飛翔斬とシザースのシザースアタックがぶつかり合いました!」


夏海「どうでもいいけどこのシザースアタック…ダサくない…?」


小鞠「そうだね、普通にボルキャンサーにトスして回転するだけだし…」


卓「」コクッ


れんげ「シザースアタックって名前も地味なのん。
必殺技の名前くらいもっと派手でもいいとウチは思うんな。」


蛍「シザースは2話限りの出番だから…だってシザースはこの後…」



『私の勝ちのようですね。』


れんげ「勝ったのはシザースなん!シザースはナイトにトドメを刺そうとしてるん!?」


((パリィンッ!))


夏海「待った!シザースのカードデッキが壊れた!勝ったのはナイトの方だよ!!」


小鞠「けどカードデッキを失った須藤は変身が解けちゃうよ…一体どうなるの!?」



『ガァァァァッ!』


『私は…絶対…生き延びて…』


『ギャァァァァァァッ!?』


れんげ「え…?」


小鞠「これって…どうなってんの…?」


夏海「もしかして…須藤…ボルキャンサーに食べられちゃった?」


蛍「はい、ガツガツと食べられちゃいましたね。」


「「えぇ――――――っ!?」」


れんげ「そんな…正義のヒーローの仮面ライダーが死ぬなんてありえないのん!」


夏海「しかもこれまだ6話だよ!」


小鞠「びぇぇぇぇ!私もうカニ料理食べれないよぉぉ!?」


蛍「だから最初にこの番組は子供向けじゃないと言ったのに…
さて、残ったボルキャンサーですが龍騎が駆けつけてやっつけてくれたようです。
けど…」



『やめろ!』


『やめろって…』


『やめろって言ってんだろ!?』


れんげ「ドラグレッダーが、
ボルキャンサーのエネルギーを食べるのを龍騎がやめろと言ってるのん。」


夏海「けどこれ何で龍騎は止めようとしてるの?」


蛍「そりゃ止めますよ。
だってこのエネルギーの塊はつまり、
さっきボルキャンサーに食べられた須藤の成れの果てですもん…」


小鞠「じゃあ…ドラグレッダーがそれ食べたら…うぇ…」


卓「」



『何を躊躇っている。力は力だ。』


((バクッ!))


れんげ「けどナイトはそんな事お構いなしにダークウイングが食べちゃったのん!」


蛍「龍騎とちがってナイトはもう覚悟完了していますからね。」


『これが戦いなんだ!
カードデッキは全部で13。倒すべきライダーはあと11人。お前を入れてな! 
俺は必ず生き残る!!』


小鞠「13人!それじゃあこれから残り11人の仮面ライダーが出てくるわけ!?」


夏海「ふぇ~、信じらんないや!」


蛍「今ではそんなに珍しくないライダーバトルですけど…
平成ライダー初期の頃はそれはもう斬新だったという話ですね。」


とりあえずここまでなのん

このssはのんのん村のよいこのみんなが仮面ライダー龍騎を楽しく見るssなんな!



【第7話新種誕生?】


蛍「さぁ、7話です。今回からなんと第4の仮面ライダーゾルダが登場します!」


れんげ「銃使いの仮面ライダーなのん!ロボライダーみたいなん!」


『ピュ~ピュ♪ピュ~ピュ♪』


夏海「たぶんゾルダの正体なのかな…
ヤンキーぽい兄ちゃんが口笛吹きながら夜道を歩いてるんだけど?」


小鞠「なんか怖そう…」


蛍「彼は吾郎ちゃんです。
後に仮面ライダーカブトでZECTの幹部になったり、
仮面ライダー鎧武でドルーパーズのマスターになったりします。
ちなみにこんな強面ですけど実は優しい人なんですよ!」



『火事だ!おわっちぃぃぃ!???』


蛍「さて、我らがヒーロー仮面ライダー龍騎ですけど…」


小鞠「深夜のOREジャーナル編集室で寝ぼけて消化器振り回してみんなに怒られてる…」


れんげ「これはクビにされても文句言えないのん…」


夏海「うん、ウチもさすがにこんなイタズラやらないわ…」


卓「」コクッ


蛍「さて、それはともかくOREジャーナルに一通のメールが届きました。
金色のザリガニ…って何ですかこれ?」



夏海「そんなわけでOREジャーナルを追い出された真司は、
アマゾンから帰ってきた優衣のおばさんの勧めで花鶏に下宿する事になったんだけど…」


小鞠「どういうわけか蓮も一緒に住む事になったよ!」


蛍「さすがに年頃の男女が、
ひとつ屋根の下で暮らすのは子供たちのヒーロー番組ではNGですもんね…」


れんげ「へ?なんでなのん?」


蛍「れんちゃんがもう少し大人になったらわかる事だよ…」


卓「」コクッ



夏海「話は変わって北岡って弁護士がヤクザに追われてるよ!」


れんげ「いきなりな展開なのん!一体どういう事なんな!?」


『ヤツらの金使い込んだのバレちゃってさぁ…』


『…てことは…やっぱりアンタが悪いんじゃないか!』


蛍「どうやらヤクザのお金を使い込んだのがバレて追われているようです。」


れんげ「酷い話なのん…」



『頼む…許して♪』


『ふざけんな!』


蛍「ヤクザに追われて危うく殴られそうになった時でした。」


『先生…オラッ!』


夏海「吾郎ちゃんがチンピラたちをやっつけた!さすが第4のライダーだね!」


蛍「いえ…ライダーは吾郎ちゃんの方ではなく…」



『変身ッ!』


れんげ「あれ?ゾルダは北岡だったのん!?」


夏海「あれれ?ゾルダって吾郎ちゃんじゃなかったの?」


蛍「吾郎ちゃんがライダーぽいこの演出は後の話(13話その男ゾルダ)で伏線となります…」


((SHOOT VENT))


『ハァッ!』


夏海「スッゲー!でっかい大砲でモンスターを一撃で撃破しちゃったよ!」


れんげ「ゾルダ…強いのん!」


小鞠「ところで金色のザリガニはどうなったの?」



【第8話4人目ゾルダ】


蛍「前回からの続きです。
OREジャーナルでは真司さんが書いた金色のザリガニの特集が行われていました。
そして新たに毛の生えたカエルも発見されたとの事です。」


小鞠「金色のザリガニ…これ2話も引っ張る必要あるの?」


蛍「一応話はつながっているので…」


『うまい!やっぱり吾郎ちゃんの料理は最高だよ!』


夏海「一方、北岡の事務所じゃ吾郎ちゃんの豪華で美味しい手料理が!」


れんげ「ウチも吾郎ちゃんみたいな秘書がほしいのん!」


小鞠「小学生が秘書雇ってどうすんの…?」


卓「」コクッ



蛍「さて、やっと金色のザリガニの伏線が繋がりました。
令子さんは実はあの金色のザリガニが、
工場の公害によって生み出された突然変異ではないかとの疑っているようです。」


小鞠「そんなわけで、
真司は令子さんと一緒に工場の取材に行ったんだけどなんとそこで会ったのが…」


『あ…アンタ!この間の!?』


『おー、これまた偶然だな!』


れんげ「北岡が工場の弁護士として現れたのん!」


夏海「こんなとこで無駄に伏線が回収されるんだ。結構無理やりな気もするけど…」


蛍「その辺は大目に見ましょう。
ですが北岡さんは取材をまともに相手にせず令子さんは怒って帰ってしまいました。」


れんげ「残った真司は北岡と一緒にマッサージしたりご飯食べたりしてるのん。」


夏海「取材と称して奢ってもらうとか羨ましい…ウチも将来ジャーナリストになる!」


蛍「夏海先輩、ジャーナリストはたかり屋じゃないんですよ…」



蛍「でも金色のザリガニですけど実はその正体は…
おじいさんが世間の注目を浴びたいがためにでっち上げただけでした。」


小鞠「じゃあ金色のザリガニって…」


蛍「どうやら金粉のスプレーで塗った偽物ですね。
工場の公害で生み出された新種でもなんでもなかったようです。」


れんげ「生き物は玩具じゃないのん!
このおじいちゃんそのうちバチが当たっちゃうのん!」


夏海「大変だ!先週龍騎が取り逃がしたモンスターがじいちゃんを…」


((シュルシュルシュル!))


小鞠「スライスされちゃった…」


れんげ「本当にバチが当たってしまったのん…」


蛍「その光景を金色のザリガニや毛の生えたカエルたちが無言で見つめてますね。
このおじいさんにとってまさに因果応報という結果なんでしょうか?」



((FINAL VENT))


『ダァァァァッ!』


れんげ「龍騎のライダーキックでモンスターを倒したのん!」


蛍「けどそんな龍騎の前に新たに現れたのはゾルダでした!」


小鞠「一体どうなるの!?」

とりあえずここまで

金色のザリガニは撮影の後スタッフのみなさんが戻してくれたと思いたいのん

クウガから平成1期のライダークロスを希望…



【第9話真司が逮捕?!】


蛍「先週の龍騎vsゾルダですが…
まあいつものごとく勝敗は決まらずにそのまま終了です。」


れんげ「でも真司はこの戦いで右腕を打撲してしまったん。痛そうなん…」


夏海「それよりも大変だ!
OREジャーナルの島田さんが誘拐されちゃったんだって!?」


小鞠「これは突然な展開だね!」


蛍「身代金3000万円を要求され真司さんが受け渡しに…
ですがなんとそこにモンスターが出現して犯人は哀れにも犠牲になってしまったのです。」



れんげ「しかも大変なん!真司が警察に…逮捕されちゃったのん!?」



「「えぇ――――――っ!?」」



『あなたが犯人ならそれはそれでスクープなんだけど…』


『ずっとここで暮らしたらどうだ。俺もゆっくり眠れるしな。』


夏海「しかも周りから結構きっつい事言われてるし…」


蛍「まさかミラーワールドのモンスターに真犯人が襲われましたなんて、
そんな事言っても警察はまともに信じてはくれませんからね。」



小鞠「見かねた蓮が弁護士の北岡さんに依頼をするの。
けどそんな時、真犯人を襲ったミラーワールドのモンスターが現れちゃったよ!」


『変身ッ!!』


れんげ「ここで蓮と北岡はお互いがライダーだと知ったのん!」


夏海「なんと銃使いのライダーと剣使いのライダーの注目の戦いが始まるよ!」


蛍「モンスターは放ったらかしですけどね、次回に続きます。」


卓「」コクッ



【第10話ナイトの危機】


((TRICK VENT))


((NASTY VENT))


蛍「10話開始です!序盤からいきなりナイトvsゾルダの戦いが開始しました!」


夏海「マグナバイザーでナイトを圧倒するゾルダ!」


小鞠「けどナイトも分身したりダークウイングの音波攻撃でゾルダを翻弄してるよ!」


れんげ「この勝負…一体どっちが勝つのん!?」



((シュゥゥゥッ!))


蛍「などと言っている間にいつもの時間切れです。
結局ナイトvsゾルダの戦いは決着はつかないままで終わりました。」


「「またかい!?」」


れんげ「なんかここんとこいつも時間切れで終わってる気がするん。」


夏海「さすがにこうも同じ展開だと飽きますなぁ…」


小鞠「そろそろ決着をつけてほしいよね。」


卓「」コクッ

過去作へのリンクお願いします



蛍「さて、正体が判明してしまったので北岡さんは真司さんの弁護をクビにされました。」


小鞠「北岡をクビにした事を留置所にいる真司に教えるんだけど…」


『いいか、勘違いするな。
俺がお前を助けたいのはお前の為じゃない。借金だ。』


れんげ「借金って何の話なん?」


蛍「確か3話で優衣さんがガラスを壊した時に蓮さんがお金払った話ですね。
あれは一応優衣さんが真司さんを助けたという事で真司さんの借金という扱いに…」



『確か…5万だったか。』


『ちがう!3万だろうが!?』


『いや、8万だったか。』


夏海「どんどん値が上がってく…」


『必ず返せよ、10万。』


小鞠「ついに10万まで膨れ上がっちゃったよ。」


れんげ「蓮はクールだけどケチんぼなのん。」


夏海「ウチ…蓮にだけはお金借りたくないな…」


蛍「特撮ヒーローからお金借りてどうする気ですか!?」



れんげ「一方、北岡の前に女の子が現れたのん!」


小鞠「実はこの女の子は島田さんを誘拐した犯人の娘だったの!」


夏海「それと島田さんの証言で真司はようやく釈放された!
なるほど、先週の真司の腕の傷はこれが伏線だったんだ!」


蛍「さて、北岡さんですが実は不治の病に悩まされていました。
余命幾ばくもないからライダーになって永遠の命という願いを叶えよたいようです。
そして犯人ですが、実は誘拐を行ったのには理由があって…
どうやら奥さんが病に伏していたようです。」


れんげ「そんな女の子のお母さんを、
北岡が手術費用を払ってくれたのん!北岡は実は優しかったんな!!」


小鞠「お礼をしようと北岡を追いかける女の子、けどそこへモンスターが現れたよ!」



((ADVENT))


夏海「そこへゾルダが現れ…ってなんじゃこりゃー!?」


小鞠「スッゴイでっかいモンスターが現れたよ!」


蛍「これはゾルダの契約モンスターマグナギガですね。
その巨体ゆえに初見の方はかなり驚いたという話です。
ちなみにファンの間ではマグナギガの中の人は吾郎ちゃんではないかという疑惑が…」


れんげ「中の人…何の話なのん?」


夏海「つまりあの着ぐるみには…」


蛍「夏海先輩、よいこの夢を壊すような発言は控えてください。」



((FINAL VENT!))


((ドッガァァァァァァンッ!!))


『うわぁぁぁぁぁぁ!?』


「「スッゴ――――い!?」」


れんげ「ゾルダの必殺技エンドオブワールドで辺り一面焼け野原になったのん!」


小鞠「ミラーワールドじゃなかったら大惨事だよこれ!?」


卓「」コクッ


夏海「ここんとこマンネリだったのに一気にスゴイ事になっちゃったよ…」


蛍「平成ライダーはたまに不意打ちでマンネリを打破する展開をもってきますからね。」



『お前たちの望み通り、二度と会う事はない。』


れんげ「ゾルダはそのまま立ち去ったのん。」


夏海「たぶんまだ龍騎たち生きてるよね?何でトドメ刺したか確認しないの?」


蛍「肝心なとこで詰めが甘いのがお約束ですから…」

ここまでなのん

ゾルダのエンドオブワールドをリアルタイムで初めて見た衝撃は今でも忘れられないのん

>>53-54
そのssを書いたのは確かにウチなのん
平成ライダーとのクロスは…
五代さん~たっくんまではウチのれんちょんたちは既に会っているん
剣崎くん~渡まではまだ会ってないのん
いずれ何かで会わせてあげたいなと思ってるんな

>>60
ゴメンなんな
実は今自分がどれだけ書いてるのかぶっちゃけあまり把握してないん
とりあえずこのシリーズのリンクだけ貼るのん

のんのんびより×仮面ライダー鎧武のクロスssなん!

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れんげ「新しい仮面ライダーの漫画が始まるん!」 蛍「SPIRITS?」

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れんげ「新番組仮面ライダー鎧武が始まるのん!」蛍「え…?」

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シャドームーンが餅つきしてるやつを忘れてるよ。



【第18話脱獄ライダー】


れんげ「18話なのん!」


小鞠「10話から色々あったよね。
蓮が記憶喪失になったりしたけど、
そのおかげで蓮が実は寝たきりの恋人のために戦ってる事がわかったし!」


夏海「それに新しい仮面ライダーの、
仮面ライダーライアの手塚や仮面ライダーガイの芝浦が現れたからね!」


蛍「そして今回18話ではついにあの人が…
平成ライダーでも最凶の仮面ライダー王蛇こと浅倉猛さんが満を持しての登場です!」



れんげ「仮面ライダーになった浅倉は刑務所を脱獄したのん!けどちょっとおかしいん?」


夏海「え?何がおかしいの?」


れんげ「2話で龍騎がやってたけど、
ライダーがミラーワールドを出入りするには来た道を通らなきゃいけないのん。
けど浅倉がミラーワールドから脱獄したらまた元の場所に戻らなきゃいけないんな!
これはおかしいのん!」


小鞠「あ、そういえばそんな事言ってたね。じゃあこれってどういう事なんだろ?」


蛍「ファンの間でもこの脱走劇は矛盾してると言われてますけど、
一応フォロー入れるならあの時の龍騎は契約前のブランク体で力が不十分だったから、
来た道を戻らなければいけなかったんだと思うよ。」



『何か俺、ジャーナリストらしい仕事してるかも!』


夏海「浅倉の脱獄はOREジャーナルにも伝わって真司も取材のために現場に急行だ!」


『嘘だろ?なんでこんな時に…』


小鞠「でも突然モンスターの反応が…!」


『俺、一生ジャーナリストになれないかも。』


蛍「結局真司さんはモンスター退治を優先したようです。
せっかくのスクープなのに現場に行けないなんてちょっぴり可哀想ですね…」


れんげ「いつか真司もジャーナリストになれるはずなのん!その日まで頑張るのん!」



『変身っ!』


小鞠「さっそくモンスターと戦う龍騎だけど…敵が素早くて翻弄されてるよ!」


『何してんの?こんな邪魔者にやられてる場合じゃないよ。』


蛍「ですがそこに現れたのはなんと仮面ライダーガイでした!
ガイがモンスターを吹っ飛ばして龍騎に加勢してくれたのです!」


夏海「けどあの性格の悪いガイが助けてくれるって意外だね。なんか企んでそうだよ…」


れんげ「吹っ飛ばされたモンスター、龍騎のドラゴンライダーキックなん!」


『ギャァァァァッ!?』


小鞠「モンスターを倒した!やったね龍騎!」



れんげ「モンスターは倒せたけど…
現実世界ではなんと浅倉が女の子を人質にレストランに立てこもり事件を起こしてたん!」


蛍「しかもそこへ現実世界に戻った真司さんが出くわしてるし…
どうやらさっきガイが助けたのはライダーバトルを盛り上げるために仕組んだ事でした。」


夏海「これは最近のマンネリを打ち破る怒涛の展開ですな!」


小鞠「次回は一体どうなるの!?」



【第19話ライダー集結】


『これは、あの弁護士が役立たずだったせいだ!』


れんげ「前回からの続きでレストランで人質を取って立て篭っている浅倉なん!
浅倉の要求は自分を無罪にできなかった弁護士の北岡を連れてくる事だったのん!」


小鞠「それに偶然その場に居合わせている真司!」


蛍「その事を把握したOREジャーナルの編集長は警察に全面協力を!
どうやら今回の事件をOREジャーナルの独占スクープにするようですね!」


夏海「気のせいか真司が初めてジャーナリストの仕事してる気がする…」


卓「」コクッ



『ここで行かなきゃ俺の評判ガタ落ちよ。
行けばイメージ大幅アップ、全国ネットでしょ?多分。』


蛍「そこへ北岡さんが人質と交換で乗り込むようです。」


れんげ「これで人質も解放されるんな、よかったのん!」


『お前は残れ、万が一の保険だ。』


小鞠「けど卑怯にも浅倉は女の子だけを残そうとしているよ!酷い!」


『…この子が残るなら、俺も残る!』


れんげ「でも真司が女の子を庇って一緒に残ろうとしてるん!真司カッコいいのん!」


夏海「普段はドジでマヌケだけどたまにカッコいいよね真司。」


卓「」コクッ



『まずはお前に借りを返す。来いよ!』


『神崎士郎も人が悪いよ。そう簡単には勝ち残らせてはくれないってわけか。』


蛍「ここで北岡さんと浅倉さんはライダーに変身。決着をつけるべくミラーワールドへ…」


小鞠「一方、真司は警察が投下した催涙弾から女の子を守るために気絶しちゃったよ!」


れんげ「でも気を失っても女の子を守ってるのん!真司頑張ったのん!」


『なるほど、ライダーになるのは面白いな。イライラがすっかり消えた。』


『フッ、それはよかったな。』


夏海「その間にミラーワールドじゃゾルダvs王蛇の戦いが始まってる!
珍しくゾルダが結構押されてるよ!浅倉強えー!?」



小鞠「それにもうひとつナイト&ライアvsガイの二対一の戦いが始まってる!」


((CONFINE VENT))


蛍「ですがガイはナイトとライアのファイナルベントを無効化、
さらに自分のファイナルベントを発動してナイトにトドメを刺そうとしたんです!」


れんげ「ナイト危ないのん!?」



『ハッ!』


『いつまでこんな戦い続けなきゃいけないんだよ!
こんなのが運命だなんて…俺は絶対認めないからな!』


れんげ「そこへ駆けつけたのは龍騎なのん!
龍騎が間一髪ガイの攻撃を防いでくれたからナイトが助かったのん!!」


小鞠「駆けつけた龍騎に加えて、それに加えてゾルダと王蛇も合流したよ!」


蛍「今この場に龍騎、ナイト、ゾルダ、ライア、ガイ、王蛇の、
現行6人の仮面ライダーが勢ぞろいしたのです!!」


夏海「うぉー!これは圧巻だね!!」


小鞠「あれ…でもゾルダが…?」



((FINAL VENT))


蛍「これは酷いですね、ゾルダはチャンスと思ったのでしょおうか…
エンドオブワールドを発動、この場にいるライダーたち全員を爆撃しちゃったんです!?」


『こういうゴチャゴチャした戦いは好きじゃない。』


小鞠「またトドメ刺したか確認しないでいなくなっちゃったよ…」


夏海「な~んでゾルダってすぐ帰っちゃうのかな?」


蛍「きっと吾郎さんの手料理を早く食べたいからですよ。」


れんげ「巻き込まれたライダーたちは一体どうなったのん…って…あぁ――――!?」



『お前…俺が…ゲームを面白くしてやったのに…』


『近くにいた、お前が悪い。』


れんげ「王蛇はガイを盾にして攻撃を防いでいたのん!」


夏海「小悪党のガイなんかが生粋の悪党の王蛇に適うはずがなかったんだ!」


((FINAL VENT))


『うわぁぁぁぁぁ!?』


蛍「一人深手を負ったガイ…
そんな彼は哀れにも、
王蛇のファイナルベント、ベノ・クラッシュの最初の犠牲者になったのでした。」


小鞠「自分で煽っておきながら最後は死んじゃうってまるで夏海みたいに自業自得…」


夏海「む~!それは言いすぎだぞ姉ちゃん!ウチはあんなガイみたいに性格悪くないし!」



『お前…なんでこんな!』


『フハハハハハ…こういうもんなんだろ。違うのか?』


蛍「対峙する龍騎と王蛇、この光景はまさに正義と悪の対立ですね。」


れんげ「龍騎と王蛇の一対一の対決なん!王蛇に負けるな!龍騎頑張るのん!!」


夏海「盛り上がってるとこ悪いけど、
どうせこの勝負…次週の冒頭じゃ時間切れで決着つかないで終わるんじゃないの?」


小鞠「夏海…わかっててもそういう雰囲気壊す事言わないでよ…」


卓「」コクッ

とりあえずここまで

みんなよけろ おうじゃだけは 許せない

これはエピソードファイナルや13ライダーズも見せたくなるな…

マルチバッドエンディングぇ

高見沢の「人間は皆ライダーなんだよ」は凄い言葉だった(白目)

スーパーヒーローGPもいつかやってほしいな。前にやったスーパーヒーロー大戦と違ってヒーロー同士が戦うのにもきちんと意味があるのが最初からわかるから

浅倉さんが燦然と輝いて超光戦士になっても良いじゃない。
撮影スタッフもだいたい同じ人達だし



【第24話王蛇の秘密】


れんげ「龍騎なのん!」


夏海「いいや、王蛇だね!」


小鞠「ナイトだよ!ナイトに決まってるもん!」


蛍「さて、24話です。あれから色々とありました。
王蛇である浅倉は狂乱者に相応しい活躍でライダーバトルを盛り上げ、
蓮さんはそんな浅倉の姿を見てかつての非情な自分を取り戻そうとして、
真司さんはそんな蓮さんを必死に止めたり、
そして23話であの仮面ライダーライアの手塚さんが死亡。
これで死亡した仮面ライダーは3人、残る仮面ライダーは10人となりました。」


れんげ「だから龍騎なのん!」


夏海「ちがうって!王蛇だって!」


小鞠「絶対にナイトだもん!」


卓「」


蛍「ところでこの騒ぎは一体何かって?それは…」



れんげ「龍騎は主人公でヒーローなのん!龍騎が一番強いに決まってるのん!!」


夏海「ぷぷっ!主人公が一番強いだなんてれんちょんはまだまだお子ちゃまですなぁ!
今の時代、主人公より強いキャラなんてたくさんいるし!
やっぱりウチが応援する王蛇が一番強いに決まってるし!!
なんと言ってもライダーを二人も倒しちゃってますからなぁ♪
それにこの前メタルゲラスを手に入れて契約モンスターが二体になったしぃ!!」


小鞠「も~!夏海ったら年下のれんげ相手に大人気ないんだから!
でも私は…ナイトが一番だと思うよ。
強いのは勿論だし恋人のために戦っているとかクールでカッコいいもん!
22話で戦いの迷いも断ち切って、
サバイブのカードも手に入れてパワーアップしたから一番強いのはナイトだからね!!」


蛍「やはり私たちも子供、誰が最強のライダーなのかと討論しています。
みんなの好きなライダーはれんちゃんは龍騎、夏海先輩は王蛇、
それにこまちゃん先輩はナイト。
ちなみに私が好きなライダーはゾルダこと北岡さん。
銃を使って普通に強いしそれにこの番組で一番オシャレな人なのがその理由です。」


卓「」ホンペンノハナシマダ?



蛍「ではそろそろ本編の話に戻りましょう。
王蛇の手により、
仮面ライダーガイに続いて仮面ライダーライアである手塚さんも倒されてしまいました。
そしてナイトはライアから授かった新たなる力サバイブカードを手に入れたのです。」


小鞠「サバイブの力を手にしたナイトは、
王蛇を圧倒したけど浅倉は後一歩のところで逃げちゃったの!う~ん…残念!」


『俺を殴れ…殴れぇっ!!』


小鞠「ひぃっ!うぇぇぇん!浅倉恐いよぉ!?」


蛍「ナイトとの戦いで、
傷ついた浅倉ですがなんと意外な事に令子さんに介抱されていたのです!」


れんげ「しかも令子さんが殴らないと自分で自分を殴ってるのん…」


夏海「これ本当に日曜朝8時の子供番組なんかー!?」



『お前、泥を食った事があるか?俺は何度も食ったぜ…』


蛍「ですがそんな浅倉にも実はこうなるだけの事情があったのです。
13歳の頃に家が火事に遭い、両親と弟を失い天涯孤独の身の上となったとか…」


小鞠「うぅ…浅倉って実は苦労してたんだね…」


夏海「どう見てもそうは思えないんだけど…
ていうか子供番組で泥を食うとか、
ウチ…思うんだけど浅倉は子供番組に出ちゃいけない気がしてきた。」


れんげ「ウチも…浅倉は可哀想に見えるけど何かちがうと思うのん。」


卓「」コクッ


蛍「令子さんの調査で浅倉の弟である暁さんが実は生きていた事が判明。
その事を聞いた真司さんも、
令子さんに協力して浅倉と弟の暁さんを会わせる事になったのですが…その時でした!」



『キィィィッ!』


『変身ッ!!』


夏海「けどそんな時にモンスターが現れちゃったよ!
龍騎たちはさっそくミラーワールドへ向かったぞ!!」


『なんだよ?もう時間切れかよ?』


蛍「ですがどういうわけか、
いきなりの時間切れでモンスターを倒さずにミラーワールドから戻る羽目に!」


『一体…何が起こったんだ?』


れんげ「大変なのん!真司たちの契約モンスターがカードから消えちゃったのん!」


夏海「一体どうなってんだ!?」



『終わりだ、ライダーの戦いは中止する。』


蛍「なんと突然現れた、
優衣さんのお兄さんである神崎士郎がライダーバトルの中止を宣言しました!?」


「「えぇ―――――っ!?」」


小鞠「どうして急にそうなるわけ…?」


れんげ「まだミラーワールドのモンスターが残っているのん!」


夏海「それに浅倉の弟だって…」


「「うぅ…次回が気になるぅぅぅ!?」」


蛍「龍騎というドラマは視聴者をハラハラさせるのが本当に上手な番組ですよね。」


卓「」コクッ

とりあえずここまで

さすがに24話ともなると子供たちもそれぞれお気に入りのライダーがいるのん!

れんちょんは龍騎大好き

こまちゃんはナイト大好き

ほたるんがゾルダ大好き

なっつんが王蛇大好き

少し返信

>>70

れんげ「仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊を見るん!」蛍「今年最後のssです。」

れんげ「仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊を見るん!」蛍「今年最後のssです。」 - SSまとめ速報
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確かこれなんな 
忘れてごめんな

>>86-87
エピソードファイナルと13ライダーズはどっちも衝撃的な展開だから見せてあげたいのん
ハイパーバトルビデオはどうすっかなんな

>>88

GP観てきたけど面白かったのん!大戦シリーズでは一番の傑作だと思うんな!

>>91-97
このSS書く時に子供たちに浅倉を見せて本当に大丈夫なのかと心配に思ったんな
10年前の子供たちは朝っぱらから浅倉や草加を見て育ったとかかなりカオスなのん
それと小説版…
以前聞いたけどあの小説版が小学校の文庫コーナーに置かれてると聞いた時は耳を疑ったん
あれは児童文庫に置いちゃダメなん!即刻撤去してほしいのん!





【第25話合体する王蛇】


『優衣を、探せ!』


『契約したモンスターがお前達を襲わない内にな。』


蛍「25話です。
前回、いきなりのライダーバトルの中止を宣言された龍騎たち仮面ライダー。
もう一度バトルを再開させるには優衣さんを探さなければいけません!」


夏海「ていうか…神崎の都合でバトルを中止にできるとか…」


小鞠「これってつまり…」


れんげ「ゲームの元締めは神崎だという事なん。
このライダーバトルは神崎士郎の都合次第でどうにでもなるという事なんな!」


卓「」コクッ


蛍「あの…今の段階でそういうネタバレは控えてください。まだ中盤なんですから…」



蛍「優衣さんの捜索を行う真司さんと蓮さん。
その頃、北岡さんは病のせいで倒れこみ吾郎ちゃんに介抱されていました。」


『俺のせいです。』


『つまらない傷害事件に巻き込まれた俺を先生は弁護してくれた。』


『そのせいで検査が遅れて…』


『もっと早く病気の事がわかっていれば…治ったかもしれないのに…』


れんげ「吾郎ちゃんは北岡に恩があったんな!そのために秘書になったのん!」


小鞠「なんていうか…
この二人の関係って真司たちとはちがう男同士の友情があって私は好きだよ!」



『優衣ちゃーん!』


蛍「真司さんたちは、
わずかな手掛かりを頼りにとある海岸へとやってきました。」


夏海「ていうか優衣さん探しに来たライダーが真司たちしかいないんだけど…?」


れんげ「北岡とか浅倉は何で探しに来ないのん?」


蛍「北岡さんはさっきまで倒れていたし、
さすがの神崎さんも浅倉には頼まなかったんでしょうね…」



『お兄ちゃん、正直に言って!』


『前に私にはライダーの戦いは関係ないって言ったけど…本当なの?』


夏海「わざわざライダーバトル中止させて優衣探させてるんだから関係大アリだよね。」


小鞠「だよね…」


れんげ「なのん!」


卓「」コクッ


蛍「神崎さ~ん、あなたの思惑子供たちにバレバレですよぉ~!」


『優衣、お前にはこれからも楽しい事がいっぱいある。お前の人生を生きろ。』


れんげ「なんか引っかかる言い方なのん。」


夏海「これってつまり神崎は妹好きって事なん?」


蛍「確かにそうですけど…優衣さんの人生は実は既に…」



小鞠「話は変わって令子さんは暁さんを浅倉に会わせる事になったよ!」


蛍「そんな令子さんに真司さんと蓮さんも同行します。」


夏海「これで浅倉も終わりか…なんかあっさりだよねぇ…」


れんげ「ウチはそうは思えないんな。」


卓「」コクッ



『会いたかったぜ、暁。今度こそ消えろ…!』


小鞠「大変だよ!浅倉がベノスネーカーを使って弟さんを丸呑みに…」


れんげ「浅倉は最初から改心する気なんてまったくなかったのん!」


夏海「やっぱり浅倉が改心するなんてあるわけないって!」


『こいつは人間じゃない。モンスターだ!』


蛍「全員ライダーに変身してミラーワールドでバトルです。
そこへゾルダと、それに先週の24話で取り逃がしたモンスターまで現れました!」


れんげ「モンスターは龍騎がやっつけたのん!」


夏海「一方王蛇はナイト、ゾルダに取り囲まれて、
おまけにそこへライアの契約モンスターだったエビルダイバーまで現れた!
今度こそ最後なんか!?」



『何だ…死んだライダーの亡霊か。俺のモノにしてやるよ。』


小鞠「大変だよ!
そんな王蛇に襲いかかろうとしたエビルダイバーが王蛇の契約モンスターになった!?」


((UNITE VENT))


『ガァァァァァッ!!』


蛍「エビルダイバーを新たに従わせた王蛇。
そしてユナイトベントを発動させて、
契約モンスターを合体させて獣帝ジェノサイダーが出現しました!」


小鞠「ジェノサイダーの出現で龍騎たち大ピンチだよ!一体どうなるの!?」


夏海「まったく、浅倉がライダーになってから息をつく暇もありませんなぁ!」


卓「」コクッ


蛍「平成ライダー1期はハードで予想もつかない展開が多いですからね。」


れんげ「続きが気になるのん!」

今日はここまでなのん

それとちょっと宣伝なん

仮面ライダードライブvsレスキューポリス
仮面ライダードライブvsレスキューポリス - SSまとめ速報
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新しく立てたssなん
よければこっちもよろしくなのん!



【第26話ゾルダの攻撃】


小鞠「26話だけど前回の続きで、
王蛇が融合合体させたジェノサイダーに襲われて龍騎たち大ピンチだよ!?」


((SURVIVE))


れんげ「けどナイトがサバイブでパワーアップしたのん!逆転なん!」


((FINAL VENT))


小鞠「でも浅倉もエビルダイバーを召喚してファイナルベント!二人が激突したよ!」


夏海「一体どうなるんだ!っていういいところでOPに入った!?」


れんげ「肝心なとこで次に持ち越したりするのは見ていて正直わずらわしいと思うんな!」


蛍「仕方ありませんよ、そういう演出なんですから…」


卓「」コクッ


さて、本来ならここで龍騎26話が始まるのだが…

今回は何かがちがった。

(ナレーション:鈴木英一郎)




((ザ…ザ…ザザ…))



蛍「あれ?OP終わったらTVの画面が映らなくなっちゃいましたよ?」


夏海「なぬー!?」


小鞠「もしかしてTVの故障かな?」


卓「」チガウヨ


れんげ「むぅ~!ここで御預けは酷すぎるのん!」


蛍「しょうがないですね。TVが直るまでお外で遊びましょうか。」


仕方なく外へ出ようとする子供たち。

すると外からどこかで聞き覚えのある男たちの声が聞こえてきた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



「う…うぅ…ここは…どこだ?」


「おい…しっかりしろ!」


れんげ「あれ?外から大人の声が聞こえてくるのん!」


小鞠「若い男の人の声だね。」


夏海「でもこの村じゃあまり聞かないような…?」


卓「」コクッ


蛍「この展開…もしかして…!」


気になった子供たちは玄関を開けて誰がいるのか確かめてみる事に…

するとそこにいたのはなんと!

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「うぅ…俺は一体…誰なんだ?」


蓮「おい城戸!いい加減しっかりしろ!」


れんげ「あぁ―――――っ!仮面ライダー龍騎の真司なのん!」


小鞠「それに仮面ライダーナイトの蓮もいるー!」


夏海「一体何がどうなってんだ!?」


蛍「あぁ、これはいつもの展開ですね。」


卓「」コクッ


真司「え?今度は一体何?龍騎?」


蓮「何でこの家の子供たちは俺たちが仮面ライダーだと知っているんだ?」


なんと驚くべき事に越谷家の前で騒いでいたのは、

あの仮面ライダー龍騎の主役である城戸真司、

それに秋山蓮の二人の仮面ライダーであった!

何故、先程までTVに映っていたこの二人がのんのん村に現れたのであろうか!?

(ナレーション:鈴木英一郎)

とりあえずここまでなのん

最近更新遅くてゴメンなんな



蛍「それではあなたたちはさっきの戦いの最中に…」


蓮「そうだ。
俺たちは先程の王蛇の攻撃とぶつかって吹っ飛ばれ、気がついたらこの村にいた。」


小鞠「なんというか…」


夏海「いつも通りの展開ですなぁ。」


卓「」コクッ


さすがに毎度の展開に慣れてきた子供たち。

そんな中、れんげは真司に近づくのだが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



れんげ「真司!真司!ウチれんげなのん!いつもTVで真司たちの活躍を応援してるのん!」


真司「真司…それって俺の名前なのかい?」


蛍「そういえばさっきから真司さんの様子がどことなくおかしいですね?」


蓮「あぁ、どうやらこいつは先程の戦いの影響で記憶喪失になってしまったらしい。」



「「なんだって――――!?」」



なんという事であろうか!

王蛇との戦いで真司は記憶喪失になってしまった。

つまり真司はライダーとしての戦いの記憶を一切忘れてしまったのだ!

(ナレーション:鈴木英一郎)



蛍「戦いのショックで記憶喪失とか平成ライダーの脚本ではありがちな展開ですね。」


小鞠「蓮も11話で記憶喪失になってたよね。」


蓮「お前たち…そんな事まで知っているのか?」


夏海「ていうか簡単に記憶喪失になるとか…
今時の仮面ライダーの記憶容量はスーファミのカセットなみに飛びやすいですなぁ。」


卓「」コクッ


れんげ「そういう時は端子のとこをフーフー吹けば直るのん!」


蓮「いや、その方法だと唾液で端子を錆びつかせるからやめておけ。
まずは綿棒とホームセンターで売っている接点復活スプレーを用意しろ。
そして綿棒の先端にスプレーの液を付けて丁寧に掃除すれば元に戻るぞ。」


小鞠「さっすが蓮!物知りだよね!」


真司「ちょっと!
ファミコンの話じゃなくて俺の事心配してくれよ!俺は一体誰なの!?」


記憶喪失に陥った真司。

子供たちは真司の記憶を取り戻すためにこれまでの出来事を話すのだが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



れんげ「真司はOREジャーナルの記者なのん!」


真司「なるほど、俺はジャーナリストなのか。」


夏海「でも全然仕事してないけどね。」


真司「え…?俺仕事してないの!?」


小鞠「花鶏ってお店で居候してるんだよ!」


真司「なるほど、俺は花鶏ってお店に居候してるのか。」


蛍「それでこの蓮さんと一緒の部屋で寝泊まりしてるんですよ。」


蓮「毎日いびきがうるさくて適わん。」


真司「蓮と一緒に寝泊りで毎日いびきがうるさいと…
なんだかさっきから自分がろくな人間じゃない気がしてきた…」


れんげたちの話を聞いて次第に自信をなくしていく真司。

そして遂には…

(ナレーション:鈴木英一郎)



蓮「そういえばお前、俺に借金をしていたな。」


真司「借金!?」


蓮「確か50万だったか。」


小鞠「うわっ!50万だって!?」


蛍「本編10話では10万だったはずですよね。」


蓮「いや、100万だったか。」


真司「ひゃ…100万!?」


蓮「ちゃんと返せよ、1000万。」


真司「いぃぃぃぃぃ1000万!?」


夏海「うひゃぁ!なにわ金融もびっくりの金利だよ!?」


れんげ「ウチ知ってるのん!こういうのぼったくりって言うん!」


どさくさ紛れで借金まで積み重ねられる真司。

遂に真司は耐え切れなくなった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「もう嫌だー!誰も信じられない!?」


れんげ「落ち着くのん!真司はOREジャーナルの記者なん!」


夏海「そうそう、それで花鶏ってお店に居候してて…」


蓮「そして俺に1000万の借金があるんだ。」


蛍「蓮さん刺激しちゃダメですよ!?」


真司「もううるさ~い!こうなったら自分で記憶を取り戻すからいいよ!!」


小鞠「真司、いなくなっちゃった。」


蓮「さすがに虐め過ぎたか。」


蛍「けど唯でさえ記憶喪失なのに、
初めてきたこの村で一人きりにさせて大丈夫なんでしょうか?」


れんげ「心配なん、みんなで真司を追いかけるのん!」


こうして真司を追いかけるれんげたち。

だがこの時、誰も予想していなかった。

これよりこの村で壮絶なライダーバトルが起こる事になるだろうとは…

(ナレーション:鈴木英一郎)

とりあえずここまで

最近遅くて本当ゴメンなんな

仮面ライダードライブvsレスキューポリス
仮面ライダードライブvsレスキューポリス - SSまとめ速報
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こっち終わったのでよろしければ見てあげてほしいのん



真司「なんだよ…みんな…」


真司「記憶がないからって俺の事好き放題言ってくれちゃってさ…」


真司「けど…」


真司「俺って一体誰なんだろ…?」


みんなと離れて一人きりになった記憶喪失の真司。

自分は一体誰なのか…?

そう思った時であった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



『お前が誰か…教えてやろうか?』


真司「え…誰?どこにいるんだよ?」


『ここだよ。ここにいるよ。』


真司「だからどこだって?どこにもいないじゃん!」


『俺は鏡の中にいる。』


真司「鏡の中ってそんな…まさか…」


突然真司の脳裏に響き渡る謎の声。

その声の主に言う通り、周囲にあった鏡を覗くとそこにいたのは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



れんげ「真司~!真司はどこなのん~?」


蛍「真司さ~ん!どこにいるんですか~?いたら返事してくださ~い!」


れんげ「これだけ探したのに真司見つからないのん。」


蛍「あれ?れんちゃん見て!
駄菓子屋さんのとこに人がいるよ!もしかしたら真司さんかもしれないよ!」


れんげ「行ってみるのん!」


その頃、れんげと蛍は小鞠たちと二手に分かれて真司の捜索を行っていた。

そしてなにやら人の気配のあった駄菓子屋を訪ねてみるのだが、

なんとそこにいたのは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



北岡「いやぁ~、実にお美しい!あなたのような美女がこんなド田舎にいるなんて!」


楓「うっせ、駄菓子買え。さもなきゃ帰れ。」


北岡「あぁ、申し遅れました。私、北岡秀一という超有名な敏腕弁護士です。」


楓「うっせ、駄菓子買え。さもなきゃ田んぼのタニシ食わすぞ。」


北岡「なるほど、お腹が空いてるんですね。
それではお店を閉めてどこか洒落たレストランへ行ってディナーでもいかがですか?
実は最近お気に入りのお店がありましてね。
なんなら私の家でもいいですよ、私の秘書の吾郎ちゃんの手料理はもう最高で…」


楓「うっせ、駄菓子買え。さもなきゃDXバナスピア買わすぞコラ。」


蛍「あの人は…まさか…」


れんげ「間違いないのん…仮面ライダーゾルダの北岡秀一なのん!?」


北岡「え?何?何よこれ?
俺が有名なのはその通りだけど何でこの子供たちは俺がライダーだって知ってんの!?」


なんと駄菓子屋で楓をナンパしていたのは仮面ライダーゾルダの北岡秀一であった。

そして同じ頃、小鞠たちも…

(ナレーション:鈴木英一郎)



蓮「城戸~!どこに行った~!」


夏海「出てこい真司~!」


小鞠「一人だと迷子になっちゃうよ~!」


卓「…」


蓮と一緒に真司を探す越谷兄妹。

そんな時…

(ナレーション:鈴木英一郎)




「「ガァァァァァッ!!」」



小鞠「ひっ!何この声!?」


夏海「熊でも出たんか!」


蓮「いや、これは熊なんかじゃない。もっと恐ろしいヤツの声だ!」


まるで獣のような叫び声。

その声がした方へ向かうとそこにいたのは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



浅倉「ガァァッ!イライラする!!」


夏海「あ…浅倉?!」


小鞠「うん、間違いないよ!浅倉だよ!仮面ライダー王蛇の浅倉威だよ!?」


蓮「まさかこいつまでこの村にたどり着いていたとは…」


浅倉「オォ、丁度いいところに来たな。
退屈でイライラしていたんだ。さぁ、戦え!そして俺を満足させろ!!」


さっそく蓮にライダーバトルを挑む浅倉。

だが、この光景を鏡の中から密かに覗いていた二つの人影があった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



「あいつ…浅倉!」


「よせ、今のお前が行ったところでヤツには勝てん。」


「けど…あいつは姉さんの敵よ!」


「だから手筈通りにやれと言っているんだよ。
俺の言った通りにやればお前の姉貴の復讐だって完璧にやり遂げられる。」


「アンタ…前から疑問に思っていたけど…
どうして私の復讐に手を貸すの?どう見ても人助けのため…には見えないんだけど…?」


「俺か…俺はなぁ、人を蹴落すのが好きだからさ。」


「なんたって人間は皆ライダーなんだよ。」


そんな事を呟きながら二つの人影はこの場にいる誰にも気づかれる事もなく消えた。

彼らの正体は一体…?

(ナレーション:鈴木英一郎)

ここまで

来ちゃったのん



北岡「へぇ~、それじゃあ城戸たちもこの村に来てるんだ。」


れんげ「そうなのん!だから北岡も一緒に真司の事を…」


北岡「嫌だね、何で俺が城戸なんか探さなきゃいけないわけよ?」


蛍「そう言うだろうと思っていました。さすが北岡さんはブレませんね。」


北岡「俺子供嫌いだし…それに今ちょっと怪我しててさ。」


れんげ「あ、腕に傷があるのん!」


蛍「そっか、さっきの(26話)戦いで王蛇に傷つけられたんですよね。」


れんげと蛍は駄菓子屋で出会った北岡を連れて行方不明になった真司を探していた。

だがその時、北岡は奇妙な気配を感じ取った。

(ナレーション:鈴木英一郎)




((キィィィィッ!))



北岡「これは…まさか…!?」


れんげ「北岡、どうかしたのん?」


蛍「あ、真司さんですよ!」


れんげ「真司~!ずっと探してたのん!一体どこに行ってたのん?」


北岡は突然この周囲にモンスターの反応を感じた。

それと同時にれんげたちの前に現れた真司。

だが何か様子がおかしい…?

そしてれんげが真司に近づいた時であった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



『ガァァァァッ!』


れんげ「うわっ…なのん!」


蛍「れんちゃん!?」


北岡「バカッ!危ないだろ!?」


れんげ「北岡…ありがとなのん…」


北岡「今一瞬見えたのは黒い龍…?おい城戸、あの龍はお前のヤツじゃ…!?」


北岡が真司を問い質そうとした時、真司は既にその場にいなかった。

やむを得ず北岡はカードデッキを取り出してミラーワールドへ向かおうとした。

(ナレーション:鈴木英一郎)



北岡「面倒事は御免だけど…モンスター絡みじゃしょうがない。一丁行きますか。」


蛍「待ってください!私も行きます!」


れんげ「ウチも行くのん!真司が心配なのん!」


北岡「あのねぇ、これは子供のお遊びじゃないの。子供はさっさと家に帰りな。」


れんげ「でも北岡はさっきウチを助けてくれたのん!」


蛍「それに北岡さんは腕を怪我してるから心配だし…」


北岡「俺も落ちぶれたもんだね。子供なんかに心配されるなんて…」


北岡「まあいいや、あとで後悔しても知らないからな。変身ッ!」


北岡は仮面ライダーゾルダに変身。

れんげと蛍を連れてミラーワールドへと向かった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



蓮「…」


小鞠「蓮、どうかした?」


蓮「今…一瞬だがモンスターの反応がした気がする。」


夏海「マジで!この村にミラーワールドのモンスターとかメッチャ困るんですけど!?」


卓「」コクッ


その頃、蓮もモンスターの反応を感じていた。

だが…その時!

(ナレーション:鈴木英一郎)



『ガァァッ!』


『シャァァッ!』


蓮「これは…」


小鞠「エビルダイバーにメタルゲラスが!」


夏海「うわわ…ウチらを捕まえてミラーワールドに!?」


卓「」


蓮「おい!小鞠!夏海!卓!?」


なんと鏡の中から現れたエビルダイバーとメタルゲラスが、

越谷兄妹をミラーワールドへと引きずり込んでしまった。

蓮は急いで浅倉にこの事を問い詰めた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



蓮「浅倉ァッ!キサマよくも…!?」


浅倉「知るか、モンスターのヤツらが勝手にやった事だろう。
だが気が変わった、この俺の命令を聞かずに暴れ出すとは生意気なヤツらだ。
お仕置きしてやる…」


蓮「お前…協力する気か?」


浅倉「さあな、俺はこのイライラがすっきり出来ればそれでいい。
お前はどうする気だ、グズグズしているとあのガキどもが食われてしまうぞ?」


蓮「お前なんかに言われなくてもわかっている!」


蓮、浅倉「「変身ッ!」」


そして蓮と浅倉は仮面ライダーナイト、仮面ライダー王蛇に変身。

越谷兄妹の待つミラーワールドへと向かった。

(ナレーション:鈴木英一郎)

とりあえずここまで

ライダーじゃない子供たちがミラーワールド入って大丈夫なの?
と疑問に思うかもしれないけどそれはssだからという事で納得してほしいのん



~ミラーワールド~


ゾルダ「着いたぞ、お前ら勝手について来たんだからどうなっても知らないからな。」


れんげ「わかってるのん!」


蛍「あ、見てください!あそこに真司さんが!?」


ゾルダ「おい城戸、さっきの龍はお前のヤツか?どういうつもりよ?」


真司(?)「…」


れんげと蛍を連れてミラーワールドへ突入したゾルダ。

だがそこで待ち受けていたのはミラーワールドだというのに変身していた真司であった。

そして真司はカードデッキを取り出した。

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司(?)「フン…」


れんげ「真司が変身するのん!」


蛍「けど…あのカードデッキ…
真司さんがいつも使ってるカードデッキと形が違いますよ?」


ゾルダ「ひょっとして神崎士郎に頼んで新機種に交換してもらったんじゃないの?」


蛍「そんな…携帯じゃあるまいし…」


真司(?)「変…身…」


真司が変身した仮面ライダーの姿。

だがそれはいつもの龍騎の姿…ではなかった。

一見龍騎と同じではあるが全身が黒のその姿は…

(ナレーション:鈴木英一郎)



リュウガ「俺はリュウガ、仮面ライダーリュウガだ!」


ゾルダ「リュウガ…お前龍騎じゃなかったの?
あのねぇ…弁護士からのアドバイスだけど改名するんだったら、
ちゃんとお役所行ってそれなりの手続き踏まないとダメなの知ってるか?」


蛍「ちがいますよ!あれは真司さんなんかじゃありません!
あのライダーは仮面ライダーリュウガ!
劇場版仮面ライダー龍騎EPISODE FINALに出てくる劇場版ライダーですよ!?」


れんげ「それじゃあ…あの黒いライダーは真司の偽者なんな!」


リュウガ「偽者…?」


『偽者』

その言葉に反応を示したリュウガはライダーであるゾルダを無視して、

真っ先にれんげに襲いかかってきた!

(ナレーション:鈴木英一郎)



リュウガ「小娘ェェェェッ!」


れんげ「うわわっ!リュウガがウチの方にやってくるのん!」


ゾルダ「おっと、お前の相手は俺だろ!
どうやらあの発育のいい蛍って子が言うようにお前が城戸じゃないってのは本当だな。
本物の城戸なら子供を襲う真似はしないだろうし…」


リュウガ「いいや、俺は本物の城戸真司だ。
ただし俺は…お前らが知っているいつものバカなあいつじゃない。」


ゾルダ「ハァ…?何言ってんの?」


蛍「え~と説明しますけど…
このリュウガの真司さんは鏡像みたいなモノでつまりもう一人の真司さんなんです!
だから真司さんとは性格も正反対でいつもの真司さんが穏やかなら、
このリュウガの真司さんはあの浅倉さんと同じくらい凶暴なライダーなんですよ!?」


ゾルダ「浅倉以上…マジで!?」


リュウガ「この俺を相手に腕に傷を負っているお前が勝てるものかー!」


リュウガはれんげへの攻撃を妨害したゾルダにターゲットを変更した。

そしてリュウガの強烈な攻撃がゾルダを襲った!?

(ナレーション:鈴木英一郎)



ナイト「さて、あの兄妹たちは一体どこにいる?」


王蛇「おい、あそこにロープで縛られてるガキども。あれじゃないのか。」


小鞠「よかったー!ナイトが来てくれた!ついでに王蛇もいるけど…」


夏海「お~い!ライダーたち助けて~!」


卓「」コクッ


ナイト「待ってろ!今助けてやる!」


急いで子供たちを助けようとするナイト。

だが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



「そこで止まりなさい!」


ナイト「誰だ!?」


ファム「私は仮面ライダーファム。アンタたちと同じ仮面ライダーよ!」


夏海「女ライダーだ!初めて見た!」


小鞠「女の子もライダーになれるんだね!」


卓「」コクッ


ナイト「まさか…
メタルゲラスやエビルダイバーを使って子供たちを拐ったのはお前の仕業か!?」


ファム「そうよ、全てはお前たちをミラーワールドへ誘い込むための罠よ!」


突如現れた謎の女ライダー。

その正体は仮面ライダーファムであった!

子供たちを拐ったファムはナイトにある事を要求した。

(ナレーション:鈴木英一郎)



ファム「ナイト、アンタが持っている疾風のサバイブカードを渡しなさい!
もしも断れば、その時はこの子供たちをモンスターの餌にするわよ!!」


ナイト「なんだと…!?」


王蛇「お前、バカか?
今日会ったばかりのガキのために大事なカードを手離すマヌケが…」


ナイト「いいだろう、その代わり子供たちを解放しろ!」


王蛇「…ここにいたか。」


小鞠「ナイト…ゴメンね…」


夏海「ウチらのために大事なサバイブのカードが…」


ナイトはサバイブのカードをファムへと投げ渡した。

それを手にしたファムはすぐさま王蛇へ攻撃を仕掛けた!

(ナレーション:鈴木英一郎)



ファム「浅倉ァァァァァァッ!!」


王蛇「あ゛?何故俺の方を攻撃する?お前…ひょっとして俺に恨みでもあるのか?」


ファム「そうよ!私の名は霧島美穂!
お前に殺された姉の敵を取るために契約してライダーになったのよ!!」


王蛇「フンッ、復讐か。そんなモンに一々構ってられるか!」


ファム「キャッ!?」


王蛇に挑んだファムであったが…

その実力の差は王蛇が圧倒的でありファムが太刀打ちできるはずもなかった。

だがファムにはこの実力差を埋めるための秘策があった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



ファム「確かに…今の私じゃお前には敵わない。だから私はこのカードを使うのよ!」


ナイト「それはさっき俺から奪ったサバイブのカード!」


小鞠「じゃあ…ファムの目的って…」


((SURVIVE))


ファムサバイブ「ハァッ!このサバイブの力で…浅倉!お前を倒して姉さんの敵を取る!」


王蛇「いいぞぉ!どうやら俺を楽しませてくれそうだなぁ!ガァァァッ!!」


ファムはナイトの持つ風のサバイブのカードを使いファムサバイブへとパワーアップ。

王蛇との一騎打ちに出た。

(ナレーション:鈴木英一郎)



ナイト「今のうちだ。子供たちを助けなければ…」


「おっと、そうはさせないぜ!」


メタルゲラス『ガァァァッ!』


小鞠「メタルゲラスがナイトを襲った!」


ナイト「くっ…どういう事だ。こいつはファムに操れていたのでは!?」


「あの女はガキどもを縛り付けただけだ。ミラーワールドへ誘い込んだのはこの俺だよ!」


夏海「え…嘘…!」


小鞠「このライダーは…!?」


ナイト「バカな…お前は既に死んだはずだ!?」


ファムの他にもう一人現れた仮面ライダー。

だがそのライダーを見たナイトたちは驚きを隠せなかった。

何故ならそのライダーはかつての戦いで敗れたはずだからだ。

(ナレーション:鈴木英一郎)



ガイ「俺は、仮面ライダーガイだ。」


ナイト「仮面ライダーガイ!何故お前がここにいる!?」


小鞠「そうだよ!ガイは確か…」


夏海「王蛇のベノクラッシュを喰らって倒されたはずだよ!」


卓「」コクッ


ガイ「ところがどっこい生きてたんだな。行くぞメタルゲラス!」


メタルゲラス『ガァァッ!』


((FINAL VENT))


ガイ「ヘビープレッシャー!」


ナイト「なんだと!?」


ガイはファイナルベント・ヘビープレッシャーを発動。

強烈な一撃を放った!

(ナレーション:鈴木英一郎)



リュウガ「死ね!」


ゾルダ「死ねと言われて死ぬ馬鹿はいないっての!けどこの状況はちょっとまずいな…」


蛍「ゾルダは腕を怪我してるからカードを召喚機に装填できないみたい…」


れんげ「任せるのん!ウチらがやってあげるん!」


さっそくゾルダのカードデッキから一枚適当なカードをマグナバイザーに装填するれんげ。

だが出てきた武器は…

(ナレーション:鈴木英一郎)



((STRIKE VENT))


ゾルダ「ちょっ…何よこれ!?」


れんげ「角のついた武器が出てきたのん!」


蛍「あ、この武器はマグナホーンですね。
でもマグナホーンは劇中未使用で終わったはず…ちょっとレア感ありますね。」


ゾルダ「あのねぇ、俺はごちゃごちゃした戦いは好きじゃないの!
それに俺は今腕を怪我してんのよ!こんなの振り回せるわけないだろ!?」


れんげ「むぅ~!ここまで文句を言われたのはウチ初めてなのん。」


蛍「北岡さんは射撃メインのライダーですからね。」


リュウガ「お前ら…真面目に戦え!?」


れんげ「リュウガが攻めて来るのん!」


ゾルダ「ほら、次は防御のカード出して!」


((GUARD VENT))


ゾルダ「そうそう…ギガアーマーを出して…ぐほっ!」


れんげ「あれ?北岡普通に攻撃受けてるのん?」


蛍「あ、このカード…ギガアーマーじゃなくてギガテクターですね。
防御力も1000GPだから攻撃を受けてしまったようです。」


れんげ「ゾルダはカード持ちすぎて紛らわしいのん。」


ゾルダ「うぅ…さっきから足を引っ張ってばかり…だから子供は嫌いなんだ…」


負傷しているだけでなく、複数のカードを持っている事が裏目に出てしまったゾルダ。

その事でまさかのピンチに陥ってしまった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



ナイト「うぅ…まだだ!」


ガイ「フンッ、俺のファイナルベントを喰らって立ち上がるとは…
どうやら直前でガードベントを発動させて命だけは助かったようだな。」


夏海「ナイトとガイの戦いだ!」


小鞠「でもガイのファイナルベントでナイトは深手を負っちゃったよ…」


ガイ「俺もファイナルベントのカードが切れてタネ切れだ。ここは選手交代と行こうかな?」


ナイト「選手…交代だと?」


ガイは姿を消した。

そして新たに一人の仮面ライダーが現れた。

そのライダーは、

かつてナイトが龍騎以外に友情を交わしたもう一人の仮面ライダーであった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



ライア「フッ、お前もここまでだな。ナイト!」


ナイト「お前…手塚!?」


夏海「嘘…あれって…」


小鞠「手塚海之さんが変身する仮面ライダーライアだよ!
けど…何で王蛇に倒された仮面ライダーたちが次々と現れてナイトを攻撃するの!?」


ナイト「そうだ…お前は城戸の手の中で息絶えたと聞いたぞ!それなのに何故…」


ライア「…」


ナイトの問いかけに無言でいるライア。

そしてライアは自身の召喚機、エビルバイザーにファイナルベントカードを装填した。

(ナレーション:鈴木英一郎)



((FINAL VENT))


ライア「喰らえ!ハイドベノン!!」


ナイト「ダメだ…もう防ぐ手立てが…」


小鞠「そんな…ナイト!」


夏海「ガードベントも使って、
サバイブも取られたしこのままじゃナイトが負けちゃうよ!?」


ナイト「うわぁぁぁぁぁぁ!?」


避ける間もなくライアのファイナルベントを受けてしまうナイト。

次の瞬間、ナイトの身体は爆散してしまう…

(ナレーション:鈴木英一郎)

リュウガってSICだと真司の双子の兄設定とかあったよな…

あとゾルダのストライクベントはマグナホーンじゃなくてギガホーンです



リュウガ「喰らえ!ドラグセイバー!」


ゾルダ「くっ…ダメだ…腕が使えないし…このままじゃやられる…」


蛍「大変…ゾルダの大ピンチです!?」


れんげ「ゾルダ!頑張るのん!」


ゾルダ「頑張れ…ってそんな声援だけで頑張れるほど世の中甘くはないんだけどね…」


リュウガ「弱いなゾルダ、いや…俺が強すぎるだけかもしれないな。クク…!」


リュウガvsゾルダ

腕の負傷にれんげと蛍が慣れないカードの装填を行った事により劣勢に追い込まれていた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



蛍「ところで…
あなたが本物の真司さんだというならもう一人の真司さんはどこなんですか?」


リュウガ「ヤツならここにいる。見るがいい!」


ゾルダ「それは…カード…?」


れんげ「このカード…真司なん!真司が入ってるのん!?」


なんと驚くべき事にリュウガが取り出した一枚のカード。

その中には先程分かれたはずの真司が封じられていた!

(ナレーション:鈴木英一郎)



リュウガ「今まで居たもう一人の俺はこうして封印のカードに封じた!
そしてヤツに代わってこの俺こそが本物の城戸真司となったんだ!!」


れんげ「それはちがうのん!」


ゾルダ「ハァ…?」


れんげ「お前は本物の真司じゃないのん!」


リュウガ「何を言っている。どう見ても俺こそが城戸真司だろ!」


れんげ「確かにお前は真司にそっくりなん。
けどお前は戦いを楽しんでいるのん。本物の真司ならそんな事は絶対にしないのん!
いつもミラーワールドのモンスターたちからみんなを助けるために必死に戦ってるのん!」


蛍「そうだよねれんちゃん。
本物の真司さんならこんな面白がってライダーバトルなんかしないよね。
むしろライダーバトルを止めるために全力で頑張るもんね!」


リュウガ「くだらん、何を言うかと思えば…
もういい。お前たちは死ね。ドラグクロー!昇竜突破!!」


子供たちの言葉に怒りを感じたリュウガは、

ドラグクローから放った昇竜突破をれんげと蛍目掛けて撃ち放った!

(ナレーション:鈴木英一郎)



ゾルダ「この…!」


蛍「北岡さん!」


れんげ「ゾルダがウチらの事を守ってくれたのん!」


リュウガ「お前…あの北岡秀一が子供を守るとは何の冗談だ?」


ゾルダ「あぁ…確かに今のは俺のキャラじゃないよね。
俺自身もちょっと意外だなって思うよ。むしろちょっと腹立つし…
でもさぁ、それ以上に腹が立つ事があるんだよね!」


リュウガ「それは一体何だ?」


ゾルダ「お前だよ。城戸と同じツラしてるのに…お前は平然と子供を撃ってきたよな。
俺は正直こんな子供たちどうなっても構わないと思ってるんだよ。
ま、俺の前で死なれたらイメージ悪いから助けたけど…」


リュウガ「何が言いたい…?」


ゾルダ「まぁ…要するにあれよ。
お前、本物にこだわってるけど城戸真司なんて貧乏でバカでお人好しだよ。
そんなどうしようもないバカになりたい?笑わせるなよ!
お前は城戸真司になろうとした時点で既に城戸真司じゃない偽者ってわけ!
そんな偽者に負けたなんて俺のプライドが許さないわけよ!」


蛍「北岡さんの言う通りですよ!
リュウガ、姿はそっくりでもあなたは真司さんじゃありません!」


れんげ「リュウガ、真司を返すのん!!」


ゾルダ、それにれんげと蛍に自身の存在を否定されるリュウガ。

そんな時、リュウガのカードから奇妙な光が輝いた…

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司『俺は…思い出した。』


リュウガ「やめろ!目を覚ますな!お前はずっとそこで封印されていろ!」


真司『俺には確かやるべき事があった…』


れんげ「そうなのん!
真司はミラーワールドのモンスターを倒してライダーの戦いを止めていたのん!」


真司『そうだ、俺の名は城戸真司。
ミラーワールドのモンスターたちから人を守るために…俺は戦っていたんだ!!』


リュウガ「やめろォォォォォッ!」


突如リュウガのカードデッキから、

一枚のカードが引き抜かれてブラックドラグバイザーに装填された。

(ナレーション:鈴木英一郎)



((ADVENT))


そして現れたのは!


真司「元に…戻れた…」


れんげ「真司なん!真司が戻ってきたのん!」


蛍「よかった、今度こそ本物の真司さんなんですね!」


ゾルダ「俺としては戻ってきてほしくはなかったんだけどね…」


真司「れんげちゃん、蛍ちゃん、それに北岡さん。
みんなのおかげでこうして元に戻る事ができたよ。ありがとうな。」


れんげ「真司、記憶も戻ったんな!これでめでたしなのん!」


封印のカードから解放され、それに記憶を取り戻した真司。

これで万事めでたし…かと思われた時であった!

(ナレーション:鈴木英一郎)



リュウガ「ちっともめでたくない!」


れんげ「あ、リュウガの事すっかり忘れてたのん!」


蛍「リュウガ、真司さんは元に戻ったんですよ。もう大人しく引いてください!」


リュウガ「ふざけるな!
俺は絶対本物になるんだ!もう二度と鏡の世界で生きていくのはゴメンだ!!」


真司「なるほど、あいつは鏡の中の俺自身だったのか。みんな、離れてて!」


れんげ「真司、戦うん?」


真司「あぁ、あいつの相手は俺がやる!いや、俺でなきゃいけないんだ!」


そして真司は龍の紋章が刻まれた自らのカードデッキを取り出した。

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「れんげちゃん、俺もうひとつ大事な事を思い出したんだ。」


れんげ「大事な事…?」


真司「俺にはもうひとつの名前があったんだ。」


真司「鏡の世界で戦う時のもうひとつの名前がね…変身ッ!!」


蛍「真司さんが変身しました!」


龍騎「ヨッシャァッ!!」


れんげ「龍騎なん!龍騎が現れたのん!」


龍騎「そう、仮面ライダー龍騎。これがミラーワールドで戦う俺のもうひとつの姿だ!」


この村の子供たちのヒーローにして鏡の中で戦う戦士。

仮面ライダー龍騎が己の存在を懸けてリュウガとの決戦に挑んだ!

(ナレーション:鈴木英一郎)




((ドッガァァァァンッ!))



小鞠「そんな…ナイトが…」


夏海「負けちゃったよ…」


卓「…」


ライア「あのバカ、最後までこの俺をライアと勘違いしていたようだな。
だとしたらとんだ甘ちゃんもいたもんだぜ、あれでよくライダーが務まったもんだ。」


倒したナイトを蔑むライア。

そんなライアが姿を変えた。

なんとその姿は…!

(ナレーション:鈴木英一郎)



ベルデ「俺はベルデ、仮面ライダーベルデだ。」


夏海「なんかカメレオンみたいなライダーが現れた!」


小鞠「カメレオン…ってそれじゃあさっきのガイやライアは!?」


ベルデ「そうだ、この俺が姿を変えた偽の姿だ。
この通り、モンスターたちも前のご主人さまの姿を見てコロッと寝返ってくれたよ。
まったく元の契約者と同じくマヌケなヤツらだぜ。」


小鞠「それじゃあナイトはその事に気づかずに…こんなの卑怯だよ!」


夏海「そうだ!そうだ!辣韮だ!」


ベルデ「卑怯も辣韮も関係あるか。
いいかガキども、生きるって事は他人を蹴落とす事だ!
人間はみんなライダーなんだよ!」


夏海「え…?じゃあウチもライダーなの?」


小鞠「ちがうもん!そんなのライダーじゃないもん!」


ベルデ「なんだと、どういう事だ?」


小鞠「蓮は恋人の恵里さんのために戦ってるんだよ!
そんな蓮が他人を蹴落す事なんて絶対しないもん!!」


ベルデ「まったく、ガキに何を言ってもわからんか。なら…死ね!」


ベルデの魔の手が小鞠に襲いかかろうとする!

だが…!

(ナレーション:鈴木英一郎)



ダークウイング『キシャァァァァッ!』


ベルデ「死んだライダーのモンスターか!小賢しい!」


ファムサバイブ「子供相手に何してんのよ!こっちは王蛇相手に忙しいのに…!?」


王蛇「クハハハハ!もっとだ!もっと俺を楽しませろ!!」


小鞠「あわわわ…ナイトがやられちゃったし…王蛇はアレだしどうしたら?」


夏海「本当にこれはまずい状況ですなぁ…おや?なんか様子がおかしいような気が…?」


何やら気づいた夏海。

それは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



((シュンッ!))


ファム「そんな…サバイブが解けた!?」


王蛇「何だ?もう終わりか?つまらんな…」


((NASTY VENT))


ダークウイング『シャァァァァッ!』


ベルデ「くっ…これは…」


夏海「なんか…敵が急に押され始めてるよ!」


小鞠「一体どうなってるの!?」


卓「?」


ナイトを倒したというのに戦況が不利になるファムとベルデ。

一体これはどういう事なのか!?

(ナレーション:鈴木英一郎)



ナイト「これで敵の体勢は取り乱れた、もう大丈夫だぞ。」


小鞠「あぁ―――――ッ!ナイト!?」


夏海「マジで!だってさっき死んだはずじゃ!?」


ナイト「あれはトリックベントで作った俺の偽者だ。」


ファム「それじゃあ…私が使ったサバイブのカードも偽物…?」


ベルデ「チッ…卑怯なヤツめ!」


ナイト「黙れ、先に姑息な手を使ったお前たちに兎や角言われる筋合いはないぞ!」


王蛇「隠し芸なんてどうでもいい。俺を楽しませろォォォォッ!!」


なんと現れたのは本物のナイトであった。

ナイトはすぐさま子供たちを救出、今度こそ反撃開始だ。

(ナレーション:鈴木英一郎)



龍騎「おりゃーっ!」


リュウガ「ウォォッ!」


れんげ「龍騎とリュウガの戦いなのん!」


蛍「龍騎の方が押してますよ!」


リュウガ「この…お前はライダーバトルを止めるんじゃないのか!?」


龍騎「あぁ、そうだ!
確かに俺はライダーバトルを止めさせたいと思っているよ…
けどなぁ…お前のように何の罪もない子供を襲うライダーは絶対に許せないんだ!!」


子供たちを傷つけようとしたリュウガに龍騎の怒りが爆発。

さすがのリュウガもその圧倒的な力の前に成す術もなかった…!

(ナレーション:鈴木英一郎)



リュウガ「まだだ…まだ俺は負けない!こうなればファイナルベントだ!!」


龍騎「俺だって…行くぜ!!」


((FINAL VENT))


ゾルダ「あいつら…ファイナルベントを発動させる気だ。」


蛍「龍騎のファイナルベントといえば…」


れんげ「ドラゴンライダーキックなのん!」



「「ドラゴン!ライダ―――ッ!キ―――ック!!」」



龍騎とリュウガのドラゴンライダーキックが空中で激しく衝突した。

まさに両者渾身の力を込めた一撃!

勝利はどちらの手に!?

(ナレーション:鈴木英一郎)



ナイト「ハァァッ!」


ファム「くっ…」


ベルデ「このままじゃまずい…こうなればまずはお前からだ王蛇!」


王蛇「あ゛ん?」


((FINAL VENT))


夏海「うわっ!ベルデがファイナルベントを出した!」


小鞠「何あれ…キン○ドライバー?」


隙を突いてベルデが王蛇に対してファイナルベントを発動。

バイオワインダーの力で必殺技デスバニッシュを繰り出した。

(ナレーション:鈴木英一郎)



ベルデ「喰らえ王蛇!」


王蛇「チッ…」


夏海「王蛇!○ン肉ドライバーは確かあれだよ!6を9にひっくり返せばいいんだよ!」


小鞠「それってキ○肉バスターの外し方じゃ?」


王蛇「6を9か、なるほど。ハァッ!」


ベルデ「ゲェーッ!こいつ…デスバニッシュをひっくり返した!?」


夏海のアドバイスでベルデのファイナルベントを回避した王蛇。

今度は王蛇がベルデに仕掛けた!

(ナレーション:鈴木英一郎)



((FINAL VENT))


王蛇「今度は俺の番だ!カメレオン野郎!」


ベルデ「ひっ…」


王蛇「ベノ・クラッシュ!ガァァァァァッ!!」


バイオグリーザ『ギャァァァァッ!?』


王蛇はファイナルベント、ベノ・クラッシュを発動。

だがその直前、ベルデは自身の契約モンスターを盾にして攻撃を防いでいた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



ファム「あぁ…ベルデが…こうなったら私だけでも!」


ナイト「いいや、これで終わりだ!行くぞ!」


((FINAL VENT))


ナイト「飛翔斬!!」


ブランウイング『クェェェッ!?』


そしてナイトもファムの契約モンスターであるブランウイングに飛翔斬を炸裂!

契約モンスターを失った事によりファムとベルデはブランク体になってしまった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



龍騎「ウォォォォッ!」


リュウガ「ヌゥゥゥゥッ!」


れんげ「龍騎とリュウガの必殺キックの対決なのん!」


蛍「でも威力が互角だから決着がつきませんよ!?」


そして龍騎vsリュウガの戦いも最終局面を迎えていた。

そんな時、ゾルダが行動に出た。

(ナレーション:鈴木英一郎)



((FINAL VENT))


ゾルダ「ごちゃごちゃした戦いは好きじゃないんだよ。」


蛍「ゾルダがファイナルベントを発動してます!」


れんげ「一体どうする気なのん!」


ゾルダ「決まっているだろ。
あいつらがやり合っている隙に攻撃するわけよ。上手くいけば両方潰せるかも…」


れんげ「それじゃ卑怯なん!ゾルダも正々堂々戦うのん!」


ゾルダ「正々堂々って…俺って怪我人なんだけど…?」


蛍「ならせめて龍騎に当たらないように撃ってください!」


ゾルダ「俺としては城戸も倒しておきたいけど…
まあしょうがない。ほら、お前らは危ないから俺の後ろに下がってな。」


子供たちを自分の後ろに下がらせるゾルダ。

そしてマグナバイザーを召喚したマグナギガに接続、ファイナルベントを発動させた!

(ナレーション:鈴木英一郎)



((ズキッ!))


ゾルダ「くっ…傷が…これじゃ最後まで支えられそうにないな…」


((ギュムッ!))


ゾルダ「うん?」


蛍「ゾルダ!頑張って!」


れんげ「ウチらが支えてあげるのん!だから頑張るんな!」


ゾルダ「お前ら…マグナギガ!エンドオブワールド!!」


マグナギガ『ガァァァッ!!』


傷ついた身体をれんげと蛍に支えられてエンドオブワールドを放つゾルダ。

そしてそれは龍騎の加勢になった!

(ナレーション:鈴木英一郎)



リュウガ「くっ…ゾルダめ!余計な事を!?」


龍騎「よっしゃ!今だ!」


龍騎「「ダァァァァァァァッ!!」」


リュウガ「ぐわぁぁぁぁぁっ!?」


れんげ「やったのん!キック対決は龍騎の勝ちなのん!」


蛍「それに今のゾルダのファイナルベントでドラグブラッカーも消失しました!」


戦いに勝利した龍騎。

倒されたリュウガは、

契約モンスターを失いブランク体となりライダーとしての力は最早無いに等しかった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



リュウガ「殺せ…覚悟は出来ている。」


ゾルダ「どうするよ?こいつも覚悟は出来てるしひと思いにやっておく?」


龍騎「…」


れんげ「真司…」


蛍「真司さん…」


既に死を覚悟しているリュウガ。

だが子供たちを見て龍騎はこう答えた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



龍騎「見逃してやるよ。子供たちの前でそんな真似ができるもんか!」


れんげ「さすが真司なのん!」


蛍「よかった、いつもの真司さんですよ!」


ゾルダ「甘いヤツ…
まあこいつはもう契約モンスターを失っているしライダーとしては終わってるけどね。」


リュウガ「うぅ…」


リュウガを見逃そうとする龍騎。

そしてナイトたちの方も…

(ナレーション:鈴木英一郎)



ファム「くっ…やりなさい!」


ベルデ「勝ったのはお前らだ、覚悟は出来ているよ。」


夏海「ねぇナイト…この二人どうすんの?」


小鞠「もしかしてトドメを刺す気じゃ…?」


卓「」


ナイト「いいや、その必要はないだろう。
どうせこいつらはもうライダーとしての力を失っている。
これ以上無意味な戦いを続けても仕方がない。見逃してやるから早く消えろ。」


小鞠「よかったぁっ!さすがナイト!カッコいい!」


ナイトの方も契約モンスターを失ったベルデとファムを見逃そうとしていた。

だが…これは命を賭けたライダーバトル…

その参加者が何の咎も受けないはずがなかった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



((ドバッ!))


リュウガ「ギャァァァァァッ!?」


蛍「そんな…リュウガが…」


れんげ「剣に突き刺されて…消えちゃったのん…!?」


龍騎「なんて事を…北岡さん!アンタか!?」


ゾルダ「ちがう…俺じゃない!まさか…他のライダーがまだいるのか…?」


見逃した矢先に攻撃を受けて消滅するリュウガ。

一体誰が攻撃したのか?

その時、空から一人の男が現れた。

それは金色に輝く新たなる仮面ライダー。

その名は…

(ナレーション:鈴木英一郎)



オーディーン「我が名はオーディン。仮面ライダーオーディン!」


れんげ「オーディン?」


蛍「オーディンって確か13人目の仮面ライダーじゃ!」


ゾルダ「13人目…それじゃあこいつがリュウガを倒したのか!?」


目の前に現れた13人目の仮面ライダーオーディン。

龍騎はオーディンに何故リュウガのトドメを刺したのか問い詰めた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



龍騎「答えろ!何でリュウガにトドメを刺した!?」


オーディン「ライダーの戦いは命を賭けた戦いだ。半端な真似は絶対に許されない。」


蛍「そんな理由で…」


れんげ「酷いヤツなのん!」


オーディン「戦いを続けろ。生き残った者だけが私と戦い、力を得られるだろう。」


ゾルダ「こいつを倒して最後の勝利者になれってか…強敵そうだね。」


オーディン「これで残ったライダーは7人、戦え!戦わなければ生き残れない!!」


龍騎「戦わなければ生き残れない…そんな事があってたまるか…!」


れんげ「龍騎…」


戦わなければ生き残れない、その言葉を遺してオーディンは何処かへと消えていった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



((UNITE VENT))


ジェノサイダー『ガァァァッ!』


王蛇「ククク、本当に見逃してもらえると思ったか?」


ナイト「おい浅倉…何をする気だ!?」


((FINAL VENT))


王蛇「ドゥームズデイ!ハァァァッ!!」


ベルデ「そんな…やめてくれ!」


ファム「浅倉…浅倉ァァァァァッ!?」


小鞠「そんな…ファムとベルデが…」


夏海「ジェノサイダーに飲み込まれちゃった…」


卓「」コクッ


王蛇は獣帝ジェノサイダーを召喚、ドゥームズデイを発動。

ファムとベルデはジェノサイダーの腹部から発生したブラックホールに取り込まれ…

そして二度と戻ってくる事はなかった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



ナイト「浅倉…何故あの二人を!ヤツらはもう戦闘の意思などなかった!」


王蛇「だからどうした?
これは命を賭けたライダーバトルだろ。負けたヤツが死んだ。それだけの話だ。」


小鞠「でも二人は…」


ナイト「そうだ、あいつらはもうライダーとしての力を失っていた!」


王蛇「力を失ったら見逃せだと?
笑わせるな!そんな甘い事を言っていると…お前も死ぬぞ…!」


夏海「やっぱり王蛇はブレないや…」


王蛇「今日は遊び疲れた。先に帰らせてもらうぞ。」


ナイト「確かにヤツの方が正しいのかもしれん…だが俺は…」


小鞠「ナイト…」


王蛇はライドシューターに乗り込むとそのまま去っていった。

こうして、こののんのん村でのライダーバトルは幕を閉じた…

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「それじゃあ俺たちはもう帰るね。」


蓮「このバカが世話になったな。」


れんげ「もう帰るなんて寂しいのん…」


蛍「しょうがないよ、真司さんたちにはモンスターとの戦いがあるから。」


夏海「浅倉もいるしね。」


北岡「ほら、さっさと行くよ。まったく…こんな何もない村早く帰った方がマシだっての!」


戦いが終わり、元の世界に帰ろうとする真司たち。

れんげたちは真司たちの見送りをするのだが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「れんげちゃん、今日は応援してくれてありがとうな!おかげで助かったよ!」


れんげ「うん、真司もこれから頑張ってなのん!」


北岡「まったく…戦いにまでしゃしゃり出て迷惑だったよ。
それと、さっきの戦いだけどあんなのは借りだと思わないでくれよな。
俺は子供に借りを作るなんて絶対に許さない主義だから!」


蛍「アハハ、北岡さんって気にするタイプなんですね。」


蓮「…」


小鞠「蓮、ずっと黙ってるけどどうしたの?」


真司たちとは対照的に子供たちを見てなにやら思い悩んでいる蓮。

それから蓮は子供たちの前である事を語りだした。

(ナレーション:鈴木英一郎)



蓮「なぁ…この村では俺たちの戦いがドラマとして放送しているんだったな。」


れんげ「そうなのん!仮面ライダー龍騎、毎週日曜朝8時に放送中なのん!」


小鞠「それがどうかしたの?」


蓮「みんな、よく聞いてくれ。
俺たちの戦いはこれからますます過酷なモノになっていくだろう。
ライダーバトルの犠牲者は確実に増えていく…」


真司「蓮…一体何を言う気だよ?」


蓮「その…つまりだ。
見るのがつらいのなら今のうちにやめておけ。今ならまだ間に合うぞ。」


蛍「蓮さん…」


蓮の言う通り、龍騎の物語はこれからさらに激しさを増す事になる。

新たな登場キャラクターたちによって更なる犠牲者が増えるのは明白であった。

しかし子供たちは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



れんげ「心配ないのん!ウチらは最後までみんなの戦いを応援するのん!」


蛍「そうだね、みんな龍騎大好きだもん!」


小鞠「他のライダーたちも大好きだし!」


夏海「それにもう26話も見続けてるわけだし今更切るのも後味悪いしね。」


卓「」コクッ


蓮「お前ら…」


真司「みんなありがとうな!
でもライダーバトルは俺が必ず止めてみせる!だからこれからも応援よろしくな!!」


こうして真司たちはのんのん村を後にした。

真司たちを見送る子供たち。

そんなれんげの手の中には一枚のカードが握られていた。

それは先程リュウガによって真司が封印されていたSEALのカード。

このカードが後に大事な役割を果たそうとは…それはまだ誰も知らない…

(ナレーション:鈴木英一郎)

とりあえずここまで

ライダーたちのとの邂逅は一旦これでおしまいなん
次回からまた普通に視聴会に戻るのん

>>191
見返したら間違ってたんな、ゴメンなん

リュウガについては公式の資料が色々とあやふやな点が多いから自己的な解釈でやってみたん
間違ってたらごめんな



【第34話友情のバトル】


れんげ「34話なのん!」


小鞠「あれから色々あったね。
いきなり13人目の仮面ライダーオーディンが出てタイムベントで修正したり…」


れんげ「令子さんが見合いしたりOREジャーナルに浅野めぐみさんが入ったり…」


夏海「おまけに浅倉が女の子守ってたりもしてたね。」


卓「」コクッ


れんげ「けどあんまり本編の話は進んでいないように思えるのは何でなのん?」


蛍「説明すると29話~33話は龍騎放送時は8月に放送されていました。
8月の時期は関西圏のお友達が甲子園のためにライダーの放送が中断されてしまうんです。
だからその配慮のためにできるだけ本編を進ませたくなかったようですよ。」


小鞠「なるほど!蛍は物知りだね!」


蛍「ですが現在の平成ライダー2期は8月~9月で最終回になるんですよね…」




蛍「そして34話、あの浅倉がいきなり北岡さんの事務所に押しかけてきたのです。」


『弁護士さんは~金持ちだ~♪命が惜しくて逃げ出した~♪』


れんげ「でも北岡は留守で事務所にはいなかったのん。」


夏海「浅倉は北岡の事務所の卵一気飲みしていったよ。」


小鞠「この人…他人の家で何してんの?」


蛍「一方蓮さんは恋人の恵里さんの病状が悪化。一刻を争う状態でした。」


れんげ「そんな蓮は真司に戦いを挑んだのん!」



『今すぐ戦え!』


小鞠「龍騎とナイトの命を賭けたライダーバトルが始まっちゃったよ!」


夏海「けどナイトはサバイブのカードがあるから龍騎が押されてるよ!」


((SURVIVE))


蛍「ここで龍騎も神崎士郎さんから授かった、
サバイブカードで龍騎サバイブにパワーアップしたのです!」


『俺は絶対に死ねない。1つでも命を奪ったら、お前はもう後戻りできなくなる…!』


『俺はそれを望んでいる。』


れんげ「龍騎サバイブとナイトサバイブの対決なん!果たしてどっちが勝つのん!?」



【第35話タイガ登場】


蛍「35話です、結局前回の戦いは決着がつかずに終わってしまいました。」


夏海「ゾルダと王蛇の戦いも、
北岡が事前に根回ししていたから浅倉は警察に逮捕されちゃったよ。
おまけにOREジャーナルの島田さんやめぐみさんと一緒にカラオケデート…
この人たち何してんの…?」


小鞠「そんな北岡とは対照的に蓮は戦う相手を求めて流離ってるよ…
愛する恋人のためとはいえ身も心もボロボロだよ…蓮が可哀想…」


蛍「この辺り、それぞれの陣営の温度差が激しすぎますよね。」


卓「」コクッ



れんげ「真司は蓮が戦う理由を知ってミラーワールドを閉じようとするのん。」


蛍「そこで真司さんは、
かつて神崎さんがミラーワールドの研究を行っていた清明院大学にやってきました。
そこで出会った香川教授からミラーワールドを閉じる方法があると教えられたのです!」


夏海「そこへモンスターが現れた!
あぁ…もうミラーワールドを閉じる肝心な話を聞けなかったじゃんかよ!?」


((SHOOT VENT))


蛍「龍騎は新たに得たサバイブの力で難なくモンスターを撃破。
ですがその戦いの影にはもう一人、新たなる仮面ライダータイガの姿があったのです!」


小鞠「その頃、蓮は…大変!なんとあのオーディンと戦う事になっちゃったよ!?」


夏海「蓮はナイトに変身してサバイブの力まで使ったのに全然歯が立たなかった…」


れんげ「このままじゃトドメを刺されちゃうのん!どうなるんな!?」



((ドシュッ!))


『そのまま、迷わず戦いを続けろ。』


蛍「ですが意外にもなんと大逆転です!
瀕死だったナイトですが、
トドメを刺そうとするオーディンを逆にウイングランサーで突き刺しました!?」


『うわ゛ぁぁぁぁぁぁっ!?』


小鞠「変身を解いて絶叫をあげる蓮…
人を殺めた所為でせっかく勝ったのに悲壮感しか残らないよ…」


蛍「そんな蓮さんに反応を示したのか昏睡状態だった恵里さんの意識が戻ったのです!」


夏海「オォー!これでもう蓮はライダーバトルをやらずにすむじゃん!」


れんげ「蓮!よかったんな!」



【第36話戦いは終わる】


れんげ「36話なん!恵里さんが目覚めたのん!」


小鞠「真司たちはこの事を急いで蓮に知らせようとするんだけど…」


夏海「肝心の蓮がいないんだよねぇ。」


蛍「その蓮さんはオーディンを倒して、
次に戦うライダーを求めて今度は浅倉が乗る護送車を襲う気でいたのです!」


夏海「ていうかさっき神崎映ってたよね。オーディンの正体って神崎じゃなかったの?」


小鞠「本当だ、それじゃあオーディンってまだ生きてるのかな?」


卓「?」



蛍「さて、浅倉を乗せて出発する護送車ですが…
実は浅倉は逮捕される直前にメタルゲラスのカードを密かに持ち出していたのです!」


『島田…速報だ…速報ォォォォォッ!?』


小鞠「大変!浅倉がまたしても脱走したよ!」


夏海「そして脱走した浅倉は変身して龍騎と対決だ!」


『お前が好き勝手できるのももう終わりだからな!ライダーの戦いは終わる!』


『興味ないな、いつ終わろうが知った事か!今戦えればそれでいいんだよ。俺は…』


れんげ「龍騎サバイブと王蛇のジェノサイダーが戦うのん!頑張れ龍騎!」



((FREEZE VENT))


夏海「あれれ?ジェノサイダーの動きが止まった?」


((FINAL VENT))


『グォォォォッ!?』


れんげ「タイガなん!タイガがファイナルベントを繰り出そうとしてるのん!」


夏海「けどさすが王蛇、トドメを刺される直前で脱出してる。」


『俺は、変わったか?』


『そうだね。ちょっと、顔が優しくなったかな。』


小鞠「病院では蓮が恵里さんと抱き合ってるよ!
よかった、これで蓮はもうライダーバトルなんてやらなくていいんだよね。」


蛍「浅倉も再び逮捕されたみたいだし、これで一件落着…」



『真司くん…キャァァァァァァッ!?』


『優衣ちゃん!?』


夏海「…って大変だ!なんか優衣がミラーワールドに引きずり込まれてる!?」


れんげ「せっかくいい雰囲気なのになんでなのん…?」


蛍「龍騎の物語は本当に視聴者に息つく暇を与えませんね…」



【第40話兄と妹の記憶】


蛍「40話です。
仮面ライダータイガの正体はなんと香川教授の教え子であった東條悟さんでした!」


夏海「東條は英雄にこだわっている変なヤツで、
自分の仲間も英雄じゃないってだけで平然と倒しちゃうとか頭おかしいよ!?」


れんげ「浅倉と同じくらい怖いんな…」


卓「」コクッ


小鞠「ていうか東條も日曜朝8時に出ていい人じゃないよね。」



蛍「さて、香川教授の言うようにミラーワールドを閉じる方法は確かにありました。
それは神崎士郎の妹である優衣さんを抹殺しなければならないという残酷な方法でした。
この事実を知った真司さんは香川教授のやり方に反発したのですが、
逆にタイガによって返り討ちに遭ってしまったのです。」


『俺なんかが、割り込む必要なんかないんだ…』


小鞠「タイガにボコボコに負けちゃった真司…」


蛍「すっかり自信喪失しちゃいましたね。」


夏海「そういえば前から思ってたんだけど…
別にライダーの戦いって止める必要ないんじゃないかな?」


小鞠「ちょっと夏海!なんて事を!?」


夏海「だってさぁ、蓮や北岡はみんな納得して戦ってるわけじゃん。
それを止める必要ってあるのかなと思ってね…?」


蛍「言われてみればそうですね。」


小鞠「それは…」



れんげ「香川教授の前に神崎が現れたのん!
神崎は香川教授の家族を人質にライダーバトルの妨害をやめるように言ってきたんな!」


夏海「そこへ蓮と東條もやってきてみんな戦う事になっちゃったよ!」


『邪魔を続けるというわけか。家族に伝える事は…?』


『ありませんよ。』


蛍「香川教授は家族ではなく多くを守る選択をしました。」


小鞠「そんな…家族を犠牲にしちゃうなんて…」


蛍「香川教授もライダーたちとは別の意味で覚悟を決めた人なんですね。」



((FINAL VENT))


夏海「そしてナイトvsオルタナティブとの戦いだ!」


小鞠「ナイトサバイブの疾風断とオルタナティブゼロのデッドエンドがぶつかったよ!」


れんげ「その威力は互角だったのん!
けどその戦いの最中にモンスターたちがライダーたちに襲いかかってきたんな!?」


『ここか、祭りの場所は。』


『久しぶりにカッコ良くキメてみようか!』


蛍「そこへ刑務所から脱走した浅倉と、
エンドオブワールドを放とうとしてカッコ悪い姿を晒してる北岡さんまで現れました!」


夏海「うわっ!ライダーたち勢ぞろい!まさに祭りの場所だよ!?」



れんげ「その頃、真司も動き出そうとしていたのん。」


『優衣ちゃん、俺、まだ全然答え出てないけど、結局じっとして黙ってられないみたい。』


『真司くんは、それで良いんじゃないかな。』


蛍「一度は手放した優衣さんから龍騎のカードデッキを再び受け取って戦場へ!」


れんげ「真司カッコいいのん!」


((FINAL VENT))


小鞠「ドラゴンファイヤーストームでモンスターたちを蹴散らしたよ!」


蛍「それに人質になっていた香川教授の家族も龍騎が救ってたようです。よかったですね!」



れんげ「ウチ、真司が戦う意味がわかった気がするん。」


夏海「へ?それってどういう事?」


れんげ「真司はモンスターからみんなを守るためにライダーになったのん!
東條のようによくわかんない理由で英雄になりたいわけでもないのん。
みんなを守りたいから仮面ライダーになった、それだけで十分な気がするのん!」


小鞠「そうだね、真司や蓮がいなきゃみんなモンスターたちに襲われてるもんね!」


蛍「これからも龍騎の戦いを応援しましょう!」


れんげ「オーッ!なのん!」



【第43話英雄は戦う】


蛍「43話です、遂に現れた仮面ライダーインペラー!その正体は佐野満さんでした!」


れんげ「でも佐野は富を得て楽な生活をするためにライダーになったのん!」


小鞠「一見不純な動機だけど須藤や芝浦に比べたら結構マシな方だよね。」


夏海「前回、東條は香川教授を裏切って倒しちゃったよ!
そのせいでもう誰もあいつを止める事ができなくなっちゃったよ!?」


蛍「佐野さんも他のライダーと組もうと自分を売り込んでいますが相手にもされません。」


小鞠「でもこれっておかしいよね?
ライダーバトルって願いが叶うのは一人だけなのに何で他の人と組もうとするの?」


蛍「それは勿論…
こんな終盤にいきなり新人ライダーとして戦わされる羽目になったからですよ。
他のライダーは強化フォーム持ち二名、射撃系ライダー、
複数のモンスターと契約している凶悪指名手配犯、恩師すら平気で殺害するサイコパス。
こんな面子と正面からまともに戦えませんよ…」



『来い。食後の運動ってヤツだ』


『楽しそうかも…』


れんげ「屋台でラーメン食べてる東條、そこへ浅倉が戦いを挑んできたのん!」


小鞠「東條が食べてたラーメンを強引に横取りする浅倉…これって関節キッスじゃ!?」


蛍「浅倉は誰が口をつけたとか気にしないタイプですよね。イモリだって食べてたし…」


『変身ッ!!』


夏海「さぁ、バトル開始だ!王蛇とタイガの激しい攻防戦だ!」


蛍「ある意味、最恐のライダー同士の戦いですね。これは注目の一戦…ってあれ?」



((FINAL VENT))


((FREEZE VENT))


小鞠「王蛇がベノ・クラッシュしようとしてタイガがそれをフリーズベントで阻止した!」


((FINAL VENT))


夏海「けど王蛇はエビルバイザーを呼んでハイドベノンを決めた!」


蛍「複数のモンスターと契約している強みがここで出ましたね。」


『どうした…その程度か?』


『英雄だろ。お前。』


れんげ「王蛇がタイガをフルボッコなのん!」


夏海「やっぱ王蛇強いわ~!」



小鞠「けどタイガ…今までライダーを倒してたのにどうして急に弱くなっちゃったの?」


蛍「これまでのタイガの戦いを見ればおわかりになると思いますが、
タイガは不意打ちや裏切りで相手を倒していましたからね。
まともにやりあったら案外こんなモノだというのは妙に納得できます。
実際に自然界のトラも不意打ちの戦法を得意としているとか…」


れんげ「結局東條は逃げちゃったのん。」


夏海「そこへ佐野が浅倉に自分を売り込みに来たけどまったく相手にされなかったね。」


小鞠「さすがに相手を選ぼうよ佐野…」


卓「」コクッ



蛍「翌日、大学のキャンパスで読書中の東條さんの前に北岡さんが現れました。」


れんげ「北岡もこの前タイガに散々な目に合わされたんな。」


蛍「東條さんも浅倉さんに負けず劣らず色んな人に恨み買ってますもんね。」


夏海「そしてゾルダvsタイガの戦いが始まったんだけど…」


『終わりだ。』


『よ…よせ!』


『なんだ命乞いか?英雄なんだろ、お前。』


れんげ「タイガどんどん情けなくなってくのん…」


蛍「結局東條さんは傷つきながらもなんとか逃げ延びました。」


小鞠「傷ついた東條をなんと佐野が介抱してくれたよ。けどそんな佐野に一報が…」


『オヤジが死んだってさ…』


蛍「どうやらお父さんが亡くなったようです。佐野さんはこれからどうなるんでしょうか?」



【第44話ガラスの幸福】


れんげ「44話なのん!」


蛍「前回、お父さんが亡くなった報告を受ける佐野さん。
実は佐野さんのお父さんはとある大企業の社長さんだったのです!」


夏海「佐野は2年前、勘当させられてたけど実は息子を想って敢えて突き放したんだって!」


小鞠「まさにいきなりの展開だよ!
あれ?でも佐野の願いって富を得て楽な生活をする事だから願いが叶っちゃったんじゃ?」


れんげ「それじゃあ佐野って一体どうなるのん?」



『一度ライダーになった者は、最後までライダーであり続ける。それが掟だ。』


蛍「そんな順風な生活を送る佐野さんに神崎さんが忠告を…
やはりライダーになった宿命からは簡単に抜け出せそうにないようです。」


『戦え。そして生き残れ。そうすればお前はライダーを辞める事が出来る』


れんげ「結局佐野もライダーとして戦わなきゃいけなくなったのん。」


小鞠「佐野は大金で他のライダーたちの協力を得ようとするけど、
前回と同じく殆どのライダーたちから協力を断られちゃうの…」


夏海「でも蓮はちょっぴり大金に惹かれてた気もするけど…?」


蛍「きっと恋人の恵里さんの入院費用の支払いが大変なんですよ。」



蛍「佐野さんはとある縁談が持ちかけられ、
百合絵さんという素敵な女性とお見合いする事になりました。」


小鞠「そこへ百合絵さんを襲うモンスターが!佐野はインペラーに変身して戦いに!」


『悪いな。俺は負けるわけにはいかないんだ!』


夏海「ミラーワールドでは既に龍騎が戦ってたんだけど突然インペラーが襲ってきた!」


蛍「彼も既に背負うものがありますから必死なんですね。」


れんげ「そこへタイガがインペラーの加勢に現れたのん!けど…なんだか様子が変なん?」



『ゴメン。君は大事な人だから、君を倒せば、僕はもっと強くなれるかもしれない…!』


夏海「大変だ!
やっぱりタイガはインペラーを助けに来たんじゃない!倒しに来たんだ!?」


小鞠「けど龍騎が逃がしてくれた!よかった…これで一安心だね。」


蛍「そうですね、もうタイガは襲ってきませんし…」


夏海「そうそう、王蛇でもいたら大変だったかもしれないけどこれでもう安心…」



『ハハハハハ!』


蛍「あ…王蛇…」


夏海「インペラー終わった…」


小鞠「インペラー逃げて!」


れんげ「勝てるわけがないのん!早く逃げるのん!?」


『うわぁぁぁぁぁ!?』


蛍「まぁ…当然ながら負けました。」


夏海「しかもインペラーのカードデッキぶっ壊れたし…」


小鞠「酷い…これは酷すぎるよ…」


れんげ「泣きっ面に蜂ならぬ泣きっ面に王蛇なのん。」



『百合絵さん!百合絵さん!?』


れんげ「でも佐野生きてたのん!よかったんな!」


蛍「果たして本当に良かったのでしょうか?
この後、佐野さんには無慈悲なまでの残酷な結末が待っていました…」


『出してくれっ、出してくれよっ!』


れんげ「あれ?佐野、どうしたのん?」


蛍「さっきカードデッキが壊されたから元の世界に戻れないみたいだね。」


『俺は帰らなくちゃいけないんだ、俺の世界に!』


小鞠「そんな…誰か佐野をミラーワールドから出してあげて!」


夏海「そうだ!龍騎!龍騎なら出してくれるはず!?」


蛍「龍騎はたぶんまだタイガと戦ってるんだと思いますよ。」



『…嫌だ…嫌だ!出してくれ……出してぇ!?』


れんげ「あぁ…佐野が消え始めてるのん!?」


蛍「結果だけだと自業自得ですけど…」


小鞠「けどこの結末はあんまりだよ!」


『…何でこうなるんだよ……俺は…俺は…』


『幸せになりたかっただけなのに…』


夏海「き…消えた…跡形もなく…」


小鞠「おまけに婚約者の百合絵さんにすら気づいてもらえるわけでも事もなく…」


れんげ「佐野…変なヤツだったけど…こんな目に合うほど悪い事はしてなかったと思うん。」


蛍「こうして佐野さんは脱落、生き残ったライダーは6人となりました。」

とりあえずここまで

みんなのトラウマインペラー回なのん



【第49話叶えたい願い】


れんげ「49話なのん!」


夏海「佐野に続いて東條も死んでしまったね。」


蛍「でも東條さんについてはこれまでの事を思うとあまり同情できませんね。
そんな東條さんですが、
最期はトラックに轢かれそうになる親子を自分の身体を張って助けて亡くなりました。
誰かに英雄として認めてもらいたかったのに死後認めてもらうとか皮肉ですね。」


小鞠「ミラーワールドも異変が起き始めていたよ!
モンスターたちが暴れ出していくらライダーたちでも手に負えなくなってきてるの!」


夏海「その原因はなんとミラーワールドを生み出した優衣が20歳の誕生日を迎えると、
死んじゃってそれと同時にミラーワールドも閉じちゃうからなんだよ。
だからモンスターたちは暴れだしたんだ!」


れんげ「優衣は自分に原因があると思って自殺を図ろうとしたのん!
けどそれをお兄ちゃんの神崎に止められてしまうんな!」


蛍「神崎さんは優衣さんを隔離する事でそれを防ぎました。
しかしそんな神崎さんのやり方に納得しない真司さんはオーディンに戦いを挑むのです!」


小鞠「そこへ蓮も駆けつけて二人の共闘が始まったよ!」



((FINAL VENT))


夏海「よっしゃー!
龍騎サバイブのドラゴンファイヤーストームとナイトサバイブの疾風断だ!!」


れんげ「これならさすがのオーディンも避けられないのん!」


((スカッ!))


蛍「あ、普通に避けられてますね。」


小鞠「なんか…この番組って次回まで引っ張った必殺技は高確率で外れるよね。」


卓「」コクッ



『イヤァァァァァッ!?』


蛍「ですがその時、突然優衣さんの悲鳴が!
その隙を突いてナイトが飛翔斬でオーディンをやっつけたのです!」


小鞠「そして急いで優衣さんに駆け寄る真司たち!けどそこで驚くべき事実が!?」


『私、死んじゃってたんだ、あの時…』


れんげ「なんと驚いた事に優衣は子供の頃に死んでいたのん!」


夏海「今生きているのは20歳の誕生日までの仮初の命だったんだ!」


『今度絵が描けたら、モンスターじゃなく…
二人っきりじゃなく、みんなが幸せに笑ってる絵を、お兄ちゃんと一緒に…ね?』


蛍「優衣さんは兄である神崎さんの暴挙を止めるために消滅してしまいました。」


れんげ「でも神崎は諦めてないのん!
優衣が誕生日を迎える日まではまだ願いは有効だと言っているんな!」



夏海「ちなみにさっきの戦いをOREジャーナルの令子さんに見られてた真司。」


小鞠「とうとう会社の人たちに正体がバレちゃったんだけど…」


『何が正しいのか選べないのは良いが、その選択肢ン中に自分の事もちゃんと入れとけよ。』


『お前が信じるもんだよ。お前だってここンとこに芯がねぇと、
話し合いにもなんないし誰もお前の言う事聞いてくれないだろう。』


れんげ「大久保編集長は真司の正体を薄々感づいていたのん!」


蛍「そして大久保編集長は未だに迷っている真司さんへ助言を与えてくれました。」


れんげ「真司は一体どんな選択肢をするん?」


小鞠「他にも、
病気を理由にライダーを辞めた北岡は令子さんとデートを約束してもらったよ。」


夏海「浅倉も…潜伏先を警察にバレたし…なんか嫌な予感がする…」


蛍「そして翌日、運命の日です。
優衣さんの誕生日、この日に戦いの決着をつけなければ願いは無効になってしまいます!」



『キャァァァァッ!?』


れんげ「街にモンスターが現れたのん!」


小鞠「もう見境なく人を襲ってるよ!やっぱり今日が最後の日だからなの!?」


『逃げて!』


夏海「そこへ真司と蓮がみんなを助けにやってきた!」


れんげ「真司!蓮!みんなを守るんな!!」



((ドシュッ!))


蛍「大変です!
女の子を助けようとした真司さんですが…なんと背中に致命傷を受けてしまいました!?」


れんげ「真司…血を吐いてるん…痛そうなのん…」


小鞠「けど真司は傷ついた身体で龍騎に変身!ナイトと一緒にモンスターと戦うの!」


蛍「戦場には龍騎とナイトの二人のライダーがモンスターの大群と戦ってます。」


れんげ「北岡と浅倉はどうして来ないん!?」


夏海「そりゃ北岡は病気だし浅倉は…自分勝手だし…」



『城戸!…どうかしたのか?…おい!』


『…別に…ちょっと、張り切りすぎただけだ。』


蛍「龍騎の異常をナイトも感じ取ったようです。
ですが非情にも二人の前には更なるモンスターたちの大群が現れます。」


((SURVIVE))


夏海「ここでサバイブにパワーアップだ!」


((FINAL VENT))


れんげ「さっきは失敗したけど、
龍騎サバイブとナイトサバイブのファイナルベントでモンスターたちを全滅させたのん!」


蛍「ですが龍騎は…」



『ミナ!』


『ママ!』


れんげ「戦いが終わってさっき真司が助けた女の子は無事にお母さんと再会できたのん!」


小鞠「よかったね!」


夏海「あれ?でもなんか真司の様子が…」


『やっとちょっとは答えらしいものが…
見つかったかもしんない。でも…なんか俺…駄目かもしんない。』


れんげ「し…真司…?」


蛍「どうやら真司さんはさっきの攻撃でもう…」



『俺さ、昨日からずっと考えてて…それでも、わかんなくて…でも、さっき思った。
やっぱり、ミラーワールドなんか閉じて、戦いを止めたいって。
きっと…すげぇつらい思いして…させたりすると思うけど…それでも…止めたい。
それが、正しいかどうかじゃなくて…
俺の、ライダーの一人として、叶えたい願いが、それなんだ…』


小鞠「し…真司…ようやく叶えたい願いが見つかったんだね!」


夏海「でも真司は…」


『あぁっ!だったら生きてその願いを叶えろよ!死んだら…終わりだぞ!』


『そうなんだよな蓮、お前はなるべく、生きろ…』


『お前こそ生きろ!城戸・・・死ぬな・・・死ぬな!』


『お前が、俺に、そんな風に言ってくれるなんてな…』


『おい…おい!城戸…おい城戸!城戸ォォォォォッ!?』


蛍「こうして…残念ながら仮面ライダー龍騎である真司さんも脱落してしまいました。」



れんげ「なっつん…これ…どういう事なのん…?」


れんげ「なっつん…真司は…眠っちゃったのん…?」


れんげ「なっつん…真司は…いつ起きるのん…?」


夏海「いや、これ死んだんじゃ…」


蛍「ちょっと夏海先輩!純真なよいこに対してストレートな発言は控えてください!?」


小鞠「だって…真司は…仮面ライダーで主人公だよ…?」


蛍「れんちゃん、こまちゃん先輩、大変言いにくい事だけど…真司さんは亡くなったの…」


小鞠「そんな…」


れんげ「嘘なのん…真司が…死ぬはずが…」


れんげ、小鞠「「うぇぇぇぇぇん!!」」


夏海「ギャー!二人とも泣き出した!?」


蛍「主人公が最終話の一話前で、
死ぬなんて展開は後にも先にも未だに龍騎でしかやっていませんからねぇ…」


卓「」コクッ

とりあえずここまで

日曜朝8時から主人公ライダーが最終話前で血反吐出して死んだのは龍騎以外ありえないんな



【第50話新しい命】


蛍「50話、いよいよ仮面ライダー龍騎最終回です!」


夏海「…なんだけど…」


れんげ「」


小鞠「」


卓「」


夏海「兄ちゃんはともかくれんちょんと姉ちゃんが先週から落ち込んだままだよ。」


蛍「ほら、二人ともしっかりしてください!龍騎最終回始まりますよ!」


れんげ「でも…真司死んじゃったのん。」


小鞠「で…でもまだ蓮が生きてるよね。蓮ならなんとかしてくれるかも…」



『会いたかったぜ、北岡!』


れんげ「ゾルダと王蛇の最後の対決が始まったのん!」


夏海「でもこのゾルダ…なんかおかしくない?」


小鞠「そういえば、北岡って格闘戦あんまりやらないのに…」


卓「?」



『お前はオーディンを倒す事は出来ないだろう。』


蛍「一方、蓮さんもまた勝ち残った最後のライダーとしてオーディンとの戦いに挑みます。」


夏海「ていうかオーディンって蓮が2回も倒したはずじゃん。」


小鞠「どうなってんの?」


蛍「一応説明しますとオーディンは、
実体の無い神崎士郎がどこからか用意した契約者を使って変身させてるようです。
つまりこのオーディンもそこら辺にいた適当な人を変身させたのかも…」


小鞠「それで二人は戦うんだけど…
けど今までと同じでサバイブでもオーディンに押されっぱなしだよ!」


れんげ「もう真司はいないし…一体どうやってオーディンを倒すのん!?」



((FINAL VENT))


『ウォォッ!』


蛍「ゾルダvs王蛇の戦いに遂に終止符が打たれました!」


夏海「最終回にしてようやくジェノサイダーのドゥームズデイが決まった!」


小鞠「マギナギガはジェノサイダーに吸収されてゾルダは倒されちゃった…」


れんげ「あれ…?このゾルダは…!?」



『お前…!』


蛍「なんという事でしょうか…
王蛇と戦っていたゾルダの正体は北岡さんではなく吾郎さんだったのです!?」


れんげ「北岡は既に死んでしまっていたのん…」


『先生…また…うまいモン…買って帰ります…』


小鞠「王蛇に倒されて今度は吾郎ちゃんまで…」


れんげ「龍騎はいないしナイトはオーディンと戦ってるし…
これでもう浅倉を止めるライダーがいなくなってしまったのん!」


夏海「こんな凶悪なヤツを一体どうするんだよ!?」


『何故だ…何故だ…何故だ…何故だ…!?』


((ダーンッ!))


蛍「最早誰にも止められないと思われていた浅倉でしたが、
意外にも警官隊に射殺されるというあっけない最期を迎えてしまいました。」


夏海「姉ちゃん、これ…確か子供番組だよね?」


小鞠「うん…日曜朝8時からやってる子供番組…のはずだと思う。」



((FINAL VENT))


蛍「同じ頃、ナイトサバイブとオーディンの戦いも決着を迎えようとしていました!」


小鞠「なんとあのオーディンがファイナルベントを発動させたの!?」


れんげ「でも途中でCMになったのん。」


夏海「最終話なんだからファイナルベントのシーン見せろー!?」


『お前は…きっと拒む。拒み続ける。また駄目なのか優衣!また!?』


れんげ「最後の戦いの決着がつくかと思われた時、神崎に異変が起きたのん!」


『ヌォォォォッ!最後のライダーは…お前だ…』


蛍「なんと圧倒的有利にあったオーディンが消滅してしまったのです!」


小鞠「そしてナイトの目の前には新しい命が現れたよ!」


夏海「ナイトはそれに手を伸ばした!これでライダーバトルの勝者はナイトに決定だ!」



『以上が、原因不明の失踪事件の真相であり、
仮面ライダーと名乗る人間達の、戦いの真実である。
この戦いに正義はない。そこにあるのは、純粋な願いだけである。』


小鞠「その頃、この一連の事件を記事にまとめている大久保編集長が…」


夏海「はっきりこの戦いに正義はないって言い切ってるね。」


蛍「でもまさにその通りですよね。それを批判する気はありませんが…」


れんげ「みんな、自分の願いのために戦ってたんな!」


『蓮、そんなとこで寝てると、風邪引いちゃうよ?』


蛍「戦いの勝利者となった蓮さん。
ですが彼もまた先ほどのオーディン戦でのダメージで倒れてしまいました。」


小鞠「そんな…せっかく蓮の願いが叶って恵里さんは治ったのに!?」


れんげ「結局この戦いって一体何だったのん…?」


卓「」



『優衣…』


『お兄ちゃん、また繰り返すの?』


小鞠「ライダーたちの戦いが終わって神崎は一人優衣さんの死を受け入れずにいる…」


夏海「でもこの『また繰り返す?』ってどういう意味なんだろ?」


蛍「え~とつまり神崎さんは、
これまでタイムベントで何度かライダーバトルを繰り返していたようです。
劇場版やTVSPでも先行最終回をやってたのですが、
恐らくどれも自分の望む結末ではなかったために最初からやり直していたみたいですね。」


れんげ「じゃあまた繰り返すん?」


小鞠「そんな!それじゃあみんなの戦いが無駄になっちゃうよ!?」



『もう、終わりにしよ…』


『お前を、失いたくない…』


『優衣、俺を一人にしないで…』


『私はここにいる。お兄ちゃんのそばにいる…』


『新しい命なんかなくても…絵を書いてた時のように…ただ願えば…』


蛍「神崎士郎はようやく優衣さんの本当の願いを叶えようとするのです。」


小鞠「二人が子供の頃に戻って絵を描き始めてる!」


夏海「それも昔描いていたモンスターの絵なんかじゃない!」


れんげ「みんなの幸せを描いているのん!」


卓「」コクッ


本来仮面ライダー龍騎の最終回は、

この後、神崎兄妹が新たな命を創り出してハッピーエンドで終る。

…はずなのだが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



((ザ…ザ…ザザ…))


夏海「あ…あれれ?」


れんげ「この前みたくまたいいところでTVが映らなくなってしまったのん!」


小鞠「そんなー!?」


蛍「これはまたひと波乱起きそうな予感が…」


卓「」コクッ


この村にまた何かよからぬ事が起こる前触れを感じる子供たち。

そして同じ頃、あるモノがこののんのん村に到着した。

それは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



~駄菓子屋~


一穂「じゃあここに置けばいいんだね?」


楓「はい、そこでいいですよ。」


一穂「けどでかい鏡だよね。どしたのこれ?」


楓「詳しい事は知らないけど昔、神崎っていう家で妙な事件があったらしくて…
その家財道具を処分してたらこの鏡だけ処分しようとすると、
その連中が突然消えてどうも気味が悪くて扱いに困ったらしいとか。
それで大金を払うからこの田舎の村に引き取ってくれという話なんですけどね。」


一穂「へぇ、それはまた曰くつきな事で…」


楓「おまけにこの鏡から変な怪物が出るなんて噂まで…」


一穂「まったく…
日曜の朝から手伝いに来いと、
呼び出されてこんな縁起の悪い鏡を持ち運びさせられるとは思わなかったよ。」


楓「まあまあいいじゃないですか。
一応その分の報酬は出しますから、ほらDXバナスピアーで!」


一穂「もういいよ、私は奥で寝かせてもらうから。暫く起こさんでね…zzz…」


楓「ハイハイ、お疲れさま。
しっかし本当にこんな鏡の中から化物が出てくるのかねぇ?」


駄菓子屋では楓がなにやら奇妙な鏡をこの村に持ち込んでいた。

さっそく手に入れたこの鏡を間近で見つめていたのだが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



楓「何だ、この黒いカードケースみたいなの?
中にカードが入ってるけど子供の玩具か何かか?けどこんなのうちにあったっけ?」


楓「しかもなんか急に変な耳鳴りがしてきた!」


楓「なんだよこれ!気味が悪いな!?」


異常を感じた楓はすぐさまこの黒いケースを捨てようとする。

だが…次の瞬間…

(ナレーション:鈴木英一郎)



一穂「ムニャムニャ…あぁ…
言い忘れたけどもしれんちょんたちが来たら姉は学校で立派に仕事をしていると伝えて…」


一穂「あれ…?」


一穂「おかしいな…さっきまで楓の声がしたのに誰もいない…?」


一穂「お遣いにでも行ったのかな?」


一穂「では私が寝ながらお留守番をしておこう。お休み…zzz…」


楓の姿はどこにもなかった。

あるのは不気味に映る鏡だけ、一体何が起ころうとしているのだろうか?

(ナレーション:鈴木英一郎)

とりあえずここまで

さて、これからss独自の展開でやっていくのん
それとそろそろ新作を書こうかなと思ってるん
このssが終わる頃には書き始めようかなと思ってるんな



夏海「駄菓子屋ー!来たぞー!お菓子くれー!」


蛍「結局、あの後TVはうんともすんとも映りませんでした。」


小鞠「しょうがないから暇つぶしを兼ねて駄菓子屋に来たんだけど…」


れんげ「誰もいないのん?どうなってるん?」


卓「?」


それから1時間後、今度は子供たちが駄菓子屋を訪れていた。

だが、楓はいない。

その時、子供たちは楓がこの村に持ち込んだ鏡に注目する。

(ナレーション:鈴木英一郎)



れんげ「でっかい鏡なのん!」


小鞠「でもどうしてこんな鏡が駄菓子屋にあるんだろ?」


夏海「駄菓子屋がまた何か新しい商売をするために仕入れたんじゃない?
ヤツはお金に関しては意地汚いですからな!」


蛍「あれ?みなさん、ちょっと見てください!」


れんげ「ほたるんどうしたのん?」


蛍「配達表が落ちてたんですけど…
この鏡、たぶんたった今送られてきたばかりのようです。
この鏡が送られたのが東京の神崎っていう家からだそうですよ!?」


れんげ「神崎ってもしかして…」


小鞠「あの神崎士郎の…?」


夏海「アハハハハ!そんなわけないって!ただの偶然だって!」


この鏡があの神崎士郎の家から持ち出された鏡なわけがない。

そう笑い飛ばしていた時であった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



『お前たちも…』


『我の存在を消そうというのか?』


『許さん…決して許さんぞ…!』


れんげ「へ…今の声は何なのん?」


小鞠「今…間違いなく鏡から聞こえてきた!」


夏海「まさか…いや…ひょっとして…」


蛍「この鏡が原因では…!?」


卓「」コクッ


『お前たちもこの鏡の世界に閉じ込めてやる!!』


その瞬間、子供たちは全員鏡の中へと引きずり込まれてしまう。

一体この鏡の正体は?

それに子供たちはどうなってしまうのだろうか?

(ナレーション:鈴木英一郎)



~???~


れんげ「う…うぅ…」


蛍「ここは…どこなんでしょうか?」


小鞠「周りが全部鏡だらけの場所だよ!」


夏海「もしかしてウチらは…ミラーワールドにやってきたのでは!?」


卓「」コクッ


なんと子供たちが引き込まれたのはミラーワールドであった。

そこでれんげたちは一人の戦士を目撃した。

金色に輝く仮面の戦士、その正体は…?

(ナレーション:鈴木英一郎)



オーディン「ぐはぁっ!」


れんげ「オーディン!仮面ライダーオーディンなのん!?」


小鞠「でもやられてるよ!」


夏海「そんな…あのオーディンが苦戦するとかどうなってんだよ…?」


蛍「みなさん!見てください!あれは!?」


傷つきボロボロになって現れた仮面ライダーオーディン。

そしてオーディンをここまで傷つけた者が正体を露にする。

それはれんげたちをこの世界に導いた張本人であった!

(ナレーション:鈴木英一郎)



『私はコアミラー!このミラーワールドを管理する者だ!』


蛍「コアミラー?」


れんげ「ミラーワールドを管理するってどういう事なのん?」


オーディン「それは…
ヤツが神崎士郎に成り代わってこのミラーワールドの支配者になったからだ!」


夏海「ちょ…ちょっと待って!何がどうなってるの!?」


小鞠「いきなり過ぎてわけがわからないよ!?」


突然の事態に困惑する子供たち。

そんな子供たちを前にコアミラーは衝撃の事実を告げた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



『お前たちも知っての通り、
我々ミラーワールドの住人たちは神崎兄妹から命を与えられた。』


『そのおかげで我々はこのミラーワールドで人間たちを餌にしながら生き存えた。』


『そして神崎士郎がタイムベントで時間を繰り返すおかげで死ぬ事がない。』


『そうやって私たちミラーワールドの住人は生き存えてきた。』


夏海「でもそのミラーワールドの管理者が何で支配者になったんだよ?」


小鞠「それにあなたの目的は一体何なの!?」


お前の目的は何か?

子供たちからの問いに対してコアミラーは淡々とこう答えた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



『決まっている、私の目的はこのミラーワールドを閉じるのを阻止する事だ!』


れんげ「一体どういう事なのん?」


『お前たちも先程神崎兄妹が何をしようとしたのか知っているだろう。
ヤツらはミラーワールドを閉じようとした。それが何を意味するのかわかるか?』


蛍「そっか、ミラーワールドを閉じると当然この世界は消えちゃうんですね!」


小鞠「だからミラーワールドを閉じさせたくなかったんだ!」


『その通り、だから私は彼らを幽閉した!この自らの中に!!』


((オォォォォォォッ!))


コアミラーがその実態を明かした。

そこには今までモンスターたちに喰われた人間たちの魂があった。

その中央には二人の男女の姿が…

(ナレーション:鈴木英一郎)



神崎『うぅ…』


優衣『お…兄ちゃん…』


れんげ「あれは神崎!神崎士郎と優衣さんなのん!」


小鞠「それじゃあコアミラーは神崎兄妹の魂を吸収しちゃったの!?」


『その通り、これで私は二度と消される事はない!
それに時を繰り返す必要もない!これで私は永遠の命を手に入れたんだ!!』


蛍「永遠の命、当初は北岡さんの願いだったモノですね。」


オーディン「私は…ヤツが吸収した神崎兄妹の魂を開放しようとしたがこのざまだ…」


夏海「けど何であいつはオーディンより強いの?」


『簡単だ、私は今まで大勢の人間の命を吸収してきた。
人間たちは欲望にまみれている。
その欲望がこうしてオーディンを上回る力を私に与えてくれたからだ!』


『そしてその欲望を求めて命を懸けて戦ったのがこの12人の人間たちだ!!』


さらにコアミラーが見せたモノ。

それはこの一年間、

ライダーバトルで互いに争っていた12人の仮面ライダーたちの囚われた魂であった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司『…』


れんげ「真司…真司なのん!?」


蓮『…』


小鞠「それに蓮も!」


北岡『…』


蛍「北岡さんもいます!」


浅倉『…』


夏海「浅倉や他のライダーたちまでいるし…」


卓「」コクッ


ライダーバトルで命を散らした仮面ライダーたち。

その12人の魂までもコアミラーは取り込んでしまっていた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



オーディン「私だけではヤツを倒せない。
ヤツを倒すには我ら13人の仮面ライダーの力を結集しなければならない。
なんとか彼ら12人の仮面ライダーたちの魂を復活させなければならないのだが…」


小鞠「けど…みんな吸収されちゃったよ!」


夏海「それにもしも復活できたとしても浅倉とか絶対協力してくれっこないし…」


卓「」コクッ


オーディンの言う通り、

コアミラーを倒すには12人の仮面ライダーの協力が不可欠であった。

だが、一体どうやって彼らの魂を開放すればよいのだろうか?

(ナレーション:鈴木英一郎)



『諦めろ!所詮この者たちは己の欲望のままに戦い、そして死んだ!』


『こんな欲にまみれた醜く汚れた者たちを救ってどうする?』


『子供たちよ。
お前たちがこのまま何もせず大人しく帰るのであれば元の世界に返してやろう!』


夏海「え…元の世界に帰してくれる?そりゃありがたいや!」


小鞠「コラッ!夏海!?」


このまま大人しく帰るのであれば何もしないと告げるコアミラー。

だが子供たちは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



れんげ「そんな事…そんな事ないのん!」


『なんだと…?』


れんげ「真司たちは醜くなんかないんな!」


『何故だ…?自らの欲望のために戦った者たちだぞ?』


れんげ「みんな自分の願いのために戦ったのん!」


小鞠「そうだよ!蓮だって恵里さんのために命を懸けて戦ったんだよ!」


蛍「それを醜いとは言わせませんよ!」


夏海「あ…でも浅倉や東條はちょっと擁護できないけどね。」


卓「」コクッ


彼らの戦いは決して醜いモノではないという子供たち。

だがそんな子供たちの言葉にコアミラーが怒りを募らせた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



『おのれ…』


『生かして帰そうと思ったが気が変わった…』


『お前たちもライダーたち同様、一生この世界に閉じ込めてやる!』


夏海「やだー!こんなへんてこな世界で生きていきたくねー!」


蛍「ていうかミラーワールドって制限時間があるから一生は無理なんじゃ…?」


小鞠「あわわ!一体どうしたらいいの!?」


れんげ「真司ー!みんなー!お願い!目覚めるのん!!」


『目覚めて!』

れんげの何気ない言葉が12人の仮面ライダーたちの心に届いた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司『れ…れんげちゃん…?』


れんげ「真司!真司が目覚めたのん!」


蓮『どうやら…俺たちの戦いはまだ終わってないようだな…』


小鞠「蓮も!蓮も目覚めたよ!」


北岡『そうだな、令子さんとデートの約束すっぽかしたまま死ぬわけにいかないし…』


蛍「北岡さんもです!」


浅倉『こんなとこに閉じ込めやがって!イライラするんだよ!!』


夏海「うひゃー!浅倉がイライラしてるー!?」


卓「」コクッ


オーディン「それに他のライダーたちも目覚めた!
12人の仮面ライダーの魂よ!今こそコアミラーから解放されるのだ!!」


((パァァァァァッ!))


オーディンの言葉と同時にコアミラーの内部が光りだした。

そして次の瞬間、れんげたちの前に現れたのは…!

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「ありがとうれんげちゃん!おかげで助かったぜ!」


れんげ「真司!よかったんな!」


蓮「まさか子供たちに助けられるとはな。」


小鞠「蓮もよかったね!」


北岡「嫌だね、また子供に借りを作るなんて…」


蛍「北岡さん!」


浅倉「イライラする!あぁーっ!イライラする!!」


夏海「ウチ思うんだけど…浅倉だけは封印したままでよかったんじゃ?」


卓「」コクッ


オーディン「目覚めたライダーたちよ!再び戦え!コアミラーを倒せ!!」


遂に目覚めた12人の仮面ライダーたち!

オーディンは彼らにコアミラー追討を命じるのだが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



芝浦「ハァ?お前、何命令してんの?」


須藤「あなたの事は聞きましたよ、この神崎士郎の犬め!」


佐野「今まで俺たちを利用してきたくせに何言ってんだよ!」


東條「やはりキミは英雄じゃないね。」


美穂「それに浅倉と一緒に戦うだなんて冗談じゃないわ!」


手塚「悪いが俺も浅倉とだけは…」


高見沢「俺たちが今更仲良しごっこなんてできるわけがねえだろ。」


れんげ「ライダーたちの仲が険悪なのん。」


蛍「今まで散々ライダーバトルしてきていざ一緒に戦えですからね。」


夏海「しかも願いとか全部嘘だったわけだし…」


小鞠「みんなが怒るのも無理はないよね。」


卓「」コクッ


目覚めたライダーたちであったが…

全員、これまでの因縁の所為で共闘する気など微塵もありはしなかった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「みんな!本当にこれでいいのかよ!?」


蓮「城戸、何を言う気だ?
お前だって今まで戦いを止めようとして全部無駄だったのがわかるだろう。
こいつらが共闘するなんて所詮無理な話なんだ。」


真司「確かにそうかもしれない…
けどみんな、聞いてほしいんだ!
確かに俺たちはこれまでそれぞれの願いを叶えるために戦ってきた!」


真司「でも、今だけは…今だけは自分たちのためじゃなく…神崎士郎のためでもない…」


真司「この村の子供たちのために戦ってくれないか!!」


芝浦「この村の…」


須藤「子供たちのため…?」


東條「それって英雄的行為なのかな?」


『この村の子供たちのために戦ってくれ。』

そう訴える真司、さらに話は続いた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「この村では俺たちの戦いを見ていた子供たちがいる。それがれんげちゃんたちだ!」


真司「正直俺たちの戦いなんて子供たちには見せられるものじゃない…」


真司「でも…この子たちはこれまでずっと俺たちの事を応援してくれていた!」


真司「それに今だってこうして俺たちをコアミラーから開放してくれたんだ!」


真司「俺たちだって一応仮面ライダーなんだ!」


真司「ライダーだったら、一度くらいは子供たちのために戦ってくれよ!」


真司「それが仮面ライダーってもんだろ!!」


真司の嘘偽りのない言葉。

だがライダーたちは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



芝浦「悪いけど俺はパス。」


須藤「そんな会った事もない子供たちのために戦うなど愚かな事を誰がやるものですか。」


佐野「一銭にもならなそうだしね。」


東條「僕が思うにそれは英雄的行為じゃないね。」


高見沢「所詮人間はみんなライダーなんだよ!」


真司「ちょ…お前ら…!?」


蓮「無駄だ、所詮こいつらに何を言っても聞いてはくれないだろう。」


蛍「まあこの人たちが正義のために戦ってくれるなんてありえないですからね…」


真司の言葉に理解を示す一部のライダーはいた。

だが大半はご覧の通り、子供のために戦う事に否定的なライダーたち。

このままではコアミラーを倒す前に、

再びライダー同士の戦いが始まるのではないかと誰もが危惧した。

(ナレーション:鈴木英一郎)



北岡「ちょっといい、俺にも話させてくれる?」


真司「北岡さん…?」


北岡「なぁみんな!城戸の子供たち云々の話は置いといて実際これってどうよ?」


芝浦「ハァ?何が言いたいわけ?」


北岡「俺たちみんな神崎士郎の話に乗せられて結局コアミラーってのに封印されたわけ。」


須藤「何が言いたいのですか?」


北岡「正直なところ頭にこないかって話よ。」


東條「確かにちょっとこれは温厚な僕でも怒るかも…」


北岡「なら話は簡単、みんなであのコアミラーってのにお礼参りしようじゃないの!」


高見沢「なるほど、こっちは13人もいるんだ。
あんな鏡の化物くらい難なく倒せるってわけか!
上手くいけばヤツの力も手に入る。いいだろう、その話乗ってやる!!」


なんと北岡は先ほどの真司とはちがい、瞬く間に芝浦たちを説得してしまった。

これにはさすがの子供たちも驚くばかりであった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



蛍「さすがは北岡さんですね!よくあの問題児な方々を手懐られましたね!」


北岡「当然、俺スーパー弁護士だから♪
俺がノーギャラで仕事するなんてありえない事なんだけど今日は特別ってわけよ!」


真司「チェッ!俺だって頑張ったのに…」


れんげ「真司、どんまいなのん。」


卓「」コクッ


こうして北岡の説得(?)により一時的であるが共闘を了承するライダーたち。

だが一人だけ厄介なのが残っていた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



浅倉「俺はヤツの方へ付く。」


真司「浅倉!一体何で!?」


浅倉「お前らは戦いを止めるんだろ?
それじゃあ俺はイライラが収まらないんだよ!
俺はこのまま永遠に戦い続けたい。この世界ならその願いを叶えてくれそうだからな!」


れんげ「浅倉自分勝手なのん!」


蛍「さすがに浅倉さんに戦ってもらうのは無理ですからね。」


唯一人、浅倉だけが戦いを終わらせまいとコアミラー側についてしまった。

このままではコアミラーを倒せない。

だが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



((グゥゥ~!))


浅倉「そういえば封印されて腹が減ったな。誰でもいい!メシをよこせ!」


小鞠「あ、だったら私が作ったお弁当があるよ!」


夏海「え…姉ちゃんの弁当ってまさか…」


浅倉「随分と黒焦げたモノばかりだが…まあ食えりゃなんだっていい。」


夏海「ダメだー!浅倉!食べたら死ぬぞ!?」


浅倉「ぐわぁぁぁぁぁぁ!?」


真司「大変だ!浅倉が悲鳴を上げたぞ!」


蓮「ヤツに一体何を食わせたんだ?」


小鞠「えぇー!変なの入れてないよ!?
ただ、トイレの土間の土に硫黄、木炭、を隠し味に入れただけなのに…?」


蛍「先輩…それ全部合わせたら黒色火薬になるんですけど…!?」


北岡「なんかあいつの口から煙が上がってきてるんだけど…死んだか…?」


口から煙を上げる浅倉。

だがすぐに正気に戻るのだが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



浅倉「やぁみんな!僕は浅倉威!よいこのヒーローだよ!」


蛍「へ…?」


真司「あれ?なんか知らない人がいる?」


蓮「奇遇だな、俺もあんなヤツは知らん。」


浅倉「話は聞いたよ!
みんな、力を合わせてあの悪いコアミラーをやっつけよう!!」


北岡「ねぇ、あいつどこの誰よ?」


夏海「知らない!あんな人ウチは知らないよー!?」


れんげ「これはたまげたのん!あの凶悪な浅倉がよいこになってしまったのん!!」


なんと小鞠の手作り弁当を食べてよいこになってしまった浅倉。

だがこれで戦力は揃った。

真司たちはカードデッキを取り出し変身する。

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「まあ…とにかくこれで全員揃ったんだ!行くぜみんな!」


蓮「あぁ、今までの借りを返してもらわないとな!」


北岡「ついでに子供たちへの借りもね。」


れんげ「みんながカードデッキを取り出したのん!」


夏海「頼むよライダーたち!」



「 「 「 変身!! 」 」 」



一斉に変身する仮面ライダーたち。

今この場に13人の仮面ライダーたちが集った!

(ナレーション:鈴木英一郎)



龍騎「ヨッシャァッ!」


ナイト「行くぞ!」


『おのれ…私に挑む気か?』


ゾルダ「当然だろ、このままコケにされて終わるわけないっての!」


王蛇「やいコアミラー!僕たちは決して悪には屈しないぞ!」


ライア「頼む浅倉、違和感が半端ないから少し黙っててくれ。」


ベルデ「まあこんなのはこれが最初で最後だ。」


ファム「本当にこれっきりだからね!」


リュウガ「フンッ!」


ガイ「お前ぶっ倒してゲームクリアしてやるよ!」


タイガ「キミを倒せば僕は今度こそ英雄になれるかも…」


インペラー「戦いなんか終わらせて俺は今度こそ恵里さんと幸せになるんだ!」


オーディン「行くぞ、これが最後の戦いだ!!」


『どいつもこいつも勝手な事ばかり言いおって!お前たちに私が倒せるものか!』


れんげ「みんな!必ず勝つんな!」


龍騎「まかせろれんげちゃん!
俺たち仮面ライダーが力を合わせればどんな敵にだって勝つ!だから応援してくれよ!!」


こうしてミラーワールドの支配者であるコアミラーに挑む13人の仮面ライダーたち。

本編では実現できなかった夢の共闘。

子供たちの応援を受けて彼らの戦いが始まった!

(ナレーション:鈴木英一郎)



龍騎「ドラグセイバー!」


ナイト「ウイングランサー!」


王蛇「ベノサーベル!」


れんげ「まずは龍騎とナイト、それと王蛇の剣での攻撃なのん!」


シザース「シザースピンチ!」


ガイ「メタルホーン!」


タイガ「デストクロー!」


夏海「お次は性格最悪なライダーたちの攻撃だ!」


『おのれ…ライダーどもめ…こうなればモンスターを召喚して!』


インペラー「おっと、そうはさせないよ!ギガゼールは全部俺が操れるからね!」


ライア「悪いが動きを止めさせてもらう!エビルウィップ!」


ベルデ「バイオワインダー!」


小鞠「モンスターたちを逆に操っちゃうインペラー!
それにライアとベルデの武器でコアミラーの動きを拘束した!」


『く…』


ファム「次は私たちね!ウイングスラッシャー!」


リュウガ「ドラグクローファイヤー!」


『う…ぐぐ…』


ゾルダ「それじゃあ俺の番だね。ギガランチャー!」


蛍「そこへファムの斬撃とリュウガのドラグクローファイヤー!
さらにゾルダのギガランチャーの銃撃が決まりました!見事な連携プレイです!!」


13人の仮面ライダーたちの攻撃によりコアミラーは成す術もなかった。

そして最後は…

(ナレーション:鈴木英一郎)



オーディン「今が好機だ!全員ファイナルベントだ!!」


龍騎「ヨッシャッ!」


ナイト「行くぞ!」


王蛇「みんなの正義の力で悪を倒すんだ!」


ゾルダ「ちょっと…浅倉どうにかしてくれない!本当に調子狂うんだけど!?」


蛍「まあまあ、とにかく決着をつけてください。」



((FINAL VENT))



13人の仮面ライダーたちは同時にファイナルベントを発動。

コアミラーを取り囲みそれぞれの必殺技を繰り出した。

(ナレーション:鈴木英一郎)



龍騎「ドラゴンライダーキック!」


ナイト「飛翔斬!」


シザース「シザースアタック!」


ゾルダ「エンドオブワールド!」


ライア「ハイドベノン!」


ガイ「ヘビープレッシャー!」


王蛇「ベノクラッシュ!」


ファム「ミスティースラッシュ!」


リュウガ「ドラゴン…ライダー…キック…!」


ベルデ「デスバニッシュ!」


タイガ「クリスタルブレイク!」


インペラー「ドライブディバイダー!」


オーディン「エターナルカオス!」


『そんな…13人のライダーたちの必殺技だと…ぐわぁぁぁぁぁぁ!?』


本編では絶対にあり得なかった光景。

13人の仮面ライダーたちの必殺技がコアミラーを襲った。

ボロボロになるコアミラー。

だがまだ終わらない。

龍騎とナイトはサバイブのカードを発動させた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



((SURVIVE))


龍騎サバイブ「よーし!最後は俺たちが決めるぜ!」


ナイトサバイブ「よくもこんな狂った世界を作ってくれたな!そのお礼をたっぷりしてやる!!」


『や…やめ…』


((FINAL VENT))


龍騎サバイブ「ドラゴンファイヤーストーム!!」


ナイトサバイブ「疾風断!!」



『ギャァァァァァァッ?!?!』



そして最後は龍騎サバイブとナイトサバイブによるファイナルベントが炸裂。

これによりコアミラーは大ダメージを受けた。

(ナレーション:鈴木英一郎)



『お…おのれ…だが私はまだ…』


龍騎サバイブ「こいつ…まだやる気かよ!?」


オーディン「此奴は概念に近い存在。
いくら倒したところで不死身に近いこの化物を完全に消滅させるのは不可能だ。」


れんげ「それならこれを使うのん!
以前真司がこの村に来た時に残していったカードなん!」


リュウガ「それは俺が持っていた封印のカード!」


龍騎サバイブ「なるほど、わかったぜれんげちゃん!」


((SEAL))


SEALのカードをドラグバイザーに装填する龍騎。

その瞬間、コアミラーはカードに封印された。

それにコアミラーによって囚われた魂も解放される事になった。

(ナレーション:鈴木英一郎)



優衣「う…うぅ…」


神崎「優衣!しっかりしろ!大丈夫か!?」


真司「よかった、二人とも助かったんだな。」


蓮「どうやら今までコアミラーによって囚われた人々の魂が開放されたようだ。」


れんげ「これにて一件落着なのん!」


小鞠「よかったね!」

浅倉「僕たちの友情パワーの勝利だよ!」


夏海「だから誰だよお前…?」


囚われの身となっていた神崎兄妹の魂が解放された。

だが…

(ナレーション:鈴木英一郎)



優衣「まだ…終わりじゃないよ。」


真司「優衣ちゃん!それはどういう事だよ?」


神崎「そうだ、優衣の言う通りまだ終わってはいない。
世界はまだ再編されていない。
これから俺と優衣はこの世界を再びやり直すつもりだ。
俺と優衣が死んだ、本来の正しい世界をな…」


小鞠「そんな…!」


蛍「そっか、元々神崎さんたちは亡くなっていましたからね。」


本来自分たちが存在しない世界を再編させなければならないという神崎。

だが真司は…

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「なぁ…優衣ちゃん、聞いてくれるか。
これはうちの編集長からの受け売りなんだけどさ…
世界を再編する選択を選ぶのは確かにいいよ。
けどその選択肢に自分を入れておかないといけない。じゃないとまた不幸が起きる…」


優衣「でも…私たちはもう…」


蛍「この場に13人も仮面ライダーが集まってるんだからどうにかならないんですか?」


オーディン「ひとつだけ、方法がある。」


れんげ「一体何なのん!?」


夏海「おせーて!おせーて!」


卓「」コクッ


オーディンの言う神崎兄妹が幸せになれる方法とは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



オーディン「サバイブのカードを全て揃えて願いを込めるのだ。
そうすればその願いを叶える事ができる。だがそれにはいくつかの条件がある。」


れんげ「一体どんな条件なのん?」


オーディン「お前たち仮面ライダーはこれまでの戦いの記憶を一切失う事だ。」


真司「何だ、それなら問題ないな!」


蓮「こんな記憶、別に惜しくはない。」


小鞠「少しは惜しんでもいいと思うけど…」


オーディン「もうひとつはこの願いを叶えるには特殊な者の協力が必要だ。」


優衣「それって一体どんな人たちなの?」


オーディン「それは子供、純粋な心を持った子供でなければいけない。」


真司、蓮「「純粋な子供!?」」


真司「つまり、神崎と優衣ちゃんを復活させるには!」


蓮「子供たちの協力が不可欠というわけか!
だが何故、大人ではなく子供の願いでなければいけないんだ?」


オーディン「この世界は元々神崎兄妹が子供の頃に純粋な願いで創造された世界。
ならばその世界を閉じる事ができるのも純粋な心を持つ子供たちだけだ。」


オーディンの説明を受けて真司と蓮はれんげたちを見た。

今この場にいる純粋な心を持った子供たちといえばれんげたちくらいだからだ。

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「その…れんげちゃん…すまないんだけど…」


れんげ「わかってるのん!ウチたちみんなで龍騎の世界を幸せにしてみせるのん!」


北岡「まったく、最後にまた大きな借りができるとはね…」


蛍「北岡さんって本当に根に持つタイプですね。」


夏海「よーし!そうと決まったら早くやろうぜ!」


小鞠「そうだね、龍騎の物語をハッピーエンドで終わらせようよ!」


卓「」コクッ


オーディン「今こそ願え!そしてその願いを叶えよ!!」


((SURVIVE))


オーディンのゴルドバイザーに龍騎、ナイト、

それにオーディン自らのサバイブカードが装填されてその瞬間、辺りが光りだした。

次第にコアミラーに取り込まれていた人々が、一人…また一人と消えていった。

そしてそれはライダーたちも…

(ナレーション:鈴木英一郎)



真司「俺たちの身体も消えていく…」


蓮「どうやら子供たちの願いが叶って新たな世界が生まれようとしているようだ。」


北岡「それじゃ今度こそ本当にお別れって事か。」


れんげ「真司、蓮、ライダーのみんな!ありがとうなのん!」


蛍「龍騎の物語、面白かったですよ!」


小鞠「でも今度はみんな仲良くしてよね!」


夏海「じゃあね~!」


卓「」コクッ


真司「俺たちの方こそ、みんなにお礼を言わないとな!ありがとう!」


蓮「今回ばかりは助かった、礼を言う。」


北岡「本当に…やってくれるよ。
特別に今度うちに招待してやるよ。吾郎ちゃんの手料理食べさせてあげなくもないけど。」


真司「じゃあなみんな!!」


こうして13人の仮面ライダーたちはれんげたちの前からその姿を消した。

そしてミラーワールドは完全に消滅。

今度こそ全てが終わった…

(ナレーション:鈴木英一郎)



れんげ「…」


れんげ「うぅ…」


れんげ「ハッ!目が覚めたのん!」


蛍「あれ?ここ元の駄菓子屋さんですよね。」


小鞠「本当だ、私たちさっきまで龍騎と一緒にいたような気がしたんだけど…?」


夏海「しかもいつの間にかあのでっかい鏡が無くなってるし…」


卓「」コクッ


まるで長い夢でも見ていたかのように寝ぼけ気味な子供たち。

気づけばそこは元の駄菓子屋、しかも元凶となった鏡はいつの間にかなくなっていた。

するともう一人…

(ナレーション:鈴木英一郎)



楓「う…うぅ…なんか変な夢見たな。」


れんげ「駄菓子屋!一体今までどこにいたんな!?」


楓「あ…あぁ…れんげか。それがさっきまで変な夢を見ててさ。
夢の中で仮面ライダーになって戦っていた夢なんだが…何であんな変な夢見たんだろ?」


蛍「もしかしてさっきのミラーワールドでオーディンに変身してたのは…」


小鞠「そういえばオーディンって実体のない神崎の代理人なんだよね。」


夏海「じゃあ駄菓子屋がオーディンに!
いいな!いいな!ウチもライダーになりたかったのに駄菓子屋ばっかりズリ~ぞ!!」


楓「何の話だバカ…
それよりDXバナスピア買ってけ。いい加減買ってくれないと本当に困るんだよ…」


れんげ「ハッ!そんな事より真司たちはどうなったのん!?」


夏海「そうだった!駄菓子屋、TV見せて!」


楓「おい…何勝手に全員で他人さまの家に上がり込んでんだ!?」


こうして駄菓子屋のTVにて龍騎のドラマを確認する子供たち。

さて、龍騎の番組は先程放送が中断されていたがようやく再開されたようだ。

(ナレーション:鈴木英一郎)



『おはよーッス!城戸真司、只今出社しました!』


『真司ー!テメーコノヤロー!遅刻なんだよ!』


れんげ「真司なん!死んだはずの真司が生きてるのん!」


蛍「本当です!これってつまり…」


小鞠「私たちの願いが叶ったんだね!」


卓「」コクッ


夏海「真司はこの後、
遅刻した罰で金色のカニの取材に行くんだけどその道中で再会したのが…」


『スーパー弁護士ですから!』


『ああ、ごめんね。大丈夫だよね?』


『アンタ、今日の運勢は最悪だな。』


蛍「北岡さん!それに手塚さんや東條さんもみんな復活していたのです!」


れんげ「それから真司は花鶏に立ち寄ったのん。」


小鞠「みんなは…どうなったんだろ?」


本来、龍騎の物語は…

この花鶏にて今は亡き神崎兄妹の写真スタンドが置かれているラストシーンで終る。

だが子供たちの願いは全員の幸せを願ったモノであった。

つまりそれは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



『いらっしゃいませ~!』


『ようこそ花鶏へ。』


『うちはコーヒーはないよ。紅茶だけだよ。』


『あ、どうも。いや~仲のいいカップルさんですねぇ!』


『あ、誤解しないでください!私たちは兄妹ですから。そうだよね、お兄ちゃん!』


『あぁ、そうだな優衣。』


れんげ「神崎士郎と優衣…二人が花鶏のカウンターにいるのん!」


蛍「つまり私たちの願いが叶ったんですね!」


子供たちの願いが叶い、神崎兄妹は新しい世界で生命を得られた。

この世界は誰もが幸せな世界で幕を閉じる事ができた。

そして最後に、そんな子供たちへあるメッセージが届けられた。

(ナレーション:鈴木英一郎)




【真司くんと連を忘れないでね】



蛍「あ、最後の玩具CMにメッセージが入ってますよ!」


れんげ「うん!ウチも真司と蓮の事を絶対に忘れないのん!」


龍騎『あぁ、みんな!今まで応援ありがとうな!』


夏海「りゅ…龍騎が!TVから龍騎がウチらに向かって喋ってる!?」


ナイト『何か困った事があったらすぐに言え、そしたらすぐに駆けつけてやる!』


小鞠「ナイトも…本当にありがとう!仮面ライダーたち!」


蛍「私たちのんのん村の子供たちと仮面ライダー龍騎の視聴会はこれにて終了です。
ですがこの村の子供たちは龍騎の物語を忘れる事は絶対にありません。
何故なら私たちみんな龍騎が大好きだからです!」


卓「」コクッ


お・し・ま・い



~越谷家~


夏海「たっだいま~!」


小鞠「龍騎の最終回面白かったね~!」


夏海「けど…なんか足りないような気がするんだけど…何だったかな?」


卓「?」


れんげと蛍と別れて家に帰ってきた越谷兄妹。

だが、そこで待ち受けていたのは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



雪子「コラー!夏海!アンタまた0点の答案を隠してたでしょ!!」


夏海「やべー!母ちゃんにこの間のテストが見つかった!?」


雪子「まったくアンタって子は…
いつもいつもこんな点ばっかり取ってもう堪忍袋の緒が切れたんよ!
アンタにはこれから家庭教師をつけるかんね!覚悟しなさい!!」


夏海、小鞠「「家庭教師~!?」」


卓「?」


0点ばかり取る夏海のために雇った家庭教師。

それは…

(ナレーション:鈴木英一郎)



浅倉「やぁ、夏海ちゃん!僕だよ、浅倉威だよ!一緒に勉強しようね!」


夏海「ギャ――――ッ!浅倉――――!?」


小鞠「よりにもよってとんでもない人がこの村に残ってたー!?」


雪子「アンタたち浅倉先生の事知ってんの?
先生は不出来な夏海のためにタダで家庭教師になってくれるいい人なんよ!」


夏海「いい人って…母ちゃんそいつ刑務所何度も脱獄してるガチの悪人なんですけど!?」


小鞠「さっそく困った事が起きたよ~!龍騎助けて~!?」


浅倉「夏海ちゃん!小鞠ちゃん!卓くん!
これからは僕と一緒にみんなでお勉強していきましょう!!」


れんげ「こうして、のんのん村に新たな住人が加わったのん。」


蛍「凶暴だった浅倉さんはよいこになってこの村で末永く暮らしました。」


卓「」コクッ


本当に…お・し・ま・い

これでこのssはおしまいなのん
ぶっちゃけこのオチがやりたくてこのssを書きたかったのん
こうしてこまちゃんのお弁当食べて更生した(?)浅倉は越谷家の家庭教師になったんな
めでたしめでたしなのん!

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