レッド「改めてジムを回ってみる」 (396)

シロガネ山から下山してジム回るだけの話です
女性キャラがかわいければいいので戦闘はカットで
戦闘書けません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426153422

レッド「......シロガネ山で思い付くような修業もあらかたやりつくした」

レッド「今こそ初心に帰ってカントーのジムをもう一度回ってみようと思う」

レッド「......リザードン、ニビシティまで行こうか」

リザードン「グァー」




 ニビシティ

レッド「たのもー」

タケシ「おっ!挑戦者......その特徴的な赤い帽子は......」

タケシ「まさか君は......レッドか!」

レッド「お久しぶりです」

タケシ「おぉ......元気そうで何よりだ」

タケシ「チャンピオンになってからいきなり消息を絶ったと聞いたが」

レッド「まあ......色々ありまして」

タケシ「......深くは聞かないさ。で、元チャンピオンの君が何故ニビに?」

レッド「......初心に立ち返って、カントーのジムを回りたいと思いました」

レッド「僕はシロガネ山で多くの事を学びました」

レッド「ポケモンと真に心を通わせる事の大切さ」

レッド「強さとは何か、その果てが見えた気がしました」

レッド「二年前の自分とは違う答えが見つかりそうなんです」

レッド「────だから、今の僕ともう一度勝負してくれませんか」

レッド「勿論、ジム戦用のパーティではなく、本気で」

タケシ「最早、言葉は不要か......いいだろう、今一度岩の意思を見せてやる」

タケシ「行け、イワーク──────」

タケシ「......参ったな、完敗だ」

タケシ「これが俺の全力だよ。ジムリーダーじゃなく、一人のトレーナーとして負けた」

タケシ「だが、不思議と清々しい気分だ。悔しくて堪らないのに、な」

レッド「...俺もです。タケシさんのイワークは”違う”」

タケシ「よしてくれ。俺は負けたんだ、それだけさ」

タケシ「全力で戦って負けたんだ。悔いはない」

タケシ「......いつかまた、バトルしてくれるか。俺のイワーク、もっと鍛えとくよ」

タケシ「まだ伸びしろがありそうなんだ。少しかもしれないけどな」

タケシ「君とバトルして、ずっと忘れていた感覚を思い出した......」

レッド「......」

タケシ「思いっきり全力でバトルして、負けるんだ。悔しくて、でも次は勝つぞって必死にさ」

タケシ「必死にポケモン育てて、また戦って────」

タケシ「いつの間にか事務的な仕事のバトルで忘れてたのかもな」


─────ああ、ポケモンバトルって楽しいな────





ハナダシティ


レッド(カスミさんなら......大丈夫だ)

レッド(......よしっ)

レッド「たのもー」

カスミ「はいはーい!って......君まさかレッドくん!?」

カスミ「今までどこで何してたのって言うかいつ帰ってきたのっていうか久々見たらまた恰好良くなってるっていうか」

カスミ「ああああもうう!言いたい事多すぎてまとまんない!」

カスミ「とにかく!......心配した」

レッド「......色々あったので」

レッド「今改めてカスミさんの元へ参ったのには理由があります」

カスミ(理由なく遊びに来てくれてもいいのに......)

レッド「......初めてカスミさんとバトルしてから、もう二年が経ちました」

レッド「この二年間、僕はずっと鍛錬をしてきました」

レッド「敗北を知り、己の無力さを知り────」

レッド「新たな視点で視る世界がありました」

カスミ「本気、だったんだね。何度も電話したけど繋がらなかったし」

レッド「......すいません。充電出来るような環境ではなかったので......」

レッド「下山してから、メッセージ聴きました。......心配してくださっていたんですね」

カスミ「なんか面と向かって言われると恥ずかしいね......うん、失踪した、なんて聞いてから気が気じゃなくて」

カスミ「でも大体事情は分かった。レッドくんの事だから、今の自分と本気で勝負してくれ、でしょ?違う?」

レッド「......勝手な話だとは思いますが、どうかお願いします」ペコッ

カスミ「......分かった!他ならぬレッドくんの頼みだし、久々に本気で勝負っ」

カスミ「個人的なお誘いじゃなかったのはちょっと残念だけど」ボソッ

レッド「......」?

カスミ「何でもない!スターミー、出番よ─────」



カスミ「......ふう。やっぱりレッドくん強いなあ。惜しいとこまでいったんだけど......」

レッド「......カスミさんは」

カスミ「ん?」

レッド「カスミさんは、僕にとって姉さんみたいな存在です」

カスミ「......」

レッド「慣れないリーグの仕事で消耗しきった僕を食事に誘ってくださったり、あの節はお世話になりました」

レッド「その......これからも、よろしくお願いします」

カスミ「......姉さん、ね。嬉しい事言ってくれるじゃない」ナデナデ

レッド「......」

カスミ「そうね。これからも、頼っちゃっていいから!辛い事があったりしたら、すぐ頼っていいんだからね」ナデナデ

レッド「......ジム巡りが終わったら、食事にでも行きましょう。僕の奢りで」

レッド「では僕はこれで、失礼します。バトルありがとうございました」ペコリ

ガチャッ バタン!



カスミ「行っちゃった......姉さんかあ......恋愛対象になってないのかなあ......」

カスミ「で、でも食事の約束取り付けちゃった!......一歩前進っ」グッ

クチバシティ

レッド「たのもー」

マチス「Woh!これはBigなGuestの登場ねー!」

マチス「Hey Red!!Long time no see!!」

レッド「......?」

マチス「久しぶりって事デース!用件は手加減抜きのバトルってとこデスカー?」

レッド「......はい」

マチス「......しばらく見ないうちに良い眼になったネ」

マチス「あの無口な、けどHeartに熱い闘志を秘めたRed CapのBoyがチャンピオンに......」

マチス「あれからもう二年......時の流れは本当に早いものです」

マチス「Oh!つい感傷的に、年をとるとこれだからヤダネ!」

マチス「ジムリーダーではなく、トレーナーとしてのMeはVery Very Strong!」

マチス「油断してると、......Youの手持ち、ビリビリシビレてますよ?」

マチス「ライチュウ、Thundervolt─────」

マチス「Red、Congratulations!!」

マチス「Youの勝利ネ!Meの方がシビレてたよ!」

マチス「そうだ、シビレるといえば、グリーンがシビレを切らしてたよ?」

レッド「......グリーンが......?」

マチス「Yes!少し前もジョリーパスタで男二人色んな話をしたものネ」

レッド「......!!?」

マチス「レッドと戦いたがってたようですから、シロガネMountainに登ればいいと言ったのですが」

グリーン『だぁーれがあんな寒いとこ行くかっ!あいつが下山したら会いに行くよ』

マチス「としばらく言っていましたが、最近になって我慢の限界とかでRedを探しにシロガネMountainに向かったとか」

マチス「どうやらBad timingだったようですね......もし会う事があったら、ちゃんと話を聴いてあげてくださいね」

マチス「────みんな、Youの帰りを待っていたんですよ、Red。勿論私もデス」

マチス「......今度、Greenと三人でご飯でも食べに行きましょう、その時にでも、修業の話をゆっくり聞かせてくださいネー!」

書き溜めここまで。続きは夜中書きます
どうでもいいけどマチスって口調だけ見ると金剛だよね

マチス(cv東山奈央)

やっべ今気付いた
>>3のレッドの一人称「俺」になってるじゃん
「僕」に脳内変換よろしくお願いします

おまけデース

おまけ

下山した直後

コンコンッ
レッド母「はーい、今出ますー」ガチャ

レッド「......ただいま」

レッド母「......おかえりなさい、レッド」ギュウウ

レッド「......連絡しなくてごめん」

レッド母「いいのよ。便りがないのは元気な便り。若いうちは何でもしてみるもの」ギュウウ

レッド「あと少しだけ旅を続けるつもりだけど、もう少しで終わりそうなんだ」

レッド「......そうしたら、またここで暮らすつもり。今まで、僕を旅に行かせてくれてありがとう」

レッド「勝手をずっと許してくれて、ありがとう」

レッド「これからはもう、寂しい思いはさせない」

レッド母「......レッド......」

ベシッッッ!!!  イテッ アレ?

レッド母「子供が親に気を遣うんじゃないの。いいのよ、それで」

レッド母「子供なんて親が死ぬまで苦労かけてなんぼなんだから、これからも悪く思う事はない」

レッド母「貴方もいずれ家庭を持って、この気持ちを理解出来る日が来るでしょう」

レッド母「それまでは、あなたがどう思おうが私は貴方の理解者でなければならない」

レッド母「どんな我儘だって聞いてあげるし、相談にも乗る、だからそんな顔を親に見せない事、いい?」

レッド「母さん......母さんは、僕の誇りだよ」

レッド母「─────!......リーフは部屋にいるわ。久々に貴方に会いたがってると思うから、顔を見せてあげて」スッ

レッド「.....母さん?急に後ろ向いて、何か?」

レッド母「......ごめんなさい。母さん研究所に用事あるの思い出しちゃった。ちょっと出てくるわね」ガチャッ バタン!







レッド母「......レッド......本当に......大きく......ううぅ」ポロポロ

レッド母「......父さん。貴方の息子は、今日も元気です」ポロポロ



リーフの部屋
コンコンコンッ

リーフ「......母さん......?」

レッド「僕だよ、入ってもいい?」

リーフ「────!!!に、兄さんっ!!だ、駄目、あの、その、心の準備が」

リーフ「ちょっと待ってて......駄目......?」

レッド「......分かった」

リーフ「はぁー......ふぅー......よしっ、いいです、兄さん」

レッド「分かった、入るよ」ガチャッ

リーフ「兄さん......久しぶり......です」

レッド「─────......リーフ、随分綺麗になったね。かわいいよ」

リーフ「えっ、えええ、あっあの、その......嬉しいです......」

リーフ「兄さん、やっとお帰りなさったんですね......嬉しいです!」

レッド「......ごめんな、これからまた出るんだ」

リーフ「......そう......ですか......兄さん......」ショボン

レッド「......兄さんな、ずっと探してた答えが見つかりそうなんだ」

レッド「だから、旅はあともう少しで終わらせるつもりなんだ」

レッド「そうしたら、あとはずっとこの家に居る。二年分、たっぷり話そう」ナデナデ

リーフ「......兄さん......!」パアアアア

リーフ「......褒めてもらおうと思って、いっぱい勉強したの......訊きたい事も沢山出来た」

リーフ「兄さんとの婚姻の結び方とかっ」

レッド「......!!!???」ゲホッゲホッゲホッ

リーフ「兄さん大丈夫!?」セナカポンポン

レッド「リーフ、それは駄目だよ......君にはもっとふさわしい人が現れると思う」

リーフ「むーっ......お兄様はいや......?」

レッド「嫌とかそういう問題では......と、とにかく、帰ってきたら話そう?」

リーフ「う、うん......お兄様、行ってらっしゃい......頑張って、ね?」ガチャッ

レッド母「あら......?レッド、そう......もう行くのね」

レッド母「怪我をしても構わないけれど、人に迷惑はかけないこと」

レッド母「どんな人とも、愛を持って接すること」

レッド母「危ない事はしてもいいけれど......節度を弁えて、程々にね?」

リーフ「お母さん......眼......赤い......?」

レッド母「......シー、ね?♪」クチニテヲアテテウィンク

レッド母「さ、行ってらっしゃい、貴方の好きなように────」

ニビシティへ

あらっ抜けてら
下山した直後ってとこから加えてね

レッド「リザードンどうした、ニビシティはそこだよ」

リザードン「......ガアァ」

レッド「......一体何処へ......まさか、僕の家かい?」

リザードン「グォオオ」

レッド「困ったな......距離的にニビジムへ行ってから挨拶に行こうと思ったんだけど......」

レッド「いや、僕にも心の準備ってのがあってね......ほら、二年間も放っておいてるから、今更どんな顔で会うのかっていうか......」

レッド「って、あぁ、もう付いちゃった......ってリザードン、勝手にノック......」

レッド「まあ言う事は決まってるんだけどさあ......よしっ覚悟決めよう!」


皆さんそれぞれイメージがあると思うけど、個人的には母はDPtのモミさん、リーフは言わずもがなFRLGの女性主人公のイメージです
続き書いてるけど眠いので今日はここまで

あとちょっとで投下しますね
ぴっちりしてるマチスの軍服着た金剛、イイと思いません?
誰かスレ建てはよ

タマムシジム

レッド(遂に......来てしまった......)ガクガクブルブル

レッド(なるべくして来たくなかった......帰りたい)

レッド(いや......自分で決めた事......ジムで戦ってさっさと帰ればいい......!)

レッド(ジムの扉を掴んでいる手の震えが止まらない)ガクブル

レッド「た、たのもーっ!」

ナツキ「あら、挑戦者さん......んっ?あなたその恰好は......?」

レッド「」ビクッ

ナツキ「君、もしかしてチャンピオン君かなあ?ほらっ帽子上に向けてお顔よく見せてねー」グイー

レッド「」ヒイィイイイ

ナツキ「やっぱり、レッド君!何のようかな?おねえさんとお茶しに来たのかな?」ムナモトチラー

レッド「」ブンブンブン!

ナツキ「やっぱりチャンピオンになってもかっわいいー!まったくエリカ様に言われなかったらずっと話してたいくらい♪」

ナツキ「エリカ様呼んでくるから待っててね。喜ぶと思うわー」

レッド「......」



エリカ「え......レッド......様......が......?」

エリカ「レッド様!」ガチャ バターン

レッド「......お久しぶりです」メソラシー

エリカ「────はぁああ......!本当に......レッド様だぁ......!」ダッ

エリカ「ずっと会いたかった......ずっとずっとお慕い申しておりましたわ......」ギュウウ

レッド「─────!!!!!」ギャアァァァアアア

エリカ「心配しましたのよ......本当に......」スリスリスリ

レッド(こんなに嬉しくない抱擁と頬ずりは初めて!)グググググ

エリカ「ずっと電話もしましたしメッセージも何件も残したのに......レッド様ったら恥ずかしがりやなのだからぁ♪」ググググ

レッド(全然離れない!!この人力強いなっ!!)ググググ

レッド(大体この二年間あんたとナツメさんだけで電話もメッセージも3000件超えてるんだよ!ポケギア開いたらホラーだったわ!)ガクガクブルブル

エリカ「あら......レッド様、かわいらしいお手が震えてますわ、そうね、寒い所にいたかもしれませんものね、是非家でご飯でも」

レッド(震えてるのはあんたのせい......今ご飯って言ったかこの人!?)

レッド(こ、怖い!声も出せない!あっそうだあのお姉さんなら、怖いけどエリカさんに比べたらまだ......)タスケテ

ナツキ「......ん?」

レッド(よっしゃあ気付いたか!ま、まだチャンスはある!)

ナツキ「相変わらずお熱いわねー。お邪魔虫は退散ー♪」ガチャン

レッド(ち、違う!!待ってえええええええ!!!)ガクガクブルブル


レッド「」グッタリ

エリカ「レッド様......レッド様の温もり......」スリスリ

エリカ「ハッ......いけない、私とした事が......着物のまま抱き付くなんてはしたないことを......」カアアアアアア

レッド「」

エリカ「あ、あの......レッド様?今日は特別にタマムシの、いえ、カントーでも指折りの腕を持った料理人を呼んで
盛大な晩餐としたいと思います。勿論レッド様にお出しするのは最高級品の最高級品、クチバ産トラウトサーモンに
セキチクビーフ等を予定しております。お恥ずかしながら私が趣味でつくった杏仁豆腐なんかも是非お食べいただきたいと
思うの。高級品と並べて出すのは流石に見劣りしてしまうかもしれないけれど、レッド様のお口にきっと合いますわ
ジムで振る舞ったのだけれど、けっこうな評価をもらったんです。少し自信がありますわ
そういえば先日、ジムのミキとマキが......あぁ、ミキとマキというのはうちのトレーナーの名前です
一番初めにジムに入ったとき、最初に戦ったトレーナーがいましたでしょう?双子のミキとマキというのですけれど
......ふふっ、もうレッド様がここに初めて来たのは二年前になりますものね。覚えていなくとも仕方ありません
あのときの儚く線の細い体でありながらも凛々しく私に果敢に勝負を挑む貴方はとってもかっこよくってもう......
っと、話がズレてしまいましたわね。そのミキとマキが、漢字で書くと美希と真希というのだけど、あれはそう、つい先日の事
マキがいつものようにジム入り口で挑戦者の方を待っていたら、ミキが──────」


以下省略

レッド「......ハッ!!......今は......!」ポケウォッチ

レッド「......3時間経ってる......」

エリカ「それでその......恥ずかしい話ですけれど、やっぱり子供は2人くらいが一番良いと思いますっ
経済的な話は、さして問題はありませんわ、勿論レッド様は何もせずとも私の私財だけでも賄えますもの
ただ、やっぱり子供の世話をしたりして、私とレッド様の時間が減ってしまうのも嫌......と思いまして
勿論レッド様の意思が第一ですから、レッド様が『それでもいい』と仰るならそれでいいのですけれど
やっぱり私個人の意思として思うところがありますわ......それに正直、育児に対して懐疑な所もありますし
私の力が足りずレッド様のお手を煩わせるような事があれば......」

レッド(......3時間ずっと気絶している僕に話していた......のか......!?)

レッド(正直怖すぎて手から足が出そうなほど怖いんだけど......話し掛けなきゃいけないのか......)

レッド「あ、アノ」

エリカ「レッド様、どうかなさいましたか?やっぱりレッド様は猫派?」

レッド「えっ......あぁ、うん......あの」

レッド「エリカさん、僕と、ジム戦用ではなく本気でポケモンバトルしてくれませんか?」

エリカ「......?レッド様がしたいならすぐに用意しますが......」

レッド(小首をかしげてらっしゃる......黙ってれば凄い美人なのにもうそういう眼で見れる気がしない)

エリカ「......よしっ準備出来ましてよ、良妻たるものポケモンも負けませんっ、ウツボット─────」



エリカ「流石レッド様です。バトル中のレッド様の凛々しいお顔、素晴らしきものでした......」

レッド(この人本当こええええ)

レッド「バトルありがとうございました、失礼します」ダッ

エリカ「ちょっレッド様っ!?」ダッ

レッド(追いつかれる前に部屋の扉を開けて、いあいぎりの木は全部リザードンで燃やす、お願いします)

リザードン「グウォオオ(任せな)」

レッド(よしっこのままジム出た直後にリザードンに乗って逃げれば......うおおおおエリカさんはっや!)

レッド(あの人着物着てんのになんであんなはやいんだ!)

エリカ「レッド様ぁああああ!!」バッ

レッド(うおおおおおあぶねええええ)スッ ガチャッ

レッド(よし、飛べリザードン!)バッサアアア

エリカ「レッド様......行ってしまわれたわ」

エリカ「......次は、逃がしませんよお......うふふふ......」


補足
・ナツキはおとなのおねえさんのナツキ エリカの前あたりにいる最後のトレーナーですね パラスとか出してきます
・ミキとマキはふたごちゃんのミキとマキ ジム入って最初に戦うトレーナーです ラフレシア出してきますね これらは全てHGSS準拠です
・レッドは軽度の女性恐怖症になっています 大体エリカとナツメのせい 家族とカスミ姉さんは例外です

今日の投下終わり
エリカさん好きには申し訳ない事をした 長文に時間を割きすぎた もうめっちゃ時間かかった
続きは明日でー

ヤマブキシティ


レッド「よし、戻ってくれリザードン」ボンッ!

レッド「......」

レッド(逃げてから気付いたけど次ナツメさんだった......)ズーン

レッド(......さっきがさっきだったから......本当に......辛い)ガサガサ

レッド(エリカさんとこ行く前に胃薬使い果たしちゃってら......)

レッド(先にフレンドリィショップ行─────────)シュン!






ナツメ「嫌だわレッド。私との再会よりフレンドリィショップを取ろうだなんて......」

ナツメ「待ちわびてテレポーテーションで連れてきちゃったっ☆」


レッド「」

レッド(ショップへと歩き出した瞬間気付いたら拉致られてたとかヤバい)

レッド(流石にこれは想定外ですわ)

ナツメ「あら......再開が嬉しすぎて言葉も出ないのね。抱き付いてきてもいいのよ」

レッド(人間、本当に生命の危機を感じると声も出ないんです)

ナツメ「......レッド、私は貴方が女性に対して苦手意識を持っている事を知っているわ」

レッド「......」

ナツメ「貴方のそういう優しいところも好きよ......けれど優しさはときに毒になりうる」

ナツメ「真実は残酷なら、嘘はきっと優しいのね。私も超能力者なんて難儀な能力持ちじゃなかったら嘘つきになってたかも」ギュッ

レッド(何故その話の流れで抱擁!?)ビクビクッ

ナツメ「取り繕えない事もあるのよ......あの日以来、私は自分に嘘をつかないと決めた」クンクン

ナツメ「あなたのせいよレッド......責任、取って?」ウワメヅカイ

レッド(記憶にないのですがそれは......体の感触が非常に怖いので可及的速やかに離れて欲しい)ガクガクブルブル

ナツメ「......流石にちょっとヘコむわ......体には少し自信あったのだけれど......」シュン...

レッド「......?」

ナツメ「......いきなりはよくないわね。ちゃんと段階を踏むわ。ええ。そうよね」

レッド「......アノ」

ナツメ「用件は分かってる。ちゃんと準備してきたわよ。バトルが用件なのは凄く、非常に、とても不本意だけど」

ナツメ「そういうところも貴方らしくて素敵よ。愛してるわ。結婚しましょう」

レッド(ど、どこまで本気なんだこの人......)ヒイィィイイ

ナツメ「さっきの私の発言を考えたら分かるでしょう......朴念仁ねまったく」

ナツメ「フーディン、サイコキネシスをレッドに!ちゃんと痛くない程度にしなさい!」

レッド「!?────────────」


ナツメ「......くっ......流石の練度だわ」

ナツメ「レッドを気絶させようとバトル中隙をみて使った超能力もエーフィに跳ね返されてしまうし......あなたのポケモン達は優秀だわ」

レッド(ふぇえええ......)

レッド(けど、流石にいくら足がすくんでようとこれだけは言わなきゃ。エリカさんの二の舞を演じちゃいけない。結局あの人には言いそびれたし)

レッド「な、ナツメさん。言っておきたい事が二つあります。聴いていただけますか」

ナツメ「......真剣ね。何かしら」

レッド「まず、今回のようにいきなり僕をジムまで飛ばすような事はなるべく控えてください。流石にいきなりじゃ会う準備も出来ません」

ナツメ「......あまりにも久しぶりだったから、ごめんなさい」シュン......

レッド(流石に心が痛む......けど、ここで止めさせないと辛いのは僕だ......!)キリキリキリ

レッド「二つ目。ポケギアのメッセージ。流石に件数が多すぎです。お気持ちは非常にありがたいのですが......」

レッド「何というか......その......節度を持った使い方をしていただきたいといいますか......」

レッド「例えば、一日につき送るメッセージは三件までにしていただく、というような感じで......」

ナツメ「......ごめんなさい。あなたが迷惑に感じていたなら、もう......」ショボーン......

レッド(......っ......最大限傷つけないような言葉を選択したつもりだったけど......!)

レッド(ええい、仕方あるまいっ)ギュッ

ナツメ「......えっ......レッド......?」テヲニギラレタ

レッド「嫌なんかじゃありません。けど、ナツメさんとは......量よりも質で......もっと踏み込んだ話がしたいんです!」

ナツメ「え......踏み込んだ話......あのっ.......それって......!」

レッド「だから、メールもメッセージも、抑えていただけますね......?」

ナツメ「は......はい......」ウットリ

レッド(......もしかして、僕はとんでもない過ちを犯してしまったのでは......?)ゾワッ

ナツメ「......気が早いよおレッド......お母様にご挨拶しなきゃっ......」ポワポワ

ナツメ「......ハッ!」

レッド(だ、大丈夫だ、踏み込んだ話題ったってピジョットのあの赤い所の話題とかになるから、きっと)

ナツメ「......踏み込んだ話題、か。なんだか私だけ盛り上がってバカみたいじゃない......レッドのバカぁ」ボソッ

レッド「......それじゃあありがとうございました、失礼します」

ナツメ「......ふん、レッドなんてどこにでも行けばいいわ......」プイッ

レッド「......あの、一応ここに来るまでにメッセージ、せっかく送っていただいたんだしと思って、全部聴きましたよ」

ナツメ「......!聴いてくれたの......?」

レッド「......とってもかわいらしかったと思います。それでは」ガチャン

ナツメ「............」













ナツメ「バカっ.........」カアアアアアアア


レッド「とってもかわいらしかったと思います」(音声だけだったら)
ボディタッチとか抱擁とかヤバい体の震え止まらないヒィイイ

ナツメはレッドの()が読めます 超能力者なんでね

明日は夜厳しいかもだから昼間になるかもですー

ナツメェ‥‥いいぞもっとやれ
このレッド四天王のカンナも堕としてそう

カンナはもっと評価されてもいい。ヒロインに是非

ゲームのレッドならナナシマで助けてるから期待
モブトレーナーやらモノマネ娘とかも

セキチクシティ


レッド(男性のジムリーダーのこの安心感は凄い)

レッド「たのもー」

アンズ「おぉ、挑戦者さんですね!」

レッド(......!?)

レッド「あの、キョウさんは......?君と同じような恰好の......」

アンズ「キョウは私の父上です、一年前に四天王となってこのジムは私が引き継ぐ事になったんです」

レッド(何......だと......!?これが二年の歳月の重み......!)

レッド「......じゃあ仕方ないか、次キョウさんに会うとき、レッドが来たって言っておいて」

アンズ「......レッド、今、レッドと申されましたか......?」

レッド「?......僕の名前だけど......」

アンズ「レッド殿!?......あの伝説の......!」

アンズ「私、ファンです!わああぁ......あのレッドさんを生で見れるなんて......!」スリヨリ

レッド(そっちかあー。そっち路線で来たかー)アトズサリ

アンズ「あのあのあのっサインとかしてもらっても大丈夫でしょうか!?」キラキラ

レッド(そんなしいたけみたいな眼で見られても期待には添えないような気がする、あと近い)アトズサリ

レッド「僕、そんな伝説みたいな感じで呼ばれるような大層な事した記憶ないんだけど......」

アンズ「そう謙遜なさらなくとも、レッド殿の素晴らしい二年前のご活躍は広がっておりますよ!」

アンズ「若きポケモントレーナーならば誰もが憧れるような存在なんです!」

アンズ「して、そのレッド殿が父上に何用で......?」

レッド「......実は、もう一度ジムを回ってるんだ。初心に帰ってね」

レッド「それでキョウさんとバトルしたかったんだけど......まあ留守なら仕方ないか」

アンズ「あの......もし、ご迷惑でなければ私とのバトルで代わりとさせていただけませんか?」

レッド「......?」

アンズ「私自身、ジムリーダーになってからまだ日も浅く、まだまだ父の足元にも及びませんが......」

アンズ「もしレッド殿にバトルしていただけるなら、その経験が大きな自信に繋がると思うんです!」

アンズ「だから、遠慮なく私を倒しちゃってください!」

レッド「......微妙に誤解を招きそうな表現だけど、分かった」

アンズ「行きなさいモルフォン、眠ってしまったら無抵抗......忍びの技の極意、教えて差し上げて────────」






あっやべっさげたまんまだった

アンズ「.......ふう。ありがとうございました。結果だけ見れば負けてしまいましたがとても幸せな時間でした」

レッド「......少しでも力になれたら嬉しいな」

アンズ「少しだなんてとんでもない!」

アンズ「極めて高い練度、新参の自分とは桁違いの数の修羅場を潜り抜けてきたことが窺えました」

アンズ「その経験に裏打ちされた交代のタイミング、瞬時にして戦況を読み有利な場を創る判断能力」

アンズ「非常に参考になりました!今のこの感情を上手く表現出来ない私の拙さが今は只々嫌になるくらいです」

レッド(......目を背けず、自分が敗北を喫した要因を冷静に把握、分析して次に繋げる......確かに彼女はジムリーダーに向いている気がする)

アンズ「......さて、レッドさん!私に、サインをくださいませ!」



このあと滅茶苦茶サインさせられた

レッドに惚れてない唯一のカントー女性ジムリーダーでした
いつもの
・母親に何も言わず、半ば家出に近い状態で冒険に出る
・1995年当時10歳前後にもかかわらず、自分のPCを所持し、常時オンライン
・そこらへんに突っ立ってるトレーナーは全員倒した
・相手が少年だろうが遊泳中だろうが容赦無く賞金を毟り取る
・勝負を挑んできたトレーナーは老若男女見境無く返り討ち
・その結果歯向かってくるトレーナーは一人もいなくなった
・泥棒の被害にあったお宅に何度も勝手にお邪魔する
・100万円の自転車をタダで頂いた
・祈祷師が取り憑かれるほどの霊が漂う中、自我を保っていた
・飲み物一つで警備員を説得
・道場破り
・秘密結社ロケット団を一人で壊滅
・目に付いたロケット団員および幹部、ボスは全員倒した
・それどころか数年(少なくとも3年)は再建できないようにした
・一方ではロケット団の運営するカジノで荒稼ぎし商品を根こそぎ頂く
・世界的大企業の社長室に無断でお邪魔
・施錠されたジムの鍵を見つけ出し、勝手に開錠
・伝説のポケモンを何匹も捕獲、独占する
・カントー地方全ジム制覇では飽き足らずポケモンリーグも制覇
・後のチャンピオンと過去に何度も戦い、何度も負かしている
・そしてチャンピオンになったソイツも倒して自身がチャンピオンに
・チャンピオンの座を捨て親にすら行き先を告げず失踪
・一人雪山にこもって長期間修行
・霰が降りしきる山頂で常時半袖
・気持ち良く寝ていたカビゴンを笛で叩き起こし捕縛
・それどころか自分のポケモンも笛で叩き起こす
・いあいぎりで公共の木々を全て伐採、生えたらまた伐採
・ポケモンの住処である草むらさえもすべて伐採
・望遠鏡と念力により、捕縛したはずのフリーザーの姿を投影可能
・自分を轢こうとした暴走族にポケモンバトルでカツアゲ、さらにリベンジ時にもカツアゲ
・ミニスカート曰く「体を触った」だが通報もされず金まで押収
・暗闇の中、辺りが全く見えない洞窟やトンネルで自らを発光させて突破
・バッグの中に大量の薬や道具、ボールなどを入れていても全く走りが遅くならない
・自転車でサイクリングロードの長い急斜面を登りきる
・最終的に、ほぼバトルの賞金だけで得た何十万もの大金を常時持ち歩く
・困ってる人は見捨てない、たとえそれがジジイでも幼女でも




以上の事柄は全て「レッドさんなら仕方がない」の一言で片付くものである。

なお、全て10代前半で成し遂げたことも忘れてはならない。


>>58 >>60 >>61 カンナさんキャラ分かんないや とりあえず8人書き終わったらおまけで俺の嫁書くからそのときに
続きは明日でー

ああそうだ
原作だとアンズの一人称は「あたい」なんですけど書きやすいようにわ「わたし」にしました
原作のアンズ好きな人申し訳ない

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
最後のアンズのセリフ「レッド殿」で脳内変換よろしく...
もうダメや...

>>1の嫁‥‥ああキクコさんね

ババア枠ならシロナとかドラセナもおるやろ

>>1の嫁?まさかグリーンか…

>>72
オーキドの可能性も‥‥
さすがにブルーはないだろうし

グリ姉でしょ

>>74
もしかしたらカツラかもしれない

ふたごじま

レッド(驚いたな......グレンタウンは最早過去の遺物か......)

レッド(復興に勤しむ町民の姿もなし......つまりそういうことなのかな)

レッド(ジムバッジ目的のトレーナーが戸惑う事のないように、急ごしらえの突貫工事で建てられたジムがここのようだけど......)

レッド「たのもー」

カツラ「──────!......」

カツラ「......おお!その赤の意匠の目立つ少年は......レッドくんか!」

カツラ「......大体二年ってとこか。見たじゃろ、あのグレンの惨状を」

レッド「......はい。火山の噴火に巻き込まれた、ように見えました」

カツラ「その通りじゃ。腐ってもわしはジムリーダー、トレーナーの迷わぬようジムは建てたが......再興は絶望的と見ていいじゃろ」

カツラ「そして、わしももう大分老いた──────ここらが潮時」

レッド「そんな......」

カツラ「もう老い先永くはない生涯、もう一度命燃やすバトルがしたいと思っていたところじゃ」

カツラ「──────このグレン、一世一代の大勝負、乗ってくれるかの?」

レッド(過去の、僕の記憶の中の彼は、もっと若者をクイズに誘って老獪そうに笑う好々爺だったように思う)

レッド(そんななりはすっかり影を潜め、今の彼から感じるのは同年代かと見紛う程の若々しさ)

レッド(もちろん外面からはしっかりと重ねた年月の分、深く刻まれた「老い」が見て取れる)

レッド(そうではなくて、内面から溢れ出るまるで新緑のような若々しさ、それはまるで初めてのポケモンを譲渡されたときのように)

レッド(かつて僕と共に切磋琢磨し共にリーグチャンピオンを目指し競った彼を想起させるような、確かな眼光があった)

レッド(そこに衰えの二文字はなく、静かに僕の返答を待っている──────断る理由などない)

カツラ「......究極の炎を!ギャロップ、フレアドライブ──────」

レッド(バトルは終わった。カツラさんのギャロップの放ったフレアドライブが、その焔が今も燃え盛っている)

レッド(......見事な腕だった。シロガネの山で鍛え上げたこちらのパーティの方が地力は上だっただろう)

カツラ「......わしの、勝ちじゃ」

レッド(目の前で快活に笑っているこの老人は、地力の差を戦略で埋めるどころか鮮やかに覆して見せた)

レッド(トレーナーがポケモンを、ポケモンがトレーナーを、お互いがお互いを相互に理解しあって)

レッド(言わば家族同然のコンビネーションに言葉など必要ない。咄嗟の判断が最善の判断になる。)

レッド(戦略で、戦法一つでまたバトルの流れは大きく変わっただろう。けれど、結果的に恐らく本気のカツラさんには勝てなかったと思う)

レッド(それだけ、確かな差を感じた──────あぁ、僕がポケモントレーナーとして目指すべき境地は、ここなのだろう)

レッド「......ジムリーダー、辞めるつもりだったんでしょう。もう少し続けてみてはどうですか?」

カツラ「......君には敵わないな」

カツラ「ありがとう。レッド君とのバトルで、久々にあの感覚を思い出した」

カツラ「文字通り、命尽きるまで、グレンのジムリーダーはわし一人じゃ!」

レッド(お礼を言いたいのは僕の方だ。あのレベルの完成系はもはや彼ひとりくらいしかいないだろう)



どれほどの技術を習得していても、これでもういいと満足してしまえばその状態を維持することも難しい

常に向上心を持って研鑽を重ねていかなければさらに上のレベルへ行くことも出来ない......

これが、僕がシロガネ山で辿り着いた一つの結果だ ましてやカツラさんはもう大分お年を召している

現状維持だけでも精一杯だろう その現状とは、まだまだ遥か高みにあるようだ 今の僕では届かない程

それが分かっただけでも、僕のジム巡りには確かな意義があった 嗚呼、全力でぶつかり、全力で砕ける事のなんて気持ちの良い事か......

ふと、まだ体が熱い事に気が付く フィールドの端に、まだバトルで生じた焔が残っていた

その小さな、けれど確かな灯は、カツラさんが絶望的といったグレンタウンを再興を予感させるに十分だ

─────まだ、グレンは熱く燃えている。

真面目な話です。
個人的には、カツラは一番の強キャラ臭のするキャラなんですよ。最強な印象ある。
なんか最後っぽいけどこれで終わりじゃないよ!でも次のグリーン編は多分ギャグっぽくなると思うけど
続きは明日でー

あと>>70 >>71 >>72 >>73 >>74 >>75
誰も合ってないです 特にシロナさんをbba扱いした>>71の罪は重い

確かに初代でカツラが一番苦戦した気がする
サカキも強かったがなんと言うかただ面倒だったって感じ
イエロー・デ・トキワグローブが嫁だと言うのか?
カツラはポケスペでミュウツーを唯一扱えるトレーナーだしカッコいい
(※レッドとイエローは別枠)

シルフカンパニーでラプラスをくれる人かも

トキワシティ


グリーン「......来たかレッド」

レッド「......」

グリーン「ポケモンリーグチャンピオン、それは俺たちの憧れだったよな」

グリーン「最初は余裕だった。勉強でもスポーツでも、俺に敵う奴なんていなかった。自分は天才だと」

グリーン「だが、ポケモンは違った。焦ったな、冒険でお前に会うたび負けちまうんだからな」

グリーン「それでもバッジ集めだけはお前より先だった。だから先にチャンピオンになったのも俺だったな」

グリーン「そして、お前にチャンピオンの座を引き摺り下ろされたわけだ」

グリーン「そんで自分がチャンピオンになっておいて早々に辞退してシロガネ山に修業......」

グリーン「俺は今までずっとお前にリベンジバトルを挑みたかったのに、お前は......」

グリーン「しかもさあ、待ちかねて山わざわざ登ったらあれな、お前そのタイミングで山降りたのな」

グリーン「山頂に誰もいないじゃん?流石にこの扱いはどうなの?」

レッド「用があったなら来ればよかったのに」

グリーン「まあそりゃそうなんだけどさ......さみーじゃん、あんま自分から行きたくなかったんだよ」

グリーン「......二年越しのポケモンバトルだ────────本気で行くぜ」





グリーン「......あと1体、恐らく控えていたのはカメックスだったか」

レッド「......」コクン

グリーン「もしウインディが場に残っていても相性がな......どちらにせよ俺は負けてたか」

レッド「......これからは、マサラの家で静かに暮らすつもり」

グリーン「......旅、もうやめるのか」

レッド「......ずっと母さんとリーフを一人にしちゃってたから」

レッド「だから、いつでもおいでよ。バトル受けるからさ」

グリーン「......俺はジムで忙しいんだよ!......まあ、たまにはねえちゃんの顔も見たいしついでによってやる」

レッド「......グリーンは変わらないな」

グリーン「.....変わらねーよ。二年なんて、あっという間だからな」

グリーン「この二年で俺は自分のやりたい事を見つけた、ジムリーダーは意外と向いてる」

グリーン「お前は何を見つけた、この二年でさ」

レッド「......何だろう。只ポケモンを鍛えて、自分の心も鍛えて......って修業しかしてない」

レッド「......これからゆっくり考えるよ。時間はまだたっぷりあるから」

グリーン「......いいんじゃねーの。お前らしいよ」

グリーン「さて、そろそろ時間だ。姉ちゃんによろしく言っといてくれ、グリーンは元気でやってるってな」



手を振って別れ、今はグリーンがジムリーダーを務めているトキワシティジムを後にする

永かった修業の日々 その終着点としてカントーのジムをもう一度制覇するという自分に課した目標

終えてみて、初めて歳月の尊さを考えた たった二年の歳月で町は崩壊し子供がジムを継ぐ

在りし日のライバルは、今やかつて目の敵にしていたジムリーダーに就任し、日々充実した暮らしをしている

僕も、数多くの波乱の待ち受けていた冒険は心震えたし、ポケモンと心を通わせ、バトルの研究に専念出来た修業は楽しかった

その日々の裏に、無意識に蔑ろにしてきたものを、これからゆっくり取り戻していこう

幸い、時間はある

思えば冒険に出てから、ロケット団の野望を止めるだのジム戦だので心を休める暇はなかった気がする

これからはゆっくり、家族団欒も悪くない───────





















「ただいま」

本編、これで終わりになります
でもあともうちっとだけ続くんじゃ
取りあえず予定としては
1.エリカちょっと病みすぎたのでフォローエリカ視点
2.>>1の嫁回
3.カンナさん

なんかを予定
>>82イエロー登場しないんですよ......好きなら申し訳ない 女の子だってバレてからが好きだよ

>>87ラプラスくれるの研究員のおじさんなんだけど......

>>1の嫁はジョウトの登場人物です

マジかよ…>>1の趣味マニアックだな…

>>95全然マニアックじゃないよ!多分言ったら納得いただけますよ!まだ言わないけど!
これ以降はおまけになるのでおまけは明日でー

ジョウト地方だから………育て屋ばあさんだな!
もしくはミカンとか

まっさかー
ミカンだったら事案発生だからイブキでしょー
アカネは俺の嫁だし

>>100 >>101
ヒント少なすぎるかなと思ってジョウトっていったら速攻でバレるの巻
ってか事案なんでや!16歳やろ!

>>104
金銀は赤青の三年後やろ?つまり二年後ならミカン15歳やろ?
事案やでそれは!

やべえ寝過ごしちゃった今日......昼間抜け出せたら投下......出来れば......します

寝過ごした罰としてミカンは俺が貰っていきます

ミカンとレッドが一緒にいるところをエリカが目撃というシュチュも

シロガネ山


サカキ「くっ......なんてレベル帯の野生ポケモンだ......だがこの山を打破せずしてロケット団再興はありえない......!」

レッド(ん......珍しいな、登ってくる人がいるとは)スッ

サカキ「......?こんな山頂付近に人影だと......?吹雪が強くてどんな人物なのかはっきりと分からない......!」

レッド「......リザードン、迷い込んでしまった人なら保護、トレーナーのようだったら勝負しよう」

リザードン「グオォォオオォ」

サカキ「......リザードン......!見たところかなりの練度......!一体何者なんだ......!」

サカキ「いや、何者かなんてどうだっていいのだ......どんな相手であろうと勝てるような人間とならなければならない身、迷っている暇などない!」

サカキ「一体どなたかは存じないが、バトルを申し込む!!俺を高みへ連れて行ってくれ!!!」

レッド(相手の方から要求してくるとは......願ってもない機会だ)

レッド「リザードン、そのまま出ててくれ」

サカキ「ニドキング、じしん───────」






サカキ「くぅっ......!まだまだ練度が足りぬのか......くそっ!」

レッド「......戻れ、リザードン」

サカキ「......まだ吹雪が続いていて顔こそ見えないが、君からは確かな熱意を秘めた視線を感じる」

サカキ「一年前、私の前に果敢にも向かってきた少年と同じような......な」

サカキ「私はここではない地方で鍛錬を積み、来るべき時に備えている事にする」

レッド「......貴方は何を為そうと......?」

サカキ「......世界の改革。ポケモン保有反対派の老害共を黙らせ、ポケモンを不必要に虐待する一部の過激組織を壊滅させる」

サカキ「ポケモンの尊い命を軽視する腐った老人達のなんと多い事か。食物連鎖の頂点に立ち久しく恐怖を忘れた人間にお灸を据えてやる」

サカキ「その為に一度、形だけではあるが世界を征服する必要がある。多くの無駄な犠牲が伴うだろうが覚悟の上だ」

サカキ「......どれだけ怨みを買おうが、いずれ誰かがしなければならない事だ。人間は痛みを伴う経験でしか学べないのだよ」

レッド「......貴方のポケモン達は、それを臨んでいますか?」

サカキ「......その答えは、二年後に行動で示して見せるさ」

サカキ「......ありがとう。もう二度と会う事もないだろう、言いたい事は言っておく」

サカキ「君とのバトルでは何か暖かなものを感じた。久しぶりの感覚か......アレは」

サカキ「だが俺の計画に乱れはない......まあ、未だに顔も見えぬ君程の背丈の時分でこの感覚を知っていれば、また違った結果になったのかも......しれないな」

サカキ「さらばだ、名も知らぬ若人、私を反面教師に日々を穏やかに健やかに劇的に生きるがいい」






>>115は許さない
>>116いいですね アイデアいただきます
誰かカンナさんのアイデアちょうだい 書けない
次のおまけは明日でー

レッドにもう一度チャンピオンとして若手トレーナー達の見本になってほしいと頼みにくるがそれを断るが諦めずに頼み込むからバトルして決めることになるとか

リザードンにじしんは意味ないだろ相手は炎飛行やで

......空飛んでるリザードンに対して地震によって生ずる副次的被害(落石とか雪崩れとかね)で攻撃しようと考えた......って事で勘弁してください
>>122いただきますありがとう
また寝過ごしてしまった......と思ったけど土日だからいつもより時間取れる事に気付いた
夕方に投下します、それ以後張り付くと思う

予告してるのに守れないという......筆が乗らない時間って本当にあるのね
申し訳ございませんでした、お詫びといってはなんですが明日投下予定の話も出来上がってるとこまで投下しますです

シロガネ山
サカキが来る少し前くらい

カンナ「レッド......あなた、本当に考え直す気はないの......?」

レッド「......」コクン

カンナ「今の若いトレーナー達の見本の形としてメディア露出もしやすいと思うんだけどねえ」

レッド「......もう、決めた事ですから」

カンナ「はぁ......一年もあなたの事探し続けて、やっと見つけたら返事は『いいえ』だと、流石にお姉さん困るのよ」

レッド「......すいません」

カンナ「......そうよね、あなたに意見するならコレよね、パルシェン」

レッド「......リザードン、準備を」

カンナ「スキルリンクの恐ろしさを見せてあげる、パルシェン、ロックブラスト───────」




カンナ「くっ......最後に華とはいかないわね......!」

レッド「......最後?」

カンナ「わたし、ポケモンリーグを辞めて別の地方に行くの、あなたと同じ修業よ」

レッド「......!」

カンナ「あなた、わたしの事避けてたでしょ?」

レッド「!!?」

カンナ「合わない目線とか、他の四天王と比べて極端に少ない会話とか......まあ嫌でも分かるわ」

カンナ「でもね、あなたがわたしの事を苦手でも、わたしはあなたの事好きだったのよ?卓越したポケモンへの指示とストイックさに憧れてた」

カンナ「最後に、これだけ聞かせてもらえるかしら?......わたし、もしかして無自覚にあなたを傷つけてしまっていた?」

レッド「......いえ、その......大変言いにくいんですけど、その......」

カンナ「......」

レッド「......恥ずかしかったんです......カンナさん、美人だから」

レッド(エリカさんのせいで軽い女性不信に陥ってるのは言わないでおいた方がいいな......)

カンナ「......ぁ......ああぁ......」ポロポロ

カンナ「なんだ......よかった......よかったよぉ」ポロポロ

レッド「!?......!」ギュッ

カンナ「ヒグッ......グスッ......うああああん!!!」ポロポロ

レッド「......」ギュウウ←珍しく慌てているが女性が恐いので手を握る事しかできない元チャンピオンの図

カンナ「うぅ......グスッ......」←クールなイメージを崩壊させ大泣きの元四天王の図









やっべさげてた

カンナ「」ツーン

レッド「......すいませんでした」アタフタ

カンナ「......そんな理由で避けられてたとは考えもしなかったわ」ツーン

レッド「......返す言葉もございません」ペコペコ

カンナ「......まあいいわ。心残りも綺麗さっぱり消えたし、心おきなく行けるってもの」

カンナ「レッド!!......私を泣かせた事、後悔させてあげる」

カンナ「勿論─────ポケモンバトルで!」




カンナ(この想いは......彼に勝てたそのときに告げよう。彼はどんな反応をするだろうか)

カンナ(喜びの表情を浮かべる彼を夢見て、いつしか彼の隣で歩む私を夢見て)

カンナ(新天地へ......彼に恥じない実力をつける為に)







嫁回はあまりにもどうしても嫁を登場させたいあまりご都合主義なのと
地の文での進行となります
苦手な方はスルーでお願いいたします


リーフ「......兄さんの為に......珈琲も淹れられるようになった......飲んでみて......?」

静かにカップを傾ける。口の中に広がる芳香は鼻孔をくすぐり、本来なら苦くある筈の枯茶色の液体は少しの渋みも内包せず、
思わぬ甘味に、苦笑する。

リーフ「......どお......?」

全く、目前の愛しの妹はつくずく卑怯である。幼い頃から考えなしに発言する事を良しとせず無口な彼女は、
しかしどんな言葉よりも雄弁に表情を持って感情を訴えてくる事が多い。
......そんな顔をされたら、お兄ちゃんとしてはもう、賛美するしかなかった。

レッド「美味しいよ、よくできたねリーフ」ナデナデ

リーフ「あっ......ふふっ......気持ちいい」

そう、良く出来たのだ。彼女はまだ弱冠10歳の少女。兄を労い珈琲を淹れるなど、兄冥利に尽きるではないか。
多少の不出来はこれから直していけばいい。今はただ、楽しそうにぴょこぴょこ揺れる耳周りのくせっ毛(いわゆるアホ毛)を
眺めていれば幸せなのだ。今まで構ってあげられなかった分だけ、返していかなければ。

ピンポーン




レッド母「あら......ナナミちゃんかしら。レッド、悪いけど出てくれるかしら」

レッド「分かったよ」スッ

リーフ「あっ......」

それはもうとっても名残惜しいのだけれど、リーフのモフモフした小さな頭から手を離す。
そんなに残念そうな顔をなさるなシスター。僕だって辛い。
青白橡(あおしろつるばみ)とでも言おうか、微妙に形容が難しい髪色の紙は、
僕と同じ髪とは思えない程のサラサラとした手触りに絶妙なふわふわ感、
かなり冗談抜きで一日中弄り倒しても飽きない程の神秘だ。
結う事無く長く伸ばしたロングヘアーという髪型もまた、慎ましくありながら凛々しさを感じさせる大和撫子の......
と、でぃあーまいしすたーの髪を称えるには僕の語彙は少なすぎる現状を憂いながら、なるべく客人を待たせぬよう玄関までの短い通路を歩く。
「はい、どちら様でしょうか」と、身元が確認出来ない客人の来訪にテンプレートな回答で扉を開けると......

「こんにちはー......いきなりのお邪魔ですみません......えっと、私の事、覚えてますか......?」

美しく風に揺れるロングのオールバック、真珠のような髪留めから零れ落ちたかのように二房飛び出している独創的な髪型

もしや......記憶の中の彼女はかつて、鳥の濡れ羽色と言ったような美しい黒の長髪を腰まで下ろした髪型をしていた気がしたが......

裾に白のフリルが付いたエメラルドグリーンのワンピースに白のボレロを羽織った服装 胸の部分に大きなリボンが付いていてキュートな印象を与える

そしてこの誰に対しても敬語で腰の低い彼女は......永い付き合いだった、成長していようが、見紛う事はない

彼女は─────────かつて僕達がアサギシティに住んでいた頃の幼馴染、ミカンだ──────









今日はここまでで
続きは明日の筆が乗った時間でー

微妙に形容が難しい髪色の紙は

微妙に形容が難しい髪色の髪は
すいませんすいませんすいません

これ今日中に無理そう......
すいません明日にまわしますね

早速上がって目の前で紅茶を静かに啜る彼女は、カップを綺麗な所作で丁寧に机に置いた後

ミカン「驚いたよね?......サプライズ成功......やった」

そう言って穏やかな微笑みと共にピースしてみせる。

かつて僕達家族はアサギシティに住んでいた。海に面して船着場もあるアサギは潮風が心地よく過ごしやすい気候のいい町だった。
そこからマサラまで引っ越す事になったのは......母さんの事情というかまあ色々あったのだけれど、割愛。
まだ幼い僕とリーフは近所のお姉さん的存在だったミカンと別れるのを大層惜しんだのだけれど、まさかまたこうして会える日が来るとは。

ミカン「レッド君もリーフちゃんも来てくれなかったから......会いに来ちゃいました」

レッド母「もう私達が越してから......6年になるのかしら。ミカンちゃんもお洒落なワンピースを着るような年齢になったのねー」

リーフ「似合ってる......かわいい」

ミカン「リーフちゃんは髪伸ばしてるんだね。私とおんなじだ」ナデナデ

リーフ「......んぅ......」

何と平和な時間か。紛れもなく家族の一員と言える程長い年月を共に過ごしてきたミカンだ。いくら6年ぶりでも一瞬にして自然と僕らに溶け込んでいる。
まるで居て当然のような、それでいて自己主張しすぎない、心地よい空気を形成していた。
......思えば、彼女は昔からそうだった気もする。幼い頃から彼女の身の回りには些細な諍いすら起きず、町を行き交う無関係の通行人でさえ何か良い事が起こるような
不思議な雰囲気の娘だった。それでいて本人は超の付くようなお人好しで怒っている場面に遭遇した事がない。
無自覚に纏う雰囲気といい、その底無しの博愛といい、どこか浮世離れした印象があったけれど。
このぽわっとした雰囲気を見るにそれは今でも変わっていないようだった。

ミカン「あ、そういえば私、アサギシティのジムリーダーになれそうなんですよ」

レッド「......!!!???」

やっぱり、どこか不思議な娘だ。




レッド「ミカンってポケモンバトルから一番離れた印象があったけど......」

ミカン「......えーっと、アカリちゃんと一緒に頑張ってみたいなって」

ミカンは超の付く程のお人好しだ。人が傷付く所なんて見たがらないし、当然ポケモンもそう。
だからポケモンと仲良く暮らしている事はあってもバトルに触れる事は無いと思ってたし、ましてやジムリーダーなんて。
それに理由だって......彼女が僕らと過ごしていた時からの家族といっても過言でないミカンのデンリュウ、アカリちゃんと
一緒に頑張ってみたい......どういう心境の変化なんだろう。割り切れないミカンの事、心を痛めない筈がない。


レッド母「......」

レッド母「レッド、ミカンちゃんと一緒にちょっと買い物行ってきてもらっていいー?」

レッド「えっ......別にいいけど、わざわざミカンがいるときに行かなくてもいいんじゃ......」

レッド母「デートでもしてきなさいな。もう今となってはこうしてたまにしか会えないんだから」

ミカン「......えっあのっあのっででででデートって......」

リーフ「......むう......」

母さんは何を言ってるのか。ミカンはただの幼馴染だし、大体今の僕は女性が......
母さんはニコニコとと意味有り気な微笑を浮かべたままキッチンの方へ退散、リーフは何故かプイッと視線を逸らしたまま拗ねたような表情だ。何故......
ミカンはブツブツと頬を赤く染めながら何かを呟いているようだし、僕はミカンとはいえ女性と2人きりでお出掛けなどという危機的状況を回避する為
ミカンを傷付けずに僕も得する方法を必死に絞り出している。ああくそ、浮かばない。実行に移せばジュンサーさん間違いなしの作戦ばかりだ。

......もうこうなってしまっては仕方ない。あまり肯定的でない意思を示すのはかえって怪しいだろう。───────覚悟を決めるか。






......アレがバレないよう、気を張って行動しなければ








目的地はここマサラの隣町、トキワのフレンドリィショップ。道中、何も無ければいいのだけれど......
アウトとなるのは身体的接触、昔の感覚で僕に触れると大変な事になるよミカン、僕がだけどね。
武者震いが止まらないのは臆しているからではないと信じたい......


ミカン「......レッド君は、どうしてポケモントレーナーになろうと思ったんです?」

レッド「......水ポケモンで、苦手な電気タイプを相手に大立ち回りをしてた、あるジムリーダーに憧れたんだ」

レッド「でも僕が初めてポケモンに触れたのはミカンのアカリちゃんだから、きっかけは多分、ミカンがくれたんじゃないかな」

ミカン「ふぇっ!?......そっかぁ、ちょっと.......嬉しい」ボソッ

レッド「どうして?」

ミカン「えっ、聞こえて......!?い、いや、なんでもない、です!」

と、フレンドリィショップ到着。ミカンが気を利かせてくれたおかげか沈黙もなし、心地の良い時間だった。よっし、この調子でいけば行けるっ

ミカン「これと、これとー、レッド君、あと何です?」

レッド「これとこれとこれ、もう精算済ましてあるから、ミカンの持ってるのも精算済ませちゃおうか」

ミカン「レッドくぅん......!頼れる男の子に成長したんだね、よしよし」ナデナデ

レッド「......っ......ミカン、もう僕も子供じゃないんだ、恥ずかしいよ」テヲニギル

ミカン「あぅ......レッド君、手おっきい......」

あっぶないいい。危なかった。マジで間一髪だ。あともうちょっと手を握って降ろすの遅かったら気失ってたかも......
不意にこういう事が起こりうるから油断はならない。一刻も隙を見せてはならないのだ。今のはちょっと油断しちゃいました反省します。

ミカン「......あったかかった......」

レッド「......ミカン?精算終わらしたし、行こう?」

ミカン「は、はい!」





ミカン「レッド君......約束、覚えて......ますか?」

レッド「......覚えてる」

ミカン「────────!!!じゃ、じゃあ......」

レッド「......誕生日、あともうちょっとだったね。プレゼント用意しとく」

ミカン「......覚えてないぃ......レッド君のばかぁ......」





ミカン(レッド君、貴方が私に行ったんです)

レッド『僕、ジムリーダーやってる女性に憧れるんだ。強くて、恰好良くて......凄いと思う』

ミカン『じゃあ、レッドくんから凄いって言われるような人に私なるっ!』

ミカン「私は貴方のあの言葉だけを励みに遂にジムリーダーになれたみたいです」

ミカン(あなたは既に遥か高みにいるけれど......いつかきっと強いジムリーダーになれたら、そのときは......)












何とか、僕の女性恐怖症はバレずに済んだよう さりげなく距離を詰めてくるミカンは嬉しいのだけど心臓に悪い
一難去って一安心かと思った矢先、更に恐ろしい問題が僕を待ち構えていた事を、このときの僕はまだ知る由もなかった......



???「」






???「」






???「」









エリカ「レッド様ぁ......」







くっそ眠いせいでもうふわふわした話になってる......ブレッブレや
レッドはミカンの一個下くらいの年齢イメージしてますけど「ミカン」呼びの敬語なしなんで頑張ればワンチャンある位置にいます
次はエリカのフォロー
では明日あたりでー

私はレッド様が好き

寄せるのは好意

寄せられるのは厚意

誰より好きなのに

彼の唇

彼の手

彼の足

みんな好き

私だけのものにしたい......

私の愛は、可笑しい?

普通じゃない?

間違ってる?

間違いって何です

普通って偉いんでしょうか

普通じゃなきゃ駄目なんでしょうか

私、時々思うんです

学校は、個性を潰す場だと

集団で居るために本当の自分を押し殺して

みんな個性を抑圧して『普通』になる

そういった中で普通でない人の方が、余程尊いと私は思う

初めての出会いはジムだった

彼はとにかく寡黙だった

今も結構口数は少ない方だと思うけれど

まだ育成の詰めも甘く技構成も戦術も未熟

けれど彼の眼に畏れはなかった

私と彼では実力差は明白なのに 彼もそれを理解していた筈なのに

彼の眼は確かな闘志を宿していた

何度倒れても手折れても

変わらぬ眼差しで勝負を挑んできた

吸い込まれてしまいそうな瞳だった




いつしか 彼の瞳に魅せられていた




彼に惹かれてから程なくして、彼は私に勝利した 七回目の挑戦だったと記憶している

対戦後に握手を交わした 吃驚するほど線の細い体をしていた こんな細身のどこにあの闘志を秘めているのか 抱きしめたら折れてしまいそうな躰

ジムバッジを進呈した やはりというか、感情表現に乏しい 特に喜んでいるようには見えない 感情が表に出ない性質なのかもしれない

そういったジムリーダーとしての業務を事務的にこなして、ふと気付く

距離が、近い

今までで一番近い

私とした事がうっかり失念していた

一番近くで見る彼の瞳は一点の曇りもなく、瞳越しに見る私は目に見えて動揺していた 

胸の鼓動が落ち着いてくれない 痛いほどだ

「......エリカさん」

「はっ、はいっ?」

吃驚 彼の方からコンタクトを取ってくる事などなかったから、もしや自分から話しかける事が出来ないのでは......と憂慮していたが杞憂だったようだ

想定外の事象に多少冷静を欠いたような返事をしてしまった 変ではなかっただろうか あくまで私はジムリーダー ちょっと悪くないなとか思うような少年に話しかけられた程度で動揺するなど沽券に関わる

「......バトル、ありがとうございました」

「えっ、ああ、うん、こちらこそですわ」

「ここで貴方に負けずにこのまま進んでいれば、僕はずっと敗北を知らないままの弱い人間になっていたと思います」

「挫折も膠着も大事だと思うから......エリカさんとの連戦で多くの事を学べた気がします」

「だから、ありがとう」

───────────驚嘆に値した 驚くべきは彼の向上心 確かに連戦連勝で進んだ者は逆境に弱い

何故なら敗北の経験がないから 苦汁を飲んだ事がないから 敗北の悲壮感や忸怩、その経験を糧に底から湧き上がる自己を更に研鑽していこうとする果てない向上心

それらを知らぬ者に真の意味での勝利は来ない 言い換えれば敗北という経験もまた奏功なのだ

だが、駆け出しの地盤も固まっていない身で、そこまで自己を見据えたトレーナーは早々いない

彼はきっと強くなる─────────そう確信した瞬間だった

それと同時に これだけ近い距離で話しているのに、それについてなんの言及もないのが私としては少し不服だった

健全な少年の感情としては、少しは緊張とかしてくれてもいいじゃありません? 恐らく一回り以上も年は離れているというのに、私だけなにか滑稽みたいで

未だ釈然としない不明瞭な思いを抱えたまま 私は彼が去ったジムの出口を呆然と見つめていた

















ケータイ番号だけでも、教えて差し上げればよかったかしら......




エリカ前篇終わり
惚れるまでです 初対面からジム攻略までにジムリーダーを堕とすポケモントレーナーの鑑
後編でレッド様と呼ぶようになります
ちょっと明日から本格的に引越しの準備しなきゃいけないんでしばらく更新出来ないと思います

だからちょっとその間この前のカンナさんみたいにネタを募集したいんですよ
ネタ切れ防止という事でここはひとつオナシャス
ちなみに今書いてるのはエリカ編と本編で言ってたカスミさんとのお食事

なんとか落ち着いてきました
引越しのアー○さんのせいで酷い目にあった......
明日の......って書くとまた紛らわしいってなるので4月2日の夜以降投下していきますねー

恥辱

圧倒的屈辱

真の絶望とはこういう事なのか

私はただ無力に俯く事しか出来ない

手持ちのポケモン達はただ一体を残し彼のポケモンの凶刃に倒れている

鈍い痛みをこらえ、ガルーラを見据えながら立ち上がろうとするキレイハナを抱き抱え、目を瞑る

最早なすすべもなし

「無意味で無価値な行動だ。俺にはまだ三体の控えがいる。それに、美しくない」





















「─────────それはどうかな」



カントー全域に巣を張り今なお拠点を増やし続けている一大犯罪組織『ロケット団』

ロケット団の根は深くタマムシゲームコーナーの地下に施設を構え拠点の一部としていた

タマムシシティジムリーダーとして放っておける筈はない 地方署ジュンサーさんにも協力を願って万全の態勢で一斉検挙へ乗り出した

予期せぬ来客に大いに混乱した団員達は次々にジュンサーさん達によって捕縛されていった 確かに作戦は成功していた

あの男が

ロケット団 その全てを連ねるボス サカキが来るまでは

状況は一変した


正確無比 完璧なタイミングで放たれる技の数々がジュンサーさん達のウインディに突き刺さる

必要な瞬間に必要な技だけを繰り出す 一切の無駄なく洗練された術技はジュンサーさん達を一瞬で無力化した

最早まともに戦えるメンバーは私しかいない バトルする以外、道はない─────!!







彼のポケモンは、まるで精密機械のようだ

緻密に計算され尽くされたかのような立ち回り 隙を見つけられない

一挙手一投足までも読まれているかのように一瞬の隙を突かれてしまう

私の攻撃は当たらない

彼の攻撃は当たる

まるで予定調和 バトルが開始してからどちらが勝つか最初から決まっていたかのよう

募る焦燥感 どうにかして流れを崩さなきゃ

気付けば残るポケモンは傷付いたキレイハナ一体

私の初めてのポケモン

大切な大切な友人

無理に立ち上がろうとするキレイハナを反射的に抱きしめる

それは勇気ではなく、蛮勇だ......もう私のポケモンの傷付く所など見たくない......!

サカキ「世界は必ずしも綺麗な部分だけではないという事だ......人間と同じ、な」

刹那

キレイハナが私から離れ、一瞬の隙に油断しきっていたサイホーンにくさむすびを直撃させた

まるでサカキの発言を聞いて異を唱えるかのように、力強い一撃だった

サイホーンは戦闘不能 やむをえずサカキの持つモンスターボールのリターンライトを浴びて戻っていった

キレイハナは遥かに格上の相手に一矢報いたのだ

サカキ「......少し驚いた。だが、それだけだ。ガルーラ、このキレイハナを潰せ」

そう冷たく言い放つと、サカキの手元の新たなモンスターボールから別のポケモンが出現した

今のくさむすびはまさに僥倖 不幸中の幸い キレイハナはもう満身創痍だ

今度こそ本当に、打つ手はなくなった

キレイハナに手招きし、無理に抱き留める 少しでも温もりを感じていたかった

「無意味で無価値な行動だ。俺にはまだ三体の控えがいる。それに、美しくない」



















「それは、どうかな」








サカキ「君は......只の少年が入ってこれるような場所ではないが?」

レッド「......」

サカキ「......まあいい。君は『悪』とは何だと思う?」

レッド「......悪?」

サカキ「綺麗事だけで生きていけぬように、どんな人間にも必ず裏があるように、月を至近距離から観測して醜いクレーターが見つかったように」

サカキ「正規の仕事ではない、我々闇ブローカーがしている事は確かに悪事だ。だが......」

レッド「......」

サカキ「ポケモンセンターはどうだ。傷付いたポケモンを、もう無理だと訴えかけるポケモン達を人間のエゴイズムによって造られた機械によって無理に蘇生されるのだ」

サカキ「ポケモン達の意思とは関係なしに、また次の戦いを強いられるのだ」

サカキ「一見綺麗なように見えるポケモンセンターの本質と私達のポケモンの密輸や密売、何ら違いはないと思わないか?」

レッド「......」

レッド「......知った事か」

レッド「僕は何が善で何が悪かなんてどうでもいい」

レッド「今この状況だけ見て、知り合いが傷付いてて戦ったのがアンタだった、だからアンタを倒す」

レッド「それに、ポケモンの努力とそれに見合うだけの正当な結果を否定するアンタを僕は肯定出来ない」

レッド「それだけだ」

サカキ「......その若さで......興味深い男だ」

サカキ「ならば言葉は無粋か......実力でその甘っちょろい理想の正義を示して見せろ!!!」







レッドさんとサカキの戦いは熾烈を極めているよう

結果は僅差でレッドさんの勝利だったようだ

厳しい戦いの後、レッドさんは私に手を差し伸べてくれた

「立てますか?」と

絶望と自分の無力さから来る自己嫌悪に駆られながら、見事勝利を収めたレッドさんを不快にさせぬよう笑顔をつくる

「ありがとうございます」と

とにかく一人になりたかった

考える時間が欲しかった

しっかりと目標物を視認出来ない眼を勇気と力ある少年に向け、心ばかりのお礼をもう一度述べ足早に立ち去ろうとした

手を

捕まれた

振り返る気にはなれなかった

レッド「......エリカさん」

「───────キレイハナ、ずっと諦めてませんでした」

「何より貴方が諦めてしまっては、頑張ってくれているポケモンに失礼です」


振り返ると、彼は穏やかな微笑を浮かべていた

子供を諌めるような優しい声音で、しかしてその多くを語らず本質を捕える内容はエリカには深く突き刺さるものだった─────


















エリカ(あれから二年......私も新人のトレーナーさんを教育するようなジムリーダーとなりました)

エリカ(彼らに教えるのはポケモントレーナーとしての基礎ですが、心構えは貴方のあの時の言葉を借りているのですよ、レッド様......)







エリカ「諦めない事。貴方達の代わりに戦うポケモンに失礼なき振る舞いをしましょう」

エリカ編おわりん
次カスミねえさんお食事回
予告してもその日中に投下できなくて日跨いでますね......間に合うように善処します

明日の同じぐらいの時間にまたー

ああああああ間に合わなかったあああああ

カスミ「.....早く来きすぎちゃった....スカートなんて久しぶりに履いちゃった」ソワソワ

カスミ「......レッド君......」ソワソワ

カスミ「......えへへ」

レッド「......すいません」

カスミ「ひょわああっ!」ビクゥ

レッド「15分前に着いたのでまだ居らしてないかと......待たせてしまいましたか?」

カスミ「ううん!待ってない!全然!私も今来たの!」

レッド「......カスミさん」

カスミ「......どうしたの?」

レッド「とっても可愛らしいと思います、よくお似合いですよ」ニコッ

カスミ「─────!!......あ、ありがとっ」

レッド「さ、行きましょうか」

カスミ「わ、わあ、個室なんだね。凄い......」

レッド「ワタルさんに教えてもらったんです。個室だから落ち着くし、美味しいので」

レッド「ジムリーダーや四天王の方なんかもお忍びで来られたりするとか、キョウさんとかカリンさんとか」

カスミ「へえー......ん?」

カスミ「ねえレッド君。カリンさんって......」

レッド「新しく四天王に就任された方みたいですよ。僕も直接会った事はないんですが─────」

カスミ(今話題になってる悪タイプの使い手......セクシーな女性......雑誌で見た)

カスミ(......)ムー

カスミ「......レッド君、他の女の子のはなししちゃだめ」ズイッ

レッド「えっ」

カスミ「私とデートしてる時に他の女の子のはなししちゃだめ」グイー

レッド「えっ......あ、あの......カスミさん、かお、ちか」

カスミ「レッド君......私じゃダメ......?」ミミササヤキ

レッド「あのあの、カスミさんは姉さんで......その、あの」カアアアアアアアア

レッド「」プシュウウウウウ

カスミ「......レッド君?......あら、気絶しちゃった.......ホントに耐性ないんだね......」

カスミ「でもね」

カスミ「レッドくん気付いてないかもしれないけど」

カスミ「私も」

カスミ「すっごく」

カスミ「恥ずかしいんだよ......?」カアアアアアアアアアア

  ガラガラガラ

店員「お客様、注文の......あら」

レッド「」

カスミ「」

店員「5分後にまたお持ちしますー。うふふ♪」

カスミ「ち、違うの店員さん!別にキスしてたとかそういうわけじゃなくて、直前で止めてたっていうかいや別に嫌じゃないんだけどまだ早いっていうかちょっとレッドくんに意識させたかったっていうか」アタフタ

レッド「」

店員「あらあら、うふふ♪」
















レッド(途中から記憶がない)

レッド(カスミさんに聞いても真っ赤な顔ではぐらかされてしまう)

レッド(一体何が......)





次は>>116の話で 明日の同じくらいの時刻でー
>>1の嫁ミカンなんだけど書いてて一番楽しいのカスミさんなんだよね
おねショタに目覚めそう

ちょい仕事きつくて不定期になってるのすいませぬ

適当な小ネタを書いてるんで時間出来たら投下しますです

トキワシティ フレンドリィショップ

>>167辺りから一週間後

レッド(母さんも抜けてる所あるよなあ......買う物間違えたって)

レッド(......よしっ後は持って帰るだけ)

スッ

エリカ「こんにちはレッド様、奇遇ですね、ふふ」ニッコリ

レッド(おっとお......これは帰るだけとか言ってられなくなったぞ、なんという悪運エンカウント)ガクガク

レッド「......こ、こんにちは、奇遇ですね......」

エリカ「......」ニコニコ

レッド(こ、恐い......!糸目の笑顔が恐い......!)

エリカ「レッド様ぁ、私、見てしまいました」

レッド「......な、何をでしょうか」

エリカ「......いやですわあレッド様、とぼけてはいけません」

エリカ「確かアサギシティのトレーナー。今度ジムリーダーに就任なさる、ミカンさん、でしたっけ?」

レッド「......僕の幼馴染ですが、彼女がどうか......?」

エリカ「随分と、仲睦まじいご様子で。手も握って」ニコニコ

レッド「......幼馴染ですから」

エリカ「......私にも......」

エリカ「ミカンさんにも出来るなら、私にも出来ますね?」

レッド「......!!!?」

レッド「い、いやそれは論理の飛躍では......」

エリカ「......ジム......逃走......心の傷痕......」ボソッ

レッド「グッ......」

エリカ「出来ますね?」

レッド「......ハイ......」

エリカ「♪」














エリカ「レッド様、お手をお出しくださいませ」

レッド「......どうぞ......」スッ

エリカ「......」ギュッ

レッド「......!」ビクッ

エリカ「......♪」ニギニギ

レッド「」ヒエエエエエエエエ

エリカ「あぁ......?」ギュウウ

レッド(さり気なく恋人繋ぎだ......)

レッド「エリカさん......そろそろ」

エリカ「うぅ......このまま時が止まってしまえばいいのに......」

レッド(時間本気だせマジで!!二倍くらい早く動けマジで!!!)

レッド「......エリカさん......困ります」

エリカ「いけずぅ......」

レッド「......!!」ドキッ

レッド(......くっ、一瞬かわいいと思ってしまった)

レッド(黙ってたら本当にかわいいのに......着物似合う和風美人だし)

エリカ「いつでも甘えて、どうぞ♪」

レッド「......遠慮しときます」

エリカ「それはざんね......レッド様、肩に糸くずが付いているようです、少し屈んでいただける?」

レッド「?......ありがとうございます」スッ




チュッ





レッド「────!!」

エリカ「......」フイッ

レッド「な、なななな何を......!」

エリカ「では、私そろそろお暇しますね♪」

レッド「ちょっ─────」 




ふわふわしたオマケ


☆犬猫的な

リーフ「......♪」フルフルフルー

レッド「こらリーフ、水滴飛ぶからその髪振り回すのやめなさい」

リーフ「......」ショボーン

レッド「......」

リーフ「......」ショボーン

レッド「分かった分かった、僕がバスタオル持ってるからバスタオルに向けてやっていいから」

リーフ「」パアアアア

レッド(かわいい)

レッド(というか水浴びした後の犬猫っぽい行動だと思う)


☆イシツブテの鳴き声

タケシ「カスミのヒトデマンは鳴き声が特殊だとか」

タケシ「お前もそういう風に鳴けるか?」

イシツブテ「ぐぅぉおおぉお」

タケシ「なんてな。気持ちはちゃんと伝わってるだろうけど、流石に言語はな......」

イシツブテ「ぐぅぅううぉぉぉ.....」

タケシ「さて、ジムの片づけでもするかな」

イシツブテ「......」












イシツブテ「......ラッシャイ!」

タケシ「......!?今喋ったかお前!?」

☆ワタルの苦悩

イツキ「僕の腕ならチャンピオンにだって勝てるというのに、四天王、しかも一人目!?」

イツキ「一人目の四天王なんて最早挑戦者にフィーリングを伝えるための前座じゃないか!この僕にふさわしくないねっ!」

ワタル「まあまあそう言わずに......」


シバ「ウーッ!ハーッ!ウーッ!ハーッ!ウーッ!ハーッ!ウーッ!ハーッ!」

シバ「ウーッ!ハーッ!ウーッ!ハーッ!ウーッ!ハーッ!ウーッ!ハーッ!ウーッ!ハーッ!ウー(ry」

ワタル「シバ君、別に挑戦者が来てないときは身構えてなくても体鍛えてなくてもいいから!」


キョウ「(´・ω・`)」

ワタル「......せっかくジムリーダーからリーグ四天王に昇格したのに浮かない顔ですねキョウさん」

キョウ「......四天王になってから、娘にあまり会えていない」

キョウ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!アンズうううううういう!!」

ワタル「五月蠅えええええええええ!!!!!」





ワタル「まともな四天王が新入りのカリン君だけって......いや、まあイツキくんも新入りなんだが」

ワタル「もうさ、レッド君でもグリーン君でもいいからだれか来て......」




ワタル「あああカリン君、イツキ君の自信を打ち砕いちゃ駄目だ!気持ちは分かるけど、ほらっ、もう彼塞ぎ込んじゃったじゃないか!体育座りだよ!?」




残り一年くらいでめちゃめちゃ纏めた


ネタ提供お願いします(真顔)

ジョウトのジムも回ろう(提案)

ガチャッ


ナツメ「......失礼、ヤマブキジムリーダーのナツメよ。エリカさんを呼んでくれるかしら?」

ナツキ「は、はいっ、ただいま!」

ナツメ「......ここがタマムシジムね」

エリカ「お初にお目にかかります、タマムシジム、ジムリーダーのエリカと申します。以後お見知りおきを」

ナツメ「私は......」

エリカ「ええ、もう存じております。貴方の名前も、ここに参られた理由も。うふふ......」

ナツメ「......なら話は早い!単刀直入に言いましょう、貴方はレッドとどんな関係なのかしら」

エリカ「......」

エリカ「レッド様は、私の婚約者ですわ」ニッコリ

ナツメ「な、なん......だと......!?」

エリカ「まあまあ同じ殿方を慕う者同士、ゆっくりお茶でも飲みながらお話しましょう?」

ナツメ「いや、しかしエリカさん、私は......」

エリカ「『エリカさん』だなんて、他人行儀です......敬語も要りません」

エリカ「気軽に『エリカ』って、呼んで?」

ナツメ「......ではエリカ、婚約者とは一体どういう......?」

エリカ「まあまあ、そんな事よりレッド様の好物ってご存知?彼はお肉料理がとても好きな様で......」

ナツメ「ああ、私もヤマブキの料亭で美味しそうにレッドがお肉を頬張っているのを見て、もうそれがかわいくて......」












対立する気で警戒していたナツメ、すっかり籠絡
めちゃめちゃ仲良くなった二人である




レッド「......なんか寒気がっ」ブルッ

リーフ「兄さん......顔色悪い......?」

レッド「何でもないよ、お風呂入っておいで」ニコッ








☆セクシー系の人ってなんかみんな......

レッド(大人の女性、僕の周りには結構いる)

レッド(例えばナツメさん、なお腹丸出しのセクシーな服装に外ハネの激しい青の長髪、頼れるクールなお姉さんと言った感じ)

レッド(しかしてその実態は......)

レッド(カンナさん、橙色のポニーテールに結構挑戦的なタイトスカートを着こなす方。主張しすぎない眼鏡が知的な印象の女性)

レッド(その実、ぬいぐるみが好きなようで部屋はもふもふな感じだとか。あと意外とよく泣く方なのかもしれない......?)

レッド(二年前ジョウトのジム巡りで出会ったドラゴンタイプジムリーダーイブキさん、こちらも水色の長髪をポニーテールで纏めている)

レッド(ワタルさんもそうだけど、ドラゴン使いはみんなマント羽織ってボディスーツ着なきゃいけないのか......まあ彼女はそれが不思議なくらい似合うんだけど)

レッド(姉御肌の頼れる女性、と思いきや負けず嫌いみたいでしばらくバッジをくれなかったけど、最後は応援してくれた)

レッド(「あなたがどうしてもっていうならねっ仕方なくよ!」ってずっと言ってたなあ......ツンデレだと思う)



レッド「ん?」

レッド「一見クールな大人の女性って、みんな会ってからそのイメージことごとく崩れるような......?」



レッド(あぁ、そういえばこないだ初めて会った、カンナさんの後任で四天王になったカリンさんは頼れるしっかりした大人の女性って感じだった)

レッド(黄色のキャミソールとパンツルックの、けっこう現代風の恰好してるのに内面はむしろ硬派で自分に厳しく他人に手を差し伸べられるタイプの)

レッド(落ち着いた女性ってイメージだと......彼女が唯一の良心か......)





レッドは知らない カリンがレッドに対してやたらと距離を詰め隣の席に座った理由を

レッドは知らない 唯一の良心だと思っている頼れる女性が極度のクンカーであることを




>>213 シジマとかヤナギとか書くの面倒やがな......
可能な限りネタは拾いたいと思いますので、何か思いついたらお願いしますー

リーフとレッドが買い物を兄妹仲良く腕くみしながらしてるのをナツメがたまた目撃
レッド本人には恥ずかしくて聞けないから仲良くなったエリカに話をする
エリカは妹だとしってるから妹だと発言
ナツメは妹なら仕方ないなと安堵する
エリカはナツメを言いくるめリーフに迫るように仕向ける
ナツメは案の定乗せられてリーフに迫り注意する
だがリーフも兄妹だからいいんだと一歩も引かず
最終的にはレッドを巻き込みどっちが正しいみたいになり二人の気迫にタジタジになるレッド
そこにエリカ参上でその場を納める
二人は渋々だが納得してレッドに謝る
レッドの中のエリカ好感度少し上昇
エリカ(計画通り)みたいな展開がみたい

>>217
レッド(しかしてその実態は......)でいいのか

>>218
何でや…オッサン等かっこええやろ…

>>219 他の方もおっしゃっているようですが、そこまで発想力が豊かなら>>1なんかよりよっぽど面白いSS書けるのでは?
とりあえず自分なりに頑張ってみます

>>224 言わぬが華的な......別にミスとかではなくちょっと言葉がでない感じですかね

>>225 マツバは認める

ナツメ「......なんなの、アレは......」



レッド「♪」

リーフ「......♪」ウデクミー



ナツメ「知らない女の子が......レッドと腕を組んで歩いているわ......」

ナツメ「誰......なの......その綺麗な茶髪の女の娘は......」

ナツメ「帽子が似合ってる......ストレートな髪もキュート......かわいいじゃない」

ナツメ「苦しい......胸が苦しいわレッド......!」







後日

ピンポーン ガチャッ

レッド「はい......!?な、ナツメさん......!?」

ナツメ「こ、こんにちは」

レッド「え、ええ。こんにちは」

レッド「......」

ナツメ「......」

レッド「......えっと、とりあえずあがってください」

ナツメ「......ありがとう」









レッド「突然どうしたんですか......?あっ、紅茶に砂糖、入れますか?」

ナツメ「いえ、特に用事とかではっていうか訊きたい事が......ありがとう、砂糖はいらないわ」

レッド「......訊きたい事、ですか。僕に何を......はい、熱いので気を付けて持ってくださいね」カチャ

ナツメ「本当にありがとう......あの、訊きたい事というのは、その......」

ナツメ(あの女の娘は誰なの?......なんて、簡単には訊けたら苦労しないわよね......)

ナツメ(そ、そうよ!レッドに直接じゃなくてもご家族に間接的に訊くのなら......!)

ナツメ「そ、そういえば今日はレッド一人なのかしら?ご家族はいらっしゃらないの?」

レッド「ああ、今家族は丁度ヤマブキまで買い物に出てまして......ナツメさんと入れ違いです」

ナツメ「......ここマサラよね!?ど、どうやって!?」

レッド「どういうわけか家の母はカントー地方のバッジを制覇していまして......昔取った杵柄だとか」

レッド「たまには遠出するわーって、えあちゃん......エアームドで空を飛んで行きました」

ナツメ「......凄いお母様ね......」

レッド(んん?)

ナツメ(という事はもしかして今は......)

レドナツ(フタリキリでは......!?)



レッド(普通に家に入れたけどこれマズイのでは......またサイキックされるのか......サイキックスタイルなのか......!)ガクブル

ナツメ(わあああああ緊張してきたわ異様に緊張してるわ私ちゃんと香水つけてきたかしら変じゃないかしらきゃあああ)カアアアアア

レッド「あの......もうテレポーテーションで僕を飛ばしたりしないでくださいね......?」オビエ

ナツメ「そそそそそんな事しにゃいわ!」

レッド(触れない事が優しさだと僕は思う)

ナツメ(噛んだ噛んだ噛んだ噛んだ噛んだ!)カアアアアアア

レッド「?......それで......僕に何のお話でしょうか?」

ナツメ「えっと......ええっと......い、今!!」

レッド「今?」

ナツメ「す、す、好きな人、とか。その、いるのかしら!?」(遠まわしに訊いていくスタイル)

レッド「......ちょ、ちょっと仰ってる事がよく......?」(ウルトラ鈍感女性恐怖症)

レッド「......こういう答え方でいいのか分からないんですが......やっぱり家族でしょうか」

レッド「何も言わず旅にも送り出してくれていつでも暖かいから」

レッド「あぁ、やっぱり自分の居場所はここなんだ、って。そう思えるんです」

ナツメ(凄く良い話だけどそういう事じゃないの!そういう事じゃないのよレッド!)

ナツメ「その......男女の関係というか......好意というか腕組みというか......」カアアアアアアア

ナツメ「......紅茶!美味しかったわ!今日はお暇します!」ダッ

レッド「えっあの─────────」









レッド「結局訊きたい事って今の事だったのかな......」



ナツメ「......!」ダッ

レッド「えっあの─────────」

ガチャッ ガチャガチャガチャ

ナツメ「ぐぬぬ......」

レッド「......上の鍵の所捻らないと空きませんよ......はい、どうぞ」ガチャリ

ナツメ「あうぅう......」

みたいな

今日はここまで
全然進んでなくてすみません遅筆でして


エリカ「......で、泣き寝入りしてきた、と」

ナツメ「......返す言葉もないわ」

エリカ「特徴は白に赤ラインの入った帽子、ロングヘアーの小柄な女の娘、以上ですね?」

ナツメ「ええ。間違いない」

エリカ「それは、レッド様の妹君、リーフ様です」

ナツメ「......は?」

エリカ「レッド様の妹君、リーフ様です」ニッコリ

ナツメ「......」

ナツメ(って事はなにか、私はレッドの妹に、家族に嫉妬した......?)

ナツメ「......なんか、安心したような、自分に失望したような......」ガックリ

エリカ「......」ニッコリ

エリカ(......)



エリカ「......けれど、良い機会かもしれませんわね」

ナツメ「......?」

エリカ「リーフさん、腕を組んで恋人のようにレッドさんと話していらしたのでしょう?」

ナツメ「それはもう、仲睦ましい様子で......」

エリカ「少し、注意が必要でしょうか。いくら兄弟とはいえ、過度な接触は......」

ナツメ「......そうよ......そうよね......!やっぱりマズいわよ!」ガタッ

エリカ「そうですね......早急に注意しなければ、その距離感は徐々に縮んでいっていつかは......」

エリカ「『兄さんと結婚する!』なんて事もあるかも......?」

ナツメ「......私、行ってくるわ」

エリカ「......行ってらっしゃいませ」ニコニコ





エリカ「......」








ピンポーン ガチャッ

レッド「はい......ナツメさんこんにちは......ナツメさん!?」

ナツメ(なんだか毎回来る度に驚かれている気がするのだけど)

ナツメ「こんにちはレッド、でも、今日に限っては用があるのはあなたじゃない───────」













ナツメ「あなたの妹よ」

レッド「......リーフに......?」

リーフ「......!」ピクッ











ナツメ「......という事で、レッドへの過剰な接触を注意しにきたの」

リーフ「......?」

リーフ「でも......私達......兄弟......」

ナツメ「兄弟でもそういう事されるとその......困るのよ」

リーフ「困る......?」

ナツメ「そんな感じで将来レッドを取られると困るというか......」ボソボソ

ナツメ「とにかくっ!兄弟でそういう行動は慎むべきじゃないかしら!」

リーフ「......」ムムム

リーフ「......いや」ギュウウ

レッド「......ん?」

ナツメ「なっ......言ったそばからあなた......!」

リーフ「......これはただの兄弟のスキンシップ......仲が良いだけ」

リーフ「あなたのそれは......邪推」キッ

ナツメ「くっ......ぐぬぬ......」

レッド「......よく分かりませんが、もうやめましょう?リーフもこういっている事ですし......」

リーフ「......」フンス!

ナツメ「......」

ナツメ「.....いいわ、なら本人に決めてもらえばいいじゃない」

リーフ「......!」


ナツメ「レッド!あなたの妹、このままでは間違った方向に進んでしまうかもしれないわよ!」

ナツメ「兄弟愛など禁忌!あってはならない!愛しいからこそ距離を取らなければならないときもある!」

ナツメ「さあ!その手を振り払うのよレッド!」

リーフ「そんな事にはならない......それに......」

リーフ「それに......兄さんはそんな事しない!!」

リーフ「私をずっと愛してくれるの!!」グググ

レッド(どういう状況なのこれ)

ナツメ「そのレッドに組んだ腕を離すのよ!!」グググ

リーフ「いやっ......絶対離さない......!絶対......!」ググググ


















???「お待ちなさい」

リーフ「......誰!」

ナツメ「......エリカ!」

レッド「エリカさん......」

エリカ「......まず、ナツメ。貴方は、レッドに選択を迫ってから彼の答えをちゃんと訊きましたか?」

ナツメ「......訊いてなかったわ。でも答えなんて決まって......」

エリカ「決めつけはよくありませんわ。先入観は真実を遠ざけるのと一緒」

エリカ「レッド様?リーフさんが恋人のように接してくる事についてどうお考えですか?」

レッド「......別に悪くは思っていません。兄として、素直に妹の成長は嬉しいです」

レッド「妹に彼が出来るまでは代わりを務めてもいいかな、といった感じでしょうか」

エリカ「だ、そうですよナツメ?そうとも知らずリーフ様を引き剥がそうとしたのは些か早計ではありませんか?」

ナツメ「......そんな......」

エリカ「次に、リーフ様。元はといえば貴方の行動が原因です。仲がよろしいのは大変結構ですが、少々度を越していませんか?」

エリカ「お兄様はこういっていますが、流石に恋人のように往来を歩くのは倫理上問題でしょう。邪推も無理はありません。場所を弁えるように」

リーフ「......はい」

エリカ「別にどちらが悪いという話ではありませんが、お二人が迷惑をかけたレッド様に謝るのが筋という物」

エリカ「ここはひとつ、それで丸く収めましょう?」

リーフ「......兄さん、ごめんなさい」

ナツメ「......私も悪かったわ、ごめんなさいレッド」






レッド「......二人とも、手を出して」

リーフ「......」スッ

ナツメ「......」スッ

ギュッ

レッド「はい、これで仲直り。いや、初対面だから違うか......これから仲良くしていきましょうってことで」ニコ

ナツメ「......ヤマブキジムリーダー、ナツメ」ギュッ

リーフ「......マサラのリーフ。兄さんと一生添い遂げるリーフ......です」ギュッ

ナツメ「......その名前、死んでも忘れないわ......まさか強敵がこんなところにいるなんてね」ゴゴゴゴゴゴゴ

リーフ「......こちらこそ......望むところですから......」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




エリカ「......ふう」

レッド「......エリカさん、仲立ちありがとうございました。助かりました」

エリカ「ふふっ、レッド様の事を想えばこそです」ニコニコ

レッド(そう言って穏やかにいつもの糸目な笑顔を浮かべる彼女はいつもよりも頼もしく見えた)

レッド(もしかしてこの人、ちょっとアレなだけで普通に頼れる人なのでは......?)

レッド(少し見直ました......今回は本当に助かりましたエリカさん)




レッドの エリカに たいする こうかんど が すこしだけ あがった !

レッドの エリカに たいする にがていしき が すこしだけ うすれた !




エリカ「......♪」グッ






おいしいところ全部かっさらっていくスタイル
ね、ねたぷりーず

汚いさすがエリカ様汚い

アンズ、レッドに弟子入りを願い出る
とかどう?

リーフがさらに積極的になってもいいよ

ここは四天王に格上げなったはいいがやはり一人娘が恋しいキョウさんがこっそり会いに行くなんてどうだろう

>>243

ピンポーン 

レッド(最近来客多いなあ......) ガチャッ

レッド「はい......あれ、君は......」

アンズ「ご無沙汰しておりますレッド殿、アンズです!」

レッド「キョウさんの娘さん......珍しいね、どうしたの?」

アンズ「レッド殿は今、前線を退いていると伺いました」

レッド「......まあそうだよ。これからは、家族と一緒に暮らすつもり」

アンズ「......突然の事ではございますが、どうか私を弟子にして鍛えていただけませんか!!」

レッド「......えっ」






リーフ(最近兄さんがよく女性を連れてくる......)ムムム

アンズ「やっぱり、どの挑戦者さんと戦っても全くあの感覚が掴めなくて......」

レッド「少し前に僕とバトルした時の......別に特別な事はしてないんだけど」

アンズ「全然強くなってる気がしないんです......こういう言い方をしてしまうと贅沢かもしれませんが......」

レッド「ジム戦じゃ今以上の向上は期待出来ないって感じ?」

アンズ「......!!......その通りです......でもこんな気持ちで挑戦者さん達とのバトルを続けているのも失礼な気がして......」シュン

レッド「......」

ポンッ ナデナデ

アンズ「─────────!」

レッド「......そう思い詰めるのもよくない。ゆっくり原因を考えていこう、手伝うから」ニコッ

アンズ「......は、はい!」キュン

レッド「あぁしまった、リーフを撫でる癖がつい......嫌だったよね」サッ

アンズ「嫌じゃないです!父上の手のようで......とても安心します......」カアアアアアアアア

アンズ「よろしければ......もう少しお願いします」

レッド「まあそう言ってくれるなら......そういえば、今抹茶あるけど点てる?」ナデナデ

アンズ「わああああ......!是非!是非お願いします!ありがとうございます!」

レッド「よかった。茶せん今持ってくるから」

リーフ「......兄さんの浮気者......」

レッド「ちがっ......てか浮気ってどういう事だリーフ!」




アンズ「まさかレッド殿も抹茶を嗜んでいるとは......嬉しいです♪」ニコニコ

レッド(かわいいなあ)

リーフ「......浮気」

レッド「違うって......で、原因だけど、習熟度の限界が来ていると思う」

アンズ「習熟度の、限界......?」

レッド「例えば、僕のリザードンは野生のリザードンと比較して数段強い」

レッド「だから、野生のポケモンに遭遇して倒したとしても、もうこれ以上の力の向上は望めないんだ」

レッド「戦略も戦術も、絶対的戦力差には封殺されてしまう、って事。まあ場合にもよるんだけどね」

アンズ「では、私の場合では......?」

レッド「同じ事。挑戦者も戦力の幅は大きいだろうし、余程強い人が来ない限りは、もうみんなアンズちゃんの力量にそぐわない」

レッド「前よりもギリギリのバトルが少ないんじゃないかな?けれどジムリーダーのプレッシャーが実力の停滞を許さない」

レッド「もっと高みへ......そういう貪欲な実力の渇望はこの時期に最も邪魔になると思う」

レッド「......僕もそういう時期はあったけど、今は耐え忍ぶときだ。それでもずっとバトルしていれば、自ずと道は開ける.....と思う」

アンズ「..........」

レッド「......ごめん、僕からはこれくらいしか言えないけど......」

アンズ「す、すごいです!やっぱりレッド殿は別格です!具体的な解決策です!」

レッド「......少しでも力になれたなら嬉しいな」ニコッ

アンズ「......!」キュンキュン

アンズ(くっ......またコレ......)ドキドキ

レッド「......どうしたの?」

アンズ「おかしいんです......さっきレッド殿が頭を......その......撫でてくださったときから、レッドさんの笑顔を見ると......」

リーフ(──────────!!マズい!!)

アンズ「胸が苦しくて......!」

リーフ「兄さん......!アンズさん、体調悪いって......!」

レッド「えっ、大丈夫アンズちゃん!?待っててくれ、今リザードンで......」






レッド「あの......リーフ、僕はなんで来客の帰りを送って早々正座させられてるの?」

リーフ「......説教」

レッド「ええ!兄さんリーフに嫌な事させちゃったか!?」

リーフ「......兄さんのそういうところ、すきだけどきらい」プイッ

レッド「待って!言ってくれれば直すから!リーフ!リーフに嫌われたら僕は......」

リーフ(無自覚に女性に優しくしすぎ......苦手なのに引く手数多ってどういう事なの......!)

リーフ「......激おこ......」

レッド「そんな......」

>>245

キョウ「娘が恋しくて帰ってきた......ってアンズ、何をそんな隅っこで丸くなっておる」

アンズ「父上ぇ......私、恋をしてしまったかもしれません......」

キョウ「な、なに!相手は誰だ!毒の暴威を持って......」

アンズ「......伝説のレッド殿に......!」

キョウ「なんだ、レッド殿か(納得)」

アンズ「ええぇええ!なんですか父上その反応はっ!」

キョウ「女性が苦手故誰よりも女性に優しい、ちゃんとした芯の通った漢よ」

キョウ「あの若さなのが信じられん程な、ファッファッファ、家の娘が惚れるのも無理はないわ!」

アンズ「父上、笑ってないでどうするか考えてよお!顔合わせずらいよ......」



>>244 はどうしよっか
デートでもしますか

あのレッド殿なら仕方ないよね(納得)


レッドと男性ジムリーダーで集まり色々語り合うとか面白そうだよね

>>244 積極的に......から遊園地のイメージになってしまいました

レッド母「ご都合主義で、遊園地のチケット手に入れてきたわよー♪」

レッド「えっ......そんな唐突にどうやって......」

リーフ「......観覧車......ジェットコースター......のりたい......!」

レッド「えっ」

レッド母「三人でのりましょー♪」

レッド「......」

リーフ「......?兄さん、顔色悪い......?」(よく分かっていない)

レッド(良い妹や......)

レッド母「♪」ニコニコ(よく分かっている)

レッド(悪い母や......!)

レッド「......リーフが楽しんでくれるなら僕も行く......渋々だけど」

レッド母「決まりね。行きましょー」

リーフ「......おー♪」

☆絶叫系

リーフ「兄さん、楽しみ......!」

レッド「う、うん......凄く......僕も......だ......」

レッド母「レッド、勿論落ちる時にその手は離すんでしょう?バンザーイって」

レッド「えっ」

リーフ「本当......!?兄さん凄い......!」キラキラ

レッド「」

レッド母「ふふっ♪」

ガタンッ ガタッ ガタッ ガタッ

リーフ「あっ......動き始めた......」

レッド「......ヒッ」












レッド「───────────────!!!!!!」

レッド母「楽しかったー♪」

リーフ「うん......♪」

レッド母「リーフ、次なに乗りたい?母さんなんでも付き合うわよー?」

リーフ「じゃあ......アレ?.....兄さん......?」

レッド「」

レッド母「あ、あはは......ちょっとからかいすぎちゃったかしら......?」

リーフ「に、兄さん......?苦手だったの......?私、無理させちゃった......?」ユサユサユサ

レッド「......ハッ!」

リーフ「兄さん......?大丈夫......?」

レッド「......」

レッド「......もう絶対コースターは乗らない(半泣き)」グスッ

リーフ「兄さん......(かわいい)」キュン

レッド母「レッド......(かわいい)」キュン

☆身長制限

リーフ「......」ショボン

レッド「......また一年後に来よう、きっと大きくなってるさ」ナデナデ

レッド母「そうね......アイスでも食べて元気出して、ね?」

レッド「うん、なに味が良い?僕が買ってくるよ」

リーフ「......いちご」

レッド「母さんは?」

レッド母「チョコお願いー」

レッド「分かった、ちょっと行ってくる」

レッド母「......リーフ、チャンスよチャンス」

リーフ「......え?」

レッド母「いい?兄さんのアイスちょっとちょうだいって言ってさり気なく......」

リーフ「......おぉぉ......」カアアアアアア

レッド母「あっ戻ってきた。ほらっ今のセリフを......」

リーフ「うんっ......兄さん、あの、アイスを────────」
















リーフ「......身長制限引っかかってむしろ良かった......♪」ハムッ ハフハフ

レッド「......あの、リーフ?そんな食べると僕の食べる分なくなっちゃうから......」

レッド母「私の代わりに食べる?」

レッド「それじゃ味を選んだ意味が......」



☆ご飯のときのお約束


リーフ「......兄さん、あーん......」

レッド「リーフ、そういうのは家でしよう?ここは公共の場だから......」

レッド母「あらあら、それじゃ私もはいあーん」

レッド「......母さんまで、二人して僕に箸向けないでくれ......」

リーフ「に、兄さん......お願い......」ジワッ

レッド「!?」

レッド母「なーかせたーなーかせたーエリカさんにー言ってやろー♪」

レッド「それだけはやめてください......分かったよリーフ、一回だけ、ね?」ナデナデ

リーフ「......兄さん......!」パアアアアア

レッド「かわいい」

レッド母「かわいい」

レッド母「ところで母さんは?一回だけー?」

レッド「......一回もダメです」

レッド母「ぶーぶー」













その辺のトレーナー(おい、あそこでかわいいロリとすっげえ美人侍らせてるの、元チャンピオン、伝説のレッドじゃ......)

その辺のエスパー(......あの帽子にストレートヘアーの黒髪、否定は出来ないよな......)

その辺のミニスカート(......でも、頂点の存在がこんなところに女性連れてくるかしら?他人の空似じゃない?)

その辺のじゅくがえり(だよなー。ああ、一度は本物をこの眼で見てみたいもんだなー)

その辺のダイゴ(......緑髪のあの女性......僕の勘違いでなければ......)

その辺のシロナ(ええ......かつて当時最年少でチャンピオンに打ち勝ち、一切の行方を眩ませた伝説のトレーナー、モミ......!)

その辺のプリム(......まあ、多かれ少なかれ人には皆事情があるものです。余計な詮索はよろしくないわ)









>>254 次回はそれでいきますー

>>254

グリーン「と、いう事で俺が集めてきたぜ、感謝しな」

レッド「ありがとう、キョウさんは...?」

グリーン「四天王忙しいみたいでな......娘さんにも会えないみたいで辛そうだったけど」

タケシ「それはまた......ご愁傷な事だ」

マチス「TodayはここにいるMemberだけでTalkするしかないネー、まあ切り替えてLet`s Talk With Me!」

グリーン「ちなみにここはジョ○ーパスタだ。安いのにそんな混んでない事が多い穴場だからお勧めだぜ」

マチス「Woh...そういえば......」

マチス「New Face!金剛デース!ヨロシクオネガイシマース!(cv東山奈央)」

タケシ「やめるんだマチス!声真似が結構似てる上に分からない人には全く分からないネタだからやめるんだ!」











☆今回はこういうノリで

レッド「...頼もう」

店員「ご注文はお決まりですか?」

タケシ「俺はゴルゴンゾーラクリームソースにするよ」

マチス「Meはマルゲリータ!Big Sizeで頼んでShereしようよー」

グリーン「いいねえ。よしっ、俺はいつものミートソースで!」

レッド「スモークサーモンといくらのペペロンチーノ」

タケシ「あぁ、みんなドリンクバーはどうする?」

グリーン「色んな種類の混ぜようぜ。こういうとこの醍醐味だよな」

マチス「no objection!」

レッド「異議なし」

タケシ「ドリンクバー四つで」

店員「かしこまりましたー」


☆ドリンクバー

レッド「グリーン、ここのドリンクバーのアイスティーってさ......」

グリーン「言いたい事は分かるけどやめとけ」

タケシ「サイゼリアでも同じドリンクバーの機械採用してる所は多いな」

マチス「でもたまに飲みたくなるんですよネー」

グリーン「そうそう、なんか印象に残りやすい味っていうかな......結構薄いのにな......」

☆ドリンクバーその2

タケシ「アイスコーヒーにカルピスを混ぜてはいけない......」

マチス「試してみマース!」ウィーン

タケシ「ああ言ったそばから!」

マチス「人間は挑戦する生き物デース!have a crack at!」グイッ

マチス「......」

マチス「」

タケシ「だから言ったのに......」


ohhhhhhhhhhhhh マチスゥゥゥゥゥゥウ






グリーン「フッ、スマートフォンで検索をかければ良い組み合わせなんていくらでも出るのさ」ウィーン

レッド「......」ジトー

グリーン「......その(やいやい男じゃないわー)みたいな眼をやめろ!!」



☆女性遍歴

レッド「......集まってもらったのは、他でもありません、皆さんの女性遍歴についてお聞きしたいなと」

タケシ「女性遍歴かあ......全く興味がないわけじゃないが、兄弟が多いから面倒見てやらなきゃいけなくてな......」

タケシ「ジムも兄弟の世話もってなるとそんな時間なくてなあ......俺には難しいよ」

グリーン(良い奴や......)ホロリ

マチス「Meは......女性が現れないので......浮ついた話はNothingデース......」

グリーン「マチスのノリについていける女性は......並大抵の人じゃないよな......」

マチス「諦めたら試合はFinish!グリーンはどうですカー?その甘いマスクでCuteなGirl達を......」

グリーン「なんか表現が古いぞマチス......ってか俺は別に姉さんがいれば......」

マチス「グリーン......Sister complexもMeは否定しないけどサー......」

タケシ「あんまり堂々としてるのもどうかと思うぞ......」

レッド「......」

グリーン「おい何だよこの空気。俺が悪いのかよなあ!?」

☆こういう事する人いるよね

マチス「......失礼。Toiletに行かせてもらいマース」ガタッ

グリーン「おう......レッド、マチスもう行ったか?俺の席からじゃ見えないんだ」

レッド「......うん、もう大丈夫」

グリーン「よしっ、あいつのオレンジジュースにタバスコ入れるぞタバスコ、混ぜりゃばれねーよ!」

タケシ「......俺はおすすめしないがな......」

グリーン「何言ってんだよ、マチスの事だから悶える......ん?」トントン

マチス「Hey green......」ニッコリ

えっ、なんで、お前トイレに行った筈じゃ...あっレッドてめえ嵌めやがったな......ぐわああああその方向に折れちゃいけないいい!

特にオチも思いつかないんでこんなとこで

ガチでジョリーパスタのペペロンチーノは旨い 人もそんな多くないし安いし穴場っすよあそこ

そうだ海水浴にいこう

アサギに

俺にはマチスがルー大柴に見えたんだ…おかしいな…

そういや妹のリーフはまだポケモン持ってないん?

持ってなくてもオーキドがレッドが帰ってきたのしって再びポケモン図鑑埋めを頼みに来るとか
レッドは断るが妹が代わりに…うん、心配性なレッドが気付かれない程度の距離で常に妹の後ろから付いてくる未来しか見えない
アカン…知らない人からみればストーカーやwwww

カントージムリーダーの中で最強は誰かってトーナメントでも開催されジムリーダー8人の中から真に強いのは誰か競うとか
それ+なぜかシードで強制参加させられるレッド
優勝したジムリーダーはレッドと戦い勝ったらレッドから賞状なりレッド作成オリジナルバッヂなり貰えるとか

ご飯食べたら書き始めますね

すいません投下明日の夜に回します

>>274 アイデアいただきます
>>276 ちょっと全部は無理なので一部だけ設定いただきますね

勘違いされてるかもだがリーフの件は自分であり得ないなと思ってるからカントージムリーダー+レッドのトーナメントだけで

>>274

☆荒木先生的な

ミカン「皆さん、このあたりでどうでしょう?」

リーフ「......久々のアサギ」

レッド母「泳ぎましょう」

レッド「......母さん?機嫌悪い?やけにしおらしいけど......」

レッド母「流石に遊園地ではしゃぎすぎたの。もうそんなに若くないのに年甲斐もなく......」

レッド「母さん僕生んでからずっと二十代くらいにしか見えないんだけど......吸血鬼?」

レッド母「苦労してるのよ結構......まあ今日はゆっくりしましょう」


☆お約束の+α

ミカン「レッド君......水着......あの......どう.....ですか?」

ミカン「い、いえ!やっぱりなんでもないです!その、あの......!」

ポンッ ナデナデ

ミカン「んっ......レッド君......?」

レッド「よく似合ってると思う、凄くかわいらしいよ」ニコ

ミカン「あ、ありがとうございます......」プシュー

レッド「ハッ......!またこれか.......ごめん、ついいつものリーフの癖で......?」サッ

ミカン「あっ......いえ、いいんです、嬉しかったです」

ミカン「え、えーと......お母様、行きましょう!あの岩場の陰がけっこう......」

レッド母「あらあら......♪」

レッド「......いってらっしゃい」

レッド「......」

レッド(......今僕はミカンの頭を撫でてしまったとき、『本当に』リーフを撫でているときの癖で撫でてしまったのか......?)

      











リーフ「......」ポカッポカッ

レッド「い、痛いよリーフ、どうしたのさ」

リーフ「......兄さんのばか」ポカッポカッ

リーフ「......まあ今回はミカンさんだからゆるします」

レッド「?.....ありがとう......?」

☆衝撃の事実

レッド母「バタフライしか泳げないのよ」バチャバチャ

ミカン「あえて習わないような泳ぎ方を......でもお気持ちは凄く分かります」

リーフ「結構難しい......」バチャバチャ

キャッキャウフフ



レッド(僕はあの輪には入れないから、一人で椅子とか岩場に腰掛けてボーっとしている)

レッド(これはこれでけっこう気持ちいい。陽の光が丁度よく当たって)

レッド(僕は海に来ても入れない)




レッド(泳 げ な い か ら だ)









★苦手意識

レッド(ミカンにドキっとした)

レッド(つい手を伸ばした)

レッド(手を、伸ばしてしまった)

レッド(思えばナツメさんのときもそうだ)

レッド(女性は苦手だ)

レッド(なのに......)

ミカン「レッドくーん!こちらでお話しませんかー?」

ドキッ

レッド「......今行くよ」

レッド(不意に見せる表情に、胸が詰まる)

レッド(ただの幼馴染だ、深い意味なんてない筈なのに)

レッド(......確実に前より意識している、苦手な筈の女性として)

レッド(......こんな気持ちで接していてもミカンに失礼か、今はなるべく考えないようにしよう)フルフル





レッド(確実に言えるのは、前よりは一概に女性が苦手だと言えなくなった──────気がする)



☆泳げないあるある

ミカン「あ、レッド君、せっかく水着ですし泳ぎましょう!」

レッド「......ごめんミカン、僕泳げないんだ」

リーフ「......いつも教えてあげるっていってるのに」

レッド「この先泳ぐ機会もないからさ」

レッド母「泳げない人はみんなそう言うの」

☆ミカンちゃんは一人暮らしの印象がある

レッド母「ふー......今日はレッド除きみんなよく泳いだわ。ミカンちゃんの作ってくれたご飯も美味しかったし」

ミカン「ありがとうございます!まだまだ修業中ですが......」

ミカン「と、もう夜ですねー......今から帰るのも億劫でしょうし、今日は三人とも泊まっていってください」

リーフ「......ミカンさんの家にお泊りも久しぶり」

ミカン「アカリちゃんも喜びますよー♪」

レッド「......いきなりで、しかも三人も居てごめんね」

ミカン「いえいえ......一人よりずっと楽しいですから大歓迎です」

☆愛しているって事です

ミカン「わっ、見てくださいレッド君」

レッド「.......おお」

ミカン「......月が綺麗ですね」

レッド母「......ミカンちゃん、狙って言った?」ニコニコ

ミカン「えっ?どういう......ああっ」

ミカン「違うんですレッド君、別に他意はなくて、っていうかそのままの意味でえっと......」アタフタ

リーフ「......どういう事?」

レッド「......さあ?」





このスレの終着点は苦手意識克服にしようね

そういや>>1のイメージ的にレッドとリーフ、ミカンはいくつくらいなん?

>>294
随分前に>>108が言ってる事が全てというか......金銀の世界をレッド目線でって感じだったんですけど、赤緑青→金銀クリスタルは
二年後じゃなくて三年後だったんですね......
ミカン15 レッドもまあ14~15くらい リーフ10~12くらい まだまだ背伸びしてる幼女です

レッド母(モミ)の年齢を探ってはいけない(戒め)
さっきちょっとぐぐったけどDPtのモミさん敬語キャラなのね
このスレで敬語だとミカンと被るので......

>>284 マジかリーフの書いちゃったごめんね しかもえらい中途半端の1レスネタで申し訳ない

この投下だけ二年後とかなんかそんな感じ


リーフ「兄さん今日こそ結婚しましょう」ズイッ

レッド「兄弟じゃできないさ......って顔近い近い」

モミ「オーキド博士がレッドの妹さんも旅立たせてみてはどうか、なんて言うから伝えてはみたけれど......」

レッド「当人がこの様子だと難しいかもねえ......」ナデナデ

リーフ「私今世界で一番幸福を感じてるわ......」ウットリ
レッド「毎日幸甚に存じてるね......」ナデナデ

リーフ「恒久的に果報者でいる身分を日々噛み締めているのよ兄さん」ウットリ

レッド「でも、旅ってのもいいものだよリーフ、一度ここらで経験してみるのもどうだろう?」

レッド「......まあ勿論無理にとは言わない。僕は長い修業の頂きで『何か』を得て今ここにいる」

レッド「リーフも必ずしもそうじゃないかもしれないから。もしかしてなんの実りもない徒労の日々に終わってしまうかもしれない」

リーフ「......」

レッド「世界は、結構広いんだ。リーフにはこのマサラだけを見て満足してもらいたくない......ってのは僕の我儘だけどね」ニコッ

リーフ「......兄さん......」

モミ「そうよー。それに......うーん......そうだっ」

モミ「......もしリーフがリーグチャンピオンを倒してここに帰ってこれたら、レッドがすごーく重要な告白、するのよね?」

レッド「えっ」

リーフ「こ、告白......!?兄さん、いけない、それは......インモラルだわ!」ドキッ

リーフ「世間が、色んな団体が黙ってないわよ!私は大歓迎だけれど!吝かではないのだけれど!」ソワソワ

レッド「えっ」

モミ「黙ってなさい」ニコニコ

レッド「いや、でも」

モミ「黙ってなさい」ニコニコ

レッド「はい」

リーフ「......やってやるわよ。兄さんがそこまで言うならやってやろうじゃない」

リーフ「チャンピオンぶっ倒して、全世界生中継で堂々と宣言してやるのよ。世界最強の実の兄と結婚しますって」

レッド「~~~~~」モガモガ

モミ「黙ってなさい」グイーッ

リーフ「兄さん、待っててね。私兄さんの言った言葉を噛み締めて世界を回る。そして兄さんとの永遠の愛を世界に知らしめるために」

リーフ「ちょっとだけ出掛けてくるから。すぐ帰ってくるからウエディングの準備しておいてね」

ガチャッ
博士、ポケモンよこしなさい、ここの三匹全部よ。何、嫌なの?つまり......兄さんを敵に回すって事?......そう、それでいいのよ──────


モミ「......行ったわね......ああ、そういえばレッドが旅立ったときもこんな気分だったかしらね......」

レッド「......母さん」

モミ「しかし、ウエディングだの愛してるだの、ここ二年くらいで随分と大胆になったものねー」

レッド「......そうだね。年頃の女の子なんだからもう少し恥じらいを持つべきだと僕は思う」

レッド「というか、大分前から思ってたんだけど、リーフ、結婚とか愛してるとか、そろそろ冗談じゃすまなくなってきてるような......」

レッド「兄として慕ってくれるのは本当に嬉しいけど、帰ってきたら少し言わないとな......でもそれで嫌いとか言われたりしたら......」

モミ「......レッド......もしかして本気で言ってるの?」

レッド「......?」

モミ「......」ゲシッ

レッド「痛いっ、何故!?」

せ、生存報告(震え声)
明日なんか書きます

☆妹ルートはないです

リーフ「兄さん......?」

レッド「.......」

リーフ(また兄さんは上の空......アサギの海水浴から帰ってきてから、ずっとこの調子)

リーフ(......)ユサユサユサ

レッド「......あ、リーフか。どうしたの?」

リーフ「兄さんは最近考え事が多い」

リーフ「......呼びかけても、応えてくれない事が多い......」

レッド「ごめん......」

リーフ「......明日ご飯一緒に作って」

レッド「はい」

リーフ「......いつもみたいに頭を撫でて」

レッド「はい」ナデナデ

リーフ「......♪」

レッド「......」ワシャワシャー

リーフ「ゃあう......♪」

レッド(あれ以来身近な女性が魅力的に見えてしょうがない......母さんさえ)

レッド(でもリーフはずっと『妹』って感じでなんだか安心だ、かわいさのベクトルが違うというか)








リーフ「一緒にお風呂入って」

レッド「それは駄目」





☆相談と言えば

カスミ「で、またこのお店にそれを話しに来た、と」

レッド「相談事はカスミさんにしか出来なくて......すいません。僕の奢りで」

カスミ「頼ってくれるのは嬉しい。でもね」

カスミ「こういう相談だと、私は『そういう対象』じゃないのかな......?」ジトー

レッド「えっ」

カスミ「......もしかしてレッドくん、あのときの記憶ない?私これでも結構覚悟して来たよ?」

カスミ「姉さん僕の事どう思ってるんですかー、みたいなさ」

レッド「あ......あぁ......!」カアアアアアア

カスミ「......思い出すと恥ずかしいけど」カアアアアア

レッド「......今まで姉さんみたいな人だと思ってたので、戸惑ってて、その......」

カスミ「でも私はレッドくんの事、男性として見てる。ちょっと年下だけどね」



☆姉さんから意識する関係に

カスミ「......無理に迫るような事してごめんね......軽蔑した?」

レッド「そんな事ないです!」ガタッ

カスミ「わっ」

レッド「そんな事ないですよ!いきなりで恥ずかしかったけど、嫌じゃないです!」

カスミ「えっ......?」

レッド「カスミさんなら......嫌じゃない......です......」カアアアアア

カスミ(か、かわいい!)

★真理

カスミ「えへへ、美味しい。はいあーん♪」

レッド(何このかわいい生き物)

レッド(ん?......)



カスミ『レッドくん、私に任せて!ガツンといって辞めさせるから!』

カスミ『たまには大人に頼ってもいいの......辛いときはいつでも飛んでいくから、言ってね?』

カスミ『......また一緒に来よっか。よしよし』ナデナデ



レッド(もしかして僕が今まで意識してなかっただけ......なのか?)

レッド(女性が苦手だと思考を停止し足元の魅力に眼を向けていなかっただけ?)

レッド(親切心に感謝こそすれ女性としてより人として好きだったけど、こんな女性らしさを)

レッド(......ああそっか、カスミさんは、姉さんはいつだってこんなにも優しくて......)

レッド「女神だ......」

カスミ「?な、なにが?」



カスミだけ贔屓で悔しかろう......!見たければ欲望を書き込むのだ......!

なんというかカスミは俺的には足なんだよな魅力的な部分といえば
あの健康的な細くて綺麗な足を見るとスリスリしたくなる
エリカは清楚なお嬢様だけど友人の為に背中を押したりする優しさがいい
ナツメはSっ気なあの攻め攻めな感じにゾクゾクさせられる

>>309 すべての意見に賛同できるの初めてかもしれない
すっごい分かり合える気がします

もうリーフもミカンも病ませちゃえ☆

>>311

☆病み

リーフ「兄さん、起きて」

リーフ「兄さん......好きよ......この気持ちはやっぱり気の迷いなんかじゃなかった」

リーフ「あれから二年経ったわ、もう兄さんを待たせない」

リーフ「邪魔な人は全部追い払う......ミカンさんまで兄さんから離してしまうのは少し心苦しいけれど」

リーフ「でも、仕方ないわよね。兄さんの周りには私と母さんだけいればいいの」ツー

リーフ「兄さんを独占したいの......分かってくれるでしょ?......」ツー

リーフ「......え?泣いてるって......?本当、私何で......」グスッ

リーフ「あれ......?ちょっと......なんで止まらないの......?嬉しい筈なのに......ヒグッ」

リーフ「......やっぱり嫌よ......兄さんを他の人から奪うような真似、私には......」

リーフ「頭、撫でないでよお......私は悪い娘なのに......実の兄に恋するような悪い娘なのに......うぅっ」

リーフ「やぁ......優しくしないでよぉっ......!兄さんのそういうところ、そういうところ......!」グスッ

リーフ「......大好きなの......好きだから、勘違いしちゃうから......」


リーフ「私に優しくなんか、しないでよぉっ!!」

☆病み病み

ミカン「......」

ミカン「あっ、レッド君おかえりなさい。今日もお疲れ様です」

ミカン「......ねえレッド君、カリンさんはそんなに話しやすい方ですか?」

ミカン「レッド君がチャンピオンに復帰してからまだ二ヶ月だけど、職場の皆さんとは仲良く出来てるんだね」

ミカン「......特にカリンさんと。随分前に『良い人』とは言ってましたけど」

ミカン「......全く妬けちゃうなあ」ニコニコ

ミカン「別に怒ってなんかないですよ。ただちょっと悔しいなって」ニコニコ

ミカン「ところで、ちょっとだけ出掛けてきますね。ふふっ、すぐ帰ってきますから、そんな顔しないで」













ミカン「レッド君とどうしてそんな一瞬で仲良くなれたんです?もう私羨ましくてー......」ショボーン

カリン「同棲までしといて何を......家でイチャついてるんだったら職場でくらいレッド君預けていただいても」

ミカン「うぅ......でも、でもぉー......」

カリン「大丈夫ですよ、あなたが思う以上にレッド君はあなた一筋ですから」

......アレ?これ病んでないな......ごめんこのジャンル苦手かもです

☆ちゃんと病ませる

ミカン「......おはようレッド君、よく眠れました?」

ミカン「朝ごはん食べましょうか。今日は鮭ですよー」

ミカン「......はい、お弁当出来ました。行ってらっしゃい、気を付けて」

ミカン「あっ、レッド君、帽子をお忘れですよ。ええっと確かここに......」

カチッ

ミカン「......はい。では行ってらっしゃい」

ミカン「......」

ミカン「......よしっ」

ミカン「......」ピッ カチャッ



──────────────────

イツキ『あっレッドさん、おはようございます!』

キョウ『おおレッド殿、お主も参加なさるか?』

シバ『......人生遊戯、それもまた一興』

カリン『最近あまりにも挑戦者さん来ないから退屈で......良かったらどう?』

イツキ『...今のうちにカリンさんの駒破産マスに入れてやろ』

カリン『見えてるわよイツキくん。またネイティオに電磁波かけられたい?』

イツキ『や、止めてください!普段じっとしてるネイティオがすげえビクってしてんの怖いから!』

キョウ『ワタル殿もどうだ?』

ワタル『僕はちょっと業務に追われててね......なんで僕だけこんな書類に......』

カリン『この一ゲーム終わったら手伝いますから少しお待ちください......あっ埋蔵金』

シバ『......』

イツキ『またラッキーマス!?反則でもしてるんですか!?』

カリン『何か?』

イツキ『ナンデモナイデス』


────────────────────


ミカン「......何ですこれ。せっかくレッド君の仕事中の様子が分かると思って買ったのに」

ミカン「仕事中に人生ゲームってどんだけ暇なんですかリーグ......」

ミカン「あっそろそろレッド君が帰ってきちゃう。しまっておかないと」


ミカン「お帰りなさい、ご飯もう出来てますよレッド君」ニッコリ





この拭えないなんか違う感

☆夢です

レッド「......ハッッ!?」

レッド「......」

レッド「夢か......盗聴してるミカンもさめざめ泣いてるリーフもいない......よかった」

レッド「何か......体が重たい......?」

リーフ「グスッ......兄さん......うぅ......」

レッド「......泣きながら眠ってるのか......」

レッド「......」ナデナデ

レッド「......ん?」ナデナデ



  『私に優しくなんか、しないでよぉっ!!』



レッド「......夢だよな......?」

☆元々病んでる系


『女神だ......』

『?な、なにが?』

『...いえ、ただ姉さんにドキッとしてるだけです』

『え、ええ!?』


エリカ「」ギリギリギリリ

ミキ「ねえ、エリカさんがイヤホンしたまま壁に爪を......」

マキ「心配......」

ナツキ「そうね......帰り際それとなく訊いてみましょうか」

☆レッド関わんなきゃいい人なんだけど

エリカ「では、今日のジム業務はここまで。お疲れ様でした」

ミキ「あの!エリカさん!」

エリカ「あら、どうしましたか?」

マキ「あの......さっき、壁で爪をガリガリーッてされてましたよね?」

エリカ「」ピクッ

ナツキ「なんだか苛ついていらっしゃるようでしたので......少し心配で」

ナツキ「エリカさんはお優しい方ですが責任を背負ってしまいがちです......私達ではお役に立てないかもしれませんが」

ナツキ「話す事で楽になる事もあると思うんです。......その......」

ミキ「もっと私達を頼ってって事です!エリカ様はお一人じゃないんですから!」

マキ「......」ポカッ

ミキ「い、いたっ」

ナツキ「頼って、なんて少し失礼な言い方かもしれませんけど...そういうことです」

エリカ「みんな......!」

エリカ「......ふふっ、ありがとう。でも大丈夫ですよ、大した事じゃありません」

エリカ「ちょっと、ちょっとだけ嫌な事があっただけですから」

ナツキ「......本当ですか?無理されてませんか?」

エリカ「全くナツキは心配性ね、もう」

エリカ「とにかく今日はもうお帰りなさい、ジムを消灯してしまうから」

エリカ「.......それと」

エリカ「気遣い、嬉しかったわ。ありがとう」ニコッ

ナツキ「エリカ様......!」



エリカ(言えない......こんなにも親身になって心配してくれるみんなには絶対に言えない......)

エリカ(レッド様がカスミさんとイチャついててイライラしてただけなんて絶対に言えない......!)




※こっちは現実です

ナツキさんはただのエロいお姉さんかと思いきや頼れるしっかり者
しかもエロい

◇メタ的な話

オーキド「こんにちは。わしはマサラが誇るポケモン研究の権威、オーキド。説明は不要じゃな」

オーキド「さて、本題に入ろう」

オーキド「>>1は残念ながらもうネタがない」

オーキド「一度の投稿内容は短いし、そろそろ終わらせなければと考えたんじゃ」

オーキド「レッドはもう克服しつつある。自らが眼を向けていなかっただけで身近に好意を寄せている女性がいるのも」

オーキド「気付き始めた。ここからは選択の時だ。」

オーキド「あともう一押し、心の鍵を開く可能性はフラグの数だけある」

オーキド「勿論ここまで広げた責任として全員分のルートを書くつもりだが、それぞれパラレルワールドだと考えてくれ」

オーキド「例えばカスミと添い遂げる世界もあればエリカを正気に戻してタマムシジムでハーレム......なんて世界もあるということ」

オーキド「書く内容は変わらない、書く順番を決めて欲しいという話」

オーキド「見たいキャラクタをどんどん書き込んでいってほしい。書かれた順に>>1が無い頭を絞って考える」

オーキド「個別ルートとはこういった感じだと試しに、妹のリーフで投下する」

レッド「......」ナデナデ

リーフ「......」ギュウウウウ

レッド「......」ナデナデ

リーフ「......」ギュウウウウ

レッド「......」

リーフ「......?」ギュウウウウ

レッド「リーフ......苦しい......」

リーフ「あっ......ごめんなさい兄さん、大丈夫?結婚する?」

レッド「......ちょっと何言ってるか分かんないぞ兄さん」

チュッ

リーフ「......♪」

レッド「......リーフ」

リーフ「困った顔の兄さんも好きよ」

レッド「......確かにここ数年で法は改正された」

レッド「今は昔と違って三等親以内の......兄弟での結婚もできる」

レッド「でも君は本当にそれで幸せと言えるのか」

リーフ「断言する。幸せです」

レッド「僕以外の男性と普通に結婚して......」

リーフ「兄さん以上の男性はいない」

レッド「......あの時の約束を、まだリーフは覚えているのかい?」

リーフ「片時も忘れた事なんて無い。私から言い出すのは卑怯なようで嫌だったから言わなかったけれど......」

リーフ『美味しい......!』

レッド『あんまり急いで食べると良くないよリーフ、僕のも食べる?』

リーフ『兄さん......!』キュン





リーフ『......』

レッド『......ど、どうしたのリーフいきなり』

リーフ『兄さんの膝に座ってる』

レッド『......何故?』

リーフ『なんとなく落ち着く......嫌?』

レッド『別にいいけど』

リーフ『♪』


モミ『あらあら......』







リーフ『兄さん......』ギュッ

レッド『く、苦しいよリーフ......』

リーフ『兄さんはいつか私を置いてどこかへ行くの......?』

リーフ『やだ......ずっと一緒に......』

リーフ『一生一緒に居て欲しい......!』ギュウウ

レッド『......その言葉は、いつか好きな男の子が出来たときに言ってあげる言葉だよ』

リーフ『兄さん以上の男の子なんかいない......!』

レッド『もしリーフが15歳になって、それでもその気持ちが消えていなかったら、その時また考えよう』ナデナデ

レッド『まだ君は幼い。これから色んな人に出会って助けられて、時にはぶつかって分かり合っていくと思う』

レッド『リーフなりの答えを見つけられたとき、またこの話をしようか』

リーフ『約束......』

レッド『うん。約束だ』







リーフ「私はもう婚姻を結ぶ事の出来る年齢になった。内気な性格もある程度は克服出来た」

リーフ「......兄さんの困ったような笑顔が好き」

リーフ「私達を優先して自分を蔑ろにする優しさが好き」

リーフ「......その抜けるような笑顔が好き」

リーフ「どうか私を......」

レッド「そこから先は僕が言わなきゃ」

レッド「約束、したからね。僕の事をずっと一途に想ってくれてありがとう」

レッド「結婚しよう、リーフ」

リーフ「......」

レッド「とはいっても実家暮らしだし別に生活が変わる事はないけど......リーフ?」

リーフ「......グスッ......」

レッド「えっ」

ちょ、なんで泣いてるんだどこか痛いのか!?

......やっと兄さんが言ってくれたよお......うぅ......ヒグッ

...

レッド「と、いう事になりました」

モミ「いいじゃない、好きな人がたまたま兄弟だっただけなんだから」

モミ「そう、あっさりね。だってこれは予行演習だもの。本番じゃないから」

リーフ「......?母さん?何を言って......」

モミ「この未来を掴めるように頑張りなさい。ほら、そろそろ眼を覚まして」














あなたが本当に頑張れば、夢じゃなくきっと現実になるから─────

リーフ「......!」ガバッ

リーフ「......夢......」ガクッ

リーフ「......」ハッ

リーフ「......全部が全部、夢じゃない......!」









ガチャ

レッド「......リーフ?そんなに急いで、どうしたの?」

リーフ「兄さん、約束......!」

レッド「え?なんの......」

リーフ「兄さん以上の男の子なんかいない......!今でも変わってない......!」

レッド「......!」

リーフ(やっぱり......!あの時の約束は夢なんかじゃない!)



レッド『リーフなりの答えを見つけられたとき、またこの話をしようか』

モミ『あなたが本当に頑張れば、夢じゃなくちゃんと現実になるから─────』



リーフ(......ありがとう母さん。私、ああなれるように頑張る)

リーフ「15歳になったら、もう一回訊く!絶対、絶対」


        兄さんは私に惚れて求婚してるからっ

リーフ√終わり。実妹なんで中々インモラルで迷った結果こういう感じに。
という事で見たい個別ルートのヒロインを書き込んでいってほしいわけです。安価じゃないので順番を決めるだけですが。
残念ながら誰の書き込みもないまま2ヶ月経つとこのままこのスレ落ちますw

♡ 💛
環境依存文字が表示されているかテスト お風呂あがったら投下します

レッド「......」

エリカ「レッド様......今日は......」

エリカ「リーフさんと12分41秒、ジョーイさんのミサトさんと2分12秒、デパート従業員のユウコさんと4分50秒程仲睦ましく
お話されてましたねえ......?私以外の女性とこんなに......」

エリカ「何か申し開きは?」

レッド「......すいません」

エリカ「何度も申しているではありませんか......私以外の女など貴方にはいらないと」

エリカ「また私の個室でたっぷりと『お仕置き』です......あぁ......楽しみ......♡」ギュッ

レッド「......」ナデナデ

エリカ「んぅ......そんな事で誤魔化される私では......ふあぁ......♡」





エリカさんの猛烈なアプローチに半ば僕が折れるようにして彼女と同伴している

「ねえ......レッド様」

僕は女性と話す事を許されていない 流石にジム内のトレーナーさんとは普通に話せるみたいだけど

「......聴いてらして?あの......」

独占欲というにはあまりに強すぎるそれは、僕を強く締め付ける

「......どうしたの?エリカさん」

最初こそ異議を唱えていたけれど、いつしか諦めた 最低限リーフと母さんとだけでも会話できれば困らない

「もうっ。すぐ返事して下さらないから、寝てしまったのかと思いました」

愛の形は千差万別 彼女にとっての愛が強い束縛だっただけの事 それにこの鳥籠のようで広くも狭い装飾過多な部屋の居心地も悪くない

「それに『さん』付けはいらないと言っています。なんだか距離を感じるようで......寂しいわ」

慣れてしまった 世間から隔絶され偶の用事でしか外出できない環境に 過度に依存される重圧に 何より苦手意識など吹き飛ぶ

「エリカ......やっぱり恥ずかしいからエリカさんで」

流石に毎日顔を合わせて話していれば緊張も解れるしある程度免疫も付く 均整のとれた美しい肢体はいつまでたっても眼に毒だ

「いけずです......こうして一緒のお布団で寝ているのに」

怒られてしまった 少し拗ねてそっぽを向くのも 眼からハイライトを消して僕を窘めるのも 全てが愛おしい まんまと術中にハマっている

「......お慕い申しております、ただ一人貴方だけ居ればいい。だから私だけを見て欲しいのです」

今日も不器用なお嬢様が可笑しくて笑ってしまう もうエリカさんしか見えていない

......ああ、こんな日常も、思ったより悪くない─────















ヤンデレ√終わり エリカさんやたら人気出ちゃったからヤンデレじゃない方も明日書くよ
エリカは隔離タイプです。好きな人がやたら女性に人気だったらそもそも会えないように閉じ込めます。レッド以外に危害の及ばない優しい世界。
でもヤンデレ書くの苦手みたいですあんま病んでないし ご期待に添えなくて申し訳ない

全員とのハーレム√はありますか?

すいませんちょっと忙しくなっちゃいました...月曜日に書きます
>>343 貴方は>>1を殺す気か 書ける人がいるなら代わりにハーレム書いてくださいむしろ>>1が見てみたい

エリカ「レッド様......」ウルウル

レッド(眼を潤ませて上目遣いの着物美少女......誰がヤンデレだったと想像できるだろうか)

レッド(自分から言い出すのははしたないと思っているのか、ただ見つめてくるのがいじらしい)

スッ

エリカ「あぁ......満たされていきますわ......♡」ナデナデ

レッド(静かにこちらへ頭を預けるエリカさん)

レッド(もっとしてくれと小さい頭を手に擦り付けて甘えてくる)

レッド(一体何故こうなったんだっけか......)

少し前


レッド「......」

モミ「随分顔色が悪いわね」

レッド「久々に知り合いに会ったら随分変わっててね......なんというか、激しくなってた」

モミ「......何が?」

レッド「......気性が?」

モミ「あらあら」

レッド「ちょっと距離を図りかねてるというか」

リーフ「......」ツンツン ナデレ

レッド「ん......リーフはいつも変わらなくて癒されるよ本当......」ナデナデ

モミ「いっそその人の腕急に掴んでみたり頭撫でてみれば面白......いいんじゃない?」

レッド「息子の苦労がそんなに愉快ですか」

リーフ「......兄さんのテクニックで喜ばない人はいない」

モミ「ほら」

レッド「微妙に誤解を招きそうな表現を......」



レッド(で、冗談半分で試したらすっごい効いた)

エリカ「......ぁ♪」ナデナデ

レッド(以前までの恐い感じ、毒気みたいなものはすっかりなりを潜めて、ただ撫でられるのを待つ今のエリカさんは大人しい犬みたいだ)

エリカ「ふにゃあ......」ナデナデ

レッド(どうやら攻めるタイプなのに自分が攻められるのには弱いらしい)

エリカ「んっ......♡」ナデナデ

レッド(眼を細めて体を預けてくるエリカさんはすごく魅力的で流石にドキッとする)

エリカ「はぁ......だ、だめっ♡」ナデナデ

レッド(ただ頭を撫でているだけだけど、こんな事でも喜んでくれるなら冥利に尽きる)

エリカ「っっ─────!!」ビクビク

レッド「......エリカさん?大丈夫ですか?すいません、ちょっと考え事しててその間ずっと撫でてしまって」

エリカ「はあ......はあ......だ、大丈夫です。心配、んっ!あ、ありません......」

レッド(呼吸が荒いし着物も少し解れてる......えろい)










えっちぃの書けなかったんで大人しく寝ます

レッド( <<246 あの一件以来アンズちゃんがよく家に来るようになった)

レッド(改善点が新たに見つかったとか、感覚を掴んだとかの技術的な事)

レッド(来客の時以外滅多に点てない抹茶の場所も僕より詳しい、というか戸棚に何があるか大体分かるレベル)

レッド(時には『成果を見て欲しい』と草むらまで連れられる事もあった、日に日にアンズちゃんのポケモンの技の精度は上がっていく)

レッド(僕より少し年下という事もあって最初からそう警戒心など無かったけど、そんな生活が一年も続けばすっかりアンズちゃんは家族同然の存在となった)

レッド(自然に彼女を探すようになった自分を自覚して、随分と『苦手』が軟化したな、と苦笑する)

レッド(自分の甘えに対してか、これ程までに自分に心を許させたアンズちゃんに対してなのかも分からない) 

レッド(確実に言えるのは、僕は最早彼女なしでは────)

グリーン「で、なんで俺のこと来るわけ?」

レッド「......やっぱり好きなのかな?」

グリーン「誰が?」

レッド「僕が」

グリーン「誰を?」

レッド「アンズちゃんを」

グリーン「......じゃ例えばそのアンズちゃんが誰かと結婚しますって報告してきたらどう思う?」

レッド「......胸がザワってする、なんか嫌な感じ」

レッド「でもアンズちゃんが選んだ人なら......仕方ない......」

グリーン「そんな6タテされたみたいな顔しながらお前......そりゃもう好きって事だろ」

レッド「......そっか、僕アンズちゃんが好きなんだ」

グリーン「......そーなんじゃねえの」









レッド「でも多分片想いじゃないかな、きっとアンズちゃんの迷惑になる」

グリーン「......一応訊くけど、なんでそう思う?」

レッド「アンズちゃんは誰に対しても優しいから......勘違いしちゃ迷惑......と思った」グスッ

グリーン「......冷静に考えてみろ、話を聞く限りアンズちゃんはお前の家にどんぐらいの周期でくる?来て毎回どんぐらい居る?」

レッド「最近はほぼ毎日、毎回結構暗くなるまで話が盛り上がるからご飯も食べて行って、たまには『花嫁修業です』って作ってくれたりもするんだ」

グリーン(それ、通い妻っていうんじゃねえの......?)

グリーン「遅くまでジムを任せて人の家上がって、飯まで振る舞ってくれる」

グリーン「本当に『誰に対しても優しくて』本当に『勘違い』なのか」

グリーン「......誰が見たって明らかなんだから、少しは自分に自惚れてもいいと思うぜ俺は」

レッド「─────!!!僕は───」

グリーン「貸し一つな、話纏まったらジョリーパスタ一回奢れよ?」

レッド「......ありがとうグリーン、特別にペペロンチーノ、沢山具が入ってる奴頼んでもいいよっ」ダッ































グリーン「......割に合わねえってんだ、しかもそれお前の好みじゃねえか」

グリーン「上手くやれよ、レッド」

リーフ「本当にそうね、それとなく私も触れてみようかしら」

アンズ「だ、ダメです!それに気付いていただけないならそれはそれでいいんです、それでも私は......」

ガチャッ バタン!!

レッド「ハァ......ハァ......!」

リーフ「あら兄さん、図ったようなタイミングで」

アンズ「れ、レッド殿!如何なさいましたか!?真冬だというのにこんなに汗をかかれて......えっとタオルは......」

レッド「待ってくれアンズちゃん!伝えたい事があるんだ!今じゃなきゃ駄目なんだ!」ギュッ!

アンズ「ひゃぅ!」

レッド「......アンズちゃん、待たせてごめん」

リーフ「......!」

アンズ「......な、何の話でしょうかレッド殿、私には分かりかねます」

アンズ「手を離していただけますか?ほら、放っておくと風邪をひいてしまいますから、今タオルを......」

レッド「離さない」

アンズ「......」

レッド「一年もかかってやっと掴んだんだ、納得いく答えが返ってくるまで離さない」

アンズ「......レッド殿、手が震えてらっしゃいます。まずは落ち着いて深呼吸を」

レッド「スウウウ...... ハアアアア......」

レッド「......だめだ、全然心臓が落ち着いてくれない。痛いまんまだ」ニコッ

レッド「アンズちゃん、その......勘違いじゃなければ、僕を想ってくれる君が好きだ」

レッド「無邪気な横顔が好きだ」

レッド「ふとした時見せてくれる真剣な表情が好きだ」

レッド「女性らしい小柄な体躯が凄くかわいらしい」

レッド「僕の好きな料理だけを練習して振る舞ってくれる健気さが好きだ」

レッド「指を包丁で切ってしまって恥ずかしそうにしなやかな指を舐める君が好きだ」

レッド「だから、僕と一生一緒に居て欲しい。君と歩んでいきたい」

ギュッ

アンズ「恐かった......私はそういう対象じゃないのかと思って」

アンズ「それでもレッド殿の近くにいれるなら幸せだった......!」

レッド「本当にごめん......待たせちゃったね」ナデナデ

レッド「あっ......今更だけど、僕走ってきたから汗臭いんじゃ......」

アンズ「ふふっ」スンスン

レッド「ちょっ」

アンズ「レッド殿はいつでも良い香りがしますよ?汗の匂いも好きなので♪」

レッド「アンズちゃん......」

アンズ「......どうぞ、私でよければ。私の全て、今日からレッド殿に捧げます────────」















リーフ「私は空気の読める女だから......別に空気だったわけじゃないし」
本編からたった一年でリーフはこんな喋る娘になるんですね
休みなさすぎて鼻血出そう

あ、明日書きますすいませんすいません

レッド「ただいま......今日も疲れた」

カスミ「レッドくんおかえりぃ......ふふ、かわいい......♡」

チュッ

レッド「えっ」

カスミ「♪」

レッド「えっ、ちょっとカスミさん......え?」

カスミ「驚いてる!ドッキリ成功だぁ......」フラフラ

レッド「おっと......大丈夫ですかカスミさん!?こんなフラフラになって一体何が......!」ダキカカエ

レッド「あっ」

カスミ「んぅ?」

レッド「かわいい」

レッド「......じゃなくて、カスミさん。もしかして冷蔵庫の包装されてた高そうなチョコ食べましたか!?」

カスミ「うん♪ふわふわするぅー」ギュウウウウ

レッド「oh......」

リーフ『兄さん、ウィスキーボンボンってチョコ知ってるかしら?チョコなのにアルコールが含まれてるのよ』

リーフ『お酒に弱い人はこの少量のアルコールでもベロンベロンに酔っぱらってしまうとか......』

リーフ『という事で、お家に贈っておきました。カスミさんがどうなったのか報告を心待ちにしてるわ』

レッド「......兄さん、リーフのチョコのせいで大変な事になっちゃったかも......」ズーン

レッド「カスミさん、今日はもう寝ましょう!ねっ、ほら布団に行きましょう」

カスミ「一緒のお布団で?レッドくん大胆だにゃー♪」

レッド「隣のお布団で!ほら、行きましょう起き上がって」

カスミ「んっ......♡」

レッド(うぅ......なんかネグリジェみたいな衣装が乱れててえっちだ!なんでこういう日に限ってえろい服着てるんだこの人は!)

レッド「ほら、布団着きましたよ。待っててください、今お水持ってきますから。少しは戻るかな......」

カスミ「レッドくぅん......いかないでぇ」ギュッ

レッド「わわっ」

レッド(そんな薄い衣装で後ろから抱き付かれたら、む、胸が......!)

カスミ「とーう!」

レッド(そのまま布団に押し倒されて上に乗られてしまった。僕が下側なので布団に後頭部をちょっと打って痛いけど今はそんな事気にしてる場合じゃない!)

レッド(この体勢では密着しすぎてその......アレがアレしてしまう!)

カスミ「?......あっ......レッドくんも男の子だもんね。ふふっ、苦しい?」サスサス

レッド(う、うわああああ何も見てない何も感じてない!)

カスミ「きもちよくしてあげよっか......?」

レッド(み、耳元で囁かれてなんかいないいいい!)

カスミ「我慢しないでいいの......キテ?」

レッド「うぅ......そろそろ理性が......か、カスミさん!」

カスミ「......」

レッド「......カスミさん?」

カスミ「zzz......」

レッド「......」ナデナデ

レッド「......何という生殺しか......」

そのまま抱き合ってるわけにもいかないのでカスミさんを布団に寝かせ、僕も静かに布団に入った

......すっごい下半身元気なんだけどどうしようコレ......

おまけ

翌日

レッド「おはようございますカスミさん」←当然全部覚えてる人

カスミ「......お、おはよ」←覚えちゃってた人

レッド「今日の朝食は僕が作りましたよ、昨日カスミさん大変でしたから」

カスミ「......そ、そうなの?」←すっとぼけ

レッド「あっウインナー無かったので卵焼きの横はソーセージですよ」

カスミ「ええ!?」

レッド「えっ」





個人的にはアニポケの印象強いです見た目だけだけどね
ツンデレ好みじゃないから中身は別キャラみたいな感じで書いてますけど、見た目のイメージは服装はともかくこんな感じ
http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-97-d0/pkrgn012/folder/407600/44/8722544/img_3?1361966182

sage忘れてた...また昨日と同じくらいの時間に書きますー

レッド「女の子の髪はいつ触ってもサラサラだなあ、リーフを思い出す......」ナデナデ

ミカン「にゅー......♪」

レッド(同棲を始めてから、ミカンがリーフに似てきた気がする)

レッド(元々リーフともすぐ仲良くなっていたし、無言で僕に頭を差し出すとこなんかそっくりだ、案外二人は似ているのだ)

レッド(ミカンは髪を触られたり撫でられたりするのが好きだ。眼を細めて心地よさそうに頭を預けてくる)

レッド(帰宅して玄関まで小走りでやってくるミカンが、恥じらいながら頭を差し出すのを見るのが細やかな楽しみ)

レッド(なでなでしてー、と寄ってくる彼女をときどきお犬様に幻視する)

レッド「と、いう事でいぬみみを買ってきました」

ミカン「えええ!?」

レッド「どうかな、モフッとしてるでしょ」

ミカン「確かに凄い気持ちいい手触りですけど......どこで売ってたんですか!」

レッド「コガネ百貨店」

ミカン「ほんと何でもありますねあそこは!コスプレアイテムというか大人のアレというか......」

ミカン「......や、やめてください、その『はしたないよミカン』と言わんばかりの視線で見るのやめてください!」

レッド「はしたないよミカン」

ミカン「ほら言った!」

レッド「さて、付けてもらおうかな」

ミカン「恥ずかしいですよお......流石に憚られるというか......」

レッド「......」

ミカン「......そんな悲しそうな顔しないで......分かった分かりました!何でも付けますよ!」

レッド「!」グッ

ミカン「そんな嬉しそうにしないで......恥ずかしい」



少女装着中...now loading...



ミカン「ど、どうでしょう?」ピコピコ

レッド「お、おお......!」サワサワナデナデ

ミカン「あっ、ちょ、そんな急に......♡」ピコピコ

レッド「どうやって動いてるんだろコレ......おお」ナデナデリ

ミカン「あぁ、はぁう.....♡」ピコピコ

レッド「ピコピコモフモフだぁ......」ワシャワシャ

ミカン「んぅ......♡んっ、あぁん♡」ピコピコピコ

レッド「あぁー、ずっと触ってたい......」ワシャワシャモフモフー

ミカン「ぁん、だ、だめぇ♡あっ────────」ピコピコ

だいたい5分後

レッド「─────ハッ!ごめんミカン、つい触り心地が良くて......」

ミカン「ハァ......♡ハァ......♡レッドくん......」トローン

レッド「あちゃー......ごめんねミカン......」

この後普通に布団まで運んで一緒に寝た やんわり怒られてしばらく封印になった

今日はなんと二レスのみ!ごめんね思ったより短かった
頭が性感帯ってありえるんでしょうか、いや別に深い意味はないけど

明日かきマース

コガネシティとかにありそうな居酒屋・鳥○族


ワタル「無事レッド君もチャンピオンに戻ってきた事だし、今日は食べて呑んで騒ぐぞ!」

シバ「御意」

キョウ「右に同じ。たまには居酒屋チェーンも悪くない......」

イツキ「ワタルさん、もしかして奢りですか!?」

ワタル「ああ!無礼講だ、呑め呑め!」

イツキ「やったああああ!前後不覚になるまで呑むぞおおおおお!」

カリン「全く騒がしい......レッド君、どうかした?」

レッド「僕、居ても静かだしそういう場じゃ迷惑だろうから遠慮しようかなって......」

レッド「人を愉しませるとかって苦手で......」シュン

カリン「......」キュンキュン

カリン「大丈夫レッド君、お姉さんと横でお話してればいいわ。酔っ払いは近づけないから安心して」

レッド「カリンさん......気を遣っていただいてありがとうございます!」

カリン(かわいいいいいい)



レッド「最近寒いですね......何もしてないと肌寒くて」

レッド「カリンさんは大丈夫ですか?その......いつも結構薄着なので」

カリン「ファッションとは時に自分の身を犠牲にする覚悟も必要なの......うぅ」ブルッ

レッド「......良ければ、僕の上着使います?結構暖かいんですよ、コレ」

カリン「あっ......」ファサッ

レッド「よくお似合いですよ、あんまり違和感ないと思いますけど、気になるようなら挑戦者が着たら適当に脱いでもらっていいですから」

カリン「あ、ありがとう......」

レッド「今日一日、着てていいですよ。帰りまた声お掛けしますね」ニコッ

カリン「あっ......行っちゃった......」

カリン「......あったかい」

カリン「......さっきまでレッド君が着てたのよね......」

カリン「......」クンクン



ガチャッ

イツキ「カリンさーん、暇だからトランプでも......」

カリン「イツキ君、今日は駄目なの。ごめんね?」

バタン

イツキ「えっ」

イツキ(馬鹿な......門前払いだと......!?)





トレーナー「たのもー!」

カリン「......」クンカクンカ

トレーナー「えっと......あの......?」

カリン「邪魔しないで」

トレーナー「挑戦者......挑戦者なんですけどー!」

カリン「邪魔しないで」

トレーナー「でも......バトル......」

カリン「邪魔しないで」

トレーナー「グスッ......」







ガチャッ

レッド「カリンさん、そろそろ僕は業務終わったので上着を......」

カリン「......」クンカクンカ

レッド「あの、僕の上着に顔をうずめて、何を......?」

カリン「......ハッ!レッド君!?」

レッド「......何か付いてました?」

カリン「そ、そう!ちょっと糸くずみたいなのが付いていてね!取っていただけなの!」

レッド(手で払えなかったのかな......)

カリン「ともかく!上着ありがとう、良かった」

レッド「良かった?」

カリン「あっ違う、暖かかったわ」

レッド「......?」










カリン「......♡」



レッド「最近カリンさんが近い」







カリン「レッド君、ちょっと」

レッド「どうしました?」

カリン「......やっぱり」クンクン

レッド「えっ、ちょ、えぇ!?何です急に!」

カリン「レッド君って不思議な匂いするのよ......気になる匂い?」

レッド「!?」









レッド「うわっ急に視界がっ」

カリン「だーれだっ」

レッド「......何してるんですかカリンさん」

カリン「......♪」ギュウウウウ

レッド「......もしかして今、抱き付かれてます?」

カリン「うん」クンクン

レッド「......もしかして今、抱き付かれた上で匂い嗅がれてます?」

カリン「うん♪」










レッド「ただいま......」

リーフ「お帰りなさい......」

レッド「リーフ、僕って......臭い?」

リーフ「どうしたの......?」

レッド「そんなん僕も分かんない......」


fate goのリセマラ確立絞りすぎぃ マルタで妥協しちゃったけどエリちゃん出せた人居るんですか(震え声)

リセマラ勢には本当申し訳ないんだけど、昨日また懲りずにリセマラしてたらエリちゃん出ちゃった...狂喜乱舞してこのアカウントで進めようとしたら
ずっとメンテだし今もまだメンテでしょ......しかもメンテ中に事前登録のリリィメール来るし...もぅマヂ無理...スレ進めょ...

カンナさんとお付き合いさせてもらって、少し経った

初めて来たカンナさんの部屋に現在困惑中です あまりにも物が少なすぎる

レッド「アレ......カンナさん、あんまり家に物を置かないタイプですか?」

カンナ「ええ......邪魔になるだけじゃない」

......嘘だ。一度、リーグのカンナさんの私室をドアの開閉で偶然窺えた事がある。全面がファンシーでカラフルなぬいぐるみで散りばめられ
ちゃんと”女性らしい”部屋だった。
少なくとも、この打ち付けたような無骨な空間では決してなかった。綾波の部屋じゃないんだから......

レッド「もしかして......カンナさん、何か隠してます?」

カンナ「......」

この部屋は全体的に不自然な隙間が多い まるで本来あったものを今日だけ取っ払っているような......完成間近の幾つかピースを欠いたパズルのような違和感......

レッド「カンナさん、別に僕はどんな趣味でも否定しませんし、好きな人が好きな物は好きになれるように努力しますから」

レッド「だから、なるべく本当のカンナさんを見せて欲しいです。勿論どうしてもと言われてしまうとそれ以上言えませんけど......」シュン

カンナ「レッド......」

レッド「所でカンナさん、後ろの戸棚から可愛らしいぬいぐるみが顔をだしてますよ」

カンナ「えっ」

レッド「そのタンスの一番下の段にもぎゅうぎゅうに詰まったカラフルな人形?もちゃんと箱とか袋に入れてあげた方が......」

カンナ「はうっ!」

レッド「......?」ニコニコ

カンナ「......」プルプル

カンナ「......グスッ」

レッド「!?」


レッド「す、すいません!少しいじめすぎちゃいましたか.....」

カンナ「うぅ......レッドは優しい顔して時々意地悪よ」ジトー

レッド「ごめんなさい」

カンナ「私を苛めて楽しんでるのね......」よよよ

レッド「滅相もございません」

カンナ「......いい歳してぬいぐるみとか、かわいい物好きなおばさんで幻滅した?」

レッド「そんなハズない!カンナさんのそういうトコ、とってもかわいいと思う」

カンナ「彼にバレるのが恥ずかしくて家中のぬいぐるみを隠したりするところ?」

レッド「他にも、結構抜けてたり、メガネがないと全く見えなくてが手を引いてあげないと不安になるとこも」

レッド「カンナさんは僕の選んだ自慢の恋人だから、だからそういう事は言わないで欲しい」

カンナ「......そういうとこ、ズルいわ」

レッド「......そうかな」

カンナ「そうよ」

カンナ「じゃあこの大量のぬいぐるみは元の場所へ戻さないと......よいしょっ」

レッド「手伝うよ。カンナさん、一人だと転んだり怪我しちゃいそうで危なっかしいから」

カンナ「私結構ポンコツみたいに思われてるのかしら......」

カンナ「......ふふっ、まあそれもいいわ。レッドがいつでも支えてくれるんでしょ?」

レッド「......!」ドキッ

カンナ「......レッド?何か言ってくれないと流石に恥ずかしいけれど」

レッド「......すいません、ちょっとドキッとしてました」

カンナ「あらあら」






たった3レスに何時間掛かってるんだ......もぅマヂ無理......西川貴教のライヴDVD観ょ

ヴヴヴの曲聴こうぜ!

レッド「ふう......仕事終わった」

レッド(......ナツメさん!)

シュン

ナツメ「はいテレポート。さん付け、いい加減直して欲しいわ......もう一緒に住むようになったんだし」

レッド「すいません......慣れないのと恥ずかしくて」

ナツメ「......」ジトー

レッド「うぅ......」

レッド(......ナツメ)

ナツメ(......!)

レッド(今はこれで勘弁してください......)

ナツメ(むうう......)

ナツメ「しっかり声に出して欲しい言葉もあるのよ?」

レッド(恥ずかしくて声に出せないからこうやって考えるだけに留めてるんです)

ナツメ「......」

レッド「......」

ナツメ「......」ウルウル

レッド「わ、分かりましたからそんな顔しないでください」

レッド「ナツメ」

ナツメ「はい」

レッド「好きです。世界で一番貴方を愛している」

ナツメ「......」

レッド「こ、こんな感じでどうでしょう?」

ナツメ「青臭い」

レッド「......ご満足いただけませんか」

ナツメ「いただけないわね。でもよく頑張った」ナデナデ

レッド「ありがとうございます......」シュン

ナツメ(意外とメンタル弱いとこあるのよね......)

ナツメ「貴方のそういうとこ好きよ」ナデナデ

レッド「......?」

おまけ ハーレム√っぽい世界

パチ

レッド「んぅ......ここは......?」

カスミ「あっ、起きた起きた♪」

エリカ「おはようございますレッド様、気分は如何?」

レッド「えっと......まず、ここは何処でなんでジムリーダーの皆様、勢揃いで?」

レッド(エリカさんに至っては添い寝スタイルである。体の一部分押し付けてくるのやめてください)

ナツメ「エリカ」

エリカ「あと十秒だけでも......」

ナツメ「エリカ」

エリカ「......分かりました。抜け駆けはなしですものね」

レッド「??」






アンズ「ともかく、事情を説明致しましょうレッド殿。ここはポケモンリーグのはなれ、おっきな豪邸です」

レッド「......リーグの離れ?知らない間にそんな家が?」

カリン「私達が大金はたいて建てたの。レッドを共有するためにね」

レッド「」

カスミ「みーんなレッド君の事好きだから、抜け駆けが嫌ならみんなでお金出して家建てて一緒に住もうって」

カンナ「それで、断固反対だったのが貴方の幼馴染と妹さん。そろそろ来ると思うけど......」

ガチャッ!

リーフ「見つけた!ここが兄さんとの愛のハウスね!」

ミカン「れ、レッド君!私は反対したんだけど、でも、あの」

ミカン「一日に必ず10分はレッドくんと二人の時間が出来るって決め事だから......悪くないかなって......」カアアアアアア

レッド「」

エリカ「どれもこれも、優柔不断なレッド様が悪いのです」フンス

カンナ「誰か一人に選ばないから、こういう強硬手段を取ったの。まさかカスミが居るとは思わなかったけど......」

カスミ「みんな美人だし師匠も敵だけど......負けない!やっぱり姉さん女房が一番よ!」

ナツメ「公平を期すためにってテレポーテーションは禁止されたけど、テレパシーはまだ残ってるから」

ナツメ「エッチな事がしたかったら、いつでも私を心で呼んでねレッド♡」

ミカン「わ、私にだってできます!レッド君は私で興奮する......?」

リーフ「に、兄さん惑わされないで!正妻は妹だと相場が決まってるのよ!」

カリン「仕事仲間だっていいじゃない、職場恋愛くらい普通よねレッド君?」

アンズ「ぐぬぬ......後輩枠で攻めます!」



レッド「......」

レッドは、ふと思考の渦に嵌まっていた脳の運動を止める

何も考えない方が幸せじゃないのかと気付いたのだ──────

>>388 Preserved roseすき
以上で投下終わりになりマース HTML出してきます
このトリップ?は多分自分なんで、また見つけたらよろしくデース

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