安価で阿良々木君が行動するスレ。時系列は続・終物語後。コンマ判定あり。
なお、あるキャラは安価時特別判定されます。
春休みだ。正確には春休みではなく来年度までのニート期間だ。この貴重な時間を僕は有意義かつゆっくりと過ごしたいと思っている。だがしかしそれは僕が目覚めてからだ。今はまだ起きたくない。
??「朝だよ、起きて!!」
安価下1
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425911898
扇「先輩、起きて下さい。朝ですよー」
暦「……なんで扇ちゃんがここにいるんだ!?」
僕を起こすのは妹達の役目……じゃなかった。あの二人はもう僕を起こしはしない。それは僕が高校生の時までの話だ。だから僕は昼まで惰眠をむさぼるつもりだったのだが……そうはさせてくれないらしい。
扇「何を言っているんですか。私は可愛い妹さん二人から見捨てられた先輩を優しく起こしてあげようとしてたんですよ? 先輩が発するべきは疑問ではなくお礼では?」
暦「それは……そうだな。扇ちゃんの言うとおりだ。ありがとう」
理解は出来たが納得は出来なかったから、ちょっと不満げに言ってしまった。それが僕のせめてもの抵抗だった。
安価下1のコンマでこの後の行動判定
01〜50で扇ちゃんと行動。51〜99、00でアララギ君一人で散歩
>>3
誤:扇「先輩、起きてください。朝ですよー」
正:扇「阿良々木先輩、起きてください。朝ですよー」
他扇ちゃんの先輩→阿良々木先輩で脳内補完よろしくどうぞ
扇「さて、阿良々木先輩。行きますよ」
暦「行くって……どこへ?」
扇「どこへ行くかが大事なことではありません。何をしに行くかが大事なんですよ」
扇ちゃんがまたよくわからないことを言っている。でも、僕は優しい先輩だから話に乗ってあげるのだ。
暦「そうか、なら扇ちゃん。いったい何をしに行くんだい?」
扇「いえ、特に何をしに行くとかそういう話な訳でもないんですけどね」
無性に腹がたつ答えだった。これが月火ちゃんだったら一回胸を揉んでやるところだ。
扇「さあさあ行きますよ阿良々木先輩。時間は待ってくれません。阿良々木先輩みたいな俗物を待ってくれるのは優しい優しい後輩の私くらいです」
押し付けがましい優しさアピールだった。扇ちゃんは扇ちゃんで、忍野の姪に晴れて昇格したわけだから、色々と事情はあるだろうに。それでもこうして僕を慕ってくれているのは、素直に嬉しかった。
扇「じゃあ??に行きましょう」
安価下1
《映画館内》
扇「いやー楽しみですねー。私はこの映画を見るために阿良々木先輩に救われたと言っても過言ではないですよ」
暦「どう考えても過言だろう。君は僕とのあの感動的な過去をどう思っているんだ?」
扇「ラッキーだったと」
暦「軽っ!」
扇「ええ、34.6kgくらいですかね」
暦「人1人分に満たないのか…」
しかしラッキーがそこまで軽いとは知らなかった。ピンクの悪魔、恐るべし。
僕らが見に来た映画はポケモンのリピート上映だ。田舎ではこうしてちょっと前の映画を放映することで経費を節約することがままある。映画館すらない所もあるので贅沢は言えないが、最新作を見たかったのが本音だ。
扇「私はポケモンの映画だと、ルギア爆誕が一番好きですね。エンテイがかっこよかったです。今ではゲームでも強くかっこよくなりつつあるんですよ、阿良々木先輩と違って」
暦「先輩と違って!?」
扇「阿良々木先輩は巻数を重ねるごとにケダモノになっていくじゃないですか」
暦「そんなことはない。僕は巻数を重ねる前も後もずっと紳士だ」
扇「冗談は阿良々木ハーレムだけにしてください。それよりもエンテイの話を続けましょう。阿良々木先輩よりも彼の方を優先しましょう」
もうエンテイのことを彼呼ばわりしていた。彼女の中ではエンテイ様が僕よりも上位に来ているらしい。それは少し、いやかなり悔しかったが、彼女がこうして自分の好きなものを嬉々として語れる現状には多少なりとも満足している。
その後も僕は映画が終わるまでずっとエンテイ様のお話を扇ちゃんから聞かされ続けたのであった。知ってるか? エンテイはいまでは聖なる炎を覚えるらしい。
安価下2 どこに行って誰と会うか
老倉「や、やめて! 乱暴するつもりでしょ! エ○同人みたいに!」
暦「キャラを履き違えるな。お前は僕が大嫌いなんだろうが」
老倉「仕方ないのよ。約束なんだから」
暦「約束……?」
僕はあろうことか老倉宅に来ていた。というか老倉は既に僕たちの町から引っ越している。つまり僕は町の外に出てしまっているのだ。なんでどうしてこうなった。
まあどうしたもこうしたも、老倉が僕たちの町の役所に、引っ越し関連で必要な書類を取りに来ていただけのことだった。そして彼女はついでにスーパーで買い物をした。タイムセールに勝利し、なんとかお一人様1パック80円の卵をGETしたのだ。そこまでは良かった。運悪く、帰り際にたまたま僕と出会い驚いた拍子に、それを取りこぼすまでは。
もう泣きに泣かれた。ただでさえお金がなく生活に困窮しているのに、僕のせいで3日分の食料がなくなったと号泣された。泣き顔はけっこう可愛かった。
お詫びとして、僕は卵ばかりでなく豚コマまで買わされた。まあ買わされたと言ってもせいぜい500円だからよかったのだが(ちなみにそれは明日の忍のミスド代だ。今から今晩が怖くて仕方ない)。まあ、それと引き換えに彼女の笑顔が見れたのだから安いものだ。というかこんなことで彼女の笑顔が見れてしまったことが多少残念なまである。もしかしたら僕はこのまま彼女に貢ぎ続ければ、彼女に好かれるかもしれないとまで考えたほどだ。
ちなみに彼女の家までの電車賃も僕持ちだ。忍にどう土下座していいか分からない。
暦「約束ってなんだ? 僕にあらぬ疑いをかける約束なんてあってたまるか」
老倉→育
育「戦場ヶ原さんと仲直りする時に言われたのよ」
戦場ヶ原『仲直りどころか友達になってあげてもいいから、代わりに阿良々木君の喜ぶことをしてあげて』
阿良々木「戦場ヶ原がそんなことを…」
育「私としては今までは友達じゃなかったと気づかされて悲しくなったけどね」
また一つ老倉の傷が増えていた。
阿良々木「でも、だからってなんでそれであんなことを言うことになるんだよ。僕はあんなことを言われても喜べないぞ」
老倉「え? お前変態じゃん」
暦「僕は変態じゃない。紳士だ」
育「でも、戦場ヶ原さんが」
戦場ヶ原『阿良々木君は罵ってあげたり警察の厄介になったりすると喜ぶのよ。参考までに覚えておいて』
育「って」
僕の彼女はやっぱり僕の彼女だった。ちくしょう。
でも、まさかこうして老倉と普通に話せるようになるとはな…。彼女はおそらく、未だに僕のことは嫌いだろう。でも、最後に二人で話した時から、彼女の僕への態度は軟化していた。
僕としては、彼女とこうして話せることはとても嬉しい。
ただ、それよりも、僕には気になっていることがある。
老倉宅が、引っ越ししたばかりとは思えないほどにボロボロなのだ。まるで廃墟だ。家賃8000円だか高らかに自慢してきたけど、僕なら家賃3000円でもお断りだこんな家。
安価下1 コンマゾロ目の場合エロ同人
70以上でこのまま老倉宅でのんびり。それ以外で老倉宅出発
育「……」
声に出ていた。泣かれてしまった。号泣だった。
え? よ、弱すぎやしないか。この一時間くらいで老倉に新たな属性"泣き虫"が追加されてしまった。やっぱり泣き顔可愛い。
暦「わ、悪かった老倉。なんでもするから許してくれ」
老倉「なんでもするって言った?」
嘘泣きだった。属性は"泣き虫"ではなく"嘘つき"だった。
なんでも、ということだったので家賃を払わせられた。なんかもう上手いこと嵌められている気がする。さながら薄幸そうなホステスに貢いでる感覚。
その後、僕たちはしりとりをして遊んだ。この廃墟、遊べそうなものが何もないのだ。何かあるかと聞いても、「あったら売って生活費の足しにしている」と半泣きになりながら言われてしまった。いちいち泣き顔が可愛いのがいい。せっかくだからしりとりでは「み」で攻め立てた。段々泣きそうになる老倉を見ると、何かに目覚めそうで怖かった。
いったん寝ます。その間に安価
下3で老倉編終了後に行く場所と会う人
ゾロ目でエロ同人。89で八九寺登場
老倉「結局、過度だったのかもしれない」
暦「過度…」
老倉「周りに対する期待も、自己の自信も、何もかもが」
過度。そうだったのかもしれない。
でも、それを言うなら僕だってそうだ。彼女との記憶をなかったことにしていた。忘れた物としていた、ついこの間まで。その行為は、行き過ぎていただろう。
でも、こうして語らえるようにはなった。それで十分だ。彼女としては十分だとは思っていないようだが。
育「それにしても、お前は本当に変態だったのね」
暦「なんだその今までは変態だと本気で思ってたわけじゃないけど今は変態だと確信しているみたいな言い草は」
育「だって……さっきからずっと私の生脚を凝視してるじゃない」
老倉の格好は、春ということもあり、健康的なスカートだった。てか、女子が生脚とか言うな。ロマンがないだろうが。
育「沈黙は肯定と受け取るけど、いいの?」
暦「いや違う。僕はお前の健康的な脚を見て興奮したりなどしてはいない」
育「まあいいか、戦場ヶ原さんとの約束だし。悦ばせてあげるわ」
暦「字が違うが、礼を言おう。ありがとう」
こうして僕は老倉と数時間ほど、仲良く、それは仲良く過ごしたのであった。
メアドまでくれた、やったぜ。
暦「しかし……痛い出費だったな」
現在僕の財布には英世さんが2人いる。このうち2人は明日の朝一番でミスドに消えてしまう。これが無常というやつか…(多分違う)
とりあえず忍のご機嫌を取るために、ミスドの前まで行って明日からのセールのチラシを貰ってきた。さて……1個10円とかになってないかな…。
??「いやー今日は安かったね! 1個150円で買えるなんて!」
??「月火ちゃん、だから150円の時はセールじゃないんだけど……まあいっか……」
刹那、僕は電柱の裏に隠れた。さながら下校時の女子児童を見守る親切な叔父様方のように。
今店内から出てきたのは、1人はうちのバカ2号月火。あいつ、僕から今朝巻き上げた一葉さんでミスドで豪遊してやがる! そんなに買わなくてもいいだろうに!
いや、そこが問題なんじゃない。妹如きの登場で僕が隠れなきゃいけない道理なんてない。僕が隠れたのは__
一緒に出てきた少女が、千石撫子。
蛇をも取り込み、一時期神となった少女だったからだ。
とりあえず僕は、彼女達の後をつけることにした。いや、分かっている。僕は千石という女の子に近付いちゃいけないということは。
話しかけるつもりはない。でも、だからと言って…彼女のあとをつけているのはなぜかと聞かれてもわからない。
でも、どうしても…
彼女を追いかけずにはいられなかった。
千石はそのうち月火と別れた。僕はその後ろを相も変わらず追いかけ続けている
……それにしてもさっきから周りの方々からの視線が痛い。何故だ?
いや、そんなことを気にしている場合じゃない。早く千石を追いかけないと――
突然、肩に暖かい感触が……
「ちょっと君、少しお話しいいかな?」
警察だった。国家権力恐るべし
華麗なスライディング土下座を決めた後、戦略的撤退に見事成功した。僕と国家権力との壮絶な戦いは、またの機会に語るとしよう。
やっとの思いで千石を見つけた時にはもうお昼時だった。千石は河川敷にいた。
ふむ……千石はなにをしているのだろうか。遠目からでよくはわからないが(今僕の吸血鬼性はかなり薄い。せいぜい30m先の八九寺のパンツの柄が判別できるくらいだ)
千石が持っているのは……スケッチブック?
安価下2 阿良々木君はこの後どうする? エロ同人行動の場合はその下1のコンマによって判定。偶数なら理性崩壊。奇数なら思いとどまる
見抜きしよう。
この前神原のお母さんと混浴してからというもの、性欲がヤヴァイからね。仕方ないね。
直接手を出してるわけじゃないし、コンマの神様なんて関係ない。
よし、そうと決まればなるべく近づかないと。それに誰からも見られないようにしないとな。
暦「忍。明日ミスドあげるから、頼みを聞いてくれ」
忍「ぱないの!」
無邪気な笑顔で僕の影から出てきた忍だったが、僕の頼みを聞いた途端に目の色を変えた。まるでどぶネズミを見るかのような目だ。
忍「いや、わしはいつもこんな目でお前様を見ておる。寧ろ見てないことなどほぼないと言ってといいわい」
酷い評価だった。
僕が忍の物質想像能力で造ってもらったのは、ス○ークでいうダンボール。なんかいい感じに上に被ると周りの草に擬態できるアレだ。アマゾンとかでカメラマンが使っているものとほぼ同じだと思ってもらっていい。
そして僕はこれを使って……千石のすぐ近くまで寄ることに成功した!!
しかし……ここまで近づいてから気づいたが……
綺麗だ
前髪をバッサリと切った千石は、以前の可愛いという印象ではなく、美しいという言葉が似合うようになっていた。
そうか、千石……お前は僕と離れて、そんなに綺麗に笑えるようになったんだな……
そう思い、僕は果てた。
忍「いやいやお前様、何をちょっといい話風にしながら締めようとしと……ておいお前様! なぜ泣いておるんじゃ!!」
暦「いいもの見れたから、かな?」
忍(久しぶりに我が主様にドン引きじゃ)
その頃撫子は……
撫子(今日は漫画の背景の練習だよ! そろそろ講談社週刊少年マガジンの新人漫画賞の締め切りだからね!)
撫子(3月31日に間に合うようにしないと……。私が書くのはラブコメだから、マガジンとは相性抜群だね!)
撫子(マガジンは三大週刊少年誌の中でも新連載が育ちやすいと思っているよ。私の好きなアホガールは月刊に移籍しちゃったから、私がその穴を埋めないとね!)
撫子(週刊少年マガジンは毎週水曜日に発売。やっぱり講談社は最高だね!)
安価下2 次に阿良々木君が行く場所と出会う人
神原「ついに来たな私のターン!!!」
暦「おい神原」
神原「最初2人がギャグ要員ではなかったからかイマイチ乗り切れてない感じがあったな阿良々木先輩。だぁがしかぁし!そんな心配はもういらない。この私、阿良々木先輩のどエロ奴隷ことこの私がいるからには何の心配もいらないのだ!」
暦「おい神原、ぼくの話を」
神原「皆まで言わないでくれ阿良々木先輩。分かっているとも。先輩が欲求不満だということは、すべてお見通しだ」
暦「ちょ、おま」
神原「わーかっているとも。お願いだから言わないでくれ阿良々木先輩。先輩にこんなことで労力を使って欲しくないのだ。先輩の欲求不満は私を使って解消するしかない。千石ちゃんで見抜きしてるほどに盛っているのだ。私レベルになると抑えきれないパッションが溢れ出てしまうかもしれないがまあそこも仕方ない。よし、行くぞ阿良々木先輩!!!」
暦「人の話を聞け!!!」
神原「グハァ!!」
それはそれは、とても綺麗なエルボーが決まった
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