許嫁「好きですか?」 (17)

男「何が」

許嫁「私のこと」

男「まあまあ」

許嫁「どのあたりが?」

男「顔」

許嫁「最低ですね」

男「何を期待していたんだよ」

許嫁「いや、別に」

男「逆にお前は俺のこと好きか?」

許嫁「嫌いです」

男「そうか」

許嫁「何か期待してたんですか?」

男「いや、別に」

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許嫁「好きです」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423658208/)
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許嫁「そろそろご飯の支度をしましょう」

男「よしきた」

許嫁「毎日考えていたのですが」

男「何でしょう」

許嫁「いつもどこで暇をつぶしているんですか?毎日本屋に行くわけでもないでしょうし」

男「男には誰しも秘密基地があるもんさ」

許嫁「まさか別の女のところとか」

男「そんなわけないだろう」

許嫁「じゃあどこですか?」

男「秘密?」

許嫁「・・・晩御飯はカップラーメンでいいですか?」

男「マジ勘弁」

許嫁「じゃあ教えてくださいよ」

男「・・・今度連れてってやるよ」

許嫁「そういうことじゃあ・・・まあいっか」

男「俺たちは互いをもっと知るべきだと思う」

許嫁「唐突ですね」

男「例えば、そうだな、すきなアーティストは誰だ?因みに俺はウルフルズだが」

許嫁「アーティスト・・・歌手ですか」

男「そうだ」

許嫁「そうですね・・・The offspringなんかが好きですね」

男「なかなかにマニアックな趣味だな・・・」

許嫁「そうですかね」

男「お前さんくらいの年ごろだとアイドルとかが好きそうだけどな」

許嫁「TOKIOだけは認めます、他はダメです」

男「何でだよ」

許嫁「あんなの外見だけじゃないですか、歌手じゃないですよ」

男「とんだ偏見だな」

許嫁「自覚はあります」

男「治す気は?」

許嫁「ないです」

男「いい知らせができた」

許嫁「何でしょうか」

男「俺の小説が映画化するそうだ」

許嫁「はあ」

男「もう少し喜んでくれてもいいんじゃないか?」

許嫁「一回ドラマ化してるのでしょう?」

男「それもそうだが・・・やっぱりうれしいもんだ」

許嫁「そういえば」

男「何じゃらほい」

許嫁「恋愛小説家なんですよね、やっぱり女性の経験は豊富何ですか?」

男「仮でも旦那に聞くことじゃないな」

許嫁「いいから答えてくださいよ」

男「お前以外の女性と手を繋いだことすらない」

許嫁「本当ですか、それ」

男「おう」

許嫁「それでよくあんなリアルな恋愛小説が書けますね」

男「まあ想像力豊かだったからな・・・って俺の小説読んだことあるのかよ」

許嫁「まあ・・・少しだけ・・・・」

男「おお、どう?面白かった?」

許嫁「・・・まあ、面白いとは思いますよ」

男「やったぜ」


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