オール安価でまどか☆マギカ 11 (1000)
このスレは、最初に何も決めず
安価で決めた主人公で、安価で決めた時系列で、
安価で決めた内容を方針として行き当たりばったりに進んでいく安価スレです。
★無効安価は自己判断で安価下
★混んでる時以外は基本的に連投・連続有り
★多数決は連続・連投無し
★多数決で同数に意見が割れた場合は指定内の最後のレス内容を採用
★主レスは安価先を指定する数字に含まない
★まどマギのほかに、無印おりマギ・かずマギ・漫画版まどマギ・TDS・PSP・劇場版のネタを含みます。
逆に言えばそれ以外からのネタは出しません。
★「下2レス」と書いた時にはその1時間以内に2レス目がこなければ「下1レス」に変更します
・前スレ
『まどかマギカで安価練習』 :まどかマギカで安価練習 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369643424/)
『オール安価でまどか☆マギカ 2』:オール安価でまどか☆マギカ 2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370979872/)
『オール安価でまどか☆マギカ 3』:オール安価でまどか☆マギカ 3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371835671/)
『オール安価でまどか☆マギカ 4』:オール安価でまどか☆マギカ 4 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372909496/)
『オール安価でまどか☆マギカ 5』:オール安価でまどか☆マギカ 5 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373645366/)
『オール安価でまどか☆マギカ 6』:オール安価でまどか☆マギカ 6 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377690974/)
『オール安価でまどか☆マギカ 7』:オール安価でまどか☆マギカ 7 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385884667/)
『オール安価でまどか☆マギカ 8』:オール安価でまどか☆マギカ 8 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397729077/)
『オール安価でまどか☆マギカ 9』:オール安価でまどか☆マギカ 9 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409071003/)
『オール安価でまどか☆マギカ 10』:オール安価でまどか☆マギカ 10 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417014605/)
「さやか編」 1スレ目>>8から>>154まで
「中沢編」 1スレ目>>164から2スレ目>>150まで
「QB編」 2スレ目>>198から 4スレ目>>502まで
「Homulilly編」 採用箇所4スレ目>>535から>>686まで(未完)
「かずみ編」 4スレ目>>982から5スレ目>>879まで(Bad,未完)
「ユウリ様編」 5スレ目>>954から6スレ目>>792まで(BadEnd)
「恭介編」 6スレ目>>815から 7スレ目>>240(BadEnd+)
「Charlotte編」 7スレ目>>264から>>285まで
「キリカ編」 7スレ目>>309から>>704まで, 8スレ目>>475から9スレ目>>151まで
「アマネ(オリ主)編」7スレ目>>807から>>963まで,8スレ目>>130まで(GiveUp)
「メガほむ編」9スレ目>>181から(★現行)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424792933
システム関連
好感度
・物語をある一区切りのエンディングを迎えた場合に表示します。
・ある一定以上の好感度があると、主人公不在のシーンでも、そのキャラの視点のストーリーを覗けます。
逆に、ストーリーを進める際に、好感度が低いと不利になることがあります。
セーブとロード、その他進行
・NormalEnd(ワルプルギスの夜を仲間を全滅させずに越える)以上で指定箇所からロードが可能。
・Normalは良し悪しの幅が広いので、詰んだ展開に入った場合にはその前に物語中一回のみセーブできます。
・続きが用意されているのはGoodEndのみ。
・NormalでもGoodに非常に近い場合(ワルプル戦のみでEnd分岐した場合。NearGood)は
GoodEndを見ることが出来(選択肢・こんな結末認めない)、GoodEndを経験した扱いになり、そこから再開可能。
・おなじくイベント条件などを見ることが出来るのもNearGood以上
ワルプルギスの夜
・ワルプルを目標としたキャラで戦前の時系列を選択orカオスでもそれっぽい安価によりフラグ。
・一回沈め、その後耐え切ることにより乗り越えられます。
・戦えない主人公の場合、一定好感度以上の魔法少女がいれば一時的に主人公と同様にそのキャラを動かすことが可能。
・撃破成功は最後に実績として載るだけで特にエンディングは変わらない。ただ、何かおまけとしていいことはあるかも。
※とか書いてますがギャグだとほぼ無視なんで、まあシリアスに進めるときのみ参考に
―11日
ほむら 魔力[97/100] 状態:寝不足
GS:8つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[43/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
ゴルフクラブ
爆弾×59
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
ほむら(……朝… ね。そろそろまどかが家を出るかも……)
…まだ一日だけなのに、身体がすこぶる怠い。
ほむら(家に帰ったら寝ようか… それとも魔力で回復するっていう手もあるけど……)
考えていると、巴さんがやってきた。
マミ「おはよう、私は鹿目さんと一緒に登校するから暁美さんはもう行ってて」
ほむら「あぁ、はい… よろしくおねがいします」
今日の放課後からは巴さんの担当だ。
これから徹夜だというのに、朝も早い。相当ハードなはずなのに、大丈夫なのだろうか…
ま、最期はだからね。最期を迎える時はってことだね。
しかし大丈夫、幽霊になっても書くよ!
-------------
―教室
「暁美さん、おはよ! …あれ?顔色悪い?大丈夫?」
ほむら「おはようございます… ああ、いえ。心配なさらずに…」
「ホント?無理しないでね、体調悪かったら言って!」
ほむら「はい、ありがとうございます…」
中沢「あ、暁美さん… 聞いてくれ、大変なんだ…」
ほむら「ど、どうしたんですか? 中沢君…」
中沢「昨日上条のお見舞いに行こうと思ったらさ…」
中沢「……上条が、消えたって…」
ほむら「え…!? き、消えた… って…」
なんで?もう腕は治って自殺なんてこともないのに。
これも“織莉子”が関係あるの? でもなんで上条君?
中沢「どこにもいないんだって……。なんでだよ… 美樹もいなくなっちゃうし、もうなんなんだ?」
1中沢君に安価内容で話す
2自由安価
3放課後へ
4教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
5昼休みの行動(安価内容)
下1レス
―放課後
帰りのHRが終わり、チャイムが鳴る。
みんなが揃うと、学校を出て帰り道を歩き始めた。
話題
1まどかに安価内容で話す
2志筑さんに安価内容で話す
4巴さんに安価内容で話す(通常・念話)
5なし
下1レス
ほむら『あの… 朝クラスメイトから聞いたんですけど、
美樹さんの想い人の上条君って人がいるんですけど… 行方不明になったそうです』
ほむら『上条君も、美樹さんの願いに深く関わっていた人物です。これも織莉子の仕業だとしたら狙いは何でしょうか?』
マミ『想い人?男の子よね?だったら候補というのはありえないし… 鹿目さんとはよく関わる?』
ほむら『彼は今入院していますし、鹿目さんに大きな影響を与えるとも思えないんですけど…』
マミ『じゃあ一体何なのかしらね……?
今入院しているんでしょう?行動は相当限られるでしょうし、殺害する意味があるのかしら』
マミ『殺害する以外になにか利用方法があるとか…?』
ほむら『利用方法…?』
マミ『たとえば、人質… とか?』
ほむら『人質……』
確かにまどかとも幼馴染だし、私も割りと仲良くしていたけれど……
本当に卑怯なやり方だ。関係の無い一般人まで巻き込むなんて…。
なんの意図があるかはわからないけれど、何かする気でいるのかもしれない。
警戒はしておいたほうがよさそうだ。
志筑さんと別れて、それからまどかと巴さんとも別れる。
ほむら(眠…… もう帰ろうか、どうしようか…)
このままだと自分の体力が限界だ。
この程度でへこたれてるのも嫌になるけれど、巴さんとは素で違うところがあるのかもしれない。
1帰宅
2基礎魔法
a肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
b再生(魔力-20)
3メール(杏子)
4自由安価
下1レス
―帰宅
ほむら「おやすみなさい……」パタン
帰って早々、カバンを放って、着替えもせずにベッドに寝転んだ。
―――――
――――
【18時半】
ほむら「………… ん」
ほむら「あぁー… スカートがくしゃくしゃになっちゃう…」
なんとか起きて着替える。
……よし、一応の充電は完了だ。
この後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3夕食を作る
4メール(杏子)
下1レス
料理をしよう。
今日は何をつくろうかな?
・自由安価
下1レス
パソコンを立ち上げて、レシピを検索してみる。
カレー南蛮、カレールーの残りがあるし丁度良い。
あとの材料もメモして、スーパーに買出しに行ってくる。
………―――。
材料と、それから今回は使わないけどついに計量スプーンも買ってきた。
ほむら「…よし、作ろう!」
ほむら「えーと、えーと… あっ、レシピ読み飛ばしてる!これもやらなきゃ!」
ほむら「ええっと、炒めるのこのくらいかなぁ…?」
ほむら「で、できた……!あとはお蕎麦にかければ…!」
下1レスコンマ判定
0~99
※1~29=30(食えるライン) 0=100
見た目は普通に出来ているように見える。
失敗しなかったなら良いのかな…?
ほむら「…うん、おいしい」
普通においしい。
それは良いことだし、十分だ。
★料理の補正を獲得しました。 Lv1初心者(出来が50未満の場合、コンマ+5)
【20時半】
昨日やらなかった分エイミーのお世話もして、教科書もちゃんと揃える。
明日と明後日の分を入れておこう。
寝る前に
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3メール(杏子)
4翌日へ
下1レス
眠くなるまで、爆弾を作ろう。
眠くなるまで…といっても、お昼寝したからまた体内時計が狂っているかもしれない。
明日は寝られないので、響かない程度にいつもの時間まで作業をして切り上げよう。
――
――――…
【23時】
手製爆弾+10
爆弾所持数:69
ほむら「昼寝したとはいえ、少し眠くなってきたかな…」
ほむら「ちゃんと寝ないとね。寝不足でダウンは情けないし…」
…ただ、本当に体育とかは休んだ方がいいかもしれない。
また貧血を起こして倒れそうな予感がする。
―11日(月)終了―
ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:8つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[43/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
ゴルフクラブ
爆弾×69
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
―12日
「おはよう、暁美さん」
ほむら「おはようございます」
マミ『暁美さん、来ているかしら。昨日から今朝まで異常なしよ』
ほむら『わかりました、それはよかったです。お疲れ様です』
マミ『それにしても、昨日言っていた上条君のことも気になるわね…
今日、病院に行って話を聞いてこようかしら。いつからいなくなったか、くらいはわかるでしょうし』
ほむら『そうですね…。じゃあ、お願いしますね』
1巴さんに安価内容で念話
2自由安価
3放課後へ
4教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
5昼休みの行動(安価内容)
下1レス
ほむら「中沢君、上条君のことで何かわかったことってありませんか?」
中沢「いや、なにも……」
中沢「しかし、そもそも上条は病院にいたわけだし、誘拐とかじゃあないよな?」
これで防犯カメラにでも映っていてくれていれば、
とてもわかりやすいんだけど… さすがにそんなことはないよね。
中沢「病室の窓が割れていたらしいんだけど、さすがにあの高さじゃ外からっていうのは無理だし」
中沢「なにがあったんだろうな、本当に……」
内側からわざわざ窓を割ることはないと思う。
やっぱり、呉キリカの仕業なのかなぁ…
―放課後
帰りのHRが終わり、下校のチャイムが鳴る。
いつものメンバーが揃うと、私達も下校を始めた。
相変わらず後列は無言だ。
こうして揃って歩くのもいつもの光景になりつつあるところだが、
“織莉子”の一件が片付けば、もうこうして揃うことはないのだろう。
話題
1まどかに安価内容で話す
2志筑さんに安価内容で話す
4巴さんに安価内容で話す(通常・念話)
5なし
下1レス
志筑さんと別れて、それから鹿目さんと巴さんとも一旦別れた。
また監視の番がやってきた。これから巴さんと監視を代わりに行かないと。
【15時半】
※ここから翌日朝まで自由行動ができません※
時間がかかるようなことはできませんが、何か考察などがあれば自由安価でどうぞ。
1自由安価
2翌日へ
下1レス
―13日
ほむら 魔力[97/100] 状態:寝不足
GS:8つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[43/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
ゴルフクラブ
爆弾×69
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
ほむら(もう朝だ… そろそろ巴さんが来る時間かなぁ……)
ほむら「!」
知久「今日も元気かなー」
突然の声と人影にびっくりする。
…野菜に水をやりに庭に出てきたまどかのお父さんだった。
ほむら(前のときも似たようなことあった気がする…)
ほむら(ちゃんと朝までしっかりしてなくちゃ…
これで何かあったときに反応が遅れてまどかを守れなかったら困るんだから!)
まどかのお父さんがリビングに戻っていくと、巴さんが出てきた。
マミ「…暁美さん、来たわ。もういいわよ」
ほむら「あぁ、はい… 朝の付き添いよろしくおねがいします」
マミ「眠そうね… 大丈夫なの?」
ほむら「なんとか……。巴さんは眠くならないんですか?」
マミ「さすがに少し魔力は使ってるけれど、あとは気合で乗り切ってるわ」
巴さんはきっと、こういうときでも学校の授業だって居眠りの一つもせず、勉強をおろそかにはしないんだろう。
私はもう何回か聞いているから、寝ていてもいいかなって気もしているけど……
-------------------
ここまで
監視当番でごっそり行動がなくなるから、えらい進みが早いな
次回は1日(日)15時くらいからの予定です
―教室
「おはよう、暁美さん」
ほむら「おはようございます…」
「……もう、また夜更かししたでしょ」
ほむら「…わかりますか?」
「あからさまに眠そうっていうか、だるそうっていうか… 見ればわかるよ」
…監視の日々というのもあまり続けられそうにない。
魔力でカバーするにしても、私の回復力じゃ燃費が悪い。
できれば、私や巴さんが消耗しきらないうちにそろそろ動きが欲しいけれど……。
1自由安価
2放課後へ
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4昼休みの行動(安価内容)
下1レス
ほむら『巴さん、昨日病院に行って何かわかりましたか?』
マミ『ええ。上条君は9日の朝にはいなくなっていたそうよ』
マミ『恐らく誘拐が起きたのは8日の深夜でしょうね…』
ほむら「8日… 美樹さんを襲ってすぐですね…」
・“織莉子”と呉キリカが上条を誘拐した(?)理由は?
1自由安価
2わからない
下3レス中多数決
ほむら『確証があるわけでは無いんですけど、おそらく美樹さんは生きている可能性があると思うんです』
マミ『え…? それはどういうこと?』
ほむら『巴さんが上条くんが誘拐された理由が人質かもしれないって言ってましたけど、
上条くんが人質で一番効果があるのはご家族以外では美樹さんだと思うんです』
ほむら『もしそうだとしたら、上条くんを人質に鹿目さんを殺すように脅されて
どうしようもなくなった美樹さんが襲ってくるんじゃないかと思うんです』
マミ『……なるほど、それならわざわざ関係ない人を誘拐したのも納得できるわね…。でも本当にどこまでも陰湿な奴らね…』
ほむら『はい…』
織莉子は魔法少女がいずれ魔女になることも知っている。
だとしたら親友と想い人を天秤にかけて動揺している美樹さんにその事を言って
更に精神的に追い詰め、私達の前で魔女化させて巴さん達に動揺させてきたりするかもしれない。
ほむら(いきなり『魔女になる』なんてあの人たちに言われたって信じたりはしないと思うけれど…)
ほむら(そうでなくても相当精神的に追い詰められるはず。目の前で魔女化なんてことになったらどうしよう…)
―放課後
チャイムの音が聞こえ、一気に教室内が喋り声で溢れる。
……その声で目を覚ました。
ほむら「…… あれ?」
…どうやらもう授業は終わっていたらしい。
机の前にまどかと志筑さんが来ている。
まどか「暁美さん、今日も一緒に帰るんだよね?」
ほむら「あ… うんっ。帰ろっか!」
続いて巴さんが来る。
マミ「ごめんなさい、ちょっと掃除が長引いちゃって」
仁美「揃いましたね。じゃあ、行きましょうか」
帰り道を歩く途中、朝巴さんに話したことをつたえるため、佐倉さんにメールを打った。
監視の約を引き受けて居ない佐倉さんたちは直接関わることはないかもしれないけれど、
一応情報は平等に持っているのが一番良い。
ほむら(巴さんにもそれで怒られたしね…)
ほむら(…それにしても、会話がないな)
歩いている間携帯を操作していても、何も困ることが無い。
最早バラバラに帰っているかのようだ。
―自宅
…そんな空気の中志筑さんと別れて、巴さんとまどかとも別れて、家に帰って来た。
ソファに腰掛けて、佐倉さんたちを待つ。
ほむら「…眠……」ウト
ほむら(ちょっと休んでよう…――)
―――――
―――――
ガンガンガンガンガンガン
ガンガンガンガンガン
ほむら「……?」
騒音の中で意識が浮上する。
何かの音がする。
杏子「おーい! いないのか!?死んでんのか!?」
…扉だ。
ほむら「あっ、い、居ますっ 居ますよ! 隣の人に迷惑ですしドア壊れちゃうからやめてくださいっ!」ガチャ
慌てて出てみると、走ってきたのか息切れしている佐倉さんとゆまちゃん。
…ゆまちゃんはともかく、佐倉さんが疲れてるって何事だろう。
杏子「もたもたしてる場合か!とっとと行くぞ!」
ほむら「え?行くってどこに?」
杏子「メール読んでないのか? チャイム鳴らしても出ないしよ。
三つ編みもほつれてるし、寝てたのか?」
ほむら「は、はい…。 うわぁ、ぼさぼさ…」
杏子「眼鏡もかけてないし」
ほむら「あ、そういえば。慌ててたからつい… え?どこに落ちたんだろう」
ほむら「セットしなおしてきます…」
杏子「だからそんな暇ないんだって!」
あ、そうだ。メールがどうって言ってたっけ。
携帯を取り出してみるけれど、見づらい。
ほむら「眼鏡だけでも取ってきますね!」
髪はほどいて、さっき寝ていたソファまで戻る。疲れていたせいか、かなりぐっすり寝ていたようだ。
髪に関しては、髪質からして癖がつきにくい。ほどいただけでもどうにかなった。
ソファの隙間に落ちていた眼鏡をかけて、メールを見直す。
ほむら「…? ……」
本文:まみがおりこによびだされたはいこうじよう30ふん
杏子「わかったか?行くぞ!」
ほむら「…まだ見づらいのは視力のせいじゃないと思うんですけど、つまりどういうことです?」
杏子「いつもはわかってたのに、寝ぼけてんじゃねえのか?」
…やっぱり、暗号と化しているのは自覚があるんだろうか。
杏子「美樹さやかの携帯からマミに電話がかかってきたんだ。
相手は織莉子で、美樹さやかを助けたいなら今から30分以内に工業地帯の廃工場に来いって呼び出されたって」
ほむら「今から30分…!? その電話があったのはいつですか!?」
杏子「15分前くらいだ。なにする気かしらないが、もう時間がねえ!早く行くぞ!」
ほむら「は、はい!」
…時間が限られている上に、今の状態は最悪だ。
身体が上手く動かない上に、思考も鈍る。
何か準備をしたほうが良いか?
1基礎魔法
a肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
b再生(魔力-25)
2自由安価
下3レス中多数決
とりあえず魔力で疲労を回復すると、
それだけで目の前にかかった靄が晴れたかのようにクリアな気分になった。
身体も軽い。何も恐れることはないとも思えるくらいだけれど、今丁度恐ろしい事態になっているので慢心はやめよう。
それに加えて肉体強化をかけてから、ソウルジェムを浄化した。
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:8つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[15/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]
ほむら「二人はどうですか?魔力が減っているなら渡しますけど」
杏子「いいや、貸しは作らないよ」
ほむら「貸しだなんて、別に後で返してもらうなんていいませんよ」
杏子「…ならその今使ったやつの残りの魔力くらいはもらっとくよ」
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:7つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[0/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]
ほむら「鹿目さんの護衛がいなくなってしまいますね… これが罠ということだってありえますし…」
ほむら「鹿目さんも連れていきましょうか?」
杏子「…それも確かにそうだが、奴の前に連れてくのは危ないんじゃないか?」
杏子「それに、家に寄ってる時間もないぜ」
ほむら「そうですね… 少し心配ですが…」
ほむら「じゃあ、目的地に急ぎましょうか!」
杏子「ああ!」
走りながら、一つ疑問に思ったことを聞いてみる。
ほむら「そういえば佐倉さん、巴さんが呼び出されたってどうしてわかったんですか?」
杏子「あぁ… それは、偶然あいつに会って」
ゆま「ずっとマミおねえちゃんを見守ってたからだよ」
ほむら「え……っ?」
杏子「!? おいゆま!」
ゆま「ああゆってたけど、じつは“かんし”してる間一人にしておけなかったの。
マミおねえちゃんのことも、ほむらおねえちゃんのことも」
ほむら「じゃ、じゃあ連日ずっと…!?」
杏子「…お前らが学校行ってる間に寝られるから、なんてことねえよ」
ほむら「あの、本当にありがとうございます…!
今日だって佐倉さんが巴さんのところに行っていなかったら、私も気づけませんでしたから」
杏子「…はいはい、まー… 存分に感謝してくれ」
ゆま「なれないから赤くなってる!」
杏子「うるさいっ」
……と、ここで指定時間まで残り1分。
…そもそも、最初から指定がきつすぎる。
鹿目さんの家から工業地帯の廃工場まで30分なんて、魔法少女の身体能力でずっと走ってギリギリくらいだ。
多分、私や佐倉さんに連絡する時間を与えないようになんだろうけど…
ほむら(でも、この距離をずっと時間止めて走るのは随分魔力がかかる…)
時間停止
1目的地までフルカット(GS2個消費)
2目的地まであと5分くらいの場所までカット(魔力-50)
3目的地まであと10分くらいの場所までカット(魔力-20)
4このまま走る
下1レス
ほむら「ここからは時間を止めていきましょう!」
――――――
――――
――
―廃工場
廃工場の入り口の前に巴さんがいる。
そこで解除をした。
マミ「!?」バッ
いきなり現れた気配に、巴さんが敵かと身構えて変身して振り返った。
ほむら「わ、私達です」
マミ「…なんで3人で手を繋いでるのよ…。…って、時間停止を使ってきたのね。どおりで早いわけね」
杏子「マミも今来たところか」
マミ「ええ… 本当だったら作戦会議でもしたいところだけれど、時間がないわ。…入るわよ!」
織莉子「ようこそ、みなさん」
薄汚い廃工場に、純白の衣装が眩しく輝いている。
全員揃うことを知っていたのかいないのか、余裕そうだ。
そして、隣には―――
キリカ「なにかしようなんて思わないでね。君たちがなにかしようとすれば全部わかるんだから」
キリカ「君達のお仲間がざっくり真っ二つになっちゃうからね!身体もソウルジェムも一太刀でおしまいだ」
…黒の魔法少女呉キリカと、美樹さんが居た。
そして、腕と片足を切り落とされた上条君の姿まで。
ほむら「…っ!」
マミ「…美樹さんを助けたいなら来て、って言っていたけれどそれはどういうことかしら?」
マミ「美樹さんを助ける代わりに鹿目さんを諦めろなんて条件なら、飲まないわよ」
織莉子「…それを飲むとは思っていないわ。ただね、美樹さやかを助けられるチャンスがあるとすれば、今ここだけでしょうね」
織莉子「ここで助けられなければ、彼女は魔女になってしまうのだから」
マミ「魔女に…? わけのわらないことを言ってなにを考えているの!?」
さやか「マミさん、こんな奴とりあうことないっすよ……!」
さやか「許さない……!…絶対、恭介もまどかも助けてあげるんだから……!」
織莉子「そうね。あなたの魔法の力なら上条君のこともまた元通りに治せるでしょうね」
織莉子「でも、こんな強がりを言うけれど、見えるでしょう? ソウルジェム、もう真っ黒なのよ」
織莉子「そうそう、貴女も見せたくないところを見せてしまったわよね。
最初に上条恭介の腕を切り落としたとき、すぐ回復魔法をかけていたけれど。…そのときに言われた言葉は覚えてる?」
さやか「うるさい…!」
織莉子「近寄るな化け物ですって。治してあげたのに、自分を傷つけた人たちを見るのと同じ目で見ているの」
織莉子「所詮彼は、魔法少女になった貴女をそういう目でしか見ないのよ」
…前に体験した時間軸を思い出した。
もしかしたら、美樹さんの願いがまどかの蘇生じゃなかったらそうなるというのも
知っていたのかもしれない。
ほむら「…ち、違いますっ!上条君はいきなりこんなことに巻き込まれて、
理解を超えることが起きて混乱しているだけです!」
ほむら「美樹さんのことだって、本当は大切な幼馴染だって思ってますよ…!」
さやか「………」
…美樹さんは答えなかった。
ソウルジェムが魂だということを知って絶望していた美樹さん。
この時間軸では知った上で契約をしたけれど、いざ本人に知られてしまうのは堪えるのだろう。
織莉子「…今から、貴女の願いを全て無くしてあげるわ」
さやか「は……?」
織莉子「貴女が信じていた希望を、これで全てお終いにしましょう」
――――!!
織莉子の周りに光の珠が浮かび上がった―――
上条君を目の前で殺す気でいるのだろう。これでは結局美樹さんは魔女化してしまう…
1なにもしない
2時間停止・攻撃
下4レス中多数決
-------------------
一旦抜けます。
多分22時くらいに戻ります。
------------
22時15分までに次レスがこなければ、2でいきます。
ほむら「…――!」
キリカ「…おっと」ヒュッ
時間を止めようとしたところで、美樹さんの身体に青紫色の光の筋が走る。
さやか「ッ―――!?」
――その次の瞬間に赤色に変わり、筋から真っ二つに引き裂かれる。
マミ「っ……!? いやぁああああああああああ!!!」
ゆま「……ぅ…っ」
杏子「……ッな… んだよ、なにもしてねえぞ!」
ゆまちゃんの目を手で覆ってあげているが、もう遅い…。
ゆまちゃんももうその光景を見てしまっていた。
それでもやめる気はなかった。
それから一秒も経たない短い時間のうちに、撃ち込んだ鉛球が空を貫く。
マミ「暁美さん…! あなた……」
ほむら「もう人質は居ませんよ。何か企んでいたみたいですけど、もう関係なくなりましたね…?」
織莉子「魔女化を見せるくらいなら、美樹さやかを捨てることを選びましたか」
興味なしとばかりに珠を数発上条君に打ち込み、放り捨てる。
織莉子「けれど無駄よ。貴女はそこで見ていなさい」
“ここで決着をつけてやる”そう思った矢先、
時間を止めようとした一瞬先に、刃が腹に突き刺さっていた。
ほむら「うっ――……!?」
……私じゃ結局この二人に勝てないというの?
マミ「暁美さん!あなたが先走らなければまだ美樹さんは生きていたのに!」
マミ「……美樹さんを助けられなかった…!!」
ほむら「だって、あのままじゃ相手の思う壷…!」
杏子「おい待て!…さやかをよく見ろ」
マミ「え…?」
美樹さんは、真っ二つに斬られ背を向けて倒れこんでいるが、
その切れ目は直線に見えて一部だけわずかに曲線を描いていた。
…つまり、ソウルジェムだけ避けられていた。
ほむら「……ソウルジェムが割れてない? ――!」
ほむら「まずい…!」
――身体の著しい損傷を治すため、修復を始めようとする。
つまり…
ほむら「これ以上魔力を使ったら………――!」
織莉子「……まあ、全ての真実を知らないまま、
全ての希望が消えないまま終わるほうが幸せだったのかもしれないわね?」
真実?希望? 何のことを言っているんだろう。
―人魚の魔女結界
マミ「…!? なっ、なによこの魔女……!」
杏子「結界だと…? お前らの仕業か!?」
ゆま「なにがおきてるの? この魔女は…」
ほむら「…っ」
織莉子「それが美樹さやかよ。そのソウルジェムがグリーフシードに変わって浮き上がり、魔女を産んだのを見たでしょう?」
織莉子「魔法少女は魔女になる。私が伝えたかったのはそれよ」
マミ「………そんな… それじゃあ… 私のやってきたことって…」
杏子「…………っ」
杏子「伝えたかっただと!? わけわかんねえよ!そんなことわかったってどうしろっていうんだよ!」
杏子「食う側だって思ってやってきたけどよ、自分自身が魔女になるんじゃもう意味ないじゃないか!」
ゆま「み、みんな… おちこまないで、今生きてるのが意味なくなんかないよ…!」
ゆま「だって、いつか死んじゃうのはみんな同じなんだよ…?」
織莉子「そうよ。ここで未来を悲観して嘆くのは簡単だけれど、もっと重要なことがある」
織莉子「今一度貴女達に交渉をする」
織莉子「鹿目まどかは近いうちに契約し、そして世界を滅ぼす魔女になる」
織莉子「それを回避する術は、鹿目まどかを排除することのみ」
マミ「……なんですって…?」
織莉子「そうしなければ、私達も、私達の大切な人も、この世界中のみんなが死んでしまう」
織莉子「貴女達は、世界中のみんなの命と鹿目まどか一人の命。どちらを選ぶ?」
杏子「…………」
マミ「…………」
ゆま「…………」
私達の後ろで止まっていた人魚の魔女―美樹さんを
呉キリカが軽く刻み、結界が消える。
――グリーフシードが降ってくる。
マミ「……渡しなさい。 それは… 美樹さんのよ」
キリカ「確かにコレは君達の仲間だけど、倒したのは私だ。私のものだよ」
キリカ「あっ 私のものは織莉子のものだから、正確に言えば私達二人のもの!」
マミ「………」
ほむら「待ってください… みんな、鹿目さんを殺すのを認めるなんて言わないですよね…?」
マミ「織莉子さん… それは本当なの」
織莉子「嘘なら良かったのですけれど… そうでなければ私達がこれほどしつこく鹿目まどかを狙う理由がありません」
織莉子「私達も、自分の住む世界がかかっているのですから必死だったのです。全てを許して欲しいとは言いませんが…」
杏子「………それなら仕方ないな。鹿目まどか殺さなきゃみんな死ぬってんじゃ…」
ほむら「佐倉さん! …ゆまちゃん、それでいいの!?」
ゆま「…いやだけど… でも… ゆまには決められないよ……」
ほむら「巴さんは…」
マミ「………私も同じよ。人殺しなんて容認したくないし、積極的にやるなんてもっと嫌だけれど…」
マミ「……いくらなんでも、天秤にかけられているものが大きすぎる」
マミ「だって、妨害をしたせいで世界中のみんなが死んだら、それは私たちのせいなのよ…?」
織莉子「貴女以外の人は、貴女の考えとは違うようですね」
織莉子「みなさん、よく真実に耐えて問題と向き合いました。敬意を表しましょう」
ほむら「………っ!!」
なんで…… なんで、みんな………!!
発言or行動
1自由安価
2そうですか、と諦めて去る
下1レス
ほむら「………そうですか」
最早、従わせるのに脅しや人質なんて必要がなかったのだ。
みんなはまどかに個人的な思いいれがないから、仕方が無いのかもしれない。
責められるわけが無かった。
唯一味方になってくれそうな美樹さんももう居ない。
みんなを説得する言葉も思い浮かばない。
織莉子「…一人でもなお戦うというのですか」
織莉子「本当に、何が貴女をそこまで……」
織莉子「だから、後悔することになると言ったのに。これから貴女一人で何ができるというのかしらね…」
かといって今攻撃ができるとも思えない。諦めて去ることしかできなかった。
廃工場を後にした。
まどかを守れるのは、私しかいない………
・時間停止×2
ほむら 魔力[94/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[0/100]
・委員長[0/100]
・お菓子[0/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]
【18時】
1帰宅
2まどかの家へ行く
3魔女狩り
4自由安価
下1レス
>>75 状態は【負傷(中)】に訂正です。
----------
―鹿目宅
再生で傷をあらかた治し、ここまでやってきた。
完全に治すのは、燃費の悪い私には魔力がかかりすぎる。
それに、身体強化をかけていれば、そこまで負担にはならない。
…もう相手は容赦なく狙いに来る。
グリーフシードの手持ちは5個… これでどうにかやりぬくんだ。
QB「…やあ、ほむら。久しぶりだね」
ほむら「…!」
QB「いきなり構えないでくれよ。
君が居る以上、今契約を迫れないことはわかっているよ」
ほむら「今まで何をしていたの? 随分と姿を見せていなかったみたいだけど…」
QB「織莉子が、見滝原の魔法少女を一人魔女にするって宣言してたからね」
ほむら「…これからまどかが殺される前に契約を取れる算段があるの?」
QB「未来予知という魔法はかなり手ごわくはあるね」
あるともないとも詳しく言わない、曖昧な誤魔化し方だ。
考えていることはわからない。
QB「君は何故だか一ヶ月ほど前のときから鹿目まどかを守ることに拘っていたよね?」
QB「それに、まどかが世界を滅ぼす魔女になるといわれてまで、まどかを守ろうとしている…」
QB「君は何故そこまで鹿目まどかに執着するんだい?」
ほむら「そ、そんなの… あなたに答える必要はないよ…!」
QB「そうか、それは残念だ」
ほむら「…とりあえず、これは持って行ってくれる?」
QB「「「おっ… きゅっっっぷぷぃ」」」
使用済みのグリーフシードをまとめて投げ渡すと、
インキュベーターはそれを器用にキャッチしていった。
・再生分 30
ほむら 魔力[64/100] 状態:負傷(小)
GS:5つ
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]
1自由安価
2翌日へ
下1レス
ほむら「…聞きたかったんだけど、もしまどかが美樹さんを生き返らせたとしたら、
美樹さんは魔法少女としてではなく元の人間に戻って生き返るの?」
QB「魔法少女として生き返るよ」
ほむら「…じゃあ、逆に元の人間として生き返らせることはできる?」
QB「まどかがそう望めばできるね」
ほむら「その場合一度魔法少女になって死んだ美樹さんが生き返ったら、再び魔法少女になることはできる?」
QB「できるよ」
ほむら「そう…」
QB「もしかして、まどかに何か叶えさせたい願いでもあるのかい?それなら…」
ほむら「…黙って」
QB「…食べ物の匂いがしてきたね。ほむらはお腹がすかないのかい?これから何日も連続してここにいるつもりだろう?」
ほむら「すくけど、我慢してるの…!」
…いざとなったら時間をとめてコンビニで何か盗んでくるのもやむなしかもしれない。
魔力で補うというのも消費が馬鹿にならない。
1自由安価
2翌日へ
下1レス
ほむら「…まどかの素質ってどのくらい? どのぐらいの願いを叶えることができるの?」
QB「それはもう途方も無いね。この星の歴史くらいなら丸ごとどうにかできちゃうくらいには強いよ」
ほむら「そんなに強かったんだ…」
しかし、星を丸ごとどうにかできたとしてどうしろというのか。
そんな大それたことじゃなくて、まどかが叶えたいことはほんのささやかな願いだけだった。
車に轢かれてしまった仲良しの猫を助けること。
家族みんなの健康。
それに、自分の大切な親友を生き返らせること…
まどかはいつでも周りの人の幸せを考えていた。
ほむら「いつまでここにいるの?」
QB「織莉子は動きを隠そうと思えば、すぐに僕にも見つからないように行動することができる」
QB「それに、今マミや杏子のところに行っても追い払われそうだしね」
QB「それならここにいるほうが良いだろう?」
ほむら「まだ一日目じゃへばる気はないからね…」
1自由安価
2翌日へ
下1レス
ほむら「さっきも聞いたけどまどかが美樹さんを人として生き返らせたとして、
その直後織莉子達に殺されてしまったら…」
ほむら「美樹さんがまどかを人として生き返らせることはできるの?」
QB「できるよ」
ほむら「まどかの素質が高いからできないとか、一度生き返らせたから2度目はないということはないの?」
QB「それは関係ないよ。逆に、まどかの素質をなくすとかはさやかじゃできないだろうけど」
ほむら「ふーん…」
人を生き返らせるなんて、とんでもない禁忌のように思えるけれど
生き返らせ合いのように繰り返していくことすらできるというのか。
ほむら「…つくづく、奇跡を売って歩いてるって感じだね… あなた…」
QB「それが僕の役目だからね」
…しかし、織莉子の言っていたこともどこかひっかかる。
願いを全て消す? 上条君が死ぬということを言ってるにしては、願いの全てという言い方は不自然に思えた。
だって、美樹さんの願い自体は上条君のことじゃないから。
QB「……電気が消えたよ。寝るんじゃないかな?」
ほむら「そうね…」
これからがやっと今日の後半戦だ。
契約の妨害だけだったら、まどかが寝ている時間は関係ないのに。
1自由安価
2翌日へ
下1レス
ほむら「もしまどかが契約した場合、契約直後にいきなり魔女化したりはしない?」
ほむら「素質が途方もなく高いからといって、その素質の高さが原因で暴走したりとか…」
QB「何もしてないのにいきなり魔女にはならないよ。魔力を使うときのコントロールは難しくなるだろうけどね」
QB「それも訓練さえちゃんとすれば、いつかは使いこなせるようにもなるさ。まどかが仲間になってくれればとても頼もしいと思うよ?」
ほむら「…訓練をすれば大丈夫?」
QB「うん」
…でも、こんな運命にもう二度とまどかを巻き込みたくは無い。
ただ普通に幸せに暮らして、笑っていればいい。
…それももう、叶わないのかな。
結局まどかはあの時契約しなくても、高すぎる素質のせいで幸せになれないでいる。
ほむら(だったら… いっそのこと今から訓練すれば“織莉子”たちにも認めさせられる?)
ほむら(でも、ワルプルギスの夜まであと4日しかない… あと4日じゃ少なすぎる)
ほむら(ならいっそ、こんなことになるなら最初から契約して1ヶ月前からちゃんとやっていたほうがよかったの?)
1自由安価
2翌日へ
下1レス
------------------
ちょっとした作業の合間にやってたけど、もうそんな時間かー
そろそろ寝るか
次回は3日(火)20時くらいからの予定です
ほむら「…織莉子さんに伝言頼める? もう一度だけ話し合いたいので会ってくれませんか… って」
QB「今度会う機会があれば伝えるよ。もっとも、次会うのは織莉子が君達と決着をつけるときか、着けた後になりそうだと思うけどね」
ほむら「あなたでも会うのが難しいんだね」
QB「そうだね。まさか織莉子たちがあんなことを企んでいたなんて、最初はまったく気づけなかったよ」
携帯を見てみる。新着メールは無い。
ほむら(3時か… 肉体強化をかけていてもさすがにかなり眠い…)
何もしていないと、本当に時間が経つのが遅く感じてしまう。
インキュベーターでも話し相手になってくれるのは助かった。
ほむら(エイミー、お腹すかせてるかな… 今日は監視の予定はなかったし、ご飯も昨日の朝あげたまま)
ほむら(そうだ、まどかに預かってもらえないかな…? 放課後声かけてみよう)
1自由安価
2翌日へ
下1レス
ほむら「インキュベーター、美国織莉子は共通の敵だし一応今日のこと話しておくけど…」
QB「廃工場でのことなら見ていたよ。さやかが魔女になる瞬間はちゃんと見て確かめておきたかったしね」
ほむら「…そうなの」
ほむら「必ずといっていいほど後の先をとられるのは、何のせいだと思う?」
QB「元々二人の持っているものが相性が良いというのもあるけれど、絆というのかな? 連携の強さが一層二人を強くしているんだろうね」
QB「織莉子が攻撃を読んでテレパシーで伝え、すぐにキリカが正確なタイミングで攻撃や回避を実行する。阿吽の呼吸ってやつだね」
QB「これはなかなか厄介だけど、どちらかがいなくなれば戦力は大幅に落ちてしまうだろうね」
ほむら「そんな隙をなかなか作ってくれないのが困るけど… そうなんだ、あなたが絆なんて語るのも変な感じね」
QB「君達を見ていれば、実際に絆というものが与える影響が強いことはすぐにわかるよ。ないがしろにはできない。
この星の人間の感情があれだけのエネルギーを生み出すのも理解できるね」
ほむら「分析でわかってても、本当はわからないくせに…」
1自由安価
2翌日へ
下1レス
ほむら「17日にワルプルギスの夜が来るんでしょう?」
QB「それは、織莉子から聞いたのかい?」
ほむら「……私一人で戦ってもとても勝てる相手じゃない、まどかが魔法少女になって戦ったら勝てるの?」
QB「勝つ確率は大幅に上がるだろうね」
ほむら「まどかが1回でも攻撃したら魔力のコントロールが制御できなくなって魔女化してしまうの?
まどかが今日契約したとして、3~4日の訓練で膨大な魔力を制御できるようになるの?」
QB「さすがにそれはやってみないことには何も言えないね。訓練の内容によっても違うだろうし」
ほむら「そっか…」
曖昧な言い方で躱わすのはインキュベーターの常套手段だ。
ほむら「そんな確率もわからない賭けでまどかを契約させるわけにはいかないわ。
せめて可能性が大きいか小さいかだけでも教えてくれる?」
QB「すぐに契約して、これから毎日君が訓練につきあってからワルプルギスに臨めば、
君もまどかも無事にワルプルギスの夜を超えられる可能性は大きいよ」
QB「このまま君一人でまどかを守りぬくのはとても厳しい。
君がまどかを守りたいならば、契約して準備をしてからワルプルギスに臨むのが一番守れる確率が高いだろうね」
ほむら「……本当に… 口の上手い…」
ほむら「少し迷ってきちゃったじゃない」
この時間軸だけだとしたら、それはその通りなのかもしれない。
でも、この先魔女になる運命を背負って魔法少女になるのは守れたといえる?
契約させたら、魔法少女になることも死ぬこともない最高の未来を確実に手放すことになる。
でも、最高の未来なんてもう手に届くのかわからないのも事実だ。
1自由安価
2翌日へ
下1レス
ほむら「昨日の戦いを見ていたのなら教えて」
ほむら「あの後巴さんや佐倉さん、ゆまちゃん達はどうなったの?織莉子達に協力することになったの?」
QB「あの場で別れたようだよ。まどかの殺害を認めただけで、協力まではいってないんじゃないかな」
QB「今後何か指示されたら、もしかしたら協力することはあるかもしれないけどね」
ほむら「大怪我をしていた上条くんはどうなったの?」
QB「残念だけど、元々重傷だった上に織莉子の攻撃まで加わって生きてはいられないだろうね」
日が出てきた。
まどかが起きるまであと数時間かな。
1自由安価
2翌日へ
下1レス
ほむら「正直あなたの事は憎んでも憎みきれないし、これまでしてきたことは許せない」
QB「これまでしてきたこと? 僕は君になにかした覚えはないな。勘違いじゃないかい?」
QB「それか僕の知らないことだね。君には謎が多い。よかったら話してごらんよ」
ほむら「黙って。これだから嫌なのよ…」
どうせ言ったとしても『自分の失敗を責任転嫁して勝手に恨んでいるだけ』と思われるのが関の山。
こいつはそういう生物だ。
ほむら「…それでもまどかを織莉子達に殺させない、という点では利害は一致しているから協力体制を結びましょう」
ほむら「これから暫くの間私と行動を共にしてくれない?」
QB「いいよ。僕もそのつもりだったしね」
1自由安価
2朝の時間までスキップ
下1レス
とりあえず、時間停止をかけて自宅に戻って学校に行く準備をしよう。
昨日は慌てて出てきちゃったし、何にも準備していない。
エイミーのお世話もしなきゃ。
QB「変身なんかしてどうしたんだい?」
ほむら「ちょっと準備をしてくるの。今日も学校があるんだから…」
時間をとめて、自宅に戻る――――。
ほむら「エイミーのごはん、エイミーのごはん… あったっ」
さすがに綺麗に空になっていたお皿に、新しくごはんを追加する。
時間が止まった世界で水をあげたり、トイレを綺麗にしたりは無理だ。解いてから大急ぎで行った。
ほむら「あっ、 うわっ わー、こぼし… い、いけない、早くしないとっ」
ほむら「あぁぁ、あとカバン何入ってたっけ? えっと、今日は水…いや、木曜日だから…」
ほむら「着替えて…っ、あぁ、あと何か食べ物がほしいな。けどいつもコンビニに頼りっぱなしだっただけに何も入ってない…」
ほむら「いいやっ、戻ろう!」
――――――。
―鹿目宅
ほむら「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
QB「おかえり。まどかなら今顔を洗っているよ」
ほむら「そう… なんだ…」
知久「~♪」ガラッ
ほむら「~!?」ビクッ
…そうだ、このくらいになると庭にまどかのお父さん出てくるんだった。
これまで2日も監視してるのにまた忘れていた。
ほむら(昨日までだったら、そろそろ巴さんがきてくれる時間だったのにな…)
ほむら(やっぱり、世界中の人の命がかかってるとなれば… 気も変わるよね……)
仕方ないと思いつつも、悲しい気持ちになる。
それから、明るい挨拶と共に家から出てきたまどかをそっと追った。
―教室
ほむら「……」
「暁美… さん?」
ほむら「あ、おはようございます…」
「あれっ、そうだよね。髪下ろしてるから」
「いいなー、髪綺麗!」
ほむら「え?そんな…、ありがとうございます」
「でもなんか今日も眠そうだね。さては髪を結う時間がなかったね?」
ほむら「あ、はい… 実は…」
「それにー… 靴下片方長さ違うよ?」
ほむら「えっ、うわ……本当だ」
…やってしまった。
急いでいるとろくなことがない。昔からそうだった。
チャイムの鳴る少し前、テレパシーが聞こえてきた。
『…暁美さん、居る?』
ほむら「! …巴さん?どうかしました?」
『放課後、一緒に帰れないの鹿目さんに謝っておいて』
ほむら「え…っ あ、あの」
『……頼んだわ』
1巴さんに安価内容で念話
2自由安価
3放課後へ
4教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
5昼休みの行動(安価内容)
下1レス
まどかがこっちを見ている。
……あっ、口から喋ってる! そりゃ相手に聞こえてないわけだ!
ほむら『…あの、巴さん。以前キュゥべえのこと襲ったときのことですけど』
マミ『……何の話がしたいの?』
ほむら『簡単に言うと、キュゥべえは殺されても死にません』
マミ『…はぁ? どういうこと?不死身だとでもいうの?』
ほむら『死にますけど、意識を共有した新しいスペアが出てきます』
マミ『………それを私に伝えてどうするの?』
ほむら『契約されたら困るでしょう? それは私も同じ… です』
マミ『…そうね。わかったわ、殺しても意味がないのね』
ほむら『はい…』
早乙女「はいみなさん、おはよーございまーす!」
…チャイムが鳴り、先生の元気な声が響く。
ぎこちない雰囲気のまま念話を終えた。
―昼休み
まどか「…ねえ、朝マミさんのこと言ってたけど… 何かあったの?」
ほむら「あ… えっと、放課後一緒に帰れなくなるから謝っといてって…」
まどか「そうなんだ、暁美さんは?」
ほむら「私は大丈夫」
巴さんも、さすがに罪悪感を感じているのだろうか。
それでも、世界中の人の命と比べられてしまうとどうすることもできないのだろう。
ほむら(…結局、このままだと巴さんも後悔することになる)
ほむら(一番良い方法ってなんなんだろう……)
―放課後
QB『ほむら』
ほむら『…キュゥべえ?何?』
QB『まどかの契約を認めて特訓をするなら早いほうがいいよ。もう何日も無いんだ。迷ってはいられない』
QB『訓練期間が短くなればなるほど、ワルプルギスの夜を無事に超せずに魔女になる可能性が高くなる』
QB『今なら間に合うかもしれないんだ』
QB『それにこのままでは必ず、織莉子やキリカ、もしくはマミや杏子、ゆままでもがまどかを殺しに襲ってくるよ』
QB『君はたった一人で勝てるのかい? それに、17日を超えれば素質が消えるわけじゃない。
これからずっと、ああやって一人で眠らずに張り込むなんて持つはずがない』
QB『まどかが魔法少女になれば、もう織莉子たちだって手を出そうとはしないさ。
むしろ、みんな訓練に協力せざるを得なくなるはずだよ』
ほむら『……』
…そうだ。確かに決めるなら迷っている暇はない。
まどかを契約させて、今から訓練をしてワルプルギスの夜に挑むか。
契約させず、まどかを守りきるか。
1契約させない
2契約させる
下4レス中多数決
自衛の為にも2かな
ただ契約させる理由が重要だな
最低限魔法少女の真実、織莉子が命を狙う理由、さやかが契約した内容は話さないとね
-----------------
いつのまにやらsage進行になってたのに今気づいたけど
このままこっそり次のレスで決まりますよと書いておこう
次回開始までに来てなかったらアゲよう
とりあえずここまで
次回は5日(木)20時くらいからの予定です
-------------------
って、レス来てたか。書き込む前にチェックし直したはずなんだけど、更新がうまく読み込めてなかったっぽい。
>>115採用の2で合ってます。
…やむを得ない。
まどかを失ってしまうよりは良い。
ほむら『…帰り、そのまままどかの家に行って話してみましょう。…一緒に』
QB『もちろんいいよ。じゃあ決まりだね?』
ほむら『…ええ。全てを話した上で、納得したら契約させる』
巴さんもいなくなり、とうとう三人になってしまった帰り道。
最初から前後列で別れることもなく、まどかの隣を歩く。
ほむら(……でも、もうこの二人には入れそうにないなぁ)
今までも会話がなかったけれど、この三人でも、どうしても二人の間に割って入っていくのは難しい。
この時間軸ではあまり話したこともなかったから尚更だった。きっかけがつかめない。
仁美「では二人とも、また明日」
まどか「うん、またね! 仁美ちゃん」
ほむら「さようなら…」
志筑さんと別れて、まどかと二人になる。
ほむら「…鹿目さん、今日この後家に寄ってもいい? えっと…キュゥべえも一緒に」
まどか「それって、魔法少女のことで…?」
ほむら「…うん」
―鹿目宅
ずっと家の周りに居たものの、堂々と中に入るのは随分と久しぶりに思えた。
部屋に入ると、いつのまにかひょこっとインキュベーターもついてきた。
QB「はじめまして。僕はキュゥべえ。もうほむらから聞いているのかな? 魔法の使者さ」
まどか「はじめまして…。マミさんと暁美さんから聞いていたの」
まどか「願い事を叶えてくれるんだよね…? わたし、叶えてほしいことが決まっているの」
QB「その代わり魔女と戦うことになる。それもわかって受けいれてくれているね?」
まどか「うん…。大丈夫」
ほむら「…あの。それだけじゃなくて、契約の代償はもっとあるんです」
まどか「…もっと?」
ほむら「契約とともに生み出されるソウルジェムという宝石…。これは、魔力の源であり私達の魂そのもの」
ほむら「だから、決して身体から離しすぎたり、壊れたりすることのないようにしてください」
ほむら「身体と魂が離れすぎると、身体を操れなくなって… 身体はただの死体になってしまうんです」
まどか「……え?」
ほむら「それから、魔法を使ったり、心に負担がかかるとソウルジェムは黒く濁っていきます。
これが真っ黒に染まったとき、魔法少女は魔女へと生まれ変わります」
ほむら「必ず、濁りきる前にソウルジェムを綺麗に保ってください」
きたか
まどか「……魔法少女って、魔女と戦うんだよね? なのに、魔女になるの?」
QB「そうだよ。これが増えすぎてしまうと大変なんだ。だから倒すのに協力してほしい」
まどか「で、でも魔法少女が魔女のもとなのに、わかっててなんで増やすの?
あなたが魔女を増やしてるんじゃない。魔法少女の契約をしなければ魔女も増えないのに」
QB「魔女にするのが目的なわけじゃないんだけど、どうしても副産物が生まれてしまうんだよね」
まどか「副産物…? じゃあ、あなたの目的はなに?」
QB「契約で生じる希望のエネルギーを、最終的に絶望に転移させることだ。このとき、君達はエネルギーを生み出す」
QB「君達が契約してくれることが、宇宙のためになっているんだよ」
まどか「宇宙のため…? だからって、わたしたちに犠牲になれっていうの!? そんなのひどいよ!」
QB「でも、こうして代わりに願いを聞いてあげているだろう? 君達が一生を費やしても叶わないような願いをね。
契約を必要とする人は必ず居るんだよ」
まどか「そんなことで代わりになんかならないよ! それに、キュゥべえは最初これをちゃんと話す気があったの?」
ほむら「…キュゥべえってこういう生き物なんだよ。私達みんな騙されたの」
ほむら「でもね、知ってて契約したいというなら…」
QB「君には、全て受けいれてでもどうしても叶えたい願いがあるんじゃないのかい?」
まどか「………… さやかちゃん」
まどか「さやかちゃんにまた会いたい…」
QB「それが望みかい?」
まどか「…魔女になるのも魂が身体からなくなるのも嫌だし怖いけど…… うん。それでも…」
まどか「…それに。さやかちゃんだけじゃなくて、叶えられるなら呉キリカって人に殺された人全員を生き返らせてほしい」
QB「殺された人全員っていうのは無理だね…。君がよく知らない人は再生できないんだ」
まどか「…わかった、ならさやかちゃんだけでも生き返らせて。ただし、普通の人間としてにして」
まどか「……本当はマミさんや暁美さんのことも助けてあげたいけど、それだと願い事が1つじゃなくなっちゃうから」
QB「そうだね。さやかのことだけなら叶えられるよ。契約は成立だ!」
まどか「ふっ……… ぐっ、うぅ…!」
胸から桃色の宝石が浮かび上がる。
QB[君の願いは、確かに叶えられた。それが、君の魂の輝きだ」
まどか「これが… 」
まどか「さやかちゃんに会いに行ってこよう!」
QB「今頃、さやかは自宅の前に居るかな」
ほむら「うん… あ、それから…ね」
ほむら「…17日、ワルプルギスの夜っていうとても大きな魔女がやってくるの。
それにむけて、上手く魔力を使いこなせるように訓練をしよう」
まどか「17日…? あと数日しかないけど、間に合うの?」
ほむら「鹿目さんはとても強い素質を持っているの。だから、危険視されて織莉子にも狙われていた」
ほむら「けど、今から鹿目さんの持つ強い力をちゃんと使いこなせるように訓練をすれば、
ワルプルギスの夜にだって勝てるかもしれない」
ほむら「その力を闇雲に力いっぱいぶつけようとしなくていいから、
今からコントロールさえ身につけて、感覚をつかむことができるようになればいいの」
まどか「…うん、わかった。じゃあ、行こう」
―マンション
美樹さんのマンションまで行って呼び出してみると、さやかの母親が出た。
さやか母『まどかちゃん!さやかが!さやかが帰ってきたのよ!』
さやか母『ほらさやか、まどかちゃんが来てくれたわよ』
さやか『あ… まどか?』
まどか「さやかちゃんだ…! 本当にさやかちゃんだ…!」
さやか『なんかあたし行方不明になってたって… あれ?』
ほむら「とりあえず、下来れますか…? 話がしたいんですけど」
さやか『ああ、うん。お母さん、まどかたちと話してきていい?』
さやか母『帰ってきたら、今度こそさやかの好きなもの作って待っててあげるから』
さやか『今度こそもう、あんなことがないように無事で帰ってくるのよ』
さやか『も、もう、大げさだなぁ… ちゃんと帰ってくるから待ってて』
―マンション前
ほむら「あ…、ごめんなさい、家族団欒邪魔しちゃって…」
さやか「団欒っていってもお父さん帰ってないけどね。 それよりさ… あたし、なにあった?」
まどか「……わたし、契約したの」
さやか「…え? まどかが?いつのまに! ちょっとまって、本当になにがあったの?今日は何年の何月何日だー!?」
ほむら「…いや、そこまでは離れてないから安心してください」
でも、そっか… 本人は魔女になったなんて覚えてないんだ。
あんな風に真っ二つにされてたら意識だってあったかわからなかった。
けれど、どんな風に説明したら。
1自由安価
2廃工場でのとき、呉キリカに殺されてしまいました
3廃工場でのとき、魔女になってしまいました
下1レス
QB「数多の世界の運命を束ね、因果の特異点となった君なら、どんな途方もない望みでも叶えられるだろう」
QB「さあ、鹿目まどか。その魂を対価にして、君は何を願う?」
まどか「わたしの願いは……」
まどか「はあ……ふう……」
まどか「──全ての魔法少女を、いつでも人間に戻れるようにして!」
QB「君の祈りはエントロピーを──は?」
ほむら「…美樹さんは、魔女になってしまったんです」
さやか「……は? 魔女に?どういうことよ、人が魔女になるって…そんなのあるわけないじゃん」
ほむら「……受けいれ難いと思います。みんな、実際に美樹さんが魔女になったのを見るまではそんなこと信じられませんでした。
でも本当のことなんです」
さやか「え……」
ほむら「でも今は美樹さん、魔法少女じゃないんですよ。鹿目さんがそう願ったから。だから、もう魔女にはならないんです」
さやか「えっ、あ! ホントだ、ソウルジェムがない」
…それでも、上条君が死んでしまったとわかったら
またそのために契約してしまうかな……。そしたら、まどかを蘇生させたときとまた全く同じ能力になるだろうか。
ほむら「“織莉子”たちがまどかを狙ってたのは、まどかが契約し魔女になったら世界を滅ぼすから。
その説得の為に、“織莉子”たちは美樹さんを魔女にしたんです」
ほむら「……みんな鹿目さんの殺害を容認してしまいました。
でも、世界と天秤に掛けなければならない以上内心かなり葛藤していると思います」
さやか「まどかが、世界を滅ぼす魔女に…!? なにそれ、だったら契約しちゃヤバいんじゃ…!」
まどか「で、でも魔女にならなければいいんだよね……
ソウルジェムが真っ黒になられなければ魔女にはならない。ちゃんと気をつけるから…」
1自由安価
2訓練に移る
下1レス
すげえな
ほむら「鹿目さんには途方も無い素質があり、
そのために魔女化したら世界を滅ぼす魔女になるために美国織莉子、呉キリカに命を狙われているということ…」
ほむら「一度殺されたまどかが再び狙われているということは、素質のそのものは死んでも変わらないということです」
さやか「えっ? ちょっとまって、まどか… 死んだの?一度? あたしみたいに、願いで蘇生されたってこと?」
ほむら「………美樹さん、記憶は今どこまでありますか? もしかして、契約する前までの記憶しかない?」
さやか「……え?契約は…したよ。あれ?でも…」
さやか「…そういえば何で契約したっけ? あたし…」
ほむら「え……? ちょっと待って、インキュベーター!どういうこと!?」
QB「さやかが契約した理由を、まどかが知らなかったからね」
QB「言ったろう?よく知らない人は再生できない… 知らないことは再生されないんだ」
ほむら「……それ…って…」
―――『……まあ、全ての真実を知らないまま、
全ての希望が消えないまま終わるほうが幸せだったのかもしれないわね?』
…まさか…… そういうこと?
知らないことは再生されないのなら、願った人の記憶の中のその人の形しか再現してないということ。
それは本当にその人自身が生き返ったといえるのだろうか。
まどか「…どういうことなの? ごめんね、ちょっと… よくわからないんだけど」
まどか「さやかちゃんは…ちゃんと生き返ったんだよね……?」
QB「この世界に居たはずの美樹さやか、その存在としては同一だよ。
だからさやかの持っていたはずの素質だって引き継がれている」
ほむら「…あなたにとってはそうだろうけど、そんな、なくなった場所に当てはめただけのような、都合の良いこと…」
QB「今回は少し知識に差があっただけで、さやかはまどかのことをよく知っているし、
まどかもさやかのことをよく知っている。さほどの破綻は無い。ほぼ同じようなものだろう」
まどか「……ちょっと待ってよ… じゃあ、わたしって何…? そのわたしから造られたさやかちゃんは…?」
……これ以上を考えるのはやめた。
そうしないと、もう気持ちを保てない。
…全ては、ワルプルギスの夜を超えた後に考えよう。
ほむら「……でも、まどかが莫大な素質を持っていて、狙われていたのは変わりません。
今は契約したから、下手に手を出してこないと思うけれど…… それでも、魔女になるという運命はもう背負ってしまった」
ほむら「死んでもその人という存在が持つ素質は変わらない… そうだよね?」
QB「そうだね」
ほむら「…なら、それを逆手に取って鹿目さんを魔女にしない方法があります」
ほむら「美樹さんは人として生き返って再び契約できるそうですが、今はまだ魔法少女にならないでください、理由は後ほど」
ほむら「17日に来るというワルプルギスの夜という強大な魔女を倒すために、
鹿目さんには魔力コントロールの訓練をひたすら続けます」
ほむら「ワルプルギスの夜を倒した後、鹿目さんのソウルジェムを破壊し鹿目さんには一時的に死人になってもらいます」
さやか「えっ!? …また生き返らせるの?あたしの願いで?」
ほむら「…はい。そのあと美樹さんに『上条くんとまどかを人として甦らせて欲しい』と願って
まどかを生き返らせてもらって美樹さん同様再び契約してもらいます」
まどか「…え?上条君も死んじゃった… の?なんで!?」
ほむら「美樹さんを絶望させて魔女にするために、上条君は“織莉子”にさらわれてしまって、殺されたんです…」
ほむら「『私の願いはこの地球上における魔法少女システムの改変。
私を含む全ての魔法少女のソウルジェムが濁りきった時、希望から絶望への転移でエネルギーを生み出すのではなく、
魔法少女の素質そのものをエネルギーにして
そのエネルギーを産み出す際にソウルジェムになった魂を元の肉体に戻して、人として天寿を全うできる状態にすること』 」
ほむら「この願いなら魔法少女が魔女になることはなくなります」
QB「そんなこと叶えられるわけないよ。理論的に無理だ」
QB「摂理を捻じ曲げるとすれば… その際に、全ての魔法少女の前に現れ、まどか自身がそれを行う。
…即ち、“まどか自身がシステムとなる”ということになるよ」
さやか「…まどか自身がシステムになるって、そうなったらまどかはどうなるの?魔法少女ですらなく、人じゃなくなるの?」
QB「永遠に地球の外に存在する、目に見えない概念となってしまうかな」
さやか「そ、そんなの駄目だよ!」
1自由安価
2訓練に移る
下1レス
-----------------
ここまで
>>138がわかりにくかったとのことで、ざっくり書くと
実は死んだ人がそのままの状態で生き返ったと思ったら、願った人の頭の中のイメージが再現されてただけだったというオチです
だから、まどかはさやかの契約理由を知らなかったので、まどかの中のさやかを再現したら契約理由を覚えていなかったという
それに、このまどか自体がまずさやかの中のまどかなので、このさやかはさやかの中のまどかの思うさやかのイメージという… うん、ややこしいな
TDSで生き返ったさやかがそれっぽいかなと思ったのが元です
次回は7日(土)17時くらいからの予定です
来ないね
遅れましたが、はじめます
--------------
ほむら「絶望から希望へ転移することでエネルギーを得ているのに、その根本を変えてしまうというのは無謀…
そこが変えられれば、あなた達も得する最大の譲歩になったのだけどね。…それができないのなら」
ほむら「だったらもっと狭い範囲で、
『鹿目まどかと美樹さやかのソウルジェムが濁りきったら元の人間に戻るようにする』……」
ほむら「こんな願いも無理なの、キュゥべえ?」
QB「それなら出来るよ」
ほむら「!! それは本当ね…!? でも、こんなこと叶えてくれるの?」
QB「うん。嘘はつかないさ。それに、叶えられる願いなら叶えないわけにはいかない。そういう使命だからね」
さやか「こんなやつまた頼るとか正気? もうこんなやつに振り回されるのやだよ。
願いは変な風に叶えられてるし、ろくなことになってないじゃん!」
さやか「ていうか、どうせまどかも…それに恭介も。
契約したところで返って来るわけじゃないんだからさ」
さやか「結局死んだらもう終わりなんだよ。あたしは死ぬ前の本当のあたしじゃないし、
まどかだって本当のあたしが勝手に作り出しただけじゃん」
さやか「もうそんなことは嫌だ! 所詮、夢のような話なんて… あるわけないんだよ」
自分が他人の頭の中のイメージから作られたと知って、ショックが大きいんだろう。
私だってショックだ。でも、私は… だからといってこのまどかを見捨てることなんて出来なかった。
たとえ、本当のまどかじゃなくても。
まどか「じゃあ……… わたしの願ったことってなに?
さやかちゃんにそんなこと言われたら、わたしはどうすればいいの?」
まどか「まだ魔法少女になったばかりなのに… わたしの願ったことは無駄だったの?」
恐らく、“織莉子”が美樹さんを絶望させる決定打とするはずだっただろう真実。
それをいきなり知らされた上に、美樹さんにまでこんなことを言われたら…
QB「いや、人格の同一性をいうなら
さやかはただまどかが知らなかった出来事の記憶が欠けているだけで、本質的にはほぼ同じはずだよ」
さやか「それでもあたしが見て感じてきたことが抜けてるなら、もうやっぱり本物とはズレてるんだよ!
これをまた… 繰り返すっていうの?」
QB「わざわざまどかが死ななくても、さっき挙げた願いくらいならさやかでも叶えられるよ」
さやか「…! でも…またこんなのに頼るって……」
さやか「でも……契約してもまた人間に戻れるんだよね… だったら……」
ほむら「これからワルプルギスの夜に挑むのに一緒に戦ってもらうことになります。
勿論、魔女になる前にそこで死んでしまえばおしまいなのは変わりません。危険がないわけじゃないですけど…」
ほむら「一番恐れていた、戦いの最中や直後にってことは確実になくなる…!
これだけでもかなり安心です!もう織莉子だって狙う理由がなくなります」
ほむら「ああ、そうだ。この場合、人間に戻ったらまた契約することは…」
QB「できないね」
ほむら「それなら…!」
さやか「うん… まどかにだけ任せてあたしだけ戦いたくないなんてことは言わない。そこは大丈夫だけど…」
ほむら(契約させるなら早いほうがいい。これからやるまどかとの訓練に、美樹さんも付き合ってもらう…?)
1さやかに契約させる
2契約させない
下4レス中多数決
2
どうせならマミ・杏子・ゆまも含めたいのでこの場では…
ほむら「…ちょっとまって、それは巴さんや佐倉さん、ゆまちゃんも含めることはできる?」
QB「それは… 本人が心から願わないと駄目だからね。マミはともかく、杏子とゆまのことは知らないだろう?」
さやか「うん、その二人も魔法少女?」
そうか、佐倉さんとゆまちゃんのことも知らないのか。
ほむら「はい。風見野の魔法少女なんですけど、“織莉子”のことで関係があって一応一緒に行動しています」
さやか「ふーん… でもマミさんは含めたいね。お世話になった先輩だし。
……といっても、実はそれもあんまり覚えてないんだけどさ」
…じゃあ、結局どうしよう?
1自由安価
(下1レス目に1の内容が来た場合)下1レス
2さやかに契約させる
3契約しないように言って別れ、まどかの特訓に移る
(下1レス目に2か3が来た場合)下4レス中多数決
ひとまずマミと杏子達にまどかを魔女化させない方法が見つかったと連絡して集合
彼女たちに先ほどの内容を話してまどかの訓練、ワルプルギス戦の協力を頼む
ワルプルギスを倒すまでさやかは契約させない
まどかがワルプルギスを倒したらソウルジェムを壊して、さやかにまどかと上条を生き返らせる
生き返ったまどかが、『自分とこの場にいる5人のソウルジェムが濁りきったら元の人間に戻るようにする』という願いで再契約
こんな流れ?
ひとまず、佐倉さんに連絡しよう。
まどかを魔女化させない方法が見つかったことを伝えたい。きっとこれでまどかの訓練にも付き合ってくれる。
ほむら「美樹さん、ひとまず鹿目さんが魔女にならない方法が見つかったことを連絡しましょう。
美樹さんはマミさんの連絡先持ってましたよね。携帯は持ってます?」
さやか「うん。まだ帰ってから出してないし、いつもどおりポケットに……… あれ?あ、あれ?」ゴソゴソ
さやか「……入ってない。うそ、どこでなくしたんだろ」
美樹さんの携帯といえば、“織莉子”が廃工場に巴さんを呼び出すときに使っていたはず。
……あっちの手に渡って、今頃は処分されてしまった可能性が高いか。
ほむら「…仕方ないです。とりあえず、さっき話した佐倉さんたちに電話かけてみますね」
杏子『……ほむらか? どうした』
ほむら「聞いてください、鹿目さんを魔女化させない方法が見つかったんですよ!」
杏子『それは本当か!?』
ほむら「はい、本当です。鹿目さんが魔女化してしまうのは、17日に来るワルプルギスの夜との戦いのとき。
力はとても強いものの、コントロールが難しいために魔力を出しすぎて魔女になってしまうということでした」
ほむら「でも、今から特訓をしてコントロールを鍛えれば、
これから来るワルプルギスの夜にも無事に勝てる可能性が高いんです!」
ほむら「ですから、佐倉さんにも是非特訓のお手伝いをお願いしたいんです」
杏子『だが、そこを無事で終えたとしたってその後は… それに、可能性ってだけで絶対じゃない。
もし無事に勝てなかったらあたしたち全員おしまいだろ?』
ほむら「鹿目さんは美樹さんを生き返らせるために契約しました」
杏子『なっ… もう契約してんのかよ!!? もちろん何かちゃんとした、確実な算段があってのことだろうな!』
ほむら『それもお話しします。今は美樹さんのマンションの前に居ます。きてください』
杏子『わ、わかった。今から行くよ』
…佐倉さんたちが来るまで時間が出来てしまった。どうしようか?
1自由安価
2なにもしないで待つ
下1レス
キュウベェに質問
先程の『まどかとさやかのソウルジェムが濁りきったら元の人間に戻るようにする』という願いに
マミと杏子、ゆまと自分も含めることができるのか?
あとこの場からマミに念話で連絡がとりたいのでなんとか出来ないか?
願いの対象はさやかまどかマミだけとなっております (>>150参照)
---------------
ほむら「ごめんなさい、ちょっと時間が出来てしまいましたが… 待っててもらえます?」
通話を終了し、アプリを起動する。
ゲームでもしてよう。
さやか「えー、どんくらいかかんのさ? はぁ、あたしも何かあればなー。ていうか携帯どこいっちゃったんだろ?」
まどか「織莉子って人たちに襲われたとき、何かあったのかな?」
ほむら「あ… それは、ちょっと色々あって… “織莉子”たちの手に渡って処分されたんじゃないかと… あぁ!失敗した、ここをこうしてれば…」
――――
――――
ゲームしつつ、美樹さんとまどかは何か二人で喋りつつ待っていると、
漸く二人の姿が見えた。
杏子「おわ… 本当にさやかが居るよ」
ゆま「さやかおねえちゃん!」
さやか「え… あー、ごめん。あんたたちのことちょっと覚えてないんだ」
杏子「あ? どういうことだよ」
まどか「……あのね。生き返らせるっていっても、なんていうか… わたしの頭の中のイメージから再現したんだって。
だからわたしがさやかちゃんのことで知らないことは、さやかちゃんの記憶にも再現されないの」
杏子「はぁ? んだよそれ、じゃあ逆に間違ったイメージがあったら間違ったまま再現されんのか?」
杏子「んなの生き返ったっていえるか! お前契約し損じゃねえか!」
まどか「……」
ほむら「ま、まあまあ… そこは鹿目さんも美樹さんも気にしていることですから… もうあまり指摘してあげないでください」
ほむら「契約してしまったのは仕方が無いです。それより魔女にしないことですよ」
杏子「…ああ、それで? どういう考えがあるんだ?」
ほむら「簡単です。…キュゥべえに、『まどかとさやかのソウルジェムが濁りきったら元の人間に戻るようにする』
という願いをかなえてもらえばいいんです」
杏子「え、そんなことできんの!?」
QB「できるよ」
杏子「…って、それができりゃ一番いいけどよ、誰が願うんだそれを…。
そんな二人しか得しないようなことその辺の奴らに頼めないだろ」
ほむら「美樹さんを生き返らせる際、人間として生き返るように願いました。まだ素質はあります」
杏子「さやかにやってもらうのか?」
ほむら「本当は、鹿目さんがワルプルギスを倒した後鹿目さんには一度ソウルジェムを砕いて死んでもらって、
それから美樹さんに上条君と鹿目さんを生き返らせてもらう予定でしたが…」
さやか「そんなことはしない。そんな風に生き返らせたって意味ないよ」
さやか「あたしも全然知らないうちに死んでたなんて聞かされて、そりゃ悲しいし受けいれたくない…
でも受けいれるしかないんだ。死んだ人は返ってこない。…考えてみれば、あたりまえのことだから… さ……」
杏子「まあそうだろうな。あんなこと聞かされた後にまたそんな願いはしないわな、わざわざ騙されるなんてただの馬鹿だ」
さやか「…うん。そんなまどろっこしいことしないで、今あたしが叶えてやるんだ。
そうすればまどかだって戦いの最中に魔女になっちゃうことはない。それならあんたたちだって安心できるでしょ?」
杏子「そうだな、それなら…」
ゆま「みんな幸せになれるんだよね!?」
さやか「うん!」
QB「…じゃあ、もう決まってるよね? 契約するよ?」
1見守る
2異議(反対内容を安価で)
下3レス中多数決
2
>>156
---------------------
願いの対象はさやかまどかマミだけとなっております (>>150参照)
ここから下3レス中多数決
>>161
その3人だけで確定なんですか?
ほむら・杏子・ゆまの3人も願いに含めることができるのかどうかをさやかが契約する前にキュウベェに
確認をとってみようという安価だったのですが
2
どうせなら原作キャラ5人とゆまちゃんも含めた6人で幸せになって欲しいので
156の内容でキュウベェに質問する
2
待ってください
きゅうべぇ、ソウルジェムが濁りきったら人間に戻るのは鹿目さんと美樹さんと巴さんの3人だけなの?
私や佐倉さんとゆまちゃんはその願いの中に含まれているんですか?
願いにほむらも入れてと頼むというならわかるけれど、同じようなことを>>150で一度聞いてるんだけどな…
ちゃんと読んでますか?それとも何かわかりにくかったのかな? わかりにくかったのなら書き手のせいですが。
とりあえずもう一度だけ確認をしますが、これ以降同じ質問は安価下にします。
--------------
ほむら「もう一度確認をさせて。
美樹さんが願うのは、『美樹さんと鹿目さんと巴さんのソウルジェムが濁りきったら人間に戻るようにする』という願いですね?」
さやか「うん」
ほむら「…願いを叶えるには、心から願わないといけない。
佐倉さんとゆまちゃんは美樹さんにとって知らないから、思い入れの無い相手は含められないということですよね」
QB「そうだよ」
杏子「知らない、か… まあ、覚えてたら覚えてたでどうせ思いいれなんかないだろうよ」
ほむら「あと、私は? 私だって魔女になんかなりたくないよ」
さやか「あー… ほむらか」
ほむら「忘れてたんですか…?ひどいですよ」
さやか「あぁ、いや… なんていうか、ほむらのことも正直あんまり覚えてないんだよね。一緒になにをやったとか肝心なことは何も。
いやまあ、それはマミさんもだけどさ…」
ほむら「お世話になった先輩の巴さんは助けてあげたいと言ってましたけど、
一緒に居た先輩だからお世話になった気がするだけで、巴さんのこともよく覚えてないんですよね…?」
さやか「まあ一緒に行動してた気はしてるって。ほむらのことも言っとくから」
QB「素質は足りてる。願いが叶うかどうかは、さっき言ったとおりそれを心から願えるかどうかにかかってるよ」
QB「さすがにそこは僕にははかれないな」
1契約
2異議(反対内容を安価で)
下3レス中多数決
ほむら「巴さん、自分は魔女にならなくなっても、
佐倉さんとゆまちゃんが魔女になるままだと知ったら負い目感じちゃいませんか…?」
杏子「仕方がねえよ。元々こいつから思いいれなんかなかったんだし」
杏子「元のさやかだったとしても、変わらないんじゃないか? ていうかあんたが入ってることのほうが奇跡だろ」
ほむら「と、とりあえず意見を聞きません? 連絡先は… 誰も持ってないか。じゃあ今から家に行って…」
杏子「訓練する時間なくなるぞ。今家に居るかどうかもわからねえしな」
ほむら「…じゃあ、明日でいいです」
ほむら「…あの、やっぱ今は私達のこと知らなくても、みんなで訓練に付き合っていけば
絆だって芽生えると思います」
ほむら「やっぱり最初の案でいきませんか…?
上条君を甦らせるべきか、そのときまで考える時間があったほうがいいと思います」
杏子「はぁ?何馬鹿なこと言ってんだ!そんじゃあワルプルギスとの戦いの途中でこいつが魔女になったらどうする!
せっかく完璧に安全な方法が見つかったんだぞ」
杏子「それにこいつなんかと絆なんか無理だね」
さやか「ちょっと、どういう意味よそれ! 態度悪ッ、あたしが何したってわけ?」
ほむら「お、落ち着いてください…」
さやか「ていうかあんたもあんたよ……」
さやか「あんたさ、もし自分の大切な人が死んだとして、
自分の思い出のその人を再現したっていうだけの人形なんかもらってうれしいわけ?」
さやか「そんなのただの自己満足じゃんか…」
さやか「あたしだって恭介の全てを知ってるわけじゃない。
それに、たとえ全てを知ってたとしたって、
本当に生き返ったわけじゃなくて頭の中のイメージから作っただけなんだから…」
まどか「さやかちゃん… もうやめてよそんな言い方!
これ以上そんなこと考えさせないでよ。もうやめよう?そんな話」
まどか「じゃないと……… 多分、嫌なことが起こると思う」
ほむら「えっ……」
杏子「おいおいここで魔女化とかやめてくれよ。
そんだったら容赦なくそのソウルジェム砕くからな。いいな?わかってるよな?お前は世界を滅ぼすんだぞ!」
まどか「う、うん……」
さやか「…ごめん。あたしも嫌になってきた。
でも、とにかくあたしはあたしとまどか、マミさんとあんたを人間にする願い以外じゃ契約する気ないからね」
ほむら「はい…。でも、私だったら…… 」
ほむら「私は… どうだろう」
思い返してみれば、まどかや他の人の死を何度も経験してて。
いつのまにか私にとって、人は一度死ねば終わりじゃなくなってる。
…だから私はもう感覚が少しおかしいのかな。
こんな質問をしてしまうくらいだ。
QB「契約するのかい? しないのかい?」
さやか「あー、随分時間掛けさせたね。するよ。別にしない理由もないし。
サクラサンとやらの口ぶりじゃ、元からあたしとあいつの仲は険悪。それどころかほむらとも険悪ってことだし」
さやか「明日まで待ってマミさんに聞いたってどうせ変わんないんでしょ? これに乗っからない手はないんだから」
ほむら「まあ… そうですけど……」
意見を聞くとしたら… そうだ、“織莉子”。
まどかを狙っていたあの人に聞けたらよかったけれど、会う方法もわからない。
QB「それじゃあ、願い事を聞こう!」
さやか「あたしの願いは、『あたしとまどかとマミさんとほむらのソウルジェムが濁りきったら、人間に戻るようにすること』!」
さやか「さあ、叶えなさい!」
下1レスコンマ判定
2の倍数 マミ成功
2と3の公倍数 ほむら成功
QB「契約するのかい? しないのかい?」
さやか「あー、随分時間掛けさせたね。するよ。別にしない理由もないし。
サクラサンとやらの口ぶりじゃ、元からあたしとあいつの仲は険悪。それどころかほむらとも険悪ってことだし」
さやか「明日まで待ってマミさんに聞いたってどうせ変わんないんでしょ? これに乗っからない手はないんだから」
ほむら「まあ… そうですけど……」
意見を聞くとしたら… そうだ、“織莉子”。
まどかを狙っていたあの人に聞けたらよかったけれど、会う方法もわからない。
QB「それじゃあ、願い事を聞こう!」
さやか「あたしの願いは、『あたしとまどかとマミさんとほむらのソウルジェムが濁りきったら、人間に戻るようにすること』!」
さやか「さあ、叶えなさい!」
下1レスコンマ判定
2の倍数 マミ成功
2と3の公倍数 ほむら成功
-----------
すいません、連投になっちゃいましたが上のは気にせずに
さやか「くっ……… ぅ…」
ほむら「…………イマイチ効果がわかりませんが…」
まどか「…何か、ソウルジェムに来たような気がするよ!」
私にはそんな感覚は一切なかった。
…直前で険悪だったなんてことを聞いてしまったせいだろうか。
さやか「これでまた魔法少女か! でも、魔女にはならない!まどかも、それからマミさんと、 …あんたも?」
ほむら「いえ… 多分、ですけど… 私は……」
杏子「本人が疑問系じゃあな…」
ほむら「さ、佐倉さん!あなたが余計なこと言わなければ多分私への…その、疑念とか色々はなかったことになってたのに!」コソ
杏子「しょうがねえだろ!自分だけ助かってさらっとあたしらだけ見捨てるなんてこたさせないからな!」コソ
ほむら「確かにあなたと美樹さんは険悪でしたけど、私はそんなに険悪じゃありませんでしたよ!」コソ
さやか「おーい、訓練すんでしょ? こそこそ言い合いしてるなって!もう既に時間かなり遅くなってんだからさ!」
ほむら「は、はい! えっと、それじゃあ行きましょうか!」
―見滝原大橋下
ほむら「…鹿目さん、美樹さん。とりあえず変身してみてくれますか?」
ほむら「美樹さんも、以前とは願いが変わっているのでまた力が変わっているかと思いますし」
さやか「その以前を知らないんだけどね… はいっと、変身したよ。…格好は変わってないみたいね」キュピィン
さやか「……うん、武器も変わってないみたいだけど?」
衣装と武器は、願いが違ってもほぼ変わらない。その人の魔法少女の素質とかに関係するのかもしれない。
だからまどかが知らないはずのことでも記憶にあるのだろう。
ただ、私が違う願いにしていたら、私の武器はもう少し違うものになっていたのかもしれないけれど…
ほむら「それは変わらないのでしょう。変わるとしたら、回復の力… とか」
さやか「回復の力?」
QB「癒しの祈りで契約すれば、回復の魔法が得意になるのさ」
まどかは前の美樹さんと同じ願いだ。
恐らく回復に特化した魔法少女になっている。
なら、あの願いで得た力とは何か?
ほむら「キュゥべえ。あの願いで契約したら、今の美樹さんの力は何だと思う?」
QB「さやかの力か。基礎的なものは変わらないとして、それ以上のものはないかな」
ほむら「そう… まあいいわ」
ほむら「鹿目さんは、武器は杖?」
まどか「ううん、感覚的にわかることがあるの。これの使い方は… こう!」
まどかが弓を展開させ、魔力の矢を番える。
桃色の矢は爛々と輝き、魔力は燃え盛る炎のように揺らめいている。
…とても強い魔力を感じる。思わず佐倉さんも目を見張るほどだった。驚きと、そして怯えすら感じただろう。
杏子「!」
ほむら「ま、まずはもっと小さく、細く弱くでいいんです。少しずつ、少しずつ調整していきましょう」
まどか「う、うん……」
――――
――――
--------------
これで少しは進んだ……
おやすみなさいです
次回は10日(火)20時くらいからの予定です
まずは基本中の基本、攻撃の威力の調節から特訓は始まった。
力を出来るだけ弱く最小限にとどめ、しかし消えさせないで保つ。
そして、それが出来たらそこから少しずつ段階をつけて魔力を増す………
それを何セットも繰り返させる。射ることはしないので、魔力は減らない。
これで少しは感覚が掴めたかな……
まどか「ううー… 疲れたぁ………」
ほむら「お疲れさま…」
……そうだ、そもそも前の時間軸までは一緒に戦っていたじゃない。
一緒に訓練もしたし、一緒に魔女とも戦った。そして、最後には魔女になってしまったけれど、ワルプルギスの夜とも…
いきなり魔力が尽きることはない。
きっと、コントロールを間違えて戦いの中で魔力の配分を誤ってしまうだけ。
前回だって、まどかと私が全魔力をぶつけてやっと勝てるくらいだったんだから。いきなり魔力が尽きるのはおかしい。
ほむら「ソウルジェム… 濁ってるね。グリーフシード、1つ持ってて」
まどか「グリーフシード?」
ほむら「こうやって使うの」
まどかのソウルジェムに押し当ててあげる。
訓練では減らなかったものの、感情で濁った分だろう。
まどか「あ、これが前に言ってた魔力を回復する石かあ」
ほむら「はい。グリーフシードっていって、魔女が落とすものなんです。たまに落とさないのも居るんですけどね」
これからワルプルギスの夜を終えて平和な日常に戻ったら、そしたらまどかは受けいれられるだろうか。
極めてあやふやな、他人の脳内のイメージから作り出されたという自分の存在を。それに、美樹さんも……。
ほむら(私は… どうしよう。この世界で、このまどかと一緒に暮らすのは……)
考えない。これはもう今は考えないことにしたんだ。
全てはワルプルギスの夜が終わってから…。それから決める。
ほむら「…そうだ、佐倉さん。あなたはワルプルギスの夜を一緒に戦ってくれる?」
杏子「ワルプルギスの夜… 超弩級の大型魔女ねぇ」
ゆま「あたらしい弟子2人の“はれぶたい”だよ!」
ゆま「それに、ゆまにとってのこーはいだよ!見なくちゃ!」エッヘン
杏子「……ま、あたしとゆま、それからアンタにまどか、さやか、マミ… これだけ居りゃ楽勝だろ!」
ほむら「美国織莉子と呉キリカは来るんですかね? あの二人も、もう敵対する理由はないんですし…」
ほむら「戦ってくれるなら相当な戦力ですよ」
杏子「そうか、あいつらも居るか!ならもう楽勝中の楽勝だろ!」
きっと、巴さんの気も相当楽になるはず。
もう罪の無いまどかを見殺しにする必要もない。
その上、願いが成功していれば自分が魔女になることもないのだから。
ほむら「さて… と。もうこんな時間……。
さすがにそろそろ帰らないと心配してしまいますね」
さやか「いつまで話してんの!って怒られちゃうね。
それに、またあたしの好きなもの作って待ってくれるって言ってるんだから」
さやか「また心配させちゃいけないよ」
杏子「おー、帰るか! マミにも明日早く言ってやれよ。
すぐにでも魔女になっちまいそうな辛気臭え面してたんだから」
杏子「それに、あいつにさやかの願いが効果あったのかも確かめとかないといけないしな」
ほむら「ええ。あと、訓練にも付き合ってもらいましょう!
明日は学校が終わった16時頃にここに集合ですよ!」
杏子「おう」
………すっかり暗くなった夜道をみんなで歩く。
何か話すことは?
1自由安価
2特に無し
下1レス
魔法少女関係のシリアスな話ばかりというのも息が詰まる。
利害を超えた仲間になるためにも、何か世間話を振ろう。
ほむら「あの、…好きな人とかっていますか?」
ほむら(あっ この話題、上条君が死んだばかりで美樹さんにはまずい!)
ほむら「え、えっと佐倉さん!」
杏子「え?なんであたし? …いねえよ。興味もないね。第一そんな暇ねえ」
ほむら「そうですか~…」
まどか「わたしもそういうのってないな。暁美さんは?」
ほむら「え? 私は…… 今まで入院生活が長くて、そういう機会は…」
まどか「ああ…、そっか。ごめんね」
ほむら「い、いえ!」
恋の話題でこうも気まずくなるなんて、私達の青春は大丈夫なんだろうか。
ああもう、本当に私達の青春を返して!インキュベーター!
―自宅
最初に佐倉さんたちと別れて、それから私もみんなと別れて家に帰った。
もう監視もしなくていいし、今日はもう無理をすることもない。肉体強化を解いておこう。
ほむら(それにしても、グリーフシードが減ったわね…)
ほむら(これから特訓で魔女狩りの時間が取れない。かといってこのままワルプルギスの夜に挑むのは不安がある)
ほむら(今、見滝原に居る魔法少女の人数は多い。まどかと美樹さんの分だって必要になる)
ほむら(どうしたものかしら……)
エイミー「にゃあ」トテトテ
ほむら「…あ。ただいま、エイミー。最近一緒に居てあげられなくてごめんね」
…エイミーにごはんをあげて、自分も帰りに買ったコンビニ弁当を温めて食べ始めた。
今日はギリギリまで特訓をしていた。後は適当に食べて寝るだけだ。
これからワルプルギスの夜を超えるまでは、放課後から夜まで特訓をすることになる。
といっても精々2日だ。その間少し帰りが遅くなってしまうのはしょうがない。
まどかと美樹さんのご両親には心配をかけてしまうが、あと2日くらいはなんとかなる。
それが終われば、もう……
ほむら(…でも、折角必勝法がわかったのなら、次をやればもっと……)
ほむら(いや、まず一体どうやって魔女化を信じてもらうの?それまでに何人の犠牲があるの?)
やり直したら、これ以上によくなるかもしれない。
まどかが魔女になる未来が視えなければ“織莉子”は来ないし、まどかや美樹さんを死なせずにすむかもしれない。
けれど、悪くなる可能性だってある。
今の状況すら失ってしまうことを恐ろしいと感じていた。
―14日(木)終了―
・時間停止分 GS2つ消費
・まどかに渡した分 GS1つ
・身体強化(中) 消費23
ほむら 魔力[100/100] 状態:負傷(小)
GS:2つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[41/100]
・猫[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
ゴルフクラブ
爆弾×69
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
―15日(金)
教室に入る前に、廊下で巴さんにテレパシーを送る。
こういうことは、いち早く伝えた方が良い。
ほむら『巴さん… もう来てますか?』
マミ『……ええ。…居るけど、一体何の用?』
ほむら『…鹿目さんが契約しました』
マミ『……え? ちょっと、何で…!? 暁美さんがついてたんじゃなかったの!?』
マミ『暁美さんは鹿目さんの家に張りにいくから、ついてる間は契約も妨害してくれる って』
マミ『そう、織莉子が言ってたのよ…!?』
なるほど、そう考えていたのか…
きっと頼れるときは頼って、私が疲弊してきた頃に襲撃に行く予定だったのだろう。
ほむら『安心してください。鹿目さんは魔女になることはありません』
ほむら『鹿目さんは、美樹さんを生き返らせるために契約しました。魔法少女としてではなく、人間としてです』
ほむら『ただの人として生き返った美樹さんは、契約することができます』
ほむら『…そこで美樹さんには、鹿目まどかと美樹さやか、…―そしてあなたのソウルジェムが濁りきったとき、
人間に戻るようにと願って契約してもらいました』
マミ『な…っ、じゃあ…私は……』
ほむら『昨日、夕方頃に何かソウルジェムに感覚を感じませんでしたか?』
マミ『そういえば…… 』
ほむら『…心当たりがあるなら、恐らく成功しているのでしょう』
私は成功しなかった様子なので、あえて私も願いに入っていたことは言わないでおいた。
…仕方ないとはいえ、残念だ。
ほむら『これで、鹿目まどかは魔女になりません!』
ほむら『今、17日に来るというワルプルギスの夜に向けて鹿目さんの特訓をしています。
本来ならそこで魔女になる予定でしたが、魔女化もしない今、鹿目さんはとても心強い戦力になります』
ほむら『キュゥべえによると、魔力が強い分コントロールが難しいけれど
ワルプルギスの夜が来るまでたくさん特訓をすれば、途中で力尽きないようにコントロールできる可能性が高いそうです!』
ほむら『このままなら、みんな無事にワルプルギスの夜を倒すことができます。
巴さんも加わってくれるなら、見滝原大橋の下に16時頃に来てください』
マミ『…本当に… 大丈夫なのよね』
ほむら『はい』
マミ『鹿目さんも魔女にならないし、私も魔女にならないのよね?』
ほむら『はい!』
マミ『……わかったわ、私も行くわ』
マミ『あなたたちだけには任せておけないもの』
1巴さんに安価内容で念話
2昼休みの行動(安価内容)
3放課後へ
下1レス
ほむら『巴さん、今グリーフシードはどのくらい持ってます?』
マミ『唐突な唐突ね…… 鹿目さんの監視で使ってしまったし、残りは2つくらいかしら』
ほむら『私も手持ちが苦しいところです』
ほむら『また、昨日魔法少女になったばかりの鹿目さんと美樹さんの分も考えなくちゃいけない。しかし特訓で狩っている暇がありません』
ほむら『戦いに向けて、全員の分をまかなえる大量のグリーフシードが欲しいところですが、どうしますか?』
マミ『それに加えてここには美国織莉子と呉キリカも居る… ただでさえ人数が多く、取り分は少なくなる。難しいところね』
マミ『特訓に付き合う組と魔女狩りをする組に分かれる…としても、そこまで多くは稼げないでしょうね』
ほむら『…でも、それしかありませんかね…… 今日、待ち合わせ場所に着いたらまた話し合ってみましょう』
―放課後 道中
仁美「それにしても、さやかさんが無事で本当によかったですわ」
仁美「まどかさんも一時行方不明になって、さやかさんも同じように消えてまた戻ってきた…
やはり何かの事件が起きているのでしょうかね…?」
さやか「あぁ、うーん… 仁美も気をつけなよ。次は仁美が狙われるかもしれないんだから!」
仁美「そうですわね…怖いですわ」
まどか「……」
帰り道、美樹さんが戻ってきたことでまた話題が弾んでいた。
もう護衛のためというわけではないのだが、
いままで一緒に帰っていたからということと、2人とは目的地も一緒なので今日も一応3人と一緒にいた。
巴さんも目的地は一緒だけど、あれから放課後こちらには来ていない。
1まどかに自由安価で話す(通常・念話)
2美樹さんに自由安価で話す(通常・念話)
3志筑さんに自由安価で話す
4自由安価
下1レス
志筑さんと別れ、私を含めて3人になる。
ほむら「…あの、鹿目さんって猫は好きですか?」
まどか「猫? うん、好きだよ。かわいいよね」
ほむら「私、猫飼っているんですよ。二人とも、訓練の前に見ていきませんか?」
まどか「そうなんだ! じゃあ、いいよねさやかちゃん?」
さやか「うん、まあほむらの家ってあっちでしょ?見滝原大橋に行く途中だし、まあいいんじゃない?」
―自宅
家に入ると、エイミーが出迎えてくれた。
エイミー「な~ご」トテトテ
ほむら「紹介するね。こちらが私の愛猫のエイミー」
まどか「へえ、可愛い~!」
さやか「ほうほう、ちゃんと出迎えてくれるんだね~」
2人とも穏やかな表情でエイミーを撫でている。
なんというか、心が和む場面だ。
ほむら「あ、お茶とか出せなくてすみませんけど、お水くらいは出しますね」
まどか「え?そんな、気を使わなくていいよ」
ほむら「いえいえ、これから特訓ですから… 水分補給も大切ですし、ね」
―見滝原大橋
コップ1杯水を飲んで、エイミーと少し戯れてから集合場所へと集まった。
集合場所には既に巴さんと佐倉さんとゆまちゃんが来ていた。
杏子「お、お前らも来たか。やっと揃ったな。マミと三人なんかうんざりだったんだぜー?」
ゆま「キョーコって素直じゃないよね… なんでマミおねえちゃんとなかよくしないのー?」
マミ「美樹さん…!」
さやか「あ、お久しぶり… なのかな? マミさん」
マミ「また会えてよかったわ。あの時の光景がずっと目の奥に残っていたの」
マミ「織莉子は、あのときが唯一助けられるチャンスだと言っていた。
なら、死ぬことも魔女にすることもなく助けることはできたのかなって、どうすれば正解だったんだろうって…考えていたの」
さやか「……」
マミ「ごめんなさい。自分が死んだときのことなんて、思い出したくないことよね」
巴さんは、“生き返らせる”という願いの結果をまだ知らない。
ほむら「巴さん…… あの」
マミ「暁美さん!どうしてあの時美樹さんを捨てたの…?」
マミ「あの時暁美さんが攻撃をしたのは、私達に魔女化を見せるくらいなら
動きを見せて今すぐ美樹さんが殺されたほうが良いって考えたからでしょう!?」
マミ「もしかしたら、まだ助けられたかもしれなかったのに!」
ほむら「……そ、それ…は…」
さやか「ちょ、ちょっと待って… どういうこと?」
ほむら「…」
「過ぎたことを言っても仕方ないじゃありませんか」
ほむら「…!」
この場にいる誰でもない声。
二人分の足音が近づいてくる音に振り返ってみると、美国織莉子と呉キリカが居た。
織莉子「彼女には彼女なりの考えがあって私達に攻撃するという行動を選択した。しかし、結局魔女化は防げなかった。
けれど、あのまま何もしないままなら助けれたという保障もまた無い。寧ろ、更に最悪の事態を招くこともありえた」
織莉子「本人…とは少し違うかもしれませんが、彼女は今此処にいるのですから。
今目の前で争いを見せる意味もないのではありませんか?」
マミ「織莉子… 元はといえばあなたのせいなのよ」
マミ「あなたのおかげで重大な真実に気づけたという思いもあるけれど、
それ以上に…… 仲間を傷つけられた恨みは大きい。それは決して許しはしないわ」
杏子「……何をしにきた?鹿目まどかならもう魔女にならねえぞ!もうお前の企みの意味もねえよな!?」
織莉子「単刀直入に言えば、私達も貴女達の仲間に入れてほしい」
織莉子「貴女の言う通り、未来が変わりました。17日を超えても鹿目まどかは魔女にならない。
とすると、残された脅威はワルプルギスの夜のみ…」
織莉子「今度は目的は同じです。私達の力も合わせれば、さらに勝機は高まるとは思いませんか?」
マミ「……とりあえず、謝って」
マミ「あなたたちはあなたたちの正義でこの世界を守ろうとしていた。
他に仲間も居ない中で、自分だけが知る真実を抱えて…… さぞ辛かったでしょうね」
マミ「でも、そのためとはいえあなたたちが罪無き人々を傷つけたのは事実。
まずは謝ってちょうだい。そうすれば私達も、考えないことはないわ」
キリカ「えーなんで? 私たち悪いことしてないし」
マミ「………」
杏子「なっ…… おいふざけてんのかテメー!」
キリカ「罪なき人?知らないよそんなもう顔も覚えてないような奴らの気持ちなんて」
マミ「あ、あれだけの人を殺したことに罪悪感がまるで無いというの…?」
マミ「壊れてるわ、この子……」
ほむら「…あ、あの。もし、あなたやあなたの大事な人が いきなり襲われて殺されてしまったらどう思いますか…?」
ほむら「悲しい って、なんでこんなことをするのって思いませんか…?」
キリカ「殺すね」
ほむら「え、いやだからもしの話で…」
キリカ「襲ってきたら殺すよ。だから心配なし!」
織莉子「キリカ…、ここはとりあえず謝りましょう…」
キリカ「え?なんで!? 織莉子が謝るひつよーないじゃん!こんな奴らに!」
織莉子「私達の目的のためにも、良好な関係を築いたほうがいいでしょう? だから、謝るの」
キリカ「わかった。織莉子がそう言うならそうするよ。ごめんね、みんな」
マミ「……」
杏子「……」
ゆま「……」
ほむら「……」
ほむら(釈然としない……)
発言
・自由安価
下1レス
ほむら「キリカさん、あなたはキュゥべえにどんな願いで契約したんですか?」
キリカ「えー、初対面でいきなりだなぁ。プライベートだよプライベート!
あ、それとも能力が知りたいっていうんだったらこれから教えてあげるけど?」
…この人、一度きりの願い事をどんなことに使ったのだろう。
キリカ「あ、そうだ。じゃあそういう君は?なんで契約したのさ」
ほむら「私は……」
1教える
2教えない
下1レス
ほむら「…私は、鹿目さんとの出会いをやり直すために契約しました」
まどか「え…?」
さやか「出会いを… やり直す?どういうことよ」
織莉子「………」
ほむら「私は、鹿目さんや美樹さん、巴さんたちともう会っているんです。…未来で」
マミ「…あぁ、なるほど。だから時間をとめるなんて魔法を…」
ほむら「実は私の魔法は時間を止めることだけじゃない。時間を遡ることもできるんです」
まどか「未来のわたしってどうなったの? …やっぱり、世界を滅ぼす魔女になっちゃったの?」
ほむら「まどかは… ワルプルギスの夜と戦って死んでしまいました」
織莉子「…貴女が何故鹿目まどかに拘るのか、概ね理解は出来たところですが…… どうにもおかしいですね」
織莉子「何故死んでしまったの? 鹿目まどかなら、魔女化もしないうちに殺されるなんてありえない」
ほむら「え…… ありえないって言われても…本当のことです!嘘はついてません!」
杏子「…あれじゃないか? 運悪くソウルジェムに攻撃が直撃しちゃったとか」
織莉子「それが一番納得できますが…… 」
織莉子が顎に指を当てて黙考する。何かひっかかっているといった様子だ…
ほむら「わ、私は話しましたよ!キリカさんは?」
キリカ「別に君が話したら私も話すなんてルールじゃないし!
人に話したくないことだってあるもんねー! 特に願い事なんてさ」
杏子「…それもそうだな。イカれた奴だがそれには同意だ。深入りしないでおいてやろうぜ」
織莉子「私が契約したのは、私の為すべきことを識るため」
織莉子「自分の道を見失っていた私が、未来を見る力で破滅の時を識り
その原因を調べて取り除こうとしました」
織莉子「私は自分の行動に悔いはありません。
こうして世界の終焉を避けることが出来たのも、今までの行動の結果なのですから」
織莉子「しかし、犠牲はあまりにも大きい。私達は多くの重い罪を背負ってしまいました」
織莉子「謝罪しましょう。貴女達にも、今まで手にかけた人々にも…… 本当に、申し訳ありませんでした」
織莉子「許してほしいとは言いませんが、もし仲間に入れてくださるのなら… こちらもお渡ししましょう」
そう言って織莉子が出したものは、グリーフシードだった。
ここにいるこの二人以外の全員に2つずつ配ることのできる量だ。
今まで色んな周辺の街を回って、相当溜め込んでいたのだろう。
織莉子「…これに加え、出現予定の魔女もお教えしましょう。
周辺も殆ど縄張り主がおらずがら空きです。ここと周辺都市に現れる分を合わせればかなり稼げるかと」
マミ「ワルプルギスの夜を乗り切るのに、今はみんなグリーフシードが少なすぎる……
確かにあなたたちの力は必要だわ」
マミ「……呉さんのほうはともかく、あなたはちゃんと謝った。いいわ、私達と仲間になりましょう!」
杏子「…じゃ、そろそろ訓練始めるか!」
マミ「教えてもらった魔女を倒しに行くのは誰にする?」
杏子「あー、じゃああたしが行くよ」
ゆま「じゃあ、ゆまも一緒にいく!」
ほむら「2人だけだとまわるのが大変そうですね。もう一組くらいあると良さそうですが…」
ほむらは今日は…
1訓練のほうに付き添う
2魔女狩りのほうに行く(パートナーを マミ・織莉子・キリカから一人選択)
下1レス
----------------------
ここまで
安価、一緒に回る人の名前も書いてくれると嬉しいなって
次回は11日(水)20時くらいからの予定です
ほむら「私も魔女狩りのほうに行きます。キリカさんも来てくれますか?」
キリカ「エッ、なんで私なのさ~!
そこの金髪とでも行ってくればいいじゃないか!私は織莉子と一緒がいいの!」
…正直、この人が一番信用できない。
“織莉子”のほうはあれでも冷静な人だ。考えは理屈が通っていて、その思考はわからなくもない。
しかし、この人は…… まどかの傍に置いておくには危険すぎる。
ほむら「巴さんを連れて行くとなると、あなたたち二人しかここに残りませんし…」
ほむら「もう襲う理由はないわけですし、疑っているわけではないんですよ? ただ…」
ほむら「…それに、鹿目さんと美樹さんだって、自分を狙っていた人とずっと一緒にいるのは負担になるでしょう?」
それでこの二人のうち、どちらかを連れて行くなら呉キリカのほうを選んだ… というわけだった。
一時的とはいえ協力する以上、疑念やわだかまりといったものは できるだけ早いうちに取り除いた方がいい。
キリカ「一人で行ってくれば? 君時間とめられるんでしょ?」
織莉子「ここで暁美さん一人に任せ、あまり手持ちの武器を減らさせてしまうわけにはいきませんわ。
強力な能力を持っているとはいえ、あまり負担をかけては後で不利になります」
織莉子「キリカ、行ってきて頂戴」
キリカ「む… 織莉子がそう言うなら。わかったよ、行くよ。足引っ張んないでね」
織莉子「キリカ、上手くサポートしてあげなさいね」
杏子「で、予定は? どこを回ればいいんだ?」
織莉子「今紙に書いて渡します」カキカキ…
―――――
織莉子「……書けましたわ。こちらをどうぞ」
ほむら「結構遠いとこまで回りますね…」
杏子「じゃあ行くぞ、ゆま」
ゆま「うん、しゅっぱ~つ!」
キリカ「織莉子、すぐに狩って帰ってくるから待っててね!」
織莉子「ええ、いってらっしゃい」
見滝原大橋から学校のほうへと向かう。通学路に現れるらしい。
そこも見滝原中学の通学路だ。巴さんはこっちのほうかもしれない。
ほむら「影の魔女…… か。結構強いらしいけど…」
キリカ「なんだ、心配なのかい? 君って時間停止ないと途端にへっぽこだもんね~」
ほむら(ひどい…)
ほむら「…そういえば、呉さんの能力は? ずっと気になってたんですけど……」
キリカ「範囲内の速度を下げる能力、速度低下だよ!
これで君も時間停止と爆薬での瞬殺に拘らなくてもある程度なんとかなるかもね」
キリカ「ま、君の出番ないかもしれないけど」
ほむら「……」
キリカ「ていうか、あんま派手に爆発起こして私の邪魔しないでくれよ?」
ほむら「ああ…、はい。わかってます。前も他の人に言われましたから…」
ほむら(もうすぐ魔女の出現ポイントか…)
1自由安価
2魔女戦へ
下1レス
ほむら「呉さん、あなたのことは学校で色々と聞きました」
ほむら「根暗で学校も休みがちで成績も悪い問題児だと聞きましたが、
学校のことはともかく今のあなたを見て根暗だなんてとても見えません」
ほむら「あなたは自分を変えたい、今の自分と違う自分になりたいといった願いで契約したんじゃないのですか?」
キリカ「はぁ? 何またその話題?しつこいなぁ君も!
君がなにを聞いてどう推測しようと勝手だけどさ、そもそも君には関係ないことじゃん」
ほむら「それもそうなんですけど…」
ほむら「私は自分を変えたいという願いを含んで契約したんです」
ほむら「病気でロクに学校にも行けず友達もいなくて、どんくさくて勉強も人付き合いも苦手で、
なのにどうすることも出来なくて…そんな自分が嫌だったんです」
ほむら「そんな時魔女に襲われた私を救ってくれた魔法少女だったあの娘に憧れたんです、
あの娘みたいになれたらと思ったんです」
ほむら「私の願いには『彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい』っていう想いもあったんです」
キリカ「……あっそ。勝手な推測で同類見つけた気になって喜んでるんだろうけどさ、
別に君の自分語りなんか聞きたくないよ。興味もないし」
ほむら「……すみません、迷惑ですよね… 私なんかと一緒にされたら」
キリカ「で、変われたわけ?」
ほむら「それは……」
キリカ「勝手に同類とか思わないでくれる? 私は!君なんかとは違うんだからさ!」
ほむら「………で、でも…」
ほむら「もし無事にワルプルギスの夜を乗り越えることができたら……
少しは変われるんじゃないかなって気がするんです」
キリカ「…………」
キリカ「……………哀れだな。間抜けだ」
ほむら「え……」
キリカ「魔女結界あったよ、さっさと倒しに行こ」
―影の魔女結界
白と黒の影絵のような結界。
地面から生える使い魔の数は多い。先端が手のようになっているもの、獣の顔のようになっているものがある…
その奥で祈りを捧げるような姿勢の女の影が見える――あれが魔女だろう。
魔女本体は動かない。ならどう攻撃してくるのか。
それは意外、髪の毛。
あの魔女は、その髪を触手のように伸ばし貫いてくるのだという。
キリカ「速度低下ッ!」ギュィィン…
キリカ「周りの雑草は無視してかかっていいかな! 触手がこっちに届く前に切り刻んでやる!」ダッ
任せていたら本当にこのまま終わってしまいそうだ。
私の取る行動は……
ほむら 魔力[100/100] 状態:負傷(小)
GS:2つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[41/100]
・猫[100/100]
敵:Elsamaria
Sebastian's(小)×20
Sebastian's(大)×6
1時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:69) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
aゴルフクラブ
b体術
c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
7自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
(魔力-10)
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
8キリカに安価内容で指示
9キリカの近くで支援
10待機・攻撃回避
下1レス
使い魔の間を通り抜け、呉さんが斬る。
斬る。斬る。斬る。斬る。
しかしまだ攻撃はくる様子がない。
切り刻まれ続け、手も足も出ないといった様子だ。
拳銃を構え、攻撃の間を縫って魔女を狙い打つ。
使い魔がこちらにかかってくるのが、避けて攻撃するのは容易い。
恐らく、速度低下がこちらにもかかっていたら、避けられないどころか
攻撃の合間を縫って狙うということすら不可能だっただろう。
キリカ「これで千切りの出来上がりッ!」ザンッ
根元までぐしゃぐしゃに切り刻まれ、魔女はもう完全に人型を保っていない。
結界が無惨にも崩れ落ちる。
キリカ「これでグリーフシード1つめかー」
ほむら「あと3箇所ですね…。
佐倉さんたちのほうも合わせて全部で8個手に入れても、分けたら1人1つずつ… そう考えるときついですね」
キリカ「次はバスか、移動時間の方が長いな。たいくつなのが一番困るね。なんでよりによって君となんか」
ほむら「……」
ほむら 魔力[95/100] 状態:負傷(小)
GS:2つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[41/100]
・猫[100/100]
----------------------------------------
【訂正】
ほむら 魔力[95/100] 状態:負傷(小)
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[41/100]
・猫[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
ですね!影GSはまた後で分けるので保留ということで
近くのバス停からバスに乗り、南のほうの隣の市に行く。
…さて、このバスの中での空き時間どうしようか?
1自由安価
2呉さんに安価内容で話しかける(通常・念話)
3メール(杏子)
4うたたね
下1レス
佐倉さんに現状の報告をしよう。
“1箇所目の影の魔女、無事に倒しました。
残るはあと3箇所で、今は移動中です。そちらはどうですか?”
ほむら(っと… 送信)
…眠くなってきた。
最近色々と疲れが溜まっている……
ほむら「…zzz」
―――――
バスのアナウンスで目が覚めた。次が私達の目的地だ。
ほむら(…あ、メールの返信も来てるみたいね)
本文:こっちも移動中になったよ
あたしらのほうも無事にやれてる
ほむら(向こうも予定通り進んでいるみたいね。残り、頑張らなくちゃ)
―――――
――――
――20時。
予定の時間通りに4箇所を回ってグリーフシードを手に入れて帰って来た。
事前に情報を聞いていたので、所謂初見殺しのようなものは簡単に突破できたし、助かった。
また、耐久性や攻撃力の高い正統的な強さの魔女も、爆弾を使わずともキリカさんの攻撃ですぐに撃破できた。
寧ろ私のほうが必要だったのかわからないくらいだ。結局時間停止すら使っていないのだから。
使ったのは拳銃に込めたほんの少しの魔力だけだった。
キリカ「織莉子ーっ!会いたかったよっ!君に、すぐにでも会いたかったっ!」ダキツキ
織莉子「ふふ、お疲れ様」
キリカさんも隣を歩いていたけれど、美国織莉子の姿が見えるとすぐに走って言ってしまった。
その速度は、魔法をかけていないはずなのに異常なほどの速さだ。
ほむら「本当に大好きなんですね…」
キリカ「ん!? 今なんて言った!? なんか聞き捨てならない言葉が聞こえたなァ!」
キリカ「私の愛を大きいだの小さいだのなんてものではかろうとするなんて! 君は本当の愛を知らないのか!」
ほむら「え、 あ、 すみません…?」
なにこの人、怖い…。
なんだか全然納得もしてないけど謝った。多分反射的に。
杏子「お前らも帰ったか」
ゆま「予定どーり、ちゃんと魔女をたおしてきたよ!」
マミ「こちらも攻撃の威力の調節も少しずつ上達してきているわ。射撃のほうもよくなってきたわ。
回復は最初から得意だし、きっとこれなら大丈夫よ」
まどか「はい。また明日もがんばってみます…!」
マミ「あとは美樹さんね…。前の調子がなかなか戻らなくて困っているところよ」
マミ「前とはまた願い事が違うから、同じようにはいかないのでしょうけど…
前まで使えていた技が使えないんじゃ戦いづらいでしょうね」
さやか「……」
マミ「明日は佐倉さんか呉さんかについていてもらって、近接の戦い方についての訓練をしたほうがよさそうね」
佐倉さんたちのとってきたグリーフシードと合わせてみんなで分ける。
…そろそろ時間も遅い。解散する前に、何か言っておくことは?
1自由安価
2さようなら
下1レス
ほむら「佐倉さんたち、今日はうちに泊まっていきませんか? 夕食も奢りますよ?」
杏子「泊まるのはいいや。どうせ時間もないし、飯食ったら寝るだけで朝には出なくちゃいけないからな」
ほむら「そうですか。じゃあ、夕食一緒に食べに行きましょう」
杏子「あとその前に駅前にドーナツあったろ、あれも食いたいなー」
ほむら「ああ、はい。わかりました、ドーナツも食べましょう」
さやか「へー、あんた気前いいんだねぇ。何、金持ちなの?ドーナツあたしも食べたいんだけど!」
ほむら「金持ち…っていうか、…まあ。いいですよ」
美樹さんが知ったら確実に嫌がる理由だけど…
さやか「やった!まどかも一緒に行くよね?」
まどか「え? でもいいのかな」
杏子「いやあ魔法の力って素晴らしいよなー。金くらい手に入れようと思えばいくらでも手に入れられるし」
杏子「どうせ後で人間に戻っちまうんだし、今のうちにお前らもやってみるといいぞ。ATM破壊とか」
さやか「………」
まどか「……それは、ちょっと… みんな、そんなことしてるの?」
さやか「や、やっぱ奢ってもらうのはいいから!汚れた金なんかの世話にはならない!自分で買うよ!」
ほむら「さ、佐倉さん…!」
杏子「なにさ、本当のことじゃん。あんただって、方法は知らねえけど魔法の力で金手に入れたんだろ?」
ほむら「そうですけど……!」
何もこんな、仲良くなるのを妨害するような形で言わなくても…!
マミ「わ、私は違うわ! 断じて魔法を私利私欲のために使ったりはしない!」
マミ「使い魔も魔女も倒すし、ちゃんと街の人のことを一番に考えているわ…!」
さやか「ああ、なんだ!魔法少女でもまともな人もいるじゃん!さすがマミさん!」
織莉子「私は…… そのようなことをする必要がありません。
こう言ってはなんですが、今のところお金には困っていませんので…」
キリカ「私だってたかだかひとつ数百円の菓子すら買えないほどひもじくはないよ」
さやか「あんたらはもっと重いことしでかしてたんでしょーが!今更何言っても手遅れだよ!」
ほむら「い、行きましょうか佐倉さん… みなさんも、また明日…」
―ドーナツ屋
美樹さんと鹿目さんは、もう時間も遅いからとお持ち帰りですぐ帰ったようだった。
ほむら「…美樹さんとはわかりあえないんでしょうかね……」
杏子「あいつらはあたしたちとは考えが合わないだろうよ。
鹿目まどかだって、さやかの頭ん中から作り出されたんならさやかの価値観受け継いでるんだろうし」
ほむら「でも、わざわざあのタイミングであれはひどいですよ」
杏子「上辺仲良くなったって、その後バレりゃしまいだろ。いつかバレる」
ほむら「……」
その上ワルプルギスの夜の問題が終われば恐らく見滝原ともお別れ…
今のところ周辺都市の縄張りはがら空きだ。魔法少女としての活動は問題はない。
しかし、これではワルプルギスの夜を超えても、まどかと一緒に居るなんてできないのではないだろうか。
話すこと
1自由安価
2とくになし
下1レス
ほむら「今日の魔女狩りの際にキリカさんに、哀れだな。間抜けだ。と言われたが何故なんでしょうか?」
杏子「そりゃ普通にお前が哀れだなー、間抜けだなーと思われたからじゃないか?」
杏子「だって、そんな言葉ただの悪口以上に何かあるのか?」
ほむら「えっと… あの時は……」
前後を思い出してみる。
あの時、キリカさんの願い事について聞いていた。
そして、私の願い事も『自分を変えたい』という思いがあったということを言った。
でも、まだ思った通りには変われてなくて… だから、まどかを守りきれたら少しは変われるんじゃないかと思った。
杏子「ふーっ、うまかった」
ゆま「キョーコ、ほっぺにチョコついてるよ!」
杏子「マジか、取ってくれ」
ほむら(……結局変われないと言いたいの?)
ほむら(あの言葉の真意は…? 私には解らない)
ドーナツ屋を出てにぎやかな繁華街の中を歩く。
杏子「で、夕食はどこにすっかなー」
ほむら「この近くだと… ショッピングモールなら色々ありますよ」
杏子「じゃ、そこ行くか」
――――
レストランのフロアを1周して、結局天丼屋に入った。
…揚げ物が続いても全然大丈夫らしく、佐倉さんはやっぱり一番大盛りのメニューを選んでいた。
ゆまちゃんは子供用のミニサイズだ。
杏子「ところでさぁ、結局呉キリカの能力ってなんだったんだよ」
ほむら「範囲内の速度を落とす『速度低下』…というものらしいです」
ほむら「味方にするととても便利に感じましたね…
私も似たような技はあるんですけど、一つの物や人に集中してしか時間を遅く出来ないから」
話すこと
1自由安価
2とくになし
下1レス
ほむら「あ!そうだ!
それを元に自分の時間を加速させることを思いつきましたよ!」
杏子「ほう?」
ほむら「今は時間がないけど… 時間が取れるようになったら、もっと強くなれるように自己鍛錬を頑張ってみましょうかね」
ほむら「私はまだ佐倉さんたちみたいにベテランじゃない。
まだまだ未熟者だけど、だからこそきっとまだ限界じゃない。伸び代はあると思うんです」
ほむら「いつか使えるようになってみせますから、見ててくださいね」
杏子「…ま、あんまり期待せずに期待しとくよ。せいぜいそれまでに死なないように頑張んな」
ほむら「はい」
これからのことをこんなに希望を持って話すのはとても久しぶりに感じた。
もしかしたら初めてかもしれない。
手を伸ばしたら届くところにワルプルギスの夜を超えた明日があるんだ。
―15日(金)終了―
・見滝原市外の魔女×3との戦闘分(拳銃×3ターン) 15
★浄化しました
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[21/100]
・猫[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
ゴルフクラブ
爆弾×69
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
-------------------
ここまで
関係ないけど、地味にコマンドの中に剣術なんてステータスが入ってるのは
全く別のとこで書いてたもので使った名残でもあるのよ
詳しくは教えられないけど、途中でほむらが能力使えなくなったりして
しかしここでは使う機会はなさそう
次回は12日(木)20時くらいからの予定です
―16日(土)
「おはよ!暁美さん」
ほむら「おはようございます」
みんな何事もなく過ごしているけれど、明日はワルプルギスの夜がやってくる。
朝から日の目は見えず、強風が吹き荒れ、当然学校も休みになる。
ほむら(街が破壊されたら、学校ももう暫くは休みになってしまうかもしれないわね…)
ほむら(…でも、私達はきっと勝てる。これだけのメンバーがいるんだもの)
1自由安価
2放課後へ
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4昼休みの行動(安価内容)
下1レス
ほむら『……キュゥべえ、居る? 居る…わよね?』
姿は見えないけれど、恐らくこの近くに居るだろう。
この教室には私のほかに、まどかもさやかも居る。この状況で他に行くところがあるとは思えない。
QB『なにかな?』
ほむら『明日来るワルプルギスの夜への勝率ってどのくらいだと思う?
まどかの訓練具合から危険率はどのくらい?』
QB『そうだね… まどかもいるし、他にも戦力は多い。
恐らくソウルジェムが濁りきる前に倒せるとは思うよ』
ほむら『それなら良いのだけど…』
ほむら『……うん、そうよね。私達なら大丈夫よね。
絶対に勝ってみせる。弱気になっては駄目ね…』
―放課後
チャイムが鳴ると、数日振りに今日は巴さんもこちらに来ていた。
マミ「みんな、お疲れ様。最近一緒に帰れなくてごめんなさいね」
まどか「いえいえ!」
さやか「マミさんもお疲れっす! じゃ、帰りましょっか」
階段を下りて、校門を抜けて帰り道を歩く。
……巴さんは二人と順調に仲良くなっていた。
どんどん居づらくなっている気がするけれど、行くところは同じなので私もみんなに着いていった。
さやか「あ、そうそう。今度、英語の再テストがあるんですよー」
さやか「その範囲が難しくって。マミさん、今度教えてくれません?」
まどか「あ、わたしもそこはちょっと苦手です。わたしもいいですか?」
マミ「ええ、いいわよ。今度、お勉強会しましょうか。二年の今頃っていうと、確か……」
これから暫く休みになるかもしれないし、そうでなくてもまだ巴さんとの縄張りの問題が残っている。
これが最後のみんなでの下校になるかもしれない。
話題
1まどかに安価内容で話す(通常・念話)
2美樹さんに安価内容で話す(通常・念話)
3志筑さんに安価内容で話す
4巴さんに安価内容で話す(通常・念話)
5なし
下1レス
ほむら『あの…やっぱり私はワルプルギスを倒したら見滝原から離れないといけないんですか?』
マミ『…一連の問題が済むまでの協力関係、ということだったはずよ。
なにを言うかと思ったら… 今更許してほしいとでも言う気?』
マミ『少し誤解していたこともあったけれど、やっぱりあなたの行動は見過ごしておけないわ』
ほむら『両親になんて言ったらいいのかわからないし転校は流石にできないのですが…』
マミ『あなたねえ… そんな都合で通るわけないでしょう。今更魔法少女のルールを知らないとは言わないでしょう?
幸い近隣の都市は空いているわ。新しい縄張りを捜すのに困るってことはないわよ』
ほむら『………』
今から行動を変えると言ったところで、信用が足りなすぎる。
きっと、もうこの関係は……
―見滝原大橋下
マミ「他の人たちはまだのようね、少し待ちましょうか」
さやか「そうですね」
マミ「じゃあ、その間に紅茶はいかが?」
まどか「わぁ…! そんなこともできるんですね」
巴さんがソウルジェムから練成する。
ワルプルギスの夜に向けて魔力は温存するべきだろうに、そんな余裕があるのだろうか…と思えてしまう。
この人はそうだ、「無駄」と言い換えても良いような演出が多い。
勿論、最初はそれをかっこいいと思ってもいたけれど、一度「無駄」だと思うと気になってしまった。
潔癖すぎる性格だって、結局は人に良く見られて
自分の気に入らないものは排除したいっていうだけじゃないか。巴さん一人じゃここまで出来なかったはずなのに…!
ほむら「……あの、お楽しみのところ悪いですけど、そうしている余裕はあるんですか…?
ワルプルギスの夜は明日なのに」
マミ「このくらいの息抜きは良いじゃない。それに、魔力が込められたこの紅茶には、疲れを回復する効果だってあるのよ」
ほむら「考えがあってのことなら良いですけど… でも、そもそも魔力を使うほどに疲れてるんですか?
それこそ早く寝るようにするとか生活に気をつけて、魔力は節約したほうが良いんじゃ…」
さやか「あんまりケチつけんのやめなよ。折角のティータイムなんだからさ」
ほむら「…すみません」
ほむら「…あ、あと…… ワルプルギスの夜が終わったら、巴さんは引退はしないんですか? 折角人間に戻れるのに…」
マミ「そんなに私に引退してほしいの?」
ほむら「そ、そういう意味じゃありません! ただ、気になって」
マミ「私はまだやれる。まだ戦えるのに途中で諦めたりはしたくないの。
この力が続くまで、ずっとこの街を守り抜くわ」
さやか「ほーっ、さっすがマミさん!かっこいー!」
まどか「じゃあ、わたしもマミさんと戦いますね!」
マミ「心強いわよ。ワルプルギスの夜が終わった後も、また特訓しましょう」
ほむら「……巴さんたちはそれでいいかもしれませんけど、
私や佐倉さんはいつか魔女になるとわかっていて魔女と戦うのに…」
僅かに憤りを感じて呟く。多分誰も聞いてはいないだろう。
私達は、ただの正義の活動ではなく、いつか魔女になる時までひたすら戦い続けて命をつないでいくという運命を背負っている。
その気持ちも考えて欲しいと思ってしまった。前の巴さんはそれに絶望して、あんな風に仲間を襲いすらしたというのに……
杏子「よっ、何冴えねェ面してんだ?」
ほむら「佐倉さん、ゆまちゃん… こんにちは」
ゆま「こんにちは!」
杏子「今日はお前らが先に来てたか。あとはあの二人だな…」
織莉子「みなさん、こんにちは。私達も今来ましたわ」
マミ「あら… じゃあ、これで全員揃ったみたいね」
今日はどうしようか?
1訓練のほうに付き添う
2魔女狩りのほうに行く(パートナーを 杏子・ゆま・マミ・織莉子・キリカから一人選択)
下1レス
ほむら「私は今日も魔女狩りのほうに行きます。佐倉さん、一緒に来てくれますか?」
杏子「あたし? まあいいけど」
マミ「じゃあ、昨日言った通り呉さんには美樹さんの近接戦闘についての指導をお願いできる?」
キリカ「私がこの青いのの面倒? しょーがないなぁ。ちゃっちゃと覚えてね」
さやか「青いのって何よ、あたしは美樹さやかだ!」
マミ「あとは… そうね、特訓を見るのが私か美国さんか…」
ゆま「ゆまだってキョーコの特訓うけてるもん! 習ったことなら、おしえられるよ!」
織莉子「私もこう見えてまだ魔法少女になってからそう日は経っていないんです。
まだ魔力の加減の技巧については手探りですし、人に教えるのは巴さんが一番上手だと思いますわ」
織莉子「今日は私が魔女を狩りにいきます。ゆまちゃん、一緒に行きませんか?」
ゆま「うん…、じゃあよろしくね? オリコ」
織莉子「決まりましたね。では、こちらを。 今日出現予定の魔女についてのメモですわ」
ほむら「えっと、今日は… 最初から隣町からなんですね…」
杏子「風見野か。久しぶりに戻るなぁ」
織莉子「ああ、そうだ。終わったら、少しだけ話し合いの時間を取れるかしら?
ワルプルギスの夜の出現予測と、戦略を考えてきたの」
風見野行きのバスに乗る。この時間はそう混んでいない。
私達は一番後ろの座席に二人で座っていた。
杏子「食うかい?」
佐倉さんがいつのまにかロッキーを開けていた。
なんだか遠足みたいだ。
ほむら「…気持ちはうれしいですけど、飲食禁止って…」
杏子「硬いこと言うなよ、どうせ一番後ろの席なんて見えやしねーよ」
ほむら「う、うーん… じゃあ、いただきます」
…さて、一戦目は「星の魔女」……
そこまで強い魔女ではないものの、使い魔がたくさん居て、魔女も使い魔と見分けがつかないらしい。
一体一体倒していくのは時間も魔力もかかってしまう。
爆弾でまとめて吹き飛ばすにも、あまり広い範囲だと爆弾の消費が激しい。
私一人だと厳しい相手だが、佐倉さんの多節棍による範囲攻撃が役立つだろうか。
ほむら(目的地はまだ先ね…)
1自由安価
2とくになし
下1レス
ほむら「あの… ちょっとした愚痴なんですけど、聞いてもらえます?」
ほむら「なんだかあの三人から疎外感を感じちゃって」
杏子「あー、あんときお前冴えない面してたもんな」
ほむら「巴さんって、演出というか…少し無駄に魔力を使うことがあるじゃないですか。
でも今はワルプルギスの前日だし、節約したほうがいいんじゃないかって思って」
ほむら「でも、注意しても全然気に留めてくれないし…」
杏子「ああ、あいつはな……。だが、もう少し気を張ってほしいものだな。魔女との戦いナメてんのかっての。
チャラチャラしやがって、あいつらよりこっちのほうがよほど真面目じゃないか」
杏子「だが、演出だからな。かっこよくは見える。新人は大体それに惹かれてマミのほうにつくもんだよ」
私もそういう時期はあったからわかる。
けれど、少しくらいちゃんとこっちの意見を聞いてくれてもいいのに…。
ほむら「それに、ほら… あの3人はソウルジェムが濁っても人間に戻るだけで済むじゃないですか。
でも、私たちはずっと魔女になることをわかって戦い続けなくちゃいけない」
ほむら「あの3人はこの後も『正義のため』だけに戦えるかもしれません。
でも、私たちはそんな奇麗事で済ませられないような運命を背負ってしまっている」
ほむら「あの3人の発言に憤ってついつぶやきをもらしてしまったけれど、
それも誰も聞きとめてはくれなかった」
ほむら「まどかとみんなを助けたくてやり直しを繰り返してきたのに、
溝だけがどんどん深く広がっていくみたいです」
ほむら「私はまどかを、みんな助けたかっただけなのにどうしてこんなことになっちゃうんでしょうか…?」
杏子「考えが合わないものはしょうがねえ… といいたいが、
最初からこうならまず契約してまで助けようなんて気にはならないだろうな」
ほむら「はい。最初は… 最初はこんなじゃありませんでした!
巴さんは優しい憧れの先輩で、まどかとは親友で… 美樹さんは、あまり仲良くなれませんでしたけど」
ほむら「みんな、大切な仲間で友人だったんです」
杏子「お前が変わったか、それか…
今回に限っては鹿目まどかはお前の一緒に居た鹿目まどかとは違うからな。それもあるのかもな」
ほむら「確かに私は変わりました。巴さんの方針とは合わなくなってしまったかもしれません。
でも、それだって私の目的の、ワルプルギスの夜を倒すためなんです。そのためにはもっと無駄をなくす必要があった」
ほむら「でも、だからってこんな風になってしまうなんて…
これまでに繰り返してきた時間でまどかやみんなを助けられず見捨ててきたことへの神様からの罰なんでしょうか?」
杏子「見捨ててきたって、別にお前は助かるものを見捨てたってわけじゃないだろ…?」
杏子「今回だって、さやかを見捨てたのはあたしたちに魔女化を見せないためだしそれは仕方がないことだ。
あんたは出来ることはしてきたじゃないか」
杏子「その程度で罰を下すようなセコい神様なら、こっちから説教してやるよ」
ほむら「…ありがとうございます」
杏子「……お前、鹿目まどかのためにループしてきたっていったな?」
ほむら「はい…」
杏子「あいつとはもう仲良くなれないんじゃないか?
あいつは、あまり仲良くなれなかったっつうさやかから作られたんだしさ」
杏子「まだやる気があるのなら、今度はあんなクソ詐欺師のキュゥべえなんかに頼らず
鹿目まどかを一度も死なせないようにしたらいい」
……またもう一度。出来るだろうか。
そうすれば、もっと理想の未来が来るのだろうか。
ワルプルギスの夜と戦う前から「次」のことを考えているのも嫌だけど…
ほむら(…どちらにしたって、このメンバーでワルプルギスの夜と戦ったら勝てるのかというのは確かめておきたい)
ほむら(もし次に行くとしても、手は抜かない……)
------------------
ここまで 決戦のときは近い……
次回は17日(火)20時くらいからの予定です
―風見野駅
風見野に着き、メモに従って図書館へと向かう。
ほむら「確か図書館って、駅の近くでしたよね」
杏子「ああ、こっちだ」
…風見野の図書館というと、路地裏で目を覚ました朝のことを思い出す。
この世界で佐倉さんと最初に会ったときのことだ。
あれからここまで関係が改善されて、今では普通に話したり行動したりするようになっている。
それは嬉しいことだが、過去に戻ったらまた関係も一からやりなおしになってしまうのだと思うと寂しい。
ほむら「気配が大きくなってきましたね。 ……あ、そこ!入り口がありました!」
杏子「ああ、行くぞ。見分けつかないのがどんだけいようが、まとめてぶっ潰してやるよ!」
変身して二人で結界の中へ乗り込んでいった。
―星の魔女結界
まるでクローンのように全く同じ姿の敵が、結界内を埋め尽くしている。
なんとも異様な光景だ。魔女はどこに紛れ込んでいるのだろう。
杏子「気持ち悪いな…!」
佐倉さんが槍を変形させ鎖を長く伸ばす。
ちまちま一体ずつ攻撃していても埒が明かない。私は何をしようか……
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[21/100]
・猫[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:??? × 無数
1時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:69) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
aゴルフクラブ
b体術
c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
7杏子に安価内容で指示
8杏子の近くで支援
9待機・攻撃回避
下1レス
ひとまず様子を見よう。
杏子「あー、うっとおしい! 魔女はどこなんだ?」
佐倉さんは、広範囲に伸ばした鎖で周囲の使い魔を刈り取り、鞭のように叩きつけて砕いている。
攻撃を食らうこともなくらくらくと潰していっているが、さすがに数が多い。
魔女がどこにいるかはわからないけれど、全部撃破となるともう少しかかりそうだ。
と、こっちにもわらわらと敵が近づいてきている。
特に俊敏な動きではないが、相手の攻撃圏内に入ってしまうと厄介だ。相手のペースになる前に何とかしたい。
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[21/100]
・猫[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:??? × 無数
1時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:69) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
aゴルフクラブ
b体術
c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
7杏子に安価内容で指示
8防御・攻撃回避
下1レス
盾から日本刀を引き抜く。
ほむら「えぇいっ!!」ズバァッ
魔力を纏わせ勢いをつけて斬りつけると、その勢いのまま2,3体はざくりと真っ二つになった。
剣の扱いなんかはまるで知らないので、適当だ。
結構重く、これを振ってちゃんと戦うとなると難しいが、このくらいなら意外となんとかなるものだった。
下1レスコンマ判定
0~20 撃破
敵はまだ居る……
ほむら 魔力[85/100] 状態:正常
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[21/100]
・猫[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:??? × 無数 (3/5)
1現装備:日本刀【剣術Lv0】(近接・魔力-0)
2時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
3クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
4射撃
拳銃(強化用魔力-5)
5爆撃(爆弾所持数:69) :時間をとめて爆弾を投げつける
6打撃
aゴルフクラブ
b体術
c盾で殴りつける
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
7杏子に安価内容で指示
8杏子の近くで支援
9待機・攻撃回避
下1レス
ほむら「佐倉さんっ」
杏子「ん…?」
名前を呼んで手を伸ばすと、こちらの意図に気づいて攻撃を一旦止め、手を触れてきた。
―――時間を止める。
杏子「なんだ急に」
ほむら「このままだときりがありません。
以前教会で使い魔と戦った時みたいに出し惜しみ無しで行こうと思うがどうでしょうか?」
杏子「このまま時間をとめて攻撃するってことか?」
ほむら「はい。触れてないといけないので、佐倉さんは動けなくなっちゃいますけど…」
杏子「…予定を見るとまだ時間はあるな。普通にやっても時間がかかるだけで倒せないことはないが…」
杏子「お前が持ちそうにないというのならこのまま攻撃して終わらせればいい」
今手にしている日本刀、剣術…… それで凌ぐことは確かに難しい。
もし拳銃に持ち替えたとしても、今の私の力ではまともに戦って一撃も食らわずに済む気はしない。
時間を止めて攻撃した場合、爆弾で一斉に吹き飛ばそうとすると15個程度の消費… 流石にそれは多い。
爆弾を使わず一体一体攻撃していった場合、時間停止にかかる魔力は高くなる。
ほむら「なら……、」
1このまま止まった時間の中で攻撃します
2時間停止を解きます
3私はここでは足手まといかもしれません。任せて良いですか?
下1レス
ほむら「私はここでは足手まといかもしれません。任せて良いですか?」
杏子「そうだな、わかった。このまま出て時間停止を解け」
ほむら「本当にすみません…!」
杏子「自分の力も知らずに変な意地張るようなバカよりずっとマシだ!
このくらいラクショーだからとっとと行け!」
ほむら「はい……!」
――――
――――
結界を出た。
ほむら(佐倉さんはああ言ってくれたけど…… 自分の無力さが嫌になるなぁ)
ほむら(所詮、時間停止を使わないと弱いままだ……)
私の戦い方に相性が悪いというのは勿論ある。
しかし、地力が弱いというのはどうしようもなく事実だ。
今回は修行でもなんでもないから、消費のことを優先して戦わないことにしたけど……
少しして、魔力の気配が消滅し、佐倉さんも出てくる。
杏子「っし、終わったぞ。行くか」
ほむら「はいっ、お疲れ様でした…!」
…今度は役立とう。
佐倉さんに地のステータスで勝てることなんて一つもないかもしれない。
けれど、せめて私の能力が活かせる戦い…ワルプルギスの夜……その決戦の時には絶対に。
ほむら 魔力[82/100] 状態:正常
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[21/100]
・猫[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
一旦駅に戻る。次の場所はまた隣の都市だ。
戦闘より移動の方が長いのは、昨日と変わらずだ…
杏子「バス停は5番だから、あっちだな」
ほむら「次の魔女は虫の魔女かぁ… あんまり気持ち悪くないのだといいなぁ」
使い魔や魔女となると、大抵大きいから嫌だ。
前の蜂のような魔女みたいに、あまり気持ち悪くないデザインだといいんだけど…
杏子「気持ち悪いのはともかく、糸が絡みつくのはうざいな」
ほむら「あ、5番バス停… ここですね。バスがくるのは…」
杏子「あと10分か」
・自由安価
下1レス
ほむら「そういえば佐倉さんの固有魔法は何ですか?」
ほむら「佐倉さんの魔法は見たことがありませんし
ワルプルギスの夜との戦いに勝つために、もしあるんだったら味方の能力は把握しておきたいんです」
杏子「…無いよ」
ほむら「そうですか、でもみんな強いですよね。その点私は固有魔法に頼りきりで…」
杏子「頼れるうちは頼ったらいいんじゃねーの?
あたしは武器の槍しかないからそれで強くなるしかなかったんだ」
ほむら「それでも、いつかちゃんと強くなりたいとは思うんですけどね…」
頼れるうちは…というと、固有魔法の無くなった美樹さんのことも思い浮かぶ。
今日はキリカさんが格闘について教えているけれど、美樹さんは剣だけでどこまで戦えるようになるだろうか…
ほむら「そういえば佐倉さんって、こんなに何日も見滝原に滞在していて大丈夫なんですか?」
杏子「どういうことだ?」
ほむら「久しぶりに風見野に戻ると言ってましたけど、ご家族が心配してるんじゃないかと思って…」
ほむら「この後見滝原に戻る前に家に寄って家族に会ってきてはどうですか?」
杏子「…ああ、家族なら居ないよ」
ほむら「あ、佐倉さんも一人暮らしだったんですか」
杏子「まあ… な。死んじまったから」
ほむら「あ… すみませんっ!こんなこと聞いちゃって…」
杏子「… バス来たぞ」
ほむら「は、はいっ」
――――――
―虫の魔女結界
本日二戦目の虫の魔女の居る場所へ行き、結界の中に入る。
なんとなくじめじめとした洞窟のような結界を進む…。
ほむら(いたるところに糸が張ってあって気持ち悪いなぁ、変なのに引っかからないようにしないと…)
ほむら 魔力[82/100] 状態:正常
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[21/100]
・猫[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
装備
1拳銃(強化用魔力1ターン-5)
2日本刀【剣術Lv0】(強化用魔力-15)
3ゴルフクラブ
4素手【体術Lv1】
下1レス
1
糸に絡め取られやすそうな直接攻撃の武器より、火薬を使うのが一番良いか。
盾から拳銃を手に取る。
杏子「…お前、さっきと武器がちがくないか?」
ほむら「ああ…、実は魔法で作り出したものじゃないんです」
杏子「刀と銃って…お前組一つぶっ潰しでもしたのかよ」
ほむら「潰してはないですよ、盗んだだけです」
杏子「はは、なるほど」
―――――
――――
>>ほむら「潰してはないですよ、盗んだだけです」
>>杏子「はは、なるほど」
笑って済ませられる杏子も豪胆だな
――20時。
4箇所周り、グリーフシード4つ分を手に入れた。ほぼ事前に渡された予定通りだ。
主に拳銃での後方支援と周りの使い魔の駆除に回り、大きい一撃は佐倉さんに決めてもらったが、
ベテランの佐倉さんとの行動もなかなか参考になった。
キリカ「あっ、織莉子ー!やっと帰ってきたー!!」
織莉子「ふふ、ただいまキリカ」
ゆま「キョーコー!」
美国さんとゆまちゃんも帰ってきて、これで全員が揃う。
ワルプルギスの夜前の訓練もここまで。これからワルプルギスの夜の作戦会議だ。
織莉子「ではみなさん…、揃いましたね。今日もお疲れ様」
織莉子「早速、ワルプルギスの夜について話しますわ」
美国さんが紙の資料を出す。地図だ。
そして、その赤い印を指差した。
織莉子「まず、ワルプルギスの夜の出現する場所はこの位置」
マミ「って、このすぐ近くじゃない…! 明日、ここに来るのね…」
織莉子「はい。明日の朝7時……ヤツが姿を現します」
織莉子「ですが、私達なら勝てます。そういう未来が見えているんです」
ほむら「本当に…!?」
織莉子「はい!」
織莉子「まず、必勝法となるのはキリカの『速度低下』と、暁美さんの『時間遅延』……
この二つを重ねて掛けて行う―― “速度低止”」
織莉子「これでワルプルギスの夜は殆ど動けない。
それでも、通常ならいつまで攻撃しても倒せずに魔力が尽きるだけかもしれません」
織莉子「そうなればまさに絶望でしょう。全力を尽くしても勝てない相手なのだと認識させられてしまう」
織莉子「しかし、今回は違う。鹿目さんを含む皆さんの力を合わせれば、確実に沈ませられます」
織莉子「それも、街には無傷で!」
全てを嘲笑うかのようなあのワルプルギスの夜相手に、完封できる…
それは圧倒的な希望! このメンバーなら確実に勝てる…!
ほむら(これなら… もし「次」に行っても、ワルプルギスの夜は問題じゃなくなる)
織莉子「明日の集合は、昨日今日と待ち合わせていた場所と同じ、この見滝原大橋。
それから、出現位置から足場に良さそうな待機場所を―――」
――――――
作戦会議が終わると、もうかなり時間も遅くなっている。
まどかと美樹さんはすぐに帰宅し、美国さんと呉さんももう二人で手を繋いで帰ろうとしていた。
1自由安価
2翌日へ
下1レス
杏子とゆまを晩御飯に誘う
その後杏子にそっと不安があるので泊まっていって欲しいとも伝える
ほむら「佐倉さん、ゆまちゃん。一緒に晩ごはんどうですか?」
杏子「おう、今日はなんにするよ?」
ほむら「今日は… カレー屋さんでどうでしょう」
ほむら「カツカレーで勝つ…みたいな」
杏子「受験生かよ。まあいいや、カツカレー食うか。あっちの通りにあったな?」
ほむら「はい」
―カレー屋さん
カツカレー3つを頼んだ。
お子様メニューにカツカレーがなかったので、1つゆまちゃんの分を甘口にして、
食べ切れなかった分は佐倉さんが食べると言っていた。
杏子「明日、勝てるってな!
しかも止まってる相手にメチャクチャ攻撃ぶち込めばいいだけとか楽勝じゃねーか!」
杏子「まあ、それで勝てるのも鹿目まどかが居るおかげなんだろうけど…」
ほむら「そうですね…」
杏子「なんだ、思ったより嬉しくなさそうだな?」
ほむら「勿論嬉しいです。嬉しいんですけど…」
簡単すぎて、まだ少し実感が湧かない。
それに、少しだけ引っかかっていることがあった。
ここまで勝利が確定しているというのだから、尚更キリカさんのあの発言は気になる。
あれは… 肝心のまどかが本物でもないのにそのために頑張るのが哀れと言う気だったのだろうか。
だが、それについてはもう覚悟はできていることだ。今更哀れだと言われても、間抜けだと言われても今更行動を変える気はない。
・自由安価
下1レス
---------------------
ここまで
次回は18日(水)20時くらいからの予定です
この後家に帰ったらキュウベェを呼ぶ
キリカの言葉が気にかかるがあれはどういう意味なのか、キュウベェの意見を聞いてみる
また、今回まどかが魔女にならずに人間に戻ることはキュウベェにとってエネルギーを回収できずメリットがない
それなのに契約するまで協力的だったのは何故?何か隠してることはないの?
杏子「…ああ、また時間戻すんだっけ?」
杏子「いつ居なくなるんだ? 時間が戻されたら…
ワルプルギスの夜を倒したことも、今までやってきたこともなかったことになるんだよな?」
杏子「…てことは今のあたしたちは居なくなっちまうのか?」
ほむら「それは… あんまり自分の魔法でも詳しいことはわかりませんけど…」
時間を戻したその後の世界。そのことはそういえばあまり考えたことはなかった。
ゆま「でも、ホムラならきっと、もっといい未来にできるよ!
また他人にもどっちゃうのは、ちょっとかなしいけど…」
ゆま「…あ、そうだ! もどる前にわたしたいものがあるの!
……それって、時間をもどしても過去にもっていける?なくなったりしない?」
ほむら「うん、盾に入れてた武器とかはそのままだったから……」
ほむら「多分、私自身は影響を受けないんだと思う。
私が契約したのはワルプルギスの夜のときだから、私まで影響を受けてたら契約したこともなくなっちゃうし」
ゆま「じゃあ、ワルプルギスの夜をたおしたらまた集まろうね!」
杏子「そうだな、一発打ち上げでもするか」
ほむら「ええ、楽しみにしてます。明日、乗り切りましょうね」
―――
――――
「「ごちそうさまでしたー」」
店主「はいよ、頑張ってね」グッ
ほむら「…頑張ってって言われちゃいましたね」
杏子「定期テストでもあると思われたんじゃない?」
ほむら「…あの、今日は泊まっていきませんか? …ちょっと色々不安があって」
杏子「まーどうせ明日は朝から一緒だしな」
杏子「最後の日になるかもしれないわけだし、一緒にいてやるよ」
ほむら「本当ですか?! ありがとうございます」
―自宅
家に帰ると、まずは出迎えてくれたエイミーにごはんをあげて、それから世話をした。
時間を戻すなら、明日だって丸一日は居られない。もう会えるのは最後になるかもしれないんだ。
ほむら「……」
トイレを掃除しながら、さっき感じた不安を考える。
もしかしたら、こんな深く考えることでもないのかもしれない。けれど…
ほむら「…ねえ、キュゥべえって今私達の近くに来てる…?」
杏子「キュゥべえ?」
ほむら「はい、ちょっと気になって…。 居たら出てきてちょうだい」
下1レスコンマ判定
0~14 居る
いるか?
………。
杏子「出てこないな」
ほむら「少しの間一緒に行動してたことがあるんですけどね……
もう織莉子の件も終わりましたし、今はどこにいるか…」
杏子「まどかんとこか、マミんとこか…? まあわかんねえな、あいつの行動なんて」
ゆま「ふあ…」
ゆまちゃんが眠そうだ。
今日は解散したのも遅かったし、明日に備えてそろそろ寝た方がよさそうだ。
ほむら「二人とも、もう遅いですし寝てていいですよ。私も少ししたら寝ます」
トイレ掃除の続きを進める。
私も早く寝よう。
―16日(土)終了―
・見滝原市外の魔女×3との戦闘分(拳銃×6ターン) 30
★浄化しました
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
ゴルフクラブ
爆弾×69
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
―17日(日)
自宅
ジリリリリリリリリリリリリリリ……
ほむら「んぐー……?」
…今日は目覚ましをセットしておいた。
いつも学校に行くときより随分早い時間だ。
杏子「もう朝か……」
ゆま「おはよー。キョーコ、ホムラ」
みんな眠たそうに目を擦りながら起きてきた。
杏子「腹へったー…」
ほむら「近くのコンビニで朝食買ってきますね」
杏子「おー、んじゃあメロンパン3つ頼む」
ゆま「ゆまは蒸しパンがいいな!」
ほむら「わかりました、行ってきますね」
ほむら「ただいまー……、あれ」
………帰ってみると、二人ともソファで仲良く二度寝してた。
ほむら「あのー… 緊張感あります?」
杏子「あるある、支度済んだらちょっとうとっときちゃっただけだって!」
よく見たら、朝起きたときには少しずり下がっていたポニーテールが高い位置に結びなおされている。
って、支度ってこれのことだけなんだろうか…。
ほむら(まあ時間早いししょうがないか…)
ゆま「朝ごはんたべたら目がさめるよ。朝ごはんは元気のもとだもん!」
杏子「そうだな!」
買ってきたものを取り出して渡す。
杏子「ほむらは食わないのか?」
ほむら「朝はあまり食欲が…。食べすぎても動きにくいですし」
杏子「そうか」
…それにしても、朝ごはんからよく食べるなぁ。
――――
朝食もとり、身支度も済ませた。
そろそろ出発だ。準備は良いか……?
1自由安価
2OK
下1レス
エイミーと遊ぶ
ほむら「……エイミー」
エイミー「にゃ」
さらさらとした黒い毛をゆっくりと何度も撫でる。
エイミーはこちらをじっと見つめている。
ほむら「……行ってくるね」
玄関までついてきてくれたエイミーを
扉が閉まって見えなくなるまで、私も目に焼き付けるように見ていた。
―見滝原大橋
『本日午前7時 突発的異常気象に伴う避難指示が発令されました。
付近にお住まいの皆様は速やかに最寄の避難場所への移動をお願いします。
こちらは見滝原市役所広報車です。本日午前7時……』
織莉子「…みんな、揃いましたね」
マミ「いよいよね……」
まどか「訓練どおりやれば大丈夫だよね…!」
さやか「あたしも、やれるだけやってみるよ…!」
キリカ「準備はバッチリだ。織莉子が勝てるって言ってるんだから、当然のように勝ってあげるよ!」
杏子「ああ、出てきたら速攻で叩いてやる!んで相手が一切動けないまま沈ませるんだ!」
ゆま「ゆま、がんばるよ! がんばって、みんなでたおそう!」
ほむら「今度こそ…… 倒す!」
一斉に変身する。
事前に決めてあった足場へと移動し、ワルプルギスの夜が姿を現すときを待つ……
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3何もせず待つ
下1レス
肉体強化30
念のため、最大の肉体強化をかけておく。
織莉子「来ます!」
織莉子さんの声にみんなが一斉に構える。
同時に、みんなが囲んでいる真ん中に巨体が浮かび上がる。
やがて完全に姿を現す。
キリカ「いくよっ!」
ほむら「はい…!」
キリカさんが速度低下を、私がクロックダウンを掛ける。
――――“速度低止”!
…ワルプルギスの夜がピタリと動きを止めた。
織莉子「よし…… 」
……これで一先ず安心だ。
さやか「ていうか誰よこれ名づけたの」ポソリ
織莉子「…私です」
キリカ「な、君! 織莉子の考えた演出に文句つける気!?」
杏子「地味に速度低下のほう優先してる技名なのもなんともいえないな」
ほむら(確かにちょっと恥ずかしい気はしたけど…)
マミ「二人で合体技の名前を叫ぶなんて、私は割と良いと思ったけど…」
織莉子「…さ、さあみなさん… 攻撃を開始しますよ!」
ほむら 魔力[94/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv1】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:69) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
-----------------------
ここまで
俺達の戦いはこれからだ! >>1先生の次回作にご期待ください。
…というのは嘘で次回は20日(金)20時からの予定です。
ほむら「ゆまちゃんっ、爆弾を投げるからそれに合わせて衝撃波を送ってくれる?」
ゆま「うん、わかった…!」
・爆弾消費個数
[1~69]
下1レス
すみません、>>301レベルミスってました
-------------
ほむら「えいっ!」
爆弾3つ分を盾から取り出して放った。
ゆまちゃんも爆弾が命中して爆発するのに合わせてハンマーを振り下ろす。
ゆま「た~あっ!!」ブォンッ
――――ドォォォオオン…
ほむら(他の人は…)
マミ「行けっ、無限の魔弾よ……!」ドドドドドドドドッ
織莉子「グローリーコメット!」ドドドドドドッ
まどか「…えいっ!」ドシュッ
大量のマスケット銃とそこから放たれる金色の弾丸、流星のように振る水晶…
そしてまどかの矢と、大量の攻撃を浴びせている。
杏子「容赦はしない、ぶちこんでやるっ!」ガンッ
キリカ「壊れろ!さっさと!壊れてしまえッ!」ザシュザシュッ
さやか「いっけぇええーー!!」ズバァッ
近接のほうは、魔力を込めた強力な攻撃をしているようだ。
ほむら(きっといける…… 次の手を!)
ほむら 魔力[88/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:66) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
ほむら「ゆまちゃん、もう一度いこう!」
ゆま「うん!」
・爆弾消費個数
[1~66]
下1レス
ほむら「いくよ…! はっ!」
手に持てる分を纏めて放っていく。
ゆま「えいっ、えいっ、え~いっ!!」
そしてタイミング良くゆまちゃんがハンマーを振り下ろす。
連携は完璧だ。
マミ「早速だけど、ひとつ大技を使うわよ! ティロフィナーレ!」ドォン
織莉子「遠距離攻撃に徹していましたが、この鋼鉄の巨体に水晶では埒があきませんね…
こちらも一つ、大技でいきましょうかっ! オラクルレイ!」ザンッ
さやか「細かいことは苦手だけど、とりあえずでかいのいっとくよ! スパークエッジ!」ドガァッ
キリカ「ヴァンパイアファングッ!」ズビシィッ
杏子「やれやれ、みんなそんな名前付けた攻撃ばっかなのか?」ガンッ
まどか「じゃあ、わたしも… みせてあげる!スーパーまどか矢っ!」ドシュゥッ
ほむら(スーパーまどか矢……)
全て出し切るとまではいかなくとも、みんな大技のラッシュだ。
私も何か必殺技が欲しいかも、と思ったけれど、考えてみたら私には切り札がない気がする。
ほむら 魔力[82/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:50) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
ほむら「私達も、続きいくよ!」
ゆま「うん!」
・爆弾消費個数
[1~50]
下1レス
ほむら「えいっ!」バララッ
ゆま「やぁっ!」ドーンッ
続けてゆまちゃんとの連携爆撃を放つ。
みんなは一時手を止めて浄化をしているようだ。
ほむら 魔力[76/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:45) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
ほむら「ゆまちゃんはまだソウルジェム大丈夫?」
ゆま「うん、まだ大丈夫! でもみんなすごいね」
ゆま「ゆま、もちょっとおおきいの… やっちゃうねっ!!」
ゆまちゃんが飛び上がってワルプルギスの夜に直接強烈な衝撃を叩き込む。
ほむら「ゆまちゃん、すごいよ!」
ゆま「うんっ、でも今のは魔力いっぱい使っちゃったかも…」
ポケットからグリーフシードを取り出そうとしてるゆまちゃんの隣で少し考える。
これまでのワルプルギスの夜との戦いのこと。
私は時間をめいっぱい止めて、まどかは弓で攻撃してた。
でも、どれだけやっても沈むことはなかった。
爆弾も使ったけれど、用意していた僅か十数個の爆弾程度じゃどうにもならず、
それどころか空中を移動するワルプルギスの夜についていくこともできなかった。
そのうち時間をとめる魔力も尽きて、まどかも攻撃の魔力が尽きて、結果は……
……ゆまちゃんの浄化が終わる。
ほむら 魔力[70/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:45) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
相手からすると時間はほぼ止まっている状態だ。
既に全攻撃のダメージは凝縮されている。
ほむら 魔力[70/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:45) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
攻撃できる状況なのに私だけなにもしないというのもさすがにみんなに悪い。
ほむら 魔力[70/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:45) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
ほむら「また爆撃に衝撃波を合わせてくれる?」
ゆま「うん、わかった!」
・爆弾消費個数
[1~45]
下1レス
ほむら「いくよっ!」バララッ
ゆま「えいっ!」ドーンッ
続けてゆまちゃんとの連携爆撃を放つ。
その頃にもみんなは再び大技で攻撃していた。
まどか「ソウルジェム、また黒くなってきてる…?」
マミ「いやに濁りが早いわね…… もしかして、グリーフシード1個分くらいじゃ魔力が回復しきってないのかしら」
織莉子「なるほど、魔力量が多すぎるせいで逆に回復が難しく、
その上一発の基準が大きいとなるとすぐに魔女化しやすいわけね……」
織莉子「念のため浄化のときにはグリーフシードをいくつか使って、あと一発の威力もできるだけ小さくして頂戴。
それでも貴女の一撃は決して弱すぎはしないから」
まどか「は、はい…!」
織莉子「でも、2回も鹿目さんの大技を当てたお陰で相当効いてるでしょうね…。引き続き攻撃しましょう!」
ほむら 魔力[64/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:40) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
肉体強化をかけた今なら思ったとおりの動きをできる。
飛び上がって、体重をかけるように身体ごとひねって盾をぶつけ、そしてワルプルギスの巨体を蹴って足場へと戻る。
ゆま「えーいっ!」ドゴォッ
続いてゆまちゃんもワルプルギスの夜に飛び掛りハンマーを振りかぶる。
マミ「ティロボレー!」ドドッ
杏子「てりゃあ!」ガンッ
さやか「この一発で…!スパークエッジッ!」ドガァッ
金属音と銃声が響く。
まどかも慎重に弓に魔力を張り、放っている。
ほむら 魔力[58/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:40) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
ほむら「ゆまちゃん、爆弾を投げるから合わせてっ」
ゆま「うん!」
・爆弾消費個数
[1~40]
下1レス
ほむら「いくよっ」ポイ
ゆま「えいっ!」ドーンッ
ほむら(そろそろ黒くなってきたわね。浄化しよう…)
★浄化しました
さやか「ぐ、もうグリーフシード尽きちゃった…」
キリカ「燃費悪いんだから。ペース配分考えなよ」
さやか「む… わかってるんだけどさ。大技は出せないけど後は剣で普通に攻撃するよ」
杏子「全く、テキトーに魔力ぶちこんでめちゃくちゃな攻撃するからだろ…。威力に見合った消費かそれ?」
さやか「だ、だって全力っていうからあたしだって頑張ったんだよ!」
杏子「…だがあたしもそろそろグリーフシード減ってきたか」
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[25/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:39) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
ほむら「ゆまちゃん、続きを投げるよ!」
・爆弾消費個数
[1~39]
下1レス
ほむら「それっ!」
手に持てる分をまとめて放つ。
ゆまちゃんもそれに合わせてハンマーを振り下ろした。
周りを見ると、そろそろ出し切ったのか控えめな攻撃に切り替えている人が多い。
そして、まどかは集中して淡々と矢を放っている。
まどかの魔力の消費からしても恐らく、あと少し…… あと少しでワルプルギスは滅びる。
ほむら 魔力[94/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[25/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:30) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
6合体技
衝撃増幅(ゆま):爆撃を衝撃波と合わせることで威力を強める
下1レス
ほむら「ゆまちゃん、ソウルジェムの濁り具合とグリーフシードの残りはどう?」
ゆま「グリーフシードはまだあるよ。ソウルジェムも大丈夫。あんまり大技を使ってないからかな…」
ゆま「……みんな、がんばってたもんね! ゆまもみんなに負けないくらいすごいの出して、役にたつから!」
…ゆまちゃんは次から大技に出るつもりみたいだ。
ほむら 魔力[94/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[25/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:30) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
下1レス
盾から爆弾を取り出し、爆弾を5発投げつけた。
ゆま「ゆまだって… 強いんだからあっ!!」ドシィッ
ゆまちゃんも他の近接系の人と同じように
魔力を込めて高威力の一撃を出しているのだが……
ほむら(…美樹さんより魔力の使い方上手かも……)
ほむら(訓練を頑張ったのね。佐倉さんの教え方も良いのかも)
ほむら 魔力[88/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[25/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:25) :爆弾を投げつける
3打撃
aゴルフクラブ
b盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
下1レス
盾の中にしまったままだったゴルフクラブを取り出して殴ってみる。
ほむら「えいっ!」ポコ
…殴る力が強すぎたのか、ワルプルギスの夜が硬すぎたのか一発で壊れてぐにゃぐにゃになってしまった。
使い魔あたりにはともかく、そこそこ耐久力のある相手にはあまり効果はなさそうだ。
また買いなおしたほうがいいかは微妙かなぁ…
まどか「……また黒くなってきたけど、どこまで大丈夫なのかな…?」
まどか「わたし、マミさんと約束したから… まだ魔法少女やめるわけにはいかないの。
でも、ワルプルギスも倒さなきゃだし……」
織莉子「今のままの威力ならまだ大丈夫でしょう。続行していいですよ」
ほむら 魔力[82/100] 状態:正常
【使用中魔法:クロックダウン(ワルプルギスの夜)】(1ターンにつき魔力-6)
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[25/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:ワルプルギスの夜(速度低止)
・装備:なし【体術Lv3】(近接・魔力-0)
・時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
1射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:25) :爆弾を投げつける
3打撃
盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5仲間に安価内容で指示
下1レス
ほむら「ゆまちゃん、大技終わった後で悪いけど、また爆弾の衝撃増幅を頼める?」
ゆま「う、うん…!」
盾から爆弾を取り出して、手に持てる量に分けて投げつける。
それに合わせてのゆまちゃんの衝撃増幅で爆発は更に威力を増す。
ほむら「いくよっ!」
ゆま「えいっ、えいっ、えーいっ!!」ドォンッ
織莉子「攻撃やめーーーっ!」
ほむら「!」
さやか「ん?」
キリカ「やった!?」
杏子「倒せたか!?」
織莉子「はい…! 速度低止を解除してみましょう!」
言われた通りクロックダウンを解除してみる。
キリカさんのほうも速度低下を解く。
………すると、なんということだろう。
ワルプルギスの夜の歯車がボロボロに砕けていく。
そして、空の闇が晴れる――
ほむら「やった………!?」
杏子「おお、やったか…!どんだけ硬いんだと思ったが、ついにあたしら勝てたのか!」
さやか「やったね、これで危機は去ったわけだっ!」
マミ「守りきったわね……この街を」
まどか「わたしたち、ワルプルギスの夜に勝てたんだ!」
マミ「ええ……!」
まどか「よかった……! これでわたしもマミさんとさやかちゃんと一緒に魔法少女を……―――――」
織莉子「それは……できません」
―――――。
どういうことだろう。
この場にいたみんなが、ありえない光景に驚愕の表情を浮かべた。…美国織莉子と呉キリカ、ただ二人を除いて。
――まどかの胸のソウルジェムに、魔力の刃が刺さっていた。
みんなが気づけないほどのいきなりの攻撃ということは、
呉さんは速度低下を切ったとみせかけて効果範囲を自分と美国さんだけに変更したということか。
同じ遠距離攻撃型ということと、指示役としてまどかの隣には美国さんがいた。
でも、もう命を狙うことはなくなったはずだったのに…
だから安心してそこを、まどかの隣を任せていたのに。
ほむら「美国織莉子!! なんで……!」
ほむら「なんで…!なんでよ! もう狙う理由はないはずでしょう!?」
ほむら「こんなの納得できない! ありえない…… こんなの…おかしいよ………!」
元からこのループは捨てるはずだった。
でも、もうまたまどかが死ぬところを見たらそんなことは忘れてしまった。
もうまどかが死ぬところを見るなんて嫌だ。どんな事情があろうともそれは変わらなかった。
織莉子「鹿目まどかはワルプルギスの夜を超えても魔女にならない。 …それは確かだった」
織莉子「…けれど、この後鹿目まどかは魔女になるのよ」
杏子「何故だ!こいつらはソウルジェムが濁っても魔女にはならないはずだろ!
だって、さやかがそう願って契約したんだぞ…!?」
織莉子「確かに、正確に言えば魔女にはならないわね。以前に予知で見たものとは随分と姿が変わっていたもの」
マミ「姿が…? ……どういうことなの…?」
杏子「おい!キュゥべえ出て来い!ちゃんと説明しやがれ!」
杏子「テメエ、またあたしらを騙しやがったのか!?」
QB「やれやれ… 騙したつもりはないんだけどね」
QB「君達はいつもそう言う」
いつのまにかインキュベーターが姿を現していた。
またいつもの感情のこもらない口調で、口を動かさずに話している。
ほむら「ソウルジェムが濁りきったら人間に戻るんでしょう…?」
ほむら「…まさか、叶えるのが無理だったとは言わないわよね……?」
QB「叶えられない願い事じゃあ魔法少女にはなれないよ」
QB「ソウルジェムが濁りきったらちゃんと魂は肉体に戻る。
『人間に戻す』というのはそういうことだろう? さやかの願ったことはちゃんと叶えている」
QB「絶望に転移してしまった魔力が行き場を失い、魂と一体化した肉体にどんな影響を及ぼすかはわからないけれどね」
QB「まあ、グリーフシードを人間の身体に無理矢理埋め込んでしまったような状態になるのかな」
QB「織莉子が言ったとおりなら、ソウルジェムから産まれる魔女… というより魔女モドキといったところだね。
なかなか興味深いことがわかったよ」
織莉子「黙りなさい、どうせ最初から予想はついていたのでしょう? この詐欺師……」
QB「予想はただの予想だ、実際に確かめてみないとわからないよ。どうとも言えないじゃないか」
マミ「…私…結局魔女になるのね? 私も、鹿目さんも、美樹さんも……」
杏子「おいマミやめろって!」
巴さんが自分の頭に銃を突きつけた。
――――乾いた破裂音が響く。
さやか「……あ…… なにこれ… 嘘でしょ? まどかも、マミさんも…」
さやか「ねえ嘘だって言ってよ!キュゥべえ!」
さやか「返せよ!二人を返せよ!! 返せって言ってるだろ!!」
QB「僕にそんな力はないよ。それとも、また誰かの願い事を使うかい?」
さやか「お前と契約して生き返らせてもらったって意味ねえんだよ!!
もう、死んだ人みんな返ってこないじゃん! まどかもマミさんも、あたしだって!」
さやか「もう… こりごりだ……」
ほむら「嘘………」
杏子「おい、さ、さやかぁ…!?」
ゆま「さやかおねえちゃん… もどってきて!!」
絶望が連鎖していく。
美樹さんのソウルジェムがいつのまにか消えている。
その変わりに、肉体がどす黒く染まっていく。美樹さんの身体には異変が起き始めていた。
さやか「…………ごめ…―――…みんな――」
結界は生み出されない。
足がなくなり、皮膚が鎧のように硬化し、ただ美樹さんの原型を残したまま異形へと変化した。
キリカ「じゃあ、私達は行かせてもらうよ。君達だけでゆっくりしてればいい!」
杏子「テメエ!待て!」
杏子「……っぐ!」
去ろうとする二人を止めようとした佐倉さんに、
美樹さん――もとい魔女モドキが刃と化した手で斬りかかってくる。
生前の形を大きく残した異形。
もう人間の心は残っていないのだとしても、嫌でも『美樹さん』だと認識してしまう。
佐倉さんも、まともに攻撃はできないでいた。
杏子「っ………ほむら、行け!こいつはあたしがなんとかしとくから」
杏子「こうならないように、時間を戻してやりなおしてくれ…!」
ほむら「え…… で、でも」
杏子「…最後に、こいつは渡しておく」
佐倉さんが片手で髪をほどく。
杏子「こいつがあれば、過去の“あたし”にもお前のこと信じてもらいやすくなるかもしれないだろ?」
渡されたのは、リボンと…… 変わった形のアクセサリーだった。
ゆま「…っホムラぁ!これも… ほんとの予定より早くなっちゃったけど、もらって」
ほむら「ゆまちゃん…」
ゆまちゃんからは手紙だった。
杏子「それ持って、さっさと行け!」
杏子「打ち上げは“次”だ!次、やるからな!」
杏子「そんときはお前が奢れよ!」
ほむら「…っ、わかりました……」
ほむら「絶対に、助けますから…… 佐倉さんもゆまちゃんも、勿論まどかも、みんなも…
もうこんなことにならないように助けるから!」
もうインキュベーターには頼らない。何があってもまどかは契約させない。
あいつを信じると碌なことがないと今回で身にしみてわかった。
そして、美国織莉子と呉キリカ…… あの二人も。
また新たにできた固い決意を心に、時空の中に旅立った…―――
―To Be Continue―…
・主人公
【暁美ほむら】(契約・生存)
鹿目まどか(契約・死亡):大事な人
美樹さやか(契約・魔女化):知人
志筑仁美:知人
中沢:友人
上条恭介(死):知人+
佐倉杏子(契約・生存):知人+
千歳ゆま(契約・生存):知人+
巴マミ(契約・死亡):苦手
美国織莉子(契約・生存):憎悪
呉キリカ(契約・生存):憎悪
Failed Loop
○好感度一覧
・鹿目まどか 好感度-2
暁美ほむら:知人-
美樹さやか:親友
志筑仁美:親友
巴マミ:先輩+
佐倉杏子:知人-
千歳ゆま:知人
・美樹さやか 好感度-2
暁美ほむら:知人-
鹿目まどか:親友
志筑仁美:親友
巴マミ:先輩+
佐倉杏子:悪印象
千歳ゆま:知人
・巴マミ 好感度-9
暁美ほむら:敵対
鹿目まどか:後輩+
美樹さやか:後輩+
佐倉杏子:疑念-
千歳ゆま:知人
・佐倉杏子 好感度+4
暁美ほむら:知人+
巴マミ:未練-
美樹さやか:生意気な新人
千歳ゆま:家族
鹿目まどか:問題の新人
・千歳ゆま 好感度+9
暁美ほむら:信頼
巴マミ:知人
美樹さやか:知人
佐倉杏子:家族
鹿目まどか:知人
・美国織莉子 好感度なし
暁美ほむら:駒
鹿目まどか:標的
巴マミ:駒
美樹さやか:駒
佐倉杏子:駒
千歳ゆま:駒
呉キリカ:大事
・呉キリカ 好感度なし
暁美ほむら:何か気に入らない
鹿目まどか:標的
美国織莉子:愛
巴マミ:知人
美樹さやか:知人
佐倉杏子:知人
千歳ゆま:知人
ほむらの日記メモ ☆ プラスメタ情報
16日(水) ほむら退院・ループ初日 一日目。エイミーを保護。立体駐車場にて銀の魔女の使い魔と交戦。
17日(木) 二日目。まどかの契約を妨害。まどかに顔バレ。 間接的にマミ好感度-2
18日(金)三日目。歩道橋で委員長の魔女の使い魔と交戦。公園で銀の魔女と交戦。おりキリの邂逅を見る。
通学路で鳥かごの魔女と交戦。停止空間内でマミを発見。姿は見せずにGS回収して去った。
19日(土)廃工場で芸術家の使い魔と交戦。風見野に行き杏子の泥棒現場目撃。
素手で交戦し一撃で沈められ気づいたら翌日へ。 杏子好感度-1
20日(日)気づいたら財布ぱくられてた。昼食にカレーを作る。駅で暗闇の使い魔と交戦。
織莉子の策略で契約したモブ女子高生魔法少女と会う。織莉子の名を聞く。病院で暗闇の魔女と交戦。
爆弾の材料が尽きる。
21日(月)銀の魔女GSを再孵化させるも無駄だったことに気づく。爆弾の材料を買い足す。(既に金欠)
猫の散歩中、美国家の前で織莉子と対面。落書きの魔女と交戦。
(織莉子がほむらを意識、味方になるかどうか興味を持つ)
22日(火)キリカ契約 ここでセーブ
身体強化最大で教会へ、杏子と出会い共に使い魔を倒す。
その後杏子と家でカレーを食べることに。 杏子好感度+2
23日(水)魔法少女狩り開始。以前会ったモブ魔法少女死亡。
24日(木)昼にシチューを作る。
風見野に出向く。風見野病院で二人目のモブに会うが、その場でモブがキリカに首を刎ねられる。
25日(金) 第一話。ほむら転入
マミと対面。まどかと会話。名前を聞く。通学路にて芸術家の魔女をマミに先を越される。
プリペイド携帯を買って、風見野に持っていく。杏子には出会えず。
26日(土) 風見野に杏子を探しに行く。ゆまと対面。夕食を一緒に食べて、携帯を渡した。
27日(日)ゆま契約 放課後にはクラスメイトと喫茶店に。
その頃、杏ゆまはマミに織莉子のことを相談に行ったのだが、ほむらと関わってることが知れて
会話が色々こじれる。その際杏子がほむらも使い魔を見逃したり、魔法を自分の為に使う
杏子側の人だと言い、二人は組んでいると認識。結局喧嘩に。マミ好感度-2
その後、杏ゆまとシチュー+買ってきたもので豪勢に夕食会。杏子好感度+1 ゆま好感度+2
28日(月)上条のお見舞いに。立体駐車場にて委員長の魔女と交戦。
29日(火)風見野に向かい、ゆまに恭介の腕を治すのをお願いする。ゆま好感度+1
30日(水)病院に行くと魔女の気配。孵化まで時間があるのでゆまと杏子からほむらに連絡がいく。
杏ゆまはGS(魔女本体)のすぐ傍にいるので、孵化するまで待っている。更にほむらは結界の外で待っている。
その後、杏子がマミり、ゆまが治癒魔法で治した隙に命からがら撤退。ゆまから連絡。
魔女をそのままにしておくわけにいかないので、ゆまは杏子の傍に、ほむらがお菓子の魔女を倒しに行く。
勝利後、傷は無いのに気絶したままの杏子。QBが余計なことを言う…。
ゆま好感度+2
一方その間にさやかも病院に来ており、QBがさやかに契約を迫ろうとするが、
キリカによって殺される。結界から出た後、それを目撃。
31日(木)中沢・さやかの二人と一緒に上条のお見舞い。真実を知り、恭介が荒れる。
さやかに魔法少女のことを話す。自分の魔法(停止)・QB・SG=魂の真実。さやか好感度+1
1日(金) 朝、キリカがまどか殺害。
2日(土) 恭介飛び降り未遂。
3日(日) さやかとともに上条のお見舞いに行き、恭介と話す。
織莉子がさやかをロックオン。放課後キリカが殺しにかかる。(さやかを見張らなかった場合死亡確定)
キュゥべえがさやかに「まどかは悪い魔法少女に殺された」と話し契約を迫る。
さやかがまどかを蘇生させる願いで契約。ついでにほむらのことも悪く言い、マミを紹介する。
杏子好感度+1 ゆま好感度+2 マミ好感度-2
4日(月) 昼休みマミと話す。放課後さやかに魔力コントロール訓練。その後、さやかが恭介の腕を回復させる。
さやか好感度+1
5日(火) 双子の魔女と交戦。放課後、さやかはマミと訓練。さやかが魔女・使い魔など詳しく知る。 ほむら好感度-3
ほむら、マミに啖呵を切る。が、さやかの提案で一時的に仲間に。 マミ好感度-2
杏ゆまと夕食。杏子好感度+1 ゆま好感度+1
6日(水) 朝まどかが襲われるもさやかがローレライで追い払う。放課後、みんなで帰る。
杏子たちと織莉子の家に行く。しかし家は燃えていた。住人に織莉子について聞き込み。
犬、針、猫の魔女と交戦。
帰宅後ポストを見ると織莉子からの手紙。一人で来てください、とのこと。行くか行かないかは安価次第。
7日(木) 放課後、さやか・杏子にメールを残し、織莉子の待つ鉄塔へ。
8日(金) 放課後、マミからキリカ目撃証言の噂を聞いたことが伝えられる。
前に同じクラスだった根暗が6日の朝に学校にも来ずに公園で寝ていたとのこと。6日朝で、寝るといえば……
みんなと別れた後、さやか行方不明。
9日(土) マミあんを家に呼んで話しあい。マミもおりキリに関する情報を知る。
ここからマミとほむらで交互に護衛当番。 マミ好感度-1、杏子好感度-2
一方その頃、恭介拉致。
10日(日)まどかに魔法少女のことを話す。放課後は朝まで護衛。
11日(月) 恭介の行方不明発覚。
12日(火) 放課後は朝まで護衛。
13日(水) 織莉子からの呼び出し。 さやか魔女化、ほむら孤立
14日(木) まどか契約・さやか蘇生。さやか好感度リセット
『まどさやマミはSGが濁りきったときに人間に戻る』ようになる。
15日(金) 織莉子・キリカが仲間に。
杏子・ゆま、ほむら・キリカ組が魔女狩りへ、マミ・織莉子がまどさやの訓練のコーチ。
さやか・まどか好感度-2 杏子好感度+1
16日(土) ほむ杏・織莉子ゆま組が魔女狩りへ、マミ・キリカがまどさやの訓練のコーチ。
終了後、ワルプル対策会へ。佐倉さんたちとお泊り。杏子好感度+1 ゆま好感度+1
17日(日) ワルプルギスの夜襲来 まどか死亡によりループ
ほむらメモ ☆ プラスメタ情報
・織莉子の動向
織莉子契約、ゆま他候補をQBに紹介
↓
(22日)キリカ契約
↓
(23日)魔法少女狩り開始
↓
さやかの契約を促すと未来に悪影響が出ることを識る
キリカにさやかの契約を妨害させる
↓
まどかの存在に気づく
↓
隙を見てまどか殺害
↓
さやかが契約によりまどかを生き返らせることを予知
↓
さやかが契約する前に殺害を目論む
(この時点で契約までわずかな時間しか残されていなかったので準備が雑になった)
↓
さやか契約、まどか復活
↓
まどかが復活しちゃったので、再びキリカに隙を見て殺害するよう向かわせる
↓
朝のさやかたちとの待ち合わせまでに、再びまどかを狙うが、
さやかが結界を探知して駆けつけ、ローレライ魔方陣を展開。完全に効果が出る前の一瞬でキリカ逃亡
↓
たとえ新人といえど見くびれない、と認識を改める。
出来れば戦わない作戦に変更しようと、ほむらに事情を話して勧誘。
乗らないことはほぼわかりつつも、乗れば仲間に。もし乗らなければ…
↓
やっぱり断られたので、QBに「見滝原の魔法少女のうち最低一人は魔女にしてあげる」と宣言。
QBは、あえて乗った。
↓
さやかが一人になったところで誘拐。翌日上条も拉致。
数日甚振り、ソウルジェムを濁らせる。
↓
あと少しで魔女化寸前といったところで、ほむら・マミを呼びつける。
何かしようと考えればさやかを殺すと脅し、さやかの目の前で上条を殺し、
トドメにさやか契約の本当の結果を教え、『さやかの信じていた希望全て』を奪い、魔女化させる。
↓(ルート分岐 さやかが魔女になる)
真実を教え、今までまどか殺害を妨害していたメンバーをほむら以外味方につける。
(この場でほむらを攻撃する・攻撃させるのは、心理的に抵抗が大きいと判断)
(無理にここで殺すよりも、ほむら一人なら敵じゃないと考えた)
ほむらが張り付いている間は契約もできないとわかっているので、
ほむらが弱るのを見計らってまどかを殺しにいく。※すぐにまどかを監視しなかった場合は、ここでまどか死亡。
↓
【※途中でまどかが契約したため没ルート】
マミにほむらを奇襲で縛らせ、避けたら杏子にも縛らせる。
ほむらの動きを止めている隙にまどかを殺害。
↓
未来が変わったことに気づく。視得たのはKriemhildではなくなった。
Kriemhildが生み出されない代わりに、まどか自身の肉体が変質し怪物になっているのだ。
普通ならSGがGSになって魔女を産み、肉体は魂をなくして死体になるだけ。こんなことはありえない。
織莉子はこの明らかな異変を何らかの契約の願いのせいと見た。
しかし魔女化するのは17日ではなく、ワルプルギスの夜は超えられる。
織莉子はまどかたちの仲間に加わりその力を利用し、
ワルプルギス討伐を済ませたその後に不意を突きまどかのソウルジェムを破壊して殺そうと目論む。
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寝ます
書いてるほうのメンタルまで削られてきた……
メモは次に役立ててください。
次回は24日(火)20時くらいからの予定です
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おまけとして前回の確定バッドエンドのエンディングを載せます。
・説明
22日(火)朝、ほむらは前日偶然出会った「美国議員の娘」と思われる女性の家周辺に再び赴いて住人に聞き込んだ。
しかしその行動は織莉子に全て見られており……
その後24日、風見野にて杏子と交戦するが敗北し満身創痍に。
このエンディングはその午後か転校初日の25日、学校に行った時に発生する。
――学校が襲われた。クラスメイトや担任、そしてまどかが死んだ。
何も知らずに学校に来たほむらは、起きた事件のことを知って呆然としていた。
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「どうして、っていう顔ね」
立ち尽くす私の後ろから声をかけられる。
聞いたことのある声だ。
声の主を考えつつ、顔なんてまだ見えてないじゃない…―と思いながら振り返る。
織莉子「貴女、今日初めてこの学校に来たのでしょう?」
織莉子「…誰か、識っている人でもいたのかしら」
ほむら「……美国、織莉子さん」
ほむら「……あなたは何者なんですか?一体何故こんなことを!」
織莉子「1つ目の質問の答えはもう識っているのではないですか?」
織莉子「2つ目は…そうね。私の世界を守るためよ」
ほむら「……どういう、意味ですか」
織莉子「ああ、貴女はまだ識らないのかしら」
織莉子「それならそれでいい。そのまま、貴女の護れなかった親友の死を嘆いてなさい」
ほむら「…!? 親友って…」
ほむら「まさか、まどかのことを最初から狙ってたんですか!?」
織莉子「貴女のことは興味があったけれど、
そちらから出向いてくれるなんて… 探す手間が省けたわ」
織莉子「こんなに早く“鹿目まどか”に辿り着けたのも、そのおかげね」
織莉子「貴女も私の存在を識っていたようですが…」
織莉子「私のことを調べまわるくらいなら、直接殺しに来ればよかったのに」
織莉子「貴女ならそれが出来たでしょう?
そうされたら、対応できなかった可能性だってあるわよ」
じわりと心の中に嫌な感情が滲み…、そしてソウルジェムに黒さが滲んだ気がした。
拳をぎゅっと握り、震えているのがわかる。
怒りからだ。今、確かに自分は恨みの感情を目の前の存在に向けている。
こんなのは… キュゥべえがソウルジェムの真実を話したとき以来だ。
ほむら「……なんでわざわざ私に話しかけたんですか?」
織莉子「私は世界を護ったけれど、大切な人に致命傷を負わせてしまった」
織莉子「もう治らないの。それで自暴自棄に貴女にネタばらしでもしてあげようと思った…というのもあるかもね」
変身して、拳銃を取り出して構える。通行人はいたが、そんなのはどうでもいい。
ほむら「…殺してほしいの?」
織莉子「いいえ。殺せないわよ」
織莉子「自分の大切な人の仇が目の前に居ても、貴女には殺せない」
ほむら「……」
手が震える。美国織莉子は、拳銃を向けられていようが全く気にもしていないように冷静だ。
そのまま美国織莉子は話し続けた。
織莉子「…でも、それが懸命よ。こうなってから私をどうしたところで無意味なこと」
ほむら「…こうなってからは…」
織莉子「…?」
なら、こうならないうちなら。
ほむら(………それでも、出来るのかな)
ほむら(いきなり… でも、そうしない限り、まどかが……)
ほむら(…でも、今までこんな人出てこなかったじゃない。なら…)
ほむら(次からは、出てこないかもしれない)
可能性を信じて、僅かな希望を抱く。
それに、対峙しているなら話したり、ちゃんと“倒す”こともできるけど、
敵対もしないうちに襲いに行くなんて出来ればしたくない。
まして、相手も気づかないようなうちに生を奪うなんて。
……酷く一方的だ。相手との交渉の余地すらこちらから放棄してしまっている。
ほむら(…でも、こんな、まどかや他の生徒までいる学校を襲うような人なんて…
そんな人相手にそんなこと……)
ほむら(……でも、私は。“今”じゃなくてもきっと)
腕を下ろして、拳銃を盾の中にしまう。
ほむら「……それでも、私の戦場はここじゃない」
織莉子「何を… ―――まさか!」
背を向けたところで、水晶玉が飛んできて背中に当たった。
痛いけどそんなのは気にならなかった。過ぎた世界のことなど…
―END・Failed Loop―
・このエンディングでの日程
21日(月)銀の魔女GSを再孵化させるも無駄だったことに気づく。爆弾の材料を買い足す。(既に金欠)
猫の散歩中、美国家の前で織莉子と対面。(土手)落書きの魔女と交戦。
(織莉子がほむらのことを調べ始め、味方になるかどうか興味を持つ)
22日(火)織莉子の周りを調べる。そのとき織莉子がほむらを敵視。
このあたりで襲撃が出来ないか襲撃しても意味の無い状況にさせることでバッドエンド回避。
(ただし、普通に襲撃に行っても回避される可能性大)
病院で薔薇園の使い魔と会う。
23日(水)おりキリが学校に襲撃をかける。(23日朝までにまどかに会いに行った場合23日・それ以外なら24日)
居合わせた魔法少女はマミのみ、打ち勝てず死亡。
守ってくれる人が居ずまどか死亡。 ニュースか何かを見れば事件がわかる。その場合最短ここでループ。
公園で薔薇園の魔女と会う。
24日(木)
25日(金)ほむらが学校に行くと、担任含みいくらか死者がでており…… ループを決意。
備考:
ループ後、コンティニューなしでバッドエンド。
※攻略上のヒント:
織莉子の能力の性質上、不用意に周りをかぎまわるのは逆に危険。
特にほむらが学校に不在で杏子も居ない時期というのが更にタイミングが悪かった。
★セーブしました
1コンティニュー (二周目開始)
2セーブデータからロード
ほむら編【二周目】
キリカ編【ワルプル後から再開。翌日へ】【指定場所からロード】
かずみ編【6日(水)朝】 ※Good・NearGood未クリア物語
[獲得した補正:魔力コントロールLv2・格闘Lv1]
Homulilly編【二周目の世界】 ※Good・NearGood未クリア物語
QB編【ワルプル後から再開。翌日へ】【指定場所からロード】 ※暫定END
中沢編【ワルプル後から再開。翌日へ】【指定場所からロード】
[獲得した補正:成績関係の結果の補正が+18]
3新主人公を決めて新物語
下3レス多数決
―16日(水) 見滝原総合病院
ほむら「…………」
目を開くと、白い天井が見える。
ベッドから身体を起こす。また、いつもの病室に戻ってきてしまった。
ほむら「…佐倉さん…、ゆまちゃん……」
変身して、盾の中を探る。
ゆまちゃんからの手紙を取り出して、読んでみる。
ほむらへ
短いあいだだけど、みんなでいろんなことしたね。
ほむらのつくったお料理、おいしかったよ。
まじょとたたかってあぶなくなったときも、助けてくれてありがとう。ほんとのヒーローみたいですごくかっこよかった。
みんなでいっしょにごはん食べにいって、おいしかったし楽しかった。
楽しいことも、かなしいことも、いろんなこといっしょにけいけんしたよね。
過去にもどって、またいろんな人といろんなことけいけんすると思うけど、
ゆまたちとしたこともずっとおぼえててね。
ゆまとキョーコはわすれちゃうかもしれないけど、なかったことにはならないから。
やくそくだよ。
いままでありがとう。ほんとうにありがとう。
ゆまより
本文の下には私とエイミーの絵が描いてある。
これを本当は、ワルプルギスの夜を倒してみんなで打ち上げするときに渡すはずだったんだ。
これを書いているときは、あんなことになるなんて微塵も思ってなかっただろう。
ほむら「………うん。がんばるから」
ほむら「頑張って、もっと良い未来にしてみせるから!」
ほむら(…そのためには何をすればいい?)
ほむら(美国織莉子と呉キリカ… 前回はあの人たちのせいで失敗した)
ほむら(インキュベーターに頼ってしまったせいというのもあるけれど、
まどかを契約させるしかなくなったのだって、あの二人に追い詰められたからだ!)
ほむら(美国織莉子のペースになると、もうこちらからは何も出来なくなってしまう。
そうなる前にどうにかしないと……)
医師達「退院おめでとう。これから目一杯学校生活を楽しんでくるんだよ」
ほむら「…はい、ありがとうございました」
祝いの言葉と花束をもらって、病院を出る。
荷物を持っていつものアパートへ向かう。
…5回目だ。全く同じことを繰り返している。
―自宅
【13時】
荷物を一通り整理し終わると、昼過ぎだ。
買ってきたもので適当に昼食をとって、ここまではいつもと同じ。
ここからどうしたらいいんだろう?
転校する25日まであまり悠長に構えていると、恐らく手遅れになってしまう。
前回、20日に美国織莉子によって契約させられた魔法少女と出会った。
20日より前から美国織莉子は動き始めている。
ほむら(もしもう既に美国織莉子が動いているとしても、今ならまだできることがあるはず…)
ほむら(何をすれば……)
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3休んでおく(時間経過→14時半まで)
4カレンダーの確認
下1レス
―通学路
とりあえず、前回と同じようにエイミーを保護しにいこう。
ほむら(確か、前はこの辺に……)
ほむら(あ…!)
エイミー「にゃ~…?」
道の隅に見慣れたエイミーの姿があった。
ほむら「エイミー…!」
そっと近づいて膝に乗せる。
まだエイミーからしたら私は知らない人だけど、やっぱり大人しくなついてくれている。
ほむら「また一緒に暮らそう、エイミー」
ふわりと何度か手を撫でて、だっこする。
ほむら(まずはこの子連れて帰らないと……)
ほむら(あと、エイミーのごはんとか、飼うのに必要なものもまたそろえなきゃね)
―自宅
ひとまず連れて帰ってきたあと、
前と同じように近くのスーパーでそろえてきた。
前回盗んできた分があるから、お金はもう気にする必要はない。
ほむら(……美国織莉子と呉キリカの対応策も練らないと)
前回のあの悲劇は二度と起こさない、その為には美国織莉子を排除しなければならない。
だからといってこの時間軸でまだ何もしていない彼女たちを排除するのは、前の時間軸で織莉子達がしたことと同じだ。
美国議員が死んでいなければ契約してない可能性が高そうだけど、そうでなければ排除するしかないのかな…。
ほむら(美国議員か… ニュースで見たのはいつだったっけ?)
ほむら(…たしか、退院するより前だったはず……)
ほむら(すぐに契約してるのかわからないし、それより前に契約してる可能性もあるけれど、契約していればもう…)
ほむら(……逆に、まだ契約していなかったらどうしよう?)
ほむら(放っておけば確実に契約する。 …説得して契約を阻止する?でも、もし契約してしまったら結局…)
ほむら(………呉キリカのほうはどうだろう?)
ほむら(美国織莉子のことが好きなのはわかっているけれど、いつから友達なんだろう…
学校は違うし、幼馴染みたいなものなのか、それとも魔法少女つながりで仲良くなったのか……)
ほむら(まどかや色んな人を手にかけ、それに罪悪感を一切覚えないという極悪人…
あいつのことは心の底から憎んでいるし絶対に許せないけれど、“速度低下”の魔法はとても戦力になることは確か)
ほむら(指示は美国織莉子が出していただろうから、彼女だけならどうにか利用できないこともない… かな?)
【16時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3まどかの家を見張りに行く
4魔女狩り
5カレンダーの確認
下1レス
ほむら(…とりあえず、まずは美国織莉子の家に行こう)
ほむら(でも殺しはしない。ワルプルギスの夜を超えて、まどかが歳をとるまででいい。この盾の中で眠っていてもらう)
ほむら(もし契約していればこの行動も予知して行方を眩ますなりしてるだろうけれど…
今のところできることといえばこのくらいしかない)
―見滝原 高級住宅街
洒落た雰囲気の住宅街に、一つだけ汚された家が一つ。
前は同情したかもしれないけれど、今はそんな気持ちはなかった。
時間を止めて、割れた窓を更に盾で穴を広げ、中に入った。
ほむら「………」
織莉子「―――」
……美国織莉子は、寝室のベッドに腰掛けていた。
憂鬱そうな表情のまま固まっている。手元を確認をしてみると、指輪は無い。
ほむら「…まだこの時期だと契約していないのね」
ほむら「なら、あんなことをしようと思う前に……!」
美国織莉子の身体を盾の中に収めていく。
誰も居なくなった家を後にし、時間停止を解除した。
恐れていた美国織莉子のことは、あっけなく解決できた。
この時点でまだ契約していなかったのが助かった。
それに、そう騒がれもしないだろう。
あんな家にはずっと住んでいたくない。自ら逃げて行方を眩ませることなんて普通に考えられる…。
ほむら(とりあえず、これで前回みたいなことは起こらない)
ほむら(呉キリカのほうが襲い掛かってくることはあるかもしれないけれど、
そっちだけならなんとかできないことはない)
ほむら(それより、まどかの契約のほうね…。
前回はインキュベーターがこなかったけれど、今回はそうはいかない)
【17時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3まどかの家を見張りに行く
4魔女狩り
5帰宅
下1レス
―鹿目宅
ほむら(前回はこの時間、魔女狩りをしていたな…。
それで、翌日はインキュベーターと初めて会って…)
ほむら(……また巴さんに嫌われるのかな。もう嫌だなぁ)
ほむら(でも、まどかの契約を妨害してると知ったらインキュベーターは巴さんに何か悪く言いそうだし…)
ほむら(…あ、部屋の電気が消えた…。夕食の時間かな)
【19時】
1見張り続行
2自由安価
下1レス
…まだ美国織莉子は契約していない。
なら、前回インキュベーターに会った明日まではまだ大丈夫ということだ。
ほむら(今日の晩ごはんは、【下1レス】にしよう)
ほむら(材料買ってこなくちゃ)
この時点では織莉子はまだ契約してないということが判明したので、
前回この日にまどかが契約してなかったのは織莉子の行動によるものではないので
まだ放っておいてもまどかは契約しない、大丈夫… ということです。
----------------
―自宅
スーパーで材料を買って帰宅した。
ほむら(えーと、前に見たレシピは……)
ほむら(これだったかな。よし、つくり始めよう)
ほむら「えっと、醤油小さじ1…… あっ、今計量スプーンないんだった。また買ってこよう…」
ほむら「まあでも前に作ったときは成功したし、こんな感じかな?」
ほむら「卵はよくきっておいて… こっちをフライパンに入れて……と」
出来コンマ補正(基礎値84)
1~50 加点無し
51~99 +加点
※ただし00でトンデモない大失敗
ほむら「火を止めて…っと、できた!」
どんぶりにご飯を盛って、上に具をのせる。
二回目ということもあって、少し慣れてきた。
ほむら「……うん、ダシの味がおいしい。卵も良い感じにとろっとしてるし」
ほむら「…親子丼は少し自信があるけど、前は誰にも出せないうちに時間を戻しちゃったんだよね……
また仲良くなれるかな」
食べ終えると、エイミーのお世話をした。
25日まで学校はない。カバンの中身を揃えて… ということも少しの間しなくていい。午前中の時間もたっぷりある。
楽なような、まどかの傍にいられなくて不安なような……
ほむら(…今日は寝よう)
―16日(水)終了―
・負の感情(裏切り、憎悪、まどかの死、別れ) 20
・時間遡行 15
・侵入に使った分の時間停止 10
★浄化しました
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[62/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
爆弾×25
佐倉さんの髪飾り
ゆまちゃんからの手紙
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
―17日(木)
ほむら「……ん…」
朝、またいつもの時間に起きた。
ほむら(ああ、早く起きて支度しないと…… って、学校はないんだった)
ほむら(……今日インキュベーターがまどかのところに来るのは放課後からだった。
それまでは何をしようか…?)
【7時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4カレンダーの確認
5もう少し休む(時間経過→12時)
下1レス
…前回はまどかからの信頼が少なすぎた。
早いうちに会っておくのも手かもしれない。
ほむら(そろそろ登校の時間か……)
ほむら「…エイミー、お散歩に行こう?」
エイミー「にゃ」
エイミーと散歩は久しぶりだ。
ささっと家を出てアパートから離れる。
今の時間、同じアパートの住人に見つかったら色々と厄介だ。アパートでは一応動物は飼えないことになっている。
ほむら(うるさくするわけでもないし、飼ってても迷惑はかけないと思うんだけどね…)
ほむら「…いこっか!」
まどかの家周辺まで歩く。
この辺りは近くに公園もあるし、なかなか落ち着いた雰囲気で散歩にも丁度良い。
ほむら「……!」
…まどかが歩いてくる。
猫の散歩というのが珍しいからか、こちらを見ている。
ほむら「…あ、あの!」
まどか「はい…?」
ほむら「猫、好きなんですか? あの、こっち見てました、けど…」
まどか「ああ、えっと… 珍しいなって思って…… 猫は好きですけど…」
ほむら「あ…じゃあ、撫でてみますか?」
まどか「い、いいんですか?」
ほむら「どうぞ。大人しい子ですから…」
まどかがしゃがんでそっとエイミーに触れる。
2回、3回と撫でてから立ち上がった。
まどか「あの、じゃあわたし学校があるので… ありがとうございました」
ほむら「ああ、いえ」
ほむら「…私、今度見滝原に転入するんです」
ほむら「もし会ったら、よろしくおねがいしますね…」
まどか「そうなんですか。じゃあ、そのときは」
……終始敬語のまどかとの会話するのもなんだか変な感じがしたが、
学校で再会してクラスメイトになればこの遠い距離感もなくなるだろう。
ほむら(今はまだ他人、だからね……)
【8時】
1公園
2駅周辺
3土手
4その他(自由安価)
5帰宅
下1レス
―自宅
ほむら「ただいま。エイミー、今リード外すからね」
エイミー「にゃぁ」
…とりあえずカレンダーを確認してみる。
今日は17日の木曜日。
明日は18日の金曜日。
18日(金)公園・銀の魔女
通学路・鳥かごの魔女(巴さんが居る)
20日(日)病院・暗闇の魔女
25日(金)転入初日。通学路・芸術家の魔女
…前回の日記から1週間分くらいをまとめてみたけど、時間まではわからなかった。
また、予定の前に倒したらこの通りには出ない。
ほむら(ワルプルギス戦で爆弾を消費したし、また作ろう)
鍵つきの部屋に入って材料を盾から取り出した。
――――――…
【13時】
手製爆弾+17
爆弾所持数:42
昼過ぎくらいまでやって作業の手をとめた。
そろそろ昼食の時間だ。何か買ってきて食べよう。
----------------------
ここまで
次回は25日(水)20時くらいからの予定です
-----------------
このスレでは盾内は時間が止まっている、でいこうと思いますが、
ほむら的には自分の力のすべては把握しきれてません。
盾内の空間とか、時間遡行がどういったタイプのものなのかとか
…適当に昼食を済ませて一息つくと、そろそろまどかが下校する時間だ。
家を出てまどかの家のほうに向かいながら考える。
前回はインキュベーターを撃ったけれど、結局葬ることはできなかった。
しかし、捕まえたとしてもテレパシーでまどかを呼ばれてしまう。
ほむら(インキュベーターを完全に抹殺することはできなかったけれど、あの場で勧誘を諦めさせることができた。
意味が無かったというわけではない)
ほむら(今度はどうしようか……?)
―鹿目宅
先回りして待っていると、少ししてからまどかが帰って来た。
ほむら(……もう少しで、インキュベーターが来る…)
動くものや物音に注意して、意識を集中させる。
ほむら(………………)
ガサ…
ほむら「!」
――インキュベーターの姿を確認して、まずは時間を止めた。
ほむら(どうにかしないと…!)
キュゥべえを
1射殺
2捕らえて時間停止を解いて会話
3自由安価
下1レス
逃げられないようにインキュベーターを掴み、離れた場所に移動する。
またまどかを呼ばれたらたまったものじゃない。
事情を知らないまどかがいきなりこの場面を見れば、どうしたって小動物をいじめている悪者に映ってしまう。
ほむら(ここまで来れば…)
QB「―――っ!?」
時間停止を解くと、インキュベーターはいつもどおりの無表情で少しだけ驚いた声を上げてもがいた。
掴んでいる手に更に力を込める。
QB「ここは… これは君の仕業かい?」
QB「君は僕が来る前からまどかの家の裏にいたよね。
君も魔法少女なのかい?僕は君のことを知らないけど…」
1自由安価
2「あなたに言う必要はない」
下1レス
危害を加えて契約を妨害すれば、巴さんに伝わって対立する原因になる。
今回はいきなり妨害せずに、偶然を装ってインキュベーターに会うことでインキュベーターの思惑を妨害してみよう。
ほむら「キュゥべえ、やっと見つけた。そんなところで何をしてるの?」
QB「魔法少女の素質のある子を見つけて勧誘していたところだよ。
何故だか急に君に掴まれた状態でこんなところに居るんだけど…」
QB「君はまどかの家の敷地内にいたけれど、まどかの友達じゃないのかい?」
QB「てっきりまどかに用があるんだと思っていたんだけど」
ほむら「……あの子が素質を持っていることは知っていたの。だからそこで待っていればあなたが来ると思って」
QB「僕に用があったのか。しかし、君はなかなか横暴な人だね… とりあえず離してくれないかな?」
ほむら「………駄目。このままよ」
ほむら「教えてもらいたいことがあるの。
この街の管理者は誰なのか教えて、その人はどんな人?キュゥべえはその人と親しいの?」
QB「ここは長らく巴マミという魔法少女の縄張りだよ。僕は彼女が小さい頃から一緒に居る、親しいといえるだろうね」
ほむら「巴マミさんね、この後すぐ挨拶をしたいから案内をして。私も転校してここに住むことになったから」
ほむら「…それと、あなたが私を知らない原因に心あたりはあるけど、
これから挨拶に行く人の前で話そうと思うから聞きたければ着いて来て」
QB「僕も用事の途中だったんだけどなぁ…」
ほむら「巴さんの家に着くまでこのまま!」
QB「やれやれ、マミの家ならこの道をまっすぐ進んで……」
―マミのマンション
インキュベーターを掴んだまま案内をさせ、やっと巴さんのマンションに着いた。
QB「ここだよ、これでいいかい?」
ほむら「一緒に話しましょうよ、巴さんと」
このまま別れたら、私が巴さんと話しているうちにまどかが契約してしまう。
ほむら(掴んだままじゃ印象が良くない… とはいえ、契約されるよりはずっとマシかな…)
QB「強引だなぁ…」
インターホンを押して数秒、巴さんの声が聞こえた。
マミ『…はい?』
ほむら「私、暁美ほむらっていいます。この街に転校してきたばかりの新しい魔法少女です」
ほむら「キュゥべえからあなたがこの街の管理者だって聞いて、挨拶に来たんですけど…」
QB「やれやれ、僕と話すときの態度とは随分違うように思えるんだけど」
マミ『…今開けるわ』
ほむら「どうも… です」
マミ「ちょ、ちょっと。そんな掴み方したらキュゥべえがかわいそうじゃない」
QB「僕のことを捜していたみたいでね…」
QB「用事の途中だったのに無理矢理魔法で場所を離されて、ずっと掴まれたままここまで案内させられたんだよ」
マミ「……」
ほむら「……」
マミ「…とりあえず、キュゥべえはもう帰してあげましょうか」
ほむら「…い、いえ… キュゥべえにも聞いてもらいたい話があるんです」
マミ「それにしてもこんな無理矢理は駄目よ。キュゥべえは私の友達なの」
マミ「それに、別に話なんて後でまたすればいいことじゃないの」
マミ「あまりひどいことをするようなら… あなたのこと認めてあげないわよ?」
恐らくこれはまだ本気で言ってるのではない。けれど…
ほむら「…」
1自由安価
2むしろ数日後に縄張りを賭けての決闘をしようと申し込み、巴さんには移ってもらう
3すみません、今日はこれで
4そうですね、とりあえず話しましょうか
下3レス中多数決
ほむら「…先ほど、キュゥべえが素質がある娘を勧誘しようとしていました」
ほむら「でも私は契約を促すのは反対です」
QB「…なるほど、さっきからおかしいと思っていたけれど、君の狙いはやはり契約の妨害だったんだね」
マミ「……! ますます許してはおけないわ」
マミ「あなた、グリーフシードを独占する気ね?だからキュゥべえにもひどいことを…」
ほむら「ち、違いますっ…!」
ほむら「…私の大切な友達が魔法少女になって…死んじゃいました」
ほむら「あの子には戦いとは無縁の世界にいて、家族と一緒に笑っていて欲しかったのに…」
ほむら「私は止めたのに素質があるからといって何度も契約を迫って、
優しいあの子はする必要もない契約をして死んでしまった…私の目の前で!」
ほむら「だから私はただ素質があるからという理由で契約を迫るキュゥべえを許せないんです!」
マミ「……それで妨害を?」
ほむら「は、はい………!」
マミ「…………」
巴さんがじとりと私を見る。半信半疑といったところだろうか…。
マミ「…それはとても残念ね。でも、みんなが魔法少女になって不幸になってしまうわけではないわ」
マミ「契約によって救われる人だって居る」
マミ「魔女との戦いはいつでも命懸け。でも、私はそれでキュゥべえを恨んだりなんかしない。むしろ感謝しているの」
ほむら「…じゃ、じゃあ! あの娘が死んじゃった後はどうするんですか?」
ほむら「残されたご家族は行方不明になったあの娘を探しているはずです」
ほむら「でもご家族にはとても話せません、あの娘が魔法少女になって魔女との戦いで命を落としたなんて…」
ほむら「それに真実を話したところで、荒唐無稽過ぎてとても信じてくれるとは思えません」
ほむら「巴さんだって、もし契約を勧めた後輩の魔法少女が戦いの中で死んでしまったら、どうご家族の方に説明するんですか?」
ほむら「だから私は素質があるからといって、契約を勧めたり結ばせるのは反対なんです」
マミ「私の家族はもう死んでしまっているの。だから、結界で死ねば私は誰にも知られずに死ぬ。ずっと一人ぼっちなのよ」
ほむら「それだって嫌じゃないんですか? 巴さんはそんな人を増やして良いんですか?」
マミ「それでも、私は魔女と戦うことで人を救えることを誇りとしている。後悔はしてないわ」
マミ「まだまだたくさん魔女は生まれて、人を襲っていく… もし魔法少女が居なくなったらどうするの?」
ほむら「その為に契約して死ねって言うんですか?」
マミ「厳しいことを言うけれど、あなたの友人の死は他人の契約とは別問題のことよ」
マミ「あなたに他人のキュゥべえの勧誘まで妨害する資格はないわ」
マミ「これ以上あなたの勝手で妨害を続けるようなら、私はあなたのことを本当に認めない」
ほむら「…………」
だからって、これからもまどかの契約を妨害しないわけにはいかない。
妨害しに行ったらまたインキュベーターにチクられそうだし……
1自由安価
2むしろ数日後に縄張りを賭けての決闘をしようと申し込み、巴さんには移ってもらう
3了承
下3レス中多数決
ほむら「…あなたが魔法少女を誇りに思ってるのも、キュゥべえを友人に思ってるのもよくわかりました」
ほむら「巴さんはキュゥべえが友人だからひどい事をするのは許せないということですよね?
でも私から見たら友人だったあの娘の死ぬ原因を作ったキュゥべえを許せないのも事実なんです」
ほむら「だから私は私なりの方法で魔女と戦いますし、素質のある娘をなるべく契約させないようにします」
マミ「そう…… どうやらわかってくれないようね。なら、場所を移動しましょうか?」
ほむら「…決着は1か月後でどうでしょう?
それまでどちらの意見が正しかったのか、私達それぞれの周りにいてくれる人達が決めてくれるはずです」
マミ「1ヶ月は長いわ。そこまであなたを見過ごしてはおけない」
ほむら「今でいいんですか? お互い準備期間くらい必要では?」
マミ「それにしたって1ヶ月は長いわよ。何か1ヶ月で私を倒せる策があるのかしら?」
マミ「あなたとしても、早いうちに私がいなくなってくれたほうが好都合なのではなくて?」
ほむら「……今始めると、キュゥべえが狙いに行くでしょう?」
マミ「それはいつやっても変わらないはずよ。
1ヶ月の間に魔法少女について何か悪いことを言って丸め込もうとしているのかしら?
マミ「でも、そんなの許すと思って?」
マミ「…キュゥべえ。ここはちゃんと勝負をつけておきましょう。
そのためにも、勝負の間に私達の傍を離れたりはしないで」
QB「わかったよ。それで君達が納得するならそうしよう」
ほむら「…今? 本当に今やるんですか?」
マミ「ええ、その間に契約されることはないし困ることはないでしょう?」
1了承
2自由安価
下3レス中多数決
ほむら「私はあなたと今戦う気なんてありません」
ほむら「『近いうちに私がいなくなってくれたほうが好都合なのでは』なんて言ってましたけど、それはあなたの方なんじゃないですか?」
ほむら「私があなたの挑発に乗る理由なんてありませんし、これからも乗るつもりなんてありません」
マミ「はぁ…… ならどうするのよ?1ヶ月後なんて長く設定したのは何故?
一体何を考えているの? あなたが何か企んでいるとしか思えないわよ」
ほむら「今私が背を向けたら、私を殺しますか?」
ほむら「自分の意見に従わないのは実力で排除する、
正義の味方ぶってるくせにやろうとしてることは因縁をつけて暴力を振るうチンピラそのものじゃないですか」
マミ「因縁をつけているのはどっちだと思っているの?
正々堂々実力で戦おうともせずに好き放題やって逃げるほうがよほどタチが悪いじゃない」
マミ「私は、私の縄張りでおかしなことする人を対処しようとしているだけ」
マミ「そんなにお望みなら、背を向けた途端に攻撃してあげるわよ」
マミ「といっても殺しはしないわ。でも、もう悪いことを企めないようにしてあげる」
1自由安価
2戦う
下3レス中多数決
ほむら「何度も言いますが私はあなたと戦うつもりはありません」
ほむら「これから帰りますけど、拘束してソウルジェムを取り上げるかとかはしないでくださいね?」
ほむら「これは私の魂そのもの、壊されたり100M離れたりもしたら死んじゃいますから」
マミ「そんなこと知ったことじゃないわよ。当然取り上げるわよ」
ほむら「え……」
ほむら「…あ、あなた、人殺すつもりですか!?」
ほむら「信じてないんですね? 信じてないからそんなことが言えるんでしょう!」
マミ「どうしても正々堂々と戦いたくないことはわかったわ!」
ほむら「!」
巴さんのソウルジェムの指輪からリボンが伸びる。
ほむら(ああもう、なんてことを…! 話を聞く耳を持っていない!)
1時間停止、回避
2時間停止、撤退
3あえて捕まる
下1レス
ほむら(巴さんの戦闘センスを考えれば、ここで避けても更に罠を張ってくる… 狭い場所での戦闘は私にとって不利)
ほむら(逃げるしかない……!)
―――――
――――――
…マンションの階段を下りて、見えなくなるところまで走って人ごみに紛れる。
時間停止を解いても、まだ心臓がバクバクとうるさく鳴っている……
ほむら(どうしよう……)
次巴さんと会うとき、ちゃんと話してくれるかはわからない。
もし、今度いきなり縛られてソウルジェムを取られて、わけもわからないまま死んでしまったら……
ほむら(まどかの家に見張りにいかなくちゃ……)
ほむら(きっとまた、インキュベーターが来るわ… 勧誘の途中だったんだもの)
―鹿目宅
まどかの家に戻って、暫くするとインキュベーターが来た。
ほむら「…!」
QB「君は普通の魔法少女が知らないことも知っているみたいだね」
QB「僕の勧誘を邪魔したときや、さっきマミの前で使ったあの魔法と関係があるのかな。
瞬間移動ってわけじゃなかったと思うけれど」
ほむら「……」
QB「…まあ、概ね察しはついているよ。推測に過ぎないけれどね」
QB「よかったら聞かせてくれないかい? あの時マミと一緒に何を僕に聞いて欲しかったのか」
ほむら「……あっちにいって。まどかの契約はさせないわ」
QB「機嫌が悪そうだね」
ほむら「良いわけないでしょう!もう巴マミに命を狙われてるようなものなのよ!?
向こうはそんなつもりじゃないだろうけれど!」
QB「それも君が招いたことじゃないか。
君が契約の妨害を続ける気なら、マミと争わないことなんて不可能だ」
ほむら「どの口が言うの?元はといえば全部お前のせいよ……」
インキュベーターの頭に銃を突きつける。
ほむら「私は、貴方を殺してもインキュベーターがいなくなるわけじゃないことを知っている。
けれど、それでもちょっとした足止めくらいにはなる」
ほむら「無駄にスペアを消費したくないなら早くここから立ち去って頂戴!」
QB「わかったよ、仕方ないな。今のところは立ち去らせてもらうよ」
……インキュベーターがいなくなって、深く溜息をついた。
なんだか疲れた。体力も、精神力のほうも。
------------------------
ここまで
少しずつクーほむ化してくるメガほむ…… (ただし好感度低い人相手限定)
次回は26日(木)20時くらいからの予定です
………あれから数時間見張っていると、まどかの部屋の明りが消えた。
そろそろ寝る時間なんだろう。
ほむら(にしては早いけど……)
確か前回に襲撃から守るために見張っていたときもこのくらいだった気がする。
まあ、早寝なんだろう。まどからしいといえばそうかもしれない。
ほむら(今回は契約の阻止だからまどかが寝ている時間は関係ないし、
24時間見張っている必要もないわね)
ほむら(私も早く帰って夕食食べて寝ようか……)
……しかしふと思う。
今は学校がないからまだ使える時間があるが、
学校が始まってからもまどかが寝るまで監視を続けていたら、何もする時間がなくなってしまう。
グリーフシードを稼ぐ時間も、爆弾を作る時間もどうしても必要になるもの……
ほむら(…いざとなったら、魔力で補って夜更かしして活動しよう)
ほむら(でも、今日はもう疲れたなぁ…)
【21時】
1帰宅、翌日へ
2魔力で疲労を回復・肉体強化をかけて活動を続行
下1レス
ほむら(でも、もう少し頑張ろうか)
魔力で疲労を回復する。
ほむら 魔力[60/100] 状態:正常
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[62/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
1身体強化弱(24時間で10):普通の人間レベル。0時までの活動が可能。
2身体強化中(24時間で20):普通の魔法少女レベル。2時までの活動が可能。
3身体強化強(24時間で30):近接パワー型の魔法少女レベル。3時までの活動が可能。
下1レス
昔なんかのssでやってたけど、普通にマミさんと協力しつつシャル戦でわざと大怪我してまどかのやる気を削ぐみたいな方法が無難な気がする
やっぱり2で
----------------------------------------
前に表記の違いで勘違いさせちゃったので先に書いておきます。
肉体強化って書いてたり身体強化って書いてたりなんか表記がややこしい感じになってるけど
ただの書き間違いで違いはないから気にしないでください。
>>474わざと身体を半分食わせるやつでしたっけ 多分そのss知ってます
身体に魔力を通す。
これでやっと普通の魔法少女くらいの身体能力だ。
ほむら(あまり強くかけちゃうと、遠くから魔力を感知されて危ない…
このくらいにしておこう)
ほむら(私が契約する前、キュゥべえは『魔法少女になれば身体能力は問題なくなる』って言ってたけど、
結局魔法少女になってもほとんど変わってないのよね…)
願いのせいもあるのかもしれない。
一応変身しているときは少しだけ普段より強くなっているみたいだけど、
それでも普通の魔法少女レベルまで強くなるには魔力を使うしかない。
ほむら「さてっ、これから何しようかな?」
1帰宅
2魔女狩り
3自由安価
下1レス
午前2時まで活動可能(実際に寝るのはもっと後)です。
---------------------
ほむら「……けど、やっぱ寝ないのは良くないか…」
ほむら「やっぱり今日は帰って寝よう」
―自宅
その辺のスーパーでご飯を買って帰った。
エイミーにごはんをあげて、自分も買ってきた分を食べて寝た。
―17日(木)終了―
★浄化しました
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
爆弾×25
佐倉さんの髪飾り
ゆまちゃんからの手紙
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
-------------------
ていせい
・肉体強化
――【中:一日につき消費魔力20】
[魔力コントロールLv4] [体術Lv2] [射撃能力Lv3]
―18日(金)
ほむら「……ん… 朝…」
いつもどおりの時間に起きた。
ほむら(学校が終わる時間までは、契約妨害のことも巴さんのことも気にせず行動できる。何しよう?)
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【中:一日につき消費魔力20】6時間経過
3まどかの登校を見守りにいく
4魔女狩り
5エイミーと散歩に出かける
6もう少し休む(時間経過→12時)
下1レス
魔女を狩りに行こう。
行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場
下1レス
―通学路
まどかや他の生徒達の多く通る通学路。
ここに魔女が居たら大変だ。
下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女
まどかたちの通る道とその周辺を回ってみたが、魔女も使い魔もいないようだ。
ほむら(前にここで魔女が出たのは、夕方だったっかな…?)
ほむら(また来てみた方がいいかも)
【8時】
行く場所
1公園
・通学路[通学路]
2駅
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場
下1レス
―駅
この時間、見滝原駅のあたりは人の流れが非常に多い。
こういう人の多い場所にこそ魔女が出るかもしれない。
下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女
公園に銀の魔女が出たのは11時半
そのくらいになったら公園に行こう
ほむら「きゃっ」
すごい早足で大勢の人が向かってくる。反対側からもだ。
特に目的地があるわけでもなく歩いていると、何度か人とぶつかりそうになった。
ほむら(東京も似たような感じだったけど、やっぱり都会って怖いなぁ……)
ほむら(魔女の気配はしないし、早く退散しよう)
【9時】
行く場所
1公園
・駅[現在地]
2病院
3繁華街
4歩道橋
5土手
6鉄塔
7廃工場
8立体駐車場
下1レス
―土手
賑わった場所から離れて、静かな土手のほうにやってくる。
下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女
……何もいないみたい。
【10時】
ほむら(このくらいの時間だっけ? 前回使い魔と会ったのは……)
行く場所
1公園
2病院
3繁華街
4歩道橋
・土手[現在地]
5鉄塔
6廃工場
7立体駐車場
下1レス
―歩道橋
使い魔の魔力だ。
ほむら(……この時間なら他に倒す人もいないし、やっぱりそうよね)
ほむら(来ちゃったけど、どうしよう……?)
【10時半】
1戦闘開始(委員長の魔女の使い魔)
2公園
3病院
4繁華街
・歩道橋[現在地]
5鉄塔
6廃工場
7立体駐車場
下1レス
ほむら(…前回同様倒しておこうか、一応)
―委員長の魔女結界
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:委員長の魔女の使い魔
Mathieu ×4
Teacher ×2
1前回と同じ行動
2装備:なし【体術Lv2】(近接・魔力-0)
3時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
4クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
5射撃
拳銃(強化用魔力-5)
6爆撃(爆弾所持数:42)(時間停止魔力-3) :時間をとめて爆弾を投げつける
7打撃
盾で殴りつける
8その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
下1レス
時間を止める。
前回同様、ここは一気にいこう。
ほむら(…しかしこの足場の悪い結界は慣れないなぁ……)
慎重に渡りながら使い魔の塊ごとに爆弾を設置していく。
ほむら(肉体強化がなかったらもっと大変かも)
ひととおり回って、爆弾を仕掛けてきた。
あとは時間停止を解除して降りるだけ。
ほむら「解除…、 わぁっ」
地面に着地する。
ほむら「……ふう… 次に行こう」
ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
爆弾所持数:38
行く場所
1公園
2病院
3繁華街
・歩道橋[現在地]
4鉄塔
5廃工場
6立体駐車場
下1レス
―立体駐車場
商業地区と工業地区の丁度中間あたりにある駐車場。
魔女は……
下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女
……使い魔だ。
ほむら(さっきも使い魔倒したし… どうしようか?)
私の戦闘スタイルでは、結界内の敵を全部殲滅しなきゃいけない使い魔戦のほうが魔女と戦うより消費が大きいことが多い。
そこまで硬い魔女でなければ、魔女と戦うときは時間を止めて魔女にだけ爆弾を仕掛ければ済んでしまう。
ほむら(確かに、放っておけば人を襲うのはわかる……
けど、そういう違いも考慮せず自分のスタイルを押し付ける巴さんはやっぱり偽善的なところがあると思う)
ほむら(……あと、巴さんに合わせていると佐倉さんとは付き合いづらくなるだろうな……)
【11時】
1戦闘開始
2公園
3病院
4繁華街
5鉄塔
6廃工場
・立体駐車場[現在地]
下1レス
……とはいえ、巴さんに敵視されたままなのも辛い。
今使い魔を倒したところで巴さんはまだ学校だし、今すぐにはもう手遅れだろう。
…でももしかしたら、全ての真実がわかったときには関係を修復できるかもしれない。
―鳥かごの魔女結界
ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:鳥かごの魔女の使い魔
Gotz ×20
1前回と同じ行動
2装備:なし【体術Lv2】(近接・魔力-0)
3時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
4クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
5射撃
拳銃(強化用魔力-5)
6爆撃(爆弾所持数:38)(時間停止魔力-3) :時間をとめて爆弾を投げつける
7打撃
盾で殴りつける
8その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
下1レス
―時間を止めて、爆弾を空中にセットしていく。
手を離れたものは少ししてすぐ止まってしまうのだけど、そうはわかっていても爆弾を空中で手を離すのは少しドキドキする。
鳥の群れの中に浮かぶ爆弾。
確か、この魔女と使い魔は燃えやすい。いつも以上に気をつけて十分に距離をとってから時間停止を解除した。
ほむら 魔力[94/100] 状態:正常
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
爆弾所持数:32
行く場所
1公園
2病院
3繁華街
4鉄塔
5廃工場
・立体駐車場[現在地]
下1レス
―公園
ほむら(魔女の魔力だ)
ほむら(前回もここで戦ったことはあったけれど、確かあの錆みたいな魔女だったかな…?)
―銀の魔女結界
この魔女は、普段の動きは鈍いけれど、錆を落とすと一気に高速移動で轢きにかかってくる…
それに、使い魔に囲まれて錆がかかると面倒だ。
前みたいに時間停止と爆弾で速攻で魔女を倒して終わりにするか、普通に遠距離から射撃で立ち回るかにしよう。
ほむら 魔力[94/100] 状態:正常
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
敵:銀の魔女
銀の魔女の使い魔
Dora ×4
1前回と同じ行動【爆撃(消費個数3つ)】
2装備:なし【体術Lv2】(近接・魔力-0)
3時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
4クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
5射撃
拳銃(強化用魔力-5)
6爆撃(爆弾所持数:32)(時間停止魔力-3) :時間をとめて爆弾を投げつける
7打撃
盾で殴りつける
8その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
下1レス
――時間を止めて3つで囲んで倒す……。
この魔女とは何回も戦っている。この魔女の倒し方はもう慣れてきた。
結界が消滅してグリーフシードだけ残される。
ほむら(今回はこれで1つ目……)
ほむら(前回は使い切らなかったからまだ余裕はあるけど、今回からのワルプルギスの夜と戦いは前回みたいにはいかない)
ほむら(まどかには契約させずに倒せるようにしなくちゃ…!)
時計を見るともう昼だ。
昼食にしよう。
1昼食をその辺で買って魔女狩り続行
2帰宅
3自由安価
下1レス
ほむら(昼食はこの近くのコンビニでいいや)
ほむら(そういえば前もこのあとコンビニでお昼買いに行ったっけ?
なんだかここ数時間は殆ど同じようなことしてるなぁ)
―コンビニ
「いらっしゃいませー」
ほむら(前は何を買ったんだっけ。そこまでは覚えてないけど…)
ほむら(適当におにぎりでいいかな)
下1レスコンマ判定
0~20
21~40
41~60
ほむら(………前もおにぎりにしたような気がする)
ほむら(って、あ。おにぎり値引きセールだって、ラッキー。だから買ったのかも)
レジを見てみると、なんだか随分と並んでいる。
ほむら(うわぁ、この辺はお昼混むのね…。前もそうだったっけ)
―自宅
おにぎりだけ買って家に帰った。
ほむら「ただいまー」
エイミー「にゃ」トテ
ほむら「エイミー、うちに馴染んだみたいね。よかった」
ほむら「元々素直な子だものね…。今度違う猫の面倒とか見てみたら大変そう」
おにぎりを食べていると、エイミーが膝に乗ってくる。
ほむら「駄目だよ、人間用の味付けだと濃すぎるから……」
ほむら「エイミーのもすぐにあげるから」
おにぎりを食べ終わって、エイミーのお水とごはんも新しく入れて、少し一息。
ほむら(こういうとき、紅茶かコーヒーかあると良かったかも。今度買ってみようかな?)
ほむら(……紅茶っていうと巴さんのイメージがしてなんか抵抗があるけど…)
前々回のあの時から今までで、巴さんに対する苦手意識はどんどん膨らんでいってしまっている。
変な風にならずに、紅茶について楽しく話せるようなときがくればいいんだけど…
ほむら(……でも、もう無理かもって気もしているわね)
【13時半】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化解除(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【中:一日につき消費魔力20】16時間経過
3エイミーと散歩に出かける
4下校時間まで休む(時間経過→14時半)
下1レス
ほむら(魔女狩りも終えたし、強化は解除しておこう)
・魔力消費14
ほむら 魔力[80/100] 状態:正常
GS:4つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
ほむら(……あれ?)
よく見たら、カバンにつけていたストラップがなくなっている。
ほむら(そんなに高価だったり思いいれのあるものでもないけど、
あれって小学生のときから結構長い間つけてたんだよね…)
昔近所にあったスーパーで回したガチャガチャとかだった気がする。
あまり出かけたりする機会もなかったから、新しく買うこともなくずっと付けていた……
ほむら(どこで落としたんだろう。
魔女狩りの最中… はカバンは置いてたし、さっきのコンビニかなぁ)
ほむら(……戻ってみよう)
----------------------
うわぁ、訂正ですすみません
というか前回の戦闘の後の状態表示自体抜かしてたな…
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
―コンビニ
店内を何周もしてじっくり見回してみたけれど、それらしきものはなかった。
ほむら(……ここじゃなかったら、どこだかわからないな…)
ほむら(どこか道歩いてて落としちゃったのかなぁ…)
ほむら(……あ。100円玉)
…レジの前に落ちていた。誰かが落としたのかもしれない。
10円くらいならまだしも、100円を落としたとなると結構ダメージがある気がする。
「お客様、何かお探しですか?」
探していると、店員が話しかけてきた。
さっきほどじゃないけれどまだ混んでいるのに、
買うわけでもなくぐるぐるとして、レジの周りまでうろうろして… ちょっと迷惑だったかな
ほむら「あ…… 実は、落としものをしちゃったかもしれなくて」
ほむら「小さいストラップなんですけど……」
「あぁ、それなら…。少しお待ちください」
ほむら「はい…」
店員がカウンターの奥のほうに行った。
そして、しばらくしてから戻ってくる。
「これですか?」
ほむら「あ!そうです、それです!」
店員が持ってきたのは、まさに探していたストラップだった。
そんなに綺麗でもなく少し黒ずんで汚れている、小さい頃からつけていたストラップ。
ほむら「あ… そうだ。さっき見つけたんですけど、そこに100円玉落ちてましたよ」
「あら、本当… あの子取りきれてなかったのね」
ほむら「あの子?」
「そのストラップを届けてくれた子です。
会計のときにお金を落としちゃって、そのときは混んでいたから慌てて拾っていたんですけど… そのときに気づいたみたいで」
「お金を拾い終わってからいきなりそれを差し出されたときは何かと思いましたけどね」
ほむら「そうですか…。親切な人が拾ってくれたんですね」
普通に店内に落ちたままだったら、ゴミと判断されて片付けられてしまったかもしれない。
その人に感謝しないと。
-----------------
ここまで 寝落ちそうになった…
次回は1日(水)20時くらいからの予定です
-----------------
枠2まではキリカの判定(遭遇のタイミングによる状況の違い)でした
ただし今までの好感度があるので……
ほむら(そろそろ下校時間だ。まどかの下校を見張るならもう向かわないと…)
店員に礼を言って店を出た。
学校のほうに向かう……
―通学路
ほむら(……あれ?)
………いつもまどかたちが通る通学路。
しかし、今日はその姿がなかった。
美樹さんと志筑さんは居るものの、まどかの姿がない。
ほむら(………)
一気に嫌な予感がする。
前回いきなり姿を消した、あの日の朝のことを思い出す。
ほむら(…まさか。美国織莉子は既に盾の中…、いきなり殺されたなんてことはないと思うけれど……)
【15時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3まどかの家を見張りに行く
4魔女狩り
5帰宅
下1レス
…居ないのはしょうがない。
それより、放課後ずっと学校の周りに居るのも危険な気がする。
ほむら(本当、開始早々なんでこんなことになっちゃったかなぁ……)
ほむら(巴さんから命を狙われる…… なんて)
ほむら(このまま過ごしてても危険は変わらない)
ほむら(もうこうなったら、無理矢理にでも理解してもらおう。巴さんが何をしようとしていたのかを…)
……無論、こちらが見つける前に見つかればアウト。
慎重に行動しないと…。
ほむら(巴さんの帰るルートは学校から東に進んだ、こことは反対方向の道…)
ほむら(でも、魔女狩りに行くならわからないわね)
どこを探してみようか?
1巴さんの通学路
2公園
3通学路
4駅
5病院
6繁華街
7歩道橋
8土手
9鉄塔
10廃工場
11立体駐車場
12自由安価
下1レス
―駅
見滝原駅のショッピングモールはかなり広い。
ここに来ればお食事もショッピングも遊びも、ここに来れば大抵満足できる。
ほむら(探すといっても、1周するだけでも広いな……)
1階から始めて今はフードコートの階を回ってみているが、
最上階まで歩き回っているとそれだけでも疲れそうだ。
【16時】
ほむら(一周したけど、見かけなかったわね……)
ほむら(途中ですれちがったっていう可能性もなくはないけれど…)
ほむら(……もし今日巴さんが普通に家に帰っていたとしたら、もう家についてるかな)
ほむら(そしたら、外をどれだけ探し回ってても見つかるわけもないけど…)
それと、もう一つ気がかりなことがある。
……まどかは大丈夫だろうか。
美樹さんたちと一緒に帰ってなかったってことは、どこかに出かけたりしてるのかなぁ……
1公園
2通学路
・駅[現在地]
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場
10自由安価
下1レス
ほむら(…まどかのことも確かめに行かなくちゃ。今どこにいるのか…家に帰っているか、いないか)
……しかし、巴さんが私を狙うとしたら、私の居そうな場所は限られている。
一番確実なのは、“鹿目まどかの周辺”だ。
肉体強化をかけた後、まどかの家に向かった。
ほむら(まどか… 無事でいて)
ほむら(魔法少女でもなんでもないただのまどかのままで、無事でいて……!)
―鹿目宅
…まどかの家についた。
周りにインキュベーターや人がいないことを念入りに確認しつつ裏に回る。
ほむら(…部屋の明りはついていない…… まどかは今いないのかしら?)
ほむら(…………)
少し待っていると、まどかが帰って来た。
ほむら(!)
まどか「ただいまー」
ほむら(今のところ、まどかは無事のようね…)
ほむら(契約しているか否かまではわからなかったけれど……)
―――その次の瞬間、銃声が響いた。
本物の火薬の音より静かな、いつも聞いていた音―
“撃たれた”と思い、竦んでしまった。
しかし痛みは来ない。代わりに足にリボンが巻きついている。
ほむら(! これは…!)
リボンが引っ張られ、身体ごと引きずられる。
抵抗もできないうちに次のリボンが今度は腕ごと身体を縛った。
手繰り寄せられた先には巴さんが居た。
縛られたまま向き合わされるこの状況は、前に経験した嫌な記憶を呼び起こす。
巴さん相手に時間停止で先手を取れなくてはかなり分が悪い。
即興で魔力で肉体を強化したところで勝てる相手じゃなかった。
ほむら(でも…っ、なんとかしないと……!)
ほむら(このままじゃ… このままじゃ私はっ!)
ここで爆弾を使えばまどかの家まで吹き飛ばしてしまう。
ありったけ身体に魔力を滾らせてリボンを引きちぎろうとしたところで、
ソウルジェムが取られてしまった。
ほむら「か、返してっ!」
マミ「これは確かに本物…かしらね? 魔力を感じるわ」
マミ「キュゥべえからテレパシーで連絡を受けて来たのだけど… やっぱり鹿目さんのところに居たのね」
マミ「今日、鹿目さんとキュゥべえと私で話をしたの。
鹿目さんは優しい心の持ち主だし、人の為に魔女と戦う『覚悟』もある。契約は前向きに考えてくれるそうよ」
マミ「今日一日考えて契約するということになっているのよ。
鹿目さんが自分で考えて出す答えなの。その邪魔はさせないわ」
ほむら「…………っ、待って!」
ほむら「待ちなさい、巴マミ! あなたはどれだけ重大なことをしているのかわかっていない!」
ほむら「あなたのやろうとしていることは…――――……!」
―――――――
――――――
目を覚ますと、ここはどこだろう。
見たことのある天井。どこか懐かしく感じる匂い―――……
ほむら「……………」
ほむら「…………!?」
マミ「………目が覚めたのね」
ほむら「えっ…、巴さん? あれ?えっと、確か…」
…そうだった。まどかの家を見張ってて、それで……
――巴さんに、ソウルジェムを奪われた。
私はどのくらい眠っていたんだろう…?
まどかは?
マミ「鹿目さんが連絡をくれたのよ。前に会ったことのある人が倒れてるのを発見したって」
ほむら「鹿目さんが……」
まどか「あ、あの… びっくりしたんだよ。家の周りの掃除を手伝おうとしたら、家の裏からあなたが倒れてるのが見えて……」
まどか「それでマミさんに回復を頼んだの」
まどか「わたしが契約する前からマミさんから聞いてたんだけど、あなたも魔法少女なんだよね?
候補者の契約を妨害しようとしてるってことで、争っていたみたいだけど……」
ほむら「契約…! …したんですか?」
まどか「え? うん…。でもこれはわたしもちゃんと考えたことだから!」
まどか「わたしなんかでも人の役に立てるのが嬉しいの。
だから… あなたももうキュゥべえの邪魔なんてやめてよ」
まどか「せっかくこの街にいるんだから、魔法少女同士仲良くしたほうがいいよ!」
ほむら「 ………なんで? ソウルジェムのことももう知ってるはずなのにそんなこと…」
マミ「…鹿目さん。私、ちょっと暁美さんと二人で話したいことがあるんだけど… いいかしら?」
まどか「え?そういうことなら帰りますけど、喧嘩はしないでくださいよ?」
マミ「ええ。もう争いごとにはならない」
ガラス張りの窓から見える空は、綺麗な夕焼け色だった。
三角のテーブルにはティーカップが2つ置いてある。部屋全体にはふわりと紅茶の匂いがただよっていた。
ほむら「まどかには教えてないんですね。魂のこと……」
ほむら「でも、あなたはもうわかったでしょう? 私の言っていたことが真実だってこと」
ほむら「あなたのやったことの重大さも。私が何故魔法少女の契約を快く思わないのかも」
ほむら「それに、私達がキュゥべえに騙されて契約したってことも!」
マミ「キュゥべえを悪く言わないで!!」
ほむら「…っ」
巴さんが怒鳴った。
この期に及んでインキュベーターを庇うらしい。
……しかし、それももう必死に強がっているだけにしか見えなかった。
マミ「キュゥべえは少し言い忘れちゃっただけよ。聞かなかった私たちが悪いだけよ」
マミ「確かに魔女との戦いは危険だもの。すぐに魔女に敗れて誰も救えず死んでしまうよりはずっといいわ」
マミ「それどころか、魂が身体と別にあることを利用して使える戦術もあるのだしね」
マミ「魔女を倒せて人を救うことができる。
そんなことを知ったからって、私のやっていることが何か変わることはないし変えるつもりもない」
ほむら「…じゃあ、それをなんでもない事実だと思うのなら… なんで鹿目さんには言わなかったの?」
マミ「……」
ほむら「このまま騙されて契約する人が増え続けてもいいと思うの?」
ほむら「“聞かなかったその人が悪い”って! そう冷たく一蹴するの?」
マミ「…それでも魔法少女になることが悪いことだなんて思わない」
マミ「全てを受け入れる『覚悟』さえあれば、このチャンスは必ず良いものになる。必要とする人は居る」
マミ「…私は、実際全てを知っていても契約していたもの」
ほむら「……」
マミ「でも、鹿目さんは別よ。魂がどうこうなんて知らないで契約したんだから」
マミ「いきなりそんなことを言えないわ……」
マミ「……だから、これからは契約を持ちかけるときにちゃんと全て話してくれるように頼むわ。勿論、どんな状況でもね」
マミ「その上で契約したのならそれはしょうがないこと。私達には捻じ曲げられないことよ。
それならあなたも文句はないでしょう?」
ほむら「………」
ほむら「……そうですね」
……もうまどかが契約してしまったこの世界で、この問い掛けを否定する意味もなかった。
…しかし、本当はこれで全てじゃない。
まだ正義の魔法少女としての誇りを保っていられるから取り繕えるものの、その根元すら崩れてしまったら巴マミは完全に崩壊する。
マミ「……なら、もう妨害はやめてくれる?
『魔法少女のことをまだ知らない』人や、『全てを知って』、それを『受けいれた』人には」
ほむら「…ちなみに、イヤだと言ったら……」
マミ「これを… ここで破壊してもいいのよ」
ほむら「……」
そういえば、まだソウルジェムが手元にはない。本気かどうかはわからないけれど……
戦力のみを奪う手立てがなければ最終的にはそうするしかないのかもしれない。
マミ「もちろん、その意味はわかっているつもりよ?」
マミ「でも、出来れば仲間になりたいのよ。鹿目さんがそうしたいって言ってるの」
マミ「考えてくれるなら、一緒にこの見滝原でやっていかない?」
……どうしようか?
もう失敗した世界。もうここでは続けないのなら、この約束は嘘になってしまう。
1「仲間にはなれません」(遡行・3周目開始)
2「わかりました」(2周目で続行)
下4レス中多数決
ほむら「わかりました」
…折角なら戦力を強化したり、もっと色んなことを調べてみてからでも良いかな。
マミ「よかったわ。じゃあこれは返すわね」
ソウルジェムもやっと手元に戻ってきた。
これが魂と知ってからは、身体から離れているとなんとなく気分が落ち着かない。
ほむら「ところで… 今日は何日ですか?」
マミ「今日は… えっと、20日ね」
ほむら「あれから2日……」
……一度接続が切れたせいで、かけていた肉体強化の魔法は解けている。
・魔力消費1
ほむら 魔力[79/100] 状態:正常
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
【17時】
1自由安価
2帰宅
3魔女狩り
4基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
下1レス
-----------------------
ここまで
次回は4日(土)20時くらいからの予定です
ほむら「じゃあ、私ももう帰ります。色々と心配なこともあるので…」
マミ「ええ、さようなら」
…巴さんと別れて自宅に向かう。
前回約束したのに、開始早々にまどかが契約してしまった。
巴さんと一応の和解ができたことはよかったけれど、またまどかの苦しむ姿を見ると思うと辛い。
今回の失敗は、早くに巴さんにまどかの存在をばらしてしまい、そのうえ対立してしまったことだろうか。
巴さんがまどかと学校で直接話をしてくるなんて……
ほむら(……巴さんは何も知らないんだ。
前回のせいでつい頭にきてしまったけれど、それも考慮しないと……)
ほむら(けれど、結局真実を言えないままじゃ巴さんの考えを変えるような理論的な説得はできそうにない)
ほむら(でも巴さんと戦って勝てるかはわからないし、
勝ったとしても対ワルプルギスの戦力が減ることを考えると実力行使はできるだけ使いたくない)
ほむら(もう、できるだけ話さないほうがいいのかな……)
―自宅
ほむら「エイミー!」
2日ぶりに家に帰ってみると、エイミーが小さく丸まっていた。
…死んでしまってはないけれど、かなり衰弱してそうだ。
ほむら「…ごめんね、こんなに家を空けちゃって……
すぐにご飯とお水あげるから…!」
ご飯とお水を新しく入れて、トイレを掃除する。
……おなかがすいているだろうに、食べようとしない。
それだけの元気もないのか、それともどこか悪くしてしまったのか…
ほむら(でも、このまま食べないと死んじゃうよ…!)
ほむら(そうだ、魔法で…!)
ソウルジェムを翳して魔力で治癒する。
動物に使うのは初めてだけど、うまくいくかな…
エイミー「にゃ…」
ほむら(……少しだけ元気になったかな…?)
ほむら(これで大丈夫かな…)
ほむら(そういえば、2日死んでいたらしいけど私の身体はなんともないわね…)
ほむら(巴さんが治してくれたのかな)
【18時半】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化解除(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3夕食の準備
4カレンダーの確認
下1レス
ほむら(まどかが契約してしまった以上、ここの時間軸でやることは調査と自己鍛錬くらいしかない)
ほむら(次に力を温存するために、ワルプルギスの夜とは戦う前にループしてしまっても良い)
ほむら(佐倉さんゲーセンとかに居そうだけど……)
時計を見てみると、もう18時を超してしまっている…
ほむら(この時間は立ち入り禁止じゃないかな……)
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化解除(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3夕食の準備
4カレンダーの確認
下1レス
―土手
いつのまにか日は沈み、オレンジの夕焼けからすっかり暗い夜空に変わっている。
下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女
ほむら(特に魔女狩りを考えて出てきたわけじゃなかったけれど、魔女の気配があるみたい…)
ほむら(まだ魔力だけで何の魔女かはわからないけど、
巴さんとか佐倉さんとか魔法少女の魔力だけで誰か当てたりしてたし、長く続けてればピンとくるようになるのかなぁ)
波長に細かい違いがあるらしいけれど、まだ私にはわからない。
といっても、この1ヶ月で出てくる魔女たちの魔力の波長を覚えるまでループしていたくはないけれど……
―落書きの魔女結界
入ってみると、子供部屋のような結界に大きい子供のような魔女。
それに動きの速い使い魔……
ほむら(この魔女は攻撃していると泣いて攻撃をできなくしてくる。
使い魔も厄介だし時間を止めて一気に攻撃したほうが楽かしらね)
ほむら 魔力[54/100] 状態:正常
GS:5つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
敵:落書きの魔女
Anja ×7
1装備:なし【体術Lv1】(近接・魔力-0)
2時間停止(1ターンにつき魔力-3):時間を止める
3時間遡行(魔力-15):16日(水)まで時間を戻す ※要下4多数決可決
4クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
5射撃
拳銃(強化用魔力-5)
6爆撃(爆弾所持数:32)(時間停止魔力-3) :時間をとめて爆弾を投げつける
7打撃
盾で殴りつける
8その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
下1レス
――時間を止め、確実にしとめられる量の爆弾で囲む。
少し離れてから時間を動かすと、魔女は泣き叫ぶ暇もなく結界ごと消滅した。
ほむら「これで大丈夫… っと!」
ほむら 魔力[51/100] 状態:正常
GS:6つ
・熱帯林[0/100]
・犬[0/100]
・針[0/100]
・猫[0/100]
・[22/100]
・[100/100]
・[100/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
爆弾所持数:29
【19時半】
ほむら(もう結構遅いけど、あと近いところを1箇所くらい回ろうか、帰ろうか…)
1自由安価
2帰宅
3魔女狩り
a歩道橋
b工場
c鉄塔
下1レス
ほむら(帰って夕飯食べよう)
ほむら(今から作ってる時間はないわね…… コンビニでそろえてくればいいかな)
ほむら(……それにしても、使用済みのグリーフシードが増えてきたわね。
そろそろ回収してほしいけど、どこにいるのかな…)
ほむら(…まあ、まどかか巴さんのところかしらね。
ついでにまどかのとこに寄ってみよう。今ならテレパシーも通じるわけだし……)
―鹿目宅
ほむら『鹿目さん、居ますか? いきなりのテレパシーで失礼します。私です。暁美ほむらです』
少ししてから返答が返ってきた。
まどか『えっ?暁美さん? …ごめんね。ちょっとまだテレパシーって慣れてなくて』
ほむら『…私ね、巴さんとも仲直りしたの。勧誘の妨害もやめて…。
…だからこれからは私も鹿目さんたちの仲間になったんだけど…』
ほむら『そちらにキュゥべえって居る? 使用済みのグリーフシードが溜まっちゃって。
そろそろ回収してほしいんだけどなかなか会えなくて』
まどか『うん、今部屋に居るよ。
暁美さん今わたしの家の近くにいるの? キュゥべえを外に行かせるね』
ほむら『はい。ありがとうございます』
QB「グリーフシードの回収だね」
暫くするとインキュベーターが出てきた。
私は無言で使用済みグリーフシードを取り出してインキュベーターに投げた。
QB「きゅっっぷぃ」
QB「ところで君は勧誘の妨害をやめたと言っていたけれど、
まどかが契約する前に一緒に話したときは頑なに妨害をやめようとしなかったのに、どうしていきなり心変わりしたんだい?」
QB「もしかして、まどかが契約したということと関係があるんじゃないのかい?」
ほむら「……」
問い掛けには答えずに歩き出した。
ほむら(この近くにもコンビニがあったわね…。この前にストラップを落としたところね。夕食はそこで買おう)
―コンビニ
弁当コーナーを見てみると、そろそろ人気の物は売り切れが出始めていた。
残っているのは総じて値段の高いものが多かった。
ほむら(焼肉弁当かぁ… 値段の割りに量が少ないけど、私には丁度良いかも。
でも普段だったら買うのを躊躇うだろうなぁ……)
下1レスコンマ判定
0~10
―自宅
ほむら「ただいまー」
エイミー「にゃ」
弁当とお茶を買って帰った。
エイミーも元気に戻ったみたいで、いつものように出迎えてくれた。
ほむら(よかった、魔法の力ってすごい…)
ほむら(これからはできるだけエイミーに辛い思いさせないようにしたいな…)
―20日(日)終了―
★浄化しました
ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[0/100]
・[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
爆弾×29
佐倉さんの髪飾り
ゆまちゃんからの手紙
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
―21日(月)
ほむら「んーっ…… 朝かぁ」
ほむら「まどかを見張りにいく必要はもうないし… なにしようかな」
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4エイミーと散歩に出かける
5もう少し休む(時間経過→12時)
下1レス
ほむら(どうせだから早めに登校して、学校の様子でも見てこよう)
ほむら(制服はもう届いてるし、怒られはしないはず…)
―見滝原中学校
ギリギリ登校時間なので混み合っている。
校内には入らずに私は校門のあたりで生徒の様子を眺めていた。
下1レスコンマ判定
15の倍数
見知ったクラスメイトの姿がちらほらと見える。
当然向こうは私を気にすることもなく素通りしていった。
ほむら(前回は割りと仲良くしてたけど、それもなかったことになってるんだよね…)
ほむら(……あれって)
…登校中の生徒の中に、また見覚えのある姿があった。
というか見覚えどころじゃない。恨みとか嫌悪すら沸いている…!
ほむら(呉キリカ… そういえばここの生徒だっけ)
ほむら(……今のままなら関わらずに済みそうだけど、
美国織莉子が姿を消した原因が私にあることがバレたらどうなるかわからない)
ほむら(けど、もうこの時間軸は失敗してるわけだし今更収納して消すまでもないかも…)
1なにもしない
2教室まで追う
3自由安価
下1レス
ほむら(とりあえず教室を特定してから見張っておこう)
後ろからついていって教室まで追う。
巴さんと学年は同じだけど、巴さんのクラスのあるほうとは離れた反対側の場所だった。
だから見たことがなかったのだろう。
…教室に着いたが、まだ中には2,3人しかいないようだ。
ほむら(なんだかいやに早く来てるわね。不真面目なんじゃなかったの?)
もしかしたら早退でもするのかもしれないけど。
とりあえず授業中も見張っておくことにして、一度階段を下りて学校の外に出ようとした。
マミ「あら…? 暁美さん?おはよう。あなたもここの生徒?」
階段を下りている途中で巴さんと会った。
まどかたちが登校してくる時間より早い時間だ。
ほむら「おはようございます。登校は25日からなんですが、どんな感じか見てこようと思って…」
マミ「そうだったの。あ、そうだ。今日の放課後に鹿目さんと特訓をするのだけど、暁美さんも来る?
場所は見滝原大橋の下よ」
ほむら「あぁ… ちょっと今日は用事があって。ごめんなさい」
マミ「そう、それならしょうがないわ。
放課後は見滝原大橋の下で特訓をすることが多いから、余裕があったら来てみて」
マミ「考えてみたら私、あなたのことはまだよく知らないから」
ほむら「はい」
【訂正】一文セリフ抜け
---------------
マミ「あら…? 暁美さん?おはよう。あなたもここの生徒?」
階段を下りている途中で巴さんと会った。
まどかたちが登校してくる時間より早い時間だ。
ほむら「おはようございます。まだここの生徒じゃないですが、今度転入します。
登校は25日からなんですが、どんな感じか見てこようと思って…」
マミ「そうだったの。あ、そうだ。今日の放課後に鹿目さんと特訓をするのだけど、暁美さんも来る?
場所は見滝原大橋の下よ」
ほむら「あぁ… ちょっと今日は用事があって。ごめんなさい」
マミ「そう、それならしょうがないわ。
放課後は見滝原大橋の下で特訓をすることが多いから、余裕があったら来てみて」
マミ「考えてみたら私、あなたのことはまだよく知らないから」
ほむら「はい」
外に出て、さっきのクラスが見える位置に行ってみる。
しかし、3年生の階は最上階で見えにくい…
ほむら(少し魔力を使って強化しようか…)
目の神経に魔力を流す。
見えるものははっきりと見えるようになったが、ここからだと角度的に奥の席が見えない。
近くにある建物に移動することにした。
――――――
屋上は入れなかったので、ビルの屋外階段から教室内を監視する。
ほむら(……寝てるわね)
ほむら(まだ授業始まってないし、教室内も人少ないから携帯か寝るかくらいしかないか)
少しすると教室内に人が増え始め、
それからまた少し経つと学校付近の通学路の人通りががらんと少なくなり、教師が来た。
チャイムが鳴る。
ほむら(……生徒が増えて見えにくいけど、多分まだ寝てるわね…)
教師が話していようが関係なしだった。
1時間目の授業が始まって、いつのまにか起きていたと思ったらずっと下を向いていたりやっぱり真面目さは感じられない。
ずっと下を向いているのは、あれは知っている。
私のクラスでもたまに見かける。机の下で携帯をいじってる人だ。
数時間後。
お昼前の授業は体育だった。
教室のカーテンが締め切られて中は見えない。
いや、着替えとかは別に見たくもないけど…
ほむら(お昼かぁ… 今のうちにご飯食べよう)
ビルには精精飲み物の自動販売機くらいしかなかったので、
ビルから出て近くにあったスーパーでサンドイッチを買って食べた。
…戻ってみると、まだ体育の最中だった。
ほむら(校庭かな… あ)
ほむら(校庭に居るの、まどかのクラスだ。ハードルやってる)
ほむら(次まどかの番だ! 頑張れ!まどか!)
ほむら(…あぁ! まどかがハードルに引っかかっちゃった。大丈夫かなぁ)オロオロ
ほむら(……次は美樹さんか。美樹さん、上手にハードル越えてるな…)
校庭をまどかのクラスが使っているとなると、呉キリカのクラスは体育館なんだろう。
この時期はうちの学年は陸上競技をやっていた。もう少しすると体育館でのマット運動になる。
私はどっちも得意じゃないけれど……
―――体育の時間が終わって、カーテンと窓が開けられる。
お昼の時間だ。いつのまにかみんな机をあちこちに向けたり移動させたりしている。
『暁美さん?』
ほむら「!」
……まどかの声がした。というか、正確にはテレパシーだ。
見てみると、屋上にまどかが居た。
そういえばまどかたちっていつも屋上で食べてたっけ…
ほむら『こんにちは…』
まどか『どうしたの? そんなところで』
まどか『……あれ?制服? もううちに来てるの? でも、なんでそんなところに…?』
ほむら『あぁー…、ちょっとどんな感じか下見に来てて。私服じゃまずいかなって…
ここにはちょっと用があって寄っただけ! …です』
まどか『そうだったんだ、転入してきたら学校内も案内してあげるよ!』
ほむら『ああ、はい。ありがとうございます…』
ちょっと怪しい言い方になっちゃったけど、まどかは気にしてないようだった。
それからまどかは美樹さんに話しかけられて、美樹さんたちの輪のほうに戻った。
ほむら(…ああ、呉キリカを見張らないと……)
ほむら(………って、居ないみたいね。別のとこに食べに行ったのかも)
-------------------------
ここまで
次回は6日(月)20時くらいからの予定です。次回は少し時間が短くなるかもしれません。
―――昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。
自由に行動していた生徒たちも、そろそろ教室に戻り自分の席に着く頃だ。
ほむら(戻ってきてない… よねえ)
ほむら(どこかでサボってるのかなぁ……)
ほむら(それとも、見てないうちに帰っちゃった?)
…としたら、もしかしてあの体育の始まる前だろうか。
それとも、まどかと話してた間に?
下1レスコンマ判定
奇数 .
偶数
教室の中と校舎の周りをもう一度見回す。
席は他の生徒達に隠れて微妙によく見えないものの、やっぱり居ないような…
ほむら(とりあえずまだ待ってみるしかないか……… あれ?)
いつのまにか屋上に人が居る。というかなんか見られてる。
ほむら(ちょっ、え?)
キリカ「…………」ジー
ほむら「!!!!?!!?」
ほむら(目が合った!)
ほむら「あっ、えっ、あっ…」
何かいいわけをしなきゃと思って慌てたけれど、この距離じゃ大声で叫ばないと届かない。
向こうがテレパシーでも使ってきたら対応は考えないといけないけれど…
ほむら(最悪ここから時間を止めて校舎に入って屋上まで上って収納しに行く…)
ほむら(何かする気なら…… すぐにでも対処を…―――!)
キリカ「……」クルッ スタスタ
覚悟を決めて身構えた直後、相手のほうはさっさと目をそらして屋上から去ってしまった。
ほむら(はぁ…… ほっとした)
ほむら(でも、何しにきたのかしら……。
あの人、私のこと見てた。それで存在を確かめた後はすぐに去った…)
ほむら(クラスを見ていたのがバレた…? それとも、私のことを知ってるの?)
……結局、呉キリカがクラスに戻ってきたのは本日最後の授業になってからだった。
それまでの1時間、何処で何をしていたのかはわからない。
最悪を想定して悪い方悪い方に考えていくと、なんだか恐ろしくなってきた。
考えすぎかもしれないけど、物事は最悪の場合を考えないと失敗したときに悲惨な目に遭う。
そういう可能性に思い至らなかった、なんてことじゃいつまで経ってもまどかを救うことなんてできないだろう。
ほむら(前回だって、理由もわからずに突然にまどかや美樹さんが襲われた… その上あの裏切りだ。
だから、どうしても嫌なイメージがつきまとってしまう)
ほむら(美国織莉子を即盾に収納してこの舞台から消したのも、全ては怖いから……。
…またあんなことが繰り返されると思うと怖い)
ほむら(なにをされるかわからないのは怖い。だから何かされるまえに攻撃してしまいたくなる)
ほむら(……だから、きっと知れば怖くない。…そのための調査なんだから)
【15時】
席に着いたことを確認してから帰宅し、着替えてから下校の時間に合わせてまた学校に来た。
下校時間のチャイムが鳴る。クラス学年関わらず大勢の生徒が混ざり合い、校門に向かい、通学路に出て行く。
顔を知られていることもあり、あまり近づくのは避けておきたい。
けれどさっきみたいにぽつんと一人屋外階段に居ても逆に目立ってしまう。同じ場所にずっと居たら怪しまれるだろうし…
ほむら(少し場所を変えようか… どこにしたらいいだろう?)
呉キリカにもそうだけど、他の人にもだ。折角巴さんと和解したのに、いらないことでまた疑われたくはない。
幸い呉キリカのクラスが巴さんや私達のクラスとは反対側にあったからよかったものの、もし巴さんに見られていたらと思うと………
“マミ『今日何かうちの学校を監視していたみたいだけど、素質のある子でも居るの?
妨害はやめてくれると約束したわよね…… まさかあれが嘘だったなんて言わないわよね?
さすがにそういう態度をとるつもりなら見過ごせないのだけど…?』”
ほむら(…ということになりそうだよ)
ほむら(でも、隠れられるところなんて…… どうしよう)
結局道端でわたわたしていると、呉キリカが校門を出てきてしまった。
ほむら(うわあああ!)
キリカ「……」スタスタ
ほむら(近づいてくる!疑われてそうな目で見られてる…!)
ほむら(相手が変身したら時間停止… でも変身と同時に速度低下をかけられたら…
むしろ変身する前からかけるかもしれない…)
迷い無く距離を詰めてくる。
…と思ったが、横を通り過ぎて行ってしまった。
ほむら(………なんだ)
ほむら(でも、まあ… イヤでも身構えるよね…あの人に近寄られたら)
ほむら(…マークされるとしたらこれから怪しまれたら…… か。
気は抜けない、かも)
ほむら(現時点で契約してなかったとしても、いつ契約するかもわからないし…)
ほむら(……でも、いつ契約するかがわかれば対処はしやすくなるわね。
できればそれは今回で知っておきたいところだけど…)
……呉キリカは、最初の岐路を東に進んだ。
それからも気を取り直してなんとか追ってみる。
途中までは巴さんのマンションに行くのと同じ道だ。
ほむら(家に帰るのか、どこかに寄るのか…)
更に追っていくと、一軒の家に辿り着いた。
表札には『呉』と書いてある。どうやら帰宅したようだ。
ほむら(道は正確に覚えてる自信はないけど… 巴さんのマンションより南のあたりね。
住所をメモしておこう……)
【16時】
1見張り続行
2帰宅
3基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用/視力強化】
4魔女狩り
5自由安価
下1レス
ほむら(いつまでも家を張っててもそう動きがあるわけじゃないだろうし、今日は疲れたかも…)
ほむら(夕食の材料を買って帰ろう)
ほむら(今日は 【下1レス】を作ろうかな……)
ほむら(今日はチャーハンを作ろうかな……)
ほむら(1から作るのはなんだか難しそうだけど、市販のチャーハンの素を使えばなんとかなるかも)
―スーパー
ほむら(えーっと、チャーハンの素は…… あった!)
ほむら(あとは卵と…… これだけでいいかなぁ)
―自宅
材料を買って一旦帰って来た。
もう特に強い視力が必要なことも済んだので、視力を強化していた魔力も解除しておく。
・視力強化 消費魔力2
ほむら 魔力[98/100] 状態:正常
GS:5つ
・[0/100]
・[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
ほむら(17時か… 作り始めるには少し早い気もするけど、
何かほかの事をやっていると遅くなるかな)
ほむら(今日は少し早めに夕食を済ませようか)
PCでレシピを検索して、イメージトレーニングをしておく…
ほむら(うんうん、きっと大丈夫……)
ほむら(やってみよう! パラパラにしたいな…!)
ほむら(えーと、『強い火力』にして…?)
ほむら(す、素早く! 素早く!)
ほむら(ご飯を潰さないように…!)
―――――――
下1レスコンマ判定
0~99
※1~29=30(食えるライン) 0=100
【補正:Lv1初心者(出来が50未満の場合、コンマ+5)】
ほむら「できた……!」
良い匂いがしている。とりあえず普通においしそうなので満足だった。
チャーハンの素のおかげなんだろう。市販品とは偉大だと思う。
…と、味付けや香りも重要だけど、一番こだわっていたパラパラというのがそこそこできていたのが嬉しかった。
焦ってべちゃべちゃにしてしまったら、折角味付けが整っているのに台無しでもったいないもの。
ほむら(といってもあんまりパラパラってよくわからないんだけどね…)
ほむら(チャーハン、まずは基本で作ってみたけどいつかはアレンジも挑戦してみたいなぁ…)
ほむら(あ、でも、初心者がいきなり変なことしようとすると失敗してしまうかも……)
―――――
今回のチャーハンも普通においしく作れた。
料理って難しそうなイメージがあったけど、いままで作ったものを振り返ると思ったより失敗はしてない。
ほむら(大分、やってみる前より苦手意識も薄れたかな……)
【19時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3爆弾作り(4時間経過・爆弾+17)
4魔女狩り
5翌日へ
下1レス
---------------------
ここまで
次回は9日(木)20時くらいからです
乙です
ところで>>638で机を動かすとありますが、見滝原中の机は床から迫り上がる
無駄に近代的な机だったのでできないのではないかと
-----------------------
>>666
あー、そういえば。頭からすっぽり抜けてました。
―呉宅
あれから大分時間が経ったので、もう一度呉キリカの家を見に行くことにした。
……しかし、特に変わったことはなさそうだ。
インキュベーターの姿も今のところ恐らくない。
【20時】
1見張り続行
2帰宅
3基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
4魔女狩り
5自由安価
下1レス
ほむら(巴さんの家もこの近くにある……。
今回は折角和解できたんだ。何か話しに行ってみようか)
ほむら(仲良くできるならそのほうがいいし…)
―巴宅
インターフォンを押す。
ここでこうして訪ね、色々と話したことを思い出す。…嫌な想い出だ。
それに加え、今回まどかが契約した直接の原因にもなっている。
前々回から今までで、私の心には巴さんに対して苦手意識が根付いてしまっている…
マミ『暁美さん?どうかしたの?』
インターフォンを押してから数秒後、巴さんの声が聞こえた。
ほむら「えっと… 泊めてくれませんか?」
マミ『……何かあったの?急に泊めてくれだなんて』
1友好を深めようと
2まどかと3人で今度合同合宿はどうかと提案にきた
3家が爆発した
4腹が減って今すぐ行き倒れそうなので助けて
5自由安価
下1レス
ほむら「あぁ、えっと!なにもないです。というか、そういうことじゃなくて…」
口にしてから色々と言うべき言葉が抜けていたことに気づいた。
緊張していたからだろうか。恥ずかしい…
ほむら「ただ、まどかと3人で今度合同合宿はどうかなって思って」
ほむら「そのときに巴さんの家を貸してくれませんか? あ、もちろん無理ならいいんですけど……
私の家じゃ狭くて3人も泊まれるスペースがないんで、どうかなって」
マミ『合同合宿ね… 私の家を使うことは別に良いけれど、まずは普通に一緒に訓練してからにしない?』
ほむら「まだ信用できませんよね。私のこと…」
マミ『まあ、それもあるけれどね……。
…あなたが私たちと友好的な関係を築きたいと思ってくれていることは嬉しいわ』
マミ『…あぁ、そうだわ。私、今からパトロールに行こうと思っているのよ。
放課後から訓練だったし、帰ってからも宿題とかやることがあったから遅くなってしまったのだけど…』
マミ『最後まで付き合っていたら帰るのが少し遅くなってしまうかもしれないから、途中まででもいいわ。
一緒に行かない?』
1行く
2行かない
下1レス
ほむら「はい。私も一緒に行きます」
マミ『じゃあ、少し準備をするから待っててくれる?』
―――――
…それから少し経ってから、巴さんが出てきた。
巴さんの私服を見るのはもう何ヶ月ぶりだろうか…。
マミ「おまたせ、行きましょうか」
ほむら「どこから回りますか?」
マミ「学校、公園、病院、歩繁華街と回って帰宅するつもりよ」
ほむら「結構遅くなりますね……」
話しながら歩き始める。
マミ「私は回復魔法が得意なの。たまに魔女狩りで夜更かしするときは魔法も使っているわね」
ほむら「そうなんですか、羨ましいです。私は苦手な上に元々身体が弱いので… あまり無理も出来ません」
前回の見張りのときも、やっぱり巴さんのほうが徹夜していても平気そうにしていた。
マミ「あぁ、でもこういうやむをえない理由で夜更かしするときにしか魔法は使ってないわよ?
自分の都合で楽をするために魔力に頼ったりなんかはしてないわ」
ほむら「はい… わかってますよ」
マミ「……… ところで暁美さんはどう思う? 自分の為に魔法を使うことって」
1絶対良くないので、自分を綺麗に演出するためなんかに魔力を使ったりする人とかも嫌ですね
2絶対良くない
3良くないと思うけれど、やってしまうことはある
4良いか悪いかで言えば好ましくないかもしれないが、自分の魔法をどう使うかは本人の勝手
5他人の為に使うのは良くない。みんなもっと自分の為に使うべき
6自由安価
下3レス中多数決
ほむら「良くないと思うけれど、やってしまうことはありますね…」
マミ「まぁ… なかなか誘惑に負けずに他人のためだけに魔法を使い続けるのは難しいものよね。
つい使いたくなってしまう気持ちもわかるわよ」
ほむら「……… 怒られるかと思いました。そんなこと絶対しないで、って…」
マミ「さすがにそこまでは咎められないわよ」
マミ「もしあなたが自分の為に使うことを普通だと考えていたとしても、人の考えにまで口を出せないわ。
私とは考え方の違う人なんだなって思うだけ…」
ほむら「…」
マミ「それはもちろん、人に迷惑をかけたり、社会のルールに反するようなことでもしてない限り… だけどね?」
ほむら「自分は素質が低かったためか魔力で武器を作ることすらできません」
ほむら「ですから戦って生き残るために爆弾を作ったり…その…あるところから武器を拝借したりしました」
マミ「……その、あるところって?」
マミ「たとえばだけど、警察とかそういう機関から盗んだりしたら、絶対に困る人が出るわよ」
ほむら「そういうところじゃなくて…、 非合法的な組織…とでもいいましょうか」
マミ「非合法的な組織ねぇ… まあ、元々持ってること自体違法なものなわけだしね。
魔女と戦うための武器として使うならいいんじゃないかしら?」
ほむら「! そ、そうでしょうか」
マミ「魔女と戦うためにしかたなくでしょう?
きっと、怖い人たちの手にあるより魔女を倒すのに使ってあげたほうが人の為にもなるわよ」
マミ「…でも大丈夫なの?そんなところに喧嘩を仕掛けたりして…。
それに、そんなの持ってることがバレたら大変よ」
ほむら「あっ、それなら問題はありません。
自分の武器はないけれど、いくらでも物を入れられる盾があるんです。持ち歩いたり、家に置いたりしてるわけじゃありません」
ほむら「それに、喧嘩を売って奪ってきたんじゃありませんから。
…私の魔法を使って取ってきたので、相手には気づかれていませんよ」
マミ「そう、それなら良いけれど…」
…自分のために使う魔法でも、今話したところまでは受けいれられている。
しかし、聞いていると『人に迷惑をかけない限り』『社会のルールに反さない限り』などやはり条件はあるようだ。
まあ、それも当然のことだ。誰だって自分のために人に迷惑をかけたり社会のルールを破るような人には嫌悪感を抱くだろう。
…しかし、佐倉さんは確実に条件にひっかかるし、前回の私も佐倉さんからの話でそれに引っかかる危ない人だと思われてしまったのだろう……
加えて『魔女と戦うため』ならしょうがないというのも、魔女を倒すことは人の為で、自分の為ではない。
持っていること自体が違法な、『非合法組織にある』『武器』のことしか言っていないのだ。
非合法組織からとはいえ、自分のために使うことになる『お金』を人から盗んだとなるとかなりグレー、
警察や軍事基地などの正式な機関から盗むのは言うまでもなく黒なのだろう。
ほむら「…… こんな私が言えたことじゃないんと思うんですけど、
自分のために魔法を使うというのも何かしら理由があると思うんです」
ほむら「そりゃ最初から魔法で好き勝手をするために契約した人とかいないと思いますけど…」
マミ「理由があったとしても、悪いことはしちゃ駄目よ。悪いことじゃなければしょうがないと思うけど……」
マミ「……暁美さんは別に悪いことしてるわけじゃないのよね?
もしこれ以上に何か言ってないことがあって、本当は悪いことをしてるんだとしたら… それはもうやめると約束して」
マミ「折角こうして和解ができたし、鹿目さんだって喜んでるんだから…。
今ならまだ見逃してあげられる。私はあなたを悪い人だと思いたくないし、出来れば今からまた争って街を追い出したりなんてことはしたくないの」
ほむら「………」
理由があるからといって、悪いことをして許してくれるような人ではない。それは前からわかっていた。
巴さんの言っていることは極めて常識的で、普通の感覚に思える。
けれども、正義を押し付け悪を絶対に許さない、ある種傲慢で偽善的ともいえるような部分もある。
それを見て私は巴さんに苦手意識を抱いたんだ。
ほむら(使い魔は今は倒すようにしてる…… あとは、お金を盗んできたこと。私の心に引っかかってるのはそれだけ)
ほむら(武器である爆弾を作るためのお金に困ったのが最初だった。けれど、確かにあれからあのお金で結構贅沢をしている…)
ほむら(悪いこと、だとは思う。魔女を狩るのにもワルプルギスの夜と戦うのにも必要ないこともしていたもの。
佐倉さんといたから今まで随分と感覚は薄れていたけど…)
それでも佐倉さんより巴さんのほうが“良い”人だとは思えない。
自分を正当化する気はないけれど、良い人とか悪い人とかって、そもそも善悪とかだけで決まるものじゃない気がする。
実際私は巴さんより佐倉さんのほうが好きだし、一緒に居たいと思う。
…そろそろちゃんと自分の行動方針を決めておきたい。人に影響されるばかりでどっちつかずなんて一番嫌な人だ。
私はどっちの側の魔法少女だろう?
1ほむら「…わかりました」
【巴さんのように、魔女狩り・ワルプル対策のためにしょうがないこと以外出来るだけ悪いことはしないようにする】
2ほむら「そんなことは何もしてませんよ」
【佐倉さんのように、悪いことでもそうでないことでも自分のために魔法を使うことを厭わず、目的を達成することだけを目指す】
下4レス中多数決
2を選びますが2の選択肢はクーほむ化フラグなんですかね?
メガほむが主人公なスレなので、メガほむのままで2の考えを進めてもらいたいです
------------------------
ここまで
2は目的を達成するのに邪魔な人(QB・おりキリ・マミなど)への対応や態度などがクーほむっぽくなりやすくなったり、
特に魔法少女の生き方についての考え方は割とドライになります。
当初の『色々なものを捨て切れなかった』という設定からは外れるかもしれませんが、その他は追い詰められさえしなければ基本通常です。
次回は10日(金)20時くらいからの予定です
乙でした
>>当初の『色々なものを捨て切れなかった』という設定からは外れるかもしれませんが
その点はしょうがないかと
開始時点でマミへの印象があの狂乱で下がり、前回のおりキリへの対応で更に悪化したうえ今回のまどかの契約ですからねぇ…
メガほむのマミへの印象がダダ下がりしてもう悪い印象しか抱いていないのはしょうがないですよね
ほむら(…言ったところでやめてと言われるだけ。断れば悪人扱い。)
ほむら(でも実際そうだし、私も出来るだけ悪いことはしないようにしよう。これで認めてくれないからって怒るのは逆切れだ……)
ほむら(……だから、お金は無駄遣いしないようにして節約する。
自分のお金じゃないことは理解しておかないと…)
ほむら(お金が無くなったらまた盗みに行かなくちゃいけないけど、
爆弾を作るという本来の目的だけならきっと巴さんだって許してくれるはず)
ほむら「…わかりました」
マミ「ええ、そう言ってくれるならよかったわ」
マミ「何かしてたとしても『そんなことは何もしてない』ってしらばっくれることは出来たけど、
あなたはそれをせずに『わかりました』とだけ言った…… 何かしていたのかもしれないけれど、見逃して信じることにするわ」
ほむら「あ、ありがとうございます…」
話しているうちに学校に着いたけれど、魔女は……
下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女
--------------------------
コピペミスった 上のなしで
ちなみにこれは1のルートです。最初実は安価なしで1のみの展開で書いてた名残
ほむら(…言ったところでやめてと言われるだけ。断れば悪人扱い。
まあ実際にそうだし、これで認めてくれないからって怒るのはただの逆切れだ)
ほむら(お金は無駄遣いしないようにして節約して、
出来るだけ爆弾を作るという本来の目的だけに使うようにすれば巴さんも許してくれるだろうけれど…)
ほむら(そ も そ も 巴 マ ミ に 許 し て も ら う 必 要 は あ る の ?)
ほむら(気に入られようとしたところで、この周回では和解してるけど誰かさんのせいでもうまどかは契約してるのよ。
また次に行っても契約を妨害したらどうせまた敵認定される! 善人でいようとしたって関係なく…)
ほむら(本当に面倒くさい人… 貴女の善意に私がどれだけ苦しめられたかわかっているの?
こんな人と友好的な関係を築こうとすること自体無意味じゃない…。下手に行動が制限されるだけだわ)
ほむら(巴マミのことを抜きにしても、魔法を悪用して良心が痛まないというわけじゃないけれど…
心も、仲間でさえも目的達成に邪魔になるならあの日に捨てるはずだった。捨てようとしてきたんだから)
ほむら(まどかを……救えさえすればいい。それ以外はいらない)
ほむら(…… これでいい。こうすべきなのよ)
ほむら「そんなことは何もしてませんよ」
マミ「…………そう。それなら良いけれど…」
マミ「……それは本当?」
ほむら「ほ、本当ですっ!」
じっと見られて瞳が揺れ、目をそらしてしまった。
わかりやすすぎる自分に腹が立つ… というかその前からきっと色々顔に出て疑われてたんだろう。
でも、いつも本当のことを言っても信じないで疑ってたくせに。
今回はもうワルプルギスの夜とも戦わないのだし、
また命を狙われたりといったことになるのならここでソウルジェムを奪って砕いてしまおう。
また次に行くというのに盾に入れてたところで邪魔だ。死体は結界に捨てれば証拠は残らない。
……相手だって前に戦力だけ奪う術がないならソウルジェム砕くしかないとか言ってたし、当然の処置よね?
このくらいはできないと… このくらいは当然なんだから……!
マミ「…………」
ほむら「私、人見知りなところがあっていきなり目を合わせられるとそらしちゃうんです。嘘じゃないんですよ…」
マミ「今度は目が笑ってないわよ……
…まあいいわ。言う気もやめる気もないだろうし、絶対に戦いに持ち込まないで逃げる性格なのは知ってるから」
マミ「この場を派手に荒らしでもしたらさすがに退場してもらうけど……
何をしてるかわからないことで責められないものね…。一応保留にしといてあげる」
ほむら「そうですか… それはよかったです。…と、というか、別にあなたに許してもらおうとか思ってませんから!」
ほむら「こっちこそ… あの時はソウルジェム握られて脅されてたし面倒くさくなるから嫌だったけれど、
貴女のせいで2日も死ぬことになったり、その間にまどかを契約させたのはまだ許してない…!」
ほむら「それどころか高圧的な態度ばかりで謝罪の言葉も聞いてないけれど、
言うべきことがあるんじゃないですか? 知らなかったじゃ済まされないんですよどっちも!」
マミ「それに関しては悪かったと思っているわよ…… ちゃんと謝っていなかったことも含めて、ごめんなさい」
マミ「でも、それならちゃんとソウルジェムのことも話してくれてもよかったじゃない…。そうしたら私だって…」
ほむら「話の通じる相手ならそうしてましたよ。でも、どうせ嘘だと決め付けられるだけだもの。
そんなことないと思う?本当にそうか、ちゃんとそのときの気持ちになって考えてくださいよ」
ほむら「…こんなことを言うと怒りますか? 怒って私を殺そうしますか?
どんな理由があろうと貴女から見て都合の悪い悪人なら問答無用で追い出しにかかるんだものね!」
ほむら「あの時は貴女に利用価値があったから争って潰したくなかっただけなの。
でも今はもう無いから、そちらがその気なら今度は本気で殺すわよ。今すぐ、ここで…!」
ほむら「仲良くなろうなんて無理して訪ねたのが間違いだった。貴女と一緒に居ても余計イラつかされるだけだわ。
正義面した貴女の発する言葉、一言一句全てに拒絶感を覚えて仕方が無かった!」
マミ「…残念だわ。あなたのこと、信じたかったのに」
マミ「何かまだ隠しているかもしれないって可能性も考えてはいたし、
さっき言ったようなあなたの性格に疑念を抱いてなかったことはないけど、それでも……」
マミ「あなたが私と仲良くしようとしてくれているなら、応えたかった。
私も少しずつでも信じていって仲良くなれればって思っていたのに」
マミ「…せめてあなたがそんなに悪人じゃないことを信じたいわ」
マミ「あなたが根っからの悪人でとんでもない悪事を働いているのなら、
心配そうに私に確認をとるような話しをしたり、動揺したりなんてしないもの」
ほむら「…」
ずっと溜め込んでいた黒い気持ちは吐き出せた。自分の中の何かがとり憑いたように、言葉は次から次へと出てきた。
…少しだけすっきりして、少しだけ罪悪感が滲んだ。
…私はこうなりたかったんだろうか。
出来るだけ悪いことをしないようにする努力もせずに悪ぶってる小悪党になることが、非情さだろうか。
どうせ、本当に大切なものを捨てることなんて、私には出来はしないのに。
――どの道、無理して行動を変えようとするだけで本質は変わっていない。望んだようにかっこよくもなれていない。
あれ?そもそも『自分の為』……?
どんな生き方を選んだって、まどかを救う為に仕方ないことだったら覚悟を決めなきゃいけない。
しかし今引っかかっていたのは、それ以外…… 『自分のため』に使う分の金についてだ。
最初に決意したのは寧ろ、『まどかの為』に『自分』を捨てることだったはずなのに。
ほむら(………早く佐倉さんに会いたいな。この人と一緒に居ると、なんだか辛い。
でもこの世界で仲良くなってももう別れなきゃいけなくなるから、ちゃんと心を許すのは次からにしよう…)
おいおい…また喧嘩してギスギスしはじめたぞ
まぁ、メガほむからすれば『戦う気はない』と何度も言ったのに問答無用で実力行使に出たのはマミのほうだしね
このまま魔女化の事実も教えてしまおう
………人通りも少なくなり始めた夜道、気まずい空気が漂っていた。
……沸騰していた思考が少しずつ冷めていって、氷のように冷たくなった感覚がした。
本当はわかっている。巴さんだけが悪いわけじゃなく、私にも非があったことは……
私だって、この前の魔法少女狩りのような凶悪犯が今回の私と同じような態度をとってきたとしたら、
直接対決する気もないくせに悪事だけを許してもらおうとする、無茶苦茶なことを提案する卑怯な奴だとしか思わないから。…それと同じことだ。
ソウルジェムの事だって、あの状況であんな言い方でわかってもらえるはずもないのだから、言ったうちに入らない。
ほむら「……最後まで着いてく気はなかったし、学校と公園は帰るついでに私が寄れます。
貴女は繁華街と病院のほうを回ったらどうですか? 私に任せてくれる気があるなら…」
マミ「…… これは街の人の安全を守るためのパトロールなの。だから使い魔も倒すわ。
あなたは使い魔も倒してくれる?」
……恐らくここが、最後の分かれ道だ。
ここで否定したら、もう戻れない――――
ほむら「倒すわけないでしょう。そんな無駄なこと…」
そうよ、悪いのは全て私よ。別に悪人だろうとなんだろうといい。
冷えきった頭の片隅で、そんな自暴自棄な開き直りすら考えていた―――
なんだかメガほむの思考がネガティブになってきましたね
ここまでマミにケンカを売るようなことを言う必要はないような気がするけど
メガほむはメガほむのままで頑張って欲しいのだが
マミ「…それじゃあ任せられないわ」
ほむら「魔女は譲ってくれますか?どの道私これから帰るから、あなたより先にそっちを通ることになりますけど」
マミ「私はグリーフシードが欲しくてパトロールしてるんじゃないのよ…。好きにして」
ほむら「…好きにします」
その場に立ち尽くした巴マミを置いて、歩き出す。
マミ「……ねえ、ちょっと!」
…歩みを早くし始めたところで、呼び止められた。
マミ「あなた、大丈夫なの?」
ほむら「……何がですか?」
マミ「本当は何かあったんじゃないの!?」
ほむら「……は?」
マミ「私、あなたみたいな子を知ってるのよ!
あなたとは長い間一緒にいたわけじゃないけど… でも、何か…」
マミ「…それでいいの?あなたは本当にそうしたいの!? …あなたは…… 独りを耐えられるの?」
ほむら「黙りなさい!…それ佐倉さんでしょ?昔組んでたっていう!
勝手に重ねて見ないで! こうなったのも全てあなたのせいよ!」
マミ「えっ、なんでそれ知って…… ちょ、ちょっと…!」
こんな時にメガほむの事を気遣うような事を言うマミさん…
悪い人ではないんだけど、なんだかなぁ…
―――――――
――――
ほむら「…っく… うぇぇ………わぁぁぁぁん…」
全部吐き出したはずなのに、吐き出す前よりも溜まってしまったようなぐちゃぐちゃな気分だ。
……こんなに怒りの感情を表に出したのは初めてかもしれない。
でも、あの時決意したように自分も仲間も全てを捨てた自分になっていたなら、こんなに自分の感情を吐き出しただろうか。
…吐き出すどころか、怒りを感じる心すら鈍化して、ただ静かに諦めただけかもしれない。
ほむら(違う… こうじゃない…… 当り散らして泣くなんて… こんなの、かっこ悪いよ)
ほむら(私が変わりたいのは…… )
…損得しか考えずばっさり捨て、合理的かだけで動く機械みたいな人?
ほむら(それも…… 違う…。もうわかんないや)
ほむら(とりあえずでも、巴さんの言うような正義に従うのは嫌だ…。
これからは私も、佐倉さんみたいに自分と自分の目的のためだけに魔法を使う魔法少女になる)
泣きはらした目をこすり、いつも通っている… この時間軸ではこれから通う学校を見上げる。
魔女は……
下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女
むう…
よかった、クーほむはまだ否定してるか
-------------------------
この物語のメガほむは何があっても完全にクーほむにはなれません。
もし完全になってしまうようなことがあれば、ソウルジェムが濁りきって魔女化します。
ある意味他のほむらよりメンタルは弱いといえるかしれませんが、一度感情が邪魔をして無理だったのという設定なのでそこは…
いないや。次に行こう……。
―――――
――――
次の場所は公園…。まどかの家の近所だ。
ほむら(会わないといいな… まだ目が赤いし……)
ほむら(…あ、でももう寝てるか……)
下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女
今のメガほむの精神状態だと戦うのはマズいような
ほむら(いない。帰ろう……)
どうせ何もいなかったのに、また巴さんはここを通るんだろうな。
ほむら(…やっぱりあの人のことは考えたくないな。帰ってすぐ寝てしまおう…)
―21日(月)終了―
・感情分-40
ほむら 魔力[58/100] 状態:傷心
GS:5つ
・[0/100]
・[73/100]
・[100/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
爆弾×29
佐倉さんの髪飾り
ゆまちゃんからの手紙
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
―22日(火)
…いつもどおりの時間に起きたかもしれないけれど、起きる気がしなくてごろごろとしていた。
学校はない。というかあっても一回受けた授業だし行く必要もない。
……もう駄目になった世界。巴マミのせいで。…私のせいで。こうしていると全てが無駄に覚えてきてしまう。
ほむら(…ゲーセンでも行こうか? 佐倉さんとも会えるかもしれないし)
遊んで現実逃避したいのと、私を認めてくれる誰か… 佐倉さんに慰めてもらいたいのの半分。
といっても初対面だし佐倉さんそんなに甘くないけど。
…我ながら、どうでもいいことを考えているなぁと思う。
まどかが目の前で死んだときですらここまで心は揺らがなかったというのに。
ほむら(ごろごろしててもしょうがない、調査に当てるかさっさと新しく始めるか…!
ちゃんと何かしていれば、どうでもいいことで悩んでる暇もなくなるんだから)
【11時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4爆弾作り(4時間経過・爆弾+17)
5時間遡行(下3多数決可決で実行)
下1レス
風見野の教会に行ってみる
前の時間軸の、楽しかった思い出だけを思い返してみた。
ほむら(…この時間軸にきてから早々にまどかが契約するわ辛いままここまできて、ついに昨日爆発しちゃったけれど……
まだこの繰り返す一ヶ月でずっと独りだってわけじゃないよね。また楽しくやれるときは来る…)
ほむら(そういえば、前回は教会で佐倉さんと会ったっけ?)
ほむら(こうしてても仕方ないし、外に出よう…)
―教会
…荒れた廃教会。辺りは草木に囲まれているものの
自然が多いというよりは手入れされず草が伸びきっていて、決して心が休まるような場所ではない。
ほむら(使い魔はいないわね。…佐倉さんが倒したのかしら?)
ほむら(なんで…… そういうの、一番嫌ってるはずなのに)
下1レスコンマ判定
0~20 見知った姿
いるかな?
-----------------
物語中の内容を持ってこられてもどうしたらいいかわからなかったので、
前回を思い出すということにして安価下まで拾いました。
ほむら(ここにいても仕方ないか… これからどうしよう?)
ほむら(そういえばもうお昼だ。動いてないからあまりおなかすいてないけど…)
【12時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩りに以降
4時間遡行(下3多数決可決で実行)
5とりあえず帰宅して昼ごはん
下1レス
この教会について調べてみる
あの佐倉さんがわざわざ使い魔を倒す理由、ここの教会が何か関係している?
何故誰も居ないのか、どうして教会なのに再建されないのか、こうなってしまった原因とかを聞き込みしてみる
あの佐倉さんがわざわざ使い魔を倒す理由、ここの教会が何か関係している?
何故誰も居ないのか、どうして教会なのに再建されないのか、こうなってしまった原因はなんだろう?
ほむら(私はここに来て浅いから知らないけど、この辺の人なら知ってるのかなぁ… 聞き込めばわかる?)
一旦教会から離れて、もう少し人通りのあるほうへ出てみる。
そもそも、いつからあんな風になってるんだろう?若い人だと知らなかったりするのかな…
でも、佐倉さんが何か知っているのなら、割と最近のことなんだろうか。
ほむら「あの… すみません、ちょっといいですか」
「…はい? なんでしょう?」
その辺をあるいていた人に声をかけてみる。
ほむら「あの教会について聞きたいんですけど…、
どうしてあの教会って、教会なのに再建されずにあのままなんですか?」
「ああ、あそこね…。なんだか数年前に変な新興宗教ができたんだけど、
いつのまにか人がいなくなってそのままになってるんですよ」
ほむら「新興宗教…ですか」
「最初はみんな聞く耳持ってなかったんだけど、いきなり信者が爆発的に増えたって…
あまりの信者不足に、無理矢理洗脳でもして信者を増やしてたんじゃないかと思うんですけどね」
「そんなのが近くにあるのもなんだか怖いし、なくなってくれてよかったと思いますね」
ほむら「…そうですか……」
―――――
…それから何人かにも聞いてみたけど、否定的な意見ばかりだった。
本部から破門された変な宗教だとか、なんとか…
しかし一番気になったのは、そこの信者だったという人の意見だった。
「別に何をされたわけでもないのに急に無性に話を聞きたくなって、そしたら神父様の話に感銘を受けて……。
でもそのときのことぼんやりとしか覚えてないし、今考えてみるとあの時の自分は絶対おかしかったと思うんだ」
…そう言っていた。
何かされたわけじゃないというけれど、何もされずに洗脳なんてことあるだろうか。
ほむら(まるで魔女の口付けでも受けたみたいね…)
魔女が教会を運営なんて聞いたことないけれど……。
ほむら(……魔女? それなら、魔法少女の魔法っていうのは…)
…もしかして、その魔法の使い手と佐倉さんに関わりがあったんじゃないだろうか?
たとえば、私とまどかみたいに友達だったとか……
ほむら(…なんて、推測に過ぎないけど……。魔法少女のこととなるとこれ以上はわからないわね。
佐倉さんに直接聞いて教えてくれるかなぁ……)
ほむら(…んんっ、活動したらやっとおなかがすいてきたかも。近くに良いお店がないかな)
―ラーメン屋
駅のほうまでいけば飲食店はたくさんあるけれど、そこまで行くのは距離がある。
あの教会からそう離れていないところにある小さなラーメン屋で昼食をとることにした。
ほむら(昼時からずれてるから、さすがにすいてるなぁ)
「はい、おまち」
ほむら「いただきます…」
まず一口啜る。
ほむら(…おいしい! 私的にはもっとあっさりしたラーメンが良いけど… でも気にならないくらいおいしいわ)
ほむら(前に佐倉さん、おすすめのお店があるって言ってたけど、このお店にも食べに来たことあるかなあ)
――――――
ほむら「ごちそうさまでした」
おなかも満たされたところで、少し遅いけど午後からはなにをして過ごそうか?
【14時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3風見野散策
a図書館
b山
c病院
d風見野中学校
e自由安価
4魔女狩り
5時間遡行(下3多数決可決で実行)
6帰宅
下1レス
ほむら(あの教会、いつのまにか人がいなくなったって言ってたけど、
それが数年前だとしたらあの壊れようはおかしいと思うのよね…)
ほむら(単なる夜逃げとかじゃなくて、何か事件でも起こったのかしら…?
もしくは、美国の家みたいに快く思わない人たちから嫌がらせでもされたとしても不思議じゃないわね)
ほむら(事件のことを聞くなら警察が詳しいかな。
交番なら駅のほうにあったけど、この近くにもあるかな…?)
―交番
ケータイで地図を調べて、一番近くにある交番に向かった。
ほむら「あの…、すいません。少し聞きたいことがあるんですけど、お時間取れますか?」
「はい、どうされました?」
ほむら「風見野と見滝原の県境にある教会について調べてるんですけど、
何か事件などが起きてないでしょうかね…?」
「えっと… もしかして、学校の宿題で地域のことについて調べてるとかですか?」
ほむら「…まあ、そんなところです。あそこが数年前にできた新興宗教の教会だってことはわかったんですけど…
何故あんな風にボロボロになっているのか疑問で」
「………あの教会については結構色々言われてましたからねぇ…。ただちょっと、あまり調べるには向かないと思いますよ」
「教会といっても個人ですから。あまり興味本位で探るのは良くない」
ほむら「………」
この濁し方… 絶対何かあったのは確信した。
一介の中学生に言うのをためらうような、割と悲惨な出来事が…
…とりあえず礼を言って出てきた。
教会と言っても一般の個人… 美国のような有名人の事件と違い、そこまで詳しいプライベートは明かされていないのだろう。
入院していたときも普通にニュースは見ていたが、教会で何か起こったという報道を見た記憶はない。
ほむら(…これ以上探るのも怪しまれるか……
しかし、魔法少女の事情も絡むならこれから知る機会はあるかもしれないわね)
【14時半】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3風見野散策
a図書館
b山
c病院
d風見野中学校
e自由安価
4魔女狩り
5時間遡行(下3多数決可決で実行)
6帰宅
下1レス
…とりあえず風見野についての調査はここまでとして、もう一度呉キリカを見張りにいこう。
ほむら(後30分で下校時間か…… 学校まで行く移動時間を考えると、奴の下校には恐らく間に合わない。
なら、ここから呉キリカの家までは… まっすぐ帰宅してたとしても余裕がある…かな)
―呉宅
まどかのときと同じように、裏に回りこんで待つ。
欠席や早退をしてない限り、帰宅にはまだ少し時間があるはずだけど…
ほむら(…今のところは何も気になることはないわね)
家の裏を見てまわってみると、すりガラス越しに洗剤の見えるここは恐らくキッチン…
他の部屋の窓はカーテンが締め切られていて中は見えない。居るのか居ないのかわからない。
ほむら「!」
正面で扉を開ける音がした。帰宅してきたようだ。
【16時】
1見張り続行
2帰宅
3基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
4魔女狩り
5時間遡行(下3多数決可決で実行)
5自由安価
下1レス
ほむら(一応指輪だけでも確認しておこうか… と思ったけどもう奴は家の中ね……)
ほむら(鍵を閉め忘れてたり… も、しないみたいだし)
ほむら(窓も開かないか……)
…いっそ壊そうか?
とも思ったけれど、さすがにそんなことをすれば大事か…。
ほむら(…素直に次の機会を待ったほうがよさそうね)
ほむら(でも、最初から他の魔法少女に隠す気なら、指輪をはめずにどこかに隠し持つ…
なんてこともあいつらが使いそうな手段よね)
ほむら(まあ、未来予知の美国織莉子はいないし呉キリカはいかにも策略家って感じではない。
その可能性は薄いと思っていいかもしれないけれど…)
1見張り続行
2帰宅
3基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
4魔女狩り
5時間遡行(下3多数決可決で実行)
5自由安価
下1レス
----------------------------
ここまで
キリカ編あたりを読んでた人なら『あれ?魔力で開けられるんじゃ?』と思われるかもしれませんが、
できないのは魔力コントロールの技巧が足りてないせいです。
かずみ編でも魔力で開けずピッキングしてたのもそのせいです。
ちなみに位置の設定のないキリカ・織莉子・あすみなどの家はこのスレだけの独自設定、他はPSP版のマップを参考にしてます。
独自設定では↓のような設定があるので参考までに。
・美国邸は歩道橋の近く
・呉宅は巴宅の下あたり。一軒屋。
・神名宅は駅の近く。電車の音が聞こえるぼろいアパート。
・展望台は病院と近い。
・あすなろは見滝原の左隣
次回は14日(火)20時くらいからの予定です
ほむら(…とりあえずもう少しここで見張っていよう)
――――――…
―――…
………見張ること3時間。
日が暮れて景色が夜へと変わっていっても、この家周辺に変化が起きることはなかった。
ほむら(さすがに疲れてきたし、おなかもすいたわね…)
ほむら(……ん?)
再び扉の開く音がした。
家の裏から、誰かに見つからないように注意を払いながらそろそろと表に回ってみる。
…外には誰も居ない。
ほむら(中から出たんじゃなくて、家の人が帰って来たのかな…?)
ほむら(……とりあえず、独り暮らしではないってことがわかったのは収穫… かな)
例えばいつかここを襲撃しようとしたとき、家の人まで巻き添えにはできない。
私の邪魔になる人にはもう容赦しないと決めたけれど、さすがに何の関係もない人を巻き込んでしまうのは気が引ける。
ほむら(カーテンを締め切られてたら、呉キリカがいつ寝るかも確認できない…。
ここで無理して身体に負担をかけることもない… か)
帰宅途中、夕食の準備にスーパーに寄る。
今日は自炊にしようか、買って済まそうか……
1自炊(メニュー自由安価)
2お惣菜でも買う
下1レス
―自宅
お茶だけ買って帰って来た。
またチャーハンにチャレンジしよう。
ほむら(前に見たレシピは… これね)
ほむら(念のため、まだレシピは見ておこう…)
ほむら(もし新しく作る料理を何も見ないで作ったりしたら、どんなものが出来てしまうか…)
ほむら(……ごはんが炊けた! 卵をといて、あとチャーハンの素……)
――――――
出来コンマ補正(基礎値58)
1~50 加点無し
51~99 +加点
※ただし00でトンデモない大失敗
ほむら(ふうっ、出来た)
前回と同じように作ることができた。
レシピは簡単だし、変なドジでもやってしまわない限りそうそう失敗はしないと思うけど、
これ以上にもっと極めるとなるとまた難しいんだろうなぁ…
ほむら(あったかい料理… コンビニで買う出来合いのものとはやっぱり違う)
ほむら(前まであまり考えたこともなかったけど…)
空腹を満たすためだけじゃなく、楽しく食べられたら良いと思う。
また、みんなで。
ほむら(みんなで… か……)
佐倉さんとゆまちゃんと、あと巴さんもまどかも美樹さんも居たら…
そう一瞬浮かんでしまったのを掻き消す。
ほむら(巴マミは私のことを絶対に受け入れてはくれないんだから…)
正論だから仕方がない… だから嫌なんだ。何も知らないだけで、いつも正しくあろうとしてるあの人が。
ほむら(私にきつくあたってくるあの人が苦手だった。
確かに私はあの人の中に独善的なところも見て、そして幻滅したけれど
でも…)
私は自分と自分の目的のために巴マミと決別した。こんな悪役の私はどうせ認めてもらえないから。
ほむら(まどかにも合わす顔がない……。まだ休みだけど、25日になったらどうしよう…)
―22日(火)終了―
・[傷心] -10
★浄化しました
ほむら 魔力[100/100] 状態:傷心
GS:5つ
・[0/100]
・[21/100]
・[100/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
爆弾×29
佐倉さんの髪飾り
ゆまちゃんからの手紙
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
―23日(水)
ほむら(…………)
朝だ……
ごろごろしてると昨日みたいになりそう。起きた方がいいかな……
【7時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4爆弾作り(4時間経過・爆弾+17)
5時間遡行(下3多数決可決で実行)
下1レス
結局昨日見張るだけでは呉キリカが契約してるかどうかまではわからなかった。
指輪があるかどうか手を見て確かめるだけでは確実ではない。このままでは確認のしようがない……
ほむら(呉キリカが魔女狩りをしていれば契約してるのは確定なんだけど、それまで待つ…?)
ほむら(…いつになるかわからないわね。ならこちらから仕掛けてしまおうかしら)
ほむら(濁りきったグリーフシードを孵化させて結界に呉キリカを閉じ込めて、魔女や使い魔に襲わせる……
でももし奴が未契約で死んでしまったら…)
ほむら(助ける義理はない。目の前で死なれても正直罪悪感も感じない自信がある。
これから契約されたらまたあの悪夢が繰り返されるかもしれないのだから、早々に芽を摘めばいいだけ)
ほむら(私も随分と冷酷になった気がするけど… 前回のことを考えれば仕方がないと思う。良い思い出なんて一切ないんだし)
ほむら(助けて恩を売って生かすメリットは… と考えたけれど、恩を売れるのかしら…?)
ほむら(唐突過ぎて夢か幻覚かと思われるだけだろうし、恩を売ろうと関わっても逆に変な人だと警戒されかねない。
せめてキュゥべえが居ないと… でも、こんな企みを見られて、呉キリカのせいでまた無用なトラブルになるのは嫌だなぁ…)
ほむら(…まあ、未契約だったときはそのとき。やる価値はあると思うけど……)
試してみようか?
1やろう
2やめておこう
下3レス中多数決
ほむら(…というか、キュゥべえを連れて行くくらいなら直接訪ねたほうがいいわね。
でも、連れて行く必要はないか…)
ほむら(私のようにキュゥべえも知らないような事情でもない限り、それではっきりする。
でも、今放課後は大体まどかたちのところに居るだろうから声をかけづらいな…。その後はどこにいるかわからないし)
ほむら(……というか、このグリーフシードは何のグリーフシード?
美国織莉子からもらったものだから、見滝原の外の知らない魔女かもしれないけど…)
黒く濁ったグリーフシードを手に持って一周回して見てみる…
ほむら(うーん…)
下1レスコンマ判定
15の倍数 見覚えのあるマーク
見覚えはない……
ほむら(正体が判明してるのはこの2つだけ…… こっちから先に使ったほうがいいか)
ほむら(この作戦はそれからにしたほうがいいかしらね)
【7時半】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4爆弾作り(4時間経過・爆弾+17)
5時間遡行(下3多数決可決で実行)
下1レス
狭い部屋に入って鍵をかける。
何個も同じように爆弾を作るだけというこの単調な作業は
集中力が必要な反面、あれこれと頭を悩ませる必要がないので気が楽でもあった。
―――――――
手製爆弾+17個
爆弾所持数:46個
【11時半】
ほむら「んーっ…… 」
さすがに精神的に疲れはじめた頃、手を止める。
ずっと同じ体勢でいると身体のいろんなところが凝る。
ほむら(片付けて昼にしよう。今日はどうしようか…)
1自炊(メニュー自由安価)
2コンビニで適当に買ってくる
下1レス
―コンビニ
ほむら(この時間ならまだ色々選べるものが残ってるはず)
ほむら(なににしようかな?)
下1レスコンマ判定
0~60 イベ
ほむら「きゃっ!?」
店内に入ろうとした途端、前から勢い良く人がぶつかってきた。
尻餅をついた私にも構わずに、その人は走っていって…
店員「あっ… ま、待ちなさい!」
ほむら「…… えっ」
店員から逃げてるらしい。万引きだろうか。
振り返って見てみると、その人は……
ほむら(佐倉さん!?)
どうしてこっちに?
あ、でもそういえば前にまどかや私が巴マミと組み始めた頃、巴マミの前に現れていたらしい話は聞いた気がする…
ほむら(……もう巴さんに会ってきたのかな)
ほむら(これからもこっちを見に来る気なのかな……)
1自由安価
2なにもしない
下1レス
ほむら(……)
立ち上がる。
これからこっちに問題が増えるのかもしれないけど、今は純粋にまた会えたことが嬉しかった。
ほむら(お昼ごはんを買うのは後ね!)
人通りのない小道に走って、時間を止める。
佐倉さんを追おう!
………止まった世界の中で、佐倉さんの行った方向に行ってみる。
いくら足が速いとはいっても、さすがにそこまで遠くには行ってなかった。まだ通りを走っている。
ほむら(こっちの道だと、この辺りの路地裏に逃げ込むかな…?)
この後逃げ込めそうなところに先回りしてから時間停止を解除する。
もし予想が外れてここをまっすぐ通り過ぎていったら、
また時間を止めよう……そう考えながら数秒待っていると、予想通り先回りした道に来てくれた。
佐倉さんは、さっきコンビニの前で尻餅をついていたのに、
急に通路を真ん中で塞いでいる私に驚いて一瞬足を止めた。
ほむら「待ってください」
もう一度横を抜けて走りだそうとしたところで声をかける。
杏子「は? なんだお前は、さっき……」
杏子「……もしかしてお前、魔法少女か?」
・自由安価
下1レス
ほむら「はい。驚かせてすみません、でも敵意とかはないですから!」
杏子「じゃあ何の用だよ。…ていうかお前、巴マミの仲間だろ? ガッコーいかなくてへーきなのかよ?」
ほむら「ああ… 見滝原に転入するのはまだなので、さぼってるわけじゃないですよ?」
…まあ、このまま行かなくてもいいかなって気もしているけれど……。
ほむら「それより、魔法少女の事について重大な話があるので少しだけ付き合ってくれませんか?」
杏子「…話だと?」
ほむら「……あと私、あっちの仲間じゃありませんので。
巴マミのように正義感じみたことを話すわけではないですから」
杏子「…」
―――――――
―公園
またあのコンビニに入るわけにもいかないので、近くのバーガー屋でセットを頼んで公園のベンチに座る。
佐倉さんのほうはさっき盗んできたパンを食べている……
杏子「で、なに?早くしてくんない? 他人と群れてランチとか楽しむような柄じゃないんだよね」
とりあえずおなかがすいたと言っていたのと、私もおなかがすいていたので一緒に食べることにしたけれど、
最早同時に食事を済ませているだけで、一緒に食べているという感じはしない。
一度仲良くなったことがあるだけあって、気を許してくれている空気じゃないのはすぐにわかった。
まだ何も知らない相手だ、警戒が強いのだろう。
杏子「…つまんないこと言ってきたら、覚悟してるよな? こっちは今ただでさえ機嫌が悪いんだ」
…やっぱり、朝早速巴マミと喧嘩してきたのだろうか。
・自由安価
下1レス
ほむら「私は数日前に見滝原で引っ越してきたので管理者である巴マミに会いに行ったんです」
ほむら「その時、巴マミと素質持ちの契約の事で、むやみに契約させて魔法少女を増やすべきではないと話したんですが…」
ほむら「巴マミは私の意見に反対で、色々と話してるうちに
高圧的で正義感じみたことしか言わないことに苛ついてしまって喧嘩腰になっちゃいました」
ほむら「話は決裂した挙句、巴マミから攻撃され狙われる羽目になりました」
杏子「…つまり、マミの奴とは敵同士ってことなのか? 一応あんたも仲間だって聞いたんだけどな」
杏子「あいつを返り討ちにするのに協力してってんなら、協力するつもりはないが…」
ほむら「……いえ、一応その問題は解決したんです。
数日後、素質持ちの娘の家の近くで巴マミに見つかって、ソウルジェムを奪われました」
ほむら「今はソウルジェムを返してもらいましたけど、その間、どうなっていたと思いますか?」
杏子「さあな、知ったことじゃない」
ほむら「…2日間死んだようになっていたそうです、巴マミ曰く」
杏子「……は?」
ほむら「今自分はこうして生きていますから、ふざけたことを言うなと怒るかもしれませんが、
これにはソウルジェムに関してあなたが知らない情報が関係しています」
ほむら「……これ以上はここでは話せません、場所を私の家に移してもいいでしょうか?」
杏子「ソウルジェムに関して、あたしの知らないこと? これでもあたしはベテランだ。バカにしてんのか?」
ほむら「…同じくベテランのはずの巴マミも知らなかったことです。
知らなくてあたりまえなんですよ、こんな機会がなければ……」
杏子「キュゥべえから直接聞いたんでもないのに信じられるかよ。話がそれだけなら行かせてもらうぞ」
…やっぱり、信じられないよね。今まで話しても誰も信じてくれなかったもの。
特にこれで初対面だ。尚更罠か何かとしか思われないか……
1自由安価
2さようなら
下1レス
-----------------------
明日が休みなものですまんね
しかしそろそろ寝ないと昼過ぎまでぐっすりコースだから寝ます
次回は17日(金)20時くらいからの予定です
----------------------
1人前×3と考えてます。どこのとは言いませんが… ハイ。
「償いの物語」に見事に騙されてしまった。やらないのか、ぐぬぬ
---------------
ほむら「……これを見てください」
変身すると佐倉さんは身構えたが、
盾から前回別れ際にもらった髪飾りを取り出して見せると顔色を変えた。
杏子「それは…! なんでそれをお前が持ってるんだ」
ほむら「…これはあなたにとって見覚えのある髪飾りですよね、佐倉杏子さん」
ほむら「何故私が佐倉さんの名前を知っているのか、何故この髪飾りを私が持っているのか、
佐倉さんに聞いてほしいことがまだあるんです」
ほむら「もう少しだけ話に付き合ってくれませんか?」
ほむら「お願いします…… 」
頭を下げて頼む。
ここであなたにまで突き放されてしまったら、私は…
杏子「…今話をする気はない」
ほむら「!」
ほむら「あ、あの…っ 」
杏子「だってそりゃな、いきなり素性も知れない奴の本拠地についてくバカがいるか?
たった今鉢合わせた魔法少女だぞ、疑ってかかるのが基本だろうが」
杏子「………巴マミに聞いてくる。話はそれからだ」
杏子「マミが言ってたっていうソウルジェムのことについても、
お前のことについてもな…」
少しも信用してくれてなかったのが、半信半疑といったような様子に変わったのがわかった。
確かめる気はあるらしい…
…それは、また話してくれると思っていいの?
>>償いの物語
あれは良い出来ですよね、でもあすみんの時ほど驚きはしませんでしたがw
ハノカゲさんの新連載、魔獣編に期待
ほむら「じゃ、じゃあ…ッ
今巴マミと一緒に居る鹿目まどかっていう人はソウルジェムのこと知りません」
ほむら「聞くなら、その人の居ないときにしてくれませんか…?」
ほむら「…ほら、ややこしくなるし……」
まどかのことを心配しているということを隠そうとしている自分に気づいた。
巴マミの敵なら、その仲間のまどかとも今までのような仲間ではいられなくなるんだろう…
杏子「…わかった」
佐倉さんは、それだけ残して去っていってしまった。
私も変身を解く。公園の中でも近くに人気のない場所といっても、いつまでもこの格好なのは落ち着かない…
ほむら(また、仲良くなれるといいんだけど…)
ほむら(………佐倉さんは、【そっち】に行ったりしないよね)
今だって、巴マミに確認してくると言った。
佐倉さんがなんだかんだで巴マミのことは信頼に値する人だと認めているのを知っている。
ほむら(だってそうしたら…… 私だけが嫌われ者の悪人なのは嫌だよ)
【12時】
1帰宅
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4時間遡行(下3多数決可決で実行)
5自由安価
下1レス
―自宅
学校が終わるのもまだなので、一旦帰って来た。
巴さんに話を聞くにしてもどうせ放課後だ。放課後の訓練の前か後くらいにでも聞くつもりだろう……
佐倉さんからの行動を待つにしても、呉キリカの調査にしても、今はやれることがない。
ほむら(…さっきの続きでも作ろうか)
ほむら(多く持ってるに越したことはないし)
―――――――
手製爆弾+6個
爆弾所持数:52個
ほむら(もう14時か……)
【14時】
1学校に行く
2自由安価
3基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
4魔女狩り
5時間遡行(下3多数決可決で実行)
下1レス
―見滝原中学校
下校のチャイムが鳴る。
一斉に大勢の生徒が校門へと向かってくる……
下1レスコンマ判定
0~30
31~60
3の倍数
校門の隅から覗いていると、まどかたちが来るのが見えた。
美樹さんと志筑さんと一緒にいる……
1安価内容で話しかける
2隠れる
3そのまま
下1レス
校門から離れて引き返し、小道のほうへ咄嗟に逃げてきてしまった。
だって、絶対に何か言われる…… 私のこと、巴さんと話してないはずがない。
怖い。
責めたりはしないってことはわかっているけれど、
まどかならきっと、『考え直して』『マミさんとやり直そう』って言ってくる…
そう思うと顔を合わせられなかった。
そっちのほうが、責めてくるより辛い… 合わせる顔がない……
ほむら(……そろそろ、行ったかな…)
戻ってみると、もうまどかも美樹さんたちの姿も見えない。
……やっと安心できた。
下1レスコンマ判定
0~30
31~60
ほむら「……っ!」
まどかたちがいなくなって安心していたら、今度は巴マミが居た。
……でも私の居るところとは反対方向の道だ。
今見ているのも後姿だけ… 多分気づかれてないと思うけど……
1安価内容で話しかける
2そのまま
下1レス
1
ほむら「あ、あの……!」
マミ「!」
マミ「暁美さん…… 何?」
声をかけると、立ち止まってからゆっくりと振り返った。
…気まずそうだ。
・自由安価
下1レス
ほむら「…最近キュゥべえはどうしてるんですか?」
ほむら「ちゃんと契約の時にソウルジェムが魂になることを素質持ちに伝えると約束したんですか?」
マミ「ええ、それは当然…」
マミ「どうしてるかって言われても… 私と一緒に鹿目さんのことを見てくれてるけど」
1自由安価
2さようなら
下1レス
ほむら「そうですか…。それを確認したかっただけなので」
マミ「…やっぱり、キュゥべえのことを敵視しているのね……」
ほむら「それはだって、恨みがないわけがありますか。騙されたんですよ。
誰もがあなたみたいな考えかたを出来るわけじゃない…」
巴マミだって、魔女化のことを知れば耐えられないくせに…
マミ「そうね…、あなたみたいな子を増やさないためにも、
わからないことのあるまま契約させるべきじゃないわね…」
ほむら「嫌味を言ってくれますね、事実ですけど…」
マミ「違うわ、全部わかった上で魔法少女として後悔なく活動できる子だけが契約するべきだって言ってるだけよ。
その方が心強いし、傷つく人が誰もいないじゃない」
…自分のために魔法を使うような人は哀れだと言いたいのか。
なんというか、さすが立派な人だ…。 皮肉的な意味でも、良い意味でも。
マミ「…あなたは後悔したんでしょう?」
ほむら「後悔はしてませんよ」
私がこの願いを後悔してしまったら、もうお終いだ。
ここに居る意味すらなくなってしまうのだから。後悔なんかするものか…
…巴マミと別れると、そろそろ人通りも落ち着いてきた。
校庭からは元気な声が聞こえ、音楽室からは何か楽器の音が聞こえる。そろそろ部活が始まる時間だ。
ほむら(部活か…… そんな暇はなかったわね)
ほむら(これからもないんだろうなぁ。
たとえこの1ヶ月を超えたとしても、魔法少女の活動をして、3年からは受験勉強まで加わって……)
【15時半】
1帰宅
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4時間遡行(下3多数決可決で実行)
5自由安価
下1レス
------------------------
ここまで 寝落ちてた…
次回はちょっと飛びますが、23日(木)20時くらいからの予定です
―自宅
ほむら「ただいまー…」
一旦家に帰ってくると、いつもどおりエイミーが寄ってきた。
独りで外に居てもつまらない、今度は一緒に出かけよう。
―――――
ほむら(近所の人はいない… 今だっ)
リードを着けてあげて外に出た。
アパートから少し歩いてから、そっとエイミーを地面に降ろす。
ほむら(…今日はどこに行こうかな?)
1公園
2駅周辺
3土手
4通学路辺り
5その他(自由安価)
下1レス
―駅周辺
駅とその周辺の賑わった辺りに歩いていってみる。
まだ時間は遅くない。見滝原の制服を着た人もちらほらと見える。
娯楽施設やショッピングモールは充実している。この近くだけで学習塾も数軒あるので、勉強しにきているという人も居るだろう。
今はエイミーを連れてるし、私は特に何をしに来たわけでもないけど…
ほむら(ただ歩いてるだけでもティッシュくらいもらえるからお得だなぁ)
ほむら(…あ、あっちでなにかセットしてる? あれは… これから演奏するのかな?)
見てみると、バイオリンを持った人が2人に、キーボードのセットをしてる人が1人。
全く見たことのない人たちだけど、これから路上ライブをやるらしい。
ほむら(……ん? あれは…)
その近くで美樹さんが足を止めて見ていた。
……けれど、演奏が始まってから少しすると行ってしまった。
ほむら(………)
【17時】
1公園
・駅周辺[現在地]
3土手
4通学路辺り
6夕食の材料を買って帰る
7自由安価
下1レス
―公園
ほむら「少し休憩しようか」
ベンチに腰掛けて、エイミーを膝に載せる。
…噴水のライトが灯いた。18時の合図、夕方から夜に変わっていく時間だ。
ほむら「……そろそろ帰ろっか」
下1レスコンマ判定
奇数
「誰と話してんのかと思ったら、猫かよ」
ほむら「!」
背後から声がして振り返ると、佐倉さんが居た。
ほむら「あ… どうでした? 巴さんと話せました?」
杏子「ああ、色々聞けたよ」
杏子「……まさかあれが本当だとはな。マミが嘘をつくとも思えないし…」
杏子「ま、あいつはそんなことされてるって知ってもまだ気にしてない風だったが」
…どうせ強がりだ。
『大切な友達』のインキュベーターを肯定しないとやっていけないから、そう思おうとしてるだけ。
巴マミがそんなに強くないことはもう判っている。
ほむら「…佐倉さんはどう思っていますか?」
杏子「…まああたしも考えてみれば魔法が使えて好き勝手できるなら、
結局今までと何が変わるわけでもないしどうでもいいかなって思ったけどさ… さすがにキュゥべえの肩を持つ気にはなれないね」
ほむら「それが普通です」
杏子「あんたのことも聞いたけどさ、なんかあったわけ?」
杏子「マミの奴心配してたけど」
ほむら「…」
杏子「…つうかさ、同じ街にマミとお仲間が居るんじゃあんたには邪魔だろ?
さすがに巴マミだって、好き勝手してたらいつかはお前のことを見過ごしてはくれなくなる」
杏子「…これから二人を追い出すのか?」
ほむら「二人……」
もしかして、私が二人をここから追い出して見滝原から遠ざけたら、
まどかがワルプルギスの夜と戦うこともなくなって、魔女にもならなくなる?
巴さんから特訓は受けているし、ワルプルギスの夜以外であの膨大な魔力が尽きるほどの戦いは思い当たらない。
でもまどかは悲しむだろうな。それに、結局一緒に居られないんだ。
しょうがないのかもしれない。どの道、こうなってしまった私じゃ……
ほむら(でも友達はまどかだけじゃない。隣町には佐倉さんも居るし、それにクラスメイトだって
最初の時間軸では話さなかっただけで、話してみたら仲良くなれる子はいっぱいいる)
ほむら(一緒に居られなくても、どこかで無事に暮らせているなら何も悪いことはない。
寧ろ死んでしまった最初より良い結果になっている。成功しているといえるじゃない……)
私は…… 最初に何を求めて契約したんだっけ?
『まどかと一緒に過ごすこと』? それとも『まどかの生存』?
これでいいんだろうか?
ほむら(でも私、もう疲れたよ)
ほむら(これで、この世界で上手くいけばいいじゃない。私もここで幸せに暮らして…)
そろそろ先に進んでもいいよね?
何も中学二年生のこの時だけが全てじゃないんだ。私も、この先に待ってる普通に楽しい人生を…―――
ほむら「――…そうですね。近いうちにそうする気です」
杏子「ふうん……」
杏子「じゃあ… 悪いけどそれは諦めてくれ」
佐倉さんがソウルジェムを指輪から具現する。
ほむら「……… え?」
これじゃ、まるで……
杏子「つっても、ここもこの時間だと人通りがないわけじゃないな……。
場所を変えるか。猫くらい置いてく暇はやる」
ほむら「…ちょ、ちょっと待ってください! なんでそんな話になるんですか?」
杏子「『はいわかりました』と話し合いで納得してくれるんならいいけど、
そういうわけにもいかないだろ?」
ほむら「で、でも… だって! 佐倉さん、巴マミたちのことを疎ましく思ってるんじゃないの!?」
ほむら「あ! ここが欲しいなら、見滝原はあなたに譲って私が風見野を縄張りにしてもいいわ!
だから、今私達で争うのは…!」
杏子「味方だって思わせたなら悪いが、あたしは別に縄張りを奪いに来たってわけじゃないんだ」
杏子「様子を見に来ただけ…… まあ確かにあいつはうざいけどな」
ほむら「…? …それってどういう……
でも… わかりました。追い出したりはしないから…… それなら戦わなくて済むんでしょう?」
杏子「…それでいいのかよ? お前の目的もよくわかんねえな」
私には佐倉さんの目的のほうがわからない。
勝手な考えだけど、裏切られたような気分だった。
なんで… どうして………
1佐倉さんに安価内容で話す
2さようなら
下1レス
ほむら「なんだかんだ言ってても、佐倉さんは巴マミの事が心配なんですね…
でなければ私と戦おうとはしませんよね?」
杏子「い、いや! 別に心配っつーか…!」
ほむら「やっぱりあなたは私の知ってる佐倉さんじゃないんですね… さようなら」
杏子「…は? なんだよそれ、おい!」
杏子「…ったくワケわかんねー奴だなぁ……」
エイミーを抱えて立ち上がり、帰路を歩き出した。
結局、ここに居る佐倉さんは私の知ってる佐倉さんじゃない。
『その人が見て感じてきたことが抜けてるなら、もう本物とはズレている』
前のループで美樹さんが言っていた言葉が甦った。
戻してなくしてしまった分の時間はもう二度と返ってこないんだ。
ほむら(結局佐倉さんも巴マミの方につくんだ…もう、この時間軸にいる必要はないのかな?)
でも、佐倉さんだけじゃなくて他のみんなも、まどかだって……
なら、私は何故時間を戻し続けているの?
次に行ったって、その次に行ったって… このまま続けていても望んだものにはもう二度と会えないのに。
ほむら(……ああそうだ。私の目的は)
『キュゥべえに騙される前のバカなわたしを… 助けてあげてくれないかな……』
ほむら(あのまどかじゃなくて、他の世界の破滅の運命を迎えるはずだった他のまどかを救うこと…
あの約束は… 結局……)
今になってやっと気づいた。
私は私の知るまどかじゃなくて、知らない人を助けようとしていたことに。
佐倉さんのことも、ゆまちゃんのことも同じ…
もう私の知ってる人なんて一人もいないんだ。
ほむら(…どこまで優しいんだろう。それであのまどかは救われるの?)
ほむら(……でもどこまで残酷なんだろう。それを私に頼むなんて)
ほむら(それを完遂させるために、私は何を犠牲にしていつまで繰り返せばいいの……?)
ほむら(…私だってそんなに強くない)
ほむら(もう本当は受けいれるべきなんだ。みんなが死んでしまったことも、
二度目なんてなくて、やり直しなんて効かないのだということも)
ほむら(こんな魔法に頼りきって、そんな当たり前のことすらわからなくなっていた……)
せめて、出会いをやり直すなんてしないで、数時間前に戻すくらいの時間操作だったなら。
この期に及んでそんな考えが浮かんでいた。
でも、それでも同じことだ。ただ、本質に気づきにくいだけ。
―――初めてこの願いを後悔した。
ほむら(……駄目だよ。こんなこと考えていたら…)
ほむら(ここで立ち止まったら、これ以上考えたら私は…―――)
1何も考えず盾を廻す。
2感情が引っかかり廻す手が動かない。思いとどまる。
下4レス中多数決
考えてしまう前に、人目も気にせず変身して盾を廻そうとした。
でも、感情が引っかかり廻す手が動かない。
ほむら「……っ…、っく、ぅ…」
気づいたら涙が溢れていた。
エイミー「にゃ……?」
エイミーが私の頬を舐める。
ざらざらとした感触を感じる。
ほむら「エイミー………っ」
…私にもまだ残っているものがあった。
前のエイミーはもう居ないけれど、このエイミーとだって何日も過ごしてきた。大切な想い出がある。
ほむら(そうだ… 今あるものを大切にしよう)
ほむら(過ぎたものはもう… 戻らないんだから)
ほむら「私の傍に居てくれてありがとう… エイミー」
★時間操作系魔法が使用不可になりました
魔力コントロールのレベルが一時的に下がりました [魔力コントロールLv4]→[魔力コントロールLv2]
--------------------
ここまで
書いてる人が言うのもなんだけど、主力がなくなったけど大丈夫かこれ
まさか前にちょっと書いたあれと同じルートとというか、刀フラグ…?
次回は24日(金)20時くらいからの予定です
―自宅
家に帰って、
エイミーにごはんをあげて、それから掃除をしていた。
夕食の材料を買うのを忘れていたけれど、何かする気もおきないので残っていたもので適当に食べた。
……全てを受け入れると、不思議と穏やかな気分になった。
もう頑張らなくていい。敵は居ない。
このまま今ある大切なものを最後まで抱きしめて、そしていつか散ればいい。
今まで頑張らないといけなかった。
前を向いて進み続けて居ないと駄目だった。
でももういい、もう自由なんだ――
ほむら(どの道まどかが魔女になったら、そのときには全て終わりだ)
濁ってしまったソウルジェムを浄化して、
残りのグリーフシードを全て出して並べてみる……
ほむら(この世界が終わるのが先か、私の魂が砕けるのが先か――)
ほむら(…とにかく、そうなるまで大人しく穏やかに過ごせればいい)
―23日(水)終了―
ほむら 魔力[100/100] 状態:能力封印
・感情分-40
GS:4つ
・[0/100]
・[0/100]
・[81/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
爆弾×52
佐倉さんの髪飾り
ゆまちゃんからの手紙
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
―――――
――25日(金)
【16時】
あれから、ゆっくり寝て、エイミーと遊んで、テレビでも見ながら過ごして…
今まで興味を向ける暇すらなかった新作のゲームを買ってみたり、おやつにケーキを焼いてみたり……
魔法少女と関係のないことばかりやって時間を潰していた。
今日から転入予定だったけれど、どうせ“今日”なんてもう何度も経験したことだ。
この世界のまどかや巴マミにも会いたくないし、行く意味もないので行かなかった。
学校から電話がかかって来たけど、全て無視していた。
これがただの逃避だということはわかっている。
でも、同時にこの休息は今自分には必要なことだとも思っていた。だから無理に何かする気もなかった…
「ほむら、いいかい?」
ほむら「……」
…けれども、その安らぎの時間すらぶち壊す姿がいつのまにか目の前にあった。
こいつは玄関からチャイムを鳴らして入らなくともこうして勝手にずけずけと入ってこられる。…厄介な生き物だ。
ほむら「…何の用? よくないって言ったら帰ってくれるの?
ああ、使用済みのグリーフシードくらいは持ってってからでもいいけど…」
QB「マミに言われてね。様子を見てきてほしいって」
ほむら「励ましに来てくれたんだ。私達を絶望させて魔女にするのが仕事なのにね?」
インキュベーターのことは嫌いだって、向こうもわかっているはずなのになぁ。
巴マミが直接訪ねてきても追い返すだけだけど……
QB「それも知っているのか。
やっぱり君は、普通の魔法少女が知らないことを全部知ってるんだね」
QB「でもマミに言われたからってだけじゃないさ。僕も君のことが気になってね」
ほむら「…観察に来たの? 私がそろそろ魔女になるんじゃないかって思って……」
QB「それもあるね。でもその前に君が何に悩んでいるのかということは知りたくてね」
QB「…それが君の魔法、その元となる契約時の願い、
前に言っていた君の秘密にも通じるのではないかと思ってね」
QB「君がこのまま魔女になってしまったら、それがわからないままだろう?」
ほむら「…何が悲しくてインキュベーター相手にお悩みなんて相談しなくちゃいけないの?」
ほむら「帰ってよ。そんなのずっと理解できないままでいればいいのよ… 寧ろざまあみろって感じよ!」
QB「やれやれ、マミもまどかも心配してるのに。
今日なんか杏子まで加わってみんなで君のことを話し合ってたくらいだ」
QB「…君とマミが出会ったのは17日のあの時、ごく最近だ。
なのに君はマミに対してもっと深い確執があるようだった。それとも関係があるんじゃないのかい?」
QB「杏子にも意味深なことを言ったみたいだしね」
ほむら「…!
………もう… もう関係ない。関係ないわ… あの人たちは……」
QB「もう、か」
ほむら「……あなた、前に私の魔法について推測はできてるって言ってたね…
そこまで言って、もうわかってるんじゃないの?」
ほむら「わかったとしても、私のことなんてあなたには何の得もない情報だと思うけど…」
QB「そうだね、君の魔法についてはほぼ正解に近いと思える仮説は立てられたよ。
君が何をやってきて、何故悩んでいるかについてはわからないままだけどね」
ほむら「…ところで、今佐倉杏子も巴マミたちと一緒に居るの? 結局仲間になったの?」
QB「仲間ってわけじゃないけど、普通に話くらいはする仲になったみたいだよ。
主張が食い違えば争いに発展することもあるかもしれないけどね」
ほむら「…まあ、私には“関係ない”けどね……」
1自由安価
2GS押し付けて追い出す
下1レス
ほむら「鹿目さんが契約した後、新たに契約した娘はいるの?
あと見滝原にいる素質持ちは現在何人いるの?いるなら人数と名前を教えなさい」
QB「それを知ってどうするつもりだい?
それはまだこの街に気になる人が居るということかい? 魔法少女の素質を持っている……」
ほむら「………」
QB「そう険しい顔をしないでくれ。
これからその人を躍起になって探し回ったりなんてしないよ」
QB「今のところまどかの契約を取れたから焦る必要もなくなったしね。
君が知っているかはわからないけど、彼女の力はとてつもなく強大なんだ」
1自由安価
2GS押し付けて追い出す
下1レス
ほむら「…一人だけでそんなに強いんだ。なら、結局願いはなんだったの?
願いの内容によっても強さは変わるでしょう? そんなに大きな願いだったの?」
QB「それは僕からは言えないね。本人に聞いてきたらどうだい?今ならみんな見滝原大橋の下に居るよ」
ほむら「…」
この質問も、終わったゲームの答え合わせをするようなそんな軽い気分だった。
本人に聞くようなことじゃなく、ただページの後ろの模範解答を見るような……
QB「まあ、そんなに大規模な願いではないよ。
まどかほどの素質を持った子がもっと強い願いをしたら、きっともっととんでもないことになるだろうけど…」
ほむら「…そう、ささやかな願いでも十分に強いってことなのね」
QB「じゃあ、僕はそろそろマミたちのところに戻ろうと思うけどいいかい?
君の悩みについてはこれ以上深くは聞けないみたいだしね」
1自由安価
2GS押し付けて追い出す
3一緒に見滝原大橋の下に行く
下1レス
ほむら「そう、じゃあこれ持っていってね」
QB「きゅっぷぃ」
使用済みのグリーフシードを押し付けて追い返した。
ほむら「………」
また静かな部屋に戻る。
ほむら(今度は何しよう…)
時計を見ると、16時半をまわるところだった。
なにもしなくていい。何か気を休められることをしていれば。
ほむら(ワルプルギスの夜が来るまでにはまだまだ時間がある…
明日は26日……)
やたら張り切って書き込まれたカレンダー。
前の思い出が甦る。
ほむら(明日は風見野に行った時にゆまちゃんと初めて会った日だ…)
ほむら(今この世界では佐倉杏子は今見滝原に居る。それに、美国織莉子の策略がないと二人はまず出会うことがない…)
ほむら(佐倉さんは前日、つまり今日ゆまちゃんを助けたと言ってた。
でもその佐倉さんが今日見滝原にいるということは… )
ほむら(前回の通りだとすれば魔女に襲われて死ぬ…? いや、でも…)
…まあでも、ゆまちゃんは風見野の隣町に居たと聞いている。
今回はその隣町の魔法少女が呉キリカに殺されてない。現地の魔法少女に助けられた可能性も十分にあるだろう。
遠くの町の知らない魔法少女たちと争いになる危険を冒してまで探りに行く気はないし、風見野の隣町といってもいくつかある。
探ってる間に手遅れになる可能性の方が高い。
……この世界の人はこの世界の人だ。なくしたものの代替にはならない。
どうせこの世界で頑張ったところで報われはしないんだ。運命のままに任せよう。
1自由安価
2翌日へ
下1レス
ほむら(…今日の夕飯はなににしよう?)
ほむら(今冷蔵庫には卵くらいは残ってるけど……)
1自由安価
2チャーハン(残り1)
下1レス
ほむら(炒め物にしよう。牛肉と長ネギを買ってこよう)
―スーパー
ゆっくりと店内を見て回り、
目当ての物と、他にそのまま食べられる果物と便利そうな調味料を買って店を出た。
ほむら(買い物はこれで終了っと…)
ほむら(………まだみんなは特訓してるのかな)
みんな、心配してくれてるって言ってた。みんなで私について話し合ったりまでして…
ろくに話したこともないはずなのに。
ほむら(このまま無視し続けるのもさすがに悪い気がするな……)
ほむら(けれど……)
そう思うけれど、見滝原大橋に向かうことはできなかった。
私の知らない人たちなんだけど、完全に別人として見るにはまだ心の準備ができていない。
できれば会いたくなかった。もう無関係に気にせず暮らしていきたかった。
同じ街に居る以上無理だとはわかっているし、いつかなんとかしなければとは思うけれど…
―自宅
ほむら「ただいま、エイミー」
エイミー「にゃ」
ソファに腰掛けて、エイミーを膝の上に乗せて撫でる。
夜まではまだ時間がある。
数日前まで押入れにしまいこんでいた小さなテレビの電源をつけてみる。
ほむら(…原因不明の自殺が相次ぐ…… でも随分遠いところだなぁ)
気がつくとニュースを気にしていて、原因不明の自殺なんて言葉に気が引かれてしまうのは
社会人でもなんでもないけど、職業病… みたいなものだろうか。
―――――
1時間ほどゆっくりと過ごしてから、夕食の準備を始めた。
まずはネギを洗って、必要な分長さに切る。
お肉も必要な分を出してまな板に置いた。具はこれで揃った。
ほむら(最初、洗剤で洗ってたな……
まさか洗剤必要なかったなんて。お肉は水で洗わなくて良いんだし…)
『すごい、料理得意なんですね!』と言ったら、
呆れた様子で『別に得意じゃねえよ、このくらいはただの常識だろ』と返されたのを覚えている。
しかし、手伝いくらいはしたことがあったらしい…
ほむら(……あの時はまさかご両親が死んでしまっていたなんて知らなかったから
なんとも思わなかったけど、今思うと…)
下1レスコンマ判定
0~99
※1~29=30(食えるライン) 0=100
材料を切って、フライパンに入れる。
味付けはレシピを検索して参考にする……
ほむら(レシピっていっても、味付けの分量を間違えないようにさえすれば
あとは炒めるだけだしそんな失敗はしないよね……)
ほむら(……む?)カチ
『アルティメット・炒め物の極意』… そんなサイトが目に留まった。
ほむら(こ、これは…!)
―――――
……良い匂いが部屋中に広がっている。
フライパンからお皿に盛って、お茶碗にご飯をよそう。
香りが良い。そして絶妙な歯ごたえ。
材料は多くなくシンプルなのに、完成されているのがわかる…
ほむら(よく知らないくせにナメていました、ごめんなさい!)
ほむら(でもおかげで究極のものを作ることができました!)
サイトの管理者であるどっかの料理長に感謝しつつ、夕食を平らげた。
★料理の補正を獲得しました。 Lv2中級者(出来が50未満の場合コンマ+10、他の補正が付かない場合に出来コンマ+5)
[アルティメット炒め物]獲得 炒め物系の料理の出来にコンマ+20
-----------------
ここまで
次回は26日(日)17時くらいからの予定です
エイミーにもご飯をあげて、世話をして、
それから一息つこうと買ってきた果物を切って食べた。
まだ寝るには早い時間だ。
最近少しずつ起きる時間がずれたりしてるから、まだ眠くない。
こんなことばかりしていちゃダメだという気持ちと
まだ何もしたくないという気持ちが同時に湧き出ていて、眠くはないけれど結局だらりとベッドでごろごろしていた。
ほむら(……ソウルジェムは濁ってない。
身体を動かすだけの魔力なら、数日間は魔女狩りしなくても目に見えて濁ったりしないはず)
ソウルジェムから宝石に具現して見つめる。
紫色の輝き。前に浄化してから、まだ澄んだ色を保っている。
それを確認して、まだ大丈夫だと安堵する。
ほむら(………眠くないな)
ほむら(でも外に行くと、また夜にパトロールしてる巴マミに会うかもしれないし…)
結局外に出ずに家の中で時間を潰せることを探す。
時間を潰すためのものなんて探せばいくらでもある。テレビ、ラジオ、ゲーム、インターネット… 身の回りには娯楽で溢れている。
ほむら(……なんか、引きこもりみたいだなぁ…)
ほむら(このまま引きこもりになっちゃうのかな…)
そうは思っても誰にも会いたくないし、学校もどうせ何回もやったことをまたやるだけだし…
鹿目さんや巴マミに会うし…
そう思うと結局だらだらと今の生活を続けていくしかなかった。
―――――
――28日(月)
インキュベーターが訪ねてきてから3日後。
もう一週間近く魔女も狩っていない。
……最初は終わりが来るときまでただ何もせず過ごそうと思っていたものの、
遊び呆ける生活も、結局は数日間もやっていると飽きてきてしまった。
長期休暇は嬉しいものだけど、
今まで忙しいことに慣れすぎたのと、その前にもっと何も出来ない生活を強いられていたせいだろうか。
学校のある時間帯、午前10時。
久しぶりに魔女探しも兼ねて、散歩に行くことにした。
行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場
下1レス
―駅
まずは自宅から近いところ、それでいて賑わいのある駅のほうに行ってみた。
平日の午前中なので、もう人通りも落ち着いていて丁度良い。
ほむら(人通りも落ち着いてくる時間だし、魔女も居ないかな…… え?)
…ホームのほうに、ふらついた足取りで歩いている女の人が見えた。
上を向いていて足元に気づいていないのだろうか。そのまま歩くと線路に落ちる…――――
ほむら(と、止めなきゃ…!!)
――ソウルジェムから盾を出して、砂を止めるように動かす
ほむら(……!)
と、その前に駅員が駆けつけて女の人を止めた。
ほむら(…なんだ、止める前に助かったみたい)
ほむら(……でも今、ちゃんと発動させたような気がしたんだけどな…?)
ほむら(まあ、助かったからいいか…)
ほむら(それより、これは魔女の仕業ね。ホームのほうに行ってみよう)
うわぁ…
メガほむ魔法使えなくなったのに気づいてないのか
改札を潜ってホームに駆けつけると、女性は駅員に取り押さえられたまま暴れていた。
色々と叫んでいるが、言っていることは支離滅裂だ。
ほむら(…結界の入り口は……)
ほむら(……なんだろう、なんだか探知がしにくいわね…。久しぶりだからかしら…)
……そのうち他の客まで駅員のほうに寄って取り囲み、呪詛のようにぶつぶつと文句を言い始めた。
駅員は一人困惑している。最早駅構内はパニックだ。
ほむら(まずい、止めなきゃ… でもどうやって? 全員気絶でもさせる? そんなことはできないし…)
ほむら(…!)
その人だかりの中に、見覚えのある姿があった。
かつて、私の友達を殺していった殺人鬼、呉キリカ… どうやらここでは契約はしていないらしい。
……その姿を見ると、少しの間驚きで何も出来なくなった。
助けようという意思が抜けてしまった、というか……
「そうか、お前は人は助けないんだな」
声をかけられて振り向くと、佐倉杏子が居た。
今さっきこの駅に到着した、後ろの電車から出て来たらしい。
なんて嫌なタイミングなんだろう、私が偶然外に出た時に、
しかもわざわざ平日の午前中を選んだのに会うなんて……。
ほむら「あ、あなただって助けないでしょ?
特に見滝原じゃ魔女を倒すわけにもいかないんだし…」
しかし、気にせずに人だかりのほうに向かっていってしまった。
そして、手に持ったソウルジェムが赤く光ると
どういう魔力の使い方をしたのか、その場に居る取り付かれた人たちは気絶してしまった。
杏子「ちょっと刺激をやってオトしただけだ」
杏子「…こんなに大勢がここで事故ったりしたら、復旧までどんだけかかるかわかんないしな」
杏子「一応言っとくけど、別にこいつらの為じゃないからな」
ほむら「……そうですか」
本当のところはどうだろう。どうでもいい。
少しすると更に多くの駅員が出てきた。
この場はなんとかなりそうだ。
ほむら(それより、魔女のほうを探さないと)
―ハコの魔女結界
ようやく結界を探し当てて入ると、透明な床で出来た結界に、片羽の天使のような使い魔……
前に見たことがある。前の時は使い魔だけだったけど……
ほむら 魔力[98/100] 状態:能力封印
GS:4つ
・[81/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
敵:ハコの魔女
Daniyyel+Jennifer ×6
ほむら(使い魔はそんなに強くない)
ほむら(魔女は…)
テレビのような魔女だ。
あまり機動力がありそうにはみえないけど…
ほむら(…いつもと同じように倒そう。爆弾もあるし……)
――時間を止め……
ほむら(あれ?)
盾が動かない。
砂が切れているわけじゃない。
いつもだったらカシャリと音がして止まるのに、やり方を忘れてしまったように全く動く様子を見せなかった。
ほむら(調子が悪いのかな…? な、なら時間を遅くするだけでも…)
ほむら(…あれ……)
ほむら(…いつも、どうやって魔法を使ってたんだっけ?)
ほむら「…ッ!」
気がつくと、何かガラクタのようなものが目の前に飛んできていた。
憔悴していた私は避けられずに当たってしまった。
ほむら「きゃあぁっ!」
吹き飛ばされ、結界の壁に当たる。
すぐ横には使い魔が二匹。
逃げようと、立ち上がって走る。
ほむら(どうしよう、本当に調子が悪いみたい…)
ほむら(落ち着かなきゃ… 焦ったらまた失敗する!)
ほむら 魔力[98/100] 状態:能力封印
GS:4つ
・[81/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
敵:ハコの魔女
Daniyyel+Jennifer ×6
1装備:なし【体術Lv1】(近接・魔力-0)
2時間停止再試行 :時間を止める
3時間遡行 :16日(水)まで時間を戻す 【使用不可】
4クロックダウン再試行 :単体の時間を減速する
5射撃
拳銃(強化用魔力-5)
6爆撃(爆弾所持数:52) :爆弾を投げつける。注意して余裕を持って使わないと自分に被害が及ぶ危険有り。
7打撃
盾で殴りつける
8その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
9
下1レス
謎の9は途切れ分です、すみません
ちょっと仕様の違う肉体強化を足そうと思って途切れた分です
------------
ほむら(まずは使い魔をなんとかしないと……っ)
拳銃を出して構える。
下1レスコンマ判定
命中率(80以上で全撃破)
[射撃能力Lv3](コンマ+12補正)
撃っても撃っても当たらない。
使い魔がどんどん近づいてくることに恐怖を覚えた。時間を止めていた今までなら絶対にありえなかったことだ。
ほむら「来ないでっ、来ないでっ!」
後ずさって追い詰められながらも、至近距離で二発入れて一匹は倒した。
しかし、いつのまにか私の居る場所は結界の隅…前方には魔女、横には使い魔。
囲まれていることに気づく。
ほむら「……っ」
時間を止めようにも盾は動いてくれない。
しょうがなく盾を構えて…
1全力で防御
2全力で前方(魔女の居るほう)に突進して抜ける (強化魔力-15)
3全力で横(使い魔の居るほう)に突進して抜ける (強化魔力-15)
4盾を鈍器にして蹴散らす
下1レス
魔力を張った盾を構え、足元に魔力を込めて勢いをつけて横に突進する。
使い魔が2匹ほどバラバラになって吹っ飛んだ。
ほむら(なんとか切り抜けられた…)
ほむら(…距離は取れた。もう大きい攻撃で魔女をしとめて終わりにした方がいい?)
ほむら 魔力[78/100] 状態:能力封印
GS:4つ
・[81/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
敵:ハコの魔女
Daniyyel+Jennifer ×3
1装備:拳銃【射撃能力Lv3】(強化用魔力-5)
2時間停止再試行 :時間を止める
3時間遡行 :16日(水)まで時間を戻す 【使用不可】
4クロックダウン再試行 :単体の時間を減速する
・射撃
拳銃(強化用魔力-5)
5爆撃(爆弾所持数:52) :爆弾を投げつける。注意して余裕を持って使わないと自分に被害が及ぶ危険有り。
6打撃
盾で殴りつける
7その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
8肉体強化
a部分強化+体術【体術Lv1】(魔力-5) :攻撃・防御の際に魔力で部分強化し、破壊力と防御力を高める
b肉体強化(魔力-1) :この戦闘中に体術をLv2に底上げ。
c肉体強化(魔力-2) :この戦闘中に体術をLv3、剣術をLv1に底上げ。敵の邪魔が入るとキャンセルされる可能性有り。
下1レス
ほむら「えいっ!」
爆弾を1つ取り出して投げつける。
ほむら(爆煙で見えないけど… もう一発!)
下1レスコンマ判定
0~70 撃破
ほむら(結界はまだ消えない… もう一発投げたほうがいい?)
ほむら「……っ!」
もう一発分投げる。
ほむら(これだけやれば、相当硬くない限り…
使い魔はそんなに硬くなかったし、魔女だってそこまで耐久が強いとも思えない)
H.N.Elly(Kirsten)「ワシャシャシャ!」
ほむら「ッ!? ぐっ」
魔女が爆煙から抜けて飛んでくる。
さっきのは魔女から飛んできたガラクタに当たって爆発したらしい。
回避や防御の動作を取るより、反射的に時間を止めようとしてしまうのは染み付いた癖なのだろう。
しかし、やっぱり駄目で……
ほむら「痛っ…」
またもや吹っ飛ばされた…。
しかし、ただの体当たりでそこまで強い攻撃でもなかった。あまり攻撃力のない魔女なのが助かった。
H.N.Elly(Kirsten)「ワシャシャシャ…」
ほむら「え……?」
罅割れた画面に何かが映る。
ほむら(これ…って…)
画面に映るのは荒廃した街に倒れているまどか。
手前に黒い拳銃が見える。それを、まどかのソウルジェムに突きつけて……
この映像は――
ほむら「それ以上を映さないでッ!」
ほむら「私の思い出を… お前ごときに……――!!」
持っていた拳銃を乱射し無我夢中で画面を粉々に割る。
――――4,5発撃ったところでまたガラクタに吹き飛ばされる。
ほむら「うぁっ!」
しかし、もう画面は完全になくなっている……
それに少し安堵する。
ほむら(……なんでこんな魔女に苦戦しているの?)
ほむら(私って、魔法がないとこんなに弱かったっけ……?)
ほむら(……でも、魔女のほうも大分もう重傷みたいね。画面がなくなったからか、使い魔を生み出す様子もないし…)
ほむら(今ならやれる… トドメの一発は…)
ほむら 魔力[68/100] 状態:能力封印・負傷(小)
GS:4つ
・[81/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
敵:ハコの魔女(負傷:大)
1装備:拳銃【射撃能力Lv3】(強化用魔力-5)
・時間停止 :時間を止める 【使用不可】
・時間遡行 :16日(水)まで時間を戻す 【使用不可】
・クロックダウン :単体の時間を減速する 【使用不可】
・射撃
拳銃(強化用魔力-5)
2爆撃(爆弾所持数:49) :爆弾を投げつける。注意して余裕を持って使わないと自分に被害が及ぶ危険有り。
3打撃
盾で殴りつける
4その他盾の中に入ってるもの
a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】
5肉体強化
a部分強化+体術【体術Lv1】(魔力-5) :攻撃・防御の際に魔力で部分強化し、破壊力と防御力を高める
b肉体強化(魔力-1) :この戦闘中に体術をLv2に底上げ。
c肉体強化(魔力-2) :この戦闘中に体術をLv3、剣術をLv1に底上げ。敵の邪魔が入るとキャンセルされる可能性有り。
下1レス
ほむら「大分苦戦させられたけど… これで、もう壊れて……」
爆弾を一発放り投げる。
…結界が消滅し、やっと戦いが終わった。
グリーフシードを取って、変身を解いて駅のベンチがあるほうに行って座る。
ほむら(なんだか疲れたなぁ……)
杏子「よ、お疲れさん」
ほむら「あなた、まだ居たの…」
杏子「お前さぁ、どんな戦い方すんのかと思って観察してたけど弱っちいのな。ひっでえ戦いぶりじゃんかよ!」
見ていたけど助けようとはしてくれないあたり、私のことなんてなんとも思ってないのだと思う。
まあ、横取りならともかく助けるだけじゃ利益もないんだし当たり前か。
でもなんだかもう鬱陶しい。なんでこんな時にいちいち癇に障るようなことを言ってくるんだろう。
ほむら「関係ないでしょ、ほっといてよ…」
杏子「お前さ、いつか死ぬんじゃないの?」
ほむら「そうだね、人はいつか死ぬわ」
杏子「そういう話をしてるんじゃなくてさ… このままで大丈夫かって言ってんだよ」
ほむら「………」
…まさか魔法が使えなくなるだなんてことは想定していなかった。
私に今何が起こっているんだろう。 それを考えると一気に不安になる。
1自由安価
2「いいからもうあっちに行ってよ」
3相談してみる
下1レス
ほむら「…じゃあ聞くけど、魔法が使えなくなることってある?」
杏子「…おい、それって」
ほむら「遊び呆けすぎた罰なのかな…… 魔法少女は休息すら許されないってこと?」
杏子「はぁ? 遊び呆けすぎたって、そんなに長い間魔法使わなかったわけじゃないだろうに」
ほむら「でももう駄目かも、感覚が戻らないし。
今からまた修行しなおすっていう気力もないし」
杏子「……まあ、そういうことに心当たりはあるが」
ほむら「本当? 治るの?」
杏子「それはどうだろうな。お前の心次第じゃないか」
杏子「魔力の扱いってのは精神面に左右されやすいからな。 そこは取り戻せないことはないが…」
杏子「魔法って契約時の願いによって決まるだろ?
だから、まあ…… それを否定したりするとな」
ほむら「…………」
下1レスコンマ判定
ハコの魔女戦時、映像の中身が
偶数 見えてた
奇数 見えてない
杏子「ところで、さっきの魔女と戦ってたときさ、あの魔女のテレビにまどかが映ってたじゃん?」
ほむら「…! 見てたのね」
杏子「あれどういうことだよ」
杏子「手前に映ってたのお前の手だったよな?
あたしには、お前がまどかを殺そうとしてたように見えたんだけど」
杏子「お前、まさかとは思うけどまどかを殺そうとしてんのか?」
ほむら「…違うわよ」
ほむら「殺したかったわけがないじゃない!」
思わず立ち上がって反論した。
ホームに居た周りの人たちがこちらを向く。
杏子「…じゃあどういうことだよ」
ほむら「…あなたたちからすれば私は怪しく思えるかもね。これで警戒したりするの?」
杏子「だから、どういうことか話してくれないかって言ってんだよ!
殺したかったわけがない? じゃあもう死んでるってことなのか?」
杏子「だとしたらせめて理由を聞かせろよ。
それがあんたが魔法使えなくなる原因にもなってんじゃないのかよ」
1自由安価
2全部(魔女化のことも)話してしまう
3魔女の魔法だからわからないとごまかす
下3レス中多数決
ほむら「……」
周りの人がひそひそと話しながらこちらを見ている。
殺しただのなんだのと聞こえてくればそれは気になるだろう。
正直もう逃げたいところだけど、佐倉杏子は周りのことなんか意に介さずこちらにだけ視線を向けて離さない。
今は時間停止も使えないんだ。逃げることなんてできない。
―――観念した。全部話そう。
全部話せばもう私とは関係がないこともわかってくれるだろう。
ほむら「じゃあ、場所を移しましょう」
ほむら「全部話すけど、ここでするような話じゃないので」
杏子「…わかった」
―歩道橋
駅から少し離れた大通りの上… 歩道橋の上まで歩いてきた。
ここなら人も殆ど通らず、話し声は下を通る車の音で掻き消される。
ほむら「…… インキュベーター…キュゥべえならもう知ってると思うけど、話してはないみたいね。
…私は時間遡行者で、何度も時間を繰り返しているの」
ほむら「私が契約したのは17日の木曜日… あの日、超弩級の大型魔女、ワルプルギスの夜がやってきた」
杏子「へえ、あのワルプルギスの夜がもうじき来るってのか」
ほむら「巴さんとまどかが戦っていて、私は二人に守られて待っていた」
ほむら「……でも、巴さんが死んで、それでもまどかは戦いに行って…死んで…
結局二人が帰ってくることはなかった」
ほむら「ワルプルギスの夜が街を壊しつくして去った後、残ったのは二人の亡骸だけだった」
ほむら「まどかは初めて出来た親友だった。
だから私はまどかを救いたかった、また出会いからやり直して今度は私が彼女を守ってあげたいと思ったの」
杏子「…じゃあなんでそれが殺すことになるんだよ。救うのと真逆じゃないか」
ほむら「そこは、その後わかったソウルジェムについての最後の秘密が関係するわ」
杏子「最後の秘密?」
ほむら「厳密に言えばこれでもう知らないことはないかはわからないし、これで最後の秘密であってほしいのだけれど…」
ほむら「ソウルジェムは魔法少女の魂で、肉体は抜け殻。肉体から遠く離されると身体を操る魔力が届かず肉体は死んでしまう」
杏子「…それは聞いた。まだあるのか?」
ほむら「魂であるソウルジェムが黒く濁りきると、何になると思う?」
杏子「……今までの話からして嫌なことがおきそうだな。やっぱ死ぬのか?」
ほむら「死ぬ、というか… 人間として死ぬ。
意思を失って魔女になり、人を襲うようになるわ」
杏子「え…… じゃああたしたちが倒してる魔女って… グリーフシードって元は」
ほむら「……そういうことよ」
ほむら「あなたが見たのは私の過去の記憶。
私にとっては3度目のワルプルギスの夜にまどかと二人で挑んで、そして敗れた」
ほむら「2人とも魔力が尽きていたのに、まどかは最後に持っていたグリーフシードを私に譲って…」
ほむら「…まどかは私が時間を戻れることに希望を託して、
そしてもう限界が来てるソウルジェムを砕いて、魔女になって大好きな世界を壊してしまう前に殺してほしいと頼んだ」
杏子「そうか…。なんか…… 悪いこと聞いたな。誤解は解けたが…」
杏子「どうしてその願いを否定したかは聞かない方がいいか?」
ほむら「…もうここまで聞いたんだから最後まで話してあげる。
それで全部わかったら、もうこれからは私に関わらないで」
杏子「……」
ほむら「…私がソウルジェムの秘密とインキュベーターの目的を知って、
みんなに話したけど結局誰も信じてはくれなかった」
ほむら「まどかが魔法少女の契約をすることから阻止しようとしたけれど、
何の事情も知らない巴マミは契約の邪魔をする私を悪人として敵対して、どんどん険悪になっていった」
ほむら「それに、まどかはとても強い素質を持っていて、魔女になると世界を滅ぼしてしまうこともわかった」
ほむら「未来を予知する能力を持った魔法少女と協力者が、その原因を取り除こうと色々と事件を起こして…
私達の仲間に加わる振りをして、最後にはまどかの力を利用だけして最後に裏切った」
ほむら「…その周回ではまたまどか以外の大切な友達が出来たけれど、
その時間もなかったことにしてしまった」
ほむら「今回元凶は始末したけど、巴マミのせいでまどかは契約してしまったし……」
ほむら「その上仲間とか先輩面して、まだ自分の行動が絶対正論で正しいって顔して私を縛ろうとしてきたから、
それで今までのことも含めて全部巴マミに当たった」
ほむら「そして、こうなったら巴マミとはもう完全に決別しようって、
絶対に巴マミの好むような魔法少女にはならないって決めたの」
ほむら「…でも結局当たり前だけど私の行動は悪人扱いのままで、
自分を認めてくれると思ってた、時間を戻して全部思い出が消えちゃったその友達は
結局巴マミの味方で、やっぱり私の知ってる私の友達のその人じゃないんだなって気づかされたり…」
杏子「ちょ、ちょっと待て、まさかそれって―」
ほむら「――そう考えたら!
そもそも自分が何度も救おうとしてるまどかも、私の知ってるまどかとは違うって気づいて!」
声をさえぎるように、張り上げて続ける。
ほむら「最初は巴さんのことも、私を魔女から助けてくれた命の恩人だった、大好きな人だったけど、
私を悪人扱いしてくる奴は巴さんとももう違うってわかったし!」
ほむら「私が大切だと思ってたまどかは結局もう居なくて、
これ以上繰り返しても、絶対に遭えないんだって思ったの!」
ほむら「だからもう私の願いは叶わない。
二度目なんてないし、やり直しなんて効かなくて、死んでしまったらそこで終わり…」
ほむら「そんな当たり前のこともわからずにやり直しを望むなんて、契約したときから間違っていたのよ。
時間を戻しても、生き返らせてと願っても、なくしてしまったものにはもう出逢うことはできない」
ほむら「けれどもう受けいれることにする…」
ほむら「……だからもう私の思い出をこれ以上邪魔しないで欲しいんです。
私にとっての大切なものは別にあるから」
…こう言った結果、どうなるかなんてもう考えなかった。
魔女化の真実を知ってどう思うかとか、まどかが世界を滅ぼすと知ってどう対処するのかも、最早この世界のことには興味が無い。
知りたがっていたから、溜まっていたものを全部吐き出しただけだ。
杏子「………、」
……背を向けて歩き出すけれど、返事が返ってくることは無かった。
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ここまで ね、ネテナイヨ!
次回は28日(火)20時くらいからの予定です
---------------
用事が長引いてしまい連絡できませんでした。
待たせてしまって申し訳ありません。
次回は29日(水)20時からの予定です
―自宅
ほむら(……… はぁ)
自宅に帰ってきて、まず溜息が零れた。
魔法が使えなくなった――それがあの願いを後悔したからだというなら、自然に納得が出来てしまった。
私にはもう魔法の力を使って何かしなければという目標も何もない。
……きっと私はもう戦えないのだろう。
今まで数日だらだら過ごしていたけど、きちんと引退するにはいい機会になったのかもしれない。
これで完全に、この街に居る魔法少女達にも気にかけてもらう必要もなくなったのだから。
だって私は、もう魔法少女じゃない。少なくとも、魔女を狩って街を守る魔法少女としての活動はもうしない。
魔法少女じゃないんだから、魔法少女と関わる必要もない。
…と、そういえばそろそろ昼時だ。
何か食べて気分転換しようかな?
1何か作る(自由安価)
2適当に済ます
下1レス
チャーハン、最後の1袋分が残っていたはず。
ほむら(材料は…家にあるもので足りるかな)
ほむら(ご飯を炊いて、作り始めようっと)
―――――
パソコンで、いつも見ていたページを開く。
一応今まで、どんなものでもレシピを見るようにしていた。
そして、一切変えずに忠実に書かれたとおりのことしかやってこなかった。私みたいな超初心者にとって、それが一番失敗しない手段だからだ。
ほむら(……でも、少しコツがわかったのよね…)
ほむら(家にあるもので具を足して、色々調整してみようか)
出来コンマ補正(基礎値59)
1~50 加点無し
51~99 加点(+5)
+OVER59 加点+1
ほむら「できたっ」
火を止めて、フライパンから皿に盛っていく。
上手くいっているといいんだけど……
ほむら(さて、食べてみよう)
ほむら( …よかった、上手く出来たみたい。
少し豪華に具を入れて味つけも少し足してみたけど、元のチャーハンの素を活かせてるし、バランスも丁度いい)
ほむら(うん、とりあえずは満足かな)
―――――――
お昼ごはんを終えて、エイミーの世話をして、エイミーと遊んで……
天気の良い昼間から、少しずつ日が落ちて陽射しが落ち着いてくる
洗濯物を干しにベランダに出ると、下の通りを誰かが走っていた。
ほむら(……え?)
……一瞬見間違えじゃないかと思ったそのは、やっぱりよく見知った姿で…
それから少ししてチャイムが鳴る。
ほむら(…っそっか、あれからみんなに話したんだ……)
ほむら(そうね、まどかだったらこういうとき、放っておけないだろうね…)
納得した、けれどうんざりとした気持ちだ。
でも、どうして彼女一人なんだろう?
暫く無視してると、帰っていったのか静かになった。
カタンと小さく音が鳴った。多分ドアの郵便受けに手紙でも入れていったのだろう……
ほむら(………)
一つ溜息をついて、それを取り出す。
封筒も何もなく、多分ノートだろうか、一枚の紙に何か書いてある。
ほむらちゃんのこと、杏子ちゃんから聞きました。
今のわたしじゃないけど、わたしのために今までいっぱいがんばって、いろんなことをぎせいにさせちゃったんだよね…
今のわたしじゃ代わりになれないけど、でも、ほむらちゃんがそれで悩んでいるならやっぱり見過ごしておけない。
ほむらちゃんには幸せになってほしいと思うんだ。
できたら、代わりじゃなくてもまた新しく友達になれないかな? やっぱり一人じゃ大変だし、さみしいと思うから。
魔法が使えなくなっちゃったって聞いたけど、魔女を倒すときも、みんなで力を合わせて倒せばきっと大丈夫だよ。
わたしに出来ることなら力になるから、みんなでまた魔法使えるように頑張ろう?
同じ街に居る魔法少女なんだから、やっぱり頼ってほしいな。
杏子ちゃんもとても心配していたよ。みんなみんなほむらちゃんの味方だよ。
まどかより。
ほむら(…大体まどかならこういうことを書くだろうなって、予想できないことはない文章だった)
ほむら(奇麗事って思っちゃうのは、私の心が汚れてるからなのかな)
本心から思って心配しているのはわかっているけど……
ほむら(……こういうのが、一番辛くなるんだよ)
新しく友達になったところでどうせもう契約してるし、手遅れなのに。
私には、破滅の結末はもうすぐそこまで見えている。
でも経験したことのない貴女には見えないんだろうね。まだ自分だけは魔女なんかにはならないって思ってるの?
ほむら(これ以上私の心を乱さないで……)
ほむら(なんでほっといてくれないのかな……)
1追いかける
2追いかけない
下1レス
扉を開け、追いかけに行った。
この奇麗事ばかりの手紙に私の知るまどかを見てしまった。
当然だ、経験も思い出もなくても根は同じなんだから。
ここに私の欲しいものを求めても意味がないとわかっていても、これが愚かだとわかっていても、
これ以上無視してまどかやみんなの思いを無碍にすることはできなかった。
ほむら「鹿目さ―…… 」
いいえ、
ほむら「…まどか!」
まどか「…!」
ほむら「ごめんなさい… ……ごめんね…」
まどか「えっ、なんで泣いてるの? 大丈夫だよ、もう大丈夫だから…
あ、ハンカチ…」
まどかが駆け寄ってくる。
何故だろう、涙が溢れてくる。
・自由安価
下1レス
ほむら「こんな駄目な私でも、誰かに頼っても良いのかな?」
まどか「うん…! もちろんだよ!」
まどか「これからいっぱい頼っていいから、ね?」
ほむら「ありがとう……!」
半分は冷静に諦めつつ、この世界で破滅が来るまで出来ることをやって一緒に居ようと思った。
前を向き直す。馬鹿正直に、破滅が待つ正面の道に向かって堂々と進んでいく。
ほむら「あ、そうだ… この後佐倉さんに家に来て欲しいんだけど、伝言頼める?」
まどか「杏子ちゃん? わたしと話したあと、帰っちゃったみたいだけど…」
まどか「あ、明日も訓練のときには来るかも。その後でもいい?」
1OK
2できるだけ早いほうがいいんだけど…
下1レス
ほむら「できるだけ早いほうがいいんだけど…」
まどか「うーん、じゃあキュゥべえにおうち聞いてみるのはどうかな?」
ほむら「キュゥべえかぁ… でもキュゥべえも今どこにいるかわからないし」
まどか「キュゥべえもさっきまで一緒にいたから、まだ近くに居るかな…?
ここに来れたのも、案内してもらったからなんだ」
……まどか、あんな話聞いた後でインキュベーターのことが憎くないのだろうか。
普通にキュゥべえに頼って、キュゥべえのことを話していることに少し違和感を覚えた…
ほむら「…じゃあ、見かけたら私のとこに来るように言ってもらえる?」
まどか「うん、わかった」
1自由安価
2さようなら
下1レス
ほむら「…ところで、佐倉さんから話を聞いたときって、巴さんは一緒じゃなかったの?」
まどか「うん。なんか、マミさんは今日特訓来られないって言ってたって」
ほむら「そうなんだ… あ、だからこんな早い時間にうちに来たんだね」
…とすると、巴さんはあの話を聞いていない。
聞いていたらどんなことになるかわからない。
なんだか、運が良かったのかも……
ほむら「…えっと、じゃあ巴さんにはまだ伝えないでくれないかな?」
ほむら「気持ちの整理がついたら、やっぱり自分の口から伝えたいなって思って…」
本当は魔女化したり乱心させたくないからだけど。
まどか「うん、わかった。わたしからは言わないでおくね」
――まどかと別れて、すごくすっきりとした気持ちになってることに気づいた。
だらだらと過ごしていたときも、ずっともやもやと重く苦しいものが心に残っていた。
私も気持ちを切り替えよう。
過去に引きずられたままじゃ駄目なんだ――
ほむら「…キュゥべえ、まだこの近くにいるの?」
ほむら「聞いていたなら用件はわかるだろうけど、居たら来て欲しいの」
QB「杏子のことかい?」
ほむら「! …居たのね。聞いてたなら出てきてよ」
QB「残念だけど、杏子には住所がない」
ほむら「え……」
QB「だから、どこにいるかはわからないよ」
ほむら「ちょっと待って、それは家がないってこと?」
QB「そういうことさ」
ほむら「佐倉さん、どうしてそんな…」
QB「何があったのか詳しく話すと長くなるけど、杏子は1年ほど前に家族を亡くしている。
そのときに家も焼けてしまってね」
ほむら「火事…? だからってそんな、中学生だけで取り残されて何も保護してもらえないなんて…」
QB「死んだと思われていたのだろうね」
ほむら「…ともかく、どこにいるかはわからないってことね…」
QB「恐らく杏子はもうここにはこないんじゃないかな」
ほむら「え? ……どういうことよ」
QB「それよりほむら、君はやっぱりこの世界の人間じゃなかったんだね」
QB「おかげで一つ謎は解けたよ」
QB「今まで何故ただの一般家庭の中学生でしかないまどかがあれだけの素質を持っているか疑問だったけれど、
まどかの持つ素質の大きさ… あれは君のせいだ」
ほむら「…え?」
QB「君が最初にまどかと会ったとき、あれほど強くはなかったはずだよ」
QB「それが、繰り返すごとに力を増していったんじゃないかい?」
ほむら「……」
そう言われてみれば、確かに一緒に戦っていた最初の頃はあんな莫大な魔力を出すことはなかった。
最初のワルプルギスの夜にまどかが負けてしまったのも、前回疑問に思っていたことではある…
でも、そんな。どうして?
…あんな大きな素質を持って、魔法少女にまで狙われて。まどかが苦しむことになったのは私のせいなの…?
QB「君の目的はまどかを救うことだった。
たった一人の人物を軸として何度も繰り返した結果、交わることのないはずの平行世界の因果――その素質を束ねることとなってしまった」
QB「お手柄だよ。君がこうしてこの世界に辿り着いてくれたことに僕達は感謝しなければならない」
ほむら「は…… なによそれ…」
QB「まどかがかなえたのは小さな願いだったけれど、1つの星の歴史くらいはどうにでもできるくらいの素質を持っていた。
それが魔女化したとき、どうなるか…」
ほむら「………もうそれはわかってるわ。地球は滅ぶのよね」
QB「…それをわかっていてここでまどかと一緒に居ることを選ぶのかい?」
ほむら「…そうよ! そのことについて今更揺さぶりをかけたって無駄よ……!」
QB「………やれやれ。知っていてこの選択とは。
なんでそんな非合理的なことをするのかわからないよ」
ほむら「あなたじゃ一生かけて研究したって理解することはできないでしょうね」
インキュベーターは捨て台詞を吐いて去っていった。
珍しくこいつに勝ってやった。少し良い気分だ。
……って、そうじゃない。
あいつ、何か不穏なことを言ってたけど………
ほむら(…本当に都合の良いことだけ言ってどこかに行くんだから……)
―自宅
さっきは何も持たず家を出てきてしまった。これじゃなにをするにも何も出来ない。
とりあえず自宅に戻る。
ほむら(…しかし、まさかまどかの素質が大きくなったのが私のせいだったなんて……)
ほむら(でもそれも、最早過ぎてしまったこと… 今更よ。契約したことへの後悔はもうしてる)
ほむら(……あ。洗濯物ほったらかしだ。早く干さないと……!)
――――――
【17時】
17時を告げるメロディが聞こえる。
全て干し終わって、一息ついて家の中に戻る。
ほむら(17時か…… 夕食の支度にはまだ早いかなぁ)
ほむら(なにしよう?)
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4一人特訓
5休憩(時間経過→18時)
下1レス
----------------
ここまで
次回は30日(木)20時くらいからの予定です
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つ次スレ
『オール安価でまどか☆マギカ12』:
オール安価でまどか☆マギカ 12 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430323957/)
--------------
メガほむのメンタルに関しては、まどかへの依存度の違いですかね。
大切なものがまどかしかない+繰り返しまくってまどかを救う以外の道がなくなったクーほむは
最早今メガほむが悩んでいるようなことにはずっと気づかないふりをして目標を貫くんじゃないかなぁ…と思います。
その代わりそう簡単に悩んだり諦めたりはしないと思いますが、メガほむはまだ諦めてしまっても自分のためにだらだらすることができる… という感じでしょうか。
ほむら「…インキュベーター、居る? 居るならちょっと出てきてよ」
…………返事はない。
姿を表す気がないのか、居ないのか。
とりあえず、さっきインキュベーターは佐倉さんの居場所は知らないと言っていた。
もしあの後インキュベーターが佐倉さんのところに行ってたとしても、
まだそこから再びここに戻ってこられるほどの時間は経っていないだろう。
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4一人特訓
5休憩(時間経過→18時)
下1レス
アニメ本編クーほむのループ数が5回以上1000回未満とのことなので、
今回のまどかの素質も前回よりは高くなっていますが、まだ宇宙改変クラスには程遠いです。
------------------
―見滝原大橋
魔法が使えない。前に戦ったときは魔力も不安定だった。このままじゃまずい…
今日は巴さんが休みで訓練はなかったようだけど、一人でもちょっと練習しておこう。
ほむら(頼ることを選んでしまったからには、
私だけついていけずにいつまでも負担をかけるなんてことはいやだ…)
ほむら(どうにかカンを取り戻さないと…)
ほむら(……あとは、地のステータスだってもっと上げておかないと絶対困るだろうな…)
1魔力コントロール訓練 【現在Lv4/不安定状態(実質Lv2相当)】
2体力・体術訓練 【現在Lv1】
3剣術訓練 【現在Lv0】
下1レス
変身して、手の甲のソウルジェムを見る。
自分の魂の輝き。
暫くの間全く見ていなかったけれど、随分黒く濁ってしまっていた。
ほむら(最後に浄化したのっていつだったっけ?)
ほむら(あの時戦って、魔法少女を放棄して…… あの後浄化してないんだっけ?)
グリーフシードを当て浄化する。
ほむら(…私がいなくなったら、この世界の人たちも悲しんでくれるのかしら)
ソウルジェムの穢れが吸い取られていく、その様子を見ながらふと考える。
ほむら(…………きっと、いっぱい悲しんでくれるんだろうなぁ。まどかも、巴さんも、佐倉さんも…)
…だからこうして無視できずに頼ることを決めてしまったんだ。
ほむら 魔力[99/100] 状態:能力封印
GS:4つ
・[0/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
・ハコ[100/100]
魔力を少しずつ引き出して、その扱い方を確かめるように集中して練ってはまた戻す。
私の魔法少女としての力の特性上、物体や身体に纏わせて強化するなど、魔力をそのまま使うことが多い。
とはいっても、それも武器もなく身体も弱い私でも戦えるようにと工夫したもので、基本というよりは応用に近いやや高度な使い方でもあった。
これが一度不安定になると、一気にバランスが崩れてしまうだろう。
ほむら(魔力は精神面に左右されやすい…… 落ち着かないと)
――――まるで今までと全く別の慣れないことをしているように思い通りにいかなかったけれど、
繰り返していると少しだけ調子が戻ってきた。
…いや、というよりは、扱いやすい方法を見つけてきた… という感じだろうか。まだどこか今までも使ってきたはずの自分の物とは思えない。
ほむら(………………)
ほむら(……… ふう、少し疲れてきた…。 あれ、いつのまにか外がすごく真っ暗だ……)
ほむら(星が出てる…)
都会じゃ見えにくいけれど、このあたりは少しはマシだ。
風見野のほうに行くともっと見えるかもしれない。
ほむら(…まあ、こういうのは少しずつだよね。時間はこの世界が滅びるまで。…まだある)
ほむら(今日は久しぶりに疲れたし、帰ろう)
―自宅
【22時】
ほむら「ただいま、エイミー」
エイミー「にゃあ」
玄関まで寄ってきたエイミーを抱きかかえて撫でる。
ほむら「ごはんにしよっか」
エイミー「にゃ」
――――――
エイミーにご飯をあげて、
私も今日は疲れたし少し眠くなってきたので、適当に夕食を済ませた。
…布団の中で何もせずに眠りに落ちるのを待っていると、色んな考えが頭に過ぎってきた。
言葉にして説明もできないくらいの、曖昧なものだった。
………ただ、今までの経験から感じるものだろうか。
嫌な、不安のようなものが浮かんだ。
まどかが魔女になるなんて、そんな明確な終焉じゃない。
ただ何か経験が告げる、私もきっとどこかで予感していたような破綻―――
私はみんなの優しさに縋ってしまっただけで、私からなにかしてあげようなんて覚悟はなかったんだ。
――そんな嫌な考えを、布団を深く被って、ラジオから流れる音で掻き消して
…そしていつか眠りについていた。
―28日(月)終了―
ほむら 魔力[99/100] 状態:能力封印
GS:4つ
・[0/100]
・[100/100]
・銀[100/100]
・落書き[100/100]
・ハコ[100/100]
・肉体強化
――【現在不使用】
所持品(盾)
・武器
拳銃(デザートイーグル50AE)
日本刀
爆弾×52
佐倉さんの髪飾り
ゆまちゃんからの手紙
・その他
なし
◆ステータス
[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]
―29日(火)
午前中、まどかはまだ学校に居る頃だ。
まどかは朝に一度、ここに来て学校に行かないかと誘った。でも、私はまだそこまでは行く気になれなかった。
転入初日から行かなかった私が今になって急に行って、教師や生徒たちがどんな反応をするかが怖い。
タイミングを失ってしまったせいで、そもそも私の居場所なんてないような気さえする。
学校に行くまではまどかがついていてくれても、学校についたら志筑さんや美樹さんのところに行くんだろう。
そうなったら、結局一人になってしまう。あの親友たちの間に入っていってもきっとまた居づらい。そんな勇気は無い。
そして何度も受けた授業をまた何時間も……… 時間の無駄だ。それなら一人で特訓でもしていたほうが良い。
ほむら(無理しないでゆっくりでいいよって言ってくれたけど……)
ほむら(……そもそも、そんなにクラスになじむほどの時間だってもうないのに…)
ワルプルギスの夜まであと19日…… か。
ほむら(今度、まどかに美樹さんのことくらいは言ってみてもいいかもしれないけど…)
【10時】
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
4一人特訓
5休憩(時間経過→12時)
下1レス
ほむら(……魔女でも狩りに行こう)
ほむら(大体の魔女は見ればわかるんだ。苦戦しそうな魔女だったら逃げよう)
―教会
もしかしたら佐倉さんもいるかもしれない、と思って最初にここを回ってみたが、
残念ながらその姿はないようだ。
ほむら(倒しやすい魔女がいますように… って、
こんな廃墟になった教会で祈っても何の効果もなさそうね)
下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女
ほむら(………これは居る、よね)
ほむら(どんな魔女かな………)
まず、結界のマークを見てみる……
下1レスコンマ判定
0~30 o
31~60 y
32~99 i
----------------
訂正
0~30 o
31~60 y
61~99 i
です
ほむら「…………」
見覚えは無い。
見たことが無い。もしくは、見覚えがあるほど何度も戦ってない。
1とりあえず入ってみよう
2いいや、引き下がろう
下1レス
1
ほむら(…入った途端に出られなくなったら怖いし、いいや。知ってるのだけにしよう)
【11時】
1帰宅
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
――【現在不使用】
3魔女狩り
a公園
b通学路
c駅
d病院
e繁華街
f歩道橋
g土手
h鉄塔
i廃工場
j立体駐車場
4一人特訓
5自由安価
下1レス
ほむら(……魔女はまだいいや。
さっき結界に入ろうか色々考えたら、今の私の力でも安心して戦える魔女が以外に少ないことがわかったし…)
ほむら(それより佐倉さんのほう先に探しにいこうか…)
――――――
教会から県境を越え、風見野に踏み入れる。
ほむら(探すっていっても適当に歩いていたところで中々そう偶然会えるものじゃない)
ほむら(どこを探すか…)
1人気や施設の多い『風見野駅周辺』
2人気が少なく一般人から身を隠すには丁度いいかもしれない『山』
3なんだか嫌なことを思い出すなぁ…『病院』
4真面目に通ってないと思うけど… 『学校』
5自由安価
下1レス
―風見野駅
辺りを見回しながら周辺を回ってみる。
それらしき姿は見えない。
ほむら(…駅って、待ち合わせててもスムーズにいかないことあるもんね……)
ほむら(もう一回回ってみようか…)
―――…念のためもう一周、二周と回ってみるけれど駄目だった。
ここにはいないのだろうか。
気づけばもうお昼の時間だ。
その辺のお店で昼食を買って食べた。
今度はどこに行くか…
【13時】
1人気や施設の多い『風見野駅周辺』 をもう一周
2人気が少なく一般人から身を隠すには丁度いいかもしれない『山』
3なんだか嫌なことを思い出すなぁ…『病院』
4真面目に通ってないと思うけど… 『学校』
5自由安価
6帰宅
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さっき回ってから少し時間が空いたところで、もう一周回ってみる。
ほむら(………やっぱりいないのかなぁ)
それらしき姿を見つけることはできなかった。
【13時半】
1人気が少なく一般人から身を隠すには丁度いいかもしれない『山』
2なんだか嫌なことを思い出すなぁ…『病院』
3真面目に通ってないと思うけど… 『学校』
4自由安価
5帰宅
下1レス
ほむら「…… キュゥべえ、私の近くについてきてたりはしない? ていうかこの辺にいたり…」
ほむら「………」
…駄目だ、キュゥべえがどこにいるのかがまずわからない。
1人気が少なく一般人から身を隠すには丁度いいかもしれない『山』
2なんだか嫌なことを思い出すなぁ…『病院』
3真面目に通ってないと思うけど… 『学校』
4自由安価
5帰宅
下1レス
―病院
ほむら(ここって……)
前回、黒い魔法少女・呉キリカに最初に会ったところ……
……あれは嫌な思い出だ。いきなり目の前であんなことになるなんて……
ほむら(……周辺には居ないみたい。中は……)
念のため中に入って見回して、
一応受付の人にも入院していないかとかも聞いてみたけれど、居ないみたいだ。
【14時半】
ほむら(今から帰ったら丁度訓練が始まる頃になるかな)
ほむら(手がかりもなしに街中を回るのもきつい。外に居るとも限らないんだし……)
ほむら(まどかたちのところに行けば、キュゥべえも居るかもしれないけど…)
1人気が少なく一般人から身を隠すには丁度いいかもしれない『山』
2人気や施設の多い『風見野駅周辺』 にもう一度
3真面目に通ってないと思うけど… 『学校』
4自由安価
5帰宅
6まどかたちの訓練に向かう
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