ペルソナ4 the MAGATSU2(MAGATHU続編) (23)

はい、こんにちは。作者のよいこです。

この作品は、「ペルソナ4 the MAGATHU」の続編です。

「THU」が「TSU」に直されてますが、ちゃんと続編です。大丈夫です。

更新には時間がかかってしまうかと思います。

アラ探して楽しむなり、純粋に味わって読むなり、まぁゆっくりしていってください。

それでは。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424409505

前作のスレッドの貼り方がわかりません。ごめんなさい。

よろしければ誰か貼ってください。

~事件現場~

堂島「状況はどうなってる?」

刑事A「はい。捜査を始めたのが約30分ほど前―」

刑事A「第1発見者の発言をもとにまとめると―」

刑事A「~時ごろ、鮫川付近の民家のテレビアンテナに、吊り下げられた状態で発見したとのことです」

堂島「もっと詳しいことは?」

刑事A「現在調査中です」

足立「…ウッ」

足立「ウェェ…」

堂島「足立ィ!オメ―はいつまで新米気分だ!?」

堂島「本庁戻るか!?あん!?」

足立「す、すびば…ウェぶ」

足立(つーか吊り下げって…どうやったんだよ…)

刑事A「堂島刑事、すみません、緊急なので人手が足りなくて…」

刑事A「このまま、現場の整理に移ってもらってもよろしいでしょうか?」

堂島「第1発見者は?」

刑事A「まだいます」

堂島「わかった。…足立」

足立「は、はい…」

堂島「お前は第1発見者から事情聴取な」

足立「わかりました」

堂島「女子高生だそうだ。ショックも強かったろうに…」

堂島「その辺も配慮してやってな」

足立「はい」

足立「~で…ってこと?」

発見者「はい…で~~」

足立(う~ん…これじゃなんとも)

足立(もっと詳しい事がわからないと…)

~捜査終了・公園付近~

足立(結局、あんまり進展はなかったな~)

足立(明日あらためて事件概要の整理ってことだけど…ん?)

足立(女子高生が、一人の男性となにか話してる…?)

足立(っていうか、男性ってあれ、生田目じゃないか!?)

足立(女子高生は…昼間事情聴取した小西早紀さん!?)

足立(もしかして…言い寄られてるのか!?)

足立(…)

足立(…生田目って、何かさえない奴だな)

足立(あんな奴に言い寄れるくらいなら…僕のほうが…)

足立(…いいや、やめよう)

足立(真由美のときみたいに、失敗するだろうし)

足立(第一もし失敗したら、僕、大怪我もいいトコだよ)

~夜・足立宅~

足立「例によって、テレビですよ、っと…」

ピッ

アナウンサー{…たった今入った情報をお伝えします}

アナ{今日正午、八十稲葉市で起きた殺人事件について―}

足立「わ~お、情報早っ…」

足立「……」

足立「…もっと愉快な番組はないものか」

足立[チャンネルを変えて、変えて―]

足立[どれもこれも、しょうもない番組ばかりで―]

足立「……」

足立「……なんてーの?こう」

足立「世の中クソだな」

~???~

足立「…アレ?」

足立「どこだ、ココ…」

足立「すごい霧…何も見えないや」

―真実が知りたいか?

足立「…!?」

足立「頭の中に、声が…」

―真実の光を浴びれば、その輝きに耐えられず。

―真実を霧の中に閉じ込めれば、恐怖のあまり暴れずにはいられず。

―嗚呼、脆きかな、人の心よ。

足立「何を―」

―人の子よ。

―お前たちが望んだのだ。

―『真実なんて、見たくない』

~朝・足立宅にて~

足立「……」

足立「…また、変な夢」

足立「真実って…そりゃ知りたいでしょ」

足立「事件が解決するんだから」

足立「…そういや昨日は、マヨナカテレビ、やってなかったな」

~八十稲葉警察署~

堂島「今朝の会議も踏まえて…だ」

堂島「この事件には、不可解なとこが多すぎる…」

足立「整理どころか、ますます謎が深まっちゃった感じですね…」

堂島「まず、具体的な死因がわからん」

堂島「遺体には、傷らしきそれも見当たらんし…」

堂島「解剖の結果でも、死因に繋がるソレらしきものはでてこなかった…」

足立「うーん…」

堂島「次に、容疑者候補についてだが…」

足立「やっぱ、不倫のもつれから絞ったんスよね…」

堂島「被害者の不倫相手の生田目は、今この町で被害者と最も関わりが深い」

堂島「おまけに八十稲葉は、やつの田舎でもあるときたもんだ」

堂島「だが、アリバイが非常にかたい。今ンとこはシロだな」

足立「ガッツリ仕事中でしたもんね…」

堂島「現在、他の関係者も念入りに洗ってはいるが…」

堂島「そもそも、遺体の状況から殺人の建前で捜査をしてるだけで」

足立「アンテナに吊り下げですからね…」

足立「自殺にしては、あまりにも不自然っていうか…」

堂島「…俺は殺人の線で睨んでる」

足立「まーた、『刑事のカン』ですか?」

堂島「生田目の妻の柊みすずかもしれん」

足立「不倫のもつれからすれば、ねぇ…」

堂島「生田目・柊の二人は率先して調べたが…」

堂島「アリバイがなぁ…」

足立「…どうします?堂島さん」

堂島「やはり、足で稼ぐか」

足立「げぇっ…」

堂島「オシ、行くぞ、足立!」

~足捜査・終了、帰宅途中~

足立「あ~疲れた…」

足立(結局めぼしい情報はなし…)

足立(…ん?)

マリー「……」

足立「あれ、何してるの、こんなとこで。ええと…まるこちゃん?」

マリー「違うよ。マリー」

足立「あーはいはい、マリーちゃんね。…で?どうしたの」

マリー「町、見て回ってた」

足立「…この辺、初めて?」

マリー「うん。…でも」

マリー「懐かしい感じがするから」

マリー「自分が誰なのか、わかるかなって」

足立「…?ふーん…」

ヒラッ

足立「…ん?」

足立(紙切れ…?)

~孤狼の遠吠え~

―吠えろ!

馴れ合いはいらない。優しさもいらない。

―叫べ!

下手に羊と戯れるより、吠えるに特化した獣となれ。

―咆哮よ!

俺をより強い者の玉座へ。

強くあるために…いくらでもhowling.

足立(お~っとぉ…?こぉ~れはぁ~…?)ニヤニヤ

マリー「…何?」

足立「いや、作詞家にでもなりたいのかな~って」

マリー「へ…?…って、うわああああああ!?」

足立「あー、でも、あれはあれで大変らしいよ?書くの―」

マリー「かかかか、返せぇっ!」バシッ

マリー「なんで!?なにゆえ落ちてるの!?」

足立「……」

マリー「……」

マリー「…ばかきらいさいてー、ろんりーうるふのばーくあうと!」

マリー「か、勝手に一人で叫んでれば!?」

足立(オモレー)ニヤニヤ

マリー「…今日はもう帰る」

足立「え?あ、またねー」

足立「……」

足立「…自分が誰なのか、ねぇ」

~夜・足立宅~

足立「テ―レビテレビ♪マヨナカテレビ♪」

ザザッ…

足立「お、やってるやってる」

ザーッ、ザザッ、ザー…

足立「…なんか、いつにもまして酷いな」

足立「ボンヤリ人らしき影はみえるけど……」

足立「…手、入るかな?」スッ

ヌププ…

足立「おお…」

足立「…もしかして」

足立「これって僕だけ…?」

足立「……」

足立「…いや、いいや。寝よ」

足立「明日も仕事~ってか…」

~翌日・足立出勤~

堂島「足立…」

足立「はいはーい?」

堂島「第一発見者の…小西早紀が…」

堂島「遺体で見つかった…」

~八十神高等学校~

鳴上悠「花村…」

里中千枝「小西先輩…その…」

花村陽介「……ッ」

花村「クソッ!!」

花村「何でだよ!?何で…何で先輩なんだよ!?」

~第2話 混迷~

~第3話へ続く~

はい、おつかれさまでした。よいこです。

このスレは今回ここまで。次回はまた違うスレで。

だって、あんまり長くても…ねぇ?

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