[GENEZ]アイナ「あなたたちに依頼が来ています・・・」[緋弾のアリア] (66)

どうも。タイトル通り、GENEZ×緋弾のアリアのクロスオーバーです。
一応ssを書いた事はあります。もし興味のある方は探してみてください。

そして、前作を知ってる、もしくは見てくださった方。お久し振りです。またあんな感じで書いていきます。以下注意書です。また増えるかもしれません。

・恐らく短くなると思います。
・不定期更新です。
・キャラ崩壊もあるかもしれません。
・こういう現実的(?)なssを書くのは初めてです。なので物理法則が可笑しくても笑って見逃してください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424073426

俺の名前は遠山キンジ。東京武偵高校という、武力を行使する探偵の育成学校に通っている。

え?昔の話を聞かせろだって?
やだね。思い出したくない思い出もいっぱいあるんだ。お前だってそうだろ?

・・・・・・・・・・まぁ、嬉しいこと、楽しいこともあった。むしろ今は、そのほうが多いかもしれない。
最初は皆とも喧嘩したり、時には裏切られたり裏切ったりしながら、世間一般でいう普通じゃない「武偵」の道からもだいぶ逸れた人生を歩んでいっている。

今、俺や俺の仲間達は「FEW」・・・「極東戦役」に参加している。対立している勢力は2つあり(中立、無所属扱いのやつは除く)、その対立している2つの組織の片方「師団」に俺は所属している。

今一番記憶に新しいのが、俺のパートナーである「神崎・H・アリア」の生まれ育った国イギリスでの一騒動だ。
アメリカのエリア51で色金・・・アリアの体内に埋まっている特殊な物質の・・・ああ、何て言うか・・・まぁ、思念体みたいなものが宿っていて、その思念体に体を乗っ取られないようにするためのカバー「殻金」を、それを奪った「眷属」から奪い返すために戦っている。

アリアの体内に埋まっている色金は「緋緋色金」といい、恋と戦を好む。
アリアがこの色金の思念体である緋緋神に乗っ取られてしまえば、世界を巻き込む戦争が起こる。
それを阻止し、俺のす・・・大事なパートナーであるアリアも助け出すと心に決めた俺は、こうして戦役に参加しているわけだ。

さて、これで今までの経緯の説明を・・・ってああ!五月蝿いな、分かってるさ。俺は口下手でネクラですよーだ。こんな雑な説明ですみませんね!
・・・え? 長い間戦ってるのに、何でそんなピンピンしてるのかだって? 
すまないがそれだけは言えない。まぁ、追々分かっていくだろうさ。楽しみに待っていてくれよ。そんなに気になるならな。

アリアの妹、メヌエットから緋緋神についての情報を得た俺達は、俺の幼馴染みである星伽白雪の元へ向かっている。なんでもメヌエットによると「緋緋神の事は全て彼女が知っている」のだそうだ。
なんか巻数を必死に引き伸ばそうとしている小説ーー失礼だがーーみたいだ。まぁ最後に小説読んだのが何時だったか思い出せないくらい昔だけど。

今俺と同じく飛行機に乗っているのはメイドのリサ、それとパートナーであるアリア、その戦妹(アミカ)の間宮あかり、ワトソンの4人・・・なのだが、金持ちのアリアはいつもの通り当たり前のようにファーストクラスへと移動。いま俺の近くというか隣には、メイドのリサしかいない。間宮あかりはどうしたのか知らない。ワトソンもアリアと同じくらいの金持ちだから、今頃はアリアと同じファーストクラスの座席に座っているのだろう。
・・・チクショウ、羨ましいぜ。一回だけアリアと解決した最初のヤマのハイジャックから助けた乗組員の好意でファーストクラスに座席をグレードアップさせてくれたが、一度あの座席の居心地の良さを知ってしまったら、今みたいに余計に窮屈に感じてしまう。それにこちとら任務や依頼じゃなくて戦役のほうであっちこっち移動してドンパチやってるから金は減る一方だ。 もし今ベレッタ社からの金が無かったら、アリアから借りたりしてるんだろうか。

うーむ、考えたくもない。借りるってことは後で返さなきゃならんしな。

リサ「ご主人様」

キンジ「ん? どうしたリサ」

リサ「何か後ろの方でガチャガチャと金属音が・・・」

キンジ「金属音・・・?」

リサに言われ、耳を済ます。
と、確かに聞こえてきた。・・・待てよ・・・この音はもしかして・・・

???「全員動くな!」

いきなりドスの聞いた怒声が聞こえる。回りの乗客同様、直ぐ様振り返るとそこには、いかにもテロリストっぽい男達がいた。
手には黒いアサルトライフルをもっており、顔は目出し帽で覆われていて確認出来ないが、声からして男。後ろにも同様の格好をした人間が数名いる。

テロリスト1「この飛行機は、我々がハイジャックした! 死にたくなければ大人しく言うことに従え!」

さて、どうしたものか。出来ればもっと詳しく敵の事を調べるべきだが、「大人しく言うことに従え」と圧力を掛けられれば、一般人なら恐怖に震えて従うだろう。一般人なら。
逆に、今落ち着いている人間は相当冷静なのか、俺達のように武装職に就いているかのどちらか。
つまりこの状況で直ぐ様動くと言うことは、自分は武装職ですよ、武装していますよと言うようなものである。複数人での反抗では、隙を突くことも難しい。
アリア達と一緒ならどうにか出来たかも知れないが、今の状況では無理だ。

真剣に考えていると突然、むにょん、と俺の腕に柔らかい感触が。驚いてその方向を見ると、

リサ「ご主人様・・・」

リサの、綺麗な顔がすぐそこに・・・っ! 
しかもなんで此方にしなだれかかってくるんだ!
ああ・・・ヤバイヤバイ、血流が・・・

ーーーーードクンッーーーーー

ほら来た!ほら来た!

キンジ「・・・・・・ふっ。やはり、君は美しいね、リサ」

あーあ。飛行機でのヒステリアモードは2回目か。
まぁ、こういう状況じゃ、ノーマルの俺が考えるよりヒステリアモードの俺が考える方が遥かに速いだろう。それを見越してこう言うことをしたのか?リサ。
でも最近、ずっとヒステリアモードの俺に頼ってる気がするな。いかんなこれは。

キンジ「少し待っていてくれ、リサ。すぐに終わらせるから」

リサ「はい! どうか、ご無事で・・・」

リサのキラキラした笑顔を感じながら俺は、直ぐに動かず、目を閉じて音で人数を判断しようと試みる。
ヒステリアモードの聴覚によれば、人数は5。結構多い。
しかし、ヒステリアモードになった以上、余程のことがない限り死にはしないだろう。こっちの俺はミサイルを素手で逸らしたり、鬼と戦ったり、銃弾を銃弾で弾いたり逸らしたりしているのだ。あわよくばこのハイジャックを解決すれば、教務科から単位を貰えるかもしれない。

などど文章に起こせば中二病の時に書いた小説みたいな事を実際に考えながら耳を澄まし続ける。

すると、足音が前の方へ移動している音が聞こえる。もしかしたら今が動くチャンスかもしれない。
立ち上がろうとした矢先、前の方から、ぐあっと言う男の声、誰かが倒れる音が響く。もしやテロリストが乗客に暴行を加えたのかと思い、ベレッタを構えながら立ち上がると、

???「次!」

???「気を付けろ、ユキナ!」

ユキナ?「分かってる、謙吾!」

ユキナと呼ばれた少女と、謙吾と呼ばれた少年が息の合ったコンビネーションで迅速にテロリストを無力感していた。
最初に床に倒れた男に続くように、また一人、二人と倒れていく。武偵だとしたら強襲科・・・それも、少なくともAランク以上だろう。コンビネーションから見ると、組んでから相当長いのだろう。

エコノミークラスのテロリスト達を無力化した二人は、隙のない完璧な銃の構えを維持しつつ、前へと進んでいく。

キンジ「・・・あ」

ヒステリアモードの俺でも、呆けてしまうような素早さだった。リサにあんな啖呵を切ったのに、情けない。前の方はさっきの二人とファーストクラスの座席に居るであろうアリア、ワトソンに任せ、自分は後ろの方へと向かっていく。

後ろの方は何も異常は無かった。俺は全速力で前へと進んでいく。その先には・・・

アリア「キンジ! 大丈夫だった!?」

真っ先に俺の事を心配してくれるアリアが目に入った。まさかテロリストへの対処はなにもしてないとは口が避けても言えない俺は、後ろの方は何も異常は無かったよと答える。
あの二人もいた。もうアリア達とは自分がテロリスト出ないことを証明したようだ。そろそろおれもヒステリアモードがきれかかってきた。

ワトソン「そうか・・・トオヤマ、ありがとう。あ、この二人は・・・」

ユキナ?「あ、すまない。自己紹介が遅れたな。PMC「グリークス」に所属している、岩清水ユキナだ」

謙吾?「同じくPMC「グリークス」所属、大牙謙吾だ」

女の方は岩清水ユキナ、男の方は大牙謙吾と言うらしい。

キンジ「あー、そいつらと同じ、東京武偵高校の生徒、遠山金次だ」

すっかりヒステリアモードの切れた素の口調で俺が答える。すると二人は真ん丸に目を見開き、

謙吾「遠山キンジ!? じゃあ・・・あの・・・」

ユキナ「もしかして、”エネイブル”の!?」

やっべ、そういや二つ名が設定されてたんだ・・・! うっかり普通に名乗ってしまい、俺としてはこっ恥ずかしい二つ名を連呼されるハメになってしまった。
チクショウ!ハイジャックの次は精神攻撃か!もうやめてくれ!!


えー、これで今日の投稿は終わりです。あと注意書に

・オリキャラあり
>>1は緋弾のアリア、GENEZの全巻を持っている訳ではありません。
・時間軸はアリアのほうが19巻終了直後、GENEZは旅行(8巻終了後の)から帰ってきた時とします。

を追加します。

謙吾、ユキナの二人組とは空港で別れた。

キンジ「あ、学校聞いときゃ良かったかもな」

アリア「なんでよ」

キンジ「ほら、あいつら強いし。しかも武装職なんだろ?」

アリア「そうはいってもねぇ、今さら遅いわよ。 さ、切り替えて」

アリアの注意を聞き、確かにそうだと心の中で頷く。
言われてみればアリアの言う通り。今俺達は戦役の真っ最中。いくら此方に地の利があるとはいえ、いつどこで敵が襲ってくるか分からない。気を引き締めるべきだ。

ところ変わって、此処は海神学園。東京練馬区に位置し、実は民間軍事会社グリークスがいくつかのダミー会社を経由して経営している私学校だ。

上記の通り、実は民間軍事会社グリークスの支部が、この学園の地下に存在する。また、カムフラージュのために普通の一般人の学生も通っている。
謙吾たちグリークスの社員やアルバイトは「特進クラス」に属する。
表向きは「超難関大学合格を目指している」とされている。

ところ変わって、此処は海神学園。東京練馬区に位置し、実は民間軍事会社グリークスがいくつかのダミー会社を経由して経営している私学校だ。

上記の通り、実は民間軍事会社グリークスの支部が、この学園の地下に存在する。また、カムフラージュのために普通の一般人の学生も通っている。
謙吾たちグリークスの社員やアルバイトは「特進クラス」に属する。
表向きは「超難関大学合格を目指している」とされている。

廊下でユキナと別れ、自室に戻ろうとする謙吾。しかし彼を校内放送が呼び止める

「チーム”ビーバス&バッドヘッド。今すぐ学長室に来なさい」

謙吾「むぅ・・・。仕方ない、行くか」

できれば自室で一眠りしたかったのだが、学長の言葉なら従わなければならない。生徒からは「こども学長」と呼ばれ親しまれているが、怒らせると非常に恐いのが、海神学園学長、厳島アイナだ。

学長室に入る。部屋は豪勢な家具や調度品が置かれ、足元にはふかふかの絨毯が敷かれている。

セルジュ「お、来たか謙吾」

金髪の、口元に何時も他人を小馬鹿にしているような冷笑を浮かべ、いい加減な関西弁を話すセルジュが一番最初に謙吾に声をかける。
作戦中は「アンダーソン1」の暗号名で呼ばれるセルジュはゴーレムである。こう見えて相当年を取っている。

アイナ「来ましたね・・・できればもう少し速く来てほしかったのですが」

次に声をかけたのは学長、厳島アイナだ。
ロングの銀髪は少しくせ気味で、何時も眠たそうにしている。因みに、本来なら小学六年生のこどもである。これがアダ名の「こども学長」の由来。

ユキナ「謙吾!遅いぞ! 何をやっていた!?」

謙吾の相棒兼恋人、岩清水ユキナが声をあらゲル。
作戦中は「ナイチンゲール1」と呼ばれる。鼻筋が通り全体的に鋭く凛々しい容貌を持っている美少女だ。
しゃべり方が特徴的。

彩離「おっそーい!」

元気な声で謙吾に抗議するのは、謙吾と同じく獣系遺伝子制御強化外骨格ジーン・スーツ、通称「GENEZ」を着用して戦う。
見た目通り体育会系で、自分に似合わない可愛い衣装を着ている女の子を見ると羨ましがる。
学業の成績はすこぶる悪いが、GENEZを着用して戦う彼女の特性上、作戦中は頼れる仲間だ。

七湖「遅かったね。何かあったの?」

最後に一番後にチームに加わった布施七湖が反応した。
彼女は後でGENEZの適正があることがわかり、最近はバックアップだけでなく、GENEZを着て謙吾や彩離同様、全線で戦う訓練を行っている。
最初は共感覚という特殊能力を持つ天才ハッカーで、上記の通り謙吾たちのバックアップに徹していた。

謙吾「ごめん皆。遅れた」

誤りながら、ユキナの隣に立つ。直ぐに学長が話始めた。

アイナ「話を始めます。・・・その前に、謙吾、ユキナお帰りなさい。何か分かりましたか?」

謙吾「それが・・・いく先々でテロリストや犯罪者と出会ってしまって・・・。資金が・・・」

アイナ「・・・・・・・・・そうですか。お気の毒に・・・」

さすがにアイナも話を続けられない。余りにも不運過ぎる。
もう二人は裸でむつみあった関係。そしてその熱が冷めない内に海外でナイチンゲールの謎を解き明かす旅に出た。
しかし、何の因果か、謙吾達二人は行く先々で犯罪に巻き込まれたらしい。

アイナ「あ・・・コホン。まぁその話は置いておきましょう。本題に入れませんし。 謙吾、ユキナ。あなた達二人の活躍は耳にしています。あなた達が助けた民間人や企業から、報酬として資金、弾薬などが届いています。後で渡します・・・」

ユキナ「良かった・・・」

謙吾「ふぅ。本当に・・・良かった・・・」

セルジュ「一体どんだけハードな任務、じゃない。旅行やったんや・・・」

セルジュが溜め息をつく。

アイナ「本題に入ります・・・」

アイナがそう切り出し、やっと皆の気持ちの切り替えができた。

アイナ「謙吾、ユキナの二人が飛行機で日本に帰ってくる途中、テロリストに遭遇しました・・・」

アイナは続ける。

アイナ「結局それは十分ほどで解決・・・。その途中、二人は武装探偵の世界の有望株のチームに出会ったハズです・・・」

セルジュ「有望株?」

アイナ「ええ。ここ最近一番話題になっている武偵と言えば・・・」

アイナ「エネイブル」

彩離「え・・・!?」

七湖「? 誰?」

彩離「説明するよ!」

彩離がえっへん!と胸を張り、語り出す。

彩離「グリークスだからこそ分かってる事も多いらしいんだ」

彩離が前置きする。

七湖「ん? グリークスだからこそって・・・」

謙吾「ああ。何でもグリークスが衛星で撮影、録画してたり、エネイブルが戦闘を行った周辺住民の証言とか・・・」

七湖「そうなんだ」

彩離「そ・・・っ、そうそう」

セルジュ「んで、グリークスの情報収集班によると、飛行機やら新幹線やらでドンパチやって、銃弾で銃弾を弾いたり、その銃弾で更に別の銃弾を弾いたり」

七湖「は?」

開いた口が塞がらない、と言った様子の七湖。

彩離「ま、まだまだあるよ! 銃弾をナイフで切ったとか、ミサイルを逸らしたとか、スカイツリーの壁に日本指抜き手を突き刺してぶら下がったとか」

七湖「じょ、冗談でしょ?」

ユキナ「残念ながら違うらしい。グリークスの衛星は極めて高性能。間違える方が可笑しいくらいだ」

七湖「あはは・・・そんなの謙吾でも無理でしょ」

謙吾「当たり前だ。GENEZ着用しててもできん」

アイナ「まぁ、その様な活躍によって「エネイブル」・・・と、そう呼ばれています・・・」

とんでもない。もう人間ではないのではないか、という疑惑が七湖の頭をよぎる。

七湖「んっ? でも武偵って戦うって行っても、殺人は認められてないんだよね」

謙吾「そう。これはグリークスの情報収集班でも、なぜ「戦闘」を行っているかは分かっていないらしいんだ。もしそんなに大規模な戦闘を行う組織がいたら、すぐにグ   リークスに通達されるハズ」

アイナ「そういうところも含め、謎の多い人物です・・・」

アイナがこれまでの説明を要約する。少し間を置いて、こう切り出した。

アイナ「まぁその辺りの情報は、情報収集班の活躍に期待するとしましょう」

アイナ「エネイブルの周りには、数々の優秀な武偵がいると聞いています・・・。Sランク武偵が沢山居るそうです・・・」

彩離「そう。たしか、”神崎・H・アリア””レキ””エル・ワトソン””星伽白雪”・・・。Aランク武偵も居るらしいよ」

セルジュ「らしいな。まぁ、んなバケモンの周りに来んのはそういう強い奴らだけやろ」

謙吾「自分の実力に見あった、良い仲間たちだ」

七湖「そうかな・・・」

アイナ「そんな彼らから、あなた達に正式に”依頼”が来ました」

セルジュ「へ? あんなバケモンから? 俺達に?」

アイナ「はい。私も自分の耳を疑いました・・・」

いつも冷静沈着なアイナがここまで言うと言うことは、相当驚いているという証だろう。

謙吾「・・・どんな依頼ですか」

アイナの口が動く。

今日はこれくらいにしときます。

アイナ「”助けて欲しい”・・・と」

一同「え?」

アイナ「だから・・・”助けて欲しい”」

セルジュ「むしろ此方が助けてもらいたいワ・・・」

彩離「そ、そうですよ! それはこっちのセリフですよ!」

ユキナ「というか、エネイブルに「助けて欲しい」と、ただの(?)民間軍事会社に助けを求めさせるような敵に、私達が勝てるのか?」

ユキナの言うことも最もである。

アイナ「”助けて欲しい”」

謙吾「え?」

アイナ「”助けて欲しい”」

彩離「エネイブルに助けを求めさせるような敵に、私達が勝てるはず無いじゃないですか!」

彩離が悲鳴を上げる。最もだ。しかしアイナは、謙吾たちビーバス&バットヘッドが聞いたこともない命令をする。

アイナ「これは命令です。必ず依頼を完遂しなさい」

謙吾「なっ・・・!」

有無を言わさない。

謙吾「せめて・・・せめて、理由だけでも教えてくれませんか」

なんとか絞り出すように、謙吾が言った。
アイナは暫しの沈黙の後、謙吾の問いに答えた。

アイナ「先ほどの会話の通り、彼は人間離れした戦績を残しています・・・」

セルジュ「武偵界とはいえ、エネイブルの名は伊達じゃない」

アイナ「そうです。それが理由でもあります」

セルジュ「え?」

アイナ「もしかすると今後、彼と敵対するかもしれません・・・」

アイナが言った。ふと気付けばもう、眠そうな表情をしていない。

セルジュ「せやけど学長、まだ武偵と民間軍事会社が殺し合った事例なんて、ないですよ。日本だけじゃない。外国でも」

アイナ「だからこそ、です。 もし彼・・・いえ、彼”ら”と敵対した場合・・・」

謙吾「今回の彼らからの依頼で得た情報が、役に立つかもしれない・・・?」

アイナ「そうです。それが、命令の理由」

ようやく合点が言った。しかし彩離が

彩離「でも、エネイブルに助けを求めさせるような敵に、私達が勝てるはず無いじゃないですか!」

すかさずアイナが答える。

アイナ「勿論、バックアップは惜しみません・・・。それに彼らからの報酬が、グリークスにとって、とても魅力的なのです・・・」

七湖「魅力的・・・?」

アイナ「彼らからの報酬は、「今後、グリークスに協力する」・・・」

謙吾「なっ・・・! 全然魅力的じゃないじゃないですか!そんな口約束、誰だって破れる!」

その通り、口約束は簡単に破られる。こんなのが報酬と言えるようなものには、到底思えない。

アイナ「いえ、続きがあります。自分達の武力を貸す以外に、資金、特進クラスの生徒達への教導、さらに、「土地」・・・」

七湖「とっ、土地ぃ!??」

そんなものをポンと報酬にできるなんて、遠山キンジは、もしくはそのバックに着いている組織、人物、或いは仲間。それらは余程の金持ちだといえる。

アイナ「まず、報酬が支払われる場合は「土地」「資金」のどちらか片方から出されます・・・流石に両方は無理だったそうで・・・」

七湖「そ、そうなんですか」

どうやら「エネイブル」にも限度はあったらしい。良かった、資金までエネイブルじゃなくてと七湖は思った。

アイナ「そして、此方がその時欲しいものから順に受け取っていく」

謙吾「成る程。今度こそ合点がいきました」

アイナ「それでは、この依頼を受けると、依頼主に連絡します」

その言葉を聞いた後、チーム全員で退室した。

(今日は)終わりです。

このssのページを(PlayStation Vitaで)「お気に入り登録」してるんですけど、俺が書き込んだ分のレスが反映されないんです・・・。一体なぜ?

謙吾、ユキナの二人組と出会ったハイジャックの日から二日後。
俺達バスカービルのメンバーは、東京都練馬区にある海神学園の前に集まっている。

アリア「なかなか立派な所ね」

アリアが言う。どうやらお気に召されたようだ。
確かに海神学園は、傭兵の育成機関とは思えないほど美しかった。

校門から校舎の方へと伸びる道の左右にある花壇には季節の花が咲き乱れている。
戸々に集まる為の移動中にざっと見たが、敷地もとてつもなく広い。

おそらく、海外でもこんなに美しい場所はなかなか見れないだろう。

キンジ「しかしアリア」

アリア「何よ」

キンジ「お前さぁ・・・いくらに設定したんだ?」

アリア「何を?」

キンジ「ほら、アイツらへの報酬だよ」

話題が見つからず、取り敢えずそんなはなしをアリアに振る。まぁいい暇潰しにはなるだろう。

アリア「うーーん・・・取り敢えず、1億」

キンジ「お・・・っ、そうか・・・」

嘘だろ?1億?
あ・・・ありえん。しかも「取り敢えず」。改めてコイツはお金持ちなんだなと認識させられたよ。
これ以上報酬関係の話を聞くと気が遠くなりそうなので、再び海神学園の方に視線を移すと・・・

ん?なんか、職員らしき人が近付いてくる。

白雪「キンちゃん見て、職員さんみたい」

白雪に言われる。
探偵科のクセで、観察してしまう。

まず、その人物は男だった。
体育教師だろうか。服の上からでも分かる、立派な筋肉が見てとれる。
背は俺より確実に高い。180cmくらいか。

職員「お待ちしておりました。私、この学園の教員の「竹下柊」と申します」

竹下さんか。温厚そうな人物だ。

キンジ「どうも。東京武偵高校2年、遠山金次です。後ろの奴等は同じチームです」

あたりざわりのない挨拶を交わす。

竹下「それでは、学長がお呼びです。私に着いてきてください」

キンジ「分かりました。おい、行くぞ」

バスカービルメンバーに声を掛け、俺達バスカービルは海神学園の美しい道を、校舎の方に向けて歩き出すのだった。

今日はこのへんで。短くてすいません。

暫く、海神学園の校舎内を歩く。そしてーーーーーー

竹下「此処が、学長室です。どうぞ」

竹下さんがそう言って、扉の傍に立つ。

キンジ「ありがとうございます」

キンジ「ふぅーー。はぁーー」

アリア「・・・何やってんのよ? さっさと入りなさい」

白雪「どうしたのキンちゃん?」

レキ「・・・・・・・・・・」

理子「どーしたのー?」

バスカービルメンバーにそう言われる(レキは相変わらずだ)。

キンジ「いや・・・だってよ、仮にも「民間軍事会社」だぜ? 準軍事組織だぜ?」

アリア「だから何よ」

キンジ「どんな恐い人が出てくるのかなぁ、と」

ぶっちゃけ恐いことこの上ない。
俺は此処に着くまでに武偵のクセで辺りを観察していた。ただの私立高等学校(まぁ此処は幼稚園から大学まで揃っているらしいが)を装ってはいるが、どう考えても監視カメラの数が多い。途中から特進クラスの敷地内に入ったのか、扉のいたるところに指紋認証、声紋、掌紋、光彩でパスする所もあった。
授業でちょいと習ったが、グリークスは特殊な強化外骨格「ジーン・スーツ」、通称「GENEZ」を運用しているらしい。
準軍事組織であるためか、武偵がグリークスと敵対している民間軍事会社に捕まって拷問され、情報を吐かされるのを防ぐためか、それ以上詳しいことは習わなかった。

つまり、情報の漏洩に気を使っているということだ。

これは俺の勝手なイメージだが、この扉の向こう、学長室の机に座っている人物の顔は、さながらアーノルド・シュワルツェネッガーのような、厳つい顔の軍人だろう。

アリア「もう!こんなとこまで来て、なに弱気になってんのよ!さっさと入りなさいバカキンジ!」

むきぃー! とアリアが後ろで金切り声をあげる。うるせぇ!

キンジ「わかった!わかったから静かにしてくれ」

意を決し、扉を開けて中に入ると・・・

美しい女性・・・いや、少女がそこに居た。

小学校高学年くらいの、小さな少女。身長はアリアと同じくらいだろう。
ロングの銀髪はほんのりくせ気味で、ふわふわしている。

少女「・・・お待ちしておりました・・・。私が海神学園校長兼、グリークス日本支社社長、厳島アイナです」

キンジ「・・・なぁ、お前・・・嘘つくなよ・・・本物の学長を出せ」

理子「わ! かわいーっ!」

おい理子違うだろ。確かに美少女だけどさ。
ともかく、こんな子供が学長のはずがない。言われなくても解る。

アイナ「やはり、そう思いますか・・・良いでしょう・・・。証拠を見せます・・・」

そう言ってアイナが、指を鳴らす。

するとーーーーーー

ばん!!
と音を立てて扉が乱暴に開けられ、俺達の視線が扉に行く。
特殊部隊風の人間が六名ほど、俺達に向けてアサルトライフルを向けながらアイナという少女を守るように展開した。

キンジ「っ!」

アリア「くっ・・・!」

俺も、アリアも、動揺を隠せない。さっきまで全く気配を感じなかった。なのに何故ーーーーーーーーー!

アイナ「・・・おわかり頂けましたか? バスカービルの皆さん」

アイナが言う。
確かに、海神学園が民間軍事会社であり、この最高権力者がこの少女、厳島アイナであることを思い知らされた。
しかも、ただの軍隊ではない。かなり訓練を積んでいることが、戦わずして判る。コイツらは、相当手強い。通常モードの俺じゃ、ても足も出ないだろう。

アイナ「・・・下がりなさい。ご苦労様」

アイナが特殊部隊の人間に言うと、彼らは直ぐに扉から外に出ていった。

アイナ「・・・気にしないでください・・・。皆、私を見た人はそうやって驚くものです」

キンジ「本当に、君が、このグリークスの支社社長なんだな」

確認するとアイナはこくりと頷いた。

アイナ「・・・さて、それでは本題にうつりましょう」

アイナがそう切り出す。
暫く、契約内容の確認や前金の支払いが行われる。

それが一段落すると、

アイナ「・・・謙吾たち「ビーバス&バットヘッド」がここに来ます。それまでそちらのソファにお掛け下さい・・・」

今日はここまで。

ガチャリ と言う音とともに謙吾達が入ってくる。ハイジャックの時見なかった男女もちらほらいるな。

アイナ「・・・この人達が、今回の依頼を完遂するべく海神学園から派遣されるチーム「ビーバス&バットヘット」」

学長ーーーー厳島アイナーーーーがそう紹介してくれる。

アイナ「まず、左端・・・あなたたちから見て右端から。彼が「大牙謙吾」・・・。暗号名「バットヘット1」」

謙吾「よう。久し振り」

キンジ「ああ。あん時は世話んなった」

改めて謙吾をみるーーーー。
身長は俺よりずっと高い。180cmくらい。服の上からでもしっかりとした筋肉が付いているのが分かる。
目付きが鋭く鷹を連想させる風貌。

アイナ「その隣の女子生徒が「岩清水ユキナ」・・・。この二人はある程度知っていると思います」

ユキナ「私が岩清水ユキナだ。宜しく」

女子としてはせが高い部類に入るだろう。160cm。
手足が長く、肌は鮮やかに日焼けしている。
凛々しい顔立ちでーーーーーむ、胸が大きい。ヒス的に凄く危険だ。俺は年上に弱いからな。気を付けよう。
それに人は見かけによらないのは、武偵業界では常識。ましてや国内だけでなく海外で"仕事"することも多いだろうし、ソコんところは俺達武偵よりも良く理解しているだろう。
なにかやらかせば依頼を受けないこともできるのだ。向こうは。
俺の体質を見極めるのは難しいだろうが、敵に回すのは何としてでも避けるべきだろう。

俺の身の安全も考慮して、な。

アイナ「これから紹介するのは、あなたたちに会ったことのない人達です・・・。ユキナさんの隣の男子生徒は「セルジュ・ドラグレスク」。暗号名「アンダーソン1」」

セルジュ「どうも初めまして、セルジュ・ドラグレスクっていいます。よろしゅう」

顔は・・・イケメンの部類に入るだろう。それも、上位の。
どうやら外国人らしいが、まさか関西弁を使うとは思わなかった。意外だ。

アイナ「次、「堤綾花」。暗号名「バットヘット2」」

綾花「はいはーい!どうもどうも!綾花、堤綾花でございます!」

・・・・・・・・・・・・・・・場が、静まり返ったぞ・・・!
なんてことしてくれるんだ、堤綾花とやら・・・!

外見は、八重歯がやけに大きいのが目立つ。不細工ではなく、美少女だが、ユキナとは違う所謂「かわいい」系の美少女だ。
足の筋肉のラインがキレイだ。なにか足技を使う格闘技をやっているのだろうか。

アイナ「・・・・・・すいません。うちの問題児がバカな事を」

立ち上がって頭を下げるアイナ。いや、反応に困るんですけど・・・。

アリア「ま、まぁ・・・その、いいわ。説明の続きを・・・」

アリアが会話を繋ぐのに困ってやがる。つーかなんでこう言うときに理子黙ってんだ!

アイナ「気を取り直して・・・コホン。次、「布施七湖」。暗号名「バットヘット3」」

七湖「よろ、宜しくお願いします!」

スレンダーな体型をしている。綾花と比べて筋肉量が少ない。広報支援担当だろうか?

アイナ「以上で紹介を終わります。・・・お手数ですが、あなたたち「バスカービル」も、自己紹介をお願いします」

次は、俺達の番のようだ。

今日はOWARI

豪華で古めかしい家具とふかふかの絨毯があるこの部屋、学長室。
そこで最近「そういう業界」で話題になっている複数の人間がいる。

東京武偵高等学校所属の二年生のチームの、「バスカービル」。
彼らが所属している高校は、武力を行使する探偵、「武装探偵」・・・略して「武偵」を育成する場所だ。
しかし日本の武偵は殺人が認められていない。法律で禁止されている。

治安が悪くなってきている昨今だが、高校生に銃や刃物を持たせている時点で問題である。国際法で18歳未満を兵士にすることは禁止されているし、太平洋戦争で敗北して連合国の支配下に置かれた日本は、ーーー洗脳云々は置いてーーー殺人や、武力を行使することに凄まじい抵抗感がある。

つまり、「よほどの実力若しくは運がない限り、武装勢力とはまともに戦えない」のである。彼らの制服は特殊な防弾繊維で作られているが、アサルトライフルや拳銃では到底届かない距離から狙撃されれば頭や手足を撃ち抜かれてしまうだろう。

そんな状況に置かれている高校生の集まりが、チーム「バスカービル」である。

武偵界でも好成績を納めた者が多数いるが、奇妙なことに「活動記録がない」のである。
ではなぜ話題になっているのか。情報収集能力の差は割愛するが、「よほどの実力若しくは運がない限り、武装勢力とはまともに戦えない」彼らが、「すさまじい事を裏でやってのけているのではないか?」という憶測があるからだ。

米軍の衛星、彼らが「なにかやってのけた現場」の住人などの話を聞くと、とんでもないことが聞ける。

「米軍の人造人間をたおした」「銃弾を素手で逸らした」「銃弾を銃弾で逸らした」など。

その冗談のような技、なぜ武偵なのにそのような禁止されていることをしているのかという謎が、彼らが話題になるりゆうだ。

バスカービルと、バスカービルの依頼を受けるPMC、グリークスの超優秀な学生傭兵チーム「ビーバス&バットヘッド」が自己紹介中で、先程ビーバス&バットヘッドの自己紹介が終わる。

はバスカービルの番だ。

リーダーらしき少年が立ち上がった。因みに、バスカービル唯一の男子だ。

キンジ「おれが、遠山金次だ。バスカービルのリーダーだ。宜しく」

ぶっきらぼうに言って、座る。
ネクラそうな風貌と合間って、良い印象を持つ人間はあまりいないだろう。
しかし、彼は世ーーーといっても武装職のーーーを騒がせるチーム、バスカービルのリーダーであり、いろいろ「やってのけている」人物だ。

謙吾「はい、宜しくお願いします」

ハイジャックの時は同じ武装職の人間という立場だったので言葉遣いは意識していないが、今は依頼主と依頼を受ける関係。自然と言葉遣いが丁寧になる。

キンジ「あーー、いいぜ? そんな・・・敬語なんて使わなくて」

キンジがビーバス&バットヘッドの面々の視線に耐え兼ね、そんなことを言い出した。

アリア「そうね。お互い同い年でしょうし、敬語なんていいわよ」

副リーダーのアリアもそう言う。

謙吾「・・・・・・分かった。これからはタメ口だ」

彼は言った。

アリア「私がバスカービルの副リーダー、神崎・H・アリアよ」

勝ち気そうな立ち振舞い。背は小学生のように低い。
赤紫色の瞳、長いピンクのツインテールが特徴だ。

理子「はいは~~い! 私が理子! 峰・理子・リュパン4世だよ! でも「4世」って呼ばないで、ちゃんと「理子」って名前で呼んでね!」

背は140cmほど。
此方は長い金髪をツーサイドアップに結っており、アリアと違って胸が大きい。
謙吾のすきなギャルゲーに出てきそうな少女だ。

案の定、謙吾が理子をガン見している。遠慮とか、周りの目を全く気にしていない。

セルジュ「おい謙吾!呆けんな!」

ユキナ「依頼主になんて無礼な態度を取っているんだ! すいません!」

セルジュが茶化し、謙吾の脇腹にユキナが肘を撃ち込む。
ぶげ、と吹き出すような奇妙な音を口から出し、謙吾が我に帰る。

理子「ん? んんんんん?」

理子がその視線に気付いて、こう言った。

理子「あー、ゴメンねケンちゃん」

謙吾「ケンちゃん? ・・・ああ、俺のことか・・・」

理子「理子が可愛いから一目惚れしちゃったんでしょ?」

謙吾「あ・・・いや」

アリア「いやソコはすぐ否定しなさいよ」

アリアがツッコミを入れる。

理子「ゴメンね・・・理子、他に好きな人がいるんだぁ・・・」

なぜか遠い目をする理子。

なぜかバスカービルの女子がびくんと肩を僅に跳ねさせ、理子を見る。ソコには何故か、闘志が宿っている。

アリア「・・・いい加減にしなさい!」

どうやら闘志だけではすまなかったようだ。アリアが理子の二の腕を殴る。所謂「肩パン」というヤツだ。

理子「いったーい!」

理子が悶絶してソファーに座る。

話がこれ以上ややこしくならないように、白雪が立ち上がる。

白雪「皆さん初めまして。星伽白雪です。宜しくお願いします」

ペコリと45度のお辞儀をした彼女は、いかにも「大和撫子」といった風情。
長くツヤツヤした黒髪と白いリボン、それと理子より大きい胸の持ち主だ。
謙吾がまた目を奪われそうになったが、ユキナが足をわざと踏んだので未遂に終わる。

最後にずっと黙っていた女子生徒がゆっくりと立ち上がる。

レキ「・・・レキです。宜しくお願いします」

それだけ小さな声で言って座った。

彼女はある部族の出身。
無表情、鉄面皮、黙りのせいで武偵校では友人が少ないが、狙撃科のSランクの武偵。狙撃成功率は限りなく100%に近い。

キンジ「あ!すまない、あと数人こっちに協力者がいるんだが、取り敢えず俺達が主なメンバーだ。 今日此処にいない連中は後で紹介するよ」

キンジがそう言って、自己紹介が終わる。

アイナ「・・・・・・・・・これで、今この塲にいる全員の自己紹介が終わりましたね・・・」

アイナが切り出して、続ける。

アイナ「早速ビーバス&バットヘッドを任務に付かせたい所ですが・・・先ずはもっとお互いを知ることにしましょう」

謙吾「お互いを?」

白雪「知る・・・ですか?」

頭上に疑問符を浮かべるバスカービル、ビーバス&バットヘッド。
アイナが補足する。

アイナ「これまでの自分たちがやってきたこと、得意な戦術、苦手な状況、敵・・・。任務に役立つ事を、これから話し合ってください・・・」

あーーーー、なんか初めてこんな書いた気がする・・・。

今日はここまでです。

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