ウィッチ「安価水晶で新薬開発、ですわ!」(598)

ウィッチ「おいっス!」

ウィッチ「・・・・・・」

ウィッチ「はぁ・・・接客の練習などしていても、空しさがつのるばかりですわ・・・」

ウィッチ「おばあちゃんの魔法薬秘密レシピノートで」

ウィッチ「首が通常の倍まわる薬、耳たぶが伸びる薬を作り出して」

ウィッチ「品揃えは完璧なはず・・・」

ウィッチ「・・・・・・」チラッ

水晶「・・・・・・」

ウィッチ「・・・・・・」ペラペラッ

ウィッチ「何とは無しに付属の紙と一緒にひろったこの水晶、質問を吹き込むと返ってくるよう・・・」ペラッ

ウィッチ「そこはかとなく辛気臭いですわね・・・」

ウィッチ「・・・試しに」

ウィッチ「おいっス!」↓1


タマゴ酒

ぷよのssは珍しいな。
期待。

水晶『タマゴ酒』ボゥ・・・

ウィッチ「・・・会話は成り立ちそうにはなさそうですわね」

ウィッチ「しかし、この不規則性には興味をそそられざるを得ませんわ」ペラペラ

ウィッチ「ふむ、タマゴ酒、体を温める飲み物・・・」ペラッ

ウィッチ「わたくしにはまだ早いですわね」パタン


ウィッチ「ん~・・・この不規則性を新しい魔法薬の開発に応用すれば」

ウィッチ「ミラクルな魔法薬の開発も夢では・・・」ジーッ

水晶「・・・・・・」

ウィッチ「ええい、ままよ!ですわ!」

ウィッチ「新薬のアイデアを頂戴遊ばせ?↓1」

ウィッチ「質問ではございませんけど、切羽詰まっているのですわ・・・」

精神入れ代わり薬

水晶『精神入れ代わり薬』ボゥ・・・

ウィッチ「むむ・・・何やらパッと見て引き付けられるような薬ですわね」

ウィッチ「目に訴える商品、ありかもしれませんわ」

ウィッチ「効果の程は後々験体を採用すると、し、て・・・」ペラペラ

ウィッチ「・・・・・・」ペラペラ

パタン

ウィッチ「考えてもみればそうでしたわ」

ウィッチ「不規則性に頼ったわけだし、おばあちゃんの秘密レシピノートには載ってないでしょうね」

ウィッチ「今証明されましたし・・・」ハァ

ウィッチ「うん、材料も水晶に頼りましょう」

ウィッチ「いくつかは知らないけど、材料は?↓1・・・と」

ウィッチ「聞きながら探せば良さそうですわね」

魔女の涙

水晶『魔女の涙』ボゥ・・・

ウィッチ「よっと、一応メモを・・・『一つめ、魔女の涙』・・・と」カキカキ

ウィッチ「『魔女の涙』・・・?」カキ・・・

ウィッチ「ふむ、中々身近にあるものですみますわね」

ウィッチ「確か、涙を出したければ思いっきりクシャミをすればよいらしいから・・・」シュッ

ウィッチ「・・・・・・」クニクニ

ウィッチ「・・・コヨリ完成」

ウィッチ「やっぱり下品そうだから却下」ポイ

ウィッチ「・・・そういえば」ゴソゴソ

ウィッチ「『コショウの二倍クシャミが出る薬』、これこれ、これね」

ウィッチ「霧吹きに入れて・・・」トプ・・・

ウィッチ「ぅえっきし!」スルッ

パリンッ! バシャッ!

ウィッチ「あ!」ムズムズッ

ウィッチ「ぃ、ぃっきしっ!」ズビーン

――――――――――――――――
――――――――――
――――――
―――

ウィッチ「はぁ・・・はぁ・・・」

ウィッチ「ふぅ・・・ガスマスク着けるのを忘れておりましたわ」

ウィッチ「何はともあれ、わたくしの、もとい『魔女の涙』ゲットですわ!」

ウィッチ「ほ~っほほほ!」

ウィッチ「・・・・・・」ズイッ

小瓶「・・・・・・」

ウィッチ「・・・・・・」フリフリ

小瓶「 」チャプチャプ

ウィッチ「産みの苦しみ、ですわ」


ウィッチ「しかし、このまま売り出せば」

ウィッチ「『精神入れ代わり薬』ではなくただの『魔女の涙』・・・ですわね」

ウィッチ「・・・そこはかとなくヘンタイ臭い行い」

ウィッチ「ヘンタイといえば・・・」

ウィッチ「・・・いえいえ、今は魔法薬の材料を探すことに集中しましょうか」

ウィッチ「『魔女の涙』に付加する材料は?↓1と・・・」

赤ぷよエキス

エイジャの赤石

水晶『赤ぷよエキス』ボゥ・・・

ウィッチ「『赤ぷよエキス』・・・と」メモメモ

ウィッチ「よし、これまた身近な材料ですみそうですわね」

ウィッチ「赤ぷよは・・・裏の森にでもいたはずだから・・・」

ウィッチ「捕まえてマッシュしてエキスをいただきますわ!」

ウィッチ「それじゃあ、いってみよぉ!」

<森>

ウィッチ「・・・・・・」

青ぷよ「ーー」プニプニ

紫ぷよ「ーー」プニプニ

ウィッチ「はぁ・・・探し物が見つからない」

ウィッチ「たまにあるんですのよね、こういうこと」

* 「ぐっ」

ウィッチ「・・・ん、これは」

ウィッチ「どこぞのおばかさんが連れて歩いている・・・」

カーバンクル「ぐぐっ!」

ウィッチ「ぷよと遊んでましたのね」

ウィッチ「なんだか癒されますわ・・・」

赤ぷよ「ーー」ピョイン

ウィッチ「あ」

ウィッチ「ちょっとそこのあなた?」

赤ぷよ「ー?」

ウィッチ「少しこちらへよってらして?」ニヤニヤ

赤ぷよ「ー?!」ビクッ

ウィッチ「・・・逃げられそうな予感がしますわ」

ウィッチ「・・・こうなったら」

ウィッチ「メテオ!」キャピッ

ドッカーン!

赤ぷよ「 」

ウィッチ「一件落着ですわ!」グイッ

カーバンクル「ぐっ、ぐーぐぐっ!」

ウィッチ「む、何やら威嚇されてますわね・・・」

* 「あ!かーくんみっけ!」

ウィッチ「むむ?」

カーバンクル「ぐーぐっ」

* 「あ、ウィッチ久しぶり!」

ウィッチ「ほーっほほほ!こんな所にやってくるなんて、なんておばかさん!」

アルル「久しぶりに聞いたかなー、あはは・・・」

アルル「ウィッチこそ、こんなところで何やってるの?」

カーバンクル「ぐーぐぐっ」グイッ

アルル「ん、なになに?かーくん」

赤ぷよ「 」

アルル「あれ、赤ぷよがのびてる・・・」

ウィッチ「魔法薬の精製に、ちょちょっとすり潰して差し上げるのよ」

アルル「ええー・・・ウィッチ、ザンコクすぎるとおもうんだけど・・・」

ウィッチ「・・・冗談よ」チクッ

ウィッチ「よっと、つつがなく『赤ぷよエキス』ゲットですわ!」

アルル「『赤ぷよエキス』・・・?」

ウィッチ「魔法薬の材料の一つよ」

アルル「またまたよくわからない薬作ってるんでしょ」

ウィッチ「失礼ですわね。『ワサビのつ~んがより強烈になる薬』なんて画期的ですわよ?」

アルル「要るようで、やっぱりいらないような・・・」

ウィッチ「口の多い・・・あ、そうですわ」

アルル「・・・なんだろう、嫌な予感」

ウィッチ「魔法薬の材料集めを手伝いなさい」

アルル「わわ、やっぱり~・・・」

ウィッチ「あからさまに嫌な顔をしないでいただきたいですわ」

ウィッチ「さて、『魔女の涙』『赤ぷよエキス』」

ウィッチ「二つじゃ足りないと思うのよね・・・」

アルル「ボク、帰っていいかな?」

ウィッチ「そういうこと言うから余計帰れないのよ」

アルル「ひーん!」

ウィッチ「次の材料は何でしょう↓1・・・っと」

ウィッチ「つぎ、いってみよぉ!」

ドクテングダケ

水晶『ドクテングダケ』ボゥ・・・

ウィッチ「・・・よいしょ、かさ張りますわね」

アルル「なに?そのガラスの玉」

ウィッチ「今レシピをメモしているのが見えません?」カキカキ

アルル「あはは・・・ごめん」

ウィッチ「よし、キノコの生える場所はこの奥でしたわね」

アルル「ねぇ」

ウィッチ「帰りたいとは言わせませんわよ」

アルル「はい・・・」

ウィッチ(あわよくば験体にしてさしあげますわ・・・)

ウィッチ「ほーっほほほっ!」

アルル「ううう、悪人面だよ・・・」

<森・奥地>

ウィッチ「ドクテングダケ、ドクテングダケ・・・」ゴソゴソ

ウィッチ「はぁ、この辺にはないのかしら」

アルル「ねぇ、ウィッチ」

ウィッチ「何でしょう?」

アルル「さっきの水晶の玉ってなんなの?」

ウィッチ「んしょ、安価水晶と言うものらしいですわ」ゴト

アルル「なるほど、こうやってつかうんだね~・・・」ペラペラ

ウィッチ「あ、ちょっと!」

アルル「星空のハネムーン☆ってなにかな?↓1」

ウィッチ「・・・なにを聞いてるの?」

アルル「サタンがよく言ってくるから、なんなのかな~って」

美しい星空の下で、結婚したばかりの
二人が愛を語り合う事デス

ぷよぷよとは珍しい

水晶『美しい星空の下で、結婚したばかりの二人が愛を語り合うことデス』ボゥ・・・

ウィッチ「あら、なかなかロマンチックですわね・・・よっと」ギュッギュ

アルル「水晶がキレイに言ってくれてるだけかもよ?」ゴソゴソ

ウィッチ「・・・・・・」ジトーッ

アルル「・・・な、何かな?」

ウィッチ「あなた、顔に似合わずなかなかのゴーツクバリですわね」

アルル「ええっ?!」

ウィッチ「殿方からアプローチを受けることについては」ゴソゴソ

ウィッチ「かなりいいことだとは思いませんかしら?」ゴソゴソ

アルル「んー」

アルル「でもそれでサタン、みんなに迷惑かけちゃうし・・・」

ウィッチ「迷惑云々は抜きにして」ゴソゴソ

ウィッチ「あなたがそのアプローチをどう思っているかを聞きたいですわね」ゴソゴソ

ウィッチ「あと、手がお留守ですわよ」ゴソゴソ

アルル「あ、ゴメン・・・えっと・・・」

アルル「そういうのって、ボクにはまだ早いと思うんだけど」

ウィッチ「そういうのとは?」ゴソゴソ

ウィッチ「お、ドクテングダケゲット!」キラーン

アルル「星空のハネムーン☆とか」

アルル「ももいろパラダイス♪とか?」

ウィッチ「・・・まだありましたのね」

ウィッチ「まぁでも確かに・・・」チラッ

ウィッチ「あなたにはまだ早いですわね」フッ

アルル「鼻で笑うなー!」

ウィッチ「分相応の年齢になればやぶさかでもない、と・・・」

アルル「そ、それは違うよ」

ウィッチ「さっきは否定しなかったじゃない?」

アルル「それは言い忘れただけだよ!シェゾみたいに!」

ウィッチ「苦しい言い逃れですわね」

ウィッチ「・・・そろそろいじるのも飽きてきましたし、つぎの材料に、いってみよぉー」↓1

アルル「うぅ・・・ボクバカにされてるよね・・・」シクシク

瞬間接着剤

水晶『瞬間接着剤』ボゥ・・・

ウィッチ「瞬間接着剤・・・繋ぎか何かに用いるのかしら」

アルル「森から出なきゃダメなんじゃない?」

ウィッチ「にかわで代用できませんかしらねぇ」

アルル「にかわ?」

ウィッチ「動物の骨なんかをしこたま煮込むと得られる、天然由来の接着剤ですわ」

アルル「それ作って出したら売れたりして・・・」

ウィッチ「うるさいですわね。今は精神入れ代わり薬の精製に集中、ですわ」

ウィッチ「ケチケチしててもしょうがないので、いざ町へいってみよぉ!」

アルル「はーい」

<町>

ウィッチ「いたって普通に瞬間接着剤、ゲットですわ」

アルル「ええと、このメモを見るかぎり」

アルル「『魔女の涙』『赤ぷよエキス』『ドクテングダケ』『瞬間接着剤』」

アルル「が、集まってるよ」

アルル「『魔女の涙』って・・・」

ウィッチ「当然わたくしのですわ」

アルル「玉ねぎ切ったりしたの?」

ウィッチ「・・・!」

アルル「ど、どうしたの?」

ウィッチ「そういうやり方もあったのだと今気づきましたですわ・・・」

アルル「何して集めたんだろ・・・」

ウィッチ「ゴホン、気を取り直して」

ウィッチ「まだ材料が必要なのか、要るなら何かを水晶に問いますわ」↓1

シェゾの眉毛

シェゾの体毛万能過ぎィ!

水晶『シェゾの眉毛』ボゥ・・・

ウィッチ「・・・・・・」

アルル「うわぁ、名指しだよ・・・」

ウィッチ「・・・もとい、『魔導士の眉毛』といったところかしら」

アルル「ボク、パスしてもいいかな」

ウィッチ「・・・そんなこと言うから帰れないのよ」

アルル「えーっ?!」

アルル「ううー、シェゾめんどくさいからあんまり会いたくないかも・・・」

ウィッチ「あなた言いたい放題ですわね」

アルル「すぐヘンタイ的なこと言うし・・・」

ウィッチ「・・・否定できませんわね」

アルル「あ、ウィッチのお店の前」

ウィッチ「あら、大変都合のいいところに、おいっス!」

アルル「や、やぁ、シェゾ」

シェゾ「おう、おいっス」

シェゾ「じゃない!今日は開店日だから来てみれば閉まっていたぞ」

ウィッチ「あら、入口近くを見ればわかりますわよ」

シェゾ「んん?『新薬開発のために一時休業』・・・?」

ウィッチ「あなたの目はフシ穴かしら?」

シェゾ「クッ・・・ぬかった・・・」

ウィッチ「・・・で、何用ですの?ここで聞きますわ」

シェゾ「ああ、前に買った『蝸牛の速さが通常の三倍になる薬』」

シェゾ「あれがなかなか傑作だったからな」

アルル「・・・シェゾってここに来るんだね」

ウィッチ「たまにきますわね」

シェゾ「しかし、少ししたら赤く染まってしまうのが見苦しかった」

シェゾ「副作用の記載に無かったから記載漏れだ、修正しておくんだな」

ウィッチ「あら、そうでしたの。あとでしっかり修正しておきますわ」メモメモ

ウィッチ「・・・で、わざわざクレームをつけにここへ?」

シェゾ「フッ、違うな、端的に言わせてもらうぞ」

シェゾ「おまえが・・・欲しいっ!!」

シェゾ「・・・!しまった!『魔法薬』まではしょってしまった・・・」

アルル「シェゾって、やっぱりヘンタイ」

シェゾ「ヘ ン タ イ っ て い う な」

シェゾ「言い間違えただけだ!」

ウィッチ「・・・新薬の開発の決着がつくまでは当分休業ですわ」

シェゾ「お前はどうやって生計をたてているんだ・・・?」

シェゾ「・・・まあいい、用がすめば開店するんだな?」

ウィッチ「ええ、そうですわ」

シェゾ「乗りかかった泥船だ、オレも手伝うからさっさと終わらせてくれないか?」

ウィッチ「あら、協力してくださるの!では失礼して・・・」グイッ

シェゾ「お、おい!なぜオレの顔を触ろうとするんだっ!」バッ

ウィッチ「あなたの眉毛が欲しい!からですわ」

シェゾ「あなたの眉毛が欲しい!だと・・・?」

シェゾ「ヘンタイか!」

ウィッチ「失礼ですわね、新薬開発に『魔導師の眉毛』がいるのよ」

ウィッチ「ヘンタイはあなた一人で十分ですわ」

シェゾ「お前に言われたくない!このヘンタイ」

ウィッチ「ヘンタイはあなたのほうよ」

アルル「ね、ねぇ、ヘンタイ同士仲良く・・・」アセアセ

シェゾ&ウィッチ「ヘンタイじゃない(ですわっ)!」

アルル「ひーん!」ズテンッ

シェゾ「くそっ、負けた方がヘンタイだ、覚悟はいいか!」

ウィッチ「臨むところですわっ!メテオ!」ボッ ドカーン!

シェゾ「あまいっ、サンダーソードっ!」バチバチッ

ウィッチ「どんえ~ん!」

シェゾ「む、無念・・・だ・・・」プスプス

ウィッチ「お~ほほほほ!おばかさんね」プスプス

アルル「あぅぅ・・・」プスプス

シェゾ「クッ、負けたなら仕方がない、眉毛でも何でも持っていけ、ヘンタイ」

ウィッチ「・・・その闇の剣を鍋にぶち込みますわよ」

シェゾ「悪かった、いいからさっさとしろ」

ウィッチ「言われなくとも・・・プチッとな」ブチッ

シェゾ「いてっ?!」

ウィッチ「おーほほほほ!『魔導師の眉毛』ゲット!」

シェゾ「・・・それで全部か?」

ウィッチ「はて、どうでしょう、水晶に聞いて見なければわかりませんわ」

ウィッチ「まだ必要か、必要なら何かを問いますわ」↓1

無し

あとは誰に飲ますかか

水晶『無し』ボゥ・・・

ウィッチ「・・・ということは、材料はこれで全部ですわね」

アルル「えーと、『魔女の涙』『赤ぷよエキス』『ドクテングダケ』『瞬間接着剤』『シェ・・・魔導師の眉毛』」

アルル「全部ある?」

シェゾ「おい、最後の材料h」

ウィッチ「さっさと次、いってみよぉ!」

ウィッチ「先ずは全材料を鍋におとして水を入れる・・・」ブツブツ

ウィッチ「火加減は強火で・・・」ブツブツ

アルル「ふへ~・・・おいしそうには見えないよ・・・」

シェゾ「臭いも嗅いでると込み上げてくるものがあるな」

ウィッチ「中火におとして・・・」ブツブツ

アルル「そういえば、シェゾってばここで薬買ってどうするの?」

シェゾ「暇つぶしだな、回りのものに使うんだ」

シェゾ「決してオレ自身に使うことはない」

アルル「あはは・・・危なそうだもんね・・・」

ウィッチ「塩胡椒で味を整えて・・・」

ウィッチ「とどめの呪文・・・メテオ!」キャピッ

ドガアアァァン!

ぷよぷよとは解ってらっしゃる④
安価なら↓

ウィッチ「い、いたただょ~・・・」ブスブス

アルル「ばたんきゅ~・・・」プスプス

シェゾ「爆破するなら予告しろ・・・!」プスプス

ウィッチ「しかし、ものの見事に丸薬の完成ですわっ!」ジャーン

ウィッチ「・・・ちょっと大きすぎたかしら」

シェゾ「ビー玉くらいか、最悪喉に詰まるな」

ウィッチ「そうですの?ではごめん遊ばせ!」グイッ

シェゾ「お前がオレの顔に手を伸ばしたときはロクなことがないっ!」バッ

ウィッチ「んもうっ!ちょこまかと・・・あら、アルルさん」

アルル「へっ?」

ウィッチ「つまらないものですけど、お受け取りになって・・・!」グイグイ

アルル「水晶に頼ろうよ・・・!」グググ

ウィッチ「・・・わかりましたわ、水晶に二人、検体を指定していただきましょう」↓1

ルルー

ドラコで

水晶『ルルー』

アルル「あれ、一人?」

水晶『ドラコで』

シェゾ「一人の所在は大体わかるが・・・ドラコケンタウルスはどこにいるんだ」

ウィッチ「わざわざ探し出す程でもないですわ」

ウィッチ「噂を流せばいいだけ話ですもの」

アルル「噂・・・?」

ウィッチ「シェゾ、あなたはルルーをしょっぴいて来てくれるかしら?」

シェゾ「なんでオレが・・・!」

ウィッチ「おや、手伝ってくれると・・・」

シェゾ「行ってくればいいんだろ!」ズカズカ

ウィッチ「おーほほほほ!」

アルル「はぁ・・・」

ドラコ「ここで美少女コンテストがあるって聞いたんだけど!」ガラッ

ドラコ「・・・って、ウィッチのお店じゃん」

ウィッチ「おいっス!」

ドラコ「おいっス」

ドラコ「じゃなくて!だましたなー!」ガーッ

ウィッチ「何のことかしら~?」ニコニコ

ドラコ「う・・・何か裏がありそうな笑顔だぞー・・・」

ドラコ「もう間違いだってわかったから、じゃあねー・・・」

ガッシ

ウィッチ「離しませんわよ・・・!」

ドラコ「が、がうー!」

ウィッチ「飛んで火に入るドラコケンタウルスとはこのことねぉっほほほほ!」

ドラコ「しっぽはやめてー!」ジタバタ

アルル「捕まえられて暴れてるトカゲみたい・・・」

ガラッ

ルルー「ここに来るのもなかなか久しぶりね」

シェゾ「なんとか連れて来たぞ・・・」

ウィッチ「おいっス~」

ルルー「ごきげんよう」

ルルー「何やら新薬を開発したとか」

ルルー「いい加減美容に良い薬はできたのかしら?」

ウィッチ「いえ、でも、ものは試しよ?」

ドラコ「ここに来させといて薬だすんだから飲ませる気だろー!」

ウィッチ「もちろん、その通りよ」

ドラコ「が、がうっ・・・」

ルルー「『精神入れ替え薬』、興味はございますけど・・・まさか入れ替えの対象はこのチンチクリンかしら?」

ドラコ「チンチクリンじゃないやい!」

ウィッチ「ええ、このチンチクリンよ」

ドラコ「チンチクリンじゃないやぃ・・・」

シェゾ「さっさと飲ませてしまうぞ、いい加減日が傾いてきた」

ドラコ「他人事だからってひどいぞ!」

ルルー「・・・仕方がありませんわね、さっさと済ませますわよ」

ウィッチ「おーほほほほ!それではいってみよぉ!」

アルル「ちょっと強引だけど・・・えいっ!」グイッ

ドラコ「んむー!」ゴクッ

ルルー「・・・んっ」ゴクッ

ボンッッ!

ドラコ「・・・・・・」

ルルー「! !」バッバッ

ルルー「し、しっぽがないぞ!」

ウィッチ「あら・・・」

ルルー「バーニングブレス!」ハァー

ルルー「あれーー!?」

ドラコ「ちょっと、その姿でみっともない真似をしないでくださらない?」

ルルー「ルルーも十分不自然だぞ!」

ルルー「元にもどせー!がおー!」ベシベシ

シェゾ「お、おいっ!その腕力で暴力を振るうな!」

アルル「戻しかたはわからないの?」

ウィッチ「知りませんわ」

アルル「げげんっ!」

ルルー「こんな姿じゃ美少女コンテストなんて・・・」シクシク

ドラコ「今の台詞は聞き捨てなりませんわね」グイッ

ルルー「早くアタシの体返してよ!」

シェゾ「屋内でケンカするな・・・!」

アルル「早くどうにかしないと危ないんじゃないかな・・・」

ウィッチ「仕方ありませんわね、元に戻す方法は水晶が知ってるはずですわ」

アルル「そ、それだよ!早くしよ!」

ウィッチ「元に戻す方法は何かしら?」↓1

手を繋いだまま、24時間一緒に過ごし
一定量の水分を取ることデス

age

水晶『手を繋いだまま、24時間一緒に過ごし、一定量の水分を取ることデス』

ウィッチ「だ、そうですわ」

ドラコ「・・・・・・」

ルルー「が、がうっ・・・」

アルル「だから、仲直りー・・・」

ルルー「ううう、無理矢理薬飲まされたばっかりにー・・・」

ドラコ「でも、一秒でも早く繋げばそれだけ早く戻れますわよ?」フフ

ルルー「ルルー少し楽しんでるよね?!」

ルルー「もう!繋ぐよ!」パシ

ドラコ「これから一日でよろしいかしら?」パシ

ウィッチ「ええ、水晶の言うとおりならそうね」

シェゾ「はぁ・・・厄介なことになったな、明日また来る」

ウィッチ「はいはい、ごきげんよう、モチロンあなたもよ?」

アルル「うう、釘を刺されちゃった・・・」

ルルー「あー!」

ドラコ「近くにいるんだから大声出さないで頂戴」

ルルー「これじゃ帰れないよ!」

ドラコ「まさかあなた帰るつもりだったの?」

ドラコ「その姿でウロウロするのは勘弁してほしいわね」

ルルー「じゃあどうするのさ!」

ウィッチ「ここに泊まればよろしいですわ」

ルルー「えっ」

ウィッチ「客間を少し整頓してきますわね」

ドラコ「お言葉に甘えますわ」

ルルー「ええぇ・・・」

ドラコ「んぐっ、んぐっ」ゴクッゴクッ

ルルー「ぷはぁ!水ばっかりは辛いぞー・・・」

ウィッチ「薬で味をつけましょうかしら?」

ルルー「勘弁してー!」

ウィッチ「夕食は水分多めの・・・そうですわね、お粥にしましょうかしら」

ウィッチ「栄養価の高い薬草でも添えて、ですわね」

ドラコ「お任せしますわ」

ルルー「変なの混ぜないでよね!」

ウィッチ「信用ありませんわね」

ウィッチ「ふ~んふふん♪」グツグツ

ルルー「・・・ねえ、ルルー」

ドラコ「何かしら」

ルルー「なんか端から見たら姉妹に」

ドラコ「見えないわよ」

ルルー「・・・言ってみただけじゃん」

ドラコ「・・・・・・」

ルルー「・・・・・・」

ルルー「・・・ねぇ」

ドラコ「・・・今度はなによ」

ルルー「水いっぱい飲んだから、その・・・」

「ルルーもしたかったんじゃんかー!」

「うるさいわね、黙って待ってればいいのよ」

「待ってればって・・・ちょっとダメだってば!」

「・・・脱がなければ用は足せませんわよ」

「そ、そうだけど!うがー!せめてあっち向いてー!」

「向かい合わないことには無理ですわ」

「せめてアタシからさせてよぉ・・・」シクシク

ウィッチ「・・・なにやらお手洗いが騒がしいですわね」

ウィッチ「さて、こちらは仕上げの・・・メテオ☆」キャピッ

ドガアアァァン!

ウィッチ「びょえええー!」

ルルー「がうう・・・」グッタリ

ウィッチ「もうできておりますわよ」プスプス

ドラコ「どうも、ではいただきましょうか」

ルルー「うぅ・・・いただきます」カチャ

ベチャ

ルルー「あれ?」

ドラコ「・・・あなたは匙の使い方も知りませんの?」

ルルー「ち、ちょっと利き手じゃないから食べづらくて」

ドラコ「はぁ・・・仕方ありませんわね、口を開けなさい」スッ

ルルー「え、えーと・・・」

ドラコ「は や く」ズイッ

ルルー「はいっ!あむっ・・・」モグモグ

ドラコ「まったく、こんな姿絶対サタン様には見せられませんわね・・・」

ドラコ「ごちそうさま」

ルルー「ごちそうさまだぞ・・・」

ウィッチ「おそまつさま。寝床を用意してくるからお風呂へどうぞ」

ルルー「えっ」

ドラコ「さっさと入るわよ」

ルルー「えっ!えっ!」

ドラコ「何か問題でも?」

ルルー「大有りだよ!脱がなきゃいけないじゃん!」

ドラコ「何当然のことを言ってるのよ」

ルルー「あ、あれ以上見られるのは嫌なんだけど!」

ドラコ「今さらだわ、行くわよ」グイグイ

ルルー「がうー!」ズルズル

支援

age

ドラコ「あ」

ルルー「お風呂目の前なのにどうしたの…」

ドラコ「どうやって服を脱ぐかおわかり?」

ルルー「…知らないぞ」

ドラコ「はぁ…考えてみれば私が左手、あなたが右手をつないだ状態で服を脱ぐのは無理がありますわね」

ルルー「お風呂に入らない…?」

ドラコ「却下、そんなばばっちい真似はできませんわね」

ルルー「が、がうっ」

ルルー「あ、そうだ」

ドラコ「何よ」

ルルー「水晶が治し方言ったんだから、水晶もこうなるってわかってるんじゃないの?」

ドラコ「一理あるわね」

ルルー「じゃあ聞いてみるぞ!」

ルルー「手をつないだままどうしたら服を脱げるのかわかんないぞ!↓1」

体の一部がくっついていたらok

水晶『体の一部がくっついてたらok』

ルルー「……あれ?」

ルルー「これじゃわかんないんだけど!」

ドラコ「考えていたら閃いたんだけれど」

ドラコ「二人同時に脱ぐって仮定するから駄目なのよ」

ルルー「じゃあ一人ずつならいけるの?」

ドラコ「私が脱ぐからあなたの腕にでも服をぶら下げておきなさい」

ルルー「なるほど!ルルー賢いぞ!」

ドラコ「バカにされてるみたい」ヌギヌギ

ルルー「わー!ちょっと待って!それじゃ見られちゃうよ!」

支援アゲ

ドラコ「誰に見られるっていうのよ」ヌギヌギ

ルルー「ルルーにだよ!」

ドラコ「ハァ・・・あなたわかりませんの?」

ドラコ「今のあなたは私の体で動いている、でも感覚はあなたのものなのだから」

ドラコ「あなたは今鏡で写したように自分を見ている、わかる?」

ルルー「う・・・うん、何となく」

ドラコ「次に私はあなたの体で自分の体を見る」

ドラコ「つまり、あなたの体があなたの体を見てる」

ドラコ「だから私はあなたの体を見ない、わかる?」

ルルー「・・・あれ?・・・あれあれ?」

ドラコ「わからなくてもいいわ、風邪引くからさっさと入るわよ」ズカズカ

ルルー「アタシがルルーでルルーがアタシで・・・あれ?」

きたー

カポーン

ドラコ「適当なことも言ってみるものね、極楽ですわぁ・・・」ヌクヌク

ルルー「・・・?・・・?」ブツブツ

ドラコ「・・・こら」パシャ

ピチャッ

ルルー「はっ!」

ドラコ「湯から上がったら体を洗ってちょうだい」

ルルー「は?へ?い、いつの間に入ってたの??」

ドラコ「さっきよ」ザパァ

ルルー「へ?!わわ、ちょっと!」

ドラコ「・・・そういえば背中はどう流そうかしら」

ドラコ「ウィッチに頼めばいいわね」

ルルー「なんなのさー!もう!」

ウィッチ「浴場に全員集合!ですわね、おーほほほっ」

ドラコ「いいから早く流してちょうだい」

ウィッチ「かしこまり、ですわ・・・エンヤコーラヤッと」ゴシゴシ

ルルー「アタシ何もやることないんだけど・・・」

ウィッチ「じゃあ洗髪のお手伝いを濡れない程度にいかが?」ワシャワシャ

ルルー「わかった、自分の髪くらい自分で洗わないとね」

ドラコ「私ドラコケンタウルスとしては他人に洗われているような」

ルルー「またわけわかんなくなるから止めてよ!」ゴシゴシ

ルルー「はぁ・・・なんとか終わったぞ・・・」チャプ・・・

ウィッチ「あら、まだ私が終わってませんわよ?」

ルルー「両手使えるんだから自分でやってよね!」

ウィッチ「・・・あなた、世話になってる身分でよくそんなことが言えますわね」ジトーッ

ルルー「お世話にならざるを得なくしたのはだれさ!がうぅ!」

ドラコ「私の顔で吠えるのはお止しなさい、温まったらさっさと上がるわよ」

ルルー「がう・・・」

ウィッチ「怒られやがれ、ですわ~ふんふん♪」ワシャワシャ

ルルー「もうこの人きらい!」

ルルー「なにさ、好きで入れ代わったわけじゃないのに・・・」グズグズ

ウィッチ「あらら、上がったとたんにふて寝してしまいましたわ」

ドラコ「水は明日飲めばいいわよね、ふあぁ・・・入れ代わると慣れなくて疲れるわね・・・」

ウィッチ「あら、そうなの」

ドラコ「あなたもシェゾ辺りと入れ代わってみたらどうかしら?」

ウィッチ「異性となんてこっちから願い下げですわっ!」

ドラコ「そうかしら?じゃあ寝るわね、おやすみなさい」

ウィッチ「冗談じゃないですわ・・・」

ウィッチ「・・・片付けを終えたら私も寝ましょうか」

~翌日~

「・・・おい、起きろ」ユサユサ

ルルー「・・・んん、もう朝?」

ドラコ「女性の寝床にズカズカあがるなんてヘンタイよ、あなた」

シェゾ「・・・悪い、気になったから早めに来てみたらウィッチが倒れていたんだが」

シェゾ「お前らの仕業か?」

ルルー「え!ほんと?!」

ドラコ「私を何だと思ってるのよ、冗談は抜きにしてどうしたのか教えなさい」

シェゾ「あ、ああ・・・戸締まりもしていなかったから・・・勝手に入ったわけだが」

シェゾ「鍋の近くに倒れていた」

シェゾ「あの分ならただの風邪だな、心配はいらない」

ドラコ「あら・・・じゃあ昨日湯冷めでもしたのね、申し訳ないわ」

ルルー「ええー・・・昨日あんだけ元気だったのに」

シェゾ「・・・で、朝食はとったか?」

ドラコ「片手不自由で作りようがないわ」

ルルー「ウィッチも風邪なら無理だから・・・」

シェゾ「まあ食って無いだろうとは思っていた」

ドラコ「・・・なによ、あなたが作るっていうの」

シェゾ「その通りだ」

ルルー「シェゾって料理できるの?」

シェゾ「ボーッとしてたらいつの間にかウェディングケーキを作っていた程度だがな」

ルルー「っへぇ~・・・ん?ウェディングケーキ・・・?」

シェゾ「今日は少し気合いを入れて↓1を作るか」

満漢全席

カース マルツゥ

変態兄さんハンパねぇ

シェゾ「少し気合を入れて満漢全席を作るか」

ルルー「ま、まんはん…?」

ドラコ「中華料理なのかしら?」

シェゾ「正解だ、ただし食べきるのに数日かかる」

ドラコ「朝食ぶんだけでいいわ」

シェゾ「そうなのか…それにさすがに珍味は俺のところにも置いてないからそろえられないな…」

ルルー「珍味?」

シェゾ「ラクダのこぶやらサルの脳味噌やらだ」

ドラコ「かなりスプラッティーな料理ね、朝からなんてもの作るのよ」

シェゾ「朝食だし、軽めのメニューに絞るか」

シェゾ「それに水分も…よし、材料を持ってくる」ガチャバタン

ルルー「…シェゾってシェフやってたのかな」

ドラコ「聞いたことないわよ」

~数刻後~

シェゾ「まったく、自分の才能が怖いな…」

ルルー「待たせ過ぎだぞー…」グッタリ

ドラコ「あれだけ張り切ってた割には見た事のある品がいっぱい並んでるわね…」

シェゾ「なんだ、奇をてらった方がよかったのか?」

ドラコ「丁重にお断りしますわ」

シェゾ「俺は数品適当によそってウィッチに食べさせてくる」

シェゾ「お前らは適当に食ってろ、お残しは許さんぞ」スタスタ

ドラコ「ああ見えて献身なのね」

ルルー「そんなことはどうでもいいよ、それよりこれのどこが軽めなのさぁ…」

治療法!治療法!

シェゾ「塩梅はどうだ?」ガチャ

シェゾ「・・・まだ寝ているか」

ウィッチ「・・・起きてますわよ」

シェゾ「そうか、ならさっさとこれを食え、朝食だ」

ウィッチ「昨日の残り物でもないそれは・・・春巻かしら?」

シェゾ「あっ、くそっ・・・本気で適当に選びすぎた・・・」

シェゾ「たしか卵と葱のスープがあったはずだ、取ってくる」

ウィッチ「固形物が食べれないほど拗らせてはいないですわ」

シェゾ「だが消化のいい方が・・・」

ウィッチ「お腹が空いてしょうがありませんわ、早く食べさせなさいよ」

シェゾ「・・・ほんとに春巻でいいのか?」

ウィッチ「ええ、構いませんわ」

シェゾ「食っているところ悪いが、湯冷めしたんじゃないかとあいつらから聞いたぞ」

ウィッチ「ええ、まぁそうかもしれないですわね」

ウィッチ「お風呂にあれ程時間がかかるとは思っていませんでしたし」

シェゾ「元はといえばお前が自分で蒔いた種だ、迷惑かけたぶんかえって来たんだな」

ウィッチ「材料のあなたも同罪ですわ」

シェゾ「俺はとんだとばっちりだ!」

シェゾ「まったく・・・もうすぐアルルも来る頃だ、今日一日はこっちに任せてお前は寝ていろ」

ウィッチ「それは出来ませんわ」

シェゾ「眠れないのか?」

ウィッチ「あの薬を見届けないと」

ウィッチ「他にどういう作用があるかもしっかり見ておかないと」

ウィッチ「商品として売り出せないですもの」

ウィッチ「どの道このひどい頭痛では寝つけませんし」

ウィッチ「…かといって歩き回るのもままならないのですけど」

シェゾ「ならそこで一日養生しておけばいいだろうが」

ウィッチ「何度も言わせないでほしいですわ…そうだ」

ウィッチ「あなた先日負けた時に、『何でもしてやる』って言わなかったかしら」

シェゾ「ん…そんなこと言った覚えは…」

ウィッチ「あ り ま す わ」

ウィッチ「さっさとこの頭痛を取り除いてほしいですわ~♪」

シェゾ「くっ…頭痛薬でも置いてないのか」

ウィッチ「そんな猪口才なもの作りませんことよ、おーっほほほ!」

シェゾ「せめて自分用にくらい作っておけ!」

シェゾ「くそっ…いいように利用されている気もするが…どうすればいいんだ↓1」

ウィッチ「…ちょっとあなた、しれっと水晶使わないでちょうだい」

シェゾ「聞けば答えてくれるなら聞いた方が早いだろう、そうう考えてやっただけだ」

ひとえに愛だよ

来ていたか

水晶『ひとえに愛だよ』

シェゾ「愛・・・ウルトラクイズか・・・?」

ウィッチ「さぁ、どうなんでしょうね」

<ウィッチ- キタヨー

シェゾ「アルルか、丁度いい」

ウィッチ「どうしたのよ」

シェゾ「ちょっと聞きたいことが出来たんだ」スタスタ

ウィッチ「そう、いってらっしゃいな~」

アルル「あ、シェゾじゃん!先に来てたんだ」

シェゾ「あの二人が騒いだらことだからな、それにウィッチが風邪をひいていた」

アルル「え、ほんと?!悪いの?!」

シェゾ「頭の痛みさえ無くなれば動けるくらいのものだ」

アルル「じゃあ心配しすぎるほどじゃないかな」

アルル「それじゃあ、おじゃま」

シェゾ「・・・まて」

アルル「ん?どうしたのさ」

シェゾ「その頭痛についてなんだか、話がある」

シェゾ「つまりだな・・・」

シェゾ「おまえが・・・ほしいっ!」

アルル「ええっ?!あ、朝から何言ってるの!」

アルル「シェゾも風邪引いてるんじゃないの?!」

シェゾ「しまった!『意見』が抜けた・・・!」

アルル「落ち着いて・・・意見ってなに?」

シェゾ「・・・ウィッチの頭痛は、『愛』で解決できるらしい」

シェゾ「水晶はそういっていた」

アルル「あらら、水晶使ったんだ・・・」

アルル「んー、ボクに愛の事を聞かれてもー・・・」

アルル「よくわかんないや」

シェゾ「お前とサタンの絡み、あれは愛じゃないのか?」

アルル「あ、あれは違うってば!サタンが変なことやってるだけだよ!」

シェゾ「だが、『愛しているぞ~♪』やら、『星空のハネムーン☆』やらのたまってたのはあいつだ」

シェゾ「・・・思い出したら寒気がするな」ブルッ

アルル「じゃ、じゃあ、その・・・サタンに聞いたらいいと思うよ?」

シェゾ「それは嫌だ」

シェゾ「・・・仕方が無い、知っていそうなのを見つけだして聞き出すしか無いか」

アルル「ええと・・・どっか行くの?」

シェゾ「ここに愛が理解できている者がいるとは思えないからな」

アルル「ルルーは?」

シェゾ「あれは愛じゃない、執念だ」

アルル「ええー・・・」

シェゾ「ついて来るなら勝手について来い、午前中にはかたを付けたいからな」スタスタ

アルル「あ、待ってよ!」


???「ふふふ・・・」

???「なんだろうな、なんだろうな、朝から楽しそうな人が二人」

???「楽しいの大好きさ!大歓迎!」

???「そして・・・ふふふ、何か楽しそうな物を拾っちゃった♪」ゴト・・・

???「安価水晶・・・聞いた事に・・・答えてくれる」

???「ううーん、興奮してきたよ!」

???「ところでところで水晶さん、あのお兄さんは誰に会うんだろう?」↓1

???「あはっ!聞いちゃった!」

???「もっと盛り上がってよ・・・うふふふ」

疑わしいりすくま

ちょ、隠れキャラの方かよww

<森>

シェゾ「森に来てはみたが・・・」

アルル「だぁれもいないね」

シェゾ「いや、まて、あれを見てみろ」

シェゾ「人形が捨てられているようだ」

アルル「木にもたれてるけど・・・りすにも見えるしクマにも・・・」

?? 「ガガガ・・・プシュー」

アルル「うわぁ!動いた!」

シェゾ「気味が悪いな」

?? 「アンガー」

?? 「フンヌー」

?? 「ピピピ、アイセンサーガ、アイノタビビトノセッキンヲカクニン」

?? 「ジッケンカイシ、ジッケンカイシ」

?? 「トキニ、キミハナニモノカネ」

シェゾ「・・・こっちのセリフだ」

?? 「ビビビ、キミニアイセンサーガハンノウ」

?? 「ワタシハ、ミナニ、リスクマセンパイト、ヨバレテハイル」

りすくま「ヒソヤカニ、コッテリト、アイヲ、カタロウ、カ・・・フンヌー」

アルル「どうする?知ってるみたいだけど、でもちょっと気味が悪いかも・・・」

シェゾ「気味は悪いが見た目は悪くないな」

アルル「えー・・・?」

シェゾ「お前は愛が何かを知っているのか」

りすくま「アイ、ユエニ、イキヨ」

りすくま「ガガ、アンガー」

りすくま「ソレハ、イツクシミ、デアリ、ヨク、デアリ、カワイガリ、デアル」

りすくま「イト、カナシ、アンガー」

シェゾ「・・・?」

りすくま「モロクモアリ、キョウゴデモアルソレデ」

りすくま「キミハ、ドウシタイノカネ」

シェゾ「どうしたいだと?頭痛を治すんだ」

りすくま「キミノ、ナヤミ、カ」

シェゾ「いや、ウィッチ・・・まぁお前は知らないだろうが、そいつの頭痛を治すんだ」

りすくま「アイハ、ヒャクヤクニ、アタイスルカ」

りすくま「ガガガ、ピピピ」

りすくま「よくわからんな、広辞苑で調べろ。以上」スタスタ

シェゾ「おい!なんでいきなり投げたんだ!」

りすくま「ドドドドドド・・・」ダダダダ

シェゾ「何か叫びながら行ってしまった・・・」

アルル「あ、シェゾ、これ!」ヒョイッ

シェゾ「それは・・・薬か?」

アルル「書き置き?みたいなのもあった」

アルル「『愛とは、爆発することと見つけたり』・・・?」

シェゾ「またウルトラクイズか・・・」

アルル「うーん・・・」

シェゾ「まあいい、これがヒントかもしれない、もらっていくか」

シェゾ「さっさと次に行くぞ」

アルル「はーい」



???「あれは・・・ということは」

???「あのコも近くにいるのかな!ふふふ、ワクワク」

???「それはそうと、あの人は誰に会うんだろ?」↓1

???「ふふ、愛って楽しいのかな?」

りんご

愛はためらわないことさ

若さって何だ

りんご「まいごだ♪まいごだ♪ま~い~ご~♪」

りんご「m・a・i・g・o ま・い・ご!」

りんご「はぁ、センパイの巻き起こしたとてつもない爆発で」

りんご「そこはかとなく危険なかほりのする森に落とされてしまった」

りんご「これはもしや、ピンチですかぁー?!」

シェゾ「そこで騒いでいるのは誰だ?」

りんご「げげ!ヤバそうなコスプレお兄さんと遭遇してしまいました!」

りんご「ピンチ変わらず!」

シェゾ「だれがヤバそうなコスプレお兄さんだ!」

りんご「申し遅れました、私、あんどう りんごと申します」

りんご「友人とはぐれ、道に迷い、途方に暮れていたんです」

>>99
振り向かないことさ

シェゾ「途方に暮れていたようには見えなかったが…」

シェゾ「森を抜ける道は知っている、用が済めば案内してやろう」

りんご「むむ、ヤバそうなお兄さんがなにやらヘンタイチックな提案をしてきた」

りんご「乗るべきか乗らざるべきか…用の中身を知らないゆえ甲乙つけがたい!」

シェゾ「どいつもこいつも俺をヘンタイと…」

アルル「はぁ~っ、やっと追い付いた」

アルル「あれ?シェゾってば、その子どうしちゃったの?」

アルル「まさか、『ほしいっ!』って言っちゃった?」

シェゾ「お前な…」

りんご「あ、そこの話の分かりそうなお方!」

アルル「話の分かりそうって…アルルって呼んでいいよ」

りんご「なるほど…あ、私、あんどう りんごと申します、りんごって呼んでください」

アルル「うん、じゃありんご、何か困り事でもあったの?」

アルル「森から出たいなら、とりあえず今来た道を戻るのがいいかな」

りんご「ということは、やはりアルルも道を知っている、と」

りんご「ならば」

りんご「ズバリ、道案内してもらって構わないでしょうか?!」

アルル「もちろん!」

シェゾ「おいまて、行くか帰るか決める権利は俺にある。勝手に決めるな」

りんご「ガビーン!そんな殺生な!」

アルル「りんごの言うとおり、それはあんまりだよ、シェゾ!」

シェゾ「だが今の俺達には愛を確かめるという目的があるだろうが」

りんご「なにやら語弊を生みそうなフレーズが飛び出しました!」

アルル「大丈夫、ボクはさっきのりすみたいなくまみたいなセンパイの言ってたことで」

アルル「愛がわかった気がするんだ~」

アルル「あのとき、『カワイガリ』って言ってたと思うんだけど」

アルル「ウィッチをかわいがってあげればいいんじゃないのかな?」

シェゾ「それが答えか…?」

アルル「きっとそうだと思う」

りんご「人を治療する言葉に『手当て』という言葉がありますけど」

りんご「病気で気が重い、そんな時に手を添えてくれると」

りんご「私的には非常にありがたく、かつ安心できる、と、思います」

りんご「更にありがたいことに」

りんご「その、『りすみたいなくまみたいな先輩』は私のセンパイです!」

アルル「えっ!そうなの!?」

りんご「りす業界でもくま業界でもアウトロー、そんな危険な存在であるりすくませんぱいは今どこに?」

シェゾ「残念だが、森の中に去って行った」

りんご「これはもしや…」

りんご「探し出さないといけないパターンですかぁー?!」

アルル「探すって言っても、この森いろんなとこにつながってるし・・・」

りんご「具体的に言うと?」

アルル「あっちに行けば海岸、こっちに行けば墓地、そっちに行けば公園、戻れば町だよ」

りんご「ふむ、実になやましい選択だ」

シェゾ「悩むようだったらこれを使え」シュル

りんご「ヤバそうなお兄さんが、そこはかとなく怪しげな水晶を取り出しました」

シェゾ「もうめんどくさいからつっこまんぞ」

シェゾ「聞きたいことがあったらそれに聞け」

アルル「アテになるかどうかはよくわかんないけど・・・」

りんご「要するに、運を天に任せるしかないもの、らしい」

りんご「信用度が高いか低いかよくわからない水晶に、どこに行けばいいかズバリ言い当ててもらいたい所存!」↓1

幽霊と一緒

水晶『幽霊と一緒』

りんご「ご丁寧に、居場所と同伴者まで一緒に答えてくれたらしい!」

りんご「って、ユーレイ?!?!」

アルル「りんごって幽霊苦手?」

りんご「非科学的な存在は、センパイ以外総じて苦手です!」

シェゾ「時間がおしい、場所が知れたなら早く行くぞ」

りんご「身内がいるなら行くしかあるまい!」

アルル「あんまり・・・無理しないでね?」

<墓地>

シェゾ「ついたが・・・ぱっと見どこにいるかわからないな」

アルル「あれ?でもあそこに誰かいるみたい・・・って」

スケルトン「・・・・・・」ズズズ

りんご「理科室の標本がお茶をすすっている」

りんご「シュールすぎて悲鳴が込み上げてこない!」

スケルトン「・・・ん、お主ら何用じゃ?」

スケルトン「と何事か聞く前にまずは茶を嗜んでもらうかの」

スケルトン「シルベスタギムネマ茶を今煎れたところじゃ」

シェゾ「今はそれどころじゃ・・・」

アルル「疲れたし、ご馳走になろうよ!」

りんご「不思議な名前のお茶への好奇心が収まらない私としては」

りんご「飲んでみたいところ!」

アルル「にっがー!」

りんご「お茶菓子から甘みを感じません!」

スケルトン「糖の吸収を抑えてくれる・・・ダイエットにはもってこいのお茶じゃー」

りんご「ズバリ、その体型にダイエットは物理的にむりです!」

シェゾ「飲まなくて正解だったな」

シェゾ「・・・ところで、この辺りに幽霊はいるか?」

スケルトン「幽霊、もうそろそろ訪れるはずじゃ」



ユウちゃん「骨のじいちゃん!あーそびーにきーたよー!」

レイくん「・・・鳩麦茶」

スケルトン「今用意するからのぅ」

りんご「ひあああああ?!ついにでたぁーーー?!?!」

まぐろ「やぁ、りんごちゃん★」

りんご「ひょええええ!まぐろくんだぁ~~!?」

りんご「ってまぐろくん、ここにいたんだ」

まぐろ「迷ってふらりと出合ったこの幽霊たちにクイズ攻めにされて」

まぐろ「途方に暮れていたのさ★」

シェゾ「途方に暮れているようには見えないな…」

アルル「お口直しがほしいとこだけど…」

アルル「りんごの友達が見つかったならセンパイ探しに行こう!」

ユウちゃん「ちょーっとまったぁーー!」

レイくん「……」ズズズ…

りんご「どひゃー!」

ユウちゃん「ここから離れたければ、アタシのクイズに答えてもらわないことにはー」

ユウちゃん「離れられませーん!」

レイくん「…だめー」

りんご「ま、間違えたらどうなるかを具体的かつ端的に説明してほしいのですが…?」

ユウちゃん「ま~ち~が~え~た~ら~?」

ユウちゃん「豪華!ぷよ地獄の旅にごあーんなーいで~っす!」

レイくん「…ごあんな~い」

りんご「ひいやああああ?!ぷよ地獄ってなんだああぁぁ?!」

まぐろ「りんごちゃん落ち着いて★」

シェゾ「さっさと出せ、4人もいれば一人くらいは答えられるはずだ」

アルル「そうだよ!それに急いでるし…」

ユウちゃん「ではではー第1問!」

ユウちゃん「ピッチャー振りかぶって、『からし』を投げたー!」

ユウちゃん「すると、あれれれれ?『からし』が、もーっと辛くなりました!」

ユウちゃん「さて、なんでしょーか?!」

これは、答えていいの?

投(トウ)辛子?

シェゾ「トウ、からしで唐辛子だ」

ユウちゃん「ぱんぱかぱーん!だーいせーいかーい!」

レイくん「…これをどうぞ」

シェゾ「…鳩麦茶か」

アルル「シェゾ、早いってば…」

まぐろ「頭がやわらかいのかな★」

ユウちゃん「すかさず、第2問!」

ユウちゃん「レイくん、田舎に越して、何してるの?」

レイくん「…家畜を飼った、儲かってる」

ユウちゃん「さてさて、レイくんが飼ったどうぶつとは~」

ユウちゃん「なーんでしょ~?!」

りんご「さっぱりわかりません!」

まぐろ「僕はわかっちゃったかな★」

りんご「なんですと?!」

儲かった→モウ買った→牛

まぐろ「モウ、かってる、だから牛を飼ったのかな」

ユウちゃん「ほいさっ!あーったりぃー!」

レイくん「…どうぞ」

まぐろ「鳩麦茶、どうも★」

りんご「だめだ、私はとんちが利かないみたい…」ガックシ

アルル「私もだめかも…」

ユウちゃん「今さらだけど、鳩麦茶をいただいた方はー…」

ユウちゃん「回答権剥奪でーすっ!」

シェゾ「なにっ?!」

まぐろ「おやおや★」ズズズッ

アルル「ひえ~?!」

りんご「そんなばかな?!」

ユウちゃん「それではー、泣いても笑ってもこれが最後の第3問!」

ユウちゃん「お母さんっ!今日の朝食は?」

レイくん「…昨日の夜、帰り遅かったから抜き」

ユウちゃん「ガッビーン!超ショック!じゃあお昼は?」

レイくん「…あなたの携帯電話で得た、驚愕の事実、だから、抜き」

ユウちゃん「そんな殺生な~!中ショック!じゃあ、じゃあ、夕飯は?」

レイくん「…めんどくさい、抜き」

ユウちゃん「あれれ~?!」

ユウちゃん「夕食が食べれないとわかったアタシは~」

ユウちゃん「どれだけショックだったでしょうか!」

アルル・りんご「「わかりませんっ!!」」

シェゾ「…さっきからクイズのたびに反応しているこれを使え」

アルル「あ、水晶!答えを聞いてみる?」

りんご「力を借りるほかないと私も思います!」↓(一定時間経過)

ショック!
って言ってみる

地球のみんなオラにげんきをわけてくれ

朝食ー超ショック!
昼食ー中。ショック!
つまり、夜食ーや�・ショック?

>>120
ユウちゃんが言ったしユウショックじゃね

アルル「答えはー…」

りんご「ズバリ…」

アルル・りんご「「やや、ショック!」」

ユウちゃん「うう~…」

ユウちゃん「だ~いせ~いか~い!」

レイくん「…おめでとう」サッサッ

アルル「鳩麦茶だ」

りんご「ありがとうございます」

レイくん「…『どれだけ』ショックか、だから」ボソ

りんご「ん?」

レイくん「……」スーッ

りんご「消えてしまった」

ユウちゃん「なかなか楽しませていただきました!では、また来週~!」ボウンッ

まぐろ「あらら、こっちも消えちゃった★」

シェゾ「用は済んだな、引き返すぞ」

アルル「そうしよっか、センパイどこだろう」

りんご「少なくともセンパイがここにいないのは確かなようです」

まぐろ「センパイもああ見えてお茶目さんだね★」

スケルトン「気が向いたらまた来るがよいぞー」ズズズッ



???「あれれ、引き返していく」

???「もう帰っちゃうのかぁ、楽しくないなぁ~…」

???「…そうだ、誰かに姿を変えて邪魔しちゃおう!」

???「誰がいいかな~」↓1

???「ふふふふ…」

サタン

<森>

りんご「センパ~イ近くにいたら何か声を上げてくださ~い」

アルル「やっぱり森にはいないのかなぁ…」

シェゾ「だいぶ日が高くなってきたな…そろそろ昼時か」

アルル「もうそんなにたつんだね~」

ガサッ

まぐろ「そこに誰かいるみたい★」

りんご「ひょっとしてひょっとしたらりすくまセンパイですか?!」

サタン「見間違えとは無礼な奴だ」

サタン「アルル~、こんなところにいたのか~♪」

シェゾ「お、お前はっ…!」

アルル「サタン!」

サタン「こんなところでみんなとお散歩か?」

サタン「ちなみに私はお散歩兼アルル探しの途中だったのだ♪」

シェゾ「生憎だが今は絡んでる暇がない」

サタン「そんなに急いでどうしたんだ」

アルル「人探ししてるんだけど…そうだ、サタン」

アルル「りすみたいなくまみたいなセンパイ見なかった?」

サタン「りすみたいなくまみたいなセンパイ?」

サタン「覚えがないな…」

アルル「そっか…じゃあまた」

サタン「よければ私が力を貸してやるが?」

シェゾ「結構だ」

りんご「先ほどから見てると協力的に見えるけど」

りんご「アルルとヘンタイさんはとても嫌そうだ」

シェゾ「ヘ ン タ イ っ て い う な !」

アルル「たびたび大騒ぎ起こすから」

アルル「こういう事件に関わったらまた何かしちゃうかなーって…」

サタン「しっかり見張っててくれれば事を起こさないかもしれないぞ?」

アルル「自分で気をつけてよね…」

りんご「つまり、この人はトラブルメーカーなんでしょうか」

まぐろ「まったくもってそうらしい★」

サタン「帰る気は毛頭ないぞ」

サタン「さぁ、人を一緒に探すか、アルル~♪」

アルル「あちゃちゃ…」

シェゾ「はぁ…」

りんご「とりあえず一人加わったところで」

りんご「公園と町と海岸という行き先があったと思うのですが」

まぐろ「三分の一ってとこかな★」

りんご「まぐろくんの言うとおり」

アルル「一回で見つけるのは難しそう…」

サタン「よしアルル、こっちへ行こうか~」↓1

アルル「あ、ちょっとサタン、どこいくの!」

シェゾ「嫌になるな…」

海岸に行きそのままハネムーンへ···

海岸に行きそのままハネムーンへ···

<海岸>

サタン「アルル~ついたぞ~♪」

サタン「美しい海!どこまでも広がる空!砂浜!」

サタン「これに雷を添えればより風情が出そうだ」

りんご「この風景に雷を添えるなんて・・・」

まぐろ「とんだ悪趣味さんだ★」

サタン「このコンディション、ハネムーンには持ってこいだとは思わないか?」

アルル「今はそれ所じゃないよ!」

サタン「今がダメなら後ならいいのだな?」

サタン「私はいつでも待っているからな~♪」

アルル「はぁ、これだよ・・・」

???「見つけたぞ、アルル!」

アルル「だれ?!」

シェゾ「どこからどう見てもサタンだ」

サタン「アルル!今日はお前におしおきしなければならない・・・!」

カーバンクル「ぐーぐぐ・・・」

アルル「ええっ?!」

サタン「我が愛しのカーバンクルちゃんが・・・カーバンクルちゃんが・・・」

サタン「捨てりすくま人形と共に、森に『一人ぼっち』でいたのだ!」

りすくま「どうも、捨てりすくま人形ことりすくまセンパイです」

まぐろ「ようやく見つけた・・・ね★」

りんご「りすくまセンパイ、心配してました!」

りすくま「青年に愛の教鞭を振るった後に」

りすくま「再び迷い、途方に暮れていたのだよ」

シェゾ「途方に暮れているのか読み取りにくい表情だ・・・!」

サタン「カーバンクルちゃんは孤独に弱いのだ!」

サタン「それなのに放っておくなど・・・言語道断・・・!」

サタン「カーバンクルちゃんに万が一の事があったらと思うと・・・私は・・・私はぁ・・・」グスッ

アルル「ご、ごめん!朝気持ち良さそうに寝てたから」

アルル「起こしたらかわいそうって思って・・・その・・・」

サタン「曲がりなりにもアルル、今はお前が世話をしているのだ」

サタン「そんなに世話ができないというのなら・・・!」

サタン「カーバンクルちゃんと一緒に私の城にくるといいぞ、アルル~♪」

アルル「なんでそうなるの?!」

りんご「すみません、非常にどうでもよいことなのですけど」

りんご「もう一人のサタンさんが手持ち無沙汰そうにしています」

サタン「どうでもよくない!」

サタンa「おい貴様!私の姿を真似るなどとはどういうつもりだ!」

サタンb「真似る?なんのことだ」

サタンb「私は今の今までカーバンクルちゃんを愛でていただけだが?」

サタンa「しらばっくれるな!さては私の名を騙りアルルをさらう腹積もりか!」

サタンb「馬鹿か貴様、さらうのではない、振り向くまでアプローチするのが私の流儀だ!」

りんご「収拾がつきそうにありません!」

シェゾ「早速だぞ、トラブルメーカーめ・・・」

アルル「言い合いの内容は・・・おいておいて」

アルル「見た目じゃ判断つかないよ」

りんご「でも、そういうときは~?」

アルル「水晶にきいてみよっか!どっちが本物のサタン?」↓1

カーバンクルを愛しているほう

どうでもいいけど、時空の旅人に変身能力はないよ。

人に乗り移る能力と時空を飛ぶ能力だけだよ。

まぁ、どうでもいいけど

水晶『カーバンクルを愛しているほう 』

サタン「ほら見ろ!その水晶が何かは知らんが」

サタン「私がこれだけカーバンクルちゃんを愛でていることをしかとくんでくれたようだな」

ニセサタン「そんなぁ~…」

アルル「ニセモノのサタン、誰が化けてるの!」

ニセサタン「ばれちゃったらしょうがないかぁ…」

ボウンッ★

エコロ「あーあ、楽しくなると思ったのになー」

りんご「あー!うわさの黒い影!」

アルル「うわさ?」

まぐろ「ぼくたちの学校の近くに黒い影がふよふよしてたって」

まぐろ「最近ではみんなその話で持ちきりだったのさ★」

りんご「現に私は見かけたことがあります」

エコロ「知ってたよ、りんごちゃん、最近はずっとキミについて行ってたから」

りんご「いきなりストーカー発言ですか?!」

エコロ「面白そうな気がしたからついて行ったら」

エコロ「ドカーン!」

エコロ「いつの間にかここに飛ばされちゃってたんだー」

りすくま「どうやら私の実験の犠牲者は君たちだけではなかったようだ」

りんご「犠牲者ではなくて、被害者です!」

りすくま「どうだい、君も共に帰る方法を見つけてみないか」

エコロ「その心配はないよ、僕には帰るとこがないから」

エコロ「逆に行くところもないから、ふらふらついて行ってみたわけなんだー」

りすくま「そうか、ならば用はない」

りんご「センパイあっさり言ってのけた!」

シェゾ「…そういうことはともかく」

シェゾ「こいつが善人か悪人か、それが問題だろう」

サタン「貴様…何を言っている」

サタン「私を貶めようとした輩が善人であるはずがないだろう」

カーバンクル「ぐぐっ」

サタン「おお、カーバンクルちゃんも共感してくれるのか♪」

スポッ タタタ

アルル「はいはい、ごめんね?カーくん」

カーバンクル「ぐーぐっ♪」

サタン「そんな…カーバンクル…ちゃん…」ガックシ

エコロ「ボクって悪人なのかな~?」

りんご「私たちは今のところ、黒い影さんのせいで危ない目にあったことはないですが」

まぐろ「なんだか怪しい…ね★」

エコロ「ボクはボクが楽しいって思うこと以外は何もしないつもりだよ」

エコロ「だって、なんでわざわざ楽しくないことやらなくちゃいけないのさー」

シェゾ「その楽しいことが悪でなければいいんだがな」

エコロ「愛って悪かな」

シェゾ「…は?」

エコロ「ほら、キミが聞いて回ってた愛だよ」

エコロ「今ボクが一番楽しそうだと思ってるのは、愛なんだ~」

りんご「なにやら見た目に反する発言が飛び出ました!」

エコロ「愛が手に入れば、ボクも楽しいし、りんごちゃんと楽しくできるんじゃない?」

りんご「こんどはヘンタイっぽい発言がとびでましたよー?!」

シェゾ「なんだ、善人でも悪人でもなく、ヘンタイだったのか」

アルル「シェゾ、変なとこで納得しないで…」

シェゾ「悪人ではないらしいな、日も高くなった、急いで帰るぞ」スタスタ

アルル「あ、まってよー!」

りんご「…そういえば、帰る方法は…」

まぐろ「ないかな★」

りすくま「未発見、ついて行くべし」スタスタ

エコロ「あはは♪愛かぁ~、きっと楽しい物な気がするな~」フワフワ

りんご「果して無事家路に就くことはできるのでしょうか…」




サタン「気付けば皆いなくなっているではないか」

サタン「……」

サタン「…帰るか」

<町:ウィッチの家>

ウィッチ「…遅いうえになんでこんなに大所帯なのよ」

シェゾ「いろいろあったんだ…」

アルル「うん、いろいろ…」

りんご「お邪魔しています、あんどう りんごと申します」

まぐろ「ささき まぐろ…です★」

りんご「そしてこの人はりすくまセンパイ」

りすくま「どうぞよろしく」

エコロ「ボクはエコロっていうんだ~」

ウィッチ「…名前はわかったけど、どうするのよ」

シェゾ「どうするかは決めていないが…そういえば」

シェゾ「昼食はとったのか?」

ウィッチ「一人で動けないのにとれるはずがありませんわ」

りすくま「はずかしながら私は腹が減ってしょうがない」

シェゾ「…そうか、そういえばあいつらは」

ウィッチ「まだ食べていると思いますわ」

シェゾ「じゃあまだ余ってるかもしれないな」

シェゾ「余りものでよければ食うがいい、アルル案内してやれ」

アルル「はいはい、ウィッチのぶんついでにとって来ればいいよね?」

シェゾ「それでいい」

りんご「それはかたじけない…」

アルル「遠慮せずに!」

タタタ…

エコロ「お昼かぁ~、どうでもいいけど。りんごちゃ~ん」フワフワ

ウィッチ「…で、クイズの答えは出ましたの?」

シェゾ「…ああ、断言はできないが」

ウィッチ「そう、じゃあ早くやってほしいのですけど」

シェゾ「わかった」ツカツカ

スッ…ピトッ

シェゾ「愛というものはどうやらかわいがりらしくてな」ナデナデ

シェゾ「俺の中でのかわいがりのイメージが頭をなでることだった、それだけだ」サスサス

ウィッチ「……」

シェゾ「どうした?まだ熱でもあるのか」

ウィッチ「あなたの顔が赤いのが気になってたんですわ」

シェゾ「と、当然だろうが!動物にするのとはわけが違う!」

ウィッチ「ふふふ、もういいですわ、頭が軽くて快適よ」

ウィッチ(もう止んでましたけど…ね)

ウィッチ「起きて私もあちらで食べますわ、あなたもどうかしら」

シェゾ「ああ…そうさせてもらうぞ」

しえん

ずいぶん綺麗な変態だな

アルル「わぁ・・・すごい」

りんご「山海様々な料理がテーブルを埋め尽くしています!」

まぐろ「そして堆く積まれた皿・・・壮観だね★」

ドラコ「・・・なによあなたたち」

ルルー「・・・ルルー、よく、話せるよね・・・」

りすくま「ふむ、そこそこではある」バクバク

アルル「お客さんで、お昼あるからって連れて来たんだけど・・・」

りんご「センパイ、早々にがっつきすぎです!」

ドラコ「じゃあ手伝ってくれるのね、大歓迎よ」

ルルー「任せたぞ・・・」

りんご「顔と口調が噛み合わない方々に何か託されてしまいました」

アルル「食べていいってことだと思うけど・・・」

ドラコ「私たち、半日食べっぱなしだったのね」

ルルー「太っちゃったらどうするのさ・・・」

ドラコ「私はすぐ太るような体質じゃないもの」

ルルー「じゃあアタシは?」

ドラコ「知らないわよそんなこと」

ルルー「えー・・・」

エコロ「あ、仲の良さそうなお二人さん」

エコロ「手を繋いでるね、ふふふ」

ドラコ「影法師みたいな方ね、何用よ」

エコロ「ボクはエコロ、愛って何なのかな」

ドラコ「・・・はい?」

エコロ「そこのたくさんある料理の一つかな?」

エコロ「それとも、あの鍋の中に転がってるのかな?」

エコロ「ボクは旅人で、何も知らないんだ。教えてくれるかい?」

ドラコ「・・・少なくとも、実体はないと思うわよ」

エコロ「そうなんだ、じゃあ・・・」

エコロ「透明なオバケなのかな?」

ドラコ「オバケ・・・じゃないけれど、基本目には見えないわ」

エコロ「そうなのかぁ、見えないのかぁ」

エコロ「見えないのなら・・・感じればいいのかな?」

ドラコ「そうね、感覚的なものよ、愛って」

ルルー「さすがはサタンを追いかけてるだけ・・・」

ドラコ「・・・おだまり」

エコロ「いいこと聞いちゃったな~♪」フヨフヨ

ルルー「あれ、行っちゃった」

エコロ「愛は感じるもの」

エコロ「いい事聞いちゃったな♪」

エコロ「答えに一歩近づいた気がするな~」

エコロ「ん~・・・」

エコロ「・・・・・・でも」

エコロ「実体が無いなら探しようがないよね」

シェゾ「ちゃんと歩けるのか?」

ウィッチ「いっとー平気ですわ」

エコロ「それ♪」ゴロッ

エコロ「愛の感じ方(↓1~3)無いかな?」

エコロ「ふふふ・・・興奮してきたよ♪」

気になる人を抱きしめる

気になる人を四六時中観察する

気になる人と過度なスキンシップを図る

支援

これはエコロがするのかさせるのか

エコロ「ふむふむ」

ウィッチ「あら、あなたは先ほどの・・・エコロさんといったかしら」

ウィッチ「水晶を見てらっしゃいますのね」

エコロ「そういうキミはお転婆薬剤師さん」

ウィッチ「ウィッチ、と呼んでくださいな」

シェゾ「そいつはヘンタイだ、一応用心はしておけ」

ウィッチ「あなたが言えることかしら」

シェゾ「ぐっ・・・だから俺はヘンタイじゃないっ!」

ウィッチ「どうでもいいですわ。ところで水晶を拝見したところ」

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「何やら過激な助言がちらほら・・・」

エコロ「愛の感じ方だよ。今からりんごちゃんの所に行くつもりなんだ~」

ウィッチ「別段止める理由もありませんわ、好きになさってどうぞ」

エコロ「そっかぁ~じゃあまたね」スーッ

エコロ「りんごちゃん、一緒に遊ぼうよ!」

りんご「ただいま食事中につき、お相手できません!」

エコロ「え~・・・なんでさー」

りんご「お行儀が悪いとおいしく楽しく食事が行えませんし」

りんご「粗相がおばあちゃんに知れたら、お灸を据えられてしまいます!」

エコロ「そっかぁ、怒られちゃうかぁ~」

りんご「エコロは食べないの?」

エコロ「う~ん、食べれるのか食べれないのか・・・」

エコロ「よくわかんないや」

りんご「ではこのシューマイを一つ、どうぞ!」

エコロ「いいの?」

りんご「何事も当たって砕ける!挑戦第一です!」

エコロ「じゃあ、いっただっきま~す」

パクッ

エコロ「・・・・・・」

りんご「お味のほどは・・・?」

エコロ「おいしいや」

りんご「それはなにより!」

りすくま「失礼、そこの料理をいただこうか」ヌッ

りんご「センパイが自分の領分の料理を平らげて侵攻してきました!」

まぐろ「いやしんぼさんだね★」

りすくま「腹が減っては戦は出来ぬ、愛は育めぬ」

りすくま「腹十二分に食うべし」

エコロ「そうなんだ、じゃあボクも食べておこう!」

りんご「十二分でははみ出てしまいますよ~?」

全員「「「ご馳走様でした!」」」

りすくま「ふむ、大層美味だった。これは元の世界に帰れる貴重な動力源となるだろう」

りんご「はっ、そうだった」

りんご「ついつい最終目的が忘却の彼方に・・・」

アルル「ゆっくり探しなよ、時間はあるんだし」

りんご「それもそうですね!」

エコロ「ならあそぼ~!」ダキッ

りんご「あいた~!?」

まぐろ「おやおや?★」ヤレヤレ



ウィッチ「・・・全部食べられてますわね」

シェゾ「なにっ?!」

ドラコ「あら、立てるようにはなったのかしら」

ウィッチ「おかげさまでピンピンしてますわ」

ドラコ「じゃあ心配するほどでも無かったわね」

ルルー「一応心配はしてたんだ、ルルー」

ドラコ「その言い方はあんまりじゃなくって?」

ルルー「あはは・・・アタシそんな目つきできたんだ・・・」

シェゾ「ピンピンになったのはいいが食わせるものが無いようだ」

シェゾ「あれだけ作れば、ラップしたまま夜まで持つ算段だったんだ」

ドラコ「ちょっと不衛生よ、それ」

ドラコ「何故か悔しそうだけど、それなら料理人魂にものを言わせて作って差し上げたら?」

シェゾ「そうか、ウィッチ、何か食べたいものはあるか?」

ウィッチ「なんでもよろしいですわ」

シェゾ「・・・その返答が一番困る」

ウィッチ「じゃああなたの手持ちの水晶で決めますわよ!」↓1

特上寿司

もはや闇の板前

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「水晶のおっしゃる通り寿司にしますわ」

シェゾ「病み上がりに寿司か。流石というか何というか・・・」

ウィッチ「文句を垂れずに早く作って欲しいですわ」

ドラコ「寿司ならまだ入りそうね、私の分も少し作っておきなさい」

ルルー「まだ食べられるの?!」

ドラコ「私はあなたみたいにバカ食いしてませんでしたから」

ルルー「べっ、べつにバカがつくほど食べてなんかないよ!」

シェゾ「作ってきてやるからもめないでくれ」

ルルー「別に寿司絡みの揉め事じゃないぞ・・・」

シェゾ「今朝持ってきて使わなかったもので足りるな。ネタは適当に握るぞ」

ウィッチ「ええ、お任せしますわ」

ウィッチ「もうそろそろ夕刻・・・ということは」

ウィッチ「後いくばくかで薬の効果が無く頃合いですわね」

ドラコ「あら、もうそんな時間なのね」

ルルー「今手を離したらアタシ多分怒るじゃ済まされないぞ・・・」

ドラコ「ほんとに?」

ルルー「ほ、ほんと!ほんとだから!絶対に離しちゃダメだよ!?」

ドラコ「はいはい、剥がれないように精々きつく握っておくことね」

ルルー「なんでいきなり意地悪言いはじめるのさ」

ルルー「ルルーが言うと洒落にならないよ・・・」

ドラコ「あなたの反応で暇つぶしてるんじゃない、気づきなさいよ」

ルルー「あーもー!そうやってバカにする!がうぅー!」

ウィッチ「見てても飽きないですわよ、あなた」

ルルー「ウィッチまで!」

りすくま「おや、先ほどはどうも」

まぐろ「ごちそうになったお礼に来ました★」

アルル「私もたべたし、かーくんもね?」

カーバンクル「ぐーぐっ」ペコリ

ウィッチ「あら、いいんですのよ?お礼なんて。作ったのはあの闇の魔導師さんですし」

アルル「え?!あれ全部シェゾが作ったの?!」

ウィッチ「私は寝込んでましたし、お二方は手が空いてませんし」

ルルー「そういえばアタシも世話になってた」

ドラコ「というか現在進行形で世話になってるわ」

アルル「ヘンタイなだけじゃなかったんだ・・・」

<ヘ ン タ イ ジ ャ ナ イ ッ !

アルル「わわっ!ごめんっ!」

ドラコ「地獄耳・・・」

ウィッチ「あら、ところで、ふじとかいう方もいらっしゃってなかったかしら?」

アルル「りんごちゃんだよ!りんごちゃん!」

ウィッチ「あら、そうでしたのね・・・おほほほ!」

まぐろ「りんごちゃんはちょっとお取りこみ中なんだ★」

アルル「組んず解れつ・・・って感じなのかな・・・」

ウィッチ「あら、人の家で大胆な方々ですわね」

りんご「妥協案です・・・」シクシク

エコロ「楽しかったね~、今度は何をする?」

りんご「まだ何かやる気ですか?!」

まぐろ「噂をすればどうとやら★」

ウィッチ「手を繋いでらっしゃるけどどういう関係なのかしら?」

アルル「へんてこな薬飲んじゃった仲間?」

ウィッチ「そっちじゃなくて今来たコンビですわ」

りんご「遅ればせながらごちそうさまです!」

ウィッチ「何やってらしたの?」

エコロ「追いかけっこさ」

ウィッチ「追いかけっこ?」

エコロ「ボクが鬼で、りんごちゃんが逃げるんだ、楽しかったよ~」

りんご「あまりの絡みに圧倒された私は、話し合いの結果」

りんご「妥協案として一日中手を繋ぐことでお互いのの合意を・・・」

アルル「妥協案でも一日中なんだね・・・」

ドラコ「あら、あなたたちは今からなのね。精々頑張りなさい」

ルルー「辛く苦しい道程なんだぞ・・・」

りんご「何やら実感のこもったアドバイスをいただいてしまいました・・・」

りすくま「ところで君たち、我等が世界への帰り方を存じないか」

まぐろ「日も傾いてきたし、そろそろ途方にくれそうなんだ★」

ウィッチ「・・・どうも途方にくれそうには見えませんけど」

ウィッチ「私は存じませんわ」

ドラコ「私もよ」

ルルー「アタシも」

ドラコ「誰もあなたに聞いてないわよ」

ルルー「君たちって言ってたよ?!」

りすくま「言い忘れていた、君には聞いていない」

ルルー「絶対今思いつきで追加したよね?!」

ウィッチ「あなた方が望めば恐らく、この水晶が力になりますわよ」

りすくま「うむ、採用」

りすくま「では帰る方法を教えろ、以上」↓1

たまご酒と魔女の涙を混ぜたものを飲む

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「へぇ、割と簡単ですわね」

りんご「魔女の涙の入手経路が不明ですが、それ以前に致命的な欠陥を発見しました!」

ドラコ「どの辺がいけないのかしら」

ルルー「お酒飲むのが欠陥なのかな」

りんご「ズバリ、そこのお方のおっしゃる通り・・・」

りんご「法律上禁止されてるがゆえに、お酒を未成年はいただけなくなってます!」

ウィッチ「いいのよ、少しくらい。私もお薬の材料とあらばしこたま入れてますわよ」

りんご「少しくらいなら、はこの時期によく聞く言葉ですが」

りんご「成年するまで待っていただきたい所存!」

アルル「確かに破るのは良くないけど、それじゃありんご達帰れないんじゃ・・・」

りすくま「安心したまい、皆の衆、そういうときは回避策を水晶に問えばよろしい」

まぐろ「じゃあ今度は僕が」

まぐろ「他の帰り方知ってる?教えてくれないかな★」↓1

りすくま先輩がビーカーに薬品を入れて帰りたい奴だけ飲み干す(よく振ること)

水晶『・・・・・・』

りすくま「ふむ、どうやら君たちの命運は私にかかってしまっているらしい」

りすくま「だがあいにく、薬品は切らしている」

まぐろ「おやおや★」

りんご「何に使ったんですか!?」

りすくま「うむ、あれは森でさ迷ってた時のこと」

りすくま「愛を探し求めている青年に出会い・・・」

アルル「わかった!あの時手紙付きで貰った薬だ!」

りすくま「うむ、答えを導き出せなかったせめてもの足しにと託したそれだ」

アルル「あの時気づかなかったら森の中だよ・・・」

りんご「アルルたちに出会えてよかったです・・・」

りすくま「それで、ついつい魔がさして贈ってしまった薬はどこかね」

アルル「シェゾが持ってると思うけど・・・」

しえん

待機がてらに支援

シェゾ「なんだ、オレに用か?」

ウィッチ「タイミングがいいにも程がありますわね」

シェゾ「・・・寿司ができた、黙って食ってろ

ウィッチ「ええ、それでは遠慮なく」

ドラコ「そうね、いただきましょう」

ルルー「うぇ・・・もう今日中は食べ物見たくないのに・・・」

ドヤドヤ・・・

シェゾ「・・・行ったか、ほら預かっていた薬品だ」

シェゾ「帰りたい時に帰れ。別段送る言葉も無いからな」

りすくま「ふむ、心得た。世話になったな」

まぐろ「ごちそうさまでした★」

りんご「お世話になりました」

シェゾ「・・・どういたしまして」

アルル「もうみんな帰っちゃうの?」

りんご「私はそろそろ門限に抵触しそうな頃合いなので」

まぐろ「僕も似たようなものかな★」

りすくま「食ったあとは眠くなる。さっさと布団に包まりたい」

りんご「名残は惜しいですが、アルルともお別れです・・・」

アルル「そっかぁ・・・じゃあまたいつか、だね!」

りんご「はい!またいつか・・・」

エコロ「ボクもかな~」

アルル「エコロもついていくんだ」

エコロ「りんごちゃんから離れられないからね!」

りんご「帰り着いた際の言い訳を考えておかないといけません・・・」

りすくま「事故があった際にまた会おう」

りんご「できるだけ安易に事故らないでいただきたい所存!」

りすくま「善処しよう。薬品の移し替えが完了した」

まぐろ「これをよく振って・・・飲む★」

りすくま「一斉にいこうか」

りんご「はいっ!せーのっ・・・」

シャカシャカ・・・ゴクッ

りすくま「!?」

まぐろ「!?★」

りんご「!?」

エコロ「ぷは~♪」

ボンッ

アルル「なんだかとても渋い顔をしながら消えちゃった・・・」

ボンッ

ウィッチ「あら、どうやらお帰りになったみたいですわよ」

シェゾ「そうか。病み上がりの癖によくそんなに食えるな」

ウィッチ「病み上がりだからこそ、ですわ」

ウィッチ「喉が渇いたのでアガリをひとつ」

シェゾ「何がアガリだ、いっちょ前に・・・」イソイソ

コンコンッ

ルルー「ん、お客みたいだぞ」

ウィッチ「もう夕刻ですのに・・・だれかしら」

シェゾ「もう動けるなら出てきてやれ」

ウィッチ「めんどくさいですわね・・・水晶に誰か聞きますわ」↓1

ウィッチ「めんどくさい方が来たら居留守で」

シェゾ「・・・その時は俺が出る」

ミノタウロス

<ブモーッ!

ドラコ「水晶に頼るまでも無かったわ、入れないでちょうだい」

シェゾ「なんだあいつか・・・入れてやってもいいじゃないか」

ドラコ「ミノには屋敷の留守番を任せていたのよ、役割放棄はいけないわ」

シェゾ「屋敷に何かあったんじゃないのか?」

シェゾ「何にしろ応対して来るか」スタスタ

ドラコ「ちょっと!」

ルルー「なんでそんなに焦ってるの?」

ドラコ「私が恥かくかもしれないからよ」

ルルー「ルルーが恥をかくんだー・・・」ニヤニヤ

ドラコ「・・・何よそのニヤケ面、一発張るわよ」

ルルー「がうっ?!」

ダアアァァァンッ!

ミノ「ルルー様ぁ!探したんですよ!」

ドラコ「心配されなくたって帰るわよ」

ミノ「あっしはあんたに言ったわけじゃない!」

ドラコ「?!」

ミノ「ルルー様!」グイッ

ルルー「ア、アタシ!?」

ミノ「自分はすっっっごく心配していたんですよ!」

ミノ「夜になっても帰って来られず、何の音沙汰もなく・・・」

ミノ「自分は心配で夕食もご飯5杯に止まる始末で・・・ううっ・・・」グスッ

ルルー「い、いっぱい食べるんだね・・・」

ミノ「嫌な予感がして来てみましたが、よかった・・・何事もなさらないようで・・・」シクシク

ルルー「何事も無かったわけじゃないけど、とりあえず泣き止んでよ」

ミノ「ああっ!ルルー様はお優しいっ!」

ルルー「!?」

シェゾ「くそ・・・扉と一緒に吹き飛ばしやがって・・・」

シェゾ「そして来てみればこれは何の騒ぎだ?」

ミノ「日が暮れないうちに屋敷に戻りましょう!ルルー様!」グイィ

ドラコ「ちょっと!引きはがされたら余計帰れないのよ!」グイィ

ルルー「痛い痛い!ちぎれるってばあああ!」

シェゾ「説明しろ」

ウィッチ「あの方々に聞きなさいよ」

シェゾ「取り込み中のようだが・・・」

ミノ「何という力・・・お前ただ者じゃないな・・・?」

ドラコ「主人も見分けられないようなシモベには一発食らわせるのが早そうね・・・」ピキ・・・

ミノ「そんなっ、あんまりですよルルー様!」

ミノ「あれ?今あっしルルー様って・・・」

ドラコ「問答無用よ!鉄拳制裁っ!」ドゴォ

ミノ「ごふぅっ?!」

感覚ではわかるんだなw 支援

待機中

旧作からもokか

>>185
やったことないですけど、調べながらなんとかやっていきます


間違ってたらすみませんです

次回作でミノも飛んでくるさ

特に問題は全然ないただ、出て来るのが珍しいレベルだったからな

ぷよの次回作は24周年か近いうちか

ミノ「ということは、ルルー様がチンチクリンで、チンチクリンがルルー様ですか」チクチク

アルル「いたた・・・」ズキズキ

ルルー「アタシはチンチクリンじゃないぞ!」

ドラコ「どこをどう見間違えたらそう言えるのよ」

ドラコ「まぁでもこれも後数時間の問題、帰る支度でもしてなさい」

ミノ「了解です!」



シェゾ「お前も悪いときに居合わせたな」

アルル「ミノタウロスが飛んで来るんだもん、避けられるわけないよ・・・」

ウィッチ「私もあれだけ従順なシモベが欲しいですわねぇ」

アルル「それだったら・・・」チラッ

シェゾ「・・・なんだ?」

アルル「あ、ごめん!なんでもないよっ!」

ウィッチ「そういえば、私考えましたのよ」

シェゾ「まともな事だろうな?」

ウィッチ「・・・あなた何時から皮肉屋になったのよ」

ウィッチ「とにかく、あと数時間でつつがなくあの薬の効果は切れて終了ですわ」

アルル「長かったよね・・・」

ウィッチ「そう、効果が切れるまでの時間があんまりだと思いますのよ」

ウィッチ「そこで、解毒作用のある薬とセットで販売してみる、と・・・」

ウィッチ「おーっほほほ!売れる予感しかしませんわ!」

アルル「ついに毒だって言っちゃったね・・・」

アルル「それなら、今日それ作って飲ませてあげればよかったのに」

ウィッチ「・・・・・・」

アルル「・・・あれ?」

ウィッチ「まぁいいですわ、とりあえず材料だけでも水晶に聞いておきますわよ」↓1

ウィッチ「明日にでも集めましょうか」

闇魔導師の髪の毛

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「あら、あなたの毛は中々使い出がありますわね」

ウィッチ「しこたま抜いておいてストックしておきましょうかしら?」

シェゾ「やめろ!」

ウィッチ「精々コンブでも摂取しておくことですわね!おーほほほ!」

シェゾ「くっ、このままではツルっぱげだ!」

アルル「あはは、シェゾも災難だね・・・」

ミノ「ルルー様!まだでしょうか!」

ドラコ「まだまだよ」

ミノ「はい!待ちます!」

ルルー「アタシ少し居心地悪いんだけど・・・」

ドラコ「少し距離をとったらどう?」

ルルー「なんか腕疲れそうだからいいよ・・・」

~そして数刻後~

ボンッッ

ウィッチ「入れ替わった時と同じですわね」

シェゾ「元に戻ったんだろうな?ちゃんと・・・」

ミノ「ルルー様!大丈夫ですか!?」

ルルー「うるさいわね、もう少しトーンを落としなさいよ・・・」

ミノ「ルルー様だ・・・元のルルー様だ・・・!」ワナワナ

ミノ「ルルー様お帰りなさいいぃぃ!!」ダキッ

ルルー「ち、ちょっと!」

ドラコ「うぇぇ・・・ようやく元に戻れた・・・」グッタリ

ドラコ「はっ!また何かされないうちに帰るぞ!」

ウィッチ「どうぞ、実験は済んだんだから、あなたはもう用済みですわ」

ドラコ「がうっ!?それ酷くない!?」

ドラコ「もう絶対こんなとこ来ないからなっ!」

ガチャバタンッ

シェゾ「捨て台詞を吐いて去って行ったな」

ウィッチ「礼儀がなっておりませんわね」

シェゾ「お前が言うな」

ウィッチ「・・・さて、事も収まりましたし、そろそろお引き取り願いましょうかしら」

ルルー「はいはい、世話になった事は一応感謝しておくわよ、ではね」

ミノ「次ルルー様に何かしたらただじゃおかないぞ!」

ウィッチ「魔がさしたら気をつけておきますわ~」

ミノ「反省しろっ!ブモォォッ!」

アルル「じゃあボクも、またね~」

シェゾ「ならば俺も・・・」

ウィッチ「明日、キッチリ素材を調達すること、ですわ!」

シェゾ「来ればいいんだろう!来れば!」

~翌日~

シェゾ「・・・・・・」

ウィッチ「ほいっと」

ブチッ

シェゾ「いてっ!?今2~3本巻き込んだなっ!?」

ウィッチ「気のせいですわ、き の せ い」

ウィッチ「さて、次の材料は・・・」↓1

シェゾ「おい、もう帰っていいんだろ?」

ウィッチ「乗りかかった泥船なんでしょう?付き合いなさいよ」

シェゾ「それは『精神入れ代わり薬』の話だろうが!」

ウィッチ「それの解毒剤なんだから、じゅーぶん関係してますわ」

シェゾ「はぁ、修行する暇も無いな・・・」

魔女のうぶ毛

あるのか?

うぶ毛だと…?

襟髪を短く切ればいいんじゃない?(適当)

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「・・・・・・」

シェゾ「毛に毛か、すごい組み合わせだな」

シェゾ「顔にテープを貼付けていきおいよく剥がせばとれるんじゃないか?」

ウィッチ「あなたそれ本気でおっしゃってるの?」

シェゾ「・・・いけないのか」

ウィッチ「顔に傷でもついたらどうするのよ」

ウィッチ「それに、テープに毛が付いてきたら付いてきたで嫌ですわ」

シェゾ「はあ・・・」

ウィッチ「まぁでも・・・生えているところに心当たりはあるから、別室で取ってきますわ」

シェゾ「わかった、もうお前に任せる」

ウィッチ「・・・毛をゲットですわ」

シェゾ「毛が入りまくった薬か。俺なら飲まないな」

シェゾ「まさかこれで完成なわけじゃないだろ?」

ウィッチ「そんな事は水晶にでも聞いてみなければわかりませんわ」

シェゾ「水晶に頼るまでもなく完成してないのはわかるだろうが!」

シェゾ「・・・とにかく、冷静に次の材料だ」↓1

ウィッチ「朝から元気ですわね」ポリポリ

シェゾ「俺は早く作り上げて帰りたいんだ」

シェゾ「・・・その脇腹痒いのか?」

ウィッチ「・・・ちょっと蚊に噛まれたのよ」

モナ王

コンビニのアイスw でも考えてみればりんご達来てたっけ?

水晶『・・・・・・』

シェゾ「アイスか、それなら近くに菓子屋があるからそこで買うか」

ウィッチ「コホン、では、アイスを買いにいってみよお!」




<菓子屋>

シェゾ「張り切るまでも無かったな」

ウィッチ「ほいっと」ポイ

シェゾ「・・・おい、モナ王と一緒にパルムを放り込むな」

ウィッチ「何言ってらっしゃるの?これは私の分ですわ」

シェゾ「そうだとは思っていた・・・」

シェゾ「・・・ん、菓子コーナーに誰か居るな・・・」↓1

ハーピー

ハーピー「あららぁ~ いくら探しても、のど飴がございません~」

ハーピー「これは品切れなのでしょうかぁ~?」

ハーピー「・・・・・・」

ハーピー「ら~・・・♪悲しみのうた~ハr」

シェゾ「ストップだ!」

ウィッチ「お止しなさい!」

ハーピー「あら~♪あなた方はシェゾさんにウィッチさん~」

ハーピー「あなた方ものど飴を探しているのですかぁ~?」

シェゾ「いや、アイスを買いにきただけだが・・・」

ハーピー「のどに効くアイスはありますか~?」

シェゾ「聞いたことが無いな」

ハーピー「ら~・・・そうですかぁ~・・・」

ハーピー「・・・悲しみのうた~♪ハr」

シェゾ「歌うのは止めろ!」

ハーピー「ハララ~・・・♪ 歌うのは止めろですかぁ~・・・」

ハーピー「でも私、歌うのが好きなんですぅ~ ヒレハラホロハレ~♪」

シェゾ「くそ・・・!屋内で歌われるとかなり堪える・・・!」

ウィッチ「少しめまいがしてきましたわ・・・」

ハーピー「ホラヒレ~♪ どうしてそんなに辛そうなんでしょうか~?」

ハーピー「私の歌で~癒してあげましょうか~? ラララ~♪」

ウィッチ「ぜっ、全力で屋外に退避しますわよ!」ダッ

シェゾ「わかっている!」ダダッ

ハーピー「ハララ~♪ のど飴は買わないんですかぁ~?」

シェゾ「はぁ・・・朝からヘビーだな・・・」

ウィッチ「まったくですわ・・・」

ハーピー「お二方~♪ 待ってくださいな~」フワフワ

ハーピー「ラララ♪ 落とし物で~す~よ~♪」フワフワ

ハーピー「大きなのど飴ですぅ~」

ウィッチ「・・・やらかしましたわ」

ハーピー「ハララ♪ のど飴が買えなかった~ので~ 分けてもらえませんかぁ~?」

ウィッチ「う・・・あなたそれ水晶ですわよ?」

ハーピー「味はあります~かぁ~?」

ウィッチ「ありませんわよ!」

ハーピー「ララハレ~ 安価水晶ですかぁ~♪」

ウィッチ「そうですわ、使い方は先程説明した通りよ」

シェゾ「おい・・・いいのか?使い方を教えて・・・」

ウィッチ「そうでもしないと、あのお方飴玉と間違えて食べそうですもの」

シェゾ「有り得そうで怖いな・・・」

ハーピー「ララ~♪ あの~ のど飴の在りかとかぁ~ 聞いてもいいのでしょうか~?」

ウィッチ「真面目なモノからくだらないモノまで、何でもござれ、ですわ」

ハーピー「そうですかぁ~♪ では~」

ハーピー「もっと歌がうまく~ なる~方法~ 知りたいですわ~♪」↓1

シェゾ「歌いながら話すのはホントに止めてほしいな・・・」

ウィッチ「・・・そのうち慣れますわよ」

シェゾ「慣れてしまうまであいつの歌を聴き続けたくはない・・・」

セリリと練習

水晶『・・・・・・』

ハーピー「セリリさんですかぁ~ それなら~あちらでお見かけしましたわ~♪」フワフワ

シェゾ「あちらって・・・あっちは魚屋だぞ・・・?」

ウィッチ「まさかあの子売られてますの!?」



<魚屋>

ハーピー「ララ~♪ ごめんくださいなぁ~」フワフワ

セリリ「・・・・・・」スヤスヤ

ハーピー「はらら~ ねているようですぅ~」

ハーピー「お目覚めの歌~ ハララ~ヒレ~ホロハレ~♪」ボェェ

セリリ「ん゙っ・・・あっ、えっと、あなたは・・・」チャプ・・・

ハーピー「ハーピーですわ~♪ お歌のお稽古をやりま~せんか~?」

セリリ「お歌の稽古・・・?」

ウィッチ「・・・ホントに魚屋にいましたわ」

シェゾ「まさか・・・どういうことだ・・・?」

セリリ「あ・・・ウィッチさんに・・・シェゾ・・・さん?」

ウィッチ「あなたこんな所で何してらっしゃいますの?」

セリリ「そっ・・・それは・・・その・・・お友達に会おうと思って・・・」

セリリ「でも、疲れてしまって・・・ここでお水をいただいて、休ませてもらってました・・・」

ハーピー「休んではおられませんわ~♪ ラ~ララ~」

ウィッチ「ヒドイbgmですわね・・・」

ウィッチ「・・・で、こんな所まで何用ですの?」

セリリ「それは・・・えと・・・」

セリリ「・・・やっぱりいいです」

ウィッチ「ん?」

セリリ「私、やっぱり考えたのですけど・・・」

セリリ「いきなり・・・連絡もなく押しかけてこられるのって、迷惑ですよね・・・」

ウィッチ「はぁ」

セリリ「その上・・・遊んだり・・・お話ししようだなんて・・・」

セリリ「おっ・・・おこがましいにも程がありますよね・・・」

シェゾ「・・・・・・」

セリリ「だから、いいんです・・・」

ハーピー「悲しみの歌ぁ~♪ ラァ~ラ~ホニャララァ~♪」

ウィッチ「はぁ・・・あいにく私達は今、ヒマしてますの」

ウィッチ「あなたに構ってられるヒマはいくらでもありますわ」

シェゾ「薬の材料集めをしているのにヒマなのか?」
ウィッチ「おだまりなさい」

ウィッチ「・・・ということで、さっさとそのタライから出てきて、用件をおっしゃってくれないかしら?」

セリリ「はっ、はい、ありがとうございます・・・」

セリリ「あの・・・でも・・・」

ウィッチ「今度はなんですの?」

セリリ「遊んだり・・・お話ししたり・・・しようと思ってたんですけど・・・」

セリリ「何して遊ぼうかとか・・・何をお話ししようかとか・・・決めてないんです・・・」

セリリ「ごめんなさい・・・あまりの段取りの悪さに辟易してしまいましたよね・・・」

ウィッチ「いいえ?じゃあ今から決めてしまえばいいですわ」

シェゾ「水晶か」

ウィッチ「この水晶玉は質問に答えてくれますの。聞いてみたらいかが?」

セリリ「これに・・・ですか・・・?」

ウィッチ「そうですわ」

セリリ「えっと・・・じゃあ・・・」

セリリ「お友達と、何をしたらいいか・・・教えてくれませんか・・・?」

安価忘れ二回目・・・

セリリとハーピーこれでいいのかな・・・

↓1

ぷよ勝負(ペア)

水晶『・・・・・・』

セリリ「ぷよ・・・勝負・・・」

ウィッチ「ぷよを消して得た魔力で戦うルールの擬似対戦ですわね」

セリリ「あの、防水加工された機械でやってるので、できると思います・・・」

ウィッチ「そう、なら屋外でやるのも疲れるから、屋内でやりますわよ」

ハーピー「私もですかぁ~?」

ウィッチ「4人で丁度なのに、あなたが抜けたらペアでできませんわよ」

シェゾ「じゃあ俺もか・・・今日もまた一日がかりだな、これは」

ウィッチ「洞窟にばっかり篭ってないで、外に出るべきですわ」

ウィッチ「ジメジメしてるとこにいると、そのうち体にコケが生えますわよ」

シェゾ「余計なお世話だ!」

<ウィッチの店>

セリリ「あの・・・いいんですか・・・?」チャプ・・・

ウィッチ「よろしいですわ」

セリリ「でもこれじゃ・・・鍋を汚しちゃいます・・・」

ウィッチ「家主がいいって言ってるからいいのよ」

セリリ「・・・ありがとうございます」

シェゾ「俺はこういう指先だけの作業は苦手だ」

ウィッチ「一昨日は私に負けておいて・・・」

シェゾ「たまたまだ!たまたま!」

ハーピー「セリリさん~ご一緒しましょう~♪」

セリリ「はい・・・頑張ります」

シェゾ「ペア!」

ウィッチ「アタックですわ!」

セリリ「くっ・・・ハーピーさん、適当に落としてください・・・!」

ハーピー「は~い~ こうですか~?」ガラララ

セリリ「これでおじゃまが消えましたから・・・これで・・・!」

ハーピー「セリリさん~ どこに落とせばいいですかぁ~?」

セリリ「緑を下にして落としてください・・・!」

ハーピー「わかりましたぁ~♪」

セリリ「ハーピーさんの連鎖が途切れたところで・・・10連鎖をっ・・・!」

セリリ「ハーピーさん、適当に四個合わせて消してください・・・!」

ハーピー「ラララ~♪」

ウィッチ「・・・ダメだこりゃ」

シェゾ「強い上にハーピーの歌で手元が狂うな・・・」

ハーピー「心なしか歌がぁ~ 上手くなったような~心持ちですぅ~♪」

セリリ「あの・・・ごめんなさい・・・」

セリリ「いつも一人でやってたので・・・みんなでできるから・・・張り切ってしまって・・・」

ウィッチ「面白ければそれでいいのよ」

ウィッチ「・・・で、ちょっと相談なのですけど」

セリリ「はい・・・?」

ウィッチ「今、私薬を作っておりますの」

ウィッチ「よろしければ手伝っていただけませんかしら?」

セリリ「あ、遊んでいただけましたし・・・私でよければ・・・」

シェゾ「・・・なぜ誘ったんだ・・・?」

ウィッチ「素材候補を一応押さえておきませんと」

ウィッチ「では、次の材料に、いってみよお!」↓1

踊る魚の鱗

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「踊る魚・・・?そんなのいたかしら?」

セリリ「たぶん・・・すけとうだらさんだと思います・・・」

シェゾ「そういえばいたような気がするな」

セリリ「忘れないで・・・あげてください・・・」

セリリ「あの、すけとうだらさんは、海にいると思います・・・」

ウィッチ「海・・・森を抜ける必要がありますわね」

シェゾ「昨日行ったな・・・そういえば」

ウィッチ「遅いと思えばそんな所まで行ってましたのね」

ウィッチ「何をしてたのよ」

シェゾ「お節介を焼いていただけだ、昨日来た四人にな」

<森>

ハーピー「ラ~ラ~♪ 森は声の通りが~ちがいますわぁ~」フワフワ

シェゾ「ああ・・・そうだな・・・」

ウィッチ「暑さより頭の痛さでどうにかなりそうですわー・・・」

セリリ「皆さん・・・大丈夫ですか・・・?」ズリズリ

セリリ「もしかして・・・私がすけとうだらさんの居場所を教えたばかりに・・・」

セリリ「皆さんが・・・お友達が・・・倒れてしまったら・・・」

セリリ「そうなったら・・・私は・・・私は・・・!」グズッ

ウィッチ「原因はあなたじゃなくてあの方ですわ!」ビッ

ハーピー「ハァ~ホロヒレハラァァ~~♪ ホニャララフロヒレェェ~♪」ボェェェ

セリリ「そう・・・なんですか・・・?」

ウィッチ「ええ、気に病む事はないんですのよ」

シェゾ「いい加減に歌うのを止めてくれ!」

ハーピー「そんな・・・気持ち良く歌ってるのに~・・・あんまりですぅ~・・・ ハァァァラァァァ~・・・♪」

シェゾ「余計に強くするなっ!」

<海>

すけとうだら「ステッピンステッピンっ!」フリフリ

すけとうだら「ダーンスステッピン!」ジャーン

すけとうだら「ふぅっ、準備運動のダンスが終わっちまったが・・・」

すけとうだら「今日のダンスにはキレがあるぜっ!」キラーン

すけとうだら「よし、次は120分間耐久シンクロナイズド・・・ん?」

ハーラーヒーレーホーローハーレー

すけとうだら「ギョギョッ!?なんだこの歌は・・・?!」

ウィッチ「・・・・・・」

シェゾ「・・・・・・」

セリリ「あわわ・・・大丈夫ですか・・・?」

すけとうだら「ぅおい!あの二人魚の死んだような目ぇしてやがるぜ!?」

バシャッ

シェゾ「うわっ!?」

ウィッチ「びょええっ!?」

すけとうだら「ふうっ、ようやく目を覚ましたぜ・・・」

セリリ「ありがとうございます!すけとうだらさん!」

すけとうだら「い、いいってことよ!」

ウィッチ「気づけば海にたどり着いてましたわ・・・」

シェゾ「・・・ん、ハーピーはどこだ?」

すけとうだら「見晴らしがいいからって、あの岩の上で歌ってるぜ?」

ハーピー「ラララ~♪」

シェゾ「あいつは歌を止めたら死んでしまうのか・・・?」

ウィッチ「あれは彼女のアイデンティティーなのよ」

すけとうだら「ところでセリリちゃん、こんな所まで何用なんだぜ?」フリフリ

セリリ「ええと・・・そのっ・・・///」

すけとうだら「ま・・・まさか・・・」

セリリ「すっ、すけとうだらさんの・・・ウロコをいただけませんか・・・?」

すけとうだら「ギョボッ・・・」ズルッ

すけとうだら「だけどセリリちゃんの頼みならしょうがないぜ!」

セリリ「いいんですか?!」パアア

すけとうだら「どこでも好きな所を・・・」

ウィッチ「ほいっと」ブチッ

すけとうだら「ギョボーーーッ!???」

ウィッチ「これで踊る魚のウロコ、ゲットですわ!」

ウィッチ「さてさて、次の材料は・・・」↓1

すけとうだら「ちょっ、ちょっと待ちやがれ!」

ウィッチ「・・・なんですの?」

シェゾのパンツ

すけとうだら「あっしがok出したのはセリリちゃんだぜ!?」

ウィッチ「んもう、うるさいですわね、どのみちあなたは痛い思いしたのよ」

シェゾ「・・・・・・」

ウィッチ「あら、どうしたのかしら?血相を変えて・・・」

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「 」

ウィッチ「はっ、破廉恥ですわっ!」

セリリ「どっ、どうしたんですか・・・?」

ウィッチ「いえ・・・何でもなくはないですわ・・・」

セリリ「・・・?」

ウィッチ「コホン、つまり、材料にあなたの下着が含まれる、と・・・」

シェゾ「そんな事は既に百も承知だ・・・!」

ウィッチ「料理の中に髪の毛を混ぜてしまいました、じゃ済みませんわよ」

ウィッチ「まごうことなきヘンタイですわ」

セリリ「ヘンタイさん・・・」

シェゾ「ヘンタイじゃないっ!それに俺が入れようとしているわけじゃないだろうが!」

ウィッチ「以前下着ドロして、下着に塗れてたじゃない。そのノリでいくといいですわ」

シェゾ「誤解だそれは!あと、そのノリってなんだ!」

シェゾ「くそっ、今はいているやつの新品でいいんだろうが!」

ウィッチ「・・・あなた本気で入れる気ですの?」

シェゾ「は?」

ウィッチ「回避策も考えないで、あなたという人はホントにおばかさんですわね~」

シェゾ「・・・・・・」

ウィッチ「お~ほほほ!」

ウィッチ「りんごさん方の帰り方にも一つ目の方法の代用がありましたわ」

ウィッチ「だったら薬の作り方にも、代用が効くんじゃないかしら?」

シェゾ「屁理屈だな」

ウィッチ「うるさいわね、あなたの下着が材料に使われてもいいのならそのままでいいですわよ」

シェゾ「勘弁してくれ・・・」

ウィッチ「作る方も願い下げですわ」

ウィッチ「ということで、代用の材料をききますわ!」↓1

すけとうだら「・・・あいつらは何の話をしているんだ・・・?」

セリリ「ええと・・・お薬です・・・」

すけとうだら「薬?危ない響きだぜ・・・」

シェゾの汗の付いた布

魔法薬素材のデパートだな変態

つまり必要なのはジェゾの体液か

ジェゾって誰だよw

さてどうするか、支援

タオルとかハンカチぶちこめば何とかなるのか?

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「汗のついた布・・・?」チラッ

シェゾ「・・・なんだ?」

ウィッチ「そうですわね、服なんていいと思いますわ」

シェゾ「おい、待て」

ウィッチ「なんですの?」ギュッ

シェゾ「さてはお前、ドサクサに紛れて服を奪おうとしてるだろ?」

ウィッチ「材料ですわよ、解毒剤の材料」

シェゾ「ホントだな?」

ウィッチ「ええ、ホントよ」

シェゾ「だったらその手を離せ!」

ウィッチ「家に着くまでに忘れたらことですわ、即刻ここで脱ぎなさいよ!」

シェゾ「ヘンタイかお前は!」

ウィッチ「ヘンタイは一昨日決定してますわ!」

すけとうだら「やれやれだぜ・・・」

セリリ「あっ・・・あのっ・・・」

セリリ「すけとうだらさんは、これからの予定とか・・・あります・・・?」

すけとうだら「そういえばダンスレッスンの途中だったぜ・・・」

すけとうだら「んでもセリリちゃんがいいなら中s」

セリリ「そうでしたか・・・邪魔してごめんなさい・・・」

すけとうだら「ギョッ!?セリリちゃん?!誤解だぜそれは!」

シェゾ「ハァ・・・ハァ・・・それでいいだろうが・・・」

ウィッチ「・・・・・・」ブラーン←ちぎれた袖

ウィッチ「・・・汗がついてないかもしれませんわね・・・」

ウィッチ「よっと」フキフキ

シェゾ「・・・・・・」

ウィッチ「ふぅ、服の奪い合いが功を奏しましたわ」

ウィッチ「さて、今集めた材料は・・・」

ウィッチ「誰かさんの髪の毛に、誰かさんの汗のついた服の切れ端に、汚いウロコ」

ウィッチ「それとアイスですわ」

シェゾ「おい、後一つ・・・」

ウィッチ「メテオ!」

ガッシャアアァ

シェゾ「 」

セリリ「ヘンタイさんっ、大丈夫ですか・・・?」

シェゾ「ヘンタイじゃ・・・ない・・・」

ウィッチ「・・・計五つ、ですわ」

ウィッチ「次の材料はまだ必要なのかしら?」↓1

塩と胡椒で材料に味付けをして『アイ』をぶつける

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「塩と胡椒で味付け・・・ということは」

ウィッチ「材料集めは終了ね、さっさと家に帰りますわよ」

シェゾ「これくらいで済んで良かったと思うべきなのか・・・」

ハーピー「あらぁ~?もうお帰りですかぁ~?」フワフワ

ウィッチ「あなたはここで歌っててもらって構いませんわ」

ハーピー「ラララァ~♪ まだのど飴を~いただいておりませんわぁ~♪」

ウィッチ「くれるなんて一言も言ってませんわ!」

セリリ「では、すけとうだらさん、・・・またお暇なときに・・・」ズリズリ

すけとうだら「お、おう、あばよ・・・」

すけとうだら「・・・ん?お暇なときに?」

すけとうだら「これは・・・これは・・・」ガタガタ

<フィイイイッシュ!

ウィッチ「うるさいですわね・・・」

<ウィッチの店>

セリリ「・・・・・・」チャプ・・・

シェゾ「タライで大丈夫か?」

セリリ「はい・・・ありがとうございます・・・」

ウィッチ「・・・・・・」

ハーピー「考え込んで~ ど~したのですか~?」

ウィッチ「水晶で指定された作り方が普段の作り方と違いますのよ」

シェゾ「『アイ』をぶつけるんだったな・・・確か」

ウィッチ「いつもはメテオをぶつけて完成でしたのに・・・」

シェゾ「お前の鍋は何でできているんだ・・・?」

シェゾ「愛といえば、先日可愛がりだとでただろうが」

ウィッチ「じゃああなた・・・完成間近の煮えた薬が入った鍋を、猫可愛がりしてくれないかしら」

シェゾ「大火傷だ・・・!」

ハーピー「私の愛の歌を~ お聞かせしましょうか~?」

シェゾ「それで事足りるのか?」

ウィッチ「さぁ、さっぱりですわ」

ウィッチ「それに、いくら少しは慣れたといっても、本気で歌った時に耐えられるかしら」

シェゾ「その時は・・・外に逃げるか」

ウィッチ「セリリさんは頼みましたわよ」

シェゾ「わかった」

ウィッチ「ということで・・・あなた」

ハーピー「ハララ~♪ なんでしょう~?」

ウィッチ「合図をしたら、愛の歌を歌ってくださらない?」

ハーピー「承りましたわぁ~♪」

ウィッチ「まずは全材料を鍋に落として水を入れる・・・」

ウィッチ「火加減は強火・・・」ブツブツ

シェゾ「・・・そういえば」チラッ

セリリ「ウィッチさん、頑張ってください・・・!」チャプ・・・

シェゾ「どうやったらタライごと脱出できるんだ・・・?」

ウィッチ「火を中火に落として・・・」ブツブツ

シェゾ「いや、でもあいつは陸でも少しは動けたから・・・」

シェゾ「・・・これしかないか」

ウィッチ「塩胡椒で味付けして・・・」パッパッ

ウィッチ「火を消して、後は余熱で・・・」

ウィッチ「今ですわっ!」ダッ

シェゾ「うぉりゃっ!」グイッ

セリリ「ひゃっ?!」ザパァ

ハーピー「ではいきますぅ~♪ せぇ~のぉ~・・・」

<屋外>

ハララァァ~~♪ ヒレエェェェ~~♪ ハラホロヒレハレェェェェ~~~♪

シェゾ「どの辺に愛がこもってるんだろうな・・・」ポタポタ

ウィッチ「全部ですわ、全部」

ウィッチ「・・・ところで」

セリリ「うぅ・・・///」

シェゾ「・・・・・・」ポタポタ

ウィッチ「これは通報した方がいいのかしら?」

シェゾ「まっ待て!早まるなっ!」ポタポタ

バキッバキバリリッ ゴトゴト・・・

ウィッチ「む、嫌な音が混ざりましたわね」

シェゾ「・・・大方の見当がつくな・・・」ポタポタ

鍋「 」ダラダラ・・・

ウィッチ「ダメだこりゃ・・・」

ハーピー「はらら~ どこに行ってらしたんですかぁ~?」

シェゾ「・・・水浴びをしてきたんだ」ポタポタ

セリリ「はっ、はいぃ・・・///」

ハーピー「せっかくの愛の歌でしたのにぃ~・・・」

ウィッチ「大丈夫なところをかき集めている間に、被検体を決めておきますわ」↓1、↓2

シェゾ「そうか、あいつらはもう元に戻ったからな・・・」

ぞう大魔王

太陽ぷよ

太陽ぷよ? ミノタウロス

>>249
ぷよぷよsunでそんな特殊ぷよ無かったっけ?

精神入れ替え薬の解毒薬なのに太陽ぷよとは一体

そもそも口あったっけ?

>>248です。
いくらなんでも無茶振りが過ぎましたね。
それにぷよに口なんてないですし……。

>>1様、>>249の方か再安価でお願いします。

口がなくても太陽ぷよ自体に液体ぶっかければなんとかなるんじゃないか?と予測

>>1の回避策?に期待

本人からokもらったなら、どうやろうと自由だと思うぞ
俺たちなんて、あくまでも見る側でしかないんだから。
無理だけはすんなよ

ぞう大魔王「うるさいんだぞう!」ドシンッ

グラッ

セリリ「ひゃっ・・・?!」ビクッ

ハーピー「お客様ですわぁ~♪」

ぞう大魔王「せっかくのお昼時に騒音を垂れ流すのは、どこの誰なんだぞう~?」

ぞう大魔王「ゆっくりお昼も食べられないんだぞう~!?」

シェゾ「そういえばもうそんな時間か」

ウィッチ「思い出したらお腹が空いてきましたわ」

ぞう大魔王「話を聞けぇ~!パォ~~~ン!!」

ウィッチ「騒がしいぞうですわね・・・」

ウィッチ「騒音の原因はそこのお方、煮るなり焼くなり好きにするといいですわ」

ハーピー「ハララ~・・・ 私は~ 食べてもおいしくないですわぁ~・・・」

ぞう大魔王「パォ~~~ン!!」

シェゾ「今度は何だ?」

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「あら、もう被検体候補が出てましたわ」

ぞう大魔王「今、ワシに向かって『ぞう』と読んだやつがいたぞう!」

ウィッチ「私ですわ、何かおかしなところがおあり?」

ぞう大魔王「ワシはぞうではないんだぞう!ぞう大魔王なんだぞう~!」

シェゾ「それは知ってるぞ」

ウィッチ「右に同じですわ」

ぞう大魔王「わかってて呼び捨てにするなんて悪質なんだぞう~!」

ぞう大魔王「激怒パンチだぞう!パォ~~~ン!!」

ウィッチ「びょえっ!?」

シェゾ「・・・そういえば・・・!」

シェゾ「ぞう大魔王、怒りを静めろ!」

ぞう大魔王「なんなんだぞう?」

シェゾ「俺が人に聞いたところのぞう大魔王は・・・」

シェゾ「温厚で、人に優しく、律儀で、ついでに偉く・・・」

ぞう大魔王「うむ、それほどでもあるんだぞう」

シェゾ「強く、逞しく、誰よりも強く・・・」

ウィッチ「・・・今がチャンスですわね」

ウィッチ「たしか、エキスが必要になるときを考えて、倉庫に入れていたはず・・・」イソイソ

シェゾ「味がしっかりしていて、それでいてしつこくなく、喉越しは爽やか・・・」

ぞう大魔王「そんなに言われると照れちゃうんだぞう!パォ~~」

ウィッチ「くらいやがれですわ!」ポイッ

ぞう大魔王「ンぐっ?!」ゴクッ

ウィッチ「ほいっと!」

太陽ぷよ「・・・・・・」チクッ チュー・・・

ボンッッ!

ぞう大魔王「 」

太陽ぷよ「~~~!」プンスカ

ウィッチ「・・・成功ですわ」

シェゾ「ネタが切れたときはどうなるかと思ったが・・・どうにかなるもんだな」

セリリ「あの・・・さっきまで暴れてた方・・・どうしちゃったんでしょう・・・?」

ぞう大魔王「 」

ウィッチ「中身が太陽ぷよと入れ替わったんですわ」

セリリ「ええっ!?」

ウィッチ「まぁ、それはいいとして・・・」

ウィッチ「解毒剤の投入は、森でしようかしら」

ウィッチ「ここで暴れられたら一たまりもありませんわ」

シェゾ「引っ張っていくのか・・・?」

ウィッチ「とーぜんですわ、もちろんあなたが」

ハーピー「お~出か~けで~すかぁ~?」

ウィッチ「あなたも手伝ってくれるかしら?」

<森>

ぞう大魔王「 」

シェゾ「ハァ・・・出し切った・・・」グデェ

ハーピー「ハリャリャ・・・」グダァ

ウィッチ「改めて見ると不気味ですわね・・・」

ぞう大魔王「 」

ウィッチ「虚空を見つめていますわ・・・」

セリリ「わっ、私、ついて来てもよかったですか・・・?」

ウィッチ「・・・逃げる準備をしておくといいですわ」

セリリ「・・・?はっ、はいぃ・・・」

シェゾ「ハァ、そういえば逃げ方を考えていなかったな」

シェゾ「悪戯っ子が洒落にならない悪戯をしてしまって逃げる時の心境だ」

ウィッチ「いやに詳しいですわね」

シェゾ「やらかしたことがあるからな・・・」

ウィッチ「そう、ならば、安全に逃げる策を所望しますわ!」↓1

アイスストーム(弱)で頭をある程度冷やした後テレポートで逃げる
(シェゾは普通にテレポート出来る)

>>1様……あの様な無茶を聞いて下さり、どうもありがとうございました!

プンスカ跳ねる太陽ぷよを想像したら、なんだかとっても和みました。

>>262
無茶でもなんとかストーリーに混ぜて再安価するようにしてるので大丈夫です
心配してくれてありがたや・・・

以外と見てくれてる方おおくてびっくり
亀レスずびばぜん・・・

水晶『・・・・・・』

シェゾ「どうだ?」

ウィッチ「頭を冷やして差し上げた後に、あなたの魔法でトンズラですわ」

シェゾ「なるほど・・・」

シェゾ「なら、逃げるときは俺の体に触れておけ」

ウィッチ「こんな所でヘンタイを発揮してもらっても困りますわ・・・」

シェゾ「テレポートに巻き込むためだ!」

シェゾ「・・・ということで、おまえ達も近くに来ておけ」

セリリ「あの・・・逃げる準備は・・・?」

シェゾ「俺が代わりにしてやる」

セリリ「はっ、はい、わかりました・・・」

シェゾ「手短にやってくれ」

ウィッチ「言われなくてもわかってますわよ」

太陽ぷよ「~~~!」プンスカ

ぞう大魔王「 」

ウィッチ「まどろっこしいので、両方冷やして差し上げますわ!」

ウィッチ「めて・・・コホン、アイスストーム!」バッ

ヒュオオオ・・・

太陽ぷよ「?!」

ウィッチ「後は少しチクッとしますわよ~・・・ほいっと」プスプスッ チュー・・・

ボンッッ!

ぞう大魔王「さっ、寒いぞう!」

ウィッチ「ずらかりますわ!」

シェゾ「こっちだ!テレポート!」

ヒンッ

ぞう大魔王「ぶるぶる・・・ん・・・?」

ぞう大魔王「はて、今までワシは何やってたんだぞう?」

<ウィッチの店>

ウィッチ「いててだよぉ~・・・」

ハーピー「ハラヒレホロハレェェ~・・・」チカチカ


セリリ「あぅぅ・・・」

シェゾ「複数だと安定しないな・・・」

ウィッチ「はぁ、何はともあれ、実験は成功ですわ!」

ウィッチ「材料・製法に目をつぶれば、用途はいくらでもある優秀な薬だと思いますのよね~」

シェゾ「大量生産とかは考えるなよ、俺がハゲるからな」

ウィッチ「私も一部材料の入手が厳しいので、大量生産は考えてませんわ」

シェゾ「それはもしかしてうb」

ウィッチ「めておー」

ガッシャアアア

シェゾ「 」

ウィッチ「ふう、後片付けはお願いしますわよ」

ウィッチ「と こ ろ で」

ウィッチ「薬一品に解毒剤、それも量産しにくいものだけでは足りない気がしますわ」

ウィッチ「ここはもう少し知恵を借りて、もう一品ほど・・・」

ハーピー「ウィッチさ~ん~ のど飴はありませんかぁ~?」

ウィッチ「のど飴・・・?」

ウィッチ「のどを癒すついでに一ひねりあれば・・・」

ウィッチ「売れるかもしれませんわね・・・」ニヤリッ

ハーピー「のど飴あるのですかぁ~?」

ウィッチ「ありませんけども、作って差し上げますわ!」

シェゾ「まだ何か作るのか?!」

ウィッチ「のど飴ですわ、のど飴」

ハーピー「手作りのど飴~ 楽しみですわぁ~♪」

シェゾ「水と砂糖でべっ甲飴でも作ってなめてればいいだろうが・・・」

ウィッチ「ただののど飴ではありませんわ!」

シェゾ「ただののど飴でいいだろ・・・」

ウィッチ「そんな代わり映えのしないもの、作っても売れませんわよ」

ウィッチ「今の時代、一癖あったほうが売れますわ、きっと」

シェゾ「根拠も無しによくそんなことが言えるな」

ウィッチ「さて、どんなのど飴にしようかしらねぇ・・・」↓1

舐めている間一度会った人なら何やってるか見える

サタンを見たら高確率でアルルかカーバンクルが見えるな

どういう意味かわからない俺は頭足りてないらしい

つまり飴なめる→見たい人念じる→見たい人の周辺見えるみたいな感じか?

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「一度会った人なら何をしているか見える・・・」

シェゾ「遠くにいる誰かが見える、ということか?」

ウィッチ「そういうことですわね・・・って」

ウィッチ「随分興味津々じゃありません?」

シェゾ「・・・なんでもない」

シェゾ「まぁしかし、売れるだろうな」

ウィッチ「別にあなたのお墨付きがなくとも売れますわよ」

ウィッチ「何といっても水晶のお告げですからねぇ」

ハーピー「どうやって作るんですかぁ~?」

ウィッチ「基本的な材料はありますから・・・あとは」

ウィッチ「特別な力を持たせる材料が欲しいですわ」

ハーピー「シェゾさんを入れるといいと思いますぅ~♪」

シェゾ「屈託の無い顔で恐ろしいことをいうな!」

シェゾ「まったく、飴にされるなんてまっぴらだ・・・」

ウィッチ「・・・となると、代用品を考えなくてはいけませんわね」

シェゾ「ウィッチ!お前もかっ!」

ウィッチ「さてさて、材料は・・・」↓1

魔導師二名の魔法(同じタイミングで同じ場所にぶつける)

水晶『・・・・・・』

シェゾ「魔法で・・・なにかできるのか?」

ウィッチ「知りませんわよそんなこと」

ウィッチ「とりあえずペアアタックしてみるに限りますわ」

シェゾ「にしても、的がいると思うんだが・・・」

ウィッチ「どうしてよ」

シェゾ「的も無しに同じ場所にぶつけるのは至難の技だろ」

ウィッチ「そう、的ねぇ・・・」↓1

そこら辺にいるぷよ(色はなんでもいい)

あらゆる所に存在して四匹揃えば消える。それがぷよ

ぷよとか現実に来たら、ニーアの魔素とかそんなんになりそうじゃね?

透明ぷよなら攻撃しまくってもいいな

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「・・・ふむ、ということで森に行きますわよ」

シェゾ「おい」

ウィッチ「・・・何よ、人が行こうとしているときに」

シェゾ「さっき腹が空いていると言ってただろうが」

シェゾ「俺とお前はともかく、協力している他二人には食わせてやらないといけないだろう」

ウィッチ「しょうがありませんわねぇ、材料集めは別腹ですのに・・・」

シェゾ「心配するな、時間はそこまでとるつもりはない、少し待ってろ」

ウィッチ「はいはい」

シェゾ「はぁここの台所も入り慣れたもんだ・・・」

<森>

ハーピー「ラララ~♪ お昼をいただいて~快調ですわぁ~♪」フワフワ

セリリ「ホントにごめんなさい・・・私の分まで・・・」

シェゾ「別に謝られるほどのことでもないんだがな・・・」

シェゾ「欲を言えば、謝罪より感謝される方が俺はいいぞ」

セリリ「あっ・・・えっと、ごめ・・・」

セリリ「・・・」ブンブンッ

セリリ「ええと・・・ありがとうございます」

シェゾ「おう」

ウィッチ「おかしいですわね・・・」

シェゾ「どうしたんだ?」

ウィッチ「いつもこの辺りにぷよがいるはずなのよ」

シェゾ「・・・確かに見当たらないな」

セリリ「ぷよって・・・まんまるで、カラフルな・・・?」

ウィッチ「ええ」

シェゾ「原因といえば・・・」

ハーピー「ハラホロヒレハレェェ~♪」ボェェ

ウィッチ「・・・それもありえますわね」

ウィッチ「でも、普通消えるのではなく、昏倒するんじゃありません?」

シェゾ「そうか。って納得していいものか・・・」

ウィッチ「これでは材料集めどころではありませんわ!」

ウィッチ「何か原因を知ってそうなお方は・・・」↓1

アコール先生

アコール先生「あらあらうふふ」

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「水晶の反応と同時に現れるなんて」

ウィッチ「胡散臭いにも程がありますわね・・・」

シェゾ「お前がアコール先生、とやらか?」

アコール先生「ええ、こんにちは。魔導学校の先生をしている、アコール先生よ」

ポポイ「ポポイもいるニャりよ~」

セリリ「ねっ、猫が喋ってます・・・」

セリリ「人くい猫又・・・かもしれないです・・・」

セリリ「襲われちゃいますよぅ・・・」

ポポイ「ポポイは人くい猫又なんかじゃないニャ!」

セリリ「ひゃっ・・・?!」ビクッ

アコール先生「あらあら、いきなり大声をだしてはいけませんよ、びっくりしますからね」

ポポイ「む・・・わかったニャ」

アコール先生「ところで・・・あなた方はここで何をしているのかしら?」

ウィッチ「こっちの台詞ですわ!」

シェゾ「ここのぷよがいなくなった原因をお前は知っているはずだ」

シェゾ「ここで何があったのかを教えろ」

アコール先生「あら・・・私は今しがたここを通り掛かったばかりで、何も知らないの」

アコール先生「ごめんなさいね?」

ポポイ「なーんにも知らないのニャ!」

ウィッチ「ごまかされませんわよ」サッ

ウィッチ「この質問に答える水晶があなたの名前を示したのよ」

アコール先生「でも、その水晶は嘘をついてるかもしれませんよ?」

ウィッチ「今まで嘘を吐かれたことは一度もございませんわ」

シェゾ「知っていることがあればヒントでもいい、教えてくれ」

アコール先生「そうですか、では仕方ありませんね・・・」

アコール先生「・・・先ほど、ここにたどり着く前、大きな袋を担いだ誰かとすれ違いました」

ポポイ「おっきい袋だったのニャ、ぷよが詰められててもおかしくないのニャ」

アコール先生「見通しが悪かったから誰かはわからなかったけれど」

アコール先生「向かった方向は・・・墓地の方向じゃなかったかしら」

シェゾ「そうか・・・わかった、感謝する」

ウィッチ「さっさと向かってぷよを取り返しますわよ」

シェゾ「行くか」

セリリ「墓地・・・ですか・・・」

ハーピー「静かなところだと~ 声の通りがいいですわぁ~♪」

アコール先生「みなさん、気をつけてくださいね・・・」

ポポイ「ケガしないようにニャ~」

<墓地>

セリリ「あわわ・・・」ビクビク

シェゾ「昼間の墓地だぞここは・・・」

セリリ「お昼に出てくるお化けは・・・質が悪いんです・・・」ビクビク

シェゾ「まぁ、否定はできないな」

ウィッチ「化け物なんて真っ昼間には寝てますわよ」

セリリ「ひいぅ・・・!」ビクッ

シェゾ「なっ、なんだ?」

セリリ「あっ・・・あそこに・・・白、白っ・・・!」ブルブル

ウィッチ「・・・確かに何か見えますわね」

ウィッチ「とりあえずどなたか割り出して、現行犯逮捕ですわ!」↓1

スケルトンt

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「スケルトンt・・・」

スケルトン1「お茶ぁ~・・・」

スケルトン2「あちゃぁ~・・・」

スケルトン3「大変じゃぁ~・・・」

セリリ「ひゃあ?!」

シェゾ「先日見たときよりも多くなってるな・・・」

ハーピー「ラララ~ どうしたのですかぁ~?」

ウィッチ「どうしたもこうしたもないですわ、現行犯逮捕!」

シェゾ「・・・といっても、ぷよが見当たらないな」

ウィッチ「あら、確かに・・・」

スケルトン1「おヌシら、わしらの茶葉をしらんか」

スケルトン2「何者かに奪われたのじゃ・・・」

シェゾ「・・・どうやらこいつらも被害者らしい」

スケルトン3「ヌシらもか?」

ウィッチ「ぷよが大量に連れ去られましたのよ」

シェゾ「でかい袋を持った誰かにだ」

スケルトン2「む・・・?袋・・・?」

スケルトン2「廃墟の方に走って行った者なら、おったはずじゃー」

スケルトン1「でかしたぞ~スケルトン2~」

シェゾ「廃墟か・・・」

ウィッチ「場所がわれたなら、さっさと行きますわよ」

シェゾ「お、おう」

<廃墟>

ガタガタ!ガタガタ!

ウィッチ「ヒントのままここにたどり着きましたけれども」

ウィッチ「えらく騒がしいですわね・・・」

セリリ「いっ、家が生きてるんじゃないんでしょうか・・・」

シェゾ「それはないな」

シェゾ「しかし、何をやったらこんなにうるさくなるんだ?」

ウィッチ「暴れるというより、物を動かしている音ですわね・・・」

ウィッチ「とりあえず、誰かを確かめてから乗り込みますわよ」↓1

シェゾ「そうだな、面倒な奴じゃなければいいが・・・」

キキーモラ

水晶『・・・・・・』

シェゾ「キキーモラか・・・ということは」

ドッスン!ドカドカッ!

ウィッチ「この盛大な騒音は掃除の音でしたのね!」

ガララッ

キキーモラ「ゴミはー外っ!」バッサアアァ

ウィッチ「びょえええっ?!」

シェゾ「うわっ?!」

セリリ「ひゃぁぁ・・・」

ハーピー「あらららぁ~・・・」

キキーモラ「まったく!ここの家主は掃除もろくにせずに屋敷を放置してっ!」

キキーモラ「私が掃除してあげなかったら・・・あらら?」

キキーモラ「いつだか見かけた顔ですねあなたたち」

ウィッチ「だっ、ダメだこりゃぁ~・・・」

キキーモラ「そんな輩、ここを丹念に掃除していた私は見ていませんよっ!」

シェゾ「なんだ、見ていないのか」

キキーモラ「それはそうとあなたたち、そんな汚い格好でこの屋敷に上がったら、お掃除してしまいますから」

キキーモラ「どうしても上がりたいなら、ピカピカになって出直して来てくださいなっ!」

キキーモラ「・・・まっ、その汚い顔はキレイにできないでしょうけど」

ウィッチ「口が過ぎますわよ!このお掃除おばさん!」

キキーモラ「だぁれがおばさんどぅえすってぇ~!!」キーッ!

キキーモラ「このみずみずしいお肌!」バンッ

キキーモラ「手入れを欠かさないおかげでつやつやのブロンドヘア!」バンッ!

キキーモラ「隠れたところのオシャレもとことん気にするこの姿!」バンッ!!

キキーモラ「どれをとっても、このキキーモラ、おばさんと呼ばれる筋合いはありません!」

キキーモラ「まったくっ、最近の子はこうだから・・・」ブツブツ

シェゾ「お前も苦労人だな・・・」

キキーモラ「苦労だとは思ってませんから!」

キキーモラ「ほら、おどきなさい!掃除の邪魔ですよっ!」

ウィッチ「用も無いのに居座る義理はありませんわよ!」

ウィッチ「はぁ・・・ひどい目にあいましたわ・・・」

ハーピー「何やらカサカサしてますわぁ~♪」

ごきぶり「おいっス」カサッ

セリリ「きゃっ!?」

シェゾ「まぁ、どの道この先に逃げ込めるところは古塔しかない」

シェゾ「廃墟を探し回る手間が省けたな」

ウィッチ「それもそうですわね・・・」

ウィッチ「ではさっさと古塔へ行ってみよお!」

行ってみよお!
支援

塔か‥‥‥懐かしい お婆ちゃんとホホウ鳥はどこ行ったのやら

<古塔前>

セリリ「ここが・・・古塔なんですよね・・・」

ウィッチ「そう、そして以前の私の研究室ですわ」

ウィッチ「ここに来るのも久々ですけど」

ウィッチ「ぷよに魔法ぶつけるだけなのに、なんで冒険してますのよ私たちは・・・」

シェゾ「誰かに全部とられたからだろう」

ウィッチ「よくよく考えれば、探せば一匹くらいいたかもしれませんわね」

ウィッチ「はぁ、だとすればとんだむだ足でしたわぁ~・・・」

シェゾ「そもそも的を変更すればよかったと思うんだが・・・」

ウィッチ「・・・・・・」

シェゾ「・・・過ぎたことはしょうがない、いくぞ」

ウィッチ「水晶で確認してから、ですわ、用心用心」↓1

魔力吸収の罠多数。

水晶『・・・・・・』

シェゾ「・・・・・・」

ウィッチ「先走るのはいただけないですわね~おほほほ!」

ウィッチ「危ないところでしたわ!」

シェゾ「・・・悔しいが助かった」

シェゾ「しかし罠か、用意周到だな」

ウィッチ「万が一を考えていたのかしら」

ウィッチ「でも、ぷよを使って何をするのかしら」

シェゾ「案外俺達と似たような目的だったりしてな」

<古塔>

シェゾ「あの変な床が罠か」

セリリ「光ってるあれでしょうか・・・?」

ウィッチ「歩きにくくはなってますけど、もう少し犯人も隠した方がよかったんじゃないかしら」

ハーピー「神秘的ですわぁ~♪ 落ち着きますぅ~」フワフワ

ウィッチ「はぁ、浮けるっていいですわね」

ウィッチ「後でそんな薬を開発してみようかしら・・・?」

シェゾ「他に罠はなさそうだな・・・」

シェゾ「俺はまだしもお前が踏んだら戦力にならないから、注意してくれ」

ウィッチ「わかってますわよ」

シェゾ「あとは・・・」

ハーピー「ハララァ~♪」フワフワ

シェゾ「なるべくばれないように行ければ・・・いいんだけどな」

<古塔・最上階>

シェゾ「昇って歩いて、それだけか」

ウィッチ「なんの味気も無いですわね」

シェゾ「まぁそれにこしたことは無いわけだが・・・」

シェゾ「・・・で、この扉の先に誰かが居る気配がある」

シェゾ「俺達は不覚にも慣れてしまったからわからないが、歌声が聞こえているかもしれない」

ウィッチ「たしかに・・・でも、犯人に逃げ場はありませんわね」

シェゾ「そうだ、ということで・・・おい」

ハーピー「何でしょうか~?」

シェゾ「突入直後に5秒間くらい、本気で歌ってくれ」

ハーピー「わかりましたわぁ~♪」

シェゾ「ふう、これで牽制にはなるだろう」

ウィッチ「あわよくば失神ですわ」

シェゾ「それで・・・中にいる奴だが、どいつだ・・・?」↓1

ダークウィッチ 知らなかったら冷たい声のシェゾで

良い人選だ

水晶『・・・・・・』

シェゾ「ダークウィッチ・・・」

シェゾ「知り合いか?」

ウィッチ「・・・存じ上げませんわ」

シェゾ「そうは言うが・・・」

シェゾ「・・・仕方が無い、よくはわからないが、話は捕まえてからだ」

シェゾ「行くぞ!」

ガチャッ

ダークウィッチ「・・・・・・!!」バッ

ウィッチ「あっ・・・?!」

シェゾ「耳を塞げ!」

ハーピー「ハァァラヒレホロハレェェ~~~♪」ボェェェ

ダークウィッチ「・・・っ!」グググ

シェゾ「苦しんでいる今がチャンスか・・・!」

ダークウィッチ「・・・!」キッ

ダークウィッチ「・・・・・・!」ポイッ

ウィッチ「どんえ~ん!」

ドガアアアァン!

シェゾ「・・・っ!なんだ今の爆弾は!」

ウィッチ「・・・コメットですわ」

シェゾ「このままではいろいろ危ないな・・・」

シェゾ「ならば・・・スリープ!」

ダークウィッチ「・・・・・・」ゴゥッ

シェゾ「なっ・・・オーラに掻き消された・・・!」

ウィッチ「メテオ!」

シェゾ「スティンシェイドッ!」

ドオォォンバチバチッ!

ダークウィッチ「・・・・・・」ゴォォォ・・・

シェゾ「無傷か・・・」

シェゾ「どうする・・・魔法は効かないらしい」

ウィッチ「しかもあっちの魔法は壁を吹き飛ばすくらい強力ですわ・・・」

シェゾ「迂闊には近づけないか・・・」

ウィッチ「・・・お手上げらしいですわね」

ハーピー「あら~? のど飴発見ですぅ~♪」グイッ

ダークウィッチ「・・・!」ビクッ

ウィッチ「あれは・・・安価水晶ですわ!」

シェゾ「お前が持っているんじゃ・・・」

ウィッチ「持ってますわよ!ちゃんと!」

ダークウィッチ「・・・・・・」パッ

シェゾ「避けろ!コメットを飛ばしてくるぞ!」

ハーピー「ハララ~?」スルッ

ガシャン!

フッ

シェゾ「・・・む?消えた・・・?」

ウィッチ「跡形もなく消えましたわね・・・」

ハーピー「ララァ~・・・のど飴は地に還ってしまいましたぁ~・・・」

シェゾ「ハーピーもいる・・・セリリは・・・?」

セリリ「 」

ウィッチ「扉の外でのびてますわね」

シェゾ「ハーピーの歌を聞いたのか・・・命に別状がなければいいが」

???「あーっはっはっは!いやはやレディにユー達、実にブラボーだ!」

シェゾ「次は誰だ!」

インキュバス「拝見させてもらったよユー達、よくぞ破ってみせたね、ファンタスティック!」

シェゾ「お前は・・・!」

ウィッチ「ヘンタイ・・・!」

真の変態vs元祖変態&変態疑惑か‥‥‥

インキュバス「さあ、ファイトは終わってしまった!私が抱きしめてあげるよマイハニー!」

ウィッチ「死んでもごめんですわ!」

インキュバス「フゥハハハ!恥ずかしがっているのかい?ノープロブレム!」

インキュバス「さぁ、リラックスしたまい、私はハニーの[ピー]をパオーンしたり」

インキュバス「ガオーして精力を吸い取りなんかしないから!」

ウィッチ「下心が筒抜けすぎてヘドが出ますわ」

シェゾ「なぜダークウィッチの後にこんな奴がでてきたのかは知らないが・・・」

ウィッチ「苦労した分のお仕置きは必要ですわよね・・・?」↓1

インキュバス「そっ、それは安価水晶!なぜハニーが・・・!」

死なない程度に強力なペアアタックで吹っ飛ばす

水晶『・・・・・・』

シェゾ「・・・そうか」

ウィッチ「息を合わせていきますわよ・・・!」

インキュバス「どうして・・・はっ!!」

インキュバス「なっ、何をするきなのです!?ノーウォー!ノーウォー!!」

「「スティンシェイドッ(ですわっ!)!」」

ガッシャアアァァァ・・・

セリリ「・・・ふぁ、あら・・・?回りがボロボロです・・・」

ドサッ

セリリ「ひゃっ!?」ビクッ

インキュバス「ガ・・・ガッデム・・・」

ウィッチ「さて、どうしてこんな真似をしたか教えてほしいですわね」

インキュバス「ハハハッ、レディ、軽いジョークのつもりだったんですよ」

ウィッチ「メテオぶつけますわよ」

インキュバス「わかった!レディの質問にアンサーしてあげますから!」

シェゾ「・・・つまり、ハーレムがつくりたかったわけか」

インキュバス「エクセレント!さすがはヘンタイ面しているユー、話がわかるねぇ!」

シェゾ「・・・・・・」

インキュバス「私のような男子たるもの、一夫多妻はマイ・ロング・チェリッシュ・ドリームなのです!」

インキュバス「そこで手始めに水晶に頼り、サモーンされたのが・・・」

シェゾ「ダークウィッチか・・・」

インキュバス「グゥレイト!後はそのレディのなすがままでした」

ウィッチ「はぁ・・・ろくでもありませんでしたわね」

シェゾ「ダークウィッチが何を作りたかったかはわからないが・・・阻止できてよかったのか」

ウィッチ「私と瓜二つ・・・」

シェゾ「ああ・・・だが、あっちはえらく無機質な顔をしていたな」

ウィッチ「なにはともあれ・・・ほいっと」

シェゾ「それは・・・?」

ウィッチ「ペアアタックをぶつけた際に出てきた、謎の物体ですわ」

シェゾ「ああ、別にぷよでなくても良かったんだな」

ウィッチ「的をぷよに設定しただけですし」

インキュバス「危なかったとはいえ、水晶をブレイクされてしまいました・・・」

インキュバス「仕方ありませんね、ここからは私が自力でレディたちをマイハニーにしてみせましょう!」

インキュバス「ビューティビューティテンコ盛りっ!フゥハハハハハァ!」

ウィッチ「ヘンタイは放っておいて、さっさとずらかりますわよ」

シェゾ「そうするか・・・」

ハーピー「お帰りですかぁ~ ラララ~ ついていきますぅ~♪」

<古塔前>

セリリ「うぅ・・・まだ頭が痛いです・・・」

ハーピー「癒してあげますわぁ~♪」

セリリ「ハーピーさん、ありがとう・・・」

ウィッチ「一つ目の材料にかなり時間を取られてしまいましたわね・・・」

シェゾ「まっ、まだ一つ目だったのか?!」

シェゾ「勘弁してくれ・・・」

ウィッチ「ぷよはあちらが片してくださるとして・・・」

ウィッチ「次の材料に、いってみよお!」↓1

シェゾ「元気だな、まったく・・・」

ツキマワリ

水晶『・・・・・・』

シェゾ「なんだ?ツキマワリというのは・・・」

ウィッチ「森にはえているそこそこ大きめの花ですわ」

セリリ「夜になると、月の方向に花開くんです・・・」

セリリ「湖の近くに・・・より沢山はえていたと、思います・・・」

シェゾ「湖か、若干遠いな」

ウィッチ「なら、テレポートして森までいけばいいんじゃないかしら?」

シェゾ「だな、それで行ってみるか」

シェゾ「みんな集まって俺の体に触れてくれ」

ウィッチ「あなたが言うといやらしいですわね」

シェゾ「・・・やかましい」

そういやわくぷよでウィッチもスティンシェイド使ってくるんだよな

<森>

ドサドサッ

シェゾ「・・・一度飛んだことがあるんだから学習しろ」

ウィッチ「てっ、天地無用ですわ・・・」ヒリヒリ

セリリ「あうう・・・」

ハーピー「ハララ~? カレーの香りがしますわぁ~♪」

ハーピー「こちらですぅ~」フワフワ

シェゾ「おい!勝手に・・・」

ウィッチ「公園の方向、ということは一応湖への道のりよ」

ウィッチ「まったくもってノープロブレムですわ」

シェゾ「言われてみればそうか、追いかけるぞ」

<公園>

アルル「かーくん、今日は辛口にしてみたんだけど、どう?」

カーバンクル「ぐぐっ♪」

アルル「んふふ~喜んでくれるんだ!ありがとね?かーくん」

<ハラ~ ハラヒレェ~

アルル「わああ?!」ユラッ

アルル「お、落としちゃうとこだった・・・」

ハーピー「あら~♪ アルルさん、ラララ~奇遇ですわぁ~♪」フワフワ

アルル「やっぱりハーピーだったんだ・・・」

アルル「とっ、ところで、一人で何してるの・・・?」

ハーピー「のど飴の材料探しですわぁ~~」

アルル「のど飴?・・・より材料探しっていうフレーズが気になるかも・・・」

ウィッチ「あらアルルさん、奇遇ですわね」

アルル「わあああ!」ガッシャーン!

ウィッチ「何も言わずとも協力してくれると思ってましたのに」

アルル「シェゾに念押ししてたから、その、大丈夫かなって・・・」

ウィッチ「激甘カレーより甘いことをおっしゃらないでちょうだい!」

ウィッチ「ここで出くわしたが千年目、残りの材料集めに付き合っていただきますわ!」

アルル「ひーん・・・」

シェゾ「やっぱりその声はアルルだったか」

セリリ「おっ、お友達のアルルさん・・・こんにちは」

アルル「シェゾと・・・セリリまで!」

ウィッチ「驚くのは大概にして、さっさと行きますわよ~」

アルル「まだボクお昼途中だよ!」

アルル「って、お昼落としちゃったんだっけ・・・」

<湖>

ウィッチ「ほいっと」ブチッ

シェゾ「つぼみをそのまま・・・大胆だな」

ウィッチ「何事も思い切りですわ!」

アルル「そういえば、のど飴作るんでしょ?」

アルル「ミントとか入れるのが普通だと思うんだけど・・・」

ウィッチ「はぁ、あなたは新薬開発に携わっておきながら理解できてなかったんですのね」

アルル「え・・・?何のこと・・・?」

ウィッチ「水晶に次の材料を聞きがてらお説教ですわ!」↓1

アルル「そんなぁ~・・・」

源泉

ウィッチ「あえて奇をてらってますのよ!」

アルル「ウィッチ、それ言ったら無理矢理やってるみたいに・・・」

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「む、水晶に反応がありましたわ」

アルル「た、助かった・・・」

シェゾ「源泉か、川を遡ればよさそうだな」

セリリ「久しぶりのお水、気持ちいいです・・・」

セリリ「私、川を泳いで行っていいですか・・・?」

シェゾ「その方が楽だろうしな、構わない」

ハーピー「ラララ~♪ 私は飛んで行ってもいいですかぁ~?」

シェゾ「お前はいつも浮いてるだろ・・・」

<川・中流>

アルル「うええ・・・疲れた・・・」

ウィッチ「飛んでる方がうらやましいですわ・・・」

セリリ「みなさん・・・大丈夫ですか?」

シェゾ「俺は大丈夫だが、二人がへばっている様だな」

ウィッチ「いっそひとっ飛び運んでくれませんかしらねぇ・・・」チラッ

ハーピー「ラ、ラララ~♪ 浮くのもそこそこ疲れますわぁ~・・・♪」

ウィッチ「あらら調子がよろしい」

セリリ「あっ・・・!」

シェゾ「どうした?」

セリリ「何か・・・誰かが流れてきてます・・・!」↓1

さかな王子

さかな王子「 」プカプカ

アルル「あれって、どざえもんっていうんじゃないかな・・・」

セリリ「あの・・・大丈夫ですか・・・?」

さかな王子「 」

セリリ「へっ、返事が無いです・・・」

ウィッチ「仕方がありませんわ、埋めて差し上げましょうか・・・」

さかな王子「けほっ!こほっ!ぶっ、ぶれいもの!」

セリリ「ひゃっ?!」パッ

さかな王子「ぉぷ!?はっ、はなすでない!」バシャバシャ

セリリ「はっ、はいぃ」ギュッ

さかな王子「ふう、たすかったのじゃ・・・」

シェゾ「王冠をかぶっているな、子供なのにどこぞの王なのか?」

さかな王子「こどもではない!よは王子であるぞ!」

さかな王子「皆のもの、よくぞよをたすけてくれた、礼をいおう」

シェゾ「助けたのは主にセリリだが・・・どこの国の王子だ?」

さかな王子「ここからとおいところであるぞ?」

さかな王子「しろをぬけ出してお忍びでりょこうしていたのじゃが」

さかな王子「ここの水に入ると、へんしんがとけてしまったのじゃ・・・」

シェゾ「ここの水にはそんな効果があるのか」

シェゾ「セリリは大丈夫なのか?」

セリリ「な、なんともないです・・・」

さかな王子「ふむ、よはたすけてもらった礼をせねばなるまい」

さかな王子「じゃが礼のしなを持ちあわせておらぬから・・・」

さかな王子「お主らを、よのしもべにするということで、手をうとうではないか!」

シェゾ「しもべだと・・・?」

人間の時は姫と言っても問題ないレベルだよな

さかな王子「一日三食、ひるねざんまい」

シェゾ「・・・・・・」

さかな王子「ふまんならば、おやつもつけようではないか!」

ウィッチ「・・・・・・」

ハーピー「のど飴はおやつにはいりますかぁ~?」

さかな王子「うむ、たった今ついかした」

ハーピー「ラララ♪ それなら~しもべに立候補しますぅ~♪」

シェゾ「のど飴に釣られる奴があるか・・・」

さかな王子「はっはっは!しもべもできたならば、あとはジュツをかけ直してくれる者をさがさねば!」

さかな王子「皆のもの、川上へゆくぞ!」

ハーピー「いきましょう~♪」フワフワ

アルル「皆のものって、ボク達もなのかな・・・?」

ウィッチ「はぁ、面倒なことにばかり出くわしますわね・・・」

<川・上流>

さかな王子「おお、はやい!よいぞよいぞ!」

さかな王子「お主、セリリともうしたか、じきオトモこうほにあげてやろう」

セリリ「あ、ありがとうございます・・・」ジャバジャバ

さかな王子「あっはっは、くるしゅーない!」



アルル「お・・・追いつけないってば・・・」ゼイゼイ

シェゾ「くそ・・・流石に山道は辛い・・・」

ウィッチ「速くおいきなさい!引き離されますわよ!」グイグイ

シェゾ「背中で暴れるなっ!」

ハーピー「ハラヒレ~ お疲れなら~ラララ~ 癒しの歌はどうですか~?」フワフワ

シェゾ「すまん・・・万が一にも必要になった時に使わせてもらうかもわからない・・・」

ハーピー「準備しておきますぅ~♪」フワフワ

<川・源泉付近>

アルル「ばたんきゅ~・・・」ドサッ

シェゾ「降りてくれ・・・俺もダメそうだ・・・」

ウィッチ「よっと」サッ

ウィッチ「源泉らしき水溜まりに、短い草が生い茂った空地」

ウィッチ「中々にきれいなところですわね」

シェゾ「どうもよくわからない水だから飲めない、か」

ウィッチ「水が飲みたいなら・・・クリスタルダスト!」ヒュバッ

ピキーン

ウィッチ「あれを溶かして飲むといいですわ」

シェゾ「人の皮を被った悪魔かお前は・・・」

ウィッチ「・・・よし、源泉の水、ゲット」チャプ・・・

ウィッチ「次の材料は・・・」↓1

アルル「もっ、もう少し休ませて~・・・」

ウィッチ「しょうがありませんわね・・・」

月の石

温泉描写wktk

シェゾ「ところで、さっきから見ないが王子やらはどこに行ったんだ?」

アルル「登るのに必死で見てなかったよ・・・」

ウィッチ「セリリさんが熱いというので、下で遊んでますわ」

ウィッチ「丁度川とここがつながっている辺りで、湯加減はいいみたいですわね」

シェゾ「なんだそれは・・・天然の温泉みたいになってるのか」

シェゾ「変身が解けるような効能があるから安全とは言えなさそうだな・・・」

ウィッチ「ほいっと」パシャ

シェゾ「あっつ!」

ウィッチ「火傷以外に危険はなさそうですわね」

アルル「ウィッチは入りたいって思ってるの?」

ウィッチ「歩きまくりで足がパンパンですから、それなりには入りたいと・・・」

ウィッチ「・・・ま、材料が集まってからですわ」

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「よし、次の材料を取りに、いってみよお!」

<森>

ウィッチ「・・・とはいっても」

ウィッチ「月の石なんてどこにあるかサッパリですわ」

さかな王子「月の石か、よはそれではもどれぬ」

さかな王子「じゅつをかけてもらわねば、魚になれないのじゃ」

セリリ「お魚になるん・・・ですか?」

さかな王子「お主も魚なら、およぐたのしさをしっておろう」

さかな王子「およぐのはよいぞ!水の中を自由にとびまわれるのはここちよい」

セリリ「はい、わかります・・・!」

さかな王子「ということで皆のもの、レムレスというじゅつしゃをさがすのじゃ!」

シェゾ「彗星の魔導師か、聞いたことがあるな」

さかな王子「ならば話ははやい、ゆくぞ皆のもの!」

ウィッチ「月の石はどうなるのかしらね・・・」

アルル「さぁ、なんとかなるんじゃないかな?」

<森>

???「・・・行ったワ」

???「あの人達は、レムレス先輩に迷惑をかけるって」

???「アタシの占いに出てる・・・」

???「・・・・・・」

???「・・・先輩の邪魔をするような人達は、みんな、ぷ よ 地 獄 行 き」

???「それを、この水晶が叶えてくれる・・・」

水晶『・・・・・・』

???「さあ、どうやって阻止したらいいか、教えなさい・・・」↓1

???「この水晶はウンメイを導いてくれるワ」

???「あなたたちが先輩と会えないのも、ウンメイなの。フフフ・・・」

道中にカレーを置いてその近くに罠を設置 
引っかかった奴を助けようとしたら勝負

さーて誰が引っ掛かるかなー(棒)

<林道>

さかな王子「とりあえず、まちへ行くにかぎる!」

ハーピー「町にいらっしゃるのですかぁ~?」

さかな王子「いるはずじゃ!たぶん」

ウィッチ「中々有名な魔導師らしいですわね、月の石の事も知っているかも・・・」

アルル「そうだといいよね・・・」

モゾモゾ スポンッ

カーバンクル「ぐっ!」

アルル「ん?かーくん、どうしたの?」

カーバンクル「ぐぐぐ!」トコトコ

アルル「あっ!・・・えーと、かーくん連れ戻して来るから、先に行ってて?」

ウィッチ「さっさと追いつきなさいよ」

アルル「はーい・・・かーくん待って!」

???「釣れたワ・・・」

カーバンクル「ぐー♪」バクバク

???「檻の中にいるとも知らずに・・・フフフ・・・」

アルル「かーくん・・・あれ?」

アルル「頑丈そうな檻に閉じ込められてる・・・」

???「・・・そこのアナタ」

アルル「わわわ?!誰?!」

???「アナタが知る必要は無いワ」

???「ただ、あなたはアタシと勝負すればいい・・・」

???「負ければ・・・そこの黄色い生き物は、カレーの海に沈むワ・・・」

アルル「カレーの海・・・?」

???「・・・頭上から降り注ぐのよ、アタシの失敗作の、カレー」

アルル「うわ、ホントだ、木にバケツがぶらさげてあるよ・・・」

???「グググーググ(ご褒美でしかないな)」

???「キェーーッ!!」

アルル「ひゃっ?!」ビクッ

???「ミエる・・・ミエるわ・・・アナタのウンメイ・・・」

???「カレーまみれのアナタがミエるワ・・・」

アルル「ひょっとしたら、電波とか受信しちゃう子なのかな・・・」

アルル「何はともあれ、かーくんをカレーまみれにされるわけにはいかないよ!」

???「そう・・・やる気なのね、アナタ」

???「いいワ、この勝負で相手してあげる・・・!」↓1

アルル「ん?その水晶って、もしかして・・・」

テトリス

ダンス

???「テトリスね、いいワ・・・」

アルル「テトリス・・・?」

???「いろんな形のブロックを隙間なく詰むだけ・・・」

???「都合のいいことに、勝負するための台を水晶が出してくれたワ・・・」

アルル「テトリス、やったこと無いんだけど・・・」

???「・・・イイじゃない、アタシが勝って、アナタも生き物もカレーまみれ・・・」

アルル「ひ、卑怯だよ!」

???「ウンメイからは逃れられないワ・・・う け い れ な さ い」

???「消されたら下からせり上がって来るから・・・うまくさばくことね・・・フフフ・・・」

アルル「うぅ・・・勝てるのかな・・・」

~数分後~

アルル「ば、ばたんきゅ~・・・」

???「ウンメイだから・・・」

???「フフフ・・・このヒモを引けば、あの生き物はカレーまみれだワ」

アルル「なっ、なんでこんなことするのさ!」

???「レムレス先輩には近づけさせない・・・」ボソッ

アルル「へっ・・・?」

???「これで・・・!」グッ

カーバンクル「ぐーー!」カーバンクルビーム!

???「?!ちょっと!!」サッ

シュワワ・・・

???「檻が破られた?!」

アルル「かーくんこっち!」

カーバンクル「ぐぐっ!」

???「シッパイ・・・なの・・・?」

???「・・・・・・」

???「・・・追うワ」

???「追って、あきらめさせて、あ げ る」

???「みんなまとめて片付ければ・・・」

???「レムレス先輩の邪魔はいなくなるワ・・・」

???「イイ線行ってた水晶・・・もう一度よ」↓1

???「ウンメイに逆らうなんて・・・許せないワ」

ドラゴンを召喚して空中から攻撃させる。

そういや、あの犬召還獣だったな

水晶『・・・・・・』

???「ドラゴンを召喚・・・」

???「一緒お告げと一緒に出てきた、七ツのボールが材料・・・」

???「呪文を唱えれば・・・あとは攻撃してもらうだけ・・・」

???「フフフ・・・いけるわ・・・」

???「タッカラプト・・・ポッポルンガ・・・プピリット・・・パロ・・・」

???「アタシの呼び出しに答えなさい!」

ドシュウウゥ・・・

???「ドラゴンが出る頃にはあっちも来てるはず・・・」

???「ここは・・・通さないわ・・・」

よ�・んのドラゴンかと思ったらまさかのw

シェゾ「なんだあれは?!」

ウィッチ「ウワサの電波少女が出したものみたいですわね・・・」

アルル「もっ、ものすごくおっきいよ!」

???「・・・待ってたワ」

???「フフフ・・・アナタ達、これで、お し ま い よ」

ドラゴン?『貴様らの願いを一つだけ叶えてやろう・・・』ゴゴゴゴ・・・

???「決まってるワ・・・あの人達を叩きつb」

?? 「やぁフェーリ、何か何か大きな生き物が浮いてるね」

フェーリ「アナタは・・・レムレス先輩!?」

レムレス「どうなっているのかな?」

ポルンガは3t(げふんげふん

ドラゴン?『貴様らの願いを叶えてやる・・・早く言うがいい』ゴゴゴゴ・・・

レムレス「んーじゃあ・・・皆に美味しいお菓子をくれないかな?」

ドラゴン?『・・・よかろう』

ボンッ シュルルル・・・パリーン

シェゾ「玉が砕け散った・・・」

アルル「目の前に山ほどお菓子があるんだけど、どうしよう・・・」

レムレス「みんなお菓子に囲まれて幸せそう、よかったね」

フェーリ「レムレス先輩・・・アタシ・・・」

レムレス「フェーリにちょっと手伝って欲しいことがあって、探してたんだ」

フェーリ「えっ・・・?」

レムレス「来てくれるかな?」

フェーリ「・・・はい」

レムレス「じゃあ、行こっか!」

さかな王子「そこのもの!またれい!」

レムレス「ん・・・?・・・あ!王子様、こんにちは」

さかな王子「じゅつがとけた、はようかけなおすのじゃ」

レムレス「しょうがないなぁ・・・はいっ」キランッ

ボンッ

さかな王子「ウム、コノスガタジャ、カタジケナイ」

レムレス「オトモさんと、早く仲直りしてね?」

さかな王子「・・・カンガエテ、オコウ」

レムレス「じゃあ僕は・・・」

ウィッチ「お待ちなさい!」

レムレス「君は・・・あ、もしかして!」

レムレス「お菓子が足りなかったかな?チョコに飴、いろいろあるから、どうぞ!」

ウィッチ「アヤシイ人からは物を貰わないようにしてますの」

ウィッチ「それより、月の石のありかをご存知?」

レムレス「月の石、月の石は・・・」

レムレス「僕がお菓子の材料にしようと思って持って来たんだけど、それでいい?」

ウィッチ「あら、持ってらしたの」

レムレス「採れるところがあるんだ、はい、どうぞ」

ウィッチ「・・・月の石だけでいいですわよ」

レムレス「うーん、このお菓子おいしいのに・・・」

レムレス「・・・じゃ、またどこかで会ったら受け取ってね!」

タタタタッ

ウィッチ「・・・あっという間に電波少女と行ってしまいましたわ」

セリリ「ふ、不思議な体験でした・・・」

アルル「結局何がやりたかったのかはわからなかったけど・・・」

アルル「材料を貰えてよかったよね」

シェゾ「これで四個目なのか・・・」

さかな王子「サテ、ミナノモノ、ヨハ、サカナノスガタニナルコトガデキタ」

さかな王子「レイヲ、ユウゾ」

シェゾ「あ、ああ・・・」

アルル「その姿になって、これからどうするの?」

さかな王子「トウヒコウヲ、ツヅケルノジャ」

アルル「逃避行・・・?」

???「王子ー!ようやく見つけましたよー!」

さかな王子「ギョッ!オトモニミツカッテシマッタ!」

さかな王子「デハ、セワニナッタ、サラバジャ!」ピューッ

オトモ「王子ー!早くお城に帰ってくださーい!」タタタ・・・

ウィッチ「はぁ、お騒がせなお子ちゃまでしたわね・・・」

ウィッチ「一段落ついたところで、次の材料のあるなしを聞きますわよ」↓1

シェゾ「菓子をどう移動させるかなんだが・・・」

ウィッチ「テレポートでどうにかしてくださいな」

シェゾ「そこまで万能じゃないぞ!」

虹の実

うーん‥‥‥一応グリぷよキャンデー

これ大丈夫か?

フィバ2のお菓子美味そうだよね

使えなくてもいいからアイテム残して欲しかったな�・

ウィッチ「虹の実・・・聞いたことも無いですわね・・・」

シェゾ「俺も無いな」

アルル「あんな料理作っちゃうシェゾが知らないのなら、誰も知らないと思うんだけど・・・」

?? 「あ~っ!トリコさん!ここに来て初めての人ですよ!」ガサッ

トリコ「おっ、小松、でかしたぞ!」

アルル「うわわ!また知らない人が・・・」

小松「びっ、美食家のトリコさんを知らないんですか?!」

小松「・・・って、無理も無いですよね、ここ異世界みたいだから・・・」

トリコ「でも源泉が湧いてるのはこの辺りなんだろ?」

小松「カレーの臭いがひどいって言ってたじゃないですか・・・」

トリコ「そうは言っても肝心の源泉の匂いはからっきしだ」

シェゾ「源泉・・・?お前達は源泉を探しているのか?」

小松「そっ、そうなんです!異世界にあると聞いて来てみたんですけど、にっちもさっちも・・・」

シェゾ「そうか、じゃあ案内してやろう」

ウィッチ「テレポートでひとっとびですわ!」

小松「ふぅ、よかったぁ、異世界に来ていきなり親切な人に出会えて・・・」

シェゾ「少し行ってくるから待っててくれ」

アルル「はいはい」

セリリ「あの・・・シェゾさん・・・」

シェゾ「どうした?」

セリリ「そ、その・・・美食家って人・・・美味しいものを、知っているんじゃないんでしょうか・・・?」

セリリ「のど飴の材料の、虹の実・・・とか・・・」

トリコ「虹の実だと・・・?」

小松「虹の実って・・・!」

セリリ「ひゃ・・・?!」

アルル「セリリの推理が当たったみたい・・・?」

トリコ「俺達はここの少し奥にある、魔法陣とかいうやつでここまで来たんだ」

トリコ「食材の事を想像しまくってりゃあそこに跳べるって代物らしい」

小松「何度も言うようですけど、トロルコングには気をつけてくださいね・・・!」

ウィッチ「わかってますわよ、耳にタコができますわ」

シェゾ「じゃあ送るぞ」

シュンッ

・・・・・・

スタッ

シェゾ「ふぅ・・・」

ウィッチ「あら、往復じゃありませんのね」

シェゾ「ん、なんだ?」

ウィッチ「行きがわからない方に帰り道がわかるはずありませんわよ」

シェゾ「・・・そういえばそうだな」

<igo第八ビオトープ内>

セリリ「あっ、あそこにもいます・・・」

ハーピー「雪山みたいですわぁ~♪」

シェゾ「頼むから歌って刺激しないでくれ・・・」

アルル「威嚇したから、たぶん大丈夫だって言ってたけど・・・」

ウィッチ「よっ、予想より三回りは大きいですわ・・・」

シェゾ「一匹に90人がかりでギリギリだそうだ、5人でどうこうできる数じゃないな」

シェゾ「・・・といっても、三匹くらい距離を詰めてきてるわけだが・・・」

トロルコング「・・・・・・」ジリジリ

アルル「とっ、とっても頭がいいって言ってたよ!」

シェゾ「・・・いくらなんでも命の危険が伴う所に、無策で来たわけじゃないからな」

シェゾ「耳栓をつけろ、強行突破だ」

ハーピー「ラララ~♪ 私には耳栓無いのですかぁ~?」

シェゾ「心配無い、今からセリリとここで歌のレッスンだ、いいな?」

ハーピー「わかりましたぁ~♪」フワフワ

ハーピー「ハラホロヒレハレ~♪ ハララァ~~♪ ハラヒレェェ~~♪」

セリリ「ラ~・・・ ラ~ラ~・・・♪」

トロルコングa「 」ボケーッ

トロルコングb「 」ホケーッ

シェゾ(・・・本命はセリリの歌声だが・・・うまくいったか)

ウィッチ(サルの目が虚ろですわ・・・)

シェゾ(歌が聞こえていれば、真っ当な頭をしているなら・・・効くはずだ)

シェゾ(・・・ということで、早く実を拝借してずらかるか・・・)

セリリ「ララ~・・・ ラ~ララ~・・・♪」

シェゾ(・・・・・・)

シェゾ(・・・まさかデュエットを聞いて失神した経験が生きる日が来るとは思わなかった・・・)

<林道>

ウィッチ「・・・というわけで比較的安全に採れましたけど」

ウィッチ「キレイですわぁ・・・」

アルル「 」

シェゾ「気がつけばのびてるとはな・・・」

ハーピー「ラララ♪ 雪山みたいなおさるさんが~ 聴き入ってくれましたわぁ~♪」

セリリ「ち、ちょっとうれしかった・・・かもです・・・」

ウィッチ「ほいっと、これで五個目」

ウィッチ「次の材料が必要か、必要でないかを問いますわ」

シェゾ「これ・・・価格設定はどうするつもりなんだ?」

ウィッチ「できてから決めますわ、できてから」

安価忘れ・・・

ボロが出てるのかもわからないけど、とにかく歌のくだりは間違えました
次からは無理せず再安価します・・・

ということで↓1

ここでまさかの
ぷよぷよグミ

今更ながら、空気嫁て無かった安価っぽくてスマンm(_ _)m

ぷよぷよグミ発売いつだっけな

今月の24日だぞ(ステマ) ついでに、虹の実の代用品も決めた方がいいのでは?

もう採ってるぞ

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「ぷよぷよグミ・・・」

シェゾ「ぷよを摸したグミがもう少ししたら発売されるらしいな」

アルル「もう少ししたらって・・・まだ出てないの?」

シェゾ「ああ、そうだ」

シェゾ「味はぷよの色に対応していて、二個食べたら味が変化するなんていう遊び心をくすぐる食べ方もある」

シェゾ「パッケージに記載されてない味とか探してしまうな」

ウィッチ「あなたもまだまだお子ちゃまですのね」

アルル「ドリンクバーでジュース混ぜちゃったり・・・」

シェゾ「う、うるさいっ!」

シェゾ「・・・とにかく、まだ手に入らないぞそれは」

ウィッチ「ではかわりのものを尋ねるしかないですわね」

アルル「かわりになる材料ってあるかな?」↓1

果物3種類(種類は何でもいい)

味だけなら虹の実だけで終わりだな

安価取ってぷよぷよ関連以外はやめて欲しい

クロスオーバーでもなけりゃ 男「みたいなスレでもないからなぁ。
続くようなら無視するしか無いのか?

>>1はトリコ知ってるっぽかったからよかったけどトリコ知らない俺には全くわからんかった
しかし>>1にしても折角安価踏んでくれてるんだし無視出来ないのもわかる
なんでできればぷよぷよ関連の安価でお願いしたい 俺が言うことでもないけど

>>382
すごい図々しいこと言ってるな俺…
スマンこのレスはngして忘れてくれ

何が来ても捌いてやろうと腹を括ってスレを立てたわけなんですけど、配慮してもらえてありがたいです
クロスオーバーは書いてて?って感じだったので、拾ったらどうするかは思案中です・・・dbはごめんなさい
亀レスですけど、できそうなら拾ってくスタンスで頑張っていきます

あと、このレスもできるだけngな感じでお願いします・・・

水晶『・・・・・・』

アルル「水晶が、果物三種類だって」

シェゾ「好きにいいのか、じゃあ三つ挙げてみてくれ」

セリリ「ぶどう・・・」

ウィッチ「もうそろそろみかんの季節ですわ」

アルル「じゃあ秋つながりなら、ボクはりんご!」

シェゾ「秋の果物か、店に行けば売ってあるな」

シェゾ「材料の方は問題無い。あとは・・・」

ハーピー「ラララ~ お菓子がテンコ盛りですわぁ~♪」

シェゾ「この山ほどの菓子をどう処理するかだ・・・!」

ウィッチ「凍らせておけば腐りませんわよ」

シェゾ「放置して行く気かお前は!」

<ウィッチの店>

シェゾ「お、おわった・・・」ドサァ

ウィッチ「あら、ご苦労様」

シェゾ「ここまで魔力を無駄遣いしたと思える日は初めてだ」

ウィッチ「テレポートは便利ですわねぇ」

シェゾ「くっ・・・」

アルル「果物三種類、買ってきたよ!」

セリリ「間違っていません・・・よね・・・?」

アルル「りんご、ぶどう、みかんだよね」

ウィッチ「そのとーり、ご苦労様ですわ」

シェゾ「お前は何もしないのか?」

ウィッチ「鍋の中を掻き回すのはそこそこ重労働なのよ」

シェゾ「・・・納得しておいてやる」

ウィッチ「謎の物体、源泉にツキマワリに月の石・・・」

アルル「虹の実にりんご、みかん、ぶどう」

シェゾ「だいぶ集まったな、残念ながら量産化は辛そうだが・・・」

ハーピー「のど飴はまだですかぁ~?」

シェゾ「まだ材料が揃っていないかもしれないから作れないな」

セリリ「どんなのど飴ができるんでしょう・・・」

シェゾ「効果しか知らないからな、味は保証しかねる」

ウィッチ「次の材料のあるなしは・・・」↓1

ウィッチ「よし、適当に菓子を摘みながら待ちますわ」

余計なこと言ってごめんよ&支援

>>1さん、空気壊す安価してごめんなさいm(_ _)m

以後気をつけて参りますわ

安価なら↓で

味をととのえて飴にする

この飴を舐めて無事ですむきがしない

これは再安価か?

>>390でいいんじゃない?

水晶『・・・・・・』

シェゾ「材料はこれでいいみたいだ」

シェゾ「だが肝心の鍋は粉々になったままだった気がするんだが・・・」

ウィッチ「それしき、魔法であっという間に直せますわよ」

ウィッチ「作り方もいつもどおりなら何も心配いりませんわ」

ハーピー「今からのど飴作りですかぁ~?」

ウィッチ「ええ、そして食べるのはあなたよ」

ハーピー「ラララ~♪ 楽しみにしてますぅ~♪」

ウィッチ(実験台げっと!・・・ですわ)グッ

ウィッチ「それでは作ってまいりますわ~おほほほほ!」

アルル「しめたっ!って顔したよね、今・・・」

シェゾ「・・・大方ろくでもないことだろ」

ウィッチ「まずは全材料を水に落として水を入れて、火加減は強火・・・」

アルル「ところで、のど飴作るって言うけど、どんなのど飴を作ってるの?」

シェゾ「なんでも、なめている間は知ってるやつを見ることができるらしい」

アルル「へえー、じゃあ、サタン見たいって思ったら見えちゃうのかな」

シェゾ「そういうことだろ」

ウィッチ「火を中火に落として・・・」ブツブツ

セリリ「それなら・・・なめている間、お友達をずっと見ていられますね・・・」

アルル「直接会って話す方が楽しいと思うな・・・」

セリリ「は、はい・・・その、実感して、ます・・・」

ウィッチ「テキトーに味を調えて・・・」パッパッ

ウィッチ「仕上げに・・・メテオッ!」テレレレッ

ガッシャアアァァン!

ウィッチ「冷やし固めて完成ですわ」

シェゾ「色がイソジンみたいなんだが・・・美味いのか?」

ウィッチ「それはこのお方が実証してくださいますわ!」

ハーピー「ハララ~♪ ラララ~♪」

ウィッチ「のど飴のど飴とおっしゃるので、先程採用しましたのよ」

シェゾ「まずかった時が厳しいな、耳栓の準備だ」

アルル「うぅ・・・もう懲り懲りだもんね・・・」

セリリ「ごめんなさい、私も・・・」

ウィッチ「やられた方々はトラウマになってますわね」

ウィッチ「それじゃあ一粒、いってみよお!」

ハーピー「いただきますぅ~♪」

パクッ

ハーピー「んん!」

ウィッチ「いかが?」

ハーピー「不思議ですぅ~~~ 味がいろいろ変化して~~~」

ハーピー「まるで~ラララ♪ いろんなフルーツを味わっているような~~・・・」

シェゾ「あの綺麗な実のおかげか」

ウィッチ「味がよろしいなら次は実験ですわ!」

ウィッチ「えーと、見る相手は水s」

ポリッ

ウィッチ「ん?」

アルル「あっ・・・」

シェゾ「おい!」

ハーピー「?」ポリポリ

ウィッチ「・・・ダメだこりゃ」

ウィッチ「頼みましたわよ」

アルル「なんでボクなのさぁ・・・」

ウィッチ「ぺろっとなめてごっくんするだけよ」

アルル「それって喉に詰まらない・・・?」

アルル「見るっていっても誰を見ればいいの?」

ウィッチ「それを聞こうとしたら、あの方ときたら」

ハーピー「美味しかったですわぁ~♪」

ウィッチ「・・・とにかく、誰を見るかは水晶に決めてもらいますわよ」↓1

アルル「・・・すごくいいにおいだよ、これ!」

シェゾ「確かに、見た目に相反してうまそうな匂いだな」

ウィッチ「不格好で悪かったですわね」

ドラコ

水晶『・・・・・・』

アルル「ドラコかぁ」

ウィッチ「ちらっとでも見えたら、言ってくだされば結構ですわ」

アルル「はーい」パクッ

アルル「んー・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドラコ「・・・とても胡散臭いぞ」

「ドント ウォーリー、何も心配はいりません!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルル「・・・見えた!」

シェゾ「そうか、ならば実験は成功だな」

ウィッチ「どういう見え方ですの?」

アルル「えーと・・・よくわからなかったからもう一回・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドラコ「言ってる意味がよくわからないんだけど」

インキュバス「つまり、レディがマイキャッスルに来てくれれば、もれなくパォーンやらガォーやらを・・・」

ドラコ「ガォー?ガオーなら今ここでできるけど」

インキュバス「レ、レディ・・・!貴女というレディは何と大胆な・・・」

インキュバス「ん?しかしガォーを仕掛けるのは私のはずでは・・・」

ドラコ「ガオー!」ボォォ

インキュバス「ア、アウチッ!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルル「・・・あはは、悪者退治してる・・・みたい」

アルル「ドラコを少し遠くから見てる感じだったよ」

ウィッチ「悪者も見えましたの?」

アルル「う、うん、割と」

シェゾ「飴をなめ終わるまでに5分、か。十分だな」

ウィッチ「何はともあれ・・・これでのど飴は完成ですわ!」

ウィッチ「一段落ついたところで、ほら、連れていきなさいな」

シェゾ「ん?まだどこかに行くのか?」

アルル「あー・・・シェゾ、温泉だよ、温泉」

シェゾ「あそこか・・・」

ウィッチ「温かい湯が疲れ果てた体を癒してくれるはずですわぁ・・・」

シェゾ「一番動いていたのはまごう事なく俺だがな」

シェゾ「はぁ・・・連れていったらどうせお払い箱なんだろうが、いいか、帰れるからな」

ウィッチ「テキトーに浸かっていけばいいと思いますわ」

シェゾ「はぁ・・・?」

アルル「まぁ、ウィッチがああ言ってるんだし・・・」

アルル「行くだけ行ってみようよ」

シェゾ「・・・もうお前達に任せたぞ」

<川・上流>

ウィッチ「はあぁ・・・頭が痛いですわ・・・」

メリグ「きぃ!きぃぃぃ!きぃ!」

ショス「かぁーー!かぁ!かぁーーー!」

エミィ「ぴぃぃぃ!ぴぃ!ぴぃぃぃぃ!」ビェェ・・・

シェゾ「なんでさっきまでいなかったのにこいつらが居るんだ・・・」

アルル「バンシーたち、ものすごく機嫌が悪そう・・・」

シェゾ「いつもこんな感じじゃないか?」

アルル「ううん、なにか怒ってるみたいだけど」

セリリ「なんと言っているんでしょう・・・?」

ウィッチ「はぁ、ここに居る方々じゃわかりそうにないですわね」

ウィッチ「都合よく通訳でも通り掛からないかしら・・・?」↓1

先生って言うんだから分かるよね?
という訳でアコール先生。

ナゴヤの言葉話したり、人語を普通に話したり、今回のように話せなかったり
意外と種類が豊富だよなバンシーって。

アコール先生「あらあら、子供が泣いているわ」

ポポイ「すごい剣幕にゃ」

シェゾ「ん?お前はあの時の・・・」

アコール先生「うふふ、犯人は見つかったのかしら?」

ウィッチ「見つけましたわよ!ただのバカの陰謀でしたわ!」

アコール先生「あの青い髪のお方?」

ポポイ「実にビューティフルだって褒めちぎりまくってたにゃ」

ウィッチ「・・・存じているなら最初からそういいなさいよ」

アコール先生「ごめんなさいね?」

アルル「ねぇ、ボク何の話かわからないんだけど・・・」

ウィッチ「ろくでもない事ですから、話すだけ無駄ですわ」

アルル「そんなに言ったら、少し青髪の人が可哀相なんだけど・・・」

エミィ「ぴぃ! ぴぃぃぃ!」ビェェ・・・

ポポイ「何がサイアクなのかニャ?」

ウィッチ「あなた、この子たちの話がわかりますの?」

アコール先生「私はよくわからないけど、ポポイが解るみたいよ?」

ウィッチ「丁度良かったですわ、翻訳して頂戴」

ウィッチ「しょうも無いことだったら強制退去ですわ!」

メリグ「きぃ! きぃぃ!きぃ! きぃきぃ!」

ポポイ「しょうも無いとは何事でしょう、人の頼みもロクに聞けないなんて・・・ニャ」

ショス「かぁ! かぁかぁ!」

ポポイ「魔女の風上にも置けないニャ!」

ポポイ「・・・だそうニャ」

ウィッチ「余計なお世話ですわ!さっさと頼みとやらを言いなさいよ!」

メリグ「きぃぃ! きぃ! きぃぃぃ! きぃ!」

ポポイ「私達、ここまで立派ななりをした男の子について来たんです・・・ニャ」

ショス「かぁぁーー! かぁ! かぁー!」

ポポイ「だけど、ここまで来たらアタシ達置いていきなりどっか行っちゃったんだニャ!」

エミィ「ぴぃぃぃ! ぴぃ!」

ポポイ「疲れた!帰りたいんだニャ!」

ウィッチ「それはのこのこついて行ったあなた方が悪いんじゃなくって?」

メリグ「きぃ!きぃ! きぃぃぃ きぃぃ!」

ポポイ「道案内を頼んでいたのです。この方は何を言ってるんでしょう?・・・ニャ」

ウィッチ「一々シャクにさわりますわね・・・」

シェゾ「その男の子とやらの名前は知らないのか?」

メリグ「きぃぃぃ! きいっ!きぃ!」

ポポイ「知りません、けど、あちらに走って行きましたニャ」

ショス「かぁー! かぁぁ! かぁかぁー!」

ポポイ「レベルアップしちゃうぞー!って言ってたニャ」

アルル「レベルアップ・・・?」

ウィッチ「なーんか聞き覚えのあるフレーズですわね・・・」

シェゾ「あっちはさらに川上だから・・・滝があるな、追うか?」

ショス「かぁぁ! かぁぁ!かぁーー!」

ポポイ「追うのはどうでもいいから、町はどこニャ!」

シェゾ「川沿いに下って公園を突き抜けて真っすぐだ」

エミィ「ぴぃぃぃ!」ダッ

ポポイ「帰るニャ!」

メリグ「きぃぃ!」ダッ

ポポイ「まっ、待ちなさいなのニャ!」

ウィッチ「金切り声で頭がキンキンしますわ・・・」

アコール先生「あらあら、行っちゃったわ・・・」

アコール先生「でも、元気で何よりですね」

ウィッチ「あーもう、折角くつろごうとしていましたのに台なしですわ!」

ウィッチ「ぶち壊してくれた犯人を懲らしめますわよ!」

シェゾ「もう解決しただろ?放っておけばいいじゃないか」

ウィッチ「甘いですわ、こういう輩は同じ事を繰り返しますのよ」

ウィッチ「憂いは断っておくべきですわ・・・!」

シェゾ「・・・なんだか八つ当たり臭いんだが・・・」

アルル「邪魔されたのがとんでもなく頭に来てるんじゃないかな・・・」

ウィッチ「さっさと行きますわよ!」

???「このっ!」ピョイン

???「ハァ・・・ハァ・・・くそっ、背が足りない・・・」

???「まるでひっくり返された亀だ・・・オレはここで飢えてしまうのか・・・」


アルル「あ!あんなとこに穴があるよ!」

???「! 人の声!」

???「おい!恥ずかしながら穴に落ちて出れないんだ!引き上げてくれっ!」

アルル「この声・・・」

ウィッチ「予想どーりですわ・・・」

???「頼む!オレには世界を救うという使命があるんだ!ここで死ぬわけにはいかないっ!」

ヒョコッ

ウィッチ「おいっス!」

???「あっ!おっお前は・・・!」

???「くっ・・・でも他人に頼らなければこんな穴・・・」

ウィッチ「魔物が落ちて来たら倒せば、いつか背が伸びますわよ」

???「オレはアリジゴクか?!」

???「しょうがない、悪いけど力を貸してくれ!」

ウィッチ「どうぞ」

???「よs ウィッチ「た だ し」

ウィッチ「タダじゃ出してやりませんわよ」

???「なにっ、卑怯な・・・!」

ウィッチ「お~ほほほ!ちっとばかし痛い目にあってもらいますわ!」↓1

???「なっ、なんだ?!その水晶は!」

滝の水を流して浮かす 無理ならぷよを足場替わりに投げつける

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「・・・なるほど、滝壺から水を引いてくればよろしいですわねー」

???「水?!ど、どうするつもりなんだ!!」

ウィッチ「少々懲らしめてやるんですわ」

???「懲らしめる・・・?」

???「オレは勇者だ、懲らしめる事はあれど、懲らしめられる言われはないぞ!」

ウィッチ「小さい子を泣かしておいてよくそんな事を言えますわね」

???「小さい子・・・うわっ、しまった!」

???「魔物を見つけたから置いてきたんだ・・・すっかり忘れてた・・・」

ウィッチ「おーほほほ!ホントーにおばかさんですわね!」

ウィッチ「ついでに個人的なむしゃくしゃも含めて・・・スライサー!」ジュババッ

???「最後の一言はどういう意味だ!」

ジャバババ ウワッ!ツメタッ!?

アルル「わ、やっぱり誰かいたんだ」

ウィッチ「そのうち浮いてきますわよ」

アルル「へぇ~」

アルル「・・・えっ?」

???「ケホッ、コホッ・・・うう・・・」バジャァ・・・

アルル「ああ~っ!ラグナスだ!」

ラグナス「くっ・・・アルルか・・・オレはもう、ダメみたいだ・・・」

アルル「ええっ?!ちょっと!!」

ラグナス「この悪鬼羅刹に、してやられたんだ・・・子供に対してなんて酷い・・・」

ウィッチ「ひどい言い草ですわね、止めをさしますわよ」

ハーピー「ラララ~♪ 息も絶え絶えに~ どうしたんですかぁ~?」

ラグナス「なっ・・・魔物か!」

ハーピー「らら~?」

ハーピー「是非癒されてくださいなぁ~♪ ハララヒレホレハレエエェエェ~~♪」

ラグナス「ぐああああっ!やめろおおおおっ!」



ウィッチ「お子ちゃまも、あそこまでフルボッコにされては形無しですわね」

アルル「見てる方もきついね・・・」

セリリ「悲鳴が・・・痛切な悲鳴が聞こえます・・・」

シェゾ「何の騒ぎだ!」

ウィッチ「見ればわかりますわよ」

シェゾ「あれは・・・光の云々言っていた奴か」

シェゾ「ざまぁないな」

ラグナス「そこのおおおお!助けろおおおおっ!」

ハーピー「癒したりないですかぁ~? ラララ、ラ~~♪」

ラグナス「ちいいいがあああううううっ!」

ラグナス「 」ヘンジガナイ タダノバタンキューナヨウダ

アルル「気を失っちゃってる・・・」

ハーピー「私の歌で寝入ったようですぅ~♪」

アルル「う、うん、ありがと」

ウィッチ「さてと、掃除も終わりましたし、とっとと温泉に・・・」

シェゾ「・・・待て」

ウィッチ「ん?なんですの?」

シェゾ「あそこは本当に温泉と言えるのか?」

ウィッチ「源泉から湧き出ているのに温泉でないほうがおかしいですわ」

シェゾ「いや、違う。俺のなかの温泉のイメージには、少なくとも湯舟がある」

シェゾ「まさか川に腰を下ろすなんてことは・・・」

ウィッチ「セリリさんは泳いでましたわよ」

シェゾ「おい・・・!」

シェゾ「セリリでさえ遡れないくらい熱いんだぞ、俺も身を持って体感した」

ウィッチ「いつ源泉に落ちましたのよ」

シェゾ「お前がぶっかけたんだろうが・・・!」

セリリ「すみません・・・私が不甲斐ないばかりに・・・」

シェゾ「いや、あれは不甲斐ないとかいう問題じゃないが・・・」

シェゾ「・・・ともかく、その辺はズボラするな」

ウィッチ「じゃあどうすればいいのよ」

シェゾ「最低湯舟があればいいんじゃないか?」

ウィッチ「・・・わかりましたわ、それでは」

ウィッチ「誰かさんに作っていただきますわ!」↓1

シェゾ「他力本願か・・・まぁ俺も賛成だけどな」

昔ゲストで居たりしたから
北出マンで。

誰?

戦え!!北出マン というゲームのキャラクター。
その正体は、コンパイル社営業担当だった北出和彦さん。
ゲストで居たのは確かなぞぷよ。
詳しくは検索すると良いよ。

北田マンワロタwww

北田ってだれだよ…

チェーンジッ! キタデマンッ!

ウィッチ「なっ、なんですの?!」

ドゥルルルン! ドゥルルルルルルルンッ!!

キキィィィィ・・・

北出マン「山の中でも問答無用で駆け抜けるっ!」バッ

北出マン「ヒーローと同時にサラリーマン!任務中には出張手当が給付されるっ!」バッ

北出マン「北出マン、参っ上っ!」バッ

シェゾ「北出マン・・・?」

ラグナス「お前・・・知らないのか・・・」

シェゾ「お前起き上がれたのか」

ラグナス「北出マンは勇者の鑑なんだよ・・・!」

ラグナス「そんな北出マンがなんでこんな所に・・・」

北出マン「なつみちゃんから、ここで湯舟を掘るようにって指令なんだ」

ラグナス「なんてハイテクの無駄遣いなんだ・・・」

>>1さん。ありがとうございます!

そうか鑑なのかww流石北出マン!

<川・上流>

北出マン「うおおおおっ!北出スペシウム光線っ!」バリバリバリッシュゥゥゥ!

ウィッチ「誰だか存じないけど楽チンですわねぇ」

シェゾ「比較的庶民的なヒーローだな」

ウィッチ「誰かさんとちょこっと違いますわ」チラッ

ラグナス「オレの事か?」

セリリ「あのサンバイザー、素敵です・・・」

アルル「ビームまで出せるんだ・・・」

北出マン「・・・ふう、そこそこの湯舟が出来上がったと思うぞ」

ウィッチ「助かりますわ!」

北出マン「そうか!それはよかった!」

北出マン「ok!任務完了!」

ピリリッピリリッ

北出マン「・・・ん?なつみちゃんか」

なつみ『次の指令よ、北出マン!やたらと女性に声をかける、青い髪の悪者がいるの!』

なつみ『その辺りにいるので、やっつけちゃってください!』

北出マン「おっ、久々にヒーローっぽい仕事だな!」

北出マン「ok!任務了解!」

ラグナス「新しい指令ですか!」

北出マン「そうだ、オレはここで去るが、何かあったら遠慮無く呼びたまい!」

北出マン「北出ヴィクトリー!」

ドゥルルルン! ドゥルルルルルルルンッ!!

北出マン「ではな!グッバーイ!ジャペァアアーーンッ!!」

北出マン「・・・あ、アーマーにガソリン補充しないとなぁ」

ドゥルルルン! ドゥルルルルルルルンッ!!

ラグナス「ありがとう!北出マン!」

ウィッチ「あなた中身もお子ちゃまになってきたんじゃないかしら?」

北出マンの勢いがヤベエwwww

ウィッチ「さてと、準備も整いましたし」

ウィッチ「男性陣はあっちへいった!ですわ!」

シェゾ「来るべき時が来たな」

ラグナス「いいのか?」

シェゾ「ん?」

ラグナス「ヘンタイのお前がここで引いていいのだろうか」

シェゾ「余計なお世話だ!」

ラグナス「いや、気を使っているんだよ、オレは」

ラグナス「それというのも、先ほど魔物に悶絶させられてからというもの、お前を見ると妙な親近感が・・・」

シェゾ「純粋に気持ちが悪い」

シェゾ「さては頭をやられたか・・・」

ラグナス「ところで、それはなんだろう」

シェゾ「この水晶か?」

ラグナス「オレはそれから何か不思議な気配を感じるんだ」

ラグナス「いいものから悪いものまで、ピンキリだよ」

シェゾ「・・・まぁ、言ってることはわからなくもない」

ラグナス「ねぇ、試させてもらっていい?」

シェゾ「試す?」

ラグナス「俄然興味がわいてきたんだ」

ラグナス「暇つぶしにもなるしな」

シェゾ「何故お前がここに居座るかは知らないが・・・」

シェゾ「少しくらいならいいんじゃないか?」

ラグナス「じゃあ早速、今何をすればいいか聞いてみるぞ」↓1

ラグナス(あわよくばレベルアップだ・・・!)

シェゾにわかりやすいように、内緒で覗きに行く(ふりをする)

この水晶って映像は映るんだろうか

覗きでレベルアップ(意味深)

>>432
そこでこの飴ですよ

ラグナス「少し貸してくれ」

シェゾ「ほら」

ラグナス「ありがとな・・・ん?」

水晶『・・・・・・』

ラグナス「まだ何も聞いてないのに反応が・・・」

ラグナス「さっきの言葉に反応したのか、ふむふむ」

シェゾ「反応しているみたいだが、もう何か聞いたのか?」

ラグナス「ああ、今が覗きに行くチャンスだそうだ」

ラグナス(こうやってたきつけて覗かせてばれさせる・・・)

ラグナス(そうすれば、この闇の魔導師と揉めている間に堂々と覗きができる!)

ラグナス(悪いけどこれもオレのレベルアップ?のため・・・悪く思うな・・・!)

シェゾ「そうか、一人で行ってこい」

ラグナス「何だって!?」

シェゾ「俺は疲れているからな、あいつらが上がるまで待っておくさ」

ラグナス「・・・いいのか?一人で見に行っちゃうよ?」

シェゾ「遠慮するな、楽しんでこい」

ラグナス「そうか、ならば行ってくる・・・」

ラグナス(くっ・・・計算外だ・・・どう動くつもりなんだ・・・?)



シェゾ「・・・行ったか」

シェゾ「わざわざ行かなくても見れるといえば見れるからな」

シェゾ「飴は二粒ある・・・が、よくわからないことがある」

シェゾ「一応手伝いのお礼だとはいえ、風呂に入る前にこれを渡すか・・・?」

シェゾ「何か策があると見て間違いないか・・・」

シェゾ「とりあえず様子見だ」

チャプン・・・

アルル「あーっ!」バシャッ

ウィッチ「わぷぅ!どうしたのよいきなり!」

アルル「ウィッチ、シェゾにあの飴あげちゃったじゃん!」

ウィッチ「・・・あ」

アルル「あれ、知ってる人が見えるんだし・・・」

アルル「ひょっとして、すでに・・・」

ウィッチ「いっ、いけませんわ!私としたことが・・・」

アルル「確かまだボクが飴持ってたから、見てみる!」

ウィッチ「頼みましたわ・・・」

パクッ

アルル「えーと、シェゾ、シェゾ・・・」ブツブツ

――――――――――――――――――――――――――――――

シェゾ「・・・・・・」シーン

――――――――――――――――――――――――――――――

アルル「え、ええと・・・」

ウィッチ「どうですの!?」

アルル「ね、寝てるのかな、あれ・・・」

アルル「飴も食べてないみたい、多分気づいてないのかも」

ウィッチ「はぁ、それは良かったですわぁ・・・」

ウィッチ「ではもう少し満喫しておきましょうか」

アルル「うん!そうだね!」

カーバンクル「ぐぐーぐ」

アルル「カーくんも入るんだ、おいで」

カーバンクル「ぐっぐぐー♪」

ラグナス「ひょっとしたら、オレが事を起こすのを狙ってるのかもしれないけど」コソコソ

ラグナス「今まで培ってきた勇者スキルをもってすれば、見つかりっこない!」コソコソ

ラグナス「よし、この辺で・・・ん?」

サタン「おおっ!カーバンクルちゃんまでも温泉に・・・!」

サタン「愛するアルルとカーバンクルちゃんが温泉に・・・私もカーバンクルちゃんになれたら・・・!」

サタン「・・・ん・・・?・・・カーバンクルちゃんに・・・なる・・・?」

ラグナス「あれは・・・まさか!」

ラグナス「そこのお前、魔王だろ!何をしている!」

サタン「ひらめいた」ガタッ

ラグナス「おいっ!?」

サタン「あっ・・・」

メテオッ!! ガッシャアアァァァ

シェゾ「・・・どうやら見つかったらしいな」

シェゾ「ゴタゴタしてそうだから飴は使えてもあまり期待できないか」

シェゾ「さぁ・・・どうする・・・?」↓1

ジ ジュゲムッ!! バチバチッ!!

シェゾ「ん、二発目・・・?」

シェゾ「あのちびっ子の他に誰かいるのか・・・?」

使わない、減ってたら疑われる
今は雌伏の時……!

これは何もしていないのに評価があがる可能性があるな

サタン久しぶりだな

支援

シェゾ「・・・なるほど、そういうことがありえるのか」

シェゾ「飴は使うべき時にとっておくとして」

シェゾ「・・・・・・」

シェゾ「・・・いっそ寝ておくか?」



サタン「不覚をとったか・・・!」プスプス

ラグナス「くそ・・・大ダメージだ・・・」プスプス

アルル「まったく!いつの間に来てたの!」

サタン「北出マンが去った辺りからだ」

アルル「温泉入るのがわかってたみたいなタイミング・・・」

サタン「よくよく考えてみれば、アルル、お前は私のフィアンセであったな」

サタン「コソコソ覗くなどせずとも、混浴すればよかったのだ!」

サタン「ということでアルル、カーバンクルちゃんともう一回入りなおすぞ♪」

アルル「ぜーったいいやだ!」

サタンェ…

ウィッチ「邪魔が多いと、つつがなく入浴もできませんわね・・・」ホカホカ

ウィッチ「羽が濡れると嫌がったあのお方に着替えを置いておかせたはずですけども」

ウィッチ「・・・・・・」

ウィッチ「・・・どこ置いたのよ」

ウィッチ「はぁ・・・我ながら随分と浅はかでしたわ・・・」

ウィッチ「不本意だけど、バスタオル一枚でうろうろするしかなさそうですわね」

ウィッチ「後であの鳥さんには・・・お仕置きね」

ウィッチ「ということで、こちらへいってみよー・・・」コソコソ

シェゾ「・・・・・・」

ウィッチ「ひょえっ?!」

シェゾ「・・・・・・」

ウィッチ「・・・そういえばアルルさんは寝てると言ってましたわね」

ウィッチ「セーフセーフ。見られたら私の沽券にかかわりますわ」

シェゾ「・・・・・・」

ウィッチ「・・・しかしよく寝てらっしゃる」

ウィッチ「今日散々動いたのが原因、ですわよね」

ウィッチ「少しぐらい労ってあげても罰は当たらないんじゃないかしら」

ウィッチ「・・・私の服を探しだしてからの話ですけど」

ウィッチ「どこに置いたのよ!あのおバカさんは・・・」

アルル「あ、ウィッチに・・・ボロボロのハーピー」

ハーピー「ひどいですぅぅぅ~・・・ 私はお着替えを管理してましたよぉ~・・・」

ウィッチ「誰も持ってどっか行けなんて一言も言ってませんわ!」

ウィッチ「まったく!布一枚でウロウロさせるなんて・・・」

アルル「それは災難だったね・・・」

ウィッチ「ええ、まぁそれはもう済んだことですし、置いときますけども」

ウィッチ「このお方達には、制裁が必要だとおもいますわ」

ラグナス「まて、オレは一瞥もしちゃいない!」

サタン「私は愛するフィアンセとカーバンクルちゃんしか見ていなかったぞ!」

サタン「だから減刑を要求する!」

アルル「却下!」

ウィッチ「この期に及んで浅ましい物言いですわね」

ウィッチ「とりあえず、寝てらっしゃる方からさらってきた水晶に刑を決めていただきますわ!」↓1

星になるぐらい遠くに吹っ飛ばす

ストレートで良いね。

回収用デバイスか?w

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「お星様にですか、アルルさん!」

アルル「わかってる!」

アルル「ダイアキュート!」×4

ウィッチ「おほほほほ!力がみなぎってきますわー!」

ラグナス「ばかな!何をする気だ!」

ウィッチ「ほいっと」コトッ

ウィッチ「さっ、行きますわよ」

アルル「はーい」

ハーピー「失礼しますぅ~♪」

ラグナス「星型の置物を残して行ってしまった・・・」

サタン「くっ、この縄はどうにかならんのか!!」モゾモゾ

サタン「早く抜け出して星空のハネムーn



カッ――――

シェゾ「・・・ん?」

シェゾ「今すごい音がした気がするが・・・風か?」

ウィッチ「あら、起きましたのね」

アルル「温泉はたぶん無くなっちゃったから・・・帰る?」

シェゾ「温泉が無くなった?」

シェゾ「どうしたら無くなるんだ?」

セリリ「私は、よく知らないんですけど・・・すごい爆音を聞きました・・・」

シェゾ「言ってる意味が全然わからないな」

シェゾ「これじゃあまるで超常現象でも起こったみたいだぞ、光の剣士もいないし」

ウィッチ「過ぎたことはどーでもいいですわ」

アルル「そうだよ、シェゾ」

シェゾ「なんだか怖いぞお前ら・・・」

来てたか

<ウィッチの店>

セリリ「あの・・・今日は、ありがとうございました・・・」

ウィッチ「いえいえ、お暇なときにまた手伝ってくださるとありがたいですわ」

ウィッチ「またどうぞ!」

セリリ「はっ、はい!」

ハーピー「またのど飴を~ よろしくお願いします~♪ ラララ~」

ウィッチ「菓子屋で買ってくださいな」

シェゾ「はぁ・・・ようやく帰ってゆっくりできる・・・」

ウィッチ「ダメよ、あなたはもう少しここにいてもらいますわ!」

シェゾ「なんでだ・・・!」

アルル「ボクももう少し居ようかなー」

あほw

シェゾ「いいように古希使われっぱなしだ」

シェゾ「俺はそれでいいのか?それで・・・」



アルル「言われてみればそうだね、一番の貢献者はシェゾだよ」

ウィッチ「素材の提供から手伝いまで、ボランティアでできる範囲を超えてると思いますのよ」

アルル「だから少し労ってあげるって・・・」

アルル「へぇ、ウィッチにもそういうとこあったんだ」

ウィッチ「・・・うるさいですわね、これも新薬開発に支障をきたさないようにするため、ですわ」

アルル「はいはい、で、何するの?」

ウィッチ「何って・・・まぁ、これですわ」↓1

アルル「それくらいは自分で考えようよ・・・」

肩叩き

いいね

水晶『・・・・・・』

アルル「肩たたきだって、どう?」

ウィッチ「・・・・・・」

アルル「ん?ウィッチ?」

ウィッチ「ああ、いえ、ほんの少し考え事を」

ウィッチ「肩たたき、妥当かどうかはわかりませんけど、やってみましょうか」

アルル「うんうん」

ウィッチ「・・・やってみましょうか」

アルル「・・・・・・」

アルル「えっ!ボクもやるの?!」

ウィッチ「旅は道連れですわ」

アルル「なんかそれ違うよ・・・」

シェゾ「・・・・・・」

ウィッチ「・・・・・・」モゾモゾ

アルル「ウィッチってば・・・」

シェゾ「どうしてそんなによそよそしいんだ?」

シェゾ「隠し事をしている子供みたいだが・・・」

ウィッチ「な、なんでもありませんわよ!」

ウィッチ「それより、結局温泉には入れなかったみたいですけど、ここを使ってもいいですわよ?」

シェゾ「ああ、いや、いい、帰ってから浸かるからな」

ウィッチ「遠慮することはありませんのよ?」

ウィッチ「湯舟に入れるタイプのお薬も一応ありますし」

シェゾ「・・・効能は?」

ウィッチ「肩コリ、腰痛、筋肉痛に効いて、水掻きが生えますわ」

シェゾ「最後のものを抜けば立派だったのにな」

シェゾ「わかった、そこまですすめるなら入っていくか」

~風呂場~

シェゾ「・・・ほんとに水掻きが生えてしまった」

シェゾ「気持ちいいのは気持ちいいが、これはいつとれるんだ?」

シェゾ「何にせよ物が持ちにくくてしょうがないな・・・」

バターン

ウィッチ「おいっス!」

シェゾ「なっ?!」

アルル「お、おいっス・・・」

シェゾ「ばっ、なんで入ってくるんだ!」

ウィッチ「水掻きで物が掴みにくいと小耳にはさみましたので」

ウィッチ「背中の一つくらい流して差し上げようと思ったのよ」

アルル「・・・そうみたい」

シェゾ「大きなお世話だ!」

ウィッチ「ほら、動いたら私が濡れちゃうじゃない、じっとしておきなさいよ!」

シェゾ「なんだこれは・・・」

どんな格好して入って来たのでせう

バスローブみたいのでいいんじゃないの?

シェゾ君僕と変わろうか

逆にいつも通りの格好の可能性がある‥‥‥?
しかしまるで主人公のようだなシェゾ

アルル「よくよく考えたら、ボクだって手伝ってるんだから」モミモミ

アルル「ボクもお礼してもらってもいい気がするんだけど」

ウィッチ「ほら、手がお留守ですわよ!」

アルル「ボク、なんで肩モミしてるんだろ・・・」シクシク モミモミ

シェゾ「・・・ここまでの待遇は温泉に入れなかったから、だけじゃないだろ?」

ウィッチ「いきなり疑ってかかるなんてひどいですわよ」

ウィッチ「そのとーりですけども」

シェゾ「ひょっとして明日も・・・か?」

ウィッチ「とーぜんですわ♪」

ウィッチ「でも、最近全くお店を開いてませんから」

ウィッチ「明日製作する分で最後にしますわ」

シェゾ「そして俺はようやく休めるわけか・・・」

シェゾ「ということでそこそこ世話になった」

シェゾ「明日もか、憂鬱だな・・・」

ウィッチ「何ならバイトとして働いてもらってもかまいませんわよ?」

シェゾ「断る。給金以上にこき使われることは目に見えているからな」

ウィッチ「あら、残念ですわねぇ」

アルル「お昼まともに食べてないからお腹ペコペコ・・・」

ウィッチ「そうだと思ってこれを用意しておきましたわ」

アルル「わ、おにぎりだ!ありがとー!」

ウィッチ「よーく味わって召し上がれ」

アルル「うん、そうするよ!」

ウィッチ「ふっふっふ・・・」

来たか しかし、オニギリに嫌な予感しかしない

~翌朝~

ドンドンドン! ドンドンドンドン!!

ウィッチ「む・・・朝からうるさいですわね!」

ウィッチ「はっと、もしや・・・」

ウィッチ「さては効力を発揮したようですわねぇ」ニヤニヤ

ウィッチ「はいはい、どなた?」ガチャッ

アルル「ウィッチ!これ、どういうこと!?」

ウィッチ「あらら、カーバンクルとアルルさんを足して二で割ったようなあなたは・・・」

ウィッチ「ちょっぷんかしら?」

アルル「あんなのと一緒にしないでよ!!」

アルル「これ、昨日のおにぎり食べてから生えてきたんだけど!」ヒョコッ

ウィッチ「取り除きに来ると思ってましたわ!お~ほほほほ!」

アルル「とほほ・・・まんまとやられちゃったよ・・・」

アルル「みみ生え薬・・・」

ウィッチ「精神入れ代わり薬を作った時に、余興で作っておいたのよ」

ウィッチ「おかげで風邪をこじらせましたけど・・・」

アルル「なんでまた・・・」

ウィッチ「その時からこうやって使う気満々でしたわ」

アルル「ひどい・・・というか卑怯・・・」

ウィッチ「おーほほほ!なんとでも言うがいい、ですわ!」

ウィッチ「・・・で、解除薬は欲しくありませんの?」

アルル「早いとこ取り除きたいし、もちろん欲しいよ・・・」

ウィッチ「ではその精製は新薬ができてからにして・・・」

アルル「えー!!そんなのないよぉ~・・・」

ウィッチ「今日は何を作ればいいのかしら?」↓1

風邪を直すための
座薬

副作用がろくでもなさそうだw

水晶『・・・・・・』

アルル「風邪用の座薬だってさ。ウィッチ風邪薬は作れるって言ってなかった?」

ウィッチ「粉薬はともかく、座薬なんてレシピには乗ってませんわよ」

アルル「そうなんだ、じゃあ外に出ないと、だよね・・・」

ウィッチ「水晶しだいですわね~」

ウィッチ「しかし・・・これではただの座薬ですわ」

アルル「ようやくウィッチのお店に普通の薬が並ぶんだから、いいと思うけど」

ウィッチ「甘い、そんな考えのど飴より甘いですわ」

ウィッチ「不思議な効能のお薬を売りにしてるお店に、まともなお薬があったら不自然と思いませんこと?」

アルル「目立つとは思うよ、いろんな意味で・・・」

ウィッチ「それに個性がありませんわ、この店に並びたければ個性は必須・・・」

ウィッチ「ということで、副作y・・・こほん、もとい付加する効能なんてものはありませんかしら?」↓1

身近な動物(人間以外)の耳が頭に生える。 時間経過(一時間)で元に戻る

(何故尻尾も生やさない‥‥‥)

人間以外も何も動物何だからその条件付け必要ないだろw 支援

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「あら、あなたに使った薬に似てますわねぇ」

ウィッチ「違うところは、時間制限付きなところと、しっぽまで生えることくらいかしら」

アルル「あれ?しっぽなんて水晶に出てたっけ・・・」

ウィッチ「水晶を見ていたら、しっぽがどうのって聞こえましたのよ」

アルル「ボクには聞こえなかったんだけど・・・」

アルル「それにしても、座薬を、その・・・入れられて、そのあと耳生えてきたら・・・」

ウィッチ「困惑するでしょうね」

アルル「ボクがこんなんなんだから、慌てて余計熱上がりそう・・・」

ウィッチ「案外喜ぶ方もいるんじゃないかしら?」

アルル「いるかなー?」

シェゾ「・・・おい」

ウィッチ「背後からいきなり現れるなんて、ヘンタイはブレませんわねー」

シェゾ「テレポートしてきたんだが、着いてからそれに気づいたんだ・・・」

アルル「お・・・おはよう、シェゾ・・・」

シェゾ「・・・・・・」

アルル「な、なに?」

シェゾ「・・・はぁ」

アルル「人を見てため息つかないでよね!」

シェゾ「新薬開発せずにこんなものをつけて遊んでいたのか・・・」グイッ

アルル「いっ、痛いよ!」

シェゾ「!?」

アルル「いきなり引っ張らないでよ・・・」

シェゾ「ホンモノだったのかこれは・・・」

シェゾ「お前も人のことが言えるか!」

シェゾ「そういうところは相変わらずだな」

ウィッチ「手段を選んでいないだけですわ!お~ほほほ!」

シェゾ「さすがにこれは酷なんじゃないか?」

アルル「そっ、そうだよ!シェゾの言う通り!」

ウィッチ「いいのよ、元からついてたぐらい似合ってますわ」

ウィッチ「それに、カーバンクルといつも一緒でしたし、髪の毛の中に潜り込んでると思われたり」

シェゾ「ないな」

ウィッチ「む・・・」

シェゾ「それにしてもカーバンクルがいないみたいだが」

アルル「カーくんはまだ寝てたから、起こしちゃ悪いなって思っ・・・て・・・」

シェゾ「・・・・・・」

アルル「こっ、今度はなにさ!」

シェゾ「前にもその台詞を聞いたことがあってな」

アルル「あれ?ボクそんなこと言ったっけ・・・」

シェゾ「これで今日中にアイツに遭遇する確率が上がってしまった・・・」

ウィッチ「カーバンクル絡みなら、大体見当はつきますわ」

アルル「アイツって・・・」

アルル「あ!」

『まがりなりにもアルル、今お前が世話しているのだ』

『そんなに世話ができないと言うのなら・・・!』

『カーバンクルちゃんと一緒に、私の城に来るといいぞ、アルル~♪』

アルル「サタンだ、やっちゃった・・・」

ウィッチ「出会っても絡まれるのはアルルさんだけですし、問題ありませんわねー」

ウィッチ「さあ、一つ目の材料ですわ!」↓1

アルル「少しくらい庇ってくれてもいいんじゃないかなぁ・・・」シクシク

ももも酒

水晶『・・・・・・』

シェゾ「ももも酒か・・・この辺ではもももから買うか、アイツにもらいに行くしかないな」

アルル「後者はいやだなー・・・」

ウィッチ「・・・ま、少し離れてますけどお店はありますし」

ウィッチ「万が一にも売り切れていたらそうなりますわね」

シェゾ「ああ、万が一にも、な」

アルル「二人ともまるで売り切れてて欲しいみたいだよね」

シェゾ「ともかく行ってみるか」

ウィッチ「行ってみないことにはなにも始まりませんわ!」

アルル「なんでそんなにいきピッタリなの・・・?」

アルル「うう、今ボクこんなカッコだし、ろくなことがない気がする・・・」

<もももの店>

ももも「もももー」

ウィッチ「おいっス!」

ももも「なにを買いに来たのー?」

ウィッチ「ズバリ、ももも酒ですわ」

ももも「もももー、少し待ってるのー」トコトコ

アルル「店頭にならんでないし、嫌な予感しかしないなー・・・」

シェゾ「売り切れてたりしてな」

ウィッチ「売り切れなんじゃないかしら?」

アルル「ちょっと二人とも、怖いこと言わないでよ!」

ももも「あったのー」トコトコ

ウィッチ「むっ・・・」

シェゾ「くそっ・・・」

アルル「良かったんだよね、たぶん・・・」

ウィッチ「つつがなくももも酒をゲット!してしまいましたわ」

シェゾ「残念だったな・・・」

アルル「酷だって言ってたのに、シェゾってばノリノリじゃん!」

シェゾ「そうか?」

アルル「そうだよ!」

アルル「既に何人かには見られてるのに」

アルル「恥ずかしくてしょうがないよ・・・」

ウィッチ「そのうち慣れますわよ」

ウィッチ「次の材料は何かしら?」↓1

アルル「慣れるってなんか嫌だ・・・」

闇の魔導師の爪の先端

闇の魔導師すげえ

水晶『・・・・・・』

シェゾ「・・・・・・」

アルル「シェゾの爪の先だって」

ウィッチ「らしいですわよ、ささ、手を出してくださいな」

シェゾ「・・・ん?ここでどうやって取るんだ?」

ウィッチ「スライs」

シェゾ「やめろ!」

アルル「危ないってば!」

ウィッチ「・・・何ですの?」

シェゾ「お前は爪さえ手に入れば本体はどうなってもいいのか!?」

ウィッチ「その方が手っ取り早いですわ!」

シェゾ「そこは手段を選べ!」

アルル「早くこの耳どうにかしてよね!」

シェゾ「悪いが俺の爪はその後だ」

ウィッチ「どうしてこうなりましたのよ・・・」

シェゾ「自分の胸に聞け!」

ウィッチ「んもう!まどろっこしーですわね!」

ウィッチ「耳を治して差し上げればいいんでしょ」

アルル「早くしてよお・・・」

ウィッチ「わかりましたわ、お店へ戻りましょうか」

ウィッチ(・・・と、簡単に事が済むのも面白くありませんし)

ウィッチ(ちょちょっと細工でもしてあげましょうかしら・・・)↓1

細工を考えているうちに、こじらせた風邪がヒドくなり倒れそうになる。
ウィッチを店に運んだ後、風邪薬を急いで作らなければならない。

風邪を引いたエピソードは>>70-140くらいにあって、現時点では健康体の設定・・・

少し安価内容を捩曲げますが、ご了承くださいー

ウィッチ「・・・?」

水晶『 』

ウィッチ「水晶が反応しませんわね・・・」

シェゾ「おい、どうしたんだ?早く帰るぞ」

ウィッチ「わ、わかってますわ!」

アルル「ん?ウィッチなんか怪しい・・・」

ウィッチ「人をすぐ疑ってかかるのはよろしくありませんわよ?」

アルル「誰のせいだと思ってるのさ!」

ウィッチ(それにしても、水晶が反応しないのは初めてですわ・・・)

ウィッチ(こうなったら、自分で考えてみましょうか・・・)

あちゃー、治っていたのか! ならばこちらこそ申し訳ありませんでした

<ウィッチの店>

ウィッチ「・・・さて、どうするか悩み所ですわ」

ウィッチ「耳の変わりに何か生やす、というのはどうかしら」ゴソゴソ

ウィッチ「鼻・・・?クチバシ・・・?」ゴソゴソ

ウィッチ「うむむ・・・目移りしますわ・・・」フラッ

ウィッチ「おっと・・・」

シェゾ「おい、まだ探しているのか?」

ウィッチ「うるさいですわね、前に採っておいた薬草を、まだ選別しておりませんでしたのよ」

ウィッチ(耳が引っ込んだと見せかけて生えるのもありか・・・しら・・・)グラッ

ウィッチ(う・・・唐突に気分が・・・)フラッ

シェゾ「ん?顔を真っ青にしてどうしたんだ?」

シェゾ「ついでにふらついて・・・」

シェゾ「・・・まさか!」

アルル「病み上がりに動いたから、ぶりかえしたんじゃないかな」

シェゾ「そうだろうな」

シェゾ「天誅だと言ってやりたいところだが・・・」

アルル「心配、だよね・・・」

シェゾ「・・・ん」

シェゾ「そういえば今風邪薬を作ってるだろ?」

シェゾ「それを与えれば楽になるんじゃないか?」

シェゾ「ついでに効き目の確認もできて、一石二鳥だな」

アルル「それもそうなんだけど・・・その・・・」

シェゾ「ん?何か問題があるのか?」

アルル「その風邪薬って、座薬なんだよね・・・」

シェゾ「な!?」

シェゾ「お前がやれば万事問題ないな・・・」

アルル「ボ、ボク?!」

シェゾ「仮にだぞ、仮にだ、俺がやったとする」

シェゾ「それから言われるヘンタイのニュアンスが違ってくるだろうな」

アルル「ヘンタイなのは認めてるんだ・・・」

シェゾ「認めてないっ!!」

シェゾ「それにお前らの見る目やらウィッチの見る目やら」

シェゾ「変更点はゴマンとあるだろうな、そしてデメリットしかない」

シェゾ「よって俺は無理だ・・・!」

アルル「メリットがあったらやるの?」

シェゾ「揚げ足を取るなっ!」

アルル「こんなことやってても不毛かも」

アルル「このことは、薬できてから考えようよ」

アルル「ウィッチに聞いたりすればいいと思うし・・・」

シェゾ「・・・そうだな、まずは作ってしまうか」

アルル「次の材料聞いてみてよ」

シェゾ「ああ、次の材料を教えてくれ」↓1

シェゾ「そういえば俺の爪がまだだったな・・・」

シェゾ「爪切りか何かで、待つ間にきっておくか」

ふぃーバードの羽根

水晶『・・・・・・』

アルル「ふぃーバード、確か森にいたはずだよ」

シェゾ「巣を見つけて失敬するか」

アルル「そっか、それなら引っこ抜かなくて済むよね!」

シェゾ「・・・・・・」

アルル「ん?どうしたの?」

シェゾ「・・・いや、なんでもない」

アルル「えー・・・気になるよ」

シェゾ「少し驚いただけで何でもない」

シェゾ「さて、森に跳んでみるか」

アルル「はーい」

遂に500か 支援

<森>

アルル「この辺には無いみたい」

シェゾ「巣は木の上あるから、探すのが厄介だな・・・」

シェゾ「ひょっとしたら見逃している可能性だってある」

アルル「ふぃーバードはたまに見かけるんだけどね」

アルル「捕まえちゃう?」

シェゾ「・・・いや、そこまでやる必要はないな」

シェゾ「もう少し根気よく探すぞ」

アルル「はーい」

ガサッ

アルル「・・・ん?」

シェゾ「・・・誰かいるみたいだな」

シェゾ「少し遠いが、確かめてみるか」↓1

おにオン

そういえばシェゾは可愛いものが‥‥‥保守

最近のシェゾなら手乗り象がまた来たら狂喜乱舞するレベルだからな

シェゾ「この辺りだ・・・ん?!」

おにおん「お~ん・・・」

アルル「うわぁ!玉ねぎだ!」

おにおん「おん?おんおん、おにおん!」

アルル「何て言ってるかよくわからないけど、ナスグレイブの親戚かなぁ・・・」

シェゾ「違うだろうな」

シェゾ「奴にはここまでの可愛いげはない・・・!」

アルル「それ聞いたら絶対怒るよ・・・」

おにおん「おーん!おにおん!おんおん!」

アルル「シェゾは何言ってるかわかる?」

シェゾ「非常に残念だがサッパリだ・・・」

おにおん「お~ん・・・おにおん・・・」トボトボ

アルル「萎れてどっか行っちゃいそう」

シェゾ「きっと困りごとだな!行ってみるぞ!」

アルル「・・・なんかシェゾ、元気だね?」

おに子「オーン・・・」

おにおん「オン!オオオン!」

シェゾ「そうか、片割れが穴に落ちていたのか!」

シェゾ「今助けてやる!テレポート!」シュバッ

アルル「そういえば最近、変な穴があいてるよね・・・」

アルル「誰が掘ってるのかな・・・」

???「・・・・・・」チラッ

アルル「ん?」

シェゾ「よしよし、これでもう大丈夫なはずだ!」

シェゾ「かわいい生き物に親切をするとなんだかスッキリするなぁ!」

おにおん「オッ!?オンオン!」

シェゾ「うれしいか、そうか!照れるぞ!」

おにおん「オオオオーン!」

アルル「なんだろう、新しいシェゾだ・・・」

シェゾ「ん?そこに誰かいるな?」

???「!!」ビクッ

ビャッ

シェゾ「よもや、このオンしか言えない可愛らしい生き物によくも・・・!」

シェゾ「捕まえてオシオキだ!」

おにおん「オーン!オオオン!オンオーン!」

シェゾ「任せておけ、絶対に捕まえてみせる!」ダッ

おにおん「オッオオオオーン!オンオン!!」

アルル「ものすごい剣幕だけど、シェゾってば気づいてないみたい」

アルル「でも、そこらじゅうに落とし穴掘る人は放っておけないよね!」

アルル「ボクも追いかけないと!」

シェゾ「クソッ、たしかこの辺に・・・」ズボッ

シェゾ「うわっ!?」



アルル「あれ?シェゾどこまで行っちゃったんだろ」

シェゾ「いたたた・・・」

アルル「居た、穴に落ちてる・・・」

???「くふふふふ・・・」

???「きゃはははっ!やったー!また引っかかった!☆」

アルル「やっぱりアーちゃんだ!」

アルル「こんなこと、危ないから止めなよ!」

アーちゃん「だって、引っかかる人が悪いんだもーん!」

アーちゃん「この辺にも、いーっぱい落とし穴あるもんね!」

アルル「それじゃまともに動けないかも・・・」

アーちゃん「引っかかっちゃえー!きゃはははっ!」

シェゾ「・・・おい」

アーちゃん「なぁーに?」

シェゾ「・・・ここから出たら、お前はオシオキ確定だ」

アーちゃん「オシオキ?」

シェゾ「ああ、世の中にはやっていいことと悪いことがあることを思い知らせてやる・・・!」↓1

アーちゃん「えっ?えっ?」

アルル「シェゾってば、玉ねぎ君の片割れさんが落っこちたのに相当怒ってるんだ」

アルル「やりすぎなきゃいいけど・・・」

おしりぺんぺん

女の子に野郎がおしりぺんぺんってこれ変態じゃね?

相手も落とし穴仕掛けてきたし、仕方ないなー(棒)

水晶『・・・・・・』

シェゾ「決まりだ、おしりぺんぺんの計に処す・・・!」

アルル「たっ、確かに子供を叱る時にやるイメージあるけど・・・」

アーちゃん「させないもんね!」ギリッ

シェゾ「・・・甘いな」スッ

シェゾ「俺にとれない後ろはないっ!」グイッ

アーちゃん「ひゃあっ!?」

シェゾ「これは玉ねぎ(オス)の分!」バシッ

アーちゃん「あうっ!」

シェゾ「これは玉ねぎ(メス)の分!」ハッシ

アーちゃん「きゃあ!」

シェゾ「そして・・・俺の痛む尻の分だっ!」アチョーッ!

アーちゃん「ひんっ!」

アーちゃん「あ・・・あうぅ・・・」ピクピク

シェゾ「これで俺の気が晴れた」

アルル「やり過ぎだよ!アーちゃん動けなくなってるし!」

シェゾ「! ・・・俺としたことが、怒りに目が眩んでいた・・・」

シェゾ「確かにやり過ぎたな、詫びを入れ」ズボッ

ドスンッ

シェゾ「ぐっ?!」

アルル「ほら、いっぱいあるって言ってたんだから慎重に動かないと・・・」

シェゾ「うっかり忘れていた・・・」

アルル「どうにかして穴を迂回できないかなぁ」

アーちゃん「うう・・・あれ?」

アーちゃん「きゃは!また落ちてる!」

シェゾ「お前も懲りない奴だな・・・!」

アルル「ほらほら、シェゾは簡単に出られるんだから」

シェゾ「そうは言っても尻は痛むんだ!」

アーちゃん「ねえねえ!」

シェゾ「なんだ?」

アーちゃん「ボク、君をまた落としちゃった!」

アーちゃん「だから、もう一回おしりぺんぺんしてくれる?」

シェゾ「・・・はぁ?」

アルル「へっ?」

アルル「さすがアーちゃん、ふぃーバードの巣のありかを知ってたんだ」

シェゾ「おかげさまで羽の採取ができた、感謝するぞ」

アーちゃん「おしりぺんぺんは?」

シェゾ「しない」

アーちゃん「えーっ」

アルル「ねぇ、シェゾってばアーちゃんに何かしたの?」

シェゾ「戒めに尻を叩いただけだ」

アルル「へんなとこ叩いてないよね?」

シェゾ「そんなわけがあるか!」

アルル「そっか、じゃあどうしちゃったんだろ」

シェゾ「知るか。さっさと次の材料を集めるぞ」↓1

アーちゃんの弓

戒めとして(意味深)

抵抗されて別に代用品を探すか、それともあっさり貰えるのか



保守

水晶『・・・・・・』

アルル「アーちゃんの弓・・・」チラッ

アーちゃん「んー?」

アルル「え、えーと、どうする?」

シェゾ「どうすると言ってもな・・・水晶に出たからには集めるしか無いんじゃないのか?」

アルル「そうは言ってもアーちゃんから弓を取っちゃダメだよ!」

アルル「弓はアーちゃんのトレードマークだと思うし・・・」

シェゾ「それは大丈夫じゃないのか?」

シェゾ「お前だって、見た目の特徴が薄い割にはよくやれてると思う」

アルル「いっ、言ったなー!これでもイロイロ気にしてるんだからね!」

アーちゃん「どーしたの?」

アルル「あっ、えっと・・・なんでもないかな・・・?」アセアセ

アーちゃん「そっかー」

シェゾ「・・・少し考えたんだが」

シェゾ「こういうのは本人に聞いた方がいいんじゃないのか?」

アルル「それはそうだけど、ダメに決まってるよ・・・」

シェゾ「知らないままなーなーにすると無駄な時間を使ってしまうぞ」

シェゾ「こうしてる間にも、誰さんが復活した風邪に悩まされているんだからな」

アルル「そうだったね・・・」

シェゾ「そうと決まればさっさと聞くか」

アルル「うん、お願い」

シェゾ「おい、アーちゃん・・・と言ったか?」

アーちゃん「おしりぺんぺん?」

シェゾ「違う!そうでなくてだな・・・」



シェゾ「お前が・・・欲しいっ!!」

アーちゃん「お古ならいーよ!」

アルル「ほんと?ありがと!」

シェゾ「・・・・・・」

アーちゃん「ねぇ、この人どーしたの?」

アルル「猛省中なの、そっとしておいてあげて?」

アーちゃん「えー?おしりぺんぺんは?」

アルル「それも無しかな・・・」

アルル「ところで、なんでおしりぺんぺんしてほしいの?」

アーちゃん「だって気持ちいいんだよー」

アルル「気持ちいいの?叩かれてるのに」

アーちゃん「うん!きゃはは!まだかなー」

アルル「痛いのに気持ちいいって、矛盾してると思うんだけど・・・」

アルル「お古の弓は後で取りに行くとして・・・」

アルル「立ち直りに時間がかかる人は放っておいて・・・」

シェゾ「・・・・・・」

アルル「・・・あんまり悔やまなくても大丈夫だよ?いつもの事だし」

シェゾ「・・・うるさい」

アルル「・・・まぁ、大丈夫だよね・・・?」

アルル「それはともかく次の材料を探さないと」↓1

アーちゃん「んー?何してるの?」

レモンの搾りたて果汁

また果物屋か

水晶『・・・・・・』

アーちゃん「光ってるそれはなに?」

アルル「質問に答えてくれる水晶なんだけど」

アルル「これでウィッチの風邪を治す薬の材料を集めてるの」

アーちゃん「なんでも答えてくれるの?」

アルル「うん、そうだけど・・・」

アーちゃん「きゃは!じゃあおs」

アルル「ダーメだってば、今はまずレモンを買いに行かなきゃいけないんだから」

アーちゃん「ぶー・・・」

アルル「ほら、シェゾったらシャキッとして!」

シェゾ「・・・ああ、すまなかったな」

シェゾ「気を取り直して町へ戻るか」

<町>

アルル「えーと、果物屋果物屋・・・」キョロキョロ

シェゾ「あっちだ」

アルル「うん、そうだった・・・って、あれ?」

サタン「カーバンクルちゃんに与えるためのとびきりみずみずしい新鮮なるリンゴを一つください」

カーバンクル「ぐー・・・」

アルル「わ!サタンだ!」

サタン「・・・その声はアルルか、探したぞ」

サタン「何度言われたらわかるのだ?カーバンクルちゃんを一人にするなと・・・!」

アルル「ご、ごめん・・・」

サタン「まったく、何度言っても解らないのなら・・・」

サタン「私の城に来るのだ。カーバンクルちゃんの愛で方をみっちり稽古してやろう!!」

アルル「ひーん!」

シェゾ「厄介なヤツと出くわしてしまったな・・・」

~少し前~
<ウィッチの店>

ウィッチ「・・・・・・」

ウィッチ「はぁ・・・暇ですわ」

ウィッチ「かといって外を出歩こうにも、ふらついてどうにもなりませんし・・・」

ウィッチ「ほうきを使っても危なげないでしょうし・・・」

ウィッチ「オマケに新薬の材料調達のために、水晶もありませんし・・・」

ウィッチ「あげくの果てには目が冴えて眠れない・・・ですわ」

ウィッチ「今頃あのお方達は何をどうドジってるのかしら・・・」

コンコンコンッ

ウィッチ「む・・・こんな時に来客のようですわね」↓1

ウィッチ「開いてますわよ」

>>1が思うぷよぷよ随一の癒しキャラ

ガリガリ

ウィッチ「・・・・・・」

ガリガリ ニャ-

ウィッチ「はぁ・・・にゃんこが何用ですのよ」

ウィッチ「あのポポイとかいう猫の仕業だったら張り飛ばしてさしあげますわ・・・」モゾモゾ

ウィッチ「ほうきほうき、久々に使いますわねぇ」

ウィッチ「よっと」フワッ

ウィッチ「屋内だから慎重に、ですわ・・・」フワフワ

ケットシーか?

ウィッチ「はいはい、どなたかしら?」ガチャ

ケットシー(妹)「おいっスにゃ!」

ケットシー(姉)「こんにちはなのにゃ」

ウィッチ「・・・・・・」

バタム

ニャ- アケテクレニャー ガリガリ

ウィッチ「はぁ、何が悲しくて闘病しながらにゃんこの相手をしないといけませんのよ・・・」

ウィッチ「最近はとことん不幸ですわね・・・」

ウィッチ「・・・・・・」

ウィッチ「ま、暇つぶしにはなりそうですし」

ウィッチ「それににゃんこねぇ・・・ちょいと考えがございますわ」

ガチャ

ウィッチ「さ、何用かしら?」

ケットシー(妹)「おー、開けてくれたのにゃ」

ケットシー(姉)「何事もやってみるものにゃのよにゃ」

ウィッチ(薬の追加効果を試すいい機会・・・)

ウィッチ(にゃんこらは薬ができるまでここにくぎ付けにしておきましょうか)

ケットシー(姉)「・・・ということなのにゃ」

ウィッチ「物見遊山ねぇ・・・」

ケットシー(妹)「つまり、ひつまぶしに来たという訳にゃ」

ケットシー(姉)「妹、それを言うならひつまぶしじゃなくて暇つぶしにゃ」

ケットシー(妹)「む・・・」

ウィッチ「悪いけど、私今風邪をひいてますの」

ウィッチ「追い返しはしませんけど、できるだけ静かにしてくれると助かりますわ」

ケットシー(姉)「了解なのにゃ」

ウィッチ(さてと、くぎ付けにするなら、こんな薬はどうかしら?)↓1

何を食べてもマタタビの味に感じる様になる薬。

ウィッチ(そういえば猫はマタタビと相性がよかったはずですわ・・・)

ウィッチ(これは妙案ですわね!なんでもマタタビ風味に変えてしまうお薬を使いましょうか!)

ウィッチ「たしかこの辺りに・・・」カチャカチャ

ケットシー(妹)「どうしたのかにゃ?」

ケットシー(妹)「はっ、もしかしてオススメのお薬があるのかにゃ!?」

ウィッチ「その通り、きっとお気にめすはずですわ♪」

ケットシー(姉)「どんな効果なのかにゃあ・・・」

ウィッチ「ということで、少し準備を・・・」フラッ

ウィッチ「おとと」

パリーン!

ケットシー(妹)「あ!割れちゃったにゃ!」

ウィッチ「・・・やってしまいましたわ」

ウィッチ「ふう、もう一本ありましたし。休み休み行きましょうか」

ウィッチ「・・・なんだか歳を召した気分ですわ」

ケットシー(姉)「気をつけるのにゃー」

ウィッチ「はいはい、わかってますわよ」

ケットシー(妹)「それにしても姉ちゃん、ビンが落ちた辺りからいいにおいがするにゃ」

ケットシー(姉)「? どれどれ・・・」クンクン

ケットシー(姉)「にゃふっ?!」

ケットシー(妹)「姉ちゃん!?」

ケットシー(姉)「こ・・・これは・・・」クンクン

ケットシー(妹)「むー!あたしにも嗅がせるのにゃ!」

可愛いな

ケットシー(妹)「にゃふう・・・」グダァ

ケットシー(姉)「ふにゃあ・・・」グデェ

ウィッチ「なんですの?これは・・・」

ウィッチ「・・・・・・」ジーッ

ウィッチ「なるほど、落としたビンの液であれやこれやしたからのびてますのね」

ウィッチ「ということは、せっかく作ったお粥は無駄、ですわね・・・」

ウィッチ「一応人も食べられますけれども」

ウィッチ「味見で私に合わない味だと知れましたわ」

ウィッチ「まぁしかし、つつがなくくぎ付け成功、ですわ!」

~その頃店の前では・・・~

サタン「カーバンクルちゃんが・・・カーバンクルちゃんが・・・」

サタン「私の与えたリンゴを食べている・・・」

カーバンクル「ぐーぐっ♪」シャクッ

サタン「ふおおおおぉお?!?!」ガタッ

シェゾ「レモンは手に入れた。あのバカは放っておいて次に行くぞ」

アルル「でも、カーくんは・・・?」

シェゾ「あいつに任せておけ、悪いようにはしないさ」

シェゾ「ついでに餌にもなるしな」

アルル「なんだかひどい扱いなんだけど・・・」

シェゾ「さて、次の材料だ」↓1

サタン「カーバンクルちゃんはかわいいなぁ!!」

そこら辺の薬草

水晶『・・・・・・』

シェゾ「そこら辺の薬草だそうだ」

アルル「アバウトだね・・・」

アルル「ボク薬草なんて知らないよ?」

アルル「アーちゃんなら知ってそうだけど、どこ行ったんだろ」

ガサッ

アーちゃん「ここだよ!」ヒョコッ

アルル「もー、どこ行ってたのさ!」

シェゾ「おい、そうやってぶらつくと・・・」

ピンッ

アルル「ん?」

バサバサバサァ!

アルル「うわぁ?!」

アルル「ほげぇ~・・・」

アーちゃん「きゃはははは!アルルもひっかけたー!!」

シェゾ「言わんこっちゃないな」

シェゾ「だが、この短時間の間に落ち葉を降らせる罠を作るとは・・・」

シェゾ「隠れた天才かもしれないな」

アーちゃん「薬草探してるんでしょ?」

アーちゃん「この中にあるかもね!」

アルル「この葉っぱの中に?」

アーちゃん「うん!」

アルル「どれも同じに見えるんだけど・・・」

アーちゃん「いけー!」グイッ

バッサアアア

アルル「えええっ!?!?」

アルル「ば・・・ばたんきゅ~・・・」クテッ

アーちゃん「きゃははは!大 勝 利ー!!」

シェゾ「二段構造か、素晴らしいな」

アーちゃん「はいこれ、薬草だよ!」

シェゾ「どこで採ったんだ?」

アーちゃん「その辺!!」

シェゾ「・・・まぁ、ウィッチに聞けば名前はわかるか」

シェゾ「今集まっているのは、ももも酒、爪、羽に弓にレモンに薬草」

シェゾ「弓、取りに行くか」

アーちゃん「森に行くの?」

シェゾ「ああ、そうだ」

アーちゃん「じゃあ先に行ってるね!きゃはは!」パタタタ

シェゾ「はぁ、先が思いやられるな・・・」

シェゾ「さて、まだ必要な材料があれば、道中に集めるか」↓1

双子猫の毛

この場合、探しながら結局店に戻ってしまうということか?

秋になると犬猫の毛の生え代わりが凄いよな

水晶『・・・・・・』

シェゾ「双子猫の毛・・・?」

アルル「ケットシー達じゃないかな。どこにいるのかは知らないけど」

シェゾ「それは参ったな・・・」

シェゾ「まぁいい、道中にばったり会うかもしれない」

シェゾ「急いで追わないと罠を仕掛けられてしまうから早く行くぞ!」

アルル「う、うん!」

<森の奥>

アルル「うえぇ・・・」ボロッ

シェゾ「くっ・・・」ボロッ

アーちゃん「きゃはは!おーもしろーい!!」パタタタ

シェゾ「ま、待て・・・!」

アルル「シェゾ、ゆっくり引っ掛からないように行こ・・・」

シェゾ「・・・そうするか」

シェゾ「まさかあんなに罠の製作が早いとはな」

アルル「ボク達が律儀に全部引っ掛かってるから、それが時間稼ぎになってるんだよ、きっと・・・」

アーちゃん「弓持ってきたよ!」

アルル「ほんと!?」

アーちゃん「この奥にかくしてあるもんねー☆」

アルル「ちょっとぉー・・・」

シェゾ「勘弁してくれ・・・」

アーちゃん「きゃははは!がんばれー♪」

来てたか

シェゾ「まさか、木の上でもなく、草むらでもなく、地面の下に隠していたとはな」ボロボロ

アルル「ヒ、ヒーリング・・・」ポワワ

アーちゃん「お疲れさまー!きゃはは!」

アルル「うぅ・・・アーちゃんの弓、ゲット・・・」

シェゾ「さて、次はケットシーの毛だが」

シェゾ「道中に会わなかったということは、別の場所にいるのか」

アーちゃん「ケットシーって、にゃんこ?」

シェゾ「ああ、そうだ」

アーちゃん「きゃは!それなら町の中で二匹見たよー」

シェゾ「それは本当か!」

アルル「とんぼ返りだね・・・」

シェゾ「具体的な場所もわからないが、場所が絞れただけありがたいか」

シェゾ「とりあえず飛ぶぞ!」

アルル「うん、よろしく」

アーちゃん「きゃはは!テレポート!」

<ウィッチの店>

ウィッチ「おいっス!」

ケットシー(妹)「うみゃあ・・・」

ケットシー(姉)「ふみゃあ・・・」

アルル「お店に飛んだらケットシーがばたんきゅ~してた・・・」

シェゾ「こいつら、ここにいたのか」

ウィッチ「もう少し遅いと思ってましたのに」

ウィッチ「薬はできましたの?」

シェゾ「まだだ」

ウィッチ「なら私の予想に狂いはございませんでしたわね~」

アルル「ウィッチはもう大丈夫なの?」

ウィッチ「そんなわけありませんわよ!このにゃんこの相手をしてましたのよ」

ウィッチ「頭が痛くてだ~めだこりゃ・・・」

シェゾ「そうか、つまり熱は下がっていないわけだな」

ウィッチ「・・・なによ、その言い方」

シェゾ「風邪を治す薬が試せるからな・・・アルル、そっちを頼む」

アルル「うん、わかった」

ウィッチ「な、なんで私で試しますのよ!」

シェゾ「お前の風邪が都合よく振り返したからだ、いくぞ!」

アルル「せーのっ!」

ブチブチッ

ケットシー等「「みぎゃああぁあ!?!?」」

アルル「ごめんごめん・・・よし、双子猫の毛、ゲット!」

ウィッチ「惨たらしいですわね・・・」

シェゾ「どの口が言ってるんだ!まったく・・・」

シェゾ「さて、次の材料のあるなしを問うとして」↓1

シェゾ「実験台はお前だ。因果応報というやつかもしれないな」

ウィッチ「ふん、試す前に気合いで治してやりますわ」

シェゾ「お前はなにかの達人か・・・?」

無し 味をととのえる

水晶『・・・・・・』

アルル「これで全部みたい」

ウィッチ「んぐぐぐ・・・!」

ウィッチ「・・・っく」フラッ

シェゾ「おい!」

ウィッチ「ほ、ほら!治りましたわよ!」ゼーゼー

シェゾ「顔が赤いぞ。まったく熱は引いていないみたいだな」

シェゾ「とっとと薬を作ってしまうか」

アルル「どうやって作るの?」

ウィッチ「!! そうですわ!あなた方はいつもの作り方を知らないはずよ!」

シェゾ「散々作るところを見てきたから、見様見真似でもできるだろ」

ウィッチ「せいぜい失敗するがいいですわ!」

シェゾ「まずは材料全部を鍋に落として水をはる」

アルル「うんうん、それで?」

シェゾ「火加減は強火だ」

アルル「はいはい」

アーちゃん「んふふ~♪」ヒョコッ

アルル「アーちゃん、今薬作ってるから静かにしててね?」

アーちゃん「はーい」

シェゾ「そろそろ中火に落とせ」

アルル「このくらい?」

シェゾ「そうだ」

アルル「・・・ところで、アーちゃん。また何かしかけたの?」

アーちゃん「秘密ー」

アルル「だよね・・・」

ウィッチ「おーほほほほ!」

ウィッチ「はっ、大声を出したらいけませんわね・・・」

ウィッチ「ここは冷静に、つつがなくほうきで脱出してやるに限りますわ」

ウィッチ「誰が下剤なんか・・・」

フワフワ

ウィッチ「よし、ドアは目の前、世間はもう壁一枚隔てるのみ・・・」

ウィッチ「いきますわよ!」ガチャ

プツッ

ウィッチ「・・・?何の音かしら」

ベッチャアァ

ウィッチ「びょえええっ!?」

ミス

下剤じゃなくて座薬でお願いします・・・

あいよー

アルル「最後に味を整えて・・・」

シェゾ「とどめのアエリアード!!」

バチバチバチッ ボンンッ

アルル「うん、たぶんこれでよし」

アルル「あとはウィッチの風邪を治してあげるだけだね!」

シェゾ「そうだな。そのためにはあいつに薬を服用させ・・・」

シェゾ「服用・・・させ・・・」

アルル「ん?シェゾ、どうしたの?」

シェゾ「これは座薬だ、どうする」

アルル「うわ、そうだった・・・どうする?」

アーちゃん「どーするー?」↓1

シェゾ「・・・・・・」

アルル「・・・・・・」

二人「「あーーっ?!?!」」

アーちゃん「どうなるのかな?きゃは!☆」

アルルに任せてシェゾは退室、ついでに、一応不審者からの護衛

やっぱり護衛は無しでもいいです。すいません

水晶『・・・・・・』

シェゾ「・・・ということだ、頼んだぞ」

アルル「ボクがやるの?」

アルル「ほうきでボコボコにされそう・・・」

シェゾ「何かあったら呼べばいい。ではな」

アーちゃん「がんばれー!」

ボンッ

アルル「はぁ・・・でも、ウィッチは治してあげないと」

アルル「下手に悪化したら怖いもんね」

アルル「座薬、やってみようかな・・・」

アルル「うわぁ!なにこれ?!」

ウィッチ「・・・・・・」ドロッ・・・

アルル「トリモチの類なのかな、ネバネバする・・・」

ウィッチ「今日は災難にまみれた一日ですわ・・・」

アルル「この服はもう使い物になんないかも・・・」

アルル「シェゾはどっか行ったから、脱いで着替えたほうがいいよ」

ウィッチ「・・・そうさせていただきますわ」ゴソゴソ

アルル「・・・それと」

アルル「ボクが座薬入れる事になったんだけど・・・」

ウィッチ「・・・ホントに入れますの?」

アルル「うん、風邪辛いでしょ?」

ウィッチ「結構ですわ。かくなる上は自分でやりますので!」

アルル「できるならそれでいいけど・・・」

ケットシー(姉)「こら、妹起きるのにゃ」ユサユサ

ケットシー(妹)「・・・ん?姉ちゃん、どうしたんだにゃ?」

ケットシー(妹)「なんだか背中がヒリヒリするにゃ」

ケットシー(姉)「それは私も同じにゃ」

ケットシー(姉)「ここの店長が居なくなってるのにゃ」

ケットシー(妹)「むむ、確かに・・・」

ドスッバタッ

ケットシー(姉)「!?」

チョッ チョット! オヤメナサイ! オヤメナサイイ!!

ケットシー(妹)「あ、あの部屋のなかはきっと修羅場なのにゃ・・・」

ケットシー(姉)「妹、じっとしておくのにゃ」

ケットシー(妹)「わかったにゃ、姉ちゃん・・・」

っつーか>>1の癒しキャラが酷い目にあってるじゃないの……

考えてみたら、殆どのキャラクターが一度はひどい目にあってるなw
無事なのはセリリぐらいか?

ケットシーは安価の犠牲になったからしゃーない

シェゾ「さぁ、気分はどうだ?」

ウィッチ「サイテーですわ」ヒョコヒョコ

アーちゃん「きゃは!にゃんこにそっくり!!」

アルル「ホントだ、ケットシーの耳としっぽだ」

ウィッチ「感心してるとこ悪いのですけど」

ウィッチ「あなたにもかわいらしい耳が付いたまんまですわよ?」

アルル「あっ」

アルル「や、やっちゃったぁ!」

アルル「薬作るのに一生懸命で、解毒するの忘れてたよ・・・」

ウィッチ「私に散々やらかしてくれたお礼に、今日中はその恰好でお願いしますわよ!」

アルル「そんなのないよぉ~・・・」

ウィッチ「さてと、薬は完成ですわね」

ウィッチ「これで今まで製作したものは・・・」

ウィッチ「精神入れ代わり薬」

ウィッチ「・・・と、その解毒剤」

ウィッチ「知っている人が見えるのど飴」

ウィッチ「そして、一定時間、身近な動物の耳やら尻尾が生える座薬の4つですわ」

シェゾ「かなり動いた割には存外少ないな」

ウィッチ「効き目は強力ですわよ?」

ウィッチ「これが売れれば、人が集まって、他の薬にも手がのびて」

ウィッチ「収益は間違いなくアップ・・・ですわね!」

アルル「そううまくいくかなぁ・・・」

尻尾はスカートを持ち上げて出ているのか
尻尾用の穴をスカートに空けているのか

脳内で適当に補完すれば問題なし

ケットシー(妹)「なんだか胡散臭いにゃあ・・・」

ケットシー(姉)「こら、そういうことは言っちゃいけないにゃ!」

アーちゃん「ボクがお店から出られなくする罠作るよ!」

ウィッチ「却下、軟禁してまで買わせはしませんわよ!」

アーちゃん「きゃは!怒られちゃった!おしりぺんぺん!」

シェゾ「しないぞ」

アーちゃん「ぶー・・・」

ウィッチ「でも、私の方で少々努力をすれば収益も上がるんじゃないかしら?」
ウィッチ「モノを売る側として、利益を追求しませんと」

ウィッチ「ということで、どんな売り方をすればよろしいかしら?」↓1

どのような薬を新しく作って欲しいかアンケートをとる

あ、普通に売るのとは別にということで

売り方を聞いてるのになんで(ry

これはどうなるかな

再安価でもしゃーないか?

水晶『・・・・・・』

ウィッチ「アンケート・・・?」

シェゾ「売り方は問題ないんじゃないか?」

ウィッチ「あら、それはそれで上々ですわ!」

アルル「でもアンケートは買う人の声を聞く手段でしょ?」

アルル「ウィッチの薬を買う人の意見を聞いて、商売に生かせって事じゃないかな」

ウィッチ「まどろっこしぃですわね」

ウィッチ「文句があるなら堂々とおっしゃって欲しいですわ」

アルル「ウィッチ、そんな喧嘩腰な感じの意見じゃなくって・・・」

アルル「『こんな薬を作ってください!』とか、『この薬がもっと欲しい!』とか」

アルル「要望の声、それ則ち需要なんだから・・・」

ウィッチ「むむ・・・」

シェゾ「ひょっとして、アルルが商売やった方がうまくいくんじゃないか?」

ウィッチ「う、うるさいですわね!」

ウィッチ「まあ、そこまで言われては仕方ありませんし」

ウィッチ「やぶさかではございませんので、一応意見箱は置いてさしあげますわ」

アルル「水晶もそういってることだし、それがいいんじゃないかな」

ケットシー(妹)「いっそのこと、のほほの所に弟子入りするといいにゃ」

ウィッチ「却下ですわ。カレー臭いですもの」

ウィッチ「それでは早速開店準備にかかりますわよ!」

シェゾ「そうか、楽しみにしてるぞ」

ウィッチ「・・・何を言ってますの?」

シェゾ「ん?何かまずいことを言ったか?」

ウィッチ「手伝いもさせないで帰らせるとでも思ってましたの?」

アルル「手伝わなきゃいけないの?!」

ウィッチ「とーぜんですわ!開店準備までが薬製作ですもの」

アルル「うへぇ、そんなのって・・・」

シェゾ「ない・・・な」

ウィッチ「おーほほほほ!」




ウィッチ「・・・というわけで、その後私の店は大繁盛」

ウィッチ「かつてないほど賑わったといえば賑わいましたわね」

ウィッチ「薬を買った後のトラブル?そんなもの知ったこっちゃございませんわ」

ウィッチ「人間、余程の事がない限り、一週間もたてばけろっとしてるものなのよ」

ウィッチ「・・・ということで、新薬の在庫が切れて一週間後」

ヒュー・・・

ウィッチ「・・・なんなのよこれ」

クレーマーすら逃げ出すレベルかよww

ウィッチ「アンケートの意見といっても、ありきたりな要望ばかり」

ウィッチ「おかげでモチベーションがすっからかんですわ」

ウィッチ「はぁ・・・もっと、何でしょう」

ウィッチ「こう・・・見ただけでハッとするようなそんな新薬、そういうのが欲しいのよ」

ウィッチ「かといって、すぐ思いつくものでもありませんのよねぇ・・・」

キラッ

ウィッチ「・・・ん」

水晶『・・・・・・』キラキラ

ウィッチ「・・・ふふふ、いいものを見つけましたわ」
ウィッチ「聞けば何事にでも答えてくれる、安価水晶・・・」

ウィッチ「また、斬新な新薬を作らせてくださるのかしら?」

ウィッチ「さぁ~て、それでは・・・」



ウィッチ「安価水晶で新薬開発、ですわ!」 ~終わり?

しまった、改行ミスだなんてそんなぁ・・・

とりあえずgjでいいのかね

とりあえず乙

終わらせといて何だけど、ユウちゃん・レイくんのくだりで没にした問題をこっそりふってみる・・・



『寝転んでいる人を信じてはいけません!』

理由はなぜでしょう・・・

ペテン(横になる音)師だから。とか?

英語の問題はわかんないなぁ

(スリ)ープだからだろ?

>>590>>592

正解は「横になる=lie=嘘」
だから信じてはいけません

なんだけど、うまい・・・

鳩麦茶どうぞ つ旦

終わっちゃったか
乙乙面白かったぞ

駄レスこれで最後

安価協力感謝でした
100レスくらいで終わると思ってました
魔導物語早くプレイしてみたいです

安価石版、安価水晶・・・次は何にしようか考えております・・・

乙ー 楽しんで見てたぞー、気が向いたらよろしくな

お疲れ様でした!

次の候補ねぇ。
魔本とか水鏡とか妖精とか幻灯とか安価っくり
さんとか…そもそもを魔法にしちゃう…とか?

しまった幻灯じゃなかった
幻燈だった。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月28日 (木) 00:23:28   ID: TER4y_eL

おもしろかった

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