垣根「モテない男の交流会」禁書SS (92)

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とある魔術の禁書目録のSSとなります。
宜しく

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垣根「モテない男の交流会」禁書SS


垣根「今回お前らに集まって貰ったのは他でもねぇ」


ステイル「?」


アウレオルス「?」


削板「?」


数多「あ?」


垣根「ぶっちゃけお前ら………女にモテねぇだろ?」

・・・・・・・・

数多「なーにぬかしてるんだよ、この糞ガキはよぉ」


アウレオルス「失礼、私はモテないのではなく忘れられただけだ。訂正して貰いたい」


ステイル「少なくとも僕は女なんて興味がないだけだ、モテないのではないよ」

削板「??俺ってそんなにモテないのか?」


垣根「強がるなよwwwww呼び出したからにはちゃんとお前らのことは考えてあるぜ?」


垣根「実は今回特別にアレイスターから許可を得て女達との交流の場を設けて貰ったわけだ……が」チラッ


オオー ナント オイオイマジカヨ


垣根「ステイルくんは女には興味がないらしいからもう帰ってもいいぜ」ニヤ


ステイル「ゲホッゲホッ!! 待つんだ!人を呼んでおいてそれは良くない」


ステイル「僕も男だ。参加させてもらう」


垣根「カッコわりぃなお前」


数多「俺達の為に交流の場を設けたって言ってたが、もう女は用意してあるってことか?」


アウレオルス「質然、私もそこが気になった。どうなんだ?」

垣根「いや、まだだ。募集ポスターを街中に貼ったが何人くるのか、誰が来るのかは当日までは分からない」ホレ


【全米が泣いた。モテない男との交流会。女性募集 先着5名】ピラッ


アウレオルス「これは…ガク然」ガックリ


数多「おいおい、そりゃねーだろ、俺達全員の顔写真まで貼ってあるじゃねーか!?知り合いの研究員に見られたらどうすんだよ」


ステイル「君達はいいさ。僕なんてトイレしてる時の写真を使われてる…というかいつ撮った!!」ギリリ


垣根「そりゃ写真が無かったら100%だれも来ないからな」


削板「ん?そいつぁ誰も来ないこともあるってことか?だれも来なかったらどうするんだ?」


垣根「来なけりゃ俺達だけで交流会をすることになる。それが嫌ならだれでもいいから知り合いの女連れてこい」

因みに予定としては


交流会開始

人数が揃えばくじ引きでペアを作って街にデートに出る

夕方、全員集合

垣根「てな感じだ。だから必ずしもお目当ての女とデート出来るって訳じゃねぇ」


ステイル{あのポスター見て誰か来ると思うか?}ヒソヒソ


アウレオルス{分からん}ヒソヒソ


数多{あのポスター見て来るような奴はまともじゃないだろ}ヒソヒソ


削板{こんじょー!!!!}


全員(楽しくなさそうな予感……)

交流会当日


垣根「楽しみだなお前ら」ワクワク


数多「つーか来るのかよ?」


アウレオルス「失然……胃が痛い……」キリキリ


削板「根性見せろアウレオルス!!今日1日だけ耐えるんだ!」


ステイル「はー、バカバカしい。やっぱり僕はお先に失礼するよ。僕にはインデックスがいれば十分だからね」フー


ガチャン チリンチリン


ステイル「ん?まさか本当に誰か来たのかい!?」チラッ


シャットアウト「んー………ここが交流会の会場で良いのか?」


垣根「いかにも。ここが交流会の会場だぜ。来てくれて嬉しいよ」ニコッ


シャットアウト「今日休日で丁度暇だったからな。シャットアウトだ。宜しく!」


全員「宜しく~」

垣根「」チラッ


ステイル「・・・・・やっぱり僕も男だから最後まで付き合うとするよ」フー


垣根「・・・」


シャットアウト「おい、そこの赤いの、皆がいるのにタバコ吸うな!」


ステイル「これはレディーに対して失礼を働いてしまったようだ。申し訳ないね」ジュッ


シャットアウト「素直で宜しい」


垣根「自己紹介は後でまとめてするからそこに座って待っててくれ」


アウレオルス{疑然、今日のステイル、なんかカッコいい感じがするんだが}ヒソヒソ


数多{あいつもモテたい年頃なんだろ。文句言っておきながら黒光するタキシードに髪はワックスで整えてると来た。}ヒソヒソ


削板{更に香水と口紅まで使ってるぞ・・・}ヒソヒソ


ガチャン チリンチリン

垣根「お、早速2人目が来たな」チラッ


麦野「・・・・・」


垣根「」


麦野「こっち見るなメンヘラ野郎」ムカッ


垣根「……、まぁなんだ、いろいろ怨念があるが来てくれて嬉しいぜ。自己紹介は後でまとめてするからそこに座って待っててくれ」


アウレオルス{恐い人が来たようだ}ヒソヒソ


数多{あれは学園都市第4位の麦野沈利じゃねーか。おいおい、やっぱり変な奴しかこねーな}ヒソヒソ


削板{根性有りそうな女だな}ヒソヒソ


ガチャン チリンチリン

垣根「おお、3人目が来た」チラッ


レディリー「こんにちは。ここって交流会会場で合ってるわよね?」


全員(今度は可愛いのが来た…良かった)


シャットアウト「あッ!・・・・・・・」ギロッ


レディリー「ん?…げッ!?なんであなたがここにいるのよ?」アタフタ


シャットアウト「それはこっちのセリフだ!この化け物め!!」


全員(あの子もやっぱり普通の女の子じゃないのか……やっぱり普通の人は来ないか)


レディリー「失礼な人ね、男性の方々に変なイメージ与えないでよ。私は普通の女の子よ?」


シャットアウト「白々しい奴め!お前のどこが普通の女の子なんだ!」


レディリー「普通よー」ニコッ


垣根「まぁまぁ、2人とも。今日ぐらい仲良くしようぜ。な?」


シャットアウト「………」チッ


ガチャン チリンチリン

失礼、シャットアウラなんですね、間違って名前を覚えてしまいました。

垣根「次で4人目か」チラッ


神裂「か…神裂火織18歳です!! よ…宜しくお願いします!」ペコッ


垣根「宜しくな、自己紹介は後でまとめてするからそこに座って待っててくれ」


ステイル「ん?意外だね。君が来るなんて」


神裂「ステイル?!い、いえ、暇潰しに来ただけです!!」アタフタ


ステイル「まぁ、それもそうだね。君は絶対モテなさそうな感じだからね。こういう場でもなければ男と交流する機会もないんだろう」


神裂「余計なお世話です!!それにそういうセリフはあなたの言って良いものではありません!」


神裂「イザードさん、お久し振りです。」ニコッ


アウレオルス「自然、久しいな火織殿」


垣根「なんだ?お前らは知り合いなのか?」


神裂「ええ……一応…」


ガチャン チリンチリン

垣根「お、最後の人……… がッ!?」チラッ


オティヌス「暇だから来たんだが定員とかまだ大丈夫か?定員で空いてないなら誰かが消えることになるが…」


アウレオルス{唖然、とんでもない変人が来たようだ}ヒソヒソ


木原{おいおいなんだあの格好はよぉ、いくらなんでもあんな変人は木原としても規格外だろ}ヒソヒソ


ステイル{鼻血が…………}ボター


垣根{この人には帰って貰おうか}ヒソヒソ


削板{なんだお前達、根性がねーな}ガハハハ


オティヌス「おい、何故みんな私を無視するんだ!?ここは交流会の会場で合ってるだろ?」アセアセ


垣根「悪いが交流会の会場はここじゃねぇ、お前の勘違いだ」


オティヌス「人間ふぜいがこの私に嘘を通せるとでも思ったか?」グッ


グエッッ

垣根「ぐる"し"ぃ"………ごべん"な"さ"い"……」グェェェ


オティヌス「次私に嘘を吐いたらボールになることになる。覚悟しておけ」パッ


垣根「はい………気を付けます……」ケホッ ケホッ


木原(なんだありゃ、学園都市第2位を圧倒しやがったぞあの女。こりゃヤベーな)


アウレオルス(恐い…)


垣根「いろいろあったが気をとりなおして進めよう」


垣根「それじゃあ人数が揃ったことだ、早速みんな自己紹介をしようか」

垣根「まずは俺からだ。俺は垣根帝督。職業は暗部だ。宜しくな」

木原「木原数多だ。職業は研究者だ。まああれだ、宜しく」

アウレオルス「自然、アウレオルスイザードだ。宜しく頼む」

ステイル「ステイル、ステイルマグヌス。職業は…うーん、そうだねぇ、神父といったところだね」

削板「俺は削板軍覇!!好きな言葉は根性!好きな人は根性のある人だ!いまは高校生だ」

シャットアウラ「シャットアウラだ。職業は警備員。宜しく」

レディリー「私はレディリータングルロードよ。みんな、今日は宜しくね。職業は社長よ」

オティヌス「オティヌス。お前達人間はこれだけ知っておけば十分だろう」

麦野「麦野沈利よ。職業は暗部、宜しくね?」

神裂「神裂火織18歳です。今日は宜しくお願いします。お仕事は教皇です。」

垣根「自己紹介も終わったことだしさっそくお前達にくじ引きして貰う」


垣根「ルールは簡単、くじ引きで男女それぞれ1~5までの数字が振ってある」


ステイル「つまり同じ数字になった者同士が今日1日ペアでデートってことかい?」


垣根「察しがいいなステイル。そういうことだ。お前達特に質問はないな?」


削板「デートってのがよく分からんがペアで街に出掛ければいいってことか?」


垣根「普通ならそうだが今回はちょっと違う。今回デートして貰う場所はとあるテーマパークだ」


垣根「俺の斜め後ろの席に座ってコーヒー飲んでる人が見えるか?」


アレイスター「」ズズズ


垣根「今回の交流会の為にアレイスター統括理事長自ら改装したテーマパークで1日遊ぶことになる」

パチパチパチパチ

ステイル(アレイスター居たのかよ。全く気が付かなかった)

垣根「実はこのテーマパーク、もともとは遊園地だったんだがある事情で閉園になったんだ」


麦野「いやな予感しかしない…」


垣根「一応危険かも知れないからそのある事情というのを説明しておく」


垣根「閉園される前の事件である。あれは3年前、世界一安全と言われたジェットコースターが脱線した。その事故で200人が死んだんだが…」


垣根「事件はそれでは終わらなかった。当時の事故で弟の失ったヴェントという女の子が遊園地のトラウマを克服する為に再度この遊園地で遊ぶことにしたんだ」


垣根「ヴェントは恐る恐るジェットコースターに乗ったんだ。そしてジェットコースターはウィーンと音をたててゆっくり動き出した」


垣根「ジェットコースターは途中まで順調に進んだが最後の坂を上る途中。車輪の1つのナットが外れた。」


垣根「前方のヴェントはそれに気が付き、急いでジェットコースターから飛び降りようとしたけどベルトががっしり彼女の身体を掴んでいたから抜け出せなかった。」


垣根「それでもヴェントは諦めず魔術を行使して身体を固定してるベルトを壊そうとした」

垣根「しかしそのジェットコースターは全体に対攻撃用反動デバイス技術が使われてた為ベルトにはカスリ傷1つ付かなかった。」


垣根「ヴェントは死にも狂いで叫び助けを求めた。がそのジェットコースター全体に音波長同期アクティブ消音システムが付いてた為ヴェントの声が係員の人へ届くことは決してなかった」

※音の波長に同じ波長をぶつけて音を消すシステム

垣根「ジェットコースターは最後の坂を上り終えると同時に、ガシャン!!車輪の1つが外れた」


垣根「その次の瞬間!!ボオオオオオオオン!!!!」


アレイスター「」ズズズ チラッ


垣根「ジェットコースターは大爆発を起こして弾けとんだ。前方のヴェントは即死だったそうな」


垣根「事故の事後調査によってジェットコースターの車輪にウランが使われた為、原子の質量欠損が起こり臨界爆発が起きたのが原因だと判明した。」


垣根「とうぜん、ローマ聖教はそれでは納得せず、後方のアックアを送り込んで問題のジェットコースターの調査をさせた」

垣根「が、魔術の痕跡等は見られなかったそうな。」


垣根「以降の学園都市のジェットコースターには緊急脱出装置が付けられるようになった」

※戦闘機の椅子ごと飛んでいくあれ

垣根「学園都市はこの新型ジェットコースターの安全性と確かめる為、アックアに試乗を依頼した。」


垣根「アックアにとってもそれは好都合だった。何故ならヴェントは他殺の可能性があり、アックア自身を狙ってくる可能性が高いためだ」


垣根「アックアは2重聖人であり、ヴェントと同じ方法では殺せない。つまり返り討ちに出来るのだ」


垣根「アックアを載せたジェットコースターは途中までは順調に進んだ」


垣根「が、最後の坂に差し掛かろうとしたとき、車輪の1つのナットがまたもや外れた。」


垣根「アックアは冷静だった。強大な力を持ってして身体を固定しているベルトを軽々引きちぎった」

垣根「しかし!!引きちぎったベルトはナノマシン制御によって直ぐに戻ってしまう」


アレイスター「」ズズズ チラッ フフフ


垣根「何度ちぎっても潰しても元に戻ってしまうベルトにアックアはとうとうぶちギレして緊急脱出ボタンを押してしまった」


垣根「カチッ!ドッヒューーン!!!!ブボボボボ」


垣根「アックアの座ってた椅子はアックアごと勢いよく射出された」


垣根「アックアはそのまま大気圏を突っ切り直進し、木星に衝突して粉々になった」


垣根「アックアは即死だったそうな」


レディリー「………要するになにが言いたいのかしら?」


オティヌス「テーマパーク内にあるジェットコースターはまだ整備中だから乗るなってことだろ」


垣根「そういうことだ」

カップリングどうしようか考えてなかったんだが希望とかある?

ないならこっちで適当に決めるけど

安価で

おみくじアプリで決めました。


垣根「それじゃお前達、この5つの中から1つ選んで中の数字を言え」


垣根「女性はそっちのを引いてくれ」スッ


オティヌス「4だな」


木原「お、俺も4だ……よりによってコイツが相手か」


オティヌス「死にたいのか?お前」


ステイル「1」


シャットアウラ「私も1だ。赤いの。今日は宜しく頼む」


ステイル「ステイルマグヌスだ。さっき自己紹介しただろう。ま、ともあれ今日1日はペアだからね。宜しく頼むよ」


アウレオルス「3か」


レディリー「あら、私も3よ?宜しくね」フフ


アウレオルス「当然、女よ、丁重に持てなそう。」

削板「俺は5だ」


神裂「私も5です。良かった…ステイルじゃなくて」


垣根「」


麦野「」


垣根「おう……」


麦野「帰ってもいい?」


垣根「いやダメだ」


麦野「今日1日あんたと過ごせって言うのか?冗談じゃねーよコラ」イライラ


垣根「みんな我慢してるんだぜ。子供じゃねぇんだから文句言わずに我慢しろよ」イライラ


麦野「チッ……分かったよ。あんまりわたしを怒らせないでよ?」


垣根「そりゃお互い様だろうが」

>>26申し訳ございません。誰もいないと思い、おみくじアプリで決めてしまいました。

垣根麦野以外、どれも癖の強いカップルに……

垣根「いろいろ不満があるが全員カップルリングが決まったことだしテーマパークへ移動しようか」


麦野「さっそく喧嘩売ってきてるねー、かきねくん?ああ"ァ!?」イライラ


テーマパーク前


垣根「このテーマパークは知っての通りアレイスターが俺達の為に閉園した遊園地を改装したものだ」


垣根「だからと言って貸し切りと言うわけではないから人は沢山いる。くれぐれもモブどもに迷惑を掛けないように注意しろ」


麦野(あんたが一番心配だわ…)


アウレオルス「失礼。18時にここ集合でいいのか?」


垣根「そうだ。質問はもうないか?・・・・では解散」

カップル アウレオルス レディリー


レディリー「うわぉ、遊園地なんて何年ぶりかしら。楽しみ~♪」ワイワイ


アウレオルス「気になったのだがレディリーとやらは年はいくつなのか?見た感じ小中学生程に見えるのだが…」


レディリー「あら?そういうあなたは?」


アウレオルス「敢然、私は今年で20ばかりになる」


レディリー「それじゃ私のが年上ね。それ以上は秘密よ?」フフッ♪


アウレオルス(どこかインデックスに似た雰囲気がある)///


レディリー「流石学園都市最大のテーマパークね。いろいろゲームやアトラクションがあるわね」


アウレオルス「レディリー殿、あれとかはどうか?」

【パンチングされるマシーンEX】

レディリー「レディリーって呼び捨てで構わないわよ?パンチングマシーンねー。最近あんまり見なくなったけどデートには定番なのよねぇ」

レディリー「せっかくだしやってみましょ♪」


アウレオルス「(可愛い///)ではレディリー、さっそくやってみよう」


レディリー「どうやって遊ぶの?これ」


アウレオルス「私にも分からない……とりあえずコインを入れて見よう」チャリン

機械音:指定の位置に立って下さい

レディリー「私からやってもいい?」ワクワク


アウレオルス「問題ない、ではレディリー、そこの枠へ」

機械音:点数を決めて下さい。上級者は75点以上がオススメです。初心者は50点以下がオススメです。

アウレオルス「ん?点数って終わった後に出るものではないのか?自分で決めれてしまっていいものなのか?」


レディリー「はやくはやくー」ワクワク

アウレオルス「では…40点で」ピッ

バシュッ!!! ベチーン!!!!

レディリー「ぐえッ!?!」


アウレオルス「レディリー、大丈夫か!?」オロオロ


レディリー「私の知ってるパンチングマシーンと違う!!」


アウレオルス「なるほど、このゲームは他人がパンチされるのを見て楽しむサイコパスゲームというわけか」


アウレオルス「あと2回残ってる、勿体ないからもう一度40点で」ピッ

バシュッ!!! ベチーン!!!!

レディリー「ぶッ!?」ケホッ ケホッ


アウレオルス「唖然、大丈夫かレディリー」


レディリー「・・・・・・・ねぇ? 楽しい?これ」ムカッ


アウレオルス「当然。見てる方は」

レディリー「ふーん、あと1回残ってのよね?」チラッ


アウレオルス「いや……ま…まぁ一応・・・・」


レディリー「じゃ交代ね?」


アウレオルス「」

交代

レディリー「私が受けた40点 40点に消費税10%足して88点よ」ピッ

キュイーーーン……

アウレオルス「ま、待つんだ…ガスタービンの音がするようだが危険なんじゃないのか!?」アタフタ


レディリー「大丈夫よ」ニッコリ

キーーーーーーーーン!!!!!ズドーーーン!!!!

アウレオルス「・・・」


レディリー「・・・・なんでケガ1つしてないの?」ムカッ


アウレオルス「………さーなんでだろうね」


レディリー「・・・どうして目を逸らすの!!魔術使ったんでしょう?私は2回も受けたのに不公平よ!」


アウレオルス「落ち着くんだ、そもそもこれはアレイスターがカップルの仲を引き裂く為に作った罠だろう。まんまと引っ掛かってはいけない」


レディリー「1回目は知らなかったから許すわ?でも2回目、躊躇いもせず押したでしょ?」

今日はここまでです。
見てくださった方ありがとうございます。

アウレオルス「その件は申し訳ないことをしてしまった・・」


アウレオルス(おのれアレイスターめ、図りおったな!!)


アウレオルス「そうだ、お詫びに何か食料を奢ってあげよう」


レディリー「むー、餌でご機嫌を取るつもりなの?」プスッ


アウレオルス「否、断じてそれだけで許して貰うなどとは考えてはいない。ただお詫びの心としてだな……」


レディリー「あらそう。いいわ。でもこう見えて味にはうるさいわよ?分かってるかしら?」


アウレオルス「当然。レディリーが社長であることを理解した上での選択をしよう」


レディリー「期待してるわ。」


アウレオルス(パンフレットによるとこの辺りに2つレストランがあるとのこと…)


【ラーメン屋 アルバトロス】【ファストフード アライサム】

アウレオルス(どちらもB級臭しかしない……これは困った)


アレイスター『お困りのようだね?ここで1つ私が助言しよう。ラーメン屋 アルバトロスは古くからの伝統を残す有名なお店だ。』


アレイスター『この店のシェフには私が直接研修指導した。つまり品質は勿論味も最高峰というわけだ。アルバトロスへいくといい』


アウレオルス「よしレディリー、そこの店で食事を取ろう」

【ファストフード アライサム】

レディリー「ファストフード店ってこんな感じなのね。初めて来たわ。」キョロキョロ


アウレオルス「庶民向けの店だからレディリーにはあんまり来る機会がないだろう」


アウレオルス「マスター!!」


シェリークロムウェル「注文はなに?」

アウレオルス「この店で一番安いものを2つばかり貰おう」


レディリー「ちょっと!!!普通そこはこの店で一番美味しいものでしょ!?何よ一番安いものって!!本当にお詫びするつもりあるの?」ダンッ


アウレオルス「申し訳ない、残念ながら私の財布の中身ではそんなものしか買えないのだ」


レディリー「そんなに貧乏なの?あなたは」


アウレオルス「私の能力は欲しいものは買わなくても手に出来るから経済活動は行ったことないのだ…」


レディリー「なによそれ?じゃあ最初からその能力で私が一番喜ぶ料理出しなさいよ!」ムカッ


アウレオルス「間然、それで良いのか?錬金術で一瞬で作るが…」


レディリー「・・・・・・それって自分で食べたことある?安全なの?」

アウレオルス「試したことはない」


レディリー「なによそれ!?もういいわよ!私がお金を出すわ」ムスッ


アウレオルス「すまない…………」


レディリー「本当に役に立たない男ね…マスターさん、この店で一番美味しいもの2つ。お願いね」


シェリークロムウェル「じゃあスペシャルライス2つで3400円」ピッピッピッ


レディリー「万札しか持ってないからこれで」スッ


シェリークロムウェル「お客さん太っ腹だね。こんなに貰ってもいいの?」


レディリー「あげないわよ!!ちゃんとお釣返しなさいよ!!!」


シェリークロムウェル「寄付金として取っておく。それじゃ料理が出来るまで暫く待ってて」スタスタスタ


レディリー「ちょっとおおおお!!!!なんなのよもう」


アウレオルス「レディリー、落ち込むことはない。たまたま運が悪かっただけだろう」


レディリー「ほとんどあなたのせいでしょ!?」

アウレオルス×レディリーの朝パートはこれで終わり

次からは垣根×麦野の朝パート編に入ります。


因みにシェリーもアレイスターのカップル妨害計画工作員の人です。

垣根「………」スタスタスタ


麦野「………」スタスタスタ


垣根「……おい……」スタスタスタ


麦野「なによ?」スタスタスタ


垣根「いや気まずいだろ…なんか喋れよ」


麦野「例えば?」


垣根「ほら、もっとこう…恋人らしい会話を…ねぇのか?」


麦野「・・・・・・・・プッwwwwww」アッハハハハ

垣根「お前、真剣にやれよ」


麦野「wwwwwwごめんごめん……いやー、あんたがそんなこと言うなんて思わなくてさwww」


垣根「いいよ、俺から話題出してやるからよ」


麦野「OK。言っとくけどエッチいのはダメよ?乙女の会話じゃないから」


垣根「乙女ね………じゃあお前のチームにいたフレンダってガキ、元気か?」


麦野「あ"ぁ"!?」ピキューーン!!


垣根「うおっ!?いきなり何しやがるんだテメェ!!殺す気か」


麦野「次は殺すわよ?」メキメキ

垣根「わ…話題変えようか…お前は…その、好きな男性ってどんなタイプなんだ?」


麦野「そうね、ちゃんとか弱い私を守ってくれる優しくて空気の読める男とか?」


垣根「俺はどうなんだ?」


麦野「あんたにはまだいい印象がないからなんとも言えないわ」


垣根「そうか、俺にもチャンスはあるってことか」


麦野「選択肢の考察の余地としてはね?」


垣根「まぁ無いよりはましか」


垣根「沈利ちゃんって呼んでもいいか?俺のことは帝督くんでいいから」

麦野「え!?////いきなり何言い出すのよ!?ダメに決まってるだろ!」


垣根「今日1日は恋人なんだろ?呼び方もカップルらしくしないと変じゃないのか?」


麦野「いきなり過ぎるんだよ!せめて麦野だ。それ以上はダメ」///


麦野(やばい、いきなり下の名前をちゃん付けで呼ばれて動揺してしまった…いま顔赤いかも。はずかしー////)


垣根「お、それもそうか。んじゃ麦野、あれ行ってみないか?デートと言えば定番だろ?」

【ゴーストハウス ギガント】

麦野「お化け屋敷?あんたビビってチビるんじゃない?」


垣根「俺はお化けなんて信じてねぇよ。そういう麦野はどうなんだ?」

麦野「私が?冗談wwwお化けが来たら余裕で返り討ちよ?www」ケラケラ


垣根「お化け屋敷のスタッフ…殺すなよ?……………心配なんだが」


麦野「私もそこまで狂暴じゃねーよ。人をどういうイメージで見てるんだ」


垣根「一応人間としての常識はあるようだから安心したぜ」


麦野「殴られたいならはっきりそう言いなよ?」


垣根「すまん、冗談だ。それじゃさっそくお化け屋敷に入ろうか」


垣根「ん?」


麦野「どれどれ?」

※注意書き:世界恐いお化け屋敷。危険なので18歳未満の入場を固くお断りしております。

麦野「へぇ~。意外と楽しめそうね」


垣根「麦野、お前まだ18歳なってないだろ?入れるのかよ」


麦野「大丈夫よwwwこう見えて私結構大人っぽい雰囲気出てるから入れるはず」


垣根「そうか?それならいいんだが…」

【チケット売り場】

黄泉川「はい、2人で400円。チケット2枚ね」


麦野(いざ本当に買えちゃうと気持ち的に複雑だわ……)ガーン


黄泉川「お客さん、今なら火災保険が安いじゃんよ。一緒に加入しない?」


黄泉川「今なら生命保険とPS 会員に同時加入でドーンと月3000円じゃんよー」

垣根{ここで保険の勧誘とかしちゃっていいのかよ……コンプライアンスに引っ掛かるんじゃねーのかそれ}ヒソヒソ


麦野{PS に至っては保険ですらないし……それにもう加入しちゃってる}ヒソヒソ


垣根{麦野もか!?…実は俺もPS 会員だぜ}ニヤッ


麦野「さっそく行きましょ」

【探索開始】

垣根「麦野、怖くなったら俺を呼べ。守ってやんよ」トコトコ


麦野「逆でしょ?あんたが私を頼りなさいよ」トコトコ


垣根「なぁ…麦野、せっかくのデートだし手を繋いで一緒に歩こうぜ」///


麦野「………しょ…しょうがないわね(はずかしー)」///

ペチーン!!!


麦野「ひゃん!?!!」ビクッ


垣根「どうした?大丈夫か?」


麦野「い、いまヌメッとしたものが顔に……」


垣根「よく見ろ、ただのコンニャクじゃないか?」


麦野「ッ~~!?!」///


垣根「………麦野って意外と可愛いところあるよな。」


麦野「うっさいわよ!!!」カー///

ペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチ

垣根「なんだかなぁ~」トコトコ


麦野「・・・・・」トコトコ

ペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチペチ

垣根「確かに最初の1回はビビるかもしれないけどこうも1m置きに上からコンニャクが落ちてくるとだんだんウザくなるよなぁ」


麦野「もう30m歩いたはずなのにさっきからコンニャクしかないわね。幽霊はまだなの?」

ペチペチペチペチペチ

垣根「だいたいこういうトラップは最初の1回ってのが相場だろ…なんだよこのコンニャクおs

ゴチーーーン!!!!

垣根 いってぇええええ!!!!」ズキーン

麦野「いきなり大声出さないでよ。ビックリするじゃない」


垣根「いや……いまコンニャク以外の……あ、これレンガだわ」


麦野「そんなわけないd

ゴチーーーン!!!!

麦野 うるああああああ!!なんばしとくれってんじゃワレェ!!!!」ブチギレ


垣根「ほら…」ズキーン


麦野「おい垣根!!あんた男なら私の前歩けよ!!」ズキーン


垣根「はぁ!?殺す気か!?一緒に歩こうって言ったじゃねぇか!?」


麦野「か弱い女の子にケガさせるつもり?」

垣根「それじゃ匍匐前進で進もうぜ、それならレンガが当たることもないわけだし。なぁ?」

※匍匐前進(ほふくぜんしん) 軍隊でよく使われる地面の這って身を低くして移動する方法

麦野「チッ」イライラ

ズザザズザザズザザズザザズザザズザザ
ズザザズザザズザザズザザズザザズザザ

麦野「……」ズザザズザザ


垣根「……なんだかもの凄いシュールなデートだな」ズザザズザザ


麦野「分かってる。敢えて口にしてないだけ。黙ってて」 イライラ


垣根「お、広い所に出たな。もう匍匐前進する必要もないな」 パンパン


プァ~ン!!

垣根「ん?クラクション?」


麦野「垣根、あれ見て!」


垣根「ん?車がこっちに向かって来てるな」


麦野「違う、よく見て。あの車誰も乗ってない!幽霊が運転してるのよ!」ガタガタ


垣根「麦野…お前まさか幽霊が苦手なのか?」


麦野「うっさい!……怖くなんてないわよ!!!!」ガタガタ


垣根「可愛い///)安心しろ、俺が守ってやr

ゴ""ッ"ッッ!!!!!!!!!! (いま宙を舞ってる)

麦野「ああ!?垣根が幽霊に轢き逃げされた…」

ドサッ!!! (落ちた)

垣根「グフッ…………」


麦野「………だ……大丈夫?」シンパイメ


垣根「・・・」スクッ


垣根「なぁ麦野。俺気付いたわ。これはゴーストハウスじゃなくてビックリハウスだわ。しかも超物理的な」


麦野「まあ学園都市のレベル5がこの程度で致命傷負うわけないわよね。心配して損した。進みましょ」


トコトコトコトコトコトコ


垣根「お化け……出ないな」


麦野「別に出なくていいわ…お?」

※注意書き:出口まであと20m、ボス戦注意!!

麦野「いるんだ………ボスが……」アキレカオ


垣根「…………」

幽霊?「クケコカキコケケケ!!!!わりィがここから先は一方通行だ」


一方通行「大人しく来た道引き返しやがれェ!!!」


垣根「・・・」


麦野「・・・」


垣根「来た道引き返そうか」トコトコトコ


麦野「そうね・・・あれに関わると面倒くさいからね」トコトコ


一方通行「なンだなンだァなンですかァ!!!逃げれるとでも思ってンのかよォ?」


垣根「いや、いまお前が………」

一方通行「かァアアいィイイねェエく~~ン!!!とりあえず死体決定だクソやろォお!!!」ブンッ!!


垣根「待て待ておかしいだろ!?」

ドゴォン!!!! ヒューーン

垣根「ッッグエッ!?!!し……死ぬ」


一方通行「クケコカキコケケケ!!男女平等だぜェ!!!むぎのォオオオオオ!!!お前も死体決定だぜェええええ」ブンッ


麦野「ザケんなこr

ドゴォン!!!! ヒューーン

麦野「ブハッ!?!!!も…もうダメ」


一方通行「ご来店ありがとゥ!またのご来店まってるぜェ!!えへへェエエエ!!!」トコトコトコトコ

垣根「おい………」スクッ ゴゴゴゴ


麦野「いま凄い機嫌が悪いの……」スクッ ゴゴゴゴ


一方通行「え?!」ゾク


垣根「叩き潰してやるこのクソやろう!!!!!」ブチギレ


麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ確定ね!!!!!」ブチギレ


一方通行「ま、待てよ………冗談だって!?な?ただのスキンシップだって……」


ギャアアアアアアアアアア!!!!!!


この時アクセラレータの悲痛の叫びがテーマパーク全体に広がった
アクセラレータは全治1ヵ月のケガを負った。

垣根×麦野 朝パート終了

本日はここまでです。見てくださった方々ありがとうございます。

次回、ステイル×シャットアウラ 朝パートから入ります。

プラスの文字、消えてるけど PSplas会員のことです。

何故か消えました

ステイル×シャットアウラ 朝パート


シャットアウラ「改めて2人きりになると結構恥ずかしいな」


ステイル「そうだね……」

カチッ ボッ

シャットアウラ「おい、タバコ吸うなよ。デート中だぞ」


ステイル「これは失敬、どうも緊張しちゃってね」


シャットアウラ「………そ、そうか」


シャットアウラ(どうすれば……何かいい話題は……)


ステイル(困った…女性との恋愛経験皆無の僕にはとてもじゃないけど何を話せばいいのか分からない)

シャットアウラ「あのさ・・・」
ステイル「あのさ・・・・」


ステイル「おっと、被ってしまったね。それじゃあ君から言ってくれないか?」


シャットアウラ「あ・・うん、じゃあ」


シャットアウラ「職業で神父をしてるって言ってただろ?具体的に神父ってどんなことしてるのだ?」


ステイル「僕の場合は移動する神父だね。」


シャットアウラ「なんだそれ」


ステイル「旅をしながら行き着いた先の迷える死者の魂を導いてあげるのさ。」


ステイル「死者の魂ってのは直ぐに迷子になってしまうからね。こうして誰から導いてあげないといけないんだ」


ステイル(印象が悪くなるからそれ以外は教えないでおこう)

シャットアウラ「なんかカッコいいな、それ……」


ステイル「ん?どうしたんだい?」


シャットアウラ「いや…父のことを思い出してな…」


ステイル「君の父親に何かあったのかい?」


シャットアウラ「私が小さい頃、ある事故で父を失ったんだ」


ステイル「・・・・それ以上は聞かない方がいいかな?」


シャットアウラ「いや、気を使わなくてもいい」


ステイル「…そうかい?」

シャットアウラ「オリオン号の奇跡って知ってるか?」


ステイル「それなら知ってるよ。聖人名護アリサが演出した奇跡のうちの1つじゃなかった?」


シャットアウラ「一般的にはそう言われている。でも実際はそんな綺麗な話ではない」


ステイル「まぁ、そうだろうね。」


シャットアウラ「オリオン号には最初88人の乗客が乗っていた。」


シャットアウラ「途中まではオリオン号は順調に進んだ。」


シャットアウラ「しかし乗客の一人、レディリー=タングルロードが機体のエンジン右ブロックに仕掛けていた爆弾を起爆した」


ステイル「そういえばいたね。レディリー=タングルロード。普通に交流会に」

シャットアウラ「そいつがオリオン号の事故の黒幕だ」


シャットアウラ「墜落していくオリオン号の中、私は神に祈ったよ」


『私の大事な物全て失ってもいい。だからお願い。ここにいる皆の命を助けて』


シャットアウラ「私の願いは叶ったよ。皮肉なことに完璧なまでに…」


ステイル「・・・」


シャットアウラ「結果、コックピットに居た父を除いて全員助かった。」


ステイル「ん?どういうことだい?88人乗ってて88人助かったんじゃなかったのかい?」


シャットアウラ「そうだ。88人助かった私の父だけが死んだ。」

ステイル「ん?それじゃあ1人数が合わないのでは?」


シャットアウラ「一人増えたんだ。」


ステイル「・・・・なるほど。それが名護アリサって訳か」


シャットアウラ「この話はもう止そう。せっかくのデートが暗くなってしまう」


ステイル「ん?………君がそう言うなら」


シャットアウラ「もう過去に捕らわれず前に進もうって決めたからな」


ステイル「そうかい。君は強いんだね」


シャットアウラ「それがアリサとの約束だ」

シャットアウラ「さっき暇潰しに参加したって言ったけど本当は心の隙間を埋めてくれる人を探しに来たのかもしれない」


シャットアウラ(……きっとレディリーも……)


シャットアウラ「レディリーのことは嫌いだがもう恨んではいない」


ステイル「良かったのか?……それで」


シャットアウラ「良かったさ……」


ステイル「君に謝らなければならないことがある。」


シャットアウラ「なんだ?」


ステイル「名護アリサの噂、最近聞かなくなっただろう」

シャットアウラ「ん?……そりゃ… まぁな」


ステイル「恐らく名護アリサはもう生きてはいない」


シャットアウラ「へ!?」


ステイル「名護アリサは教会に危険人物扱いされたんだ。」


シャットアウラ「何故だ!?」


ステイル「グノーシズム。アウレオルスと同じさ。」


ステイル「キリストの出来る範囲を越えた物は異端者扱いされ、死刑対象になる。」


ステイル「名護アリサはもう教会に処刑されて生きてはいないはずだ」

※グノーシズムには人を生き返らせる、時間に干渉する、因果率(運命)に干渉する等が当てはまるそうです。

シャットアウラ「おい!!・・・・・」グッ


ステイル「君のお友達を助けれなかったのは僕の責任でもある。すまなかった」


シャットアウラ「名護アリサは・・・・・・・ブンッ

ドゴォッ!!!

シャットアウラ  ……私だ!!!!」


ステイル「ッッグヘッ!?」 ドサッ


シャットアウラ「勝手に殺すな!」


ステイル「??え?!ええ?!!」

今日の昼の投稿はここまでです。
夜、またステイル×シャットアウラの朝パートを書きます。

なんかだんだんつまらなくなってきた…

木原×オティヌスとかどう書けばいいんだ

せっかくのカップルなのにそれらしいイベントがないのはまだ朝パートだからです。
昼パートに入ったらイチャイチャさせます。


それとこちらも宜しくお願いします。
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1423242076

私が書いた過去作は
とある魔神のオティヌス[無限の可能性]
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1364545107

その他いろいろ…あったけどほとんど未完で終わりました。

今回は最後まで書けると……いいかなって思っています。

ステイル「いや…しかし!!君はシャットアウラという名前じゃなかったのかい?」


シャットアウラ「私も名護アリサも同一人物だ。」


ステイル「神聖なるものが稀に意識の具現化をすることがあると聞いたことがあるが…」


ステイル「・・・・・もしそれが本当だとしたら、それじゃあ君は聖人ってことかい?」


シャットアウラ「せいじん?なんだそれ?私は普通の人間だが…」


ステイル「・・そうかい。聖人って言われても分かる訳ないか」


ステイル「まぁ知らなかったとは君の勝手に無き者にしてしまったことは謝るよ。」


シャットアウラ「こっちもいきなり殴ってしまって悪かったな…すまない。」

ステイル「気にしなくていいさ。慣れてるからね。」


シャットアウラ「神父ってよく殴られるものなのか?」


ステイル「え・・・・・そうなんじゃないかな…」


シャットアウラ「お互い大変なんだな」


ステイル「確かに大変だが別に嫌いではないよ。刺激があって楽しいからね。」


シャットアウラ「意外とポジティブだな」


ステイル「ん?君だってポジティブじゃないか」


シャットアウラ「私のどこがポジティブなんだ?」

ステイル「過去に捕らわれず前に進もうとしてるだろう?」


シャットアウラ「それはそうだが……それだけでポジティブって言ってもいいのか」」」


シャットアウラ「自分はあんまり上手笑ったり出来ないし……その…」


ステイル(まいったね。言葉が思い付かない)


シャットアウラ「ステイル…だっけ?」


ステイル「ん?」


シャットアウラ「もう一つ質問してもいいか?どうしても聞きたいんだ」


ステイル「いくらでも構わないよ?答えれる範囲で答えるから」


シャットアウラ「じゃあ……聞くのが怖いんだが…」

シャットアウラ「………………私の父の魂はどうなったんだ?」


シャットアウラ「どこかで迷ってたりしてないかな?…ちゃんと正しい場所に行けたかな?…」


ステイル「君のお父さんは沢山の人々を死の道から救ったんだ。」


ステイル「人々を救う正しい道を知ってた君のお父さんの魂が迷うことはないさ」


シャットアウラ「本当か!?それは本当か!?」


ステイル「安心していい。君のお父さんの魂は間違いなく正しい場所へ行けただろう」


シャットアウラ「そっか…良かった…本当に良かった。本当に……」


ステイル「………なんだ。上手く笑えてるじゃないか。」


ステイル(笑った顔。凄く可愛いよ。ポジティブな顔だ)

シャットアウラ「なんだそれ…すこし照れくさいな」


シャットアウラ(ありがとな。優しい神父さん。心が少し軽くなったよ)


ステイル「せっかくテーマパークに来たんだ。」


ステイル「鬱な話ばっかりするのもあれだから何か遊ぼうか」


シャットアウラ「そうだな! さて、何して遊ぼうか」


ステイル「そうだね。あれとかどうだろう?」

射的屋【ゴリラ】

シャットアウラ「射的屋か。しかし射的屋って普通お祭りとかじゃないのか?」


シャットアウラ「なんでテーマパークにあるんだ?」

ステイル「さあね。アレイスターの考えることは誰にも分からないよ」

スチャッ

シャットアウラ「コルク銃か。懐かしいな」


ステイル「ん?お祭りとかにはあんまり来ないのかい?」


シャットアウラ「ああ。あの事故以来何かを楽しむという感覚を失ってたから」


ステイル「僕にとっても君にとっても久し振りの娯楽というわけか。」


シャットアウラ「なんだ、ステイルも物事を楽しむ感覚が無かったのか?」


ステイル「いや、僕の場合はただ時間が合わなかっただけだよ。」

チンチン

店オーナー番外個体「うっせぇ!チンは一回でいいんだよ」イライラ

ステイル(何故怒られたのだろう……普通チンチンベルは2回ってのが相場じゃないのか!?)


番外個体「それで?何のよう?」


ステイル「射的がしたいのだが……」


番外個体「30発1000円」


ステイル「………それじゃあシャットアウラの分も含めて60発お願いするよ。」


番外個体「あいよ~♪まいどあり~♪」


シャットアウラ「ありがとう。」チャ カシャン!!!


ステイル「君は……その、何か狙ってるものはあるのかい?良かったら手伝うよ?」

シャットアウラ「いいのか?……それじゃああの熊のぬいぐるみが欲しいな///」


シャットアウラ(熊のぬいぐるみが欲しいとか子供かよ…恥ずかしい)


ステイル「任せてくれ」


番外個体「………」ジー


ステイル「・・・」


番外個体「………」ジー


ステイル「・・・何か言いたいことでもあるのか?」


番外個体「けけっ。別に。ただミサカはそんな装備で大丈夫か?って思っただけだよ☆」

ステイル「どういう意味だそれは!!」


番外個体「あ、ミサカ後味悪いの嫌いだからさきにルール言っちゃうね?」


番外個体「後からルール教えて貰えなかったって文句言われても困っちゃうしね」


番外個体「商品が欲しいなら弾を当てるだけじゃダメだから」ケラケラ


番外個体「商品の頭らへんに付いてる小さなセンサースイッチに弾を当てないと商品はあげないから」ケラケラ


ステイル(それって物凄く大事なことだろ!!後から思い出したように言うなよ!!)


番外個体「あ、そうそう…大事なことだからもう一回」


番外個体「そんな装備で大丈夫か?」ゲラゲラゲラ

ステイル「こんなコルク銃で30m先のぬいぐるみの小さなスイッチに当てれるもんかね」チャ カシャン!!


シャットアウラ「狙撃銃はあんまり訓練してないんだ…厳しいな」


パンッ!!
パンッ!!


ステイル「凄いもんだなシャットアウラ。僕なんて検討違いの所に飛んで行ったよ」カシャン!


シャットアウラ「この様子だとなんとか行けそうだな」カシャン!


パンッ!!

ステイル「チッ」


シャットアウラ「スゥ・・・わたしはいっぱつのだんがん」スッ

パーーン!!

ステイル(当たる!)

シャットアウラ(行ける!!)


ぬいぐるみ「」サッ


ステイル「なにッ!?」


シャットアウラ「避けただと!?」


番外個体「あひゃひゃひゃひゃ!!実はミサカ縫いぐるみの中に砂鉄仕込んでおいたんだよ!!」ゲラゲラ


番外個体「そう簡単に捕らせてたまるかっての!!」ゲラゲラ


ステイル「なにぃ!?」


シャットアウラ「貴様!!汚いぞ」

番外個体「ぼくちゃんたち~無駄口たたいてる余裕ないんじゃないの?ファーーッwww」


ぬいぐるみ1~10 マシンガン カチャッ!!!!


ステイル「危ない!!!! サッ!!

パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ

ステイル グハッ!・・・・・」


シャットアウラ「ステイルッ!!」


番外個体「へぇ~?とっさに女の子庇うなんてミサカ興奮してきちゃうwww」ゲラゲラ


番外個体「ぬいぐるみの持ってる銃はゴム弾だけどそれでも当たると無事ではすまないよ♪」


ステイル「背中がぁあッ!!!……」


シャットアウラ「ステイル、一旦隠れて隙を伺うぞ」

番外個体「隠れててもいいけど制限時間30分だよ?30分以内に商品1つも取れなかったらこの店永久出入禁だからそのつもりでね」


ステイル(こんなインチキ臭い店頼まれたってもう来ないよ)


シャットアウラ「困ったことになったな。」


シャットアウラ「少しでも射的台から身を乗り出すと集中砲火を受けることになる…」


ステイル「もう30分ここで隠れてていいんじゃないかな?」


シャットアウラ「バカなこというな!!あんな女に負けて悔しくないのか!?」


番外個体「ギャハハハハ!困ってるね困ってるね困ってるね」


番外個体「ここでミサカが助け船を出してあげるよ」

ファサッ!!!

番外個体「イゼローーストレンジャ!!!」

【武器購入】
【武器改造】
【武器売却】

シャットアウラ「なんだそれは!?」


ステイル「なんだ?またお金取るつもりか?」


番外個体「当然お金は貰うよ?」


番外個体「因みにミサカのオススメはセミオートショットガン!」


番外個体「一回の射撃で12発のコルクを撃てる優れものだよ!4000円!」


ステイル(武器レンタルで4000円もするのか!?)

ステイル「仕方ない!じゃあそのショットガンを。あとコルク弾200発も」


番外個体「ギャハハハハ!テンキューー!!!」


番外個体「あんたはどうするの?」


シャットアウラ「………私はお前の手には乗らん!!この初期銃で十分だ」


番外個体「そう?それじゃ」


番外個体「ガンバッテニートーー!!!!」


ステイル「くそッ、たかが射撃の為に凄いお金の浪費をしてしまった」


シャットアウラ「お前バカだろ」

ステイル「経済的とプライド的な痛手は負ったがショットガン[セミオート]は手に入った」


ステイル「早速使ってみようかな」チャッチャッチャッチャッ カチャッ!!!!


ステイル「ショットガンだしエイムしなくても当たるだろう。敵が撃ってくる前仕留める!!」スチャ


スッ ドゴォーーーン!!!


その時ステイルは奇跡を見た。コルクの弾は拡がることなく12つ直列にくっついて飛んで行ったのだ。
例えるならまるで弓矢の矢だった。

ステイル(ああ……これはただのコルク弾を12倍多く消費するだけのコルク銃だな)


シャットアウラ(可哀想に……あの女に綺麗に騙されたな)

今日はここまでにします。

申し訳ございません。書き溜めしてなくて少量ずつの投下になってしまいました。

最後まで見てくださった方、ありがとうございます。

また明日更新致します。

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