男「風化することのない友情」(3)

かなり短いと思います。

では始めます

男「風化することのない友情。それはあると思う?」

幼馴染「んー。あるんじゃないかなあ…」

男「それはどうして?」

幼馴染「それは、ほら、歳をとっても仲のいい人っているでしょ?だからあるんじゃないかなって」

男「それは片方が最高の善人か、もしくは両方偽善者の場合だよ。風化することのない友情なんてあるわけない」

幼馴染「んー、男はどうしてそこまでないと思うの?」

男「それは…」

男「それは、幻想だと知ったからだよ。あるはずのない空想。硝子よりも脆い幻想にすぎないんだよ」

幼馴染「もしかして、まだ気にしてるの?」

男「そりゃあね。絆なんてものは脆いよ。すぐになくなる」

幼馴染「でも、しっかり繋がってる絆もあるんじゃない?」

男「繋がってる糸だって切ればすぐに別れるよ。絆も同じさ」

幼馴染「でも、あたし達の糸は切れないよ?」

男「そうだと、いいね」

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