男「うちに来ないか?」 女「・・・・・・・」(10)

男「・・・・・・・・・・」

女「・・・・にゃー」サワサワサワ

男(あの子・・・朝からずっと公園にいたのか?)

猫「フー!」ガブリ

女「あたっ!?」

男「・・・・・・・・・・」

~翌日~

男「・・・・・・・・」

女「そぉーれ」バッ!

鳩「クルックゥゥゥゥ!」バサバサバサバサ!

女「わぁーー!?」

男「・・・・・・・・・・」

~翌翌日・早朝~

男「・・・・・・・・え」

女「・・・すー・・・すー」

男(ベンチで睡眠中ですか・・・・)

女「・・・ん・・・・んぁ?」

男「・・あ」

女「あ、おはようございます」

男「お、おはようございます」

女「最近よくここを覗かれてる方ですよね?」

男「覗くって・・・・・」

女「?」

男「あ、いや、なんでもないです」

女「そうですかー」

男「あの、失礼ですけどひとつ聞いてもいいですか?」

女「なんでしょう?」

男「ここ最近ずっとこの公園にいるみたいですけど・・・」

女「そうですねー」

男「いったい何を・・・・まさか、家を追い出されたとか?」

女「まさか、そんなことありませんよー」

男「だとしたら、毎日ここで何をしてるんですか?」

女「迎えを待ってるんです」

男「迎え?」

女「はい」

男(なんだろう・・・聞いちゃいけないことだったのかな)

女「どうなさったんですか?顔が怖いですよ?」

男「そこは生れつきなんで気にしないでください」

女「はぁ」

期待支援



男「にしても・・・夜とか寒くないですか?いくら夏だといっても」

女「んー・・・どうなんでしょう」

男「どうなんでしょうって・・・・」

女「空を眺めてるとあっという間に朝になってしまうので」

男「・・・・?ってことは、ずっとここにいたんですか?」

女「ずっとって、たった4日ですよ?」

男「え?!4日も?!」

女「?どうかなさいました?」

男「・・・・・・・・・・・」

女「どうしたんですか?恐い顔をなさって」

男「ですから、それは生まれつきです」

男(いくらなんでも、公園に女性一人を置き去りにするなんて・・・・・)

男(事情を知ってしまったらなおさらだ)

男「あの、よかったらなんですけど・・・・」

女「?」

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