田村「子供・・・か」幼女「んー?」【寄生獣】 (31)

このSSは───
>>1が書いた寄生獣の続き的なものです(見なくても良い)
トリップは・・・失われてしまいました。
【寄生獣】植物に寄生【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1402/14027/1402767613.html)

キャラクター説明
田村・・・原作御用達のキャラ。パラサイトなどについて調べている。

2・・・蛾に寄生するもその蛾が冬虫夏草になってしまう。

キメラ・・・不完全なパラサイトが集まって出来た。

・・・名前は無し。植物に寄生し、死にかけるも田村に助けられる。今は成熟しパラサイトの種を作っている。

この作者は投稿時間がまちまち+飽きっぽいので未完ということはないでしょうが、長いこと続くと思われます。

どうぞ冷ややかな目でよろしくお願いします。

即興SSなので矛盾点が生じるかもしれません

※なお、新一や宇田さんなどは今現在>>1が書いている別のSSで活躍中なのでいません。もしかしたら召喚するかもしれませんが


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420651714

田村「さて、今日は不完全な仲間たちを探しにいくか」

キメラ「おう、行くのか。俺もついてっていいか?」

田村「いや、お前は目立ちすぎる。私一人で行く」

キメラ「そうか。」

田村「という訳で草野さん。頼んだぞ」

草野「ええい!お前は俺と敵対してることを忘れたのか!」

田村「ふふ、やはり怒りの顔が成ってきたな。」

草野「だぁぁーー!ふざけんなよ!」

~~~~~~~
10分後


田村「さて・・・仲間の信号を探すか。」キィィィィン

「」「」「」「」「」「」「」「」「」

田村「全て人の脳波と同じか・・・つまらん」

田村「もう少し歩くか。」

30分後

田村「・・・ん?食事中の・・・感覚だ。こっちに食堂はないはずだが」スタスタ

パラサイト「ぐちゃっむちゅっ」バクバク

田村「おい・・・ここは食堂ではないぞ!?」

パラサイト「・・・田村か。食事中だ。邪魔をするな」モニュ・・・

田村「食堂以外で食事をするなと言ったはずだ!」

パラサイト「うるさいな・・・そもそも俺はお前のことを最初から気に入ってなかったんだ・・・」

田村「ちっ・・・お前それではやってることが犬同然だぞ。」

パラサイト「死ね」ヒュッ

田村「お前ごときにやられるとでも」ザクッ

パラサイト「グッ・・・!ううっ」ヨロッ

田村「大人しくそこで死ね」

パラサイト「く・・・・そ・・・」

田村「・・・ああ、田村だ。・・・仲間の死体を1匹・・・ああ。○○町の××だ。」

田村「全く、世話を焼かせてくれる。」

幼女「んー?何これー。きもーい」

田村「っ!?誰だ!」

幼女「ねーおばさん、これなにー?」

田村「子供・・・か」

幼女「んー?」

田村「まあ、どうでもいい。この現場を見られたのなら殺さなくては。」バラッ

幼女「わー!何それ面白ーい!」グイッ

田村「ゲェッ」ドサ

幼女「あれ、おばさん大丈夫ー?」

田村「くっ・・・殺してや・・・」

田村「(いや、待てよ・・・?この姿を見ても驚かないなんて・・・なかなか面白い)」

幼女「おばさんどうしたの?」

田村「いや、何でもない」シュルルル・・・

幼女「ふーん。ねえねえおばさん。これなにー?」

田村「・・・これは───」

田村「(教えるべきか、教えないべきか・・・)」

キキーッ

小林「田村さん。どこだ?」

田村「こっちだ。」

小林「なるほど・・・まあ誰でもいい。決まりを守れない奴なんぞ仲間じゃない」

田村「ビニール袋は?」

小林「ここだ。・・・ところでその子供は?」

田村「ああ。さっきここで遭遇した。連れて帰る」

小林「お前は・・・まあいい。警察が来る前に帰るぞ。」

~~~~~~

市役所

田村「戻った」

広川「死体は・・・?」

田村「裏から入れてきた。」

広川「・・・その子供は?」

田村「興味深いので連れてきた。」

広川「ついに誘拐まで・・・」ハァー

田村「まあそう言うな。いつも誘拐してるようなものなのだし」

草野「たあああむうううううらああああ!!!」

田村「ああ、草野さん。どうかしたか?」

草野「どうかしたのかじゃない!ふざけるな!いつも俺に任せやがって!」

田村「ふむ、怒りの表情の練習をするのはいいが、たまには笑顔の練習もしないと怪しまれるぞ」

草野「ええい!勝負だ!」

後藤「そんなことをする暇があるなら自分の仕事をしろ」

田村「今は後藤さんか・・・」

後藤「ああ・・・そういえば、お前の子供は?」

田村「今はベビーシッターに頼んでいる」

後藤「そういえばそうだったな・・・」

後藤「まあいい早く自分の仕事に戻れ」

草野「ちっ!お前の金魚の糞はお前の研究室においてきた」

田村「ご苦労様」

草野「くそっ!あいつどうにかならないのか・・・」

田村「今戻ったぞ」

キメラ「おう、・・・その子供はなんだ?」

田村「その件はさっきもうやった。興味深いから連れてきた」

2「ええい!しめじ茸はどこか!しいたけでもいい」

田村「2のやつ、どうしたんだ?」

キメラ「ああ、草野にきのこを頼んだんだが、キノコが贅沢言うなとか言って栄養しかやらなかったんだ。」

田村「全くあいつ・・・まあいい。さてこの子供で何をしようか・・・」

※こどもはねてます

田村「まあ最初は特に何もする必要はないだろう・・・」

キメラ「その間に何かするのか?」

田村「ふむ、では新しい仲間を探そう」

キメラ「じゃあ俺はここで留守番している」

田村「頼んだ」

キメラ「おっと、2のためのキノコをくれ」

田村「ああ、そうだったな。ほら」

キメラ「くれぐれも交通事故に気をつけろよ。」

田村「わかっている・・・」バタン

キメラ「おい、2。キノコだ。」

2「うっ・・・ああ、ありがとう。やはり君とは違って特定の生物に寄生しているからか・・・同種が食べたくなる。」

キメラ「私は比較的何でも食べれるがな。」

最悪だ。コテが取れた

~~~~~~

幼女「ん・・・・・」

キメラ「おお、起きたか人の子よ。」

幼女「ん・・・?何これ」

キメラ「私か?私は・・・まあキメラと呼んでくれ。自由に動いてくれて構わないが、この部屋から出るなよ?」

幼女「ママと、パパは・・・?」

キメラ「・・・・・・・今日から私が君のパパだ。」

幼女「ママは?」

キメラ「今出かけている」

幼女「そうなんだ・・・」

~~~~~~

田村「・・・この一帯に不自然な仲間はもういないみたいだ・・・帰るか。」

~~~~~~

広川「田村さんか・・・おかえり。今回は何も拾ってこなかったようだね」

田村「見つからなかったわ・・・仲間は」

広川「その言い分だと・・・我々の組に入ってない仲間も?」

田村「ええ。この周辺に野良はいないわ」

広川「そりゃ結構なことだ・・・仲間たちが間違いを犯したらいつ我々に矛先が向くかわからないからな・・・」

田村「今は静かに、私たちの組みを広げることが大切ね。」

広川「ああ・・・。君も最近行動が激しくなってきていたからな。あまり行動しないのは失礼だが喜ばしいことだよ。」

田村「どうも・・・」

広川「ところで・・・君が先ほど拾ってきた子供は・・・なぜ拾ってきたのだ?」

田村「何・・・ただの興味本位だ・・・・」

広川「・・・そうか。」


草野(田村───やつは自分の興味のあることとなると、随分と口調が変わる・・・)

草野「それだけ奴が人に近くなってきたということか・・・。」

草野「・・・やはりあいつは危険だ・・・排除すべきか・・・」

田村(・・・おっと、部屋に行く前に少し野暮用があったな・・・)


田村「小林さん、この家族について調べてくれないか?」

小林「・・・田村さんが自ら仕事を頼むとは珍しい・・・わかった、仕事の合間に調べておく。」

田村「いや、出来るなら今すぐがいいわ。少し急なのでね。」

小林「・・・?分かった。調べよう。」

田村「済まないわ。」

~~~~~~~~

田村「今戻った。」ガチャッ

キメラ「!!あいつだ。あいつが新しいお前のお母さんだよ。」

幼女「新しいお母さん・・・」

田村「・・・?なんのことだ?」

キメラ『いや、済まないな。両親の居場所を問われて・・・』

田村『そういうことなら仕方がない。ちょうど、そのつもりだったしな。』

キメラ『・・・?どういうことだ・・・?』

田村「おい。」

幼女「あ、あの時の変な頭のおばさんだ!」

田村「単刀直入に言おう。お前の元両親は、私のような変な頭のやつに───」

田村「殺された。」


~~~~~~

キメラ「・・・」ガチャ

田村「・・・キメラか。・・・どうした。もう寝たのではなかったのか?」

キメラ「田村・・・昼間のあれだが、嘘・・・だよな」

田村「なぜ、そう思った?」

キメラ「昼間は信じていたが───害獣被害届・・・正確には、パラサイト被害届」

田村「・・・」

キメラ「そこにあいつの苗字は・・・母親しかなかったぜ」

田村「・・・それに何の関係が?」

キメラ「あいつの父親はパラサイト───そうだろ?」

田村「・・・」

キメラ「しかもその父親は今生きてどこかにいる・・・」

キメラ「親は一人しか殺されてはいない・・・」

田村「・・・例えそれが真実であったとしても───彼女の親はいない。それに変わりはない。」

キメラ「・・・」

田村「特に意味はない。説明がややこしかっただけだ。」

キメラ「・・・・・・本当にそれだけならいいんだがな。」

キメラ「時に田村。彼女の家はどこにするんだ?」

田村「別にここで問題はないだろう」

キメラ「いや、彼女は人間だし、子供にこの環境は辛い。別の家にしたほうがいいと思うんだが」

田村「・・・つまり私の家に済ませろと?」

キメラ「お前は役人だし、別に彼女の親族はいないから特に探す人もいない」

キメラ「その辺の保育園にでもあずけていたらいい。お前の養子としてな」

田村「・・・お前はパラサイトなのに実に人間らしい考え方をする・・・」

田村「わかった。考えておこう」

キメラ「ああ。それがいい・・・。」

田村「申請は取れたし、今日からお前は私の家に住むことになる。」

幼女「はーい!ありがとおばさん!」

田村「・・・ところで『パパ』。・・・お前はどうする?」

キメラ「私は・・・あいつの観察でもしてるよ。」

田村「そうか。・・・行くぞ」

幼女「はーい!」

キメラ「・・・行ったか」

田村「そうか・・・お前は私と同じ食べ物を食べるのだったな」

幼女「ハンバーグおいしー!」

田村(ハンバーグ・・・そういえば後藤がよく人間のステーキを食べていたな・・・)

幼女「ご飯おかわりー!」

田村「はいはい・・・ん?」

田村「凄い殺気だ・・・おい、お前はここで待ってろ」

幼女「えーなんでー」

田村「いいから!」クワッ

幼女「えー」

田村「・・・行ってくる」ガチャ

幼女「待ってよー!」ガチャ

幼女「・・・あれ?おばさんもういない・・・」

???「ニヤア」ヌッ

~~~~~~~~
田村「ボディーを破壊されても我々の細胞はしばらく脳波を出す」

田村「あなたが今身をもって感じているようにね」

田村「そしてそれは視界の外にいる相手が敵なのか味方なのかを識別する重要な材料でもあるはず」

田村「初めに言った───「動くな!」

田村「・・・これは一枚取られたわね」

田村「まさか仲間たちが、人質なんて手を使うなんて」

草野「・・・よくやった」

幼女「おばさーん!」

田村「しかものその風貌・・・今あなたが掴んでる子の親よ」

父親「ニヤア」

田村「ふっふっふ・・・・あははははは!!」

草野「!?」

田村「やっぱりあなた達は面白い!ふふ、先ほどの私刑はなんとも面白かったが・・・」

田村「・・・まさかここまで人のようになれるとは・・・パラサイトとはわからんもんだな」

父親「それ以上喋るな!こいつを[ピーーー]ぞ!」

田村「君たちのやり方は面白いが・・・」

父親「喋るなといったはずだ!」

田村「やはり私の方が一枚上手だったな」

父親「!?」

草野「!!おい!そこから逃げろォ!」

父親「!!」ぐちゃっ

幼女「きゃっ!」

田村「遅い・・・瞬時に反応できないとは・・・。やはり私たちは脆い」

父親「グ・・・ガ・・・」

田村「最初に言ったはずだ。我々が発する最も強い波長は敵意か殺意であると」

田村「目に見えてなくても脳波でわかる・・・しかし、その脳波があらゆるところから発していればどうだろうか?」

田村「当然どこにいるかわからなくなるはず・・・例えそれが地面の中だったとしても」

草野「しかし・・・なぜ地面でも生きられるのだ・・・!」

田村「───とある仲間を参考にした。それだけよ」

草野「───!!あいつか・・・!」

田村「やはり私の方が一枚上手だったようね」

田村「・・・自分がどこから来て何処へ行くかなんて人間っぽく考えたことある?」

草野「・・・・・・」

田村「さようなら。草野さん。・・・行くわよ」

幼女「う、うん・・・」

田村「・・・」ガチャ

幼女「ただいまー!」

幼女「赤ちゃん見てくるー!」

田村「ああ・・・」


アレー?アカチャンイナイヨー?


田村「!?なに!?」

田村「これは・・・」

幼女「?」

田村「・・・中々やるじゃない。探偵さん」ニヤ

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