ZOZORIGESU(20)
妹「お兄ちゃ~ん、お父さんから新しいゲームが届いたよ」
兄「そうか」
兄「俺の父はゲーム会社に勤めている」
兄「そしてたまに試作品のゲームがテストプレイ用として私達の手元に開発中の者が届くのだ」
妹「お兄ちゃん、誰と話してるの?」
兄「お前にはわからない誰かだよ」
妹「そんことよりさ!お父さんがくれたゲーム早くやろうよ!!」
兄「まあ待て。そう慌てるでない」
妹「なにしてるの、早くやろうよ」グイグイ
兄「あ~れ~」ズルズル
妹「お父さん今回はカードゲームの開発に参入してみたんだって」
兄「なんでもやるねぇあの親父は」
妹「なんかね『今話題のコンテンツはカードゲームだぁ~』とかいって開発に乗り出したんだって」
兄「まあ今は昔と違って大人でもTCGで遊ぶ人が増えてるらしいしな。まあ俺は興味ないけど」
妹「そんなこといわずにさやろうよ」グイグイ
兄「おまえ今日はいつも以上にグイグイ来るな」
兄「さては買収されたな?」
妹「スニッカーズ2本でお兄ちゃんを説得するように頼まれた」
兄「安い奴だな」
妹「そんなことないよ!ああ見えてもスニッカーズは結構高くなってきてるんだからね!!」
兄「安い奴ってのおまえのことだよ」
妹「どゆこと?」
兄「まあいいや。とりあえずやろうぜ」
妹「うん♪」
兄「んでそのゲームなんて名前よ」
妹「ZOZORIGESU」
兄「アマリリス?」
妹「お兄ちゃんはそれはみぎわさんのペットの名前だよ」
妹「私がいったのはZOZORIGESU」
兄「なにそれ?新種のエイリアンですか?」
妹「だから違うよ!お父さんが今開発中のカードゲームのことだよ!!」
兄「なんだよそのタイトル!どんなゲームか想像もつかねえよ!!」
兄「しかもZOZORIGESUって名前からして絶対流行らないだろ」
妹「でもお父さん、有名なイラストレーターにカードデザインを手掛けてもらってるから今回のプロジェクトが失敗したら会社が倒産しちゃうっていってたよ」
兄「このカードゲームにどんだけ会社の命運賭けてんだよ」
妹「とりあえず私たちが頑張ってこのゲーム流行らせようよ」
兄「そうだな。会社が倒産して家族全員路頭に迷っても困るし」
妹「さすがお兄ちゃん!そうこなくっちゃ」
妹「それじゃあはい」スッ
兄「んっ?」
妹「ルールブック」ニコ
兄「お前がルール覚えてるんじゃないのか」
妹「なにいってるのお兄ちゃん。私がこんな分厚い本を読めるとでも思ったの?」
兄「いやいやいや、ちょっと待ってください妹さん」
兄「これめっちゃ薄いよ」
兄「それにおまえがいつも読んでる漫画の方が何倍も厚いし文字だって多いよ」
妹「漫画は別脳だ!!」
兄「なに別腹みたくいってんの!いっておくけど全然うまくないからね!!」
兄「つうかルール覚える気全くないだろ!!」
妹「うん♪」
兄「あいかわらず返事だけはいいな」
~数分後~
妹「お兄ちゃんルール覚えた?」
兄「いちおう」
妹「じゃあ早速始めよう」
兄「へいへい」
兄「そしたらまずは」
妹「ゾゾルマスターデッキからレベル0のゾゾルマスターを選んでゾゾルゾーンに裏返しで置く」
妹「そしてデッキから7枚カードを裏向きでライフゾーンにおいて手札を5枚ドロー♪」
兄「お前ルールわかってんじゃん」
妹「だってお兄ちゃんルールブックみた後のシュミレーション長いから覚えちゃった」
兄「要領が悪くてすいませんね」
兄「それじゃ、じゃんけんで先攻後攻決めるぞ」
妹「OK」
兄「いくぞ!最初はグーじゃんけんポン!!」
妹「あ~負けちゃった」
兄「んじゃ俺が先攻な」
兄「それじゃいくぞ!!」
兄・妹「ゾゾルマスターオープン!バトルスタート!!」バッ
※ルールはこちらを参照ください※
ZOZORIGESU ルール
1.お互いゾゾルマスターデッキからカードを1枚選びゾゾルフィールド裏返しにおく
2.デッキから7枚カードを裏向きでライフゾーンにおく
3.デッキからカードを5枚ひく(引いたカードは手札になる)
4.ゾゾルゾーンのゾゾルマスターを表向きにしてゲーム開始
5.【ドローフェイズ】デッキから2枚ドロー(先攻のみ1枚ドロー)
6.【スタンドフェイズ】スリープ(横向き)のカードをスタンド(縦向き)にさせる
7.【チャージフェイズ】(手札1枚を自分のゾゾルマスターの下にエネルギーとして置く)※任意
8.【レベルアップフェイズ】(ゾゾルマスターの上にレベルの1つ高いゾゾルマスターを置く)※任意
9.【メインフェイズ】
[ゾゾルをシフト]※任意
手札からバトルフィールドにゾゾルをだす
(自分のゾゾルマスターのレベル以下のみだせる)
※バトルフィールドは三枠なので全ての枠が埋まっている状態でゾゾルをだす場合はゾゾルを一体トラッシュに置きゾゾルをシフトする
[ゾゾルエフェクトを発動]※任意
手札からエフェクトゾーンにゾゾルエフェクトをだす
(自分のゾゾルマスターのレベル以下のみだせる)
※ゾゾルエフェクトは使い捨てのカードで発動後はトラッシュへ送る。
カードによっては効果やシフトにコストを必要とするものがある
コストは自分のゾゾルマスターのエネルギーを規定枚数バーストすることで支払う。
【例】コストが「1」ならエネルギー消費は1
10.【バトルフェイズ】
ゾゾルでアタック
アタックかライトアッタクを宣言(先攻の1ターン目はバトルフェイズをとばす)
[アタック]
ゾゾルバトルはパワーが高い方が勝利。ゾゾルバトルに負けたゾゾルはバースト(破壊)されエネルギーとしてゾゾルマスターの下に置かれる
ゾゾルのアタック時、アタックしたゾゾルの目の前にゾゾルがいなければ相手にダメージ
(ダメージを受けたプレイヤーはエナジーゾーンからカードを1枚選び手札に加える)
[ライトアタック]
このアタックで相手のゾゾルを攻撃したときパワーが負けてもバーストされない。
アタックしたときデッキから1枚めくりエネルギーとしてゾゾルマスターの下に置く。
(ライトアタックでは相手プレイヤーにダメージを与えられない)
[ゾゾルバトルの引き分け]
お互いのゾゾルのパワーが同じであればお互いのゾゾルはバーストされない。
[ゾゾルマスターでアタック]
ゾゾルマスターの攻撃はバトルフィールドのゾゾルの有無にかかわらず相手にダメージ
[スリープ]
全てのゾゾルは攻撃後スリープ (横向きにする)
スリープされているカードは攻撃できない
[ガード]
相手のアタック時、ガードの効果を持つカードを手札からバーストすることで相手カードの攻撃を無効にする
[CP]
お互い1ターンに1度ゾゾルバトル中にCPの効果を持つカードを手札からトラッシュに置くことでバトル中の自分のゾゾルのパワーをCPの数値分アップできる。
(CPの効果はCPを持つカードのレベルが自分のゾゾルマスターのレベル以下で発動可能)
11.アタックが終了したらターンエンドを宣言。そして相手のターンへ移る。
勝利条件 相手のエナジーゾーンのカードが0にするか相手のデッキが0になると勝利
兄「俺のターン!ドロー」
兄「俺は【森の守り手ロッド】にエネルギーをチャージ」
【森の守り手ロッド】
レベル0 (種族)ガイアウォード
【効果】
なし
エネルギー0→1
兄「レベルアップフェイズ。俺はゾゾルゾーンの【森の声を聞く者ロッド】にレベルアップ」
【森の声を聞く者ロッド】
レベル1 (種族)ガイアウォード
【効果】
このカードのエネルギーに【森の守り手ロッド】が存在する場合、自分のターン中
自分のバトルフィールドに存在する(種族)がガイアウォードのパワーを+500
ロッド「よし!任しとけ!!」
兄「そしてメインフェイズ!俺は手札から【ロックビートル】と【樹魔ゼローム】をシフト」
【ロックビートル】
レベル1 (種族)ガイアウォード
【効果】
なし
【パワー】3000
【樹魔ゼローム】
レベル1 (種族)ガイアウォード
【効果】
自分のバトルフェイズ中、自分のバトルフィールドに存在する(種族)ガイアウォードのパワーを+500
【パワー】2000
兄「これでターンエンドだ」
妹「よし!私のターンだね」
妹「ドロー!!」
妹「【選ばれし者エミル】にエネルギーをチャージ!!」
【選ばれし者エミル】
レベル0 (種族)セントフェアリー
【効果】
なし
エネルギー 0→1
兄「レベルアップフェイズ。私はゾゾルゾーンの【選ばれし者エミル】をレベルアップ」
【立ち向かうエミル】
レベル1 セントフェアリー
【効果】
(永)自分のバトルフィールドに存在するセントフェアリーは相手のバトルフェイズ中パワー+500
エミル「よ、よろしくお願いします」ペコ
妹「メインフェイズ!私は【聖獣ガウレム】2体と【闘士マルク】をシフト」
【聖獣ガウレム】
レベル1 (種族)セントフェアリー
【効果】
なし
【パワー】3000
【闘士マルク】
レベル1 (種族)セントフェアリー
【効果】
(出)エンドフェイズまでこのゾゾルのパワーを+1000
【パワー】2000
マルク「頑張るぞぉ~」
ガウレム「ガアアアアア!!」
妹「バトルフェイズ!まずはガウレムでゼロームに攻撃!!」
ガウレム(パワー3000 ) VS ゼローム(パワー2000)
ガウレム「ウガアアアア!!」バシュッ
ゼローム「ピギャアアアア」パリィィィン
兄「やっぱりそうくるよな」
エネルギー1→2
妹「さらに私はマルクでダイレクトアタック」
マルク「やあっ!!」バシッ
兄「くっ」
ライフ7→6
妹「もういっちょ!エミルでアタック」
エミル「えいっ!!」バキ
兄「っ!!」
ライフ6→5
妹「いい感じ♪私はこれでターンエンド」
妹 ライフ7 手札3
バトルフィールド
【聖獣ガウレム】×2 【闘士マルク】
ゾゾルゾーン
【立ち向かうエミル】
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません