シンジ「綾波ってお母さんって感じだよね、ははは」(29)



チュンチュン…

シンジ「ぐぅ……」

「シンジ」

シンジ「すぅ……」

「シンジ、起きなさいシンジ」

シンジ「ん……今起きるよ……アスカ……」

「ふふ、誰と間違えているの?」

シンジ「ふぇ?」

レイ「起きなさいシンジ」

シンジ「!?」

レイ「朝ごはんできているわよ」

シンジ「綾波!?」



シンジ「綾波?な、何で綾波がここに?」

レイ「何言ってるのシンジ、いて当たり前じゃない」

シンジ「へ?」

レイ「だって私は」

レイ「シンジのお母さんなんだから」ニコッ

シンジ「!?」

レイ「ほら、早く朝ごはん食べちゃいなさい、今日は土曜だけどネルフで訓練があるんでしょ?」

シンジ「う、うん?」



レイ「ほーら、起きなきゃでしょ?」グイッ

シンジ「わ、分かったから、その、あんま近寄らないで」

レイ「何で?」

シンジ「朝で……その……」モジモジ

レイ「……ふふ」

シンジ「ご、ごめん」

レイ「いいのよ、男の子だもんね」

シンジ「!」

レイ「お母さん少し部屋から出ていた方がいいかしら?」クスッ

シンジ「綾波ぃ……////」カアア



シンジ「この目玉焼き、綾波が作ったの?」

レイ「そうよ、シンジに比べたら美味しくないと思うけど」

シンジ「ううん、そんな事ないよ」モグモグ

レイ「しっかり噛んで食べるのよ」モグモグ

シンジ(綾波と……向かいあって……)モグモグ

レイ「ん?何?シンジ」

シンジ「う、ううん!美味しいよ綾波!」

レイ「ありがと、お母さん嬉しい」

シンジ「……」

シンジ(冷静に考えたら何だこの状況!?)



ミサト「ふぁ……おはようシンちゃん」スタスタ

シンジ「おはようございます」

レイ「おはようございます」

ミサト「レイもおはよー、ふぅ、頭痛い飲み過ぎたー、コーラコーラっと」

ミサト「……」ゴクゴク

ミサト「ぷはーっ!やっぱ二日酔いにはコーラよねー」

レイ「お酒もほどほどにね、ミサトさん」

ミサト「そういうわけにはいかないのよねーん♪」

ミサト「……」

ミサト「レイ!!?」ガタタンッ



レイ「ふふ、びっくりさせてしまいました?」

ミサト「シンちゃんまさか……いつの間にかレイを連れ込んで……」

シンジ「ち、違いますよ!」

ミサト「スキンは付けたんでしょうね?」

シンジ「違いますって!もう!」

レイ「もうミサトさんったら、母と子でそんな事するわけないじゃないですか」

ミサト「母と子?え、あなた達そういうプレイ……」

シンジ「違います!」

ミサト「ま、まあ男は誰しもそういう趣味を持っているものよ、加持の奴だって……」

シンジ「誤解ですミサトさぁん!」



ミサト「なーるほど、朝起きたらいきなりレイがいたと」

シンジ「はい」

ミサト「レイもこういう面白い事するのね、意外だわ」

レイ「これまでシンジのお世話をして頂きありがとうございますミサトさん」

ミサト「いえいえこちらこそ♪」

レイ「これからは私がシンジの面倒を見ますのでミサトさんも楽になると思います」

ミサト「いえいえそんな、私こそシンちゃんに面倒を見て頂いて♪」

シンジ「もう……」

アスカ「ふぁ……」スタスタ



アスカ「シンジ、コーヒー」

シンジ「ちょっと待ってて」

レイ「私がやるからシンジは食べてて」

シンジ「でも……」

アスカ「どっちでもいいから早く淹れてよ」

レイ「ちょっと待ってねアスカちゃん」

シンジ「ごめんね綾波」

レイ「ううん」

アスカ「あー……ねむ……」

レイ「……」コポコポ

アスカ「ファースト!!?」ガタタンッ



アスカ「な、何であんたがここにいるのよ!?」

シンジ「はいアスカちゃんコーヒー」

アスカ「あ、どうも」

ミサト「レイ、私もお願いできる?」

レイ「ええ」コポコポ

アスカ「フー…フー…アチッ」ズズ…

アスカ「って、何であんたがここにいるのよ!?」

レイ「タクシーで」

アスカ「その何でじゃない!」

レイ「ふふ」

アスカ「笑うなムカつく!」



アスカ「つまりバカシンジが目覚めたらこいつがいたってわけ?」

シンジ「うん」

アスカ「何で?どういう事よ?」

ミサト「レイなりのジョークよ」

レイ「びっくりさせちゃった?」ニコッ

アスカ「何よその喋り方……不気味ね……」

レイ「あ、シンジ」

シンジ「なに?」

ひょいっ ぱくっ

レイ「お弁当ついていたわよ、ふふ」

シンジ「あ、綾波……////」ドキン

アスカ「!!?」



アスカ「……」

アスカ「ねえシンジ、あんたそのスープもう飲まないでしょ?」

シンジ「え?まだ飲むよ」

アスカ「あんたはもう飲まなくていいの!私はもっとスープを飲みたいの!」ガシッ

シンジ「ちょっと!」

レイ「おかわりならあるわよ?アスカちゃん」

アスカ「わざわざおかわりする程じゃないわよ!」ズズ

シンジ「何なんだよ……」

レイ「私もうスープ飲まないからシンジ飲む?」

シンジ「いいの?」

レイ「ええ、もうお腹いっぱい」

シンジ「ありがとう綾波」ズズ

アスカ「……」



ミサト「じゃ、私は一足早くネルフに行ってるから」

シンジ「いってらっしゃいミサトさん」

レイ「……」ゴソゴソ

アスカ「……何やってんのあんたシンジのタンス荒して」

レイ「シンジの着替えを用意してるの」

アスカ「バカシンジー!あんたのタンス荒されてるわよー!」

シンジ「え?」

レイ「ネルフに着ていくお洋服これでいい?」

シンジ「う、うん」

レイ「失礼のない格好していかないとね」

シンジ「そ、そうだね……」

アスカ「……」



アスカ「ちょっとバカシンジ!早く着替えなさいよ!遅れちゃうじゃない!」

シンジ「わぁ!まだ着替えてるよ!」

アスカ「たいした体してない癖に!」

シンジ「アスカ先に行けばいいのに……」

アスカ「……ふん」

レイ「アスカちゃん」

アスカ「な、何よ!?」

レイ「その格好でネルフに行くつもり?」

アスカ「そうだったら何だってのよ」

レイ「肌を出し過ぎよ?嫁入り前の娘はもっと慎ましい……」

アスカ「うるさいうるさいうるさーい!」





アスカ「……」スタスタ

シンジ「あ、あのさ、綾波」

レイ「なに?」

シンジ「手を繋ぐ必要は……あるのかな?」

レイ「シンジがはぐれたら大変でしょ?」

シンジ「う、うん?」

アスカ「……」

レイ「アスカちゃん」スッ

アスカ「は?」

レイ「アスカちゃんもおてて繋ぎましょ?」

アスカ「はぁぁぁぁぁぁあああああ!!?」



アスカ「ブツブツ…」

シンジ「ところで綾波、その紙袋何が入ってるの?」

レイ「ネルフの皆さんにご挨拶をと思って」

シンジ「へ?」



ネルフ

レイ「いつもうちのシンジがお世話になっております」ペコリ

ミサト「いえいえこちらこそん♪人類の命運を背負ってもらってまして♪」

レイ「これ、粗品ですが最中です」

ミサト「まあ、これはこれはご丁寧に、日向君、お茶」

日向「は、はい」

マヤ「レ、レイどうかしたんでしょうか……」

青葉「さあ……」



リツコ「……ちょっとミサト」

ミサト「何?」

リツコ「レイどうしたの?精神汚染?」

ミサト「レイはシンジ君のお母さんなのよ♪」

リツコ「は?」

レイ「リツコさん」

リツコ「な、なに?」ビクッ

レイ「いつもうちのシンジがお世話になっております」ペコリ

リツコ「レイ?何の真似?」

レイ「あの……シンジが何か失礼を?」

リツコ「いえ、シンジ君ではなくあなたに……」

レイ「申し訳ありません!でも悪い子ではないんです!」ペコペコ

リツコ「ど、どうも……」



女子更衣室

アスカ「……」ヌギヌギ

レイ「……」ヌギヌギ

アスカ「ちょっと」

レイ「はい?」

アスカ「あんたいつまでふざけてるつもりよ?」

レイ「ふざけているって……何がでしょうか?」

アスカ「それよ!今!この態度!」

レイ「……」

アスカ「何よその目は!?」

レイ「アスカちゃん、何か悩み事があるの?」

アスカ「は!?」



レイ「多感な時期ですものね」

アスカ「ふざけないで!」

レイ「私で良ければ相談に乗るわよ?」

アスカ「誰があんたなんかに!悩み事なんかないわよ!」

レイ「……そう、じゃあ私は先に行っているわね」スタスタ





アスカ「……」イライラ

アスカ「何なのよあいつ……」



ミサト「じゃあ始めるわよん」

レイ「シンジ、お母さんがついてるからね」

シンジ「う、うん」

ミサト「ぷぷぷ」

アスカ「ミサト!早く始めて!」

ミサト「あいよ」

アスカ「……」イライラ



訓練後

ミサト「ユーアーナンバーワーン!」

シンジ「えへへ」

レイ「凄いじゃないシンジ!」

アスカ(バカシンジに……負けた……?)



女子更衣室

アスカ「まいっちゃうわよねー」

レイ「……」

アスカ「でも無敵のシンジ様に頼ればいいんだから気楽になったもんよねー」

レイ「……」

アスカ「あーあ、これからはシンジと話す時敬語にした方がいいかしら?」

レイ「……」

アスカ「でも私敬語よく分からないしー」

レイ「お疲れ様、アスカちゃん」

プシュンッ


アスカ「……」

アスカ「……クソッ!」ガンッ!



アスカ「何で……!」ガンッ!

アスカ「何で私があんな奴に……!私は……私は一番じゃなきゃ……!」

レイ「アスカちゃん」

アスカ「何よあんた!まだいて……」

だきっ

アスカ「!?」

レイ「……」

アスカ「何よ!離れなさいよウザったい!」

レイ「アスカちゃん」ナデナデ

アスカ「はぁ!?離れろ!殺すわよ!?」

レイ「よしよし」ナデナデ

アスカ「……」



ミサト「あら?レイとアスカはまだかしら」

シンジ「いませんね」

マヤ「着替えにしては時間がかかり過ぎていますね」

ミサト「何してんのかしら、ちょっち様子見てくるわ」スタスタ




女子更衣室

ミサト「レイー、アスカー、いるのー?」

ミサト「……」

ミサト「入るわよー?」











アスカ「ママ……ママ……」チューチュー

レイ「よしよし」ナデナデ

アスカ「ママ……おっぱいうまうま……」チューチュー

レイ「ほらげっぷしないと」トントン

アスカ「……けぷっ」

ミサト「リツコォォォォォォ!!!おっぱいがレイのアスカ吸ってるぅぅぅぅぅ!!!」

アスカ「ママー」

おわり

キャラが崩壊しちゃってたけど
これ今までの
http://blog.livedoor.jp/toaruneet/


目覚めたか

oh…

やっぱりお前か。おつ。

>>10
シンジの顔にくっついてたのはお米でいいんだよな?

>>28
まあ主にご飯粒だな。
しかし「お弁当つける」って表現久しぶりに見たわ。

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