男「グリードだって?」アンク「ああそうだ!」(70)

映司「みんな待ってるから急がなくちゃ」

映司「クスクシエに行くのも久しぶりだな」

映司「アンク、また比奈ちゃん達に会えるよ」

映司「あれ!?アンクのメダルが無い!」

イケメン「やあ男くん、今日も友と二人かい?」

男「うん、まあ」

イケメン「悪いな男くん、僕は女の子たちと一緒さ」

友「なあ男」

男「何だ?」

友「あいつと一緒にいる女の子」

男「ああ、俺の姉と幼馴染、そして可愛い幼馴染とこの学園の生徒会長」

男「少し前まで俺のそばに居たんだよな」

友「そりゃ災難だな」

友「おい男、校門前に人だかりが出来てるぞ」

男「本当だ、言ってみよう」

生徒1「ツチノコだ!ツチノコがいるぞ!」

アンク「つ、ツチノコじゃねえ!」

生徒2「違うよ、誰かの手袋だよ」

生徒3「こんな派手なの誰もつけねえだろ」

アンク「手袋じゃねえ!」

生徒4「わっ!喋った!」

アンク「最初から喋ってるんだよ!」

友「男、あれ何だ?赤い手袋が喋ってるぞ」

男「白昼夢じゃないか?イケメンの存在も夢ならいいのに」

友「それは言えてるな」

友「やっべ、授業が始まる、急ぐぞ男!」

男「今日は起こしてもらえなかったんだ!」

友「そんじゃまた昼な、お前とクラス別だからな」

男「いいなお前、俺なんか幼馴染と会長、イケメンとまでクラス一緒なんだよ」

映司「仕方ない、とりあえず電話しよう」

映司「比奈ちゃん、ちょっと良いかな?」

比奈「どうしたの映司くん?」

映司「知世子さん達に送れるって伝えといて」

比奈「え?何かあったの?」

映司「アンクのメダルが無くなったんだ!」

映司「しっかり鍵付きのケースに入れて保管してたのに、中身だけどっか行っちゃったんだ!」

比奈「私達も探しに行こうか?」

映司「いいよ、俺だけで探すよ」

比奈「うん、わかった」

映司「…とりあえず駅まで戻ってみよう」

友「よう、来てくれたか、昼飯食おうぜ」

男「イケメンがいるかもしれないから屋上でいい?」

友「うん、いいぜ」

イケメン(…)

イケメン「みんな、今日は屋上でごはん食べようぜ」

幼馴染「いいけど」

後輩「もちろん」

会長「それもいいな」

姉「うん、屋上もたまにはいいよね」

友「あれ?今日はコンビニ弁当か?」

男「まあな」

友「姉さんは弁当二つ持ってなかったっけ?」

男「今日は姉さんがイケメンに弁当を作る日なんだ」

友「そうなんだ」

友「でもせっかくの食事なんだ、楽しい話しようぜ」

男「今朝のツチノコのことか」

友「ありゃどう見ても手袋だろ」

イケメン「それでね…」

幼馴染「うんうん…」

友(イケメン、近くに居るのか?)

友「なあ男、やっぱ下で食べないか?」

男「何だよ、途中なのに」

イケメン「やあ君達もここに居たのかい?」

イケメン「姉さんの弁当とても美味しかったよ、味付けまで最高でね」

イケメン「幼馴染のもいいけどちょっと塩味が濃すぎるんだ」

イケメン「おや?君はコンビニ弁当かい?」

友「ほらな、急ごう」

男「わかった」

イケメン「あ!君達!」

先輩「いいじゃないです、放っておきましょう」

友「全く、あいつ嫌味のつもりだな」

男「うん、なんとなく分かる、今朝だって見せつけてきたし」

友「そういやイケメンの奴手袋には見向きもしなかったな」

アンク「誰が手袋だ!」

男「わっ!今朝のツチノコ!」

アンク「どいつもこいつも…俺の名前はアンクだ!」

友「アンコ?」

アンク「違う!まあいい、この学園に怪しいヤツとか居ないか?」

男「アンク」

アンク「俺は例外だ!」

友「どう見ても怪しいのに」

アンク「さっき言ってたイケメンとか言う奴はどうなんだ?」

友「ああ、あいつは数か月前に転校してきたんだ」

友「それくらいからだっけ?学校で変なことばかり起きるのは」

友「校庭に変なマークが書かれたり学校のガラスが割られたり」

男「俺の周りの女の子があいつに乗り換えたり」

アンク「どうも怪しいな」

友「あ、でもあいつが来てから良くなったとこもあったっけ」

友「遅刻が減ったり掃除する生徒が増えたり」

男「一部の生徒はイケメンのおかげなんて言ってる」

アンク「ますます怪しいな、ところでそいつ弁当を食べておいしいとか言ったことあるか?」

男「さっきも言ってた、味付けのことまでしっかり」

アンク「そうか…」

アンク(おかしいな、この学園からグリードの気配がしたはずなんだが…)

駅員「割れた赤いメダル?ちょっと待ってて」

駅員「吉夫くん、そっちには無いか?」

駅員2「ありません」

映司「そうですか、ありがとうございます」

映司「空港にも電話してみよう」

友「男、放課後用事ない?」

男「うん」

友「お前の家に行っていいか?」

男「いいよ、姉さんも居ないし」

幼馴染「……」

友「あれ?幼馴染はイケメンと一緒じゃないのか?」

幼馴染「…」

友「何だよ!離れろ!」

男「幼馴染!何やってるんだよ!」

友(苦しい…息が…)

男「いい加減にしろ!」

幼馴染「…」

男「ようやく離れたか、おい友、大丈夫か?」

男「友?友!?」


アンク「やっぱヤミーが居たか?」

男「うおっ!友が金髪になって起き上った!」

アンク「いや、ただこいつの体を借りてるだけだ」

男「借りてるって…」

アンク「こいつ、俺が離れたら十分も持たない」

アンク「やはりヤミーの仕業か」

男「ねえ?ヤミーって何?」

アンク「メダルとグリードの話が先だ」

アンク「コアメダルってのは昔の錬金術師が人工の命を作るために作ったメダルだ」

アンク「セルメダルってのは人間の欲望から生まれたメダルだ」

アンク「んでもって俺達グリードは核となるコアメダルを中心にセルメダルが集まり、体が完成する」

アンク「ヤミーって言うのはグリードがセルメダルを集めるために作るセルメダルだけの怪人、つまり俺達の食事だ」

映司「あそこに居るのはアンク…いやまさか」

アンク「おい映司!」

映司「やっぱり本物だ!」

映司「良かった!ところでその人は誰?その体は誰の?」

アンク「紹介する、こいつは男、んでもってこの体はこいつの友達のだ」

アンク「またヤミーが現れたんだ」

映司「お前が作ったんじゃないだろうな」

アンク「まさか、俺のグリードならどこかに巣があるはずだ」

映司「じゃあ誰なんだよ」

アンク「それが分かったら苦労しねえ」

映司「電話だ、ちょっといい?」

映司「もしもし?」

比奈「映司くん、アンク見つかった?」

映司「うん、まあ、じゃあ切るね」

男「人間の欲望ってことは元の人間が居るんじゃないか?」

アンク「知りたいのか、その欲望、ちょうどいい!」チャリーン!

映司「アンク、何やってんだよ!」

アンク「まあいい、見てろ」

白ヤミー「クルッポー!」

映司「あれ?このグリード小さくない?」

男「ヤミーってこんなもんなの?」

アンク「んな訳あるか!」

映司「失敗した?」

アンク「これはこう言うヤミーなんだよ!」

映司「ケシゴムロイド的な?」

アンク「まあそうだ、こいつで情報を探ればいい」

映司「とりあえず電話しとこう」

映司「もしもし比奈ちゃん?今からそっち行くね」

比奈「うん、わかった」

後藤「火野の奴何だって?」

比奈「今から来るって」

知世子「アンクちゃんも来てくれるかな」

後藤「それは無理だと思います」

映司「みんな!待たせてごめん!」

知世子「やっぱり来てくれた!」

比奈「どうなってるの…」

伊達「アンコだけじゃないらしいぜ」

男「あ、俺は男です」

信吾「男君の椅子持ってくるよ」

映司&男「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」

比奈「そうだったんだ…」

伊達「ふうん、またヤミーが出たのか」

後藤「アンク以外も復活してるのか?」

アンク「さあな、俺のメダルも一枚しかねえ」

アンク「復活してても恐らく俺と同じだ」

男「じゃあ俺そろそろ帰ります、代金ここに置いときますね」

知世子「待って男君」

知世子「今日ここに泊まっていいよ」

男「じゃあお言葉に甘えて」

アンク「態度の切り替え早!」

まあそう
最終回後映司が旅に出る→日本に戻る(ここでアンク復活)→比奈ちゃん達に会いに行く
他のグリードはネタバレになるから言わない

もうちょっとだけ

イケメン「おや?君今日は一人かい?」

男「友は風邪で休むらしい」

男(ミイラ君、あいつを探ってくれないか?)

白ヤミー「ポッポー!」

イケメン「おや、鳩の鳴き声が聞こえたような」

幼馴染「気のせいよ」

イケメン「そうか、男くん、君も遅刻しないようにね」

生徒1「何だ男、今日は一人で食事か」

男「ほっといてくれ」

生徒2「あの友が風邪ひくなんて想像出来ねえよな」

男「鬼の攪乱って奴かな」

映司「おかえり男くん」

男「ただいま」

男(姉さん、前はおかえりって言ってくれてたのに…)

アンク「で?情報は集まったか?」

白ヤミー「ハトポッポー!」

男「うおっ!ミイラじゃなくなった!」

ハトヤミー「学校に居るヤミーは数は複数、一体のグリードが作ったヤミーだ」

ハトヤミー「だが宿主の人間が見当たらない、恐らくグリードが自分で作った奴だろう」

ハトヤミー「タイプは寄生型、屑ヤミーのような微弱な気配だが屑ヤミーと違って大量のセルメダルが蓄積されてる」

ハトヤミー「あくまで推測だが屑ヤミーから進化する可能性がある」

男「情報ありがとう」

映司「グリードの仕業ってのは確実だが一体誰の仕業だ?」

アンク「屑ヤミーを使うのはウヴァだけだ、しかし寄生タイプはカザリの得意技」

アンク「宿主が居ないってことはガメルか?いや、複数を同時に作るのはメズールだ」

アンク「恐竜は無いとしてだ…新しいグリードでも居るのか?それとも合成ヤミーか?」

映司「情報が増えたのによけいわからなくなった」

アンク「まあいいや、明日俺も学校に行ってみる」

映司「それはまずいって」

アンク「やっぱそうか、じゃあ学校が終わる時間に校門前で居座ってる」

アンク「怪しい奴が居たらヤミーにそいつを追わせる」

男「そういや、今日はイケメンの後を追わせたのにヤミーの話ばっか」

アンク「あいつも十分怪しいがあいつには味覚がある、それにメダルの気配もしなかった」

アンク「俺みたいにしてるなら話は別だが」

本日はこれで終わりです。

アンク「学校終わるの遅すぎるぞ!」

映司「むちゃ言うなよ」

警官「ちょっと君たちここで何してる?」

映司「人を待ってるんです」

警官「誰なんだ?」

アンク「分かったら苦労しねえ」

警官「怪しいな、ちょっと来てくれないか」

後藤「あれ?あいつらは火野とアンク」

後藤「おい、お前ら何やってる」

アンク「ヤミーについての調査だ」

後藤「ちょっとこっち来い」

後藤「一体何のつもりだ!」

アンク「さっきも言っただろ!ヤミー調査だ!」

後藤「グリードならその手のことぐらい」

映司「分からないから困ってるんです」

アンク「そうだ、ヤミーに鴻上の事調べさせよう、あいつなら何か知ってそうだ」

男「ふう、遅くなった、何せ急に集会だもんな」

アンク「遅いぞ男!」

映司「男くん、何かわかった?」

男「いや、そういやヤミーは?」

アンク「怪しい奴追わせてる」

映司「アンク、怪しい奴って言い方は!」

アンク「年中誕生日祝ってる奴だ、怪しいだろ」

後藤&男「アンクが言うな」

鴻上「ハーッピバースデートューユー!」

ハトヤミー「クルッポー」

里中「お客さんです」

鴻上「入ってくれ、ヤミー君」

ハトヤミー「この俺が見つかるとは」

鴻上「君の知りたいことは何かね?ヤミー君」

ハトヤミー「コアメダルの復活の理由、そして他のコアメダルの行方だ」

鴻上「素晴らしい!特別に教えよう!」

鴻上「実は先月、コアメダルの復元装置を開発したんだ」

鴻上「しかしそれには人間の大きな欲望が必要だ」

鴻上「成功したのはアンク君のメダルただ一枚なんだ!」

ハトヤミー「すると、他のグリードは存在しないと」

鴻上「いや、それが第二の質問に対する答えだ」

鴻上「実は先月、ドクター真木が独断で作っていたコアメダルを我々が発見した」

鴻上「しかしそのメダルは我々の前でグリードとなり、どこかに行ってしまった」

ハトヤミー「そのグリードについての情報は?」

鴻上「残念ながら私も知りたい」

ハトヤミー「そうか、残念だ」

鴻上「ところでヤミー君、情報量はいくらだ?」

里中「セルメダルを10枚ほど」

ハトヤミー「仕方ない、持っていけ」

時間ないから今日は終わり

アンク「おい、鴻上の所で何か探れたか?」

ハトヤミー「もちろん、本人から聞き出せた」

アンク「聞き出しただと?」

ハトヤミー「セルメダル十枚と引換の情報だ!」

アンク「メダル取られたのか?」

ハトヤミー「そうだ、だが情報を聞き出したおかげでメダルは増えた、差し引きならこちらが上だ」

ハトヤミー「では本題に入ろう」

ハトヤミー「どうやら鴻上ファウンデーションがコアメダルの復元装置を作っていたらしい」

ハトヤミー「使用には強い欲望が必要なようでアンク殿のコアメダル一枚しか復元できて無いそうだ」

ハトヤミー「それと、ドクター真木が作ったコアメダルと言うのがが存在するらしい」

ハトヤミー「話によればそれがグリードになったようだ」

ハトヤミー「ドクター真木の家を調べてみれば情報があるかもしれん」

ハトヤミー「だが鴻上ファウンデーションの力で見つからなかったなら無いと考えるべきか」

映司「つまりそのグリードが怪しいってことだね」

アンク「ドクター真木も厄介なモン残して、何のつもりだ?」

アンク「まあいい、おいヤミー、今度はドクター真木の家探ってこい」

ハトヤミー「うむ、了解」

男「グリードって怪人だよね?どうやって戦うの?」

映司「それ忘れてた」

映司「後藤さん、バースドライバー貸してくれない?」

後藤「あれは鴻上会長の所持品だ、借りたいなら直接行って来い」

アンク「いや、グリードにバースで挑むのは不利だ」

アンク「やっぱりオーズ、それもコンボを使うしか…」

映司「アンク、メダル持ってない?」

アンク「タカしかねえよ!」

映司「やっぱ無理か…」

アンク「コアメダルなんて都合よく転がってねえよな…」

アンク「おい映司、明日鴻上の所に行くぞ」

映司「行くって、まさかコアメダルを直す機械を…」

アンク「そのまさかだ」

後藤「なら俺も行く」

鴻上「それは無理だよ!」

アンク「うぉっ!」

知世子「アンクちゃん!鴻上さんからテレビ電話!」

アンク「ったく!」

鴻上「コアメダルを直したいって言う欲望を使おうと思ったのかね」

アンク「悪いか!」

鴻上「私も同じことをしたよ、でも無理だった」

アンク「じゃあバースドライバー貸せ!不利でも使うしかねえ!」

鴻上「レンタル料はセルメダル千枚」

伊達「じゃあ俺と後藤ちゃんが使うってのなら」

鴻上「それでいい!」

アンク「何で俺達には…」

鴻上「オーズになれるのは火野君しかいない、それだけだ」

アンク「おい待て!」

アンク「ちっ、切りやがった」

映司「鴻上さんも相変わらずだね」

アンク「手軽な欲望と言えば…」

男「俺じゃ無理かな…」

アンク「そうだな…おい男、イケメンの予定聞き出せ」

男「姉さんに聞いてみる」

男「もしもし姉さん、明日休みだけど何かするの?」

姉「明日の二時にイケメン君達とデート」

男「わかった」

男「明日の二時、姉さん達とデートだって」

アンク「よし、予定は決まりだ」

伊達「それでアンコ?俺達は何をすればいいんだい?」

アンク「お前と後藤はバースに変身、あとは鴻上の所の装置だ」

後藤「お前も諦めが悪いな」

アンク「いや、欲望なら見つかった」

アンク「男、明日の二時だ」

男「わかった、明日は姉さんの後を追いかけよう」

アンク「全員だとまずい、それは男に任せた」

とりあえず今日は終わり

姉「でねイケメン君、ここ行きたいんだけど」

イケメン「うんうん、でもみんなの意見も聞かないと」

姉「みんなにはもう聞いてるよ」

男(イケメンの奴、あんな風に手つなぎやがって)ブブブブ

男「もしもし、男ですけど(マナーモードでよかった)」

幼「ねえ、今日暇?」

男「うん、暇だよ」

幼「私はイケメン君とデート」

男「わかった(自慢かよ…)」

男(やっべえ、姉さん達見逃した)

イケメン(ククッ…)

アンク「男の奴うまくやってるかな…」

映司「gps付き携帯だから大丈夫だよ」

ハトヤミー「アンク殿、大変な事実が発覚した」

伊達「おっ!ニワトリちゃん!」

後藤「伊達さん、それはハトです」

ハトヤミー「イケメンの正体は五感のあるグリードだ」

映司「?」

ハトヤミー「厳重に保管していた情報だった…」

ハトヤミー「ドクター真木はある日そのグリードのメダルを発見した」

ハトヤミー「しかし世界を終わらせようとしたドクター真木のことだ」

ハトヤミー「欲望を満たせるグリードなど不要、それどころか鴻上会長に見つかれば利用される」

ハトヤミー「それで自分が作ったことにした」

ハトヤミー「しかしドクター真木の死後、そのメダルは解放された」

ハトヤミー「そのメダルの封印が解かれ、グリード、イケメンが出来た」

アンク「グリードの名前がイケメンってのもおかしくねえか?」

ハトヤミー「名前がわからない、仕方ないだろ」

ハトヤミー「しかしヤミーの作り方は分かった」

ハトヤミー「奴は自分の欲望をセルメダルに宿し、それを割って複数の人間に入れる」

ハトヤミー「そのメダルは屑ヤミーとなって人間を支配する」プルルル

アンク「男から電話だ」

男「もしもし?」

アンク「どうした迷子か?それとも遊んでんのか?」

男「遊びでグリードと追いかけっこは出来ないって!」

アンク「何?おい映司行くぞ!」

映司「わかった」

アンク「例の機械はあるんだろうな」

後藤「鴻上会長から借りてきた」

会長「ウー…ッ!」

イケメン「尾行はもっと上手にね」

イケメン「もっとも君にはもう関係ないけど」

後輩「アーアーッ!」

幼馴染「…」

姉「オー!」

イケメン「死ね!男!」

伊達「そうは問屋が卸さねえ!」

イケメン「貴様誰だ!」

伊達「伊達明、リターンズ!」

バースドライバーd「カポーン!ドリルアーム!」

伊達「もらった!…おうっ!」

幼馴染「…」

伊達「人質とは卑怯な野郎だ!」

イケメン「人質だと?」

姉幼後会「ウーッ」

後藤「全員からヤミーが」

ハムスターヤミーabcd「デートの邪魔とはいい度胸だ!」

後藤「自分から人質を解放とは、舐められたもんだな」

バースドライバーg「キャタピラレッグ!ショベルアーム!」

ハムスターヤミーa「解放だと?」

伊達「おうっ!」

ハムスターヤミーb「違うな」

後藤「くっ!」

ハムスターヤミーc「窮屈な体を捨てただけだ」

伊達「おわっ!」

ハムスターヤミーd「こいつらにはもう用はねえ」

後藤「ぐはっ!」

イケメン「そうだ、君達に僕の素顔を見せてあげる」

アンク(あんなグリード見たことねえ)

イケメン「僕の名前はネトルさ」

ネトル「五感っていいよね、そこの手袋とは大違いだ」

アンク「何だと!」

映司「アンク落ち着けって!」

後藤(アンクの奴、本当にコアを復元できるのか?)

伊達(時間稼ぎなんて厄介な役押しつけやがって)

アンク「おい男!あの女達をどうしたい?」

男「それは、取り戻したいと思う」

アンク「だったら取り戻したいと強く願え」

男「わかった」

男(幼馴染は昔からの付き合い)

男(姉さんは俺の家族だ)

男(会長は俺の初恋の相手)

男(後輩の無くした物を徹夜で探したこともあった)

男(ぽっと出の奴に奪われていい物なんか一つもねえ!)

アンク「映司!今だ!スイッチを付けろ!」

映司「わかった」パーン!

アンク「うまくいったな、これでオーズに変身できる、おい映司!」

映司「わかった!変身!」

オースキャナー「タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!」

男「すげえ…上下三色だ」

映司「後藤さん!伊達さん!」

後藤「遅いぞ火野!」

伊達「オーズ、リターン!」

ネトル「何それ?今時流行ってるとでも思ったの?」

映司「さあね、今の流行は指輪じゃない?」

ネトル「まあいい、こんな奴ヤミーで十分だよ、やっちゃって」

ハムスターヤミーabcd「わかった!」

後藤&伊達「そのヤミーは俺達で十分!火野!行け!」

映司「わかった、ありがとうございます」

ネトル「何?一騎打ちってわけ?無駄無駄、コンボじゃなきゃ僕には勝てないって」

映司「さあ、どうだかね」

ネトル「じゃあ行かせてもらうよ!」

映司「消えた!?」

ネトル「後ろだ!」

映司「あれ?」

ネトル「右だ!左だ!」

映司「どこだ!?」

ネトル「下だ!」

映司「おわっ!」

ネトル「あっけないなあ、そういや君のメダルももらおうか」

映司「こいつ、地面を潜れるのか」

ネトル「察しがいいねえ」

映司「ここは逃げるしか…」

ネトル「無駄無駄、僕からは逃げられないよ…あれ?どこだ?」

映司「空中にお前は潜れない!」

映司(バッタの足が役に立った…)

ネトル「何!上だと!」

映司「ここだ!」

ネトル「コアメダルまで、ちくしょおおおおおおお!」

映司「これ、コアメダルの三枚揃い!!」

映司「そういや君、コンボじゃなきゃ倒せないんでしょ?」

ネトル「まさか!」

映司「じゃあそのコンボを見せてあげる」

オースキャナー「コウモリ!モグラ!ウサギ!モ・リ・グ・ラ・サ・ギ~!」

映司「うおおおおおおおおおお!」

後藤「何だ?」

アンク「映司、うまく行ったようだな」

ハムスターヤミーabcd「耳が!いてえ!」

伊達「ともかく今がチャンスだ!」

後藤「わかりました伊達さん!」

バースドライバーdg「セルバースト!」

伊達&後藤「シュート!」

ハムスターヤミーabcd「ウガアアアアアアアア!」

ネトル「これが、僕のメダルのコンボ」

ネトル「素晴らしい!この力も手に入れたい!」

映司「じゃあ自分の体で味わうんだな!」

ネトル「消えた!」

映司「右だ!左だ!下だ!」

ネトル「その手は食わねえ」

映司「上だ!」

ネトル「何!」

映司(やっぱり、壁を登れば上にも行ける)

ネトル「壁抜けとは猿まねもいいとこだな」

映司「この辺で終わりにしない?」

ネトル「何!終わるのは貴様だ!」

オースキャナー「スキャニングチャージ!」

ネトル「み、耳が!」

ネトル「奴の姿が!地中か!」

映司「ハー!セイヤー!」

ネトル「地中から連続蹴りか!」

ネトル「ウワアアアアアアアアアアア!」バーン!

映司「終わったな」

アンク「コアだコア」

アンク「映司の奴をのけて四枚、うち一枚は意識がある」

アンク「使えるのは三枚か…」

映司「アンク、どうかした?」

アンク「いや、便利な物が手に入ったんだ」

映司「あれ?アンクが二人」

男「いや、片方は友です」

友「あれ?俺何してたんだ?」

男「友!無事なのか!」

友「もちろんさ!」

映司「ってことは…」

アンク「思った通りだ、こいつのコアで五感が手に入る」

アンク「てめえの言いたそうなことはわかるぞ」

アンク「こいつは俺自身の体をこいつのコアで補ってるだけだ」

アンク「だが、人間の時と変わりはしない」

映司「やった!」

アンク「そういやアイス一年分の残り、まだだったな」

映司「え?」

後藤「アンクの奴、感動壊しやがって」

伊達「まあいいや、アンコらしいし」

鴻上「で?機械の使用量はこれかね?」

アンク「悪いか?」

鴻上「いや、これ一枚で十分さ!」

アンク「そうか…(意識の入ったコアは処分できた)」

アンク(これからすることは…)

クスクシエメンバー「男くん!誕生日おめでとう!」

姉幼会後「おめでとう!」

男「すっかり誕生日忘れてた」

友「俺も」

男「お前あとで説教な」

友「ええ!」

映司「男君達も幸せそうだね」

映司「そういやアンク、これから何する?」

アンク「別に、お前は?」

映司「また旅に出ようと思うんだ」

アンク「アイスは食えるのか?」

映司「食べれそうな国でも回ろうか」

アンク「乗った!」

男「グリードだって?」アンク「ああそうだ!」
とりあえずここで終わりです、感想とか待ってます。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom