テマリ「明日は家族でお出かけをしよう」 (203)



皆で夕食のキノコハンバーグをパクついている最中、テマリが突然切り出した。


シカマル「はあ? お出かけ?」


テマリ「そうだ。お出かけだ。木の葉・雪まつりってのがあるらしい」


シカマル「やだよ、めんどくせえ……」


心底嫌そうな顔で応じるシカマル。

休日は家でゴロゴロすることに決めているのだ。

家族サービスなんぞに貴重な時間を割くなんてありえなかった。



テマリ「めんどくさいとはなんだ! ほら、シカダイだって行きたいよな!」


シカダイ「行きたくねーよ、めんどくせえ……」



シカダイはそう言いつつ、こっそり母親のハンバーグにフォークを伸ばした。

テマリはシカダイの手をぴしゃりと叩いて、代わりにピーマンをドサドサと皿に盛る。



テマリ「ほらそういうとこだ!! そういうとこがお前ら無気力親子のダメなとこなんだ!!」


シカマル「あーあー! うるせえうるせえ! 俺もシカダイも行きたくねえって言ってんだろ! そんなに行きたきゃ一人で行ってこい!」


テマリ「家族で行かなきゃ意味ないんだよ! たまには家族サービスしろ、お前!」



そこから始まる夫婦喧嘩。

といってもシカマルは女は殴らない主義なので、一方的に痛めつけられて終わる。



テマリ「俺も行きたいって言え!」


シカマル「死んでも言うか! 痛だだだだ! 折れる折れる!」





シカダイ「ホントめんどくせえな、この二人……」


シカダイは溜息をついて、両親のハンバーグにフォークを突き立てた……。



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オナロウ!?オナロウか!?

>>2
いや落ち着け! まだよくわからん………



***


テマリ「うぅ……くっそォ……何でだよ……。休日は家族でお出かけって法律で決まってるのに……」


シカマル「決まってねえよ。それよりこうやって布団にくるまってみ? 明日は一日中こうしていられるんだぜ? 幸せ! ////」



夜中、背を向けて寝るテマリはハラハラと涙をこぼしているのだが、シカマルはそんなことを少しも意に介さない。



テマリ「こんなやる気なし男と結婚したばっかりに……。ぐすッ……息子にも遺伝させやがって……」


シカマル「アイツは俺に似てて可愛い」


テマリ「全然子どもらしさがないんだよッ! いちご狩りに誘っても、芋ほりに誘っても、いつもいつもめんどくせえめんどくせえって! もっとはしゃいで喜べよッ!」


テマリはイライラと悔しさで布団をバンバンと叩いた。



シカマル「まぁいいじゃねえか……。子どもだってそれぞれだ。明日は俺とシカダイは家でのんびり過ごし、お前は雪まつりを楽しむ。決定」


テマリ「……。分かった。そこまで出かけたくないなら私も家で過ごす……」


涙目で呟くテマリ。

家族で楽しいひと時が過ごせるなら、別に無理して出かける必要はない。



シカマル「い、いや、お前は行ってこいよ。きっと楽しいぞ」


テマリ「明日は家族でトランプとかボードゲームとかする……」


シカマル「む、無料で鍋が食えるそうだぞ。行ってこいって。絶対楽しいから」


テマリ「……。ならお前も一緒に来てくれるのか……?」


シカマル「いや、死んでも行かん」


テマリ「どういうことなんだよッ!」

ならば…………


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サスケ「うぅ……皆に会いてぇ……」
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カンクロウ「じゃあな。また会おうじゃん?」
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全力で支援せざるを得ないじゃん!



テマリは振り返ってシカマルをキッと睨んだ。

心なしかシカマルが冷汗を流しているように見える。





……コイツ……まさか……。






テマリ「……お前……一人で出かける気だろ……」








シカマル「そんなまさか……」







暗闇でも分かる。



完全にシカマルの目が宙を泳いでいる。




テマリ「んふふ♪ シカマル~」


スススッとテマリが横にスライドしてくる。

気持ち悪いくらいニコニコしている。

シカマルは無言で布団から逃げ出そうとするも、ギュッとパジャマを握られてしまって動けない。




テマリ「……まさか家族をもっておきながら風俗なんて……」






テマリ「……行かねえよな……?」




笑顔が一瞬で能面のようになった。

右手でギリギリと思い切り尻をつねる。




シカマル「痛いッ! 違う違うッ! さすがにもう行ってねえってッ!」



テマリ「じゃあ明日どこ行くつもりだッ! 言えッ! またシカダイの前でお前の恥ずかしい話するぞッ!」



更にシカマルに詰め寄るテマリ。


シカマルは泣きそうになった。



シカマル「うぅ……変なとこには行かねえよぉ……。ただナルトたちとカニの食い放題に行くだけだよぉ……」


テマリ「何で私らも連れてこうとしないんだッ!」


シカマル「だって家族3人って……いくらかかると思ってんだ……」


テマリ「うるさい! 自分だけ良い思いしようとしやがって!」



テマリはスッと立ち上がると、シカダイの部屋へ走った。




シカマル「あ、アイツに言ったって無駄だぞ! きっとめんどくせえって……」



慌てて後を追うシカマル。

畜生ッ!

まだ本当の美味さも分からんガキんちょに喰わせるカニなんかあるかッ!

もったいねえッ!




ダッダッダッダッダ!


バンッ!



テマリ「シカダイッ! 明日父ちゃんがカニの食い放題に連れてってくれるってさ! 行くかい?」


シカダイ「ちょッ! ノックくらいしろよ母ちゃんッ! でも食い放題は行くぜッ! ////」



自慰にふけりながらも、カニと聞いてよだれを垂らすシカダイ。


テマリは無言でシカダイの机の上に開かれていたエロ本を奪い取った。



***


翌日、奈良一家は仲良くカニの食べ放題の店に行った。


いや、仲良くというのは誤りだ。


昨晩エロ本のことで尋問されたシカマルの両頬には真っ赤な手のひらのあとが残り、彼は悔しそうな目で息子を睨んでいる。



シカダイ「火影様が来るってことはボルトも来んのかな?」


テマリ「そりゃあそうだろ。火影様は家族思いで立派な方だからな! 誰かと違ってなッ!」


シカマル「……ナルトの奴、優しい嫁を貰って羨ましいぜ……」



シカマルは財布を開いて溜息をついた。




ナルト「シカマルッ! こっちだってばよ! それによく来たテマリにシカダイッ! お前らも早く座れ!」


上機嫌のナルトが奥の座敷から顔を出す。

すでに食べ始めているらしく、カニのハサミが口からはみ出している。


ヒナタ「ナルト君ッ! 行儀が悪いよッ!」


ナルト「おう、すまねえすまねえ……」



そう言って顔を引っ込める。

奥の方から笑い声が聞こえた。

どうやら盛り上がっているようだ。



テマリ「ナルトの他には誰が来てるんだい?」


シカマル「詳しくは分かんねえけど結構大勢だ。チョウジとかイノも来てるし……」


シカダイ「ならチョウチョウやイノジンも来てんのか」



テマリは「きっと来てるさ。なんたって皆家族思い。以下略ッ!」



テマリは笑いながらふすまに手をかける。


そのときフッと、テマリの心をノスタルジックな思いが駆け抜けた。





ああ……。



こんな何でもないような平和も、昔は到底考えられなかったよな……。



あの第4次忍界大戦……。


世界が亡びるかどうかの瀬戸際だった。




でも私たちはなんとかこの平和を手に入れた。


二度と手放しちゃいけないんだ……。




シカマル「……どうした? 早く開けろよ」



テマリ「お、おう……」



シカマルに言われてハッと我に返る。

そうさ、今は感傷に浸るよりも楽しむことを考えなきゃ……。




テマリ「遅くなってすまない! 皆盛り上がってるかい?」


テマリはそう言って勢いよくふすまを開けた。



カンクロウ「遅かったじゃん」


テマリ「うわッ……カンクロウ……」



目の前に立っている黒子姿の男。



一度見たら忘れられない、あの嫌らしい隈取。



穢土転生特有の黒目反転の不気味な目がニタニタと笑っている。



皆ご存じ、テマリの弟、カンクロウであった。





シカダイ「カンクロウおじちゃん、ウィーッス!」


カンクロウ「よぉシカダイ! 大きくなったな。あとでお土産のDVDやるじゃん」


シカダイ「やりい!」



一度木の葉と砂の里をペインの襲来から救ったカンクロウ。


彼は自分の命と引き換えに10万の木の葉の民を甦らせた。


そのときは両里から英雄と称えられ、風影の屋敷の前には銅像も建てられた。









……そのままなら、良かったのだ……。






安易にカブトがカンクロウを穢土転生なんかしなければ、彼はそのまま英雄として人々の心に残っただろう。







……しかし運命はいつも残酷なのだ。



テマリ「ええいッ! シカダイに近づくなッ! お前がうちの子に自慰なんか教えるからッ!」


カンクロウ「うわ、そんな怒んなって! お前も再不斬もたかだか自慰でうるさすぎるじゃん」



カンクロウからシカダイを引き離すテマリ。

憎しみを込めた目で、目の前のゴキブリを睨みつける。






……カンクロウの復活後は、それはそれは凄惨だった。


別に操られてもいないのに戦争で戦っている最中のくノ一の衣服をはぎ取ろうとしたり、ナルトとオビトが真剣な話をしている横で平然とオナニーをしたりと、とにかくやりたい放題だった。


どうせ穢土転生の解術と共に自分はいなくなるだろうとタカをくくっていたのだ。





……しかし何故かカンクロウと白と再不斬だけ、そのまま現世に残ってしまった。



白と再不斬はおそらく穢土転生前に穢土転生・改で甦ったことがあるのが関係しているのだろう。


カンクロウは分からない。



まぁ根本的に普通の人間と異なるカンクロウのことだ。

考えるだけ無駄なのだ。



ちなみに今では白も立派なオナニストとして活躍している。


カンクロウに自慰の何たるかを叩き込まれ、すっかりその世界にはまってしまったのだ。




テマリ「当たり前だッ! 大切な人をオナニーマシンに改造されて、怒らない奴があるかッ!!」



カンクロウ「気持ちいいものを汚らしいと思う、お前の心が汚いじゃんッ!」



テマリ「なにをこの自慰気ちg」



サスケ「やめろお前ら……。うちのサラダの前でそんな卑猥な会話をするな……」



吸い込まれるような輪廻眼で二人を睨みつけるサスケ。


テマリとカンクロウはすっかり押し黙ってしまった。



サラダ「パパ、このカニの殻、超硬くてしゃーんなろーだから身をとって」


サスケ「フン……それくらい自分でやれ」



そっけない返事をするサスケだが、眼にも止まらぬ速さで食べやすい大きさに切り開いていく。

まさか草薙の剣もカニきりばさみ代わりに使われる日が来るとは夢にも思わなかっただろう。



サクラ「ほら、サラダ! お母さんの方も見て!」


娘の注目を得ようと片手でカニの本体部分を握るサクラ。


しかし握力が強すぎてカニみそが四散してしまう。



シノ「まるで頭蓋骨を握りつぶしているみたいだな……」



***


シカマル「ホントに勢ぞろいだな……」


シカマルが広い座敷を見渡す。

同期の奴らは皆家族連れ。

ネジにリー、テンテンだって来ている。

それから我愛羅とカンクロウも。



シカマル「ん? そういや白は来てねーのか?」


カンクロウ「今はちょっと病院で療養中だ。白にはまだ螺旋丸オナニーは早かったじゃん……」



ちなみに白がそれに挑戦して大けがを負った日、ブチ切れた再不斬にカンクロウは半殺しにされた。

本当に首切り包丁で首を落とされるところだったのだ。



テマリ「シカマル、シカマルッ! ほらあれだよッ! ああいう風に家族で固まって和気藹々とするッ! ああいうのがしたいんだよッ! ////」


テマリが指さした先には秋道一家がいた。

チョウジが殻をハサミで割り、カルイがそれを網の上であぶって、間に挟まれたチョウチョウが嬉しそうにカニの身をつつく。

ああ、なんか家族してるなぁ……と思わせるような光景だ。



シカマル「家族ねぇ……」


テマリ「な!? いいだろ、なんか! もうたまらんだろ!? ////」


シカマル「つってもうちの子、もうカンクロウにとられてっけど」


テマリ「え?」





カンクロウ「カニの身が殻に覆われているように、チンコも最初は皮を被ってるんだ。でもそのうち剥けるようになってきて、それがちょっと痛いじゃん」


シカダイ「すげえなソレ」


テマリ「うわああああああああああ!!! 寄るなカンクロウ! シッシッ!!」


慌ててカンクロウを追い払うテマリ。

息子に近づく害虫を駆除する。

それが母親の務めだった。



カンクロウ「俺だって家族みたいなもんじゃん……」


テマリ「何が家族だ! 早くあの世に帰れ!」


カンクロウ「ちぇッ……。なら俺は我愛羅と一緒に食べるじゃん……」


我愛羅「寄るな害虫め……。殺すぞ……」




結局カンクロウはネジと猥談をしながら食べることにした。



***


テマリ「っていうかお前、最初はここに来るつもりはなかったんだろ?」


シカマル「まあな。お前に見つかってついて来られたら金かかるから、一日ゴロゴロする予定だったんだが……。でも途中でお前が雪まつりに行くんなら来れるんじゃね? って思って……」


テマリ「ホント嫌な奴だな……」



そう言いつつ殻を割ってシカダイに食べさせてあげようとするのだが、シカダイは自分で割って食べている。

何でも親にやってもらうというのはこの年頃の男の子には恥ずかしいのだろう。

ボルトやいのじんだって自分でやっているのだから尚更だ。

親の愛を十分に受けられなかったテマリだからこそ、本当はもっと甘えて欲しいところなのだが……。



ヒック!


元ガイ班の方からしゃっくりが聞こえた。



テマリ「ん?」





リー「一番ッ! ロック・リー! 一発芸やりまひゅッ!! ////」


キバ「おお! やれやれッ! ////」


ネジ「いつもの奴だッ! いつもの奴で頼むッ!! ////」


カンクロウ「俺を超えてみろ! ////」


シノ「あれは……良い……////」


ナルト「久しぶりにあれが見れるってばよ!! ////」



へべれけになったリーと、それをはやし立てる酔っ払いたち。


いつの間にか完全に出来上がってしまったようだ。




いの「いつもの奴って……?」


サイ「さあ、知らないや。サスケくんは知ってるかい? ///」


サスケ「知らん。が、サラダを楽しませてくれるなら何でもいい……////」



テンテン「ホントにサスケはサラダのことが好きよねぇ~////」


サスケをニヤニヤと眺めながら日本酒を啜るテンテン。

昔サクラから実はサスケがピュアッピュアのシャイボーイであることを聞かされてから、いじりたくてうずうずしていたのだ。


サスケ「ただの親の愛情だ……。別に取り立てて溺愛しれるとかそんなんじゃないというか、ウィック! その、親バカれも何れもないろいうかその……/////」




段々と呂律が回らなくなってきた。

いかん……。

このままではまた醜態をさらしてしまう……。

頑張れ俺の理性!

負けるな俺の平常心!

死ねイタチ!

死ねカンクロウ!

死ねダンゾウ!

死ね!

死ね!


しれ……!



し……れ……。







サスケ「しゃららああああ!!! ////////」




遂にアルコールに屈したサスケはサラダに抱きつく。



サラダ「ちょッ! ////」



サスケ「うぅ~……いつも素っ気ない態度とっれるれろホンろはパパはしゃららのことがらいしゅきなんら……。こんらめんろくさいパパれごめんよぉ~……/////」


サラダ「恥ずいって!! パパ、恥ずいからやめてッ!! /////」





サクラ(で、明日あたりに羞恥心で死にそうになるんだろうなぁ、サスケくん……)




テマリ(ああいう家族の形もありだな……////)




リー「ガイッ先生ッ!!!!!!! 直伝ッ!!!!! ////////」



ビリイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!!!!!!!




緑の全身タイツの股間部が豪快に盛り上がり、そして引き裂いた。





サラダ「」



チョウチョウ「」





忍術の才も幻術の才も持たなかったリーは、努力によって体術を極めた。


……同じだ。


テクニックやルックスにおいてなんの取り柄も無かった彼は、ただシコることによって破壊力と飛距離、そして連射速度を伸ばした。





いの「」


サクラ「」


カルイ「」


テマリ「」


ヒナタ「」


サイ「」


チョウジ「」


シカマル「」


我愛羅「」













サスケ「」



包帯で撒かれた豪快な肉の塊。


まさに剛の拳と呼ぶにふさわしかった。


股間の大きさに関しては努力ではなく秋道家の秘薬に頼っているのだが、今はそんなことなどどうでもいい。


次の一手。


そう、次の一手こそが、このロック・リーの凄さを知らしめるものなのだ。



テンテン「やめんかッ! この馬鹿ッ!! /////」



持参した六尺棒でリーに殴りかかるテンテン。


しかしリーは大きくジャンプし、軽々とその攻撃をかわす。






リー「裏ッ!!! チン毛ッ!!!!!!!!!!!!! ////////////」





シュルシュルとほどけていく包帯。


露わになる肉棒。




リーはキリモミしながら右手でそれをしごいた。





残像すら……残らない……。





リー「一回二回三回四回五回六回七回八回九回十回十一回十二回十三回十四回十五回十六回十七回十八回十九回二十回ッ!!!!!!!!!! ///////////////////」





シャワーのごとくあたりに飛び散る白濁液。

しかしカニにはほとんどかからない。





全て計算ずくの射精だった。




※かかったカニは、後でロック・リーが泣きながらおいしく頂きました。



ズダンッ!!


着地の衝撃で畳の裏の誇りが舞う。




リー「ど、どうですか……!? /////」




己の力を出し切ったのだろう。


リーの股間から生えていた凶悪なオブジェも、今やちじこまってタイツの中に隠れてしまっていた。




ナルト「すっげえってばよッ!!!!! /////」


ボルト「かっこいいってばさ!!」


シノ「いつ見ても……良い……//////」


キバ「前見たのは表チン毛だったな。やっぱ裏の方が迫力があるぜ! ////」







皆賛辞を述べる。


こんなもの、滅多には見られないのだ。


褒め称えない方が間違っている。








しかし、そんな彼を認めない者たちがいた……。









ネジ「ふん……。成長してるかと思えば……。射精回数が三回増えただけか……////」



カンクロウ「そんなんじゃ到底伝説のオナ忍にはなれないじゃん……/////」






リー「!?」



ネジ「ただやみくもにピストン回数を増やす……。才能が無い剛拳使いのチープな発想だな……くだらん……/////」



リー「こ、この裏チン毛が……くだらない……!? ////」



ネジ「ああくだらん。その点俺の柔拳は違う。ワンピストン毎の質を極限まで高めたこの、八卦六十四コキは日向のm」



ゴキッ!!



ネジ「」




後ろからグーで殴られ、泡を吹いて倒れるネジ。


まだ、陰茎を出す前であった……。




ヒナタ「ネジ兄さん、日向の名を勝手に貶めるようなことはしないでください。……それからナルト君とボルト、帰ったらお話があります」



耳を引っ張られて連れていかれる七代目火影とその子息。


今回の集まりの主催者の退場に、場は騒然となった。





チョウチョウ「うぅ……気持ち悪くてもう食べれないんですけど……」


チョウジ「ぼ、僕たちももう帰るよ……」


カルイ「二度と来るかッ!」




いのじん「臭くて吐き気がする……」


サイ「ぼ、僕らも帰ります……」


いの「マジで死ねお前らッ!」




サラダ「もう男なんて見たくもない……」


サクラ「か、帰ろっかサラダ! あと一遍死になさいよアンタら!」


サスケ「お前ら……覚えていろ……」





次々と帰っていく家族。




リーたちはまとめて我愛羅にぼこられている。



我愛羅「楽しい会合を無に帰しやがって……」


リー「で、でもあれはあれで楽しい会合だったのでは……!?」


カンクロウ「そ、それにお前誰とも喋れてなかったじゃんッ!」


我愛羅「砂縛柩……」


カンクロウ「痛だだだだッ! 悪かった! 気に障ったなら謝るじゃんッ!」




テンテン「汚れたカニだけ袋に回収しとくわ。あとでリーに食べさせるから」




我愛羅「このまま砂隠れに連れていく……」











そんなドタバタがあった挙句、奈良一家だけがポツンと取り残されてしまった。



テマリ「わ、私らも帰るか……! まだ来てそんなに経ってないけど……」


辺り一面に白濁液が散らばり、むせ返るような臭いが立ち込める。

こんなとこで食事なんて、到底できない。





シカマル「馬鹿言え。もったいねえだろ……?」


テマリ「は!?」


シカダイ「確かにもったいねえぜ。それにこれだってイカの匂いだと思えば食べられなくもおぼろろろろろろおろろろろおろろろおろ……」


テマリ「吐いてるじゃないかッ! 大丈夫かッシカダイッ!?」


シカマル「シカダイの言うとおりだ。同じ魚介類であるイカのにおぼろおろおろおろろおろおおろおおろお……」


テマリ「お前ら案外弱いなッ!」






因みにシカマルとシカダイが弱いのではない。


一度カンクロウの黒蟻を体験したテマリの嗅覚が完全にくるっているのだ。






結局シカマル達はカニを二杯も食べれないまま、大金をはたいて店を出た。




***


シカマル「くっそ……。カニをたらふく食って満腹になるつもりが、返って吐いちまったから腹ペコだぜ……」


シカダイ「家帰ってカップ麺でも食おうぜ」



それを聞いてテマリは途端に嬉しそうな顔になる。



テマリ「なに、腹減ってるって!? なら雪まつり行こう! 雪まつり!! おいしい鍋が食えるぞ!」


シカマル「いや、それはいい……。めんどくせえ……」


シカダイ「そういうイベント系は嫌だ。めんどくせえ……」


テマリ「なんでだよッ! ほら! かまくら体験だってさ! ここで皆で写真撮るんだ!」


パンフレットをグイグイと押し付けるテマリ。

せっかくの休日なのだ。

何かこう、家族で微笑ましい思い出が作りたい。




テマリは必死だった。



シカマル「なんでそんな一生懸命なのか知らねえが、シカダイだって家に帰りたがってんだ。諦めろ。な?」


テマリをなだめるシカマル。

テマリは拗ねて俯いてしまった。



テマリ「……だって……」



シカダイ「いい歳こいて拗ねんなよ母ちゃん。布団にくるまってゴロゴロすりゃ、立派な休日じゃねえか……」



テマリ「……でも……」



テマリはここで引くわけには行かなかった。






家族……。



私は全くと言っていいほど家族の温かみの無い幼少期を過ごしてきた……。


だから今度こそ、愛を確かめ合えるような家族をつくりたかった。


こういったイベントに参加して写真を撮るだけが愛を確かめ合うことだとは思わないが、それでも楽しい思いでを作ることは絶対に間違っていないはずだ……。






シカマル「おい、いい加減にしろよ……」



しびれをきらしたシカマルが、遂に怒鳴ってしまう。



シカマル「てめえの勝手な都合を押し付けて何が家族だ! そんなもんはなあ、家族じゃなくてただのエg」




テマリ「朗読『愛するテマリへ』。著・奈良シカマル」



シカマル「すぐいこう雪まつり! いやあ、鍋が楽しみだこりゃ! /////」





ポカンとするシカダイを引っ張って、シカマルは足早に開催場所に向かって進んだ。

>>85
アイツは海辺で星空を見上げていた。

>>86、逃げろッ! そっちにかまいたち飛んだぞォッ!



テマリ「ああ、こんなに愛しいと思った女はいない……」テクテクテクテク


シカマル「シカダイはヘラジカとアメリカアカシカどっちが好きなんだ? 父ちゃんはやっぱアメリカアカシカが好きだな////////」テクテクテクテクテク


シカダイ「俺はヘラジカかな。それより父ちゃん、『愛するテマリへ』って……プッ!」ズルズルズルズル


テマリ「テマリ……お前は俺の女神だ……。そんなお前とずっと生きていく……俺はそうこの命にかけて誓ったんだ……」スタスタスタスタ


シカマル「鹿はギリシア神話にも登場してな、月の女神アルテミスの水浴を見たアクタイオーンは鹿に姿を変えられちまったそうだ///////」タッタッタッタッタッタ


シカダイ「へえ。でも父ちゃんの女神は母ちゃんなんだな……プッ!」ズルズルズルズル



テマリ「お前の全てが愛しい。滑らかな髪、柔らかな肌……。言葉を尽くしても表せない……。好きだ……」タッタッタッタッタッタ


シカマル「鹿の皮は豚や牛に比べて柔らかいから、ソファーなんかにも用いられるそうだ/////」スタタタタタタタタ


シカダイ「勉強になったぜ父ちゃん。でも愛する女の肌が一番柔らかなんだよな……プッ!」ズルズルズルズルズルズルズルズル


テマリ「例えるならそれは……」スタタタタタタタタ


シカマル「もうやめてくれえええええええッ!!!!!!!! //////////////////////」



シカマルは大人げなく道の真ん中で土下座をした。


パシャッ! パシャッ!

その様子が脅しのネタに使えそうだと考えたシカダイはすかさずシャッターを切る。



テマリ「……いいだろう。シカダイの前で読むのはやめてやる。これからはもっと家族団らんに尽くすんだぞ」


シカマル「はい……////////」





まさか昔のラブレターを暗記されているとは……。





頭が沸いていた昔の自分を張り倒してやりたかった。



***


テマリ「おお! ほらシカダイ! シカマル! 見ろ! でっかい雪像があるぞ! ///」


シカダイ「ホントだ」


シカマル「でかいな」




テマリ「すごいよな! 興奮するよな! ////」


シカダイ「すごいすごい」


シカマル「興奮する」



テマリ「何でそんなに冷めてんだよッ!!」




会場についた三人。


ズラリと立ち並ぶ雪像を眺めて、テマリは興奮を抑えきれないらしい。

夫と息子を無理矢理引っ張ってバシャバシャ写真を撮りまくる。



テマリ「あ、この雪像なんかホラ! あの人そっくりじゃないか! ええと、木の葉一のチャレンジャーとかで有名な……」


シカマル「ああ、シズネか……。そういやそっくりだな。雪像なのにまるで生きてるみてえだ」



細かいところまで彫り込まれてるわけでもないのに、何故か彼女の雰囲気が伝わってくる。

これが感性ってやつの世界なんだろう。

今にもアホなことをしそうな、そんな雪像だ。



シカダイ「意外と貧乳なんだな、この人……」


シカダイが雪像の胸部に触る。


テマリ「コラ、雪像に触っちゃダメっていうか、どこ触ってんだお前は! ////」



ボロッ……



シカダイ「あッ! ヤベッ!」


テマリ「ば、馬鹿ッ!」


思いのほかその雪像はもろかったようだ。

胸部がボロボロと崩れ落ちる。



シカマル「……ん?」


その雪像の中に、着物が見えた。

訝しんでよく見てみる。



シズネ「誰が貧乳だあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」


シカダイ「うわあああああッ!!!!!!!」


テマリ「ひいいいッ!!!!!!!!」


突如顔面あたりの雪が砕け散り、中からご本人が登場。

シカダイとテマリはすっかり腰を抜かしてしまった。



シズネ「アッハッハッハッハ!! 引っががりまじだねッ!! 14時間辛抱じだ甲斐があっだっでもんでどぅ!」



鼻水を足らしながら出てきたのはシズネ。

明らかに風邪を引いているのだろう。

顔が真っ赤になっている。




シカマル「14時間ッて……。あんた馬鹿だろ……」


アホの子を見つめるようなシカマルの視線など気にも留めず、シズネはサッとカメラを取り出す。


シズネ「アハハハハハ! びっぐり家族第一号でどぅよ、皆ざん! どれ、ごのガメラでぞのアホ面を撮ってやりまじょうがね!」


カチカチとシャッターボタンを押すシズネ。

しかし全く作動しない。



シズネ「あひィッ! 雪の中に入れでだぜいで壊れぢゃいまじだ! 高がっだのにッ!」



鼻水垂れ流しのアホ面でひんひんと泣くシズネ。

テマリはこれはチャンスと自分のカメラを手渡す。


テマリ「よかったらこれを使ってくれ!」


シズネ「あ、ありがどうございまどぅ! ほれ、パチリと!」




びっくり家族の写真ではなく、アホを憐れむ家族の写真が取れてしまったが、それでもシズネは嬉しそうだ。


シズネ「現像じだら私にも一枚ぐだざいね! ざあで! 次のダーゲッドを恐怖のズンドコに叩ぎ落どじでやらねば!」



そう言ってシズネは器用にペタペタと雪を張り付けていく。




勉強しよう――。


シカダイはそう思った。



***


鬼鮫「温まりますねえ……」


イタチ「ああ、五臓六腑に染み渡る……」


サソリ「ヤベ、体の隙間から汁が漏れてる」ジワア


ダンゾウ「これ食い終わったらテウチを殺しにいけよ? 絶対だぞ?」



キノコ鍋無料配布のコーナーには鬼鮫、イタチ、サソリ、ダンゾウの4人が来ていた。


発泡スチロールのお椀に具だくさんのキノコ鍋を入れてもらって、4人は美味そうにそれを食べる。

長門が死んでからやることが無くなってしまった暁は、各地に赴いておいしいものを食べ、時折集まって集団自慰をするだけの集まりになってしまった。

因みにずっとダンゾウに命を狙われていたテウチだが、この度ナルトが七代目火影に就任したこともあって超特別待遇を受けていた。

ラーメン屋の店主のくせに何故かポジションは「根」のトップ(ダンゾウはワンランク格下げ)という、明らかなえこひいきだ。



鬼鮫「そういえば弟さんとは和解できたんですか、イタチさん?」


イタチ「それがなかなか難しくてな……。どんなに言い訳をしても許してくれない。……まあサスケのことはどーでもよくて、ホントはサラダちゃんと遊びたいだけなんだが……」


サソリ「分かるぜ……。家族ってのは難しいもんだよな……。俺も去年、チヨばあちゃんがお年玉くれないから殴り込みにいったら返り討ちにされちまった」


ダンゾウ「そんなことはいいから早く食べて殺しに行くぞ! 今日こそ積年の恨みを晴らしてやるのだ!」



いつもテウチを殺せと騒ぐダンゾウなのだが、最近彼は一楽のラーメンのファンになってしまった。

だからいざ殺すとなると凄まじい葛藤に苛まれ、結局引き返してしまうのだ。



分かりやすく例えるならば、おじゃる丸と小鬼めらの関係に近かった。



鬼鮫「サラダちゃんに会わせてもらえるだけマシですよ」


イタチ「でももしお祖父ちゃんとお祖母ちゃんを勘違いでぶっ殺したのはおいちゃんなんだって知られたら……」


サソリ「黙っときゃバレねえよ。それよりお土産とかで株を上げろ」


イタチ「……そうだな。じゃあ今度会うときはこの万華鏡写輪眼を……」ポコッ


鬼鮫「今の子はそんなの欲しがりませんよ……」


イタチ「そうか……」スポンッ


イタチはまるで玩具のように自分の目玉をつけはずしする。

周りでそれを見てしまった一般人はみな、盛大に吐いてしまった。





ダンゾウ「……アヤメさんがあの憎きテウチの腕前に近づくことが出来ればこの苦しみから解き放たれるというのに……」



苦悩し続けるダンゾウがたまたま口をついて出したこの呟きが、後のラーメン職人養成機関「茎」の発端となるということを、彼らはまだ知らなかった……。



***


シカダイ「美味え」


シカマル「おかわり自由かよ、クソッ……。でっかい水筒持ってくりゃ良かった」


奈良一家もキノコ鍋に舌鼓を打つ。

外が寒い分、こういう温かい鍋が余計に美味く感じられる。


テマリ「何みみっちいこと言ってんだ。あ、シカダイこっち向いて笑え」


食べながらもテマリは写真を撮るのを忘れない。



複数枚現像して我愛羅にも送ってやろう。


きっと喜ぶはずだ。


もちろんカンクロウには死んでも見せてやらん。


絶対「お返しじゃん」とか言ってシカダイにヌードトランプか何かを与えるに決まっている。




テマリ「もぅ~……笑えってばシカダイ。なにガン飛ばしたような眼してんだよ」


シカマル「あんたの遺伝だよ。無理して笑わないほうが自然でいいぜ」




レンズを見つめるシカダイの真後ろには例の暁とダンゾウがいたのだが、全くそのことには気づかない。



場所をわきまえずに赤雲模様の黒服の中でオナるイタチと鬼鮫とサソリ。


実はこの服、暁のメンバーがところ構わずオナるもんだから、「いい加減にしてよ皆! ///」とブチ切れた小南が徹夜でこしらえた物なのだ。

定例オナ会で皆がオナっている最中に洗濯籠に回収して、一気に洗うシステムになっている。

各自で洗えと言っても、皆めんどくさがって洗わないからこんなことになってしまった。



***


テマリ「ふう、美味かった! ええと、次は……」


シカダイ「家に帰って……」


シカマル「寝るだけだな!」


テマリ「まだ帰らないよ! どんだけ帰りたいんだお前ら! かまくら行くぞ、かまくら!」


シカマル「キャバクラ?」


テマリ「……行ったらマジで殺す……」スチャ


シカマル「じょ、冗談だって……」



久しぶりに登場した鉄扇にシカマルはびくつく。



キャバクラもダメだとは知らなかった――。


家に着いたら速攻で証拠になりそうなものを処分しなければならない。



シカダイ「そういやかまくらなんて入ったことねえな。キャバクラは前父ちゃんtもがッ!」


シカマル「テマリもねえだろ? 砂隠れには雪なんか降らなそうだもんな」


テマリ「だから楽しみなんだ! 雪でできてんのにあったかいってどういうことなんだろな!?」



IQ200は瞬時に自分に不利な情報を漏らしそうになった息子の口を、影首縛りの術で封じた。



***


シカマル「これは、なかなか……」


シカダイ「おもしれえな」


テマリ「中で餅も焼いてるぞ!」


立ち並ぶかまくらの一つに入った奈良一家。


少し日が暮れてきて、かまくらの中には黄色い暖かな光が輝いている。


シカマル「ガキの頃、よく親父が作ってくれたっけな。まあ親父のコレクションの隠し場所でもあったわけだが……」


テマリ「誰かこの団らんのひと時をフィルムに収めてくれる人はいないかな?」


キョロキョロと辺りを見回すテマリ。

見知らぬ人に頼むというのは少し恥ずかしい。




自来也「イチャイチャシリーズ、全巻セットで30%オフ! 誰か買ってくれんかのォ!」


綱手「三代目火影が使っていた千里眼の水晶を、五百両で譲るよ! さあ買った買った!」



テマリ「あ、いた」




かまくらの前を通り過ぎていったのは伝説の3忍、自来也と綱手。

分厚い袢纏をきて必死に荷車を押している。



シカマル「自来也さまに綱手さま。何やってんすか?」


綱手「おお、シカマルにテマリ! それからシカダイも! 見てのとおり商売だ。いつまでも現役でいたいからな!」


エヘンと胸を張る綱手。

シカマルたちは感心した様子だが、自来也は冷たい視線を綱手に浴びせる。


自来也「こいつが火影だったころ、国民年金を博打で全部すっちまったからのォ。そのツケが回ってきとるんだ」


綱手「ち、違う! あれは10倍にして木の葉の皆の生活を豊かにしようと思ってだな! ///」



国民が汗水流して納めている税金に手を付けた綱手。

案の定大負けして、支払う年金が一円たりとも無くなってしまったのだ。

自害寸前まで追い込まれた綱手を可哀想に思った自来也は、昔の馴染みだったこともあり、今まで蓄えた莫大な印税によって国民に年金を支払った。


すかんぴんになってしまった二人には子供もいないため、こうして働くしかないのだ。



シカマル「それ、横領じゃないすか……」


綱手「で、でももし勝ってたらという夢に思いを馳せてみろ! 木の葉ランドとかぼんぼこ出来てたんだぞ?」



自来也「それがどうしたっての! ほら、油売ってないで働け!」


自来也が綱手の尻を蹴っ飛ばす。


綱手は渋々荷車の取っ手に手をかけた。


綱手「……それよりシズネの奴、どこに行っちまったんだろう。大道芸で手伝うように言ってあるのに……」


テマリ「その人なら雪像のなかに潜んでましたよ。鼻水垂らしながら」


自来也「なかに……?」


自来也はわけが分からず混乱する。


綱手「そうか。よく分かんないけど助かった。お礼にこの禁術を記した巻物を10%オフで……」


テマリ「あ、巻物はいらないから写真撮ってください」




***



自来也「撮るぞ~! ハイ、チーズ!」



パシャリ。



奈良一家と綱手がかまくらの中でピースをする、いい写真が撮れた。



***


シカマル「もう大方見るもんは見たし、帰るか」


テマリ「う~ん、一応木製のソリ滑りが楽しめるみたいだけど……」


シカダイ「ソリ遊びって歳でもねえよ。ボードとかならやるけどよ」


テマリ「それもそうだな」



木の葉雪まつりを十分満喫したので、シカマルたちは帰ることにした。



帰る途中、いい歳したおっさん、おばさん達が本気で雪遊びをしていたが、それは見て見ぬふりをした。







ガイ「ぎゃああああああああああ!!!!!!!!!! 雪の中に手裏剣入れちゃダメだろカカシ!」


カカシ「何言ってんの。殺す気で来ないと俺はやれないよって痛ああああああああ!!!!!!!!! チャクラ刀入れるのはホント死んじゃうからダメだよ!」


アスマ「ハハハ! 何言ってんだ! 避けられなかったお前が悪いってぐっはああ!! もうそれ雪合戦じゃないッ! ただの木遁!」


ヤマト「表面に軽く雪でコーティングしてあるので一応雪合戦ですよ」





紅「ほらほら、避けないと痛いわよ!」


イビキ「ふん、そんなもん俺には効かん……(気持ち……良い……)////」





アンコ「やっぱシロップ持ってきといて正解だったわ」シャクシャク





イルカ「エビスさん……そういうの作りたくなる気持ちは分からなくもないですが……」


エビス「し、失礼なッ! コレは断じておっぱいなんかじゃありませんぞッ!! ただ半球の上に小さな突起を作り、それを二つ並べるという理由のない連続性を用いた、一種の実験的ともいえる抽象作品でしてッ!! //////」




***


テマリ「う~ん……////」


家に帰り着いたテマリだが、はしゃぎ過ぎて疲れが出たのか、熱を出して寝込んでしまった。

元々砂漠地帯出身で、寒さにそれほど強くなかったというのもあるかもしれない。



シカダイ「ほら、母ちゃん。リンゴ剥いて来てやったぜ。ったくめんどくせえ……」


ガスッと足でふすまを開けてシカダイが入ってきた。

水に熱冷まシートに体温計に飲み薬に座薬。

わざわざ一式そろえてお盆に載せている。



テマリ「う、伝染るかもしんないから入っちゃだめだ……///」


シカダイ「大丈夫だよ。それにこのままほっとくわけにはいかねえだろ」


テマリ「い、いやこういうのは普通、父ちゃんが……////」


シカダイ「父ちゃんは今、証拠隠滅で忙しいってさ」


テマリ「?」



シカダイはつま楊枝で刺したリンゴを母親の口元に持って行った。


シカダイ「無理して出かけるからこんなことになるんだぜ? そんなに家族の思い出の前に、家族の健康の方が俺は大事だと思うけどな」


シャリッ……。

テマリはそれを一口かじって俯く。


テマリ「……母ちゃんの子供のころは、それはそれは悲惨なものだったんだ……////」


シカダイ「……」


テマリ「母様は我愛羅が生まれたと同時に亡くなられてな……。しかも糞親父は我愛羅を道具としか見ず、夜叉丸まで使って我愛羅を追い込んでいた。まあ無様にぶっ殺されたからいい気味なんだけど。……おかげで姉弟の関係までギスギスしちまってな……。我愛羅は口を開けば『殺す』って言うし……/////」


シカダイ「カンクロウおじちゃんは?」


テマリ「ゴキブリに知り合いはいない////」


テマリはあの顔を思い出し、唾をぺッと吐き捨てた。


シカダイ「俺、カンクロウおじちゃんのこと、結構好きなんだけど……」


テマリ「そうか……。なら母ちゃんが元気になったら砂隠れが作った『反カンクロウ感情増幅ビデオ』見せてやるからな……///」


シカダイ「そ、そんなのあんのかよ……」



テマリ「……とにかく……もうこんな寂しい思いは御免だって思ったんだ……////」


シカダイ「母ちゃん……」



シカダイは母親の過去に触れて、少し感傷的な気分になった。



テマリ「でもな……今こうやってお前に食べさせてもらっているとな……。……思い出を残そうと躍起になる必要もなかったなあ……って思えるんだよ……///」


シカダイ「……」


テマリ「だって、愛するお前に大事にしてもらってるんだからな……///」



テマリは涙をこぼしながらシカダイの頭を撫でる。

愛しい息子の頬を撫でる。



シカダイは気恥ずかしくなってきた。



シカダイ「ちょ、父ちゃん呼んでくる! ///」


テマリ「今、父ちゃんはいいよ。恥ずかしくて来ないだけさ。きっと母ちゃんが寝たのを見計らってやってくると思うよ////」



確信をもってそう告げるテマリ。

絶対的な自信を持っているかのようだった。



シカダイ「な、なんでそこまで分かんだよ////」




テマリ「さあな……。家族だからかな? ////」




テマリはそう言ってニッと笑った。




***


綱手「あ、コレだな、多分」


自来也「確かに貧乳なとこまでよく似とるのォ」


夜の七時を回ったが、雪まつりはまだ続いていた。

むしろこれからが本番なのだ。

来客数も昼間に比べて格段に多い。


商売も本腰を入れるのはここからだ。




シズネ「誰が貧乳だあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」



綱手「……」


自来也「……」



顔の部分が砕け散り、アホおばちゃんシズネ、再び登場。

驚いたアホ面を拝んでやろうと、鼻水を垂らしたアホ面で意気込んでいる。



シズネ「アッハッハッハ! 引っががりまじだねっであひィッ!!!! 綱手ざまッ!!? //////」



冷たい視線には慣れてるものの、こと綱手に関しては話は違う。

何と言えばいいのか分からないが、母親にエロ本を見つけられたときのような恥ずかしさがあるのだ。



綱手「全く、勝手にいなくなりやがって……。まあいい。今からが稼ぎ時だ! 早速このバニーガールの衣装をだな……」


シズネ「ヤですよ! 絶対ヤです!! 私、いくつだど思っでんですかッ!!! //////」


綱手「それが面白いんじゃないか」


自来也「っていうか今の自分の姿、鏡で見てみろ……」



呆れた顔でシズネを見据える自来也。


しかし彼の下半身はバニーガール姿のシズネを想像して、しっかりといきり立っていた。



***


シカマル「テマリ……起きてるか……?」


テマリ「……」


真夜中、シカマルがふすまを静かに開けて入ってきた。




きっと起きてるって言ったら「そうか……」とか言って素っ気なく出ていくつもりだろう。

ここは寝たふりをしてやろう。

くすくす……。

またこっ恥ずかしい愛のセリフを投げかけてきたりして……。



笑うのを必死に堪えながら、テマリは寝たふりを貫く。




シカマル「……寝てるようだな……」




きゅぽッ!




……きゅぽッ?




シカマル「へへへ……ひげ描いてやろうっと……♪」




油性マジックで口の周りに落書きをし始めるシカマル。



テマリは内心、怒りでブルブル震えながら、まだ寝たふりを続ける。






きっとこれは好きな娘にイタズラしたくなるのと同じだ……。



そうに決まってる……。




ここいらで一転して優しい態度をとる……。



そういう奴だろ、お前は……。



シカマルは辺りを見回す。


シカマル「座薬があるな……」




ちょ!! ////


やめろ、それは!! ////


流石に恥ずかしいだろッ!!! /////


いくら自分の嫁だからってオイッ!!!! //////




テマリは起きていることを知らせようかと考えたが、ギリギリのとこで踏みとどまる。




こ、これもシカマルなりの愛情表現かもしれない……////


ここはコイツに体を任せてみるか……/////




スポッ! スポッ!



シカマル「へへへ……鼻栓……♪」




テマリ「……」




ワナワナと震えるテマリ。


明るいところならもう彼女が起きていることに気づくだろう。




シカマル……。

まさかホントに私に嫌がらせをするためだけに来たんじゃないだろうな……。




こんな仕打ちを食らってもまだ寝たふりを続けるのは、心の奥底でシカマルを信じていたかったからだ。


シカダイだっていつもめんどくさがり屋なのに、ああやって私を心配してくれた。


夫であるお前はもっと……。


私を愛しているはずだ……。



シカマル「明日鏡見てバレたらマジで殺されるからな」


スポスポッ!



シカマル「油性ペンは口紅使えば簡単に落ちるんだよな」



キュッキュッ!


フキフキ……。






拭き終わってから、お盆に目を向ける。


シカダイがテマリのために用意した水があった。




シカマル「……そうだ、この水を股間と布団にかけといてやろう。これなら証拠も残らないし、明日の朝、シカダイと一緒にテマリを茶化して家族円満……」







プツンッ!







シカマル「?」





シカマルは何かひものようなものが千切れる音を確かに聞いた。





テマリもその音を聞いた。




ああ、堪忍袋の尾って切れたら本当に音がなるんだな……。




新たな発見だった。




カッ!!


突如、テマリの大きな瞳が見開く。



シカマル「ひッ!」


情けなく裏がえった声をあげてビビるシカマル。

心臓が止まりそうになった。



ムクリ!



操り人形のように上半身が持ち上がる。


すぐに首がサッと45度くらい回ってシカマルのほうに顔が向く。




テマリ「」


シカマル「ててててててテマリしゃん……。かかか体の具合はどう……?」


テマリ「」


シカマル「もももしかして起きてたの……? さささ先に言ってよそーゆーの……」





テマリ「」



シカマル「おおおおお腹減ってない? おおお俺優しいからリンゴとか剥いて来ちゃうけど……?」




テマリ「……リンゴなら……シカダイが食べさせてくれた……」



シカマル「そ、そう……。そそそそれは良かった……」



テマリ「」



シカマル「な、なら喉乾いてない? 欲しいものあったら言って! 何でも買っちゃう!」






テマリ「……息子が汲んでくれたただの水……。……しかしそのただの水には多くの母親を想う気持ちが込められていた……」






シカマル「な、何? 何の物語が始まるの……?」ビクビク






テマリ「……その水を……妻を嘲り笑うための道具にしようとする者がいた……」



シカマル「……しかし……本当は妻を嘲笑おうというつもりは……なかった……」ビクビク



テマリ「……そういう……つもりだった……」



シカマル「……しかし……それはただの茶目っ気だったのだ……。……おしまい……」ビクビク



テマリ「……続く……」



シカマル「……続かない……」ビクビク



※EDテーマ『For You』



♪ハゥア――……



イェイイェイイェイイェえ……     トゥルルルルルルル



sトゥウルルんルゥウ――……



フンウィエえ……     トゥルルトゥルルル トゥルルトゥルンッ!





ここにあ’るのは   君がいッままぁでぇら・んっだみっちぃの……




答えた’ちよ……  ほらじし’んもってぇ すすぅめば・いッいぃ……




とてもしっぜんな’のぉぅお~……   あ・めぇあがッりのぉぅおお~⤴





アスファ・ルゥトに……   虹が かぁかるようにぃ……  




ウゥウウゥウゥ~……




    /, /|‐-\|  l、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
.   〈7 /├‐^ヽl.  }〉: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
    \L二二ニ|_/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',
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       |: : : : :/ャニ三ぇ、   ヽl /ィ'´{仡}〉:: : : : i: :l
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        l: : : : l                  | : : : ::l: :l
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            ∨: |: ',              l : /: : ,'
          l: : : : ヽ     ´ ̄ `   /l /l: i :l
            l: i: : : /\        / |l/ .l∧l
          l:ハ: :/  |: >     イ  l―、 リ
          ' l:/  l:/|        ∨ \

            '   / ./j        /    \
                 / /.       /     /\
           /  /     _/     /:.:.:.:.:.:.ヽ

           //   ./ ̄`   ´ _/     /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
          /:.:.:l   /二二二二 /     /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
       ':.:.:.:.:.:.l   lXXXXX X/    /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ




ロォンリぃ……


・風が吹いてぇ


フィイリィン……


・気がついたよぉ




こぉたえは どぉこにぃも


なぁああい・けどぉ……


       ,l゙     |   │ ,r'`          丿       丿  、  丿
       .l゙      |   l゙ 丿            ,. ./ .,.    .,/,,,-ク′ ,i´
      ,l―------イ、,,,,,__"./            ,i´ 丿 .,i´     ``,ノ"   l゙   で 獣 珍
     /′:::::::::::::::::::::::::::::::: ̄"'―--,,,,,,_   /` 丿 ,i´      .,,/r,ll″  |
: _,,,,―''/`::::::::::::::::::::::::::::::,r¬ニニッ,,,,,-,,,,,,,,,,"'''''┴-,,ヽ,l゙ ,/′   ,/    | .  す レ 獣
″   /::::::::::::::::::::::::::::::::.l゙ ′   `゙゙゙'''''''''ニニニッ-,,,_::゙゙'"'ー-、,,,_ ,,,i´     {
    .|:::::::::::::::::::::::::::::::::l゙        ,,/'″ ,,i、 `゙゙'''ニ゙ls,::::::::::`゙'!      |   ね ベ は
    l:::::::::::::::::::::::::::::::::,l゙.ツ''―--,x,,,,,,,,,_  .,r'"      i、┤:::::::::::|`ー、,、  .,.|
   │::::::::::::::::::::::::::::::::|        ``゚゚゚''━=x,,,,,,,、  `.l゙:::::::::::::,!   `''<,.|   w ル 頭.
   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::く,7      ,,r″ .,ッ   ` ″ <.l゙::::::::::::::ノ     ,″
   |、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄''―--,,,,_ '~`      、 /:::::::::::::::l゙    ,,,,_      の の
   |:::::::::::::::::::::::::::_,,,,,,,,,,_、:::::::::::::::::::::::: ̄"''―--,,,,,,,,,,レ′:::::::::::::|      ゙l
   |、::::::::::::_,,-ベ-,,,,_  `゙゙'''''ー--,,,,_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/       ゙l   .  よ 方
   .ヽ:::::,rr'"  ,.=ニ气ti、_、  .| `ア'''''ー,!,u、,,,,,,__::::::::::::::::::::/`       .ヽ
    ヽ,|_ | 、,|, ヽ,",!│゙”''ミ-'′ .(.V''''''二,,,,、 `゙゙゙|′::::.,i´         │   う. も
  .,,.、 │| |、゙i, ゙'=,,    ,,,--ヘ ー,,/゛ .,iZ゙「゙ァ'" ,  |::::::ノ           ヽ、
: /   〔l,.|.、゙゙l、゚K .゙″  .'''''\  `゛_,_  `''''゛ ,/″ l゙:::,/    .、        ‘i、
,l゙   ,,/ `| ゙i、.゙'           ‘` ゙'i、  .rl''“,〆 丿,/`    .|            |ヽ、
`  ./ .|  } ヽ                   -''''゙,,f"ム"゙l     ,!         / `'―-、_
: ./  ゙l  ゙l  ゙l                   -'''“./  ゙l    │        ,ノ
/`    |  .|  |         、,、   ._.  、  ,-'7    .)   丿        ,,i´
     "  ヽ │ ゙ヽy,,,,,,,,,,,,,,,ニ,,ニ_、  ,」 .,/`/     |  ._/       .,,-|°
        ヽ ゙l、 ‘'〈l/',,ニ,.:,,ミ',i、ji[デ゙゙''/ ,/      .゙l.,,i´     .,,/`/
      .l  `i、゙'-、  `゙゙'''''゚゙‐'゙‐'゙‐'`.,,/,,/`     .,.'レ`    .,,/゛:::::,/゙l、
       |   ヽ           '゙,,-'"`      .,/ _,,,―'"^::::::::::,,i´:::::ヽ、
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コォゥミぃ……


・わかぁてるわぁ



ウィィユぅ……


・愛はいつもぉ




あぁたえッあうぅ~



も・のぉ~……







For You……




          /                `ー-ァ
          -=彡                      ≧=‐
           _/                        \
         ̄/                      ‘.`ヽ
           /:/    l! :|: ,  l.   l:  |:  !      \
            l/!: : : : :ll f| : !: / ∨: :ト: : |マ: !: |: : : : : :l ̄
         / : : l.: :|」ハ∧{   ∨:! | リ |/|:/: :!.: : :八
          /イ.:N V | l!_≧ト ._  l/__l厶-≦゙|:/: |: : |`ヽ.
         /|/| ,、N圦弋:ラヽ `    r弋:フ7|' !:メ.:.N: : : :\
       / : : : 圦 マ|    ̄   |      ̄  /イ'ノリ: : : : : : ハ
        . 弋: : : :リ トハ.       |        'イ: !、: : : 。イ:/:x
    /ニニハ\: : /.イ∧     丶      /.:WN.。<ニニ/ニニ:\
   /ニニニニニ|ニニ>。.W/\  -‐_‐-   /|:/<ニニニニ/ニニニニニ\
 ∠ニニニニニニ人ニニニニ>。 丶.     イ。<'ニニニニニ≠ニニニニニニ=\
./ニニニニニニニニ\ニニマ`iニ>。≧≦<ニニニニニニニニ≠ニニニニニニニニニ=-

=ニニニニニニニニニニニ\ニ}: |ニニニニニニニニニニニニニニニ≠ニニニニニニニニニニニ=-
ニニニニニニニニニニニニニニ\マ{ニニニニニニニニニニニニニ<ニニニニニニニニニニニニニニ=-
ニニニニニニニニニニニニニニニ〈〈≧ニニニニニニニニ<ニニニニニニニニニニニニニニニニニ=-



きっと君はいっつのォ日か……



この空を飛べぅハズゥだから!




なぁんど つまづぅい・たー・としてもぉ~……




For You……


                , /lー''アー'´:/
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        ト';|  -‐t;ァ-ヽ、  r"r‐t:;ァ-,    !/´!
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            ',     -、 ,...       /
        ,r―‐ニト、   、____,    /===、、 _
     / //´ ̄´`ト、  ー---    /!:.:.:.:.... ヾ、ヽ、

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    |  ヽヽ ヽ|:::ヽ、 `ー――一´  _,.'::ノ''´ _,ノノ l

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  _ハ   | |  |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  l l         |
 ̄    l   ! !  !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l  l l      / `ヽ、
     `ーァ'‐!_ノー- ___:::::::::::::::::::::l_! ! ___/     `ヽ、

         |  | ` ̄ ―--ヽr―‐ 二-‐' ̄| |
.       l  l      | ll | ̄     ヽヽ
  ○   ノ ,ノ         ll         ヽヽ   ○






大切なことォは ひーとつ……



夢見るこォとォ……



こぉこぉろー だけはぁ……



と・ざーさないぃでいてぇええ~……  La ~ La  La……



La ~ La  La……


La ~ La  La La La La……



         /|/ |/ ̄ ̄ >
       |V           ̄ ̄フ  __
       |            ∠ /:::::::::::::::\
      く ____      / /::::::::::::::::::::::::::ヽ
       | /     |    く  ̄/::::::::::::::::::::::::::::::::::|\

.      /| |_∠@/ Vヽ  > l:::::::へ_}:::::{_へ::::::::|::::::\

      /fV T_・フ\_ノ V1   |::::/=・=」 {=・=ヽ:::::|::::::::::::|
     /| ト、u/::::|:::::::::::::/ | | ヽ::{  ´} |`  }: ∧ ̄ ̄|
   /  | | |V|::::::::::::::::: /   | | | V r' ^‐^ .イ/ | | / ̄|
 | |    ヽヽ ヽ ::::::::::イ1  / / :|  |\__'ニニ'__/ / /|:::::::{ニ}、

 | |      | | ::::::::::::::::|_|.イ //||  ヽ:::::::::::::::/ / / フ :::::::::: |
 | |      / /ニニ||ニ/| ニ イ:::||   l:::::::::::::|  | |  !:::::::|ニニl
 |ヽニニニ /    :||     \V ヽ_.}:::::::::::::|_|/  |:::::∧::::: |
 |::::::::| | ____ :||  ____ ヽニ/  ̄|| ̄  ゝニ.し' ////

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***



サラダ「パパ、たまには遊園地連れてって」


サスケ「悪いが今は忙しい……。また今度な」




サクラ「しゃららああああ!!! ////////」


サスケ「!」



サラダ「うぅ~……いつも素っ気ない態度とっれるれろホンろは!!」



サクラ「パパは!!」



サクラ&サラダ「しゃららのことがらいしゅきなんら!!!!」




サスケ「やっぱ忙しくなかったわ!! ////////」



終劇

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年07月26日 (火) 08:35:12   ID: 33mFxJ0u

オナロウ脇役!?

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