入須「省エネ主義の真髄?(61)


入須「省エネ主義の真髄?」

折木「そうです、入須先輩」

入須「確かに興味深いだが……折木くん」

折木「なんでしょうか?」

入須「君の省エネ主義の真髄と私の今の状況がどう関係するのかな?」

折木「今の入須先輩の状況とは?」

入須「質問を質問で返すのは感心しないな。だが今はいい。問題はどうして私が放課後の視聴覚室で、手足を椅子に縛り付けられているのか。答えてもらおうか」ギシギシ

折木「開放よりも状況把握を優先するのは流石『女帝』ですね」

入須「君に褒められるのは素直に嬉しいと思うのだけれどね、出来れば答えて欲しい。答えてくれる気はあるのかな、折木くん」


折木「当然ですよ、入須先輩。省エネ主義の俺としては早く目的を果たしたい」

入須「…………(目的?)」

折木「くどい様ですが入須先輩。俺は省エネ主義です。不要なことはせず、必要なことは端的に迅速に終えたい」

入須「………………」

折木「ですが最近はその省エネ主義が脅かされつつありました。原因はもちろん千反田です。」

入須「………………(やはり千反田か)」

折木「千反田は知的好奇心の亡者です。始めの頃は千反田を放置しておくつもりでした。」

折木「ですが千反田の知への探求は妥協を許さず、俺はやむなく探究心を満たすという方法を採ることになってしまった

入須「………………」

折木「結論から言えばこの方法は時間稼ぎであり、悪手でした」

入須「千反田は知的好奇心をより貪欲に求めるようになってしまった……」

折木「そうです。最小限の労力で満たしていた千反田の最低満足値は日を追うごとに大きくなりました。」



折木「そしてもう一度千反田の好奇心が揺さぶられれば、俺の省エネ主義はもはや省エネとは呼べなくなってしまうほどのエネルギーを消費してしまうでしょう」

折木「それは実に宜しくない。ですから俺は一刻の猶予もなく省エネ主義を守るための策を練る必要がありました」

入須「なるほど、折木くん君が言いたいことはわかった。確かに私にも一旦の責任はあるかもしれない。できる限りの協力はさせてもらう」

入須「だが、今の状況は君への義理を足してもとても看過できるものではない。早く拘束を解いてほしい。自由になった上で、私は問題の解決策を模索することを約束しよう。だからこの拘束を解いてくれたまえ」ギシギシ

折木「いいえ。拘束を解く必要はありませんよ、入須先輩」

入須「なっ!?どういうつもりかな、折木くん。あまりオイタが過ぎると先輩として君に説教せざるを得なくなってしまうよ」ガタガタ



折木「先輩は勘違いしておられますよ。俺は感情に任せて先輩の身動きを封じたわけではありません。省エネ主義の真髄のために先輩の献身が必要なんです」

入須「献身、ね。どうして協力ではダメなのかな、折木くん」

折木「流石です、入須先輩。あなたを呼び出して正解でした。入須先輩はテコの原理をご存知ですか?」

入須「また質問返しするのかな、折木くん。悪いが雑談をするつもりはないよ」

折木「入須先輩はテコの原理をご存知ですか?」

入須「はぁ……。わかった、答えよう。支点力点作用点を用いた力学の基礎原理だろう」

折木「流石です。ではテコと滑車の共通点はわかりますよね」

入須「…………小さな労力でより大きな成果を出す点?」

折木「そうです。そして俺のエネルギーを増やすために必要なのが入須先輩、というわけです」


入須「話はわかった。それで折木くん、君は私に何をさせようというのかな?」

折木「いいえ、なにも」

入須「どういうつもりかな?」

折木「先輩は何もしないで結構です。俺は勝手にエネルギーを増やしますから」がたっ

入須「な、なにをするつもりかな折木くん」

折木「……………………」キィキィキィ

入須「近付かないでくれ、折木くん。……今なら夏の仕返しとして私のむっ、胸に、しっしまって……おく、か」ビクビク


折木「……………………」キィキィキィ、ピタ

入須「っ!や、やめてくれ、お、おれっ」

折木「……………………」キィキィ、ピタ

入須「……っ!(う、後ろで何をするつもり、なんだ?)」オドオド

折木「……………………」ジー

入須「……………………お、折木、くん?(わ、私は今折木くんに見られているのか?)」

折木「……………………」ペロ

入須「…………………………っ!(な、舐められた!?耳を舐められた!?)」カー

折木「……………………」ハムハム

入須「っ!あっ……や、やめなっ!」

折木「……………………んむ」ハムレロレロ

入須「おっ折木……やぁっ!噛まなっいでぇ!舐めないでっ!あぁ!だめ……」ビクビク

折木「……………………」フー

入須「ふぅふぅ…………やめっ、てぇ!」ゾクゾク

折木「……………………」ペロペロ

入須「……だめっ!中舐めっ、ちゃあ!き、きたっ、不衛生っだから舐めっるんじゃ……」ビクビク

折木「……………………」ジー

入須「……っ!(お、終わった、のか?)」

折木「……………………」ジー

入須「…………………………(ふ、振り向かえってみる、か?)」

折木「……………………」ジー

入須「……………………(よ、よし!静かにいけば)」ソー

折木「……………………」  ぱんっ

入須「………………っ!(き、気づかれた!?な、にか開けた!?)ビクビク」

折木「……………………」 スーぴし  サーぴし

入須「っ!あっ、か、みっ!(め、目隠しされてしまった)」

折木「……………………」ジー

入須「……………………(み、見られてる。次は何をされる……)」ドキドキ

折木「……………………」キィキィ、ピタ ジー

入須「………………っ(こ、今度は前から見られ、てる?)」ドキドキ

折木「……………………」サッ

入須「っ!…………(耳に、髪をかけ、た?)」ドキドキ

折木「……………………」つー

入須「……きゃっ!(て、のひら、なぞられてるっ)」ゾクゾク

折木「……………………」じー

入須「………………(次はどこを?)」ビクビク

折木「……………………」そー  ピタ  フーッ

入須「あっ……やっ(お、お腹に息吹きかけられたっ!)」

折木「……………………」ジー

入須「……………………」ドキドキ

折木「……………………」  キィ

入須「…………」どきどき

折木「……………………」キィ ペロ

入須「っ!?」

折木「……………………」ペチャペチャズズズッ

入須「きゃんっ!やめぇ!音立てないっでぇ!」ゾクゾクゾクッ

擬音は半角カナのほうがいいと思います

折木「……………………」ジー

入須「はぁはぁはぁ…………」ふぅふぅ

折木「……………………」そースポッ

入須「っ!?ゆび、耳にいれるなぁっ!」ゾクゾク

折木「……………………」トンットンッ

入須「ひっ!やっだぁっ!入れないでぇ!!(入ってる指を叩いてる、のか?)」ビクッビクッ

折木「……………………」トンットンッ

入須「ひゃっ!あぁ!ひ、ひびっくかぁら、やめぇっ!」ビクッビクッ

>>10
ですよねww

いまやりかたわかりました

折木「……………………」ジー

入須「はぁっはぁっ。は、やく、抜いてぇよぉっ!」ジタバタ

折木「……………………」ピチャピチャ トトンットトンッ

入須「……っ。おね、がっ!ひっ!だからぁなめないでぇ!!ぬいぃてぇえっ!」ゾクゾクゾク

折木「……………………」スポッ ソー

入須「ふぅ、ふぅっ、っ」グダッ

折木「……………………」フー

入須「あぁっ!もうっ、やだぁっ」ゾクゾク

折木「……………………」キィキィ

入須「おっ、おれき、くっんっ!おねがいだかぁらぁ!もうやめぇくれなっ、あぁぁぁ!」ヘナヘナヘナ

折木「……………………」ジー

入須「…………ふぅ……っ…………ふうっ(身体に力がはいらない……)」クタッ

折木「……………………」ドンッ

入須「………………(座った、のか?)」キョロキョロ

折木「……………………」ジー

入須「……………………っ(休憩か?なら今が話をきい、て)」カクン

折木「……………………」ジー

入須「…………(もう、おわり?)」ジ

折木「……………………」フー

入須「っ!」ッビクッ

入須「……あっ!見、みるなぁ!(ど、どうして気づかなかったんだ!)」ジタバタジタバタ

折木「……………………」ジー ニヤニヤ

入須「折木くん!そこに座るなぁ!早く離れろぉ!」ガタゴトガタゴト

折木「……………………」フー

入須「っ!見るなっ!」ビクッ

折木「……………………」フー

入須「っ!(わ、私の反応を楽しんでるっ!だからわざとっ)」カーッ!

折木「……………………」ツー

入須「っ!(ふくら、はぎさわられてるっ)」 ゾクゾクッ

折木「……………………」ツーーー

入須「あっ!やぁっ!あぁ!(指が、どんどん登ってくる!このままじゃぁっ)」ゾクゾク


キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン

折木「……………………」ピタッ スタッ

入須「……………………(や、やっと、終わった)」ドキドキ

折木「さて、ご献身ありがとうございました、入須せ・ん・ぱ・い!」ニヤニヤ

入須「っ!」キッ!

入須「どの口が言うか!さっさと解きたまえ折木くん!ただで済むとは思うまいな!」

折木「用務員さんが来るまでその格好でいますか、入須先輩?」ニヤニヤ

入須「したければそうしたまえ!私がそんな脅しに屈すると思うなよ!この状況を見れば、どちらが悪いか一目瞭然だからな!」カオマッカ

折木「さすが入須先輩ですね。あれだけ嬌声を上げていたのにまだ元気があるとは」ニヤニヤ

入須「きょうせっ!?……ふんっ!どうでもいいからさっさと解くんだ!でないと!」

折木「……分かりました。まず目隠しから外しますよ」ニヤニヤ

入須「んっ!(眩しいな)」チカッ

折木「ふふふっ。先輩今ご自分のお顔ご覧になりますか?すっごくエロいですよ」ニヤニヤ

入須「結構!色気があって何よりだ!それよりもはやく……」セカセカ

折木「わかってますよ。俺どうなるのかなー」

入須「何を今更。謝ったって許しはしないからな!」

折木「……………………」ニヤニヤ

入須「何を笑っているだ、折木くん」

折木「……………………」カチャッ


『ひっ!やっだぁっ!入れないでぇ!!

ひゃっ!あぁ!ひ、ひびっくかぁら、やめぇっ!

はぁっはぁっ。は、やく、抜いてぇよぉっ!

おっ、おれき、くっんっ!おねがいだかぁらぁ!もうやめぇくれなっ、あぁぁぁ!


……あっ!見、みるなぁ!                       』カチャッ


入須「な、なんだ、それは……?」ヘナヘナヘナ

折木「ボイスレコーダーですよ」

入須「そ、そんな…………」サー

折木「これからも“ご協力”していただけますよね、入須先輩?」ニヤニヤ

入須「あ、あぁぁぁ、うあぁぁぁ!」ペタ

あの後、私は折木くんの後ろを歩きながら帰路についた

そして折木くんからは
・ケータイの呼び出しには応じること
・期限は折木くんが満足するまですること
・折木くんの言うことは必ず聞くこと

私からは
・思い出に残るようなことはしないこと
・著しく私の評判を落とすようなことはしないこと
・月に一度だけの私からの拒否権を持つこと

を条件に協力することになった

その日の夜私はあまり眠れなかった

入須「……………………zzz」ドキドキ スヤスヤ


一応これで書き溜めてた分は終わりです

初めてss書いたんだけど途中まで半角やり方知らないわ
話はグダグダで申し訳ないです


一応その後?も考えてるけど、まだ書いてないので
需要がなければ黒歴史として記憶から抹消しますw

六時くらいまで用事があるので
そのあと見て需要なかったら半年romってます

考えてるのは言葉責めと羞恥攻めです

早く腕をあげて入須先輩をいじめ倒したいw


ぶっちゃけ状況がわかりづらいのが難点

いい組み合わせだ続きが見たい
確かになにやってるか解りにくい所はあったな

ちょっと説明臭くても台詞にどこ触ってるのか入れてくれるととってもうれしいなって

摩耶花「バカ折木アホ折木まにゅけおれき~」キャッキャ
える「おりぇきしゃ~ん。どうしておりぇきしゃんの頭はくりゅくりゅなんですか~?わりゃし、木になりましゅ!」クシャクシャ
奉太郎「さぁな、なんでなんだろうな」

舌っ足らずな口調で絡んでくる伊原
真っ赤な顔で俺の上に乗り、俺の髪で遊ぶ千反田
先程から畳に同化したように眠る里志

どうにもできないこの状況で俺はため息をついた

~一週間前~

定期考査でいつも地面すれすれを飛ぶ里志が先日の期末試験でついに下手をうった
政治経済にハマった里志はあろうことか勉強時間の全てを使い切った
その成果もあって里志は政経で満点を取った
そして主要7教科のうち、5つが墜落した

当然伊原は大激怒

摩耶花『福ちゃんは何考えてるの!?期末で赤点とったら留年しちゃうんだよ!?』

と伊原は俺が知る中で最も怒った
そして嫌な空気が漂い始めて逃げ出そうとした矢先、摩耶花が吠えた

摩耶花『ちーちゃん、悪いんだけど私と一緒に福ちゃんの留年回避手伝って!』
える『えぇ構いませんよ。私も福部さんが後輩になってしまうのは嫌ですから』ニコニコ

(学年トップの千反田と里志の性格を熟知している伊原がいれば、俺はいらないな)
そう思った瞬間に伊原は俺を睨みつけた

摩耶花『俺関係ないな、って思ってるバカ折木にも手伝ってもらうわよ!』フンガー!

奉太郎『お前と千反田がいるんだ。中の中の俺が居ても仕方ないだろ』

摩耶花『あんたには無駄に役立つ解答術をあるでしょ!それを福ちゃんに教えなさい!』

里志への怒りと使命を抱く伊原を俺が止められるはずもなく、俺の参加が決まってしまった



~数十分前~

一段落ついた俺たちは千反田が頂いたウイスキーボンボンをお茶請けに休憩することにした
始めは夏休みの予定などを話していたが、千反田の『皆さんの子供時代が気になります!』の一言で風向きが変わった
鬱憤を溜めに溜めていた伊原は俺の話を始め、面白がる里志
興味津々の千反田たちのせいで俺にとって非常に居心地が悪くなってしまった
千反田家の庭で時間を潰して戻った部屋は酔っ払いの巣窟と化していた


そして俺は酔っ払いどもに眠るまで玩具にされ、散らかった部屋を片付ける羽目になってしまった
帰宅した俺は過剰消費したエネルギーと原因となった里志を悔い恨みながら眠りについた
fin

小説みたいになってしまった(泣)
けれどどうでしょうか?


会話文のみ苦手だわw

えっなにがおこったの

申し訳ない

自分の得意なスタイルで書き直します

紫煙

そういえば
入須先輩が千反田よぶときはえるじゃなかった?

さっき載せた分の修正終わった~


>>30
支援ありがとう(´▽`)アリガト!
初ssだから物凄くうれしいw


>>31 
マジですか?
自分はアニメ版と小説二巻までしか
読んでないからなんとも言えない・・・

一応、小説版2巻みたらお互い苗字で呼び合ってたんだけど
話が進んで二人の好感度上がったのかな?
うーーんどうすればいいかぬ?


19:30までに※か確認できなかったら自分信じるw
間違ってたら教えてください(>人<;)



あとウイスキーボンボンの話は申し訳ない
地の文と効果音の使い方あんな感じでいいのか
聞いてみたかったんです
パニクらせて申し訳ない

だからなんとなく酔っ払い大天使チタンダエルを書いてみたんだw

アニメの最後のあたりではえるって言ってた気がする
すまん確証はない

>>33
okok
じっちゃんが細かい事気にすんなって
って遺言だから気にしないww


てか
書き直したら
普通にr15のエロ同人に
なってしまったんだけど書いていいのかな?

ここは深夜だ気にするな
つーかドンとこい

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リセットだおw  次コメからリメイクだおw


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リメイク版  入須「省エネ主義の真髄?」


入須「省エネ主義の真髄?」

折木「そうです、入須先輩」

入須「確かに興味深いだが……折木くん」

折木「なんでしょうか?」

入須「君の省エネ主義の真髄と私の今の状況がどう関係するのかな?」

折木「今の入須先輩の状況とは?」

入須「質問を質問で返すのは感心しないな。だが今はいい。問題はどうして私が放課後の視聴覚室で、手足を椅子に縛り付けられているのか。答えてもらおうか」

夏休みの時に世話になった折木くんが私を呼んだのは昼食の時だった

時間通りに来た私は後から入ってきた折木くんに反撃する間もなく組み伏せられてしまった

折木「開放よりも状況把握を優先するのは流石『女帝』ですね」

両足首をそれぞれ椅子の脚に縛られ、折木くんは私の正面で実に楽しそうに笑っている

入須「君に褒められるのは素直に嬉しいと思うのだけれどね、出来れば答えて欲しい。答えてくれる気はあるのかな、折木くん」

ただ、今の折木くんの笑顔はイタズラを思いついた郁恵先輩にとても似ていて、私の感が危険だと叫んでいる

折木「当然ですよ、入須先輩。省エネ主義の俺としては早く目的を果たしたい」

省エネ主義を行動規範としている折木くんが、いくら顔見知りだとしても女生徒を監禁するとは思えない

入須「…………(目的?)」

両手は手の甲が合わさるように縛られて膝のあたりにあり、少しずつ隙間を作るように動かしていると

折木「くどい様ですが入須先輩。俺は省エネ主義です。不要なことはせず、必要なことは端的に迅速に終えたい」

折木くんの視線が私の手に向かい、からかうような口調でたしなめられて、私は抵抗をやめた

入須「………………」

折木「ですが最近はその省エネ主義が脅かされつつありました。原因はもちろん千反田です。」

入須「………………(やはり千反田か)」

あの娘の瞳には彼女の意志の強さと相手の抵抗を止めさせる力ある

折木「千反田は知的好奇心の亡者です。始めの頃は千反田を放置しておくつもりでした。」

茶屋で、物語の真実と私の意図を読んだ彼が振り回される様を放っておいた自分を少し悔やんだ

折木「ですが千反田の知への探求は妥協を許さず、俺はやむなく探究心を満たすという方法を採ることになってしまった」

入須「………………」

折木「結論から言えばこの方法は時間稼ぎであり、悪手でした」

入須「千反田は知的好奇心をより貪欲に求めるようになってしまった……」

折木「そうです。最小限の労力で満たしていた千反田の最低満足値は日を追うごとに大きくなりました。」

自分がわからぬ謎をことなげに解くさまはあの娘の望んだ名探偵に見えただろう

折木「そしてもう一度千反田の好奇心が揺さぶられれば、俺の省エネ主義はもはや省エネとは呼べなくなってしまうほどのエネルギーを消費してしまうでしょう」

そばで見たあの娘が加速的に好奇心をこじらせて、暴食するという流れは彼女を知る人間ならあまりにもわかりきった結果だろう

折木「それは俺の省エネ主義としては実に宜しくない。
ですから俺は一刻の猶予もなく省エネ主義を守るための策を練る必要がありました
そして見付けました、ですが俺一人ではどうしようもない           」

そして折木くんは千反田の暴走を見通して、かつ放置した私を標的にしたわけだ

入須「なるほど、折木くん君が言いたいことはわかった。確かに私にも一旦の責任はあるかもしれない。できる限りの協力はさせてもらう」

確かに何かしらの報復がくることはわかっていた

入須「だが、今の状況は君への義理を足してもとても看過できるものではない。早く拘束を解いてほしい。自由になった上で、私は問題の解決策を模索することを約束しよう。だからこの拘束を解いてくれたまえ」

だが、折木くんの報復は私の想像をはるかに超えてしまっていた

折木「いいえ。拘束を解く必要はありませんよ、入須先輩」

入須「なっ!?どういうつもりかな、折木くん。あまりオイタが過ぎると先輩として君に説教せざるを得なくなってしまうよ」

言葉が脳を逡巡し、血の気の引いていく音が聞こえてくる

折木「先輩は勘違いしておられますよ。俺は感情に任せて先輩の身動きを封じたわけではありません。省エネ主義の真髄のために先輩の献身が必要なんです」

入須「献身、ね。どうして協力ではダメなのかな、折木くん」

言葉違いを望む私に、折木くんは本当に楽しそうな笑顔で答える

折木「流石です、入須先輩。献身じゃないとダメなんです。あなたを呼び出して正解でした。入須先輩はテコの原理をご存知ですか?」

入須「また質問返しするのかな、折木くん。悪いが雑談をするつもりはないよ」

流石に折木くんが下賎な真似をすることはないだろう、と心の中で嘆願しつつ、気を振るって襟を正す

折木「入須先輩はテコの原理をご存知ですか?」

有無言わぬ物言いに仕方なく答えた

入須「はぁ……。わかった、答えよう。支点力点作用点を用いた力学の基礎原理だろう」

折木「流石です。ではテコと滑車の共通点はわかりますよね」

入須「…………小さな労力でより大きな成果を出す点?」

折木「そうです。そして俺のエネルギーを増やすために必要なのが入須先輩、というわけです」

つまり折木くんのやる気を出させればいい

入須「話はわかった。それで折木くん、君は私に何をさせようというのかな?」

やる気を出させるだけならばイーブンに持ち込めると思った私の楽観は折木くんの笑顔で砕け散ってしまった

折木「いいえ、なにも」

協力関係にしたい、そうしなければ私は一方的弱者になってしまう
今の折木くんには出来れば、優位に立って欲しくない

入須「どういうつもりかな?」

郁恵先輩に似た笑顔を浮かべる折木くんに、私の心はすくんでしまった

折木「先輩は何もしないで結構です。俺は勝手にエネルギーを増やしますから」

二メートルの距離を折木くんはゆっくりと近づいてくる

入須「な、なにをするつもりかな折木くん」

折木「……………………」

何も言わず折木くんは静かに近付いてくる

入須「近付かないでくれ、折木くん。……今なら夏の仕返しとして私のむっ、胸に、しっしまって……おく、か」

折木「……………………」

スカートとスラックスの生地が擦れ合うほどの近さで折木くんは止まった

入須「っ!や、やめてくれ、お、おれっ」ビクビク

何も言わない折木くんを、私はただ見上げるしかできない

折木「……………………」ジー

再び動き出した折木くんは私の後ろで止まり、夕日によって伸びた影が私を覆い隠す

入須「……っ!(う、後ろで何をするつもり、なんだ?)」オドオド

静かに背中の後ろに立つ折木くんがどうしようもない不安を私の胸に押し付けてくる

折木「……………………」ジー

なんとなく、折木くんが私を見ている気がする

入須「……………………お、折木、くん?(わ、私は今折木くんに見られているのか?)」

折木「……………………」ペロッ

私の右耳を湿った何かが撫でた

入須「…………………………っ!(な、舐められた!?耳を舐められた!?)」カー

耳を舐められた感触とかすかな冷たさが私の心を瞬間、羞恥が襲いかかった

折木「……………………」ハムハム

温くて少しかさついた折木くんの唇が私の耳たぶをアマガミする

入須「っ!あっ……や、やめなっ!」

嘆願しても折木くんはやめてくれない

折木「……………………んむ」カジッレロレロ

耳たぶが口の中に入ってしまい、折木くんの唾液で濡れ、甘噛みされて
少しだけザラザラの舌で耳たぶの周りを舐められてしまった

入須「おっ折木……やぁっ!噛まなっいでぇ!舐めないでっ!あぁ!だめ……」ビクビク

折木くんが無意識に吐く息が耳たぶにあたって、その小さな音が私の鼓膜を揺らすから、自然に少しだけ顎が上向いて、髪と折木くんの鼻が擦れる音が聞こえてしまった

折木「……………………」フー

折木くんは耳のくぼみに沿うように息を吹いて、突き抜ける息のせいで私は身体を震わせてしまった

入須「ふぅふぅ…………やめっ、てぇ!」ゾクゾク

やめてと懇願する私の耳にフッと小馬鹿にした音が届いた

折木「……………………」ペロペロ

なされるがままの私の左耳を折木くんの手が押さえつけた

入須「……だめっ!中舐めっ、ちゃあ!き、きたっ、不衛生っだから舐めっるんじゃ……」ビクビク

耳のくぼみに舌を這わせて私の中でわざとらしい水音をぴちゃぴちゃと立てる

羞恥心に駆られて身体を逸らそうとしても、既に押さえつけられていて、折木くんが満足するまで耳の中を犯されてしまった

折木「……………………」ジー

経験したことのない感覚のせいで、深くかけていたはずなのに僅かに腰を突き出してしまっていた

入須「……っ!(お、終わった、のか?)」

飽きた折木くんが何かを考えているうちに、心を落ち着ける

折木「……………………」ジー

静かにゆっくりと腰深くかけようとした時、お腹の少し下からトロトロとした熱が下っていくのを感じてしまった

入須「…………………………(ふ、振り向かえってみる、か?)」

折木「……………………」ジー

もう一度心を落ち着かせる

入須「……………………(よ、よし!静かにいけば)」ソー

振り返ろうとした時、私の後ろでフィルムをはがすような音が聞こえた

折木「……………………」  パリッ

入須「………………っ!」(き、気づかれた!?な、にか開けた!?)ビクビクッ

折木「……………………」

何をされるかわからない恐怖が胸の奥から僅かな熱と一緒に湧き上がってくる

折木「……………………」ジー

はっきりとした視線を感じても、振り向こうとは思えず、折木くんの動きを静かに待つ

入須「……………………(み、見られてる。次は何をされる……?)」ドキドキ

耳に右、左の順番でゴムがかけられて私の視界は真っ暗になってしまった

入須「っ!あっ、か、みっ!(め、目隠しされてしまった)」オドオド

静かな足音とかすかな気配で折木くんが私の前にきたのがわかった

折木「……………………」ジー

入須「………………っ(こ、今度は前から見られ、てる?)」ドキドキ

折木「……………………」スッ

耳に横髪を引っ掛けられて、耳がスースーする

入須「っ!…………(耳に、髪をかけ、た?)」ドキドキ

さっきみたいにまた舐められてしまうと思って、口を固く閉じる

折木「……………………」ツー

入須「……きゃっ!(て、のひら、なぞられてるっ)」ゾクゾク

折木くんの指が手相をなぞって、予想外の感覚に思わず悲鳴をあげてしまった

折木「……………………」ジー

入須「………………(次はどこを?)」ビクビク

折木くんは見えない私の反応を楽しむために、わざと焦らしているのか

折木「……………………」フーッ

入須「あっ……やっ(お、お腹に息吹きかけられたっ!)」ビクッ

制服の生地が強く吹きかけられた息のせいで丸くへこむ

折木「……………………」フーッ

今度はリボンが揺れる

入須「っ!っや、やだっ、近付かづくなぁ!」

胸を見られている恥ずかしさで声を荒らげても、折木くんの視線が止まない

折木「……………………」ジー

入須「……………………」ドキドキ

折木「……………………」  

入須「…………」ドキドキ

折木「……………………」ペロッ

お腹や胸を意識していることはバレバレで、今度は耳を舐められてしまった

入須「っ!?」

折木「……………………」ピチャピチャ ズズズッ

入須「きゃんっ!やめぇ!音立てないっでぇ!」ゾクゾクゾクッ

さっきよりも大きく耳の中で水音を立てられて、抜けかけていた頬の熱がまたぶり返してしまう

折木「……………………」ジー

入須「はぁはぁはぁ…………」ハァハァ

折木「……………………」ソー スポッ

折木くんの指が耳の中を塞ぐ

入須「っ!?ゆび、耳にいれるなぁっ!」ゾクゾク

指が小さく上下して、完全に耳がふさがってしまった

折木「……………………」トンットンッ

耳全体に響くようにノックする

入須「ひっ!やっだぁっ!入れないでぇ!!(入ってる指を叩いてる、のか?)」ビクッビクッ

ノックする音と振動がまるで感覚だけ残したみたいに響く

折木「……………………」トンットンッ

入須「ひゃっ!あぁ!ひ、ひびっくかぁら、やめぇっ!」ビクッビクッ

私の耳はもう私を苛めるための、折木くんのおもちゃのような気がした

折木「……………………」ジー

入須「はぁっはぁっ。は、やく、抜いてぇよぉっ!」ジタバタ

折木「……………………」ピチャピチャ トトンットトンッ

入須「……っ。おね、がっ!ひっ!だから!ぬいぃてぇえっ!」ゾクゾクゾク

指と耳を一緒に舐められて、耳だけだった水音がもう頭の中で淫らに響かされてしまう

折木「……………………」スポッ ソー

入須「ふぅ、ふぅっ、っ」グダッ

やっと指を抜いてもらった私は完全に腰が砕けてしまっていた

折木「……………………」フー

入須「あぁっ!もうっ、やだぁっ」ゾクゾク

折木くんの唾液のせいで、息を吹きかけられるたびに、さっきよりもより鮮明に折木くんの息を感じてしまう

折木「……………………」

入須「おっ、おれき、くっんっ!おねがいだかぁらぁ!もうやめぇくれなっ、あぁぁぁ!」ヘナヘナヘナ

折木くんの足音を聞いただけで、恐怖と快楽が私から思考能力をすべて奪われるようになってしまった

折木「……………………」ジー

入須「…………ふぅ……っ…………ふうっ(身体に力がはいらない……)」クタッ

折木「……………………」ドンッ

入須「………………(座った、のか?)」キョロキョロ

折木「……………………」ジー

入須「……………………っ(休憩か?なら今が話をきい、て)」カクン

折木「……………………」ジー

入須「…………(もう、おわり?)」ジ

ようやく解放されると思ったのに、折木くんはまだ私を放してはくれなかった

折木「……………………」フー

折木くんの吹きかける息が裾と太ももを伝って届いた

入須「っ!」ッビクッ

一瞬の思考の停止

入須「……あっ!見、みるなぁ!(ど、どうして気づかなかったんだ!)」ジタバタジタバタ

折木くんは椅子に座ってるのではなくて、私の膝のすぐ近くに座っているんだ

折木「……………………」ジー ニヤニヤ

新たな羞恥心が私の身体を蝕む

入須「折木くん!そこに座るなぁ!早く離れろぉ!」ガタゴトガタゴト

体勢直そうと思ってもさっきからの一連の流れで、私の腰は完全に砕けてしまっていた

折木「……………………」フー

入須「っ!見るなっ!」ビクッ

折木「……………………」フー

入須「っ!(わ、私の反応を楽しんでるっ!だからわざとっ)」カーッ!

折木くんが息を吹きかけるたびに羞恥心は肥大化して、より私の心を辱めようとする

折木「……………………」フー ツー

入須「っ!(ふくら、はぎさわられてるっ)」 ゾクゾクッ

ようやく落ち着かせることができそうだったのに、折木くんの指がふくらはぎを伝う直接的な感覚にさっきまでの耐性は吹き飛んでしまった


折木「……………………」ツーーー

入須「あっ!やぁっ!あぁ!(指が、どんどん登ってくる!このままじゃぁっ)」ゾクゾク

心を煽られて、身体を焦らされて、耐えられずに私はとうとう口を開いてしまった


キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン

完全下校時間を知らせる放送が学校に響いた


折木「……………………」ピタッ スタッ
入須「……………………(も、もうすこしで、もう少しだったのに!)」ドキドキ

内ももに押し付けられていた指はチャイムが聞こえるやいなや感触がなくなり、折木くんは立ち上がったらしい

折木「さて、ご献身ありがとうございました、入須せ・ん・ぱ・い!」ニヤニヤ

数十分ぶりに聞く折木君の声は、誰が聞いてもわかるほど嗜虐心と嘲笑がにじみ出していた

入須「っ!」キッ!

全てを見越した折木くんの声に、声の元を睨みつけた

入須「どの口が言うか!さっさと解きたまえ折木くん!ただで済むとは思うまいな!」

どうしようもない気持ちの昂ぶりが口から溢れ出した

折木「用務員さんが来るまでその格好でいますか、入須先輩?」ニヤニヤ

精一杯の力を込めたのに、折木くんの声に危機感はなかった

入須「したければそうしたまえ!私がそんな脅しに屈すると思うなよ!この状況を見れば、どちらが悪いか一目瞭然だからな!」カオマッカ

用務員に見られようともそれでいい、私にはなすべきことがあるのだから!

折木「さすが入須先輩ですね。あれだけ嬌声を上げていたのにまだ元気があるとは」ニヤニヤ

入須「きょうせっ!?……ふんっ!どうでもいいからさっさと解くんだ!でないと!」

折木「……分かりました。まず目隠しから外しますよ」

入須「んっ!(眩しいな)」チカッ

たったの数十分だったのに、私には夕日が眩しかった

折木「ふふふっ。先輩今ご自分のお顔ご覧になりますか?すっごくエロいですよ」ニヤニヤ

入須「結構!色気があって何よりだ!それよりもはやく……」セカセカ

会話なんてどうでもいい

折木「わかってますよ。俺どうなるのかなー」

早く解放されたい

入須「何を今更。謝ったって許しはしないからな!」

攻められても折木くんは嗜虐的な笑みを浮かべたままだ

折木「……………………」ニヤニヤ
入須「何を笑っているだ、折木くん」
折木「……………………」カチャッ

床に置いてあった小さな機械のスイッチが入った


『ひっ!やっだぁっ!入れないでぇ!!
ひゃっ!あぁ!ひ、ひびっくかぁら、やめぇっ!
はぁっはぁっ。は、やく、抜いてぇよぉっ!
おっ、おれき、くっんっ!おねがいだかぁらぁ!もうやめぇくれなっ、あぁぁぁ!

……あっ!見、みるなぁ!                       』カチャッ


入須「な、なんだ、それは……?」ヘナヘナヘナ

折木「ボイスレコーダーですよ」

入須「そ、そんな…………」サー

折木「これからも俺の省エネに“ご協力”していただけますよね、入須先輩?」ニヤニヤ


入須「あ、あぁぁぁ、うあぁぁぁ!」ペタ

先程までの全ての痴態が残っていることを知って、私は泣いていた


あれから私は折木くんの後ろを付いて帰路についた

折木くんから

・ケータイの呼び出しには応じること
・期限は折木くんが満足するまですること
・折木くんの言うことは必ず聞くこと

私の要望は

・思い出に残るようなことはしないこと
・著しく私の評判を落とすようなことはしないこと
・月に一度だけの私からの拒否権を持つこと

を条件に協力することになった

これから先のことは折木くんのオモチャにされてしまうのだろう

そんな未来を想像して、放課後の数十分が脳裏に染み付いて、なかなか眠ることができなかった

そして私はうっすらと雲が明るくなった頃に、疲労と倦怠感に連れられてようやく眠りにつくことができた
一部エンド?

書き直し乙

書き直したのかw
乙乙
続きが楽しみだ

変態でサーセンww
初ssが目隠し耳攻め緊縛って自分で引くwww

あとエロくなくてごめんねw

おっちょこちょいな自分に
アドバイスくれた方や支援くれた方
ありがとうございます

おかげで書いて手直しもできて自分なりには満足してます

1エンド?
で締めたのは
一応これの続きというか

ほう×イリのその後シュチュをいくつか思いついたので
読んでくれる人がいるなら書こうかな、って思ってます
一、指フェラ・言葉責め 二、無垢なチタンダエルの近くで羞恥攻め 三、寒くなってきたので、露出攻め
リクエストなんかあれば頑張って書くよ!

一週間くらいは巡回するつもりなんでリクしてくれたら嬉しいかなw

あと改善点と意見、一つ目と二つ目の批判言ってくれると物凄く助かります、今後のためにw

書物好きなので悪いところとかビシバシお願いしますww

批判を基にして書きたいssが書けるようになりたいw


ふゆみたんはイジられてこそ生きると思うんだよね!
だから誰かほう責めイリ受けのss書いてくり
自分の書いたssじゃ萌えないんだよなぁ…………

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