ピカチュウ「ここがポケモン学園かぁ・・・」(9)

メロエッタ「おはようございます~」

メロエッタ「今日は皆さんに転入生のお知らせがあるのです~」

ブラッキー「やっぱりだ!朝から机一つ多いって話でもちきりだったもんねー」

エーフィ「・・・そうね」

ザワザワ・・・

メロエッタ「転入生の方~どうぞ~」

ガラッ

ピカチュウ「・・・・・・」ツカツカ

カリカリ カリカリ 『緋彼誅』

ピカチュウ「こんにちは、ボクの名前はピカチュウっていいます」

ピカチュウ「喧嘩上等、夜露死苦お願いしやがってください」ペコリ

皆さん「「「 」」」

メロエッタ「ではピカチュウ君はポッチャマ君の隣の席へ~」

ピカチュウ「わかりました、姐さん」ペコリ

ポッチャマ(はっ!?)

ポッチャマ(そっか、通りで隣に知らない席があったんだ・・・)

ポッチャマ(というか・・・姐さん・・・?)

メロエッタ「もぅ、ピカチュウ君ったら。そんな呼び方しちゃダメでしょう~?」

ピカチュウ「そうなんですかぁ」

ポッチャマ(そうでしょ!メロエッタ先生は先生なんだし・・・)

メロエッタ「次回からは『大姐様』ね~?」

ポッチャマ(グレード上がってる!)

ピカチュウ「わかりました、大姐様」ペコリ

ポッチャマ(心底言わなくてもいいと思う!)

ポッチャマ「え、えと、ここだよ、ピカチュウ」

ポッチャマ(う・・・のっけからよくわかんない人だから緊張する・・・)

ピカチュウ「ポッチャマだっけ?」

ピカチュウ「ありがとう、名前も覚えてくれたんだね」ニコッ

ポッチャマ(あれ・・・?)

ポッチャマ「ピ、ピカチュウこそ・・・」

ピカチュウ「お隣り同士よろしくね」

ポッチャマ(思ったよりいい人・・・?)

ピカチュウ「ホントは友達の契りとして一戦交えたいとこだけど」

ピカチュウ「ここは神聖なる教室だからね。静かにしておこう」

ポッチャマ(えっ、えっ)

ピカチュウ「・・・・・・」

ポッチャマ(え~っ・・・)

~休み時間~

ワイワイ ガヤガヤ・・・

ムクバード「君はどこから来たんだい?」

ピカチュウ「この町の隣の隣の町からかな」

ズバット「趣味とかあるのかナ」

ピカチュウ「うーん、趣味といっていいかはよくわからないけど」

ピカチュウ「最近はフルコン空手にハマってるよ」ニコッ

ヤブクロン「俺このクラスの清掃委員なんだ、よろしく」

ピカチュウ「掃除されちゃわないように気をつけてね」ニコッ

ポッチャマ(やっぱりピカチュウ人気だなー)

ポッチャマ(人がいっぱいで居心地が悪いな・・・)ソワソワ

ヌッ

ポッチャマ「わ!?」

ドグロッグ「ケケケ、転入生」

ピカチュウ「ん?」

ドグロッグ「昼休みに屋上な・・・ケケケ」

スタスタ・・・

ブラッキー「あの人って・・・」

エーフィ「・・・悪い方で有名人」

ザワ・・・ザワ・・・

ピカチュウ「ん、初日から誘われちゃうなんてね」

ポッチャマ「ピ、ピカチュウ!のんびりしてる場合じゃないよ!」

ピカチュウ「どうしたの?ポッチャマ。早く一戦やってみたい?」

ポッチャマ「違うよ!今の人!」

ピカチュウ「今の人?」

ピカチュウ「少しは骨がありそうだったけど・・・どうしたの?」

ポッチャマ「あの人上級生なんだけど」

ポッチャマ「悪い意味で有名な人なんだ・・・」

ピカチュウ「三人組かぁ」

ポッチャマ「ムウマージ、ドグロッグ、ニドキング・・・」

ポッチャマ「それに、マスコットのヌケニンを含めた集団があるんだ」

ピカチュウ「へぇ、そんな人達にボク呼ばれたんだ」

ポッチャマ「うん・・・」

ポッチャマ「普段から悪さばかりしてる人達だから何されるか・・・」

ピカチュウ「お昼はご飯食べる時間だよ?日の下でご飯食べるんだよ」

ポッチャマ「そうだといいけど・・・」

ピカチュウ「それより、ボクはもっと気になることがあるんだ」

ピカチュウ「ちょっとついてきて」スタスタ

ポッチャマ「ん、どうしたの?」

ピカチュウ「ボクってどこにいても目立っちゃうでしょ?」

ポッチャマ「なんとなくそんな気がするよ」

ピカチュウ「ボク自信、人に注目されるのは好きだから積極的に注目してもらいたいんだけど」

ピカチュウ「どうも・・・モヤモヤするんだ」

ポッチャマ「どうして?」

ピカチュウ「ほら、あの子いるよね」ピッ

ポッチャマ「人に指差しちゃダメだよ」

ピカチュウ「ごめん」

クルマユ「・・・・・・」

ピカチュウ「ほら、あの子」

ポッチャマ「クルマユがどうかしたの?」

ピカチュウ「あの子はどうやらボクには無関心みたいなんだ」

クルマユ「・・・・・・」

ポッチャマ「感じ方は人それぞれじゃないかな・・・」

ピカチュウ「悔しい」

ポッチャマ「へ?」

ピカチュウ「悔しいんだ、ボクは」

ポッチャマ「どうして・・・?」

ピカチュウ「あれだけ皆の関心を引いていたボクに対して無関心な子がいる」

ピカチュウ「つまり・・・ボクにまだ足りない部分があるって・・・事だよね」

ポッチャマ「そうかな・・・?」

クソスレ開いた自分が嫌になる。

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