依田芳乃「嫣然一笑のー」柊志乃「しのしの」工藤忍「相談箱!?」 (46)



キャラ崩壊
オリ設定
続きものだけど前作は読まなくても多分大丈夫
参考画像あり

前スレ
依田芳乃「雨過天晴のー」柊志乃「しのしの」工藤忍「相談箱~」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414570343/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417930821

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テクテク

「ふぅ、危なかった......

あずきちゃんの立てる作戦って、たまにうまくいくところが油断ならないよね



危うくみくちゃんが猫耳代わりにぴにゃ耳で仕事に行っちゃうとこだったよ



耳だけなら猫に見えないこともないんだけど、あのカラーリングじゃあねぇ...


.........あれっ?」



静の箱「」



「あの箱ってこんな人気の無いところにあったんだ...

まぁ、人の見てる前で悩みを相談する手紙なんて投函できないもんね、匿名性のこともあるし...

そうだ!いつもはこの中の手紙を読んだ芳乃ちゃんが事前に色々準備してるんだよね」



工藤忍「だったらアタシもちょっとくらい手伝ってみようかな!」





ゴソゴソ


忍「......えっと、志乃さんはこうやって開けてたような...」


「それにしても悩み、悩みかぁ.........」


「アタシの悩みは......最近ツッコミ入れてばっかりで胃にキテることかな......ふふふ」


「まぁ、あの相談箱のコーナー自体は結構好きなんだけどね」


「ただ、あまりにも予想外のことばっかで...ついていけない時があるというか......あっ」




カチッ


静の箱「パカッ」






依田芳乃(箱詰め状態)「ひらけゴマ、でしてー」


忍「ついていけねえええええええええ!!!」





柊志乃(普通に来た)「第四回しのしの相談箱...始まるわよ」


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【あらすじ】

しのしの相談箱はみんなの相談を受付中だよ

でもアイドルの悩みしか聞いてあげないよ

悩める者の下に手紙一本で駆けつけるよ

でも手紙を出さない人のところには一生来ないよ



【人物紹介】


・依田芳乃

しのしの相談箱の立役者。

アイドル界のアクティブ一休さん(物理)

三人の人間から悩み事を相談されて、それらを一度に解決するほどのパッションの持ち主

最近の悩み事は、早口言葉が言えないこと


・柊志乃

しのしの相談箱の協力者。

アイドル界のワイルドドランカー(ワイン)

三人の人間と連れ立って居酒屋に入っていき、一人だけ酔いつぶれずに歩いて出てくるほどの肝臓の持ち主

最近の悩み事は、工藤忍がアルコールを制限してくるせいで毎朝気持ちよく目が覚めること


・工藤忍

しのしの相談箱の功労者。

アイドル界のストレスフルガール(胃)

三人で一緒に編み物をして、一人だけ会話からハブられていても気づかないほどの集中力の持ち主

最近の悩み事は、ストレスの大きさを胃の痛みで検知する能力に目覚めたこと




前回のハイライト

[愛されサイズ]諸星きらり


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忍「いつの間にかいつもの埃っぽい会議室だよ...唐突すぎるよ...」


芳乃「まーまー、折角わたくしがイリュージョニストさながらの登場を見せたのですからー」


忍「いや、さっきのあれは心臓に悪いし...ショッキングな画だったし」


志乃「まぁまぁ......こちら、しのしの相談箱では主にアイドルたちの悩み事を年中無休で受付中よ...」


芳乃「そしてこの相談所の骨子というものはー、わたくしたちが行うのは『縁結び』であるということでしてー」


芳乃「つまりー、悩めるものがいるならばー、その方の悩みの解決にうってつけの人物をー、わたくしたちが引き合わせるということなのですー」


忍「そのうってつけの人物っていうのもアイドルから選ばれるよー」


志乃「自分一人の力で解決できない問題も二人ならもしかしたら......ということ。私たちはその二人目に最も適した子を紹介させてもらうわ」


芳乃「でしてー」


芳乃「それではしのしの相談箱の機構を改めて紹介しましてー、志乃どのー」

コトン

志乃「私が持っているのが通称『静の箱』、事務所のとある場所に設置されていて、ここに悩みを抱えたアイドルたちがその悩みを綴った手紙を投函していくの...」


忍「今日は芳乃ちゃんも入ってたけどね」


芳乃「志乃どのにはー、主に静の箱の開帳を任せましてー、そして忍どのー」


ゴトッ


忍「はいこれ、アタシが持ってるのが『動の箱』、事前に『静の箱』の中に目を通した芳乃ちゃんが他のアイドルから聞いて回って、集めた悩みの解決案をまとめて収納してるの」


芳乃「そこにわたくしが蓄えたみなの玉稿はー、忍どのに吟味していただく流れでしてー」




芳乃「藪から棒の登場、いかがでしてー?」


忍「藪から棒というか箱から芳乃ちゃんだったんだけど」


志乃「まぁまぁ落ち着いて忍ちゃん...ほら、瓢箪から駒って言うでしょ...?」


忍「まぁ確かにあの箱の容積と芳乃ちゃんの体躯が明らかに不釣合だったけどね、どうやって入ったのよ...」


芳乃「おほほー、バレエのノウハウを少しばかりかじりましてー、体を柔らかくした次第でございますー」


志乃「バレエってすごいのねぇ......あら?じゃあもしかして穂乃香ちゃんも...」


忍「いやいやいや!中国雑技団とバレリーナは違うからね!?穂乃香ちゃんもそんなことしないし!」


芳乃「か~ら~の~?」


忍「いや何もないって!?」




芳乃「さぁさ、歓談はここまでとしてー、早速一人目とまいりましてー」


志乃「そうね、じゃあ読んでいくわよ、今回の相談者一人目...PN【パエリア→アクセ→関】さんから」


【ここに手紙を出すと、ちょっとした問題なら解決してもらえるって聞きました

でも名前は書かなくてもいいらしいので書きません

それで私の抱えている問題なんだけど、実はアクセのパーツが余り過ぎてるんだ。

私は趣味でアクセサリーを作ってて、この前その趣味に関係したお仕事ももらえたの。

子供達と一緒にアクセサリーを作ろうっていう体験企画で、そのあと使わずに残ったパーツを引き取ったんだけど

でもその中身がフックやチェーンばっかりで、ビーズやスワロフスキーが全然なかったの

しかも自分で買い足そうにも今月はもう買う予定はないから、それでちょっと持て余しちゃってるの

使わないってわけじゃないから捨てられなくて...こんな小さな悩みでよければ聞いてください】



志乃「手紙の端っこに描かれたイラストを見る限りでは確かにテグスや小さい鎖、あとはキーホルダーでいうところのホルダー部分だけばっかりね」


芳乃「なるほどでしてー、つまり、捨てられぬものをどうにかして欲しいとー」


志乃「うーん...そういえば聞いた話だと、宅配で届いた荷物の包装紙を、綺麗なものだとつい捨てずにとっておいちゃうけど、使い道がなくて困ることがあるそうね」


忍「あー、それ分かる、アタシのお母さんもよくデパートから届いた荷物の箱とかラッピングを別にとってたもん」





芳乃「......オバハンくさっ」

忍「もう少しオブラードでラッピングしてくれない!?」

志乃「ち、ちなみに私は贈答品のワインのラッピングはすぐに捨ててるわ......だから大丈夫よ、ええ大丈夫」

忍「志乃さん!?」





芳乃「では続いて忍どのの番でしてー」


忍「あぁうん、分かった。じゃあこの相談に寄せられたお便りはこちら、一人目はPN【大亜】さんから」




【鉄は全て溶かして固めて鉛玉や銃器に変えてしまうのがいいであります!】




忍「鉛はないけど...」


志乃「法治国家のこの国でやると逮捕だから気をつけてね」


芳乃「う~ん、アウトでしてー?」


忍「どうしてこの人に話を聞きに行こうと思ったの...」


芳乃「ふふ、刀狩りの頃を思い出しましてー」




忍「......さて、二人目を読んでいくよ、PN【飛翔石化鳥】さんから」


芳乃「ふむーん、不意の戯れとはいえー、無下にされるとさみしいのでしてー」


忍「あぁ、冗談だったの......」


芳乃「でしてー、でしてー」

忍「ちょ、袖を引っ張らないで袖を」

志乃「.........私もお酒が飲みたくなってきたわ...ねぇねぇ」

忍「ちょ、反対側の袖も、...って志乃さん...」





忍「じゃあ改めて二人目、PN【飛翔石化鳥】...ひしょうせっかちょう、でいいんだよねコレ?」



【いや、コカトリス、だよ】



忍「(読み手に話しかけてきおった...)」




【ふふ、どうだい?

大方ボクが選んだ仮の名に当惑し、読み詰まるだろうと思って注釈から始めたわけだけど

この手紙を読もうとしてくれたキミの一助になっていれば幸いさ】


忍「読むのに邪魔な前置きになってるんだけど...」


【そうそう、ところでチェーンやフックがありふれていて困っているんだって?

それで要はその新たな用途の開拓が必須となるわけだ。

所詮はこの広大な世界という鳥籠の中で燻る一羽であるボクの囀りが一筋の光明となることを切に願うよ】


忍「冗長にもほどがあるんだけど...」


志乃「まぁまぁ、一応読んであげなさいよ、芳乃ちゃんが足を運んで話を聞いてきたんだから」


忍「読まないわけじゃないんだけど...芳乃ちゃんも会議の速記じゃないんだからいちごニック残さず文字にしなくても良かったんじゃない?」


芳乃「いえー?こちらのコカトリスどの如何様な思惑か、手ずから筆を振るっていただけましてー、わたくしはその手紙を受け取っただけなのですー」


忍「なぜインタビューじゃなくて直筆にしたのさ...ラジオの投書じゃないのに...おかげで読むのに拘束されるんだけど...」


芳乃「これぞ 束 縛 の メ タ フ ァ ー 」


【安全ピンピアスなる存在をご存知かい?その名のとおりピアスとして耳から安全ピンをぶら下げるファッションなんだけど、とはいえ

ここまで読めば聡いキミたちにとって続きの想像は容易だろうね。

ズバリ、そのキーホルダーのパーツを耳にぶら下げてみるというのは実に非日常じゃないかな?】




忍「このあとはよく分かんない結びがつらつら綴られているだけだから省略ね...なんでこんな文章なのに最後が『草々不一』なんだろう...」


芳乃「なるほどー、ピアスもまたアクセサリの一つでしてー、案としてはそう不適にもあらずー」


志乃「......なんといったっけこういうの...パンク?」


忍「にしてもチェーンとかホルダーだけぶら下げるってどうなんだろ...普通にキーホルダーぶらさげるのもシュールだけど」


芳乃「キーホルダー......ぴにゃこら太ピアス...」


忍「......穂乃香ちゃんに吹き込んじゃダメだよそんな単語...付け兼ねないから」


芳乃「...柚どのが穂乃香どのの耳にピアス穴をぐさぁーっ...」


忍「怖いこと言わないでよ!?」

志乃「しかも編み棒で」

忍「さらに絵面が怖くなったんだけど!?」


芳乃「そして両の耳よりぶら下がる不細工なのでしてー」

忍「.........見たくないよぉ、満面の笑みの穂乃香ちゃんの数センチ隣でアレが揺れてるトコとか...笑わない自信がないよぉ......!」


芳乃「穂乃香どのの引き立て役でしてー?」

忍「そんな間近に引き立て役下げてどうするのさ...」



志乃「あ、そうそう...安全ピンのピアスはそれ専用の安全ピンがあるみたいだから、普通の安全ピンを不用意に耳に刺したりしないようにね...お姉さんとの約束よ?」


__終了__


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忍「うちのアイドルの中にもピアスの人って何人かいるよね」


芳乃「でしてー、特に歌や踊りのさなかに見せる光の一粒は見事ですー」


志乃「そうねぇ、ライブとか仕事の時だけは付けている子もいるみたいね...乃々ちゃんが普段からピアスをつける子だったのは驚いたけど」


忍「あっ、そうそう! 穂乃香ちゃんも少し前のご当地リポートの仕事では結構大きめのイヤリングつけてたんだよねー...」

芳乃「ほほー、わたくしと同じパッションの美羽どのもー、織田の信長に扮したときはそれは見事な耳飾りをつけておりましてー」

忍「そっかー...穂乃香ちゃんも美羽ちゃんもあんまり派手なの付けるイメージなかったけど、似合うもんだねー」




志乃「じゃあ二人目も読んでいくわよ...二人目の相談者はPN【サカロ子】さんから」



【こんにちは♪

今日はお悩みの相談というより知恵をお借りしたくてこのお手紙を出させていただきました♪

早速話に入らせてもらうと、今は12月ですよね。そこで私はお正月にお仕事の予定があって、そろそろ用意をする必要があるんです

それで相談というのが、そのお仕事で作ることになってる「お守り」なんです。

お正月の神社でアイドルお手製のお守りを配るという企画で、そのデザインも考えるように言われていているんですが、これが意外と難しいんですね

アイドルの私にほぼ一任する形になっているんですから、やっぱりアイドルらしいデザインがいいのかとは思うんですけど、

いま一ついいのが思いつかなくて、このお手紙を読んでいるみなさんも一緒に考えてくれたら幸いです♪】




忍「お守り...?交通安全とか大願成就とか書いてる袋のやつかな?」


芳乃「ふむーん、恐らく忍どのが思い描いているのは紐付き綿袋というものでしてー」


志乃「ほかには紙に包まれているのとか...あぁ、御札や絵馬もお守りのカテゴリーに入るんだっけね...」


芳乃「しかりー、ちなみに御守りを勘定する際の数え方の単位を知ってましてー?」


志乃「うーん、何かしら...一個二個じゃないわよねぇ、一枚二枚...かしら?」


忍「一本二本とか?」


芳乃「ぶぶぅー」


忍「おう、なんだその顔」


志乃「(いつもの表情のまま頬だけ膨らんでる...器用な子ねぇ...)」


芳乃「御守りの類はー、いずれも神の分身と考えられているのでー、つまりわたくしたちが指折り数える際はこれを一体二体と数えるのでしてー」


忍「へぇー、なんか擬人化みたいだね」


芳乃「ほほー、そう考えるのならー『お守り娘これくしょん』なるソーシャルゲームの登場もそう遠くなさそうでしてー」


忍「何を競うのソレ!?」


芳乃「神主となったプレイヤーがお守り娘を操り全国の悪しきものを駆除していく、などでしょうかー?」


忍「あんまりアイデア詰めないほうがいいと思うよそれ...どこかの会社から怒られそう...」


芳乃「とはいえー、すでに城や戦艦のものが__」


志乃「じゃあそろそろ忍ちゃんも読んでいってくれるかしら」


忍「は、はーい!」


芳乃「ぁふん...」





忍「じゃあ一人目の回答者、PN【パーティー帰りのキシベェ】さんから!」


【お守りって、厳か(これで漢字合ってるかな?)な見た目のものが多いから、持ち歩くのはエンリョしたくなっちゃうんです

なので、体の見えるところにあってもファッションの一部になるようなオシャレなデザインがいいっておもいまーす】


芳乃「ファッション...?これはまた虚を突いた発想でしてー」


志乃「それこそピアスみたいに両耳からぶら下げられるお守りとか、かしらね...」


忍「んー、学校で数珠をブレスレットにしてる子がいたけど....それと似たようなもの?」


芳乃「あるいはー、耳なし芳一のごとくー、体に護符の文言をボディペイントしたりなどー?」


忍「それは違うんじゃないかな...」




忍「二人目行くよー、PN【大亜】さ...ん、から...」



【お護りなら防弾チョッキにするのがいいであります!】



志乃「物理的に守ってどうするのよ...」


芳乃「それとー、お値段がリーズナブルにならないのでしてー」


忍「そういう問題でもないと思うな...」


芳乃「なるほどー、初詣で売られるお守りなど元々ぼったくり価格もいいところ、ということでしてー?」


忍「言ってないよ!?」


芳乃「ではわたくしが参拝客を代表し、声を大にして言いましてー!御守りは値が張りすぎでしてー!」


忍「なにそのパッション!?」



志乃「それにしても防弾チョッキに着物姿だと初詣の場がサバゲー会場みたくなりそうね...」


芳乃「『第一陣前へ!賽銭を投入する!』『後衛部隊は投擲、構え!』」(低い声)


忍「ぶほっ!?」


芳乃「おほほー」


志乃「たしかに小銭が飛んでくるのは危ないわよねぇ...」


忍「じゃあ三人目、PN【E-TO】さんから」


【お守りって基本的に中身をあけたりしたらダメ~じゃないですかぁ、だから逆に外側を好きにコーディネイトできるようなデザインがいいと思いまぁす】


芳乃「こちらも一人目の解答と似ておりましてー」


志乃「ちょっと違うところといえば、キシベェちゃんがお守りでお洒落しようとしてるのに対してこっちの子はお守りそのものをお洒落にしようとしているのかしら」



忍「概要ばっかで肝心のデザインについてはみんな丸投げだね......じゃあ四人目」




忍「あれっ?この人はイラスト付きみたいだね!デザイン案としては期待大だよ!」


芳乃「おおー」


志乃「どれどれ...」




四人目【フリルドスクエア救護班長】さんより

【私だったらこういうのが欲しいです】

http://i.imgur.com/USvO9Yz.jpg




忍「.........あぁ...ブレないなぁ...」


芳乃「ふむーん?むしろあの方はー、最初期よりブレまくったようなー?」


忍「言わないで...」


志乃「目に優しくない色ね...」




忍「...そもそも版権の関係でだめカナー」

芳乃「それは盲点でしてー」



忍「他にも比奈さんや沙紀さんのお手紙もあるよ.......こっちもデザイン案のイラストだけ描かれてるね...」


志乃「どれどれ...可愛らしいデザインじゃない、うちのアイドルをモチーフにしているのかしら」


芳乃「こちらも後ほど【サカロ子】どのに提出しておくのでありましてー」



__終了__

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芳乃「普段目にしているものとはいえー、意匠を変えるのはなかなかの難物でしてー」


忍「アイドルグッズ...とは違うのかな?」


志乃「そうねぇ...文から察するに、アイドルに決めさせているみたいだから...そもそもステレオタイプのお守りである必要もないのかもね」


芳乃「それこそ縁起物としてー、アイドルの髪をひと房ほど包んで売るというのもー?」


忍「怖っ!?」


志乃「戦争に行く夫へ渡すのかしら...?」



芳乃「さてさてー、では続きといきましてー、次なる相談者はー」


志乃「えっと、じゃあ次のお手紙ね...っと」


芳乃「いえいえ志乃どのーここでお止めくださいましー」


志乃「...?」



芳乃「静の箱については今日はここで打ち止めでしてー」



忍「打ち止め?今回相談に乗るのは二人だけでいいの?」

芳乃「いいえー?」


ガタッ


志乃「どうしたの?...いきなり立ち上がって」



テクテク


芳乃「今宵のしのしの相談箱はー、箱のみを顧みるにあらずー、しかしてその骨子はこゆるぎもしないのでしてー」


忍「なんで机の周りを歩くの...この会議室半分物置と化してて埃っぽいのに...」


芳乃「しかとお聞きなさいましー...ズバリ、三人目はこの中にいるのでしてー」


志乃「この中...?それって...もしかして」


テクテク



芳乃「心中に懊悩を抱えしー、三人目の相談者はー」



テクテク



ピタッ


ビシィッ!!



芳乃「工藤忍どの!犯人はそなたでしてー!」

忍「アタシィ!?」






志乃「......」

芳乃「......」

忍「...いや、犯人ってなにさ」

芳乃「言葉の綾でしてー」




志乃「で、忍ちゃんが犯人、というか悩みを抱える三人目というのはさっきのアレのこと?」


忍「(さっきのアレ?...アタシ何かしたっけ...)」


芳乃「わたくしー、この小さき両耳で聞きましてよー?」


忍「聞いたって...」



志乃「忍ちゃん...貴方、最近ストレスで胃を痛めているのでしょう?」



忍「.........あっ」


志乃「曲がりなりにも芳乃ちゃんの趣味はお悩み解決よ?聞き逃す筈ないじゃない」


芳乃「なればこそー、聞いてしまったからにはー、手をさし伸ばさずにはおられませんのでー」



忍「(いや、ぶっちゃけ原因は芳乃ちゃん達のハジけっぷりのせいなんだけど...)」


芳乃「灯台下暗しといいますがー、身近にいるものを救えずしてー、どうして他者の悩みに耳を傾けられましょうかー?」


志乃「......らしいわよ?ここは甘えておいたら?」


忍「...そっか......なんだかちょっと照れくさいね、アタシの愚痴が聞かれてたなんて」


芳乃「おほほー、わたくし耳はよろしい方でしてー、どこにいようとよく聞こえるのでありますー」


忍「ははっ、そっか...嬉しいなぁ...」



芳乃「たとえ箱の中にいても」

忍「お、おう...」





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志乃「【余ったアクセ部品の用途】


【初詣で販売する御守りのデザイン】


【忍ちゃんの胃痛】...これが今回のお悩み内容ね...」



忍「......なんだかバラバラな気がするねぇ」


芳乃「忍どのの悩みについては本質的にはわたくしにも一因があるのでしてー」


忍「(...自覚あったんだ...)」


芳乃「まぁ割合にして5%ほどではありますがー」


忍「(あ、自覚ないねコレ)」



志乃「まぁまぁ、私たちは皆の悩みを解きほぐしてまわっているわけだけど、今回は忍ちゃんもその皆の中の一人なのよ?」


忍「は、はい...なんか心配かけちゃった?」


芳乃「いえいえー忍どのにもまた嫣然一笑、にこやかに笑んで頂きたくわたくしは願うのでしてー、そこに労苦を感じることなどあるはずもなくー」


志乃「さってと、いつものパターンだとここから相談者さんの所へ出かけるのよね?」


芳乃「しかりー、明日にでもゆるりと参るとしましてー、忍どのもー」


忍「はーい...相談内容から誰のところに行くのかは大体わかるけどね」


_____

___

__



翌日


関裕美「......手紙の私の名前、伏せてたと思うんだけど」


忍「えっと、ごめんね?...芳乃ちゃんそういうの効果ないみたいで」


鷹富士茄子「ペンネームって使ってみると意外と楽しいものなんですね~♪」


芳乃「偽名とは非日常の己を作ることでもありー、そこに愉楽を見出すもまた道理でしてー」


志乃「今回も図ったように二人とも予定が空いているのね...」


忍「もう驚かないよ...うん」




芳乃「さてさてー、それでは取り急ぎ着手するとしましてー、裕美どの、件の器具をー」


裕美「件のって、これのことだよね...結構いっぱい持ってきちゃったけど大丈夫なの?」



ジャラッ ザラッ


忍「小物入れにぎっしりだね...」


茄子「わぁ、いっぱいありますね~、これが裕美ちゃんがいつも作ってるアクセサリーになるんですか?」


裕美「...ううん、これ全部部品を繋ぐ部品だから...これだけじゃ何も作れないの」


志乃「確かにチェーンとフックだけねぇ...」


芳乃「今回はこちらの鉄紐も使って御守りを作ることにしましてー」


裕美「お守り...?そんな大事なものに私の余りものなんて使っていいのかな...」


茄子「これで...?なんだかとっても楽しそうな気配がしますね~」


志乃「でもこれはただ他のものを繋ぐだけのパーツでしょう...?飾りは用意したのかしら」


芳乃「おほほー、抜かりはないのでしてー」


ペラッ


忍「うん?...デザインの描かれた、か...み」


裕美「わぁ、かわい、い...?」


茄子「デフォルメされてて愛くるしいですねぇ♪」


志乃「こっちは、なんだったかしら...ラバーストラップ?そういうものよねぇ...」


裕美「ところでこれ...何でこんな感じなの...?」


芳乃「持ち主を守る御守りとしての機能を優先した上でのー、”理”に適った絵柄でしてー」


志乃「理?お守りにそういうのがあるのかしら」


忍「えっと...でもそのことはこのデザインとどう繋がるの?」


芳乃「おほほー、これは持ち主に降りかかる痛みを肩代わりすることでその身を守るものなのですー」


裕美「へぇ、だからこういうデザインなんだ...」


志乃「そう考えるとなんだか可愛いいだけじゃないようにも見えてきたわね...この、






[胃痛系女子]工藤忍





のお守りも」


忍「だからってアタシが苦悶の表情でお腹抑えてるデザインにすることはないんじゃない?!?」

裕美「ひゃわっ!?」



茄子「で、でも忍ちゃん?これもデフォルメされてて、とーってもキュートですよ?ほら、”見ザル言わザル聞かザル”も体のどこかを抑えてますし?」


忍「いやいやいや!お腹を抑えてどうするってのさ」


茄子「え、えっとぉ...?」


志乃「お腹、ねぇ...?」




芳乃「.........漏らさザルー?」

裕美「(あっ、言っちゃった...)」


芳乃「ちなみにこちらのデザインはー、改めて比奈どのが一晩で手掛けてくれましてー」


裕美「そうなんだ...」


芳乃「はいー、なんでも他人の辛そうな顔を描くのが楽しくなったようでー」


裕美「......そうなんだ」





※補足説明

荒木比奈ちゃんは前々回、軽度のSに目覚めました


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______

____

__



裕美「ここをこう切って、この輪っかを閉じて...」


茄子「できました~♪」


志乃「器用ねぇ...」


芳乃「志乃どのはアルコールがないと手先が震えましてー?」


志乃「そんなことはないけれど...」


忍「アルコール中毒の症状だよそれ...」



茄子「うふふ、忍ちゃん以外のデザインもあったんですねぇ、どれも可愛いです」


裕美「うん、可愛い...」


志乃「ところで芳乃ちゃん、さっき言ってた御守りの理、というのはなんのことなの?」


ガタッ


芳乃「おほほー、よーろーしーいーでしてー、説明してしんぜましょうぞー」


テクテク


忍「(なんでいちいち席を立って歩き出すの?)」


裕美「(あっ、都さんの見てたドラマの探偵さんみたい...確かギャラリーの中を歩きながら推理を披露するんだよね...)」


茄子「(そわそわして...おトイレが近いんでしょうか......?)」




芳乃「御守り......護符、守護...こう聞くと皆々様に置かれましてー、如何様な想像をいたしましてー?」

「僭越ながらわたくしが予想するにー、悪しきもの、邪なるものを打ち払い、跳ね除けるものではないかとー」

「例えるなら”盾”でしょうかー?」

「しかしお守りにはー、もう一つの系統がございましてー」

「それ即ちー、悪しきもの、邪なるものを払うのではなく集めてしまうのでしてー」

「そして最後、まとめて処分してしまうのでしてー」

「こちらは例えるなら......こもまき...そう、菰巻でしてー」

「木々に群がる虫を気に巻いた藁に集め、一息に引き剥がした上で焼き払うのでしてー」


茄子「うーん、それって大凶の御神籤なんかを神社の木に結びつけちゃうのに似てますね~♪」


裕美「あ...知ってる、そうすれば悪い運勢も緩和できる...だっけ?」


芳乃「しかりー、つまり魔を払うかー、逆にひとつに丸く収めてしまうか、ということでしてー」


志乃「御神籤つながりで言うなら、破魔矢だって最後には神社で焼いてもらうのよね......神社でお仕事したのは少し前のことだから詳しくは覚えてないけれど」


芳乃「それもまたしかりー、つまりこの御守りは持ち主の代わりに苦しみを引き受けるというものなのでしてー」


忍「ますますアタシをモデルにした理由がわからないんだけど...」


茄子「なんだか不思議、というか健気な御守りなんですね」


芳乃「とはいえこれらはあくまで案でしかないのでー、量産となると話は別かとー」


茄子「はーい、とりあえずプロデューサーさんに提出してきますね♪」


裕美「私もこれである程度は在庫捌けたから...あっ、この忍さんの一個もらっていってもいい?」


芳乃「どうぞでしてー」


裕美「それじゃ、今日はありがと...私もそろそろ行くから」


忍「ば、ばいばーい...」


裕美「あっ、お守りじゃない方の忍さんも可愛いと思います、よ...?」


忍「えっ、何その気遣い...」




__終了__


____

___

__



忍「ふぅ...内職みたいな作業だったけど、これで今回のお悩みは解決だね」


志乃「あとは忍ちゃんの胃痛だけね...」


忍「ネタじゃなかったんだ...」


芳乃「では最後に忍どのに手向けでしてー」









ポスッ



胃痛止め(箱入り)「」



忍「シンプルに来たぁ!?」


志乃「しかもこれ、箱に書かれたメーカーを見る限り市販のものじゃない?」


芳乃「いえいえー、一度開封されたものでしてー」




忍「え、ええ、えええ...?」


志乃「どうしたのよ忍ちゃん...」


忍「いつもみたいに予想の斜め上トリプルアクセルの奇策じゃないの...?」


芳乃「あまりに突飛な策を講じますと忍どのの胃によろしくないかと思った次第でしてー」


忍「自覚あったの!?」


志乃「いや、聞いてただけでしょう(......箱の中で)」


芳乃「で、忍どのー、中身を検めていただきたくー」


忍「中身?ただの胃腸薬じゃあ...」



ガサガサ

コロンッ



[胃痛系女子]工藤忍「」



忍「......」

志乃「......」

芳乃「先ほどの御守りをいくつか分けていただきましてー、それに封させていただいたのですー」




忍「な、なんで...?」


芳乃「はれー?何故と申されましても...」



「忍どのの趣味はー、所謂おまけ集めでしてー?」



忍「...あ」




志乃「そうだったわね...中身を先に見ちゃってたとはいえ、よかったじゃない忍ちゃん」


芳乃「身内を思うのならばー、まずはその趣味から寄り添ってみようかと思いましてー」


芳乃「実はここだけの話ー、その御守りは他のと違い、特別性でしてー」


志乃「特別性...?」


芳乃「しかりー、というわけで忍どのー、ぜひぜひ受け取っていただきたくー」


忍「...うん...あ、ありがと...う?」


芳乃「こちらこそ、でしてー.........えへへ」



志乃「でも、こういったおまけの玩具っていくつか種類があるんじゃないかしら?」


忍「んー、まぁシリーズでコンプリートするのも楽しみの一つだけど今回はこれ一つでも仕方ないよね」



芳乃「はれー?一つきりと申した覚えはないのでしてー?」



忍「うん?...でも貰ったのはこれ一つだよ?」


芳乃「確かに今回の薬はそれ一つですがー、不肖わたくしこれ以後も新たな御守りを予定していましてー」


忍「うん?」






芳乃「これから先の相談箱においてー、忍どのが胃を痛めるたびに薬ごと贈らせていただこうかとー」





忍「............はい?」




志乃「...つまり、これからも忍ちゃんにとって大変なことばかり続くから頑張って、ということね」


芳乃「なにぶん、人の悩みは千変万化でしてー、故に忍どのの気の休まる暇はないかとー」


忍「......」


志乃「...?」


忍「...も、も」






もういやーーー!


落ち着いて忍ちゃん、はい胃薬よ


なんならダース単位で贈答させていただきましてー


こんなのがダースで積まれても複雑でいやー!


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参考画像



こんなの

http://i.imgur.com/CMFPOh0.jpg





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後日談


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芳乃「こちらがー、そなたの力を有した特別性の御守りでしてー」


「はぁ......そうなんですか、でも私がお守り作りなんて...」


芳乃「ふむーん、茄子どのから聞くにー、件の御守りの企画は順調に通っているようでしてよー?」


「...大丈夫なんですかそれ...?誰かに感染ったりしませんか...?」


芳乃「いえいえー、他所へ”感染す”のではなく”自身へ移す”、それにより持ち主を護るモノなのでしてー」


「うーんと...人身御供...といったものでしょうか?」


芳乃「しかりー、古来より人形とは生身の人間の身代わりの意味合いが強くー、この度は不幸を一手に引き受けるものとしてー」


芳乃「つまりほたるどのの力をー、受け皿として有用に使わせて頂いた次第でしてー」


白菊ほたる「不幸の受け皿...ですか、私の体質もそういう見方ができるんですね...」


芳乃「なんにせよー、この度はご助力いただきー、感謝の尽きることはありませぬー」


ほたる「いえいえそんな大げさな!ちょっと私の髪の脱け毛を使っただけじゃないですか!」


芳乃「髪は乙女の命とも言いますゆえー、かような玩具のために用立てていただいたことには頭が下がるばかりでしてー」


ほたる「本当に、いいんですよ......髪ぐらい、今の私にはもっと大切なものが周りに満ちてますから...」


芳乃「さようですかー」


ほたる「...それに前の事務所にいたときは毎朝起きるたびに枕元にごっそり抜け落ちてましたし...」


芳乃「さようですかー」


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おまけ

よしのん吹奏楽を習う




・法螺貝


芳乃「ぶおおー♪ぶおおーー♪」




それはホントにほたるの髪ナノカナー



・フルート


芳乃「ピローーピロピロピローー」


水本ゆかり「芳乃さん?吹き口はもっと優しく添えるようにしてですね...」



・サックス


芳乃「バプ、バプッ、ベェーーポー」


東郷あい「法螺貝を吹きこなすくらいだから肺活量は問題ないと思ったんだが...」



・オカリナ



芳乃「ポヒィイィイーーー!!!」



成宮由愛「あわわ...!も、もっと優しく吹いてあげてくださいぃ!」



・ソプラノリコーダー


芳乃「ピヒョッ ポォ~、シュピーーー」


橘ありす「吹き方が違いますよ。タンキングと言ってですね...」


芳乃「ピショ、パプーーー、ピィイー、ショパプー」


ありす「『トゥ』の発音を......あの、聞いてますか?」



芳乃「ピッ、ショーーーパ、プーー」



ありす「あの!」




芳乃「ショパン」


ありす「!?」


忍「芳乃ちゃんは何をしてるの?」

志乃「なんでも今度大きい仕事が入ったらしくてね...それで張り切ってるのよ」

忍「へー......ん?じゃあ何気に芳乃ちゃん、初めての大きい仕事なのかな?」

志乃「そうみたいねぇ...忍ちゃんだと最近のはあの単独ライブになるのかしら」

忍「うん!すっごく楽しかった!...えっと、志乃さんだと女海賊の役だったよね」

志乃「そうよ...飲み放題だったわ」

忍「おおう...」


ヒソヒソ


忍「そうだ志乃さん、芳乃ちゃんがその仕事に行く前にちょっとお祝いしよっか?」


志乃「お祝い?」


忍「うん、帰ってきてからだと疲れてるかもしれないし予定が合わないかもだけど...行く前なら、ね?」


志乃「いいんじゃないかしら...私も飲みたいし」


忍「じゃー決まりだねっ、アタシちょっとプロデューサーのとこでみんなの予定確認してくる」


志乃「そんな急がなくても...というか最近の忍ちゃん、妙に元気ねぇ...」


忍「う~ん、そう?でも自覚ないや、芳乃ちゃんからもらった胃痛薬のおかげかな?」


忍「じゃ、ちょっと行ってくるね!」




タタタ...


志乃「.........」



ショパンショパンショ~~パ~~ン♪


芳乃さん!?リコーダーでどうやってそんな音出してるんですか!?



静の箱「」





志乃「......そういえば」


カチッ

パカッ


志乃「悩み相談の手紙はもう一通あったのよね」


「読む前に芳乃ちゃんが中断しちゃったけれど...」





PN【ケミカルアルケミスト】


【万能痛み止めができたんだけど~

実際にどんな効能があるか分からないから誰かに試して欲しいにゃ~ん☆

ちなみに安全面は問題ないよ~?】




志乃「......まさか、ね?」





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芳乃「おほほー、これで一通り思い当たる吹奏楽器は吹きこなしましてー」


芳乃「この練と蓄をもってすればー、あの方の望むままの成果を上げて見せるに不足などなくー」


芳乃「どんな楽器であろうと吹きこなして見せましてー」

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当日







仙崎恵磨「卓球に温泉まんじゅうはズリィっしょ!!」


小関麗奈「オーーーッホホホ!!勝てばいいのよ勝てば!!」




神崎蘭子「うぅむ、我もまた地の底より立ち上る瘴気に当てられたか...(う~ん、やっぱりのぼせちゃったかなぁ...?)」


三村かな子「蘭子ちゃん大丈夫?私もまだフラフラするし...フルーツ牛乳でも飲む?」


蘭子「湯上りに献上されしは果実の乳房っ!?(フルーツ牛乳!?飲みたいですっ!)」





芳乃「...............」



芳乃「はれれー?」





__続く?__


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以上、終了


白菊のほたるちゃんをステマしようとしたけど上手くいかなかった

>>37 その一言で一気にホラーになったネ


次回は番外編、秋風温泉回...だといいなぁ、遅いかなぁ


志乃さんの誕生会もやりたいしなぁ


なにはともあれここまでお読みいただきありがとうございました

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