鷹富士茄子「不幸中の幸い」 (69)
蝉の声がシャワーの如く降り注ぐ。
別にそのせいという訳でもないが、私の全身は汗だくになっていた。
ふらふらと足元が覚束無くなっているのは自覚しているが、どうしようという気も起きない。
「何でだ」
思わず、不平が口を零れて出て来た。
不幸に祝福された身の上だ。少しぐらいは許してほしい。
でも、どうしてなんだ。俺はただ――
「――アイドルを、プロデュースしたいだけなのに」
スカウトとレッスンは、努力に努力と努力を重ねた上でだが、どうにか成功している。
だが、それ以降がどうしても上手く行かなかった。
小さな取り違えや、些細な行き違い。そんな理由で、どうしても担当アイドルに活躍の機会を与えられない。
それがどうしようもなく申し訳無くて、他の同僚へプロデュースを引き継いで……。
……言葉を取り繕っても仕方が無い。
プロデュースを投げ出してしまうのだ。
少なくとも、アイドル達には間違い無くそう思われているだろう。
「……でも、みんな輝いてるよな」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417782233
十時さんも、蘭子ちゃんも。美嘉さんも、アナスタシアさんも。
今ではそれぞれのプロデューサーと一緒に、笑顔で歌い、踊っている。
こんな私にも未だに笑顔で話し掛けてくれるぐらい、良い娘たちばかりだった。
それが、余りにも情けなくて。
「…………」
ベンチに座ろうと添えた手が力無く滑って、地べたに尻餅をつく。
立ち上がる気力も失せて、そのままずるりと地面へ横になった。
先程まで日陰だったらしい地面はひんやりとしていて、存外悪くない気分だった。
「みず」
ようやく思い至ったそれを、手ぶらの私は持っていない。
またそれを買いに行く元気も、残ってはいなかった。
「……ん」
ぼやけた視界の奥に、こちらへ向かってくる姿が映った。
近付いて来ると、すらりと脚の長い女性だという事に気付く。
「あのー、大丈夫ですか?」
しゃがみ込んで尋ねてくれる彼女には申し訳無いが、スカートの中が見えてしまっていた。
気恥ずかしいやら何やら色々な感情が無い混ぜになって、頭の中をぐるぐると回る。
何か、何でもいい、とにかく言わなければ。
「……みず……」
「えっ?」
「…………みずいろ……」
恐らくはデコピンだろう衝撃で、私の意識は暗闇へと落ちて行った。
豪運の女神様こと鷹富士茄子さんのSSです
前作
アナスタシア「可憐なる魔獣」 ( アナスタシア「可憐なる魔獣」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416053247/) )
Pは今まで担当がいませんでした
コメディだよ
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「…………?」
額の冷たさと、背の下の固い感触に目を覚ます。
手を伸ばして目の前に持ってくると、冷たい感触の正体は濡れたハンカチだった。
どうやらベンチで横になっていたらしく、起き上がると身体がぎしりと鳴った。
「――あ、起きましたか?」
隣のベンチから、聞き覚えのある声。
「ええ、」
それに応えようとして、激しく咳き込んだ。
頭がガンガンと痛んで、視界もどこかボヤケている。
「軽い熱中症かもしれませんから、無理に起きてはダメですよ」
「熱中症……」
「水を買ってきたので、どうぞ」
言われてみれば、熱中症に違い無い気がする。
行儀悪く横になったまま温めの水を飲み下すと、身体中に巡り渡って行くような気がした。
「……その、申し訳ありませんでした」
「もうっ、本当ですよ。初対面の女性にあれじゃあ、モテませんよ?」
痛い所を突かれた。
朦朧としていたとはいえ、いきなり女性の下着について言及するなど警察を呼ばれても不思議ではない。
不審者を突き出すどころか手を差し伸べるとは、神様みたいな人だ。
「……本当に、ありがとうございました。だいぶ楽になってきました」
「ここは日陰ですから、しばらく休んでおくと良いですよ? では、私はこれで」
「あ、せめてお名前を、」
身を起こして、立ち上がった彼女に目を向けた瞬間、雷に打たれたように固まってしまう。
「……あの、本当に大丈夫ですか?」
――彼女の背に、後光が差して見えた。
思わず目を擦り、改めて見つめ直す。
もちろんそこに後光など見える筈も無く、彼女は夏の眩しい日差しに照らされているだけだった。
しかし、だ。
「やっぱり、無理に起きない方が……」
口に出すのもばからしいが……オーラ、と言うのだろう。
とにかくそんなモノを漂わせた、輝くばかりの美人だった。
春先にスカウトしたアナスタシアさんも相当な美人さんだったが、彼女も負けていない。
アナスタシアさんを月に例えるなら、太陽と言ったところか。
「……アイドル」
「?」
自慢にならないのが悲しいが、スカウトなら幾度と無くやってきた。
そして、その勘が告げている。
「――アイドルに、興味はありませんか」
彼女なら、きっと。
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ところで、ボイス無しの娘のSSを書く度に思うんですよ
この娘、一体どんな声なんだろうな、って
茄子さんも、人気は高いけどボイスはまだありませんね
ですからよく想像します
きっと、鈴を転がすような、可愛らしい、聞くだけで幸せになってしまうような声じゃないかって
そういえば、今ちょうど公式でボイスオーディションを開催していますね
茄子さん、可愛いですよね
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「あ。お帰りなさっ」
事務所で出迎えてくれたちひろさんが固まる。
見知らぬ女性を連れて、私は土まみれだ。無理も無いだろう。
「ちひろさん。こちら、お世話になった鷹富士茄子さんです」
「こんにちはー」
「は、はぁ……?」
「申し訳ありませんが……私は着替えなければならないので、お茶を出して頂けますか?」
「…………えっと……分かりました」
鷹富士さんにソファを勧めると、ちひろさんが何か言いたげな表情でお茶の用意を始めた。
その間にロッカーを開き、吊るしてあったスーツの中から一着を取り出した。
適当に頭から蛇口の水を被り、更衣室で手早くそれに着替える。
……髭も、そろそろ剃らないといけないな。
「お待たせしました」
「いえいえ。……本当にプロデューサーさんだったんですね」
「信じて頂けましたか」
「はい。あそこに居るの、神崎蘭子ちゃんですよね?」
振り返ると、巻かれた銀髪が机の陰から飛び出して、ぴこぴこと揺れていた。
というより、蘭子ちゃんがこちらの様子を窺っていて、その上からアナスタシアさんの顔も覗いていた。
……ハーメルンの音楽隊、だったか? 何か違う気もするが。
「ええ。話、してみますか?」
「そうですねー、ちょっとお話してみたいかも」
「……だそうです。蘭子ちゃん、アナスタシアさんも」
「えっ」
アナスタシアさんに背を押されて、蘭子ちゃんがソファへとやって来た。
鷹富士さんはしばらく、わー、とかほー、と呟きつつ蘭子ちゃんを眺めた後、ひょいと膝へ載せた。
今一つ事態が飲み込めず首を傾げる蘭子ちゃんを、鷹富士さんが背後から抱きかかえる。
「おぉ、本物の蘭子ちゃんですねー。ちまっこくって可愛いです♪」
「……し、痴れ者っ!」
(ち、ちっちゃくないもんっ!)
「蘭子。たぶん背の事じゃない、です」
「ちっちゃくないもん……」
「そちらの方もアイドルさんですか?」
「ええ、新人のアナスタシアです。売り出し中ですね」
「ダー。応援、よろしくお願いしますね?」
「お願いされましょう♪ そっか。アイドル、ですか……」
「…………」
「んーっ……」
薄いトレーニングシャツを着て、激しい運動をして、汗を流して。
「…………」
「むむむ……」
その、非常に良くないのだ。色々と。
「まぁ、今日は見に来たんだしいいか。それじゃ、私は上がらせてもらうよ」
「あ、はい。ありがとうございました」
ベテトレさんが部屋を出て、茄子さんと二人きりになる。
再び、ちらりと目をやった。
「…………」
「ふむーっ……」
……やはり、良くない。
とても。
― = ― ≡ ― = ―
「ふわぁ……っ」
「お疲れ様でした。明日は休みなので、ゆっくりしてくださいね」
流石に連日予定が詰まっていたせいか、茄子さんもお疲れの様子だった。
体を壊しては元も子も無い。休息もアイドルの重要な仕事だ。
出来るだけ車を揺らさないよう、ゆっくり安全運転を心掛ける。
「茄子さ……っと」
赤信号に横を向くと、茄子さんは寝息を立てていた。
起こさぬように息を潜めて、ハンドルを握り直す。
「……赤信号、か」
最近赤信号に捕まる頻度が減っているのは、もはや気のせいではない。
ここしばらくは転ぶ事も無い(よく躓きはする)。
トーストを落としても、ジャムを塗った面が床に付かない(よく落としはする)。
自販機に紙幣を飲み込まれる事も無くなった(硬貨はよく飲まれる)。
「運、上がってるよな」
理由は、おおよその見当が付いている。
ちょうど、茄子さんの担当になってからだ。
彼女と行動を共にしていると、不思議と理不尽な目に遭う事が無かった。
おそらく私とは正反対の、幸福に祝福された身の上というやつだろう。
だが、不思議と羨む気持ちは湧いてこない。
これも彼女の人柄が成せる技か。
「…………」
どれ程のものなのか、少し試したくなってみた。
「茄子さん、寮に着きましたよ」
「んん……? あ、寝ちゃってましたか……」
「起こすのも気が引けたので……茄子さん」
「はい?」
「手を、握ってもらえませんか」
自分でも唐突に過ぎると思うが、両手を差し出した。
寝起きで頭が働かないのか、茄子さんはしばらく首を傾げていたが、ややあって私の手を握ってくれた。
「……凄いですね」
「んっと……よく分かりませんけど、パワーを篭めておきますね♪」
握られた手は、私とは別の生き物のように滑らかだった。
体温とはまた別の、何か温もりのようなものさえ感じてしまう。
「……ありがとうございました」
「あら、もういいんですか?」
「ええ、充分です」
「手ぐらい、いつでも繋いじゃいますよ♪」
「はは、凍えそうな時はまたお願いしますね。お休みなさい、茄子さん」
「はーい♪」
何やら上機嫌にステップを踏んで、茄子さんが寮の中へ帰って行った。
それを見送ってから車を走らせ、頭の中の記憶を手繰り寄せた。
「……あった、ここだ」
おおよそ私には縁の無い場所だが、多くの人にとっては年末を感じる風物詩だ。
まさか寄る事になるとは夢にも思ってもいなかったな。
「いらっしゃい。兄さん、何枚?」
売り場の女性の言葉に、財布を開く。
「連番、10枚で」
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周子可愛い
事ある毎にご飯たかられたい
周子の声、聞きたくない?
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― = ― ≡ ― = ―
――去年の事を、思い出していた。
「…………」
アーニャちゃん達と星を観に行った翌日。
茄子さんに押し付けられたコートのポケットをまさぐると、それが出て来た。
すっかり忘れ去っていたが、今年も年末宝くじの時期だ。
「……参ったな」
引換期限内だったため、冗談のつもりで当選番号を調べた。
しかし……。
「1000万は、流石に冗談にならないな」
当たりくじを前に、しばし思いを巡らせる。
私が取れる選択は、そう多くなかった。
ジャケットの胸ポケットへ適当にくじを放り込む。
茄子さんにもらったマフラーを首に巻いて、木枯らしの吹く外へ出た。
どうせなら、風が運んで行ってしまえばいい。
どこか投げやりな気持ちで、事務所へと歩き出した。
― = ― ≡ ― = ―
「茄子さん。本当にすみませんでした」
「えっと……よく分かりませんけど、顔を上げてくれませんか?」
深々と頭を下げて、茄子さんにくじを差し出した。
あるべき物は、あるべき場所にあるのが良い。
「宝くじが、当たっていたんです」
「あら、良かったじゃないですか♪」
「……良く、ないんです。私は、茄子さんの行いを馬鹿にするような事をしてしまいました」
ニュースバラエティのアシスタント。
ラジオのパーソナリティ。
雑誌の連載コラム2本。
化粧品のCM出演。
来春にはCDを発売。
元々の素質にあぐらをかく事無く、茄子さんは真面目にレッスンに取り組んだ。
結果が付いてくるのも、まさに当然の結果と言えるだろう。
過去の私は、そんな茄子さんの素晴らしい面を見ずに、運などという下らない物差しで彼女を測ろうとしていた。
「これは、私の愚かさの証明みたいな物です。茄子さんに、処分を決めてほしいんです」
「……ええっと。これ、いつ買ったんですか?」
「去年です。茄子さんに、手を握ってもらった後に」
しばらく記憶を探っていた茄子さんが、思い出したように、ぽんと手を打った。
「ああ! 初めての時ですね。最近はよく手を繋いでるので、ちょっと時間掛かっちゃいました」
「はい。私は、茄子さんを運で試そうなどと思っていたんです」
「なるほどー。でも、それなら問題無いじゃないですか♪」
「え?」
受け取ったくじを、茄子さんが私へと差し出し返す。
困惑する私を前に、茄子さんはにこにこと笑っていた。
「ちょっと運の悪いプロデューサーに、ちょっと運の良い私がお裾分けしたんですよ?」
「ええと……まぁ、そうですね」
「だったら、普通の運で、普通に当てたっていう事じゃないですか♪」
だから普通に、プロデューサーのものですよ。
当たりくじごと、茄子さんに両手を握られる。伝わってくる温もりは、去年と何ら変わらなかった。
「……ありがたいですが、とても自分で使う気にはなれません」
「むぅ、遠慮深いですねー。なら、事務所の皆さんのために使ってはどうでしょう?」
……なるほど。
確かに自身で使うよりも、よほど有意義な使い方かもしれない。
どこかで見ている神様にも言い訳が立つだろう。
「塩見さん、二宮さん。何か、欲しい物などはありますか?」
「……すまない。今一つボクには話が見えないんだけれど」
「んーと、宝くじが当たったって事でいいんだよね?」
先程からソファでこちらを眺めていた二人に、希望を尋ねてみる。
「あたしは、何だろ……ビニールプールとか?」
「分かりました」
「いや冗談だからね。いま12月だからね」
「二宮さんはどうですか?」
「ボクもかい? そうだね……」
二宮さんが、手に持っていた紙コップを軽く揺らす。
「多くは望まないよ。いつでも温かい珈琲の一杯くらい飲めれば、それでボクは満足さ」
「なるほど……良い、考えですね」
「参考になったかな」
「ええ。二人とも、ありがとうございました」
握っていた当たりくじを、そっと鞄の奥へしまい込む。
あるべき物は、あるべき場所にあるのが良い。
「ちひろさんと、ちょっと話をしてきます。茄子さんも、少し待っていてもらえますか」
「はーい」
一ヶ月あれば、一通りの形は出来上がるだろう。
年末と新年のライブで、ちょうど事務所も人が少なくなる。
「名前は、何にしようかな」
縁起の良さそうなものがいいかもしれない。
― = ― ≡ ― = ―
「……さむ」
松の内も明けて、出歩くにはコートが手放せなくなってきた。
年末ライブやら練習やらで、事務所にやって来るのはほとんど一ヶ月ぶりかもしれない。
「……面白いコト、ね」
何か、事務所が面白い事になってたよー。
一足先に事務所へ顔を出したらしい周子が昨日、そんな話を教えてくれた。
行ってみたらすぐ分かると言ってたけど、特に外からは変わった様子も無いわね。
「ふぅ」
階段を上って、いつものように4階へ。
事務所の扉には、外し忘れたらしい正月飾りがぶら下がっていた。
福の方からも、忘れられないと良いのだけれど。
「……これ?」
上りきった階段の横に、周子の言うソレらしきものが提げられていた。
[ ↑ 5F カフェ・まほうのかぼちゃ プレオープン ]
そう書かれた小洒落たボードを眺めた後、階段へ目を向ける。
とりあえず、行ってみましょう。
階段を上りきったそこは、以前は倉庫だった。
飾り気の無い扉は既にそこに無く、可愛らしい扉には『OPEN』の札が掛かっている。
キィッ。
「…………」
「らっしゃい」
倉庫の一部を改装したからか、そこまで広い店内ではない。
カウンターにやたら良い笑顔のおじさんが立っている以外は、まだ二人しかお客が居なかった。
「珍しい組み合わせね」
「あら、奏さん。おはようございます♪」
「……ああ、奏さんか。おはよう」
パイを頬張っていた茄子さんと、何やら頭を抱えていた飛鳥。
茄子さんはともかく、飛鳥の気分は良いようには見えないわね。
「店員さん。ホットブレンド、もらえる?」
「ヤァ」
……えっと、大丈夫よね?
二人と同じテーブル席に着くと、横の窓からテラスが見える。
シートが掛けられた資材の横にもパラソルとテーブルが積まれていた。
春先になったらカフェテラスにするつもりなのかしら。
「それで、何これ?」
「……うん。何なんだろうね、本当に」
「プロデューサー、宝くじが当たったので、皆さんのためにカフェを作ってくれって頼んだんですよー」
お茶を飲みながら、何でも無いように茄子さんが答える。
この人の喋り方を聞いていると危うく納得しそうになってしまう。
けれど、よく考えなくても、よく分からない話だった。
「パッションの娘たちの希望で、3階にはサウナを作るとか」
「……うん、やっぱりよく分からないわ。飛鳥もどうしたの」
先程から両手で顔を覆っていた飛鳥が、顔を上げる。
いつも澄ました彼女の表情が、今は泣きそうなモノになっていた。
「……珈琲が飲めると良いなって言ったらさ、普通は……コーヒーメーカーとかを想像するじゃないか」
「?」
「何なんだよ、カフェ新設って……1000万も当たったなんて思うわけ無いだろう…………」
そう呟いて、テーブルに突っ伏してしまった。
……なるほど、この娘が希望を出したら通っちゃったワケね。
みんなも使えるんだし、気にしなくていいのに。
「ふーん……茄子さん、それ何のパイ?」
「ナスじゃなくて、カボチャですよー♪ カボチャのお菓子が充実してるみたいですね」
「美味しそう。私も何か軽く摘もうかしら」
飛鳥の頭を避けて、立て掛けてあったメニューを手に取った。
「……?」
表紙にはこのカフェのものらしき、ちょっと変わったマークが入っている。
山と積まれたカボチャの上で羽根を休める、どこか可愛らしい鷲が一羽。
毛筆らしい藤色の円で囲まれて、その丸い筆跡に沿うように文字が並べられていた。
何故か、『お客様は神様です』と――
おしまい。
茄子さんは才色兼備大和撫子可愛い
モバマス3周年めでたいですね
アニバしぶりんがガラスの靴貰ってるのを見てニヤニヤしたり
ぷち奏にトランプ持たせてニヤついたりしてます
詳しくは茄子作を読んでくれ
ボイス選挙中と言う事でちょっとだけステマしてみました
勘の茄子さん良い人は周子気付いたかも肇ちゃんしれないね
ちなみに微課金ですが茄子さんは真っ先にお迎えに行きました
そう、今回の話はここからがとても重要なんだ
前回のアーニャの話を書き終わった翌日、日記やら何やらで貰った10%チケを引いてみたんだよ
するとどうだ。常日頃あれだけシケてるっていうのに、いきなり20コスの歌鈴ちゃんが出て来たんだ
何で急にと思ったよ。それで記憶を辿ってみれば単純な話さ
SS内で茄子さんに登場してもらっていたんだ
そして俺は年末ジャンボを買った
それと、次のしぶりんの話で一応の区切りになります
予定無いからイヴの夕方辺りに投下するので、良ければ読みに来てね
お、ありがとさん
泰葉とか周子とか奏の続きとか幾つか書きたい話がまだあるけど、しぶりんの話はデレアニ前に書いときたいんだ
そういう意味での区切りだね
このSSまとめへのコメント
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