球磨川「『やぁ、ようこそ。裸エプロン商事へ』」(12)

球磨川「『君がくるとは珍しいね、善吉ちゃん』」

善吉「いえ、すこし近くによる用事があったんですよ。でも、高校の頃は思いもしませんでしたよ」

球磨川「『ん?何がだい?」』

善吉「球磨川先輩が会社を建てるなんて思いもしませんでしたよ。・・・名前は兎も角」

球磨川「『はは、そうだろ?僕もいろいろ考えてんだぜ?』」

善吉「名前をもっと考えた方がいいと・・・」

球磨川「『へぇ?これ以上にカッコいい言葉で僕をあらわす言葉なんてあるかな?』」

善吉「たとえば・・・スーパードライバーとかデビルかっけーのとか!」

球磨川「『うーん・・・君は本当にセンスがないね』」

球磨川「『さて、と、善吉ちゃん。・・・そろそろ本題に入ろうか』」

善吉「・・・本題?・・・なんの事ですか球磨川先輩」

球磨川「『あはは、善吉ちゃんは相変わらずだね。・・・おもってる事が顔に出やすい」』

善吉「・・・」

球磨川「『・・・君は、僕を脅迫しに来たんだろう?』」

球磨川「『黒神グループ社長秘書の人吉善吉』」

善吉「・・・」

球磨川「『君は高校の頃からそうだったね。どこだろうといつでもサポートにまわる。そして、君はアタッカーの力を何倍のパフォーマンスに変えて来た』」

球磨川「『そして今ではめだかちゃんのサポート役として黒神グループを大きくしている』」

善吉「・・・」

球磨川「『こらこら☆黙ってちゃなにも変わらないぜ。僕にばかり喋らせるのかい君は』」

善吉「・・・わかりました、俺も、腹割って話をしましょう。」

球磨川「『あぁ、それがいい。それでこそ善吉ちゃんだぜ』」

球磨川「『おっと、その前に・・・財部ちゃーん、善吉ちゃんにお茶出してよ』」

財部「は、はい!<やっべ空気にされるとこだった>」

財部「ど、どうぞ、人吉先輩」

善吉「あ、ああ、悪いな財部」

財部「いえいえ!<悪いと思うならかえれよ>」

球磨川「『んー、相変わらず財部ちゃんのお茶はおいしいねぇ。そう思わないかい?善吉ちゃん』」

善吉「・・・ええ、たしかに」

球磨川「『それで?善吉ちゃん。話を教えてくれよ』」

善吉「・・・たのみます、球磨川先輩。この会社を、畳んで下さい・・・」

球磨川「『うーん・・・そうだねぇ』」

球磨川「『君は僕のカワイイカワイイ後輩だし、めだかちゃんの頼みでもあるわけだしなー』」

善吉「!!」

球磨川「『僕もこの会社自体にそんなに重きを置いてないしぃ?』」

善吉「そ、それじゃあ!!!」

球磨川「『うん!特別なんだぜ?善吉ちゃん』」

善吉「あ、有難う御座います!球磨川先輩!」

球磨川「『ああ、特別だぜ?』」









球磨川「『絶対に、この会社は畳まない』」ゾ ゾ ゾ ッ!

善吉「ッ!!!!」ゾクッ!!

球磨さんの「『』」

『』だけでいいよ

善吉「な、何でッ!!」

球磨川『はは、本当はさ、この会社は趣味って言うか馴れ合いの延長なんだぜ?』

球磨川『会社のメンバーも一桁なんだ、裸エプロン同盟のメンバーだからね。』

球磨川『まぁ、鰐塚ちゃんはちょっと訳ありでいないけど』

善吉「・・・」

球磨川『いつ畳んでも良かったんだよ僕は。でも、その気なくなっちゃったぜ。僕、天邪鬼だからね』

善吉「ああ・・・そうでしたね、球磨川先輩。あんたはそういう人でしたね」

善吉「うっかり忘れて喜んじまった。サタン恥ずかしーっすよ・・・」

球磨川『さて、善吉ちゃん。わかったんなら帰って貰えるかな?こう見えても僕は忙しいんだよ。この後、お茶を楽しむよていだから』

善吉「いや、そうはいかねーっすよ。こちとらめだかちゃんに頼まれてきてんるんだ!」

球磨川『ふーん?善吉ちゃんは僕とやり合うっていうのかい?』

球磨川『もしそうなら、僕は<本気>で君を<螺子伏せる>ぜ?』

善吉「はんっ!そんなので一々ビビってひいたりしたらそれこそベルゼブブ恥ずかしーことだ!」

球磨川『へぇ・・・覚悟は固まってるみたいだね、善吉ちゃん』

球磨川『でも、僕ははやくお茶を愉しみたいんだ。御免ね?』

善吉「・・・ッ!!」ザクッ!!

善吉「はっ、あぁぁ・・・?!」

球磨川『はは、見えなかっただろ?なんせ、僕が螺子を投げる動作を<なかった事>にしたからね』

て、わけで後は頼んだ。

つまんね

おつ

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