のび太「GGO?」(32)
ドラえもんとSAO(GGO編)とのクロス。
多少の改変あり。
立ったら今日の夜書く
<空き地>
スネ夫「昨日さレア武器手に入れたんだ」
ジャイアン「おお!?レア武器ってアレか!?まさかヘカートじゃ」
スネ夫「いやそれじゃないよ僕が手に入れたのは…」ヒソヒソ
ジャイアン「ええっ、あの武器かよ!?」
しずか「プロゲーマーでも手に入れたのは僅かだっていうあれ?」
スネ夫「そうそう、スネ吉兄さんのチームでレイドに行ったら手に入ったんだ。へへ、いいでしょ」
しずか「すごーい!」
ジャイアン「おい、スネ夫。今度俺にもレイド行かせてくれよ!」
スネ夫「いいよ。じゃあ今度の休みに…」
のび太「ねえ、みんな何の話をしてるの?僕にはちっともわからないや」
ジャイアン「ん?なんだのび太か。俺たちはいまガングレイブオンラインの話の最中なんだよ。邪魔すんな」
スネ夫「ジャイアン。グレイブじゃなくてゲイルだよ」
のび太「ガンゲイルオンライン(GGO)?何それ?」
スネ夫「なんだいのび太GGOも知らないのか。遅れてるなあ」
しずか「今人気のVRMMOの事よ」
のび太「V…R?何それ聞いたことがないや」
スネ夫「そんな事も知らないのか。まあのび太の家じゃまだPS2が現役なんだから仕方ないか」
ジャイアン「ハハハ!それは言えてる」
のび太「なんだい!僕の家はPS2じゃなくてPSXがあるんだぞ!」
しずか「のび太さん。それ何の自慢にならないと思うわ」
スネ夫「おっと、これから僕たちGGOでボスを倒しに行くんだ。悪いがのび太はここまでだ」
ジャイアン「そういうこと!スネ夫お前ん家で作戦立てようぜ!」
しずか「ごめんなさいのび太さん。また明日ね」
のび太「そ、そんな…」
「アノボスガー」「コノブキデー」「ウンタラカンタラ」
のび太「………」
のび太「ドラえもーーーん!」
<のび太の家>
のび太「…カクカクシカジカ」
ドラえもん「マルマルウマウマってわけだね」
のび太「そう!だから僕にもGGOに行ける道具出してよドラえもん」
ドラえもん「そんなものあるわけないだろ!僕は22世紀から来たんだぞ。そんな2025年のゲーム機なんて骨董品もいいとこだよ」
のび太「そこをなんとかしてよドラえもん!」
ドラえもん「無理だね。駄目元でもママに頼んだ方がまだ希望があるってもんだよ」
のび太「そうか!じゃあそうしよう。ママー!」ドタドタドタ
ドラえもん「あっ!もうこういう時だけは行動が早いんだから」
のび太「ママ。僕欲しいものがあるんだ」
ママ「なんです?高いものは駄目ですよ」
のび太「僕アミュスフィアが欲しいんだ!」
ママ「なっ、そんなもの買うお金なんてありません!それにそれが欲しいってことはあなたALOやGGOがやりたいんですね?」
のび太「なんでそんな事知ってるの?」
ママ「いけません!特にMMOに手を出すのは!私なんて昔それでどれだけ苦労したのか…」
のび太「…ママ?」
ママ「ゴホンッ!とにかく普通のゲームならともかくそういうものはウチでは禁止です」
のび太「そ、そんなぁ~!」
<夕方>
パパ「ただいまー」
ママ「お帰りなさいあなた。…その手に持ってる箱はなんです?」
パパ「ああ、これ?忘年会のビンゴ大会で貰ったんだけどずっと会社のロッカーに置きっ放ししてたんだよ。確か貰ったのはアミュスフィアとかいうもので」
のび太「アミュスフィア?本当に?」
パパ「そうだよ確かこれでゲームができるみたいだけど。僕にはさっぱりなんだ」
のび太「そ、それ僕にちょうだい!」
パパ「ああ、どうせサマーレッスンみたいなものしかできないって聞いているからあげる…」
ママ「い け ま せ ん !」
ママ「あなた、のび太がやりたがっているものはMMORPGですよ!あんな時間泥棒みたいなものを小学生からやらせたくありません!」
のび太「ママ、今日はやけにそういうの詳しいんだけどどうしたの」
パパ「ああ、僕とママ一時期そういうのにハマってた時期があるんだ。僕たちが初めて出会ったのはFF14のオフ会で…」
ママ「あ な た !」
のび太「ねえ、僕勉強もテストもマジメにするからさ。友達もやっているんだしさ。いいでしょ?」
パパ「まあのび太もそう言っているんだしもし危なくなったら取り上げればいいさ」
ママ「…少し。ほんの少しだけですからね!」
のび太「やったーっ!」
ドラえもん「それで今からGGOをしようとするわけか」
のび太「そうだよ。いやあ楽しみだな。一体どんなものが待っているんだろう!」
ドラえもん「まあナーヴギアじゃないし僕はとにかく文句は言わないけど余りにやり過ぎたら強制的にログアウトするからね」
のび太「分かっているよ。どうせママにどら焼きを報酬に見張っとけって言われたんだろう」
ドラえもん「ギクッ!」
のび太「よーしそれじゃ早速…リンクスタート!」
<GGO>
のび太「よっと。ここがGGOか。なんだかちよっと暗いや」
男「ようようそこのガキんちょ」
のび太「うわあ!な、なななななななんだい!?」
男「落ち着けって。別にとって食おうとするわけじゃないんだからさ」
のび太「なんだ突然話かけられたからびっくりしちゃった。ところでおじさん誰?」
男「おれはだなちょっとお前のアバターが気になって話しかけたってわけだ」
のび太「アバター?あの。青い肌の異星人のやつ?」
男「違う!アバターっていうのはだなお前の今の姿の事だよ」
のび太「今の姿って…うわ!僕いつの間にカウボーイの服に着替えたんだっけ?」
男「そうそうそれがアバターだ。で、そのアバター俺に売ってくれない?5000クレジット出すからさ」
のび太「クレジット…?何それ?」
男「クレジットっていうのはお金。このゲームの中での通貨さ。クレジットは武器や弾薬、消耗品を使うのに必要で…」
のび太「そんなに沢山の事言ってもわからないよ!」
男「…うーんどうやらマジモンの初心者か。いやいいやお前のアバター買うのやめた。じゃあな」
のび太「あ、ちょっと。…行っちゃった。何言ってるのかさっぱりだ」
のび太「うーん、あれからいろいろ歩きまわってみたけどみんな何言ってるのかわかんないや。それにここがどんな事をするのかがさっぱり。スネ夫にでも聞いとけばよかったか…うわっ!」ドンッ
「キャッ!」ドンッ
のび太「いたたたたた…人にぶつかっちゃったよ」
「ごめんなさい。怪我はない?」
のび太「あ、大丈夫。君は?」
「私も大丈夫。ところでこんな子供がこんなところで何しているの?」
のび太「実は…カクカクシカジカで」
「ふうん。やってきたのはいいけど一体何をすればいいのかわからないと」
のび太「そうそう」
「そうね…私も暇だし何をすればいいのか教えてあげるわ」
のび太「本当に?ありがとう。えーと名前は?」
「…シノンよ」
今日は終わり
また明日以降
2025年でもFF14はおろか9もまだサービス中な気がする
<マーケット>
のび太「うわあ、銃かこんなに沢山!」
シノン「それでどんなものが欲しいの?」
のび太「えっ、どんなものって言っても…。やっぱりこんな格好だし拳銃かなあ」
シノン「拳銃、ね。初心者だしこのリボルバーはどうかしら。これならあなたの持ってるクレジットでも買えるでしょ」
のび太「クレジット?何それ?」
シノン「クレジットも知らないの?」
のび太「いやあ、こういうの生まれて初めてだから…」
シノン「…はあ。世話がやけるわね」
シノン「…というわけなの。どう?だいたいわかった?」
のび太「クレジットがお金のかわりだっていうのはわかったよ」
シノン「…まあステータスとかはプレイしているうちにわかるでしょ。ほら、これでリボルバーを購入するのよ」
のび太「えっと…これでっと。やった!リボルバーが手に入ったぞ!」
シノン「そうそう。それでいいの。試し打ちもする?」
のび太「うん!」
<射撃練習場>
シノン「前に銃とか撃ったことがある?」
のび太「おもちゃの銃ならあるし、僕の数少ない特技なんだ」
シノン「そう。だったら一度好きに撃ってみて」
のび太「わかったよ!」
シノン(まあ、特技とか言ってるけど私より子供だしそんなにうまくないでしょ)
のび太「……」スッ…
シノン(何かしら?なんか雰囲気が変わって…)
ジャッ
ズダダダダダダァン!
シノン(早打ち!?しかもかなり早い!)
のび太「…あれえ?ちゃんと狙ったはずなんだけどなあ」
シノン「いや、あんな早打ちで6発中3発も当たれば充分よ」
のび太「そうなの?普段だったら全部当たったんだけどなあ」
シノン(本当にできそうだから困る)
のび太「なるほど!その着弾予測円(バレットサークル)が大きくなるとそれだけ命中しずらくなるんだね!」
シノン「そう、ところでその早打ち何かのスキル?」
のび太「ん?いや何もやってないよ」
シノン(下手な上級プレイヤーよりも早いのにあれがスキルなしとかどんだけなのよ…)
のび太「ねえ、そのバレットサークルってどうやって小さく出来るの?」
シノン「近づくこと、あと冷静になること。これ心臓の鼓動に比例してバレットサークルも大きくなるの」
のび太「そうなんだ。よーしそれなら…」
ダダダダダダァン!
のび太「やった!全弾命中だ!」
シノン「 」
今日は終わり。
また明日以降。
XIとIXって見間違えやすいよね
のび太「いろいろと教えてくれてありがとう!」
シノン「どういたしまして。ああ、聞き忘れたけど貴方の名前は何かしら?」
のび太「のび…じゃないノビータって言うんだ!」
シノン「そう。それじゃまた縁があったら会いましょノビータ」
のび太「うん!また何処かで!」
のび太(綺麗な人だったな…)
「なんでや…。なんでや…」ブツブツ
のび太「さて、次は何処に行こうかな…って、うわっ!?」ドンッ
「うおっ!?痛ったいな!気いつけんかこの…おっ、お前は確か射撃場の早打ち小僧!」
のび太「おじさん誰?」
イガグリ頭のオッサン「オッサンちゃうわ!ワイの名前は…っとそんなことどうでもええ。お前ちょっと協力してくれへんか?」
のび太「えっ!?」
のび太「いきなり人を引っ張って何処に連れていくんだい!」
イガグリ「いや、ちょっとしたトーナメントにお前が参加して欲しいんや」
のび太「トーナメント?」
イガグリ「そうや。BoB前最後の調整目的でいろんなやつがこのトーナメントに参加してんねん。それでワイはとあるブックメーカーで俺のダチが優勝するってクレジット全プッシュしたんや」
のび太「ブックメーカー?」
イガグリ「賭け事や。それでなその友人腹痛起こしてこれへんゆうとんねん!このままだワイのクレジットが吹っ飛んでしまう!だからその友人のかわりにトーナメントに参加してくれへんか!」
のび太「ええっ!?そんな急に言われても…」
イガグリ「いやあんたのあの銃捌きタダモンやない。優勝したら得たクレジットの三割やるからな!頼むて!」
のび太「うーん。かっこいい銃とかないの?」
イガグリ「へ?そ、それならこれが…」スッ
のび太「わあ、カッコイイな!じゃあ優勝したらその銃貰ってもいいかい?」
イガグリ「い、いいけど」
のび太「よし!このノビータ様に任せて起きなさい!」
イガグリ(この銃二束三文のボロ銃なんやけどな)
イガグリ「いいか?エレベーターに乗ればあとは勝手に戦場に行くからそこで出会ったやつ倒してこい!」
のび太「倒すってどんな?」
イガグリ「そんなもん銃で撃って相手を倒すんや」
のび太「ええっ!?僕あんまり人を撃ちたくないな…他に方法はないの?」
イガグリ「あとは相手に降参させるぐらいしかないで。けどその方法やる前に相手に蜂の巣や」
のび太(なんだか不安になってきたぞ…)
ガタンッ
イガグリ「おっエレベーターが動いたで。ほな優勝頼んだで!」
のび太「や、やっぱり帰るのは…」
イガグリ「ダメに決まっとるやろ!腹括って優勝してこんかい!」
のび太(ど、ドラえもーーーーん!!)
今日は短いが終わり。また明日以降に
このSSまとめへのコメント
乙。のび太ならショックガンでBoB優勝しそうw
本当に出来そうだから困るwwのび太なら0.1の早打ちだからな普段は0.1秒の全弾命中だからな