オール安価でまどか☆マギカ 10 (1000)

このスレは、最初に何も決めず
安価で決めた主人公で、安価で決めた時系列で、
安価で決めた内容を方針として行き当たりばったりに進んでいく安価スレです。


★無効安価は自己判断で安価下
★混んでる時以外は基本的に連投・連続有り
★多数決は連続・連投無し
★多数決で同数に意見が割れた場合は指定内の最後のレス内容を採用
★主レスは安価先を指定する数字に含まない
★まどマギのほかに、無印おりマギ・かずマギ・漫画版まどマギ・TDS・PSP・劇場版のネタを含みます。
 逆に言えばそれ以外からのネタは出しません。
★「下2レス」と書いた時にはその1時間以内に2レス目がこなければ「下1レス」に変更します



・前スレ

『まどかマギカで安価練習』 :まどかマギカで安価練習 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369643424/)
『オール安価でまどか☆マギカ 2』:オール安価でまどか☆マギカ 2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370979872/)
『オール安価でまどか☆マギカ 3』:オール安価でまどか☆マギカ 3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371835671/)
『オール安価でまどか☆マギカ 4』:オール安価でまどか☆マギカ 4 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372909496/)
『オール安価でまどか☆マギカ 5』:オール安価でまどか☆マギカ 5 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373645366/)
『オール安価でまどか☆マギカ 6』:オール安価でまどか☆マギカ 6 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377690974/)
『オール安価でまどか☆マギカ 7』:オール安価でまどか☆マギカ 7 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385884667/)
『オール安価でまどか☆マギカ 8』:オール安価でまどか☆マギカ 8 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397729077/)
『オール安価でまどか☆マギカ 9』:オール安価でまどか☆マギカ 9 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409071003/)


「さやか編」  1スレ目>>8から>>154まで
「中沢編」   1スレ目>>164から2スレ目>>150まで
「QB編」   2スレ目>>198から 4スレ目>>502まで
「Homulilly編」 採用箇所4スレ目>>535から>>686まで(未完)
「かずみ編」 4スレ目>>982から5スレ目>>879まで(Bad,未完)
「ユウリ様編」  5スレ目>>954から6スレ目>>792まで(BadEnd)
「恭介編」  6スレ目>>815から 7スレ目>>240(BadEnd+)
「Charlotte編」 7スレ目>>264から>>285まで
「キリカ編」 7スレ目>>309から>>704まで, 8スレ目>>475から9スレ目>>151まで
「アマネ(オリ主)編」7スレ目>>807から>>963まで,8スレ目>>130まで(GiveUp)
「メガほむ編」9スレ目>>181から(★現行)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417014605

 システム関連
好感度
・物語をある一区切りのエンディングを迎えた場合に表示します。
・ある一定以上の好感度があると、主人公不在のシーンでも、そのキャラの視点のストーリーを覗けます。
 逆に、ストーリーを進める際に、好感度が低いと不利になることがあります。

セーブとロード、その他進行
・NormalEnd(ワルプルギスの夜を仲間を全滅させずに越える)以上で指定箇所からロードが可能。
・Normalは良し悪しの幅が広いので、詰んだ展開に入った場合にはその前に物語中一回のみセーブできます。
・続きが用意されているのはGoodEndのみ。
・NormalでもGoodに非常に近い場合(ワルプル戦のみでEnd分岐した場合。NearGood)は
 GoodEndを見ることが出来(選択肢・こんな結末認めない)、GoodEndを経験した扱いになり、そこから再開可能。
・おなじくイベント条件などを見ることが出来るのもNearGood以上

ワルプルギスの夜
・ワルプルを目標としたキャラで戦前の時系列を選択orカオスでもそれっぽい安価によりフラグ。
・一回沈め、その後耐え切ることにより乗り越えられます。
・戦えない主人公の場合、一定好感度以上の魔法少女がいれば一時的に主人公と同様にそのキャラを動かすことが可能。
・撃破成功は最後に実績として載るだけで特にエンディングは変わらない。ただ、何かおまけとしていいことはあるかも。

 ※とか書いてますがギャグだとほぼ無視なんで、まあシリアスに進めるときのみ参考に


ほむら「そうですね… それも仕方ないのかもしれません」

杏子「なんだ、意外だな。あたしに説教してたくせに」

ほむら「そ、それはもう謝ったじゃないですか…」

杏子「じゃああれは完全になしとして考えておくよ。あれから何があったのかはわかんないけど」

ほむら「……あんなの、興味本位で追いかけて、ただ偉そうなこと言おうとしただけです。
    私にそんな偉そうなことを言う資格なんてないんです」

杏子「それで殴られた挙句財布取られちゃたまらないな、 暁美ほむらさん?」

ほむら「えっ…」

 カードが差し出される。これは…私の保険証?

杏子「あとこれ、金はないけど財布も」

杏子「使えるかもと思ったけど、返してやるよ。じゃあな」

ほむら「あっ、あの…! あなたのほうは、名前は…」

杏子「佐倉杏子だ」


 佐倉さんは振り返らずに名乗り、去っていった。


 ……さて、私もそろそろ魔女狩りに行こう。


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス

―病院

 まず病院へ向かった。


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~30魔女


 反応なし… 次にいこう。


【14時】


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
・病院[現在地]
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス

―鉄塔

 工業の地帯の大きな鉄塔の下。
 魔女は……


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 このあたりに魔力は感じられなかった。


ほむら(そろそろ下校の時間ね……)


【14時半】


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4繁華街
5歩道橋
6土手
・鉄塔[現在地]
7廃工場
8立体駐車場

 下1レス

―立体駐車場


 車ばかりで人気の少ない駐車場。
 ここには魔女は……


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


ほむら(魔女の結界だ…!)

 駐車場の内部の壁に紋様が揺らめいている。
 ゲートを開いて中を進む。



―薔薇園の魔女結界


 使い魔たちの奥で、魔女が奥でどっしりと座っている。
 前にうっかり小さい使い魔を踏んで怒らせたりしたっけ……

 この魔女は攻撃に蔓のようなものを使ってくる。うっかり拘束に捕まると確かとても厄介だ。
 私が自力で抜け出すのは難しい。気をつけないと。



ほむら 魔力[73/100] 状態:正常
GS:3つ
・鳥かご[100/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]


敵:Gertrud
  Anthony ×6
  Adelbert ×2
  Adelbert(幼)×2


1時間停止(1ターンにつき魔力-3):時間を止める
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:23)(時間停止魔力-3) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


――時間停止。

 魔女の足元、敷き詰められた薔薇の中に爆弾を置く。
 本体を攻撃すればいいだけ。気づかれないうちに、速攻で倒してしまいましょう。


ほむら「これで終わり…」


 4つほどで取り囲んでから時間を動かし爆破すると、魔女が燃え上がり結界が消えた。



ほむら 魔力[70/100] 状態:正常
GS:4つ
・鳥かご[100/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]

爆弾所持数:19


【15時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4繁華街
5歩道橋
6土手
7廃工場
・立体駐車場[現在地]

8帰宅

 下1レス

-------------
ここまで
ゾロ目は特に何も定めておりません。

次回は3日(水)20時くらいからの予定です

すみません、遅れました。はじめます
-------------
-通学路


 下校時間から少し経ち、下校する生徒も疎らになってきた時間だ。
 ここには……


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 反応はないようだ。

ほむら(誰も囚われてはいないみたいね。まどかたちもちゃんと無事に帰れているかな…)


【15時半】

 行く場所
1公園
・通学路[現在地]
2駅
3繁華街
4歩道橋
5土手
6廃工場

7帰宅

 下1レス

―駅

 段々と人が賑わってくる駅のほうへ。


 下1レスコンマ判定
0~10使い魔
11~30魔女


 使い魔…かぁ。


【16時】

 行く場所
1公園
・駅[現在地]
2繁華街
3歩道橋
4土手
5廃工場

6帰宅

 下1レス

―自宅

ほむら「ただいまー…」

エイミー「にゃあ」


 暗くならないうちに帰ってきた。


【16時半】

 この後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3爆弾作り(4時間経過・爆弾+15)
4まどかの家を見張りに行く
5夕食まで休憩(時間経過→18時)

 下1レス

------------
ちょっとこっちも夕飯食べてきます。カレーです。
選択肢どうしようか迷ったけど、一回見逃してるだけに
こっちだけ戦うのも描写がおかしくなるんですよね
とりあえずこれからは状況によって、という感じか…


ほむら「んん、ちょっと疲れたかな…」

 夕食の時間まで、少し休憩をしよう。
 エイミーをソファで抱っこしながら少しうたた寝をした。


―――…


【18時】

 そろそろ夕食の準備をしよう。

 またカレーだけど、作り置きがあるのは楽で良いかなと思ってしまう。
 こればかりでは駄目なのもわかっているんだけどね…
 次は何を作ろうか…


ほむら「いただきます」

 カレーの残りはあと1回程度か。
 残りもさすがに多かったから、佐倉さんを呼んで良かったかもしれない。


【19時】

 寝る前に
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3翌日へ

 下1レス


 今ある手持ちの武器だけでは、ワルプルギスの夜に対抗するには弱すぎる。
 残りの爆弾を全て投入したところできっとかすり傷すら負わせられないだろう。
 ワルプルギスの夜は、それだけ強大だった。

 前に行ったとこ以外に武器のありそうなところといえば……

ほむら(…軍の基地があったはずだけど……)

ほむら(事務所の人たちと違って、無くなったなんてことになったら国規模で大問題になるんじゃ…)

ほむら(…でも、そうもいってられないのも事実。
    ……できればそれは最後の手段にしたいけど…)

ほむら(…やるなら武器の種類や威力もちゃんと勉強してからにしないと)

ほむら(とりあえず、調べてリストアップしようかな…?)


―――…


ほむら(機関銃… 小銃… 誘導弾……
    見たことのない形のがいっぱいある。色々あるのね)

ほむら(あ、動画とかもアップしてある… 今見た中でどれだけ持っていけるかな…)

 ちゃんと扱えるかどうかも重要だ。
 今の拳銃も、最初撃ってみたら肩が外れて悶えたのも覚えている。
 巴さんの魔法の武器とは何かが決定的に違うのだと思った。現実の兵器は自分用のものじゃない。

ほむら(拳銃にも色々と種類があるのね… 弾によっても違うみたいだし……
    今持ってるのってなんていうんだろう、今のとどっちのがいいのかなぁ)

ほむら(うーん、一応調べられたかな)

ほむら(で、でも、さすがにちゃんとしたとこに忍びこんで盗むなんて、やっていいのかな?)

 もし見つかったりしたら、途中で迷子になっちゃったりしたら…
 色々不安なことばかり思い浮かんでしまう。


ほむら「ふぁあ…… とりあえず今日はもう寝よう」



―22日(火)終了―


 ★浄化しました


ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・鳥かご[70/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×19
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―23日(水)
自宅


ほむら「ん… 朝だ~…」

ほむら「…あれ?」

エイミー「にゃあ」

 横を見るとエイミーが居る。
 いつのまに来たんだろうと思いつつ、撫でてから起き上がった。

 さて、今朝はどうしようか。


【7時】

 今朝の予定
1自由安価
2基礎魔法
 ・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3まどかの登校を見守りにいく
4魔女狩り
5爆弾作り(4時間経過・爆弾+15)
6もう少し休む(時間経過→12時)

 下1レス


 今日は散歩も兼ねて、エイミーもまどかの登校の見守りに連れて行こう。
 引き出しからリードを取り出す。

ほむら「こっちにおいで、一緒にいこうか」

エイミー「にゃ」



―鹿目宅前


まどか「いってきまーす!」


ほむら(今日のパンはブルーベリージャム…)

ほむら(…あ、まだ口の端についてるよ)


さやか「まどかおっはよう!あれ、さてはまどかの今日の朝食はジャムトーストだな~?
    口の端にジャムついてるぞ?」

まどか「えぇっ!?うそぉ…」

仁美「ティッシュを貸しますわ」


ほむら(…私は見ているだけで、あの中には入れない)

ほむら(羨ましいけど… 転入まであと少し)


 まどかたちを学校まで見送った。
 まだ散歩を続けようか?


1公園
2駅周辺
3土手
4その他(自由安価)

5帰宅

 下1レス

----------------
ここまで
次回は5日(金)20時くらいからの予定です

―自宅


 見張りと散歩を終えて家に帰ってきた。


ほむら「ただいま、今リード外すね」

エイミー「にゃ」


【9時半】

 今朝の予定
1自由安価
2基礎魔法
 ・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
4魔女狩り
5爆弾作り(4時間経過・爆弾+15)
6少し休む(時間経過→12時)

 下1レス


ほむら(昨日自衛隊や米軍基地の武器について調べてはみたけど……
    …もし盗みにいくなら、どのくらい魔力を消費するか)

ほむら(武器の場所も内部の間取りも広さもわからない。
    それにきっと管理も厳重だろうから、どうなるかやってみないとわからないけど)

ほむら(初めてでスムーズに行くわけないし、余裕を持って考えて…)

ほむら(グリーフシード3つあれば、余裕を持って探索できるかな…?)



 今朝の予定
1自由安価
2基礎魔法
 ・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
4魔女狩り
5爆弾作り(4時間経過・爆弾+15)
6少し休む(時間経過→12時)

 下1レス


 その前に、前に行ったところにまた武器の調達をしにいこう。

ほむら(あと、現金もあったら……。背に腹は代えられない)

 今回のループは予想以上にお金がかかった。
 決して贅沢をするためのお金ではなくて、武器を作るための資金でもある。

ほむら(前に行ったときのでいくらかは把握してる… 前よりは時間もかからない)

―事務所内


 建物の陰で時間停止をした。
 なんだか怖そうな人たちの横をすり抜け、動かない世界を歩く――

 タバコの煙が、鈍色の世界に貼り付けられたかのように、空中で動かずに固まっているのが見える。
 それでももう部屋に充満しているのか、十分煙いのだけれど…

ほむら(…場所はちょっと慣れたかもしれないけど… この雰囲気は慣れないよ)

 絶対に動かないとわかっていても、なんとなく目を逸らしてしまう。
 未だに止まった世界の中でいちいちビクつきながら行動していた。

ほむら(えっと、たしかこっちの……)

 棚を漁って、目当てのものを盾に入れる。
 あとは、時間停止後に組員が呆気にとられるように、
 人の触れてない机や椅子、なんだか趣味の悪そうな物置も手当たり次第盾に入れた。


――必要な用事を済ませて小走りで走り去りつつ時間停止を解除すると、
  去った後の部屋で慌てた声がした。


 いくらかの現金(――といっても中学生の私にとってはものすごく大金)と、
 前とほぼレパートリーの変わらない武器たちを手に入れた。
 それと、使えるかはわからないが机や椅子、置物も少々。

ほむら(ま、まだドキドキしてる……)


 気持ちを落ち着けるように、一つ深呼吸をする。



 ★時間停止分魔力 消費30

ほむら 魔力[70/100] 状態:正常
GS:4つ
・鳥かご[70/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]


ほむら(一旦帰ってそろそろ昼食にしよう)


 今日の昼食ははどうしようか?

1カレー残り(あと1回)
2何か作る(安価内容)

 下1レス

―自宅


 残りのカレーももう少ないし、早めに食べちゃおう。
 ご飯を炊いて、カレーを温めて食べることにした。

ほむら「いっぱいあったカレーの残りも、これでもう終わりね…」



【13時】


 午後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化解除(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
4魔女狩り
5爆弾作り(4時間経過・爆弾+15)
6まどかの下校を見守りに行く

 下1レス


 拝借してきた武器を一応ざっと再確認して揃え直す。
 一度盗みに入ったところだけあって、見覚えのない新しい武器は手に入らなかった。

 部屋を移って爆弾の作成に取り掛かった。


 ――――…

 手製爆弾+15個
 爆弾所持数:34


【17時】


ほむら「んーっ、もう夕方かぁ…」


 この後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化解除(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3魔女狩り
4まどかの家を見張りに行く
5休憩(時間経過→夕食時)

 下1レス

―鹿目宅


 まどかの家に向かってみた。
 部屋に明りがついている…… 多分そこにいるのかな?

ほむら(もうちょっと、声とか聞こえればいいんだけど…)

ほむら(魔法で聴力を強化とかはできるかなぁ… でも、ずっととなると厳しいかも)

ほむら(……なんか、こんなこと考えるの…すごく怪しい人みたいだね)

 なんて、とても今更だけど。


 部屋の電気が消える。そういえばそろそろ夕食時だ。リビングに行ったのだろうか。
 暫く見張ってから帰った。結果は恐らく異常なし。
 インキュベーターの姿を見たり、異常を感じたりすることはなかった。


ほむら「……あれ?」

 帰り道、目立たない道の隅にバッグが置かれているのを見た。
 スクールバッグだ。落し物にしてはおかしい。なんでこんなところに?

ほむら(……待って、もしかしてこのマーク…)

 バッグに刺繍されたマークは、見滝原の「見」の字に似た、見覚えのある校章だった。
 …これ、見滝原高校の指定のスクールバッグだ。

ほむら(そうだ、あの人… 名前をまだ聞いていないけど)

ほむら(前にあった魔法少女も、ここの生徒だったはず…)

 …嫌な予感がした。
 もし、魔女狩りのときに外に荷物を置いて、それでそのまま中で魔女に負けて死んでしまったら…

 勿論全然関係ない人だっていうこともありえるけど……

ほむら(……とりあえず、交番に届けたほうがいいのかな)

―自宅


 スクールバッグを最寄の交番に届けてから、
 今日は遅くなったのでコンビニ弁当を買って帰った。


  ……早くカバンの持ち主が現れてくれれば。
 できればただの勘違いで済んでいてくれればいいと思った。


―23日(水)終了―


 ★浄化しました


ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・鳥かご[40/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×34
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

---------------------
ここまで
次回は9日(火)20時くらいからの予定です

-------------
すみません、急用のため今日は中止にします
次回は10日(水)20時くらいからの予定です

―24日(木)


ほむら「ん、朝だ……」

ほむら(今日で休みも最後、明日からは学校ね……)



【7時】

 今朝の予定
1自由安価
2基礎魔法
 ・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3まどかの登校を見守りにいく
4魔女狩り
5爆弾作り(4時間経過・爆弾+15)
6もう少し休む(時間経過→12時)

 下1レス

―交番


 さっそく、昨日の交番に落とし主が来たか聞きにいってみよう。


ほむら「すみません、昨日スクールバックを落し物の届けた者なんですけど
    あれから落とし主は現れましたか?」

「昨日の?ちょっと待ってね…」


―――…


ほむら「…まだですか」

「連絡もつかなかったみたいでね。何か事件と関わってないといいんだけどねぇ…」

ほむら「……ありがとうございました」



ほむら(落とし主、まだ見つかってないんだ…)

ほむら(……やっぱり、昨日考えたとおりなのかな)


【8時】

 この後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3魔女狩り
4まどかの登校を見守りにいく
5帰宅

 下1レス

―鹿目宅


ほむら(今からまどかの家に向かっても間に合うよね…)

ほむら(……あ、まどかが出てきた)


まどか「いってきまーす!」


ほむら(…ごめんね、こんな風に知らない人が変なところから見てて)

ほむら(でも、明日からはせめてちゃんと知り合いに……)


 まどかと、途中で合流する美樹さん、志筑さんたちの三人を学校に着くまで見送った。
 このあとは……


【9時】

 この後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3魔女狩り
4帰宅

 下1レス

―自宅


ほむら「ただいまー…」


 折角お金も手に入れられたんだし、お昼まで爆弾作りに専念しよう。

 この先、忙しくなれば武器を作る時間だってなくなるかもしれない。不足は困る。

 いつもどおり鍵つきの部屋に入って、盾から道具を取り出して作成にとりかかった…


――…

手製爆弾+15
爆弾所持数:49



【13時半】


ほむら「そろそろお昼かぁ……」

ほむら「……なんか、ちょっとこの作業にも慣れてきたかな?」


★1回(4時間分)の爆弾作りでの爆弾生成個数が15から17になりました。


 部屋から出ると、エイミーがこちらに寄ってきた。
 いつものようにまずエイミーにごはんをあげてから考える。

ほむら「もうカレーって終わったんだっけ… 今日はどうしようかなぁ」


1買いに行く
2何か作る(安価内容)


 下1レス


 今度はシチューにしてみよう。
 シチューならカレーと作り方が似てるから、失敗しにくいだろうし……

ほむら(よし… そうと決まったら、スーパーに行こう)



謎の空白が出来たが気にせずに
-----

――……

 近くのスーパーで市販のシチューのルーと、具材を買ってきた。
 また箱の裏を見ながら作ってみる。


ほむら「このカレーのときにも出てきたへんなほよほよしたのなんだろう、
    気持ち悪いから全部とっちゃおう」チマチマ

ほむら「て、あっ 時間かけすぎた!?」

ほむら「でもこれルー使うし… 変なことにはならないはず…!」

ほむら「うわぁ、やっぱりいくつかとけてるのがっ!
    小さく切っちゃったじゃがいもは仕方ないのかなぁ…」

ほむら「あぁ、もしかして火が強いのかも。焦げ付くと洗うの大変だったし… 火加減ってわからないなぁ」


・・・・・・・

ほむら「できたっ!」

 多分前回のカレーの失敗を活かし、もうちょっとマシにはなっているはず!

ほむら(今回は大きめに切ったのがあるから、じゃがいもも全部は溶けてないみたいだし…)

ほむら(……でも、カレーの味って大分味をカバーできてたのね…)


ほむら「残りはまたしまっておこう」

ほむら「んー…っ 午後…というにはちょっと時間経っちゃったけど、これからどうしようかな?」



【15時半】


 午後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化解除(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
4魔女狩り
5爆弾作り続行(4時間経過・爆弾+17)
6まどかの家を見張りに行く
7エイミーと散歩に出かける

 下1レス


 キュゥべえって、まどかのほうに行ってないなら今どこに居るんだろう。
 まさか私のほうをつけてるってことはないと思うけど…

 一応呼んでみよう。

ほむら「……そこに居るのはわかっているわ、出てきなさいインキュベーター!」

ほむら「………」


 居ない…かしら。
 いや、いつどこに潜んでてもおかしくない。
 なんとなく落ち着かないからバ○サンを焚いておいた。

ほむら(もし潜んでたら、これで苦しくなったら出てくるだろうしね…)

 …なんか、インキュベーター相手だと結構酷いことまで考えてる気がする。

ほむら(……今は本当に居ないかな?)


 午後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化解除(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
4魔女狩り
5爆弾作り続行(4時間経過・爆弾+17)
6まどかの家を見張りに行く
7エイミーと散歩に出かける

 下1レス

―交番


 もう一度交番に行って落とし主が現れたか聞いてこよう。


ほむら「あの、すみません。昨日スクールバックを落し物の届けた者なんですけど…」

「ああ、今朝の子か。まだ落とし主は見つかってないよ」

ほむら「そうですか……」

「気にしているようだけど… もしかして、落とし主のことを知っていたりするのかい?」

ほむら「…もしかしたら、知っている人かもって思って」

「じゃあ、君のほうから連絡をとることは…」

ほむら「あ… 名前も知らないし、あまり関わりがあるわけでもなくて」

ほむら「知り合いのかもしれないっていうだけで、違うかもしれないんですけど… 心配で」

「早く現れてくれるといいね…」

ほむら「はい… ありがとうございました」


 連絡がつかないというから、一人暮らしなんだろうか。
 警察が動いてもいないし、捜索願が出されているわけでもないみたいだ。

 …結界で死んでしまったら、誰に気づかれることもない。ひとりぼっちだ。


【16時半】

 この後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3魔女狩り
4まどかの家を見張りに行く
5帰宅

 下1レス

--------------
ここまで
シチューはルー使わないで作って失敗して茶色になったことがあったなあ

次回は11日(木)20時くらいからの予定です

---------------
はい、失敗はしてないです


ほむら(ああ、そういえばあの時風見野の交番からお金を借りたままだった)

ほむら(今ならお金もいっぱいあるし、返しに行こうかな)

―風見野駅

【8時】

ほむら(交番、駅の近くだったからこの辺のはず…)



―交番


ほむら「あの、すいません」

「はい」

ほむら「前にこちらで貸していただいたお金を返しに来たんですけど…
    あ、えっと財布をなくしたときの…」

――――
――

ほむら「本当に、ありがとうございました…!」


 駅の地図を見て探してみると、割と近くにあった。


ほむら(風見野といえば、佐倉さん居るかな?)


 交番から少し歩き、商店街のほうに出てみる。
 見滝原とは違って、なんだか生活感のある商店街だ。


ほむら(見滝原に来たときは、ここらへんも割と都会なのかなって思ったんだけど、
    風見野は駅も小さいし、少し田舎っぽいかも)

ほむら(畑とかいっぱい見えたし… ちょっと新鮮だわ)

 まあ、見滝原も東に行けば割と田舎っぽいところもあるけれど…。



ほむら(このくらいの時間だと、そろそろお腹もすいてくる時間かな…?)


下1レスコンマ判定
 0~25

8時より20時の方がいいのでは?

>>125 ありゃ、前のからコピったときから変えてなかった
すみません、8時でも20時でもなく【17時半】の間違いです
-----------

ほむら(…って、そう毎回都合よく会えはしないか)


1自由安価
2風見野散策
 a図書館
 b山
 c病院
 d風見野中学校
3帰宅

 下1レス


ほむら(魔女狩り中かな? とりあえず、魔女が居そうな場所でも廻ってみようか?)

ほむら(…でも、魔女を見つけても私が倒すわけにはいかないし……)

ほむら(そこで丁度テレパシーが通じるかもわからないし、見つけるまでに移動しちゃうかもしれないわね)


1自由安価
2風見野散策
 a図書館
 b山
 c病院
 d風見野中学校
3帰宅

 下1レス

―風見野病院


 景色を楽しみつつ歩いていると、病院を見つけた。

ほむら(やっぱり、私が入院してた見滝原や東京の病院と比べるといくらか小さそうね…)

ほむら(特にここには用はないけど……)


 下1レスコンマ判定
10の倍数


ほむら「…! 魔女の気配…?」

 どうしよう。
 縄張りじゃない以上ここで狩るわけにはいかないけど、
 でも、放っておいたらここの患者達の命を無駄に失わせることになる。

 よりによって病院になんて。

ほむら「……」


 考えていると、いきなり声をかけられた。


「そこの人、今そっちに近寄ったら駄目だよ!」

ほむら「えっ、ええ…?」

ほむら(びっくりした……なんだろう、この子)

「でもあたしが現れたからにはもう大丈夫だよ!感謝なさい!」

ほむら(…なにこの人)


 …突如として私の目の前に現れた女の子は、自信満々で結界へと歩いて行き、
 そして、その場で“変身”した。

「あ、今見たことは内緒にしてね」

 ……魔法少女だ。

ほむら(…今回の時間軸、知らない人が多すぎる)

 知らない人…といえば、前に会った高校生の魔法少女は……

ほむら(……そうだ、ここは教えておかないと駄目だよね。
    佐倉さんこういうのには厳しそうだし……)

ほむら「あ、あの… まって」

「え?」

ほむら「ここは佐倉さんっていう別の魔法少女の縄張りなんです。
    だから、ここでは戦わないほうがいいと思う…」

「あなたも魔法少女なの? ていうかなにそれ、じゃあ魔女が居るのに見捨てろっていうの?」

ほむら「あ……えっと」

「佐倉さんって誰よ、縄張りなんて知らないよ。その人が来るまで待てっていうの!?」

 誰かを思い出すなぁ、この姿勢……


ほむら「でも…佐倉さんは長いことここを縄張りにしているベテランの魔法少女です。
    こういうことでもめると大変だし……」

「……なにそれ。そんなの怖くないし。なんでビビらないとけないの?」

ほむら「そ、そう思いますよね… えーと、うーん…」

「なにをうんうん言ってるのか知らないけど、はっきりなさいよ。
 あなただって見逃したらまずいことくらいわかってるんでしょ?そんなに佐倉さんとやらが怖いわけ?」

ほむら「怖いとかそういうのじゃなくて」

 確かに関係が悪化するというのが怖い、といえばそれもあるかもしれないけど…

ほむら(口出ししなければよかったのかな、なんだか年下っぽい子にまで説教されてるし…)

「だいたいね、あなたいきなり現れてなんなわけ!なにがしたいのよ、あたしは――――…ッ   」




「―――――長い」


ほむら「………えっ?」


 噴出す赤が、何の前触れもなく視界に飛び込む。

 ゴトン。

 何かの音がした。目の前で喋っていた女の子の首が落ちる音だった。

 何かに切られていたのだ。気配すら感じないうちに、綺麗に一切ブレることなくスッパリと。


ほむら「っ……!」


「長いよ。結界の前でこんなにもたもたして、結局どっちが戦うの? っていってももう一人いないのか」

「あまりに長いものだから、魔女も退屈して逃げちゃったんだけど」

「…ああ、じゃあ君が私と戦うのかな?」


 代わりにその場に立っていたのは、血塗れの黒い魔法少女だった。
 強い死の危険を感じて、弾かれるように咄嗟に時間を止め、気づけばただ逃げるために走っていた。


 あなたは誰ですか。

 なんでこんなことをするんですか。

 なにがしたいんですか。


 質問すべきことは山ほどあったはずなのに、何一つ喋れず、立ち向かえないまま。
 でも、この判断は正しかったのかもしれない。
 まともに話し合いや戦いをしようとしていたら、あの子のようにその場で殺されていたのかもしれないのだから。


ほむら(この時間軸は何が起きているの!?)

ほむら(今回は、イレギュラーが多すぎる……!)



―24日(木)終了―


ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・鳥かご[40/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×49
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

---------------
ここまで モブは犠牲になったのだ
次回は17日(水)20時くらいからの予定です

RT9MDONgo kktsQlnCo氏ね

-------------------
すみません、17日中止にします
次回は20日(土)20時くらいからの予定です

―自宅


ほむら「……」パチ


 結局、帰ってからごはんも食べていない。
 荷物だけは揃えておいたから慌てなくてすんだけど……

ほむら「今日から学校行かないと……」

ほむら「……」

ほむら(…… 着替えよう。気分切り替えていかなきゃ)

ほむら(しっかりしないと駄目…)

ほむら(あんな人が風見野に居るんだから、早く佐倉さんにも伝えなきゃだし…)

―教室前


 まどかを影で見守りながら登校した。
 そして、いつもの転入初日……
 教室の中から早乙女先生の明るい声が聞こえる。


ほむら「……」

 「暁美さん、入ってきて!」


 教室の中へと踏み出す。
 何度かやってるから、緊張も薄れたけど…
 みんなの目がこちらを向いている状況って、やっぱり慣れないかも。

ほむら(自己紹介、なんて言おうかな?)


・自由安価

 下1レス


ほむら「暁美ほむらです」

ほむら「退院したてて何かとご迷惑をお掛けするかもしれませんが、宜しくお願いします」

 自己紹介をして、おじぎをする。
 顔を上げてみると、まどかがこちらを見ていた…

ほむら(そうだ、今回は一回顔合わせているものね……)

早乙女「暁美さんは心臓病で長いこと入院していたのよ」

早乙女「久しぶりの学校生活でなれないこともあるだろうから、みんな助けてあげてね」


 朝のHRが終わると、みんなが私の元にやってきた。
 …最初は随分戸惑った覚えがある。
 二度目はまたまどかの顔を見られたのが嬉しくて、すぐに私からまどかのほうに行ってて…

「暁美さんって、前はどこの学校だったの?」

ほむら「東京の、ミッション系の学校です」

「部活とかやってた?暁美さん、やってるとしたら文化系とかやってそうだけど」

ほむら「いえ、何も…」

「髪長いね、編むの大変じゃない?」

ほむら「ええと、はい、少し…」


ほむら(1時間目が始まるまで、まだ少し時間があるけど…)

1このままクラスメイトと話す
2まどかに安価内容で話す
3美樹さんに安価内容で話す
4そのほかのクラスメイト(安価指定)に安価内容で話す
5巴さんに安価内容で話しかけに行く

 下1レス


 そろそろ巴さんとちゃんと話しておきたいな…

ほむら「ごめんなさい、ちょっと用事があるから… 席立ってもいい?」

「用事?」

ほむら「あ、はい…えっと」

ほむら(いきなり用事っていうのはおかしかったかな…)

まどか「…あの、もしかして保健室? だったらわたしが保健委員だから…」

ほむら「あ、ううん、違うの。ごめんね」

まどか「え、あ、暁美さん…」

まどか「…あれ?今わたしにだけ敬語じゃなかった?」

ほむら「…!」

 つい癖で……

ほむら「…ごめんなさい!」

まどか「え!? ううん、全然謝ることじゃないの。クラスメイトなんだし。
    引き止めたみたいになっちゃってごめんね」

「あ、あと私たちにもタメ口で全然いいからね!」

ほむら「え、はい、うん」

―3年生のフロア


ほむら(まどかはまだ魔法少女に関係ないし、巴さんのことも知らない…)

ほむら(変な感じがするけど、今回は… ううん、これからはそうなんだ)

ほむら(巴さんのクラスは…)


 教室を見て回ると、巴さんの姿があった。
 自分の机で授業のノートを見直しているみたいだ。

ほむら(真面目だなぁ。巴さんらしいなぁ…)

 教室に入って、巴さんの机の前まで行く。
 ノートから視線がこちらに移される。

マミ「…?」

ほむら「あ、あの…いきなりすみません」

ほむら「話したいことがあるのでお昼休みに屋上に来てくれませんか?」

マミ「……… ええ、わかったわ」

ほむら(今、指元を…)

 巴さんの表情が真剣なものに変わった。
 まるで警戒すべき全くの他人に向けるような目が嫌で… 私は一度おじぎをしてすぐにクラスを出た。

―教室


 自分の教室に戻って教科書を取り出す。

ほむら(あれ… あれ?)

ほむら(どうしよう、筆記用具がない!)


 初日からやってしまった。
 荷物を揃えている時、昨日のことが気がかりで気が抜けていた。

ほむら(ノートや教科書は入ってるのに… どうしてこういうことになるかなぁ)

ほむら(まだ時間は少しあるよね、誰に借りようか…?)


1まどか
2美樹さん
3志筑さん
4隣の席の人

 下1レス

中沢に借りるのか
そういえば右隣りは誰だっけ?


 隣の人、あまり話したことがなかった気がする。
 でも近くの人に借りるのがまあ普通だよね…

ほむら「あの…」

「ん?」

ほむら「筆記用具、忘れちゃって… 貸してくれませんか?」

「ああ、どうぞ」スッ

ほむら「すいません、転校初日から… 明日から気をつけますから…」

「筆記用具借りるくらいでそんなに緊張しないでいいのに」

ほむら「…」

「あ、俺中沢っていうんだ。よろしくね」

ほむら「私は暁美です。って、最初に自己紹介してましたね…」


 ……なんだろう、隣と話すのって少し新しいかも。


「えー、それでははじめます」

 チャイムが鳴って1時間目。

ほむら(数学か……)


 最初はとても小難しい話をしているように聞こえていたけど、
 ちゃんと理解できると同じ話でも聞く姿勢は全く違う。

 全然わからなかったけど、まどかたちに見てもらって、
 一緒に勉強してやっとわかるようになった範囲。

 もう何回かやっているし、当てられても今ならちゃんと答えられる。

「それではこの問題を…暁美さん、解いてみてください」

ほむら「はい」

中沢「…わかる?ノート見せようか?」コソ

ほむら「あ、いえ…大丈夫です」コソ


 少し考えながらボードに書いていくと、「おお」と感心の声があがった。

「正解です。休学中にもよく勉強をしていましたね」

 …少し照れくさい。

―――――
――――


 体育の授業は迷惑をかけても困るので結局見学にした。
 体育のためだけに魔法を使うわけにもいかない。

 午前の授業を終えて、余っていたご飯を丸めただけのおにぎりをお昼に食べて…
 休み時間。


ほむら「……」

 巴さんとのこと、ずっと避けたままにはできない。
 同じ街にいるのだから、どうしたって関わることになる。

 でも、初めて見た。巴さんのあんな顔…。
 今までも見ていたかもしれないけど、それは私に向けられるものではなかったはずのもの。

ほむら(…大丈夫……)

―屋上


マミ「来たわね」

ほむら「……」

マミ「それで、話とは何かしら?まず名前くらい名乗ってくれる?」

ほむら「…私は、暁美ほむらって言います」

マミ「…!やっぱりあなただったのね… あなたのことはキュゥべえから聞いているわ」

ほむら「え……?」

マミ「あまり良い噂ではないわね」

ほむら「……」

 一体、どういうことになっているんだろう…。
 もしかして、巴さんがこんな風に私に冷たくするのもインキュベーターのせいなの?


・自由安価

 下1レス


ほむら「え、ええと…! 私は数ヶ月くらい魔法少女をやっていて、最近この街に来たんですけど…」

ほむら「あ、あなたのことは見滝原を縄張りにしているベテランだって聞きました」

マミ「…聞いた?キュゥべえはあなたのことを知らないと言っていたし、
   それからも話はしていないみたいだったけど…」

ほむら「と、隣の風見野の佐倉さんからですっ」

マミ「ちょっと待って……あの子、この街に来ているの?」

ほむら「いえ… 私が行ったときに偶然会っただけです」

マミ「……」

ほむら「それで、昨日も風見野に行ってみたんですけど、そのとき…」

ほむら「…そのとき、すごく危険な魔法少女に会ったんです。
    魔法少女が目の前で、…こ、殺されて!」

ほむら「短い黒髪で、黒い服の、眼帯をした人でした」

マミ「…それを伝えるために私を呼び出したの?」

ほむら「は、はい… これは風見野でのことですけど、隣町で近いので…」


マミ「……そのことについては後でキュゥべえに聞いてみるわ」

マミ「それよりあなた…キュゥべえを襲ったそうね」

マミ「キュゥべえは私の友人なの。目的はグリーフシードの独占かしら?」

マミ「あなたの話の真偽はともかく、私にはまず一番にあなたが危険だと思うのだけどね」

ほむら「…!」

 まさかキュゥべえがそんな風に伝えていたなんて。

ほむら「…私の大切な友達が魔法少女になって…死んじゃいました」

ほむら「あの子には戦いとは無縁の世界にいて、家族と一緒に笑っていて欲しかったのに…」

ほむら「私は止めたのに素質があるからといって何度も契約を迫って、
    優しいあの子はする必要もない契約をして死んでしまった…私の目の前で!」

ほむら「だから私はただ素質があるからという理由で契約を迫るキュゥべえを許せないんです!」

 一言喋り出すと、自然に言葉は出てきた。
 当然全部本当なわけではないけど、あのときのまどかとの約束を思い出すと力が入る。
 私の前で何度も死んだ。…私がこの手でソウルジェムを砕いた……。


マミ「……」

 巴さんが、真偽を確かめるような冷たい目で暫く私を見る。

マミ「…あなたにも事情があるようね」


マミ「でも、それはとても残念なことだけど、それでキュゥべえを襲うのは違うと思うわ」

マミ「キュゥべえは確かに少し契約を急かすところはある。それに、魔女との戦いはいつでも命懸けだわ」

マミ「あなたの友達のように、命を落としてしまうこともある」

マミ「でも、みんなが魔法少女になって不幸になってしまうわけではないわ。
   契約によって救われる人だって居る」

マミ「それに、魔法少女は人の命を救うことができる。
   こうして今使い魔を倒したことで、ここにいる人たちを助けられた」

マミ「だから、話も聞かないうちに魔法少女になるチャンスを奪うのはやめてくれないかしら?」

マミ「…それに、キュゥべえも悪気があったわけじゃないの」

マミ「できれば恨まないであげてほしい…といいたいけど、
   それは無理でも、とにかくもう襲うなんてことはしないで」


ほむら「…」

 …ここは無理にこちらの意見を通すよりも、折れたほうがいいんだろう。
 巴さんにとって、キュゥべえはかけがえのない友達だから。
 どんな理由があれ、友達を襲う人を許容なんてできない。

 でも、そうしたらこれからインキュベーターがまどかの前に現れたとき何も出来ない。
 特にまだよく事情を知らないうちなら尚更だ。


1「そうですね、わかりました」
2「約束できません」

 下3レス中多数決


…でも、この場で巴さんを敵に回すのは避けたい。
 ここで敵対したら、これからずっと冷たくいがみ合うままになるんだろう…。


ほむら「そうですね、わかりました」

マミ「…わかってくれてよかったわ」

 少しだけ、巴さんの表情が緩んだ気がした。
 少しは信用が得られたということだろうけど、それでもまだ私の知る巴さんとは違った。
 仲間でも味方でもなくて、“他人”なんだ。

コピペミスか…
「こうして今使い魔を倒したことで、ここにいる人たちを助けられた」の一行を削って脳内補完お願いします
---------
―教室


 今日一日の授業と帰りのHRが終わった。

ほむら(放課後はどうしようかな…)


まどか「あの、暁美さん、ちょっといい?今日ずっと気になってたんだけど…」

ほむら「…え?」

まどか「一週間ぐらい前、暁美さん私の家の前で助けてって言って苦しそうにしてたよね」

ほむら「あ…」

まどか「わたしあれから救急車呼んだんだけど、もう居なくなってて…
    大丈夫だったの?自分で歩いた…の?」

まどか「ああ、ていうか、心臓の病気まだ治ってないの?学校に来て平気?」

ほむら「えっと……、」

 これもいつかは弁解しなくちゃと思っていたけど…


1自由安価
2逃げる

 下1レス

1
まず謝る。
その時のことについて説明したいのでこのあと2人で話がしたい、と言う。


ほむら「ごめんなさい」

ほむら「そのときのことについて説明したいので、このあと2人でお話できませんか?」

まどか「…ここじゃ話しづらいこと? ちょっと待って」

 まどかが美樹さんたちのほうに言って何か話してから、こっちに戻ってきた。

ほむら「ごめんなさい、何か約束が…?」

まどか「うん… まあ、そうなんだけど、ちょっと待っててもらうように言ったから」

まどか「じゃあ、ちょっとついて来てくれる? 人がいなそうなところに連れていくから」


―――


まどか「ここでどうかな…」

ほむら「はい…じゃあ、話すね」


・自由安価

 下1レス


 まどか。
 今はそう呼べない。まだ私は名前を知らないはずなんだから。

ほむら「えっと… 名前を聞いてもいい?」

まどか「あ、鹿目まどかっていうの。よろしくね」

ほむら「はい、よろしくおねがいします…… えっと…」

まどか「?」

ほむら「ううん。それでえっと、あのことですけど…」

ほむら「ごめんなさい、あれは演技だったんです!」

まどか「…えっ?演技?でも心臓病で入院してたんじゃ」

ほむら「そ、それは本当なんですけど、あれは演技なんです」

まどか「でもなんで演技なんて。本当に心配したんだよ…?」


ほむら「えっと…助けてっていう声を聞いて外に出てきたんだよね」

まどか「うん」

ほむら「最初に言ったのは私じゃないの。
    心当たりがあるけど今はまだ詳しく話せない、けどいつか本当のことを話します」

ほむら「変なことを言ってるのはわかってます。
    でもまた助けてって聞こえたら…、あの声で話すものが現れたら
    絶対にそいつの甘い言葉に騙されないでほしいんです」

まどか「………?」

 まどかがよくわからないって顔をしている…

まどか「…ごめん、ちょっとよくわかんないよ」

まどか「最初のって言われても、そんな…声とか覚えてないし」

ほむら「あ……」

まどか「ごめんね、じゃあ、友達待たせてるから」

ほむら「あ、はい… さようなら」


 まどかは美樹さんと志筑さんのところに行ったのだろう。
 私はこのあとの放課後、どうしようか…?


【15時半】


1帰宅
2魔女狩り
3校門で待ち伏せてまどかの下校を見守る
4自由安価

 下1レス

-------------
ここまで 来週忙しいなぁ…
次回は28日(日)15時くらいからの予定です


ほむら(そうだ…この日は通学路に魔女が出る)

ほむら(最初に会ったときより少し遅い時間になっちゃったけど…まだ居るかな?)



―通学路


ほむら「確かこの辺りの道…」


 下1レスコンマ判定
奇数 撃破中
偶数 撃破後(+4の倍数で直後である)


 まだ反応はある!

ほむら(この辺で… あっ)

 人が出てくるとともに反応が消える。巴さんだ。
 そうだ、元々巴さんと、今はいないけど鹿目さんが倒す予定の魔女だったんだ。
 魔法少女になっていない鹿目さんはともかく、巴さんはその時間にここを通る。


マミ「あら、あなたは… 残念だけど、もう魔女は倒しちゃったわよ」

ほむら「は、はい…」


1自由安価
2去る

 下1レス


ほむら「同盟を組みましょう」

マミ「…はい?」

ほむら「あ…その、仲間になってくれたらって…」

マミ「………」

ほむら「うぅ……」

マミ「悪いのだけれど、私まだあなたのこと何も知らないわ」

マミ「何故キュゥべえがあなたのことを知らなかったのかもね…」

ほむら「そ、それは…」

マミ「どこから来て、どういうやり方でやってきたのかもわからない。
   それに、あなたを信じられる要素も一つもないのよ」

マミ「…私、まだパトロールの途中だから。行くわね」

ほむら「……」


 私の知っているようなマミさんは、もう見られないのかな…

ほむら(…でも、仲良くなっても……)

 またいつか、魔法少女の真実を知ればあんなことになる。それはいやだ。
 巴さんは真実を受けいれられない。

ほむら(………でも、敵対するのはもっといやだ)


 この後
1自由安価
2帰宅
3魔女狩り
4まどかの家を見張る

 下1レス

>>111


 …気持ちを切り替えよう。
 佐倉さんに昨日のことを伝えなきゃ。
 あの人は風見野に居たのだから、近いうちにあうかもしれない…

ほむら(もう何か大変なことになっていなければいいんだけど…)

ほむら(いや、ベテランの佐倉さんがそう簡単にやられるとは思ってない。けど…)

 何が起こるかわからない。
 連絡用の手段として携帯を買って渡しておこう。


――――


【18時】


「ありがとうございましたー」

ほむら(手続き結構時間がかかったなぁ…)


 最寄の携帯ショップに行って、待ち時間がかかったもののプリペイド携帯を買ってきた。
 あとは風見野に行って…すぐ会えるかなぁ…

―風見野駅


【19時】

 風見野に着いた。
 この時間だとどうだろう。どこにいるかな…?

1自由安価
2風見野散策
 a図書館
 b山
 c病院
 d風見野中学校

 下1レス


 まず駅の周りの商店街や路地裏からくまなく探してみたけど、いないようだ。


ほむら(もしかしたら、すれ違いになっちゃってる可能性もあるけど…)


【19時半】

1自由安価
2風見野散策
 a図書館
 b山
 c病院
 d風見野中学校

 下1レス

―教会

 風見野から少し見滝原の方へ戻って、境の辺り。
 前の魔女狩りのとき、ここで会ったっけ。
 ここなら佐倉さんにとってもギリギリ自分の縄張りの範囲だ。

 …けど、今日は誰も居ないようだ。


ほむら(……ていうか、佐倉さんに会うまえに、昨日の怖い人に会っちゃったりしたら嫌だなぁ)

ほむら(うーん、大分遅くなってきたかも。回るとしたらあと1箇所くらいね…)

ほむら(あんまり夜遅くは、多分佐倉さんも家に帰っているはずだし)


【20時半】

1自由安価
2風見野散策
 a図書館
 b山
 c病院
 d風見野中学校
3帰宅

 下1レス

―風見野駅周辺


 もう一度駅の周りを見てみよう。

―――…

ほむら(いないか…)


 風見野市といっても広い。なかなか見つかるものでもないか。


ほむら(そろそろ帰ろう…。夕食は、シチューの残りでいいかな)

―自宅


ほむら「ただいま~…」

エイミー「にゃ」

 ごはんを炊いて、シチューをあっためて食べた。

 今日は巴さんと話して、まどかとも話して、名前を聞いて…
 結局、名前で呼ぶことはできなかったけど……

ほむら(まどかからしたら、私はまだただの会ったばかりの転校生だもんね…)

 これから、この時間軸はどうなるんだろう。



―25日(金)終了―


ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・鳥かご[40/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×49
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―26日(土)


 今日もまどかを影で見守りながら登校して、少し時間差で教室に入る。

「あ、暁美さんおはよーっ」

ほむら「お、おはようございます」

「今日一時間目国語だよ。あの先生いつも名前順に当てるんだよねー。暁美さんって一番でしょ?くるよ」

ほむら「あ、は、はい」

「何言ってるのさ、暁美さんあんたと違って頭いいから大丈夫でしょ」

ほむら「そんなことないですよ…」


 ちらりと見てみると、まどかたちはいつもどおり三人で楽しそうに話していた…

ほむら(そういえば普通に他の子たちと話すのって、今までになかったような)

ほむら(最初はまどかから話しかけてくれたし、それ以降は私から…)

ほむら(どうしようかな…、三人いるとちょっと話しづらい気もするし…)

 三人とも長いつきあいだから尚更、あのメンバーに私がいきなり入りづらかったりもする。


1放課後へ
2三人に話しかけにいってみる(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4自由安価(昼休みにさせたい行動があればそれもここで)

 下1レス



 とりあえず自分の席に行ってから、隣の中沢君に話しかけてみる。

ほむら「…おはようございます」

中沢「おはよう暁美さん」

ほむら「…あの、ところで斜め後ろの席って空席なんですか? 昨日もいませんでしたけど…」

中沢「あー、上条か… そこの席の奴、上条恭介っていうんだけどさ」

中沢「今事故で入院してて……」

ほむら「あ…そうなんですか」

ほむら「自己紹介も兼ねて会ってみたいな」

ほむら「あ、でも一人じゃ不安かも… 上条君と仲の良い友達って誰ですか?」

中沢「そういうことなら、放課後一緒に会いにいく? 俺割と仲いいからさ」

ほむら「あ、はい。わざわざすみません…じゃあそうします」

中沢「いいよ、じゃ行くってメールしとくよ」

ほむら「はい」

―放課後


早乙女「えー、これで授業は終わりですが大事なお話があります」

早乙女「最近中学生の女の子の行方不明者が続出しています!事件性もあると考えられていてとても危険です!」

早乙女「くれぐれも気をつけて帰るように!一人で帰っちゃ駄目よ、友達か、もしくは恋人と帰ること!」

早乙女「暗い時間には出歩かないこと!以上、解散!」


ほむら(これって、まさか……)


中沢「暁美さん、行こうか」

ほむら「はい」

―病院


中沢「そういえば、暁美さんもここに入院してたの?」

ほむら「はい… 同じクラスの人もここに居たんですね」


中沢「ここが上条の病室。 上条、来たぞー」

恭介「いらっしゃい。二人とも」


 扉を開けて入ると、上条君がベッドから上半身を起こして座っていた。
 少し覗く腕には包帯が巻いてある。前に学校で見た時よりも随分弱弱しくみえる。


恭介「はじめまして。君が暁美ほむらさんだね」

恭介「中沢から聞いて知ってるかもしれないけど、僕は上条恭介。よろしく」

ほむら「はい、はじめまして。よろしくおねがいします」

恭介「転校生だよね。わざわざ来てくれてありがとうね」

ほむら「いえ…」


 話すor行動
・自由安価

 下1レス

---------------------
ここまで
次回は29日(月)15時からの予定です


ほむら「私も、ほんの少し前までここに入院してたんですよ」

恭介「そうだったんだ。退院おめでとう」

ほむら「ありがとうございます…」

恭介「僕も、早くちゃんと学校にいけるといいんだけど…」

 少し悲しげに言った。まだ時間がかかりそうなのだろう。
 前の時間軸で学校で見たときは松葉杖をついていたっけ…
 腕の損傷が特にひどいのだろうか。

恭介「…あ、学校はどう?なじめそう?」

ほむら「はい、みんなとても話しかけてくれるし優しくしてくれて…」

 そういえば私、見滝原に来るまでは、学校に行っても知らない人ばかりでいつも一人だった気がする。
 既に出来ている友達グループの中に入っていける勇気も当然なかった。

恭介「そっか、それはよかった」

ほむら「はい…」


恭介「そういえば、中沢の隣の席だっけ」

ほむら「はい、中沢君も優しい人です」

中沢「え、そう直球に言われると照れるなぁ」

ほむら「忘れ物をしたときに貸してくれて…」

恭介「中沢はいいやつだよ」

恭介「まあ、ちょっと優柔不断で頼りないところはあるけど…」

中沢「ええー、それ後半いらないだろ」

ほむら「ふふ…」

恭介「暁美さんって、何か好きなものはある?」

ほむら「好きなもの…ですか」

恭介「ハマってることとか。たとえば漫画でもアニメでも、音楽でも」

 考えてみて、私にはそういった趣味が何も無いことに今気づいた。
 上条君は元バイオリン奏者で、音楽が好きなんだっけ…

ほむら「うーん…… 特にない、かも」

恭介「えっ、何も?」

ほむら「うあぁ 変ですよね…」

恭介「いや、そんなことはないよ」


恭介「僕と中沢はちょっと音楽のことで気が合って」

中沢「聞くジャンルは結構違ったけどな。クラシックも嫌いじゃないけど」

中沢「でも意外とロックにもバイオリンって合うんだよな」

ほむら「…」

恭介「そういうのもいいよね」

 バイオリンやってたんですか、とかこの流れですぐには聞けなかった。
 包帯が巻かれた腕は少し痩せ細っていて、痛々しく見えた。

恭介「この腕さえ治れば……」

中沢「……早く治せよ。退院したら聴かせてくれ」

恭介「…そうだね……」

ほむら「…私は、生まれつき身体が弱くてずっと入退院を繰り返してきました」

ほむら「私もそうでしたが、上条君も不安から色々な想いを溜め込んでしまうと思います」

ほむら「身内や親しい人には言えないような本音や愚痴とかを言いたくなったら、
    話し相手ぐらいにはなりますよ」

恭介「うん、ありがとう。暁美さん」

ほむら「いえ……」


 暫く話してから、病室を出た。


恭介「今日はありがとう。気をつけて帰ってね」

ほむら「はい、ではまた…」

中沢「おう、また会いに行くよ」




中沢「もう夕方か…… そういえば先生帰りに言ってたけど、何か物騒なの起きてるらしいね」

中沢「家遠いなら途中まで送ろうか?」

ほむら「あ、この近くです。すぐ着きますから」

中沢「そっか、それならいいんだけど」


 下1レスコンマ判定
0~25 えんかうんと



 「「また明日」」


 中沢君と病院の前で別れた。

 しかし、この前風見野で見たこと、本当にマズいことになっているみたいだ…。
 もう会いたくないけれど、ずっと家で大人しくしているというわけにもいかないし…。


ほむら(まっすぐ帰ろうか?どこか寄ってからにしようか?)


 【18時】

1自由安価
2帰宅
3魔女狩り
4まどかの家を見張る

 下1レス

―自宅


 とりあえず、帰ってエイミーにご飯あげなきゃ。


ほむら「ただいま。エイミー、ご飯にするね」

エイミー「にゃ」

 お皿に入れて、エイミーの食べている姿を少し見ていた。
 一気に全ては食べず、ちょっと食べたらふらりと部屋を歩き出した。
 最初はどうして残すんだろうと思ったが、そういうものらしい。


ほむら(携帯、まだ持ったままだ…)

ほむら(早く渡せるといいんだけど)

―風見野駅


 自宅から出て駅に向かい、数駅。
 佐倉さんに携帯を渡すために、今日も風見野に出向く。

ほむら(さて、駅のあたりには…)


 下1レスコンマ判定
0~10 えんかうんと
11~20 えんかうんと+えんかうんと


ほむら(!)

 魔女の魔力……

ほむら(いや、でもここ風見野だし狩るわけには…)

ほむら(……佐倉さんいるかな?)



―玩具の魔女結界


杏子「らぁッ」

杏子「逃がすか馬鹿っ!」

 戦っている……
 さすがにすごいな、佐倉さんの戦いも…

ほむら(…あれ?)

 小さい女の子が結界の隅に居る。
 巻き込まれた子かな…?

女の子「えっ?」

杏子「!」

ほむら「…!」

 女の子の頭目掛けて魔女が飛び掛った。

ほむら(間に合うかな?ど、どうしよう。でもここで手を出すのも、ああ…)


―――。


 僅か1秒程度の間ぐるぐると思考を廻らせた結果、
 居ても経っても居られずに時間をとめた。

 拳銃で3発程度打ち込んで解除する。

 魔女は飛び散った…


杏子「! お前」

ほむら「あぁ、すみません!ちょっとどうしても佐倉さんに用があって」

ほむら「見ていられなくなって勝手に助けただけなんです」

ほむら「横取りとか手柄とかは全く考えてませんから。それまで戦ってたのは佐倉さんですし」

杏子「ふーん… ならいいけど。で、用って?」

ほむら「これを…」

 バッグから昨日買った携帯を取り出す。

杏子「携帯?」

ほむら「連絡先知りませんし…連絡がつかないと不便ですから」

杏子「…だからってわざわざ携帯一個くれんのか? 連絡先交換すりゃあ済む話だろうよ」

ほむら「あ…」

 あれ?でも佐倉さんって携帯もってなかったはず。
 ……ああ。それも私が知るはずが無いことだった…。


杏子「ま、あたしは連絡取るような道具は持ってないが」

ほむら「……」

杏子「持ってたらただの損だぜ。ただでさえ今殆どの奴携帯持ってるってのに」

杏子「つうか随分余裕あんだな? この前金がないとか言ってたが…」

ほむら「それは…… まあ」

杏子「…お、もしかして魔法でやったか?」

ほむら「…まあ」

ゆま「あの、助けてくれてありがとうおねえちゃん」

ゆま「おねえちゃん、キョーコの友達なの? 魔法少女だよね」

ほむら「うん… えっと、この子は?」

杏子「昨日会ったんだ。親が魔女に襲われて… いくとこないからって」

ほむら「そうなんですか…佐倉さんも意外と優しいところありますね」

杏子「うっせ、しつこいからだよ…」


ゆま「…ねえ。おねえちゃんもキョーコも、強かったよね。すぐにやっつけちゃうの」

ゆま「それって魔法少女だから? ゆまも魔法少女になれば、強くなれる?」

杏子「お、おい…なに言ってんだ。馬鹿なこと言ってんじゃねえぞ!」

ゆま「ゆま、強くなりたいの」

ゆま「強くなればいじめられることもないし、弱い人を助けることもできるし、
   それにもっとキョーコの役にもたてるよね?」

ほむら「…やめておいたほうが良いよ。とても危険だよ」

QB「なれるよ」

 インキュベーターがふわりとどこかから姿を現した。
 こんな絶好のチャンス、奴が逃すわけが無い。
 もしかして、インキュベーターはこっちのほうに… いや、見滝原から逸れていた?

ほむら「…!」

杏子「…!」

ゆま「ぬいぐるみさんだー!喋ってる!」

ここでべぇさん登場か…
今までほむらが呼んで出てこなかったのにここで出てきたということは何か打算がありそう


QB「ぬいぐるみじゃないよ、僕はキュゥべえ。魔法の使者さ」

QB「契約すると、願い事をなんでも一つ叶えてあげる。もちろん、力を望む事だってね」

ほむら「……!」ギッ

杏子「…おい、ガキに余計なこと吹き込んでんじゃねぇよ」

 佐倉さんが槍を突きつけるのと、私が拳銃を突きつけるのは同時だった。
 インキュベーターもさすがにこの場では退かざるを得ないだろう。

QB「二人してすごい剣幕だね… そんなに僕は邪魔かい?」

QB「でもね、織莉子の言ったとおり、ゆま… 君にも素質があるよ。だから、考えておいてね」

QB「君にはその資格があるのだから」


 そう言うとインキュベーターは、来たときと同じようにまたふわりとどこかへ消えていった。


ゆま「しかく…」

ほむら「こんなの、あこがれるようなものじゃないんだよ。だから、駄目だよ」

ほむら「まるで良いことのように言ってるけど、騙されちゃ駄目。そんな資格、ないほうがいいの」

ゆま「……でも…」

杏子「このおねーちゃんの言うとおりだ。
   実際に魔法少女やってる奴が二人もこう言ってるんだ。碌なものじゃないって思わないか?」

ゆま「そう…なのかな」

杏子「そうなんだよ」


 それにしても、“織莉子”……この名前がまた出てきた。
 魔法少女を勧誘している?なんのために?
 素質を持っている人がわかる?

 今回、まどかの周りにインキュベーターが来なかったのが気になる。
 インキュベーターは、織莉子が紹介した候補のほうへ行っていた?
 ここで見張っていたかのように出てきたのも……


 とりあえず、これで目標は達成できた…。これから何かをする時間は無いだろう。
 まだ話すことは……

1安価内容で杏子に話す
2安価内容でゆまちゃんに話す
3帰宅、翌日へ

 下1レス

----------------
ここまで
次回は30日(火)15時からの予定です

遅くなりました。 安価、夕食はまだなのでOKとします
-------------

ほむら(まだ夕食食べてないし、せっかくだから誘おうかな?)

ほむら(帰る時間もあるから、あまり長くは話せないけど…)


ほむら「あの、夕食ってもう食べました?」

杏子「いや、これからだ」

ほむら「じゃあ、えっと、そこのお店で一緒に食べませんか?」

杏子「お代は…」

ほむら「あ、ああ! はい、もちろん私負担でいいですから!」


 ……ていうか、やっぱりおごってもらえるんじゃないと来ないのね。

―ファミレス

 駅の近くの店に入った。
 外食というのも手間がかからなくていいかもしれない。


ゆま「みてみて、旗がついてる~! 日本!日本!」

 ゆまちゃんが、運ばれてきたお子様ランチを見てはしゃいでいる。
 楽しそう。かわいい…

 それにしても…

ほむら「…す、すごい量ですね」

杏子「どうせおごりだしな」

杏子「…ていうかお前はそんなちょっとで足りるのかよ?」

ほむら「十分です。少食なので…」

杏子「ふーん」

ほむら「…」

 ここで、魔法少女殺しのことについても言っておきたい。
 でも、この場だと子供に聞かせるというのも……

ほむら『…佐倉さん、大事な話があります』

杏子『…なんだ? わざわざテレパシーでどうした?』

ほむら『この間風見野に来たとき、新人らしい魔法少女に会いました』

杏子『新人?面倒くせぇな。今度アイサツしてやるよ。ここは埋まってるって』

ほむら『…いえ。その魔法少女は……』

ほむら『目の前で… 死んでしまったんです。別の魔法少女に殺されて』

杏子『…!』

 正直あまり思い出したくも無いけど、伝えなきゃ…

ほむら『それまで気配もなかったのに、急に現れて、魔力の刃のようなもので首を刎ねていきました』


ほむら「…」

ゆま「? どうしたの?」

ほむら「…あぁ、なんでもないの」


杏子『魔法少女同士の抗争なんかそう珍しくもないが… 予想以上に面倒な奴が来てたんだな』

杏子『…つーかお前…、もうちょっと顔に出さないように念話しろ』

ほむら『うぅ… そうですね……』

杏子『あたしの縄張りで好き勝手やってんのは気に食わないね』

杏子『ここに縄張りの主がいるって知らないわけじゃないだろうに、ナメてやがる』

ほむら『…その人は、短い黒髪の、眼帯を着けた黒い衣装の魔法少女です。見かけたら気をつけてください』

杏子『報告は感謝するよ。まあ、そいつはきっちりぶっ潰してやるよ』

ほむら『…あの、最近私たちくらいの女の子が多数失踪してるとも聞きました』

ほむら『その魔法少女が関わっている可能性もあります。
    としたら、風見野にばかりそこまで魔法少女はいないはず』

ほむら『…最悪、風見野だけの問題でもないのかもしれません』

杏子『なるほどねぇ……』

杏子『でも、なんにしても… 会ったら潰すしかねえな。まあ、お前も一応気をつけとけ』


ほむら『実は、昨日携帯を買って渡そうとしたのは、このことがあるからでもあるんです』

ほむら『何かわかったら連絡できますし、
    佐倉さんの方で何かわかったり困ったことがあったら連絡してください』

ほむら『帰りに、充電器とセットで受け取ってくれませんか…?』

杏子『……わかった。連絡用な』

杏子『…あぁ、でも。無駄な付き合いは好きじゃねえから、業務連絡しか返さねぇぞ』

ほむら『はい。それで十分です』

杏子『あ、またこっちに来て飯おごってくれるって時は連絡してもいいぞ』

ほむら『はい…』フフ


ゆま「??」

杏子「なんだ?思い出し笑いか?」

ほむら「まぁ、少し…」


杏子『いやだから気をつけろよ』

ほむら『わぁ、すみません…』


 佐倉さんは、到底収まるとも思えないあの量をペロリと平らげていった。
 念話も終えて、会話も少しだけして、私たちは店を出た。


ほむら(ふう、ただいまー……)

ほむら(……あ。まだシチューこんなにある…)

ほむら(お昼、家で食べなくなったし… 食べきれないんじゃ…)


 家に帰ってから、佐倉さんに試しにメールを送ってみた。
 「ありがとうございました」と
 「うちで作ったシチューが余って食べきれないので、明日の夕食うちに来ませんか」と。

 …ただ誘っても来るのは面倒だと言いそうだけど、
 きっと余って食べきれないと書けば了承してくれるだろう。
 あの人は、食べ物を無駄にするのをとても嫌うから。



―26日(土)終了―


ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:4つ
・鳥かご[40/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×49
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―27日(日)


「暁美さーん、おはよー」

ほむら「お、おはようございます」

「そういえば、暁美さんって兄弟とかいるの?」

ほむら「いえ、一人っ子です」

「そうなんだぁ、いいなぁ。うちの弟が最近生意気でさぁ、すぐ人の物を……」


ほむら(弟…… まどかにも弟さんがいたな)

ほむら(まだ小さいし、かわいいなって思う話ばかりだったけど…)

ほむら(もっと大きくなったら、思春期とか来るのかなぁ)


1放課後へ
2三人に話しかけにいってみる(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4自由安価(昼休みにさせたい行動があればそれもここで)

 下1レス

--------
うむ、他の編のときは何日目とか翌日翌日で続いてんのにここだけ休み入れるのもおかしいので、
日付はどもかく曜日はほぼあってないようなものなのです。
まぁ、ここだけ見ると違和感ありますけどね

あとどうしても共通スケジュール組むときに休み入れると合わないというのが…
いやぁ、休みの無い世界なんて実際にあったらただの地獄ですけどね
-----------

―昼休み

 
 3年のフロアの、巴さんの教室に向かった。
 巴さん、あの黒い魔法少女のことについて聞けたかな…


マミ「…!」

ほむら「こんにちは……」

マミ「…まだ、何か用が?」

ほむら「…前に話した魔法少女についてです。キュゥべえはなんて言っていました?」

マミ「あぁ… キュゥべえなら、昨日も一昨日も会ってないわ」

ほむら「……なら、最後に会ったのは…?」

マミ「24日…だったかしらね」

ほむら「…じゃあ、今度会ったときに伝えてください。直接聞きたいことがあるって」

マミ「……」

ほむら「心配なら巴さんも立ち会ってください」

ほむら「敵対の意志がない証として、立ち会い時にあなたにソウルジェムも預けましょう」

マミ「……本物である確認が取れないわ」

マミ「もしあなたがそういうことのできる魔法を持っていたとしても、わからないもの」

ほむら(…そういえば、偽物のソウルジェムって…巴さんのリボンなら作れる)

ほむら(でも、そんなに信用がないっていうの…?)

ほむら「……そうですね…」

―放課後


早乙女「気をつけて帰ってくださいね、さようなら!」


 今日も学校が終る。

ほむら(あ… 携帯、メール来てる?)

 実は、私のアドレス帳なんて両親と病院くらいしか入ってない。
 前までの時間軸ではまどかたちのも入っていたけど、
 さすがに聞いてもいないうちに登録するのも、もし誰かに見られたらまずいし気が引ける。

ほむら(佐倉さんだ…返信かな?)

 本文:
 

ほむら(あれ、何もないよ)

ほむら(…あ。もう一通ある?)


 本文:
 まじかじやあゆうがたくらいにはいえいく


ほむら(マジか、じゃあ夕方くらいには家行く…)

ほむら(これだけ打てただけでも、マシなほうなのかもしれない…)


杏子www
こりゃ夕方来たらメールの打ち方教えるしかないなw


「暁美さんお疲れ~っ」

ほむら「はい、お疲れ様です…」

「暁美さん、このあと私たちと一緒に喫茶店行かない?」

ほむら「え…… っと、」


 どうしよう。こういう風に誘われるのって初めてなんだけど…

ほむら(佐倉さんは夕方くらいに来るってことは… 時間はまだあるけど)


【15時】


1了承

 拒否
2帰宅
3魔女狩り
4自由安価

 下1レス

--------------
ここまで
モブや男友達と仲良くなるほむら… 新しい。

次回は31日(水)15時くらいからの予定です

-------------------
すみません、今日は中止にします。 良いお年を。
次回は2日(金)15時くらいからの予定です

--------------
あけましておめでとうございます
風邪で体調が戻らないので、今日も休みにさせていただきます…
申し訳ない。様も気をつけてくださいませ。
次回日程は後日通知で。

------------
よく見たら上の、皆様と書いたのが一文字消えてる…
大分良くなりましたので、そろそろ再開しようと思います。

次回は7日(水)20時くらいからを予定します。


ほむら「…はい、いいですよ。夕方からは用事があるんですけど、それまでなら空いてますから」

「よし、じゃあ行こー」


 こういうのも、たまにはいいかな…?

-喫茶店


 繁華街から少し離れたところの喫茶店だった。

ほむら「良い雰囲気のところですね」

「でしょ? ここのパンケーキがすっごい美味しいの!特におすすめはねー…」

ほむら(パンケーキかぁ…あまり食べると、私すぐに夜に響いちゃうんだよね…)

ほむら「…」

「…あ、もしかして暁美さんってダイエットとかしてたりする?」

ほむら「あぁっ、いえ、そういうのはとくに考えてないですけど」

ほむら「でも、あまりいっぱい食べられないから…。食べる量は少ないのかな」

「暁美さん、いつもお昼少ないもんね」

「細いよね。いいなー」

ほむら「そ、そうですかね… でも私スタイル良くないですよ。私はもう少し…」

ほむら「…全体的に、肉付きがある方がよかったかなぁ」

ほむら「全体的にっていうか… まぁ、その」

 巴さんみたいなののほうが憧れるけど…。と思い浮かべた。


 たわいない世間話をして、スイーツを味わってゆっくりと過ごした。
 こうして話すのにも、少しずつ慣れてきた気がする…。

――――


「暁美さん、今日は楽しかったよ!また明日ねー」

ほむら「はい、また明日…」


ほむら(シチューだけだと寂しいかな… この近くにスーパーがあったはず。寄ってから帰ろう)

 スーパーに寄るために進行方向を変えてみると、見覚えのある二人組が見えた。

ほむら「…佐倉さんと、ゆまちゃん」

杏子「よう、今から帰るところか? あたしらも丁度向かってるところだったんだが」

ほむら「はい… でもその前に、スーパーに寄ろうかと思って」

ほむら「シチューだけというのも寂しいですし、サラダでも買えればと」

杏子「そうか、じゃーついてってやるよ」

杏子「 …まあ、どうせ向かうとこは一緒だしな?」

 あ、この人何か買わせようとする気だ……

―繁華街近く スーパー


ほむら「サラダ、これでいいですかね… あれ?」

杏子「ゆま、あっち試食やってるぞ」

ゆま「ほんとだ、おいしそうだね」

ほむら(みんなして試食のほうに気がいってるって…子供ですか、二人とも)

 ゆまちゃんはいいのだけど…

ゆま「……」

ほむら(でも、ゆまちゃんのほうは遠慮がちに見えるわね…)

ほむら(親が厳しいのかしら?)


ほむら「……じゃあ、あれも買いましょうか?」

ゆま「えっ、いいの!?」

ほむら「うん、だから、食べてきていいよ。おいしかったら買いましょう」

ゆま「ほんとう!? ホムラおねえちゃん、やさしいんだね…!」


ほむら(って、佐倉さんもう食べてるし)

ほむら(どっちが子供なのか……)

――

 なんだかんだでサラダ以外にも色々と買ってから店を出た。
 手料理は自信はあまりないけど、割と豪華になりそうだ。


ほむら「…そういえば、何故二人は繁華街のほうに?」

ほむら「私の家とは反対の方向ですけど…」

杏子「ああ… その前に、少し寄るところがあったからな」

ほむら「寄るところ…?」

杏子「巴マミのところだ」

ほむら「巴さんの…」

杏子「あいつなら“織莉子”について知ってるかもしれないって思ったが、知らなかったみたいだ」

杏子「織莉子のことは許しておけねえ。こんなガキまで勝手にこの世界に巻き込みやがって…」

ゆま「でも、ゆまは後悔してないよ!キョーコをたすけられてよかったって思ってる!」

ほむら「え……? まさか…!」

杏子「……詳しいことは、着いてから話すよ」

ほむら「………」

まさか一晩経っただけで契約したとはね
趣の魔女戦にメガほむがいれば、ゆまは契約せずに済んだかも?


杏子「…それにしても、お前も嫌われてるみたいだな。巴マミに」

杏子「お前のことまるで怪しい奴みたいに言ってたぜ」

杏子「ちょっと関わりがあることを言ったら、
   二人して何かよからぬ事を企んでるんじゃないかって…被害妄想もいいとこだろ」

ほむら「そう…ですか」

杏子「まあ、あいつはあたしらみたいの大嫌いだからな」

ゆま「でもやっぱりけんかはよくないよ」

杏子「こういうのは仕方ないんだよ、どうしても相容れないってことだ」

杏子「そういうこともある」

ほむら「…でも。 私は、対立する気はないんです」

ほむら「だって、いがみ合っててもしょうがないじゃないですか」

杏子「だが、あいつはどうせ受けいれちゃくれないんだ。全く、人のやり方にまで口出すんじゃねえってのに」

杏子「…結局は、関わらないのが一番だ」

 佐倉さんと巴さんって、元々は師弟関係だったんだっけ。
 今はもう解消して、仲も悪くなってしまっているけれど…


ほむら(それでも…)

ほむら(それでも、関わりたくないとは思っていないはず)

ほむら(だって、前までの時間軸では、
    佐倉さんのほうから私たち…巴さんのほうに、わざわざ関わってきたのだから)

ほむら(巴さんが死んだときだって……)


杏子「……おい、もう着いてるぞ」

ほむら「ふぇっ、あっはい、今鍵あけますっ」

―自宅


ほむら「ただいまー…」

エイミー「にゃ」

ゆま「あ!ねこさんだー!」

ほむら「支度をするから少し待っててください」


 ごはんを炊いて、シチューを温めて、買ってきたものをテーブルに並べる。
 その間にゆまちゃんはエイミーと遊んでいるようだった。佐倉さんもその隣にいる。

ほむら「さて、支度がすみました。食べましょうか」

ゆま「わぁ、ならべるとけっこうあるね」

杏子「シチューのほうはどうかね、前回と違って具があるみたいだが…」

ほむら「あ、はい…まだちゃんと残ってます」

杏子「………ゆま、さっきからサラダのトマトだけとってないな?」

ゆま「むうう、ちゃんとたべるよ!」パク

ほむら「シチューもおかわりありますからね」


杏子「……着いたらっつってたし、そろそろ話すけどさ」

 食べ終わった頃に、佐倉さんがシリアスな雰囲気で話始めた。

杏子「昨日お前と別れた後、また話しもして… そのときには契約しようとは思ってなかったはずなんだ」

杏子「なのに、今朝だ。
   今朝魔女の気配がして戦いに出て…情けないがあたしは魔女にやられちまって」

杏子「そのあたしがいない隙に、“織莉子”がゆまのとこに来て吹き込んだんだ」

ほむら「…織莉子って人は、一体何を……」

ゆま「オリコは、キョーコが死んじゃうって言ってたの」

ゆま「でもそんなのいやだもん、キョーコがあぶないなら助けたいもん!ゆまは役立たずじゃないから!」

ほむら「…それじゃあ……織莉子さんは、佐倉さんが危機に陥ることを知っていたんですか?」

杏子「そういうことになるかもな」


ほむら(一体何故ゆまちゃんや他の人を契約させようとするんだろう…)

ほむら(そいつは、まさかインキュベーターの味方だというの?)

ほむら(…それに佐倉さんがこの時期に魔女にやられるなんてこと、今までなかった)

ほむら(織莉子さんのせいなのか、それともゆまちゃんと関わることで運命が変わっただけか……)


1自由安価
2お話終了、翌日へ

 下1レス


ほむら「ゆまちゃん、織莉子さんがどんな人だったかって覚えてる?」

ほむら「背格好、髪の長さ、髪の色、どんな口調だったか… とか」

ゆま「うーんとね、白っぽい人だったよ。髪は、長かった」

ほむら「白で、髪の長い魔法少女ね……」

杏子「見かけたことはないな。どこで活動してるんだ?」

ほむら「確かに、見滝原や風見野で活動しているなら偶然遭遇してもおかしくありませんよね」

杏子「ゆまの居たところは隣町のほうだったな。たまたま逃がしたすばしっこい魔女を追っててさ」

杏子「そういや、あそこ魔法少女が誰も居なかったな」

ほむら「誰も?…もしかしてこの間の黒い魔法少女の仕業でしょうか」

杏子「それは知らねえけど、減ったり増えたり忙しいな。
   ていうか、ばんばん増やされてるから取り分少なくなるって焦って殺しにかかってるのかね」

ほむら(キュゥべえにとっては、せっかく契約させた人が殺されちゃうんじゃがっかりだろうね…)


1自由安価
2お話終了、翌日へ

 下1レス

------------
此処迄
次回は9日(金)20時くらいからの予定です

--------------
すみません、今日は中止にします。
次回は10日(土)20時くらいからの予定です。


 “織莉子”のこと、黒い魔法少女のこと……
 これから、魔法少女同士の戦いが起こるかもしれない。

 ソウルジェムのことについて、知っていたほうがいいだろうか?

ほむら(でも… こんな突然に)

ほむら(話してしまって、いいのかしら…)

 ゆまちゃん、今日契約したばかりなのに。
 佐倉さんだって、そんなにすぐに受けいれられるとは思えない。
 それに、もし二人が持ちこたえたとしても、ここから巴さんに伝わるようなことがあれば……


1ソウルジェムが魂であることを話す
2ソウルジェムが魔女を産むということを話す
3 1と2両方
4やっぱりやめる(他の会話内容を自由安価で)

 下4レス中多数決


ほむら(キュゥべえは、まだゆまちゃんの近くにいるのかしら?)

 もしかしたら、今この会話だって傍で見ている可能性がある。
 それとも、契約さえとれれば後のことは佐倉さんにでも任せる気か……

ほむら(でも、居るとしても私が呼んでも来ないかもしれないわね)

 同族殺しの魔法少女はともかく、“織莉子”は現状インキュベーターの協力者だ。
 私や佐倉さんに倒されてはまずいと考えるだろう。

ほむら『佐倉さん、キュゥべえだったら知っていませんか?“織莉子”さんや、黒い魔法少女について』

杏子『ああ、あいつならな… だが何故テレパシーなんだ?』

ほむら『私はインキュベーターに攻撃までしたことがありますから。警戒心を持たれるかも知れませんし』

ほむら『代わりに呼んでみてくれませんか?今なら契約したばかりのゆまちゃんもいますし…』

杏子「……おい、キュゥべえここにいるか?」


 下1レスコンマ判定
10の倍数 居る


 ・・・・・・。

ほむら「いない…のかしら」

杏子「あいつも最近多忙なんだろ… 新規勧誘で」

ほむら「だからって、いくら近くに佐倉さんが居るからってアフターケアくらいしっかりしたらいいのに」

杏子「まあ四六時中つけられてんのも鬱陶しいけどな…」


ゆま「………」

杏子「ゆま、おねむか?」

ゆま「うーん、少し… あっ、きゅーべーがどうかしたの?」

杏子「魔法少女ってのはみんなあいつと契約する。
   だから、あいつなら他の魔法少女のことも知ってるんじゃないかと思ったんだが…」

杏子「今は近くにいなかったみたいだ」

ゆま「そっか…」

杏子「じゃ、そろそろ帰るよ。また何かわかったら連絡する。そっちも頼むよ」

ほむら「…あの、前にも話したことなんですけど」

ほむら「暫くの間私の家に逗留して3人でチームを作って行動しませんか?」

ほむら「調査は続けるけど、自分達が見滝原と風見野とでバラバラで行動するのは危険性があると思います」

ほむら「織莉子なる人物はゆまちゃんのことも顔も知ってるし、おそらく佐倉さんのことも知っている可能性が高い」

ほむら「そこにもう一人魔法少女が、自分が加われば牽制ぐらいにはなるかもしれません」


ゆま「ここにおとまりするの?」

ほむら「そちらさえよければ…」

杏子「……それを決めるのはお前じゃないだろ?」

ほむら「え…?」

杏子「ここは巴マミの縄張りだ。お前だって、あいつにギリギリ狩りを許されてる立場に過ぎないんだよ」

杏子「あいつがあたしを認めてくれるとは思えねえな」

ほむら「……」

杏子「ていうかそれ以前にあんなのが居る場所こっちから願い下げだ」

杏子「それに、風見野だって空けとくわけにはいかねえ。変なのに好き勝手されてたまるかよ」

ほむら「………わかりました。それなら仕方ないです」

ほむら「気をつけて帰ってください」

杏子「おう」

ゆま「またね、ホムラ」


ほむら(そういえば、縄張りのこととか考えたこと無かった)

ほむら(当たり前のようにまどかと巴さんと一緒に見滝原で戦って、それが普通だと思ってた)

ほむら(これ以上関係が悪くなったら、『出てけ』って追い出されちゃうこともあるのかな…)

 想い出の中ではいつも一緒にいたのに、今はとても遠く思える。

ほむら(……なんだか寂しいな)



―27日(日)終了―


ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:4つ
・鳥かご[40/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×49
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―28日(月)


「おはよう、暁美さんっ」

ほむら「おはようございます」

「今日小テストあるよね、暁美さんどう?自信ある?」

ほむら「ああ、えっと…」

ほむら(そういえば今日だったっけ。さすがに何回も受けたから、大体正解できると思うけど…)

ほむら(嫌味になるかなぁ)

ほむら「…少しだけ」

「暁美さんならテスト余裕だろうね~。入院中もやってたの?」

ほむら「まあ… はい」

「さすがだわぁ。私も少しは真面目にやらないとまずいのはわかってるんだけど…」

ほむら(本当はやってなかったけど…)



1放課後へ
2三人に話しかけにいってみる(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4自由安価(昼休みにさせたい行動があればそれもここで)

 下1レス


さやか「うわー、やべえっ!テストのことなんかぜんっぜん忘れてたぁ!仁美ぃ、ノート見せて~!」

仁美「もう、さやかさんたら授業中に寝てるから…」

さやか「だって聞いてるとどうしても眠くなるんだもん!」

さやか「あ、まどかだってこの前ノートに絵描いてたじゃん!」

まどか「えっ? あぁっ!このまま出すところだった、消さないと…」


ほむら(…あっちもテストの話題かぁ)

ほむら(まどかとは一度だけ話したけど、美樹さんと志筑さんは初対面… どうやって入っていこう?)



1セリフ自由安価

2教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
3自由安価(昼休みにさせたい行動があればそれもここで)
4放課後へ

 下1レス

―昼休み


 再び3年の巴さんの教室に向かった。


マミ「……この前の話のことなら、キュゥべえから聞いたわよ」

ほむら「…!」

マミ「詳しい行動は把握していないみたいだったけれど、あなたの言っていた魔法少女については確認できた」

マミ「最近契約した魔法少女ですって。一応、この街で活動しているらしいわ」

マミ「その割には会った事もないのだけれど…」

ほむら「……」

マミ「…ところであなた、佐倉さんと組んでいるの?」

ほむら「え?佐倉さん? …組んでるというか、最近一緒にいることもありましたけど……」


マミ「昨日佐倉さんが私を訪ねてきたの。あなたのことも聞いたわ」

マミ「やっぱりあなたも、佐倉さんと同じタイプの魔法少女なんですってね」

ほむら「…え?」

マミ「あの子、新しく魔法少女と組んだのね。
   あの佐倉さんがわざわざ会いにいくくらいだから、随分と仲が良いのでしょうけど…」

マミ「二人でなにを企んでいるの? 見滝原を占領でもする気?」

マミ「この街に居るもう一人の魔法少女のこともあるし
   これ以上、私の街を乱されると困るのよ…!」

ほむら「………」

ほむら「……」


 思わず泣きそうになる。隠すように後ろを向いて、それから出口へと歩き出した。
 信用してもらえないって、こんなにも悲しい。
 ずっと一人でいいと、そう思いかけた時もあったくらいなのに。

ほむら(やっぱり、私にはそんなのは耐えられない)

 繰り返していたら、これもいつか慣れてしまうのだろうか。

ほむら(…佐倉さん、一体昨日巴さんとどんな話をしたの?)

ほむら(……ああ、でも。私のやり方はもう、巴さんとは違うんだ)

ほむら(使い魔も見逃したし、魔法を自分のために使いもした)

ほむら(ならばこれは、しょうがないことなの…?)

―放課後


 今日も授業が終わった。


1帰宅
2三人に話しかけにいってみる(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4まどかの下校を見張る
5魔女狩り
6メール(杏子)
7自由安価

 下1レス

----------------
ここまで
次回は14日(水)20時くらいからの予定です


 巴さんから聞けたことを佐倉さんに伝えよう。

ほむら(……あの魔法少女、見滝原の人なんだよね)

ほむら(巴さんも会った事ないって言ってたけど、偶然なのか意図的に会わないようにしているのか)

ほむら(私たちくらいの歳だったら、もしかしてこの学校に通ってたりして…?)

ほむら(とりあえず、聞いたとおりの話をそのままメールに書こう)

ほむら(送信… と)

―自宅


ほむら「ただいま…」

ほむら(…あ、エイミー寝てる)


 カレンダーを確認しておこう。


今日は28日の月曜日。
明日は29日の火曜日。

以前のループでは30日(水)に美樹さんが契約した。
今回は“織莉子”のことがあるから、どうなるかはわからない。
もっと早くに彼女が美樹さんを契約に誘導する恐れもある。そう考えるとまどかも危ない…

4日(月)までに倒していなければ、歩道橋にてお菓子の魔女が出現する。

17日(日)ワルプルギスの夜襲来


ほむら(…今回は今までと動きが違いすぎる。
    みんながこれからどう動くかもわからないし、あまり当てにならないかもしれないわね…)

前に書いた続きを纏めてみる 。


22日(火)佐倉さんに出会い共に使い魔を倒した。その後一緒に家でカレーを食べることに。

23日(水)以前会った高校生の魔法少女のスクールバッグを拾い、警察に届けた。

24日(木)昼にシチューを作る。
      風見野に出向く。風見野の病院でまた知らない魔法少女に会った。その場に黒い魔法少女が乱入してきた。

25日(金) 転入日!
      巴さんと対面。まどかと会話して、名前を聞いた。通学路の芸術家の魔女は、巴さんが倒していた。
      プリペイド携帯を買って風見野に佐倉さんを探しに行ったけど、この日は出会えず。

26日(土) 風見野に佐倉さんを探しに行った。佐倉さんは、ゆまという女の子を連れていた。
       夕食を一緒に食べて、携帯を渡した。

27日(日)放課後、クラスメイトと喫茶店に行った。
      佐倉さんたちを誘ってシチューを食べた。ゆまちゃんがこの日の朝に契約。


こんなところかな?


 【16時半】


 この後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化解除(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
4魔女狩り
5爆弾作り(4時間経過・爆弾+17)
6まどかの家を見張る
7メール(杏子)

 下1レス

ちょっと寝落ちてた… バッグの持ち主まだ確定はしてませんでしたね
--------------------


ほむら(……上条君のところにお見舞いに行こう)

 美樹さんのことも、出来るだけフォローしておきたい。
 今回美樹さんやまどかたちの状況が何もわからないままだ。

―病院 上条の病室



ほむら「暁美ほむらです」

ほむら「いきなりでごめんなさい。お見舞いに来たんですけど、時間大丈夫ですか?」

恭介「ああ、暁美さん。どうぞ入って」


 扉を開けて入ると、上条君がベッドに腰掛けて本を読んでいた。
 小説……かな?


ほむら「それ、何の本ですか?」

恭介「病院の休憩スペースにあった本なんだ」

 そう言って表紙を見せてくれる。少し古そうな本だ。

ほむら「読書好きなんですか?」

恭介「実は入院する前はそこまで本読んでなかったんだけど、なんだか暇で」

ほむら「あぁ、わかります。ずっと病院にいると暇ですよね」

恭介「うん… それに、これじゃあ何もできないしね」

ほむら「あ……」

 バイオリンが弾けない以前に、腕が不自由で、
 車椅子がないと歩けないのではきっととても不便だろう。

恭介「だから、こうしてお見舞いに来てくれるのってすごい嬉しいよ」


ほむら「他の人はどのくらいお見舞い来てるんですか?」

恭介「中沢はまあ、たまに来てくれてるよ」

恭介「あとは、同じクラスに美樹さやかっているんだけど、わかる?」

ほむら「わかります。話したことはないんですけど」

恭介「その子とは幼馴染なんだ。結構頻繁に来てくれてるよ」

ほむら「そうなんですか」

恭介「そこのCDとか、全部さやかが持ってきてくれたんだよ」

 上条君が紙袋を指して言う。
 中にはドッサリとCDが入っている。

ほむら「すごいですね、こんなに… 良い友達ですね」

恭介「うん。それにね、さやかは僕のバイオリンを一番に楽しみにしてくれているんだ」


1自由安価
2帰宅

 下1レス

------------
ヤバいめちゃくちゃ眠い…
少ししか進んでいなくてすみませんが、ここまでにします。

次回は16日(金)20時くらいからの予定です。

※小説版等見てないため、一部公式設定と矛盾がある恐れがあります。
-------------

ほむら「幼馴染ってどういう感じですか?」

ほむら「私にはそういう間柄の人がいないのでよくわからなくて。
    お互いに世話を焼いたりするものなんですか? 」

恭介「そうだね。家も近いし、いつも近くに居たからね。
   相談に乗ってあげたり、持ちかけたりっていうのも少なくなかったと思う」

ほむら「じゃあきっと、信頼も強いんだろうなぁ。
    逆に近すぎてケンカとかしちゃったこととかあるんですか?」

恭介「小さい頃はしょっちゅうだったよ。お互いに意見が食い違ったりして」

恭介「僕はほら…、小さい頃からバイオリン一筋だったから。
   いつ遊ぶとか決めるときもそれでもめたりして」

恭介「でも、さやかが僕のバイオリンの発表会に来てくれて、
   バイオリンにとても理解を示してくれてね」

恭介「それからはケンカも少なくなったと思う」

ほむら「良かったですね。自分の好きなものを理解してくれる友達なんて、最高だと思います」


ほむら(あぁ、なんだか駄々をこねてた美樹さんの様子ちょっと浮かぶかも…)

 上条君は、幼い頃から本当にバイオリンが大好きだったんだ。
 でも、もう弾く事ができないんだよね…。…魔法少女の願いに頼らない限り。

―病院 廊下



ほむら(それにしても、この廊下を歩くのも久しぶりね)

ほむら(私が入院してた部屋とは、階が違うけれど…)


 いくらか雑談を交わして、病室を後にした。
 エレベーターへ向かおうと歩いているところで見知った顔を見つけた。

「お? 暁美さんじゃないか」

ほむら「あ… 先生」

 昔私を担当していた先生だ。
 ちょっと見た目はイカついけど、親しみやすく優しい。

先生「こんばんは。順調にやっているかい?」

ほむら「はい、おかげさまで…」

先生「それで、今日はなにをしに?」

ほむら「お見舞いです。ここの階の、上条君なんですけど、同じクラスで」

先生「上条君か… 優しいね。そういう人が多いのはとても心強いから。
   是非今後も仲良くしてあげてほしい」


ほむら「はい…… 上条君の怪我の容態ってどうなんですか?」

先生「…経過を見ているところなんだがね……」

ほむら「……あまり良くない…んですか?」

先生「…まだ時間がかかるだろうね」

 どうにも歯切れが悪い言い方だ。

ほむら「時間はかかっても、元通りになりますよね?上条君、バイオリンをとても好きで…」

先生「それは……… 難しいところだね」

 きっぱり無理だとは言わなかったのは、遠慮してのことか…。

ほむら「……そうなんですか…」

先生「…」

ほむら「ありがとうございました、では…」

先生「ああ、また来てやってくれ」

先生「…彼には心の支えが肝心だ」


 下1レスコンマ判定
0~25 .


ほむら(…!)

 いけない、美樹さんも来るかもしれない廊下でこの話はまずかったかもしれない。
 こんなのもし聞かれたら、契約の材料になる…


ほむら(でも、居なかったよね…?)

ほむら(…この後どうしようかな?)


 【17時半】


1帰宅
2魔女狩り
3まどかの家を見張りに行く
4メール(杏子)
5自由安価

 下1レス


 学校が始まってから魔女狩りに行ってない。そろそろ魔法少女の仕事をこなしに行こう。
 グリーフシードは出来るだけ確保しておいたほうがいい。


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
・病院[現在地]
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス

―公園


 そろそろ夕方から夜へ、暗くなってくる。みんなちらほらと帰ろうとする時間だ。
 ここには魔女は…



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


ほむら(使い魔……)



 下1レスコンマ判定
10の倍数


ほむら(……次に行こう)


【18時】

 行く場所
・公園
1通学路
2駅
3繁華街
4歩道橋
5土手
6鉄塔
7廃工場
8立体駐車場

 下1レス

―駅


 仕事帰り、学校帰りの人が多く丁度混雑する時間だ。
 魔女は……


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 何の魔力もないみたい。


【18時半】

 行く場所
1通学路
・駅[現在地]
2繁華街
3歩道橋
4土手
5鉄塔
6廃工場
7立体駐車場

 下1レス

―繁華街


 駅から繁華街のほうへと歩いていく。


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 ここにも魔力は感じられなかった。


 【19時】

 行く場所
1通学路
・繁華街[現在地]
2歩道橋
3土手
4鉄塔
5廃工場
6立体駐車場

 下1レス

―鉄塔



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 ここも居ないみたい。

ほむら(巴さんがパトロールした後なのかなぁ…)

ほむら(時間的に回れるのはあと一つくらいね)


 【19時】

 行く場所
1通学路
2歩道橋
3土手
・鉄塔
4廃工場
5立体駐車場

 下1レス

訂正 >>365時刻は【19時半】です
-----------
―立体駐車場


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


ほむら(魔女の魔力…!)

 よかった、これだけ歩いた甲斐があった。


―委員長の魔女結界


ほむら「っ… 眩しい」

 結界に入った途端、周囲が青空で埋め尽くされる。
 この魔女の創った世界はいつでも朝だ。

ほむら(でも、もう学校は終わっているんです)

ほむら(…足場は不安定で、使い魔も多くてまともに戦うと厄介だけど、
    この魔女自体は爆弾一発で吹き飛んだわね)



ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:4つ
・鳥かご[40/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]


敵:委員長の魔女
  Mathieu ×4
  Teacher ×2


1時間停止(1ターンにつき魔力-3):時間を止める
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:49)(時間停止魔力-3) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


 時間をとめる。

ほむら(わっ… ととっ)

 不安定な足場を慎重に渡り、動かない使い魔の横を通り抜けて魔女へと近づく。

ほむら(ここからなら…)

 ぐっと足元にだけ少し魔力を込めて、大きくジャンプして魔女のスカートに爆弾を投げ込む。

ほむら(うわぁぁああああ、上手く行ったけど足場が! 下っ、下足場が無いっ!)

ほむら(そうだ、時間動かさないとまだ倒せてないんだ)

 慌てて時間停止を解除すると、少し上のほうで爆発した音がした。
 と同時に景色が夜に戻る。


ほむら(こ、この高さなら落ちても大丈夫かな?)

ほむら「きゃっ」ドサ

ほむら(うう… 倒せたけどちょっとカッコ悪いなぁ……)

ほむら(誰かと一緒に戦ったりするなら、絶対見せたくないよこんなところ…)

 本当、巴さんのサポートのありがたみがよくわかる。
 私には足場を作り出す魔法なんてないし、並みの身体能力すらない。


 …なにはともあれ、これで5つもグリーフシードの在庫が出来た。
 結構余裕があるといえるくらいにはなっただろう。


ほむら(そろそろ帰らなくちゃ。夕食も買っていこう)

ほむら 魔力[94/100] 状態:正常
GS:5つ
・鳥かご[40/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]

爆弾所持数:48

------------
ここまで
次回は20日(火)20時くらいからの予定です

―自宅


ほむら「ただいまー」

エイミー「にゃ」トテトテ


 買ってきたものを食べて、それからエイミーにご飯をあげたり、お世話をした。


【21時半】

ほむら(……よし、トイレ綺麗になったかな)

ほむら(ああ、明日の授業の準備もしなきゃ。明日は国語があったから…)


 カバンの中身を揃えて、一息。
 ……これでやることはないかな?そろそろ寝ようか?

 寝る前に
1自由安価
2基礎魔法
3肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】

4寝る

 下1レス


 少し爆弾を作りをしてから寝よう。


――
――――…


【23時】

手製爆弾+6
爆弾所持数:54


ほむら「んー…、集中が切れる前にそろそろやめにしよう」

ほむら「片付け終わるまで気を抜かずに……」



―28日(月)終了―


★浄化しました

ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・鳥かご[34/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×54
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―29日(火)


「暁美さん、おはよー!」

ほむら「おはようございます」

「今日体育あるね。今日はどうするの?」

ほむら「ずっと休むわけにはいきませんから…、少しずつ慣れていこうと思います」

「そっか、無理はしないでね」

「辛くなったら、先生にでも私たちにでもすぐ言ってね」

ほむら「はい…、ありがとうございます」

「あと、あの初日の子…覚えてる?鹿目さん。あの子がこのクラスの保健委員だから」

ほむら「あ…… はい。覚えておきます」

 …本当は、まどかのことを忘れられるわけないけれど……。


1放課後へ
2三人に話しかけにいってみる(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4自由安価(昼休みにさせたい行動があればそれもここで)

 下1レス

―昼休み


 上条君の腕のこと、なんとかならないだろうか。

ほむら(…本当に契約でしか治せないのかな……)

ほむら(私も魔力を肉体再生に使うことはできるけど、私は得意じゃないし…)

 大量に魔力を消費すればいいという問題でもない。
 自分や魔法少女の身体だったらまだしも、相手が普通の人間となると効きにくい。
 それに、損傷してから時間が経っているとなると、元通りにというのは不可能だ。

ほむら(巴さんとかはそういう魔力の使い方が得意な方だけど、
    やっぱりそれも普通の再生の延長でしかない)

 だから、美樹さんが契約を考えているというときも私たちは何も出来なくて。

ほむら(上条君の腕は、やっぱり、契約の…“癒しの祈り”でない限り治せない)

ほむら(そういえば、エイミーの蘇生を願って契約したときのまどかは
    他の時間軸より回復を覚えるのが早かった)

ほむら(あの時間軸は美樹さんは契約しなかったけど、
    あのときのまどかだったらもっと経験をつめば上条君の腕を治せたのかな…?)

―放課後


 今日も授業が終わった。


1帰宅
2三人に話しかけにいってみる(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4まどかの下校を見張る
5魔女狩り
6メール(杏子)
7自由安価

 下1レス

------------
誤爆かな?
どこかの場所に行くのだったら、こちらは思い浮かばないので詳しく指定お願いします


1帰宅
2三人に話しかけにいってみる(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4まどかの下校を見張る
5魔女狩り
6メール(杏子)
7自由安価

 下1レス

―見滝原神社


 工業地帯を抜けて、自然のあるほうへ。
 見るだけで嫌になる長い階段を上ってみた。

ほむら(ふう、やっと上についた… 看板とかポスターとかは見るけど、ここって来たことなかったわね)

ほむら(初詣はここに来よう。…そのとき、私の隣には誰が居るかな)

ほむら(まどかとも仲良くなれたらいいけど…
    今仲良くしてくれてるクラスメイトとずっと友達でいられたらそれも素敵だと思う)


 下1レスコンマ判定
0~25

26~35使い魔
36~40魔女


ほむら(人影は無し… この階段上るのって大変だし、初詣でもない限りそう多く人が訪れなさそうね)

ほむら(魔力の反応もないみたいだし、せっかく上ったけれどそろそろ降りようかな?)


 【16時】

1帰宅
2魔女狩り
3まどかの家を見張りに行く
4メール(杏子)
5自由安価

 下1レス


ほむら(うーん、降りるのもしんどいわ……)

 ……そういえば、ゆまちゃんは何を願って契約したんだろう。
 佐倉さんは魔女にやられたって言ってたけど、ゆまちゃんは佐倉さんを助けることが出来た。

 佐倉さんでも敵わなかった魔女を、ゆまちゃんが戦いに入ったところで勝てるものかな…?
 佐倉さんも回復が得意なタイプではないし、一人で戦うのは無理がある。
 もしかして、ゆまちゃんの魔法は……

ほむら(…会って確認してみよう。メールを送って……)

 “この後会えませんか?”と一文送っておいた。
 階段を下りた頃に返信が来る。

ほむら(え、なにこのデコメ…?)


 本文: すちじくらいかさみのえき待ってます


ほむら(……)

 …キラキラした装飾のわりに、本文がえらく簡潔だ。

ほむら(七時くらいに風見野駅…かな? 待ってますって突然の敬語はきっと予測変換だろうなぁ)

ほむら(…あれ?下まだある?)

 本文:ゆまもがんばってみたよー!!♥♥

ほむら(デコレーションはゆまちゃんか…)


 【16時半】


ほむら(今から向かったら着くのは18時くらいかな…?)

ほむら(もう向かおうか、他のところに寄ってからにしようか)


1自由安価
2風見野に向かう

 下1レス

―自宅


エイミー「にぁ~」

ほむら「エイミー、ただいまっ」

ほむら「ごはんあげたらまたすぐ行くんだけど… 待っててね」

エイミー「にゃ」

ほむら「ふふ、返事した…! かわいい、いい子だね」

ほむら「じゃあ、そろそろまた行ってくるね」

―風見野駅


ほむら「さて…佐倉さんたちもう来てるかな?」

ほむら「……あ、来るみたいね」

ゆま「こんばんは、ホムラ!」

ほむら「こんばんは」

杏子「それで、何の用事だ?」

ほむら「あ、えっと… ゆまちゃんの願いについてなんですけど」

ほむら「前に聞いた話から、もしかしてゆまちゃんって“癒しの祈り”で契約してないかなって」

ゆま「いやしのいのり?」

ほむら「佐倉さんでも敵わなかった魔女を、ゆまちゃんが戦いに入ったところで勝てるものかって思って」

ほむら「それで、ゆまちゃんは回復の魔法を専門に持っているんじゃないかと思ったんです」

ゆま「ゆまケガをなおすの得意だよ!ゆまの魔法は“治癒魔法”っていうんだって」

ほむら「…!」

 当たりだ…。もしかして、これなら。


ほむら「…力を貸していただきたいんです」

ほむら「ある人の契約を防ぐためなんです。
    交通事故で腕が動かなくなった人を治すために、契約しようとしてる人が居て」

ほむら「傷も古くて、現代医療では治せないくらい酷くて…
    まだ契約したてだし難しいかもしれないけど、やってみる価値はあると思うんです」

ゆま「うん、キョーコ…いい?」

杏子「お前の魔法だ、お前が決めな」

ゆま「…! うん!」

ほむら「ありがとう、ゆまちゃん」

杏子「それに、またわけわかんない新人が増えんのは良い気がしないしな」

杏子「特にそんな願いで契約するとなれば尚更だ。絶対後悔するね」

ほむら「…はい。そんなことのために魔法少女になんかなったって…割に合いませんよ」

 佐倉さんの言うとおり、美樹さんは確実に後悔する。それを私も知ってしまっている。


ほむら「今日はもう病院の面接時間に間に合いませんから、
    明日15時半くらいに病院の前に来ていただいてもいいですか?」

ゆま「うん!明日行くね!」



 他に話すことはあるだろうか?
1自由安価
2帰宅

 下1レス

-------------
此処迄
次回は22日(木)20時くらいからの予定です


ほむら「ところで、二人は食事はまだですか?」

杏子「あぁ、今まで魔女狩ってたからな」

ほむら「なら、一緒にどうですか? おごりますから。
    私はなんとなくラーメンが食べたいので、おすすめの店とかあったら教えてほしいんですけど…」

杏子「ラーメン? ……おすすめはあるにはあったが、あたしはもう食い逃げで顔覚えられてるからな」

ほむら「あ…そうなんですか。…あれ?じゃあ、その店に普通に通っていたこともあったってことですか?」

杏子「まあ、昔に数回な。ガキの頃の話だ」

ほむら「……それじゃあ、またファミレスでどうですか? 中華料理のとこなら、ラーメンもありますし」

ほむら「丁度駅の近くにもありましたよね」

杏子「じゃあ、そうすっか」

―ファミレス


ほむら「えーと、ラーメン… あった。醤油がいいかな…」

杏子「中華とか久しぶりだな。これとこれと…あとあたしもラーメンも食べようかな」

 ラーメン1杯がついでレベルなのね…。相変わらずよく食べるなぁ。

ゆま「ゆまもキッズラーメンがいいなぁ」

杏子「よし、ギョーザもつけるか!」

ほむら「みなさん決まりました? じゃあ、呼びますよ?」



 ……注文品を待つ間、少し暇になった。

1安価内容で話す
2待ってよう

 下1レス


 まずラーメンが最初に来たので、食べ始めることにした。
 注文品が粗方揃った頃には佐倉さんはラーメンはもう食べ終えていた。

ほむら「今日、魔女狩りしてきたんですよね。ゆまちゃん、調子はどう…?少し慣れてきた?」

ゆま「うーん… まだむずかしいけど、キョーコがいるから」

ゆま「いつかキョーコがピンチになったときは、治癒魔法以外でもたすけられるようになるんだ!」

ほむら「そっか、がんばってね」

ゆま「うん!」


 話題
1自由安価
2とくになし

 下1レス


杏子「…ふう、食った食った」

ゆま「おいしかったねー」

ほむら「あの… ところで、携帯は渡したけれど使い方って教えてませんよね」

杏子「別に連絡取るのに必要なもん以外使う気ねえし」

ほむら「それはそうですけど… メールの打ち方とかも教えてなかったなと思って」

杏子「最初わかんないし面倒臭くて投げそうになったけど、それなら打ててるだろ?」

 ……あれでも打てていると思っているらしい。

ゆま「メール、今日のキラキラしたのかわいかったでしょー?」

杏子「ゆまがずっとおもちゃにしてたからな… 無駄なことばっか覚える」

ゆま「むだじゃないもん。たぶんキョーコのは… ちょっと読みにくいんだよ」

杏子「意味がわかればいいだろ別に… あれ入力するの時間かかるし面倒なんだよ」

ほむら(たしかに、本当にギリギリ意味がわかる程度の文章で送ってくるよね…)

ほむら(打ち方がわからないのか、途中で力が尽きているのか、どっちもなのか…)


ほむら「…とりあえず基本的な打ち方は教えますよ。変換とか、小文字や濁点とか」

杏子「小文字や濁点って、連続で押してると出てくるんじゃないのか?」

ほむら「すぐ変えられるボタンがあるんですよ」

ゆま「それにねそれにね、ハートマークとかにこにこの顔とか、いっぱい絵があってかわいいんだよ!」

杏子「いや、絵文字は別に使わないけどな…」


 ―――30分後


ほむら「…という感じなんですけど、わかりました……?」

杏子「わかってるって、こっちが小文字でこっちが濁点と半濁点だろ」

ほむら「はい、あとこっちが記号」

ゆま「ここを押すと絵とかへんな字がいっぱいでてくるよ!」

杏子「はいはい… で、こうすればアルファベットだっけ…?」

杏子「いっぱいあって面倒くせえ…みんなこんなのポチポチポチポチずっといじってんのかよ」

ほむら「たまにすごい打つの速い人とかいますよね…
    私は今まで相手が殆どいなかったし、遅いほうだと思うんですけど…」

ほむら(……しかし佐倉さん、いくらなんでも時間かかりすぎじゃなかろうか)


 一応これで一通り使い方はわかった…はず。
 今日は解散することにした。

 明日、ゆまちゃんの魔法効くといいな……。


―29日(火)終了―


ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・鳥かご[34/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×54
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―30日(水)



「暁美さん、おはよう!」

ほむら「おはようございます」

「今日の英語宿題あったよね、あれ私全部わかんなくてさー ほとんど書いてないんだよね」

「暁美さんやってきたー?」

ほむら「私は…はい、昨日授業の合間の小休憩の時間に」

「その日のうちに済ませてるんだ、えらいねー」

ほむら「できるだけ家に持ち込みたくないので…」



1放課後へ
2三人に話しかけにいってみる(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4自由安価(昼休みにさせたい行動があればそれもここで)

 下1レス

-------------
ここまで
次回は24日(土)17時くらいからの予定です


 授業が始まるまで、自分の席で考える。

 上条君の腕にどうやってゆまちゃんの魔法をかけよう?
 「目を瞑っていて」とか言ったら、私が関わったことは上条君にバレる。
 驚かせるだろうし、あまり恩を売る形になってしまっても美樹さんに悪い気がする。

 それとも、ゆまちゃんたちに私の魔法のことを話して、時間停止中にかけてもらったら上条君にはバレないけど…

ほむら(……私の魔法のことって、知られても問題ない… かな?)

ほむら(今までも隠してたことなんてなかったし… 未来から来たというのは言わなくても、時間停止だけなら…)

 ……それに、それで問題が解決するかもしれないのだから、
 そのくらいは構わない気がする。

―放課後


 帰りのHRが終わりチャイムが鳴ると、すぐに教室を出て病院へ向かった。
 といってもいつも家に帰るのと道はほぼ同じだ。
 病院から近くのアパートを借りたのは、体調に異変を感じたり、
 もしまた発作が起きてしまったりしたときのためを考えてだった。


ほむら「…!」

 ポケットから振動を感じて携帯を取り出す。メールだ。

ほむら(どうしたんだろう…?)


 本文:病院にふかしそうなグリー負シードがあるからちょっと倒してくる


ほむら(昨日のお陰で幾らかマシになったみたいね…。
    でも、普通使わないような言葉を打ってるからか、ちょっと変換が怪しいわね)

 まぁ、このくらいなら十分かもしれない。

―病院


 メールの通り、病院には結界があった。
 魔女はまだ孵化してないのかな?それとももう戦っているところか。
 一応、テレパシーを送ってみる。

ほむら『病院に着きました。そちらはどうですか?』

杏子『あぁ、まだなんともない。そろそろ孵化するってところだろう』

 結界が出来上がる前からグリーフシードの傍に居たなら、
 魔女が出てくるのと同時に間近で迎え撃つことが出来るはず。

ほむら(孵化するまでもそんなに時間なさそうだし、
    わざわざ今外から結界の迷路の中に入っていくこともないかな?)

ほむら『じゃあ、待ってますね』

杏子『おう』


 病院の外で待つ。少し暇になった。

ほむら「……!」

 そう時間も経たないうちに、見覚えのある姿が歩いてくるのが見えた。

ほむら(美樹さんだ)

 あっちのほうも私に気づいて、目が合った。
 美樹さんも上条君へのお見舞いか。

ほむら(どうしよう、今日これから? 終わるの待ったほうがいいかなぁ)

ほむら(佐倉さんたちどのくらいで戻ってくるだろう。弱い魔女なら瞬殺だろうし…)


 とりあえず、何か話しておこうか?
 今の状態だと顔見知りのクラスメイトといった程度だろうけど…

ほむら(…)


1「【セリフ内容自由安価】」
2何も言わない

下1レス


ほむら「美樹さんですよね? こんにちは」

さやか「あぁ、えっと…暁美さんだっけ」

ほむら(暁美さん…)

ほむら「はい。ひょっとして上条くんのお見舞いですか?」

さやか「! なんで知ってんの?」

ほむら「私、中沢君とは隣の席で、それで仲良くなって…
    一緒に上条君のお見舞いにも行ったことがあるんです」

ほむら「そのときにあなたのことも聞きました。とても仲が良い幼馴染だって」

さやか「そっかぁ、暁美さんのほうは? 暁美さんももしかして恭介のお見舞い?」


1はい(ちゃんと会うならごまかせないよね)
2いいえ(時間停止中に治すなら上条君も気づかないし…)

下1レス


ほむら「いえ、私はお薬をもらいに来ただけです」

さやか「あー…、そっか。暁美さん入院してたんだよね」

ほむら「はい……」

さやか「まあ、また恭介のとこにも行ってあげてよ。喜ぶだろうからさ」

ほむら「はい、また機会があれば」


ほむら(……ごめんね、こんな適当な嘘でごまかして…)

 さっきのはとっさに思いついた言い訳だった。ちょっと罪悪感が残る。

ほむら(あれ…? 今の)

 病院の中に入っていった美樹さんを追うように、すっと白い小さいものが横切った。

ほむら(インキュベーター!? まずい…!)

 人前では変身も攻撃もできないと考えて、
 私に姿を見られるのも構わずに美樹さんを追っていったのだろう。

ほむら(でも、私には誰にもわからない“私の世界”がある…)


1駆除決行(魔力-3)
2能力バレの危険を考え、やめておく

下1レス


ほむら(…でも、この状況で攻撃したら、キュゥべえは私の能力をおおよそ予測できてしまう)

ほむら(次から何か対策を立ててくるかもしれないし、そうしたら厄介だわ…)

ほむら(…とにかく、早く腕を治さないと。腕さえ治れば契約の理由はなくなるんだから)

ほむら(美樹さんの面会が終わるまでなんて、悠長に待ってもいられないかもしれない……)


 そうだ、佐倉さんたちはどうなったんだろう?
 もう戦ってるよね? 嫌に時間がかかっているけど……


ほむら『佐倉さん、今どうしてますか!? 急いでください!』

ほむら『美樹さんもお見舞いに来てて、キュゥべえまで居て… 大変なんです!』

 『……。』

ほむら『佐倉さん!?』

ゆま『ホムラッ!今…… わぁっ!』

ほむら『ゆまちゃん!?』

ゆま『たいへんなの…!』

ほむら『どうしたの!?佐倉さんは!?』

ゆま『あ、あのね…っ けがはないのに、なおしたのに、うごかないの…!』

ほむら『え……?』

ゆま『どうしよう…ほむらぁ…… キョーコ…、しんじゃったの…?』

ほむら『……とりあえず落ち着こう? ゆまちゃんは、今どうしてるの?』

ゆま『魔女のいるところから逃げてきて…』

ゆま『そこにいた使い魔はたおしたけど、ドアがどんどん叩かれてる…』

ゆま『こわいよう…っ ほむらぁ…っ』

ほむら『大丈夫、すぐに助けに行くから…! 一瞬だけ、待ってて』

ゆま『いっしゅん…?』

―お菓子の魔女結界


 時間の止まった世界を走る。



奇数 戦った経験有り
偶数 戦った経験無し
 下1レスコンマ判定


ほむら(なにこの結界…お菓子だらけで、甘い臭いが充満してる)

ほむら(…もしかして、ここって巴さんを殺したあの歩道橋の魔女の結界?)

ほむら(あの時は、美樹さんがソウルジェムを結界に投げ込んで、目を覚まさなくて…)

ほむら(その後佐倉さんが戦って、なんとかソウルジェムを取り返してくれたけど…)

 間に合わなくて、既に身体はボロボロになっていて。その後結局美樹さんは魔女になってしまった。

ほむら(嫌な思い出しか無い…)

ほむら(でも、あの時は勝てたのに今は負けたのはゆまちゃんを庇ったから?)

ほむら(それとも何か…… )


ほむら(くっ…、息が苦しい… これ以上は走れない……)

ほむら(……この魔女… 聞いたことはあるけど、戦うのは初めてだ)

ほむら(でも、新人の美樹さんを連れてとはいえ、
    巴さんと佐倉さんと美樹さんが揃って挑んでも勝てなかったような魔女…)

ほむら(間違いなく強敵だ。準備は整えておいたほうがいい…)


 準備

ほむら 魔力[100/100] 状態:疲労
GS:5つ
・鳥かご[34/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]

 ※↑時間停止分が引かれる前の状態です(選択によって消費が変動する)

1時間停止解除直前にSG浄化
2基礎魔法
 ・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
 (魔力-5)
4自由安価
5なにもしない

下1レス ※複数選択可能


ほむら(…楽になったけど、これだけだとまたすぐに動けなくなる)

 疲労を魔力で回復し、ソウルジェムを浄化する。

ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・鳥かご[29/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]

ほむら(肉体を強化して急ごう…!)


―――――
――――


 結界を進み、扉をいくつか開けると、ゆまちゃんがいた。
 佐倉さんを膝の上に寝かせて、泣きそうな顔をしている。

 時間停止を解く。


★時間停止分魔力-20


ほむら「ゆまちゃんっ!」

ゆま「ホムラ…!? ほんとにいっしゅんで来てくれた…!」

ほむら「ゆまちゃんはそこで佐倉さんのことを見てて。私が絶対に倒してくるから…!」

ゆま「ホムラ、いかないで…」ギュッ

ゆま「ホムラまでいなくなったら、ゆまは…… またひとりにしないでよ…っ」

ほむら「……でも私、行かなくちゃ。昨日話した人のことも助けなきゃ」

ほむら「それに、その状態の佐倉さんを放っておくわけにもいかないでしょ?
   ゆまちゃんがついてなきゃ」

ゆま「……っ」

 ゆまちゃんと佐倉さんの居る範囲に魔力結界を張る。
 私のはあまり強くないけれど、使い魔程度ならまだ有効なはずだ。

ほむら「この中にいれば、使い魔は襲ってこられない」

 それに、逆に内側から触れてもバチッとする程度だから、危険性が無い。
 頑張れば出られちゃうということでもあるけど…

ほむら「それに、ここにくるまでに、扉の近くに居た使い魔は倒しておいたの」

ゆま「え…? でも、いっしゅんで来たのに」

ほむら「そのことも、後で話すね。じゃあ、待ってて!」

―結界最深部


 黒い蛇のような姿の、大きな魔女。
 結界には足場のようなものがたくさんある。


ほむら(…?なにこれ、ぬいぐるみの頭?)

 …地面には千切れた頭部が落ちている。見た目はただのかわいらしいぬいぐるみに見える。
 少し離れたところには胴体もあった。中身は綿などはつまっておらず布だけで、ペラペラしている。

ほむら(この切断のされ方、斬られたかのようね… もしかして、囮かなにかだったのかしら?)

Charlotte「……」ギョロ

ほむら(気づいた… くる!)


 同時にすごい勢いで向かってくる。時間をとめる…!


ほむら 魔力[75/100] 状態:正常 使用中魔法:【時間停止(1ターン魔力-3)】
GS:5つ
・鳥かご[29/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]


敵: Charlotte
   Pyotr ×2【地上】
   特殊Pyotr×1【足場】
   ナースPyotr×1【地上】

1時間停止解除(1ターンにつき魔力-3):時間を止める
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:54) :爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


 止まったままの世界で少し考える。

ほむら(……佐倉さんは何故目を覚まさないんだろう?)

ほむら(まさかソウルジェムをなくしでもしたんじゃ…)

 ………いや、さっき見たとき、ソウルジェムは胸元についていた。
 …けれど、随分濁っていたような。

ほむら(…怪我をしたって言っていたわね。そのショックで気絶しているだけ?)

ほむら(わからないけれど、まずは魔女を倒さなきゃ…)

 バックラーから拳銃を取り出して、回り込みつつ胴に数発撃ち込む。
 大きい躯にどれだけ効くかはわからないが、これで穴くらいは開けられたはず。


ほむら(一旦解いて様子を見るか、もっと攻撃してからにしたほうがいいか)


ほむら 魔力[67/100] 状態:正常 使用中魔法:【時間停止(1ターン魔力-3)】
GS:5つ
・鳥かご[29/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]

敵: Charlotte
   Pyotr ×2【地上】
   特殊Pyotr×1【足場】
   ナースPyotr×1【地上】

1時間停止解除(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:54) :爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス

って、レス来てた……
>>456は下1レス+安価下採用にしてます
------------


ほむら(いや、このくらいじゃどうにもなるはずない)

 バックラーから爆弾を取り出す…


 爆弾消費数(1~54)
下1レス


 出し惜しみはしない。攻撃される前に倒す。
 魔女の周りを爆弾で囲み、口の中にも詰め込んだ。

ほむら「消え去って…!」

 流石にこれだけの攻撃を受けて無事なんてありえない。
 もし無事ならば、囮をつかまされたか、幻覚か、倒し方を間違えているかのどれかだろう。


 距離を十分にとってから時間停止を解く……―――


――――ドォォォォォォン…


ほむら(……倒せた?)

ほむら(爆煙で…見えないわね)


 ………。

――ビュッ

ほむら「!!」


 爆煙の中から飛び出してきた。私を食べようと大口を開けている。
 思わずのけぞって驚いたものの、なんとか再び時間をとめる。

 …時間停止がなければ絶対に死んでいた。
 気づいたところで避ける隙も反撃する隙もなく、口が閉じればもうアウトだった。
 魔女からしたら、確実に食べてやったと思っているだろう。


ほむら(なっ…なんなの? 何で傷一つついてないの?)

ほむら(幻覚?囮?本体は別に居る?ただ丈夫なだけじゃないはず…)



ほむら 魔力[64/100] 状態:正常 使用中魔法:【時間停止(1ターン魔力-3)】
GS:5つ
・鳥かご[29/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]

敵: Charlotte
   Pyotr ×2【地上】
   特殊Pyotr×1【足場】
   ナースPyotr×1【地上】

1時間停止解除(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:41) :爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


 結界内を見回す。

ほむら(使い魔は少ない… 孵化したてだからかな)

ほむら(あの台の上の使い魔…3体いる似たような使い魔のうちで、あれだけ他の2体と違うわね)

ほむら(倒しに行ってみましょう)


 その変わった使い魔をヒールでぶちっと踏み抜いた。


ほむら(一旦解いて様子を見ようか、まだ攻撃をつづけようか)


ほむら 魔力[61/100] 状態:正常 使用中魔法:【時間停止(1ターン魔力-3)】
GS:5つ
・鳥かご[29/100]
・暗闇[100/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]

敵: Charlotte
   Pyotr ×2【地上】
   特殊Pyotr×1(負傷見込み:撃破済)【足場】
   ナースPyotr×1【地上】

1時間停止解除(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:41) :爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv1】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


ほむら(さっきはいっぺんに攻撃し過ぎて、何が起きたかわからなかった)

ほむら(とりあえず、一発だけ魔女にも爆弾を投げつけて、それで解除しよう)

 足場の上から、後ろを向いて口を開いている魔女の背に爆弾を投げつけた。
 時間停止を解除すると、それがポコンと当たって爆発した。

ほむら「……!」

 同時に口の中から全く新しい魔女が出てくる。まるで脱皮だ。

 魔女は驚いた様子でこちらを振り返る。そして、怒った顔をして飛び掛ってくる。
 時間をとめる。

ほむら(……怒ったのは、私を食べられなかったから?
    それとも、この私の足元の使い魔と関係してる?)

ほむら(でも、これでなんで傷一つ付けられなかったかはわかった)

ほむら(攻撃しても脱皮するのでは意味がない… どうしたらいいの?)

ほむら(口の中に、というのは最初にもやっていたし)

ほむら(……でもどうがんばっても倒せない魔女なんていない。
    他の時間軸で佐倉さんは倒している)

 だったら、たとえ一撃じゃなくても攻撃すれば倒せるということ…

ほむら(この魔女が脱皮をするなら、最後の一枚、本体が出てくるまで皮を破り続ければいい)


 向かってくる魔女の口の中にまた1発だけ爆弾を投げて、足場を移る。

ほむら(解除…)

 さっきまで立っていた足場が食べられた。
 魔女がまた向かってくる。時間を止めて爆弾を投げつけ、逃げて、止めて、投げつけて…


―――――


 何回目か繰り返し、またあれから魔女も何回か脱皮した。
 そして、最後に時間停止を解く。


ほむら(破裂した…。中にはもう何も無い)

 代わりにグリーフシードが落ちてくる。

ほむら「やった…!」


 私、一人だけであんな強い魔女に勝てたんだ。

―病院


 結界が消えて景色が病院の前に戻る。

ゆま「ホムラ!魔女、たおせたんだね!」

ほむら「うん……!」

 ゆまちゃんたちに近寄って、結界を消す。

ゆま「ケガはしてない?」

ほむら「うん。大丈夫だよ、このとおり」

ゆま「よかったぁ…!」

ゆま「……… キョーコ、大丈夫かなぁ…」

ほむら「ちょっといい?」

ほむら「……脈はあるし、生きてるみたいだけど…」

ほむら「それより、ソウルジェムが濁っているわね」

ゆま「なんだか、ぐりーふしーどできれいにしても黒くなって…」

ほむら「…?」

QB「お困りのようだね。杏子はどうしたんだい?」

ほむら「…!」

ゆま「きゅーべー…!」


ほむら「……何? 何を言いに来たの?」

QB「そんなに邪険にすることはないじゃないか」

QB「君はさっきから何度も僕の邪魔をしていたけれど…今は僕がいたほうがいい状況だろう?」

ほむら「…さっき?」

QB「さやかのことまで知っていたとはね。まどかだけじゃなくそっちまで妨害に来るとは」

ほむら「何を…言っているの? それは私じゃない」

 美樹さんの契約を妨害した人がいる? …一体、誰? 美樹さんのことを知っているの?

ゆま「キョーコをたすけてくれるの?」

QB「僕にできることなら、やるつもりだよ。状況を説明してごらん」


ゆま「……ぐりーふしーどの近くで待ってたら、魔女がぬいぐるみみたいなのがでてきたの」

 ぬいぐるみ…… たしかに結界の中にその布の部分だけ落ちていた。

ゆま「ゆまがたたいてとばして、最後にキョーコがぬいぐるみをきって…」

ゆま「そうしたら、おおきいのがでてきて」

ゆま「……… キョーコの頭を…ばくって」

ほむら「それって……」

ゆま「ケガはなおしたけど、やっぱりもうしんじゃってるの…?」

ゆま「あたまなくなったらしんじゃうよね…?」

ゆま「だから、ゆまもほんとはムダだってわかってたけど、
   魔法を使ったらぜんぶ治ったから、もしかしたらめをさますんじゃないかって」

ゆま「それに、まだあたたかいんだよ」

ゆま「……キョーコは、もうめをさまさない?」

ほむら(……脈はあった。頭がなくなっても、佐倉さんのソウルジェムの位置なら死ぬことは無い)

ほむら(目を覚まさないのは……)

QB「大丈夫だよ。まかせて」


 キュゥべえが佐倉さんのソウルジェムに手を当てると、目を覚ました。

杏子「ん……… っ!?」

ゆま「キョーコ!!」

ゆま「キューベー、いまなにしたの?ゆまは魔法いくら使ってもなおらなかったのに」

QB「治したんじゃないよ。ソウルジェムを通じて感覚を送ったんだ」

QB「君達にとって重要なのは肉体より精神のほうなんだ。要するに、今まで杏子は死んでると思い込んでいたんだよ」

ゆま「おもいこみ…? とにかくよかった、目を覚まして…!」

杏子「……… おい、どういう状況だ?あたしは確か…」

杏子「…!そうだ、あたしは魔女に食われたはずだぞ」

ほむら「……」

杏子「あれは助からなかった。いくらゆまがいるからって、頭食われて生きてる人間がいるかよ!」

QB「でも君達は魔法少女だろう?」

杏子「魔法少女は人間じゃないとでも言う気か!?」

QB「確かに普通の人間とはちょっと違うね」


QB「君達魔法少女は、魔女と戦うために特化している」

QB「杏子の言うとおり、いくら回復魔法をかけたところで死んだ人は生き返らせられない。
   でも、今回のケースは別だ」

QB「魂であるソウルジェムさえ無事なら、
   たとえ頭をなくしても、全身の血を抜かれても生きていられるんだ」

QB「身体はただの外付けのハードウェアでしかないんだよ。
   もしソウルジェムまで砕けていたら、君は本当に死んでしまうところだったね」

ほむら「………」

杏子「ソウルジェムさえ無事なら不死身だと…?」

杏子「……なんだよ… そんなの、ゾンビにされたようなもんじゃないか…!」

QB「むしろ便利だろう? 君もこうして生きてるんだし」

QB「ゆま、その状況で身体だけでも回復させたのは正解だ。
   偶然だろうけれど、懸命な判断だったよ」

ゆま「…ゆまは、キョーコが死んだって思いたくなかっただけだよ」

ゆま「もうだめでも…魔法をかけつづけたら、もしかしたらって」

杏子「……」

ゆま「でも、もしかしたらでほんとに生きてたんだもん… ゆまはすごくうれしいよ」

ゆま「だからキョーコ…そんなにおこらないで」

杏子「…………だからって、なんか複雑だよ」

杏子「キュゥべえ…テメーは許さない。契約とか言って騙して勝手にゾンビにしてるだけじゃねえか」

杏子「なんであたしたちにそんなことをするんだよ…!」

QB「もちろん、君達に安全に戦ってもらうためだよ?」

杏子「…… チッ、話になんねえか」


 ……二人はなんとか受けいれられそうか。
 特に、ゆまちゃんがこんなに精神的に強かったなんて安心した。


杏子「……ほむら、お前は知ってたのか?」

ほむら「……はい」

QB「話した覚えはないのに、どこから聞いたのか…… 君の事はわからないね。暁美ほむら」

ほむら「……話すつもりもないわ」

QB「そうかい、それは残念だ」

QB「それにしても、今日は君達やさっきの人物…
   美樹さやかの契約に反対する人がこんなにいるなんてまいったね」

QB「一旦退く事にしよう。候補者の情報はまだたくさんあるからね」

ほむら「待って。…行く前にこれも持っていって」

 ソウルジェムを浄化して、使用済みを一つ投げ渡す。

QB「きゅっぷい」

ゆま「キューベー、これも」

QB「きゅっっぷぷぃ」

杏子「え…… どうしたんだよそれは。どうしてそんなに濁りきったのがあるんだ?」

ゆま「キョーコのそうるじぇむ、きれいにしてもすごく黒くなり続けてたから…」



ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[60/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]

爆弾所持数:30


ゆま「あっ… そういえば急いでっていってたけど、だいじょうぶ…?」

ほむら「…あの時美樹さんがお見舞いに来て、キュゥべえも見かけて」

ほむら「だから、契約しないうちに早く治して契約の理由をなくしたほうがいいかなと思ったんだけど…」

ほむら「…その必要もなくなったみたい。誰だかはわからないけど、助かったかな…」


 それにしても、誰なんだろう。今日現れた妨害者……
 魔力で特定できていないということは、魔法は使わずに攻撃してきたんだろうか。

 私に協力してくれる人なら、いいんだけど…


ほむら「……じゃあ、少し遅くなったけど、治しにいきましょうか」

ほむら「私に考えが……… ! 」

ゆま「なに?」

杏子「…どうした?」

 病院から少し離れた物陰が動いたのに無意識に視線がいった。
 今はここから去ろうとしているようだが、それまではこちらを見ていた……。

ほむら(なんであの人が…)

 風見野で会った、あの猟奇の黒い魔法少女… 彼女が居た。


「……!」

 目が合うと、彼女はその場から逃げ去ろうとした。そして……

ほむら(……消えた? 一あの人の魔法?)

ほむら(…一体どういうこと?まさか、あの人が妨害者?)

ほむら(魔法少女を増やしたくないというならわかるけど…)

杏子「おいおい、どうしたんだよ」

ほむら「……今、黒い魔法少女が居ました」

杏子「黒いって、…あの風見野に居たって奴か?」

ほむら「はい…もう逃げられちゃいましたけど…」

杏子「逃げ足の速い野郎だな。これだけ魔法少女が揃ってると遠くから眺めるか逃げるかしか出来ないか」

ほむら「……本当に私達に何かする気だったんでしょうかね?」

杏子「どういうことだよ?」

ほむら「もし目的が、美樹さん…今日ここに来ていた候補の契約の妨害だとしたら」

杏子「ライバル増やしたくないのはわかるけどなぁ…」

杏子「そいつならわざわざキュゥべえの邪魔をするなんて
   まどろっこしいことしないで、本当にとめたきゃ本人殺しにかかるだろ」

ほむら「それもそうですよね……」

ほむら「…とりあえず、偵察してた人もいなくなったことですし、さっきの私の考えを話しますね」

--------------
ここまで
次回は25日(日)17時くらいからです

------------
今回病院の中に用があるので、このまま結界を放っておいては
取り込まれたり、取り憑かれたりという危険性があるから、という感じでしょうかね。
縄張りは確かに侵してしまってますが、用事を済ませないことには意味が無いですし。
あとは、最初からGSの近くというすぐ倒しやすい場所に居たため、
ほむらを待ってからというのはあまりにもまどろっこしいというか、効率が悪いという感じですかね。
まあ、そのあたりも描写しておけばよかったですね。


ほむら「どうやってかけるかということを考えたんですが…
    一般人の目の前で変身して魔法をかけるというわけにもいきません」

ほむら「そこで、私の魔法を使います」

杏子「で、お前の魔法は?」

ほむら「私の魔法は、時間操作です」

ほむら「時間を止めたり、対象を遅くしたりといったことができます」

杏子「……なるほどね。あの使い魔を倒したときのはそういうことか」

ゆま「さっきもすごかったんだよ。ホムラ、いっしゅんできてくれたの!」

ほむら「私の魔法で時間をとめている間に、ゆまちゃんに治癒魔法をかけてもらおうと思います」

ほむら「私と私に触れているものの時間は止まりません。
    今回は、廊下に着いたら手を繋いでから時間停止をかけて、解除するまで離れないようにしててもらいます」

ほむら「…ゆまちゃん、それでいい?」

ゆま「うん、ずっと手をつないでいればいいんだよね?」

ほむら「うん。…じゃあ、治しに行こうか!」


 病院内に入って、エレベーターで上条君の階の廊下に行く。

ほむら(どこか物陰は……)

ほむら「もうちょっと行くと棚とかがあるくぼみがあるから、そこで時間をとめよう」

ゆま「うん…!」


 物陰に入ってから手をつないで、タイミングを待つ。

ほむら「今なら人が居ない… じゃあ、止めるね!」



ゆま「………今、じかんとまってるの?」

ほむら「動くものがいないからわからないけど、外に出てみればわかるはず…」

 くぼみの外に出て見回すと、扉から出ようとしているナースがそのままの格好で止まっていた。

ゆま「ほんとだ、うごいてない。これならゆまも変身してもばれないね」

 ゆまちゃんも変身して、それから二人で病室へと向かった。

―上条の病室


ほむら「失礼しま~す……」

ゆま「しつれいします! ……あれ?わかんないんだよね?」

ほむら「そうなんだけど… なんか癖で言っちゃって」

 止まったままの上条君に近づき、腕の袖を捲くってみる。

ほむら「……酷い」

ゆま「ほうたい、いっぱい…」

 足もすぐには歩けない状態で、腕を使えない今は車椅子生活を強いられている。
 他は……

ほむら「………」

ほむら「……///」

 いやいやいや……
 他って、確かめるだけといったってあまり服を脱がすのはさすがにちょっと……

ほむら(と、とりあえず、見てないけど全身結構重傷だと思う……)

ほむら(見てないけどとりあえず全身回復させようとすれば回復するかな?)

ほむら(でも重要なのは腕だけ… 他は腕が回復すれば松葉杖を使えば歩けたり、
    他の傷だって痕くらいはあるかもしれないけど支障はないレベル)


 どうしようか?

1腕だけ治癒
2全身治癒
3自由安価

下1レス

1


ほむら「じゃあ、ゆまちゃん…腕を治してくれる?」

ゆま「車椅子とかおいてあるけど…うでだけ?」

ほむら「腕が治れば、あとは時間をかければ自然に治るくらいだと思うの」

ほむら「でも、腕だけはどうしても治らないから…そういうのだけは魔法で治してあげよう?」

ゆま「そっか…なんでも魔法にたよっちゃ、いけないんだね」

ゆま「じゃあ、魔法をかけてみるね…!」

ゆま「……!」ギュ


 下1レスコンマ判定
0~60成功


ゆま「……なおったかなぁ」

ほむら「ちょっと包帯を外してみようか」

 包帯を外してみると、綺麗に治っているところは治っているのだが、
 深い損傷だけはそのままだった。

ほむら(やっぱり、難しいか………)

 包帯を綺麗に巻きなおす。

ゆま「どう……?」

ほむら「…だめだったみたい」

ゆま「…!それじゃ、もういちど…!」

ほむら「多分、今は無理なんだと思う」

ほむら「願いの内容にもよるけれど、普通再生が一番効きやすいのは自分」

ほむら「さっきキュゥべえが言っていたけれど、私達は頭がなくなっても全身の血を抜かれても、
    魔力さえあれば完全に元通りに再生できる」

ほむら「自分以外の魔法少女だとやりづらくなるけど、それは同じ」

ほむら「でも、普通の人間には効きにくいの」

ほむら「それに、損傷してから時間が経っているとなると… 私なんかにはとても無理」

ほむら「癒しの祈りならと思ったけど、難しいのは同じ…」

ほむら「ゆまちゃんはまだ魔法少女になったばかりだもの…」

ゆま「…じゃあ、もっと魔法少女やってれば、なおせるようになる?」

ほむら「…そうね。もっとゆまちゃんが魔力を上手に使えるようになれば、
   できるようになるかもしれないわね」

ゆま「じゃあ、ゆまがんばるね…」

ゆま「いつか、なおしてみせるから…!」

ほむら「……うん。じゃあ、私もそれまで美樹さんの契約を防がないとね」

―病院前


ほむら「佐倉さん」

杏子「終わったか。 …で、治せたのか?」

ゆま「……」

 ゆまちゃんが残念そうに首を横に振る。

杏子「…そうか」

ゆま「ゆま、もっと強くなりたい!」

ゆま「せっかく魔法少女になったんだもん!
   魔力を上手に使えるようになって、あのおにいちゃんのうでをなおすの!」

杏子「…わかったよ、特訓してやるから」

ゆま「やった、キョーコししょー!」

杏子「師匠か…」

杏子「あー 結構遅くなっちまったし、そろそろ解散にするか」

ほむら「はい…今日は来てくれてありがとうございました」

ゆま「ホムラ、またくるからまっててね…!」

ほむら「うん」


 ★時間停止分魔力-30

ほむら 魔力[70/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[60/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]

爆弾所持数:30


 …あ、そうだ。
 これから魔女狩りに行くのでなければ、
 魔女を倒すときにかけた肉体強化魔法もそろそろ解くか弱くするかしておこう。
 最大でかけっぱなしは少し危険だ。

 【19時】

1自由安価
2帰宅
3基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【強:一日につき消費魔力30】
4魔女狩り
5まどかの家を見張りに行く

 下1レス

―自宅


★肉体強化用魔力消費 4


 別れ際に肉体強化を解除し、帰る途中で近くのコンビニで夕食を買ってから帰った。


ほむら「ただいま、エイミー」

エイミー「にゃあ」

ほむら「今ごはんあげるからね」


 エイミーにご飯をあげたり世話をしてから、自分も買ってきたものを食べた。
 これで今日のやることは終わり…
 今日は爆弾をたくさん消費した。眠くなる頃まで爆弾を作ろう。


――
――――…


【23時】

手製爆弾+9
爆弾所持数:39


ほむら「今日はここまでかな… そろそろ片付けて寝よう」


―30日(水)終了―


★浄化しました


ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[26/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×39
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―1日(金)


「あ。暁美さんおはよー!」

ほむら「おはようございます」

「ちょっとみてよー、A子髪切ったんだよ。かわいくない?」

ほむら「あ……本当だ。似合ってます」

「マジ?うれしー ありがとー!」

「あ、そういえばさ、暁美さんって髪いつから伸ばしてるの?」

ほむら「えっと……いつからだろう。最後に切ったのはかなり小さいときかも…」


 
1放課後へ
2三人に話しかけにいってみる(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4自由安価(昼休みにさせたい行動があればそれもここで)

 下1レス

-----------
訂正、31日(木)でした。


ほむら「中沢君、今日の放課後上条君のお見舞いに行きませんか?美樹さんとも一緒に」

中沢「うん、いいよ。美樹もか、暁美さんは話したことあったっけ?」

ほむら「昨日用事があって病院に行ったら偶然会って、そこで話しました」

ほむら「昨日は用事があったけれど、今度はみんなで行きたいと思って」

ほむら「美樹さんにも話してきますね」


ほむら「あの、美樹さん。ちょっといいですか?」

さやか「ん? 何?」

ほむら「今日、中沢君と一緒に上条君のお見舞いに行こうと思って。
    美樹さんも来られますか?」

さやか「あぁ、今日も行こうとしてたとこだよ。大丈夫」

ほむら「よかった。それでは、また放課後に」

さやか「うん、じゃーね」


中沢「どうだった?」

ほむら「来られるみたいですよ」

中沢「そっか、まああいつ結構頻繁に通ってるみたいだしな」

―放課後


 帰りのHRが終わると、美樹さんがやって来た。

さやか「おまたせ~。じゃ、恭介んとこ行きますか!」


―――
―――

 三人揃って病院に向かう。
 美樹さんと中沢君と並んで歩くというのも、なんというか…変わった組み合わせだと思う。

ほむら(今回の時間軸らしいかな…)


 話すこと
1自由安価
2とくになし

下1レス

---------------
ここまで
次回は27日(火)20時くらいからの予定です


ほむら「美樹さんは上条くんとは幼馴染だそうですけど、中沢くんはいつぐらいから親しいんですか?」

中沢「俺は中学入ってからだよ。1年のときに一緒のクラスになってね」

中沢「それで美樹とも話すようになったんだ」

ほむら「そうなんですか」

さやか「三人とも1年、2年と同じクラスなんだ」

さやか「恭介は途中からこられなくなっちゃったんだけどね……」

ほむら「…」

さやか「…そういえば、暁美さんが中沢と仲良くなってたり、恭介のこと知ってたのも意外だったよ」

さやか「中沢が自分から話しに行ったとも思えないし、多分自分からでしょ?」

ほむら「はい、初日から筆記用具を忘れてしまって、中沢くんに借りたんです」

ほむら「それから上条君のことを聞いて、一緒にお見舞いに行って…」

さやか「ああ、やっぱり。暁美さん、てっきりもっと大人しいタイプの子かと思ってたからさ」

さやか「…んー、ていうかずっと苗字で呼んでるのも他人行儀だなぁ。ほむらって呼ぶわ」

ほむら「あ、はい… どうぞ」

 ……なんというか、そのほうが違和感がないですし。

さやか「よし。よろしくほむほむ」

ほむら「ほむ…?」

 …ん?

―病院


 話していると、病院に着いた。一人でただ歩いているよりも早く感じる。


さやか「そういえばさ、ほむらが入院してたのもここ?」

ほむら「はい…、上条君の病室とは階が違うんですけど……」

さやか「…お、着いた着いたー。恭介、来たよー」


恭介「……さやか?」

 中から声が聞こえる。


中沢「今日は俺と暁美さんも居るぞー」

恭介「…そうか。まあ、入ってきてよ」


恭介「…」

 何だか、少し元気なさげに見える。
 そういえば、扉越しに聞こえた声も、いつもより暗く聞こえていた。

さやか「…恭介っ、昨日帰りにCD屋さん寄ったらね、良いのがあったんだよ」

 美樹さんがバッグの中から一枚のCDを取り出して見せる。

さやか「じゃーん。じつはこれね、行きに寄ったときはなかったんだよ。
    帰りに寄ったときが丁度タイミングがよかったみたいで」

さやか「聴いてみてよ!」

さやか「…あぁ、今はちょっと人数多いからイヤホンじゃ聴きにくいけど、帰ってからでも」

 美樹さんは、落ち込んでいるのをわかってて努めて元気に振舞っている。
 上条君の好きな音楽の話をすれば元気付けられるだろうと思ってのことだろう。

 でも、上条君の表情は曇ったままだ。


中沢「…おい、なんかあったのか?」

恭介「なんなんだよ…こんなの持ってきて。嫌がらせのつもりかよ。さやかは僕をいじめてるの?」

さやか「恭…介?」

中沢「お、おい…そんな言い方はないだろ!」

恭介「――もう聴きたくないんだよ、自分で弾けもしない曲なんて…!」

さやか「そんなことないよ! 諦めなければ絶対また弾けるようになるから!」

中沢「そうだよ、そんな弱腰で卑屈になっててどうする!」

ほむら「上条君、なにがあったんですか…?」

ほむら「もしかして、腕のことで何か悪い知らせでも…」

恭介「……医者から、諦めろって言われたんだよ」

恭介「僕の腕はもう治らない。もう痛みさえ感じないんだ。奇跡か魔法でもない限り、もう……」

恭介「だから、こんなもの!」バッ

中沢「よせ、やめろ上条!」ガシ

 CDプレーヤーを叩き割ろうとした上条君の腕を中沢君が掴んでとめた。
 美樹さんは酷く落ち込んだ様子でなにもできずに居る…。

さやか「そんな…… 知らなくて。ごめん…ごめんね」

恭介「……出てってくれ。折角来てくれて悪いけど、やっぱり今は話したくない」



1自由安価
2みんなで出て行く

下1レス


 今は出て行くしかない。
 病室を後にした……


中沢「まさかそんなことになってるなんてなぁ…… 治らないって…」

ほむら「……今上条君は腕のことで精神的に落ち込んでいます」

ほむら「今までの不安が一気に爆発してしまったんだと思うので、今はそっとしておきましょう」

ほむら「でも彼が落ち着いたら今まで通りに接してあげましょう」

さやか「……」

 元気がなさそうだ。
 このままインキュベーターが来たら、きっと甘い言葉に逆らうことなんてできない。


ほむら「美樹さん…」

さやか「?」

 “この後二人で話したいことがあります”

さやか「へ? うん…」

―自宅

 今は出来ることが無い、と病院を出て解散した。
 美樹さんとは、立ち話もなんだし、家も近いので呼んで話すことにした。


さやか「ほむらんち、病院から近いんだね」

ほむら「はい、何かあってもすぐ病院に行けるようになんですけど……」

さやか「それで話って?」


話すor行動
・自由安価

 下1レス


ほむら「あの……ちょっと変なことを話しますけど…」

さやか「…何?」

ほむら「私、魔法少女なんです」

ほむら「美樹さんも、魔法少女の素質があるんです」

さやか「……ハイ?」

さやか「ほむらって、ギャグ好きだったんだね… でも今はそういうのはいいから」

ほむら「ぎゃ、ギャグじゃないんです。ほらっ」キュピィン

さやか「…お? 服どうやったの?それ…」

ほむら「ま、魔法ですっ」

さやか「…………」


ほむら「…あの、時計。よく見ててください」

さやか「と、時計?」

 美樹さんの肩に手をやってから時間停止を使った。

さやか「と、止まった……」

ほむら「時間をとめたんです。それが私の魔法で…」

さやか「…で、でもさすがにこれだけで信じられないよ。ちょっと外に…!」

ほむら「うわぁっ 待ってください」

さやか「なにさ」

ほむら「私から離れるとあなたの時間も止まってしまうんです。だからこのまま…」

さやか「…」



さやか「鳥が空で止まってる…」

さやか「あぁっ、電車も変なとこで止まってる!」

さやか「え…それって、マジ……」

 外に出て見ると、流石に信じたようだ。


 もう一度家の中に入って、時間停止を解く。

ほむら「……それで、本題なんですけど…」

ほむら「魔法少女って、みんなキュゥべえっていう魔法の使者と契約して魔法少女になるんです」

ほむら「契約の時にはなんでも一つ願いをかなえてもらえます」

さやか「なんでも? …あたしに素質あるって言ってたよね?」

さやか「じゃあ、あたしには恭介の腕も治せるってこと? あっ、だから話してくれたの?」

 静かに横に首を振って否定する。

さやか「…え? どうして?」

ほむら「聞こえのいいことを言っているけど、罠なんです」

 ソウルジェムを指輪から宝石に具現して見せる。

さやか「?なにそれ、綺麗な宝石だね」

ほむら「これは私の魂です。私はこれで、この身体はもうただの抜け殻なんです」

さやか「……え?」

ほむら「…契約の代償に、魔法少女は魂がソウルジェムという宝石にかえられてしまいます」


さやか「…どうしてそんなことに」

ほむら「魔女という存在と戦うのに特化した形だとキュゥべえは言っていました」

ほむら「先日、病院で会いしましたよね? そのときも、魔女が居て、他の魔法少女が戦いにいってました」

ほむら「私が駆けつける前、彼女は魔女に首をもがれたそうです」

ほむら「彼女と行動をともにしている魔法少女が魔法で治しましたが、
    普通なら頭を失って生きているはずが有りません」

さやか「…でも、その宝石が無事だから生きてた…って?」

ほむら「はい。魔力を使って治せば、頭がなくなろうが心臓が破れようが全身の血を抜かれようが、
    大丈夫なんです。つまり…ゾンビみたいなものなんです」

さやか「……いや…でもさ… 自分で、ゾンビとか言うなよな」

ほむら「願いを叶えてもらっても満ち足りるのは僅かな時間だけ」

ほむら「美樹さんが上条君の腕を治す願いを叶えても人として一緒にいることはできません」

ほむら「ですから美樹さんは人として上条くんのそばに居て彼を支えてあげてください」


ほむら「今上条くんはどうしようもない不安の中で自分を見失っています」

ほむら「美樹さんや中沢くんにも酷いことを言ったりすると思います」

ほむら「それでもそばに居てあげてください、励まして、怒って、泣いてあげてください」

ほむら「自分を犠牲にする奇跡なんかに頼らず、魔法少女としてではなく幼馴染として、
    それはあなたにしかできないことなんです」

さやか「……ごめん、話はわかったけどちょっとさすがに実感がないかな」

さやか「自分の世界で起きてることと思えないって言うか、自分のこととして考えられないというか…」

ほむら「今後、近いうちにキュゥべえが勧誘にくるかもしれません。そのときは絶対に断ってください」

ほむら「契約してしまったら取り返しがつきません」

さやか「うーん… まあわかったよ。そんな変な勧誘乗らないって」


1自由安価
2さようなら

 下1レス


ほむら「あともう一つだけ」

ほむら「美樹さんだけでなく、クラスメートの鹿目さんもキュゥべえに目を付けられてます」

さやか「え…、まどかが?」

ほむら「彼女は素質が美樹さんよりも高くて、キュゥべえは鹿目さんの家に押しかけて契約を迫ったことがあります」

ほむら「もし鹿目さんの様子が変だったり、願いがなんとか言っていたりしたら
    美樹さんからも契約をしないようにそれとなく注意してください」

ほむら「私はもう、あの娘みたいに友達が、いえ顔見知りの娘が魔法少女になって死ぬのを見たくはないんです」

さやか「…んー、でも…… その、きゅうべえが目を付けてるとか、
    まどかの家に押しかけてきたとか… なんでそれをほむらが知ってるの?」

ほむら「…できるだけ魔法少女を増やしたくないんです。だから、把握しておきたいと思って」

さやか「……もしかして、あたしに近づいたのもあたしに素質があるから?」

ほむら「あ… まあ、それもありますけど……」

さやか「心配してくれてるのはわかったけど、あんまり調べまわるっていうか、
    ストーカーみたいなのはちょっとねぇ… なんていうか、引くよ」

ほむら「す、すみません。そうですよね、鹿目さんのこともできるだけ美樹さんが気にかけてあげてください」

ほむら「鹿目さんからすると、やっぱり私は碌に話したこともない他人でしょうから……」

さやか「まあ…、わかったけど。この話、まどかにてもいいよね?」


1はい
2いいえ

 下1レス

-----
【訂正】まどかにても→まどかにしても


ほむら「はい。ただ私からも鹿目さんに話したいことがあるので、
    その時美樹さんからそう伝えてくれませんか?」

ほむら「できれば美樹さんもその時一緒に来てくれれば…」

さやか「……じゃあ、明日の昼休みに屋上で。…いい?」

ほむら「はい」


 気をつけて、と言って美樹さんを帰した。
 今までこの時間軸ではあまり話してこなかったけど、明日ちゃんと話すことになるんだ。

ほむら(大丈夫…… 今日までまどかは契約してない)

ほむら(本当だったらもうとっくに契約していたはずの運命だった。
    この時間軸は成功しているほうなのかもしれない)

ほむら(でも……)

 考えてみれば疑問点も多い。

 今回、キュゥべえがまどかに近づいたのは一度だけ。
 美樹さんにはああ言われたが、実のところストーカーらしき行為といえば登下校を見守ったくらいで、
 一日中ずっと見張っていたなんてわけでもないのだ。最近は特に。

ほむら(何だろう… なんだか)

 あまりにも上手く行き過ぎている気がする。まるで、誰かが助けてくれているような……

ほむら(……いえ、今回の時間軸はおかしな事件が起きている)

ほむら(きっと、それのせいで運命が変わっただけ……)


【17時半】

 この後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3爆弾作り(4時間経過・爆弾+17)
4まどかの家を見張りに行く
5エイミーと散歩に出かける
6夕食まで休憩(時間経過→18時)

 下1レス


ほむら(…このままキュゥべえから守りきったとしても、ワルプルギスの夜に負けてしまったら意味が無い)

ほむら(今出来るのは、勝率を少しでも上げることね……)


 鍵をかけた部屋に入り、深呼吸をして気を引き締めてから爆弾作りに取り掛かった……

――――
――――

 手製爆弾+17個
 爆弾所持数:56

【21時半】


ほむら(ふーっ…… 夕食…何か作ってる暇はないかな…)

ほむら(とりあえずご飯炊いて……適当に食べよう)

 部屋を出ると、エイミーが寄ってきた。

エイミー「にゃ」

ほむら「うん、エイミーのごはんも今用意するからね」


 炊飯器のセットをして、その間にエイミーにごはんをあげて、掃除をして…
 というのは少し慣れたかもしれない。

 水の量の目盛りをわかっていなかった最初のうちは失敗したこともあったけれど、
 今はなんとか使いこなせるようになった。


ほむら(明日の授業の分は… よし、大丈夫ね)

ほむら(……寝よう)


―31日(木)終了―

・時間停止分魔力-3

ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[26/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×56
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―1日(金)


「暁美さん、おはよー」

ほむら「おはようございます」

「今日A型運悪いんだって。私A型なんだけどどーしよー」

「A子どこの局の見てるの?私が見たとこのはA型よかったよ」

「え?じゃーそっち信じようかな」

ほむら「局によって違うんじゃ、なんだか占いって当てになりませんね……」

「まあ良いのだけ信じればいいんだよ」

ほむら「そういうものですかね…」


さやか「ねえ、ちょっといい?」

ほむら「え?」

さやか「今日の昼休み話すって言ってたじゃん?あのことについて……」

さやか「なんか今日まどか来てないんだよね」

ほむら「え… 休み……でしょうか」

さやか「昨日まどかにメールも送って、そのときはオッケーって言ってたのになぁ…
    朝送ったのの返信も来ないし」

ほむら「………」

ほむら「わ、私っ! 捜してきます!」

さやか「えっ、ちょっ、ちょっと!?」

---------------
ここまで 次回、急展開
次回は1日(日)17時からの予定です。

--------------
すみません、明日の夕方がダメになりましたので 時間変更 します。
次回は1日(日)11時くらいからの予定です。夕方に一旦終了し、夜に戻ってくる可能性有り。



ほむら「鹿目さん…!」


 教室を飛び出して、まどかの家に向かって通学路を走ってくまなく捜す。

 すれ違う人が見てくるのも気にならない。
 今どこにいるの…? ちゃんと無事を確かめるまで気が気でなかった。



―鹿目宅前


ほむら(通学路では見なかった…… まだ家にいるの?)

 とうとう家まで着いてしまった。
 とりあえず、チャイムを押して呼び出してみる。

『…はい?』

ほむら(まどかのお父さん?)

ほむら「すみません、今鹿目まどかさんは家に居ますか…!?」

『まどかならもうとっくに家を出てるけど…
 君はまどかの友達?君も早く行かないと遅刻するんじゃないかい?』

ほむら(家を出てる…?)

『…息切れてるみたいだけど、走ってきたの?大丈夫?』

ほむら「は、はい… あ、あの! いつくらいに家を出ましたか?」

『8時くらいだと思うけど…』

ほむら「そうですか… ありがとうございます……」


ほむら(家を出たのはいつもの時間…… やっぱり、待ち合わせに間に合わないはずがない)

ほむら(でも…… でも…)

ほむら(なんで………)


ほむら「まどかぁ……っ」


ほむら(もしかしたらすれ違ったのかもしれない… 一旦学校に戻ってみよう)

ほむら(もしかしたら、今頃普通に授業を受けてるかもしれない)

ほむら(だって、いきなりすぎるじゃない…)

ほむら(ここにくるまで結界もなかった。魔女や使い魔のせいじゃない)

ほむら(なのにこんな突然いなくなるなんて、おかしいよ……)


―――
――


 もう一度通学路を探しなおしながら学校へと戻った。
 自分達の教室に着いて、透明なガラス張りの壁越しに中を見る。


ほむら(…いない………)


 まどかの席は空席だった。

 通学路で見つからなくても、もしかしたらもうここにいて、
 いつもどおり座っているかもしれないと心の中で信じて走っていた。

 …そういえば、ここまでずっと走ってたんだっけ。
 走ってるときはなんともなかったのに、支えていた何かがなくなって、身体も心も力が抜けてしまった。
 同時に視界が暗いような眩しすぎるような色に塗りつぶされて閉じていく。

 薄れいく意識の中で、最後に『無理をしたなぁ』と考えた。


 ……………。


ほむら(……どこ?)

 気がつくと、ベッドで寝ていた。
 ベッドも天井も白い。一瞬病院かとも思ったけど、そうではない。

ほむら(…保健室か。そういえば倒れちゃったんだっけ。誰かが運んできてくれたのかな)


ほむら(……この時間軸は失敗したの?)

ほむら(まどかはどこにいるの? 生きているの?死んでいるの?)

ほむら(ここにいてももう会える可能性がないのなら、時間を巻き戻してまた新しく初めて、
    このくらいの時期になったら警戒を強化するようにして……――)

ほむら(―……… でも、次また同じことがおきたら)

ほむら(一度しかまどかの周りに現れなかったインキュベーター、“織莉子”、黒い魔法少女、
    そしてまどかの突然の失踪…… この時間軸はとびきりのイレギュラーだった)

ほむら(それが次以降も起こらないといえる?)

ほむら(まどかの失踪は今までのことと無関係ではないかもしれない。
    わけのわからないまま次にいっても失敗するだけ)

ほむら(この時間軸で、まだやらなくちゃいけないことがある…)

ほむら(全ての謎を解いて原因を解明するまで、まだ頑張ろう)

―放課後


 あれから教室に戻って、普通に授業を受けた。
 まどかのいない教室。だけど、特に私の日常は変わらなかった。
 私はいつもどおりに授業を受けて、クラスメイトと話して過ごす。普通の一日だった。

 帰りHRが終わり、チャイムが鳴る。


「もう大丈夫?送っていこうか?」

「ホント、いきなり倒れてるの見たときはびっくりしたんだよ」

ほむら「いえ、もう大丈夫です。運んでいただいてすいません…」

「いいのいいの。暁美さん軽かったし」

 後から聞いたけれど、あの時運んでくれたのはいつも話している子だったらしい。
 こんなにクラスメイトと話した時間軸は初めてだったけど、みんな本当に優しい。
 まどかに関わらないこんな未来というのも、私にはありえた未来だったんだ。

 この未来を一番最初に送っていたら、私はどうなっていたんだろう……


「じゃあ、またね。気をつけて帰ってね」

「暁美さん、また明日~」

ほむら「うん。また明日」


【15時】

1帰宅
2さやかの下校を見張る
3仁美の下校を見張る
4魔女狩り
5メール(杏子)
6自由安価

 下1レス


 まどかはいないけど、美樹さんと志筑さんの下校を見張ってみる。

 他愛の無い話をしながら校門まで歩いて、その後二人は別れた。
 美樹さんのほうをつけてみることにする。今日もお見舞いに行くのかな……?


 別れて少ししてから、携帯を取り出して耳に当てた。
 電話をしたんだろう。しかし、出なかったのかすぐに離してカバンにしまった。

ほむら(まどかにかけたのかな…? そういえば、携帯はどうなっているんだろう)

ほむら(どこかに落ちてたり、捨てられてたりしたら、その位置とかわかるかもしれないけど…)


 病院に着く。
 ここまで歩いてくるまでも、ずっと美樹さんは浮かない表情をしている。

ほむら(あまり中までつけて行ったら怪しまれるかな…?)

ほむら(でも、ここで契約したら……)

 美樹さんがエレベーターに乗ったところで
 時間停止を使って階段から先回りをして、上条君の病室のある階の物陰に隠れてみる。


ほむら(……美樹さん、来た)

 けれど、病室の前で立ち止まって考え事をして、何もせずに行ってしまった。
 まだかける言葉が見つからないのだろう。

ほむら(帰るのかな……)

―美樹宅前


 マンションに着いた。あれからまっすぐにここに来た。ここが美樹さんの家だろうか。
 郵便受けの荷物を取るときに見た部屋の番号を覚えておく。


ほむら(えっと… ここよね)

 階段で来たので、もう美樹さんは家に着いているだろう。

ほむら(窓が少し開いてる…… ここが美樹さんの部屋かな)

ほむら(美樹さんは…… あ、いた。ベッドで横になってるわね)


【17時】

1見張り続行
2帰宅
3魔女狩り
4メール(杏子)
5自由安価

下1レス

―自宅


 インキュベーターが仕掛けるなら病院で声をかけているはず。
 今はこれ以上は動きはなさそうだ。自宅に帰ってきた。

ほむら「ただいまー」

エイミー「にゃ~」トテトテ


【17時半】

 この後の予定
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
3爆弾作り(4時間経過・爆弾+17)
4エイミーと散歩に出かける
5夕食まで休憩(時間経過→18時)

 下1レス


 次のためにも、武器を増やしておこう。
 威力の高い爆弾が今一番頼れる武器だ。


――――
――――

 手製爆弾+17個
 爆弾所持数:73

【21時半】


ほむら(さて、と… 夕食を買いに行こう)


 夕食は適当に近くのコンビニで買って簡単に済ませることにした。
 それからエイミーの分のごはんをあげて、掃除をする。

ほむら(……次の時間軸にいったら、エイミーを拾ったこともすべてなかったことになっちゃうんだよね)

ほむら(こうして世話をして、一緒にいた時間も…)


 …それでも、しょうがない。


ほむら(明日の授業の分の荷物を揃えて…)

ほむら(……ふぁ、眠くなってきた。まだ疲れがあるなぁ…早く寝なきゃ)




―1日(金)終了―

・時間停止分魔力-6 ×2

 ★浄化しました

ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[11/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×73
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

――2日(土)


「暁美さん、おはよ!」

ほむら「おはようございます」

「ねえねえ、昨日ね~~」


 ちらりとまどかの席を見てみる。
 やっぱり居ない。

 私はこんなことしていていいのだろうか。
 こんな風に、私だけ日常を楽しむなんて……


「…暁美さん、どしたの?また具合悪い?」

ほむら「あっ、いえ。ちょっと考え事してて…」



1放課後へ
2教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
3自由安価(昼休みにさせたい行動があればそれもここで)

 下1レス


 美樹さんと志筑さんに話しかけてみる。二人とも鹿目さんの幼馴染だけど…

ほむら「鹿目さん今日も来てませんね… 連絡はないんですか?」

さやか「うん、全然駄目。携帯に電話してみてもずっとつながらないよ」

ほむら「そうですか…」

仁美「昨日、まどかさんの家族が捜索願を出したみたいですよ」

仁美「一体何があったのでしょうね…、まさか誘拐……?」

―放課後


 一日経った今日もまどかの手がかりは無い。
 いつも一緒に居た二人もなにも状況がわからないまま。


ほむら(本当に、どうして……)

ほむら(いきなり契約していたというのなら想定できたけど、まさか突然姿を消すなんて思ってなかった)

ほむら(でも、魔法少女絡みで起きたとしたら、とにかく関係有りそうなところに関わってみるしかない)


【15時】

1帰宅
2さやかの下校を見張る
3仁美の下校を見張る
4魔女狩り
5メール(杏子)
6自由安価

 下1レス


 隣町に連れて行かれたという可能性もなくはない。
 普通に見つかる場所に居るかはわからないけれど、一応佐倉さんにも連絡しておこう。

 まどかの特徴と、見かけたら連絡をくれるようにとメールを送った。


ほむら(送信… と)




1帰宅
2さやかの下校を見張る
3仁美の下校を見張る
4魔女狩り
5メール(杏子)
6自由安価

 下1レス


 魔女狩りに行こう。


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス

―廃工場


 誰も居ない工場。魔女は…?


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 ……何も居ないみたい。
 次は……


 【16時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
・廃工場[現在地]
9立体駐車場

 下1レス

―土手


 ここには……


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


ほむら(これは、使い魔の魔力みたいね……)

 もうほぼ失敗確定の世界だ。


【16時半】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
・土手
7鉄塔
8立体駐車場

 下1レス

-------------
一旦終了 夜に戻ってきます
>>583、「もうほぼ失敗確定の世界だ。 使い魔まで倒してる余裕はない」とか書いてた
かと思いますが二文目がなんか削れてた

―歩道橋


 川を渡って歩道橋のある大通りへ歩いていく。



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


ほむら(使い魔が多いわね……)

 あと数日後には魔女が増えてるかもしれない。
 ……そうなる前に巴さんが倒してしまうかもしれないけど。


【17時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
・歩道橋[現在地]
6鉄塔
7立体駐車場

 下1レス

―鉄塔


 南へ歩いて、再び川を渡る。
 辺りが少し暗くなってきた。



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


ほむら(また使い魔……)

 本当に使い魔が多いわね…。


 【17時半】



 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
・鉄塔[現在地]
6立体駐車場

 下1レス

―駅


ほむら(この時間の駅は人が多いわね…)

ほむら(魔女の餌場にはなりそうだけど……)


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 何の気配もしない。

ほむら(大分遅くなってきたわね……)



【18時半】

 行く場所
1公園
2通学路
・駅[現在地]
3病院
4繁華街
5立体駐車場

 下1レス

―繁華街


 人混みに紛れ、駅から繁華街へと歩いていく。


 下1レスコンマ判定
0~40使い魔


ほむら(使い魔の魔力……? それだけじゃない。これは……)


マミ「無駄よ。私のリボンからは逃げられない」

マミ「……ふふっ」カチャ…


ほむら「………」

 路地裏を覗くと、優雅に巴さんが紅茶を啜っていた。華麗な戦いのフィナーレである。

ほむら(……一人でもああいうの言ってるんだ)

 …そっと見ない振りをした。



ほむら(結構遅くなっちゃったわね… 回れるのはあと一つかしら)


【19時】

 行く場所
1公園
2通学路
3病院
・繁華街[現在地]
4立体駐車場

 下1レス

―病院


ほむら(今日は美樹さんは来ていたのかしら…)

ほむら(でも、来てたとしても流石にもう帰ってるかな…… 残りの面接時間は30分ほどだし)



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


ほむら「魔力の気配はなし……と」

ほむら「そろそろ夕食でも買って帰ろう」



 下1レスコンマ判定
0~25 遭遇・さやか

―自宅


 今日もコンビニで適当に食事を買って帰って来た。


ほむら「エイミー、ただいま。ごはんにしよっか」

エイミー「にゃ」トテトテ

 エイミーの分をあげて、それから買ってきたものを取り出して食べ始めた。


ほむら「……」

 軽い出来合いの食事を終え、エイミーを撫でる。
 この未来をずっと続けることはないのだと思うと、少し虚しい気持ちになった。

ほむら(まだ原因はわからないまま… でも、早く何か見つけなきゃ)

ほむら(……寝よう)



―2日(土)終了―


ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[11/100]
・落書き[100/100]
・薔薇園[100/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×73
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―3日(日)


「暁美さん、おはよう」

ほむら「おはようございます」

中沢「暁美さん、おはよう」

ほむら「おはようございます」

中沢「昨日美樹から連絡があったんだけどさ… 上条、昨日屋上から飛び降りようとしてたって」

ほむら「え…!? 上条君、大丈夫なんですか?」

中沢「美樹が駆けつけてなんとか止めたっていってたし、それからもうやめてって説得したみたいだけど…」

中沢「あいつ、そこまで思いつめてるんだよな。また同じようなことしないといいが…」

ほむら「……」

中沢「どうすればいいのかな…。あれから美樹もすっかり落ち込んでるし」

中沢「上条のことだけじゃなくて、更に幼馴染の鹿目まで変なことに巻き込まれてるらしいしな…」

中沢「上条のことも美樹のことも、二人とも心配で」


1自由安価

2放課後へ
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4昼休みの行動(安価内容)

 下1レス


 またインキュベーターの付け入る隙が出来てしまった。
 美樹さんと話して今のさやかの率直な気持ちを聞こう……


“今更美樹さやかの契約妨害なんて頑張る意味がないじゃない”
“もうまどかは居ないのに”


 そう冷めた声が聞こえた気がした。
 私の心の中の声だった。

ほむら(でも…… そしたら、もう失敗したからって美樹さんを見捨てたら、私は…)

ほむら(だって、怖い… まどかに合わせる顔が無い)

 さっきのは、この時間軸で最初に目を覚ました日の朝なるかもしれなかった自分の声だった。

“”
 返事は聞こえなかった。


ほむら「――…ちょっと私、美樹さんと話してきます」


 美樹さんは、今日も志筑さんと二人で話していた。

ほむら「…少しいいですか?今、上条君のこと中沢君から聞いて……」

さやか「……」



さやか「…それで? 契約したいと思うか…ってこと?」

ほむら「…はい。今の率直な気持ちを聞かせてください。契約したいと思ってますか」

さやか「そもそもそんな契約なんか実際に持ちかけられてないからちょっとピンとこないんだけどさ…」

さやか「……もし来たら、契約するのも恭介が死んじゃうよりはマシかな、とも思ってる」

さやか「でもやっぱ、すぐに決められることじゃないから」

さやか「そりゃ、わけわかんないものになるのは怖いよ。…怖い」

さやか「……すごく悩むだろうね。
    怖いとか嫌われるとか、結局あたしは自分が可愛いんだなって思うと嫌になるし」

ほむら「そんな、怖いとか思うのは普通です。自分を犠牲にすればいいなんて考えは…」

さやか「まあ、あんたはそう言うだろうけどね…」

ほむら「……」


1自由安価
2放課後へ
3昼休みの行動(安価内容)

 下1レス


ほむら「放課後、上条君にどうして自殺しようとしたのか聞きに行こうと思います」

さやか「……バイオリンが弾けないんじゃ、もう死んでるのと同じなんだって言ってた」

さやか「もちろんそんなことないって言ったけど、ちゃんとわかってくれたかは微妙だった」

ほむら「そう…なんですか」

さやか「…あたしも行くよ。ていうかこれから毎日行く。うっとうしがられても行く」

さやか「なんだか、心配なんだよ。見てなかったうちにまたああいうことになるのが」

さやか「まどかは突然消えちゃったし、その上恭介まで死ぬなんて絶対嫌だもん」

―放課後


 帰りのHRが終わると、美樹さんがこっちに来た。


さやか「ほむら、行くよ」

ほむら「はい」



 美樹さんと二人で、病院への道を歩く。
 何か話すことは……


1自由安価
2とくになし

 下1レス


 病院で見かけた黒い魔法少女のことを美樹さんに聞いてみよう。
 何故か彼女は美樹さんの契約を阻止しようとしていたみたいだし…


ほむら「あの… 少し聞きたいんですけど、最近黒い短髪の人に会ったり話したことってありませんか?」

さやか「黒い短髪?随分ざっくりした特徴ねぇ…… うーん…、話してないと思うけど」

ほむら「……その人魔法少女なんですけど、変身してるときしか見てなくて。
    衣装は眼帯してたり、全身黒っぽい衣装だったりで割りと特徴あるんですが…」

さやか「眼帯?いつもつけてるんだったら相当目立ちそうだけど。なんていうかそれちょっとイタイし」

ほむら「イタ… いえ、変身前は着けてるかどうかはわからないです」

―病院


 話しているうちに病院に着いた。
 面会の受付を済ませて上条君の病室に向かう。


さやか「恭介…来たわよ」

ほむら「あ、あの。私も居ます…」

恭介「………」

さやか「入るわよ」

 中に入ると、上条君は背を向けて寝ていた。


恭介「………何の用?」

ほむら「…聞きました。昨日自殺しようとしたこと」

恭介「じゃあ、暁美さんも説得しに来てくれたんだね」

恭介「なんでみんなほっといてくれないのかな…」

さやか「そんなの、あんたのことが心配だからに決まってるじゃない!」

恭介「だから勝手に言わないでくれよ!さやか、昨日なんて言ったか覚えてる?」

恭介「バイオリンなんか弾けなくてもいいだって?
   なんかって何だよ!僕にとってどれだけバイオリンが大事かも知らないでさ」

恭介「まさか君にそんなこと言われるとは思ってなかった!そんな人ともう話したくないんだよ…!」

さやか「そ、それは謝るよ!恭介の気持ちも考えずに軽く言って悪かったと思ってる!」

さやか「でもあたしが一番に大事なのは恭介の命だよ!」


・自由安価

 下1レス

--------------
此処迄
次回は4日(水)20時くらいからの予定です


ほむら「上条君、あなたは自殺を考える程バイオリンが大事なんですね?」

ほむら「もし、美樹さんが犠牲になることでその腕が治ると言われたら、あなたはどちらを選びますか?」

恭介「は…? なんだよそれ、なんでそこでさやかが出てくるんだよ」

ほむら「…もしもの話です」

恭介「そんなありえない話しても意味無いだろ! どうせもう何したってバイオリンは弾けないんだから…」

ほむら「美樹さんは今あなたの命のほうが大事だと言いました」

ほむら「私もそうだと思います、死んじゃったらそれで終わりなんですよ?」

恭介「なら僕はもう終わってるんだよ。死んでるようなものなんだ」

ほむら「自分にバイオリン以外に価値がないと思わないでください」

ほむら「あなたの事を心配して親身になって接してくれるのは、
    上条くんがバイオリンが弾けていたからだけではないんですよ?」

恭介「わかってるよ、そんなこと……!!」

恭介「でも… でも…っ!! もう嫌なんだ、一生このままなんて考えたくも無いんだよッ!」

さやか「すぐには受け入れられないのはわかるよ… でも、お願いだからもうあんなことしないで」


さやか「だから、生きててくれるだけでいいの…!」

恭介「………もう構わないでくれよ…。二人ともほっといてくれ」

恭介「君達にこんな迷惑かけて、心配させて、
   現実から目をそらしてばっかでいつまでも泣き言言って…格好悪いのはわかってるんだ」

さやか「ううん、明日も来るから!今のあんたほっといたら何が起こるかわかんないでしょ!」

さやか「格好悪いとこ見せてもいいから、迷惑かけてもいいから、
    また変なこと考えないように、受けいれられるようになるまで一緒にいてあげる!」

恭介「…………」


――……


 【18時半】


さやか「……あんたは別にもう帰ったっていいのよ?」

ほむら「美樹さんは、いつまでいるつもりですか?」

さやか「面会終了までは一時間半か……」

恭介「もう帰っていいよ…… そんなずっと監視されてても困るって」

恭介「昨日も本当にぎりぎりまでずっといたから驚いたよ…」

さやか「………だって、怖いんだもん… いつのまにかいなくなっちゃいそうで」

恭介「……」

さやか「……じゃあ、これで帰った後また自殺なんてしたら黒歴史暴露してやるからね」

さやか「具体的には、恭介の部屋の机の引き出し三段目……」

恭介「なっ、なんでそれをさやかが知ってるんだよ!それにそこは鍵かかってたはずだろ!」

さやか「かけ忘れてたときあった。ていうか、普通に死んだりしたら鍵開けられると思う…」

恭介「う……」

さやか「…確かにずっと監視されてるっていうのも逆に疲れるか…… 異常といえば異常だったかもね」

さやか「じゃあ… 信用して、また明日来るよ?」

ほむら「お邪魔しました。私もまた来ますから」

さやか「あ、あと、やっぱりあの二つ名は微妙だと思うな」

恭介「そっ、それはもういいから!」


 病室から出て、廊下を歩きながら話す。


ほむら「美樹さん、上条君のことならなんでも知ってるんですね…」

さやか「まあね。付き合い長いから」

さやか「ちなみに恭介の部屋にエロ本やAVは無いよ」

ほむら「そ、そうなんですか?」

さやか「うん。どんだけ捜してもそれだけは出てこない」

ほむら「いざとなったらパソコンで…というのもありますよ?」

さやか「あー… それもどうだろうねぇ…」

さやか「あいつ、本当に年中バイオリンのことしか考えてないから…」

ほむら「……それも逆に不健全なような」

さやか「だから、本当にバイオリンが全てって感じだったのよ」

さやか「それを失っちゃったからね…… やっぱ、立ち直るのは時間かかると思う」

ほむら「……」

さやか「…でも、あたしが魔法少女になれば、本当に治せるんだよね」

ほむら「それは…。 で、ですけど、」

さやか「…とりあえずその使者とやらに会ってから考えようと思う。あんまり考えるのも苦手だしさ」

さやか「身構えてても、もしかしたらずっと来ないことだってあるかもしれないし」


 受付にカードを返して、病院を出る。

さやか「……じゃあ、あたしこっちだから」



1自由安価
2さようなら

 下1レス


ほむら「…上条君の腕のことですけど、自分も色々と考えたいことがあるんです」

ほむら「だから美樹さんの前にキュゥべえが現れ契約をすると考えたとしても、
    必ず契約する前に私に相談をしてください」

さやか「……考えたいことって?」

ほむら「今すぐに何とかなるということでもないのですが、
    もしかしたら、宛てがあるかもしれない……というか」

さやか「それは本当!?」

ほむら「まぁ、はい……」

さやか「……でも、すぐじゃないし、もしかしたらってレベルなんだよね」

ほむら「………はい」

さやか「でも相談っていってもさ、あんた結局反対しかしないでしょ?」

ほむら「それは…」

さやか「あたしはするって決めたらするよ。でもそれは、あたしが決めたことだから」

さやか「…もし治るなら、一刻も早い方がいいしね」

ほむら「……」

さやか「…じゃあね」

ほむら「はい… さようなら」


 契約はとめられないのだろうか。
 全部を話した上で決められてしまったら、もう何もすることができない。

 しかし、黒い魔法少女のおかげもあるのか、ここまでで美樹さんは契約していない。
 あとは、ゆまちゃんが間に合えばもう問題はなくなる……


ほむら(……!)


 自宅に向かって少し歩き始めたところで、魔力を感じた。
 魔法少女の魔力だ。


ほむら(何で、結界は無いのに…)

ほむら(………まさか)


 慌てて引き返し、魔力のした方へと向かう。
 丁度、美樹さんの帰ったほうだ。


ほむら「美樹さん!」

ほむら「…………!!」



「……おや」

さやか「――」


 見たのは、血まみれの黒い魔法少女と、
 その足元に倒れる意識の無い美樹さんだった。


ほむら「美樹さん!!」

 呼びかけるが、返事はない。
 わき腹を斬られている。


「なんだ、いつぞやの君か。でも困ったな、ここじゃ人来るし……」

ほむら「なんで… なんでこんなことするんですか!?まどかを殺したのもあなたなの!?」

「まどか…あぁ、あいつか。そんな名前だったっけ」

ほむら「…! そっ、それにっ あなたは美樹さんの契約の妨害をしたいんじゃあ…!」

「そうだよ? だから殺したんじゃないか」

ほむら「で、でも 前は殺すことはしなかったのになんで今になって!?」

「ああもう、質問の多い奴だな。ていうか、なんでいちいちそんなの答えなきゃいけないわけ?」

ほむら「許さない………! お前は絶対に許さない!!!」

「怖い怖い、でも残念だけどこんな道端で戦う気は無いんだ。逃げさせてもらうよ」

ほむら「!」

 私が変身したと同時に、黒い魔法少女は消えていた。


ほむら(一体なんなのあの人…… 何が目的?)

ほむら(前もいきなり消えていた… 瞬間移動?私と同じような時間操作?それとも不可視にする能力?)

ほむら(そんなことより…!)

 傷は思ったほど深くなさそうだ。
 あの大きな爪で直接攻撃したというよりは、何か刃物を投げつけてついたような傷だった。

ほむら(私が来ていなかったら、更にトドメを刺されていたかもしれなかったわね)

ほむら(すぐに治せば、まだ大丈夫かも…)


ほむら「美樹さんお願い、生きていて……!」パァァァァァ…


ほむら(…私の再生だけでは長く持ちそうにない)

ほむら(ゆまちゃんを呼ぼう)

―自宅


 病院に運び込まれるのも面倒だったので、時間をとめて家まで運んだ。
 血痕は残っているからもしかしたら事件になるかもしれないけど…

ほむら(…そういえば、何故こんな人が来るかもわからない、
    痕跡もはっきりと残るような道端で殺害しようとしたんだろう)

ほむら(まどかのときは全然事件にもなってなかったのに…)

ほむら(……あまり計画されていなかった? 余裕が無かった?)


 考えていると、インターホンが鳴った。


杏子「来たぞ」

ゆま「ホムラ、来たよ!」

ほむら「はい、今開けます」


 ゆまちゃんに治癒魔法をかけてもらうと、美樹さんの顔色が大分良くなったように見えた。

ほむら「ありがとう…! 大分顔色もよくなったしこれで大丈夫そうね。目を覚ますと思うわ」

ゆま「こんどはちゃんと治せたんだね、よかった…!」

杏子「ほむらも魔法かけてたんだろ? 再生は得意じゃないみたいだな」

ほむら「はい… できる限り治した後、魔法で美樹さんの時間を遅くしてなんとか誤魔化してましたが…」

ほむら「ギリギリ生きていたから、私の魔法とゆまちゃんの治癒魔法でなんとか助けられた」

ほむら「ゆまちゃんじゃなかったら、ここまで元通りには回復できなかったかもしれない。本当にありがとう」

ゆま「うん!どういたしましてっ」

ほむら「…それにしても、もし真っ二つとかにされていたら手遅れだったけど…」

ほむら「あの人は、もう美樹さんのこと死んでると思ってるかな……」

杏子「トドメは刺してなくても、もう放っておけば死ぬと思ってたかもな」

杏子「もし生きてるとわかったらまた狙ってくるかもしれねえな」


【20時半】


ほむら(そろそろ時間も遅いし、美樹さんの家の人心配しているかしら)

ほむら(美樹さんが目を覚ましたら、今日は送っていってあげよう)



 別れる前に佐倉さんたちと話すことは…

1セリフ自由安価
2さようなら

 下1レス

黒い魔法少女や『織莉子』について話したいし、今日はもう遅いので泊まって行きませんか?と提案
一晩泊まるくらいなら巴さんに文句を言われても魔女狩りをしてないし無視してもいいと思います
むしろここまで黒い魔法少女のことを野放しにしている事に、こちらから文句の一つくらい言いたいぐらいです!


ほむら「黒い魔法少女や『織莉子』について話したいし、今日はもう遅いので泊まって行きませんか?」

ほむら「一晩泊まるくらいなら巴さんに文句を言われても魔女狩りをしてないし無視してもいいと思います」

杏子「そうだな… まあ明日の朝出ればアイツと会うこともないだろうしな」

ゆま「え?今日はおとまり?」

杏子「ああ、じゃあ世話になるぞ」

ほむら「はい」

>>646の最後の一文入れ忘れてる… どっかで入れます
--------------

さやか「ん…… あれ?」

ほむら「あ、美樹さん。目を覚ましたんですね」

さやか「ここは… ほむらの家?え?なんで?たしか帰ってた途中だったはずなんだけど」

 突然の襲撃だったからか、黒の魔法少女のことは覚えていないらしい。

ほむら「……今、あなたはある魔法少女に狙われているんです」

ほむら「道の途中で怪我をして倒れていたので運んできました。怪我はもう治癒してます」

さやか「え……?な、なにそれ… なんで?」

ほむら「理由はわかりませんが… あなたに契約されると困るらしいです」

ほむら「相手はもう死んだと思っているだろうから、しばらくは大丈夫でしょうけど…
    遅いですし、一応送っていきますね」

―道中


さやか「……そっちの二人も魔法少女なの?」

杏子「…ああ」

ゆま「ゆまはまだなったばっかりだけど、ふたりともすっごいつよいんだよ!」

さやか「へえ… どうして魔法少女になったの?」

杏子「…あんまりそういうのは聞くもんじゃねえぞ」

さやか「…そういうもんなの?ていうかこの子さっきからなんか感じ悪いんだけど…」

杏子「あ?」

ほむら「まあまあまあ… お、落ち着いてください…」

―マンション前


 話している間にマンションまで着いた。
 ……それにしても、やっぱり佐倉さんと美樹さんって最初は喧嘩しがちだなぁ…。


さやか「じゃあ、家ここだから」

ほむら「はい。おやすみなさい」


 美樹さんと別れて、また自宅に向かって歩く。


杏子「あー、腹減った…」

ゆま「おなかすいたね」

ほむら「もうかなり遅い時間ですね……
    今から料理を作る時間もありませんし、牛丼でも買って帰りましょうか?」

杏子「じゃあそれでいいや。あたし大盛りな」

ほむら「わかりました」

―自宅


 家に着いてから、エイミーにごはんをあげて、
 それから買ってきたものをとりだす。


ほむら「……美樹さんが襲われたところ、警察来てましたね」

杏子「そりゃああんな道端で派手にやったらな。もうちょっとやりようはあったと思うんだが」

ほむら「……今回は、余裕がなかったのかもしれません」

ほむら「前までは殺害までしなかったのに、急に殺そうとしたんですし…」

ほむら「……あと、もし通り魔か何かだと思われたなら、
    被害者が美樹さんで、無事だったってことは絶対に隠さなきゃいけませんよね」

ほむら「もし報道されちゃったらまた狙われますし」


 色々と話しながら、食べ進める。

ほむら(…でも、あんまりあの光景とかは思い出したくないな。食欲がなくなっちゃう……)

ほむら「……それにしても、巴さんにも黒い魔法少女のことは話したはずなんですけどね…」

ほむら「正義の魔法少女なのに、ここまで黒い魔法少女のことを野放しにしているなんて。
    こちらから文句の一つくらい言いたいぐらいです!」

杏子「全く、あたしらなんかよりそっちのほうがよっぽど問題だろうにな」

杏子「けど、あたしも直接見た事ないしな。あんたは何回か見てるみたいだが…」

ほむら「確かに見滝原で活動してる割には、見滝原で会ったのは今日の1回だけですけど…」


ゆま「ごちそうさま!」

杏子「ごちそーさん。ふぁー…ねみい、ベッドは一つしかないのか?」

ほむら「私はソファで大丈夫ですよ」

ゆま「ゆま、キョーコとねたい!」

杏子「いくらお前がチビでもこのベッド狭いだろうが」

ゆま「あー、チビとかいわないでよー!」

 ……すみませんね、狭いベッドで…

ほむら「じゃ、じゃあ私と一緒に寝よう!」

ゆま「いいの?やったー」

杏子「ベッドより狭くね? まあいいならいいけど」


……結局、ゆまちゃんとベッドより狭いソファで一緒に寝ていたのだが、
ゆまちゃんが一度トイレに起きてから、ソファに戻ってくることはなかった。


ほむら(…あれ?佐倉さん、ゆまちゃんを抱き枕にしてる……)

ほむら(なんだかんだで、一緒に寝てるのね…)


―3日(日)終了―


・他人(人間)再生、クロックダウン、時間停止分合わせてGS1個半消費

★浄化しました

ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:3つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×73
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

-----------
此処迄
次回は7日(土)17時くらいからの予定です

―4日(月)
翌朝 自宅


ほむら「んー…… あれ?」

ほむら(あぁ、そっか。佐倉さんたちも泊まってるんだった。それで私はソファで寝てて…)

 ベッドのほうを見てみると、佐倉さんとゆまちゃんの姿があった。
 そろそろ支度もしなくちゃいけないし、起こさないと。

ほむら「朝ですよー」

杏子「……んぁ? …あと5分…」

ほむら「駄目ですって。そろそろ支度して家を出ますから、起きてください」

杏子「む… あれ?ほむら? ていうかどうしてゆまがここに居るんだ?」

ゆま「……んん~? …あ、おはよう! …あれ?こっちに来たんだっけ?」

ほむら「二人とも無自覚だったんですか…?」


杏子「あー、腹へったな。そんなことより朝飯食おうぜ」

ほむら「私いつも朝食食べてなくて、何も買ってないんですけど…」

ほむら「私も自分の支度がありますから、今から作ってる暇もないし」

杏子「なんだよ、だからそんなガリガリなんじゃないの? それともダイエットってやつ?」

杏子「よし、じゃあしょうがないからあたしが飯炊くくらいはしてやるよ」

ほむら「あぁ、でも今洗剤切れてますよ?後で買ってこようとは思ってるんですけど」

杏子「洗剤?洗い物までしてやるとは言ってないけど?」

ほむら「へ?お米研ぐなら洗剤使うじゃないですか」

杏子「……… は?」

ほむら「?」

うあ、お米研ぐのに洗剤使ってたのか…
杏子ちゃん、そこら辺の非常識さをビシッと矯正してくれ!


 ………丁度粗方の身支度が済んだ頃にご飯が炊けたようだった。
 あとは家にあるもの…といっても碌なものが無かったけれど、猫まんまにして食べた。

 …ちなみにどうやら米を研ぐのに洗剤はいらなかったらしく、
 野菜や肉も洗剤で洗ってると言ったら怒られた。これからは覚えておこう!


ほむら「これでよし…と、みなさんも忘れ物はないですね?」

杏子「あぁ、別に特に荷物とか持ってきてないしな」

ゆま「おせわになりました!」ペコッ

ほむら「礼儀正しいのね。こちらこそ」

ほむら「じゃあ、学校行ってきます。そちらも気をつけて」

杏子「じゃーな」

ゆま「またね、ホムラ!」

―教室


「暁美さん、おはよう!」

ほむら「おはようございます」


ほむら(……え?)

 教室に美樹さんと志筑さんが入ってきた。
 ……もう一度見てみる。美樹さんと、志筑さんと、それと…


「あっ、鹿目さん久しぶり! 一体何があったの?」

まどか「う~ん…それがよく覚えてなくて」

まどか「なんだか、昨日の夜に気づいたら家の前に居たの」

「え……?大丈夫なの?」

仁美「なんなのでしょうね… 怖いですわね。とにかく、ご無事でなによりですわ」

さやか「ホントもう会えないかと思ったんだから!」


ほむら(まど… か……? 本当にまどかなの!?)

ほむら(この時間軸は、まだ失敗してないの……?)

ほむら(今までどこかに誘拐されていたの?でも、なんで突然戻ってこられたんだろう…)


1自由安価

2放課後へ
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4昼休みの行動(安価内容)

 下1レス

マミを呼び出して黒い魔法少女が野放しなのをやや語気を強めて問い詰める
昨日資格持ちのクラスメートが襲われ殺されかけ警察沙汰にもなった云々
もう黒い魔法少女や『織莉子』という魔法少女の契約をうながす人をこれ以上放置できない、と話す

巴さん、黒い魔法少女と『織莉子』という魔法少女に対処するため私と佐倉さん達がキュウベェと情報を交換する場を作ってください
私の魔法のこともお話します
1度だけでいいんです、お願いします!

―昼休み


 また巴さんのクラスに行ってみる。

 黒い魔法少女は、まどかのことを殺したと言っていた。

 あれは嘘?
 もし本当ならば、誰が傷を治癒をしたのか。まず思い浮かぶのは巴さんだった。
 『織莉子』が魔法少女を増やしたいのなら、魔法少女候補であるまどかを助けたという可能性もあるが……

 とにかく、わからないことが多すぎる。
 そろそろ問題が野放しになっていることについて、問い詰めてみてもいいだろう。


ほむら「………あの、話したいことが」

マミ「………」


 いつもの屋上に呼び出した。


マミ「それで、今度は何の話…?」

ほむら「黒い魔法少女の件… 一体いつまで放っておくつもりですか?」

ほむら「昨日、資格もちのクラスメイトが襲われて殺されかけたんですよ」

ほむら「ここの辺りで起きた通り魔事件… ニュースで見ませんでしたか? 警察沙汰にまでなっているんです」

ほむら「もう黒い魔法少女や『織莉子』という魔法少女の契約をうながす人をこれ以上放置できません」

マミ「黒い魔法少女… それは確かに気になるけれど、会った事が無いのよ」

マミ「勿論探しもしたわ。でも、見つからなかった」

マミ「『織莉子』という人のことも聞いてはいるけれど、そっちも同様よ」


ほむら「巴さん、黒い魔法少女と『織莉子』という魔法少女に対処するため
    私と佐倉さん達がキュゥべえと情報を交換する場を作ってください」

ほむら「私の魔法のこともお話します。1度だけでいいんです、お願いします!」

マミ「キュゥべえも最近忙しいみたいで会う機会も減ったし、第一それを私に言われても困るのだけど…」

マミ「あなたたちのことだって信用できないわ。そんなことを言って、何か企んでるんじゃないの?」

マミ「一体なんの目的があって、佐倉さんと手を組んだの?」

ほむら「そんな… 目的なんかありません!ただ、互いに魔法少女だって知って、それで…」

マミ「それだけでわざわざ隣町の魔法少女と? それに、あの子は得になる条件もなしに手を組まないでしょう」

ほむら「…………言ったって、どうせ信じてくれないくせに…」

 そうだ、初めからこの人は私達のことを信用していないのだから。

ほむら「…もういいです。今回のことは私が解決しますから」


マミ「……あぁ、それともう一つ聞いておかなければいけないことがあるのだけど」

ほむら「……」

マミ「昨日新しく契約した魔法少女… あなた、彼女に妙なことを吹き込んだみたいね」

マミ「魔女退治の帰りに彼女の家に寄って話したのだけど…
   あなた、変な嘘を教え込んでまで契約させたくなかったようね」

ほむら「ちょっと待ってください… 新しく契約した魔法少女って…」

マミ「美樹さやかさんよ。あなたと同じクラスだと言っていたかしら」

ほむら「え……!?」

マミ「それに、彼女や他の候補のことを監視したりしていたみたいだし…」

マミ「素質がある人には、ちゃんと考えた上で決める権利があるの。そういうことはやめてもらえるかしら」

 昨日?じゃあ……

ほむら(…変な嘘っていうのは、恐らくソウルジェムと身体の関係のこと)

ほむら(あれは嘘じゃないのに… やっぱりわかってもらえないんだ)

ほむら(……でも、知らなくてもいい真実を知って傷つくよりは良い…のかな…)

ほむら(………それより、美樹さん)

ほむら(黒い魔法少女は、昨日あれから契約すると知っていて殺し来た?)

ほむら(でもなんで。すぐに契約するなんて雰囲気じゃなかったのに)

さやか契約しちゃったの!?
願いは恭介の腕?
もしくはまどかを生き返らせるとか…?

―放課後


 帰りのHRが終わり、チャイムが鳴ってから美樹さんに話しかける。


ほむら「……美樹さん」

さやか「…ごめん、ちょっと話してくるから待っててもらっていい?」

仁美「はい」

まどか「うん、待ってるね」



さやか「ちょうどあたしも話したいことがあったんだ」

ほむら「契約…しましたよね」

さやか「あぁ、もう知ってたんだ」

ほむら「昼休み、巴さんから聞きました」

さやか「マミさんか… あんた、マミさんたちと対立してるみたいだね」

ほむら「……」

さやか「ソウルジェムのこと、マミさんからは否定されたしほむらのことも信用するなって言われたけど、
    あたしにはなにが本当かわかんないから、どっちにつく気もないよ」

さやか「でも、たとえあたしがゾンビになってるとしても、構わないって思えるくらい覚悟はできてるから」

どっちにもつく気はない、か
となるとマミさんへの弟子入りもないはずだけど戦い方とかどうするのか
メガほむ名前で呼ばれてるし、アニメ本編のように敵対関係にはならなかったのはよかったが…


ほむら「なんでですか!? 上条君のこと、立ち直れるまで支えてあげるって……」

さやか「違うよ。……あたしは、まどかを取り戻して、
    昨日あたしを殺そうとした魔法少女に仕返しするために契約したんだ」

ほむら「………それじゃあ、今日鹿目さんが学校に来たのって…」

さやか「あたしの願いだよ。あの魔法少女に殺されたまどかを生き返らせたんだ」

さやか「あのままじゃあたしもまた狙われるし、あいつのことも絶対許せないし、
    第一まどかともまた会いたかったし」

さやか「それにね、願いの内容から強い回復能力を持つ魔法少女になるから、結局恭介の腕も治せるんだってさ」

さやか「…だから、しょうがないんだよ。あたしはなるべくして魔法少女になったんだ」

ほむら「…………」


 まどかが戻ってきたのは、美樹さんのおかげだったんだ。


ほむら(あれだけ契約をとめようとしてたのに、今は『よかった』って思っちゃってる)

ほむら(……結局私も、自分に都合がよければ良いんだ)


さやか「これからはあたしがまどかを守る! んでもって自分の身も守る!」

さやか「今度会ったときには、絶対返り討ちにしてやるんだ」

ほむら「でも、気を付けてください。その魔法少女は、何人も魔法少女を殺している強敵です」

ほむら「契約したての美樹さんでは……」

さやか「それでもやるんだよ!」

さやか「だってこのままじゃあ安心できないよ!あたしがどうにかしないと!」

さやか「最終目標は呉キリカ… あたしらを狙った奴をぶちのめすこと!」


 呉キリカ…… それが黒い魔法少女の名前?
 恐らく、契約するときにインキュベーターが話したのだろう。

ほむら(でも、大丈夫なのかな…… 美樹さん)

ほむら(美樹さんだけじゃ、反撃できる力が……)



【15時半】

1自由安価

2帰宅
3魔女狩り
4メール(杏子)


 下1レス

1さやかに質問と提案

呉キリカとはあの黒い魔法少女の名前ですよね?
誰からその名前を聞いたんですか?あと織莉子という名前も聞きませんでしたか?

黒い魔法少女の件が片付くまでまどかの家に泊まって護衛してはどうかと提案
あとなにか起きた時のために携帯の番号とか交換しておきませんか?

さやかに魔法少女の戦い方を教える
武器を出してもらって近接型か遠距離型か聞いてみる


ほむら「呉キリカとはあの黒い魔法少女の名前ですよね?」

さやか「あの黒い魔法少女… といわれてもわからないけど」

ほむら「昨日あなたのことを襲った…」

さやか「うん、そいつのことを言ってるならそう。そいつだよ」

ほむら「誰からその名前を聞いたんですか?あと織莉子という名前も聞きませんでしたか?」

さやか「おりこ?っていうのは知らないな」

さやか「呉キリカのことは、キュゥべえから。契約するとき、全てを教えてくれたんだ」

さやか「あたしを襲った魔法少女のことも、まどかがどうして消えたのかも」

ほむら「そうですか…」

ほむら「鹿目さんを守るなら、黒い魔法少女の件が片付くまで、鹿目さんの家に泊まって護衛してはどうでしょうか」

さやか「泊まってねえ…まあ、あんたらしい発想だね。でもさすがにそれは無理だって」

さやか「命を狙われてるからとめさせてって言うのはちょっと」

ほむら「…じゃあ、なにか起きた時のために、携帯の番号とか交換しておきませんか?」

さやか「わかった、赤外線使える?」

ほむら「はい… えっと、こうだったかな…」


 ★さやかの連絡先を入手しました


1自由安価

2帰宅
3魔女狩り
4メール(杏子・さやか)


 下1レス

さやかに魔法少女としてに戦い方を教える
>>679のあとさやかが近接型なら杏子に、遠距離型ならマミにそれぞれ頼んでみる
杏子にはメールで、マミには明日の昼休みに頼んでみる
杏子のメールにはキリカの情報も、あと織莉子の事で提案があるので明日また家に来てほしい
晩御飯を用意して待ってると連絡する


ほむら「魔法少女としての戦い方を教えますよ」

ほむら「さすがにいきなり黒い魔法少女とやり合うのは無謀ですし…」

さやか「面倒見てくれるのは、一応キュゥべえがマミさんを紹介してくれたけど
    そっちにばかり味方につく気もないからね」

さやか「まあ、教えてくれるっていうならありがたいけどさ。あんたのほうがこっちの事情も知ってるわけだし」

さやか「このあと?まどかたちと帰ってからでいい?」

ほむら「はい。待ち合わせは後でメールでしましょう」


 ここで美樹さんと一旦別れた。私も一旦帰宅することにする。

―――
――倉庫


さやか「うわ…ドラマで不良とかが喧嘩してそうな場所だね」

 場所を何処にしようか迷って、魔女探しのときに見た人気の無い倉庫に決めた。
 いつもの時間軸で特訓していた見滝原大橋の下だと、その思い出がよみがえりそうで嫌だった。

ほむら「ここなら人気もありませんから。早速始めましょうか。変身してみてください」

 美樹さんがソウルジェムを掲げて変身する―――
 記憶どおりの衣装だった。それに、手に持つのも記憶と変わらないサーベル。

ほむら「サーベル…近接型ですね?」

さやか「それで、戦い方を教えてくれるっていうのは?なにすんの?ここで戦うの?」

ほむら「私はちゃんとした直接戦闘は得意じゃないので、 同じ近接型の知り合いにも頼んでみます」

さやか「…えっ、今は?」

ほむら「魔力のコントロールの訓練を。これも、魔法少女にとってはとても大事ですから」

さやか「魔力かぁ、確かになんかそれっぽいわね。そっか、あたし今そんなのが使えるんだ」


――――


―――……

 【18時半】


さやか「……あー、しんどい」

ほむら「お疲れ様でした」

 数時間の訓練。
 美樹さんは細かいことが苦手で雑になりがちだが、筋は良さそうだった。
 人一人の蘇生。願い事の規模が以前よりも大きくなっているからというのも関わっているかもしれない。

ほむら「……あ、さっき頼んだ返事来てる」

 訓練を始める前に、同じ近接型の佐倉さんにメールで頼んでいた。
 美樹さんのことのほかに、”黒い魔法少女”呉キリカのこと、
 それから織莉子の事で提案があるので明日また家に来てほしいということも伝えておいた。

 ついでに、晩御飯を用意して待ってる…とも。

ほむら「あ……」

さやか「駄目だったの?」

ほむら「面倒を見る気は無い…って」

 ゆまだけでも手一杯で、その上隣町の新人の面倒なんか見てやる気は無いということだそうだ。
 明日のことは了承してくれていた。

さやか「まあしょうがない。じゃあ、このあとまた恭介のとこ行くから」

ほむら「はい。……あ、もしかして腕も今日治しますか?」

さやか「うん、どうせなら出来るだけ早い方がいいからね」


1美樹さんに魔法はバレるけど、着いていって、ゆまちゃんのときのように停止中に治してもらう
2さようなら

 下1レス

1
時間停止って自宅でさやかに魔法の存在を知らせるために使ってませんでしたっけ?


ほむら「では、また明日」

さやか「うん」


 美樹さんと別れた。
 さて、これからどうしようか。


1帰宅
2魔女狩り
3メール(杏子・さやか)
4自由安価


 下1レス

そういえば使ってたました。ほむらの魔法は知ってたな…
----------------

 使用済みのグリーフシードが2つ……
 最近長時間時間をとめたり、得意じゃない再生を使ったりで魔力を消費していた。

 持ってても邪魔にはならないけど、そろそろ回収してほしいな。


ほむら「インキュベーター、私の前に不必要に現れたくはないでしょうが
    必要な回収のお仕事くらいはしてくださいよ…?」

 ……全然こっちのところに来ないし。
 それとも、今は新人の美樹さやかを自分達の側に引き込もうと必死なのかしら…?

ほむら(まぁ、あっちに着いていったというのは考えられそうだけど)

ほむら(それにしても全然回収に来ないわね。巴さんのとこにも最近行く回数が減ってたらしいけど)

ほむら(“織莉子”から聞いた候補のところをまわってたせいなのかしら…)


1帰宅
2魔女狩り
3メール(杏子・さやか)
4自由安価

 下1レス

さやかの事が気になる
こっそり病院に言って様子を伺う


ほむら(とりあえず、魔女を狩ろう。もっと魔力がないと……)


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス

さやかの事が気になるので4

―公園


 工業地帯を抜けて、もうすっかり暗くなった公園にやってきた。
 色とりどりのライトがキラキラと噴水の水面に反射している。



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女

魔女来い!


ほむら(使い魔の魔力…… ついてないわね)

 そういえば、使い魔を見逃していることを知ったら美樹さんはどう思うだろうか。
 今はまだ使い魔や魔女のことをよく知らないだろうけど、
 ちゃんと知らされてから、私のことをバラされたら……

 …そしたら、私を嫌って巴さんのほうにつくのではないか。


ほむら(…でも、今更ね。巴さんはもう知っているし、
    佐倉さんに合わせるなら使い魔を倒しているほうが反感を持たれる)

ほむら(今更変えたところで……)

ほむら(それに、第一魔力に余裕が無い)


【19時半】

 行く場所
・公園[現在地]
1通学路
2駅
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス

2

―駅

 駅のほうへ向かった。
 途中で鹿目さんの家が見えた。鹿目さんが帰ってきて、きっと家族もすごく喜んだだろうな。



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女

来い!


ほむら(また使い魔……?)

ほむら(最近本当に多いわね)


 【19時半】

 行く場所
1通学路
・駅[現在地]
2病院
3繁華街
4歩道橋
5土手
6鉄塔
7廃工場
8立体駐車場

 下1レス

3

>>703の時間は20時ですね。ミス連発ですまぬ…
--------------
―繁華街


 駅から人の流れに逆らい、繁華街のほうへ出てみる。
 このあたりは……



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 ……なんの気配もない。


ほむら(そろそろ帰って、ごはん食べて寝なきゃ…)

ほむら(……前回に続いて今回も何の収穫も無いのは堪えるわね)



―自宅


 駅の近くで夕食と洗剤を買って、自宅に帰って来た。

エイミー「にゃ」

ほむら「ただいま、エイミー。今ごはんあげるからね」

 エイミーにごはんをあげて、自分も食べ終わったら、エイミーの世話をする。
 もうこの時間軸をはじめてからあたりまえとなったエイミーとの生活だ。

ほむら(明日の荷物もそろえた… これでよし、と)

ほむら(結構遅くなっちゃったわね… そろそろ寝よう)




―4日(月)終了―


ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:3つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×73
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―5日(火)


「おはよ、暁美さん!」

ほむら「おはようございます」


さやか「それでさ~」

まどか「えー? ~」

仁美「あら ~」


 見てみると、変わらないいつもの三人の姿があった。
 今ここにまどかがいるのが美樹さんのおかげだなんて、誰も夢にも思わないだろう。


まどか「そういえば、さやかちゃんスカート夏服のにした?」

仁美「言われてみれば、生地が少し薄い気がしますわね」

さやか「…あぁ、ちょっとドジやって汚しちゃって」

まどか「もしかして上きなくなったのも汚したからなの?」

さやか「まあそれもあるけどファッションかな? こっちのほうがよくない?」

仁美「目立ちますし、先生に目を付けられますわよ…?」


ほむら(………)

 制服の上着に至っては破れて着られなくなっていた。
 代わりに今は上にセーターを着ている。似合うといえば似合うのだけど、ちょっと浮いていて目立つ。


1自由安価

2放課後へ
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4昼休みの行動(安価内容)

 下1レス

--------------------
ここまで
次回は10日(火)20時くらいを予定しています


 …そうだ。
 黒い魔法少女呉キリカ――あの人も私達と同じくらいの歳だとすれば、
 もしかしたら同じ学校に通っているということもあるかもしれない。

ほむら(先生…そろそろ来るかな?)

 朝のHRの始まる5分前。先生が教室に入ってきた。
 先生に聞きにいってみる。

ほむら「……あの、先生。ちょっと聞きたいんですけど」

早乙女「ん?なにかしら?」

ほむら「この学校に呉キリカって人いますか?」

早乙女「呉キリカ…? どうかしら、私が授業を受け持つクラスには居ないわね」

ほむら「そうですか… あ、では織莉子っていう名前の人は知りませんか?」

早乙女「知らないわね… ごめんなさいね」

ほむら「いえ… わかりました」

 変わった名前だから、知っていれば名前だけでももしかしたらと思ったが
 知らなかったようだ。

 じゃあこの二人は、早乙女先生が英語を担当してない他のクラスか、
 他の学年か、それとも他の中学か、高校生なのか……

―放課後


 帰りのHRが終わってチャイムが鳴る。


ほむら(今日授業に来た先生何人かに
    早乙女先生に聞いたのと同じ事を聞いてみたけど、知っている人はいなかった)

ほむら(少なくとも同じ学年にはいないと思って良さそうね)



1帰宅
2三人に話しかける(安価内容)
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4魔女狩り
5メール(杏子・さやか)
6自由安価


 下1レス


 まどかたち三人は、まだ教室内で話している。
 美樹さんに話しかけてみる。


ほむら「…美樹さん」

さやか「ん?」

ほむら「制服どうしたんですか?」

さやか「あぁ、ただのイメチェンだよ。可愛いセーターが売ってたからさー」

さやか『血まみれになってた制服のこと? さすがにもう着れないし捨てたよ』

ほむら「…そうなんですか」

まどか「注意されたりとか… しないの?」

さやか「大丈夫じゃない?うちの学校別にそんなに厳しくもないし、実際言われてないんだから」

さやか『あとあの時貸してくれた上着だけど、あれは後でちゃんと返すから』

ほむら『……あの、今日も特訓どうですか?』

さやか『ごめん、今日はマミさんから誘われてて。
    先輩として新人には魔法少女としての基本くらいは教えたいってさ』

さやか『一緒にってのも多分マズいんでしょ?』

ほむら『あ… それならわかりました。巴さんなら体術とか戦い方も教えてくれるでしょうし』

 巴さんは実はあれで元の武器はリボンだ。
 リボンを何も加工せずに近接で切り裂くのに使うこともある。

ほむら(そういえば前に体術も少し教えてもらったけど… やっぱり私は得意じゃないなぁ)


まどか「そうなのかなぁ。それなら、たしかにそういうのもちょっと良いかも」

さやか「うんうん、実はパーカーとかもいいかなって思ってるんだけど」

まどか「パーカーはちょっとカジュアルすぎないかな…?」


 …テレパシーで話しているのに、美樹さんが口でも平然と全く違う内容の会話をできていることに驚いた。

ほむら(見かけによらず恐ろしい人… というか、おしゃべり上手ってことなのかな?)

ほむら(私は混乱しちゃって無理だわ)


 …魔法少女としての基本的なこと、か。
 そしたら、さすがに使い魔と魔女のことくらいはちゃんと教わるだろうなぁ。
 魔女の出やすい場所も、使い魔を放置しちゃいけないってことも…

 美樹さんとの関係は今のところ悪くないけれど、今までの時間軸と根は同じだ。
 巴さんを見ていれば純粋に憧れる気持ちはわかる。私もそうだった。


ほむら(夕食まではまだ時間があるわね… どうしよう?)


【15時半】

※18時から作り始めます

1帰宅
2魔女狩り
3メール(杏子・さやか)
4自由安価


 下1レス


 今度こそグリーフシードを稼ごう。
 前回、前々回と使い魔ばかり見かけたし、流石にそれらも魔女に成長している頃だろう。


 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス

―公園


 まだ明るい公園。
 魔女は……


 下1レスコンマ判定
0~10使い魔
11~40魔女


ほむら(魔女の反応…!)

 公園の中を捜し、結界の入り口を見つけて入っていく。


―蜂の魔女結界


ほむら「うわっ…」

 蜂のような針を持つ虫型の使い魔が、バサバサと周りを飛び回っている。

ほむら「む、虫……」

 あまりグロいようなデザインじゃないのが救いだけど、大きいし飛ぶし……
 あんまり長居はしたくない結界だ。

ほむら(一匹一匹相手にしていたらキリがなさそうね)

ほむら(魔女は……)

ほむら(…あの大きい奴ね。時間をとめて行けば……)



ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:3つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]

敵:蜂の魔女
  使い魔 無数

1時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:73) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


――時間を止めて、使い魔の間を縫って魔女に向かう。

ほむら(爆弾をセット… 離れる)

 周囲に爆弾3つを囲むようにセットし、距離をとってから時間停止を解除する。

―ドォォォォン…

 爆発し、後にはグリーフシードが残る。

ほむら(………倒したのに結界が消えない?)



ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:3つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]

敵:


1グリーフシードを拾う
2罠かもしれない、様子見
3自由安価

 下1レス


 罠かもしれない。警戒して様子を見てみる。


ほむら「…………」


ほむら「…きゃあっ!!?」グラ

 足元の植物が暴れるように動き、バランスを崩してしまった。


――シュッ


 そこを狙って結界の植物が私を絡め取るように狙う――!


 下1レスコンマ判定
0~20回避



ほむら「っわぁぁ!」ダッ


ほむら(な、なんとか避けられた…!)

ほむら(結界が動いた…!? じゃなくて、この結界が魔女?)

ほむら(…あの蜂と魔力が違う?
    じゃあまさか、この植物の魔女は蜂の魔女に寄せられてやってきたの?)


 食虫植物のような結界の植物…もとい使い魔が、蜂の魔女のグリーフシードを飲み込んだ。
 この魔女を倒せばまた出てくるかもしれない。


ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:3つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]

敵:熱帯林の魔女
  使い魔 ×8

1時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:70) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


ほむら(このまま逃げ続けるのは無理……――とめさせてもらいます!)


――時間を止める。
この林が魔女だということさえわかれば、あとは普通に倒すだけでいい。

ほむら「……あの大きいリボンのついた植物が魔女かな?」


 大きく開いた花弁の中に爆弾を3つほど投げ込んで、時間停止を解除する。
 魔女が弾け跳び、中にあったグリーフシードだけが残った。

 …と、先ほど飲み込まれたグリーフシードが出てきた。

ほむら(もしずっと飲み込まれたままだったら、養分に変えられてしまうのかな?)


ほむら 魔力[94/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]

爆弾所持数:67


 【16時半】

 行く場所
・公園[現在地]
1通学路
2駅
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

10帰宅
12メール(杏子・さやか)
13自由安価

 下1レス

―駅


 駅のほうへ向かった。
 このあたりには……


 下1レスコンマ判定
0~10使い魔
11~40魔女


ほむら(ここにはいないみたいね…)

ほむら(回るとしたらあと一つかな?)


【17時】

 行く場所
1通学路
・駅[現在地]
2病院
3繁華街
4歩道橋
5立体駐車場

6帰宅
7メール(杏子・さやか)
8自由安価

 下1レス

―歩道橋

 大通り。ここには魔女は……


 下1レスコンマ判定
0~10使い魔
11~40魔女

41~70.


 使い魔の魔力だ。

ほむら(……でも、それだけじゃない?)


 魔力が消えたと思うと、聞き覚えのある声がした。


さやか「よっしゃ、全部倒した!」

マミ「センスはなかなか良いと思うわ。あとは、押してばかりでなく相手の動きをもっとよく見て戦ってみて」

さやか「はい。 ……あ」

ほむら「……」

 会釈をしておく。

マミ「私達、今特訓中なの。まだ新人だし、基本的なことくらいはちゃんと教えなきゃ駄目だと思ってね」

マミ「美樹さんはとてもいい子よ。自分のことだけじゃなく、ちゃんと人のことを考えて行動してる」

ほむら「……はい」

さやか「…あんた、使い魔見ても見逃すんだってね。
    あと、杏子って子にも気をつけろって言われたけど、それってあのときの?」

ほむら「…あのポニーテールの人です」

さやか「そっか、やっぱり」


さやか「何を信じたらいいかっていうのはわかんないけど、マミさんは正しいことをしてると思う」

ほむら「………私もそう思います。巴さんが間違ってるなんて言いたいわけじゃないんです」

ほむら「勿論、私が間違っているところもあるでしょう…」

マミ「……」

さやか「わかっててそれを直さないのは悪いことだよ」

ほむら「…そうですね」

マミ「あなたのことはよくわからないけど、理由があるとしても何かする気なら見過ごしてはおけないわ」

マミ「美樹さん、行きましょう」

さやか「……」



 何か話しておくことは…

1自由安価
2さようなら

下1レス


 何もする気はない、と言ってもまた信じてくれないんだろう。
 一体なんでこんなことになったんだろう。


ほむら「お言葉を返しますけど見滝原はあなたの縄張りなのに、あなたこそ何をやってたんですか?」

ほむら「私が佐倉さん達と組んで何か企んでると疑っている間に、何人の魔法少女が犠牲になったんでしょうね?」

ほむら「あなたの立会いの元でキュゥべえと話す機会を提案したのにその機会も疑って拒否して、
    情報の交換も検証も何も出来ずに被害者が増えてるというのに!」

ほむら「あなたがキュゥべえを友人と思うのは勝手ですけど、
    これじゃあ犠牲者を増やすために契約しているようなものじゃないですか!」

ほむら「キュゥべえが大切な友人だと言うなら最近キュゥべえが何人と契約したのか、
    その中で何人の魔法少女が呉キリカの犠牲になっているのか
    その事をキュゥべえから聞いてはっきりと認識しようとも思わないんですか?」

マミ「調査はしているわ。そのときはキュゥべえとも一緒だったし、何かわかったら教えてくれるはずよ」

ほむら「直接話をさせて欲しいと言っているんです」

マミ「あなたのことは信用できない。それに、キュゥべえもあなたにはあまり会いたくないそうよ」

ほむら「キュゥべえのこと、信じきってるんですね…」

マミ「当然よ。あなたこそ、そんなにキュゥべえを目の敵にして…
    美樹さんに教えた嘘といい、いくら事情があるにせよそろそろ黙っていられないわね」


ほむら「……追い出す気ですか?」

マミ「これ以上勝手を続けられたらそれも仕方が無いわね」

ほむら「……私はまた友人があの娘みたいに魔法少女絡みで死ぬのを見たくありません」

ほむら「呉キリカと『織莉子』という魔法少女は状況によって佐倉さん達と組んで対処させてもらいます」

ほむら「そのことに文句は言わせませんよ?」

ほむら「あなたの縄張りの中での事なのに、
    あなたはこれまでこの状況に殆ど対処できていないんですから!」

マミ「魔法少女狩りの被害は見滝原とその周辺都市全てに及んでいる。
   見滝原の魔法少女といっても、今彼女がどこにいるかはわからないわ」

ほむら「だから自分は悪くないとでも言う気ですか?」

マミ「調査はしているけれど限界はある。それは事実よ」

ほむら「なら、尚更文句は言わせません。
    佐倉さんにも、もし私が追い出されたとしても無関係じゃないですから」

マミ「別にあなたが調査することについてはどうこう言う気はないわ。けれどね」

マミ「それなら、そろそろ場所を移ってもらおうかしら?」


さやか「ま、マミさん、ほむら!?」


1「あなたが移ったっていいんですよ?」
2「…」

 下4レス中多数決


さやか「呉キリカは、きっと近いうちにあたしのところに来ます」

さやか「呉キリカのことはあたしだけの問題じゃなかった。
    だから、どうにかしたいならあたしと一緒に戦いましょうよ」

さやか「三人も居ればきっとあいつにも勝てますって!」

ほむら「…そうですね、一人では厳しくても三人も居れば」

マミ「そうするのが懸命ね。それまでは…何しても見逃してあげるとは言わないけれど、
   一旦休戦ということにしましょう」

さやか「……あたし今すごい冷静なこと言ったよね」

マミ「そうだけど、それを自分で言うのね…」

さやか「じゃ、明日の放課後から一緒に帰りましょう。他の友達にもなんとか言っておくから」

ほむら「わかりました。揃っているときに来てくれればそれが一番いいんですけど…」

ほむら「一人になったときとか、一番気をつけてくださいね」

ほむら「では…私はそろそろ用事があるので」


 巴さんとは一時的に仲間になった。…といっても一時停戦というだけだ。
 どのみち、このままではこの問題が解決次第、近いうちにどちらかがこの街を出て行くことになるのだろう。

ほむら(でも私は、まどかの傍を離れるわけにはいかない)

 あとは、佐倉さんと巴さんが和解でもしてくれれば……

---------------------
ここまで
蜂の魔女&熱帯林の魔女の名前は適当につけました。
元ネタはTDSです。
植物の魔女にしようかと思ったら、QB編で同じ名前つけてたことに気づいた。
そっちはおりマギの序盤に出てくるゆまの親食った魔女が元ネタ。

----------------
次回は12日(木)20時くらいからの予定です

―自宅


 帰りに寄ったスーパーでカレーの材料を買ってきた。
 ゆまちゃんも食べられるように甘口だ。
 それに、今回は前回と具材も少し変え、色々とそろえてきた。


ほむら(一日目だから、前みたいに煮過ぎて溶けるってこともないはず…)

ほむら(よしっ、作ろう)

 箱をキッチンに置いて、作り方を見ながら作り始める。

ほむら(洗うのは水だけで良いんだったわね)ゴシゴシ

ほむら(手を切らないように、手を切らないように…!)トントン

ほむら(ううう、皮をむいてるとじゃがいもがどんどん小さくなっちゃう)

ほむら(けど今回は大丈夫。じゃがいもいっぱい買ってきて正解だったわね…)


…・・・・・・

出来コンマ補正(基礎値40)
1~50 加点無し
51~99 +加点
※ただし00でトンデモない大失敗


ほむら「あとは煮るのが終われば…… ん?」

 インターホンが鳴った。佐倉さんとゆまちゃんだ。
 玄関を開ける。


杏子「よ、来てやったぜ。この匂いはカレーか?」

ほむら「こんばんは。はい。今回はきのこを入れて、前より豪華にしたんですよ」

ゆま「わーい、カレーだ! キョーコは前にも食べたの?」

杏子「前のは正直ビミョーだったけどな」

ほむら「少し待っててくださいね。そろそろ出来上がりますから」


 出来上がったカレーをテーブルまで持っていき、皿に盛る。
 佐倉さんのは大盛りにしておいた。けどきっと何杯もおかわりするだろうなぁ。


杏子「黒い魔法少女や織莉子の話も気になるが… とりあえず冷めないうちに食うか!」

杏子「おっ、ちゃんと具が残ってるな」

 今回ちゃんと具はあるし、じゃがいもも残っている。
 ちょっと焦げてたりするところはあるものの、全体的に普通に出来ているように思える。

 けれど、正直私の舌は微妙に当てにならない気がする。

ほむら「ど、どうでしょうか?」

ゆま「おいしいよ!」

杏子「前のよかマシになってるな、まあ普通に及第点じゃないか?」

ほむら「よかったぁ…」


 少しは自信がついた気がする。
 …しかし、得意料理が箱のカレーというのはなんだか自慢できないので、
 少しずつ他の料理もできるようにしてみようかな…?

箱のカレーだろうがちゃんと作れれば充分自慢にはなると思うのだが?
我が母はジャガイモがないと言って、さつまいもや里芋で作ったりすることがあるんだよなぁ…


杏子「ふー、食った食った。ごちそうさん」

ほむら「お粗末さまです」

 多めに炊いたご飯が空になった。
 ゆまちゃんも小さいのに意外とよく食べる。

ほむら「…では、そろそろ本題に入りますね」

ほむら「まず… 美樹さんが契約した、というのは伝えましたね」

ゆま「あのおねえちゃん、契約しちゃったんだよね…」

杏子「あれから帰った後だろ?
   黒い魔法少女に殺された友達を生き返らせるために契約したんだっけ?」

ゆま「じゃあ、あの時のおにいちゃんのうでのケガは、まだなおせてない?」

ほむら「美樹さんが契約を決めたのは、友達を生き返らせて、自分の身も守るため。
    黒い魔法少女呉キリカを返り討ちにし報復するためだと言ってました」

ほむら「それに、生き返らせるというのも“癒しの祈り”。
    契約すれば、腕の怪我も自力で治癒することが可能なんです」

ほむら「ゆまちゃん、せっかく張り切ってたのにごめんね…」

ゆま「ううん、しょーがないよ! あ、でもとっくんはまだちゃんとやるね!」

ゆま「もっとちゃんと強くなりたいから!」

ほむら「うん、頼もしいよ」

>>773里芋のカレーおいしそうですね
-------------

杏子「まあまだ黒い魔法少女も狙いに来るだろうし、それだけ揃ってりゃ好条件なほうかもしれないが…」

杏子「そんでお前がそいつの面倒見てやんの?
   契約したのも、返り討ちにしてやるって目標決めたのもそいつの責任だし関係ないだろうに」

ほむら「イン… キュゥべえは、巴さんに美樹さんの世話をさせようとしているみたいです」

ほむら「美樹さんは弟子入りは断ったんですが…
    私達が使い魔を倒さないということを知ったら、快く思ってないみたいで」

ほむら「今のところ敵対まではしてませんが、
    巴さんの行動方針には惹かれてるみたいだし、少し不信感を抱かせたかもしれません」

杏子「なんだ、そいつもそっち側かよ」

ほむら「ですが、黒い魔法少女はまた美樹さんのところに現れるということで
    黒い魔法少女を倒すまで巴さんとも組むことになりました」

杏子「ならまあ、戦力面は問題ないか。3対1だし巴マミとお前が揃ってれば負けることはないだろう」


話すor行動
・自由安価

 下1レス


ほむら「それから、『織莉子』について…今までで判ったことをまとめての考察です」

ほむら「今まで判っているのは、『織莉子』はキュゥべえに魔法少女候補のことを教え、
    契約を促しているということ」

ほむら「…ゆまちゃんの契約の時、佐倉さんが危機に陥ることを知っていたということ」

ほむら「もう一つ、呉キリカが美樹さんを襲ったのは、丁度美樹さんが契約する直前……」

ほむら「恐らくそれも、美樹さんが契約するということを知っていて、
    妨害だけでは間に合わないと判断したから殺害に踏み切ったのではないかと思うんです」

ほむら「魔法少女を増やす行為と、減らす行為…
    両者の行動は相反しているように思えますが、候補者のことを知っていたという共通点があります」

ほむら「もしかしたら、両者の間には何かしらの関係があるのかもしれません。
    まだ詳しくはわかりませんが……」

ほむら「魔法少女候補のことを知っているのも、その候補に何が起こるかを知っていたのも、
    『織莉子』か呉キリカのどちらか…もしくは両方が持つ魔法の力と関係する可能性があると思います」

ほむら「そこで、『織莉子』を特定することで試したいことがあります」


話すor行動
・自由安価

 下1レス

前にゆまちゃんが『織莉子』の事を白っぽくて髪の長い人、って言ってましたよね?
一度だけ会ったことがあるんですけど、その条件に合ってる人がいるんです。
ただ、それだけでその人が『織莉子』本人かどうかはわからないですけど、ゆまちゃんならその人かどうか一目見ればわかるんじゃないかと。
ですので会った場所に行って張り込みとかして、仮に会えなくても近所の人にその人の名前を聞いてみたりしませんか?
どんな人なのかとかどこの学校に通ってるとか聞きこみをすれば情報を集めることは出来ると思うんです。


ほむら「前にゆまちゃんが『織莉子』の事を白っぽくて髪の長い人、って言ってましたよね?」

ほむら「一度だけ会ったことがあるんですけど、その条件に合ってる人がいるんです」

杏子「それは本当か!」

ほむら「ただ、それだけでその人が『織莉子』本人かどうかはわからないですけど、
    ゆまちゃんならその人かどうか一目見ればわかるんじゃないかと」

杏子「だが一度だけ?どこで会ったんだ?そうそうまた会えるものか?」

ほむら「その点では大丈夫です。だって、その人の家の前で会ったんですから」

ほむら「ですのでそこに行って張り込みとかして、
    仮に会えなくても近所の人にその人の名前を聞いてみたりしませんか?」

ほむら「どんな人なのかとかどこの学校に通ってるとか
    聞きこみをすれば情報を集めることは出来ると思うんです」

杏子「なるほどな、家がわかってるってんなら調べようがある」

杏子「…もしそいつが本当に織莉子だとしたら、奇襲だって掛けられるかもしれないな」

ほむら「では、明日の放課後、16時くらいからで構いませんか? 私の家で集合しましょう」


1自由安価
2さようなら・翌日へ

 下1レス

今日マミと話した内容と経緯を杏子にも話す。

つい感情的になって喧嘩腰になっちゃいましたけど…言い過ぎたかなと思う反面、言いたいこと言えてスッキリとした気分でもあるんです。
あと巴さんは私と佐倉さんが組んでると考えてるみたいですので、一時的とはいえ佐倉さんの見滝原での行動も認める言質をとれたと思いませんか?
魔女狩りはともかく、さっき話した『織莉子』の情報を集めたりするくらいなら巴さんも文句は言ってこないと思います。

最後に今日も泊まっていくかと聞いてみる。 

あ、明日はマミさんとさやかと一緒だったはず
2人も付いてきて杏子と鉢合わせしたらまた一触即発の事態になりそうな気が…


ほむら「……あの、巴さんとも一時的に仲間になったといいましたけど…
    実は関係は悪化していて、本当に一時的な停戦を結んだだけの状態なんです」

ほむら「正義を振りかざして私たちのことを疑うばかりで、
    一番に対処すべき呉キリカのことも『織莉子』のことも解決できていない」

ほむら「そんな巴さんに苛立って、つい感情的になって喧嘩腰になっちゃいましたけど…
    言い過ぎたかなと思う反面、言いたいこと言えてスッキリとした気分でもあるんです」

杏子「あぁ、ムカつくだろ? あいつ。あたしだったらあんな面倒くさい奴と一緒の街に居るなんて無理だね」

杏子「…って、呉キリカの問題が解決したらもうどっちかが移ることになるのか」

ほむら「……そうなるでしょうね。でも私はここを離れるわけにいかない理由があるんです」

杏子「ふーん、じゃあ追い出しちまえ!」

ほむら「……私がここに残るには、そうするしかありませんね。それなら追い出す覚悟で戦いましょう」

ほむら「…あと巴さんは私と佐倉さんが組んでると考えてるみたいですので、
    一時的とはいえ佐倉さんの見滝原での行動も認める言質をとれたと思いませんか?」

ほむら「呉キリカと『織莉子』という魔法少女は状況によって佐倉さん達と組んで対処させてもらうと告げました。
    そのことについては、巴さんはどうこう言う気はないそうです」

ほむら「それに、一応何をしても見逃すというわけではないものの今は停戦状態…
    今ならある程度のことは許してくれるでしょう」

ほむら「魔女狩りはともかく、さっき話した『織莉子』の情報を集めたりするくらいなら
    巴さんも文句は言ってこないと思います」


 難しい話、自分が口を出せないような話になると、ゆまちゃんは大人しくしている。
 さっきまではエイミーと一緒に居たが…
 ………ちょっと眠そうだ。


ほむら「ゆまちゃん眠そうね…」

ゆま「んむ、ね、ねてないよ!」

杏子「あー、そろそろ帰るか」

ほむら「今日はもう遅いし、泊まりますか?」

杏子「どうせ明日また来ることになるだろ? 学校行ってる間中家に居るわけにもいかないし、帰るよ」

ほむら「そうですか… では、また明日」

杏子「おう、んじゃな」

ゆま「また明日ね、ホムラ!」




―5日(火)終了―


ほむら 魔力[94/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]


・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×67
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―6日(水)


「おはよう、暁美さん!」

ほむら「おはようございます」

「ねえねえ、昨日テレビでやってたんだけどね、~」


 今日は学校の中は、特に変わりないように見える。
 いつもどおりクラスメイトと話してて、まどかたちも三人で中良さそうにしていて。


さやか『…ねえ。話があるんだけどいい?さっきマミさんにも話したんだけど』

ほむら『なんですか? あっ、ちょっと待っててくださいね。会話が…』


「どした?」

 テレパシーと会話がごっちゃになって混乱した。
 私はそんなに器用じゃない。

ほむら「あ、いえ… あの、ちょっとトイレ行ってきます」

「あぁ、なんだ。いってらー」

--------------------
微妙に次回に引っ張ったところでここまで
次回は13日(金)20時くらいからの予定です


ほむら『…それで、なにかあったんですか?』

さやか『…朝、まどかが襲われた』

ほむら『え……!? でも、ちゃんと教室に居ましたよね? 逃げてきたんですか?』

さやか『逃げたのはあっちのほう!』

さやか『まどかが待ち合わせに来る前に、ソウルジェムを見たら光ってたんだ』

さやか『それで結界に向かって、入ったらまどかと呉キリカが居て…』

ほむら『み、美樹さん大丈夫だったんですか!? 逃げたって、勝ったんですか?』

さやか『勝ったっていうか… まともに戦えそうに無いから、咄嗟に眠らせる魔方陣を展開したんだ』

さやか『結構広く敷いたし、あれはかかったと思ったんだけどなぁ…』

さやか『そういえばあの結界、魔女も使い魔もいなかった気がするんだけど…』

ほむら『と、とにかく追い返すことが出来たなんてすごいです!』


1自由安価
2昼休みの行動を安価で指定
3放課後へ

 下1レス

さやかに頼み事
マミにまどかに防御結界のようなものを掛けて貰えないかと頼んでほしいと伝える
巴さんはリボンを使った結界を作ることが出来るはずです
それを応用してまどかに危機が迫ったら発動する結界みたいなものを掛けてもらえないかと
私が頼んでも無理だと思うので美樹さんから頼んでもらえないでしょうか?


ほむら『ところで、美樹さんは巴さんがリボンで攻撃を防ぐ防護結界を作ることが出来るのは知ってますか?』

さやか『見たことないけど、そういう使い方もできるんだ』

ほむら『はい。その応用で鹿目さんに危機が迫ったら発動する結界みたいなものを掛けてもらえないかと思って』

ほむら『私が頼んでも無理だと思うので美樹さんから頼んでもらえないでしょうか?』

さやか『そんなこともできるの? まあ言ってみるけど』


 テレパシーの会話が終わると、チャイムが鳴らないうちに教室に戻った。

 敵も、新人が相手だということで油断していたはずだ。
 その新人に撤退させられたのだから、今回のことで敵はより用心するようになるだろう。

 それにしても、眠らせる魔法なんていつの間に習得したんだろう。
 なかなか強力だ。これが決まればもう勝負がついたようなものだ。
 そう何度も通じる手段じゃないとはいえ、これで少しはまどかが襲われる危険を減らせたかもしれない。

―放課後


 帰りのHRが終わり、チャイムが鳴る。
 少し早くHRが終わったのか、巴さんが扉の外で待っていた。


マミ「こんにちは。お疲れ様、美樹さん」

さやか「あ、マミさん」

まどか「この人がマミさん?さやかちゃん、いつのまにか先輩とも仲良くなってるんだね」

まどか「はじめまして。わたし、鹿目まどかっていいます」

仁美「志筑仁美です。よろしくおねがいします」

マミ「私は巴マミ。こちらこそよろしくね」

 こうして私以外の人と話す巴さんは、私のよく知る巴さんだ。
 そう思うとそれが余計に悲しい。

まどか「それに、暁美さんとも」

さやか「ああ まぁ、ね…」

ほむら「…みんな揃いましたね。じゃあ、帰りましょうか」


 帰り道、
 まどかと美樹さんと志筑さんは前、私と巴さんは後ろの二列に別れて歩く。
 巴さんだけ本当はこっちじゃないけれど、まどかに合わせて着いてきてくれている。


ほむら『…そういえば、ちゃんと頼んでくれました?』

 しかしなかなか変身や魔法を使う隙が無い。
 気づかれないようにというのは難しいか……

さやか『一応言ったけど、
    魔力に反応してっていうのは出来るけど、マミさんの魔力が届く範囲内に居ないと無理だってさ』

ほむら『そうですか… こうして近くに居る間だけなら、奇襲くらいは防げますかね…?』

さやか『ていうか、その魔法いつかけるかも問題だなぁ。あ、時間止めればいいか』

ほむら『そうですねぇ… でも、あまり魔法がバレるのは…』

 今度戦うことになるんだし……

さやか『あれ、バレちゃまずいんだ? 昨日マミさんに言っちゃったけど』

ほむら『え… えぇ!? ……まあ、それなら…』


 一応、巴さんに言ってかけてもらった。
 今は小指にリボンが巻きついているだけに見えるけど、発動すると結界のように展開するらしい。



 話題
1まどかに安価内容で話す
2志筑さんに安価内容で話す
3美樹さんに安価内容で話す(通常・念話)
4巴さんに安価内容で話す(通常・念話)

 下1レス

3
別れる前にもう一度泊まりこみでのまどかの護衛を頼んでみる。
まだ理由はわかりませんけど鹿目さんは一度殺され、再び襲われそうになりました。
二度目の奇跡はもうないのですから、暫くの間鹿目さんの家に泊まって護衛してもらえないでしょうか?
理由として鹿目さんには命を狙われているとは伝えず、またいなくなるのが心配だからと言ってみてはどうでしょうか?
実際に数日間行方不明になっていたわけですし、親友の美樹さんの頼みなら聞いてくれるのではないかと…


ほむら『まだ理由はわかりませんけど、鹿目さんは一度殺され、再び襲われそうになりました』

ほむら『二度目の奇跡はもうないのですから、
    暫くの間鹿目さんの家に泊まって護衛してもらえないでしょうか? 』

ほむら『理由として鹿目さんには命を狙われているとは伝えず、
    またいなくなるのが心配だからと言ってみてはどうでしょうか?』

ほむら『実際に数日間行方不明になっていたわけですし、親友の美樹さんの頼みなら聞いてくれるのではないかと…』

さやか『といったって、あたしも普通の人からしたら一般人って思われてるからねぇ…』

さやか『それ言ってもあたしじゃ何も出来ないと思われるだろうし
    何か起きたとしたら逆にあたしまで危ない目に遭うんじゃないかって思われそうじゃない?』

さやか『まどかの親とあたしの親どっちも説得しなきゃいけないわけだしきついって』

ほむら『それもそうですか…』


 美樹さんが最初に別れて、それから志筑さん、私と別れてそれぞれ自分の家の方向に帰っていった。
 巴さんはまどかの家より先に自宅があると言う風に言って、最後まで見送ってくれるそうだ。 

―自宅


 家に帰ってから少しすると、インターホンが鳴った。
 二人が外に居る。


杏子「来たぞ」

ゆま「きたぞー」

ほむら「いらっしゃい。じゃあ、早速行ってみましょうか」



――――。

 資産家や有名人の住まう高級住宅街。
 すれ違う住人は皆上品な雰囲気を出し、私達がなんだか場違いのように思える。

 ……が。


杏子「…なんだあれ」

ほむら「あれは一体… 私が前に来たときにはあんなの…」

ゆま「あのおうち… 火事になっちゃったの?」


 高級そうな家の立ち並ぶ中で、一つだけ焼け焦げ瓦礫になった家。


ほむら「あの家は… 誰の家?まさか……」

「何、あなたたちも野次馬? 本当に勘弁してほしいですわね、美国はどこまで迷惑をかけるのか!」

ほむら「やっぱり、あの家は」

杏子「どういうことだ? なんだ、美国って」

「嘘…それも知らないなんて。あなた、ニュースを見たことがないの? なんだか格好も小汚いし…」

杏子「あ…?なんだよテメー、馬鹿にしてんのか?」

 思いっきり馬鹿にしている様子の婦人に、佐倉さんはにらみ返す。

「ちょっと、怖いわね… 何があったらそんなになってしまうのかしら」

 婦人は、『親の顔が見てみたい』と残し、怖い怖いと去っていった。

杏子「ムっカつくなぁ、ここの金持ちどもはみんなあんななのか!?」

ほむら「もう少し聞き込んでみましょう…
    もしかしたら、これだけのことが起きていればニュースにもなっているかもしれませんね」

 やはり、あの人の家だった。
 これで、娘の名が“織莉子”だとわかればあの時見た人が『織莉子』で確定だけれど…

 そうしたら、今はどこに居るのだろう。どこかに保護でもされているのだろうか…?

まさか火事とは…
行方をくらますために自分たちで火を放ったのかな?


 まず、美国議員のことについて佐倉さんとゆまちゃんに簡単に教えてあげた。

 それから火事のことを携帯で調べると、すぐにヒットした。
 火事があったのはつい一昨日の深夜のことだそうだった。
 原因は、美国を良く思わない人によるものではないかと書かれている。

 更に、家に残っていた娘の消息は不明だそうだ……


ほむら「保護されたわけでもない… というと…」

杏子「これは怪しくなってきたなぁ。美国の娘が織莉子ってやつで合ってるんじゃね?」

杏子「美国を嫌う奴の仕業に見せかけて、家にあるもの調べられないように証拠隠滅して
   行方眩ますために自分でやったとか」

ほむら「その線はありそうですね…。とりあえず聞き込んでみますね」



――通りかかる人に声をかけて聞いてみると、美国の娘というのが『織莉子』だったことはすぐにわかった。
しかし、今どこにいるのかということや、魔法少女にかかわりそうな事情などはわからないままだ。


ほむら(今のところは、これ以上は探しようがない…かな……)

どこの学校に通ってたかはわからないままなのかな?
白女だとわかれば調べに行くことができるんだが


 【18時】


杏子「結局織莉子には会えずじまいか… 今どこで何してんだか」

ほむら「そもそも今見滝原に居るかもわからないですしねぇ……」

杏子「とりあえず、今日はこれで解散にするか。そろそろ帰って魔女も狩りたいし」

ゆま「今日ね、おひる前はキョーコと特訓してたんだよー!」

ゆま「少しだけ魔力のつかいかたも、上手になってきたって!」

ほむら「そうなんだ、すごいね。よくやったね!」

ゆま「えへへ」

杏子「特訓だけでも結構魔力減るからな、グリーフシードも稼がねえと」


 私のほうも、夕食を作るならそろそろ準備しないと。
 それとも、私も魔女狩りしようかな?
 他にやることは……


1自由安価

2帰宅
3魔女狩り
4メール(さやか)

 下1レス

一旦帰宅して夕食とエイミーにご飯をあげた後魔女狩り

―自宅


 夕食は買ってきたもので簡単に済ませて、魔女狩りに行こう。
 スーパーで買ってきたおにぎりを食べて、それからエイミーにもご飯をあげた。


 【20時】



 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス

8

―通学路


 学校に行くときの道を歩く。
 毎日歩いている道だけど、暗いと景色が別物のように見える。



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女

土手じゃないの?
やり直し!


 魔力は感じない。
 結界は無いようだ。


 【20時半】



 行く場所
1公園
・通学路[現在地]
2駅
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス

あら?どこ見てたんでしょう。
うん、やり直そう。
----------

―土手



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 魔女の魔力だ。
 魔力を強く感じるほうへ辿っていくと、暗闇に光る結界の入り口を見つけた。


―犬の魔女結界


 マネキンのような使い魔が無数にいるけれど、
 少し邪魔なだけで動かない。


ほむら(魔女はあのもじゃもじゃとした犬かしら…?)

ほむら(ん…?)



 下1レスコンマ判定
0~25魅了



ほむら(…なにか感じた気がしたけど、気のせいね)



ほむら 魔力[91/100] 状態:正常
GS:5つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]


敵:犬の魔女

1時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:67) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


――時間を止め、爆弾3つで囲み、距離をとってから解除する。
  もう慣れた作業だ。これで殆どの魔女は倒せる。


ほむら「これで、終わり……!」


 ピンクの毛にリボンを結んだ、
 愛らしさで固めたような魔女が爆散する。

 結界が閉じ、風景が夜の静かな土手に戻った。


ほむら「やった…!」


ほむら 魔力[88/100] 状態:正常
GS:6つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]

爆弾所持数:64



 【20時半】



 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
・土手[現在地]
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス

―鉄塔


 上に登れば街を見渡せそうな鉄塔の下。
 魔女は……


 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女



ほむら(また魔女の魔力ね… これ、上かなぁ)

 最初に目で確認して、それから入り口に向けて登る。
 幸い、人通りはなかったので時間をかけて用心してのぼり、結界に入った。


―針の魔女結界


QB「キュップ」

ほむら「インキュベーター…? 最近使用済みのグリーフシードが溜まって…――うわ」


QB「キュップ」

QB「キュップ」

QB「キュップ」

QBQBQBQBQBQBQBQBQB
「「「「「「キュップキュップキュップキュップ」」」」」」」


ほむら「……げ」


 一体だけ、顔だけインキュベーターで下にマントを被っているのが居る。
 他のもよく見たら縫い目がある。これが使い魔で、マントが魔女…よね?

ほむら(嫌な光景だなぁ……)


ほむら 魔力[88/100] 状態:正常
GS:6つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]


敵:針の魔女
  QB×15

1時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:64) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


―とりあえず時間をとめる。
 使い魔が多すぎる。相手にしていたら手間がかかってしまう。


 いつもと同じように、爆弾を3つをセットして距離をとった。


 時間を解除する。


Quitterie「」ゴトン


 頭の被り物が吹き飛んで落ちたが、まだ倒しきれてはいないようだ。
 キュゥべえの頭が取れると、藁人形のような中身が現れた。


Quitterie「~~!!~!!」シクシク


ほむら(被り物が壊れたのがそんなに悲しいのかしら…?)

ほむら(戦うことも放棄して嘆いている……)


 そしてそんな魔女の周りに集まり慰める使い魔たち。
 ……生前はキュゥべえ愛好家?


ほむら 魔力[85/100] 状態:正常
GS:6つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]


敵:針の魔女
  QB×15

1時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:61) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


 被り物のせいか、元々強めの魔女なのか。
 割と耐久性はあるみたいだけど、そろそろトドメを刺そう。

 時間をとめて、爆弾を置く。
 魔女を囲むキュゥべえごと魔女を消し飛ばす。


ほむら(このくらいセットすれば、いくらなんでも倒せるはず……!)

 3つで魔女を囲み、2つを魔女の首からマントの中へ入れる。

 時間停止を解くと、
 大爆発を起こして仲良く魔女とその周りのキュゥべえが燃えた。


ほむら(なんだろう、少しスッキリしたかも)


ほむら 魔力[82/100] 状態:正常
GS:7つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]

爆弾所持数:56



 【21時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
・鉄塔[現在地]
7廃工場
8立体駐車場

 下1レス

―繁華街




 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 魔力は感じない。
 魔女も使い魔もいないみたいだ。


ほむら(大分遅くなってきたし、回れるのはあともう一箇所くらいかな…?)


 【21時半】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
・繁華街[現在地]
5歩道橋
6廃工場
7立体駐車場

 下1レス

―駅

 繁華街から駅のほうへ歩いてみる。
 見滝原駅は大きなショッピングモールがあり、まわるだけでも楽しめる場所だ。
 夜にも関わらず、駅周辺はまだ活気付いている。



 下1レスコンマ判定
0~20使い魔
21~40魔女


 明るく賑わった駅の隅っこ、誰も通らないような場所に結界があった。



―猫の魔女結界



 大きな猫の顔に、8本の腕の魔女。
 毛糸の玉がいっぱいの結界に、使い魔は機織をしている。

ほむら(多分、織物が好きだったんだろうなぁ…)




ほむら 魔力[82/100] 状態:正常
GS:7つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[61/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]

敵:猫の魔女
  使い魔×5

1時間停止(1ターンにつき魔力-3)
・時間遡行(魔力-15)【使用不可】
2クロックダウン(1ターンにつき魔力-6) :単体の時間を減速する
3射撃
 拳銃(強化用魔力-5)
4爆撃(爆弾所持数:56) :時間をとめて爆弾を投げつける
5打撃
 aゴルフクラブ
 b体術
 c盾で殴りつける
6その他盾の中に入ってるもの
 a日本刀(強化用魔力-15) :【剣術Lv0】現物なので耐久力はあんましない。更にすぐ刃こぼれする。
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:両腕使用可能再生で-100程度】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【ほむらの基準:軽症回復で-100程度】

 下1レス


ほむら(大きい爪…しかも腕が8本も。接近戦とかしたら、結構手ごわそうかも)

ほむら(でも、この魔女は人型だし… そこまで頑丈じゃなさそう。3つもあれば倒せるかな?)


 時間を止め、爆弾3つ分で囲む。

 距離をとってから時間を動かすと、爆発し、グリーフシードを残して消えた。


ほむら(よし…)

ほむら(今日はいっぱい倒せた。そろそろ帰りましょう)

―自宅


ほむら「…ん?」

 ポストに手紙が入っている。
 差出人は……

ほむら「―――織莉子…!?」


 貴女と話したいことがあります。
 もし受けいれてくれるならば、7日の木曜日、17時に見滝原の鉄塔の下に一人で来てください。
 ただし、もし貴女一人じゃなかったら姿を見せません。


ほむら(7日の木曜って、明日…)

ほむら(………罠?)

 一人で来いだなんてなんて勝手な言い分。
 こんなの、見え透いた罠だ。

ほむら(でも、そこに行けば会えるかも……)




―6日(水)終了―

 ★浄化しました

ほむら 魔力[100/100] 状態:正常
GS:8つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[43/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]



・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×53
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

-------------
ここまで
次回は、17日(火)20時くらいからの予定です

―7日(木)



「おはよう、暁美さん!」

ほむら「おはようございます」

「ねえねえ、昨日彼氏と映画見に行ったんだけど~」

「えー、C子ったらノロケ~?」


ほむら(彼氏って、進んでるなぁ…)

ほむら(みんなそんなものなのかな?)

 学校に来て、挨拶を交わして、自然と会話が始まって…
 教室の様子もいつもと変わりはない。


1自由安価

2放課後へ
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4昼休みの行動(安価内容)

 下1レス


 昨日の『織莉子』からの手紙には
 一人で来るように書いてあったが、誰にも告げるなとは書いてない。


ほむら(罠かもしれないし、行ったら何があるかわからない。
    誰かに相談したり、置手紙とか書いたほうがいいかなぁ…?)



1自由安価

2放課後へ
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4昼休みの行動(安価内容)

 下1レス


 『呉キリカ』について、前に聞いたのは2年の教師だけだ。
 他の学年ならもしかしたら……

ほむら(同い年じゃないとしたら、年下かなぁ。巴さんも知らないみたいだし)

ほむら(といってもまどかも年下に間違われるし、当てにならないか)

ほむら(それに、外見だけでいえば割と……―)

ほむら(…まあそれはともかく、他の学年の先生ってあんまり話す機会ないかも)

ほむら(でも、廊下とかで待ってれば会えるかな…?)

ほむら(今は時間が無いし、昼休みに行ってみよう)



―昼休み



 下1レスコンマ判定
5の倍数

―放課後

 …昼休み、1年と3年の廊下を回ってみたりしたものの
 結局、“呉キリカ”のことはわからなかった。

 あまり先生が通りかからなかったし、聞いても知らないと言っていた。
 本人の姿も見ることが無かったのは、この学校の生徒じゃないのか、それとも今学校に通っていないのか。
 魔法少女狩りが広い地域で起きていたということを考えると、
 どちらにしても通っていないというのは確実なんだろう。



 帰りのHRが終わって教室に入ってきた巴さんが、こちらに近づく。


マミ「…あなた、昼休みなにかしていたようだけどなにをしていたの?」

ほむら「呉キリカについて、もし彼女がこの学校に通っていれば
    教師に聞いたら教えてくれないかなと…」

マミ「それで… 成果は?」

ほむら「残念ながら… 昼休みに待ち伏せるだけじゃ難しいみたいで」

マミ「聞けたとしても、学校の教師が魔法少女狩りに関する有力な情報を知っているとは思い難いけど…」

ほむら「そうですけど… それでも、なにか手がかりになるんじゃないかと思って」

ほむら「…何もしないよりはマシだと思います」

マミ「……」

マミ「わかったわ、それなら3年の教師には私が聞いておきましょう」



さやか「何はなしてるの? そろそろ帰りましょ」

マミ「ええ、そうね」

ほむら「はい」


 昨日と同じように2列に別れて帰り道を歩く。

 …前列の会話が弾んでいる。


まどか「それで… あ、暁美さんと、マミさんは?」

ほむら「えっ… えっと」

さやか「あぁ、好きなものを先に食べるか後に食べるかって」

マミ「どちらでもないわね… 途中かしら」

ほむら「最後…ですかね」

まどか「じゃあほむらちゃんわたしといっしょだ!」

ほむら(そういえば、まどかはいつもそうだったっけ…)



  話題
1まどかに安価内容で話す
2志筑さんに安価内容で話す
3美樹さんに安価内容で話す(通常・念話)
4巴さんに安価内容で話す(通常・念話)
5場の空気に任せる

 下1レス


ほむら「3人って仲がとても良いけど、ケンカとかした事とかないんですか?」

まどか「ケンカかぁ… したことないなぁ」

さやか「まどかはいい子だからねぇ。
    ちょっとこっちが無理言っちゃっても受けいれちゃうし、対立はしないんだよね」

さやか「仁美も、小さい頃からこう… ヒンコーホーセーっていうの?そんな感じだし」

ほむら「そうなんですか」

ほむら「…ところで、巴さんは喧嘩別れした友人と仲良くしようとは思わないんですか?」

マミ「…え?」

さやか「え?なんですか、誰ですかそれ?もしかして元彼とか?」

マミ「ち、違うわよ…。もう、暁美さんたらそんなことまで聞いてたの?」

ほむら「ええ、はい」


 巴さんは、一般人の前だけあってさすがに険悪さを見せないように言ったが、
 繕いきれておらず少しぎこちない聞き方になっていた。

 共通の目的の為に一緒に帰ってはいるが、ここにいる誰とも深い関係では無い。
 みんな何かを感じ取ったのか、それ以上誰も探ることはしなかった。


 昨日と同じ場所でみんなと別れた。
 自分の家に帰る道と、“織莉子”の待つ鉄塔のほうへ向かう道への分かれ道――


 鉄塔に向かえば、“織莉子”と会える。
 でも、相手は何を考えているのかわからない。
 わざわざ私一人を呼び出すなんて、私を嵌める罠の可能性だってある。

 それとも、今から美樹さんや巴さんに呼びかけて、
 こっそり着いてきてもらおうか……?
 でも、そんな簡単な手段が通じるのだろうか…


ほむら(どうしよう?)



1一人で鉄塔へ行く
2さやか・杏子にメールしてから鉄塔へ行く
3さやかにこっそり着いてきてもらって鉄塔に行く
4マミにこっそり着いてきてもらって鉄塔に行く
5帰宅
6自由安価

 下4レス中多数決

--------------
待ってたら寝落ちてました
次回は20日(金)20時くらいからの予定です


ほむら(手紙… いや、今から美樹さんの家に向かってる時間はない…)

ほむら(佐倉さんと美樹さんにメールを送ろう)

 “織莉子”に一人で来いと言われたので会いに行くこと、
 巴さんに勝手なことをしてごめんなさいと伝えてほしいことを書いた。

 そして、それからもう一通美樹さんに送る。
 内容は、もし私が姿を消したら家にいるエイミーが死なないよう保護して欲しいということと、
 鹿目さんを絶対に魔法少女にさせないでほしいということ…

ほむら(なんだか、遺書みたいになっちゃって嫌な感じだけど…)

ほむら(……行こう)

―鉄塔


 鉄塔の下に、一つ人影がある。
 ウェーブのかかった白く長い髪を横に一つにまとめた、スラリとした女性が立っている。


ほむら「…織莉子さん」

織莉子「来てくれましたね」

 変身はしていないようだけど……
 一体、何を考えているんだろう?

織莉子「そんなに警戒をなさらないでも、お話をしたいだけですよ」

織莉子「貴女や、貴女の周りの人の強さは知っています。私も、できるだけ戦いたくはありませんから」

 “織莉子”は、そう言って手を上げたポーズをとる。

ほむら「今更… 自分が何をやっているかわかっているんですか?」

織莉子「わかっています。ですが、戦わないで和解できるのならそれが一番良い」

織莉子「話を聞いていただければ、貴女も私の意志を理解できるかもしれません」

ほむら「…」

 貴女なら?
 一体何を話そうというのか。何故私だけ?


ほむら「…どうして、私だけを呼び出したんですか?」

織莉子「貴女は、魔法少女が魔女になる…ということは知っているでしょう?」

ほむら「…それが… 話に関係あるんですか? 他の人は知らないから私だけを呼び出したんですか?」

織莉子「ええ」

織莉子「今から約一週間半後の17日、この見滝原に大きな悪意が産まれます」

織莉子「何人がかりで抗おうとも決して敵わない、とても強大な敵です」

ほむら「それは… 」

 17日。この日は私にとっての始まりで、終わりの日。
 ワルプルギスの夜がやってくる日だ。

 強大な敵…ワルプルギスの夜が来ることを知っているの?

ほむら「それで、仲間を増やすために契約を?」

織莉子「いいえ。何人がかりで挑もうとも、決して抗えないのです」

織莉子「だから、産まれる前に葬り去る」

ほむら「え……? そんなことが出来…――」

 ―――まさか。


 強大な敵というのは、ワルプルギスのことじゃない。

ほむら(この人、最初からまどかを狙って――……!?)


織莉子「その絶望の魔女を産む素体となる少女を消してしまえばいい
    ――そのために私は、インキュベーターの目を逸らすために他の候補者を教えた」

織莉子「でももう限界なのです。近いうちに必ずインキュベーターは彼女に契約を迫る」

織莉子「そして…この世に救済という絶望を齎す」

ほむら「それが… 鹿目、まどか?」

織莉子「ご名答」

 確かに、この時間軸は今まで一度しかインキュベーターがまどかに勧誘してこなかった。
 それは、“織莉子”のおかげだったんだ。

 私一人ならここまでできただろうか。
 でも、“織莉子”の目的はまどかを守るためじゃなく、殺すため…


織莉子「率直に言います。鹿目まどかを諦めてください」

織莉子「それが私や貴女の愛する人々のため、それどころかこの地球の生物全ての為になるのです」

織莉子「これは消して大げさな表現なんかではありません。
    救済の魔女が誕生してしまえば、数日足らずでこの地球は滅んでしまいます」

織莉子「相談をしようにも、他の魔法少女は何も識らない。
    魔法少女が魔女を産むという真実に耐えられたのは、たった一人だけだった」

 それが黒い魔法少女… 呉キリカ?

織莉子「でも貴女は違う。貴女は真実を識り、受けいれている」

織莉子「ですから、私の言葉が伝わるはずです」

織莉子「最悪の絶望がこの世を覆い尽くす前に、共に彼女を排除しましょう!」

ほむら「駄目ですっ!」

ほむら「鹿目さんは、絶対に契約させませんから。だから…やめてください」

織莉子「もう未来は視えているのです。彼女は契約します」

織莉子「見過ごしておくつもりですか? 貴女のその我侭が、全てを滅ぼすとしても…?」


 織莉子の言い分はわかる。それでもまどかを諦めるわけにはいかない。
 まどかを救うって決めたから。

ほむら(まどかをこの人に殺されるわけにはいかない)

ほむら(勿論、魔女にもさせない…! まどかは私が護る)


 キッとまっすぐに目をを見て、強い口調で言い放つ。

ほむら「これ以上私を説得しても無駄です」

ほむら「そちらがその気なら、今までどおり対処するつもりです」

織莉子「何故そこまで…」

織莉子「貴女にとって、鹿目まどかはただのクラスメイトでしかないはずでしょう?」

ほむら「…」

織莉子「…わかりました」

織莉子「所詮貴女も、鹿目まどかと他の全て、全てを救えるというありもしない幻想に全てを賭ける、
    心の弱い方ということ」

織莉子「………この決断、後悔することになりますよ」


 “織莉子”は最後に冷たい眼でそう残して去ろうとする。
 見られただけで凍えそうな、恐怖を感じる目だった。彼女のほうも相当な覚悟があるのだろう。

 …だが、最初に話したとおり、ここでは何か仕掛けてくる様子はないらしい。

ほむら(必ずまた“織莉子”は私の前に立ちはだかる。
    互いの存在が邪魔になっているのは、相手も同じ)

ほむら(ここで私と戦う気がないというのは… 一体何を考えているの?)


1自由安価
2さようなら

 下1レス


――時間を止める。
 全てがわかった今、ここでただ別れるだけには……!


ほむら「……っ!?」


 目の前に居たはずの“織莉子”の姿が消えていた。
 停止した鈍色の空間のなか、鉄塔の周りには私一人しかいない。


 微かに辺りに魔力がただよっている。


ほむら(逃げられた…? これが反応されるなんて、こんなのは初めて…)

ほむら(もしかして、もう一人この場に潜んでいたの…?)

 この場で攻撃が来るということは考えられないことではない。
 それをこんなに無防備に構えていたというのは、最初から対処も考えていたということ…

ほむら(……完全に相手のペースだ)


 時間停止を解いた。


【18時】

1帰宅
2魔女狩り
3メール(杏子・さやか)
4自由安価


 下1レス

2

―自宅


ほむら「ただいま…」

エイミー「にゃ」

 家に帰ると、いつもエイミーが出迎えてくれる。


ほむら「…ん?」

 携帯を確認すると、何通かメールが来ていた。


一通目は、美樹さんからのメール。

『どこにいんの!?』 と書かれている。
捜していたのだろうか。

二通目も美樹さんからだった。

『もう話終わった?
 生きてたら何話したか教えて!』と書かれている。
無事を知らせるためにもメールを返したほうが良さそうだ。

三通目は佐倉さんからのメール。

『ほむらだけ呼び出して何のようなんだ
 おわったらないよう聞かせろよ』と書かれている。
魔女化の話が絡むので目的が伝えづらいが、
後で佐倉さんにも伝えられるところは伝えよう。


【19時】

1自由安価
2基礎魔法
3肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
4夕食の準備
5メール(杏子・さやか)

 下1レス

基礎魔法と肉体強化って選択肢が被ってませんか?

>>883ミスです、すみません
---------

取得済み基礎魔法
・肉体強化Lv1→次レベル・Lv2(MAX)
 1肉体強化(弱・消費10)
 2肉体強化(中・消費20)
 3肉体強化(強・消費30)
・自己再生
 現在の状態:正常
・他者再生
・結界Lv1(対象:単体)→次レベル・Lv2(MAX)   ※各技能、この周回でのレベルアップはありません

4自由安価
5夕食の準備
6メール(杏子・さやか)

 下1レス


 二人にメールを送ろう。

 “織莉子”も、魔法少女の真実を知らない人には話せないということで悩んでいたみたいだった。
 “織莉子”の目的も、全てを話すことはできない。
 あの話、どこまで教えようか…?

内容
・自由安価

 下1レス

完成形はめちゃくちゃ後の周回の話なので…
ちなみに再編成世界以降はまた最高魔力やら技やら消費やらが変わります
------------

 話が終わりました。私は無事です。
 話をしたいので9時頃家に来れますか?


ほむら(送信… と)

 みんなで話すときまでに、何を話すか考えよう。


 【19時半】

1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】
4夕食の準備
5メール(杏子・さやか)

 下1レス


 とりあえず、夕食にしよう。
 エイミーにご飯をあげて、自分のは……


1安価指定
2簡単に済ませる

 下1レス


 近くのコンビニで弁当と飲み物を買ってきた。

 さて…
 今日“織莉子”から聞いたのは、
 “織莉子”は、まどかが世界を滅ぼす魔女になるということを知って、あんなことをしたのだということ。
 これが“織莉子”の目的だけど、魔女化の真実を知らないのにこれは話せない。
 理由を聞いたことは隠して、“織莉子”の狙いがまどかだということだけを伝えるのが無難か…

 そして、呉キリカは“織莉子”と組んでいるということ。
 これは言ってもいいだろう。
 
 自分たち組まないかと持ちかけられたが断った、というのは
 魔女化の話が絡むから話しづらいけど… これが本題だったのだから、言わないのもおかしいかもしれない。


ほむら(それとも魔女化の話もしたほうがいいのかな…
    でも、どこかから巴さんにバレたりしたら心配だし、みんなも受けいれてくれるか…)

ほむら(……でも、もし魔女化のことを信じて受けいれたとして、理由ちゃんとを知ったら)

ほむら(親友の美樹さんはいいとして、佐倉さんとかはどう思うんだろう?)

ほむら(“織莉子”の考えのほうに賛成しちゃったら…)

ほむら(……やっぱり、リスクが高い)


現時点で決まっている話すこと
・“織莉子”の狙いがまどかだとわかったこと
・呉キリカは“織莉子”と組んでいること
・組まないかと脅されたけど、断った。時間停止で攻撃しようしたけど、逃げられてしまった。

1これでOK
2安価内容で訂正する

 下3レス中多数決

2
・織莉子が素質のある娘をキュウベェに教えた理由も伝える。
キュウベぇに素質のある娘を教えることで契約に奔走させ、鹿目さんから一時的にでも引き離す時間稼ぎ、それももう限界らしくタイムリミットが17日ということ。

・織莉子が自分を話す相手に選んだ理由を聞かれたらなんと答えるか?
私が契約した理由に関わる話なので今はまだ話せません。でも何時か必ず話しますのでそれまで待ってくれませんか?

・時間停止から逃げられた話に関わることかもしれませんが、さやかから聞いた魔女も使い魔もいない結界についてもう一度さやかから詳しく聞いて杏子に心当たりがあるかどうか聞く。

-------------
そろそろ寝ます
次回は22日(日)15時くらいからの予定です

--------------
15時40分までにレスがなければ>>898採用で


・“織莉子”の狙いがまどかだとわかったこと

・呉キリカは“織莉子”と組んでいること

・組まないかと脅されたけど、断った。時間停止で攻撃しようしたけど、逃げられてしまった。

・織莉子が素質のある娘をキュゥべえに教えた理由
 (キュゥべえに素質のある娘を教えることで契約に奔走させ、
  鹿目さんから一時的にでも引き離す時間稼ぎ、それももう限界らしくタイムリミットが17日ということ)

・織莉子が自分を話す相手に選んだ理由を聞かれたらなんと答えるか?
 『私が契約した理由に関わる話なので今はまだ話せません。
  でも何時か必ず話しますのでそれまで待ってくれませんか? 』

・さやかから聞いた魔女も使い魔もいない結界についてもう一度さやかから詳しく聞いて
 杏子に心当たりがあるかどうか聞く。



ほむら(話す内容と質問はこれでまとめられたかな)



 【22時】

 寝る前に
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】

4寝る

 下1レス


ほむら(恐らく、これから呉キリカや“織莉子”と戦うことになるだろうけど… 勝てるのかな)

 いつも頼っていた時間停止が逃げられたとなると、大分自信がなくなっていた。
 出来れば1対1で戦闘になるのは避けたいところだ。

ほむら(魔法少女になって数ヶ月。最初の頃に比べれば魔力のコントロールも上手になった)

ほむら(ある程度完成されてきたけど、どこまで伸ばせるだろう。
    かなりゆるやかになったように感じる……)

ほむら(これ以上は、巴さんかそれ以上のベテランにならないと駄目なのかな)


ほむら(メールの返信… 美樹さんからだ。気づいてなかったのかな…?)

ほむら(気づいたら時間過ぎてるけど、佐倉さんからの返信は来てないわね)

 『ごめん、ご飯食べ行ってた。もう過ぎちゃったけど9時って今日の?
  明日の放課後あたりにしない?遅い時間はちょっと』

 …佐倉さんのほうは気づいてなさそうだ。

ほむら(美樹さんは遅い時間は出かけられないか… なんて返信しよう?)


1明日の放課後で了承、佐倉さんにも送る
2自由安価

 下1レス


 了承のメールと、佐倉さんにも予定の訂正を送っておいた。


ほむら(…インキュベーターは織莉子をどう見ているんだろう)

ほむら(あいつにとってもまどかが殺されるのは都合が悪いはず。
    私達をけしかけて倒させるということは考えられる。今回は協力してくれるかもしれない。腹立たしいけど…)

 …でも、それならもっと早く私達に接触してくれてもいいはずなのに。
 さすがに未だに企みに気づいていないというのは考えられないし――。

ほむら(…)

ほむら「インキュベーター、グリーフシードが溜まっているから居るなら出てきて」



下1レスコンマ判定
 10の倍数 出てくる


 ………。

 出てくる様子はない。


ほむら(居ないか、居ないふりか…)

ほむら(……そろそろ寝よう)


―7日(水)終了―

・時間停止×1 -魔力3

ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:8つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[43/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]



・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×53
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

---------
一旦席外します
多分20時くらいから再開

【訂正】前日は7日(木)でした。最近ミス多くて申し訳ない…
-------
―8日(金)



「おはよ、暁美さん」

ほむら「おはようございます」

ほむら「 …あれ?今日は少し元気なさそうですね。どうかしたんですか?」

「わかる? 実は昨日夜更かししちゃってさ。
 今から眠くてー。授業中寝ちゃいそうだなぁ…」

「あ、そういえばさ。この前学校行くとき、私たちと同じくらいの歳の子が
 公園のベンチで寝てんの見たんだけど」

「朝から? 酔っ払い親父じゃないんだから…」

「もしかしてホームレス!?」



1自由安価

2放課後へ
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4昼休みの行動(安価内容)

 下1レス


 織莉子の狙いはまどか。それはもうわかった。

ほむら(…“織莉子”は何をする気?)

ほむら(これから正々堂々と私達と戦ってくれるとは思えない。
    だって、世界がかかっているんだから)

 もう限界で時間が無いと言っていたので、なりふり構わず襲ってくる可能性が高いし、
 街中や学校で襲ってきたとしたら目も当てられない。

 まどか本人とご家族に事情を話して
 まどかを“織莉子”達の件が片付くまで学校を休ませ交代で護衛につかせるのはどうだろう…――


ほむら(……折角私達も揃っているんだし、学校は行かせたほうが安全かな。
    学校に来るまでの間は美樹さんがついているし)

ほむら(問題は家に帰ったあと… まどかの家を直接襲撃に行かれるのは一番まずい。
    一人でも傍についていれば、その確率は減らせる…)

ほむら(…でも信じてくれるかな、魔法少女なんて、荒唐無稽なこと……)

ほむら(いや、信じてもらえなくても交代で家の周りを張っていればいい。
    何か対策はしておいたほうがいいかもしれない)

―放課後


 帰りのHRが終わると、
 教室の中にがやがやと話し声が増え、生徒が席を立ち帰っていく。


マミ「みんな、授業お疲れ様」

さやか「マミさんもお疲れ様っす!」

さやか「これでみんな揃ったね、じゃ帰ろ」



――大人数での帰宅というのも、そろそろ慣れてきた。
相変わらず仲むつましげに喋っているのは前列の三人だけだけど…


マミ『…今日呉キリカについて、教師に聞いたわ』

ほむら『! それでなにかわかりました?』

マミ『同じ3年生に居るみたい。学校は休みがちで成績も悪いって愚痴をこぼしてたわ』

さやか『うわー、やっぱ不良とかみたいな奴なんだよそいつ!あとヤのつく怖いひととかさ!』

さやか『だって人殺しですよ?絶対なんか変な世界の人だよ!』

 巴さんが私と美樹さんにテレパシーを送る。
 美樹さんは相変わらず親友達との会話も続けながら器用にやってるようだ。


マミ『そう…なのかしら』

マミ『それにしては、今まで話題にもなったことがないのよ。
   問題行動ばかり起こすような子なら、もっと聞いたことがあってもおかしくないじゃない?』

さやか『それもそうっすね。なんだろうなあ、まあ碌でもない奴ってことは間違いないっすよ』

マミ『…それと、関係ないかもしれないけど、変な噂を聞いたの』

マミ『同級生が話していたんだけどね?
   “前に同じクラスだった根暗がおとといの朝に学校にも来ずに公園で寝ていた”って…』

 …あれ? 寝ていたというのは私も聞いた。
 まさかそれと関係……

ほむら『…おとといの朝?』

マミ『丁度、美樹さんが呉キリカを追い払った日なのよ。眠らせる魔法を使って』

さやか『え?じゃあ根暗ってそいつ? 根暗もどんな危ない本性隠し持ってるかわからないもんね!』

マミ『まだ関係があるかどうかはわからないけど…
   もしその人がそうなら、美樹さんの“ローレライ”が掛かる途中で逃げたってことになるわね?』

さやか『え、でもそんな一瞬で?』

ほむら『…それは心当たりがあります。彼女が一瞬にして目の前から姿を消したのは何度か見ました』

ほむら『それで私の時間停止も逃げられたことがあります』

マミ『ただの瞬間移動にしては、反応の速さが異常ね…。
   何か他の魔法も組み合わせているのか、それとも何か……』


まどか「…あれ? さやかちゃん帰らないの?お見舞い?」

 志筑さんと別れ、美樹さんの家に向かう岐路までさしかかったところで
 まどかが美樹さんに聞いた。

さやか「ああ、うん」

まどか「それにしても上条君、手が治ってよかったね!本当に奇跡だよね!」

さやか「そうだね」


まどか「病院に行くなら、暁美さんと同じ方だよね」

まどか「じゃあ、二人ともまた明日!」

さやか「ん、また明日ね!」

ほむら「また明日…」

―自宅


 まどかたちと別れた後、
 美樹さんと一緒に帰って来た。


さやか「杏子たち、っていうのも来るんだよね?」

ほむら「はい。隣町から来るので、少し時間がかかるかもしれませんが…
    了承の返事はもらってるので、もう少しすれば来るでしょう」

 『いく』
 昼辺りに来ていた佐倉さんからのメールは、ただそれだけの返信だった。
 “わかった”“了解”の一言よりも短く簡単な一言だ。

ほむら(なんていうか、らしいけど……)


さやか「子供のほうはともかく、杏子って子あんまり良い印象ないんだけど」

さやか「使い魔も見逃してて、泥棒とか犯罪も平気でする不良みたいな人なんでしょ?」

さやか「…って、あんたも同じようなんだろうけどね」

ほむら「……」

さやか「…でも、露骨に態度悪くされるといくらなんでも嫌になるじゃん?」

ほむら「……根は悪い人じゃないんですよ」

ほむら「…まあ、隣町の魔法少女ですし、あまり関わることはありませんから。今は辛抱してください」

さやか「まあそうだけどさ」



 話すこと
1自由安価
2とくになし

 下1レス


ほむら「佐倉さん、以前マミさんと組んでいたって聞いてます」

ほむら「理由は詳しくは知らないんですけど、喧嘩別れをしたらしいですよ」

さやか「ふーん。まあねぇ、マミさんとそいつじゃね。愛想つかされたんじゃない?」


 チャイムが鳴る。本人の登場だ。
 あまりどちらも喧嘩腰になってほしくないけど……

杏子「よう、来たぜ」

ゆま「おじゃましますっ、この前のおねえちゃんももうきてる?」

ほむら「いらっしゃい、二人とも。美樹さんも来てますよ」

 美樹さんが、足元に来ていたエイミーを撫でながら
 佐倉さんたちのほうに振り返る。

さやか「揃ったんなら、話聞こ」

杏子「ああ、こっちも無駄に時間潰す気はねえよ。ほむら、話してくれ」

 やはりあまり一緒に居たくないのか、美樹さんが急かす。
 それに対して佐倉さんも素っ気無く返した。

ほむら「はい」


ほむら「昨日話して、“織莉子”の狙いが鹿目まどかであることははっきりしました」

ほむら「彼女は、呉キリカと組んで鹿目さんの殺害を狙っています」

ほむら「今までインキュベーターに候補者を教えたのも、
    契約に奔走させ、 鹿目さんから一時的にでも引き離す時間稼ぎだということです」

杏子「そのために関係ない奴らまで巻き込みやがって…
   そいつに固執する理由はなんだ」

さやか「なんでまどかなの? なんでまどかが狙われなくちゃならないわけ?」

ほむら「理由はわかりませんが……
    それももう限界らしく、タイムリミットが17日だそうです」

ほむら「自分達と組まないかって脅されたんですけど、断りました。
    ついでに時間停止で攻撃しようともしましたが、逃げられてしまって……」

杏子「なんであんたにだけなんだ? 他の奴らだと恨み買ってるからか?」

さやか「あたしやマミさんが受けいれるはずもないしねぇ…」

 ……ここはあえて答えなかった。
 次の質問にいく。


ほむら「美樹さん、一昨日の朝呉キリカと戦った結界は
    魔女も使い魔もいなかったって言ってましたね。それについて詳しく教えてもらえませんか?」

さやか「あの時は… 魔力を感じて駆けつけて、結界に入ったらまどかと呉キリカがいて」

さやか「戦おうとしたけど、敵いそうに無くて。それで、咄嗟に眠りの魔方陣を敷いたんだ」

さやか「うん、そう… 入ったときから、使い魔も魔女も居なかったよ」

さやか「呉キリカが逃げた後は、すぐに消えたかな」

杏子「なんだそれ、まるで呉キリカがその結界作り出してたみたいじゃねえか」

さやか「できるのそれ?」

杏子「出来たとしてもおかしくないが、普通の魔法少女の力にそんなのはねえ」

ほむら「じゃあ、佐倉さんは心当たりないんですね?」

杏子「ないねぇ」

 じゃあ本当に、呉キリカは魔女みたいに自分の結界を作り出すことができるというの?


ほむら「……でも、瞬間移動のような技との関連性が思いつきませんよね」

ほむら「例えば、私のように時間を操れるとすれば、
    倒した後に結界の時間だけ遅くしたとか…… そういう何かがあると思うんです」

さやか「なるほど、あんたならどっちもできるわけね」

ほむら「結界の時間だけっていうのは広すぎて難しそうですが…
    真っ先に、自分の能力から考えたらそれが思い浮かんで」

ほむら「まだ可能性の一つに過ぎませんが、
    時間を遅くしたり、止めたりするような能力があっても不思議じゃありませんよ」

ほむら「時間が止まっている間に全員殺されてしまったら……
    一筋縄ではいかない相手かもしれません」

杏子「いや、あんたみたいに時間をとめられるなら
   とっくに時間止めて鹿目まどかを殺してるさ」

杏子「結界の中で奇襲したり、律儀にこいつの相手をしてやったんだからそれはないだろう」

ほむら「それもそうですね。
    なら、少なくとも完全に私と同じ能力ではなく、時間は止められはしないと考えていい」


 【17時】

1自由安価
2さようなら

 下1レス


ほむら「呉キリカが同じ学校にいる以上、このまま鹿目さんを登校させるのは危険な気がします」

さやか「そうは言っても、同じクラスにはあたしもあんたもいるんだし、
    いざとなったらマミさんも駆けつけられるんだよ?」

さやか「今のところ家まで襲われてはないけど、家で一人にさせるほうが危険だって」

ほむら「鹿目さん本人とご家族に事情を話して、鹿目さんを織莉子達の件が片付くまで
    学校を休ませ交代で護衛についてはどうでしょうか?」

杏子「…ちょっと待て、一般人に魔法のこと話すのか?」

杏子「やめとけ、下手したらお前ら化け物扱いだぞ。そんなの知れたら信用してもらえなくなる」

ほむら「そうでしょうか…」

杏子「そうだよ。そんなもんなんだって」

杏子「何にも知らない人からしたら、そりゃこんな変な力持ってる奴恐ろしいに決まってるんだから」

ほむら「………」

 思わぬ猛反対に少し驚いた。
 いつになく強い口調だった。なんだろう、この感じ……。


ほむら「でも、もう呉キリカがなりふり構わず襲ってくる可能性は高いです。
    鹿目さん目当てに街中や学校で襲って来たとしたら目も当てられませんよ」

杏子「そりゃ被害のこと考えたら、人の居るとこに行かないでもらうのが一番だろうけどな」

杏子「だが、わざわざ魔法少女三人も揃ってるとこを襲撃するか?」

さやか「打つ手がなくなったらするかもよ。
    けど、今の状態ならそれより狙いやすい時がまだあるんじゃない?」

ほむら「……とりあえず、帰宅後は交代で1人護衛につかせてもいいと思います。
    話すのが無理なら、家の裏とかで張るとかで…」

さやか「うーん… あたしなら家近いけど、ずっとは無理だなぁ。親に怪しまれちゃうから」

ほむら「美樹さんは家族と一緒に住んでますからね… わかりました、巴さんにも明日相談しましょうか」



1自由安価
2さようなら

 下1レス


ほむら「このあと食事にしますけど、みなさんどうですか?」

さやか「あたしはいいよ。お母さんが今日あたしの好きなもの作ってくれるみたいだし」

 そう言ってケータイの画面を見せてくれる。
 母親からのメールだった。

ほむら「そうなんですか。良いですね」

杏子「……… なんでお前みたいのが契約なんかしたんだよ」

ゆま「キョーコッ」

 小声だけど、佐倉さんがイラついた様子を隠さず言った。

さやか「はぁ? なによ、文句あるわけ?」

さやか「大体あんたは使い魔も見逃して、犯罪も強盗も平気でやって。
    あんたこそなんで魔法少女になったのよ」

さやか「願いごとかなえてもらったらそれでいいの? なんて自己中なの」

杏子「お前こそ何勘違いしてんだ。魔法少女を正義のヒーローとでも思ってんのか」

杏子「魔法少女になった時点で大損なんだよ。折角の魔法の力で損した分取り返さない方が馬鹿なんだよ」

ほむら「ちょ、ちょっと。争いはやめてください」

さやか「確かに大損かもしれないけど、それでも人としてやっちゃいけないことはあるし、
    できることはしたいと思うのが普通だよ」

さやか「あたしはあんたらみたいな人よりも、マミさんのような人のほうが良いと思うね。
    それに、魔法少女になったことであんたに文句言われる筋合いはないよ」

杏子「偉そうな口きいてんじゃねえよトーシローのくせに。お前は何もわかってないんだよ」


ゆま「やめてよっ!」

 バサリとスカートが捲り上げられる。
 …水色の縞々だった。

さやか「なっ……」

ゆま「キョーコはわるい人じゃないよ。だって、ゆまはキョーコのおかげでしあわせなんだもん!」

さやか「っ…だって、先に言ってきたのはあいつだもん!あたし悪くないし!」

 美樹さんが片手でスカートを押さえ、もう片手で佐倉さんのことを指差して叫んだ。
 まるで幼い子の喧嘩のようだ……。

ゆま「たしかに、今のはキョーコも悪いとおもう。あやまらなきゃ」

杏子「……~~わかったよ、いきなり突っかかって悪かったって」

ゆま「さやかおねえちゃん、許してくれる?」

さやか「……もういいわよ」


 ゆまちゃんのおかげでなんとか収まった。
 この二人が喧嘩するのは何度か見てきたけど、そうそう止められなかった。
 この子、すごい子なのかもしれない。

さやか「じゃ、あたし帰るから」

ほむら「はい。…佐倉さんたちは、食べて行きますか?」

杏子「ああ、ちょうど腹へってきたしな。今日は何だ?」

ほむら「今日は……」


料理
・自由安価

 下1レス

------------
ここまで
次回は24日(火)20時くらいからの予定です


ほむら「この前のカレーのルーが半分残ってますけど… 外食とどっちがいいですか?」

杏子「その二択なら外食だな。よし、じゃあ駅前に回転寿司あったろ?寿司食おうぜ寿司」

ほむら「わかりました。じゃあ向かいましょうか」

 佐倉さん、何皿くらい食べるんだろうか。
 今はお金に余裕があるからいいけど、すごくかかりそうだ。

ゆま「やったー! おすし♪ おすし♪」




―寿司屋


 駅前の回転寿司屋さん。
 外から見ることはたくさんあったけど、入ったことはなかった。

ほむら(いろんなのが回ってくる……)

ほむら(どうしようかな、最初は普通にマグロがいいかな?)


杏子「なんだ、取らないのか?」ヒョイ

ゆま「ゆまたまごがいいな!」

杏子「ほい、玉子だ」ヒョイ

ゆま「うわあい!ありがとー」


 …と、私が迷っている間に佐倉さんは皿を何枚も取っていた。
 回らないお寿司などを指定しなかったのは、高級すぎて逆に居心地悪いからかもしれない。

ほむら(……あ、マグロ来た)ヒョイ

杏子「…ケーキだ! お、メロンもあるのか」ヒョイ

ほむら「ゆまちゃん、ポテト一緒に食べない?全部だと私には多いから」

ゆま「うん、はんぶんこしよ!」

 …あと、お寿司以外にもメニューが色々揃ってるからかも。



・話題
1自由安価
2おまかせ

 下1レス


ほむら「まだ話したい事があるので今日は泊まって行きませんか?」

杏子「話? 今じゃ駄目なのか?」

ほむら「えーと…」


話す内容
・自由安価

 ※内容により今話さない可能性有り

 下1レス

-------------------------------------
 内容が決まってる方が描写などやりやすいのと、後の安価内容まで確保しておけるので
 とりあえず今話すか後で話すかに関わらず、内容だけ先にお願いします。

-------------------------------------


話す内容
・自由安価

 下1レス


ほむら「……そうですね、じゃあ… 本題だけでも今話しましょう」

ほむら「“織莉子”と呉キリカが組んでいて狙いはまどかなのははっきりしました」

ほむら「風見野にいると連絡はできても連携が取りにくいので、問題が解決するまでうちに泊まるのはどうかと思って」

杏子「あぁ、そういや今織莉子は見滝原に居るんだよな」

ほむら「はい、恐らく。ただ相手は未来を知っているようですし、
    こちらから仕掛けるのは難しく、どうしても受け身にならざる負えません」

杏子「じゃあ結局自分から動いても捕まえられねえってことかよ」

ほむら「そうでしょうね… 見つけられなかったけれど、巴さんも調査はしていたみたいですし」

ほむら「だからいざというとき一緒に行動が出来ると、とても頼りになるんですけど… どうでしょうか?
    巴さんの言質はとったので大丈夫だとは思うんですけど…」

杏子「停戦っつってもあいつらとはあんまり会いたくないけどな。
   あたしは直接あいつらと組んでるわけじゃないし」

杏子「ていうか、お前の家狭いじゃん? あたしはこの近くのホテルにでも泊まっておくよ。
   お前の家とも近いし、何か動きがあったら呼んでくれ」

 多分、遠慮というよりは単純に居づらさだけの問題なんだろうなぁ…
 まあ、確かに駅はすぐだ。すぐ呼びにいける範囲ではある。


杏子「ふーっ、寿司なんて久しぶりだったな」

ゆま「ゆまも!」

ほむら「私もです」

 勘定のとき、積み上げられた皿を見て店員が驚いていた。
 確かに、あれは小さい子も居る三人の量とは思えないだろう。


ほむら「…今日は、わざわざ来ていただいてありがとうございました」

杏子「ああ、じゃあな。すぐそこのホテルにするから」

 佐倉さんが指差して言った。

ほむら「はい。また今度」


 私も、帰ることにした。


―8日(木)終了―


ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:8つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[43/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]



・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×53
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

―9日


「おはよう、暁美さん」

ほむら「おはようございます」

「ところでさー、暁美さんって好きな有名人とかいる?」

ほむら「有名人ですか…? いえ、居ないです」

「えー、そうなの? 今度あたしの好きな歌手のライブがあって~~」


 いつものようにクラスメイトと話していると、いつもの三人が教室に入ってきた。

ほむら(今日は遅かったわね…)

ほむら(………いや、一人足りない?)

 私がそれに気づいてからすぐに、
 まどかが真剣な表情でこちらに向かってきた。

まどか「あの… 暁美さん。さやかちゃん知らない?」

ほむら「え……? 一緒じゃないんですか?」

まどか「今日、結局来なくて…」

ほむら「メールは?」

まどか「返信こないし、携帯も繋がらないの。ただの寝坊ならいいんだけどなぁ」

ほむら「……」

 猛烈に嫌な予感がした。
 一度まどかが消えたあの日の朝を思い出した。

 そして、恐怖から寒気が走った。

ほむら(…… 本当に、殺されてしまったのかな)

ほむら(…どうすればよかったの? 私達、このまま一人ずつ消されてしまうの?)

ほむら(そして、最後にまどかまで……――)



1自由安価

2放課後へ
3教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
4昼休みの行動(安価内容)

 下1レス

―放課後


 帰りのHRが終わり、チャイムが鳴る。
 巴さんが入ってくると、一度まどかたちのほうを見て、それから教室内を見回した。
 やはり一番に美樹さんの不在に気づいたようだ。


マミ「……ねえ、今美樹さんは?」

まどか「今日、来てなくて…」

まどか「……あの、さやかちゃん朝からずっと連絡が繋がらないんです。
    マミさんは何か知らないですか?」

マミ「…!? ごめんなさい、何も知らないわ」

マミ「……そうだわ、帰りにみんなで美樹さん家行ってみない?」

まどか「そうですね… いいよね、仁美ちゃん?」

仁美「ええ、もちろんですわ。さやかさんが無事か気になりますし…」

仁美「……まどかさんも同じようなことがあった後で、心配です。なにか関係があるかもしれません」

まどか「それなんだけど、わたしがいなかった間のこと、全然覚えてないんだよね…
    まるで数日後にいきなりタイムスリップでもしちゃったみたいで」

仁美「さやかさんも、何事も無くひょっこり出てきてくれればいいんですけど…」


 今日も2列に分かれて歩くが、ムードメーカーの居ない前列の会話はいつもより随分と大人しい。
 全体の雰囲気がまるで違うようだった。

仁美「こちらですわ」

 美樹さんのいつも別れる地点まで歩くと、その道を曲がって志筑さんが言った。
 美樹さんをよく知る前列が私と巴さんを案内をする。



―マンション


 私も一度きたことのある、美樹さんのマンションまで着いた。
 エントランスで番号を入れて呼び出す。


『……まどかちゃんと仁美ちゃん?あと、学校の友達…?』

まどか「あっ、さやかちゃんのお母さん? あのっ、さやかちゃんってどうしてますか!?」

『それが……さやか、昨日から帰ってきてないの。放課後にメールが来たんだけど… 一体何があったのか…』

まどか「メール…?」

『“スーパーで良い買い物が出来たから、晩ごはんはさやかの好きなものにしてあげる”って送って、
 “楽しみ。遅くならないうちに帰るね”って……――ただそれだけの、何てことのないメールよ』

『なのに、なんで………!』

 …なら、あれから別れた後だ。
 帰る前にメールを見せてくれたのを思い出す。あれから……


1自由安価
2とくに話さない


 下1レス

杏子にメールしてさやかの件を知らせる

>>954はこの後に入れます
-------

 マンションを後にする。
 わかったことは、美樹さんは昨日別れた後に姿を消したということだけだった。

仁美「では… 私はこっちですので…」

まどか「仁美ちゃん。……気をつけてね」

仁美「はい、まどかさんも」


 志筑さんと別れて3人で歩くが、
 全体的に重く暗い雰囲気になってしまっていて、会話もなかった。

 二人と別れる前に、何か話すことは…

1自由安価
2とくに話さない

 下1レス


ほむら『この後佐倉さんに連絡して来てもらうので、一緒に会ってもらえませんか?』

ほむら『もう織莉子とキリカを放置しておけませんが、このままだと受け身にしかならなくて手のうちようがありません』

ほむら『佐倉さんと一緒に対策を練って貰えませんか?』

マミ『っ…対策って、一体どうするのよ』

マミ『相手は、一人になったところを狙ってくるような卑怯者よ。もう、自分達で最低限身を守るしかないじゃない…』

マミ『それともあなたには何か良い策があるの?』

ほむら『策、というか… 私が一番相手に直接遭遇しています。先日は、“織莉子”とも実際に会いました。そこで聞いた話も…』

マミ『何故そんな大事なことを話さなかったの! 今は同じ相手に立ち向かうために組んでいるのよ!?』

マミ『知っていることは全部教えてちょうだい。それで最初からみんなで策を練っていれば美樹さんは……っ』

ほむら『……すみません』

―自宅


 佐倉さんにメールを打つ。
 巴さんはまどかを送り届けてからこちらに向かうから、佐倉さんたちと同じくらいになるかもしれない。


――チャイムが鳴る。

杏子「…よう、巴マミはもう来てんの?」

ほむら「もうすぐ来ると思いますよ」

杏子「にしても災難だったな、昨日アレから早速あいつがいなくなっちまったって…」

ゆま「…あのおねえちゃん…、ゆまたちみんなで一緒にいれば、だいじょうぶだったのかな…」

杏子「……随分セコいことするじゃねえか、織莉子ってのはよ。新人が一人じゃないと襲うのが怖いってか」

ほむら「…これから私達が一人ひとり消えていってしまうのかと思うと、…怖いです。自分が襲われるのも、他の人が死ぬのも」

杏子「………」

 佐倉さんが深く溜息をついた。
 ゆまちゃんも、悲しそうにしている。


―もう一度チャイムが鳴る。
 今度は巴さんだ。


マミ「無事に送り届けられたわ」

杏子「…よう、マミ」

マミ「……話してもらうわよ。私の聞いてない情報全部」


――…佐倉さんとゆまちゃん、美樹さんにした昨日の話、
 今まででわかっていることをまとめて再確認しつつ話した。


ほむら「――…私達がわかっているのは、このくらいです」

マミ「……それで、対策は…? 鹿目さんをずっと護衛するというのは、私は引き受けても構わないけど」

マミ「美樹さんもいない今、朝も手薄になるでしょうし
   私は鹿目さんの家が登下校の途中にあるというように言ってあるから、朝の登校にも自然に加われるわ」

杏子「…一人になって大丈夫か? 今度は鹿目まどか目当てにお前ごと狙われかねないぞ」

マミ「心配してくれるの?じゃあ、あなたも一緒に来てくれる?」

杏子「はぁ!?なんでそうなんだよ。そんなのごめんだね、あたしはあくまでも織莉子をぶっ飛ばしたいだけだ。
   そこで張ったところで出てくるのは呉キリカだろ?」

杏子「鹿目まどかって奴も知らないし別にどうでもいい。お前が勝手にやったことで勝手に死のうが関係あるかよ」

マミ「あらそう」

ほむら「本当に巴さんが死んでもいいって思ってるんですか?」

杏子「当たり前だ」

ほむら「…」


 …佐倉さんの意地は固い。
 巴さんは色々とまどかのことを守ってくれるみたいだけど…
 これ以上に何か良い提案があるだろうか?


1自由安価
2解散

 下1レス

-------------------------------
眠くなってきたのでここまでー
次回は25日(水)20時くらいからの予定です

---------------
と、最後に次スレ

『オール安価でまどか☆マギカ 11』
オール安価でまどか☆マギカ 11 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424792933/)


ほむら「…相手は1人でいるところを狙ってきたので、バラバラでいるのはマズいのではないでしょうか」

ほむら「もう、ずっと4人で固まっているしかないと思います」

マミ「固まってるって… 四六時中一緒というわけにはいかないでしょう」

ほむら「うちなら貸せますよ。巴さんの家よりここのほうが鹿目さんの家にも近いので、色々と都合がいいでしょうし…」

マミ「貸してくれるといっても、私は鹿目さんの監視があるからあまりここに居る暇もないわよ」

マミ「監視も4人全員じゃさすがに目立ってしまうでしょうし」

ほむら「しかし… それでは恐らく巴さんが一番に狙われてしまうことになりますよ」

ほむら「それに、睡眠も削るつもりですか? 何日もずっと続けては無理があるでしょう?」

マミ「ずっと護衛がついているのなら、誰も居ない狙いやすい寝込みを襲うでしょう。相手はそういう人たちよ」

マミ「少し無理してでも… 今はしょうがないわ」

マミ「佐倉さんは鹿目さんに関係ないから嫌みたいだしね」


 大丈夫なのかな、これ…。
 ある程度は魔法でカバーできるにしても、いざ戦いになったとき疲れていないはずがない。
 何か動きがあったときに弱っていてはまずい。

 でも、まどかも見てないと心配なのは確かだ。


1なら、私も行きます
 ※これからまどかの家に移動、今後放課後行動がかなり制限されます※
2ならお任せします
3自由安価

 下1レス


ほむら「佐倉さん、どうしても嫌ですか?」

ほむら「3人でローテーションを組めば負担も減らせると思います」

ほむら「それに、呉キリカを何とかすれば織莉子が出てくる可能性が高いと思いますよ?」

杏子「さすがにそれは時間と労力に見合わない。そんなことはやりたくないね。
   それなら最初から呉キリカが何とかなってからを狙うさ」

マミ「……そうでしょうね。最初からあなたに期待はしていないわ」

ほむら「…そうですか…… どうしてもと言うなら、強制はさせられませんね」


 最近は距離が近づいたと思っていたのに、結局は都合の良い存在としか見られていないのだろうか?
 巴さんとも、このままじゃ和解できるとも思えない。ゆまちゃんと一緒に行動するようになってから、少しは丸くなったのかと思ったのに。

 …そういえば、ゆまちゃんは何も意見してこないな。
 美樹さんのことでも悲しんでいたし、もうちょっと佐倉さんを説得とかしてもおかしくないのに。


ほむら「…あと、鹿目さんにだけでも状況を話すべきだと思いますがみなさんはどう思いますか?」

ほむら「狙われている本人なのに、全くそれを知らないというのは…。
    ちゃんと知っていればこちらも行動がしやすくなるかもしれませんし」

マミ「そろそろ話したほうがいいでしょうね」

マミ「キュゥべえも居る時の方がいいかと思っていたけれど、
   “織莉子”の策略でまだ遠ざけられているのなら私達だけで話すことになるのもしょうがないわ」

マミ「相手のリミットが17日と言っていたかしら?
   早いうちに話を済ませておけば、もっとすんなり話が進んで、早くに自分の身も守れるようにもなるかもしれないわね」

マミ「勿論、それからもちゃんと監視は続けるけれど」

 ……巴さんは、契約は確定と考えているんだ。
 だから、契約をやめさせようとする気もない。


ほむら(……一応、状況を話すっていうことは認めてくれたみたいだけど)

ほむら(契約に結びつくようじゃ困るのに…)


1自由安価
2さようなら

 下1レス


ほむら「ゆまちゃん、さっきから大人しいけどなにか言いたいことがあったら言っていいんだよ?」

ゆま「ううん… だいじょうぶ」

ゆま「…あとね、キョーコはほんとはやさしいんだよ」

ほむら「 ……?」

 ゆまちゃんがはっきりとそう言った。
 …なんだろう? 何か考えがあるのかもしれない。


1自由安価
2さようなら

 下1レス


ほむら「護衛のことはともかくとして、佐倉さんとゆまちゃんだけでも私と居られるときは一緒にいませんか?」

ほむら『魔法少女に成り立てだった美樹さんを狙ってきた以上、次に狙われる可能性が高いのはゆまちゃんだと思います』

杏子『ゆまにはあたしがついてるし、新人とはいえ2人で居る奴は狙われにくいんじゃないか? 
   お前らみたいに鹿目まどかのまわりに張り付いてるわけでもないしな』

杏子『今一番邪魔になってるのはお前らのどっちかだろ。特に家の周りに四六時中護衛しに行ってる奴』

ほむら『……』


マミ「…ねえ、二人とも? 何を話しているの?また私にだけ情報を明かさないつもり?」

マミ「人がいる前にも関わらず、こそこそとテレパシーなんて感心しないわね」

ほむら「……すみません」

杏子「いちいちうるせえな、大したことは話してねえよ」

マミ「ちょっと何よその態度は。それならちゃんと口で話せばいいでしょう」

マミ「それとも何かしら、私の悪口でも言ってたから喋れなかったとでもいうの?」

杏子「は…? 勘違いすんなよもう面倒くせえな!」

ほむら「や、やめてください。でもそういうのじゃないです。大事な情報でもないです。…だから… 気にしないでください」

マミ「………そう、言う気は無いということね。わかったわ」

ほむら「………」



1自由安価
2さようなら

 下1レス


ほむら「二人は以前パートナーだったのに、どうして喧嘩別れしてしまったんですか?」

杏子「…お前、それ誰から聞いた?」

マミ「…佐倉さんからじゃなかったの?」

 あれ?そういえばまだ誰からも聞いてないんだっけ……

杏子「言ってねえよ。キュゥべえにも、呼んでも来てもらえないレベルに警戒されてるらしいしな」

ほむら「…佐倉さんが、以前関わりがあったように言っていたのでついそうだったのかと」

杏子「関わりっつっても普通パートナーだったとか思わねえよ」

ほむら「…………」

マミ「ここで言えないということは、言ったらまずい理由があると判断するわよ」

マミ「どこで調べたのか解らないけど、こそこそとかぎまわるのはやめてほしいわね」

マミ「…といっても、もうこれが終わればもうあなたがこの街に居ることはなくなるのだけどね」

杏子「こそこそかぎまわられてたのはアンタのほうなのかあたしのほうなのか、わかんねえけどな」


杏子「まあ…そろそろ帰るわ。話は一通り終わったろ? いくぞゆま」

ゆま「う、うん…」

マミ「護衛の当番は私から始めるわね。今からでも早く行かないと」

マミ「明日の放課後は頼むわよ。帰りに送った後、鹿目さんの家の近くで待っているから」

ほむら「あ… はい」


 …扉が閉じる。
 どうしよう、少しこじれてしまったかなぁ…。


ほむら(…夕食を食べよう)


1買ってくる
2作る(安価内容)

 下1レス


 気分転換に、料理にでも挑戦してみよう。
 パソコンを立ち上げて、レシピを探す。

ほむら(鶏肉と、卵と、えっと……)


 ………―――。



 材料をメモして、近くのスーパーで買ってきた。
 さて…、 作ろう!


ほむら「えーと、量は… 大匙?小さじ?どのくらいにしたらいいんだろう。
    わぁ、今度計量スプーン買ってこよう…」

ほむら「…たまねぎを切るのって目に沁みるのがいやだなぁ。でも、眼鏡があるから少しマシになってるのかなぁ」トントン

ほむら「卵丁度良くするのって難しそう。どのくらいやればいいんだろう、うまくできるかなぁ…」



下1レスコンマ判定
0~99

※1~29=30(食えるライン) 0=100


 どんぶりにあったかほかほかの白いご飯。
 その上に、具をのせる。

ほむら「……できたっ!」

 おいしそう。我ながら上手く行ったと思う。
 まず見た目がおいしそうだ。卵も丁度良く半熟でふんわりとしている。

ほむら「おいしい…。今度佐倉さんたちにも出してあげたいなぁ」

 見た目を裏切らず、味も美味しかった。
 今回のをちゃんと覚えておこう。

 …佐倉さんのことも、今日はちょっと警戒されたかもしれないけど、それもいつか解けるようにしたい。



 【21時】


 寝る前に
1自由安価
2基礎魔法
・肉体強化(1日につき効果の弱い順に10・20・30消費)
 ――【現在不使用】

3寝る

 下1レス


 カレンダーを確認しよう。

今日は9日の土曜日。
明日は10日の日曜日。


 “織莉子”の行動のせいで殆ど今までの経験が使えなくなってしまっている。
 魔女も、知っているものは既に倒してしまっている。

 “織莉子”にはこれからのことなんて全てお見通しなのだろうか。
 非常に動きが読めなくて厄介だ…。


17日(日)ワルプルギスの夜襲来、“織莉子”によれば、このままだとこの日にまどかが魔女化するらしい



 前に書いた続きを纏めてみる。


28日(月)上条君のお見舞いに。立体駐車場にて委員長の魔女と交戦。

29日(火)風見野に向かい、ゆまちゃんに上条君の腕を治すのをお願いする。

30日(水)病院にGSがあるから倒してくる、と佐倉さんから連絡がきた。
      しかし佐倉さんが重傷を負い、ゆまちゃんが治癒魔法で治したにもかかわらず目を覚まさなかった。
      ゆまちゃんには杏子の傍にいてもらって、私がお菓子の魔女を倒しに駆けつけた。
      佐倉さんとゆまちゃんに、ソウルジェムが魂だということをインキュベーターが話してしまった…
      一方美樹さんも病院に来ており、インキュベーターが契約を迫ろうとしたものの呉キリカからの妨害が入ったらしい。
      後にわかるが、恐らくまどかの身の回りの人が契約してしまうとまどかにまで影響が出てしまうからだろう。
      殺してしまわなかったのも、美樹さんがいなくなれば逆にまどかの契約の理由になり、恐らくは契約か魔女化の時期が早まったため。

31日(木)中沢君・美樹さんの二人と一緒に上条君のお見舞いをした。腕が治らないと知らされ、上条君は荒れていた。
      美樹さんに魔法少女のことを話した。自分の魔法(停止)・インキュベーターの存在・SG=魂の真実。

1日(金) 朝、まどかがいなくなってしまった。 後に呉キリカに殺されてしまっていたのだと判明


2日(土) 上条君が飛び降り未遂をしたらしい。


3日(日) 美樹さんとともに上条君のお見舞いに行き、話した。
      別れた後、呉キリカが美樹さんを襲った。すぐに駆けつけたので、傷は深かったけどなんとか回復できた。

      美樹さんがこの後まどかを蘇生させる願いで契約。インキュベーターからの紹介で、巴さんと話したらしい。
      また後に、美樹さんが狙われたのは、相手がこの日契約でまどかを生き返らせると知っていたからだと判明した。

4日(月) 昼休みに巴さんと話した。放課後美樹さんに魔力コントロール訓練。その後、美樹さんが上条君の腕を治しに行った。

5日(火) 双子の魔女と交戦。放課後、美樹さんは巴さんと訓練。
      耐え切れなくなった私が巴さんに啖呵を切り、争いに発展しそうだったところに、美樹さんが目的は一緒なのでと一時的に組むことを提案。
      しかし、依然巴さんとは険悪なまま。

6日(水) 朝、まどかが襲われるも美樹さんが追い払ってくれた。放課後、みんなで帰った。
      佐倉さんたちと織莉子の家に行った。美国の娘が織莉子だとわかったが、家は既に焼け焦げ消息不明。
      犬、針、猫の魔女と交戦。
      帰宅後ポストを見ると織莉子からの手紙。一人で来てください、とのことだった。

7日(木) 放課後、美樹さんと佐倉さんにメールを残し、織莉子の待つ鉄塔へ。
      織莉子の狙い、目的が全てわかった。まどかを狙っていたのは、魔女化したら世界が滅びることを知っていて、阻止するためだったんだ。

8日(金) 放課後、美樹さんと佐倉さんを呼んで昨日織莉子と話をして、わかったことを伝えられることだけ伝えた。
      みんなと別れた後、美樹さんが呉キリカに襲われてしまった。

9日(土) 巴さんと佐倉さんを家に呼んで話をした。巴さんに言ってなかったことを全て話すと、護衛を引き受けるといってくれた。
      護衛は巴さんと私でローテーションすることになった。


 ……記録のついでに、“織莉子”関連でわかっていることも時系列順に追って並べられた。
 頭の中でわかっていたものでも、ちゃんとまとめてみるとわかりやすくなった気がする。


ほむら(この間魔女と戦ったときいっぱい爆弾使っちゃったし、残りの時間で爆弾を作ろう)


――
――――…


【23時】

手製爆弾+6
爆弾所持数:59


ほむら「んー…、そろそろ片付けて寝よう」




―9日(土)終了―


ほむら 魔力[97/100] 状態:正常
GS:8つ
・暗闇[0/100]
・落書き[0/100]
・薔薇園[43/100]
・委員長[100/100]
・お菓子[100/100]
・蜂[100/100]
・熱帯林[100/100]
・犬[100/100]
・針[100/100]
・猫[100/100]



・肉体強化
 ――【現在不使用】

所持品(盾)
・武器
 拳銃(デザートイーグル50AE)
 日本刀
 ゴルフクラブ
 爆弾×59
・その他
 なし

◆ステータス

[魔力コントロールLv4] [体術Lv1] [射撃能力Lv3]

------------------
ここまで
次回は27日(金)20時くらいからの予定です

―10日


 朝のHRが始まる前の時間、巴さんからのテレパシーがあった。
 “異常なし”とのことだ。


マミ『…でも、キュゥべえって今どこにいるのかしらね?』

マミ『まだ“織莉子”の策に気づかず勧誘を続けているとも、思えないのだけど…』

 …確かにそれは気になる。
 私からしたらそれを“怪しい”としか思わないけど、巴さんは心配なようだ。

ほむら『もし相手がキュゥべえに何かしているなら、もう鹿目さんを狙う必要もなくなってると思いますよ』

 どうせ始末しようにも無理だ。
 キュゥべえ自身に手を出せるなら、私だってそうしている。



1巴さんに安価内容で念話

2自由安価
3放課後へ
4教室内の他の人(安価指定)に安価内容で何か話す
5昼休みの行動(安価内容)

 下1レス


 まどかは一度呉キリカに殺されている。
 なのにまだ狙われているということは死んでも素質の高さは変わらないのだろうか?

ほむら(そもそも素質って、なにで決まるんだろう?
    そのあたりのことは、よくわかってないことが多いけど…)

 そのことも含めて、一度キュゥべえに詳しく聞いてみたい。

ほむら(本当に、どこで何をしているのか…。
    何かあっちの妨害工作にでも嵌められているのかなぁ…)

ほむら(だとしたら、それはありがたいけど… でもこのままにしておくわけにはいかない)

―放課後


 帰りのHRが終わり、チャイムが鳴る。
 教室に巴さんが入ってきて、みんなが揃う。…ただ、美樹さんだけが欠けている。


まどか「あの…。今日もさやかちゃんはいないけど、二人も一緒に帰るんですか…?」

マミ「ええ。それに、少し鹿目さんに話したいこともあるの。
   今日志筑さんと別れた後、喫茶店でお話できる?」

まどか「はい、大丈夫ですけど…」

―道中

 …―――にぎやかさのかけた下校。
 それでも前列はまだちらほらと話しているようだけど、後列は全くの無言だった。




  話題
1まどかに安価内容で話す
2志筑さんに安価内容で話す
4巴さんに安価内容で話す(通常・念話)
5なし

 下1レス


ほむら『…巴さんは、鹿目さんに何て話すつもりですか?』

マミ『まず、魔法や魔法少女の存在を話して信じてもらうわ。
   それを信じてもらえないことにはどうしようもないでしょうし』

ほむら『どうやって信じてもらいます?
    話を聞いただけじゃ信じられないだろうし、公共の場で派手なことはできませんよ…?』

マミ『魔法というならこのテレパシーもそうだし、やりようはあるわ。
   それでも信じてもらえなければ暁美さんに時間停止を使ってもらうことになるけど、いいわよね?』

ほむら『はい、それは構いませんけど』

マミ『それから、鹿目さんにも魔法少女の素質をあることを話して、キュゥべえのことも話す』

マミ『そして、“織莉子”と呉キリカのこと、美樹さんがそれに襲われてしまったということを話すつもりよ』

ほむら『…契約を促すんですか?』

マミ『興味を持ってくれたらね。でも、鹿目さんはこのままだと契約するんでしょう?
   なら興味を持ってくれるんじゃないかしら』

ほむら『佐倉さんたちも交えて話す場を作るべきじゃないでしょうか』

マミ『…何故そこで佐倉さんが出てくるの?契約するかしないかは鹿目さんの問題よ。関係がないわ』

マミ『それとも、あなたたちになにか不都合でも?』

ほむら『…』

―喫茶店


 志筑さんと別れた後、近くの喫茶店に入った。
 …店内は洒落ていて、いかにも巴さんらしい。
 慣れない二人との行動に、鹿目さんは少し緊張しているようだった。この場の雰囲気もあるかもしれない。

 席に着くと、それぞれ注文を済ませる。
 巴さんは紅茶、私はアイスティーで、まどかはメロンソーダだった。見事にバラバラだ。


まどか「えと、話って……?」

マミ「いきなりごめんなさいね。
   これからありえないことを言うけれど、あなたにも関わりのある話だから聞いて」

マミ「それに、実は美樹さんがいなくなったことにも関わりのある話なの…」

まどか「え…? マミさんたち、何か知ってるんですか?」

マミ「ええ… ……私達ね、実は魔法を使えるの」

まどか「へ……?」

 どう反応していいかわからないというような困った様子だ。
 いきなり言われたって信じられないのは当然だ。

マミ「こんなこと急に言われたってわけわかんないわよね。
   でもね、本当なのよ。たとえば…――」

マミ『―…これ、テレパシーなんだけど… どうかしら…、少しは信じられる気になった?』

まどか「えっ、ええ? 口が動いてない…?で、でも…」

ほむら『私も使えます。え、ええと…たとえばほら、こうして飲み物を飲みながらとかでもテレパシーなら喋れるの』ゴク

マミ『他にも色んな魔法があるけど、それはまた別の機会ね』


まどか「へぇ…… す、すごい…魔法使いって本当に居たんだ…」

マミ「私達のような人のことは、魔法少女と呼ばれているわ。
   でも別に特別なわけじゃなくて、普通の人間なのよ?」

マミ「私達は、キュゥべえっていう妖精と契約して魔法少女になるの。
   私も数年前には何の力もない普通の人だったのよ」

まどか「そんなことがあるんですね…」

 まるでテレビアニメのような話に、まどかは興味を持ち始めている。
 けれど、本題はここからだ。

マミ「…でも、魔法少女も良い人ばかりじゃないの。魔法の力を悪用する人も居るのよ」

マミ「この魔法の力は、魔女っていう怪物やその手下… 人を襲う怪物を倒すためにあるの」

マミ「魔女は魔力を回復する石を落としてくれるけれど、使い魔は落とさない。
   だから、それをわざと放置して魔力を自分のために使う人も… 残念だけど、少なくはないわ」

ほむら「…」

マミ「魔法少女といっても、普通の人と同じ。良い人も悪い人も、魔法の力を使って犯罪を犯してしまう人さえ居る」

マミ「軽犯罪から、魔法少女を殺すために使ってしまう人まで」

まどか「そ、そんな… なんでそんな人が契約できちゃうんですか…?」

マミ「素質があればね…。そして、あなたにもその素質があるのよ、鹿目さん。それに、美樹さんも素質があって、契約した」

まどか「えぇっ?わたしにも?それに、さやかちゃんもなんですか?」

まどか「…あ、もしかして、それがさやかちゃんがいなくなっちゃったのと関係が…?」


マミ「……ええ。この街には、さっき話したようなとても恐ろしい殺人者がいる」

マミ「それにあなたが狙われているの。呉キリカという人と、美国織莉子っていう人なんだけど…
   理由はわからないけど、あなたに契約されると困るみたい。手段を選ばず、何度も何度も執拗に狙ってきているわ」

マミ「それで美樹さんも邪魔になるからって… 襲われてしまった」

まどか「……さやかちゃんは、死んでしまったんですか? …帰ってこないんですか?」

マミ「………」

 巴さんが黙って俯く。

まどか「……わたしのせいで…」

ほむら「悪いのは鹿目さんじゃないよっ、相手が悪いんだから…!」

まどか「……契約しないってその人たちに言えばやめてくれますか? これ以上、わたしやわたしの周りの人を襲うのを…」

マミ「それは無理でしょうね…。生きているというだけで、契約する可能性があると考えてしまうでしょうから」

マミ「それで納得してくれる人なら、こんなことはしない。姿を見せればすぐにでも殺されてしまうと思うわ…」

まどか「そんな………、 あ!」

まどか「キュゥべえって、なんでも願い事叶えてくれるんですよね… なら、さやかちゃんを生き返らせることとかも…」

 ……まるで美樹さんのときと同じ展開だ。
 それだけ二人の絆が強いってことなんだろうけど…

マミ「…できると思うわ。でも、よく考えて決めた方がいいことよ。
   キュゥべえがあなたのところに来るのもまだ時間があるでしょうし」

マミ「“織莉子”によると、あなたは17日までに契約するみたい。
   …もし私達と話さなかったらまた別に願いたいこともあったんじゃない?」

まどか「…いえ、やっぱりさやかちゃんが戻ってきてくれるならそれが一番いいです」

マミ「そう、それならいいのだけど」


 どうしよう… このままだとまどかは美樹さんの蘇生で願いを決めてしまうらしいけど。
 巴さんの手前、あまり否定もできないし……

1自由安価
2場に任せる

 下1レス


ほむら「鹿目さん、今すぐ契約するのは待ってください」

ほむら「キュゥべえは前に鹿目さんが高い素質を持ってると言っていました」

ほむら「おそらく美樹さんを生き返らせる事はできると思いますが、呉キリカに殺された魔法少女は大勢います。
    彼女たちも美樹さんと同じく呉キリカと美国織莉子の犠牲者たちです」

ほむら「美樹さんだけでなく彼女たちも一緒に生き返らせることができるのか、
    キュゥべえに確認が取れるまで待ってもらえませんか?」

まどか「そっか、さやかちゃんだけじゃないんだ…。じゃあ、キュゥべえが来たら契約する前にそれも聞いてみるね」

まどか「助けられるなら、みんな助けられたほうがいいから」

マミ「そうね、それがいいわ」



――話を終えて、店を出た。
 いつものように巴さんはまどかと一緒に帰って、送り届けてくれる。

 それから、今日の監視は私の番だ。鹿目さんの家に行って、巴さんと監視を代わらないと。


【16時半】

※ここから翌日朝まで自由行動ができません※
時間がかかるようなことはできませんが、何か考察などがあれば自由安価でどうぞ。
1自由安価
2翌日へ

 下1レス

―鹿目宅


 一度家に帰ってエイミーに多めにごはんをあげてから、鹿目さんの家に向かった。
 鹿目さんの家の前に居た巴さんと交代して、まどかの家の裏に回る。


ほむら「………」

 こうしてここで張るのも久しぶりだ。
 …気は抜けないが、暇になる。

ほむら(インキュベーター、まだまどかの周りには来ていないのかもしれないけど、一応呼んでみようか)

ほむら(来てたとしても、今ここで私が呼んでも姿を見せないとは思うけど…)


ほむら「…インキュベーター、今はまどかの周りにいる?」

ほむら「少し聞きたいことがあるだけで、攻撃はしないから出てきて欲しいんだけど…」

 …………。
 来る様子はない。


ほむら「………契約を迫るようなら攻撃するけどね」

ほむら「呉キリカからだけじゃなくて、あなたからも守ってるんだから」

 誰に言うでもなく付け足す。
 返事は返ってくることなく、呟いた言葉は静かな住宅街の中に溶けていった。



――――――
――――――

--------------
1000なら>>1の最期はマミさんのおっぱいの谷間に埋もれて窒息死

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