妹「おにぃー!起ぎで!」兄「zzZ」(59)

妹「早ぐ起ぎで雪掻き手伝ってけろじゃ!」ユサユサ

兄「ん~……」

妹「おにぃー!起ぎろぉぉぉ!」ボスボス

兄「だぁー!うっせーな!」ガバッ

兄「休みの日ぐれーゆっぐり寝させろじゃよ!」

妹「ゆっぐりって、はぁ昼の2時だで?」

兄「は?マジでな?」

妹「マジで」

妹「あにぃが寝でら内にたんげ雪降ったがら雪掻きすんど」

兄「どんだげ降ったんず?」

妹「ん~、1m弱ぐれぇ」

兄「マジでな?」

妹「マジで」

兄「はぁ~、めんどくせぇの」

妹「わだってめんどくせぇじゃよ」

兄「雪が降らねー場所さ住みてーな~」

妹「んだな」

兄「んだば準備して来るはんで、待ってろじゃ」

妹「ん、わがった」

兄「……」モゾモゾ

妹「まだ寝だら殺すはんでな!」
兄「わ、わがってらじゃよ!」

兄「んだば、雪掻きやんが!」

妹「おー!」

兄「行くど!」ガラッ

兄「……」

兄「……」ピシャ

妹「なした?」

兄「何が雪の高さが我の首下ぐれぇまであんだけど…」

妹「あにぃ身長どんぐらい?」

兄「176」

妹「んだば積雪150ぐれぇが…」

妹「我がスッポリ埋まるな」

妹「ハッ!」ピコーン

妹「……」ダダダダダ

兄「長靴持って二回さ…ハッ!」ダダダダダ

兄「おっと、念のためスコップも持ってがねーばな」

兄「よし!」ダダダダダ

妹「ヒャホーーイ!!!」ピョーン

ボフッ

妹「やっぱし雪降っだらこれやんねーばなw」

妹「あれ?……動げねw」ジタバタ

妹「あにぃーー!ヘルプミー!!!」シャバダバ

兄「何が雪がら二本生えでらじゃ…」

妹「モガァーー!もももるもー!!!」シャバダバ

兄「な、頭がら行ったのがw」

兄「ちょっと待ってろよ」スコップポーイ

ザシュッ

兄「危ねw妹に刺さるどごだったじゃw」

妹(何が近くで音したな…)

兄「とう!」ピョーン

ボフッ

兄「やっぱ、ギリギリ首が出るくれぇが」

妹「んー!んー!」ジタバタ

兄「待ってろ、今助けるはんで」

兄「ヨッコラセックス!」

ズボッ

妹「ハァハァ…し、死ぬがと思ったじゃw」

兄「頭がら行ぐしてよw」

妹「うん、はぁ頭がらは行がねーじゃw」

兄「死にだぐねがったらそーしろw」

妹「で、どうやってこの雪の壁ば片付げる?」

兄「ん~とりあえず、押し固めながら玄関の方さ行ぐど」

妹「う~ぃ」

―――
――


1m超えとか想像できないわ

3時間後

兄「よし、こったもんで良いべ!」

妹「づがれだぁぁぁ」

妹「はぁ真っ暗だな」

兄「んだな、雪も止んできたしてやっと家さ入るど」ダダダダダ

妹「うぅー!さんびいぃぃ!」ダダダダダ

妹「はぁ~コタツ最高!」

兄「コタツミカン最高」

兄「……」ムキムキ

妹「……」ジィー

兄「よし」

妹「アーン」

兄「……」パク

妹「あぁ!くれても良いべな!」
兄「んんんもむへ」

妹「口さミカン丸々一個入れで喋っても聞き取れねーじゃよ」

兄「……」モグモグ

兄「……」モグモグ

妹「……」ジィー

兄「……」モグモグ

妹「……」ジィー

兄「……///」モグ ピュッ

妹「汚な!汁飛ばすなじゃよ!」
兄「……w」ゴクン

兄「わりぃわりぃw」

妹「あにぃ」

兄「ん?」

妹「今気付いたんだけどさ」

兄「うん」ムキムキ

妹「今日クリスマスイブなんだね」

兄「うん」ムキムキ

妹「……」

兄「……はっ?」ピタッ

妹「貰い!」シュッ

兄「なっ?!」

妹「人に剥いてもらったミカンって美味いよね」モグモグ

兄「……なのプレゼントそれな」
妹「お返しします」ズィ

兄「すいませんお客さん、当店は返品お断りなんですよ」

妹「なしてよ!まだ食べれる所あるはんでいいべな!」

兄「すいませんお客さん、規則なもんで…」

妹「なだば話しさなんねーじゃ!店長呼べじゃ!店長!」

兄「すいませんお客さん、只今店長は腹筋中でして…」

―――
――


妹「6時半か」

兄「……」ムキムキ

妹「ねぇ、あにぃ」

兄「ん?ミカンなら自分で剥けよ」

妹「じゃなくて、あにぃってさ」

兄「うん」ムキムキ

妹「彼女いないの?」

兄「……」ピタ

妹「あにぃ?」

兄「どうせ我はモテねーじゃよ…このまま魔法使い一直線だじゃ…」

妹「ふーんw」ニヤニヤ

兄「…なはどうなん?」

妹「……ん?」

兄「『ん?』じゃねくて、なは彼氏居ねーのが?」

妹「……お母さん達遅いね」

兄「彼氏居ねーのが?」ニヤニヤ

妹「まだ仕事終わらないのかな」
兄「彼氏居n」

妹「うっさい!黙れ!死なすぞ!」

兄「すいませんでした」

prrrrr

兄「ん?」

prrrrr

妹「誰から?」

prrrrr

兄「ん、母さんからだ」ピッ

兄「はいはーい」

母「おう、今ケーキ屋さ居んだけど、何食いて?」

兄「何個まで?」

母「1人2個まで」

兄「あぁー、んじゃー…フルーツタルトとチーズケーキで」

母「妹は?」

兄「な、ケーキ何が良い?1人2個までだってよ」

妹「マジで!ん~…フルーツタルトとモンブランで!」

兄「妹はモンブランと……」ニヤリ

兄「ティラミスだってさ」

妹「ちょっ!」

母「フルーツタルトにチーズケーキにモンブランにティラミスね」
妹「ちょっと!おにぃ!」

兄「はいはーい、気をつけて帰ってきてな」ニヤニヤ

母「あいよ、んじゃの」

妹「待って!お母さん!」

兄「あーい、へばの」ピッ

妹「……!」プルプル

兄「……」ニヤニヤ

母のセリフ『』にすれば良かったね…ま、いっかw

妹「……」プルプル

兄「……」ニヤニヤ

妹「……!」バッ

兄「……!」

妹「立てい!あにぃ!」

妹「天に還る時が来たのだ!」凸(`ω´#)

兄「え?嫌だよ、我まだピチピチの17歳だよ?童貞を抱えたまま死ねるか!」クワッ

妹「問答無用!」

妹「とりゃぁ!」ガバッ

ここまで勢いで書いた後悔はしている
でも最後まで書くから許して欲しい

続きは夕方頃にやるかも

へばの



拝啓、カーチャン
俺は異次元に迷いこんだようです

単芝はやめとけ

単芝気になる
そんな積もる雪が想像出来ないな支援

助言有難う御座います

ところで分からない方言ありますか?
これでも皆さんに伝わるように押さえて書いてるつもりです

遅くなりましたが投下します

兄「ヌン!」ガシッ

妹「ぬぅ…」

兄「暴力反対!」

妹「時には言葉よりも拳で会話した方が良い時もあるのだよ」

兄「我はなに手を挙げる事はでぎねぇ!」

妹「おにぃ…」

兄「だはんで暴力以外で勝負すんべ」

妹「暴力以外って言っても我がゲームでおにぃに勝でるわげねーべな!」

兄「大丈夫だ、勝負はこれでやる」ドン

妹「ミカン箱?」

兄「箱じゃねくて、ミカンで勝負だ」

妹「ミカンで?」

兄「んだ、こん中のミカンば適当に取って、房が多い方が勝ち」

妹「ふむふむ」

兄「房が別れでればどんなに小さくても1房としてカウントする」
兄「更に少しでも薄皮がくっついでればそれは1房とする」

妹「ふむふむ」

兄「普通に勝負しでもつまんねーして、何が賭けるびゃ」

妹「何賭けるん?」

兄「風呂掃除」

妹「ちょっと待で!風呂掃除は今日おにぃの番だべ!」

兄「チッ、気づいだが」

妹「わがった、おにぃが負げだら我の宿題ば手伝ってな」

兄「わがった、その条件飲んでやる」

妹「ん~」ガサゴソ

兄「……」ガサゴソ

妹「お、我こr」ガサゴソ

兄「……」ギュッ

妹「ちょっ!いぎなり手握んなじゃよ!///」バッ

兄「我これな」ニヤニヤ

妹「な!?それ我が狙ってだでっけーやづだべな!」

兄「早い者勝ち」ニヤニヤ

妹「むー!おにぃの童貞!童貞拗らせて死ね!」ガサゴソ

兄「うせっ!我は生ぎる!」

妹「…だば我はこれで勝負だ!」

―――
――


兄「……」

妹「フッフッフッ」

兄「クソ、何でくっついでんのが3つもあんのよ」

妹「卑怯な事するして罰が当たったんだ」

妹「んだば明日から宿題手伝って貰うがらな」

兄「はぁ~、わがった」

ガチャ

母「ただいまー」

兄妹「「おかえりー」」

母「うぅ~さぶさぶ」

妹「父は?」

母「ケンタッキー買って来るって言ってだがらもう少しで来るんじゃねーが?」

ガチャ

父「ただいまー」

母兄妹「「「おかえりー」」」

父「ほれ、ケンタッキーと寿司だ」

兄妹「「イヤッホーイ!!」」

妹「プレゼントは?」

父「あ!」

妹「おい、まさか?」

父「忘れちゃった」テヘペロ☆

妹「キモッ!童貞拗らせて死ね!」

父「どどど童貞ちちゃうわあぁぁぁぁ!!!!!」

父「と言うわけで妹のプレゼントは無しな」

妹「はぁ?なして?」

父「我の事ば童貞でないのに童貞って喋ったがら」

妹「器小っさ!父の器小っさ!」
母(アソコもね…)

兄「準備でぎだして早ぐ食うびゃ」

妹「お寿司!お寿司!」ワクワク

兄妹父母「頂きまーす!」

妹「あー!またおにぃウニ避けてる!」

兄「だってウニ不味いもん…」

妹「フッ、おにぃの舌はお子ちゃまだの~」

兄「だば、なさける」

妹「いや、結構です!」キリッ

母「フフ、妹もウニ苦手だもね」
父「などもまだまだ子供だなー」
兄「我は口さ入れだ瞬間のあのウニ臭さが駄目だ」

妹「我も…」

兄「あど、イクラも苦手だ…」

妹「我も…」

父「だばなどのウニとイクラ貰うど」

兄妹「「どうぞ、どうぞ」」

兄妹父母「「「「ごちそうさまでした」」」」

妹「ふぅ、食った食った」ポンポン
母「それじゃあケーキ出して来るが」

父「我は先に風呂入って来るじゃ」ガラッ

妹「……ケーキ」

兄「……」

妹「我のフルーツタルト…」ボソ
兄「……」

母「はい、妹はモンブランにティラミスな」コト

妹「……うん」

母「兄がチーズケーキにフルーツタルトっと」コト

兄「うむ」ニヤリ

妹「!」

妹「ちょっとおにぃ!」ガタッ

兄「頂きまーす」

妹「待で!」ガシッ

兄「……何か?」ニヤニヤ

妹「そのフルーツタルトを渡せ」
兄「お断りします」

妹「いやぁぁぁだぁぁぁ!我もフルーツタルトが良かったのぉぉぉ!!!」ジタバタ

母「まだ妹ばイジメでんのが?はい紅茶」コト

妹「フルーツタルトオォォォオォォォ!!」ジタバタ

兄「それが我の生き甲斐だしてな」ニヤ

母「やり過ぎれば嫌われるど」

兄「大丈夫」

妹「うぅ…タルトォォ……」グスン

兄「ほれ、半分やるして泣き止め」

妹「……マジで?」ピタッ

兄「マジマジ、だして床で暴れねーで椅子さ座れじゃ」

妹「……チーズケーキも?」ウルウル
兄「食いてぇのが?」

妹「うん!」キラキラ

兄「しょうがねーな」

妹「ヤッター!おにぃ大好き!」ダキ

兄「はいはい、分がったして早ぐ座れ」

妹「ケーキ!ケーキ!」ワクワク

妹「フルーツタルトうんまぁぁぁ!」

兄「……」モグモグ

妹「チーズケーキもうんまぁぁぁ!」

兄「……」モグモグ

妹「モンブランもティラミスもうんま!」

兄「……」モグモグ

兄「ごっそさん」

妹「ん」スッ

兄「ん?」

妹「モンブランとティラミス半分上げる」

兄「いいのか?」

妹「うん」

兄「だば遠慮なく」スッ

妹「……」ジィー

兄「……」

妹「……」ジィー

兄「……我ティラミスだげでいいして、なモンブラン食えじゃ」

妹「良いの!?」

兄「あぁ」

兄(あったに見られだらな…)

妹「おにぃ大好き!」ガバッ

兄「はいはい」

妹「キスしてやろっか?」ニヤニヤ

兄「お断りします」

兄「風呂も入ったし寝るがな」ノビー

兄「あれ?妹は?」

母「部屋に行ったよ」

兄「そっか、だば我も部屋行って寝るじゃ」

兄「おやすみ」

母「はーい、おやすみ」

母「……さてと、我も風呂さ入って寝るがな」

ガチャ

妹「……」

兄「……何やっちゃんず?」

妹「ん?本読んでる」

兄「我寝るんだけど」

妹「ん、おやすみー」

兄「いやいや、ベッドがら降りろじゃよ」

妹「寒いから嫌だ」

兄「……」

兄「だば、本持って行っていいして、自分のベッドさ行げじゃ」

妹「ん~、これ読んだらね」

兄「……」

妹「何してんのおにぃ?」

妹「寝るんだべ?ほれ、入れじゃ」ペロン

兄「……はぁ、分がったしてもっとそっちさ寄れじゃ」

妹「ん」モゾモゾ

兄「……」

妹「……」

兄「ん~」ゴロン

妹「ちょっ!寒!布団持ってぐな」グイッ

兄「寒!全部持ってぐなじゃよ!」グィー

妹「むぅー!」グィー

兄「んんん!」グィー

妹「ハァハァ…」

兄「飽きらめで自分の部屋さ戻れ」

妹「寒いから嫌!」

妹「あ!分がった!」

兄「?」

妹「もっとくっつけばいいじゃね?うん!我って天才!」

兄「……」

妹「……」

兄(背中が温かいからか何だか眠くなってきたな…)

兄「読み終わったら部屋さ戻れよ」

妹「うん」

兄「おやすみ」

妹「おやすみ」

―――
――


妹「……」

兄「……」スースー

妹「おにぃ?」

兄「zzz」

妹「おにぃ?」

兄「zzz」

妹「……」

妹「おにぃ…」ジィー

兄「zzz」

妹「おにぃ…私……」

妹「おにぃのこと大好きだよ…」ボソ

兄「zzz」

妹「メリークリスマスおにぃ…」チュ

兄「zzz」

妹「おやすみ、おにぃ」



~おわり~

お目汚しすいませんでした

おつっつ

全員方言も良いね

乙。兄妹のほのぼのはええのう。
方言、東北の方だと思うんだが、八戸や福島じゃないような気がする。何処?

読んでくれて有難う御座いました

>>58
青森のむつ市の方言です
ど田舎です
恐山があります
マツケンがたまに帰ってきます

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