ショタ淫魔「安価で人間にイタズラするぞ!」 女「どちらさま?」 (757)

淫魔「三日間何も食ってなかったから、ひどく空腹だ…」

淫魔「…おっ」

女「…っふー」

淫魔「狩りやすそうな女を発見」

女「ったくウゼーなあのハゲ部長…」ブツブツ

淫魔「ふむ。マンションに入っていったぞ。どうやって侵入しようか」

淫魔「>>3

窓を叩き割る

淫魔「鍵を魔法で開けるのも面倒だから、窓を叩き割るぞ!」ブンッ

ガッシャアアアアン!!!

女「!!?」ビクッ

淫魔「こんばんわ、おねーさんっ」ニコッ

女「…」

淫魔「ねえねえ僕とイイコト…」

女「いや、誰だおまえ」

淫魔「え?僕は淫魔。悪魔の中でも特に美しくて、高級な…」

女「ははーん」

女「あんた、田中ん所のガキだな」

淫魔「は?」

女「301の田中のガキだろ!!いっつもいっつも寝るとき、早朝にバタバタしやがって!!!」ドンッ

女「挙句の果てに注意した腹いせに、窓を破壊か!!!このクソガキ!!」

淫魔「え、ちょ、な」

女「今日という今日は我慢できないわ!ケツに爆竹入れてベランダから吊るしてやる!!」

淫魔「うわああああやめてええええ」

淫魔くん、どうやら重大な誤解をされてるようだ。さて、どうしよう?

淫魔「うわああああ>>9!!!」

鞭で叩いて

女「なんちゅー恰好してんだ!流行なの!?羽のアクセまでつけやがって!!」ガシッ

女「おら脱げ!今から私がお前の肛門を人工に…」

淫魔「お、お尻が使えないのは困る!せめて、鞭で叩いて!!」ジタバタ

女「…は?」

淫魔「あんたがそういうプレイが好きなのは分かったから、器官破壊だけは…」

女「…はーあ」

女「なんか急に面倒くさくなった」

淫魔「へ?」

女「はは…。会社ではクソ上司にネチネチ絡まれるわ、飲み会ではイジられるわ、ガキに窓破壊されるわ…」

女「もうさんっざんよ…。どうでもいい…」

淫魔「だ、大丈夫かお前」

女「田中のガキ…さっさと帰れよぉ。請求書は明日もってくから…」

淫魔(お酒臭い…。なんて言葉をかけようか>>12

ドアを食す

女「…ぐすっ」

女「ひぐっ、うっ、ちくしょう…」メソメソ

淫魔「な、泣き始めてしまった」

淫魔「これじゃ精気を吸い取れない…」

女「もうやだよお…田舎に帰りたいよお…」

淫魔「お、おいお前!泣くな!ほら、見ろ!」

女「…んだよぉ」

淫魔(えーとえーと)「ほ、ほらっ。ドア食ってやる!」ガブッ

女「え」

淫魔「うまうま」ムシャムシャ

淫魔(昔この芸をしたら、人間が喜んでたような…)モグモグ

女「…」ポカーン

淫魔「ろうら、おもひろいだろ」ムグムグ

女「…」スッ

女「…」スタスタスタ

淫魔「お、やっとヤル気に…」

女「なにしくさっとんのじゃこのガキィイイイイイ!!」スパーン

淫魔「い、いったああああ!?」

女「うわあああ賃貸なのにいいいい」ゲシゲシ

淫魔「や、やめっ。やめろおお!」

淫魔(何なんだこの女!見た目と精気の香りに騙された!面倒なタイプだ!)

女「…」ピタ

女「…っふ」

女「ふわあ…」

女「…ん」グタ

淫魔「お、おい?」

女「…ちきしょー、やめてやるー…」

女「…」スースー

淫魔「…」

淫魔「酔いすぎだろ」

淫魔(何はともあれ、大人しくなったな…)

淫魔(さてどうしよう?>>18

女「…むにゃ。おかあさん…」

布団をかける

ヒュウウ…

女「…ん」ブル

淫魔「ああ、もう11月か…。風冷たいな」

淫魔「って、僕が窓割ったんだっけな…」

女「…」ガタガタ

淫魔「しょう、しょうがないな…」

淫魔「押し入れ…あ、あった」ゴソゴソ

淫魔「風邪でも引かれたら精気が吸えないからな。よいしょ」ボフン

女「…ん。ふふ…」モゾモゾ

淫魔「…大人しかったら可愛い顔なのになー」

淫魔(ドアと窓、直しておくか…)

=翌朝

女「…ん」モゾ

女「…!?」ガバッ

女「や、やばいっ。私、そのまま寝て…」

女「…」

女「あ、今日は土曜か。会社休みだわ」

女(…うー、昨日どうやって帰ってきたか覚えてないや。頭いってー)モゾ

ふにゅ

女「…あ?」

淫魔「…すぅ、すぅ」

「わああああああああああああああああああああ」

淫魔「うひゃ!?」ガバッ

女「な、なな、なんだお前…!誰…!」

淫魔「び、びっくりしたなもー。脅かすなよ人間」

女「うわああ!誰っ。どこから入って…!」

淫魔「あ、そうだ。お前酔ってたから覚えてないのか」

女「け、警察よぶぞ!」バッ

淫魔(説明しなきゃ…>>25)

おねーさんにナンパされたんだょ!

淫魔(まじめに説明しても信じてもらえないよなあ)

淫魔「え~…。忘れちゃったのぉ。僕、昨日おねえさんにナンパされたんだよ…?」

女「え…」

女「ま、まじか。それは何か…ごめん」

淫魔「本当だよお。お酒臭かったから、とりあえずお家に送っていったんだ」ニコ

女「…そっか。はぁ…」シュン

女「ごめんね僕。私昨日、どうかしちゃってたみたいで…」

女「その、お家どこ?送るよ」

淫魔「え゛」

女「え?」

淫魔「お、おうち?いいよ、別に…。それより、おねーさん、僕と一緒にえっち…」

女「駄目だよ!お家の人心配するでしょ!」

淫魔「だ、大丈夫だよお」

女「お母さんきっと君のこと探してるから!私が謝りに…」

淫魔「えーっと、えーっと」

淫魔(ど、どうしよう?>>31

媚薬ビーム

淫魔「こうなったら…媚薬ビーム!」

説明しよう!媚薬ビームとはその名の通り、女性をピンクな気分にさせちゃう淫魔の得意技なのだ

女「!」ビクッ

淫魔「ねえ、おねーさん…」スリ

淫魔「僕、昨日おあずけ食らって、とってもお腹空いてるんだあ…」

淫魔「ねえ、僕に食べさせてくれない?」

女「…」

淫魔「おねえさんの…」

女「…ぶっw」

淫魔「くちびr」

女「あはは、何それ。おもしろいねー。学校で流行ってるの?」

淫魔「は」

女「最近のアニメってこんなオトナな台詞あるんだー」ケラケラ

淫魔「…」

説明しよう!ごく稀に、ビームが聞かない女性もいるのだ!

女「お腹空いてるの?じゃあ、朝ごはんくらいご馳走するね」

女「昨日迷惑かけちゃったみたいだし…」

淫魔「…」

淫魔(馬鹿な…。かのクレオパトラも虜にしたビームが…)

女「卵あったけ…」ゴソゴソ

淫魔(お、面白いじゃないか、この女)

淫魔(ますます精気の吸い甲斐があるってことだね!)

女「ふんふーん」ジュジュ

淫魔(とはいえ…。相手は僕が淫魔ってことに気づいて無いし…)

淫魔(どうしようか?>>35

隙をついて浣腸

女「ふっふー」グツグツ

淫魔(昨日も思ったんだけど)

淫魔(顔も綺麗だし、スタイルはいいし、僕の好みなんだよねー)

淫魔(特にこのお尻…)

女「…」

淫魔「…」ニヤリ

淫魔「おねーさんっ。」

女「ん?」

淫魔「かんちょー!」ズブッ

女「」

淫魔「あっ、ごめんねー。おねえさんのお尻が綺麗で、つい」エヘヘ

淫魔(よし、この路線でラッキースケベを狙いつつ、最後は強引にベッドインしてしまおう)

女「…」

淫魔「…ん?おねーさん?」

女「このクソガキ!!!!!」ブンッ

淫魔「うわああああああああ!?」

女「食事作ってる最中にちょっかい出してくんじゃねえ!なめろうになりたいか!」グググ

淫魔「ごっ、ごめんなさいっ。ごめんなさいっ!」

女「…あ」

女「ご、ごめんね!びっくりしちゃって、つい」

淫魔「う、ううん。僕がいけなかった…」

淫魔(…こ、っわー。昨日の素かよ…)

女「いただきます」

淫魔「いただきまあす」ペコリ

女「さっきは怒鳴っちゃってごめんね」

淫魔「んーん。全然気にして無い!(ちょっとチビったがな)」モグモグ

女「…えーと、ところで君の名前は?」

淫魔「え?」

女「名前と、住んでる所を教えてほしいんだけど…」

淫魔「…えーと」モグモグ

淫魔「おねーさん、これ、美味しいねっ!」ニコ

女「答えなさい」

淫魔「え、えっと…>>44

ここぞとばかりに媚薬ビーム・改

淫魔「こ、ここぞとばかりに媚薬ビーム・改!!」

説明しよう!媚薬ビーム改とは、その名の通りかなり強力なビームである!

女「…」

淫魔「…」

女「食事中に大きい声出しちゃだめだよ」

淫魔(駄目だこの女、っょぃ…!かてない…!)

女「さっきも言ってたけど、びやくびーむってなに?」

淫魔「え、えっと」

女「ま、いいや。それより早く名前と住所、教えて」

淫魔(うわあああ安価下!)

淫魔「…名前と家なんてないよ」

女「…えっ」

淫魔「僕…。どこにも居場所、ないから」

女(そ、そんな…。ナンパされて付いて来た時点で、何となく思ってたけど…)

女(やっぱりこの子、放置子とか…?)

女「僕、それ、本当?」

淫魔「…」コクン

女(どうしよう…警察に届けるべき?)

淫魔「…おねーさん、優しくしてくれて、ありがと」

女「え?」

淫魔「僕、迷惑だよね…。もう、出て行くから!」ニコッ

淫魔「ご飯ごちそうさまっ。美味しかった!」タタタ

女「ま、待って!」

女「え、と。その…」

淫魔「…?」

女「私、独身だし…。その、しばらくここにいてもいいよ?」

淫魔「でも…」

女「ううん。迷惑じゃないよ、泊まっていって!」

淫魔「…ありがとう、おねえさんっ…」タタタ ギュウッ

女「!あ、あはは…。照れるな」

淫魔(計  画  通  り)

女「…それにしても」

淫魔「ん?」

女「君、変な恰好してるよね」

淫魔「え?」

女「キャミソールにホットパンツ、ニーソって…。寒くないの?」

淫魔(あー、前に食べた男の娘好きのオッサンの衣装、そのままだったな)

淫魔「…うん。でも、これしかなくて…」

女(ま、まさかこの子、変態にいかがわしいことでもされてたんじゃ…)

女「そうだっ。ここで暮らすんなら、色々必要だよね!買いにいこ!」

淫魔「え?別にいいよ…」

女「遠慮しないで!ほらっ、行くよ!」グイグイ

=ショッピングモール

女「うわあ、久々に来た…。忙しかったしなあ」

淫魔「…」キョロキョロ

女「君、ここのモール来たのはじめて?」

淫魔「は、はあ?んな訳ないじゃん、馬鹿にするなよ人間っ」バッ

女「え?」

淫魔「あ!ううん。なんでもない…。えーっと、2,3回来た事あるー」

女「そっか。まず服を買いにいこうか!」

淫魔「う、うん…」キョロキョロ

>>57きゃんわいいいい
  ありがとな

淫魔(そういえば狩りばっかでこういう所興味なかったなあ)キョロキョロ

女「君、どんな服がいいの?」

淫魔「え?…んー」

淫魔(エロコスしかしたことないしなあ)

女「あっ、じゃあ私が選んで良い?」

淫魔「うん、いいけど」

女「えへへ、弟できたみたいで楽しいな」

女が選んだ服>>70

ふなっしー

女「みてみてー!この着ぐるみ、かわいい!」

淫魔「な、なんだこれっ。妖精か!?」

女「そうだよー。梨の妖精!サイズどうかなー」ピタ

淫魔(げえええ!こんなガキっぽいの嫌なんだけど)

淫魔(もっと性欲煽るようなカゲキな服じゃなきゃ…)

店員「お会計、12点で36000円になりまーす」

女「はい」

淫魔「決断力!!!?」

淫魔(…いかにも人間の着そうなセンスのない子供服…)

女「はー。きもちよかったー。久々にたくさん服買っちゃった」ホクホク

女「やっぱ仕事ばっかじゃだめね、息抜きしなきゃ」ノビー

淫魔「おねーさん、お仕事忙しいの?」

女「うん、ちょっとね」

淫魔(チッ、じゃあ夜だけしか狩りできないな)

女「ねえ、他に欲しい物ある?」

淫魔「えー…。>>74かな」

川越シェフのコラ画像

淫魔「川越シェフのコラ画像かなあ」

女「えwどういうこと」

淫魔「えへへ、おねーさん、買って?」スリ

女「そんなものないよー。もう、変な子だなー」クスクス

淫魔(適度にギャグも混ぜて安心させないとな)ニヤ

女「じゃあ、ちょっとご飯がてら休憩しよっか」

淫魔「うん!」

http://i.imgur.com/6ZU0FMr.jpg
想像で描いた

=カフェ

女「ここのハンバーグ、美味しいでしょ?」

淫魔「うん。すっごく美味しい!」

淫魔(ああああ牛肉じゃなくて女食べたいいいい)

説明しよう!淫魔には二種類の空腹がある!一つは食事的な空腹、あとは分かるな!

淫魔「あ、ところで」

女「んー?」

淫魔「おねーさんの名前聞いてなかったなあ。って」

女「あ、そうだったね…。じゃあ、出来る範囲で自己紹介しよっか!」

女「私は女。今年で25になりました!アパレルの会社で働いてるよ!好きな食べ物は、茶碗蒸しかな」

淫魔「彼氏はー?」ニヤニヤ

女「かっ…あ、あははやだなもう。いないよー」

淫魔(ふふ、知ってるぞ女…。お前は処女だ)

>>77

自分の中では、褐色銀髪で中性的な容姿で想像してるぞ!

女は、巨乳のキャリアウーマンで眼鏡かけてるぞ!

>>79ワロタ

女「ところで、君の呼び名を決めないとなあ」

淫魔「呼び名かあ」

女「うん。いつまでも君、とか、僕、じゃ面倒だし」

淫魔「うーん…」

女「じゃあ、>>85って呼んで良い?」

>>80
褐色銀髪いいよな

女「えっと、しょーた君って呼んで良いかな?」

淫魔「しょーた?うんっ、良いよ!可愛い名前!」

女「そ、そうかな?」

淫魔「うんっ。女さんに呼ばれるんなら、何でも嬉しい!」

女「あ、あはは…」カァ

淫魔(ビームが効かないとはいえ、処女はちょろいなー)

「あれ、女さん?」

「あ、本当だー」

女「…!」

「こんなとこで何してるのー?w」

淫魔(何だこの不味そうなケバ女達)「おねーちゃん、この人たちは?」

女「…同僚よ」

http://i.imgur.com/8dt9dVJ.jpg
こうか?

同僚女「女さんでもこんな所来るんだーw」

デブ同僚「うけるーwイメージ合わないねw」

淫魔(うぐぐ、香水くっさ。帰れよマンカス…)

女「…親戚の子と遊びにきてるの」

同僚「あ、ほんとだー!きゃわいー!」

デブ「ふがっ。ほんとだー!女の子!?ふなっしーかわいいー!」

淫魔「しょーたです。男の子ですよぉ…」モジモジ

デブ「ふにゃあああ!お肌すべすべー!」サッ

淫魔「さわんな豚」

同僚「え?」

デブ「え?」

淫魔「あっ、僕、お肌弱くて…。ごめんなさい、おねえさん」

デブ「(今豚って聞こえたような…)ううん、ごめんねー」

女「…」

女「しょーた君、行こう」スッ

淫魔「え?うん…」


「やっぱ愛想ないねw」

「ちょっと仕事できるからって偉そうにw」

「飲み会でも地味だったくせに…w」

「ぶひひwww」

女「…」スタスタ

>>91うほっ、かわいい

淫魔「おねーさん…?」

女「…はぁ」

淫魔「今の人たち、なんだか嫌だなあ…。香水臭かったし」

女「え?」

淫魔「僕、拾ってくれたのがおねえさんで良かった」ギュ

女「…ありがとう、しょーた君…」

淫魔(はあ、ヤレヤレだよ。ま、手ぐらい繋いでてやろう)

淫魔(しかし中々クセのある女だとは思ってたけど、職場には恵まれてないっぽいな)

淫魔「ねえ、おねえさんっ」

女「なあに?」

淫魔「気分転換に、>>97でも行かないっ?」

デブ同僚の家

淫魔「気晴らしに、あのミシュランマンみたいな女の人のお家行こうよ!」

女「み、みしゅらんまんって…wまあ言えてるけど」

淫魔「ね、行こう!」グイグイ

女「え、ちょっと!」

=ミシュラン宅

女「もお…。さっきカフェにいたでしょ。帰ってきてないよ」

淫魔「いいのいいの…」スッ

ガチャ

淫魔「あれれー?鍵あいてるみたい!」

女「え!?な、何で?」

淫魔「お邪魔しまーす」

女「ちょ、待てっ!!?」

淫魔「まあこれは僕の持論だけど、デブって部屋汚いよね」

女「うわ、何この匂い…ってちがう!何勝手に入ってんのよ!」

淫魔「まあまあくつろいでいこう?」

女「おいこらショータ!!!!」

淫魔(ふふ、実は僕がここに来たのには理由がある)

淫魔(実は…>>102

放火するため

お前ら安価上手だな

淫魔(実はこの豚小屋に火を放ちにきた)ドッヤアアア

淫魔(ストレスが溜まると、精気はマズくなっちゃうしな…)

淫魔(思うに、この女はものすごい精気を秘めてる。極上の状態で味わうには…)

淫魔「ちぇっ、IHか…。煙草のにおいしなかったし、ライターはないか」

女「ねえ、しょーた君!帰ろうってばあ!」

淫魔(この女のストレスの原因は、叩き潰す!)

淫魔「ねえ、おねーさん、ちょっとあっち見て!!!」バッ

女「え?」

淫魔「出火魔法っ」シュボッ

淫魔「やっぱ何でもなかったー、行こう」

女「もう、何なの…」

女「…って、焦げ臭くない?」

淫魔「ううん?いいから、行こう?」

女「…うん…」

=数分後

カンカンカン!!!

「ボヤだー!」

「あそこのマンションからだぞー!!」

デブ「ぶきぃいいい!???」

デブ「嫌あああ!私の部屋がああ!」

淫魔「あっはっは。見て、めっちゃ焦ってる」

女「ぼ、ボヤ!?デブ同僚さんの家から!?」

女「大変、助けにいかなきゃ…」

淫魔「待って、まあ見てて~」ギュ


近所の人「おいっ、さっさと消火しろ!」

管理人「中入りますよ!」

デブ「あ、ちょ、ま」

バンッ

管理人「うわっ、豚骨くさっ!」

近所の人「うおっ、きったねええ!」

デブ「」

管理人「とにかく、火を…うおおお!?」ズデン

管理人「なっ、なんだこれ…」

電マ・バイブ・アナビー(もれなく未洗浄)「よろしくニキーwwww」

近所の人「…ぶっ」ブルブル

デブ「」カオマッカ

淫魔「wwwwwwwwwww」バンバン

女「…」

管理人「あ、あれ?そういえば、火は…」

近所の人「…どこも燃えてないな」

デブ「」

結局ミシュラン宅の出火騒ぎは、火元見つからないままうやむやになりましたとさ

ミシュラン本人は、恥ずかしいグッズと部屋を見られたことに寝込んでしまったようだ

淫魔「めでたしめでたし」

女「なんだったんだろ…。まさか、私達のせいなのかな」

淫魔「違うと思うけど?(スットボケ)」

女「ん、まあでも…。何もなくてよかった」

女「…」

女「…ぶ」プルプル

淫魔「ねえねえおねーちゃん、あの粒粒した長いの、何に使うのかなあ?」ボソ

女「あっはははははははは!!」バンバン

女「おかっ、おかしいよおお!あの顔!!あはは!」ヒーヒー

淫魔(ストレス除去完了)ドヤア

=女宅

女「ふー。今日はひさびさに楽しかったなあ」

淫魔「そうだねっ。ところでおねーちゃん、あの粒粒したの」

女「やめてwwww」ブルブル

女「あー、もお…。あ、もうこんな時間かあ。お風呂入らなきゃ」

淫魔「!」キュピン

淫魔(やっとこの時が来たか…!!)

女「えっと、お風呂、どうする?」

淫魔「>>114!」

一緒に

淫魔「えっと、その…」

淫魔「一緒に、是非一緒に」ハァハァ

女「へ!?」

女「な、何言ってるのしょーた君…。駄目だよ、男の子でしょ」

淫魔(ちっ、すんなりとはいかないか。流石処女、無駄にガードが固い)

淫魔「ええ、でも、僕…。お風呂の使い方わかんないし…」モジ

女「…っ」

淫魔(んふふ、あと一押しな気がする)

淫魔(最後の一押し!>>116

だめぇ?

淫魔「ねぇ…」ピト

淫魔「だめぇ?」

説明しよう!潤んだ瞳と上目遣いのダブルコンボである!ふっくらしてきた!

女「…う」

女「い、いいよ。今回だけね」

淫魔「やったっ。おねーちゃんありがとう!」ギュウ

女「ひゃ…」

淫魔(ふふふ…女よ、すぐにショタに目覚めさせてやるから覚悟しろ)

=脱衣所

淫魔「…」モジモジ

女「え、と。脱いで?」

淫魔「…(風呂場ってゆーのは、萌えが詰まってるんだよ、おねーちゃん)」

淫魔「その、これ、脱ぎ…にくい…」

女「え?き、着ぐるみ?」

淫魔「うん…。なんかね、後ろのボタンに手が届かないの…」モジモジ

女「…脱げない?自分じゃ」

淫魔「…」コクン

女「わ、わかった。後ろ向いて」

淫魔「うん…」クル

女(何を意識してるの女!馬鹿か!相手はおとこのこだぞ!!)

女「え、と。ボタン外すね」

淫魔「うん…」

プチプチ

女(…い、いけないことしてるみたい)

淫魔「…ぁっ…」ピク

女「な、何!?」

淫魔「う、ううん。おねえちゃんの手、冷たくてびくってなっちゃった」

女「ご、ごめん。ごめんね」アセアセ

女(無心無心!)プチプチ

女「は、はい。終わったよ。脱いで」

淫魔「ありがとうー」スルッ

淫魔「…あ。うう、キャミソールも脱ぎぬくいや…」

女「それは自分ででき」

淫魔「ねえ、おねえちゃん…。お願い…?」

女「~~っ。り、両手あげて!」

淫魔(手、きれいだなー。触らせたい)

淫魔(あ、やだな。お腹空いてきちゃった…)

女「はい、ばんざー、い」

淫魔「んぐぐ」

女(…う、肌ほんとに綺麗だなー…。羨ましい)

淫魔「ねーちゃあん、苦しいよお」モガモガ

女「ごめんっ。今上げるから」グイッ

淫魔「ぷはっ。ありがとう。じゃあ、下も…」

女「ば、ばっかじゃないの!?もう嫌だ!」

淫魔「むう。冗談なのにー」

淫魔「…おねえちゃんは?脱がないの?」

女「…」

女「ぬ、脱ぐよ」プチプチ

淫魔(ひゃっほう)

女「…そ、その。パンツ脱いで先に入っててよ」

淫魔「え~」

女「お湯加減確かめてきて!」

淫魔「もお。見たかったのになぁ」ボソ

女「な、なにが!」

淫魔「んふふ、何でもないよー。よいしょっ」スルッ

女「!」バッ

淫魔「じゃあ、先に入ってるね。ちゃんと来てよ…?」

女「う、うん。来るっ。来るから、早く入って!!!」

淫魔(きしし、可愛い反応しちゃって。ああ、お腹がなりそう)

淫魔「…ねーちゃん、まだあ?」

「…い、いま脱いでるの」

淫魔(往生際悪いなあ)

淫魔「はやくぅー…」

「もう、分かったってばっ」

ガチャッ

淫魔「…」

女「…」

淫魔「お風呂のときは、タオルは外すんだよぉ?」

女「女の人はつけるの!」

淫魔「…ふーん、へんなの」

淫魔(何はともあれ、イタズラしてやりますか…。やっとスレタイらしくなってきた)

淫魔(最初は…>>125

おっぱいぺろぺろ

淫魔「>>125ちょwハードルww」

女「しょーた君、これがシャワーね。こっち捻ったらお湯出るから」

淫魔「…」ジー

女「…何処見てるの」

淫魔「!え、えへへ。胸、大きいなあって思って…」

女「な、何言ってんの!?馬鹿じゃないの、もう…」

女「はい、タオル!これであわ立てて体洗ってよ」ズイ

淫魔「はーい」

淫魔(ターゲットはやっぱあのやらしい果実だな…)コシュコシュ

淫魔(しかしいきなりペロペロとは、流石にぶん殴られそうな気がする)

淫魔(よし、作戦>>130!)

頭ぶつけて混乱

淫魔(ここは無難に…)

淫魔「あっ、石鹸が…」ツルッ

淫魔「おっとっとー」

女「ちょっと、気をつけて…」

淫魔「…うわあ!?」ズデン

女「しょーた君!?だ、大丈夫!?」

淫魔「い…ったあーい」フラフラ

女「頭ぶつけたの?見せ…」

淫魔(今だ!!!!)ダッ

むにゅっ

女「」

淫魔(からーのー!)

淫魔「ふあっ…!?」チュ

女「!!?」ビクッ

淫魔「ふあ、…頭、くらくらして…」チュウ

女「…っふ、やめっ」ビク

淫魔(やらかい…。何コレ、きもちい…)フニュフニュ

女「やめろゴルァアアアアアア!!」バッ

淫魔「ひゃっ!?」

女「はあっ、はあっ…」

女「び、びっくりしたじゃん!気をつけてって言ったのに!」

淫魔「…う、ごめんなさい…」

女「…」

女(今完全に舐められた、よね…。いやいや、事故だから!!)

女「その、頭痛くない?」

淫魔「うん。大丈夫。ごめんね、おねーさん…」

女「ううん。わたしこそ、びっくりして大声出して、ごめん…」

女(は、初めてかもしれない、あんなに触られたの…)ドキドキ

淫魔(チェッ、もうちょっと触りたかったなあー)

淫魔(次は>>135かな)

ちょっと抜けるぞ
続きは夜書きます

洗いっこ

てか需要あんのこれ

ただいま

ってなんかID変わってるわ

淫魔「ねえ、おねーちゃん」カシュカシュ

女「なに?」

淫魔「さっきのお詫びに、体洗ってあげるよ!」

女「え…い、いいよ。自分で洗えるから」

淫魔「えぇー。やってみたいなあ、洗いっこ…」

淫魔「ねえー、お願い…」

女「…わ、私を洗うのは、その、駄目だけど」

女「しょーた君を私が洗うのは、いいよ…」

淫魔「え、ほんとう?やったあ!」

女(可愛いなぁ…)

女「じゃあ、椅子に座って」

淫魔「えへへ、おねがいしまーす」

女「じゃあ、背中から洗っていくねー」ゴシ

淫魔「ふふ、くすぐったい」

女「駄目、動いちゃ…。洗えないじゃん」ゴシゴシ

淫魔「ふふっ、ふふふっ」クスクス

女「…しょーた君の肌、すべすべだねー」

淫魔「(まあたくさん精気搾り取ってますから)え、だって子供だもん」

淫魔「それにおねーちゃんだって、ふわふわしてるよ!」

女「…っ」カァア

女(細い背骨だなー)ツウ

淫魔「んっ…」

淫魔「おねー、ちゃん…。くすぐったいってばぁ」

女(!な、なんなのその顔は!)カァア

女「ごめんごめん。その、背中お終いね」

淫魔「うんっ」

女「じゃあ、湯船に入って…」

淫魔「え?前はしてくれないの?」

女「無理」

淫魔「なっなんでえ!」

淫魔「洗ってくれるって言ったの、おねえちゃんだよ?最後までしてよお」

女「む、むりむりむり」ブンブン

淫魔「…僕に触るの、嫌なんだ」シュン

女「ちっ、違う!違うよっ」

淫魔「じゃあ…して欲しいな」

女「…う」

女「こっち、向いて…」

淫魔(なかなか押しに弱いなー。楽勝楽勝)

女「…」ゴシゴシ

淫魔「ふふっ、きもちいー」

女(女の子みたい…。う、でも、やっぱり足は…)

女(見ない、見ないぞ)

淫魔「…ぅ」モジ

淫魔「おねーちゃん、いつまで肩洗ってるの…?」

女「え、え?だって、ここ、念入りにしなきゃって…」

淫魔「もっと下もして…」ハァ

女「…わ、わかっ、た…」

女(跪く体勢…。なんか恥ずかしいなあ…)

淫魔(ううううお腹空いたあああ。やばい、もうそろそろ限界近い)

淫魔「…あっ」

女「!?」

淫魔「おへ、そっ…。優しくしてよぉ」

女「すすす、すみません」

女「…その、足するね」ゴシゴシ

淫魔(よっしゃ、きたぞ)

女「…」

淫魔「…っ、ふっ…あ…」

女「し、しょーた君?くすぐったいの?」

淫魔「違…っ。なんか、もぞもぞする…」

淫魔「ねえ、おねえちゃん…もっと、足の間も洗って…」

女「…」

淫魔「…僕の腿の、あいd」

女「はいおしまあああああい!」ザッバア

淫魔「おえっぷ!!」

淫魔「ごほっ、ちょっと、いきなり何すんのさぁ!」

女「あーのぼせちゃったー。早く上がろうっと」スタスタ

淫魔「うう、ひどい…(生殺しだ…)」

女「適当にお湯に使って上がってきてね。パジャマ用意しとくから」ガチャ

バタン

淫魔「…」

淫魔「チッ」

淫魔「くそー。そろそろ誘いうけじゃなくて攻めに転じるべきなのか」ザブン

女(…あ、あぶないあぶない)

淫魔「…」ホカホカ

女「あったまった?」

淫魔「うん(股間がね!)」

女「…ふあ…」

女「あーあ、疲れちゃったね、今日は」ノビー

淫魔「そうだねー」

女「…実は明日仕事なの。早く寝ちゃおうか」

淫魔「えっ明日日曜日だよね?ぶらっく?」

女「え」

淫魔「ううん何でもない(はあああ!?手篭め不可能じゃん!)」

女「うう、さむっ…」

女「温かくして寝なきゃ…」

淫魔「そうだねー」

女「しょーた君、どうして私のベッドに寝そべってるのかな」

淫魔「えっ、だって寝るんでしょう?」ゴロン

淫魔「お布団フカフカできもちー」スリスリ

女「…じゃあ、おやすみー。私ソファで」

淫魔「おねえちゃんも一緒に寝るの!」

女「ええええええ」

淫魔「…む…」

淫魔「じゃあ、いい。僕、ソファで寝る…。おねえちゃんのベッドだし」

女「え、いいってば。体痛くなっちゃうよ」

淫魔「…だって僕、おねえちゃん困らせたくないもん…」

女「…困ってなんかないよ」

女「分かった分かった、一緒に寝よう」ボフン

淫魔「…いいの?」

女「おう。抱き枕にしてやるぞー」ギュッ

淫魔「う、むう…。おねえちゃん、くるしー」

女「…じゃ、電気消すね」パチ

淫魔「うん。あはは、まっくらー(覚悟しろ女、お前はもはや淫魔の手中だぞ)」

女「ふふ、あったかい」ギュ

淫魔「!」

女「ねえ、しょーた君…。色々大変だけど、ふたりで頑張っていこうね」

淫魔「…う、うん…」

女「安心していいからね、私が守ってあげるからね…」ナデ

淫魔「…」カァ

淫魔「お、おやすみっ」バッ


淫魔(あああああああムラムラするけどそんな雰囲気じゃない辛いよおお)

=翌日

淫魔「…ふあー」

淫魔「…ん」ゴロ

淫魔「うう、ねむー」ムク

シーン

淫魔(あれ?あの女どこいった?)

淫魔「おねーちゃん?」ペタペタ

ガララ

淫魔「あれっ。どこー?」

淫魔「…テーブルの上に、メモ?」

「しょーた君へ

 ごめんなさい、仕事に行ってきます。お昼は冷蔵庫にあるからチンして食べてね
 
 夕方の6時には帰ってきます   女より」

淫魔「なん…だと」

淫魔「…さて」

淫魔「非常に由々しき問題だね」

淫魔「昨日からちょいちょいイタズラを仕掛けて、お零れ程度の精気で飢えをしのいでたが…」

淫魔「女がいないんじゃ、それすら成り立たないなあ」

淫魔「どうしよう、干物になっちゃう」

淫魔「困ったな…>>167

適当に女探し

淫魔「ここで適度に浮気するのもいいかもしれない」

淫魔「…かな?」

淫魔「まあ、ターゲット以外に手を出すのは僕の美学的にアレなんだけど、他にどうしようもないし」

淫魔「恨むなよ、おねえちゃん」

淫魔「じゃあ、>>170に行って探そうか」

ボウリング場

淫魔「ボウリング場で短いスカート履いてタマ投げしてるビッチでも見に行くか…」フワッ

淫魔「施錠魔法でカギかけて…と」カチャ

淫魔「いってきまーす」バサバサ

=ボウリング場

カコーン ッコーン

淫魔「おお、休みだからなかなか人が多いなぁ」

淫魔「…さてと、簡単に狩れそうなニンゲンはー…」キョロキョロ

淫魔「…お」

淫魔「アレは…丁度良さそうだね」

淫魔が見つけた獲物>>174

ローラ

人気無いから安価が付かないのかと思ったよ

淫魔「あの足の長さ、おっぱい…あれは!」

ローラ「やっほー☆ローラだよー☆」

淫魔「うおっすっげえええ!本物だああ!」

説明しよう!ローラが嫌いな淫魔などいないのである!

淫魔「あ、握手してくれる?」

ローラ「んー、おっけー☆君かわいいねっ」テヘペロッ

淫魔「うわああすっげえ良い匂い…。かわいー…」ニギニギ

淫魔「サ、サインください!」

ローラ「えー、でも紙が無いよ?」

淫魔「シャツに描いて!」

ローラ「んー。おっけー、わかったー☆特別大サービスね☆」サラサラ

淫魔「いやっほおおお!」

説明しよう! ただのファンじゃないか

>>177
あとはまだ早い時間だからだと思う。
夜になったらいっぱいいそう

ローラ「それじゃあ、撮影あるから行くねー☆ばいばーいっ」

淫魔「ばいばーい!!」ブンブン

淫魔「…ふう」

淫魔「…あ、精気探してたんだった」

淫魔「ローラで全部ふっとんじゃったわ…」

淫魔「まあしかし、良い土産ができたな、女に」

淫魔「…」

淫魔「いや、なんだよ土産って」

カチッ ポーン、ポーン

淫魔「…12時かあ。あと六時間暇だな」

淫魔「…>>181でもしようかな」

>>178そっかあ

淫魔「ふええ…皆安価してよう」

風俗へGO

淫魔「風俗へGOしようかなあ」

淫魔「…あ、しかし僕お金もって無いんだった」

淫魔「…はあ。おこぼれ精気でも啜りに行くか…」フラフラ

=風俗店前

淫魔「一番人気がありそうなのはここかな」バサバサ

淫魔「んー。すうー、いいねえ。ナイス精気」

淫魔(まあでも、こんなんじゃおやつにしかならないや)

「ありがとうございました~」

淫魔「お、あいつ…」

同僚女「また来てね~」

淫魔(女のストレス第二号…。ほほう、本職あるのにバイトかな)

淫魔(これは使える)ボンッ

淫魔(具現魔法、スマホ!)サッ

「同僚ちゃんよかったよ~」

「えへへ」

パシャッ

淫魔(淫行の証拠、ゲットだぜ!)

淫魔「…さて」

淫魔「…12時半」

淫魔「…。むー。考えたくなかったけど、やっぱ寂しい」

淫魔「…」

淫魔「あっ」ピコーン

=アパレル社オフィス

上司「…うーーん」

女「どうでしょうか」

上司「女さぁん、女さんならもうちょっと出来るでしょお~?」

女「…っ」

上司「アイデアはいいよ、アイデアは~。けどさあ、やっぱ詰めが甘いんじゃない~?」タンタン

女「…は、い。練り直します」

女「…はあ」スタスタ

女「…」ストン

同僚男「女さん、またボツ?」

女「はい…」

同僚男「俺はいいと思うけどな、あなたの意見」

女「でも、上司さんが認めてくれないと何にもならないですし…」

同僚男「はあ、あのハゲ…。女さんが優秀だからって何でも投げっぱですよ」

女「…ううん。頑張らなきゃ」

女(残業したくないしね。早く帰ってあげなきゃ)

同僚男「ねえ、その…。ちょっと息抜きしたほうがいいんじゃない?」

女「いえ」カタカタ

同僚男「…飯時だし。あのさ、近くに美味しいお店があるんですけど…」

「おっねえちゃーん!!」

女「…え」

淫魔「おねえちゃんいましたっ。ありがとうございましたあ!」ペコッ

女子社員「ううん、いいのよ」デレデレ

女「ちょっ、しょ、しょーた君!!?」ガタン

同僚男「うおっ、可愛い子ー。誰ですか?」

女「その、親戚の子供ですっ」ダッ

淫魔「うわあ、すごーい。オシャレなオフィスだねえ」キョロキョロ

女「しょ、お、た!!何でここが分かったのよ!」

淫魔「おねえちゃんに会いたくって、調べてきた!」ニコ

女「なっ…な…」

淫魔「あのねっ、お弁当持ってきたから一緒に食べ」

同僚男「こんにちはー」

淫魔「…こんにちは!」ニコッ

同僚男「お姉ちゃんにお弁当持ってきたのか、ちっちゃいのに偉いなー」ナデ

淫魔「えへへ(うええ、馴れ馴れしく触るなチンカス!)」

女「…」アセアセ

同僚男「んー、困ったな。この子も一緒に俺が奢りましょうか」

淫魔「!」キュッピーン

淫魔(淫魔レーダーにひっかかったぞ。こいつ、もしや)

女「ええ?そんな、悪いですよ」

同僚男「なあ僕、美味しいサンドイッチ食べたくない?」ニコニコ

淫魔(ははーん。僕をダシに女への好感度アップか。うざったいな)

淫魔「>>190

>>189

清清しい譲り合い精神を見た

ちょっと待ってな

淫魔「僕、小麦アレルギーなんです…。ごめんなさい」

女「え、昨日ハンバーg」

淫魔「ごめんなさーい」

同僚男「ああ、大丈夫!あそこ、アレルギー対応のメニューとかあるから!行こうよ」

上司「…」ギロ

女(…うう、フロアの皆に見られてる)

女「しょーた君、お言葉に甘えよっか」

淫魔「ちっ。じゃない、うんっ」

同僚男「よし、じゃあ行こうか」

淫魔(こんの粗チン…。淫魔舐めんなよ、すぐ地獄みしてやる)

=しゃれおつなカフェ

女「…」

淫魔「…」

同僚男「えーと、何たのむ?」

淫魔「おねーちゃん、メニューどうぞっ」

女「あ、ありがとう」

女(なんか空気が重い気がするのは気のせいか?)

淫魔(純真無垢なふりして一番高いの選んでやる…)

淫魔「あっ、僕、パエリアたべたーい。ねえ、いいですか?」

同僚男「ああ、いいよ」

同僚男「女さんは?」

女「へ?私…えっと」

淫魔「僕と一緒が良い?」

女「えーっと、ブラウニーでいいです」

淫魔「むう」

同僚男「あはは、仲良いんだね」

淫魔「うわ、おいしー」モグモグ

女「本当だー。ケーキ屋さんのより美味しい」モグ

同僚男「…」ジー

淫魔「男さんは食べないんですかー?(見てんじゃねーよ童貞)」

同僚男「ん?あ、ああ」

淫魔(よし、ここで揺さぶりをかけてみるか…)

淫魔「>>200

ビンボーなんですかー?(純粋な笑み)

淫魔「まさかあ、お会計にヒヤヒヤしてるんですか?」

淫魔「ビンボーなんですかあ?(純粋な笑み)」

女「…」パーン

淫魔「いったあい!」

同僚男「あはは、君達に奢る経済力くらいはあるさ」

淫魔「むうー。おねえちゃんのばかー」

女「もうっ。失礼な事言わないでよ」

女「…あの、すみません」

同僚男「いいえ、全然。僕、面白いねー」ニコ

淫魔「えへへ、どうもー」

淫魔(くっそ、また株上げしやがったあああ)

女「…あ」

~♪ ~♪
女「あの、ごめんなさい…」

同僚男「どうぞ。出てきてください」

女「はい、あー、その件は…」


淫魔「…」ズーッ

同僚男「…」

同僚男(きまずい…。けど、何か話さなきゃ)

同僚男「あ、そういえば名前聞いてなかったね、何ていうの?」

淫魔「>>203

同僚男「歳はいくつ?」

淫魔「>>204

しょーただけど? ズーッ

13

淫魔「しょーただけど?ズーッ」

淫魔(アイスティーウマー)

淫魔「歳は13」

同僚男「そうなんだあ(何か急に態度が…)」

淫魔「あなたは?」

同僚男「あ、俺は同僚男…25だよ。女さんとは結構長い付き合いなんだ」

淫魔「(子供相手に牽制すんなカス)へー」ズズー

淫魔(…何か質問するか>>208

同僚男(な、何かこの子大物感すごいな…)

お兄さんカッコイイから彼女とかいるよね?

淫魔「ねえねえお兄さん」ズイ

淫魔「お兄さんカッコイイから、彼女とかいるよね?」ニコニコ

同僚男「えっ…」

同僚男「あはは、いないんだよなあ」

淫魔「えーっ、勿体無いなあ(はい的中)」

淫魔「じゃあじゃあ、気になる人は?」

同僚男「それは秘密」

淫魔「(うわめんど)ええーっ。おしえてよお」

同僚男「あはは。しょーた君はどうなの?学校とかに、ガールフレンドいないの?」

淫魔「んー、>>210

彼女とかは居ないけど…

淫魔「彼女はいないけど…」

淫魔「性奴隷候補はいるかなあ」

同僚男「」ブッ

淫魔「ひゃ!?」

淫魔「あっつーい!どうしたの、おにいさん!」

同僚男「い、いや今性d」

淫魔「え?なに?」

同僚男「今、性奴隷って…」

淫魔「…おねーちゃん、せーどれーって何?」

同僚男「え」

女「…」

同僚男「」

同僚男「ち、違うんです女さん、これは」

淫魔「せーどれー?奴隷?」

女「しょーた君、やめなさい」

淫魔「…むー?」キョトン

同僚男(オワタ…)

淫魔(ハジマタwwwメシウマwww)

……


女「あの、ありがとうございました」ペコ

同僚男「…いえ…」ズーン

淫魔「ありがとっ、おにーさんっ」ニヤニヤ

淫魔(悪いな同僚男…。君に恨みは無いが、僕の獲物に手を出そうとしたのが運のつきさ)

淫魔(蝿だろうが蚊だろうが、煩ければ全力で叩く。それが淫魔の美学)キリッ

女「じゃあ、私仕事に戻るね」

淫魔「えーっ。もっと遊びたい…」

女「でも、早く終わらせなきゃ。いいこにしてて。ね?」ナデナデ

淫魔「うう、じゃあ、僕も会社についてく」

女「…うーん、良い子にしててよ?」

淫魔「うんっ。約束するっ」

淫魔(他に虫がいないかチェックしなきゃねー)

=オフィス

女「…」カタカタ

淫魔「ちぇっ、女のオフィスには入れてもらえなかった…」

淫魔「つまんないなー。イタズラしてやろうと思ったのに」

同僚男「…」カタカタ

淫魔「あ、おにーさんチッスwwwなんてwww」

淫魔「…あーあ、暇」

淫魔「>>217しよう」

同僚男を殺す

お前ら同僚男になんの恨みがあんだよ…

淫魔「やっぱ邪魔、かなあ…」

同僚男「……」

女「……」

淫魔「あ、何か話しかけてる。むー」

淫魔「…やるか?」

淫魔「いやいや、あいつはどちらかというと女のストレス解消源だしな」

淫魔「…」

淫魔「物体移動魔法っ」

=オフィス

同僚男「女さん、お茶はいりまし」

ツルン

同僚男「たあああああああああああああああああああああああああああ」

女「!?」

ガシャン、ガシャンッ

女「ど、同僚男さん!?大丈夫ですかっ?」

同僚男「」ピクピク

女「どうしてこんな所にバナナの皮が…」

淫魔「wwwwwww」

女「ん?」チラ

淫魔「…」ピタ

女「…きのせい、かな?」


淫魔「まあカッコよさを殺すくらいにしといてやるよ。感謝しな」

淫魔「まあトドメだけどね、実質」

=午後六時

上司「おつかれー」

女「お疲れ様です」

同僚男「…」

女「同僚男さん、腰、おだいじに。おつかれさまでした」

同僚男「はい…」

淫魔「…すー、すー」

女「…くす。寝ちゃった」

女「よい、しょ…」

女「あなたもお疲れさま」ボソ

淫魔(ひゃあああおっぱいやわらかああい)

眠いから寝るぜ!

ここまでの登場人物とスペック

・ショタ淫魔

誘いうけタイプのショタ淫魔。銀髪褐色。設定的に「13歳のしょーた」
女の精気を気に入り、吸いに来たが、未だラッキースケベ(確信犯)しか対応してない
君達の努力で是非、お腹いっぱいにしてほしい。
ちなみに非童貞で、嫌嫌ながらも男もイケる。
翼とシッポと角はあるが、普段は魔法で隠してる。よっぽどのことがないと出ないぞ
・女
アパレルで働く美人キャリア。25歳処女でちょっとこじらせ。
優しく頼れるお姉さんだが、酒が入ったりふとした拍子にとんでもない素を覗かせる。
精気は極上らしく、何故か淫魔の誘惑魔法が効かない体質。
あと巨乳。

・同僚女
ケバい。風俗でバイト中。優秀な女を目の仇にする

・デブ同僚
ミシュランマン。好きなオモチャはローター。同じく女嫌い

・同僚男
死んだ。でも根はいいやつ

・上司
女の上司。最近の悩みは頭髪とお腹と体臭。よく2chで女を叩く。

・ローラ
皆大好きスーパーモデル。もう二度と出ない

チュンチュン


女「…」

「おねーちゃんっ」

女「う」

「おーーきーてっ」

女「…ん、う…?」モゾ

「おきないと、こう、だよー」

チュッ

女「!!!!」ビクッ

淫魔「おはよお、おねーちゃん」クスクス

女「しょ、しょーた君!?普通に起こしてくれない!?」

淫魔「首にちゅーしただけなのにい…」

女「…はあ」モグモグ

淫魔「ねえねえ今日もお仕事?」

女「うん。ごめんね、今日も留守番で」

淫魔「…さみしいなー」

女「…うーん」

淫魔「ねえねえ、今日もついていっていい?」

女「邪魔しないんなら、いいけど…」

淫魔「うんっ、しない!ぜーったいしない!」

女「じゃあ、一緒に行こうか」ニコ

淫魔「うん!」

淫魔「さて」

淫魔「前回からの反省ですが」

淫魔「結論的に僕は精気らしい精気を吸えてない」

淫魔「今日こそは強引にやってしまわないと、身が持たない気がする」

淫魔「ってことで、安価頑張ってくれよ!」

女「…」ウトウト

淫魔「朝の電車で女がうとうとしてる!これはもう>>234するしかないよね!」

公開SEX

淫魔「これはもう、公開(ズキューン)するしかないよね!」

淫魔「つり革に掴ったまま寝るなんて、大分油断してるからな!」ワクワク

淫魔「幸い満員電車だし、バレる確率は低いしな…」ニヤリ

淫魔「おねーえちゃんっ」ギュウ

女「…ふ…」ウツラウツラ

淫魔「ふふふ、早速この美尻を…」

ふにゅう

淫魔「…え」

淫魔「…ありのままに今起こったことを話すぜ」

淫魔「い、いま僕のお尻を」

むにゅうっ

淫魔「ひゃうっ!?」ビク

淫魔「…っ」バッ

シーン

淫魔(だだだだ、誰だよ!僕のお尻触ったの!?)

淫魔「…き、気のせい、か?」

サワァ

淫魔「きゃっ…!!」

淫魔(うわああ完全に痴漢ですありがとうございますうう)

淫魔(こんの変態ニンゲンが!淫魔の体に勝手に触るなんて、万死に値す)

ナデナデ

淫魔「ひっ…ふと、ももっ…」

淫魔(や、やめろ…。きもちわるい…)

淫魔(け、けどこんな目立つ所で魔法も使えないしっ…)

淫魔(ど、どうしよう!>>239

むにむに

淫魔「あ、ぅっ…!?」

ホモプへGO

淫魔(だめだ、逆らえないよ…!)

スルッ

淫魔「や…っ」

淫魔(腕が、前にっ…!)

「はぁはぁ…」

レロォ

淫魔「ひっ、みみっ…舐める、なぁっ…」

淫魔(お腹減ってたせい、で…。きもちいのに逆らえない…)

淫魔「ぁっ、はぁっ、はあ…」ビクッ

淫魔(…だ、めだ。上手い、かも…)

バシッ

淫魔「…!」

女「…何してるんですか」

おっさん「え、え?w」ハァハァ

淫魔「…えっ…」

女「今この子に触ってましたよね。何考えてるんですか」ギリギリ

おっさん「えw何言ってるんですか、触ってまひぇんよww」

女「前触ってましたよね」ギリッ

おっさん「い、いでででで!いでっ!」

女「…」

女「殺すぞ」

おっさん「…!」ビクッ

淫魔「…」

おっさん「…ひ、ぃ」ソソクサ

女「…チッ。最低ね、ほんと」

淫魔「おねーさん、寝てたんじゃ…」

女「なんか不穏な気配がして起きたのよ。大丈夫?」

淫魔「う、うん…」

女「どんなことされた?痛いこととか、されなかった?」

淫魔「大丈夫。その、ちょっと触られただけだったから…」

女「怖かったね。よしよし」ギュッ

淫魔「…う、ん…」

女「ごめんね。私がもっと気をつけてれば…」

淫魔「ううん。守ってくれて、ありがとう…」

女「当たり前じゃない。私はしょーたのお姉さんなんだから」ニコ

淫魔「…」

淫魔(きゅ、きゅん)

「次は~●●~●●~」

女「しょーた君、今度何かあったときは、ちゃんと私を呼ぶんだよ」

淫魔「うん、分かった…」ドキドキ

淫魔(くそおおニンゲンのくせに、オンナのくせにぃいい)バックバック

女「じゃ、降りようか」

淫魔「うん…」

淫魔(やばい、何か主導権を奪われそうになってきた…)

淫魔「…!」

説明しよう!淫魔の鼻に、なじみのある匂いが!

淫魔(これは…仲間の匂い…?)

振り返ると、そこには>>247が…!


淫魔父ちゃん

淫魔(この使い古した畳みたいな匂い…!これは…!)バッ

淫魔「!!!!」

女「どうしたの、しょーた君?」

淫魔「…ねーちゃん、僕トイレ行ってくるから、先行ってて?」

女「え?うん、分かった」

淫魔「…」ダッ

雑然とした駅のホームに、淫魔父ちゃんが立っていた!

淫魔「お、とうさん…!」

淫魔父の容姿 安価下

淫魔父(痴漢のおっさん)「やあ、息子よ」

淫魔「おとうさん!何やってんの!?」

父「はっはっは、魔界に長く帰らない息子が心配になってなあ」

淫魔「うえっ、きもっ…。なんで痴漢する必要があるんだよ、おええ…」

父「溜まってるかなあって」

淫魔「きっしょくわるいんだよ!大体、その汚い弛んだ変身体は何だよ!」

父「いや、急ぎでコピーしたからなあ」ハッハッハ

淫魔「うう…。何なんだよお」

父「いやあ、元気そうでよかった」ハッハッハ

淫魔「一気に萎えたよ」

父「どうだ、よくやってるか」

淫魔「まあまあだよっ」

父「何怒ってるんだよー。久々に会ったダディにハグしてくれないのか?」

淫魔「臭いんだよ、寄るなっ」

父「Oh」

父「反抗期かなあ…。前会ったときには、もうちょっと可愛げあったのに。しゅん」

淫魔「で、何か用なわけ?忙しいんだけど」イライラ

父「ああ、実はな>>255

AVにでる

父「ああ、実はな、AVに出るために人間界に来たんだ」

淫魔「はああああ!?」

父「父さんも遂に汁男優デビューだ。芸名はなあ…」

淫魔「やめろっ。聞きたくないっ。ってゆうか、おかあさんは何も言わないのかよっ」

父「ああ。あいつも出てるかr」

淫魔「あああああああああああ」

父「ちなみに、痴漢ものに出る」

淫魔「あー…」

淫魔「じゃねえよ!息子練習台にしやがって!このクソ親父!!!」

父「まあひどい」

父「お前も行くか?かわいい女の子いっぱいおっぱいだぞ」

淫魔「断固拒否だよ」

父「ふーん。お腹空いてるように見えたんだがなあ」

淫魔「いいんだよっ。獲物がいるんだからっ」

父「ああ、あの可愛い巨乳おねーさんか」

淫魔「!」

父「あれは中々の上玉だなあ。よく捕まえたものだ。うんうん」

淫魔「…ふ、ふん」

父「しかしな、父として一つ忠告しておくぞ」

父「淫魔と人間の恋は、破滅しか生まない」

淫魔「は、はああ?!恋っ!?なにが!?」

父「だってお前、あの子にデレデレじゃないか。精気のかんじで分かるぞ」

淫魔「ないっ、ないないっ」

父「大体お前、ワンナイトラブ派だったじゃないか。同じ人間に執着しなかったし」

父「そんなお前が、地道にコツコツ行為まで持ち込もうとするなんて…」

父「いやあ、青春青春」

淫魔「ちがっ、ちげーよクソ親父!!!」

父「お前、親戚のロドリゲスを覚えてるだろ」

淫魔「…」

父「ロディーはラテン人の女に恋した挙句、淫魔の法を破ってしまった…」

父「あいつは今でも、魔界の底で化け物の肉便器になってる」

淫魔「…」ゾッ

父「まあ、考えてお付き合いすることだな」フワッ

父「じゃあな」シュン

淫魔「…」

>>258 うめえええ!かわいいな

淫魔「…なんだよ、クソ親父」

淫魔「僕は恋なんて…」

父「あ、言い忘れてたけど、あの女の子は他の淫魔に狙われやすいから注意しろ」

淫魔「帰れ!!!!!」

父「あと、魔法を使う時は翼や角に注意しろよ。一応淫魔ってことは伏せてるんだろ?」

淫魔「かえれえええええええええ!!!」ブンブン

父「うひゃひゃひゃ。ばーい、息子よ」シュン

淫魔「ぜぇっ、はあっ…」

女「…しょーた君?どうしたの?」

淫魔「なんでもないよ…おねーちゃん(つっかれたああ)」

=オフィス

上司「…うーん」

女「…」イライラ

上司「もうちょっと練ってきて~」バサッ


同僚女「でさあ、あの男がさあーwww」

デブ「まじでえwww」

女「…(仕事しなさいよっ…)」カタカタ


淫魔「…おねーちゃんがイライラしてる」

淫魔「精気が薄くなってきちゃった…」

淫魔(そうそう、女はただのエサ。精気がなければただのゴミなんだから)

淫魔「ストレスを解消してあげなきゃ。>>263!」

性感マッサージ

淫魔「ねえねえおねーちゃんっ」ヒョコッ

女「な、なに?」

淫魔「ちょっと休憩しようー。給湯室でお茶でもいれようよっ」グイグイ

女「あ、ちょ…!」

=給湯室

女「コーヒーしかないと思うけど…。飲めるの?」

淫魔「ううん。コーヒーなんていらなーい」

淫魔「ただ、おねーちゃんと二人っきりになりたかっただけ」ニコ

女「えっと…」

淫魔「ねえねえ、肩こってない?揉んであげるよ?」スルッ

女「ちょ、ちょっと…。いいよ別に」

淫魔「いいからいいからー」モミモミ

女「うわ、きもちい…。って、ちょっと」

淫魔「おらおらー」グリグリ

女「ふっ、うう。上手いね…」

淫魔(ふふふ、まずはどこらへんを攻めてやろうか)

女「…ふふ。優しいね、しょーた君」クス

淫魔「…む。今更あ?」

淫魔(さあまずは>>267!)

ビンタ

淫魔(Mに調教してやるのもいいかもな)

女「はあ、あー、そこ良いね」トロン

淫魔(このメス豚がっ!!)シュッ

ペシンッ

女「あいたっ」

淫魔「もう一発っ」シュッ

女「おいこら、何するんだい!」ガッ

淫魔(精気に変化なし。この女はどちらかといえばS気質かあ)

淫魔「えへへ、可愛かったから、つい」

女「意味わかんないよ、もお…」

淫魔「はい、おしまいっ」

女「結構なお手前でした」

淫魔「…むー」

淫魔「本格的にお仕事に入っちゃったぞ」

淫魔「…暇だなー」

淫魔「…はあ」

淫魔「さ、寂しい訳じゃないぞっ。違うからなっ」

女「…」カタカタ

淫魔「そうだっ。あいつに何か差し入れしてやろう!」

淫魔「そうだなあ、>>271がいいね」

道端で咲いてた花

淫魔(今気づいたけど、飾り気の無いデスクだなー。…そうだっ)

淫魔「ねえねえおねえちゃん」ヒョコッ

女「なに?」カタカタ

淫魔「おねえちゃんって、お花好き?」

女「うん、好きだけど…」カタカタ

淫魔「どんなお花が好き?色は?種類は?」

女「…んー」

女「忙しいから、ちょっと後でね」カタカタ

淫魔「む。ちゃんと聞いてよぉ、僕ね、おねーちゃんに」

女「あ、部長。コピーできました」タタタ

淫魔「…」

淫魔「ふんだ」

淫魔「なんだいなんだい」プンプン

淫魔「こんな可愛い淫魔が話しかけてるのに、忙しいだぁ?」

淫魔「…ふん、だ。仕事ばっかで可愛げないおんなー」

淫魔「…はあ」

淫魔「…外でも出るか」

=オフィス外

ガヤガヤ

淫魔「ほんっと、都会って人多いうよなあ。うっぷ、酔いそう…」

淫魔「…お?」

おばあさん「…」ジー

淫魔「あそこに枯れ果てた人間が」

おばあさん「…」チラ

淫魔「う」

おばあさん「あら、可愛い坊やね。こんにちは」

淫魔「こん、にちはー(暇だし絡むか)」

淫魔「何見てたんですかっ。こんな所にしゃがんで」

おばあさん「ああ、こっちへおいで」

淫魔「…?」

おばあさん「ほら、ここ」

淫魔「…アスファルトの間に、花?」

おばあさん「こんな所でも、咲くのねぇ」

淫魔「…なんでこんな所にわざわざ咲くのかなあ」

おばあさん「さあねえ。ここに産まれたからじゃないかしら」

淫魔「うーん。移動すればいいのに」

おばあさん「うふふ、お花に足はついていないのよ」

淫魔(地球に生きるモノって不便なやつらばっかだなあ)

おばあさん「でも、お花屋さんで売ってるお花より、ずっと綺麗ね」

淫魔「そうかなあ」

おばあさん「そうよ。居づらいところでも、負けるかって一生懸命咲いてるお花が、一番綺麗よ」

おばあさん「お花屋さんに並んだ、大事に栽培されたお花よりね」

淫魔「…」

淫魔「…この花、摘んでもいいかな」

おばあさん「あら。誰かにあげるの?」

淫魔「うん」

おばあさん「好きな子かしら?」クス

淫魔「ち、ちがうよ。でも、…この花みたいな人」

おばあさん「お花に聞いてごらん。摘んでもいいかって」

淫魔「…いいですか?」



淫魔「なにも言わないよ」

おばあさん「そうかしら?」

淫魔「…お花は摘まれるの嫌かなあ」

おばあさん「それも、聞いて御覧なさいな。よいしょ、っと」スクッ

おばあさん「それじゃあ、おばばは行きますよ。買い物に行かなくちゃ」

淫魔「ねえ、お花どうしよう…。欲しいんだ」

おばあさん「坊や、男の子なんだから自分で決めることね」

淫魔「あ、待っ…」

淫魔「…」

淫魔「行っちゃった」

淫魔「なあ花、摘んでもいいか?」ボソ



淫魔「…」



淫魔「うん。ありがとう、大事にする」

プチ

淫魔「…花もばばあも、なかなか良いな。地球生命のくせに」

淫魔「おねーちゃんっ」ヒョコ

女「…」カタカタ

女「あっ、しょーた君。おかえり」カタカタ

淫魔「ねえねえ、おねえちゃんにお土産があるんだ」

女「え?」

淫魔「えへへ、これっ」

女「うわあ、可愛いお花だね」

淫魔「うん。ビルの近くのコンクリートに咲いてたんだ」

女「へえ…。綺麗なピンクだね」

淫魔「おばあさんがね、花屋で並んでる花より、こういう自分で頑張ってる花のほうが…」

上司「おい、女さん」

女「あっ、はい」

女「ごめんね、お花、ありがとう」

上司「早くしてくれないかなー?」

女「はい、今…」タタタ

淫魔「…」

淫魔「花瓶、探すか」

=給湯室

同僚男「…はあ」

淫魔「かびん、かびん…。あっ」

同僚男「おお、しょーた君。どうかしたか?」

淫魔「(やべえ気まずい)えーと、お花入れる花瓶さがしてるの」

同僚男「花瓶…はないけど、コップならあるぞ。ほら」

淫魔「ありがとう(色気ないなー。ま、いっか)」

タタタ…

同僚男「…女さんにかな。健気だなー…」

同僚男「妬けるぜ」

淫魔「…おっとっと」チャプン

淫魔(ったく、あいつ何処行ったんだよー。折角飾ってやろうと思ったのに)

上司「ふあーあ…」

淫魔「あ、こんにちは…」

上司「ん?ああ、まだいたのか」ギロ

淫魔「えへへ。いまーすっ」

上司「まあ、邪魔しないでくれよ…っておい、そりゃ何だい」

淫魔「おねーちゃんにプレゼントですっ。お花です」

上司「おはなぁ?なんか、大分ちゃちいね」

淫魔「コンクリートに咲いてたんです。なんだか、固い所で一生懸命咲いてるのがおねーちゃんに似てて」

上司「そりゃ皮肉かい?」

淫魔「(そうだね!!!)ひにく?ってなんですかー」

上司「…ふん」

上司「固いもなにも、あいつが選んだ職場なんだからさあ」

上司「こっちがネチネチ絡んでるみたいな言い方、心外だよ。ったく…」

淫魔「…」

上司「第一、ちょっと生意気なところがあるんだよねえ。俺の言う事聞いてりゃいいのに…」

淫魔「…おねーちゃんは頑張ってますもん」

上司「は?」

淫魔「なんでもないです」コトッ

上司「おいおい、何置いてるんだ」

淫魔「え?だって、デスクに飾ったら可愛…」

上司「やめてくれよー。パソコンの周りに水気は厳禁なんだよ」ヒョイ

淫魔「あっ」

淫魔「返してくださいっ」ピョンピョン

上司「ほらどいたどいた」

淫魔「やめてっ。それはおねーちゃんのだぞっ」

上司「あのなあ、こんな汚い花、貰っても迷惑なだけだぞ」

淫魔「そんなことない!喜んでくれたよ!」

上司「…」ムカ

上司「あーあ、煩いガキだ。職場の雰囲気が乱れる…。さすが親戚、女にそっくりだな」

淫魔「おねえちゃんを悪く言うなっ」

上司「あーあー、もう、うるさいっ」

ポイッ

淫魔「!!!」

淫魔「…!」ダダダ

上司「あ、窓から落としちまった…。暴れるからだぞ」

淫魔「…っ」

上司「あのなあ、花くらいでガタガタ言うなよ。男のくせに」

上司「ほんっと、小生意気なところがあいつにそっくr」

淫魔「調子に乗るなよ、人間風情がっっっっ!!!!」

上司「…は?」

淫魔「もう我慢できねぇ!ふざけんな!ふざっけんなよ、クズどもがあああ!」ガシャンッ

上司「おっ、おい!何してんだガキ!」

淫魔(女を馬鹿にしたっ。花を馬鹿にしたっ。もう許せないっ)

淫魔「くらえっ、>>294魔法っ!!!」

封印

淫魔「あいつは頑張ってんだっ!弱くて、ちっちゃいくせに!女のクセに!」

淫魔「花みたいに、負けるかって踏ん張ってるんだっ!」

上司「な、なにが…」

淫魔「お前は、お前らはっ。女を苛める権利なんかないんだっ。ふざけんなっ!」ガシャンッ

上司「なっ…」

同僚女「…」

デブ「…」

淫魔「…っ、許せない…っ。淫魔をナメるなよ…っ」

淫魔「封印魔法!!!」

女「…ふあ」

ガションガション

女(ったく、コピーくらい自分でつれっつーの。私に何もかも押し付けて…)

女「…」

ガシャンッ!

女「!」ビクッ

女(な、なにこの大きい音。オフィスから…?)

女「…し、しょーた君!?」ダッ

「…あいつは頑張ってんだっ」

女「はぁ、はぁ」ダダダ

「踏ん張ってるんだっ」

同僚男「あ、女さん…?」

女「どいてっ」ドン

同僚男「」

「女を苛める権利なんかないんだっ」

女(しょーた君…?)ダダダ

「…ゆるせない…」

女「しょーたっ!!!」

バンッ!

淫魔「封印魔法!!!!」

「あと、魔法を使う時は翼や角に注意しろよ。一応淫魔ってことは伏せてるんだろ?」

淫魔(…おん、な?)

女「しょー…」

淫魔(しまっ)

上司「わ、うわああああああああああああああああああああ!!!!?」

淫魔「…」バサッ

上司「」

女「…え、しょーた君…?上司、さん?」

女「しょーたくん、なんで…」

淫魔(…しま、った)

女「羽が…!!!」

自重しないで描いてみた

http://i.imgur.com/qKWhYej.png

>>301>>305
うおおかわいい、嬉しいぞい

>>1は勝手に釣り目でちょっと勝気な顔を想像してたな。

ってか女は描いてくれんのかいww

淫魔(何て日だ)

淫魔(今日は一体なんて日だ!!)

淫魔(クソ親父に痴漢されたと思ったら、勢い余っての暴走!)

上司「」ピクピク

説明しよう!封印魔法とは、人間の意識と生理機能を一時的に封印する魔法である!

上司「」ジョワア

簡単に言えば、失禁脱糞ありのラリホーなのである!

淫魔「あ、あはは…。おねーちゃん、えーっと」

デブ「ぎゃぃああああああ!おばけえええええ!!!」

同僚女「いやあああああああああ!!」

女「…」ポカン

淫魔「その、そのお…>>310

コスプレなんだ

淫魔「これ、コスプレなんだぁっ」キャピ

淫魔「さっきね、ド●キで可愛いの買ってきて…」

女「…」ツカツカ

女「…」ワシッ

淫魔「ひ、ひゃっ!!?」

女「…じかに、生えてるみたいだけど」

女「それにどうして、あなたは浮いてるの?」

淫魔「…」

淫魔「し、しらないのぉ?夢見る少年は空だって飛べ」

女「…」

淫魔(ヤバイヤバイヤバイ面倒なことになったぞ)

淫魔(絶対信じて無いよ!あの目!あの大真面目なまなざし!!)

同僚男「何の騒ぎ…ってうわ!なんか臭い!」

上司「」ショワワ

女「同僚さん、救急車呼んでください」

同僚男「わ、わかった」タッ

淫魔「…おねーちゃん、その」シュン

デブ「いやああ!羽が消えた!?」

淫魔「うっせーな餅!黙ってろよお!」

女「これ、しょーた君がやったの?」

上司「」アヘェ

淫魔「…>>314

ご、ごめんなさい…

淫魔「ご、ごめんなさい…」

女「謝るってことは、やったのね」

淫魔「…」コクン

女「…」

パシンッ

淫魔「…!」

女「…馬鹿っ!」

女「オフィスはぐちゃぐちゃだし、上司さんは気絶してるしっ!」

女「上司さんの体になにかあったらどうするつもりよ!何考えてるのっ!」

淫魔「…っ、そんなクズなんて」

女「そういう問題じゃないでしょっ!」バシッ

淫魔「っ。いたいっ…」

女「あなたがどうやって上司さんをこんな状態にしたか、知らないけど…。ひどいわよ」

淫魔「…っ」

同僚男「女さん、救急車呼んで…」

女「…っ」

女「あなた、何なのよ…っ」ポロッ

女「ちょっとおかしな所はあるけど、良い子だって思ってたのにっ…」ポロポロ

淫魔「ねー、ちゃ…」

女「…っ、ひぐっ…。なによこれっ…」

女「まるで…悪魔みたい…」

淫魔「…!」

淫魔「……ごめんな、さ」

女「…」

淫魔「…」

同僚男「…あのお」

淫魔(悪魔みたい、か)

淫魔「…ごめんね、おねえちゃん」フワッ

淫魔「…解除魔法」

上司「んごっ」パチ

同僚男「あ、上司さんっ。大丈夫ですかっ」

上司「ひいいい!悪魔!ばけものおおおお!」ズリズリ

淫魔「…っ」バサッ

女「あっ、待っ…」

……

淫魔「…雨」

ザァアア…

淫魔「…はあ」ストン

「良い子だって思ってたのに…っ」

淫魔「…」

淫魔「ちぇ」

ザァアアア…

淫魔(雨、冷たいな)

「濡れてるぞ」

淫魔「…傘?」

父「どうした、息子よ」

淫魔「…ハゲ親父…」

淫魔「撮影終わったのかよ」

父「ああ、ばっちし。いやあ、つぼこちゃん可愛かったよ」デヘヘ

淫魔「…あっそ」

ザァア…

父「何かあったのか?」

淫魔「…」

父「羽出したまま、ずぶ濡れで」

淫魔「…>>325

なんでもないよ

淫魔「…なんでもないよ」

父「そうか」ストン

淫魔「何故座る」

父「だって、お前傘ないじゃん。止むまで一緒にいようぜ」

淫魔「…はあ」

父「…その昔なあ。俺にも美しいショタの時代があった…」

淫魔「何語ってんだよ」

父「ちょうど120歳頃かなあ、俺も人間のお姉さんに恋をしたことがある」

淫魔「いや聞けよ」

父「…そう、あれはずっと昔のはなしだ…」

淫魔「おい、回想やめろ」

……

父淫魔(ショタ時代)「あはっ、あははっ。あおかんたんのすぃー」カクカク

金髪女「YES!YEEEES!」

父「うっ、いっちゃうよお、おねえさーん!」カクカクカク

金髪女「OH!!YEEEEEEEEAH!!」

シスター「ちょ、ちょっとなにやってんの!!!」

父「ふえっ」

金髪女「イグッ」ビクンビクン

シスター「み、未成年淫行ですよ!なんてこと…」

父「や、やばいっ。さよならおねーさん、良かったよー」

シスター「待ちなさいっ」ガシッ

父「ふえぇ!」

シスター「あなた、いくらこの国が荒んでいるからといって…」

シスター「大人の性欲処理でお金を貰うなんて…。おお神よ、なんと嘆かわしい」

金髪「イッテイイ?」

父「うん、ばいばい」

金髪「マタネ」

シスター「ううっ、この迷える子羊に慈悲を…。神よ…」

父「お、おねーさん。僕、別に…」

シスター「ごめんなさい、全て大人が悪いのよ…。うっ、うう…」ポロポロ

シスターの特徴気になる
巨乳?

父「あのお、離してくれる?お腹減ってるんだけど」

シスター「空腹ですか!なんてこと。ああ、よく見たらあなた、顔色も悪い…」

父「いや、もともと褐色なんですけどぉ」

シスター「私の孤児院にいらっしゃい。寝床と温かい食事を出しますから」

父「いや、だからね、精気を…」

シスター「さあ行きましょう、さあ!」グイグイ

父「えええええ」

>>336
Cカップ・眼鏡・黒髪ロングってとこかな

…そうして俺は何故か孤児院でお世話になることになった

孤児院はまあ、ほんわかと居心地の良い場所だった…。

シスターはそそっかしい所もあるが、優しく、皆の人気者だった。

俺も寝ぼけたふりをしておっぱいを触ったこともある…

淫魔「いや、何してんのあんた」

まあ聞けや。

俺はとりあえず、そこで数年お世話になったんだがな、

次第にシスターに惹かれていっている自分に気づいた…

淫魔「…ふーん」

しかしそんなとき、>>340がおこった…

テクノブレイク

安価ありがとー
ちょい抜ける

>343かわいい。ありがとう!

父「ふわぁ、おはよおシスター」ムニュッ

シスター「おはよう、あと挨拶代わりに胸をもまないでね」

父「えへへー」

バタバタ

子供「し、シスター大変!!!」

シスター「どうしたんです!?」

子供「司祭様が…死んでる!!」

シスター「なんですって!?」

父「…」

正直に言おう、犯人は俺だ

淫魔「おい」

=昨日の晩

父(はあ…。シスターのおっぱい嘗め回したいなあ)

父(異教の神様、お願いです。僕にいっぱいおっぱいを…アーメン)

ガタン

司祭「おお、熱心にお祈りか」

父「あっ、司祭様っ」

司祭「…んふふ、父はかわいいのお」ニヤニヤ

父「司祭様…?」

ギイイ バタン

父「司祭様、なんで扉を閉めるの?まっくらだよ?」

司祭「んふふ…」

父「…ああ」


父「なるほど」

シスター「おお、司祭様!なんてことぉおお」ポロポロ

子供「うっ…なんか魚介臭いよお」

シスター「だれが、だれがこんなこと…っ」

父(…やっべー)

父(お腹空きすぎてテクノブレイクさせちゃったか…。どうしよ)

シスター「はっ…、これは悪魔の翼!」

父(ぎくり)

シスター「司祭様…あなたの仇は必ず私がっ…!」ギュッ

父「…」

淫魔「で、どうなったの?」

父「光の速さで俺の仕業だとバレた」

淫魔「ちょ」

父「司祭の『んほおおお父きゅんっ、父きゅんきもちいよおお』って声が普通に響いてたみたいでな」

淫魔「おいおい…」

父「シスターは俺を除霊しようとした…。かつては愛し合った仲なのにな」

淫魔「嘘つくなよ」

父「そのときに出来た傷が、今でも首に…」

淫魔「どれどれ…。薄っ!虫刺されじゃんただの」

父「まあ俺は力の限り抵抗した…。シスターは耳が弱かったので、すぐに制圧できた」

淫魔「最低だよあんた」

父「俺はぐったりと力尽きたシスターを残し、孤児院を出た…」

父「孤児院はその後経営が傾いてしまった」

父「シスターは心身共に疲れ果て、ポールダンサーになり」

父「子供たちは離れ離れになってしまった…」

淫魔「二行目に何があったのかかなり気になるけど、まあいいや」

父「俺はそのときから、必要以上に人間に関わるのをやめた」

淫魔「…」

父「俺たちの関係は、本来一夜限りであるべきなんだ」

父「深入りしすぎると、ロクなことがないのさ」

父「主に人間が」

淫魔「うん、だよね。重ねて言うけど、あんた最低だ」

父「つまり、俺が言いたいのは、」

父「…あの女の子から離れろ、ってこった」

淫魔「…」

父「それがあの子のためにもなるしな」

父「第一職場と上司めちゃくちゃにしておいて、合わせる面があんのか?」

淫魔「それ、はっ…」

父「ああ。お前のは正しい怒りだ。けど、あんな結果だ」

父「ほらな、ろくなことがないだろう?」

淫魔「…っ」

父「突然だが、父さんと母さん、魔界でガールズバーをはじめてな」

淫魔「はあ!?」

父「看板娘は母さんだぞ。まだ内緒な…。んで、お前もホールスタッフにならないか?」

淫魔「な、何言って」

父「魔界に…、家に戻って来いと言ってるんだ」

淫魔「…」

淫魔「…>>351

嫌だ

淫魔「…嫌だ」

父「おい、淫魔…」

淫魔「いやだったら嫌だっ!!」ダッ

父「おおい!!ちょ!」

父「まてまてーい!」

淫魔「うわあああああ付いてくるなあああ」

父「淫魔ちゅあーん!俺の話を聞いてくr」

警官「あの、何なさってるんですかー」

父「え」

警官「住民の方から、男の子に必要以上に絡んでる男がいると通報がありまして…」

父「わお、防犯意識高いのね」

警官「お話うかがっても?」

父「いえ、あれは私の息子でして、なあ?…あれ、いない?」

警官「免許証見せてください」

父「おのれええ淫魔ぁああああああああ!!!」



淫魔「はぁ、はぁっ」ダダダ

淫魔「ぜー、ぜーっ。撒いたか…?」

淫魔「はあ、疲れたっ…。てか、傘奪ってくればよかったかな。びしょびしょだ」

淫魔「…はっきしょっ!」

淫魔「…うう」ブルル

「人間と関わるとロクなことがないぞ、主に人間のほうが」

淫魔「…」

淫魔「…はぁ」トボトボ

淫魔(…当てもなくぶらぶらしてるけど)

淫魔(…どうしよう)

淫魔「…さむい…」

淫魔(…暗くなってきた)

淫魔「…」ピタ

淫魔(…はあ)

淫魔「どうしてここに来ちゃったんだろう…」

=女のマンション

淫魔「…入る?入らない?>>356

そこで待っておく

淫魔「…」ガチャ

淫魔(…女、まだ帰ってきてない)

淫魔「…座って待とう…」ズリ

淫魔「…はぁ、なんか、つかれた…」ストン

淫魔「む…」

淫魔「すぅ、すう…」

……


「…たくん」

「しょーたくん!!」

淫魔「…ぁ、おねえちゃん…」

女「…帰ってきてたの」

淫魔「うん、僕ね、おねえちゃんに…」

淫魔(…あ、れ。力が)

淫魔「あ、ぅ…」フラッ

女「しょーたくん!?」

女「…38度」

淫魔「はぁ、はあ…」

女「雨の中歩いたんでしょ。もう…」

淫魔「ごめんなさい、おねーちゃん…」

女「いいの。私も、その…。悪かったから」

淫魔「…(ああ、よそよそしい)」

女「服、替えを持ってくるね」

淫魔「うん…」

淫魔(まずいなー。予想以上に体力が弱ってるみたいだ)

淫魔(…早く鞍替えしたほうが、いいのかなぁ…)

女「はい、タオルと着替え」

淫魔「あ、うん…」

女「…ご飯、お粥がいいな?食べれる?」

淫魔「…」コクリ

女「わかった。風邪薬も飲んでおいてね」

淫魔「ま、待って。おねえちゃん…」

女「なあに?」

淫魔「その、怒ってる…よね」

淫魔「僕…。上司さんに酷い事しちゃったし、第一…」

淫魔(…羽、見られちゃったし)

女「…」

女「>>363

とても驚いたし怒ったよ…

女「とても驚いたし、怒ったよ…」

淫魔「…う」

女「でも、同僚男さんから事情も聞いた」

淫魔「え?」

女「上司さんとしょーた君が、花のことで言い争ってるのを聞いたって」

淫魔「…そ、そう」

女「しょーた君、優しいね」

淫魔「う、う…ん」

女「私のことも、庇ってくれたんだよね?」

淫魔「…だって、おねえちゃんを苛めるから」

女「ありがとう。本当に良い子だよ」ナデ

淫魔「…えへへ」

女「しかし」

女「ちょっと身元に疑問が生じたね」

淫魔「です、よねー」

女「さて」

女「君は一体、何者なのかな?説明してもらおうか」

淫魔「…」

淫魔(おおお、これはどうしよう)

淫魔(しかし戻ってきた以上、もう隠し通すのは無理だ!)

淫魔(くそっ、どうする僕!)

淫魔( 自分の身の上を説明する・しない>>367

女「…」ジー

淫魔「う、げほげほ」

>>366 これで

淫魔「今まで隠してて、ごめんなさい…。これが、僕の本当の姿」

バサッ

女「…シッポに、角、翼…」

女「こんなことって…」

淫魔「僕、実は淫魔って言うんだ…」

女「いん、ま?」

淫魔「そう。淫らな悪魔って書いて淫魔」

女「…?」

淫魔「えっと、つまり、人間にえっちぃことして栄養にしてる悪魔なの」

女「なっ…!?」カァア

淫魔「待って、怖がらないでっ。僕、本当は…(えーい、でまかせ言っちゃえ)」

淫魔「人間になりたいんだっ!」

女「え…」

女「人間に?そんなことってできるの?」

淫魔「う、うん。おねえさんの協力があればね」

女「…それで私に近づいたってこと?」

淫魔「…ぅ、えっと」

女「…人間になったら、君はどうしたいの?」

淫魔「それは、決めてないけど…。とにかくなりたいんだっ」

女「そっか…」

女「それで、えーっと…。私が何をしたら、君は人間になれるの?」

淫魔「それは…>>371

ディープキス

バイオハザード見たいし抜けるな

皆キャラクターの絵描いてくれてありがとう、励みになるよー

淫魔「それは…ちゅー、なんだけど」モジ

淫魔「…正確に言うと、べろちゅー…」

女「べ、べろちゅー!?えっと、ディープ…ってこと?」

淫魔「…」コクン

女「そ、そのっ。あはは…」

女「お粥作ってくるっ」ダダダ

淫魔「…あう(ちぇっ、ヘタレが)」

淫魔(…あ、布団、キッチンが見えるところに敷いてくれたんだ)ボフ

淫魔(…きもちー。なんか、やっぱりこの匂い、安心する…)

女「…ねえ」グツグツ

淫魔「…なーに?」

女「その、淫魔…に関して、ちょっと質問がしたいんだけど」

淫魔「うん、いいよ」

女「質問1 >>378
  質問2 >>379
  質問3 >>380

もうすぐ400かぁ

淫魔はずっとエッチしないとどうなるの?

寿命は?

淫魔と結婚できるの?

女「淫魔はその…ずっとそういう行為しないと、どうなるの?」

淫魔「あ、やっぱ興味あるんだぁ」クス

女「っ。だ、だって…」

淫魔「そうだねえ。やっぱ弱っちゃうかなあ。美しい淫魔ほどいっぱい精気を欲するし」

淫魔「最悪1週間に一回しないと、死ぬかもね」

女「…淫魔君は、どうなの」

淫魔「4日ごぶさた」

淫魔「…あーあ、なんだか切ないなぁ」チラ

女「……」カァア

淫魔「かわいい、赤くなっちゃって」

女「う、うるさい」

女「じゃあ、寿命はどうなのかな」トントン

淫魔「そうだなあー。僕の知ってる淫魔には、1000歳なんてのもいるよ」

女「へえ、すごい…」

女「淫魔君は何歳ぐらいなの?」

淫魔「ひみつー」

女「む。教えてくれてもいいじゃない…」

淫魔「えへへー」

淫魔「まあとにかく、摂取する精気の量さえ間違えなければ、不死って考えていいかも」

女「そうなんだ」

女「えっと、じゃあ、変なこと聞いて良い?」

淫魔「いいよー」

女「その…。淫魔と結婚、なんてできるのかな」

淫魔「け、結婚!?」

女「!う、うん」

淫魔「け、結婚なんて、そんな…。僕、まだ子供だし…」

女「…」

淫魔「…あ」

淫魔「ちがっ、今のは違う」

女「…ふふっ」

淫魔「あーあー!できるんじゃない!知らない!」ボフン

女「あはは、拗ねた」

淫魔(うわあああああああなんなんだあああ)

女「はい、お粥できたよ」

淫魔「あ、やったあ」

女「体起こすね、よい、しょ…」

女「ああ、やっぱり熱いね。だるくない?」

淫魔「うん、ちょっととろんってする」

女「じゃあ、どうぞ」

淫魔「え?」

女「ん?」

淫魔「…あーん、してくれないの?」

女「そ、それしなきゃだめ?」

淫魔「して、ほしいなぁ…」

女「…はいはい」

女「…ふー、ふー」

淫魔(…エロいくちびる)

女「ふー…」

淫魔(…食べたい、なぁ)

ドクン

淫魔(…って、早まるな。早まるな)

女「はい、あーん」

淫魔「…あ、む」

女「おいしい?」

淫魔「う、うん」

淫魔(…でも、ちょっとだけイタズラしても、いい、よね?)

淫魔のイタズラ>>388

kiss

淫魔(やっぱ我慢できないや、ちゅーしちゃお)

淫魔「…ねえ、もっとちょうだい」

女「うん。ちょっと待ってね…」フウフウ

淫魔「…くす」

女「はい、あー」

淫魔「…ぁむっ」チュ

女「……んっ!?」

カランッ

淫魔「はむ、ちゅ…」

女「~~っ」

淫魔「…ぷはっ」

女「はぁ、はあっ…!」

淫魔「えへへ、舌、いれちゃった…」

女「……」

淫魔「ごめんねおねえちゃん。…初めてだった?」クス

女「なっ、なっ…」

淫魔(…精気、濃い…。すっごく美味しい)ゴクリ

女「あ、あのねえっ。初めてじゃないけど、こんなの…んっ!?」

淫魔「はぁ、む…っ。ちゅ…」

女「…っ、ぁっ…!」

淫魔「おねーちゃん…っ。息、止めなくっていいんだよ…」

淫魔「もっと僕にちょうらい…。息も、唾液も、ちょうだい…」チュッ

女「…っ、はあっ…んむっ…」

淫魔(す、っごい…。頭ぼーってしちゃう…。きもちー…)

女「…っ、やめっ…」

淫魔「逃げちゃだめ。逃がさない、からっ…」グイ

女「ひゃ…」

女(あ、頭押さえられた!なにこれ、逃げられない…)

淫魔「…はっ…。すごい、んっ、きもちい…」

女(…舌が、やわらかくって、なんか…)

女「…っ、もぉ、やめ…」

淫魔「ぷはっ」

女「…っ」

淫魔「あはは、おねーちゃんの口から、糸引いてる…。すっごいえっちい」

淫魔「…ねぇ、きもちよかった?」

女「…」ハァ、ハァ

淫魔「気持ちよかったんだよね…?人間ってね、興奮すると唾液がねとーってなるの」

淫魔「…きもちよかった?」

女「…っ」カァア

淫魔「おねえちゃん、すごいよ。キスしただけなのに、一回するくらい精気が出てきた」

淫魔「見てっ。お肌つやつやっ」

女「…ば、ばかじゃないの」

淫魔「ふふっ。僕、結構上手…」

女「も、もういいからっ。没収っ」バッ

淫魔「あーっ、お粥ーっ。まだ残ってるのに」

女「せ、精気っての吸ったんでしょ!変態!没収!」

淫魔「照れちゃって…」

淫魔(…んー、でも、照れてるのはこっちかも)

淫魔「…ほっぺた、あつい」

淫魔(…やっぱ、僕)

女「…ってゆうか」ガチャガチャ

女「その…キスしたら人間になれるんじゃなかったの」

淫魔「まちがえてたみたい。あはは」

女「なにそれ、もうっ…」

淫魔「でもおねえちゃん、僕にいなくなられるの、嫌…でしょ」クス

女「…!」パリン

淫魔「人間になって、自分が用なしになったらーって、思ってるでしょ」

女「…い、いなくなるの?」

淫魔「…え」

女「私のこと、用なしになったら…いなくなっちゃうの?」

淫魔「え、えっと」

淫魔「その…>>395

そんなわけ無いじゃん

淫魔「…そ、そんなわけないじゃん」

女「え?」

淫魔「だからっ。いなくならないって言ってるの」

淫魔「お、おねーちゃんって案外そそっかしいし、ストレス溜めやすいし…」

淫魔「僕みたいな可愛い美少年がいてあげなきゃ、駄目でしょっ」

女「…」

淫魔「…」

女「そうだね。いてほしい」クス

淫魔「な、なにそれっ。否定しろよっ」カァア

女「だって、本当だもん。3日一緒にいただけなのに、離れるの辛いって思う」

女「…人間じゃなくって、いたずらっこで、ちょっと生意気なのに…。なんでだろ」

淫魔「……っ」

淫魔「ね、寝る」

女「あら、そう?今日は添い寝…」

淫魔「はやく食器洗い終わらしてよっ」

女「はいはい」

淫魔「…うー」

淫魔(熱のせいだ熱のせいだ熱のせいだ)

淫魔(こんなにドキドキすんのも、目がうるうるすんのも、全部っ)

女「…」カチャカチャ

淫魔(…いや、違う)

淫魔「…」

淫魔「好き」ボソ

女「ん?どうかした?」

淫魔「なんでもない。早く来てよぉ…」

女「はいはい、分かったから」

淫魔(…はぁあ…)

淫魔(心臓痛いし、かっかするし、面倒だなあ、「好き」って…)

女「じゃ、電気消すね」パチッ

淫魔「…ん」

女「そっち、寒くない?」

淫魔「さむい」

女「え?じゃあ、エアコン…」

淫魔「…いい。これがあるし」ギュウ

女「…っ」

淫魔「…あったかい。…やわらかい」スリ

女「…そ、そう」

淫魔「ねえ、おねーちゃん」

女「なに?」

淫魔「そのー…。僕、ねえちゃんのこと…」

淫魔「…」

女「…?」

淫魔「なんでもなーい。おやすみっ」ボフ

女「ち、ちょっと!胸に顔押し付けるなっ」

淫魔「へへへ。うりうりー」

女「ちょ、もうっ…」

……


「ああ、そういうわけだ。どうやら面倒なことになってるらしい」

「そうなんだ。なにしろ、若造だからなあ」

「分かってるさ、このままじゃ色々と困る」

「…ああ。その気になれば、実力行使するさ」

「相手は人間の女と、ガキの淫魔だ」

「大丈夫だ。心配いらないさ」






淫魔「…むにゃ、おねー、ちゃん…」

っしゃあ400!!

今日はここまでにしとく!

色々話が混んできたwww

絵とか感謝だわ、まじ妄想捗るわww

以下淫魔きゅんに質問スレ

淫魔「休憩がてら、僕がおにいさんたちの質問に答えるよ」

淫魔「バイオハザード始まるまで、質問してねっ」

パパ淫魔きゅんの特徴教えてー

今の格好を教えて

>>407

淫魔「ああ、おとうさんの特徴かあ」

淫魔「淫魔ってのは、ある程度成長したら、肉体変化の魔法が使えるようになるんだ」

淫魔「今は何か気持ち悪いハゲだけど、前見たときは…渋いおっさんだった気がする」

父「若い頃は良かったぞおー」

父「ちょうどエジプト美少年にハマっててな、褐色に黒髪おかっぱだったぞ!」

父「猫みたいな釣り目が大人気だった…」

淫魔「はいはい、もう帰って」

>>409

淫魔「今はねえ、長袖パーカーとショートパンツと、長靴下!」

淫魔「ちょっと女の子っぽい恰好が好きなんだー」

>>1

バイオ延長したけどどんな気持ち?

>>413
まじファックだよ
早くアリスとレイン見せろーい

今までどれくらい女食った?

>>415

淫魔「そりゃあもう、数え切れないくらいだよ」

淫魔「けど僕、誰でも良いってわけじゃないんだ」

淫魔「厳密な精気・顔・スタイルの審査からはじまり…」

父「馬鹿いうなってww俺がお前のときには、その五倍は食ってたぞ」

淫魔「僕は見境無いサルとは違うからね」

父「おいこら、おとうさんだぞ」

淫魔「はいはい」

父「男もいけるくせに」

淫魔「まあ淫魔の標準装備でしょ。司祭食ったくせに」

父「ぬぐぐ」

バイオはじまるからさよなら~

明日からけっこう進度遅くなると思う

絵とかもっとくれたら嬉しいなー

じゃあお前らおやすみ

ただいまー

淫魔「前回のあらすじだぞ」

淫魔「小悪魔フェイスで人間の女を魅了してきた僕が、25歳処女こじらせ女に恋してしまったぞ」

淫魔「しかし、最中に小汚い父の登場」

父「おっす」

淫魔「帰れよ!あと、職場での大失態により、僕は淫魔ってことがバレちゃったんだ」

父「まったくドジな息子だぜ」

淫魔「しかし、無事女とも仲直りできたぞ!」

淫魔「これからどうなるかは安価次第だぞ!」

淫魔「では早速…」

もうそろそろ起きる時間だ。女はまだ隣で寝てるぞ、どうしよう?>>427

いたずら(性的でない)

淫魔(だらしない恰好で寝てるなー)

淫魔(…あ、そうだっ)

淫魔(時計の針をずらして…)

淫魔「にしし」

淫魔「おねえちゃあん、おきてー」ユサユサ

女「…ぅ、ん。朝ぁ…?」

淫魔「ううん。もうお昼の11時だよー」

女「じゅーいち…」

女「……!?」ガバッ

女「うわぁあああああああああなんてことおおおおお」

淫魔(うわあ、面白い反応)

女「かっ、会社に電話しなきゃっ…」

女「…って、あれ?6時半…?」

女「あれ?でも時計は…」

淫魔「…ぷっ」

淫魔「あははははっ」

女「…」

淫魔「おねーちゃん、凄い顔してたよっ。あれに似てた!マーライ…」

女「…淫魔」

淫魔「…オン…」

バシーン


淫魔「よくこんな可愛い男の子のお尻叩けるよね」ヒリヒリ

女「寿命縮まったこっちの身にもなってよ!」

淫魔「むう。インキュバスジョークなのに」

マーライオン似の顔

女「よし、準備完了」

淫魔「僕もー」

女「…何ナチュラルについて行こうとしてるのよ」ムニュ

淫魔「あでで。なんで?だめー?」

女「当たり前でしょ、あんなことあったんだもん」

淫魔「むぅ、そうだけど…」

女「うう、会社には適当に言い訳しとくから、もう行かない方がいいよ」

淫魔「…じゃあ、夕方まで会えないの?」

女「うん…」

淫魔「…」

淫魔「…」ムッスー

女「えーと、お土産買ってきてあげるからさ。何が良い?」

淫魔「>>432

女「よし、準備完了」

淫魔「僕もー」

女「…何ナチュラルについて行こうとしてるのよ」ムニュ

淫魔「あでで。なんで?だめー?」

女「当たり前でしょ、あんなことあったんだもん」

淫魔「むぅ、そうだけど…」

女「うう、会社には適当に言い訳しとくから、もう行かない方がいいよ」

淫魔「…じゃあ、夕方まで会えないの?」

女「うん…」

淫魔「…」

淫魔「…」ムッスー

女「えーと、お土産買ってきてあげるからさ。何が良い?」

淫魔「>>432

しまった、安価下ね

貞操帯(女用)

自重するか

淫魔「じゃあ、貞操帯がいいかなー」

女「ていそー、たい?」

淫魔「女の人が、えっちしたりおなにーしたりしないようにする下着のことだよ」

女「…お、おなっ…!?」

淫魔「着けてあげるから、買ってきて~」

女「ま、間に合ってますっ」

淫魔「えー、それ、着けたら困るってこと?おねえちゃん案外、おなにーする」

女「いってきます!!!」バンッ

バタン

淫魔「ありゃりゃ、逃げられた」

淫魔「しかしあの反応、してるな」

女(何なのあの子!!)カツカツ

女(何か変わった子だなあとは思ってたけど)

女(い、いきなりキスしてきたり、ていそーたいとか言ってきたりっ…)

女(あ、あんなちっちゃいのに…。大人)

女(まさかこれから、ずっとあんな感じなの?)

女(いやむしろ悪化するんじゃ)

女「…」

女「うわああああああ!!!!」カァアア

近所の人「!?」

=オフィス前

女「…ふー」

女(大分気が重いんですけど)

女(昨日は上司さんが大騒ぎだったし、収拾つかなかったし…)

女(同僚男さんの機転ではやく帰ってこれたけど)

女(これからどうなっちゃうんだろ…)

女(やっぱ、私の責任になるよね…)

女「…あー」

女「いいさ、誤魔化してやる」

女「クビでもいいっつーの。淫魔君は私を庇ってくれたんだから」

女「…よしっ」スー

女「…おはようございます」

シーン

女「…」

同僚男「あ、女さんおはよう」

女「は、はい(普通なのは同僚男さんだけか…。って普通なのがおかしくないか?)」

上司「…」ジー

女(…よしっ)

女「上司さん、お体は大丈夫ですか」

上司「大丈夫なように見えるか?足があざになったんだよ」ジロッ

女「(それだけかい)申し訳ありません。私の管理不十分でした」

上司「ふん、まあ、いいけどね…」

上司「昨日のアレ、一体なんだったわけ?あの子供…」

女(ま、まずい。言い訳しなくちゃ…)

女「あ、あれは>>441ですよ!」

ホログラムっ

女「ホログラムですよっ」

上司「ほろぐらむぅ?」

女「はっ、はいっ。抽選で投影機が当たったんですっ」

女「ほら、ありますよね。プロジェクションマッピングみたいなっ」

上司「お、おう…?」

女「それを、そのー、あの子に取られちゃって!それでいたずらされたみたいでっ」

上司「でも、俺が気を失ったのは」

女「それもホログラムですっ」

上司「そ、そうなのか?」

女「たまにあるんですよ、こういうこと。困りますよねー、あはは…」

上司「…ふん」

上司「まあ、あの子に大人気なく色々しちまったのも事実だしな」

上司「今回はそういうことで許してやる」

女「…え」

上司「分かったらさっさと仕事仕事」シッシッ

女「…ありがとう、ございます」

女(…信じられないな、あの上司さんが…)ボーッ

女(…淫魔君の言葉が、届いたのかな)

同僚男「女さん、よかったね」

女「あ、は、はいっ。昨日は色々お世話になりましたっ」

同僚男「いや、いいよいいよ」

女「片付けまで手伝ってもらって…。その、何か埋め合わせを」

同僚男「ほんと、気にしないでってばー」

同僚男「あ、でもじゃあ、今晩…」

上司「おーい、ちょっといいか。全員注目しろー」

同僚男「…」

上司「えー、これから緊急集会を開く」

同僚女「まじかよめんどくさっ…」

デブ「あー、資料まだあがってないのにぃ」

上司「うっさいぞ、そこ。えー、実は昨夜本部から連絡があってだな」

上司「新しいのが、本部から異動してきたんだ」

同僚男「本部からなんて、珍しいですね」

女「そうですね…」

上司「紹介するぞー、さ、入って」

ガチャ

異動してきた人の 性別>>445 (具体的な)容姿>>447

渋い淫魔紳士

紳士「どうも皆さん、紳士です。本部から異動してきました」

デブ「っきゃぁあああ!ダンディー!!」ヒソヒソ

同僚女「らっきいいいい!」ヒソヒソ

同僚男「うおっ、カッコイイおじさんですね」

女「仕事できそうですね」

同僚男(注目点そこ…?)

上司「えー、紳士さんは本部でのキャリアが…

紳士「…」チラ

女「…あ」

紳士「…」ニコッ

女(え、何で笑う?)

女「…」ペコッ

=一方そのころ

「でなあ、俺言うったねんwww」

「なんやそれぇーwww」

淫魔「…」

淫魔「つまんない」

淫魔「はあーあ、人間の娯楽って面白くないなあ」ピッ

淫魔「…んーっ」ノビ

淫魔「暇ー、ひまひまひまひまーーーっ」バタバタ

淫魔「…うー、帰ってくるまで長い…。かといって、うかつに外に出るのもなぁ」

淫魔「またあのクソ親父に会うのも嫌だし…。まだ魔力も回復してないし…」

淫魔「…」

淫魔「あ、そだ。女の私物でも漁るか」ガバッ

淫魔「言っておくけどこれは、可愛い好奇心の現われなんだからね」

淫魔「女もだいぶ僕になびいてきたみたいだしー」

淫魔「その、どういう性格なのかとか、どういうフェチとか、知る手がかり欲しいし」

淫魔「うん、僕頭良い」ニコッ

淫魔「んーっと、じゃあ>>451を探そうかな」

携帯

淫魔「女の携帯でも探そうかなー」

淫魔「…って、仕事に持ってってるんじゃ」

ブブブ ブブブ

淫魔「…」

淫魔「テーブルの上に普通にあったんだけど…」

淫魔「あの人って、しっかりしてるのやら、そそっかしいのやら」ヤレヤレ

淫魔「んじゃ、拝見しまーす」ポチ

淫魔「んふふ、とりあえず検索履歴から調べちゃおうかなっ」

淫魔「…んーと」ポチポチ

なんと、検索履歴の一番上は >>454だった!

マスターベーション 方法

最近の検索履歴 ますたーべーしょん 方法


淫魔「…」

淫魔「…」

淫魔(何故僕は勃起してるのだろう)

淫魔「なんてもの調べてるんだよ、おねえちゃんたらぁ…」モジモジ

淫魔「これはますます貞操帯をつけさせたい。性欲コントロールしたい、是非とも」

淫魔「…で、結局この人、どんなおなにーに落ち着いたんだろう…」

淫魔「…うー」

淫魔「早く帰ってこないかな…」

淫魔「…!」ピクッ

淫魔「…くんくん」

淫魔「…あれ、甘ったるい匂いがする…」

説明しよう!淫魔には鋭い嗅覚が備わっており

淫魔「…くんくん。結構、歳が行ってる淫魔の匂いだ」

仲間の匂いを、かなり遠くにいてもかぎ分けることができるのだ!

淫魔(…親父、じゃないな。珍しいな、この町に新しい淫魔なんて)

淫魔「…ありゃ、消えた」

淫魔(…きの、せい?)

ねむい…。
今日はここまでにしとく

淫魔「質問あるひといるー?」

淫魔は13才くらいだけど毛は生えてるのか?

しょーたの母はどんな人?

中出し経験は?あるなら回数も

>>459

淫魔「淫魔に正確な寿命はないし、人間寿命になおすのは難しいけど」

淫魔「僕はまあ、だいたい12,3と考えていいのかな。外見的には」

淫魔「毛~?どこのぉ?かみのけ?僕わかんないなあ」

父「こいつパイパンだぞ」

淫魔「何で知ってんだよ!!!?」

父「むふふ」

俺「むふふ」

>>460

淫魔「僕のおかあさんかあ」

淫魔「基本的に淫魔は淫魔と結婚して子供を増やすんだけど」

淫魔「人間とは違って、子供はあんまり親の手を必要としないんだ」

淫魔「だから、僕もおかあさんおとうさんとは、あんまりベタベタしないんだよね」

淫魔「最後におかあさんに会ったのは…。えーっと、覚えてないや」

淫魔「まあでも、淫魔にしては常識ある上品な美人だったよ」

父「最近俺をアゴで使うようになってきたんだよ…。夜もご無沙汰気味だし…」

淫魔「聞いてないよ」

>>461

淫魔「運がよければ、人間と淫魔との間に子供が出来るみたいだね」

淫魔「けど僕は、そんじょそこらの猿とは違うし」チラ

父「あー、女子高生を駅弁したいなあー」

淫魔「第一、中に出す、っていうのは、その…」

淫魔「僕の赤ちゃん産んでください、ってことだろ?お嫁さんにしかしちゃ駄目でしょ」

淫魔「つ、つまりそのー、ないよ」

父「あー、マジックミラー号のりてー」

淫魔「もう帰れってば…」

>>463

淫魔「何わらってるの?あはっ、きもちわるうい」

>>423
濡れ場の挿絵よろしく

>>467
よく言った!!!

>>465
しょーたくん案外純朴なのね

>>469

淫魔「はあ!?何言ってんだよ、僕は淫魔だぞっ」

淫魔「ば、馬鹿にするなよ…」

淫魔「もうないかな?ないなら寝ちゃうぞ」

このスレ職人多すぎて目移りするわ

しょーたの初体験知りたい!

そういや淫魔ってオ○ニーしたりしないの?

http://i.imgur.com/tLZRufI.png

若き日のパパン

>>471

淫魔「初体験かー」

淫魔「確か、初めての狩りは大成功に終わったんだったっけ」

淫魔「女は白目向くわ泡吹くわ、大変だt」

父「嘘つけwwお前、ドSお姉さんに捕まって」

父「挙句の果てに『お前じゃ物足りない!』ってビンタされて」

父「全裸で泣きながら帰ってきたじゃないかwww」

淫魔「…」

淫魔「殺す」

父「えっ」

>>473

淫魔「そんな疲れることするわけないじゃん」

淫魔「きもちいのは好きだけど、相手の精気がないと赤字だし」

父「…」

父「…」スッ

淫魔「え?なにこれ?ビデオカメラ?」

「あっ、あっ…。おねー、ちゃんっ…!」

「はあっ、きもちいよ、おねえちゃんの腿っ…!」

「あっ、出るっ…。かけちゃう、からねっ…!ああっ!」

淫魔「止めろ」

父「それが人にモノを頼む態度か」

淫魔「お父様、止めてください」

父「よろしい」

結論:めっちゃします

>>474
父「まさしく若かりしころの美少年パパ…!」

淫魔「この顔で聖職者を食いつぶしたんだもんなあ、怖い怖い」

しょーたくんちゃんとゴムつけるんよね?

>>479

淫魔「ゴム?ああ、魔界のうっすいやつ着けるよ」

父「ああ、サギャミオリジナル?あれほとんど生でいいよな」

淫魔「親子でこんな会話したくない…」

んじゃ寝ます

明日はもしかしたら出現しないかもしれないから、適当に絵なり質問なりしてってくれ

淫魔「おやすみっ、おにーちゃんたちっ」

今までヤってきた男と女の比率を

>>482

淫魔「ええーっ。そんなこと教えなきゃいけないのぉ」

淫魔「そうだなー、僕、男もいけないことはないけど」

淫魔「基本的に主導権握りたいし、ほとんどないね」

淫魔「まあ男専門の淫魔もいっぱいいるけどさあ」

父「お父さんはきもちければどっちでもいいぞ」

淫魔「きいてねーよ。ま、女9 男1くらいかな」

=一方その頃

女「…むー」カタカタ

上司「おい、女」チョイチョイ

女「は、はいっ。何でしょうかっ」

上司「もう昼だろ。休憩がてら紳士さんに仕事の説明とかフロアの案内してきてくれないか」

女「…え、っと」

上司「おねがいなー」

女(何故私が…。忙しいって分かってるくせに)ハァ

紳士「あのー…」

女「あ、は、はい。あの、はじめましてよろしくおねがいしますっ」

紳士「いえ、こちらこそ。はじめまして」

女(背高っ。スタイルすごいな)

紳士「まだここに来てフロアを一回も回ってないんですが、案内をお願いしてもよろしいでしょうか」

女「あ、はい。お安い御用です」

……


女「…といったかんじです。分かっていただけましたか」

紳士「ええ、とても」ニコ

女「そうですか。それはよかったです…(お腹空いたなぁ…)」

紳士「ところで女さん」

女「はい?」

紳士「お昼ごはん、ご一緒しても?」

女「えっ。いや、でも」

紳士「…駄目ですか?」

女「えーと、はい、まあ。いいですけど」

=社内カフェ

紳士「案外、ここの食事も美味しいんですね」

女「はい。安くてなかなか重宝しますよ。静かですしね」

紳士「はは、中々実用的な見方をしますね」

女「…そうですか?」

紳士「ええ。何だか女さんって、少し他の女性とは雰囲気が違いますね」

女「(それは褒めてるのか…?)あ、あはは」

紳士「…」

女「あれ?召し上がらないんですか」

紳士「え?ああ、いえ…。すみません、少しこれ、苦手でして」

女(…パン?)

紳士「小麦アレルギーなんですよ。大量に取ると…」

女「そうなんですか、大変ですね(…あれ?この言葉、どっかで…)」

女「…っふー」

女「おわったー」ノビー

同僚男「あ、お疲れ様ー」

女「ありがとうございます。なんとか間に合いました」

同僚男「おお、おめでとう。じゃあ、この後軽く飲み…」

女「…ごめんなさい、あの子お留守番させちゃってるんで」

同僚男「あ…っと、そうだったね。ごめん」

女「じゃあ、また今度!」タタタ

女(いそいで帰らなきゃ。ご飯なににしようかなあ)

=電車内

女(あー、卵あったかな。オムライスしたいんだけど…)

ポンポン

女「!」ビクッ

紳士「女さん、奇遇ですね」

女「え、紳士さん?」

紳士「ご自宅、こっちなんですか?」

女「は、はい。紳士さんもこっちなんですね。びっくりしました」

紳士「いやあ、何だかますます女さんに親近感が湧いてきたな」アハハ

女「あはは…」

ギュウッ

女「いたっ」

女(いたたた!押さないでよ)

紳士「大丈夫ですか?」グイ

女「あ、す、すみません…。いつも多いんですよ、この電車」

紳士「…人の匂いが濃くて、なんだか嫌になりますね」

女「え?」

紳士「いえ」

ギュウッ

紳士「おっと…」グラ

女「う、うわ…。大丈夫ですか」

紳士「すみません、後ろの人に押されて…」

女「あ、あはは(近い近い近い)」

紳士「…少し、このままでいいですか」

女「あっ、はい。全然だいじょうぶです」

紳士「…」

紳士「…女さん」

女「は、はいっ?」

紳士「女さん、良い匂いしますね」

女「は!?」

紳士「甘い匂いがします」

女「…」クンクン

女「そ、そうですか?」

紳士「あ、空いたみたいです。失礼しました」サッ

女「は、はい…(び、びっくりしたー。いきなり匂いのこと言うかな)」

「次はー●●ー●●ー」

女「あ、私ここです。失礼します」ペコ

紳士「ええ。また明日」ニコッ

女「はい。じゃあ…」

プシュー


紳士「…」

紳士「若い匂いだったな」

紳士「大した悪魔でもなさそうだ」ボソ

淫魔「…むぅ」スゥスゥ

タタタ…

淫魔「…!」ピョコン

淫魔「帰ってきたっ!」ガバッ

「ただいまー」

淫魔「…っ」ダダダ

女「ごめんね。ちょっと遅くなっちゃったね」

淫魔「べ、別に。逆に早かったくらいだよ」

女「何で息切らしてるの?」

淫魔「き、切らしてない」ハァハァ

女「はあ、つかれたー…」

淫魔(お、靴脱いでる。イタズラちゃーんす)

淫魔(お帰りの>>497しちゃおっ)

ちゅー

過疎ってきたな(´・ω・`)

淫魔(ここは定番のちゅーだ!)

淫魔「おっねーちゃんっ」ガバッ

女「ひゃっ、な、なに…」

淫魔「お帰りなさいの」ギュッ

淫魔「ちゅーーー」

女「うわっ」サッ

淫魔「!?ん、むぅっ…」チュッ

淫魔「ぷはっ。何で避けるの!ほっぺにしちゃったじゃんっ」

女「あ、あぶない…。あのね、そういうのは簡単にするものじゃ…」

淫魔「処女っ。固い事いわないでよっ」

女「しょっ…!?ば、馬鹿!」

淫魔「いーだっ。本当のことじゃん」

女「…ぅ」

女「…」トントン

淫魔「ふんふーん」ギュッ

女「…」グツグツ

淫魔「らんらーん」ギュウ

女「淫魔君、降りてくれない?」

淫魔「いいじゃん、そのまま続ければ?」

女「背中にコアラ背負ってるみたいで何か嫌なんだけど…」

淫魔「肉食のコアラだぞ。がおーっ」

女「何いってんだか…」

淫魔「…ん」

淫魔「…?」

淫魔「…くんくん」

女「こら、匂いを嗅ぐな匂いを」

淫魔「…何この匂い」

女「え?」

淫魔「…すんすん」

女「な、なに?」

淫魔「…おねーちゃん、何かやらしい匂いする。甘ったるい匂い」

女「は、はあ?」

淫魔「……」

淫魔「誰かとえっちした?」

女「するか!!!!」

淫魔「じゃあちゅー?僕以外の誰かと何かした?」ズイッ

女「し、しないって!てか、君もしないでよ」

淫魔「…じゃあこの匂い、何なの。淫魔の目は誤魔化せないよ」

淫魔「正直に答えてよ。した?」

女「ほ、本当にしてないっ。相手もいないし」

淫魔「…ふーん、そう(あれ?じゃあ、まさか…)」

淫魔(…これって、まさか)

女「も、もう降りてもらっていい?」

淫魔「…うん(え、ちょ、まじか)」

淫魔「おねえちゃん、僕ちょっと外出てくる」ガチャ

女「え?何で」

淫魔「すぐ戻るからっ」タタタ


=公園

淫魔「…ふー」

淫魔「…おとうさーんっ!!」



「ほーい」

バサッバサッ

父「よっと。久しぶりだな息子たん」ヨッス

淫魔「てんめぇええええええええええええええ!!!」ブンッ

父「きゃああああああああっ!?」

淫魔「よくも人の獲物にっ!よくも人の獲物にっ!!」ブンブン

父「ええええ何のことおおお!?」

淫魔「親父っ、僕の獲物に接触したろ!」

父「えええ、あのおっぱいデカ子?してないしてない!」

淫魔「嘘つけっ!」

父「お、落ち着いてよ淫魔きゅん!その魔法やめて!」

淫魔「女から淫魔の匂いがしたんだよっ、あんただろ!!」

父「だから違うってば!俺今まで警察のところいたし!」

淫魔「ほら見ろ!淫行したな!」

父「違う!!お前を追いかけてたら通報されたんだよ!防犯意識高い良い世の中だな、全く!」

淫魔「…っ、本当?嘘だったらひき肉にするから」

父「こわっ。マジだって。この綺麗な目を見て」ウルウル

淫魔「じゃあ、一体だれだ…」

父「無視wwww」

淫魔「波長的に、結構ベテランだったから、あんたかと思った」

父「…おお、そういえば」

父「俺も感じたぞ。淫魔の波長」

淫魔「は?まじで?」

父「ああ、一瞬な。熟練らしく、すぐ隠されたがな」

淫魔「…じゃあ、僕の感じたのと同じだ」

父「狙われてるんじゃないのか、あの子」

淫魔「…そうなのかな」

父「まああの精気の量じゃなあー」

淫魔「…」

父「どうする、ライバル出現だぞ」

淫魔「…」

父「淫魔?」

淫魔「…」

父「し、死んでる…!?」

淫魔「」

……


淫魔「…ただいま」

女「おかえり…ってうわっ。何その顔」

淫魔「…なんでもない」フラフラ

淫魔「…ごめん、今日は先に寝る」フラー

女「え…う、うん」

淫魔「おやすみ…」

バタン

淫魔「…」

淫魔「うわあああああああああああああやばいよおおおおおおお」

淫魔(いいい今気づいたけど、僕獲物の奪い合いってしたことない!)

淫魔(しかも相手、結構ベテランっぽいしっ)

淫魔(ど、どうしよう!本当におねえちゃん狙ってたらどうしよう!)

淫魔「…」

淫魔「こ、困った…」

女(…なんだろう、今の叫び声…)

500いったな

今日はここまでにしとく

なんかキーボードおかしい。遅くてごめん
そろそろ終盤入っていきたいぜ

おつー
ライバルも出現したしいよいよ山場かw
余裕があれば紳士の容姿も教えて欲しいです

>>514
そうだなー

スーツ 眼鏡 40後半くらい 高身長 髪は灰色

てかんじか

紳士がタイプです

=翌朝

女「…」

女(大丈夫かなあの子…)

女(部屋に篭ったきり全然出てこないし…)

女(ってか私、昨日リビングで寝たんだけど)

女(深夜にしゃっくりの音聞こえてくるわ、暴れる音するわで、かなり心配なんですが)

女「…あのお、淫魔さーん。そろそろ起きませんかー?」コンコン

シーン

女「…仕事にそろそろ行かなきゃいけないんですけd」

バンッ!!

淫魔「おはようおねえちゃん!!!」

女「えー…」

淫魔「ねえねえ、外雨降ってるね」

女「そうだね」

淫魔「電車止まってるんじゃない?」

女「そんな馬鹿な」

淫魔「えーっと、今日ね、お昼に面白い番組あるんだ!会社お休みして、一緒に」

女「無理だよ…」

淫魔「あっ、いたいっ。お腹痛いようおねえちゃん!看病してっ!」

女「嘘つけ!何、一体なんなの?」

淫魔「…」

淫魔「会社いかないでよう…」ギュッ

女「!む、ぐ。ちょっと」

淫魔(一晩考えて確信したぞ)

淫魔(女の会社に、絶対淫魔の類がいる)

淫魔(これ以上接触させてたまるか!お、おねえちゃんは…)

淫魔(ぼ、僕の物だか、ら…)

女「…えーと、離してくれる?遅刻しちゃう」

淫魔「やだっ。行かせないっ」ギュウウ

女「どうしちゃったの、本当に」

淫魔(理由を求められるとなあ…)

淫魔(なんか正直、淫魔が近くに居るって話すのは気が引ける)

淫魔(…どうしよう。何て言おう?>>527

(でも、お姉ちゃんを守れるのは僕しかいない…!)

思ってることをちゃんと言う

淫魔(でも、おねえちゃんを守れるのは僕しかいない…!)

淫魔「おねえちゃん、よく聞いて欲しいんだ」

女「な、なに?」

淫魔「昨日ね、おねえちゃんの体から、僕以外の淫魔の匂いがした」

女「…え」

女「えええええ!?」

淫魔「どこかで接触したかもしれないんだ。結構強く残ってたし、多分長い間一緒にいた人なんじゃないかと思う」

女「そ、そんなまさか。別に変わったことは…」

女「あ」

女「ま、まさか紳士さん…」

淫魔「心当たりあるの!?」

女「う、うん。いや、確実ってわけじゃないけど、新しく異動してきた男の人が気になるかなーって」

淫魔「あああ、もう字面からして怪しすぎる!」

淫魔「いいっ、おねえちゃん!おねえちゃんの精気ってすっごく美味しいの!だから、人間に相手されなくても淫魔は寄ってくるの!」

女「そ、そうなの?へぇー…」

淫魔「感心してる場合じゃないってばぁ!おねえちゃん、そいつに狙われてるかもないんだよ!?」

女「…」

女「ないないw」

淫魔(で、出た~!こじらせ女子特有の「私に興味もつ人なんかいないわ」思考~!)

淫魔(実際この人、美人だしおっぱいでかいし、鈍感すぎるからフラグたってないだけなのに)

淫魔(やばい、これはまじでやばいぞ)

淫魔「とっ、とにかく危険なの!」

女「うん、気をつけるね」サラッ

淫魔「何さらっと言ってんの!危機感足りないんだけど!?」

女「い、いやだって…」

淫魔「…あーっ、もう分かったっ。僕も一緒に会社に行」

女「それは駄目。クビになる」

淫魔「むきぃーっ。じゃあどうすればいいんだよっ」

女「分かったってば!十分気をつけるし、危ない事あったら連絡する。これでいい?」

淫魔「…うぅーーっ」

淫魔「それじゃ足りないっ。その人に近寄らないで、話もしないでっ」

女「それはちょっと…」

淫魔「おねえちゃんっ」

女「う、は、はい。努力します」

女「それじゃ、行ってきます」

淫魔「…待ってっ」

女「なに?まだ何か…」

淫魔「…はむっ」

女「!?」

淫魔「んっ…ちゅ。ほら、くちあけて…」

女「ら、に…するのよっ…!」

淫魔「…ぷはっ」

女「ごほっ、な、なにこれっ。なんか飲ませた!?」

淫魔「うん、飲ませたー。えへへ」

女「何を!?」

淫魔「おねえちゃんのチャチな防犯対策じゃ物足りないのでー」

淫魔「僕以外の淫魔が近づいたら、>>522になるお薬を飲ませました」

安価盛大にミスった

安価2下な!ごめん

淫魔「僕以外の淫魔が、もしおねえちゃんにエッチなことしようとしたら…」

淫魔「軽い腹痛になっちゃうんだよっ」

女「なにそれショボい」

淫魔「ショボくないよ!鈍痛が約時間続いて、しかも絶えず便意を催すんだから」

淫魔「痛みは少ないけど、一番嫌なタイプでしょ」

女(何故そんな薬を…)

女「えっと、じゃあ行って来るね」

淫魔「うん。薬に頼らないで、ちゃんと気をつけてねー」

女「分かった」

バタン

淫魔「…ふう」

淫魔「…大丈夫かなぁ」

=オフィス

女「おはようございます」

紳士「ああ、おはようございます」ニコッ

女(うっ、やっぱいた…って当たり前か)

紳士「今日は同じ電車じゃなかったんですね」

女「あ、ちょっと寝坊しちゃって…あはは…」

紳士「そうですか。残念です」

女(…見れば見るほど普通の人だなぁ)

女(いや、普通よりかなり美形だけど…。全然淫魔っぽくない)

女(淫魔君はやっぱり少し、人と違う雰囲気はあったけど)

紳士「…?何か?」

女「い、いえなにもっ」

女(やっぱ普通の人なんじゃないかなぁ。勘違いなのかも…)

紳士「…」

女「…」カタカタ

紳士「あの」

女「は、はいっ」ビクッ

紳士「少し手伝っていただきたいことがあるんですけど」コゴエー

女「な、なんでしょうか」コゴエー

紳士「ちょっと、人に聞かれたくないのでこちらへ…」

女「は、はあ」

女(…どうしよう、話さないって約束したけど、会社の人だし実質無理だよね)

女(まあもし淫魔だったとしても、会社で何かするようなことはないか…)

=給湯室

女「…」

女(ひ、人気ないなぁ。こんなところで何するのかなぁ)バクバク

紳士「すみません、こんな所で…」

女「い、いえっ。全然良いんです。その、ご用件は?」

紳士「…はい、それは」

紳士「…」カツ

女「え…」

紳士「女さん、実は私…」

女「え、ちょ」

女(な、何。何なの…)ドキドキ

紳士「…」

女「しんし、さん…?」

紳士「コーヒーの淹れかたが分からないんですよ」

女「へっ?」

紳士「私が前に使ってたサーバーと違うので、勝手が分からなくて…。お恥ずかしい」

女「こ、こーひーですか!そうだったんですか!」アハハ

女(びっくりしたぁああ!コーヒーのことでそんな深刻そうな顔しないでよ、勘ぐっちゃうじゃん!)

紳士「すみません、教えていただいても?」

女「ああ、はい。これはこうして…」テキパキ

紳士「あ、そうやるんですね。お見事です」

女「いや、コーヒー淹れてるだけですから、見事も何も…」

女「あ、カップ貸してください。淹れちゃいますから」

紳士「…はい」スッ

女「…」

紳士「…」

女(…パンダのマグカップ?)

紳士「そ、その…。子供っぽい、ですよね…」

女「…」

女「」ブハッ

紳士「!」カァア

女「あっ、ごめんなさい!違うんですっ。可愛いマグカップですねっ」アセアセ

紳士「…じ、自分でも少し幼稚かなとは思ってたんですけど…」

女「ま、まあ意外性はありますけど、素敵です!似合ってますよ」コポポ

紳士「そうですか…」

女「お好きなんですか?その、パンダ」

紳士「はい!!」キラキラ

女(えええええええええええええええwwwwww)

紳士「私、子供の頃からパンダが大好きでして」ニコニコ

女「そ、そうなんですか」

紳士「いやあ、とっても愛くるしいですよね。赤ちゃんなんか特に…」

女「…」

紳士「…あ」

紳士「す、すみません。熱くなりました」カァア

女「…くすっ」

紳士「あ、わ、笑わないでくださいっ」

女「だ、だって…。紳士さんなんだか、イメージと全然違うので…」クスクス

紳士「…」カァ

女「でも、すごく良いご趣味だと思います。私もパンダ好きです」ニコ

紳士「そうなんですか…。気が合いますね」

女「はい、確かに」クスッ

……

女「…ふー」ノビー

女「…」チラ

紳士「…」カタカタ

女(あんな真面目な顔して、パンダが好きなんだなー)

女「…ふふっ」

紳士「…」チラ

女(うわわ、目が合った)

紳士「…くす」

女「!」

女(く、苦笑してるけど…。うわあ、やっぱり恰好いい…)

ブブブ…

女「!」

女(…あれ、淫魔君から着信きてる…。気づかなかった)

女「…」ピピピ

プル ガチャ

「もしもしおねえちゃんっ!?」

女「はやっ!?」

「もうっ、ずっと電話してたのに何で出ないの!?」

女「ごめんね、ちょっと忙しかったの…」

「もー、こっちは心配で死にそうなのに」

女「う、すみません…」

「で?どうなの、その異動してきたやつ」

女「…えっと、紳士さんは…」

「やっぱり怪しい?」

女「…えっとー、>>543かな」

かわいい人かな

女「可愛い人かな」

「…はあ?」

女「普段は紳士タイプで仕事できそうなのに、パンダ好きだったりするの」

女「なんだか子供っぽい所もあって、可愛い人だなあって思ったよ」

「…な、なにそれっ」

女「だからあんまり怪しくないんじゃ…」

「お、おねえちゃんっ。騙されちゃだめだからねっ!そういうの狙ってやってんだから!」

女「そうなの?」

「当たり前じゃん!くっそー、オッサンのくせにギャップ萌え狙ってくるなんて…!反則だ」

女「え、えっと」

「とにかくっ。騙されちゃだめ。気を許さないでよっ」

女「う、うん…」

「…あ、あとこれ嫉妬とかじゃなくて事実言ったまでだから」

「勘違いしないでよね!」

ブツッ

女「…」

女「なんなのだ、一体…」

女「…ふー」

女(六時か、終わったー)

上司「おーい、皆集合ー」

上司「紳士さんの歓迎会いくぞー」

女「え!?」

上司「あ?え、とは何だえ、とは?ちゃんと通知回ってきただろ」

女「わ、私何も聞いて無…」

デブ「…」

デブ「しくったwww回すの忘れてたwww」

同僚女「ちょwww」

女(あんのアマ共…っ!)ギリギリ

上司「なんだぁー?行けないっていうのかー?」

上司「折角良い人材に来てもらったのに、それはちょっと失礼なんじゃないかぁ~?」

女「…」

紳士「いえ、ご用があるのでしたら…」

女「い、いえ。無いです。いけます…」

女(…はあ。淫魔君、ごめん…)

女「…ってことで、今日ちょっと遅くなる」

「…」

女「ご、ごめん」

「…お酒は一滴も飲まないこと」

「それから、帰りは女の社員と帰ってくること」

女「は、はい」

「はーあ、もう…。早く帰れそうだったら早く帰ってきてよねっ」

女「うん、分かった…。その、心配かけてごめん」

「いいよ。まあ何かあったら薬があるし…」

「でも、本当に気をつけて。僕、おねえちゃんが…」

女「え?」

「…な、なんでもない」

「その…。早く帰ってきてね、待ってるから」

女「うん」

ブツッ

女(…寂しそうだったなあ)

女(ごめんね、明日は休みだし、いっぱい構ってあげる)

=居酒屋

上司「いやー、ほんっとにぃ、紳士さんが来てくれてよかったぁー!」

紳士「恐縮です」

上司「なあ、みんなもそー思うだろぉー?」

デブ「いぇーい!」

同僚女「おもいますぅー!」

女「…(早く帰りたいよ…もう八時じゃん…)」

上司「おーい、女ぁ!お前さっきからぜんっぜん酒飲んでないなぁ!」

女「えっ、そんなことは」ギク

上司「場が白けるだろぉが!飲めっ、ほらっ!」

女「え、えっと。今日はちょっと…」

上司「なんだぁ~?俺の酒がのめねえってのかぁ~?」

女(ひー!!)

紳士「…」

紳士のとった行動>>549

ふええ安価集まんないよう
安価下!

上司「おらあ、飲めぇ!」グイグイ

女「や、やめ…」

紳士「…っ」パッ

上司「へ?」

紳士「女さんは体調が悪いようですので、私が代わりにいただきます」ニッコリ

女「し、紳士さん?」

紳士「…」

グビグビグビ

上司「ええええええええええええええ」

女「えええええええええええええええ!?」

紳士「…んっ、はあっ…」ゴクン

紳士「どうも、ごちそうさまでした」

女「だ、大丈夫ですか!?そんな一気になんて!」

紳士「ええ。お酒には強い質ですから」

紳士「上司さんもどうですか?お注ぎしますよ」

上司「い、いや…」タジタジ

紳士「そうですか。失礼ながら、嫌がってる人にはお酒を勧めないほうが良いかと」

紳士「個人のペースで、楽しく飲みたいですよね」ニコ

上司「あ、ああ。そう、だな…」

女「…」

紳士「すみません、出すぎたまねをしました」ペコ

女「いえ。助かりました。ありがとうございます」

紳士「そんな、大したことはしていませんよ」

女「…」

女(やばい、人として恰好良い。良すぎる)

紳士「ところで女さん」コソッ

女「は、はい?」

紳士「お酒、飲めないんですか?」

女「いえ、大好きなんですけど…」

紳士「では、今日に限ってどうして?」

女「えーっと、諸事情です」

紳士「そうですか…。残念です。美味しいお酒を紹介しようと思ったんですが」

女(えっと、これは紳士さんからの勧めだよね…?)

紳士「少しだけ、というのも駄目ですよね。すみません…」

女(うう、どうしよう)

飲む? 飲まない? >>553

一口だけ飲む

女(やっぱり飲まないと失礼だよね)

女「じゃあ、一口だけ」

紳士「そうですか!では…」トクトク

女「ありがとうございます」

女「…」チビッ

女「…お、おいしいっ」

紳士「でしょう?私の一番のお気に入りなんですよ」

女「うわー、聞いたことあるのに試した事はなかったです」

女「お酒詳しいんですか?もっと教えてくださいっ」

紳士「ええ、では…」

……

女「ですからぁ、パンダの鳴き声ってゆーのはぁー」

紳士「ああ、知ってますよ。前にテレビで見たことがあります」

女「ほんとうですかー!くぅわいいですよねー!」

紳士「ええ。地球上の生物で最も愛らしいと思います」

女「あははー!紳士さん、ほんとパンダすきなんですねー」

紳士「正直、人間より好きかもしれません」

女「えー、それは言い過ぎなんじゃないですかぁ」

紳士「…」

紳士「女さん、一口しか飲んでないのに大分酔っていますね」

女「そうですかー?」ヒック

女(あれ、そうなのかなぁ…。だめだ、ぼおっとする)

女「あれれ、おかしーな。…あ」フラ

紳士「…っと。大丈夫ですか?」グイ

女「しゅみませ…ん。なんか、くらくらします…」

紳士「おかしいですね。体調が優れないんでしょうか」

女「わかん…ないです…。へん、だな」

紳士「…」

紳士「家に帰ったほうが良いですよ。少し具合が悪そうだ」

女「で、も…」

紳士「大丈夫ですよ」

紳士「あの、上司さん」

上司「にゃんれすかー」

紳士「女さんの体調が良くないので、送ってきます。良いですか?」

上司「あいー。ごゆっくりー。わはは」

紳士「さ、行きましょう」ポン

女「…そんな、わたし、ひとりで…」

紳士「その状態じゃ無理ですよ。送って差し上げます」

女「いえ、だいじょー…ぶ」クラ

女(…じゃない)ドサ

紳士「…おっと」

紳士「女さん?」

女「…くー、くー…」

紳士「…くす。やれやれ…」

……


…。

「でも、あなたは本当に良い匂いがする」

…え…?

「顔も体も、もちろん性格も魅力的です」

…なに、なんなの

「私と、一緒に…………」

…いえ。



女「…遠慮しとき、ます」

淫魔「…」ゴロン

淫魔「…十時半」

淫魔「…おっそおおおおい!!!」ダンダン

淫魔(うわああ許可するんじゃなかった!余計な心配増えたああ!)

淫魔「…ってか、電話もぜんっぜん出ないし…」

淫魔「あーもう、ったく。膜あるくせにガードはゆるゆるなんだから」ブツブツ

ガタン

淫魔「!」ピクン

ガチャ

淫魔「…帰ってきたっ!」ダダダダ

淫魔「もお、おねえちゃん、おそ…」

紳士「あ、こんばんは」

淫魔「…い…」

淫魔「…」

淫魔「え、っと。どちら様ですかあ?(うおっ、何この渋メン)」

紳士「ああ、すみません。私、女さんの会社の同僚なのですが」

紳士「女さんが体調を崩してしまったので、送って差し上げた次第で」

女「…ぅ」グタ

淫魔「うわあ、おねえちゃん!?すみません、ありがとうございます」

紳士「いえ。元はといえば私が悪いので」

紳士「お邪魔します。部屋まで運びますね」

淫魔「うう、助かりますー」

バタン

紳士「あの、寝室はどちらでしょうか?」

淫魔「ああ、こっち…」

淫魔「…」

淫魔「…くんくん」

淫魔(…甘ったるい、匂い)

淫魔(…おい待てよ、何でこいつ鍵開けて入ってきて…)

淫魔「…失礼ですが、あんた…」

紳士「…」

紳士「…くすっ」

パチン

淫魔「!?わ、わっ!?」ドサッ

淫魔(くそっ、束縛魔法…!!油断したっ、やっぱこいつ…!)

淫魔「お前っ…。淫魔だな!」

紳士「くす。気づくのが少し遅いですね、新米淫魔君」

淫魔「畜生っ、魔法解け!解けったら!」

紳士「年上に対してその口の聞き方は感心しませんね」パチン

淫魔「!む、ぐうっ…!」

淫魔(く、るし…!やばい、全然逃げられないっ…)

紳士「…はあ、しかし少し興が冷めましたね。こんなに若い淫魔だったとは」カツカツ

淫魔「っ…。うるせー、おっさん!」

紳士「威勢のいい子ですね」クスクス

淫魔「お前、おねえちゃんに何もしてないだろうな…!」

紳士「…さあ?」

淫魔「!こんのっ…!!」ギリギリ

紳士「あまり暴れないほうがいいですよ。魔法は負荷がかかると強力になりますから」

淫魔「黙れ!おねえちゃんから離れろ!この変態!!」

紳士「はあ…。やっぱり、そうか」

淫魔「どうせお前っ、おねえちゃんの精気を狙いにきたんだろ!」

淫魔「寝取りなんて悪趣味だぞ!他の女でも啜ってろ!ぶわぁーーか!」

紳士「…」パチン

淫魔「…ひ、ぅっ!」ビクッ

紳士「少し黙ってなさい。言っておきますが、私は、この女の精気が欲しくて近づいた訳ではないのです」

淫魔「は、あ?どういうこと…」

紳士「用事があるのは…」

紳士「むしろ、君のほうですね」

淫魔(え、そういう趣味なわけ?やだな…)

紳士「さらに付け加えますが、別に君の体にも用は無いです」ハァ

淫魔「う、うるさいなっ。発想が気持ち悪いんだよ、あーほっ」

紳士「…本当に口が悪い。若い頃のあの人そっくりですね」ボソ

紳士「さて、前置きはこの辺にして、本題に入らせていただきます」

淫魔「…っ」

紳士「申し遅れましたが、私は紳士淫魔。先日この地区に派遣された『監査員』です」

淫魔「は?かんさいん?」

紳士「ええ。淫魔の動向を調べ、上に報告する役員ですね。…そんなこともご存じないんですか?」

淫魔「しるかっ」

淫魔「んで、そのかんさいん様がどうして僕を苛めるわけ?訴えるよ?」

紳士「訴えたいのは私のほうです。君、何てことしてるんですか」

淫魔「は?」

紳士「だから、この女に対しての君の態度です」ポン

淫魔「やめろっ。おねえちゃんに気安く触るなよっ」

紳士「はあ。それですよ」

淫魔「はあ?」

紳士「淫魔というのは、どういう生き物ですか?淫魔君」

淫魔「人間の精気を食べる生き物に決まってるだろ」

紳士「そうです。それ以上はあっても、それ以下はない」

紳士「我々淫魔は、人間の精気を餌とし、狩りながら生きています」

紳士「人間との間に、特別な感情が芽生えるのは少々厄介なんですよ」

淫魔「…なっ」

紳士「やっと分かってくれたようですね」

紳士「困るんですよね、その、愛だとか恋だとか」ハァ

紳士「人間はあくまでエサであって、恋愛対象ではない」

淫魔「…そんなの、僕の勝手だろ」

紳士「いいえ、勝手ではありません。由々しき事態です」

紳士「最近、歳若い淫魔の間でこういった恋愛ごっこが流行っていますが」

淫魔「おい、ごっこって何だよっ」

紳士「静かに。…困るんですよ。淫魔と人間との混血が増えるのは」

淫魔「はあ?どうして」

紳士「どうして、って」

紳士「何故私達より一段低い、いわば家畜の血を、私達に混ぜなければいけないのでしょうか?」

淫魔「…!」

紳士「君達は根本的に勘違いしている。私達は対等に愛し合う関係ではない」

紳士「食べる者と、食べられる物、なんですから」

女「…」

淫魔「…いるよね、そういう古い思考の老害」

紳士「心外です。これはほとんどの淫魔の思うところでしょう」

紳士「もちろん、君も」

淫魔「…」

紳士「君の経歴資料を見ましたが…。ほとんどのエサとは一夜限りのようだ」

紳士「狙った獲物ももたない。そんな君が、どうして今頃」

淫魔「関係ないだろ。放っとけってばっ」

紳士「…はあ。そうはいかないんですよ」

紳士「君の彼女に対する感情を変えさせるか、離れさせるかのどっちかの処理をしろと命令されてましてね」

淫魔「!」

紳士「私の立場も理解していただきたい」

淫魔「な、なにいってんだよ…」

淫魔「おねえちゃんから、離れろってこと?」

紳士「それか、単純にエサとしての接し方をして欲しいんです」

紳士「上としては後者を選んで欲しいようですね」

淫魔「…ふ、ふざけんなよ!何でそんなことあんたらに決められなきゃ…」

紳士「何がそんなに困難なんでしょうか?」

紳士「ただ性交して、精気を奪う。それだけじゃないですか。例えば…」グイ

女「…」

紳士「こんな風に」

淫魔「やめろっ!!!そいつに触るなっ!!」

紳士「お断りします」プチプチ

女「…ん、ぅ」

紳士「彼女、すごい精気をもってますね。あった瞬間に分かりましたよ」

淫魔「やめっ…!おねえちゃん!起きてっ!」

紳士「無駄です。彼女、誘惑魔法が全く効かなくて閉口しましたが…」シュル

紳士「お酒を一滴飲ませただけで、この有様です」

淫魔「…っ、この外道!けだものっ!おねえちゃんに触るなってば!」

紳士「服を脱がせてるだけです。独占欲、ですか?見苦しい…」

淫魔「…っ。殺すっ…」ギリギリ

紳士「くす。頑張ってくださいね」ジー

紳士「…ああ、やはり良い体型をしてる。我慢するのは大変だったでしょう?」

淫魔「…っ、そんな、こと…」

紳士「そうでしょうか?今でも君は、かなり空腹なようですが…」

紳士「どうです、私が下準備をしますから、彼女と交わってみては?」

淫魔「…!!」

紳士「ずっと我慢してたんでしょう?触りたくて、屈服させたくて堪らなかったんでしょう?」スルッ

淫魔「…ぅ、っ…」

淫魔(…スーツ、はだけてる…。すっごい、えっちい…)

ドクン

紳士「さあ、どうぞ。召し上がれ」

女「…」

淫魔(せーき、いいにおい…。おねえちゃん、おいしそう…)ハァ

紳士「人間はエサです。何も悪く思うことは無いんですよ」

淫魔(…ぼく、僕…)

淫魔がとった行動>>574

舐める

淫魔「…」ハァ

紳士「その気になったようですね」

紳士「魔法を解きましょう。さあ、好きなようにどうぞ」

淫魔「…おねー、ちゃん…」チュッ

淫魔(すごい…やわらかい…)

淫魔「はぁ、はぁ…」

紳士「そうです。それが淫魔の本来あるべき姿なんですよ」

淫魔「ん、ちゅっ…。うぅっ…」チュ

淫魔(…あ、れ。これで、いいのかな…)

女「…っ」ピク

淫魔(ぼく…これで、いいのかな…)

紳士「さあ、もっと自分の好きなようにしたらどうです?それで十分ですか?」

淫魔「…」

淫魔(…おねえ、ちゃん…、)

このまま続けていいのかな…?>>576

やられた安価下

http://i.imgur.com/CfcPazl.png
流れぶった切ってすまぬ。勝手なイメージで紳士さん描いてみた。
あと、秘かに(?)淫夢パパンが捕食した祭司も描いてるので
できたら上げるっす(`・ω・´)シ

淫魔(…だ、め…)ゴソ

淫魔「…っ、あっ…」ビクン

紳士「は?」

淫魔「…んっ、ああっ…。おねえちゃんっ、おねえちゃんっ…!」

淫魔「ううっ、なんでそんなにえろいんだよぉ。ばかっ…あっ…!」

淫魔「も、うっ駄目っ…!いくっ……!」ブルッ

紳士「…」

淫魔「…」

淫魔「ふう!」スッキリ

紳士「気でも違えましたか」

淫魔「その言葉、そっくりそのままあんたに返すね!」

淫魔「なーにが離れてくださいだ!余計なお世話だよーっ」ブンッ

紳士「…!」

淫魔「くらえっ、圧縮魔法!」

説明しよう!圧縮魔法とは、(自主規制)の長さを半分にしてしまう、恐ろしい魔法である!

紳士「くっ、急に元気に…!」ヒョイ

淫魔「んふふ。若者の回復力舐めんなよ」

>>579うおおお!いいねいいね!いつもありがとうね!

ってか司祭って、マニアックだなw

淫魔「やっぱおねえちゃんの精気はケタ違いだね!漲ってきたあああ!」バシュバシュ

紳士「…く、このっ!」

淫魔「へへーんだ」ヒョイ

淫魔「くらえっ、美少年ハイキック!!」ドゴオ

紳士「!!」ズザッ

淫魔「からのー」

淫魔「美少年オープンザドア!!」ガチャッ

紳士「なっ…」

淫魔「そして美少年クローズザドア」バタン

「こ、こらっ!開けなさい!!」

淫魔「馬鹿かあんた、空けるわけないでしょうが」

淫魔「暗いところご苦労さんねー。ばいばーいっ」

「…っ、こんなこと上が許しませんよ!いいですか、また返事を聞きにきますからね!」

淫魔「はいはい」

「その時までに、しっかり自分の身の振り方を考えておきなさいっ!」

淫魔「帰れえええええ!警察呼ぶぞおおおお!」

「…っ!」

バサッバサッ

淫魔「…」

淫魔「い、いっちょあがり…」ヘナヘナ

>>581
いえいえ、司祭といっても急逝した父親に代わって即位したショタっ子
ですのでw。 まぁわかいく描こうかと思ってますw。

淫魔「あ、あんなに本気の魔法の打ち合いはじめてだった…」

淫魔「うう、まだ膝ぶるぶるする」

女「…ん」

淫魔「はあ、何も知らないでいい気なもんだ」

淫魔「…」

ナデ

淫魔「えさじゃ、ないからね」

淫魔「…おねえちゃんは、僕が守ってあげる」チュッ

女「…」スルッ

ギュウ

淫魔「…!」

女「…ん、ぱんだかわいー…」

淫魔「…なんだ、寝ぼけかよ」

淫魔(…まあ、いっか)

淫魔「あ、床掃除しなきゃ…。とほほ…」

はい、ここまでですー。
絵ありがとね、捗るぜ(`・ω・)

乙です支援
http://i.imgur.com/nnYV462.jpg

>>590
オノナツメっぽい
良いね

>>592
こーいう味のある描き方は自分にはできないので同じ絵師としては
うらやましい限り。 惹きつける魅力のある絵をもっと描きたいモノです。

ミスった、>>592 じゃなくて >>590だた。すまんです

何だこのスレ、上手い絵師湧きすぎだろ…

「…はい。昨日の時点で成果をだすことは出来ませんでした」

「…そうです。全て私の力量不足です。もうしわけありません」

「はあ、しかし…」

「お言葉ですが、少し性急すぎはしませんか?」

「確かに反対勢力の鎮圧は大事ですが、どうしてあの子だけを執拗に…」

「すみません。言葉が過ぎました」

「…はい」

「とにかく、明日、ですね」

「ええ、勿論。私に任せていただければ、今度こそ滞りなく」

「…では」

チュンチュン

女「…ん」

チャリ

女「…ふ、あ…」

チャリリ

女「…はぁ。朝…?」

淫魔「あ、おねえちゃんおはよーう」

女「ああ、おはよう淫魔君…」

女「…って、ん?」

ジャラッ

女(手首が重い…?)

女「…なにこれ。くさり?」

淫魔「ぴんぽーん、正解でーす」

女「…」

淫魔「どう?ベッドに繋がれる気分は?ぞくぞくする?」

女「解いてもらっていいですか」

淫魔「やだね」

女「何で」

淫魔「…おねえちゃん、昨日自分が何したか覚えてないんだね、やっぱ」ニッコリ

女「…きのう…?」

女「……」

女「あ゛っ!?」

淫魔「お仕置きだよ、おねえちゃん!!!」

淫魔「僕言ったよね?お酒は飲むな、早く帰って来い、女性と帰って来い!」

淫魔「ぜえええんっぶ破ってるよね!?ね!?」

女「うわああごめんなさいいいい!!」

淫魔「ごめんで済むなら淫魔はいらないんだよ!!」

女「ち、違うのっ。私おかしくて!いつもならあんなに酔わないのに、一滴で…」

淫魔「ほんっと脳みそお花畑だよねっ…。淫魔に気をつけろって散々言ったのに」

女「…ってことは」

淫魔「あのオッサン、ばっちり黒だったんだけど?」

淫魔「おねえちゃんが誘惑魔法効かないの知ってて、わざとお酒飲まして免疫下げたの!」

淫魔「しかも相手は、僕の薬も効かないベテラン!」

女「そ、そんな。紳士さんが…」

淫魔「おねえちゃんは無事お持ち帰りされちゃいましたとさ!」

女「う、嘘…!?」

淫魔「それはまあ流石に嘘だけど」

淫魔「とにかく、事情を話すね…」

淫魔(しかし、どう説明したらいいものか)

淫魔(な、なんか僕が必死になって戦ったとかダサくて言いたくないし)

淫魔(…>>605)

必死になって追い払ってなんかないんだからねっ…/////

淫魔「…あの紳士は僕の動向を探ってた淫魔みたいだった」

淫魔「なんか、おねえちゃんと僕がいちゃいちゃしてんのが気に入らないらしいよ」

女「そうなんだ…。信じられないな、紳士さんが…」

女「大丈夫?危なくなかった?」

淫魔「べ、別に必死になって追い払ってなんかないんだからねっ…!」

女「…ありがとう。ごめんね、情け無いお姉ちゃんで」

淫魔「は、はあ?何言ってんだか」

女「うう、自分の浅はかさに嫌気がさす…」

淫魔「そうだそうだ。今回は何もされなかったけど、次は膜の安全は保障しないよ」

女「はい…」

女「じゃあ、これ解い」

淫魔「だが断る」

女「なんでよ!次は気をつけるって言ってるのに!」

淫魔「馬鹿だなあおねえちゃん、次がもうラストなんだよ…」

女「折角の土曜なのに、こんなのひどすぎるよっ」

淫魔「だーめ。ここで今日一日中僕と乳繰り合って過ごすの」

女「だめだこの子、早くなんとかしないと」

女「…あっ!」

女「淫魔君、遊園地行かない?遊園地!」

淫魔「ゆうえん…?」

女「そうだよ。ずっとお留守番だったから、つまんないんじゃないかと思って…」

女「ひさびさの休みだし、君と行きたいなあって…」

淫魔「…」

淫魔「でーと、ってこと?」

女「…もうそれでいいよ」

淫魔「僕と、行きたいの?ゆうえんち」

女「う、うん。あそこ規模大きいし、楽しいよ」

淫魔「…」

淫魔(デートだ)

淫魔(デ、デートに誘われた。生まれて初めて)

女「…淫魔君?」

淫魔「は、早く準備してよね!」ガチャガチャ

女「うん」クス

淫魔「…お、おねえちゃんが行きたそうにしてるから、付き添ってあげるんだよ?」

女「はいはい、分かってます」

女(嬉しそうだなあ。やっぱり、こういうところは子供なんだな)

淫魔(デ、デート!デートだぁああやったああ)

=遊園地前

淫魔「おお、これがゆうえんち…」

淫魔「ガキとカップルがいっぱいだな」

女「来たこと無いの?」

淫魔「うん、はじめ…じゃない。おほん、来たことあるに決まってるだろ」

女「ふーん?じゃあ、チケット買ってくるからちょっとそこで待っててね」

淫魔「分かった」キョロキョロ

淫魔(…うーん、ここってラブホより楽しいのかな?人間ってよく分かんない娯楽ばっかり求めるね)

ポン

淫魔「ぅひゃっ!?」ビク

父「やっほー息子たん」ボリボリ

淫魔「出たよ、歩く公然わいせつ物」

父「日に日にあだ名が酷くなってないか?んもお」ボリボリ

淫魔「おい、人と喋ってる途中でポップコーン食べるな。それと何のよう?」

淫魔「見ての通り、僕今からデートなの。邪魔しないでくれるかな」フンッ

父「ほーお、あのおっぱいでか子とデートか」

父「そりゃよかった…と、言いたいところだが」ゴックン

父「お前、そんなことしてる余裕ないよな?」

淫魔「…」

淫魔「なんでそれを」

父「お父さんは息子のことは全部お見通しだぞっ」キャピ

淫魔「うるさいな、放っておいてよ」

父「そうはいかない。お前、監査員が来る重要さをわかって無いな」

父「上から下された正式な命令だぞ?見逃すとは思えんが」

淫魔「…知らないよ、そんなの」

父「どうするー?相手は強いぞー?」

父「約束どおり、今日中にでも答えを聞きに来るだろうさ。お前、どうすんの」

淫魔「…どうするも、なにも」

父「はっきり言ってお父さんは、上手くいくとは思えないぞー」ボリボリ

淫魔「…っ」

淫魔「こういうときだけ父親面すんなよ…。僕のことは僕が決める」

父「わあ、反抗期…」

父「…はぁ、お前のためを思って言ってるんだがなあ」ゴソ

父「ま、いいや。これやるよ」ポイ

淫魔「わっ。…何だよ、これ?」

父「>>613だ」

>>612

すまん、昨日は忙しかったので更新できんかった
またボチボチ書いてく

淫魔「何だよ、これ?」

父「貞操帯だ」キリッ

淫魔「…」

父「何だそのゴミを見るような目は…。これはな、わが一族に伝わる伝説の帯なんだぞ」

淫魔「へえ、こんなのが?」

父「ああ。ずげえだろ」

淫魔「で、これを持ってると何なの?」

父「知らん」

淫魔「いらん」

父「そういわずに持っておけって!お守り代わりにでも!!」グググ

淫魔「嫌だ!絶対これ、ゴミに出し忘れた奴だろ!いらん!」ググググ

「淫魔くーん、チケット買えたよー」

父「おっと、そろそろお暇するか。いいか、くれぐれも気をつけろ」

父「あいつは、仕事の達成のためなら手段を選ばんぞ。昨日のようにはいかないからな」バサッ

淫魔「おい、ちょ…」

父「あでぃおす!!」ヒュン

淫魔「…あんのオヤジ…」

女「おーいってば」ポン

淫魔「あ、おねえちゃんー。買えた?」

女「うん、ばっちり。…ところで、何かさっき、誰かと喋ってなかった?」

淫魔「ううん、全然」

女「その手に持ってるのは何?」

淫魔「なんでもないよぉ」ニコ

女「そう?じゃあ、行こうか」

淫魔「うん!」

……

淫魔「…はぁぁ…」

淫魔(何なんだ、あの大きい機械は…。あっちのトロッコみたいなのはなんだ?)キョロキョロ

女「結構混んでるねー。家族連れとカップルでいっぱいだ」

淫魔「そうだねー」モジモジ

女「淫魔君、何に乗りたい?」

淫魔「へっ?え、えと…。なに、って…」

淫魔(あ、そうだ地図で名前適当に挙げるか…)ペラ

淫魔(…めりーごらうんど?じぇっとこーすたー?何じゃそりゃ)

女「決まった?」

淫魔「…じゃ、じゃあ>>629

お化け屋敷

淫魔(おばけやしき?ああ、お化けが出るやつってことか。余裕余裕)

淫魔「じゃあ、お化け屋敷がいい!」

女「えっ…い、いきなり?」

淫魔「うんっ。いきたーい」

女「ここのお化け屋敷、怖いって有名だよ?大丈夫なの?」

淫魔「僕はぜんっぜん大丈夫だもん。むしろおねえちゃんの方が…」

女「…む」

女「ふ、ふん。私だって平気に決まってるじゃん。じゃあ、行こう」

淫魔(ふふ、強がっちゃってかわいいの)

=お化け屋敷

淫魔「ひゃっ、寒っ!?」

女「うひゃあ、雰囲気出てるなあ…。もうやだ…」

淫魔「おねえちゃん、ビビってるのぉ?」

女「そんなわけないでしょ」

係員「それでは、このライトを持ってお進みくださいー」

女「じゃ、じゃあ行くよ」

淫魔「う、うん」

カツ

女「…」

淫魔「…」

ガタッ

淫魔「ひっ」ビクン

女「何びっくりしてるの…。ただの物音じゃ」

「うわああああああああああああああああ!!!」

女「きゃあああああああああああああ!!?」

淫魔「いやあああああああああああああ!!?」

淫魔「うわあああお化けだあああグロイよおお!!殺されちゃうぅうわああ!!?」ユサユサ

女「お、おちつきなさい!ただの人形だってば!」

淫魔「…な、なんだ。びっくりした」

女「う、うん…。結構こわいね」

女「…」カツカツ

淫魔「…」トコトコ

ガシャンッ

淫魔「」ビクッ

淫魔「…ね、ねえおねえちゃん」

女「な、なに?」

淫魔「おねえちゃん、怖いなら、その…。手、繋いであげるよ」

女「なにそれ。自分が繋ぎたいだけで…」

「あぁあああああぁぁあああ…」

女「や、やっ!淫魔君、早く手っ。貸してっ」ギュ

淫魔「も、もうやだ。早く出ようよぉ」ギュウ

淫魔(に、人間のくせになんちゅーもん作ってくれてんだ!死ね!)ガタガタ

女「…だ、大丈夫。私がいるから」

淫魔「…う、うん」ギュ

淫魔(…手、あったかい)

「所詮、エサでしょう」

淫魔(…)

女「…っ、はああ…」グタ

淫魔「け、けっこう疲れた…」

女「あんなに出るのに時間かかるなんて聞いてないよ!」

淫魔「おねえちゃんが僕の服ぎゅうってするからでしょ!」

女「はああ?淫魔君こそ、私の腰に抱きついて、歩きにくかったし!」

淫魔「はあああ?」

係員「お楽しみいただけましたかー?」

淫魔「うわあああ!?」

女「落ち着いて、係の人だから」

淫魔「は、はあ?びびってないし!知ってるし!」

女「どうだかねー」ニヤニヤ

係員「ふふっ、仲がよろしいんですね」

IDが変だな

女「そ、そうですか?」

係員「ええ、とっても。ご姉弟ですか?」

女「…」チラ

淫魔「…あ」

女「はい…」

係員「そうですか。可愛い弟さんですね」

淫魔「…」

係員「今、お子様にはこのステッカーを配布してるんです。よろしければ…」

淫魔「…いらない」プイ

女「え、どうして?」

淫魔「…僕、弟でも子供でもないもん…」ボソ

係員「?」

女「あ、ありがとうございます…。貰います」

係員「は、はあ。どうぞ…」

淫魔「…」ムスッ

女「い、淫魔君どうしたの?」

淫魔「…」

淫魔(おねえちゃんって、鈍いのかデリカシーないのか)

淫魔(…いや、鈍いんだろうなぁ。はぁ…)

淫魔「むー。なんでもないもん」ギュ

女「そう?…あ、お土産屋さん寄っていい?」

淫魔「おみやげ…?誰かに買うの?」

女「うん、ちょっとね」

=ショップ

淫魔「ねえねえおねえちゃーん、このクッキー買ってー」ダキッ

女「うん、そこの籠にいれといて」

淫魔「はーい(何熱心に見てるんだろう…)」

淫魔「ねえねえ、おねえちゃーん」ユサユサ

女「…ちょっと待ってね、あっち見てて」

淫魔「…むー。放置ぷれい」

女「…」ジー

女「よし、これとこれ」ボソ

女「お会計してくるから、ちょっと待っててね」

淫魔「はーい(何買うのかな…。教えてくれてもいいのに、けち)」

淫魔「…外でとこ」タタタ

……


レジ係「ありがとうございましたー」

女(…買っちゃった。可愛いから、つい…)

女(ふふ、喜んでくれるかな)

女「淫魔君、おまたせー」



女「…ん?」

女「淫魔くーん?」キョロキョロ

女(うわ、どこ行っちゃったんだろ)

女「おーい。もうお会計終わったよー」

シーン

女(…なに、この感じ。静かすぎる)

女「…え」

女(…誰も、いない…?)

「今日は」

女「…!」ビクッ

「昨日の今日に、のんびりレジャー遊びですか。結構ですね」

女「…紳士、さん」

紳士「…」ニコ

紳士「昨日はどうでしたか。ご気分は悪くないですか」

女「…あ、これ以上近づかないでください」

紳士「…はあ、やっぱりバレてしまいましたか」

女「信じがたいですけど。…この人がいないのも、あなたが?」

紳士「ええ。油断しましたね。助けは来ませんよ」

女「…そうですか」

紳士「逃げないのですか?」

女「紳士さんは、淫魔でも私に乱暴するような人じゃないですよね」

紳士「…さあ、どうでしょう?悪魔をそう簡単に信用してもいいんでしょうか」

女「淫魔はそんなに悪い悪魔じゃないと思うんですけど」

紳士「それは、あなたに憑いてる子供の話でしょうに…」

紳士「…まあ、今回はその子供に関して少し話があるんですがね」

女「な、なんですか?」

紳士「あの子供…。私達にとって少々やっかいでしてね」

女「あ…。彼もそう言われたって言ってました」

紳士「そうですか。私達は、あなたと彼の関係性に危機感を抱いているのですよ」

女「…は?」

紳士「淫魔と人は、相容れないものです。貴方たちのように、温かい関係を築くべきではない」

女「そんな、それは…私達の勝手じゃないですか」

紳士「勝手、ねえ。しかし種族の違うものが関係を持つとき、必ず相違は生まれてきます」

紳士「例えばあなた…。彼が、あなたに抱いてる感情は、ご存知ですか?」

女「…淫魔君の、感情?」

紳士「ええ。お気づきだろうと思いますが、彼はあなたに対して、恋心を抱いている」

女「え!い、いや。まさか」

紳士「気づいてますよね?淫魔の目は誤魔化せない」

女「…」

紳士「逆に、あなたはどうですか?」

女「わ、私ですか?」

紳士「彼に対して抱いてる感情は?」

女「そ、それは」

紳士「…私から言わせれば、少し彼の愛情とは質が違っている」

紳士「簡単に言えば、弟…家族に対する愛といったかんじでしょうか?」

女「…」

紳士「決定的な相違です、いつしかそれは、溝となり、罅となります」

女「…違う、私は」

紳士「あなたは淫魔の本質を分かってない」

紳士「彼は子供だから、乱暴なことはしてこない。とでも思っていましたか?」

女「だって、淫魔君は優しいです。そんなことしません」

紳士「…はあ。今は、そうでしょうね」

紳士「あなたが自分に対して、対等な愛情を持たないと知った時、彼はどうなるでしょう」

女「…!」

紳士「愛情なんて、醜い感情ですよ」

紳士「あなたじゃとても、受け止めきれないでしょうね」

紳士「彼はきっと、本当の化け物になるでしょうね。あなたの体だけを所有っすれば、結局それでいいと」

女「…そんな風には、なりません」

紳士「あなたの言う事にはいちいち確証がない。現実を見てください」

紳士「実際、あなたの思いを無視して、強引に行為に持ち込もうとしたこともあるでしょう?」

女「…」

紳士「分かってください、私の勧告は、二人の身を守るためでもあるのです」

紳士「こちらの出す条件を飲んでくれさえずれば、あなたは乱暴されませんし、淫魔の心も傷つきません」

女「…条件、って」

紳士「簡単です。淫魔君とお別れしてくれればいいんです」

女「それを断ったら、どうなるんですか」

紳士「まあ、彼の身の安全は保障できません」

紳士「あなたを殺しても、また別の誰かに心を寄せる可能性もありますし…」

紳士「根底は徹底的に潰さなければいけませんしね」

女「…そんな」

紳士「すぐに、とは言いません」

紳士「今夜八時まで待ちます。それまでに、どうかお答えを」

女「…待っ…」

パチン

「…じょうぶ?」

「大丈夫?おねえちゃん」

女「…!」

淫魔「どうしたの、青い顔しちゃって。具合悪いの?」

女「な、なんでも…ない」

女(どうしよう、どうしよう…)

「おねえちゃん、次はあれね!」

女(そんなわけない)

「ねえねえ、おねえちゃん、写真撮って!」

女(この笑顔が、この子が、危険なはずない)

女(でも、どうして、私は)

「はいっ、おねえちゃんもピースッ」

女(怖くなってしまったのだろう)

女(淫魔君が怖いのか、淫魔君がいなくなるのが怖いのか、)

女(それとも、自分の…)

「おねえちゃんっ、だーいすきっ」

女「…私…は」

……

淫魔「あー、ジェットコースターってのも案外大したことなかったね」

女「そう、かな」

淫魔「…」

淫魔「おねえちゃん、ずっと気分悪そうだけど、大丈夫?」

女「え?だ、大丈夫だって」

淫魔「…ふーん。そう…あっ」

淫魔「ねえねえ、最後にあれ乗ろっ」

女「観覧車?うん、いいけど」

淫魔「やっほー。じゃ、早く早くっ」グイグイ

女「う、うん…」


グラッ

淫魔「うおお、結構ゆっくり上がるんだね」

女「そうだね」

淫魔「見てみて、あっちの夕焼け、綺麗だねっ」

女「…うん、綺麗」

淫魔「…ほんと。きれー」

女「…」

淫魔「…」

淫魔「ねえ、おねーちゃん、知ってる?」

女「ん?」

淫魔「さっき係りの人に聞いたんだけど…」

淫魔「この観覧車、ちょっとした伝説があってさ」

女「うん…」

淫魔「この観覧車が、頂上につくとき>>649すると、その二人はずっと仲良しでいられるんだって」

ちゅー

淫魔「頂上でちゅーすると、その二人はずっと幸せでいられるんだって」

女「へえ、そうなんだ」

淫魔「ってことで…」ギシッ

淫魔「いっただっきまーす」

女「…」

淫魔「…む」

淫魔「何で抵抗しないの?前はあんなに照れてたのに」

女「…え、っと。したいなら、してもいいよ」

淫魔「…おねえちゃん、どうしちゃったの?何だか変…」

女「別に…」

淫魔「変だよ。…ずっと僕と目ぇ合わせてくれないもん」

女「…」

淫魔「何か僕、悪い事しちゃったかな?怒らせちゃったの?なら、謝…」

女「…違うよ。淫魔君は悪くない」

淫魔「なら、なんで…」

女「…ねえ、淫魔君はどうして私のところに来たの?」

淫魔「え?」

女「…いや、なんでもない」

淫魔「…」

女「頂上、過ぎちゃったね」

淫魔「…うん」

女「…」

淫魔「あのね、おねえちゃん。僕さ」

淫魔「僕ね、ずっと寂しかった」

女「え?」

淫魔「僕ってさ、可愛いこぶってるけど、正直腹黒なんだよね」

淫魔「だから、淫魔の中でも友達なんかできないし、親とも折り合い悪かった」

女「そう、なの」

淫魔「女の子の精気なんかいっぱい吸ったよ。たまにイライラして酷く疲れさせちゃったこともあった」

女「…」ドキ

淫魔「けどさ、お腹いっぱいになっても、なんか胸がすーすーしてた」

淫魔「…ずーっと、寂しかったんだと思う。強がってても」

淫魔「…おねえちゃんも、一緒でしょ」

女「…!」

淫魔「でも僕、今はすーすーしてないよ」

淫魔「あの夜、酔っ払ったおねえちゃんを見つけたとき」

淫魔「僕ね、ああ、この人僕と似てるなあって思ったの」

淫魔「つんつんして、一人ぼっちのこと考えないようにしてるけど、ずっと空っぽなの」

淫魔「おねえちゃんを見たとき、正直、えっちなことしようっていうよりも」

淫魔「おねえちゃんと、単純に一緒にいたいなあって思ったんだ」

淫魔「こんなの、淫魔としては異常なんだよねぇ。僕変なんだ」

女「…」

淫魔「僕、おねえちゃんのこと好きだよ」

女「…あ、」

淫魔「大好き」

女「……っ」

女「な、なんで私なんか…」

淫魔「んー?」

女「私なんて、性格も陰気だし、ぱっとしないし、25歳で処女だし」

女「い、淫魔君が私のこと好きだってことも、気づいてたのに無視して」

女「今だって…今だって、淫魔君のこと、やっぱり酷い子なんじゃないかって疑ってた」

淫魔「ええーっ。そうなのぉ」

女「そうなの!だから、私なんかっ。やめてよ!」

女「…私なんか、選んでも面倒なだけだよ!やめて!!」

淫魔「…」

淫魔「>>655

うん、そうかも知れないね。でもね・・・

淫魔「うん、そうかも知れないね」

女「え」

淫魔「おねえちゃん堅いし、何かちょっと残念女子ってかんじだし」

淫魔「あと割りと女子力ないよねー。下着とかも灰色多いし」

女「…」

淫魔「でもね」

淫魔「そんなおねえちゃんが好きなんだもん。しょうがないよね」

女「…」

女「…はぁー…」

淫魔「うふふっ、僕のおねえちゃん」ギュッ

女「…私と一緒にいたら、危ないんだよ?分かってる?」

淫魔「危なくないよ。僕強いもん」

女「…はあ、そうですか」

淫魔「ねえ、おねえちゃんはどうなの?僕のこと、どう思ってるの?」

女「…私、は」

女「…」

「お客様は、下車の準備を始めてください…」

女「…も、もうすぐ降りなきゃ」

淫魔「あっ、逃げる気ー?」

女「だ、だってもう一周しちゃうし」

淫魔「…むー。なんだいなんだい」

淫魔「…僕、淫魔だから分からないよ。おねえちゃんがどう思ってるか、言ってくれなきゃ」

女「…」

女(私は…)

淫魔「…ふふっ。ごめんね。わかんないよね、こんな人間でもない子供」

淫魔「おねえちゃんにはもっと良い人がいるのにねー。やだやだ。…降りようか」

女(生意気で、素直じゃなくて、でも人間よりきっと、ずっと優しいこの子のことが…)

女「…い、淫魔君っ」

女「わ、私は淫魔君のこと…>>659

こと、コトコト煮込んだシチューにしてしまいたい

女「わ、私は淫魔君のことっ…」

淫魔「え?」

ガチャ

係員「ありがとうございました~お楽しみいただけましたでしょうか~」

淫魔「僕のこと?」

女「…」

係員「?」

女「こと、コトコト煮込んだシチューにしてしまいたいっ!!!」カァア

淫魔「は?」

女「シ、シチュー食べたい!!!」

淫魔「あ、あっそう」

女「…っ」

女「か、帰ろう!」グイッ

淫魔「あんもう、おねえちゃん引っ張らないでよー」

係員(シチューか…。お腹減ったな)

ガタン ゴトン

淫魔「ふー、あそこのシチュー美味しかったねっ。おねえちゃんっ」

女「…」ズーン

女(い、言えなかった。なけなしの勇気が潰れた)

淫魔「おねえちゃんから負のオーラが見える…」

女「うう、大丈夫なの。心配しないで」

ガタン ゴトン

淫魔「…今日は楽しかったなー」

女「…そう?…その、あんまり楽しませてあげられてないかと」

淫魔「ううん。僕、おねえちゃんと一緒なだけで楽しい」

女「う、そ、そう」

淫魔「…いい思い出になった」ギュ

女「…うん、私も」

女(…7時55分)

淫魔「…今日だけじゃない。この一週間、ずうっとだよ」

女「…そっか」ポンポン

「次は~●●~●●~」

女「淫魔君、ここで降りなきゃ」

淫魔「うん」

女(…神様、どうか)

淫魔「風がきもちーねー」ノビー

淫魔「…おねーちゃん?」

女「…時間、止まればいいのにね」

淫魔「…おねえちゃ…」

女(八時ちょうど)

パチン

淫魔「……!!?」グラッ

淫魔(な、んだこれ!いきなりすごい力が…!)

淫魔「お、おねえちゃんっ。僕に掴ってっ」

女「…っ」

淫魔(だめだ、遠ざかってく…!)

淫魔「おねえちゃんっ、やだっ、待ってよぉ…!!」

女「…」

女「…ぅ」

「今晩は」

女「…こん、ばんは」

紳士「約束の時間、丁度です」

女「はい…。分かってます」

紳士「もう彼に答えを聞くのはやめました。決めるのは女さん、あなたです」

女「…淫魔君は、どこに」

紳士「人払いの魔法をかけましたので…。駅のどこかにいるかと」

女「無事ですよね」

紳士「勿論です。ま、それもあなたの返答次第ですがね」

女「…」

女「…楽しかったです、本当に」

紳士「はい?」

女「この一週間、多分、人生で一番充実してて楽しかったです」

紳士「…」

女「…淫魔君もそうだけど、あなたと過ごした時間も、です」

紳士「それは光栄ですね」

女「…私、人と関わるの怖かったんですよねー」

紳士「ほう」

女「何だか、知らず知らずのうちに遠ざけちゃってた気がする」

女「けど、そんな所も…きっと彼が変えてくれたんだと思います」

紳士「そうですか」

女「あ、そうだ」

女「これ、どうぞ」

紳士「…何ですか、これは」

女「遊園地のお土産です」

紳士「おみやげ?何故、私に…」

女「そりゃ、同僚ですし…。あと、飲み会でのお礼ですかね」

紳士「…はあ、変わった人ですねぇ」

女「遊園地のキャラクターに、パンダがいるんですよ。そのボールペンです」

紳士「ほう」ガサガサ

紳士「…成る程。非常に愛らしいです。どうもありがとう」

女「いえ」

紳士「しかし、私はこんな物では買収されませんが」

女「違いますよ…。最後に渡しておきたかったんです」

紳士「そうですか」

紳士「では、そろそろお答えを」

女「…はい。私は…」




女「…私は」

淫魔「…あぅ」

淫魔「…っ!」ガバッ

淫魔(あっ…たまいってぇええええ!あんのクソ爺、人払いの魔法かけやがったな!)

淫魔「お、おねーちゃん!?どこ!?」

シーン

淫魔「ま、まさかあのジジイ、おねえちゃんを…」

淫魔「う、嘘だろ。あの卑怯者っ…!!」

淫魔「おねえちゃぁあああん!返事してよぉ!おねえちゃんっ!!」



淫魔「…はぁ、はあっ…」

淫魔(どうしよう、どうしよう、どうしよう)

淫魔(僕が答えを出さなかったから、僕が言う事聞かなかったから)

淫魔(おねえちゃんが、おねえちゃんが…)ガタガタ

淫魔「…ひぐっ、うっ…」

「…泣くのはまだ早い」

闇の中から、>>669の声がした

同僚男

同僚男「泣くのはまだ早いぞ、淫魔君」

淫魔「…」

同僚男「男の子が簡単に泣いたらいけないんだぞ!」

淫魔「…」ゴシゴシ

同僚男「さあ、顔をあげるんだ、いんまく」

淫魔「ちょい待ち」

同僚男「なんだ?」

淫魔「えっとー…あんた、同僚男だよね?」

同僚男「ああ、そうだが」

淫魔「……」

淫魔「え、何?マジで頭追いつかないんですけど」

同僚男「ふっふっふ…。それもそうだろうな」

同僚男「女一人も口説けず、挙句の果てにお子様に一蹴され」

同僚男「ここ100レスは見る影もなかった可哀相な男とは、世を欺く仮の姿」

同僚男「俺は…」

ピカーン

淫魔「……!?」

父「お父さんです!!!!」

淫魔「死ねぇええええええええええええええええええ!!!」ブンッ

父「ぬるぽ!」ガッ

淫魔「なんなんだよてめえええ!おちょくってんのか、この忙しいときにぃい!」ゲシゲシ

父「だ、だってだって!こいつ手足長くて使いやすいんだもん!!痛い!淫魔くんやめて!」

淫魔「あああああああああああ」ガッガッ

父「ま、待ってくれよ本当に!お父さん、お前の手助けをしに来たんだぞ!」

淫魔「…は?」ピタ

父「本当だ!俺はずっと紳士の野郎の動向を追ってたんだよ!今日一日中!」

淫魔「マ、マジで?」

父「ああ!でな、さっき奴が人払い魔法をかけたのもバッチシ見てた!」

淫魔「お、おねえちゃんは!おねえちゃんは何処だよ!」

父「この駅の改札あたりにいる!けど、あの野郎が結界を張ってたせいで、入れなかった」

父「くやしいが…俺じゃ、女ちゃんをどうすることもできなかった」

淫魔「改札だな!?」ダッ

父「待てっ、今更行っても…!」

淫魔「うるさい!このまま黙ってられるか!おねえちゃんが危ないんだぞ!?」

父「ああ、そうだ。奴はきっと女に答えを聞いた後、大事をとるだろう」

淫魔「だい、じ?」

父「ああ…。女ちゃんの包容力と精気を、上は恐れてる。おそらく…女ちゃんは」

淫魔「じゃあ、なおさら行くしかねえだろ!」

父「落ち着けっ、あの結界は破れな…おい、待てっ!」

淫魔「うるさい!」バサッ

父「ああもう、淫魔ぁああ!」バサッ

淫魔(おねえちゃん、おねえちゃん、無事でいて…!)

淫魔「…っ、ここか!」バサッ

ダンッ

淫魔「うぎゃ!?」

父「はぁ、はぁ…。だから言っただろ、結界があるって」

淫魔「くそっ、くそっ…!!!」

父「淫魔、お前のためを思って言うんだ。女ちゃんは、もう」

淫魔「嫌だっ!!!」

淫魔「僕のだ!あれは、僕が居ないとだめなんだっ!」ダンッダンッ

父「い、淫魔…」

淫魔「畜生っ、開け、開けよぉおおお!」ダンッダンッ

父「…くそっ…」

淫魔「…うう、うわぁあああん!うわああああ!!」

父「…」

淫魔「ぐすっ、おねえちゃんっ、ううっ…!」

父「…おい」

淫魔「…僕、なにもできなかった…。おねえちゃんのこと、守るって言ったのにっ…!」ポロポロ

父「おい、おい」

淫魔「なんだよっ!!!?」

父「いや、号泣してるとこ申し訳ないけど…」

父「お前、股間が光り輝いてるぞ」

淫魔「は?」

父「ほ、ほら」

淫魔「…」

キラキラ

淫魔「…マジだ」

淫魔「ってだから何だよ!おねえちゃあああん!」ダンダン

父「お、おい待て!何か様子がおかしいぞ!」

淫魔「!」ビク

淫魔「な、にっ…。これっ…、な、なんか太もも熱いっ…」

父「…!ま、まさか」バッ

父「淫魔!ズボンとパンツを脱げ!」ゴソゴソ

淫魔「…ぃ、ひっ!?何考えてんだよ親父!?やめろ!」

父「馬鹿っ。違う!この輝き、知ってるんだ!これは…」ズルリ

淫魔「いやああ!お婿に行けなくなっちゃうだろおおお!?」

父「…オーマイガッド」

淫魔「やめっ、この変態!おかあさんに言いつけてやるぅう!」

父「…見ろ、淫魔」

淫魔「…へ?」

父「お前の股間で、貞操帯が光り輝いてるぞ…!」

淫魔「…ええええ!?」

父「思い出した!これは、かの女神が愛用したという貞操帯…!」

父「これを着け、愛に目覚めた者は、なんかすごい力を得るんだ!」

淫魔「な、なんかすごい力!?それって…」

パキン!

父「…結界が、崩れて…!?」

淫魔「…ん、んなアホな!」

淫魔「い、いやこの際どうでもいい!突破する!」バサッ

父「…ってかお前、何でそれ着けてたんだ!?」バサッ

紳士「…」ピクッ

女「…私は」

紳士「失礼、少し静かに」

女「え?」

紳士「…馬鹿な、結界が破られただと…?」

女「あ、あの?」

紳士「…っ」

紳士「あの小坊主…っ!どこまで私の仕事の邪魔をすれば気が済む…!?」ギリギリ

女「…!」

紳士「来なさい!」グイッ

女「や、ちょっ…!」

紳士「もう穏便にことを済ませてる余裕は無い!上から要請が出てるんだ!」

女「…っ、いんま、くんっ…!」

淫魔「…っ、改札だ!」バサッ

父「はぁっ、はあっ。おいおい、お前飛ぶの早くなってね?矢の如しじゃね?」

淫魔「どういうこと!?いないじゃん!」

父「お、恐らく奴が結界の突破に気づいたんだろう…。移動したんだ」

淫魔「はぁあ!?ど、どこ行ったんだよ!」

父「待て。集中して奴の気配を追うんだ。今のお前ならできる!」

淫魔「…っ」

淫魔(何処だ…っ?)

淫魔「!」

父「ひらめいたか!」

淫魔「あっちだ!駅に併設されてるショッピングモール!」

父「おう、行くぞ!」

……

紳士「…はぁ、はあっ…」

紳士「こちら紳士。最優先目標は捕獲済み」

紳士「いえ、淫魔のほうはまだです…。追われています」

紳士「はい、分かっています。大至急終わらせます」

女(…からだに、ちからがはいらない)

紳士「…っ、煩いですね本当にっ…。急かしすぎです」

紳士「…」カツカツ

紳士「上があなたの絶命を支持しました」

女「…ぁ、」

紳士「自分の体質と境遇を呪ってください」

女「…いん、ま、く…」

紳士「短い間でしたが、あなたと仕事ができて楽しかったです。では」

女「…ん…」


「オラッ、行けよ豚ぁあああ!!!」

「ああああああああああっーーーーーーー!!!?」

ガシャアアン!!

紳士「なっ…!?」

父「うわぁあああごめんね避けないでぇええ!」ビューン

ドゴォ

父「ぬるぽ!」

紳士「…がっ…!?」ズシャアア

淫魔「ふう、ま、間に合ったぁ…!」

紳士「がはっ、ぐっ…!?」

淫魔「おとうさんも案外役にたつじゃん!そのまま乗っかってて!」タタタ

父「ひどくない?実の父にこの仕打ち、ひどくない?」ビクンビクン

女「…ぁ、う…」

淫魔「おねえちゃんっ!」ダッ

淫魔「よ、よかった!無事だよねっ。どこも怪我してない!?」ギュウ

女「いん、ま…くん」

淫魔「ああ、魔法かけられちゃってるんだね。今解くから…!」

女「…ぷはっ、淫魔君、どうしてここに…!」

淫魔「ううう、よかったよぉ。心配しすぎて死ぬかと思ったよぉ」ギュウウ

女「…う、うん…」ギュ

紳士「…貴方達…っ。どこまでっ…!」

父「はぁはぁ…。あ、相変わらずだなお前も」

紳士「…は?」

父「相変わらずこんなお堅い役職してんのか。もういいかげん淫魔らしく、自由になれよ」

紳士「…ま、まさかっ」バッ

父「うきゃっ」ゴロン

紳士「…父…!?」

父「どうも☆久しぶりだな。150年ぶりくらいか」

紳士「どういうことだ、お前が、何故ここにっ」

父「いやあ、息子がえらくお世話になったようでな」

紳士「…!」

淫魔「え、な、何この展開」

女「淫魔君、あのおじさんは誰…?」

父「どうも、元淫魔監査員で紳士の同僚、アンド淫魔きゅんのパパです」

女「えっ」

淫魔「ど、同僚ー!?ってか親父仕事してたんだ!?」

父「ああ!大分前にバックれたがな!」

紳士「ふざけるな!あんたが消えたせいで、私達の班は…!」

父「まあまあ、そんな前のことは水に流して」

紳士「…っ、親も親なら子も子だ!もっと注意ずべきだった…!」

女「あ、あの。どうも、私、淫魔君をお預かりしていた女です」ペコペコ

父「あなたのことなら知ってますよ!今日の下着の色までばっちり!」

淫魔「…カオスになってきた」

紳士「…っ」

紳士「くそっ、次から次に…!」

紳士「監査員のあなたなら分かるでしょう!上の命令は絶対です!」

父「分かってるけどさあ、柔軟な対応力を持とうよぉ」

紳士「いいえ、無理です!あの女は今すぐ殺…」

女「…!」ビクッ

淫魔「させるわけないだろっ、バーカ!おねえちゃん、掴って!」バサッ

女「ひ、ひゃっ!」

父「行け!ここは俺が食い止める!」

淫魔「…っ、おとうさん!頼んだよ!」

紳士「ちょ、待ちなさいっ…!!」

父「無粋だぞ、二人の恋路を邪魔すんな!」ガシッ

紳士「離せっ、この不潔淫魔!」ジタバタ

父「なあ、紳士!俺、思うんだ!」

紳士「…っ!」バッ

父「人間と淫魔ってさあ、いつかきっと普通に恋愛できる日が来るって!」

紳士「…何を!」

父「…俺も、シスターにああやって、本当の気持ちを伝えるべきだったのかな…」

紳士「…っ!」バッ

父「さあ来いよ、紳士。人の子供を傷つけた報いは受けてもらうぞ!」

……


淫魔「…はぁ、はあっ」

女「淫魔君、待って。お父さんはっ…」

淫魔「あれで良いんだよ…!話はついてる!」

女「でも、どうするの…!」

淫魔「…っ」フラ

女「い、淫魔君!」

ドサッ

女「淫魔君、しっかりして!」

淫魔「…っ、はぁ、はあっ…」

淫魔「…おねえちゃん、ごめん…」

女「な、なんで謝るの?」

淫魔「…おとうさんが、言ってた…」

淫魔「おねえちゃん、紳士にこう言おうとしてた、って」

淫魔「『私はどうなってもいいから、淫魔君に手を出さないで』って…」

女「ど、どうしてそれ…」

淫魔「あの性悪、読心魔法使ってたんだよ…。趣味悪いよね」

淫魔「…ねえ、おねえちゃん」

淫魔「どうして?どうして僕を、そこまでして助けたいって思ったの?」

女「…」

淫魔「おねえちゃん…」

女「…それは」

女「…>>688

淫魔くんが大切だから

女「それは、淫魔君が大切だから」

淫魔「…ふふっ」

女「な、何笑ってるの!」

淫魔「ふふっ、だってさ、おねえちゃん…。おかしくって」

淫魔「おねえちゃんさ、絶対に『好き』って言わないよね」

女「!」

淫魔「いやあ、ここまでぶきっちょなの初めて見た」

女「す、好きっ」

淫魔「…誰が?」

女「淫魔君がっ。好き、好きですっ」カァア

淫魔「…それ、ずっと聞きたかった気がするな」

淫魔「…僕も。何回言っても足りないくらい、あなたが好き」

女「……」

淫魔「あはは、顔真っ赤だね」

女「だ、だって。…だって」

淫魔「まあ処女にとっちゃ、両思い自体がはじめてかー」クス

女「そ、そうですけど!」

淫魔「…あーあ。おねえちゃん、やっぱ可愛いな」ギュ

女「い、淫魔君こそ」ギュ

淫魔「うん、知ってる。僕かわいいー」

女「…そこは否定するんじゃない?」

淫魔「僕正直だもん、おねえちゃんと違って」

女「…う」

淫魔「…なんかさ、こうなるの遅いよね。大分前にお互い好きだったはずなのにさ」

女「うん、言えてる」クス

淫魔「…ね、おねえちゃん」

女「なに?」

淫魔「…キス、してくれない?」

女「…」

淫魔「僕じゃなくて、おねえちゃんからして欲しい」スリ

女「…」

淫魔「…ほら、早く」

女「…っ」チュ

淫魔「…む。ふふっ…子供みたいなちゅー」

女「わ、悪かったね」

淫魔「ううん。すっごく、すっごく嬉しい。けど、舌も入れてほしいなぁ」

女「…う」

女「…んっ」

淫魔「はぁ、ん……ちゅ」

淫魔「…」

淫魔「おねえちゃん、大好き。大好き…」ギュ

淫魔「……ごめんね」

グイッ

女「…んっ!?」

淫魔「ん、むっ…」

女「いん、まくん!ら…に、これ…!」

淫魔「飲み込んで、おねえちゃん」

女「!やっ…」

ゴク

女「…ぁ」

淫魔「…」

女「…なん、で…」フラ

淫魔「大好き、おねえちゃん」

女「…」

ドサ

淫魔「…」ナデ

女「…」スー、スー

淫魔「やっぱ即効性あるんだね、この薬」

淫魔「…ごめんね、おねえちゃん」

……


「おい、いいのか、それで」

「いい。僕、おねえちゃんが生きて、幸せなら、それでいい」

「…辛くないか」

「辛い。死ぬほど辛いけど、おねえちゃんが危ない目にあうより百倍マシ」

「…だから、おとうさん。僕がおねえちゃんに最後のお別れするまで、時間かせいで」

「…」

「ああ、分かったよ、淫魔…」

淫魔「…」

カツ カツ

紳士「…淫魔君」

父「…淫魔」

淫魔「…遅かったね」

父「紳士には、事情を話した」

淫魔「そう」

紳士「…私には、君がそこまでする理由は分かりません」

淫魔「わかんなくていいよ。僕の気持ちは、僕しか分かんないさ」

紳士「…上には、どうにか納得してもらえました」

淫魔「そっか」

紳士「女さんの君に関する全ての記憶の消去」

紳士「それで、手打ちにしましょう」

淫魔「うん」

淫魔「…寝てるから、魔法はまんべんなく効くと思うよ」

紳士「そうですか。ご丁寧にどうも」

淫魔「…じゃあ、どうぞ」

紳士「はい」

紳士「…」スッ

父「…」

父「おい、紳士」

紳士「はい?」

父「俺はな、こいつが立派に育ったと思ってる。こんなクソ親父よりも、何倍も立派だ」

紳士「…」

父「お前も、そう思わないか?」

紳士「…ええ」

淫魔「…」

紳士「いいのですね」

淫魔「うん、やってよ」

紳士「…」

紳士「…」

淫魔「…おねえちゃん」

淫魔「…今まで、ありがとう」

淫魔「僕の、おねえちゃん…」

女「…」

紳士「…記憶、消去します」








淫魔「…ばいばい」



駅員「…お客様?」

女「…ん」

駅員「あの、終点です」

女「…え?」バッ

駅員「大丈夫ですか?」

女「だ、大丈夫ですっ。すみません、今降りますっ」タッ

女「…うう、寝過ごしちゃったんだ…」

女(…あれ?)

女「なに、これ」

女「…黒い、羽?」

女「…?」

女「…って、早く帰らなきゃ…」タタタ

ガチャ

女「…ただいまー」

女「はあ、タクシー捕まったからよかったー。なんとか帰ってこれた」

女「…ねむ…」

グニッ

女「うわっ、なにこれ」

女「…きぐるみ?…ふなっしーの?」

女(こんなもの、買ったっけ…?)

女「…」ポイ

女「…はあ、もう寝よう…」ドサ

女「…」

女(…隣が、寒い…)

女(…変なの。いつも、一人なのに)



月曜日がやってきて

女「おひょうございまーす」

同僚男「だからぁ、僕一週間発熱で寝込んでたんですって!」

上司「はあ?普通に出勤してたじゃねーか」

同僚男「ええー?何なんですか、おかしいなあ…」

女「おはようございます」

上司「おお、おはよう」

同僚男「あ、女さんおはようー」

いつもと変わらない日々がやってきた

デブ「まっじでwww」

同僚女「マジだってwww」

職場は今日も、よく言えば賑やか。…本音は、劣悪環境。

でも、何でか知らないけど、前より嫌じゃない自分がいる。

上司「なあ、女ー」

女「はい?」

上司「あの、あの子は元気してるか?」

女「…あのこ?」

上司「そう、親戚の…」

女「あの、何を言ってるんですか?」

上司「…あれ?俺でもよく分かんなくなってきた。ま、いいや」

女「…はあ」

日々は淡々と過ぎていく

同僚女「そういえば、紳士さん辞めちゃったんだって」

デブ「えー!ざんねーん!」

女(え、そうなんだ…。ちょっとカッコいいって思ってたのにな)

日々は淡々と過ぎていく

女「…」

女(…なんだろ、これ)

日々は淡々と、変わらずに過ぎている

女(のに)

どうしてこんなに

女(…何かが、足りない?)

女(…何が?)

女「…」

女「変なの」ボソ

=三週間後

女「…はい、ですから、その資料の件では」

女「…そうです。グラフを載せてましたよね、それで…」

女「……はい、はい。分かりました。失礼します」

ピッ

女「…ったく、こんな時間に電話かけてくんなっつーの」

女「早く帰らなきゃ…。もう暗いや」カツカツ

「…あの、すみません」

女「…!」ビクッ

「あのお、道を聞きたいんですけど」

女「み、道…?」クルッ

少年「はい」

女(…なんだ、男の子か)

女「何処に行きたいの?」

少年「あ、●●マンションなんだけど…」

女「…あ、それ。私が住んでるマンションだよ」

少年「そうなの?じゃあ、付いて行っていい?」

女「うん、いいけど…」チラ

女(褐色の肌に、白い髪…外国人かな)

少年「…あの、どうかしましたか?」

女「あ、ううん。なんでもない。じゃあ、行こうか」

少年「はい、お願いします」

女「…」

カツ カツ

少年「…」

女「ねえ、君さ。こんな時間に、どうしてマンションに?」

少年「うーん、会いたい人がいるんです」

女「ふーん…」

少年「ねえねえ、おねえさんって一人暮らしなんですか?」

女「あははっ、何いきなり。そうだけど」

少年「あー、それっぽいと思った」

女「な、なにそれ」

少年「…彼氏できてないんだー」

女「は…?」

少年「ううん。何でもない」

女「結構失礼なんだね」

少年「そう?ごめんなさーい」クスクス

女「そういう君は?彼女いるの?」

少年「いるし、いない」

女「なあにそれ…」

少年「そのまんまの意味だよ」

女「…どうゆう意味…?」

女「…あ、話してる間に着いちゃった。ここだよ」

少年「おお、案外近い」

女「じゃあ、私は…」

少年「あっ、待っておねえさんっ。握手握手」

少年「ありがとうございましたー」ギュッ

女「…」

女(あ、れ)

女(この、感じ、何…?)

淫魔「…おねえさん?」

女「…待って。離さないで」

女(この温かさ、何なの)

淫魔「…どうしたの?」

女「…あ」

「おねえちゃんっ」

女「……」ポロ

少年「…どうして泣いてるの?」

女「…わかん、ない。なんでだろ」ポロポロ

「おねえちゃん、大好き」

女「…変だな…」ギュ

少年「…」

少年「あー、もう」

女「…っ、君…」

少年「…あむっ」

女「!!」

少年「…っ、ちゅ…」

女(…ああ)

女(そうか)

少年「…ぷはっ」

女「…ぐすっ」

少年「……どう?」

女「…おもい、だした。全部…っ」






女「…淫魔君っ…」

淫魔「…せいかい」ギュッ

「…なあー、これマジでいいのか?」

「構いません。彼は十分我慢しましたからね」

「お前、上に怒られないわけ?」

「ああ。それはもう心配いりません。今朝、辞表を出してきましたから」

「うおお!マジかー!これで君もロイヤルニートの仲間入りだな!」

「あなたと一緒にはされたくないですね」

「まあしかし、術解いてくれたわけ?粋だねぇー」

「いいえ。私は何もしてませんが」

「は?」

「彼女が自力で、思い出したんでしょう」

「おいおい、それって」

「奇跡というか、必然というか」

「…すげーなおい」

「…愛、でしょうねぇ」

「くっさ…。けどまあ、そうだな」

淫魔「…えへへ、びっくりした?」

女「あ、あたりまえ、でしょっ…。ぐすっ。何週間放ったらかしにしてんのよ」

淫魔「あーあ、ごめんってば。鼻水でぐっちゃぐちゃだよ、顔」

女「うるざい!!」ギュッ

淫魔「…あのね。マンション着くまで気がつかなかったら、帰ろうと思ってた」

女「馬鹿っ。気づくに決まってるでしょ!」

淫魔「ふふっ、おねえちゃんそんなに僕のこと好きなんだ?」

女「…聞かなくてもわかるくせに」

淫魔「…くす。僕も、大好き」

淫魔「…じゃあ、お家入れて?久々に、おねえちゃんにイタズラしたい気分」

女「…ん」

女「どうぞ、お好きなように」


おしまい

乙!( ;∀;) イイハナシダナー

面白かった、しかしどうしてこうなった…途中からパンツ脱ぐ隙が無かった…
パンツ脱げる番外編を

>>716
なにぃ?そんなの、絵師が準備してくれたろー!

絵描いてくれた人
読んでくれた人
安価してくれた人
感謝感激です。これがヌクモリティか

よせやい照れるぜ

アフターストーリーとかも考えてるから、また近々会いましょう

ではおやすみ

=その後色々・紳士編

プルルル プルルル

紳士「はい、紳士です」

紳士「…はあ。どうかしましたか」

紳士「いえ、全く。寧ろ忙しいくらいなんですが」

紳士「そうですか。しかし、私は引継ぎはしっかりいたしましたが」

紳士「下の者が使えない?それはそちらの教育不足かと」

紳士「…」

紳士「うるっせえんだよ!!!」

紳士「私は辞表を出しました!そちらを辞めました!はい終了!もうかけてくんな!!」

紳士「二度とだぞ!!!!」バンッ

紳士「…」

紳士「ふう」スッキリ

=その後色々・パパ編

父「…」

父「敬謙なるシスター、ここに眠る。か」

父「ごめんねシスター。ずっと来れなくて」

父「シスター好きだったろ、この花」

父「…はー」

紳士「今晩は」

父「うおっビビった」ビク

紳士「こんな晩に墓参りですか?」

父「お前こそ何だよ…。やだ、ストーカーなの?」

紳士「偶然の一致です。誰があなたを付回しますか」イラッ

父「もう、照れ屋さんなんだからぁ」

紳士「…」

紳士「しかしその恰好…。どうしたのですか」

父「ああ、これ?似合ってるだろ、司祭コス」

紳士「確か、あなたが腹上死させた司祭でしたよね?」

父「ざっつらい」

紳士「確かその司祭、淫魔たちの中でも有名な児童性愛者だったのでは」

父「うん、そう。だからシスターの思いは届かなかったんだよねー」

紳士「…」

父「かわいそうな娘だよ。ったく」

父「初めて好きになったのがクソショタコン司祭なんてさ」

父「しかもそいつが、施設の子供にテクノブレイクさせられちゃうんだからさー」

紳士「…まあ、確かに」

父「ずっと謝れなかったな」

紳士「…彼女は幸せだったんじゃないでしょうか」

父「は?」

紳士「孤児院は解体されましたが、被害にあっていた少年たちは自立できましたし」

紳士「シスターはシスターで、新しい仕事を得たじゃありませんか」

紳士「聖職から解放されたことで、新しい道も開けたのですよ」

父「…」

父「ま、それでも俺が初恋相手を奪った事には変わりないよな」

紳士「あれは、上からの命令だったでしょう?」

父「どうだったかな。忘れた」

父「…よっこいしょ」

紳士「もういいんですか?」

父「ああ。これ以上は神様が怒りそうな気がする」

紳士「そうですか」

父「じゃ、俺は魔界に帰るかなー。淫魔も上手くやってるみたいだしな。お前は?」

紳士「私は、今から動物園に行ってきます」

父「またパンダか。好きだなー」

紳士「新しくパンパンとアンアンが来たんですよ。是非ツーショットを撮らねば」

父「あっそー。じゃ」

紳士「…」

紳士「彼女は、あなたに感謝していると思いますよ」

父「…」

父「うん。ありがとう」

おしまい

じゃあまた新しく安価SSスレ建てるよ
その時はよろしく

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom