一夏「週刊IS?」(153)

一夏「なんだ?この小包は」

部屋に帰ると織斑一夏様宛にa3サイズで5センチ程度の厚さのダンボール封筒が届いていた。

一夏「差出人は…不明」

振ってみても音はしない。重くもない。

一夏「何が入ってるんだ?」

中を開けると一冊の本が入っていた。

一夏「週刊is?」

表紙は俺のファースト幼馴染み。ただし、何故か黒の目線モザイクが入っている。

一夏「箒?」

パラパラと最初の方のページをめくると剣道着姿で竹刀を振るう篠ノ之箒(仮)の姿が。ここも目線入り。

一夏「箒、だよな?」

少しページを進めていくと、汗を拭う箒(仮)、剣道着が少し乱れた箒(仮)、竹刀の剣先に少し厭らしそうに舌を這わせる箒(仮)。
全てに目線が入っているが、これは紛れもなく箒だ。俺が見間違えるはずもない。

一夏「……」

さらにページを進めると、剣道着の上が完全にはだけ、白のブラジャーが見える。その箒(仮)は少し恥ずかしそうに微笑んでいる。

どんどんページを進めると、先ほどの格好で四つん這いになる箒(仮)、剣道着の紐に手をかける箒(仮)、剣道着を完全に脱ぎ捨て上下白の下着姿で竹刀を構える箒(仮)。

一夏「……」ハァハァ

俺はいつの間にかズボンを脱ぎ捨て、自慰行為に及んでいた。

今の時点ではエッチな本でもそれほどエロくはないが、知り合いの痴態だと思うと俺は異常に興奮していた。

下着姿で竹刀を振るう箒(仮)は色んな角度で数ページに及んだ。

だが、この時点でまだ4分の1程度。
この先はどれほどの痴態が待っているのだろうと、俺は興奮し、手は熱く、震えていた。

そして、ブラジャーに手をかける箒(仮)。
大きな胸に形のいい桃色の乳輪と乳首。

上半身裸の箒(仮)がストレッチやモデルのようなポーズを取っている。
特に前屈みになった時の重力で引っ張られる箒の胸はかなり興奮した。

俺の腰は浮き、自慰行為に及んでいた俺の手の動きは速さを増す。

パンツ一枚となった箒(仮)が竹刀を振るう。
その膝から上がコマ送り写真のようになって、数ページに渡っている。
ブラジャーという支えのない胸の揺れが俺の興奮をより一掃引き立てる。

一夏「…うっ!!」ビュクッ

果ててしまった。シーツに染み込む精液を見てやっちまったと、天を仰ぐ。

だが、この週刊is、まだページは半分だ。
一日で全てを見てしまっていいのか悩んだが、これは週刊誌なのだ。
来週もあるが、全て堪能した後に今日以外の6日間が耐えられるのか?

いや、もしかしたら、これは誰かの悪戯で次の週は送られてこないかもしれない。
そう思うと、俺はここでこの本を見るのをやめた。

また、明日か、明後日。少しずつ堪能しようと、精液で濡れる手を見ながら、未使用の手で本を閉じた。

そして、ふと裏表紙に書かれた発行予定が目に入る。

一夏「来週は…のほほんさんだと!?」

セシリアやラウラ、千冬姉の名前も載っていたが、重要なのはそこじゃない。
布仏本音なのだ。
きぐるみ隠れ巨乳美少女、布仏本音。

一夏「これが…釣りだったら、俺はきっと血の涙を流す!!」

一夏「頼む…のほほんさんのきぐるみの下は全裸または下着というしチェーションは誰もが夢見てるんだ!!」

想像しただけで股間のそれは再び剃りあがる。

一夏「男の夢を叶えてくれ!!週刊is!!」



週刊is(インラン・ショウジョ)創刊号・篠ノ之箒特集



一夏「それにしてもこんなのを見た後じゃ、しばらく箒の顔、まともに見られないな」ハァハァ

>>1 です。
>>4 の間違いに気付きました。以下、訂正です。

○ 週刊is(インラン・ショウジョ)創刊号・篠●之箒特集
× 週刊is(インラン・ショウジョ)創刊号・篠ノ之箒特集

一夏「さて、この半賢者モードの時に出来る事を考えよう」

俺はシャワールームで汗まみれの身体や手や股間を洗いながら、ふと週刊isの事を思い出していた。

一夏「来週はのほほんさんかぁ」

まだ見ぬのほほんさんなのに、何故か股間の猛りが収まらない。
頭を振って、のほほんさんの痴態を何とか想像から消し去る。

節操なくいきり立つ半身を沈めようと、どうでもいい事をしてみた。
ようするに素数を数えたり、円周率を覚えている所まで暗唱してみたりだ。
だが、一向に収まらない。

既に今週号の箒(仮)の痴態よりもまだ見ぬ来週号ののほほん(仮)さんの方が楽しみって、俺の妄想力は留まる事を知らないみたいだ。

一夏「想像だけで抜いとくか」ハァハァ

目を閉じ、自分で『おりむー、おりむー』と(自分の中で)官能的に呟きながら、右手でマイサンを少し軽めに握り、高速で扱く。
荒行賢者修行を始めた。

一夏「んぐぅっ!!」ビュルルルルッ

一夏「さっきよりたくさん出てしまった」ハァハァ

俺はドロドロになった萎えた分身を見ながら、完全賢者モードに突入した。

長いシャワーを終え、身体を拭いて、ベッドに腰掛ける。
さっき出した精液は拭き取り済みで、染み込んだ分については諦める。

一夏「さて、とりあえずこの本を誰かに見られるのは不味いよな」

特に本人に見つかったら、俺は殺される。木刀か紅椿で。

本のサイズはb4のちょっとした写真集サイズ。机の上の本立てに立てると教科書とはサイズが明らかに違うため目立ってしまう。

一夏「机の引き出しの中が一番無難か」

これはあくまでその場しのぎだ。

もし、この週刊isが毎週届けば少なくとも10冊前後にはなる。
それを全て机の引き出しにしまえるか?
否、右手の3段引き出しはa4が入るくらいで、左の薄く大きい方の引き出しはb4は入るが、せいぜい2冊だ。

ようするにこれが釣りでないとして、来週にのほほん(仮)さんがきたら再来週も高確率で週刊isが届くはず。

とりあえず値段的に高くもないのでカラーボックスでも買うことにしよう。
擬装用に誰も興味を持たなさそうな参考書とかヤンキー漫画でも買っておこう。

翌日、教室にて。
俺は案の定、箒を直視することは出来なかった。
あと、のほほんさんの事も。

放課後。
白式の訓練がてらに箒が稽古をつけてくれるといったが、それはマッハで断った。
だって、この時点でズボンのテントは頂点まで立ち、マイサンの頭がベルトの所まで来てますから。

無理です。
今、剣道着の箒を見たらたぶん自分の意思でイチモツポロリしてしまう。
その自信は何故かある。

とりあえず今日も帰って、剣道着箒(仮)でオナろう。
剣道着箒の実物を見ても正常でいられるぐらいにコキまくろう。

俺は超賢者になるための修行をする。

木曜日。
週刊isが届いてから4日目だ。ようやく折り返し地点。
ここまで箒(仮)の剣道着シチュエーションの分しか見ていない。今日は残りを見てみようと思う。
パンツ1枚で竹刀を振るう箒(仮)の最後のページ。

それをめくると現れたのはis学園の制服で教室に一人で座ってる箒(仮)の姿だった。
その後ろには少しぼやけた感じでクラスメイトが数人写っている。楽しく話している、そんな感じだろうか。
ピントが箒(仮)に合っているので、ボケているのは仕方がないが、クラスメイトの一人として長い金髪ロールのセシリア(仮)も友情出演している。

箒(仮)は友達がいないという設定なのか、一人で座ってるショットが多い。たまに友達(?)が通りかかっているくらいだ。
ここまでは特にエッチでもない普通のピンナップ写真だ。

が、次のページで、箒(仮)は羞恥にまみれた笑みを浮かべ、股を開き、ベージュのパンツを見せ付けている。
脱いでいないが、これはエロかった。
後ろにいるセシリア(仮)たちに気付かれるかもしれない、箒(仮)の目は脅えるようで、期待するような、不安定を匂わせる目つきだった。

そして、さらに次のページは教室内で談笑するクラスメイトたち。セシリア(仮)含む。自分の席でさも普通なようにしている下着姿の箒(仮)。
周囲の生徒は服を着ているが、箒(仮)だけは下着姿。
そして、次のページでは自分で胸を触ったり、股間に手を当てたりしている。

俺はカラーボックスと一緒に買ったビニールマットをベッドの上に敷き、週刊isと一緒にダイブした。勿論、全てを脱衣させる男性なら誰もが修得済みの必殺技、ルパンダイブでだ。

目線消えとるぞ

箒(仮)のベージュのパンツをジッと見ながら、俺はそそり立った逸物をしごきはじめた。

そろそろ、ブラの脱衣が始まるはずだ。そう、期待して、次のページを捲ったら、箒(仮)がブラジャーを脱ぎ始め、片方の手で露出した右乳房を押さえている。

一夏「手ブラ、来たコレ!!これで福音にも勝てる!!」

もう、自分が何を言ってるのかわからない。だが、そんなの関係ねぇ!!

そして、さらにページをめくるとブラジャーを脱ぎ捨て、机の上に放り出している。勿論、右手で右乳房を、左手で左乳房を覆うパーフェクト手ブラだ。
俺だけかもしれないが恥ずかしそうな上目使いでの巨乳手ブラは至高。

一夏「うはうっ!!」ビュクンビュクン

一夏「大量に出たな…」ハァハァ

一夏「下から覗き込むアングルも欲しかったな」ハァハァ

教室でのシチュエーションという事もあってか、箒(仮)は乳首のモロ見せはなかった。
だが、それはそれでいい。

>>19

どこの目線が消えてるかわかりません。
まあ、箒は基本目線ありで脳内変換お願いします。

そして、次のページを捲ると少し暗いシャワールーム手前でいきなり下着姿。髪を縛っている布を解き、いつもと違う印象の箒(仮)。

ブラジャーを外し、露出する胸。全身を写しているせいか、はっきりとは見えないが乳首は立ってるようにも見える。
胸に手を当て、何か思いに耽る表情の箒(仮)。柔らかい表情が可愛いなぁ、箒(仮)。

だが、俺の視線は箒(仮)の乳首にロックオン。そして、右手による摩擦運動。

そして、次のページ。後姿の箒(仮)はパンツに手をかけ、右足を上げて、脱ごうとしていた。

一夏「うおおおおおおっ!!俺の雪片があああっ!!」ギュイイイイインッ!!

雪片は体力を消耗する武器だ。使いすぎは危険という事がわかった。実践ではなく、自前の雪片の方だけど。

剣道着の時も制服の時も決して脱がなかったパンツを箒(仮)が脱いだのだ!!
俺の雪片はかなりの体力を消耗させ始めている。
まだ、後姿で、長い髪のせいでお尻もまともに見えてはいないが、シャワールームの箒(仮)は全裸なのだ。

一夏「箒の全裸…」ハァハァ

ページをめくるとシャワールームに入り、シャワーを浴びる箒(仮)。これもほぼ後姿だが、前面の鏡に箒(仮)の裸体が映し出されている。
ほぼ生まれたままの姿を俺の目の前に晒しているのだ。
だが、惜しい事に股間部分は湯煙で見えない。

一夏「ちくしょおおおおおおっ!!見せろよおおおおおっ!!!」ハァハァ

泣きながら雪片を激しく扱き、ヌルヌルのエネルギーをチャージしていく。

そして、次のページで振り返った箒(仮)がシャワーで濡れた髪をかきあげ、完全に生まれたままの姿を俺に晒してくれた。
頬に張り付いた髪の毛、少し上気した頬に濡れた鎖骨とピンと立った乳首、そして股間に生い茂る黒の陰毛から滴り落ちる水滴。

これを見た瞬間俺のボルテージを最高潮まで押し上げた。

一夏「ワン・オフアビリティイイイイイイイックウウウッ」ビュルルルッ

俺は10分足らずで二度目の絶頂を向かえ、性も根も尽き果てていた。

一夏「最初に部屋で会った箒を思い出すな。今なら、あのバスタオルを取った姿も鮮明に想像できる」

当然想像した。
シャワールームから出てきた箒。
ビックリして、竹刀を構える箒。
俺に殴りかかる箒。

昔の出来事であるこの一連の流れが、俺の脳内では全て全裸だ。

これでもまだ4分の1はページが残っているのだ。
今日はとりあえずここまでにしよう。残りの16ページ前後であと何回果てるかはわからないが、これ以上は俺の体力が持たな過ぎる。

翌日、俺は教室でずっと箒をチラ見していた。本物を。

もしかしたら、そのうち脱ぎだすんじゃないかという、有り得ない期待を込めて。
いや、万が一にも脱ぎ出したら困るから、携帯で写真を撮る準備は出来ている。手はズボンのポケットに、指は携帯と雪片(待機状態)を交互に触れる。

箒が右手で肩を押さえたり、両腕を上に上げて伸びたりするたびに俺は反応し、携帯電話を取り出そうとする。

待て待て、違うんだ。俺は別に焦らしプレイは望んじゃいないんだ。
落ち着いて考えれば、箒が授業中にいきなり脱ぎだすわけがない。
脱ぐとすれば休憩時間だ。

この考え方にいたる俺がこの時の俺はおかしいという考え方に至らなかった。

授業中、チラチラと箒に送っていた視線は他の先生の時には気付かれなかったが、千冬姉だけは俺の視線に気付き、俺の頭を死角から出席簿で殴った。

千冬「何をキョロキョロしている、バカが。今は授業中だぞ」

クラスメイトから少し笑われる声が聞こえた。
千冬姉から注意を受けたとき運悪く、ズボンの上から雪片(半起動状態)をいじっており、クラスメイトの小さな嘲笑と、千冬姉の嘲りで雪片がフルチャージされた。
休憩時間までに収まるのか、俺の雪片。

そして、当然といえば当然だが、箒が制服をいきなり脱ぎだす事はなかった。

いや、いいんだ。わかっていたけど。
何故か涙が止まらなかった。

昼休み、俺は箒達との食事を断り、一人男子トイレに向かっていた。

腹は減っているが、今の自分は正常な判断が出来ない。
そう考え、トイレの個室に入った俺は頭の中に残っている箒(仮)の教室脱衣とシャワーシーン、そして散々お世話になった剣道着を頭の中で展開させ、半立ちのマイサン、別名雪片の硬度を攻撃可能レベルまで上げた。

とりあえずここで自慰行為にふけるのは問題ない。

is学園は男の教員や職員がほぼおらず、多分自分を含めてもis学園にいる男性は10名に満たない。

それなりに声を上げて、雪片を慰めても構わないが、さすがに万が一という事もある。
歯を食いしばり、目を閉じて、頭の中に次々と箒の姿を思い浮かべる。

最近は週刊isの箒(仮)の印象が強く、普段の箒が思い出せなくなっている。
自分でも重症だと思う。

もう、普通の箒が思い出せない俺は雪片をせっせと扱き、昨日時点での最高のオカズであるシャワー振り向き箒(仮)でフィニッシュに及んだ。

一夏「んぐぅぅぅっ!!!」ビュククッ

トイレの個室の扉にへばりついた精液をティッシュで拭い取る。
賢者となった俺は精液の憑いたティッシュをトイレに流し、手を洗って食堂に向かう。

授業も終わり、俺は部屋へ戻る。
疲れた身体をベッドの上に放り出し、そのまま睡魔に身を任せ眠る。

シャワールームから出てきた全裸の箒(夢)が俺の体の上に跨る。俺は制服を着たままだ。
箒(夢)が俺の股間を細い指先で普段からでは考えられないくらい優しく撫でてくる。

そうか、多分これは夢なんだと思いつつ、箒(夢)を抱き寄せようと両腕を箒(夢)の腰に回す。
抱き寄せた箒(夢)は俺に上半身を預けるように倒れこんでくる。

少し照れた表情で俺の雪片を軽く擦ってくる。

目が覚めたら、夢精していた。

やっちまった。

ズボンとパンツは精液まみれ、俺の雪片もベチョベチョに濡れてる。
ここ最近の雪片稼働率はハンパじゃない。

とりあえず明日は一日中isの授業だ。
まだ大量に残っていると思われるエネルギーを放出しておかなければ、明日の授業に差し支えそうな気がしてきた。

ということで、昨日に引き続き今日も雪片を慰めることにした。

剣道着箒(仮)、制服箒(仮)、シャワー箒(仮)ときて、あと何があるのかと思い、最初からページをめくっていく。
当然ここでも一ページ、一ページ堪能しながら、自慰行為に及ぶ。
そして、昨日までに見ていたページを全て確認し、次のページをめくる。

一夏「来たか、isスーツ!!」

isスーツ姿で体育座り。そして、ちょっと上目使いの箒(仮)。

一夏「ふおおおおおおっ!!箒いいいいいぃぃっ!!」

興奮して下半身丸出しでバンバンとベッドを叩く俺。

だが、このisスーツ箒(仮)に俺は妙な違和感を感じた。
違和感の正体はisスーツそのもの。この箒(仮)は学校指定のごく普通なisスーツを着ていたのだ。

そう、専用機持ちはisスーツもカスタマイズしており、箒も例外ではなかった。

一夏「なんだよ、isスーツのところはこだわってないのか」

俺は箒(仮)が急に偽物臭く思えて、途端に冷めてしまった。

isスーツ姿で微笑む箒(仮)を呆れ顔で見てる自分を、客観的に見えた気がした。

一夏「つまんね」

そして、次のページで俺はその自分の浅墓さを気付く事となった。

箒(仮)のisスーツが刃物やハサミで切り刻まれ、乳首や臍、下乳や尻の割れ目が見えている。

一夏「このプレイのためか!!」

そして、股間には切り口は入っていないが、さらに次のページで椅子に座った箒(仮)がisスーツを股の部分を思い切り上に引っ張り上げ、股間の筋を見せ付けていた。

一夏「エロっ!!」

乳首と臍とマンスジのパーフェクトコラボで俺は再びやる気を取り戻し、雪片を再起動させる。フィニッシュも当然このページで行う。

一夏「箒のノーマルのisスーツもありって言えばありだな」

俺は納得しながら次のページをめくる。
そして、俺はさらに感嘆の声を上げる。

一夏「俺は…馬鹿だっ!!」ポロポロ

そのページに現れたのは紅椿用の白いisスーツの箒(仮)。
上半身のどアップや打鉄にもたれかかったり、ぶら下がったり、お尻の食い込みを直したりと、完全なエロはなかったが、これはこれでいいものだ。

一夏「これこそ、…箒だ」

今、授業中でもよく見る赤椿専用isスーツ姿の箒がフラッシュバックしてくる。
きっと明日の授業も真っ白なisスーツだ。明日も今日と同様にずっと箒の事を目で追っているんだろうな。

さらにページを進めると打鉄時代の黒いisスーツで赤いラインの箒(仮)がm字開脚で頬を高潮させ、笑みを浮かべている。
バニラのアイスを加え、頬を狭め、口から溶けたバニラが滴となってたれている。

さっきと違い、やらしさを前面に押し出してきている。

ページを進めると、isスーツと箒(仮)の黒髪に練乳がかけられ、擬似ぶっかけ箒(仮)に興奮する。

紅椿のisスーツでこれをやると同系色のため興奮は半減だが、黒いisスーツと黒髪の栄える箒(仮)だから威力は倍増。
この背徳感に俺はここで今日二度目のフィニッシュを迎えた。

これで週刊is創刊号・篠●之箒特集は全てのページを見終わった。

俺は充分満足し、シャワールームへ向かった。

来週ののほほんさん、マジ楽しみ。どんなシチュエーションでくるのか、俺の予想をいい意味で裏切ってほしいものだ。

今日は月曜日。前回、週刊is創刊号が届いてからちょうど一週間。
俺は授業も上の空で、早く家に帰ってのほほんさんを見たいとwktkしてた。

箒「どうした、一夏?妙にソワソワしてるみたいだが」

一夏「ああ、気にするな、気のせいだ」ユサユサユサ

セシリア「一夏さん、貧乏ゆすりはよろしくありませんよ」

一夏「問題ない。あー、早く放課後にならないかなぁ」ユサユサユサ

ラウラ「ふむ。放課後に何かあるのか、嫁よ」

一夏「ああ、気にするな、気のせいだから」ユサユサユサ

シャル(どう見ても気のせいには見えないよ、一夏)

一夏「……」ユサユサユサ

そして、待ちに待った時間。帰り間際に千冬姉や山田先生の連絡事項があったが、それがなんなのかは耳に入ってこなかった。
俺の頭の大部分を占めていたのは唯一つ。
今日届く予定の週刊is第2号・布●本音特集だ。
これが釣りなら俺は暴れる。白式に乗って、空を自由に飛んでやる。

山田先生の終業の挨拶と共に俺は早足で教室を出て、自分の部屋へ早足で戻った。

鈴「うわっ!?」

2組の教室から出てきた鈴が俺とぶつかりそうになった。

一夏「すまん」

振り返りもせずに俺は早足のまま歩いていく。

鈴「どうしたのよ、あいつ…」

シャル「大丈夫?鈴」

箒「何があったのかは知らんが、あの慌てようはただ事ではないな」

セシリア「一夏さん、心配ですわ」

ラウラ「だが、聞いてもきっと今日のように答えてくれないかもな」

箒たちが後ろの方で何か言ってる。まあ、俺には関係のない話だろう。

俺は自分の部屋の扉を開けると机の上に俺宛のa3サイズで5センチ程度の厚さのダンボール封筒が届いていた。

一夏「来たッ!!」

ダンボール封筒の端を震える指で丁寧に開けると、本が入っており、本の上には週刊isの文字が入ってる。

本を傷めないようにゆっくりと取り出し、その手がビクリと止まる。

一夏「あれ?なんで…相●清香?…ていうか、第3号って…」

一夏「誰だよ、相●清香って…モブじゃねぇか」

今日、届いた週刊isを机の上に置き、ダンボール封筒の中を確認する。何も入っていない。

一夏「だ、…第、2号は?のほほんさんは?」

絶望的な顔になってたと思う。
いきなり目の前が真っ暗になった気分だ。
俺はダンボール封筒を掴んだまま、ゆっくりと机とセットの椅子に腰をかける。
力なく天を仰ぐ俺は、目尻から涙が零れるのを感じた。

一夏「釣り?…」

俺はダンボール封筒の内容物詳細に目をやる。

一夏「wis№02…」

一夏「wはウィークリーで週刊、is、№02…」

一夏「…梱包間違い?」

一夏「ちょ、それは…酷い」

俺は本の後ろに書いてある出版社の連絡先に電話をかけようと、携帯電話を取り出す。
だが、そこで指がふと止まる。
出版社は本を出してるだけで、本を配送してる部署とは別なんじゃないかと。

誰に文句を言えばいいかわからない俺は携帯電話を握ったまま、ガックリと項垂れた。

一夏「とりあえずこの第3号で抜くか」ハァー

一夏「のほほんさんが見たかった…」ペラッ

一夏「!?」

第3号に挟まっていた一枚の紙切れ。
そこには『読者様への謝罪』と書かれていて、2、3行の短い文章が書いてあった。

一夏「なになに?…第2号・布●本音特集において、発送直前にページの乱丁が確認されたため、第2号の発送を中止」

一夏「第3号を急遽発送する事になりました。第2号におきましては第3号の後に発送させていただきますので、何卒ご容赦ください…」

一夏「……」

一夏「ひゃっふーーーっ!!のほほんさん、来る!!これで勝てる!!」

一夏「びっくりさせんなよ!!えっと第3号の後だから、来週にくるんだな?」

一夏「ちょ、焦らし過ぎだよ、のほほんさん」ベッドニ、ダーイブ

一夏「全く、この世の終わりかと思っちまったじゃねーか」

一夏「とりあえず雪片!!」ボロン

今日はのほほんさん祭り解禁だと思っていたので、朝の時点でベッドにはビニールシートが敷いてある。

一夏「よく見りゃこの相●清香ちゃんも可愛いじゃねぇの」

一夏「つーか、is学園はみんなそれなりに体型に気を使ってるし、これはこれで全然ありだな」

表紙は箒(仮)の時と同じように顔のアップで、目線モザイク入り。

そして再び表紙をめくる。さっきは挟まってた紙に意識が集中したせいか、どんな写真だったかあまりよく覚えていない。

するとジャージ姿でグラウンドをジョギングする清香(仮)の姿が。
ああ、これは印象に残らないな。
けど、箒ほどではないけれどセシリアくらいには胸の大きい子だ。ジャージの胸の部分が大きく膨らんでいるのがわかる。

パラパラとめくると汗まみれになり走る清香(仮)、額の汗を拭う清香(仮)、ドリンクを飲んで口の端から少しドリンクを零す清香(仮)など、序盤はエロさは控えめだ。

一夏「……」

ページを進めると、グラウンドの真ん中でジャージの上を脱ぎ捨て、薄い空色のtシャツ姿になる清香(仮)。当然、汗だくなのでtシャツは透けて、花柄のブラジャーが薄っすらと写りこんでいる。

少し照れた笑いの清香(仮)は柔軟体操を始め、首元から見えるブラチラと流れる汗に興奮しながら雪片を軽く扱く。

次のページでは場所が一転して、更衣室。
ここでの清香(仮)は白のtシャツに黒のスパッツという格好で両手を組んで腕を上に伸ばしている。場面が変わったせいか汗もかいていない。

一夏「ほう…スパッツか」

健康的な身体に周りを元気にしそうな笑顔。これは素直にいい写真だと俺は思い、次のページをめくる。

清香(仮)はちょっと小悪魔っぽい笑みを浮かべながら、tシャツの襟首を掴んで、カメラのレンズを覗き込むような仕草。よく見ると、ブラジャーを着けていない。

一夏「……」ハァハァ

そして、次のページでは清香(仮)はtシャツの右腰あたりを思い切り引っ張り、少し頬を紅潮させている。
ピンとのびたtシャツは胸にある二つの突起を押しつぶすが、薄っすら写りこむ乳輪の色に俺は息を荒げる。
唇だけで作った笑みは、何かを期待するような表情にも見える。

さらに下からのアングルの写真では乳首は見えないものの健康的なおへそとスパッツの色が黒でわかりづらいが、股間に食い込んでいて、スジのようなものが見える。

一夏「うおおっ!!」ハァハァ

さらにページを進めると、tシャツとスパッツの格好で、長椅子に腰をかけて、バトミントンの柄をシャツの上から乳首と思われる場所を押し上げたり、股間のスジを擦ったりしている。
そして、清香(仮)のその顔は発情した雌犬のようにも見える。

一夏「きてる、来てるぞ!!」ハァハァ

モブ?相●清香って誰だよ?なんて言ってた自分が恥ずかしい。
健康的美少女という意味では箒にも劣らないし、シチュエーション的エロさでも負けてはいない。

そして、次のページではtシャツを脱ぎ捨て、顔を真っ赤にしながら自身の乳房を両手で持ち上げてみせる清香(仮)。

一夏「おっしゃぁああっ!!生乳、来たぞおぉ!!」

箒(仮)よりも少し乳輪が小さく、色は少し褐色っぽい。あくまでも箒(仮)に比べての話だ。

あまり接点の少ない同級生の生乳に興奮しながら雪片を扱く。

一夏「はうっ!!」ビュクッ

これでページは4分の1程度。
週刊isは俺にとってもはや聖書的存在になっていた。
とりあえず来週テレコで届く第2号さえくれば残りの2年と少しの学校生活は乗り切れそうな気がする。

俺は本を汚さないように未使用の左手で本を閉じ、シャワールームへ向かう。

翌日の昼休み。
俺はいつものメンツの昼飯を断り、一人で食堂に向かう。
のほほんさんを目印に、相川清香を発見する。
席は丸テーブルで三人しか座ってないので俺が座るスペースがあることを確認し、食堂で定食を注文する。

本音「おやー、珍しいね、おりむー」

癒子「ホントだ。いつもはセシリア達と一緒にいるのに」

清香「どうしたの?織斑君」

一夏「たまには食堂で食べよっかなって。あ、相川さん、ここ空いてる?」

清香「どうぞどうぞ」

一夏「いい匂いだ」

清香「へ!?」////

一夏「あっ!?て、定食だよ」

清香「そ、そうよね。こっち見て言うからビックリしちゃった」

一夏(危ない危ない。相川さんの匂いもオカズにしようと思ってたら、思わず本音が出ちまった)

その後は相川さん、のほほんさん、その他モブ1人の女の子と談笑しながら、楽しい昼食の時間を過ごした。

昼休みが残り20分になったところで俺は1人トイレに向かい、清香(仮)の生乳と清香(実物)の匂いを思い出しながら個室のトイレでそそり立つ雪片をしごく。
トイレの壁に精液をかけるのが日課になりつつある。
我に返りそれを拭き取る時の惨めな感じがなんともいえず辛いが、その前に押し寄せる欲求には抗えない。

トイレを出ると、何故かシャルが待っていた。

一夏「…シャ…ル?」

一夏「な、なんで…ここに?」

シャル「……」

シャル「ここ最近、一夏の様子がおかしかったからさ」

一夏(まさかトイレでのオナニーを知られた!?)

シャルがゆっくり近づいてきて、俺の額にシャルの指が触れる。

シャル「凄い汗だけど…熱はないみたいだね」

一夏「…あ、ああ」

シャル「息も荒いみたいだし、体調は…大丈夫?」

一夏「大丈夫だから」

俺は平静を装い、シャルから少し距離をとる。

シャル(一夏が…僕を避けてる?)

一夏「教室に戻ろうか?」ニコッ

シャル「う、うん」

シャル(気のせいなのかな?)

一夏(そういや、週刊isにはシャルの名前もあったよな)

一夏(正直、シャルは転入当初から結構エロイベントがあったから、多分そんな興奮しないんだろうなぁ)

シャル(一夏がずっと僕を見てる!?な、なんだろう、いきなりじっと見られると恥ずかしいな)

一夏(でも、箒のはなかなかよかったし、相川さんのも序盤で充分なオカズになってるからな)

一夏(シャルの奴も期待できたりするのかな)

シャル(こっち見てるよ、ずっと見てる!!)////

一夏「期待してるからな」

シャル「え!?何を…」

一夏「それより早く教室に戻ろうぜ」

シャル「一夏?さっきのって何のこと?」

シャル(僕は一夏に何を期待されてるの!?)

授業が終わり、放課後の特訓も終わり、俺は自分の部屋に戻ってきていた。
とりあえず2週連続でやってきた週間isに疑いを持たなくなった俺は、自慰予定用を立てることにした。

来週の第2号はのほほんさんで、再来週の第4号はラウラだ。
名前だけ確定してるのが千冬姉、セシリア、鈴、シャル、山田先生、楯無さん、虚さんだ。
あと、何人かいるが、名前を覚えるのが得意でないため忘れてる人もチラホラといるかもしれない。

とりあえずのほほんさん相手の雪片初搾りはそれなりに濃いのを出したいので、今週の木、金、土、日はオナらない事に決めた。
それこそ中で出したら妊娠確実くらいの勢いな濃いのを溜めておく。覚悟してくれ、のほほんさん(仮)。

という事で、今日と明日で第3号は見納めとなる。
と、言っても、この週刊isも某デア●スティー●みたいに全50冊とかだったら、相川さんとかでもあと1~2回は使いそうだ。
全150冊だったら、卒業までに全巻揃わないけど。

ただ、途中打ち切りだけはマジでかんべんな。

いつものようにビニールシートを敷き、引き出しから週刊isを取り出す。この時点で雪片は露出済みだ。
こんな格好を見られたら終わりだと思いつつも、俺は部屋の鍵をかけていない。
その事実が興奮度をさらに高めるのだ。

今は多少自制が効いてるから、途中で自慰を中断させる事も出来るが、来週ののほほんさん(仮)が来たら、自制を効かせ、自慰を中断させる自信は正直ない。
当然、来週は万が一に備えて鍵もかける予定だ。

昨日見終わったページまでめくり、期待に胸を膨らませながら次のページをめくる。

tokyoドーム?
丸々2ページ見開きでtokyoドームを中心に写した写真。
通行人が何人もいて、一体どこに清香(仮)がいるのかがわからず、30秒ほど探してしまった。

なんとか清香(仮)を見つけたが、右側のページに5センチ程度の大きさで清香(仮)?が赤いシャツと短パン姿で立っているだけだった。

一夏「は?」

一夏「なんでこんな写真が?」

当然、俺の雪片はピクリとも反応しない。

次のページでは清香はドームへ入ろうと、ドーム方向、ようするにカメラに背を向けた形になる。
同じくドームへ入ろうとする客が何人もいる。
最初の見開きよりは清香(仮)が大きく写っているが、ここまでエロは全くない。

が、隣のページで俺はようやく気付く。

清香(仮)はドームで入場券を買おうとしている。
顔は横向きで後姿だが、ほぼ1ページに全身が移っている。服を着ていない清香(仮)が。

正確にはボディペインティングで服を着てるように見せてるだけ。
短パンは穿いているが、ブラジャーはつけていない。清香(仮)の顔は緊張で強張り、羞恥で真っ赤に染まっている。

さっきのページもよく見れば赤いシャツと思われたのはただのボディペインティングだ。てことは最初の見開きもそうなのだろう。
一般人がいる中で、このプレイは高度過ぎる。
さっきまで無反応だった雪片だったが、今ではありえないくらいに怒張している。

さらにページを捲ると正面から写した清香(仮)の姿。ドリンクとスナックを片手に上半身裸。
tokyoドームで行われていたのは野球のgt戦で、客入りはかなり多く、清香(仮)の前にも横にも、そして後ろにも多くの一般客が座っている。

全く、どんだけエロいんだよ、清香(仮)は。

一夏「はぁ…はぁ…」シュッシュッ

清香(仮)の隣のオッサン(仮)が清香(仮)の胸を凝視しているようにも見える。
オッサン(仮)にも目線モザイクが入ってるせいで実際の所はわからないが、身体をよじらせ、顔は俯いて、オッサン(仮)の視線から逃げようとしてるようにもみえる。

この時点で、羞恥と恐怖がマキシマムなのか、凄い量の汗をかいていて、若干ペイントが溶けていた。

さらに次のページではドームの女子トイレに移動し、持っていたドリンクでペイントを洗い落とし、形のいい乳房を見せ付けてくれる。

一夏「乳首立ってるな、こりゃ」シュシュシュ

ドリンクで濡れた身体をタオルで拭くシーンは周りに誰もいないせいか安堵の表情を浮かべている。
とは言っても、カメラマンはいるんだろうけど。

一夏「そういえば…」シコシコ

一夏「誰が撮影してるんだ?これって…」シコシコ

こんな特殊な状況もさることながら、箒(仮)や清香(仮)、来週ののほほんさん(仮)も誰かに写真を撮られているのだ。
この時は色々な謎が頭をよぎったが、胸を揉みながらタオルで身体を拭く清香(仮)でフィニッシュを迎えようとしていた俺は、すぐにそれを忘れ、雪片を高速振動させる。

一夏「ふうううううっ!!!」シシシシシコ

一夏「あうっん!!」ビュルルルッ

一夏「…なかなかよかったぜ、相川さん」ハァハァ

翌日、朝目覚めるとラウラがベッドの中にいたので扉の鍵を確認すると、当然のように壊されている。

一夏「まったくラウラは…」

今日もラウラは全裸だ。
俺だって一般的な?性欲を持て余す高校生男子なんだ。

と、前までの俺なら寝てるフリしながらラウラに抱きついたり、手の甲を太腿やお腹に当てたりして、堪能していたが、今は違う。
週刊isという素晴らしいオカズを手に入れた俺は、昨日抜いているお蔭で何とかギリギリ自制心を保つ事が出来ているのだ。

一夏「鍵をもっと頑丈なやつに変えてもらわないとな…」

一夏(でないと、来週ののほほんさんで安心してオナれないからな)

ラウラ「ん…おはよう、嫁」

一夏「おはよう、ラウラ」

ラウラ「今日は早起きなのだな」

一夏「それよりラウラ、鍵を壊すのはやめてくれよ。俺が千冬姉に怒られる」

ラウラ「ふむ。嫁は私が来るのがわかっているのだから、鍵は開けておくべきなのだ」

一夏「その理屈はおかしい」

ラウラ「それより嫁よ。一つ確認したいことがある」

一夏「どうした?」

ラウラ「最近、嫁の部屋から異臭がするのだが、心当たりはあるか?」

一夏「」

一夏(マジか!?全然、気付かなかったぞ、おいいっ!!!)

一夏(そういや、換気とか全然してなかったな、チクショウ!!)

一夏(ヤバい!!他のやつらに気付かれたら絶対に不味いぞォォッ!!)

ラウラ「どうした?嫁」

一夏「…あ、あーっ、気のせいだ」ダラダラ

ラウラ「そうか。汗の臭いと、この鼻につくような臭いが混じって、少し気分が悪いのだが」

一夏(そう思ったなら、わざわざ俺の部屋で寝てるんじゃねーよ!!)

一夏「とりあえず飯を食いに行こう」

ラウラ「うむ」

一夏(あとでファブリーズと芳香剤を買いに行こう)

その日は、昨日と同様に昼休みは食堂に向かおうとしたが、途中で鈴に捕まってしまい、屋上に強制連行された。
さすがに今日も食堂じゃないと駄目だなんて、突っぱねる事が出来ないので仕方なく屋上で飯を食う。
ただし、来週はのほほんさんの隣で絶対食う。専用機持ち5人を殴り飛ばしてでも来週は食堂でのほほんさんの匂いをクンカクンカする。

そして、何事もなく放課後。
帰る途中、学校の売店でファブリーズと芳香剤を購入し、部屋の窓を全開に空ける。

一夏「さすがにここ最近の雪片稼働率は半端じゃなかったし、臭っても仕方がないか」

ある程度、空気を換気して、窓を閉める。
芳香剤はこの前買ったカラーボックスの上に。
ファブリーズはベッドに集中砲火。

一夏「これで一応、大丈夫か?」

一夏「さて、今日も頑張って精を出すか」

週刊is第2号を取り出し、ベッドに転がる。

一夏「それにしてもこの目線モザイクは取れないのか?箒にしろ、相川さんにしろ、全然モザイクの意味がない気がするんだが」

俺は意気揚々と昨日の続きから見る事に。

開くと制服姿の清香(仮)が、のほほんさん(仮)やモブの子(仮)と三人仲良く食堂のテーブルに腰を掛けてデザートを食べてる写真だ。

これは昨日見ていればきっと脳内補完されてる匂いで、モチベーションがえらいことになったかもしれないと思う。
清香(仮)が生クリームを指につけてペロリと舐めたり、ほっぺについた生クリームをのほほんさん(仮)やモブの子(仮)が抱きつきながら舐め取ったりしてる。
誰1人、脱いではいないがシチュエーション的なエロさがある。

一夏「レズ3pですか!?うほほほっ!!」

そして、次のページをめくると上着を脱いでピンクのブラジャーが可愛らしい清香(仮)がいた。
そして、その次のページではピンクのブラジャーを外そうとする清香(仮)。
多分、次のページは乳房がポロンと出た写真だろうと、期待しながら俺は雪片を扱く。

めくったページに現れたのは清香(仮)が後ろからモブの子(仮)にオッパイを鷲掴みにされて、首筋を舐められている写真だった。指と指の間から見える褐色っぽいの乳首がエロい。

そして、清香(仮)はスカートを脱ぎ捨て、ブラジャーと同じピンク色の下着に指をかける。

一夏「全裸来るか!?来い、来いっ!!!」

俺は雪片を扱く速度を上げながら、テンションを高めていく。

期待に鼻の穴と胸を膨らませながら、次のページを捲る。

そこにいたのは一糸纏わぬ姿で恥ずかしそうに立つ清香(仮)の姿が。
ただし、写真に写っているのはのほほんさん(仮)の長すぎる袖で胸と股間を隠された姿だった。

一夏「ガッデム!!」

のほほんさん(仮)、それは酷いよ。
普通、全裸でしょ、そこは。

他のページでは笑顔ののほほんさん(仮)の頭で股間が隠れていたり、デザートのカップでうまく隠していたり、お尻は見えるけど股間は見えないというページが結構続いた。

一夏「箒の時と違って、陰毛はなしか。残念だ」

これで残りは4分の一程度。ラストスパートに向けて、雪片もビクンビクンとイキたがっている。

そして、次のページをめくると何故か屋上で制服姿。
正直、同じようなシチュエーションはいらないんだけど、と思いつつもページを捲る。

すると、顔を真っ赤にしながらスカートの裾を摘み、腰上まで上げる。
そこには下着はつけておらず、紺のisスーツを直穿きしている清香(仮)の姿がある。

一夏「そういえば直にisスーツをつけてる女子が半分くらいいるって聞いた事があるな」シコシコ

屋上で制服を脱ぎだす清香(仮)。
正直、下着じゃないから、それほどエロくないと思っていたが、羞恥に顔を染める清香(仮)が可愛すぎて、見慣れたisスーツにも何故か興奮してしまう。

一夏「ん?」ハァハァ

よく見ると清香(仮)の後ろに見慣れた連中の姿が見える。
どう見てもセシリアや鈴、シャルや箒、ラウラといったいつものメンバーである。
全員、遠くて目線も入っているため、よくわからないが見間違いという事はないだろう。
何故なら、そこにis学園の制服を来た男子生徒、ようするに俺が座っているのだから

清香(仮)はその場でisスーツの上を脱ぎ捨て、形のいい乳房を露にする。

俺は後姿のみの登場だが、このシチュエーションは正直興奮がかなり大きい。
クラスメイトの女子が男子に気付かれないように服を脱ぐ。
もし、振り向いたら痴女のレッテルを貼られてもおかしくないほどの変態行為とも言える。

isスーツの下のみの姿となった清香(仮)はその場でゆっくりとisスーツ(下)に指をかけ、脱ぎ始める。
膝下まで降りたisスーツ(下)の少し上、ようするに股間には手入れされ、形が整った陰毛が俺の目に写る。

一夏「ふおおおおおっ!!!」シコシコシコ

ここで雪片がビクンと跳ね上がり、フィニッシュへと腕の動きを加速させるが、何故か俺の本能が雪片をワンオフ・アビリティーへと導こうとしない。

そう。まだページは少し残っているのだ。

一夏「この先にまだ何かあるはずだ!!」ハァハァ

興奮したままページをめくると、そこには箒(仮)達と談笑しながら昼飯を食う一夏(仮)の姿が。
そして、そのすぐ斜め後ろには清香(仮)が引きつった笑みを浮かべ、ダブルピースで立っている。
もちろん、乳首も陰毛も見えているし、脱ぎかけのisスーツ(下)が厭らしさを引き立てる。
一夏(仮)が少し顔の角度を変えれば見えるような位置で。

俺は雪片を扱く手を加速させ、一気に絶頂へと導く。

一夏「うほおおおおおおぉぉぉっ!!」ビュルルルッ

勢いよく噴出した精液は危うく週刊isに掛かる所まで飛び出した。
ベッドの上で安堵の溜息をつき、週刊is第2号の最後のページを閉じる。

一仕事終えた俺は全裸のままシャワールームへ向かうのだった。

俺は部屋に戻ると、中に入りちゃんと施錠する。
でないと誰が入ってくるかわかんないしな。

ちなみに学校に行ってる間は鍵は掛けていない。
鍵を掛けてしまうと、週刊isが部屋に来ない可能性が高いからだ。
いつも月曜になるとダンボール封筒が机の上に置いてあるのだが、鍵を掛けてしまうと机の上に置かれなくなってしまう。
そうなると宅配便のように一旦持って帰られるか、最悪タウンページの如く部屋の扉の前に置かれるかもしれない。

そして、部屋の扉の前に置かれると、誰かが好奇心で開けるかもしれないのだ。
そうなってしまうと俺のis学園での立場と、今回だとのほほんさんは間違いなく白い目で見られる事になるだろう。
留守中に扉が施錠してあったせいで、そういう事が起きてしまってはいけないのだから。

とにかく、机の上のダンボール封筒に目をやる。

一夏「さ、さて、まずは中身の確認だ」

震える指でダンボール封筒の上を開けていく。
これで第3号が入ってたら、俺は暴れる。白式を展開して、アリーナの土をてんこ盛りなくらいに掘り返してやる。

>>81 いきなり一つ投下漏れてました。

>>81はなかった事にしてください。
>>83投下して、再度>>81と同じ内容を投下します。

今日は月曜日。
一般では週刊少年ジャンプの発売日だが、そんなのは関係ない。
俺が待ってるのはのほほんさんだ。
今日、届く、のほほんさんの写真集。

前回は期待しすぎて、何故か第3号が先に届いてしまうというトラブルもあり、絶望に襲われた時間もあった。
なので、今日はあらかじめ平静を装い、至極普通に部屋に戻ることにする。

箒「一夏の奴、スキップしてるぞ」

セシリア「なにかいい事でもあったんでしょうか?」

鈴「…こわっ」

シャル「今日は話しかけても上の空だったしね」

ラウラ「そういえば嫁の部屋の鍵が指紋認証と電子ロックになっていたな」

ラウラ「おかげで嫁と一緒に寝ることが出来なかった」

箒「なんでそんな事になってるんだ?」

鈴「あ」

シャル「一夏がくるくる回ってる」

セシリア「な、何があったんでしょうか?」

箒たちが俺の後ろで何か言ってるけど、この位置からじゃよく聞こえないし、聞き耳を立てるのもよくないだろう。
とにかく平常心で部屋に帰ろう。

俺は部屋に戻ると、中に入りちゃんと施錠する。
でないと誰が入ってくるかわかんないしな。

ちなみに学校に行ってる間は鍵は掛けていない。
鍵を掛けてしまうと、週刊isが部屋に来ない可能性が高いからだ。
いつも月曜になるとダンボール封筒が机の上に置いてあるのだが、鍵を掛けてしまうと机の上に置かれなくなってしまう。
そうなると宅配便のように一旦持って帰られるか、最悪タウンページの如く部屋の扉の前に置かれるかもしれない。

そして、部屋の扉の前に置かれると、誰かが好奇心で開けるかもしれないのだ。
そうなってしまうと俺のis学園での立場と、今回だとのほほんさんは間違いなく白い目で見られる事になるだろう。
留守中に扉が施錠してあったせいで、そういう事が起きてしまってはいけないのだから。

とにかく、机の上のダンボール封筒に目をやる。

一夏「さ、さて、まずは中身の確認だ」

震える指でダンボール封筒の上を開けていく。
これで第3号が入ってたら、俺は暴れる。白式を展開して、アリーナの土をてんこ盛りなくらいに掘り返してやる。

そっと取り出した週間isの表紙にはマイ・のほほん・エンジェルののほほんさんの顔のアップでやはり目線モザイク入り。ようするにのほほんさん(仮)。

待ちに待った週刊is第2号・布●本音特集だ。

俺はベッドの上に優しく本を置くと、落ち着いて、慌てずに、ジタバタと服を脱ぎ始め、全裸になる。
何故かいつもより服を脱ぐのに時間が掛かった。

ベッドの上にゴロンと転がり、最初のページをめくる。

制服姿ののほほんさん(仮)が笑顔で両腕を上げて手を振ってる。長い袖がパタパタと左右に振られている。

一夏「癒されるなぁ」

週刊isはこういう普通のピンナップも結構可愛らしく撮れているのが素晴らしいのだ。
エロもいいけど、こういう写真もいいものだ。

そして、次のページをめくると、とてとて走るのほほんさん(仮)の後姿。
実際はとてとてと聞こえてるわけじゃないけど、彼女の雰囲気がそういうイメージを引き起こすのだ。

さらにページを進めると、のほほんさん(仮)は部屋に入り、服を脱ぎ始める。
いきなり下着姿になったのほほんさん(仮)はきつねの長袖ワンピースに着替える。

一夏「下着は2ページだけか」

お世辞にもあまり色気があるとはいえない純白の下着だったが、のほほんさん(仮)が下着に凝ってるイメージの方がわかないから、これはこれでありなのかも。

まあ、エロい黒のレースの下着とかでも全然ありだけど。

そして、ページを進めていくとのほほんさん(仮)がワンピース姿でもぞもぞ動いてる写真で、さらに袖から白いものを取り出す。

一夏「ブラジャー、来た、これ!!」ハァハァ

今ののほほんさん(仮)はノーブラ状態ですよ。あの大きな胸を支えるものが無い状態ですよ!!よく見れば乳首も薄っすらと立ってますよ!!

俺はのほほんさん(仮)の手に握られた白いブラジャーと胸に意識を集中させ、雪片を扱く。

さらにのほほんさん(仮)はワンピースの下から腕を突っ込み、少し顔を赤くしながら、パンツを膝辺りまで下ろす。

一夏「ふにゃあああああっ!!!」シコシコシコ

のほほんさん(仮)はワンピースを着てるのに、肌を露出していないのに、俺の雪片はすでに絶頂直前まで来ていた。

一夏「のほほほほほおおおおおおっ!!」ビュルルルルッ

たった10ページくらいでこの威力。さすがはのほほんさん(仮)だと、俺は息を整えながら、一度目のインターバルをとるのだった。

一夏「すげぇよ、のほほんさん。普段着のノーブラ、ノーパンを想像させてくれるなんて」

ちなみにis学園の女生徒の半数が普段着はノーブラだが、俺のクラスメイトは殆どがブラを着用している。
みんなは俺にブラをしないだらしない女だと思われたくないんじゃないかと、シャルは言っていた。
俺は女子がブラをつけてない方がいいんだけど、さすがにそれは面と向かっていう事は出来ない。

今度、注意深くのほほんさんの胸のポッチ辺りを観察しよう。
長袖だからこそのノーブラ説が有力になったのだから。

一夏「さて、落ち着いてきたし本日の第2ラウンドといくか」

ページをめくると、下着を脱ぎ捨てたのほほんさん(仮)がワンピース姿のまま部屋から出て行く。

すると前方にアホ面の男子生徒、もとい一夏(仮)が一人、食堂で飯を食ってる。
そういえば晩飯はここ最近、一人で食べる事が多かった事を思い出した。

ていうか、一夏(仮)っていうか、俺はis学園で唯一の男子生徒だから、この時点で正体をぼやかすはずのモザイクの意味がない事に気づけよ。
いや、モザイクを外されても困るけどさ。

そして、次のページをめくると手前でピンボケ一夏(仮)が焼魚定食を食べてる。その後ろで、ちょうど背中合わせになるように立つのほほんさん(仮)。

そして、のほほんさん(仮)がワンピースの端を指で摘んで、ついと上に持ち上げている。

そう、のほほんさんは俺の後ろで綺麗なお尻を露出させていたのだ。

一夏「生尻、来たああああっ!!」シコシコシコ

一夏「うおおおおおおおおおっ!!!」ビュルルルッ

たった4ページで第2ラウンドが終了した俺は第3ラウンドも少し考えたが、とりあえず今日はここまででやめておく事にした。

一夏「ていうか、みんなよくここまで(シチュエーション的に)危ない写真を撮ってるよな…」

一夏「それよりいつの間に撮られたんだろ」

箒(仮)は俺が写ってる写真は無かったけど、相川さん(仮)、のほほんさん(仮)は俺まで写真に写りこんでいるのだ。
それも、俺を正面から写した写真も何枚かあるのだ。

一夏「…もしかしたら、今も何らかの形で週刊isの撮影は進行しているのか?」

とりあえずは明日から色々と警戒してみよう。もしかしたら、ラッキースケベイベントが起きるかもしれないからな。

今回の更新から酉つけます。

一夏「……」グー

一夏「腹が減ってきたな」

一夏「まあ、これだけ汗と精液を外に出したんだから、体力もだいぶ消耗してるか」

一夏「それじゃ、シャワーでも浴びて夜飯を食いにいくとするか」

俺はシャワーを浴び、週刊isとビニールシートを片付ける。このビニールシートも2週間前から大活躍だ。
それはさておき、俺が服に着替えていると部屋の扉がノックされる音に気付いた。

一夏「誰だ?」

鈴「あ、一夏。一緒に御飯を食べに行こうよ」

扉の向こうにいたのは鈴だ。
最近では時間帯があわないのか夜飯に誘ってくる奴も少なかったので、たまにはいいかと思い、夜飯の同伴を快諾する。
何気ない世間話をしながら鈴と食堂に向かい、券売機の前に移動する。
ふと見渡しても、いつもの専用機持ち4人はいない。食事の時間は夕方の6時から7時まで。
ここ最近では食事時間はたった1時間しかないのに、恐ろしいくらいに専用機持ちと鉢合わせる事はなくなっていた。
鈴はラーメン定食を注文し、俺はライスと味噌汁、そして冷奴だ。

夜に自慰行為で体力を消耗するといっても、それのために普段の夜飯をガッツリとってしまうと、それを妙だと感づく奴はいるだろう。
シャルやラウラは俺の機微の変化にも気付き易いし、普段の生活スタイルを変えるわけにもいかない。
だから、食堂で食べる夜飯は前となんら変わりがないのだ。

俺が注文した食事を持ってテーブルに座ろうとすると、何故か鈴が口をへの字にして座る位置を変えさせてきた。
特に飯を食うのがその場所で無いと困るというわけでもないので、俺は素直に移動し、ちょうど食堂の入り口に背を向ける格好で席に着く。

だが、俺はここで一つ、ある確信をしていた。

多分、今日も週刊isの撮影が行われているのだろうと。

いつもは俺の隙をついての撮影だったみたいだが、今日は鈴を使って誘導してきている。
いや、もしかしたら前までも誘導されていたが気付いていなかったのかもしれない。

だが、少しでも疑って行動する事で見えてこなかった事が見えてくる気がする。

俺は御飯を食べながら聴覚に意識を集中させる。

すると喧騒に混じっていたが、遠くの方で震えるような小さな声で確かにそれは聞こえてきた。

「い、一夏の前でこんな…」

弱弱しい泣き入りそうな声。
一瞬、誰だかわからなかった。

だが、その声は俺が生まれてからずっと一緒にいた最も身近な人間の声。

一夏(千冬姉!!)

俺は振り向きたい衝動をぐっと堪える。
振り向いたら千冬姉の痴態か、それに近いものが見られるかもしれないのは間違いない。
だが、急に振り向くのはよくない。それを狙っていた事を悟られる可能性があるからだ。
だから、あらかじめ少なめに入れておいたコップのお茶を飲み干し、俺は何気なくコップを持って立ち上がる。
すると鈴が慌てた表情で、俺のコップをぶんどる。

鈴「お、お茶でしょ!!あたしが入れてきてあげるから!!」

鈴は大きく声を上げ、俺の肩を掴んで無理矢理座らせると、立ち上がり給水機へ向かう。

俺はなるべく自然を装い、鈴の方へ顔を向ける。その時、視線は食堂の出入り口へ。
あきらかに不自然なくらいに券売機付近に1年から3年の女生徒が固まっている。

一夏(そこに千冬姉はいるのか?)

当然、千冬姉の姿はどこにも見えない。

だが、千冬姉がいるという空気は明らかに感じる。
独特の気配というか空気というか、そういうのがわかるのだ。

ここで券売機まで確認しに行くのは愚の骨頂。そんな事しようものなら制止されるに決まっている。
のほほんさん(仮)や相川さん(仮)のように至近距離まで接近してくれるのを待てばいい。
そうすれば千冬姉や他の生徒のエッチなポーズが視界に入っても俺のせいじゃないから。

俺は緊張しながら、気配が近づいてくるのを待った。
たくさんの足音の中で、千冬姉の足音を判別するのは不可能だ。

だが、気配だけは違う。
俺が千冬姉の気配を間違えるはずがない。

千冬姉の気配を捕らえようと集中するが、近づいてくる気配はない。

すると、お茶を持って戻ってきた鈴が俺の目の前にコップを置く。

一夏「ありがとう、鈴」

鈴「どういたしまして」

一夏「!!」

鈴が戻ってきて、一瞬だけ鈴に意識をやった瞬間、さっきまで確かにあった千冬姉らしい気配は消えてなくなっていた。
鈴と他の生徒たちの緊張も心なしか緩んだように見える。

一夏「……」

鈴「どうしたの?」

一夏「なんでもない」

俺は鈴の持ってきたお茶を一気に飲み干すと、中断していた食事を再開した。

食事を終えた俺と鈴は食堂を後にするが、千冬姉の姿はどこにもなかった。
ただ、いつ発行されるかわからない週刊isの千冬号に食堂のシーンが使われていれば、俺は高確率で撮影現場に居合わせた事になる。
一応、毎号に週刊isのチラシが入っているが、次号のラウラがメインで、次号以降の発刊予定の人物の写真が数点載っているだけである。
もちろん、チラシなのでエロ写真は殆ど載っていない。

一夏「千冬姉の写真は教室でいつもの黒のスーツ姿の1点だけか」

いつの間にか実の姉のエロ写真集を期待している自分がいた。

千冬姉は食堂のどのあたりでいやらしいポーズをとっているのだろうか?
下着姿か?全裸なのか?はたまたisスーツか?is学園の制服(笑)なのか?

落ち着け、俺。
千冬姉で妄想の止まらない俺は、自分に正常になるように言い聞かせ、チラシを机の引き出しの中にしまう。

のほほんさんで抜いた疲れ癒すよう、ゆっくり深呼吸して、今日は眠りにつくのだった。

翌日、昼飯をのほほんさん達と一緒にとろうとしたが、箒ら専用機持ち達に阻止され、屋上へ拉致られてしまった。
少しガッカリしながら、箒達と御飯を食べていると、急に突風が吹き、俺の首筋に柔らかい紐状のものが当たる。

「!?」

背後で息を飲む音が聞こえ、確実に誰かが背後にいるのがわかった。
そして、風に乗ってくる匂いでそれが千冬姉だとわかるのに大した時間は必要なかった。

俺の表情が変ったのを見た箒達は見る見るうちに顔を青ざめ、俺がアクションを起こそうとするのをいつでも阻止できるように身構える。

シャル「一夏。はい、あーん」

最初に動いたのはシャル。
上目使いで箸で卵焼きを掴んで、俺の口元へ持ってくる。

いつもの俺なら恥ずかしそうにでもそれを食べているはずだ。
だが、俺は後ろが気になって、振り返る。俺の背後には確実に千冬姉がいるはずなのだ。

セシリア「い、一夏さん!!」

箒「い、一夏!!」

セシリアの、みんなが俺を呼び止める中、俺の背後に立っていたのは少し慌てた表情で俺の顔を覗き込む山田先生だった。

一夏「や、…山田先生?」

一夏「!!」

よく見ると他の生徒たちが山田先生の後ろで慌しく動いている。
確実に何かやっているのに尻尾がつかめない。

そもそも、昼休みの屋上は自分で弁当を作る生徒が殆どいないため、俺達以外の利用者は極端に少ないのだ。
その少ないはずの利用者が今日に限ってたくさんいるのは、おかしいはずなのに。

山田「どうしたですか?織斑くん」

一夏「あ…いや」

山田「そんなにジッと見つめて、もしかして私のおっぱいに興味があるんですか?」

山田先生のおっぱいは確かに興味があるけど、今はそれどころじゃないんだ。
なんとか山田先生の向こうにいる生徒達のほうを見るが、すでに撤収を始めてる。

多分、立ち上がって追いかけても、シャルや山田先生のような妨害にあうだけだろう。
俺は軽い溜息をついて、小さく微笑む。

一夏「なんでもありません」

俺は再び箒達の方に向き直り、昼食を再開する。

これだけ妨害されるのだから、よっぽどすごいものを撮影しているのだろうと納得し、千冬姉の週刊isが届くまで楽しみにする事にした。
出来れば偶然でも撮影を目撃したいと思っていたが、ここまで徹底されているんじゃ無理だと、納得するしかなかった。

とりあえず、今日も帰ったらのほほんさん(仮)で抜こう。

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