刺客「主人公の邪魔をするか・・・奇妙な依頼だ」(6)

ガンッ ズザザ

主人公「くっ・・・」

刺客「甘いな」

刺客「技量、身のこなし、パワー、どれにおいても未熟だ」

主人公「そ、そんなわけがない!努力して技も身につけたのに!!」

刺客「私に傷一つも付けられない様では説得力の欠片もないな」

主人公「ぐっ・・・」

刺客「主人公と言ったか。何処でこの結社の存在を知ったかは知らないが・・・」

刺客「死にたくなければあまり首を突っ込まない方がいい」

刺客「・・・時間が惜しい。さらばだ」シュバッ

主人公「まっ、まてっ!」

シュタンッ

刺客「・・・」

幹部「おや、ご苦労様でした。いかがでしたか?」

刺客「・・・フン。ここの戦闘員に毛が生えた程度の実力だった」

刺客「肩慣らしにもならんな」

幹部「どうやらそうみたいですねぇ。行かれてからまだ10分と少し・・・」

幹部「しかしそれでも依頼は達成なさりましたから、今回分の報酬です」ガサッ

刺客「・・・」

幹部「これからもあの方が来た際には、殺さない程度に・・・よろしくお願いしますよ」

幹部「私としては不本意ですが、会長のご意向ですから・・・」

刺客「・・・」

刺客(・・・確かに、あの幹部が不本意に思うのも尤もか)

刺客(雑魚とはいっても戦闘員を蹴散らされれば少しばかりの被害は出る・・・)

刺客(簡単に潰せるのに放っておく理由・・・ここの会長は何を考えている・・・?)

刺客(・・・)

刺客(まぁいいか。仕事以外の事に干渉し過ぎると身を滅ぼす種になる)

刺客(考える暇があったら次の依頼をこなすか)

刺客(移動中の要人の襲撃・・・)

刺客(最近は楽な仕事が多いな・・・)タッ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom