勇者「またーりと魔王を倒しに行こうか」(8)

【~酒場~】

カラン カラン♪

勇者「どもー」ポケーッ

店主「お。来たか来たか!」

勇者「店主さーん。いつものお願いするよー」

店主「はいはい。いちごミルクの練乳たっぷりね」スッ

勇者「これが好きなんだよ!…」ゴクゴク プハーッ!

店主(勇者君…君はいつになったら魔王退治に行くのだろうか…)

勇者「あ。そうだ店主さ~ん」

店主「何だ?」

勇者「今度の2月の7日にね。rpgのリメイク発売するんだよ」

店主「そんなことよりリアルrpgをやってきたらどうだい?」

勇者「それがやって来たんだよね」

店主「ほうほう。それで?」

勇者「周りの青い可愛いモンスターと遊んで終わったんだ」

店主「倒せよ」

勇者「嫌だよ。可愛いもん」

店主「女々しいぞ」ボソッ

勇者「辛いよオオゥォォォ!」

店主「ゴールデンボンバーか」

勇者「そうそう。王宮でも流行ってるよ」

店主「嘘!?あの王様がそんなの聞くの!?」アリエン…

勇者「ていうか熱唱してたよ。上半身裸体で」サラリ

店主「え!?え!?何か魔王よりも凄い話題じゃね?」

ワイワイ ガヤガヤ

???「勇者様か…」

戦士「まだ行かないようだな」

???「お主よ」

戦士「何だよ爺。白髪の数が昨日より増えてるぞ」ヌキッ

???「痛いわ!?」ビクッ

戦士「うっせえな。白髪の爺」ヌキッ ヌキッ

白髪の爺「やめて!禿げるからやめてええぇん!!」

白髪の爺「なぁ、戦士よ」

戦士「何だよ」

白髪の爺「勇者様と魔王を倒しに行かぬか?」

戦士「はぁ…?俺はただの戦士だぜ」

白髪の爺「lv1のな」

戦士「lv1は余計だよコノヤロー」ヌキッ ヌキッ

白髪の爺「わわ、やめぃ!と、とりあえず言ってみんか?」

戦士「えぇ?…う~ん。まあ…いいか…」スタスタ

勇者「それでね~最近はさ~」ペチャクチャ

ポンッ…

勇者「ん?誰?」クルッ

プニーッ

勇者「……」

戦士「ひっかかったぁ~」ハハッ!

勇者「……ヒッ」ジワァ

戦士「ぇ…」

___
______
_________

白髪の爺「あれはないわ~」

戦士「いや…その…まずはちょっかい掛けてみない?」

白髪の爺「うわぁ…キモ奴やわぁ…」

店主「異議なし」キリッ

戦士「……」

店主「勇者君は傷つきやすい女の子なんだぞ!」ビシッ

戦士「なぁ?」

白髪の爺「何だよ」

店主「なんj」

戦士「あんな娘に勇者やらせる王宮って狂ってない?」

店主「いやいや。最高でしょ。勇ちゃんの勇者コス見れるし」

白髪の爺「たまーに魔法使いコスもしてくれるぞ!」

戦士「だめだコイツら・・・早くどうにかしないと・・・」

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