宮川大輔「セルゲーム?………あかーーーーーーん!!」 (62)



ある日


宮川はくつろいでいた


宮川「…………」ほじほじ



ドアバ―――――――――――――――ン!!!



宮川「うあわ!!焦ったあああ!?]



スタッフ「宮川さん!今月も祭りの季節がやってきました」



宮川「………あの……ほんともうやめてもらえますこういうの………」むくっ



宮川「またぎっくり首再発するやないか!グキ―――いったらどうすんねん!」


…………




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スタッフ「漁師の棒祭り……散々でしたね」


宮川「散々でしたよ」



宮川「まさかの予選敗退やからね、手越くんですらあれだったし」



スタッフ「視聴者からがっかりだって言うお便りがたくさんきました」



宮川「いやでもね!そんなこと言ってもしゃぁないんですよ!あれだっておでぶちゃんが有利やもん!」



宮川「元々勝てる見込みが少ない祭りだったんですよ!」



宮川「そういうお便り送ってくる視聴者の方もね、じゃあ自分はできるのかと!やってみたらどうなんやっちゅうことですよ!」



スタッフ「あれ……視聴者の方に文句言ってます?」



宮川「言ってません」





スタッフ「じゃあ今月の祭りを選んでください」



宮川「よっしゃあ………絶対今回は結果残したる……」


ビリッ



はたして宮川どこに行く!?



宮川「………………あかん」



宮川「10月28日…………セルゲーム」



セルゲームに決定ーーーーーーーーー!!



宮川「ちょっ……なんなんこれ?意味わからへん」


宮川「もう祭りじゃないですやん、ゲームってついてますもん」


宮川「セルってなに?エクセル?」


一体どんな祭りなのか!?




東京からはるか14000キロメートル、大人気お祭り男が行く!世界で一番盛り上がるのは何祭り!?IN西の都



……………


宮川「わっしょーーーーーーーーーーい!!」



宮川「さあ、今回僕はどこにいるのかといいますとね、西の都、カプセルコーポレーション前にきておりまーーーーす!!」



宮川「さすがにおおきいですねえー、あのカプセルコーポレーションの本社ですからねえ」


今回案内してくれるのは、孫悟空さん



悟空「おっす」



宮川「うわ………悟空さんすごい、かっちかちやん、筋肉」


悟空「まあ修行してっからなー」



宮川「ちょ、ちょっと触ってもいいですか?」



悟空「いいぞ」



宮川「………うーーーーーーわ!!なんやこの上腕二頭筋!鉄やん!もう金属ですやん!」




悟空「こんぐらい鍛えておかねえと、セルゲームなんて出場できねえぞ」



宮川「ええ!?最低でこんくらいですか!?」



悟空「ああ」



宮川「…………………あかん、もうあかん」



宮川「悟空さん……僕もうすでに嫌な予感がしてきましたわ」



宮川「一応聞きますけど………セルゲームって、危険なお祭りですか?」



悟空「あったりめえだ、下手すりゃ命おとすぞぉ」



宮川「はいあかーーーーーーーーーーーーん!!!!」






宮川「もうあかんってーーー!」


宮川「僕自信ないわー!」



悟空「オラたちも精一杯サポートすっから、大丈夫だ!」



宮川「絶対大丈夫じゃないわ……これぎっくり首ですむかなあ……」



悟空「まあ祭りまで時間はある、いろいろオラが案内するからついてきてくれ」



宮川「……」



宮川「悟空さん、金髪で目の色青いですけど、どこの国の人なんですか?」


悟空「ああ、これはスーパーサイヤ人ってんだ」



宮川「なんやねんサイヤ人って!そんな国聞いたことないわ!」


これは男子チームで挑んでほしい
セル「ハァッ!!」
内村「え゙ぇ~」



二人が向かった先には……



悟空「大輔、あれを見てみろ―――――――!!」



宮川「え、えええええーーーーーーーーー!!!??」



そこで宮川が目にしたものとは!?



重力室



宮川「……………いやわからん」


宮川「ただの丸い部屋じゃないですか!あのなかになんかあんの!?」



その時!



ドゴ―――――――――――ン!!!



宮川「なにーーーーーーーーーーーー!!!??」



悟空「あちゃー、またベジータの奴壊しちまった」




シュウウゥウ……………



宮川「……………あ……かん……」



宮川「爆発しましたよ悟空さん!こわああああ!」



宮川「あああ!人倒れてますやん、傷だらけですやん!」



宮川「こんなんただの事故現場やん!映してええの!?」



悟空「いつものことさ、おいベジータ」たっ



ベジータ「ぐ…………カカロット……」



悟空「体を追い詰めすぎだぞぉ、セルゲームまで時間がねえんだ、ちょっと休憩したほうがいいぞ」



ベジータ「余計な………お世話だ……」


宮川「血だらけやん!ちょっ救急車――――!!!」


内村「ほあっちゃあああ!」
セル「ぶるあああああ!?」



ベジータ「おい………なんだそのメガネヤローは…」



宮川「メガネ野郎!?」



悟空「大輔ってんだ、セルゲームで結果を残したいらしい」



ベジータ「なんだと………大輔…?」



宮川「初めまして、お祭り男の宮川大輔です」



ベジータ「あ!あのお祭り男か!」



宮川「え!僕のこと知ってはりますの!?」



ベジータ「TVで見たことがある、地球人にしては骨のあるやつだと思ったくらいだ」



宮川「いやいや、あなたも地球人やん」



ベジータ「あのチーズ転がし祭りは流石の俺も驚いたぜ」


宮川「おお!ほんとに見て下さっとるんですね」




ベジータ「で、今回はセルゲームで結果を残したいというわけか」



宮川「そうなんです、ベジータさん、僕なんとかなりますかね?」


ベジータ「はっきり言う……いくら貴様といえどセルゲームで結果を残すことができる可能性は……」



宮川「……」



ベジータ「0だ」



宮川「はいあかーーーーーーーん!」



悟空「はっきりいうなーベジータ」



ベジータ「その場にいるだけで死ぬかもしれん」



宮川「どういうこと!?」




ベジータ「セルゲームは今まで貴様が参加してきた祭りとは格が違う」



ベジータ「死ぬのがおちだ」



宮川「さっきから死ぬ死ぬって!そんな言葉連呼したらあかん!」



宮川「そもそも、それは何をするまつりなんですか!?」



ベジータ「ふん、いいだろう、セルの恐ろしさ思い知らせてやる」



ベジータ「カカロット、セルの映像はあるか?」



悟空「え……そんなもん撮ってねえぞ……」



ベジータ「ち……じゃあ神の宮殿に行く!ピッコロなら用心深い奴だから映像を持っているはずだ」



悟空「じゃあ瞬間移動で連れていくか?」



宮川「は、瞬間移動?何ゆうてんの」


悟空「しっかり掴まっとけよ大輔」ぐっ



宮川「ちょ!なになに!?どっかいくんやったらカメラマンさんも一緒に……」



…………………

これは宮川よりもスタッフ陣があかん



神様の宮殿



宮川「ちょ、どうなってんねん!?いきなり景色変わってるやん!」


宮川「ここどこ!?どこここ!うっわなんか息苦し!」



悟空「ようピッコロ」


ピッコロ「悟空、ベジータ……お祭り男も一緒か」


宮川「ちょ…………登山中のイモトより顔が緑ぃひと出てきた!病院いったほうがいいですって!」


ベジータ「事情は覗いてて把握しているだろう、セルの映像を出せ」


ピッコロ「ああ、まってろ」ざっ



宮川「悟空さんほんとここどこなんですか、僕こわなってきましたわ」


悟空「そこから下覗いてみろ、おっどろくぞー」


宮川「え?」すっ



そこで宮川が見た光景とは!!?」

悟空「何もこわくないわ♪」
宮川「ウソつけ!」



宮川「うわあああああーーーーあかーーーーーーーん!!!!」ざざざっ



なんとここははるか天空!一瞬にして宮川とイッテQスタッフは地上5000メートル以上に連れてこられたのだった!



宮川「高!イモトより上にいますやん僕!」



ベジータ「大輔、映像の用意ができたぞ」


宮川「もういややー……この人たちと住む世界が違う気ぃしてきたわー……」



ベジータ「よく見ろ、こいつがセルだ!」



宮川「もう僕何が出てきても驚かんわ……」



宮川「ってなにこれーーーーーーーー!!あいた!首やっちゃった!」




悟空「オーバーにリアクションするからだぞぉ」



宮川「だって驚きますよこんなん!なんやこいつ!化けもんやないですか!」



悟空「ああ、こいつは化けもんさ」



悟空「このセルを倒すのが、セルゲームなんだ」



宮川「ええーーーー!なんかめっちゃ強そうですやん……」



ピッコロ「地球などあっとゆうまに吹き飛ばす力を持っているぞ」



宮川「いや、それは嘘やわ、冗談きついですよ」



ピッコロ「………」



ベジータ「とにかくとんでもなく強い、鉄砲なんか危機はしないぞ」



宮川「うそー……こういうのってイモトの仕事やん、これこそ珍獣やもん」



悟空「ちゅうわけでこれから特訓すんぞ!」



宮川「しましょう!結果残すんですから!」


ピッコロ「お祭り男……お前がいまからどれだけ修行したところで…」



ベジータ「ふん、まあ一発くらいなら死なない程度にはなるだろう」



悟空「じゃあオラの家に案内すっぞ」



宮川「え、また消える奴?ちょっとさっきので気持ち悪く……あかーーーーーん!!!」


しゅんっ


悟空の家



ぱっ


悟空「着いたぞ」



宮川「なれへんわー……」



宮川「ていうか悟空さん、悟空さんちってすっごく田舎ですねえ」


悟空「まあな、修行するには丁度いいだろ」



宮川「僕、どんな修行もやります!お願いします!」



悟空「その意気だ、まずは気の操り方から教えっぞ!」



宮川「きってなんですか?」



悟空「人間の隠れたエネルギーみてえなもんさ、それを操れば飛ぶことだってできんだ」



宮川「……ちょ、悟空さん、冗談いってるときやないんですよ」


宮川「真面目にやりましょう!真剣に!」



悟空「本当だって、ほれ」ふわーーー



宮川「うそーーーーーーーーーーー!!!」




宮川「うそやん!これ手品でしょ!ワイヤーで吊るされてんのとちゃうん!?」



悟空「ほーーーら自由に動けるぞー」しゅーーーーーーー



宮川「………………うそやん」


すたっ



悟空「っと、これができなちゃ話になんねえなからなぁ」



宮川「悟空さん………すごい人やったんですね」


宮川「え、これ僕でもできますか!?」



悟空「ああ、がんばればな」



宮川「僕もう40こえてて、体のあちこち痛むんですけど頑張ります!」





宮川の辛く厳しい修行が始まった!!



宮川「はっはっはっはっはっはっは……」たったったったった………



悟空「あと10KMだ―――――!頑張れ大輔ーーー!!」



宮川「き……きつーーーーーーい!!」



……………


宮川「自分との闘い、といいますか……」


宮川「悟空さんがね、空浮よった時、感じたんです、人間の可能性って言うんですか?」



宮川「40こえてボロボロの僕に頑張ればやれるって声かけはってくださったんです」



宮川「その気持ち、無駄にはできませんよね」


………………………


悟空「ゆっくり打つぞ、防御しろよー」ゆるーーーーー  どごっ!!!!



宮川「痛った!!痛った!!」



悟空「セルのパンチはこんなもんじゃねえぞ!」


……………


宮川「そりゃきついですよ、あのカッチカチの腕で殴られてるんですから」


宮川「でもね、でもですよ?それだけ僕に期待してくれているってことなんだと思うんです」



宮川「まだ俺はやれるんだ、俺は戦えるんだって、だんだん自信がついてくるわけです」



宮川「セルゲームまで一週間、みっちり特訓するつもりですよ」


宮川「そして当日……セルゲーム当日……」



宮川「あのセルの顔面に、一発ぺちーーーんと決めたいと思います」



……………………


チチ「悟空さー!ご飯の時間だべーーーー!」



悟空「わかったーーー!大輔、今日はここまでにすっか」


宮川「はあ………はあ………」


もはや話す元気もない宮川……しかし


宮川「昨日より、まだましですわ……………」


悟空「そうだな、昨日は最後まで持たなかったもんな」


すこしずつだが、成長していた!!!



そして………


セルゲーム当日



宮川「いやあ!ついに来ましたねこの日が!」



悟空「そうだな、やれるだけのことは全部やったさ!」



宮川「僕も見違えるほど強くなった気がします」


悟空「その自信が大切だ!おめえならできる!」


悟飯「お父さん、そろそろ行きましょう」


悟空「よし、行くぞ悟飯、宮川!」


バシュッ  バシュッ  ふわーーーー



宮川「ちょ、まって悟空さん!ゆっくり行きましょうゆっくり!僕ついていけへん!」


悟空「ああそうか、わりーわりー」



……………

セルゲーム会場


シュタシュタッ



悟空「着いた」


宮川「おっとっと……なれへんわー」


クリリン「悟空!遅かったじゃないか!」


ヤムチャ「来ないのかと心配したぞ!」



セル「…来たな、孫悟空」



宮川「うっわ…ほんもののセルや、こわー」



ベジータ「大輔」ザッ



宮川「あ、ベジータさん!」


ベジータ「お前の力、見せてもらうぞ」



役者はそろった!男たちの熱き戦いが、今、始まる!!




♪~~~~~~~~♪~~~~(ロッキーのテーマ)








ザッ……


奇跡を起こすお祭り男、宮川大輔!!


宮川「……」


悟空「……………」


悟空「………」にや



宮川「……」こくっ



ザッザッザッザッザ……


………


悟空「大輔か?厳しい戦いになるだろうな、あのセルが相手だもんなー」



悟空「だが、やれるだけのことはやった、その努力の分の成果は発揮されるさ!」



悟空「いざとなったらオラがでるさ」


悟空「え、チチが美人?なんか照れるなー」



………



ベジータ「大輔は根性だけならかなりのものだ」


ベジータ「鳥人祭り?だったか、飛べない軟弱な人間があれをやりきったのは正直驚いた」


ベジータ「だが、あのセル相手じゃ根性だけでは到底勝てない」



ベジータ「どう挑むのか、見ものだぜ」




蛯原(実況)「さあ始まりましたセルゲーム!宮川、見事勝利することができるのでしょうか!」



蛯原「おっと、初戦から宮川出陣のようです!」



蛯原「宮川は大会前言っておりました、所詮相手はセミだと、大きくなったセミに過ぎないのだと」



蛯原「だったら自分にもチャンスはあるはずだと!そう力強く言っておりました!」



蛯原「始まった!セルゲームのゴングがいま鳴らされました―――!!!」カ――――――ン



蛯原「このセルゲーム、勝敗の決め方は三つ!リング外に落とすか、参ったといわせるか、殺すかです!」



蛯原「さあ宮川、距離を取っている、迂闊にはせめられないか?」





蛯原「おっと!宮川軽快なフットワーク!右に左に体を揺らしています1」



蛯原「これはセルも動揺しているのか?無表情で心境が読み取れません!」



蛯原「おっと!これは!」



蛯原「ああーーー!ついに差を詰めた宮川!インファイトだ!」



蛯原「しかしまだセル、腕組を止めません!いいのかーーーー!?」



蛯原「ああーーーーーーーーー!!宮川の右ストレ―――ート―――――!!!入った――――!!」



蛯原「宮川の矢のようなこぶしがセルに突き刺さりました――――!!」





蛯原「なぜか反撃しないセル!どうしたというのかーーーー?!」



蛯原「ああーーーーー!!!今度はアッパーです!全体重を乗せた渾身のアッパー――カット――――――!!」



蛯原「これはセルまずいのでは!早めに棄権したほうがいいーーーー!!」



蛯原「ああああ!!顎です!宮川顎に三連発パンチ―――!!!」



蛯原「これでセルの平衡感覚は失われた――――!!!」



蛯原「いける!勝てるぞ宮川大輔――――!!」



蛯原「このまま連続攻撃を……ってあああーーーーーーー!!!」



蛯原「宮川吹っ飛んだ――――!!セルの手刀をくらってしまったーーーーー!!!」


蛯原「あああああーーーーー!!!リングアウトです!宮川リングアウト―――!!!」



蛯原「負けてしまった宮川!あっけなーーーーーーい!!!」



宮川敗北………



………………


宮川「…………」


悟空「残念だったな大輔」



宮川「あかん、あんなんあかん」



宮川「セルの攻撃喰らったときの衝撃とんでもなかったんですよ」


宮川「なんていうの…ごっつ大きな石で思い切りどーーーーーーーんいかれたような感覚でしたわ…」



宮川「あんなんあかん……無理ですわ」



悟空「よくやったほうさ」


ベジータ「ああ、あれだけやれば上出来だ」



宮川「いたた……だれかシップもってへん?」



………


宮川「えー…というわけで皆さん、僕、負けてしまいました」



宮川「あれだけ結果残すっていってたのに、瞬殺されてしまいました…」



宮川「いま、悟空さんがセルと戦っているようです」


宮川「悟空さんにはぜひ仇をとってほしいものですね」



宮川「おい!手越!頑張ったんや!笑うなーーーー!!!」



宮川「内村さんも手越君に振らないでいいですからね!!」



悟空「だっだだだだだだだだだ!!」ばばばばばばばばばば!!



セル「はあああああああ!!!」ばしばしばしばしばしばし!!!



蛯原「以上、セルゲームでした!」


おわりです

手越「いいんですか?僕勝っちゃいますよ、ティ!!」
セル「フン!」バキッ

ナレ「イエーイ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2019年05月27日 (月) 14:52:02   ID: qY-rweEw

ベジータがいい奴すぎる

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