槐「出来たぞJUMくん!絶頂した回数が分かる眼鏡だ!」 (85)

懐かしい臭いと香ばしい臭いがします。ご注意ください

JUM「人をこんな所まで呼び出しといて、何を言ってるんですかアンタ…」

白崎「人形作りはどうした」

槐「…なんだ、凄いものを作ったというのに冷たい反応だな」

JUM「そもそも、絶頂って要するに……そんな物貰っても全然嬉しくないんだけど…」

槐「ふむ、まぁローゼンメイデンは自慰なんてしないからな。確かに必要はなさそうだが…このまま廃れるのも勿体ない。」

槐「少しだけでも良いから、使ってみてくれないか?」

JUM「こんな野郎共だらけの場所で使って何が楽しいんだよ…」

白崎「すまないがJUM君、私からも頼まれてくれないか?君が拒否をすれば私に回ってくる可能性が大なんだ。」

JUM「まぁ、少しだけなら」スチャ

槐「ちなみに、回数は一週間前から今に至るまでの数を表示する。」

槐「ふふふ…どうだ、私の眼鏡越しに見える新しい世界は!!!」

JUM「…………」

白崎「……どうしました?何が見えます?」

JUM「…槐さん、貴方もしかしてED…?」

槐「おい 今何て言った  おい!!!」

JUM「だって、白崎さんでさえ上原亜衣で5回って表示されるのに」

白崎「ちょっ」

JUM「槐さん…0回なんですもの…。」

槐「……」

槐「…ああ、そういうことか。」

槐「安心しなさい。私の場合は回数が少ないだけだ。それにここの所ずっとその眼鏡の開発に精を出していたからね。」

槐「長生きすると、月2回くらいで満足するものなのだよ。」

JUM「あっ…何かすいません。」

槐「いやいや、こちらこそ眼鏡の効力を確認できて嬉しい限りだ」ニコニコ

槐「しかし白崎、頻繁に想い人に選ぶほどの人が出来たんだな。上原さんだっけ?隅におけない奴だなこいつぅ」

白崎(AV女優だけどな)

JUM「ははは…」

JUM「…」

薔薇水晶「………」

JUM(いや、言わないほうが良いよな…多分)



【薔薇水晶】

お父様(槐):28回

JUM「うーん…結局貰ってきちゃったけど、どうしようか…」

JUM「いやぁ、別に気にならない奴が全く居ないって訳じゃ無いんだよなぁ。……柏葉とか。」

JUM「でも、あれの回数を見るためだけに外に出るなんて身体が爆散しようが絶対嫌だし…」

のり「JUMくん、難しい顔してどうしたの?」

JUM「ん?うぉあ!ノックぐらいして入って来いよ姉ちっ…」


【桜田のり】

JUMくん:14回



JUM「ヴぁッ」

のり「あれ?いつの間に眼鏡変えたんだ。ちょっと見せてもら」

JUM「それ以上俺に近づくな桜田…そのままの姿勢で後ろに下がるんだ…」

のり「えっ?えっ?ちょっとどうしたのJUMくん。それにJUMくんも桜田じゃ…」

JUM「プリィィィズ!!ドントッ!!コムッ!!ニアミィ!!!」

のり「ひぃ!!」

バタン

JUM「ふぅ…早速桜田家の闇を発見してしまった。」

JUM「想像以上にヤバイ眼鏡のようだ…。早急に封印する必要があるな。」

JUM「さて、片した眼鏡は…」

バタンッ

雛苺「JUM~!くんくんが終わっちゃったから遊んでなの~!」

JUM「ん?ああ雛いち…」



【雛苺】

JUM:42回



JUM「!?」

雛苺「そぉれ~!JUM登り~!!」

JUM「ちょっおまっ待てっ!!」

雛苺「待たないの~!それそれー!!」

JUM「だぁー!!だからちょっと…」

JUM(……ん?いや待てよ)

JUM(常識に考えてみれば、一週間に42…もしくは9時には鞄に入って寝てしまう人形達にとって)

JUM(一日に6回も自慰をする時間なんて無いんじゃ…)

JUM「…はは、まぁそうだよな。」スッ

雛苺「んっ…」ビクッ



【雛苺】

JUM:43回




JUM「ファッ!!?」 

5分後

雛苺「ふぁー。楽しかったなのー…♪」



【雛苺】

JUM:50回


JUM「」

雛苺「? JUM?」

JUM「」

雛苺「どうしたの?元気ないのー」

JUM(こいつ…一回のJUM登りで八回も絶頂するというのか…)

JUM(…いっいや、まだオ○ニーの回数と決まったわけじゃない。頂上である頭に登った回数という可能性もあるじゃないか…!)

JUM「登りすぎだ雛。今日はいつになく激しくのたうち動いてたからな。疲れたんだ。」

雛苺「だってJUM登り気持ち…楽しいのー♪」

JUM「いま、気持ち良いって言おうとしなかった?なぁ」

雛苺「言ってないっす」ダッ

JUM「おい!?言葉遣い!言葉遣い!!」

JUM「……何だったんだ?」

ガチャ

翠星石「ちび人間、入るですよ」

JUM「よし、そのまま数歩下がれ。そして扉を閉めるんだ。」

翠星石「………」

翠星石「はっ!」

翠星石「なっなにチビ人間のくせに翠星石を追い出そうとしているですかー!!」

JUM(お前の為だよ)

翠星石「お断りですぅ!!だいたい翠星石は用があってここに来たんですよ!!」

JUM「はぁ?僕に用って何の…」




【翠星石】

JUM;31回

チビ人間:13回

JUM様;7回



JUM「全部僕じゃねーか!!!」

翠星石「はぁ?何言ってるですかチビ人間」

JUM「翠星石…お前の中で僕は何人居るんだ…?」

翠星石「そりゃぁ、ひぃふぅ……     ちょっまっ!チビ人間はチビ人間!!翠星石の奴隷以外の何者でも無いです!!」

JUM(少なくとも翠星石の中に5人は別々の僕が居るな…)

JUM「…で、何の用だ?」

翠星石「ボス猿が部屋に篭って泣きながらチビ人間の名前を呼んでいたです。何したんですか?」

JUM「ああ、これから先あいつの事は居ない者とする事に決めたから。」

翠星石「…何かあったですか?大抵喧嘩の時は、チビ人間が悪い場合が多いんですから、謝りに言った方が良いですよ」

JUM「やだよ」

翠星石「チビ人間はそれだからダメ人間なんですよ!この童貞!!」

JUM「週に51回も僕を慰め者にしたお前にだけは言われたくないぞ!!!」

翠星石「!?」

UM「痛てて…あの野郎、思いっきり殴りやがって…」ボロボロ

JUM「何も言わずに黙々と殴り続けてくるから、ちょっとだけ恐怖を感じたよ…」

JUM「殴ってる最中に、チビ人間の回数が14回に増えてたけど…」

JUM「…まさかな。そもそもオナ○ーの回数である確信もしてないし。悪い事言ったな。」

蒼星石「やぁJUMくん。お邪魔するよ」

JUM「玄関から入れ」

蒼星石「せめて僕の顔を見てから言ってくれないかな」

JUM「なんだ?今日は面白い化粧でもしてきたのか?どちらにせよ僕は今日一日誰とも目をあわさないと決めたんだ。」

蒼星石「そんな悲しい事言っていないで顔を見せてよ。その新しい眼鏡が凄く気になるんだ。」

JUM「眼鏡…はっ!」

JUM「そうだ眼鏡だ!!こんな禍々しい眼鏡なんか外してしま痛たたたたたたたたたたた」

JUM「何だこれ!?ガッチリ皮膚に食い込んでいて外せない!!」

蒼星石「驚いた。先ほどのドS発言の後にそのようなドM眼鏡を披露するなんて…。JUM君は両刀だったのか。誰にでも出来る事じゃないよ」

JUM「んな事言ってる場合じゃっ…」



【蒼星石】

JUM君;38回  お父様:15回  翠星石:1回  男翠星石:4回  自転車:7回  ヴェルタース・オリジナル:5回  男蒼星石:20回  アナルと雪の女王:25回   猫:5回  消しゴム:7回  耳かき:6回



JUM「はぅっ!!」

蒼星石「どうしたんだい?何だか神妙な顔をしているけど」

JUM「話しかけるな完全変態……そのまま元治さんの所に帰れ…」

蒼星石「…………」

蒼星石「……JUMくん、ちょっと聞いて良い?」

JUM「話しかけるな」

蒼星石「いやだから、少し聞くだけだって。その眼鏡さぁ」

JUM「………」

蒼星石「何か見えてるよね」

JUM「…!?」

蒼星石「ただの眼鏡じゃないなーとは思ってたけど、僕を見るなり”変態”だなんて濡れて…いや、怪しいと思ったんだ。」

JUM(あっ今JUM君の回数が増えた…)

蒼星石「比較的まともな格好している筈なのに、変態発言…僕が思うにその眼鏡…」

JUM「……っ」

蒼星石「…服が透ける眼鏡だよね!?」

JUM「はっ?」

蒼星石「ごまかしても無駄だよ!!JUM君は僕の○○○にこっそり盗んだJUM君の耳かきを突っ込んだのを見て変態だと気づいたんでしょ?」

JUM「知りたくもない情報をカミングアウトするな!!」

蒼星石「良いなぁー!物が透けて見える眼鏡!!僕の身体も見たんだから貸してよ!!僕もJUM君のマグナムから内臓まで隅々みたいからさぁ!!」

JUM「例え持っていたとして、お前にだけは貸したくないぞ」

蒼星石「貸してくれないと、脱ぐよ」

JUM「…脱げば?」

蒼星石「分かってないねJUMくん。ここで僕が全裸になったらどうなるか。」

蒼星石「翠星石や真紅、またはのりさんまでが一生解けない誤解を生むことになるだろうね。」

蒼星石「服を着たJUM君、全裸の僕、そして股に刺さったJUM君の耳かき…」

蒼星石「誰がどう見ても、JUM君が僕を侮蔑したと見てくるだろうね」

JUM「………はぁ。」

UM「僕がお前に言う事はただ一つだ」

蒼星石「まさか…脱ぐのか!?君も!!」

JUM「帰れ!!!!」

バタン

蒼星石「追い出されちゃった。」

蒼星石「ごめんJUM君!さっきの事は謝るからここを開けてくれないか!?」バンバンバンバン

JUM「我が家は宅配派だからな。勧誘と変態はお断りなんだ。」

蒼星石「だとすれば矛盾が生じるじゃないか!!それが本当なら真紅と翠星石も外に出るべきだ!!」

JUM「おい真紅が何だ…、あいつが何をしているというんだ…!?」

蒼星石「御免…本当にごめん。その、JUMくんに会えたの久しぶりだから…ついテンションが上がっちゃったんだ…。」

蒼星石「最近はマスターが高血圧で入院したりと大掃除とやらで忙しくて…なかなか会えなかったから…」

蒼星石「寂しかったんだ…。だから御免…。ここを開けてくれないか…」

JUM「………」

ガチャ

蒼星石「!!」

JUM「…回数が増えてない事を見ると、反省はしているようだな。」

蒼星石「ああ、恫喝なんかして悪かったよJUMくん。おっとこの爪楊枝はJUMくんの唾液が付着しているね。一本貰うよ」

JUM「前言撤回。やっぱ帰れお前」

翠星石「…あっ!蒼星石いらっしゃいですぅ!」

蒼星石「やあおじゃましているよ。…ところで何をしてるんだい?」

翠星石「翠星石はクッキーやいてるです。真紅と雛苺はくんくん劇場の再放送を見ているですよ。」

くんくん≪ダメです署長…!ああっ…!≫

署長≪そんな事言って、こっちのくんくんはぐんぐんじゃないか≫

真紅「そこよ署長…行けっ行きなさい!!」

蒼星石「ああ…、お蔵入りになったロマンス版くんくんの劇場版かぁ。」

蒼星石「確かお蔵入りになったんだよね?これ。公共の電波に流して大丈夫なの?」

真紅「大丈夫よ、これ有料放送のチャンネルだから。私達が心配する事なんて何一つ無いわ」

猫伯爵≪署長…?≫

署長≪ねっ猫伯爵!?違うんだ!これは…何かの間違いで…!!≫

雛苺「わぁー。これは大事件なのー」

真紅「ええ、何だかワクワクする展開ね。」

猫伯爵≪そんな…!どうして…!!≫

くんくん≪分からないんですか…?貴方はね、捨てられたんですよ。猫伯爵≫

猫伯爵≪!?≫

蒼星石「しかし、男性しか出てこないのがこの作品のミソだよね。」

真紅「ええ、それでももってストーリーも完璧。くんくん至上最も素晴らしい出来なのだわ」

翠星石「…そうですかぁ?推理しないくんくんは、翠星石あんまり好きじゃ無いですぅ」

猫伯爵≪くそっ…死んでやる!!まずはくんくん!お前を殺してから死んでやる!!!≫

くんくん≪やれやれ、これだから早漏は…。嫌われるのだよ≫

猫伯爵≪うわぁぁあああああああああああああああああああああ!!!!≫

JUM「何を見ている」

真紅「!!!」

署長≪二人とも、3Pしよう!≫

ブツッ

蒼星石「あぁ――――!!!!ちょっと真紅!!ここからが名場面と名言の連続だっていうのに!!!」

雛苺「酷いの!!テレビの電源を入れ…ジュッJUM!!」

JUM「…さっきのはくんくんか?何かいつもと違って人形じゃなくて人間のボディペイントだったけど…」

真紅「えっえっええ。いっ今のくんくんくんは、だっ第5シーズンに入って、ドラマになったのだわぁ…」ダラダラ

JUM「そうか、…で、翠星石は見ないのか?」

翠星石「うっせーですセクハラ人間。そもそも翠星石はあんなドロドロしたホモ漫画嫌いです」

雛苺「ちょっ」

JUM「…ほぅ」

真紅「ちっ違うのだわ!!これはちゃんとした公式のくんくん劇場であって!ちょっと大人向けのダーティなお話になっただけでいつのもくんくんで」

真紅「確かに行き過ぎた男の友情なんてものも歩けど、基本的には人間関係のドラマがメインの…、ってJUM!何で私の顔を見ないのだわ!?」

JUM「怖くて見れねえんだよ」

真紅「!!」

JUM(一体…どんなカオスなグラフになっているんだ…)

蒼星石「うわぁ、真紅この世の終わりを見ているかのような顔してるよ。」

JUM「さっきの香ばしいくんくん劇場見てても、別に何も変わるものじゃなし。」

JUM「見れば良いと思うよ。僕はお菓子取りに着ただけだからもう部屋に行くよ。」

バタン

真紅「………」

ピッ

猫伯爵≪ほぉらほぉらぁ!!貴様の肛門にもう塩水は入らないぞ!!さっさと出すもんだしたらどうだ!!≫

くんくん≪ぐぅ…もう少しだ…もう少しで…イッグゥゥゥウウウウウウ!!!≫

蒼星石「ああ!!連結トレインの場面を飛ばしちゃったよぉ!」

雛苺「一番楽しみにしてた所だったのにー!!」

署長≪んぎもっぢぃいいいいいいいいい!!≫

真紅「………」

JUM「くっそ、槐め…こんな厄介な眼鏡を僕に押し付けやがって…!」

JUM「おかげでこれから先、あいつらとの生活が超気まずいじゃないか…」

JUM「はぁ。皆にバレる前に、さっさとこの眼鏡を外さないと」

真紅「ジュン」

JUM「うん……?引っ張ってもやっぱり取れないな。」

真紅「ジュン」

JUM「引いてダメなら押してみろ…逆な気もするが、やってみる価値が痛ててててててて」

真紅「ジュン!!!」

JUM「うわ!真紅…」

【真紅】

JUM;21回

JUMの下着:12回

JUM眼鏡:5回

下僕:31回

JUM(受)×くんくん(攻)48回


JUM「きゃああああああ!!!」

真紅「女の子みたいな声をあげないで。耳障りじゃない。」

JUM「…真紅、色々と言いたい事があるんだが…、二つ程質問に答えてくれないか?」

真紅「なっなによ…。下僕の癖に生意気言うようになったわね。…まぁ、良いわよ。」

JUM「最近、眼鏡の場所が机の中から机の上に移動していたり、洗濯に出した下着が消えてるのはお前の仕業か?」

真紅「!!」

真紅「なっなっなっなんの事なのか わっわっわっ分からないのだわ!!」

JUM「おい…僕の顔を見てから言え…」

真紅「下僕の顔が怖くて見れないのだわ」

JUM「一週間で117回…」

真紅「……?何の話…」

JUM「何でもない。くんくん劇場ほったらかして僕の部屋に来るなんて珍しいな。何のようだ。」

真紅「下僕が誤解しているようだから、ちゃんと教育しに来ただけなのだわ」

JUM「洗脳かマインドコントロールの間違いだろ」

真紅「…本当に生意気言うようになったわね。何のつもり?」

真紅「…ん?117回…」

真紅「………」

真紅「!!」

JUM(しまった…!気づいたか!?)

バリィイイイン!!

JUM「うわぁ!!」

真紅「水銀燈!」

水銀燈「真紅ぅ、アリスゲームしに来たわぁ」

真紅「毎度毎度、毎週毎週やってきてはその事ばかりね。よっぽどやる事が無いのかしら?」

水銀燈「戦いに怯える哀れな子羊になりさがった貴方に言われる筋合いは無いわね」

JUM「おい水銀燈!お前いい加減窓を破っ……」


【水銀燈】

 0回


JUM「天使だ……」

真紅「!?」

水銀燈「!?」

水銀燈「なっ何を言ってるのよ!この人間は!」

真紅「そうよジュン、目を覚まして。貴方頭がおかしくなっているのだわ!」

JUM「穢れを知らない天使のような人形が、ちゃんと居たんだ…!」

水銀燈「うっ…////」

水銀燈「興が冷めたわ!!今日の所はこれで勘弁してあげるんだから!!!」バサァッ

JUM「行ってしまったか…。しかし、ようやく安心できる保養が出来た気がするな。」

真紅「…………」

JUM「ん?どうしたんだ真紅」

真紅「…知らないのだわ」スタスタスタ

バタンッ!!

JUM「…っ!なんだよ扉を強く閉めすぎだ!」

ガララ

金糸雀「真紅と水銀燈が出て行った隙にカナリア参上!!かしらー!!」

JUM「…ん?誰だっけお前」

金糸雀「もうこの流れは皆飽き飽きしているのかしら。これで453回目の自己紹介だけどカナの名前は!!」


【金糸雀】

 0回


JUM「金糸雀…お前…!」

金糸雀「!!」

金糸雀「やったかしら……真紅のミーディアムが名前覚えててくれたかしら!!」

JUM「ああ何故だろうな。いつもは本気で一番ウザかった野郎なのに、今この瞬間だけは本気で天使のように見える…」

金糸雀「そうかしらー!カナはローゼンメイデンの中で一番の天使かしら!!」

JUM「…いや、視点を変えてみれば…桜田家に居るローゼンメイデン達は全員漏れなく変態に成長している…という事になるのではないのか?」

金糸雀「みっちゃんだってカナは一番の天使だって、自分の胸とオマタをマッサージしながら言っていたかしら!」

JUM「この家には何かがある…のか?」

金糸雀「でもみっちゃんが最近作る服は布地が少なくて寒くなる格好ばかりかしら。真紅のミーディアムはどう思うかしら?」

JUM「いやいやいや、だとしたら僕の回数が普通すぎる。一日2回でも多いと思っていたのに…覆されたからな。だとすれば…」

金糸雀「もぉー!!話聞くかしらジューン!!!」

JUM「うるせぇー!こっちは結構重い事考えてんだー!!」

雛苺「JUM-!!おやつ一緒に食べるのー」

金糸雀「おやつ!!」ジュルリ

JUM「まぁ…、金糸雀の場合は色気より食い気の方が大きいからなのかもな。」



【雛苺】

JUM:53回


JUM「増えてる…!」

翠星石「来たですかセクハラ人間。今日はゴミのようなセクハラ人間の為にもクッキーを焼いてやったですよ。感謝するですぅ!」

JUM「セクハラ人間はヤメロ!この性悪人形」

JUM(翠星石の回数は変わってないみたいだな…。)

蒼星石「僕も手伝ったんだよ。ほら、この月経…ストロベリークッキーをね。」

JUM「おい、何を入れたお前…おい!」

JUM(僕の回数は増えていないが…新しく泡だて器とコップが追加されてるな。というかよくイけたな…)

真紅「…………」

JUM(こっちに目すら合わせようとしない。だが、まぁ回数は増えていないみたいだ。)

JUM「…しかし、人形はどこでどうやって処理しているんだ?」

のり「あら?JUMくん何を処理するって?」

JUM「あっいや、特になんでも…」


【桜田のり】

JUMくん:17回



JUM「なんで増えてるんだよ!!」ドンッ!!

のり「!?」

のり「JUMくん、増えてるって何が…?」

JUM「うるせぇ!!近づくな桜田!!あの後どこで3回も処理した!?ええ?!」

のり「だからJUMくんも桜田…え?待って、三回って…」

蒼星石「のりさんが隠れて絶頂した回数と同じ……はっ!!」

のり「えっちょっと…もしかしてJUMくぅん…?」

JUM「ゲッ」

蒼星石「分かったぞ…。その眼鏡は服が透けて見える眼鏡じゃない…。」

翠星石「…?」

蒼星石「僕達が○ナニーした回数が分かる眼鏡だったんだっ!!」

真紅「!!」

翠星石「!!」

のり「!!」

雛苺「!!」

金糸雀「クッキー甘いかしらー♪」

真紅「……それで?何か言う事はあるかしら?下僕」

JUM「これから先、どうやって皆と接していけば良いか分かりません。」

翠星石「んなもん知るかですぅ!!乙女の秘密を土足で踏みにじった罪は重いですよ!!」

JUM「そんなの知らねぇよ!!この眼鏡だって槐さんが無理やり渡しやがったんだ!!」

真紅「外せば良いじゃない!!」

JUM「外せねえから苦労してんだ!!」

蒼星石「まさか槐さんが、そんな素晴らしい物を発明していたなんて…。悔しいけどお父様を超えてるよ。彼は…」

雛苺「…うぅ、すごく恥ずかしいのぉ~…」

のり「あのね、いくらJUMくんでも、これはお姉ちゃん悲しいなって。」

JUM「俺だって悲しいよ…。この家には闇という闇が僕の知らないところで行われていたなんて…」

真紅「何ですって…?という事はつまり、夜な夜な鞄から出てJUMのズボンの中を探検している事がバレたの!?」

雛苺「JUMにあげていたうにゅーが、実は一度ヒナがベロベロに舐めた物だという事も!?」

翠星石「チビ人間が気に入ってるボールペンを一度翠星石の穴という穴に入れた事も!?」

蒼星石「JUMくんの髪の毛を貰って、JUMくん二号をオリエント工業に発注していた事も!?」

JUM「助けて、誰か助けて…!」

金糸雀「うわっ!何この赤クッキー!!臭いかしらー!臭いかしらー!!」

真紅「もうJUMには死んでもらうしか無いのだわ…!」

JUM「待て待て落ち着け!!俺だって好きで覗いてたわけじゃない!!寧ろこの眼鏡だって外したかったんだー!!!」

雛苺「待つの!真紅!」

真紅「…何?雛苺。冥土の言葉でも残しておかせたいの?」

雛苺「違うの!あのね、JUMがヒナ達の回数を見てたって事も悪いことだとは思うの。」

雛苺「でもね、JUMが気づかなかったにしろ、陰ながらヒナ達はJUMに迷惑をかけていたの…。」

翠星石「うっ…」

雛苺「それに、考え方を変えれば良いの。JUMにはヒナ達の事をもっと良く知ってもらったって。秘密なんて無いんだって。」

JUM「雛苺…」

雛苺「だから、ヒナ達は…」

JUM(そうだよな…思えば、皆の情報を一方的にとは言え、覗いたのは僕なんだ。)

JUM(それに、怖いけど僕だってそんな満更じゃ無い所だってあった筈だ。だから…)

雛苺「思いっきり何も構わずJUMの身体を好きなようにできるのー!!」

JUM「そうだな!これからはその事を踏まえての生活を」




JUM「えっ?」

翠星石「チっチビ人間を…!?」

真紅「好きなように…!?」

蒼星石「雛苺…、君こそがアリスだ…!」

JUM「ちょっちょっと待て!!俺をモノ扱いするつもりだよなそれって!?」

雛苺「当たり前だろ  カス」

JUM「!?」

真紅「…そうよね、JUMは私達の領域に踏み込みすぎた…。私達の存在意義に不可欠な存在になっていた。」

翠星石「責任、とってもらうですぅ…」

JUM「待て待て待て待て!!お前らおかしいぞ!!そもそもそれが通ったとして、お前らは良いのか!?二股どころの話じゃなくなるぞ!!」

真紅「僕達」

翠星石「私達は」

雛苺「仲良く」

蒼星石「JUMをFUCKします。」

JUM「考えうる限り最低の結論だしやがった!!」

JUM「姉ちゃん!!」

のり「真紅ちゃん達。私も姉妹に入れてくれないかしら」

真紅「そうなると、JUMが私達の兄弟になってしまうのだわ」

蒼星石「良いじゃないか。近親相姦は燃えるよ」

真紅「それもそうね」

JUM「てめぇ桜田ぁ!!!」

翠星石「それともJUMは…翠星石が初めてじゃ嫌ですか?」

JUM「いっいや、そういうわけじゃ…」

翠星石「じゃぁ問題ないですぅ♪」

JUM「そういうわけじゃないけどさぁ!!こんな形で初めてが奪われるのは嫌だよ!!」

蒼星石「大丈夫。最初は激しくするから。」

JUM「もう帰れよお前」

真紅「諦めなさい。貴方は責任を取るべきな段階まで来てしまったのよ。例えそれが不可抗力でもね」

JUM「…………」

JUM「ふっ」

JUM「ふぅーははははははははははは!!!!」

真紅「!?」

JUM「何だよ…。簡単な事じゃないか…。」

蒼星石「JUMくん。受け入れる覚悟は決まったのかい?」

JUM「いや、それよりももっと良い方法を思いついた。」

JUM「俺…引きこもりを、辞めれば良いじゃない!!!」

翠星石「!!」

真紅「くっ下僕…、引きこもりを辞めたからと言ってどうなるの?学校に行っても私たちは逃がさないわよ…」

JUM「いや、学校には行かない。梅田のクソ野郎が居るからな。」

雛苺「じゃぁどうするの!?」

JUM「旅に出る…!お前達のほとぼりが冷めるまで、果ての無い旅をなぁ!!」

真紅「なんですって!!」

翠星石「そんな事、絶対にさせないですぅ!!」

蒼星石「放置プレイにも、限度というのがあるものだよJUMくん!」

雛苺「うぇえ~ん、ヒナ、JUMと離れたくないの~!」

金糸雀「ねぇ!この赤いクッキー、妙に鉄の味がするんだけど、何入れたかしらー!?」

真紅「のり!貴方も何か言ってあげて!!」

のり「引きこもりを辞める上に旅に出るなんて…JUM…成長したわね。お姉ちゃん嬉しいわ」ホロリ

真紅「ダメ……!こいつ…圧倒的な姉バカ……!!」

翠星石「蒼星石!!」

蒼星石「オッケー!!扉の鍵を改造したよ!!もう二度と開かないさぁー!!」

JUM「何してくれてんだ貴様…!」

真紅「さぁ。観念するのだわ。JUM…!」

JUM「……ふっ」

JUM「観念するのは、お前達の方だ。」

ダッダダダダダダダダダ

ダンッ!!

翠星石「!! チビ人間が裏口へ!!」

蒼星石「しまった!裏口の方は改造していないどころか、昨日ピッキングして扉が閉まらなくなっているままだ!!」

真紅「いや本当に何してんの?アンタ…」

タッタッタッタッタッタッタ……

JUM「はぁ…、はぁ…、はぁ…、」

JUM「くそっ出たのは良いけど、一体どこに逃げれば…」

JUM「柏葉は…いやダメだ。この眼鏡をかけたまま会いに行くのは失礼極まりない…。」

JUM「図書館…もダメだ。間違いなく鉢合わせする。奴らに見つかる」

JUM「それに、オナニー回数がどこかしらも表示されるから、辺りに見えにくい…上に、」

JUM「奴ら…nのフィールドを使って探し回るからな…。どうすれば…」

槐「力を貸そう」

JUM「消えろ、諸悪の根源」

槐「まぁまぁ、そんな事言わずにもっと僕を頼りなさい。」

JUM「うるせぇ!!そもそもてめぇの作ったこの眼鏡さえ無ければ起こらなかった悲劇なんだよ!!」

JUM「そうだ!これ外せねえんだけど、一体何の呪いを込ませた槐!!」

槐「いや、それはサービスだ。寝る時間になるまで外れない仕掛けをサービスでつけた。」

槐「眼鏡を落としてしまえば割れてしまい、眼鏡眼鏡…と、地を這って探す醜態を晒すことになる。その為の対策だ」

JUM「完っ全に裏目に出てるけどな。今回」

槐「まぁ聞け、そんなお前にもっとすばらしい眼鏡を授けようと思う。」

JUM「壮大なありがた迷惑だっ!!」

槐「見てくれJUMくん!あの西遊記を元にしたバトル漫画から着想して得た発明、”戦闘力スカウター”だ!!」

JUM「想像以上に超いらなかった。」

槐「しかも、今JUMくんがつけている眼鏡の上に付ける事ができるから、一つで二つの情報が手に入るんだ。」

JUM「俺は何者だ」

槐「まぁ聞きたまえ、今のこの状況はその眼鏡についてるカメラで全て把握している。」

JUM「お前は何がしたいんだ!?」

槐「最初はローゼンメイデンの情報、もしくは弱みを握ろうと素敵な機能をつけてJUMくんに渡したつもりだったのだが…」

槐「さすがに君が気の毒に感じてきてね。今は慈愛の心で助けようという魂胆さ。」

白崎「薔薇乙女に好かれるとしても、さすがにアレは同情をせざるを得ませんからね…。」

JUM「全部お前らのせいじゃねーか!!」

JUM「……まぁ、でも助けてくれるなら、よろしくお願いします。」

槐「ははは。意外と素直な所もあるんだね。そういう所は結構好きだよ。」

白崎「ちょっとムラッと来ますよね。」

JUM「おい白崎ふざけんなてめぇは死ね」

槐「ふむん、では君を匿う前に一つ…」ソッ…

JUM「ん?」

槐「ほう…君の戦闘力は1か…。ゴミめ…と言いたい所だが、普通の人間ならこんなものか。」

JUM「おい」

白崎「私は?」

槐「どれどれ…?おおっ!白崎お前すごいじゃないか!戦闘力7だ!一般人の7倍だぞ!!」

槐「僕に隠れてどこで筋肉開発してたんだぁ?こぉ~い~つぅ~w。」

白崎「や~め~ろ~よぉ~ww。や~め~ろ~よぉ~www」

槐「あははははははは…」

白崎「うふふふふふ…」

JUM「てめぇらいい加減にしろ!!匿うなら早く匿ってくれ!!」

~槐店~

槐「ただいま薔薇水晶…おお、薔薇水晶の戦闘力は682か。さすがは自慢の娘」

薔薇水晶「あっありがとうございます。お父様…/////」

JUM「…………」

白崎「ささ、こちらへ…」

JUM「あっ…ど、どうも…」



【薔薇水晶】

お父様(槐):30



JUM(増えてるよな…やっぱり、あれ…)

槐「娘が入れてくれた紅茶とケーキだ、遠慮なく食べたまえ。」

JUM「はい、いただきま…おっおいしい!」

槐「はっはっは!それはそうだろう、なんたって私の娘は完璧なのだからな。」

薔薇水晶「お父様も…食べて…。」

槐「うむ、では遠慮なくいただこう…。ん?このカップケーキだけ、少し血の匂いがするな…」

薔薇水晶「!!」

薔薇水晶「あの…その…、失敗……しちゃって……」

槐「おお…っ!?怪我は大丈夫なのか?手当ては!?」

薔薇水晶「だいじょう…ブイ」V

槐「痛むようだったらいつでも言ってくれ。ちゃんと治してやるからな。」パクッモグモグモグ

薔薇水晶「あっ……////」

JUM(あれ…薔薇水晶の手のどこにも傷がついていない…。じゃぁ、血って…)

JUM「………」

JUM「まぁ、標的は俺じゃないから良いか。」モグモグ

槐「ゴク…、おっと、そういえばJUMくんに頼みがあったんだね。」

JUM「…なんですか?」

槐「ああ、このスカウターをつけて僕の戦闘力を見てもらいたいんだ。」

JUM「鏡見ろよ」

槐「君のために、光が反射するものは全て箱に入れて倉庫に仕舞っている。」

JUM「えっ…まっまぁ、そこまでしてくれたなら…」スッ

JUM「………」

槐「さぁ、どうだ?ローゼンを超えたと言っても過言では無い。この僕の総合戦闘力は、どのようなレベルだ!?」

槐「さすがにクリリン程とはいかないが、ギニュー特攻隊の一番弱い奴には勝てると確信している。さぁ!真実を告げるのだJUM!!」

JUM「あっあの…、槐さんて、死んでる…んですか?」

槐「!?」

白崎「つまり…それは1ですら無いと…?」

JUM「はい、絶頂回数と戦闘力の数値が重なって見えます。」

槐「そっ…そんな…ゼッゼロ…だと?……この僕が…」ガクッ

白崎「まぁ、そんな落ち込まずに。貴方には最高人形技師として代わりが無い腕があるじゃないですか。」

薔薇水晶「お父様は…私が……守る……。」

JUM「正直、この二人に襲われたら抵抗する事もできずに成すがままにされると思う。」

薔薇水晶「!!」

白崎「安心してください。私達が槐を襲うなんて事は金輪際有り得ませんから。ねぇ、槐さん。薔薇水晶」

槐「しっ…白崎…!」

薔薇水晶「ああ、お父様、なんだか、薔薇水晶、眠く、なってきました。」

槐「グスッ…ん?就寝時間にはまだ早いが…。今日はケーキを作っていたからな。お休み薔薇水晶」

薔薇水晶「お父様、薔薇水晶、寂しい、添い寝、して、くだ。さい。」

槐「…うん?薔薇水晶がそう言うなら仕方が無いな。」

薔薇水晶「っ!!」

槐「ふふ…全く。まだまだ子供だな、お前も。」

ギィィ…バタン


JUM「………」

JUM「さようなら槐さん。貴方の事は忘れません。アーメン」

白崎「良かったですね槐…。二百年間纏わり付いていた童貞を捨てる時が来て…。」

ン?バラスイショウ、ソンナニツヨクシガミツイタラフクガヤブレテシマウゾ

オトウサマ…モウガマンデキマセン!!  ビリビリビリ  ギャァー!

白崎「さて、貴方はこちらへ…。」ギィィィ…

JUM「!!本棚の向こうに階段が!!」

白崎「隠し部屋です。本来は、槐がもやしを栽培する為に使われていましたが、三日で飽きてから以降使われていません。」

白崎「今は私のサボリ部屋…もとい、客人を匿うために使われております。」

JUM「とりあえず、白崎さんの怠情は置いておくとして…、最高の部屋だよ!!引きこもりには天国だ!!」

白崎「ふふふ。気に入るとは思いました。ただ、一つ問題が…」

オトウサマ!オトウサマ!アア!オトウサマノコドモガホシイデス!

ヤメルンダバラスイショウ!ワタシタチハオヤコナノダゾ!!

ダッタラ…エンジュ!エンジュ!!バラスイショウのナカニ…イッパイチョウダイ…

ウワァァァアアアアアアアア!!

ギシッギシッギシッ

JUM「………」

白崎「薔薇水晶の部屋の真下な事だ。夜になると、彼女の喘ぎ声が漏れて聞こえる。」


白崎「睡眠妨害には…多分ならないだろうでしょう。真紅の夜這いに気づかない貴方なら。」

JUM「イヤホン持ってきたから大丈夫だよ。」

白崎「さいですか。では、昼飯を作ってきますね。」トコトコトコ


ハァ…ハァ…、オトウサマノコドモ…イッパイ…

ウウ…、マゴノカオガミタイカラッテ、ツクリコミスギタ…

オトウサマ…エンジュ…ダイシュキ…モウイッカイ…シヨ…?

JUM「げっ、そういえばPCも無いのか。参ったなー…。」

JUM「いや、まぁあったらあったでnのフィールドに繋がるから厄介か。参ったなー…。」

JUM「…本でも読むか。えーっと…」

JUM「…漫画とゲームが完備されている…」

JUM「そんなにこの店は暇なのか…?なんだか気の毒に感じてきた…」

JUM「まぁ良いか、暇つぶそー」ピコピコ




一方その頃…

真紅「翠星石!!そっちは見つかった!?」

翠星石「ダメです…。情報が意図的にシャットアウトされてるみてぇです…」

真紅「ぐっ…、指輪の感度とnのフィールドが備わっているのに、契約したミーディアム一人見つからないなんて…」

蒼星石「JUMくんも本気だって事だね…」

雛苺「JUMー!JUMー!お願い出てくるのー」グスッ

真紅「…ん?ちょっと待って、意図的にシャットアウトされてるって言ったわよね?」

翠星石「ええ、言ったですけど、それが…」

真紅「それよ!!nのフィールドと増して指輪の事を知っている人なんて限られている。」

真紅「更に、それをシャットアウトが出来る事を知っている人間はもっと限られている!」

蒼星石「ああ!」

雛苺「つまり!」

真紅「JUMの居場所が…分かったのだわ!!」

JUM「異議有り!!」

JUM「おっおっ~。叩かれてた割りには結構面白いじゃないか、4も。」

JUM「確かにナルホドくんよりは見劣りするけど、そんなに悪くない悪くない。」

JUM「………」

JUM「しかし、五月蝿かった上もやけに静かになったな。白崎も昼飯作るって言ってから一時間も経ってるし。」

プルルルルルルルルル…

JUM「おわっ!?室内機の電話か…。はい、もしもし?」

白崎≪にっ…逃げて……ください……JUMさん…!!≫

JUM「!?白崎さん!?」

白崎≪奴らが…、薔薇乙女達が攻めて……ぐぼぁ!!≫

JUM「白崎さん!?白崎さぁあああああん!!」

白崎≪だから…シャットアウトは逆にバレるから…辞めようって…言った…のに……≫


ブツッ ツー…ツー…

JUM「………」

JUM「やっ」

JUM「ヤバイヤバイヤバイヤバイ」ガタガタガタガタ

JUM「待て、落ち着け、今、どんな状況だ?」

JUM「真紅達が今、この階段の向こうに居る…うん。絶望的な状況だ。」

JUM「いや、でもここは隠し部屋なんだ!この店から過ぎ去れば、さすがに同じ店を二回も調べない筈!!」

JUM「つまり見つからなければ、後はずっと安泰…」

コンコンコンコンコンコンコンコンコンコン

JUM「!?」

「肉だるまつくろう~♪」

「ドアを開けて~♪」

JUM(音を…音を出すな俺…!)

「一緒に遊ぼう♪」

「どうして出てこないの?♪」

ガチャッガチャガチャッガチャ…ッ

JUM「ひぃっ…!」

「前は仲良くしてたのに♪」

「なぜ会えないの?♪」

ガチャッ……ギィィイ…

翠星石「肉だるま作ろう♪」

雛苺「大きな肉だるま~♪」

JUM「あああああああああああああああああああ!!!!」

真紅「やっと見つけたわ下僕、さぁ帰るわよ。」

真紅;戦闘力「1021」

JUM「あっ…ああ……」

翠星石「全く、据え膳食わずに逃げ出すなんて、ミーディアムの風上にも置けない奴ですぅ!!」

翠星石;戦闘力「531」

JUM「………」ポロポロ

雛苺「あれー?JUM泣いてるのー。痛いの痛いのとんでゆけー!」

雛苺;戦闘力「520」

蒼星石「泣いているJUMくんもそそるよ…!はぁはぁ…!」

蒼星石;戦闘力「670」

JUM「うっ…うっ……!!」ポロポロポロ…

真紅「ほら、泣いていないで。貴方は私達の伴侶になるのだから。立って。」



真紅「帰りましょうJUM。…我が家に。」

歌:JUM

降り始めた精は足あと消して

真っ白な世界に一人の僕

人形が心にささやくの

このままじゃダメなんだと

戸惑い傷つき誰にも打ち明けずに

悩んでたそれももう

やめよう

ありのままの姿見せるのよ

ありのままの自分になるの

何も怖くない

カウパーよ吹け

少しも痛くないわ









ジュン「はっ!!」

翠星石「あっチビ人間がようやく起きたです!」

雛苺「おはよーなのー。ジューン」

ジュン(ゆっ…夢……?)

真紅「起きたなら丁度良いわ。ジュン、レモンティー淹れてきて頂戴」

ジュン(いっいつも通りの日常…だ。)

蒼星石「そういえば真紅はもう決めたのかい?僕は二つ考えなきゃいけないから大変でさ。」

真紅「…自慢はやめて頂戴。不愉快だわ。」

ジュン「…ふふっふはは、はははは。」ヒョイ

翠星石「わぁ!!ちょっとチビ人間!何するですか!」

ジュン「なにって抱っこだよ。目覚めて気分が良いからさぁ。」

ジュン(そうだよな。こいつらが揃って僕に気があるわけ無いよな。しっかし自意識過剰な夢も見たもんだ。欲求不満なのかな。)

ジュン「まぁ、どうでも良いか。はははははは!」ギュッ

翠星石「チビ人間!お腹を強く抱くなですぅ!お腹の子に何かあったらどうするですか!!」

雛苺「翠星石も、めっ!そんな大声出したら雛の子供もビックリしちゃうよ!!」

ジュン「えっ」

蒼星石「おやぁ?僕だけ双子だからってやっぱり羨ましいんじゃないか。ジュンくんの愛も皆の二倍だからね。」

真紅「ジュン!!レモンたっぷりのティーを早く持ってくるのだわ!!お腹の子も怒っているのだわ!!!」

ジュン「えっ」



おしまい

おまけ


薔薇水晶「おめでたです!お父様!!」

槐「あっああ…。あれから毎日あんな事すれば、そりゃぁできるよなぁ…。」

白崎「槐さん、最近ガチでやつれていますが…大丈夫なのですか?」

槐「これくらいでへこたれたりはしないよ…。それに、この後ゼクシィも熟読する必要があるからね。」

白崎「ゼクシィ…?はっ!!槐さん…あなた本気で!?」

槐「親子とは言え、やる事はやってしまったんだ。」

槐「一生、責任を取るに決まってるだろう?」グッ

白崎「槐さん…!私、女でしたら本気で惚れてました…!」

槐「はは、君が女でも、僕は薔薇水晶のモノになっていたよ。」

薔薇水晶「…お父様!」ダキッ

槐「ふふ。もう僕はお父様じゃぁ無いよ。」

薔薇水晶「そうでした…。エンジュ、大好き…です!」


ハッピーエンド

漫画も終わって、単行本も発売。
最終巻がようやく買えたので、このSSを書きました。

一度、全部書ききってから投稿したので、ペースが少し速かったかもしれません。

ですが、楽しんでいただけたら幸いです。   了

あと蛇足ですが、他の人の回数も一応。


【柏葉巴】

JUM:3回

雛苺:2回


【みっちゃん】

金糸雀:26回


【めぐ】

水銀燈:3回


【雪華綺晶】

まかなかったJUM:57回

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