ガンダムAGE 〜AGEビルダーで遊ぼう!〜 (53)



某スレの短編祭りで書いたモノの総集編です。

注意点として、キャラ崩壊アリ、下ネタアリ、ですので
そういうのが苦手な人、純粋なAGEファンの人は
そっ閉じした方がよろしいかと思います。

それでは始めます。

     

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369389352


ディケ「〜♪〜♪」 ピッポッパッ

フリット「? ディケ、何してるの?」

ディケ「お、フリット」

ディケ「いやぁ、AGEシステムを使って、ちょっと実験しようと思って……」

フリット「……AGEシステムは おもちゃじゃないんだから」

ディケ「そこだよ!」

フリット「え?」

ディケ「AGEシステムは、確かに兵器開発のためのディバイスだ」

ディケ「でも、この技術はやがて民間にも使われるようになる」

フリット「そ、そうかな?」


ディケ「だから、これからの未来のために」

ディケ「今の内から色々試しておくべきなんだ」

フリット「…………」

ディケ「大丈夫だって!」

ディケ「別段、おっそろしい爆弾やドッズライフルみたいなデータを」

ディケ「入れてるわけじゃないから!」

フリット「……どれどれ?」

フリット「…………」

フリット「……ディケ」

ディケ「何だ?」

フリット「何だ? じゃないよ」

フリット「これ、携帯ゲーム機のデータじゃないか」


ディケ「だ、だから、実験だって、言ってるだろ!?」

ディケ「決して 新しいゲーム機が欲しいワケじゃないから!」

フリット(ウソくせ〜……)

ディケ「で、でも、フリットだって興味あるだろ!?」

ディケ「AGEシステムが どんな進化をさせるか!」

フリット「……そりゃ、まあ……」

ディケ「じゃあ決まり! やってみようぜ!」

フリット「…………」

フリット(いいのかなぁ……)

 (ナレ)たぶん、ダメだと思います。


ディケ「スイッチ、オン!」 ポチッとな!

     ゴウン ゴウン ゴウン…

     プシュー…

ディケ「なんか早いな?」

フリット「モノが小さいからじゃない?」

     トテ トテ トテ…

ディケ「さぁて! どんなゲーム機になったのかな……?」

ディケ「」

フリット「? どうした? ディケ?」

フリット「」


美少女「…………」


ディケ「…………」

フリット「…………」


     ゴシ ゴシ ゴシ…(目をこする二人)

ディケ「…………」

フリット「…………」

ディケ「……何で女の子が出来るんだ?」

フリット「……僕に聞かないでよ」


美少女「…………」 パチ(目を開けた)


ディケ「!」

フリット「!」


美少女「〜♪〜♪〜♪」


ディケ「あれ!?」

フリット「どうした? これ何の曲を歌ってるの?」


ディケ「こ、これ、ソ○ーのゲーム機が起動した時に流れる曲だ!」

フリット「! なんだって!?」

フリット「…………いったい、どういう事?」

フリット「そうだ!」

フリット「ビルダー・コントロールパネルに」

フリット「何か、表示されてるかも!」

     タッ タッ タッ…

フリット「……! あった!」

フリット「えっと……何々?」

フリット「進化形 携帯式ゲーム機搭載 自動人形……」

フリット「OMS−01 DS子(ディスコ)!」


ディケ「何だよそれ!?」

ディケ「だいたい何で女の子型のロボットになるんだよ!?」

フリット「え〜と……忘れ物防止の為……?」

ディケ「アラームとかで いいだろ!? コスパ悪すぎだぜ!?」

フリット「知らないよ! AGEシステムが、そういう答えを出したんだから!」

ディケ「…………」

フリット「…………」

ディケ「ま、まあ……確かに”進化”だけどさ……」

ディケ「予想外の所から、パンチを入れられた気分だぜ……」

フリット「……とにかく、出来てしまった物はしょうがない」

フリット「他にどんな機能があるのか調べてみよう……」 ピ……ピピ……


フリット「……全身は合成シリコン樹脂で覆われ、実際の人間と変わらない肌ざわりを実現」

フリット「マイクロ3D映写機能を全身に装備して、遮蔽物を気にせず3D画像を写す事が……」

ディケ「……何か無駄にスゲーな」

フリット「おっこれもすごいな」

フリット「今、現在まで発売されたゲームをDS子(ディスコ)にダウンロードさえすれば」

フリット「どんな物でもプレイ可能だ」

ディケ「! そうそう! そいうの待ってた!」

フリット「でも過去作は テレビに端子を接続しないと いけない物があるってさ」

ディケ「……AGEシステムでもカバーしきれないモノがあったか」

フリット「技術の限界だね……」

フリット「後は……」


フリット「自動充電機能に、性処理機能も搭載……」

ディケ「」

フリット「」


DS子「…………」


ディケ「…………」

フリット「…………」

ディケ「ワンモア リピート」

フリット「自動充電機能に、性処理機能も搭載……」

ディケ「…………」

フリット「…………」


     ダダダダダダッ!!

ディケ「こ、こら! フリット! これは、俺のアイデアで作ったんだからな!?」

フリット「AGEビルダーで作ったモノの安全性を確かめるのは、僕がやるべきだ!」

ディケ「お前には、エミリーが居るだろうが! リア充!」

フリット「性処理を頼めるわけないだろ!?」

ディケ「大丈夫だ! 必ずやってくれるって!」

フリット「じゃかましい! とっとと、その手を放せ!!」


——その時——

——フリットに、ひとつのアイデアが浮かぶ——


フリット「あ」

ディケ「おわっと!?」 ズデ〜ン…

ディケ「……? フリット?」


フリット「……よく考えたら データを元に」

フリット「もう一体、作ればいいんだ!」

ディケ「!!」

ディケ「フリット! お前、天才だな!!」

フリット「しかも、外見を好きな様に改変だって可能だ!!」

ディケ「な、なんだってー!?」

フリット「まあ、そのDS子(ディスコ)も パーツを取り替えれば可能だけどな!」

ディケ「お前、本当に天才だ!!」

フリット「よっしゃー! 作るぜー!!」 ピポパピポ!

ディケ「おお! キ○・ヤマト並みの速度!」

ディケ「じゃ! 俺はDS子(ディスコ)の具合を試してみるな!」

フリット「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」 ピポパピポ!




こうして……DS子(ディスコ)mk�をユリンの外見で制作したフリットは

そのあまりの高性能さにうつつを抜かし、エミリーにも愛想をつかされ

ヴェイガンの事など、どうでも良くなった。



地球圏は、あっという間にヴェイガンに支配され、人口は10分の1にされたが

戦争は早々に終決した……。




     おしまい


アセム編



アリーサ「よう、アセム!」

アセム「アリーサ」

アリーサ「何やってんだ? AGEビルダーの前で」

アセム「いや……ふと、疑問に思って」

アリーサ「疑問?」

アセム「普段は武器や、AGE−2の換装パーツなんかを作ってるけど」

アセム「普通の……例えば、洗濯機のデータとか入力したら」

アセム「どうなるのかな?と……」


アリーサ「ふんふん……なるほどねえ」

アリーサ「じゃあ、実際やってみたら いいんじゃないの?」

アセム「簡単に言うなよ……これは、おもちゃじゃないんだぞ?」

アリーサ「いいじゃん。 物騒な武器を作るわけじゃないし」

アリーサ「あたしも興味ある!」 ニシシ!

アセム「はいはい。 平和になったらな」 テク テク テク…

アリーサ「あ、おい! アセム!」

アリーサ「……ったく、ノリ悪ぃーな、あいつ……」

アリーサ「…………」

アリーサ「あたしだけで、やってみるか!」



———————————


アリーサ「ふいー」

アリーサ「データ入力、オーケー」

アリーサ「慣れない事は、するもんじゃないね……肩こっちゃった」

アリーサ「…………」

アリーサ「よし、AGEシステムが導き出す、究極の洗濯機」

アリーサ「見せてもらいましょうか!」 ワクワク♪

アリーサ「ポチッとな!」 ピッ

     ゴウン ゴウン ゴウン…

     プシュー…

アリーサ「おー、仕事が早いね」


     タッ タッ タッ

アリーサ「どれどれ……」 ワクワク♪

アリーサ「……あれ?」


箱ロボ「…………」


アリーサ「………?」

アリーサ「なんか、ロボットっぽいけど……」

アリーサ「ああ、ちゃんと見慣れた洗濯槽もある」 サワサワ…



     ピッ



アリーサ「あ」

アリーサ「スイッチ、入れちゃっ」




     キャアアアアアアアアアアッ!!



アセム「……!?」

     タッ タッ タッ

アセム「どうした!? アリー」

アセム「」

アリーサ「み、見るな!」 ///

アセム「ご、ごめんっ」 ///

アセム「っていうか! 何でこんな所で全裸になってるんだよ!?」 ///

アリーサ「好きで なるわけないだろ!?」 ///


アリーサ「AGEビルダーで作った洗濯機が……!」 ///

アセム「!! お、お前、何やったんだよ!?」 ///

アリーサ「わ、悪かったから、上着、貸してくれ!!」 ///


———————————


アセム「スイッチを入れたら襲われた!?」

アリーサ「ああ……」

アセム「……洗濯機のデータだけ入れたんだろ?」

アリーサ「それは間違いない」

アセム「???」

アセム「ともかく、原因を調べないと」

アセム「ビルダー・コントロールパネルに何かあるかも……」

     タッ タッ タッ

アセム「…………」 ピ……ピピ……


アセム「なになに……?」

アセム「多目的型 超高性能 完全自動 機動洗濯機……」

アセム「OMS−02 Wイング(ウイング)!?」

アリーサ「ネーミングセンスは最悪だな……」

アセム「…………」 ピ……ピピ……

アセム「本機は機動性を高めているため、防護膜で覆われ」

アセム「万一、人にぶつかっても怪我をしないよう最大限の配慮を……」

アリーサ「あたしは、精神的に怪我をしたぞ……」 クスン…

アセム「…………」 ピ……ピピ……


アセム「自動的に汚れた衣類を回収・洗濯し、さらにリサイクルシステムを完備」

アセム「一週間程度は、水を取り替えることなく行動でき、取替作業及び充電も自動で……」

アリーサ「うわぁ……そりゃすごい。 超ラクだね」

アセム「…………」 ピ……ピピ……

アセム「………?」

アセム「おかしいな?」

アセム「システム的には問題ない」

アセム「恐ろしい程 全自動で何もかもやる、ただの洗濯機だ」

アリーサ「恐ろしい程って……何やるんだよ?」

アセム「自分のメンテナスまで自動だ」

アリーサ「……もう『ただの』洗濯機じゃないね」

アセム「しかし……なぜアリーサを襲ったのかが解らない」

アセム「どういう状況だったんだ?」


アリーサ「どういうって……」

アリーサ「AGEビルダー動かして、あれを作って」

アリーサ「出来たから、ちょこちょこ触って……」

アリーサ「うっかりスイッチを入れちまったんだ」

アセム「そしたら、襲われた?」

アリーサ「ああ……5,6本のマニュピレータに掴まれて」

アリーサ「……丸裸にされた」 ///

アセム「……うーん」

アセム「…………」

アセム「……ん?」


アセム「アリーサ、服は破かれたのか?」

アリーサ「え? ……いや、脱がされた」 ///

アセム「それだ!」

アリーサ「!?」

アセム「つまり……」 ピ……ピピ……

アセム「あいつは、どこまで行っても洗濯機……」 ピ……ピピ……

アセム「アリーサの着ていた服を『汚れた衣類』と 判断したのかもしれない!」 ピ……ピピ……

アリーサ「! なるほど!」

アセム「! ビンゴ!」

アセム「センサーレベルが最大だと ほんの少し汗を吸っただけでも」

アセム「『汚れ』と受け取る!」




     キャアアアアアアアアアアッ!!



アセム「!!」

アリーサ「!!」



レミ「ひっ……! オブライト中尉、み、見ないでくださいっ!」 ///

オブライト「す、すまん!」 ///

ミレース艦長「い、いったい、あれは何なの!?」 ///

ディケ(おほう……艦長、なかなかいい胸してますなぁ) ///

ロマリー「きゃああああああああ!」 ///

ロマリー「ディケ技師長! ま、前! 前を隠してください!」 ///


アセム「」

アリーサ「」

ミレース艦長「アセム! アリーサ!」

アセム・アリーサ「は、はい!」

ミレース艦長「この騒ぎの原因は、あなた達なの!?」

アセム「い、いや、あの!!」

アリーサ「すみません! あたしは止めたんですが!」

アセム「!? ア、アリーサ!?」



ミレース艦長「……ア〜セ〜ム〜」 プルプル

レミ「……最低です」 グスン…///

ロマリー「……アセム」 ゴゴゴ……



アセム「」




 ……アセムは、この後三日間の独房入りを命じられた。

自分は無実だ、と訴え続けたが全く聞き入れてもらえず

アセムは『変態』のレッテルを ロマリーを含めた女性クルー全てに貼られた……。





アリーサ「……テヘッ☆」





しかし、一部の男性クルーには、ものすごく感謝された。




     おしまい


キオ編



キオ「…………」 ピ……ピピ……ピ……ピ……

ウェンディ「キオ、何してるの?」

キオ「ああ、ウェンディ。 ちょっとね」

キオ「AGEシステムで作りたいものがあって……」

ウェンディ「作りたいもの?」

キオ「新しいノーマルスーツを、ね」

ウェンディ「ノーマルスーツを?」

キオ「もちろん今のノーマルスーツが全くダメって、言いたいわけじゃないんだ」

キオ「コストの問題もあるけど……もっと、機能的で生存性を高めた」

キオ「究極のノーマルスーツを作りたいんだ」


ウェンディ「なるほど……キオらしいね」 クスッ

キオ「そうだ、良かったらウェンディの意見も参考にしたい」

ウェンディ「わ、私の!?」

キオ「メディックの君の意見なら、生存性の向上につながると思って」 ニコ

ウェンディ「う、うん! 新米の私でいいのなら、喜んで!」 ///

キオ「ふふ、頼むよ」 クスッ


———————————


ウェンディ「……ねえ、キオ?」

キオ「ん?」

ウェンディ「これ……MSのデータも入ってるみたいだけど?」


キオ「ああ、これは、コクピットの内部情報」

キオ「マニュピレータ(腕部・脚部)の参考になれば、と思って」

ウェンディ「何の為に?」

キオ「どんなにいい物が作れても様々な状況に対応出来なければ、意味がないからさ」

キオ「例えば生存性はもの凄く高いけど 既存のMSコクピットに座れない様じゃ」

キオ「本末転倒だよ……」

ウェンディ「う〜ん……確かにそうなんだけど……」

ウェンディ「こんなに詰め込んだ性能の要求をして」

ウェンディ「さらに制限を加えて大丈夫なの?」

キオ「だからこそのAGEシステムなのさ」

キオ「様々なシミュレーションを短時間で行い、その中から優れた答えを導き出す」

キオ「それが”進化”になるんだよ」 クス

ウェンディ「ふうん……」


キオ「まあ……これで満足出来るモノにならなくても」

キオ「またデータ入力からやり直せばいい。 それだけさ」 ニコ

ウェンディ「それもそうね」 クス

キオ「それじゃ……データ入力も終わったし」

キオ「始めるか!」 ポチッとな

     ゴウン ゴウン ゴウン…

     プシュー…

ウェンディ「……? もう出来たの?」

キオ「MS関連のモノに比べたら ずいぶん早いな?」

ウェンディ「小さいから?」

キオ「かもしれない。 とにかく出来たものを見てみよう」

ウェンディ「そうね」


     タッ タッ タッ

キオ「おっ、出来てる出来てる!」

ウェンディ「見た目は、そんなに違わないね」

キオ「うん……着方も従来のものと遜色 無いみたいだ」

ウェンディ「あら? キオ、もう一着作ったの?」

キオ「え? 僕は知らないけど?」

ウェンディ「でも……ほら」

キオ「……ホントだ」

キオ「おかしいな? どういう事だろう?」

ウェンディ「説明とかないの?」

キオ「……あ! ビルダー・コントロールパネルに何かあるかも!」


     タッ タッ タッ

キオ「え〜っと……」 ピ……ピピ……

キオ「……ああ、そういう事か」

ウェンディ「どういう事?」

キオ「簡単だよ。 男性用と女性用のモノを それぞれ作ったんだ」

ウェンディ「ああ……そっか。 納得」

キオ「これだけのハイスペックを詰め込んだからね……」 ピ……ピピ……

キオ「さすがに男女共用には作れなかっ」 ピ……ピピ……

キオ「」

ウェンディ「? どうしたの? キオ?」


キオ「……これ」

キオ「裸で着ないとダメだってある……」 ///

ウェンディ「……えっ!?」 ///

キオ「ウェ、ウェンディは、着なくていいよ!? 被験者は僕だけでいいから!」 ///

ウェンディ「……」 ///

ウェンディ「ううん! 私もやる!」 ///

ウェンディ「私の意見も含まれてるし……それに」 ///

キオ「? それに?」

ウェンディ「! ううん! 何でも無い!」 ///

ウェンディ(は、初めての、キオとの共同作業だし……) ///

キオ「な、なんかゴメン、変な事に付き合わせちゃって……」 ///

ウェンディ「だ、だから、いいってば!」 ///

ウェンディ「じゃ、じゃあ、ちょっと着替えてくるね!」 /// タッ タッ タッ…


——10分後——



ウェンディ「お……お待たせ、キオ」 ///

キオ「あ、うん……」 ///


キオ・ウェンディ(ど、どうしても、あの下は裸なんだなって考えてしまうっ……) ///


キオ「……っと、素材の説明をするね?」 ///

ウェンディ「う、うん」 ///

キオ「まず……外郭には、ガンダムにも使われてる金属を使ってる」

ウェンディ「えっ!? 触った感じ 金属とは思えなかったけど!?」

キオ「うん……簡単に言うと、金属を極細のワイヤー状にして」

キオ「それをより合わせて 布状にして コーティングを施したみたい……」


ウェンディ「……凄すぎね。 AGEシステム……」

キオ「もちろんMSの攻撃は難しいけど……」

キオ「人間用の武器なら ほとんどダメージにならないと思うよ」

ウェンディ「…………」

キオ「後、長時間使用する事も想定してる」

キオ「完全リサイクルシステムを完備してて」

キオ「無補給状態でも四日間は呼吸が可能だし」

キオ「外部電源さえ確保できれば、ずうっと着っぱなしでも問題ない」

ウェンディ「……それはさすがに無理なんじゃないの?」

ウェンディ「食べ物とか……そのっ……トイレ……とか」 ///

キオ「それが……さっきも言った、完全リサイクルシステムなんだけど……」

キオ「言いにくいけど……僕達の出す……そのっ……老廃物も……」

キオ「栄養源にする事が可能なんだ……」


ウェンディ「……うえっ」

キオ「あくまで、非常処置、だから……」

ウェンディ「…………」

ウェンディ「……ねえ、老廃物って」

ウェンディ「回収は、どうやるの?」

キオ「それがまた、すごいんだ」

キオ「音波で細かく砕いて、スーツ自体が吸収・回収する」

キオ「おまけに、着用者の体もキレイにする事が出来る」

キオ「ああ、もちろん浴び続けるわけじゃないから、人体に影響もない」

ウェンディ「……それが裸で着る理由かしら?」

キオ「正解」


キオ「最後にこのヘルメット」

キオ「これを装着すると、自動でスーツの機能もオン状態になる」 カポ

ウェンディ「よいしょ……と」 カポ

キオ「……どう?」

ウェンディ「うん、今までのものより楽な気がするね」

キオ「僕もそう思うな」

ウェンディ「ひゃあっ!?」

キオ「!? ど、どうしたの!?」

ウェンディ「い、今、何かに触られた!」

キオ「ああ、それは多分、スーツの機能だよ」

ウェンディ「ええっ!?」

キオ「Xラウンダーの技術を応用して、かゆい所をかいてくれるんだ」

ウェンディ「へえ……」 ポリ ポリ…


ウェンディ「わぁ……これ地味だけど、ありがたい機能だね」

キオ「うん。 僕もこれは、ありがたい機能だと思ってる」 ポリ ポリ…

ウェンディ「後は どんな機能が付いてるの?」

キオ「これもさっき言ったXラウンダー技術の応用なんだけど」

キオ「念じるだけで たいてい何でも出来る」

キオ「まずは、ヘルメットのバイザーに表示が出るよう心に念じて?」

ウェンディ「……あ、一覧表が出た……」

キオ「凄いだろ? マッサージにゲーム……映像で、映画を楽しむ事も出来る」

ウェンディ「わぁ……ホントに至れり尽せりね」

キオ・ウェンディ「……っ!」


キオ・ウェンディ(…………) ///

キオ・ウェンディ(せ、性処理、機能!?) ///

キオ・ウェンディ(………………) ///

キオ「……き、今日は、この辺にしておかない?」 ///

ウェンディ「! そ、そうね! それがいい! そうしましょ!」 ///

キオ「じゃ、じゃあ、また、後で!」 ///

ウェンディ「う、うん! また後で!」 ///

     タッ タッ タッ…


——それぞれの更衣室——


ウェンディ(…………) ///

ウェンディ(どうしよう……) ///


キオ(ここ(更衣室)なら、問題ないかな……?) /// キョロキョロ…

キオ(……じゃ、せ、性処理機能……オンライン!) /// ピッ




…………約2時間後、二人は、恍惚の表情を浮かべ
ビクン、ビクン、と痙攣していた所を更衣室で発見される。

二人は多くを語らなかったが、あの試作型スーツを手放す事はなく
暇さえあれば、着用しているのを目撃されていた。



?????「あひぃっ————!」

??「おああああっ! で、でるうぅぅぅっ!!」



……彼らの部屋からは、今日もおかしな声が漏れていた。



     おしまい


三世代編



キオ「…………」

アセム「…………」

フリット「…………」

キオ「えっと……あえて聞くけど」

キオ「二人共、何をしているの?」

アセム「…………」

フリット「……おもちゃの研究だ」

キオ「おもちゃ?」

アセム「キオ……今までは、AGEビルダーで、まともにモノを作ろうとしたから」

アセム「失敗したんだ」

キオ「はあ……」


フリット「だから考えた」

フリット「ここは逆転の発想で」

フリット「もう最初から【ピ——】な【ピ——】を作れば」

フリット「まともなモノが、作れるんじゃないのか?とな」

キオ「……最初から作らなきゃいいんじゃ?」

フリット「じゃあ始めるか、アセム」

キオ「おい、聞けよ爺ちゃん」

アセム「わかっているよ、父さん」

キオ「何でいきなり分かり合ってるの……父さんと爺ちゃん……」


フリット「何しろディーヴァのクルーを始めとして」

フリット「若い娘が多すぎるのがいけない」

アセム「まあ最近のアニメは それ無くしては」

アセム「DVDが売れないからね……」

キオ「父さん、メタ発言はやめよう?」

フリット「ともかくだ、ワシの余りある性欲を抑えねばならんのだ!」

アセム「羨ましいですよ、父さん」

キオ(……僕、こんな人達の血を受け継いでると思うと、死にたくなるな……)

フリット「データの入力は済んでいるな?」

アセム「ああ、バッチリさ」

アセム「二次、三次の各エ○雑誌はもちろん」

アセム「大人のお○ちゃにエ○ゲー情報も完璧だ!」

キオ(あんた達には、奥さんが居ると言うのに……)

 (※ナレ)空気ですけどね!


フリット・アセム「スイッチ、オン!」 ポチッとな! ピッ

     ゴウン ゴウン ゴウン…

     プシュー…

フリット・アセム「…………」 ワクワク♪

キオ「…………」

     タッ タッ タッ…

フリット・アセム「おおおおおっ!?」

フリット・アセム「こ、これは!?」


キオ「何々……?」

キオ「完全自動型 介護・介助機能付き セッ○スロイド……」

キオ「OMS−03 ○マ姉……!?」

キオ(……いいのかな?)


フリット「こ、これが……AGEシステムの出した」

アセム「答えだというのか……!」


キオ「本機は、完全オート化された自動人形で」

キオ「充電・メンテナンス・使用者のメンタルケアまで完璧に行い」

キオ「電力さえあれば、半永久的に男女の使用者の性的欲求に答え……」

キオ「……ん?」

キオ「男女の?」

キオ(あの女の子型ロボット、女性にも対応できる!?) ///


フリット「…………」

フリット「……ふ」

フリット「ふはははっ!」

アセム「父さん?」

フリット「そういえば……タ○姉はワシの若い頃のズ○ネタだったな……」

フリット「その後も様々なズリ○タを使ったが」

フリット「考えてみれば、一番、再使用率が高かった……」

アセム「……フ」

アセム「奇遇ですね……俺もそうでした」

アセム「フィギュアも様々なヴァージョンが発売されたが……」

アセム「どのフィギュアでも抜けたのは、後にも先にも彼女だけだ」


フリット「ホントに……どれだけ、キン○マを空にされた事か……」

アセム「俺も 精○、搾り取られまくりでした……」


キオ(きめぇ……ただ、きめぇ……)

キオ(何、親子でズ○ネタ、語り合ってるんだよ……)


フリット「……では、そろそろ行くか? アセム」

アセム「ええ、行きましょう、父さん!」



フリット・アセム「天国へ!!」 ダッ!



キオ(ホントに行かねーかな……いや、行くとしても地獄だよな……)


????「あなた」

????「アセム?」



フリット「!!!!」 ビクン!

アセム「!!!!」 ビクン!



フリット「……エ、エミリー」 汗ダラダラ…

アセム「ロ……ロマリー」 汗ダラダラ…


キオ(……詰んだな)


エミリー「いったい何をしているのかしら?」 ゴゴゴ…

フリット「な、何を、と、言われても……」 汗ダラダラ…


ロマリー「ふふふ……昨日は、疲れてるって言ってたわよね?」 ゴゴゴ…

アセム「い、いや、き、昨日は、ほ、本当に……」 汗ダラダラ…


     モンドウムヨウー!! ギャ——!!


キオ(ご飯食べて寝ようっと……) ふあっ…

     テク テク テク…




せっかく作り上げた、究極の○ックスロイド・○マ姉だったが

開発者に使用される事は無かった……。


その後、タ○姉は、宇宙に投棄されたが、それをヴェイガン側が拾い上げ

量産され、あっという間に広がった。

結果、○マ姉に腑抜けにされたヴェイガンは戦争に敗北。


そして、今度は地球圏に広がり、地球圏の男が腑抜けにされた。

やがて、人類全体が緩やかに人口を減少させ、気がつかない内に

滅亡の危機に立たされる事になる。



ガンダムは、救世主にならなかった……。



     おしまい

お粗末さまでした。

それから、まとめサイトですけど、この話を思いついたきっかけになったAAスレを紹介。

やる夫がガンダムAGEについて愚痴るようです
ガンダムAGE 〜AGEビルダーで遊ぼう!〜 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369389352/)

>>1の言いたい事がほとんど語られていて、大笑いさせていただきました。
AGEファンの人は見ない方がいいと思います。ネタバレありですのでご注意を。

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