アカネ「此処は何処?自分は…誰だっけ?」クドー「安価でその3らしいな?」 (413)


・安価とコンマでごちゃ混ぜファンタジーを記憶喪失の少女が生きていきます。

・駄文、誤字脱字は暖かい目で脳内補正をかけておいて下さい

・過度なエログロ、荒しは
安価下の処置を取らせていただきます(エログロの基準は少年誌辺りで)

・では、所用で遅れましたがあらすじと人物紹介、持ち物表を書き上げ。

・その後、>>1000の願いを叶える所から開始です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412778812

《大まかな世界観説明》

-昔々、人は空に浮かぶ星へ気軽に旅行する科学力を有していました-

-昔々、人は神や悪魔といさかい無く共存していました-

-昔々、この世界では勇者と魔王が平和を賭けて戦っておりました-

でも、それは過去のお話…


-魔王が世にばら撒いた、魔翌力の素-

-神の作りし武具、悪魔の魔眼-

-空間転移技術、人造人間-

現代の文明はこれらの過去の遺産により、異質な体系を象っています。

さぁ、歪な世界を砕くか救うか、はたまた見ているだけなのか、決めるのは貴方達次第です。


《軽い用語説明》

・帝都
法帝が治める、アカネ達の住む街。
六塔の加護により魔物からの襲撃を受けず、平和を保っている。
隣国(魔法国家、武力国家、遺産国家)とは安定した物資の支援により同盟を結んでいる。

・六塔
帝都が六角領地と呼ばれる由縁、帝の居城を中心に均等な距離で建てられている塔。
この塔には魔物や魔術を遮断する膜を張る機能や、辺りの危険を察知し録画する機能がある。

・塔長
六塔を守護する国の代表者6名の事
現在の総長は姫騎士スィテリア

・引き出しの黒水晶
適性があるものが触れれば特殊な物を生み出す水晶。
引き出しには多大な疲労を伴う。

・魔素
魔王がこの世にばら撒いた粒子、魔翌力に換算し魔術や燃料として使える。
しかし、摂取しすぎた場合に魔獣化、魔人化、身体への負担が副作用として現れる。


・こんな所ですかね、他に説明が必要な物があれば言って貰えると助かります。

【人物紹介】

・アカネ(本名不明)

記憶や親の手掛りを探している少女。
主な武器は斬った対象を爆発するレイピアを使う。
明るく振る舞う姿は周りを和ませている。
ひょんな事から好意の対象が女の子になっている。
当面の目標は記憶を取り戻す事と、帝都で有名になって両親を見つける事
…胸がなかなかに大きい。


・スィテリア・カルミア・エルファ(以下スィテリア

街を護る結界の要《六塔》を守る塔長の一人
優しさと強さを兼ね揃えた女騎士。
趣味は防具や武具の観賞、料理のセンスはマイナス星三つと女子力の無さが露見している。
普段は剣を扱うが、実は槍の方が得意とのこと。
新たに塔長のリーダーである総長に就任した。


・マリカ

とある義族団の女団長。
ナイフ使い、スリと足には自信があり…アカネ達をターゲットにしたのだが。
相手が悪かった様でスィテリアに捕縛され。仕置きも兼ねて、アカネの使い魔にさせられている。
また穀潰し認定により、メイド喫茶でバイトをするはめにもなっている。

…こいつ、かなりまな板だよ!(ザクッ


・ロボスィテ (正式名roboticscopystatusaddspeed)

ある事件を経て、アカネを主として仕えることになったメイドロボ。
元はスィテリアを模倣した兵器であるため、スィテリアに近い戦闘能力・容姿・性格を持つ。
目標はスィテリアの隣に立ち、いつかは越える事らしい。
武装は小型の銃とナックルダスター。
秘密兵器には加速ブースターがある。
色恋はまだインプットしていないように感じられるが、日々の暮らしから彼女の精神回路は着実にアップデートされ続けている。


・クドー

六角警察署勤務のスィテリアとは幼なじみの男刑事。
いつも何かの事件を追っている。
老け顔らしくオッサンと言われたりするが、実際はまだまだ若いそうだ。
非番の日に甘味を食べにいく趣味がある。
スィテリアには好意を寄せているが、告白をするタイミングを悩んだままでいる。
スィテリアの昇格を耳に挟み、成果を上げる事に拘り始めている。


・シルフ

結界外である領外に住む氷竜。
人見知りで臆病な性格、改善はしたがヒトはまだ少し恐い。
ロボスィテとトモダチになり居候仲間として加わった。
街に入る際に弱体化と人化をしており、氷の息を放てるだけの少女となっている。
武器には鉄扇を使用する。

リーノア

領外調査隊の女隊長。
鍛冶屋の娘であり加工に精錬はお手の物。
それなりの力量と回復呪文を持つが竜種には劣る。
ある一件でロボスィテに助けられたのだが、スィテリアと勘違いしたまま好意(?)の様な視線を向けている。

・オイワ

貧乳を悔やんだまま森で死に、幽霊と化した女
マリカとの(主に胸の厚み的な)同調率が高く取り付いていたが、今ではすっかりスィテリア家に居着いた。
焦ったり、気分が高まると村生まれの時の訛りが言葉に現れる。



・パルマ

宝石関係の詐欺師の男。
ひょんなことから茸少年を育てることになった。
魔法の詰まった石、魔石を使って戦う。
刑事の捜している指名手配者の一人


・茸少年

マタンゴと人の間に生まれたハーフ。
見た目は無垢な子供だが、感情が高ぶると痺れ胞子を噴出したり、巨大茸を地面から生やし暴れる。
何らかの刷り込みか詐欺師を兄と慕ってついていく。


・法帝

帝都を治める帝。
異世界への交流、読心術と何でもあり得そうな力を持ち合わせている。
また、噂では数百年前に存在した勇者パーティの一人らしい(NEW!・物理で殴る賢者)
基本的にサボり魔で部下の秘書に追われている。


・ドッペル

アカネの心の中に住む、もう一人のアカネ。
どうやら、記憶の取り戻し方を知っている様だが、かなり胡散臭い。
自称・汚くて優しい魔物な守護神様
最高ランクの魔翌翌翌力素養と【星】術の適正まで持つ。


・女魔族

封印されし魔王の復活を目論む魔人。
呪術と蒼い爆炎を自在に操り、闇の中で暗躍する。
魔王の妄想が始まるとなかなか戻ってこない 。
未だにアジトに誰一人帰ってこないため、苛立っているらしい。



・賭博師

下世話な話が好きなギャンブラー
透視の力を持つが、戦闘能力は素人に毛が生えたレベルである。
金の為に魔王復活を目論む一人


・ダートリー

彼は斬りつけた相手の才能、能力を奪える元騎士の男。
魔王復活が目的ではなく、スィテリアに恨みがあるようで女魔族に加担している。
スィテリアへの積年の怨みを果たそうと再び挑んだが、敗北。
武器も失った彼はこの先、どうなるのか?

魔術師

フードを深く被っているため性別は不明。
広域破壊呪文を得意とする。
他にも謎の呪符の製作もしている
魔王復活の目的は、更なる魔術の発展の為らしい。
全てを利用しようと考えており、必要ならば魔王すら踏み台とする気概を持つ。


実験体

魔翌翌翌力を吸収する体質、通称【ベツレヘムの星】を持った少年。
今は女魔族の操り人形と化している。
魔素吸収により怪物化が出来、その力は最強の六人である塔長にも届きうる。



・アカネ
助け身の紐、ぼろ布ローブ、未使用の魔石、啄木鳥の面、ロケット型暗器ナイフ、赤いワンピース、魔翌力通しのレプリカ刀、このくにのちり、 万能の滝水、羽兎のヒース、本のメモ書き

・スィテリア
新品装備一式、自在の魔符、ライダースーツ、体力増強の種(吸収済み)、揃いの鎧 、吸技の大剣

・マリカ
引き出しの黒水晶、盗賊セット、使い魔の印、戦闘服(フリフリ冥土服)、 バインパインの実(吸収済み)

・ロボスィテ
揃いの鎧 、人肌(難点あり)

・シルフ
トラゴンの着ぐるみ

・女魔族
魔王復活に必要な魔葡萄酒

・パルマ
魔石各種、完全女体化キグルミ(融合済み)、魅了の眠り薬、


・取り敢えず、風邪でふらつくので続きや前スレ貼りは後で。

・おやすみなさい。


-カラン、カラン-

マリカ「いらっしゃーせー…ん?」

法帝「ここが、君の知り合いの働いてる店らろか?」ヒック

スィテリア「はい、手癖と性格には難有りですが、根は良い奴なんです」ふらふら

マリカ「うおっ、猛烈に酒臭ぇ……酔っぱらいはお引き取り下さ、ング!?」グイッ

テンチョ「バ、バカな事を言うんじゃナイ! 相手は塔長と法帝様だゾ、追い返せるわけないヨ」

マリカ「はぁっ!?……アレを目の当たりにしての言葉か?」

スィテリア「おや?…また、軽く握っただけでカップが壊れてしまった」パリンッ

メイド1「スィテリア様ぁ、これ以上は物を壊さないで下さいませぇ」シクシク

法帝「むぅ…僕としては、もう少し勝ち気な子が相手の方が良いなぁ」耳はむはむ

メイド2「んきゃっ/// やっ、ここはそういうお店じゃないですよぅー」ひーんっ

テンチョ「……ガンバって!」どんっ

マリカ「のわっ…店長、手前ェ!」

スィテリア「おー、あの娘ですよ法帝様」ヒック

法帝「ん? チェンジの子か何かかい」ウィー

マリカ(やべぇ……酔っぱらい共にバレやがった)

安価下2…酔っぱらいの行動(どちらかでも両方でも指定可)


法帝「えっへっへ、法力かいほーっ」ギュッ

マリカ「んだっ、この馬鹿力!?」ジタバタ

法帝「んー…厚みは物足りないけど性格は僕のタイプだなぁ」もみもみ

マリカ「ふぁっ///…この変態が離れろってばぁ。 もう、連れてきたアンタがなんとかしてくれよー!」

----------------

スィテリア「はははっ、今日はやけに無口だな。いつも通り胸は堅いが…」ぺたぺた

店の石像「…………」シーン


マリカ「それは私じゃねぇよっ!!」ウガー

安価下2…マリカの行動

1、仕方ないので、盗賊スキルでホールドから脱出して逃げる

2、諦めが肝心、適当に酔い潰れるまで奉仕しておく

3、自由安価


スィテリア「おぉっ、世界が…回る」ピヨピヨ

マリカ「はぁ、あの調子じゃあ…私一人でやるっきゃねぇか」ハァ

法帝「んぅ?…何か言ったかい」すりすり

マリカ「い、いえ~何でもないですよ、お嬢様」営業スマイル

法帝「ふーん、そうなの…【安価下2】」


・踏み台

・テンプレに加えた方が良いものがある場合は、お申し付け下さると幸いです。


法帝「よーし、メイドさんらしく僕にアーンだ…アーンしろ!」あーん

マリカ「は、はい ただいまご用意いたしますねぇ」ピクピク

・マリカの営業スマイルが崩れかけた!

マリカ(ちっ…無茶言いやがって、ここは遊廓とかとは違ってカフェだぞ!)

安価下2…無理矢理に辺りを探した結果、アーンさせた物


戸棚を漁るマリカであったが旗色は良くないようだ。

マリカ(紅茶用の角砂糖しかないな……えーい、ままよ)

マリカ「お嬢様ぁ…アーン」ぽいっ

数個の角砂糖が法帝の口へ放り込まれる。

法帝「んむっ……これは?」ジャリ、トロォ

法帝「【安価下2】」


スィテリア「すぴー、くかー」zzz

法帝「何だこれは!魔法の砂かっ、甘いぞ!」キラキラ

マリカ「えぇ、当店自慢の一品です」

マリカ(素か酔いからかは知らないが…コイツ、ちょろいぞ)

法帝「んふふ~、幸せな味だなぁ」

マリカ(このまま畳み掛けて、こっちのペースに巻き込むっ!!)

安価下2…マリカの行動


マリカ「お嬢様、加えてマッサージなんか如何でしょうか?」

法帝「おっ、いいれー。やっれやっれー」ヒック

マリカ(秘伝のツボで眠らせて、店の外にほっぽりだしてやるぜ!)うけけ

マリカ「では、始めますねー」グッグッ

法帝「あぁっ、ソコ良いね……んんー♪」

マリカ(ココだ!)プスッ

安価下1…ツボ押しの結果


法帝「くぅ……んにゃ」zzz

スィテリア「こんなに戦えないぞ…ふふふ」zzz

マリカ「よしっ!どっちも静かになったか…これで一休み出来るぜ」ふぅ

テンチョ「いやー、お疲れさまヨロシぶぅっ」ドンガラガッシャン

マリカ「都合良く現れるんじゃねぇよ、殴るぞ?」パンパン

テンチョ「もう軽く殴ってるネ…全く、酷すぎるヨー」ヨロヨロ

マリカ「それは面倒事を押しつけた仕返しだ」ケッ

テンチョ「後日、お詫びの品をおくるから、ネ!」

マリカ「…良いものか?」

テンチョ「良いものダヨー」

マリカ「なら…許してやらぁ」グヘヘ

テンチョ(相変わらず、ちょろいネ)

安価下2…お詫びの品


-後日、スィテリア宅-

スィテリア「何故だ…法帝様とお会いしてからの記憶がないぞ、それに頭痛まで」ズキズキ

ーポスト前ー

アカネ「おーい、マリカちゃんお届け物だよー!」

マリカ「おっ、店長の奴仕事が速い…な……へっ?」

マリカの視線の先には人間大の巨大なプレゼント箱が置いてある。

マリカ「なに…これ?」

アカネ「さぁ? 私は秘書さんがスィテに迷惑掛けたからって、渡しにきた滝水を受け取りに来ただけだから」

・アカネは万能の滝水を手に入れた

アカネ「それじゃ、私はスィテの調子見に行くから」スタスタ

マリカ「…えーと、付属の紙に書いてある内容説明によると簡易式魔導石兵・ガゴちゃん…?」

マリカ「なんだか、さっぱり分からないし……開けてみるとするか」ビリビリ

安価下1~3…石像のスペック(機能や見た目等)


箱の中では小柄な人影がこちらを見ていた。

ガゴ「…………貴方が僕のマスターですね」

その姿はまごうことなき法帝そのものでした。

マリカ「げぇっ!!昨日の飲んだくれじゃねぇか」

ガゴ「何のことですか?…僕は法帝様企画、制作は秘書様の警護石兵・ガーゴイルです」ペコリ

マリカ「や、やけに礼儀正しいんだな?」

ガゴ「秘書様がお作りの際に、理想の法帝様の性格に設定しましたから…不機嫌そうに」

マリカ「えっと……で、小さいがアンタは何が出来るんだ」

ガゴ「そうですね、この見かけで相手を威圧するのと…高圧電流による泥棒の捕縛です」バチバチ

マリカ「うわっち、くれぐれも私には当てないでくれよ?」

ガゴ「了解しました、マスター」

マリカ「うーん…ともかく、アンタをどうしたもんか」

安価下2…マリカの行動
 


マリカ「よしよし、久々の子分は可愛いな」ナデナデ

ガゴ「あの?…マスター、なにをしているのですか」

マリカ「いやー、最近は使い魔だとかバイトとかで尻に敷かれてたからよ。姉御力の補給だ、補給」

ガゴ「理解不能です…私は愛玩用ではなく警備用です」

マリカ「堅いこと言うなってー」うりうり

ガゴ「【安価下2】」


ガゴ「こんなことより、何か手伝いをしてほしいとかお仕事はありませんか?」ツーン

マリカ「仕事かぁ…大抵はロボスィテやアカネ様が終えちまうからなぁ」

ガゴ「では、家の周りの警護を…」

マリカ「それもスィテリアが居るから要らないな」

ガゴ「……………」ムスッ

マリカ「あー、えーと……そうだ、アレがあった!」

安価下2…マリカの頼み 


マリカ「買い出しの手伝いでも頼むぜ!」

ガゴ「ですから、僕は護衛型で…」

マリカ「いいから、早く行くぞっ!」ぐいっ

ガゴ「あっ、えと…マスター!?」

あたふたと石像は主人に連れられて走り出す

安価下1…買うもの

安価下3…イベント・ハプニング指定

 


マリカ「うっし、パチもんの勲章だが彼奴の昇任祝いを無事買えたぜ」ゲットダゼ

ガゴ「マスター…その様な小物を買うのに僕は必要なかったのでは」

マリカ「まぁまぁ、細かいことは気にすんなっ…あだっ!?」どんっ

ひったくり「おっと、わりぃな……序ででわりぃがコレも頂いてくぜぇ」タッタッタッ

ぶつかってきた男の手にはキラリと光る勲章が見える。

マリカ「なっ? 手前ぇ、この私からひったくるとはいい度胸だなっ!!」ダッ

ガゴ「あっ、待って下さいマスター」タッタッ

安価下2…ガゴの行動


ひったくり「何の勲章かは知らないが…儲けた儲けた」うしし

マリカ「待ちやがれーっ、この泥棒野郎が!!」

ひったくり「ああん? アイツ等追いかけてきたの…かっ!?」あんぐり

ひったくりの眼は先程のカモが、おんぶの状態で迫ってくるのを捉えた。

ガゴ「マスター、ご指示を」ダダダダッ

マリカ「このまま突っ込んで奴をふん捕まえるぞ!」

ガゴ「了解です…泥棒さん、僕のボディは硬いので覚悟して下さいね」

ひったくり「ひ、ひぃぃぃっ、こんなとこであんなふざけた奴等に捕まってたまるかよ!」

安価下2…ひったくりの取り出した秘密兵器


ひったくり「我が奥義を見せてやらぁっ!」とうっ

マリカ「なっ、真上に跳んだッ!!」

ガゴ「そして、そのまま身体を折りたたみ…ッ」

ひったくり「どうも済みませんでしたぁぁぁっ!!」ドシャァ

二人「軽やかに土下座したーっ!?」

安価下2…秘密兵器の威力

1、実は魔術的な動作が織り込まれており、許してしまいそうにさせる

2、美しい土下座だな、だが無意味だ

3、自由安価


マリカ「なんか…勲章一つで騒ぎすぎたな」ぽりぽり

ガゴ「はい、土下座までさせて…これじゃ僕等が悪者みたいですし」

ひったくり(キシシ、魔法がやんわりとだが効いてるようだな)

ひったくり(ここは一つ、ダメ押しに動くか!)

安価下2…ひったくりの行動

1、土下座魔術の追加効果発動(効果指定)

2、嘘八百で塗り固められた話で同情を誘う

3、魔術が効いてる内に、隠し持っていたナイフで襲いかかる 



ひったくり「家には腹を空かせた家族がいて…」ぺらぺら

ひったくり「死に別れた弟の為に…」ぺらぺら

ひったくり「前世の呪いによってしたくもないのに盗みを…」ぺらぺら

マリカ「うーん…見逃すべき……なのか?」

コンマ下1(土下座魔法 -20、ホラ話 -10)

・コンマ50以下ならまんまと逃がしてしまう


・83-30=53 

ひったくり「じゃあ、俺はこれにて……」

マリカ「まぁ、待てよ」ガシッ

ひったくり「な、なんでしょうか」

マリカ「お前の話には感動した……」

ひったくり「な、なら、離してくれないかな?」アセアセ

ガゴ「マスター…拳を握りしめて何を?」

マリカ「胡散臭いのもあるが…ともかく、お前の眼が気にくわねぇ!!」クリティカル

ひったくり「ごふっ!? んな……無茶苦茶な理由で殴る…だと」がくっ

ガゴ「ん?…あれ、何で僕はこいつを許しかけたのでしょう?」

マリカ「なんか、更に許せなくなってきたぜ…ったく返せよなぁ」ひょいっ

ガゴ「マスター、勲章と一緒に何か付いてきましたよ」

マリカ「どうせ、盗品だし拝借しちまおうか」

ひったくり「鬼…悪魔……ぐっ」チーン

マリカ「わりぃな、私は使い魔だ」へへっ

安価下1…ひったくり撃退ボーナス(取得アイテム指定)

安価下2…シーン指定

 


・マリカは謎の肉付きの面を手に入れた!(肉が付属してるのか、肉襦袢的な物かは不明)

-スィテリア自室-

スィテリア(ふむ…アカネに飲ませて貰った水のお陰で、体調は頗る良くなったな)のびーっ

スィテリア「さて、後回しにしていた予定を早急にこなさなくては」すくっ

安価下2…予定内容

1、街の見回り

2、塔長宛の依頼を受けにいく

3、自由安価


・あぁ、そういう般若面があるのですね…無知を晒してしまった

スィテリア「さて、今日は依頼の消化だ」

スィテリア「…塔長に任せられる依頼は特殊なものや、危険なものが多い」

依頼書を手にすると、キリッとスィテリアの顔が引き締まった。

スィテリア「まぁ、困難であればあるほど…燃えはするんだがな」フッ

安価下2…依頼内容


-領外付近の村-

村長「よくぞいらして下さいました。塔長様。」ぺこり

スィテリア「頭をお上げください、村長殿。これが私の使命なのです…して、現状をお聞きしてもいいですか?」

村長「えぇ…あれは先週の事でした。 二匹の魔物と魔獣の群れが村に現れ、自警団を薙払い、村の女をさらっていったのです…儂の孫娘も」ううっ

スィテリア「強く…知性のある魔物ですか」

村長「そして…今宵、働きに出ていた女も生け贄に差し出さなければ、村を滅ぼすと言って去っていったのです」

スィテリア「その魔物を倒し、さらわれた女性を助け出すのが今回の依頼ですね」

村長「はい、分かってる情報はこれだけなのですが…どうかお願いいたします」

安価下1~3…魔物の特徴


スィテリア「なるほど、妙な術を使う大猿の魔物ですか…」

村長「配下の小猿の魔獣もそれなりに強く…甘く見ていると危険ですぞ」

スィテリア「いえ、竜種に比べれば…この程度は大丈夫かと」

村長「確かに猿だけならば腕の立つ用心棒でも良かったのですが…」

アカネ「それは、つまり相手は二匹の大猿ではないと…?」

村長「うむ…実はもう一体の魔物が厄介なのですじゃ」

安価下1~3…厄介な魔物の特徴


スィテリア「魔導契約を使った召還師か、はたまた完全な人外か…ともかく強敵にはかわりないか」

村長「大丈夫でしょうか…塔長様」おろおろ

スィテリア「心配しないで下さい、私は負けないからこそ…塔長を名乗っているです」グッ

スィテリア(しかし、確かに分は悪い戦い…何か策を講じるべきか?)

安価下2…夜までの行動

1、小細工など不要、真っ向勝負だ

2、夜までに作戦を練ろう(作戦の内容まで指定)

3、自由安価


スィテリア「村長殿、魔物達は常に行動を共にしていますか?」

村長「いえ、猿は北の山に虎使いは南の洞窟を縄張りにしている様です」

スィテリア「では…日が暮れる前に片方を倒してきます」

村長「な、なんと心強きお言葉!!」

スィテリア「合流される前に断つのが得策ですからね…では、ここから近い方を教えて頂けますか?」

安価下2…どちらの方に向かう?

1、マジックタイガーと催眠魔導士

2、火炎大猿と小猿の群


-ワクセイ山-

スィテリア「ふむ、歯ごたえはないが…ふんっ!」ザシュ

小猿J「ムキャァーッ…」ばたっ

スィテリア「数の多さが面倒な限りだ」

ガサガサガサッ

スィテリア「殺気…それも濃い!」

草どころか樹を薙ぎ倒し、現れる巨体

大猿「オマエカ、オレサマのナワバリにハイッタ、イノチシラズのニンゲンは!」ウキキ

スィテリア「あぁ、そうだ…お猿さんにはここで倒されてもらう」シャキンッ

大猿「ナメルナよ、オンナ!!」

山中に爆発じみたドラミング音が響く、それを合図に二人の戦いが始まった。

・今回は試験的に簡易式戦闘で済ませます。

安価下1…大猿の攻撃方法

安価下2…スィテリアの攻撃方法

・コンマ値の高い方が成功となります。

・二回攻撃が決まった方が勝者です。


スィテリア「くらえ、鳴き燕!」ズバッ

大猿「ソンナ、ヤワイザンゲキ、ヤキケシテヤル!」ボゥーッ

放たれた燕型の斬撃波が火炎にかき消され、火炎はスィテリアをも焼こうと襲いかかる

スィテリア「くっ、思っていたよりも強いッ」ジュー

片腕の手甲から湯気が昇る、かすった時の熱が伝達された腕は、火傷傷となっているであろう。

大猿「トラツカイ、オレにチカラクレタ、ダカラ、オレツヨイ」にたにた

スィテリア「…努力せずに得た力なんかに負けてたまるか!」

安価下1…大猿の攻撃方法

安価下2…スィテリアの攻撃方法


・今回は敗北時の結末や短めのコンマバトル等を試すためなので、お許し下さい。

・しかし、いくら強化された魔物とはいえ…お猿さんはあまり強くなさそうですものね。

・今後、強キャラがボス級や竜種等の敵以外の雑魚と戦う際は、いくらか補正を考えておきます、礼。


・コンマ50以上の差によりボーナス発生

大猿「コノママ、フミツブシテクレル!」

スィテリア「だぁぁぁぁっっ!!」ズバンッ

巨体から繰り出される蹴りを、小柄な刃がずっぱしと両断する。

大猿「オレの、オレサマのアシガァァァッ!!!」ゴロンッ

無惨に転がる片足、これは戦いに支障をきたす痛手であろう。

大猿「ユルザネェゾ、クソ女ぁぁぁ!」

しかし四つん這いになった大猿が叫ぶ。
そう、足は片方しかないが猿としての姿勢ならば動けはするのだ。

安価下1…大猿の攻撃方法(片足を失った為 コンマ-15)

安価下2…スィテリアの攻撃方法(腕の火傷により コンマ-5)


大猿「ドンナ、ケンゲキモ、ヤキツクス!!」ブフゥー

先ほどよりも大きさを増した火炎の息がスィテリアを包む

スィテリア(空気の流れを読み…火炎の流れを)

スィテリア「断ち切るっ!!」ズバンッ

燕の剣撃が炎を纏い、不死鳥の様に羽ばたいて飛んで行く。

大猿「ソンナ、バカナッ!?」スパッ

不死鳥はそのまま大猿を二つに両断し、空へと消えていった。

スィテリア「…これで、片割れとは骨が折れるな」ハァハァ

・スィテリア勝利、疲労度は引継ぎで虎使いとの戦闘に入ります。


・取りあえず、今日はここまで

・寝る前に川の様子に見に行ってきます。


-村門前-

自警団員「スィテリア様、来ました!」

スィテリア「うむ…任せてくれ」カチャッ

虎魔導師「おやおや…エテ公に与えた魔翌力が戻ってきたので、用心棒が来てるのは知っていたが…あの塔長が来るとはなぁ」カカッ

魔虎「グルルルル…」フーッフーッ

虎魔導師「おうおう、お前も強者の血を感じたか」なでなで

スィテリア「……一つ、貴様を始末する前に聞きたいことがある」

虎魔導師「塔長が死ぬ前に聞くことです。一つと言わず、幾らでも答えましょう」

スィテリア「貴様は人か魔か…どちらだ?」

安価下2…虎魔導師の正体

1、高位の魔物

2、狂人の魔導師

3、自由安価
 


虎魔導師「私は高位魔族です…ゴミのような人間と一緒にしないでくれないか」ギロッ

スィテリア「そうか…人ではないなら加減は要らないな、ふんっ!」ヒュンッ

ふと、スィテリアの姿が消え。
辺りを見渡せば、いつの間にか虎魔導師の身体を刃が貫いていた。

スィテリア「…魔導師でありながら、私の間合いまで近づいた時点で貴様の敗北は決まっていたのだよ」

しかし、剣を引き抜くスィテリアの後ろから重たい声が響く。

虎魔導師「君は何に話しかけているのかね?」

スィテリア「なっ、かわされていた!?」

虎魔導師「加速呪、幻影呪、屈折呪、遅延呪、他に三つ…この私がこれだけ多くの技を掛け合わせて避けたのだ。君の腕を恥じることはない…カカッ」

自らの手の内を語る虎魔導師の姿は慢心ではなく、揺るぎない自信を漂わせている。

虎魔導師「さて、そろそろ君の固定概念を切り崩させてもらおうか」

スィテリア(…来るかっ!!)

安価下2…虎魔導師の技

1、催眠魔法

2、魔呪の掛け合わせによる接近戦

3、虎から降り、遠近の波状攻撃

4、自由安価


虎魔導師「では、君の言うとおりセオリーにそって戦わせてもらおうか」スタッ

魔虎「ガロロロロッ!!」ダッ

スィテリア「くっ、虎を向かわせたか…たぁっ!」ガキンッ

虎の鋭い爪と騎士の刃が火花をぶつけ合う。

虎魔導師「トラに与えた魔翌力は大猿の比ではない…せいぜい喰い殺されない様に頑張り給えよ」

スィテリア「確かに速く、重い爪だ。 だが、この程度で遅れを取りはしないっ」ガガガッ

虎魔導師「…宜しい。ならば追加も楽しんでくれるかい?」ブンッ

虎と向かい合い、隙だらけの背中に魔弾が放たれる。

スィテリア「ちぃっ、小癪な真似を…でやぁぁぁっ!!」グルン

それに気付いたスィテリアは円を描くように剣を振り、虎爪と魔弾をはじき飛ばす。

虎魔導師「ほぅ、これもいなすとは……実に興味深い力だ」にたにた

安価下2…虎魔導師の行動


・うーん、些細な安価ですが重複や疑問があるのでお聞きしますね。

安価下1~3…尾は誰の物?

1、魔虎

2、魔導師

3、このレスから安価下2で行動の再安価(全員3の場合のみ)

・皆様に楽しんでいただけていれば嬉しいのですが、まるっきり文章が同じだと>>1は不信に思ってしまいます。

・同じ文をたまたま書いたのならば仕方はありませんが、安易なコピペ・端末を変えての連投はお控えください、礼。


・過半数を超えているため1で再会します。


虎魔導師「トラは私の分身であり、武器である…戦い方は粗暴な牙や爪だけではないのですよ」パチンッ

鳴らされた指に反応し、魔虎の尾が鞭のように細く延びる。

スィテリア(マズイな…魔弾と爪の対応で手一杯だぞ)タラリ

虎魔導師「さぁ、良い声で鳴いて下さいね」カカカッ

魔虎「ゴルァッ!!」ピシャッ

スィテリア「うぐっ……い”っ」キンッキンッ

爪を受ける刃を避け、的確に鎧の間接部を打ち付ける尾の鞭にスィテリアは顔を歪める。
前門の爪、後門の魔弾に比べれば対した威力ではないがジワリジワリとスィテリアの身体は悲鳴を上げていく。

虎魔導師「くはははっ…塔長が無様ですねぇ、無様ですねぇ」

スィテリア(何か打開策を考えなければ……いずれやられる)ギリッ

安価下2…スィテリアの行動


スィテリア(…今は虎から離れるのが先決だ)ザッ

窮地から脱する為にスィテリアは足先で地面を蹴り上げ、砂埃を巻き立てた

魔虎「ウガグッ…ガァァッ!!」ブンブンッ

視界を潰された虎は乱雑に爪や尾を振るも、敵であるスィテリアは主人である魔導師へ駆けだしていた

スィテリア「貴様を倒せば、指示を失った虎を倒すのは容易っ!!」タタタッ

虎魔導師「クッ…まぁ、いいですよ、掛かってきなさい」

魔導師の顔が一瞬だが苛立ちに歪むも、すぐにニヤけ顔に戻っていく…その様は実に不気味だ

安価下1…スィテリアの決め技(コンマが安価下2を上まった場合、勝利確定)

安価下2…虎魔導師の行動

・コンマ値が高い方の行動が成功となります。


虎魔導師「………」ブツブツ

スィテリア「刃を前にして臆したか……隙だらけだぞっ!」ジャキンッ

魔導師に向けて横に振り抜かれた騎士の剣は、一太刀で頭と身体を切り分ける

…筈だった。

スィテリア「………」ピタッ

あと数ミリ、刃先が動けば魔導師の血飛沫が舞う位置で剣は動きを止めている。
剣を握るスィテリアの眼は輝きを失ない、虚ろな視線は敵を写してはいなかった。

虎魔導師「カハハッ!!私の洗脳呪の力は如何ですかなぁ?」

スィテリアに向けられた虎魔導師の手は禍々しい輝きを放ち、膨大な量の魔翌力を扱っているのが見てとれる。

虎魔導師「洗脳呪は本来は儀式的な段取りを基に扱うので…簡易的な術式では自らと相手の動きを封じ、刷り込みを一つ行う事しか出来ないのが、真に残念ですよ」キュイーン

安価下2…虎魔導師の刷り込み内容とその後の行動

1、自分の位置を誤認させる洗脳を施して戦闘を再開する。

2、斬り倒した記憶を植え付け、その場から逃げる。

3、自由安価(複雑なもの程、解けやすい)


虎魔導師「そろそろ、私も魔翌力の枯渇が近い…この刷り込みで自滅していただきましょう」パチンッ

指を鳴らすのを合図にスィテリアの瞳に生気が戻る。

スィテリア「ッ! 確かに刃を振るった筈……貴様、何かした様だな」

虎魔導師「さぁ? 御自分の身体にお聞きになればいいんじゃないですかね」

スィテリア「そうさせてもらうよ…だが、その前に貴様は八つ裂きになってもらう。 次は外さん、剣技・寅の……なっ・・」ドサッ

剣を再び振ろうとするも、ステンと尻餅を付くスィテリア。
まるで階段を踏み外した様に、ある筈のものがなかった様に、スィテリアはその場に転げた。

虎魔導師「フフフ、無様な貴女には自らの位置を認識出来ぬように呪いを掛けさせていただきました」カカッ

スィテリア「位置だと…・・」

虎魔導師「えぇ、貴女の見ている景色はあやふやに歪んだもの。常に地を踏み外し、敵を誤認している貴女は剣を当てるのはおろか、立ち上がる事も不可能!」ニタニタ

スィテリア(……万事休すかっ)クッ

魔虎「グルルルル、ゴガラァァァアアッ」ザッザッ

虎魔導師「今、止めを刺してあげますから…クカカカカカッ」ケタケタ

下卑た笑みを浮かべながら虎魔導師は一歩、また一歩と騎士に近づいていく。
更に駄目押しと言わんばかりに視野を取り戻した虎もスィテリアの方へと歩んでいた。

安価下2…スィテリアの行動(状態異常…−20)

1、己の力を信じる

2、アイテムを使う

3、天運に頼る

・コンマ50以上で逆転勝利のイベントが発生します。

・それ以外の場合は…


スィテリア「クフッ……フフフ」

虎魔導師「おやおや、恐怖で壊れてしまいましたか…脆い生き物ですねぇ」ニヤァ

スィテリア「恐怖?…違うな。 ここまでの逆境、武人として心踊らぬ訳がない」ゴウッ

魔虎「ガ、ガウッ…!」ジリリ

手負いの虎という言葉があるが、今のスィテリアの迫力は手負いの龍と言っても過言ではないだろう

虎魔導師「戦闘狂が…しかし、まともに立ち上がれすらしない状況は変わってないんですよ!」ボウッ

口ではそういうものの、虎魔導師の顔からは笑みではなく焦りが見える
そんな虎魔導師の手から、高温の火球がスィテリアに向けて放たれた

スィテリア「……そこだっ!」斬ッ

あやふやに映る景色、雲に足を突き立てる様な感覚…そんな不利な条件の中
なんと、スィテリアは立ち上がり火球を両断せしめたのだった

虎魔導師「何故、呪いが効いていないのか!?…有り得ない、有り得ないぞ!!」

スィテリア「今の私には大石が小岩に、泥が砂地に見えていて足場が掴めない。 しかし、見え方に惑わされようと身体は戦い方を忘れてはいない!!」

狼狽する虎魔導師を見るものは居ない
騎士は瞳を閉じ、感覚と経験に身を委ねたからだ


虎魔導師「視覚に頼らずに気配だけで戦うだなんて…そんな、まるで……」

スィテリア「-心眼抜刀-」チャキッ

スィテリアは息を整え、鞘に戻した刃を構える

虎魔導師「チィッ…抜かせはせん、抜かせはせんぞ! トラトラトラァ!!」

魔虎に飛び乗り、一対の魔物として魔導師は騎士へ襲いかかる

吠える轟音、特徴的な魔術放出音、二回の鉄の擦れる音
それで全てが止んだ。

虎魔導師「私が…負けた? そんなバカ…な」シュウウウ

無傷の騎士は煙となって消え逝く魔導師を背に、静かに刃を納めた。

スィテリア「解呪完了……後は村娘達を捜さなくては…」バタッ

疲労により、その場へスィテリアは倒れ込んだのであった

安価下2

1、時間経過、村にて祝杯(村娘発見済み)

2、祝杯には参加せず、帰宅


スィテリア「洞窟に捕らわれた村娘を救う前に…倒れるとは面目ない」

村長「とんでもないです。 塔長様が魔物を倒して下さったおかげで、自警団が助けに行けたのですから」

村男「さぁ、主役は貴方様です。初めの一杯をどうぞ」スッ

スィテリア「任務中に酒は…」

村娘「そんな、固いこと仰らないでくださいよ~」

スィテリア「で、では乾杯の挨拶用に一杯だけ……村の安泰を祈って乾杯!!」ゴクッ

村人達『乾杯ッ!!』ワーワー

安価下2…宴でのイベント・ハプニング指定




ちびちびとリンゴ酒をあおるスィテリアの隣に村娘が座り話しかける。

村娘「塔長様、この度は助けて頂き有り難う御座いました///」

スィテリア「助けたのは村の勇士達だ。 私はオマケだよ」

村娘「またまたぁ、魔物を薙ぎ倒した騎士様…いえ、姫騎士様と村の噂になっておりますよ」スリスリ

スィテリア「ひ、姫?…ともかく大した事はしていないさ」

村娘「大した事はしていない…だなんてカッコいいです!」ギュッ

スィテリア「あ、えと…もしかして君、酔っていないか?」

村娘「ぜんれん、酔ってませんって///」ヒック

スィテリア(私も…マリカの店に押し入った時はこんな感じだったのか?)ハァ

安価下2…スィテリアの行動


スィテリア「完全に酔ってるじゃないか…さっ、横になって」

村娘「んぅ……はーい」コテン

スィテリア「ねんねーん、ころーりよ、おこーろりよー♪」ぽんぽん

-五分後-

村娘「………すぅ」zzz

スィテリア「ふぅ、大人しく寝付いてくれたか…」ナデナデ

村長「塔長様、ここに報酬を…」

スィテリア「………」シーッ

村長「おや、これは失礼…ここに報酬を置いておきますじゃ」コソコソ

村娘「とーちょー…さま……エヘヘ」ムニャムニャ

安価下2…依頼の報酬内容

安価下4…シーン転換(人物・イベント指定)


・スィテリアは銀の像とリンゴ酒を手に入れた!

-宿屋-

パルマ「着ぐるみのお陰で警察から逃げ仰せてるが…宿屋生活で金欠気味だな」ハァ

茸少年「ビンボーなの?」

パルマ「あぁ、面倒なお仕事の時間だ…」ポリポリ


安価下2

1、宝石詐欺

2、飲食店のバイト

3、その他(自由指定)


-レストラン・裏口-

店長「いやー…丁度、日雇いの人が欲しかったんだよ。 えーと、パルミちゃんは二十歳かぁ、まだまだ若いねぇ」ペラッ

パルマ「あはは、どうもです」ニコッ

パルマ(…サツに捕まらない為とはいえ、女になるのは気が滅入る)はぁ

店長「じゃっ、早速だけどお仕事の話ね…君の担当は」

安価下2…職務内容


パルマ「出前…ですか?」

店長「あぁ、うちの売りでね…えーと、此処に行ってきて」ビリッ

無造作に破り渡されたメモには住所が記載されている

店長「表の魔導式二輪車も貸しておくから、頑張ってねー」バタン

パルマ「え、あっ…ちょっと!?」

閉ざされた裏口を背に、一人残されたパルマは肩を落としながら二輪車へと歩む

パルマ「そういや、配達先を確認してなかったな」ペラッ

安価下2…出前の届け先


-仮面屋-

パルマ「こんにちわー、暖かさと笑顔を届けるデリバリーです!」ガチャ

土竜人「おー、待ってましたよー」

パルマ「はい、商品はこちらです……此処はお面屋さんですか?」キョロキョロ

土竜人「あぁ、そうだよ…そうさなぁ。 なかなか来るのも早かったし、お代に加えて一つ面を上げよう」ニコッ

パルマ「いいんですか!?」

土竜人「勿論だとも、俺等の一族は目は悪いんだがよ…アンタがべっぴんさんな事ぐらい分かりゃあよ」ヘヘヘ

パルマ(…女って便利だなぁ)

安価下2…どんな面を貰った?


土竜人「このメカメン・マークXをあげよう!」ジャーン

パルマ「えーと…コレ、駄洒落の為に作ったんですか?」ツマミ

土竜人「あはは、確かに見た目はブリキのロボットの顔みたいで可愛くないが…この面には仕掛けがあってな」

パルマ「…仕掛け?」

安価下2…仮面の仕掛けor能力内容


土竜人「俺等が込めた魔翌力によって…」カポッ

仮面マネキン「コワイナー」ギギッ

仮面人形「ザケンナー」スクッ

仮面机「…」シーン

土竜人「人型の物体を使役出来る用になるんだ。 自立式じゃないから難しい命令は出せないがな、はい」かぽっ

パルマ「あ、有り難う御座います…また、ご贔屓にー」ガチャ

・パルマは簡易使役の機械面を手に入れた!

パルマ「…使い道に困る面だな、こりゃ」ポリポリ

安価下2…魔導二輪に乗って帰る途中のイベント


パルマ「アシスト付きなのが魅力的だよな…どうみても自転車だけど」キコキコ

シルフ「あ、あのっ!!」バッ

パルマ「うわっち!?…急に飛び出してきたら危ないだろ!」キキーッ

シルフ「すまない…実は迷子になってしまって。知り合いに似たお姉さんを見つけたから呼び止めたくて、つい」しゅん

パルマ「事情はわかった……で、どこ?」

シルフ「どこ…?」

パルマ「行きたい所だよ、帰り道に寄れるんなら乗せてってやるからさ」ぽりぽり

シルフ「い、いいのかっ!」パァッ

パルマ「このまま置いていく訳にもいかないだろ…」

シルフ「お姉さん、イイヤツだな!」

パルマ(確かに…ガキと関わってから随分と甘くなったもんだな、俺)

安価下2…シルフの送り先(帝都内のみ)


シルフ「えっと、あのデッカイ建物に行きたいんだ」ユビサシ

パルマ(げっ…六塔かよ、さっと届けて去りたい所だな)

シルフ「そういえば、おねーさんはご飯屋さんなのか?」

パルマ「いいや、今日だけ配達のバイトしてんだよ」

シルフ「バイトってことは…おねーさんも穀潰しなのか?」きょとん

パルマ「それは自転車から振り落とされたいってアピールか?」ピクッ

シルフ「うちのグータラは穀潰しだからバイトさせられてるってアカネから聞いたぞ?」

パルマ「色々と誰だか知らないが、んな奴と一緒にすんなって!」

シルフ「んぇ…何で怒ってるんだ?」

パルマ「…もう、アホらしくなってきたわ」ハァ

安価下2…道中のイベントや会話内容


シルフ「…なぁなぁ、おねーさんは家族は居るのか?」

パルマ「…居ねぇよ、ずっと一人で生きてきた」

シルフ「そっか、今も変わらずか?」

パルマ「そりゃあ、変わらないに決まって……」

茸少年『にーちゃ、にーちゃ!!』

シルフ「ん…急に黙って、どうかしたのか?」

パルマ「最近、騒がしいのが一人増えたのを思い出してな…」フッ

安価下2…塔に着いた時の選択

1、スィテリアと鉢合わせる

2、ささっと離れ、店に戻る

 


-骨の塔-

パルマ「うっし、やっとこさ着いたわ」

シルフ「おー! ありがとーだぞ」ひょいっ

パルマ「ん、んじゃ、私はこれで」

パルマが二輪に跨ると同時に塔の扉が開かれる。

スィテリア「ん、遅かったじゃないか…っと貴方は?」

シルフ「私をここまで送ってくれた良い奴だぞ!」

パルマ「えっ、あっ…ど、どうも」オロオロ

スィテリア「【安価下2】」


スィテリア「お礼に少し休んで行ったらどうだ?」ニコッ

パルマ(…此処で帰れば怪しまれるか? いや、話しててボロが出たらヤバいし)ムググ

パルマ(えーい、なるようになれだ!)

安価下2…パルマの選択

1、し、仕事の途中なので失礼します

2、お言葉に甘えさせて頂きますね

3、自由安価

・最近は忙しくて、内容が荒い上に短めでスミマセン。

・今日はここまでです。


パルマ「じゃ、じゃあ…ほんの少しだけお邪魔しますね」アセアセ

スィテリア「あぁ、丁度よく菓子と茶が用意出来た所でな…適当に座っててくれ」

シルフ「おねーさん、案内するぞー」グイグイ

パルマ「うん、分かったから引っ張るなって」ズルズル

パルマ(……い、勢いに任せて入っちまったが大丈夫だよな)

安価下2…イベント、ハプニングor会話内容


スィテリア「不躾ながら君の話を聞かせてはくれないかい?」ズズッ

パルマ「わ、私の話ですか?」

シルフ「良い人のお話、私も聞きたいぞ!」

パルマ(うっ……雰囲気的に実体験を話さないと怪しまれるよな)

パルマ「幼い頃に私は両親を亡くし一人で生きてきました」
   「ある時は(お金稼ぎに)賞金首を追ったり、(詐欺に使うクズ石を取りに)探鉱でつるはしを振るったり」
   「(警察の)いかつい人達に捕まりそうになりながらも、これまで生きてきましたかね」ポヘー

スィテリア「………」ギュムッ

パルマ「うぇっ、急に抱きしめてなんですか!!(まさか、今のでバレて捕縛しようとしてっ!?)」

スィテリア「そんな過酷な人生を一人で送って来たと聞いて…私は感動しているのだ。私は君の事が気に入ったよ、シルフの件の礼も含め困った事があれば遠慮無く言ってくれ給え」バンバン

パルマ「は、はぁ…どうもです?」ポカーン

・スィテリアのパルマ(キグルミ)への友好度が上がった!

-勿論、のんびりしていたので店に帰ると店長にドヤされました-

・パルマは銀貨とたんこぶを手に入れた!

安価下二…シーン指定


-帝都・市街-

アカネ「うーん、慣れてきたとはいえ…やっぱり帝都は広いわねー」スタスタ

地図を片手にアカネは歩いて行く。

アカネ「目的のお店は…っとあそこかな」ガチャ

安価下3…店と買い物内容


・バタバタしており、毎日更新どころか週が明けてしまいました。
・今月も予定が詰まっているので、暫くは一日数レス進みとなりますがご了承下さい。


-何でも雑貨・ペンタゴン-

アカネ「マリカちゃん…今日もバイト頑張ってるだろうし、差し入れ買って上げたいんだよねー」

店員「いらっしゃいませー」

アカネ「コーヒー豆と紅茶の茶葉を頂けます?」

店員「えーと、こちらの二品ですね……サービス期間なので試供品の【安価下二】もお付けしますよ」

アカネ「はーい、お代はここに置いときますからー……さて、どんな試供品なんだろ?」ガサゴソ


安価下3…シーン指定

1、アカネの差し入れ届け

2、サボり魔のマリカ

3、テンチョーのため息


・アカネはカワルーンキャンディ(試供品)を一つ手に入れた!


アカネ「ほほぉー…なかなかに面白そうな飴玉ですなぁ」ニヤニヤ

アカネ「一つしかないのが残念だけど、差し入れ前のイタズラとしては十分よねっ!」パクッ

安価下2…誰に変身してマリカに会いに行く?


・ぎゃあっ、飴じゃなくて玄米サプリだった!!
・既に進めてしまったので飴で進行させて下さい、サプリの方ご免なさい。

アカネスィテリア(以下アカスィテ)「御免下さーい!」ガチャ

メイド達「!!」ビクッ

スィテリア(あれ…なんか、メイドさん達が私を見ておびえてる?)

メイド1(酒乱の破壊神が再来するなんて)ガクガク

メイド2(法帝様とご来店し、酔って柱を抱き壊した伝説は今も語り継がれているわ)プルプル

マリカ「げっ、アンタまた来たのか、酔っては……ないようだな」スンスン

アカスィテ「そりゃあ、まだ飲める歳じゃないし」

マリカ「いや、前回はべろんべろんだったろ!」

アカスィテ「あ、あぁ…そういえばそうだったな(危ない危ない、今はスィテなんだった)」

マリカ「で?…なんか用かよ、お嬢様」棒読み

アカスィテ「あー、ゴホン……【安価下3】」


・えー…遅くなりすみません。長ったらしい言い訳を期待されてる方はいないと思うので、先ずは再開させて頂きます。

アカスティ「素面で君の働く姿を眺めさせて欲しいと思ったんだよ」

マリカ「お、おう…急に小っ恥ずかしい事言うなよな」

アカスティ「ダメだったか?」ジー

マリカ「タダ見で何時までも突っ立ってもらっちゃ接客のジャマだ。座って何かしら頼んでいけよ」プイッ

安価下2…何を注文しますか?(・メイドカフェで出来る範囲の注文に限る)


アカスィテ「じゃあ、チーズケーキとコーヒーの……」

マリカ「いつも通りブラックだよな、任せなっ!」

アカスィテ「えっ…違っ」←コーヒー風味の激甘牛乳派

ー5分後ー

マリカ「そら、マリカ様特製ブラックコーヒーだ」カタッ

アカスィテ「うぅ…一応、ケーキと食べれば苦味も多少は緩和され……やっぱり苦いよぉ」

マリカ「アレ、口に合わなかったか…っかしいなぁ」ポリポリ

アカスィテ「取り敢えず、私はチビチビ飲んでるからマリカちゃんはお仕事してて…」

マリカ「んー…なんか、今日のアンタどこか変だぜ?」

アカネ「ふぇっ・・…そ、そ、そんなこと無い、だぞ!」ビクッ

マリカ「なら良いんだけどよ、【安価下2】かと思ってな」

1、風邪でも引いてる

2、おちょくってる

3、まさか…偽物なんじゃない


マリカ「…ちょっと、顔貸せよ」

アカスィテ「えっ、喧嘩でもする気なの?」

マリカ「馬鹿なこと言ってんじゃねーよ、こうするから面貸せって言ってんだよ」額ゴチン

アカスィテ(あわわ、マリカちゃんの顔が近いよ、顔・・////)

マリカ「んー、やっぱし少し熱いな…」

アカスィテ「あ、あぁ、確かに今思うと熱っぽい気もするな。きょ、今日は帰るとしよう」ガタッ

アカスィテ(このままじゃ、違う意味で茹で上がるし・・)

マリカ「おー…帰りに色々買っといてやるから安静にしてろよ」

アカスィテ「ひゃいっ、それじゃあ」ダダダダッ

マリカ「…にしても今日のアイツは変だったな?」

〜アカネの差し入れ(悪戯)は失敗しました〜

ーその日の夜ー

スィテリア「アカネー、マリカが妙に優しくて気味が悪いんだが何か知らないか?」

アカネ「し、知らなーい・・」


安価下2…シーン指定


ー執務室(強制仕事部屋)ー

法帝「やぁ、今日も仕事に追われている僕だよ」

机、書類、椅子しかない質素な部屋で小柄な帝は貴方達へ語りかける

法帝「今日も抜け出してサボる気なんだけど…見た通りの具合なんだ」

法帝特有の力である異世界通信術による、不特定な誰かへの相談

法帝「ん?…視覚情報は其方には送られないのかな。うーん、十段階で表すと【コンマ下1】な監視状況なんだよねぇ」

話しは壮大だが、なんとも残念な内容だろうか


法帝「4…まぁ、平均的だが少し緩めな監視だよ」

法帝「最大のポイントは秘書ちゃんが用事で居ない事なんだけど、それでも窓無しで唯一の扉の向こうには見張り番が二人…どうしたらいいかな?」

法帝「無論、只のサボりで怪我人を出す気はないから」

安価下2…何をする?


法帝「なるほど、つまりこうすれば良いんだね」バッ

法帝は扉付近の壁と面する壁に向けてジャンプし、両手足を突っ張り棒代わりにして天井へ張り付いた

法帝「あ、宙に浮いて張り付くとかを想像してた人はゴメンね。僕は賢者だから回復や付与術式が専門なんだ」

彼女は顔色一つ変えず、にこやかに話している。
無論、両手足で天井付近に張り付くのには、並大抵の筋力では難しいだろう

法帝「えーと……これで良いかな」ブンッ

物音を立てるために法帝は持っていた判子を扉へ投げつける

ーバキッー

見張り番1「な、何事でありますか・・」
見張り番2「突然、判子が扉を貫通してきたでありますよ・・」バンっ

力加減を多少しくじった様ですが、目論見は成功した様です

法帝(それじゃあ、コッソリと…)シュタッ

見張り番が部屋の奥まで行ったのを見計らい、法帝は音も無く地面へ飛び降り、部屋を出ました。

法帝「んふふー、自由って素晴らしいなぁー」

ー『逃げられたでありますからしてー・・』ー

見張り達の悲鳴を尻目に、鼻歌交じりに駆けていく彼女が向った場所は?

安価下2…法帝の行き先



法帝「これで、変装も完璧っと」

深めに法衣のフードを被り、活気溢れる街へ繰り出した

法帝「ふむふむ、街の人々はこういう所で買い物しているのか…」

興味津々で街並みを見やる法帝に誰かが声を掛ける

安価下2「【安価下3】」


アカネ「あのー、どうかしましたか?」

法帝「おや…アカネちゃんじゃないか」

こちらに駆け寄るのは見知った赤目の娘だ。というか、一応は主人公だ。

アカネ「む、何らかの悪意を感じたのですけど…まぁ、いいか。
で。こんな城下町に一人で来るなんて何かあったんですか?」

法帝「それはね、逃亡…基、民の生活をお忍びで視察しに来たんだ」フフン

アカネ「そうでしたかー。てっきり、またサボりに興じているのかと思いましたよー」アハハ

法帝「あっ、あははは、僕は一応は帝だよ? そ、そ
んなことする訳無いじゃないかー」ダラダラ

アカネの言葉に一瞬だが法帝の顔に冷や汗が滲む。

法帝「そ、そうだ…せっかくだから町を案内してくれるかい?」

動揺を塗り隠す様に法帝はアカネへと話しかける。

アカネ「あっ、はい…じゃあ【安価下一】まで案内しますね!」 



-六角書店-

法帝「ここは…書店かね?」

アカネ「はい、私ってば記憶がないから知らない事が多くて、いっぱい本を読むことにしてるんです!」

老店員「やぁ、アカネちゃんまた来てくれたのか」プルプル

アカネ「うん、今日は知り合いも連れてきたのよ」ニコッ

老店員「そうか、そうか…有り難いのぅ」プルプル

法帝「読書か……責務に明け暮れてて最近は出来ていなかったな」

アカネ「あっ、じゃあ丁度良いのがありますよ!今、町で売れてる本です」スッ

法帝「これは…?」

【安価下1】…本の題名


-これで貴方もサボりマスター!!怖い上司や部下のいなし方-

法帝「僕にピッタリの一冊じゃないか!」

アカネ「えっと…気に入ってくれました?」

法帝「あぁ! すぐに読破させてもらうよ」

今すぐにでも試してくる、と言って店を出ようとする法帝を店員が呼び止める

老店員「ちょいと、お客さんお代は?」

法帝「あぁ、すまない…えっとこれで足りるだろう。 釣りはいらないから、じゃっ!」ピラッ

老店員「いや、紙切れを渡されても……な、何じゃ、このべらぼうな値段の小切手はー!?」

アカネ「わー、0がいっぱいだねー」

老店員「わしゃ、夢でも見とるんかの」ギュウ

店内に残るのは、ポカーンとしたアカネと頬を抓る老店員だけとなった。 


法帝「フ、フフ…魔導書なんかよりも価値のある書物を僕は手にしてしまったようだ」ぺらっ、ぺらっ

ページをめくる顔は賢者というよりは魔王の方が似合っているんじゃないかと思わせる。

法帝「なるほど、こうすれば秘書ちゃんも僕に甘く接してくれるのか!」

丁寧にマーカーまで引く姿を秘書が見たならば、その力を仕事に回してほしいと嘆いたであろう。

法帝「よーし、今日のサボりを問い詰めに秘書ちゃんが明日の朝一で来るであろうから早速、実践だ!」グッ

果たして上手く行くのだろうか、答えは神のみぞ知る。

【安価下二】…いなし方、機嫌の取り方


翌日、法帝の投げた判子が貫いた執務室の扉が、軽快に豪快に突き破られる。
あぁ、無情…扉に罪は無い。

秘書「法帝様…いや、法帝でいいですね」ピキピキ

法帝(うわー、滅茶苦茶怒ってる!!)ワクワク

秘書「私はあれほど言いましたよね?…今日だけはサボらないようにと口を酸っぱくして」ゴゴゴゴ

法帝(よし、怒りがピークの今こそ試すとき!)

法帝「だって、秘書ちゃんが居なくて暇で寂しかったんだもん」すりすり

秘書「………」

コンマ下1(怒り補正+1)

0~3…許してくれる

4~9…許すわけがない

ゾロ目…特殊結果


秘書「そうでしたか…そうとは気付かずに御免なさい」

法帝(き、効いた!?)

秘書「では、今日は付きっきりで仕事を見張らせていただきます。 それはもう、タップリ、じっくりと…」ガシッ

法帝「うわーん、本なんか嘘っぱちだー!!」

ズルズルと引き擦られ、秘書の部屋に連れて行かれた法帝は、ゲッソリとした顔で三日後に解放されました。

安価下二…シーン選択


-スィテリア宅-

オイワ「お早う御座います、ロボスィテさん…おや、今は整備中ですか?」

ロボスィテ「あぁ、身かラ出た錆という言葉は私にとッて洒落にナラんからな…メンテナンスは機人の嗜ミだ」カチャカチャ

簡易的な整備を行う手付きは慣れたもので、テキパキと部品の確認や取り替えを済ませていく。

ロボスィテ「そういう君は何をしテイる所なんだ?」

集中しているのか、彼女は振り向かずにオイワに尋ねる。

オイワ【安価下二】

安価下二…発言か行動の指定


オイワ「新しい技術開発の資料集めです!」エッヘン

無い胸を張って自慢気に語るオイワ

ロボスィテ「詳しク言うトどんな技術ナンだ?」

安価下2

1…胸関連の技術

2…幽体関連の技術

3…その他の技術(自由安価)


オイワ「どういった材質の壁なら抜けやすいとか、動物に乗り移れるかとかを調べてメモしていました!」ぺかー

ロボスィテ「そ、そウか…」

オイワ「あのぅ、そのついでなんですが…ロボスィテさん【安価下二】を頼めませんか?」


ロボスィテ「実験の手伝イか…まぁ、メンテナンス後の動作確認も兼ネテ手伝おウ」

オイワ「いやー、有り難いです。なにぶん霊体では出来ない事でして」

ロボスィテ「では、私はドんな実験の何を手伝えば良インだ?」

安価下2…実験内容

安価下4…手伝い内容

・ミッカブリニ、カミンシマス、オヤスミナサイ。


・サムクテ オキタ フミダイ


-領外近郊・森-

ロボスィテ「そンナ訳で…領外の森マで来たが、何か居るダロうか?」きょろきょろ

ガサッ

ロボスィテ「ム、生体反応を感知!」バッ

安価下2…どんな生き物を捕まえたか?


狼「ガルルルルルッ」じたばた

ロボスィテ「こんなのデどうカネ?」

オイワ「野生の狼ですかー…いやはや、喰い殺された相手に乗り移るなんて運命感じますね。では、早速お邪魔します」ニュルリ

羽交い締めにされた狼の体に霊体がスゥと入っていく。

安価下1…結果

1…難なく掌握に成功

2…獣の精神力に敗北し追い出される

3…自由安価


オイワ「バウッ!(無事に乗っ取れました!)」

ロボスィテ「…今一、どうナッタか分からないんだが成功しタノか?」キョトン

オイワ(むむむ…意志疎通は出来ないようですね。なんとか成功したと伝えなくては!)

安価下2…オイワの行動


オイワ「ワンッ!!(やはり信頼を表すには、この手に限ります)」ぽむっ

ロボスィテ「野生の狼がお手を!…やはり、成功しタノだな」ナデナデ

オイワ「ワフゥ、ハッ、ハッ(はいです! あれ? 何でか妙に撫でる手が心地良いのですが)」フリフリ

ロボスィテ「フフフ、私モ手伝ったカいがあったよ」ワシワシ

オイワ「クゥン、フゥー、フーッ(か、身体に引き擦られて反応してしま、あっ、止め)」

\ワオーン/

この後、滅茶苦茶よしよしした

・オイワは動物魂入を会得した!

安価下2…シーン転換

1、魔術師の襲撃

2、憤怒のダートリー

3、法帝の自問自答


-とある空き家-

ダートリー「何で、俺を連れて逃げやがったッ!!」

包帯を幾重にも巻いた罪人が、仲間へと吼え立てる。

魔術師「デハ、敗北シタ貴様ヲ見捨テロト?」

賭博師「そうだぜ、あのままじゃ旦那はブタ箱に逆戻り確定だったんだしよぉ」

ダートリー「うるせぇ、俺は負けてなんかいねぇ!!」ふーっ、ふーっ

魔術師「オ前ハ…膝ヲ附キ、息ヲ荒ゲ、刃ヲ失ッタ。 ソレデモ負ケテナイト言ウノカ?」

ダートリー「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れぇーっっ!!」

賭博師「落ち着いてくれよ旦那ぁ、そんなんじゃ、ぐぱぁと傷が開きやすぜ」キヒヒ

ダートリー「もっと、もっと力があれば…力が」

-ギィッッ-

魔術師「!!……誰ダ?」

突如、空き家に不穏な魔翌力が流れ込む。
それはまるで泥のように深く暗い魔翌力だ。

仮面の男「力が欲しいか?」

魔術師「オイ、誰ダト聞イテイル…」じっ

仮面の男「お前ではなく、そこの怪我人に聞いている…貴様は命を対価に力を欲するか?」

ダートリー「俺は…俺様は……」

1、力を欲する

2、力を欲しない


ダートリー「奴に勝てるのなら命だって投げ捨てられる…寄越せ、力を寄越せ!」

仮面の男「実に狂った考えだ……さぁ、その狂おしき憎悪を纏いし魂に祝福と罪を授けよう!」

高らかな宣誓と共に部屋に滞留していた魔素が一つの形に集まり出す。

魔術師「何ナンダ、コノフザケタ魔素ノ量ハ!!」

仮面の男「さぁ、受け取り給え…汚れた力を、純粋なる力を」スゥッ

その言葉と共に仮面の男の姿は、霧の様に四散して消え去った

残されたダートリーの手には、形容しがたき暗い闇が握られていた

ダートリー「くははっ、まだ俺の復讐は終わらねぇ…くひゃひゃひゃひゃひゃっ!」

魔術師「…ダートリー」

安価下1…闇の形状(武具、食料、注射器等の持てるものに限る)

安価下3…シーン転換(人物&イベント指定)


・ご飯食べて、深夜に戻ってきます。


-執務室(扉修理中)-

いつもなら秘書の怒声が響くこの部屋から、珍しくペンや判子を使用する音が響く。

法帝「秘書ちゃん、予算案と外交案件の書類をくれるかい」サラサラ

秘書「はい、既に経費削減の目処まで織り込んだ物と貿易国の資料をお手元に」

法帝「流石だねぇ、秘書ちゃんは手際が良くて助かるよ」

秘書「いえ、同時に四つの仕事をこなす法帝様にはかないません」

法帝「【安価下2】」


・さて、設定メモをなくすとは失態だ。
・踏み台


法帝「なら、たまには頭を撫でてくれても良いんだよ?」カキカキ

秘書「たまにはって…いつも通りの間違いではないですか?」サラサラ

法帝「いやはや、ばれたかー」カタカタ

秘書「少なくとも業務が終わってからにして下さいよ」ガチャコッ

法帝「えー、秘書ちゃんのいけずー」ブーブー

秘書「【安価下1】」


秘書「早く終わったら、膝枕までなら許容して上げますから頑張って下さいませ」

法帝「…膝枕」ピクッ

その一言に法帝がバチバチと気を高めていく。

法帝「僕を本気にさせたらこんな所だよ!」ムフー

それは、一瞬の出来事で片目ずつ資料に目を通し、流れるように右手でサインや判子を付けていき、左手でポテチを食べる。
実に無駄のない動きで山積みの仕事は消滅を果たしたのだ。

秘書(鞭より飴の方が働いてくれるのかしら……はぁ)

法帝「さぁ! 早く、膝枕撫で撫でをハリー!!」

秘書「分かりましたから、落ち着いて下さい。急がなくとも膝は逃げては行きませんよ」ぽんぽん

法帝「準備が出来たようだし…いざっ!」

-ガチャッ-

【安価下1】「【安価下2】」


スィテリア「あっ、資料探しに立ち寄ったので…私の事はお気になさらずに」キリッ

法帝「じゃあ、お言葉に甘えさせて頂こうかな!」コテン

秘書「ダ、ダメです! 民を統べる帝が人前でそのような事をしてはなりません!」スクッ

秘書が強引に立ち上がると、膝に寝ころんでいた法帝が床へ転げ落ちた。

法帝「あだっ!?約束が違うじゃないかー!」

秘書「とにかく、致しません///」

法帝「【安価下2】!」


スィテリア(相変わらず、仲がよろしいお二方だ…)ガサゴソ



法帝「いやー、秘書ちゃんは昔から急に恥ずかしがったりするよねー」

秘書(…人前だからに決まってるじゃないですか!!)

法帝「ところで、アカネちゃんはどうなんだい?」

スィテリア「アカネですか?…えーと、何がどうなのですか?」

法帝「勿論、【安価下2】についてだ」


1、記憶の事

2、恥ずかしがるか、どうか

3、その他(自由安価)  


スィテリア「まぁ、人前で抱きついてきいたりはしますが…何かおかしいでしょうか?」

法帝「ううん、スキンシップは大切だと僕は思うなぁ…ねー?」じりっ

秘書「だ、大事ですが場所と人目を弁えて下さい!?」逃

法帝「あっ…冗談なんだから逃げなくてもいいのに」

スィテリア「冗談の割には狩人の様な目をしていらっしゃいましたよ…さて、私は資料が見つかりましたのでこれにて」

法帝「うむ、存分に職務に励み給え」


安価下2…シーン選択

1、パルマ

2、魔術師


-宿屋-

パルマ「…弾丸用と騙しに使う宝石もそれなりに集まった」

茸少年「きらきらー!!」

パルマ「変装道具も完璧…この国の操作網が強化されてる上にガキを連れては無理が生じてきた」

茸少年「うー?」

パルマ「貿易商のキャラバンに紛れて他国に逃げる時期か…いや、しかし」ぶつぶつ

茸少年「にーちゃ? ぽけぽけしてるの?」

パルマ「うしっ、決めた…【安価下2】するぞ!」


パルマ「俺らはほとぼりが冷めるまで、北の河を渡って魔法国に高飛びする…いいな?」

茸少年「おでかけー! きのこはオヤツ はいる?」きゃっきゃっ

パルマ「わかってんのかぁ?…まぁ、いっか」ぽりぽり

安価下2…河を渡る時間替

1、少しは人通りのある昼

2、人気のない夜更け


-北六角橋-

パルマ「着ぐるみのお陰でなんなく来れたか…無駄に気疲れしちまったぜ」

パルマ「ともあれ、後は貿易と旅客を兼ねた魔空挺に乗り込めりゃあ、逃げ隠れも終わりだ」

茸少年「ぷかぷか とんでるー」

日差しが眩しい空を遠目に見ると、魔空挺が着陸場所に近づいているのが分かる。

パルマ「さっ、乗り遅れない様に急ぐぞ」すたすた

その時、早足で歩くパルマの耳が微かな声を捉えた。

???「詐欺師パルマ…」ぼそっ

パルマ「ッ!?…誰だ!」

魔術師「久シイト言ウベキカ?」スッ

パルマ「手前等はいつぞやの…」

茸少年「ユーカリハン!」

パルマ「……誘拐犯な」はぁ

賭博師「こんなアホそうな奴等に俺らは逃げられたのかよ…泣けてくるぜぇ」

魔術師「【安価下2】」


魔術師「取リアエズ、捕マエサセテモラオウカ…只、今スグデハナク夜ニナ」

パルマ「お前は馬鹿なのか?…黙って捕まったり、夜になるまで待つ義理はこっちにはねぇんだよ」ジリッ

魔術師「残念ナガラ貴様等ハ、逃ゲラレハシナイ…何故ナラバ」

安価下2

1、魔空挺に爆弾を仕掛けてあるから

2、警察に高飛びの情報をリークしたから

3、その他(自由安価)


パルマ「なっ、んな事したら沢山の死人が出るどころか……下手したら戦争になるんだぞ!?」

魔術師「我々ニハ関係ナイ事ダ。 モシ、貴様等ガ連絡ヤ逃亡等ノ反抗ヲ起コセバ…」

賭博師「真っ赤な花火が空を彩るぜぇ、血で真っ赤なのがよぉ」

パルマ(ちぃっ…本当は誰がくたばろうと知ったこっちゃねぇ。 だが、飛空挺を爆破されたら逃げる術が失くなる)

茸少年「にーちゃ…」ぷるぷる

パルマ(考えろ、最善策を考えるんだ…!!)

安価下2…パルマの行動


パルマ(一か八かだが、起爆装置を掠め取って街に逃げれれば!)

0、ゾロ目 起爆装置を奪って逃走に成功

コンマ下一

1~2 魔空挺を爆破されるもギリギリで街へ逃げ込める

3~8 あっさり捕まり、二人ともに廃屋に連行される

9 パルマを徹底的に痛めつけた後に、茸少年だけを連れ去られる


パルマ「うおぉぉぉぉぉっ!!」ダッ

魔術師「雷撃符…対象ヲ捕ラエロ」

少年を抱きかかえて逃げるパルマに、雷を放つ二枚の札が迫りくる

パルマ「があぁぁぁぁぁ!!…ぁつ」バタッ

少年を突き飛ばして、二枚分の雷撃を浴びた身体は焦げ臭さと共に地へ崩れた

茸少年「に、ちゃ…あ、あぁ」へたっ

魔術師「サテ、アジトへ日ガ高イ内ニ行クノハ目立ツ…適当ナ廃屋マデ運ンデオケ」ブツブツ

賭博師「はいよー……にしても、詐欺師の癖に馬鹿だなぁアンタ。警備の厚い魔空挺に爆弾なんか仕掛けてるわけねぇのによぉ」クフフ

・パルマ、茸少年が捕縛されました!

安価下2…シーン転換(人物指定)


・面白ければ、自己踏み台なんか要らないんだなぁ…頑張ろっと


・だと、良いんだけれども…未だに安価指定数を見極められないのです。

-スィテリア宅・一階-

スィテリア「ダートリーはまだ捕まっておらず、か」ペラッ

六角新聞をめくりながらスィテリアが紅茶を嗜んでいると、上階からドタドタとアカネが下りてきた。

アカネ「スィテー、ロボスィテとお買い物に行ってくるねー」ガチャ

ロボスィテ「オリジナルよ、戸棚に食事は用意しテアるから好キニ食べてくれ」

スィテリア「あぁ、有り難く頂戴するよ。 アカネは道中転ばない様に気をつけるんだぞ」

アカネ「わかってるって、それじゃ!」バタン

一時的な喧噪も静まり、再び新聞紙をめくる音だけが響く。

スィテリア「…今日は何か予定があっただろうか」

ふと、思い出したように騎士は手帳を開いて、今日の日付を確認してみる。

-本日の予定-
【安価下2】 



スィテリア「この予定は……法帝様のイタズラ書きか」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

法帝『僕の行き付けの店だから…満足度は保証するよ!』ドヤァ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

スィテリア「全くもって気乗りはしないのだが……法帝様の薦めだ。 顔だけでも出すとしよう」やれやれ


-六角パブ・ワオモーレツ-

スカート店員「いらっしゃませ、お客様っ!」ひらひら

ここは様々な女の子がスカートをひらつかせながら給仕に勤める店だ。

スィテリア「弱めのを一杯頂けるかい?」

スカート店員「かしこまりましたぁ、すぐにお持ちしますねぇ」ひらひら

スィテリアに付いたのは猫なで声の人の女性である。

スィテリア「あぁ、そうだ…君、ちょっといいかい?」

スィテリアは注文を受けてバックヤードに戻ろうとする店員を呼び止めた。

スカート店員「はぁい、なんでしょうか?」ひらひら

スィテリア「これも役目でね、失礼するよ」バッ

洗練された腕の振りが風を起こし、スカートの下の布を露わにするのであった。

スカート店員「いやーん、お客様のえっちぃ…もー、一回の料金は」

スィテリア「やはり、下着は薄くて派手なのだな。 しかし、嫁入り前の若い娘がこのような事をしていたら…こんな事になりかねんぞ?」クイッ
料金の説明に移ろうとする店員の話を遮り。
スィテリアは相手の顎をクイッと持ち上げて、紳士的な忠告を耳元で囁いた。

スカート店員「あ、えと、その…お、お酒持って来まひゅ///」


頬を赤く染め、脱兎の如く逃げていく店員を不思議そうに眺めていると他の客が話しかけてきた。

客「いやぁ、色男だねぇ…イカシてるねー。アンタ、一緒に酒でも飲まねぇか?」

スィテリア「いや、私は顔を出しに来ただけであって…それに私はお「堅いこと言うなって、面白い話を聞かせてやるからよっ!」

それなりに酔っているのか、聞くとも言っていないのに男は一方的に喋り出した。

客「あのな…【安価下2】」

安価下2…話の内容


客「この店には亜人の娘がいるんだ、ここいらではかなり珍しいぞ?」

スィテリア(基本的に亜人は獣人サーカス団の周りに移動集落を作ると聞くが…こんな場所で一人で働いているのか?)

客「ほら、あの奥でモップかけてる娘がそうだぜ」

男が指さす先には黙々と床を磨く少女が立っていた。

スィテリア「【安価下3】」

安価下1…何の亜人?



スィテリア「ほぉ、狼人か…私が父と昔に住んでいた場所では何度か見かけた種族だ」

狼人「…………」キュッ、キュッ

スィテリア「おーい、そこの掃除している店員さん」

狼人「………?」スタスタ

モップを壁に立てかけた少女は早歩きでこちらへと近づいてきた。

狼人「【安価下2】」


狼人「貴方もスカートをおめくりになるのですか? いつでもどうぞ…」

先程の店員とは違い、無愛想な表情の狼人は諦めてる様な冷めた口ぶりで喋った。

スィテリア「ふむ、【安価下2】」

1、お言葉通りめくるとしようか

2、いや、話がしたくて呼んだんだ

3、自由安価


狼人「話ですか?………上から6」

スィテリア「あー、いや下世話な話ではなく普通のお喋りなんだが」

狼人「…変わったお客様ですね。何について話しますか?」

安価下2…会話の内容


スィテリア「私の知る上では狼族は犬族や狐族を纏める高位の種族の筈だ。 それが、何故にこんな店で働いてるんだい?」

狼人「それは……その質問は命令ですか?」

スィテリア「いや、話したくなければ、これ以上は聞かない」

狼人「【安価下2】」


白狼人「いえ、見ての通り私はアルビノでして…忌み子として追放された身です。 それでも野垂れ死にたくはないから此処で働いているのです」

確かに少女は真っ白な髪や尾に加え、赤い眼をしている。
口ぶりから察するに親の愛情も知らず、こんな仕事が当たり前な生き方をしてきたのだろう。

スィテリア「君は…それで満足してるのかね?」

白狼人「…何で、その様な事を聞くのですか」

スィテリア「【安価下2】」


スィテリア「見た目だけで捨てられ、こうして生きてきたのに見返してやりたいと思わないのか?」

白狼人「初めから何も無かったんです。未練も意地もありません…そろそろ、業務に戻ってもよろしいでしょうか?」

圧倒的な無力感が氷のように冷たく彼女の気持ちを閉ざしている。

スィテリア「【安価下2】」

・台詞内容やコンマ50以下で白狼人はバックヤードに帰ります。


スィテリア「私の下で働かないか? 丁度、君の様な人材が欲しかった所だ」

白狼人「私には貴方の下は眩しすぎる……どうしても、話がしたいなら店に来ればいいわ、私は毎日働いてるから」スタスタ

そう告げると、白狼の少女ははバックヤードへと消えていった。

スィテリア「…法帝様も人が悪い。あの様な店員が居ると教えてくれれば、顔出しもしなかったというのに通う理由が出来てしまったではないか」

安価下2…シーン転換(人物、イベント指定)


・今日はここまで、大掃除(仮)が早く片づいたら日付変更時間辺りに書きます


-スィテリア宅・屋上-

アカネ「うーん、朝から胸がモヤモヤするんだけど何かしら?」

風に当たれば良くなると思いアカネは屋外まで来たが、どうやら効果は薄いらしい。

アカネ「もしかして…【安価下2】」

1、私の記憶が関係してる?

2、恋い患いみたいな物かしら?

3、昨日、夕食を食べ過ぎたのが原因?

4、只の気のせいかしら?


アカネ(ドッペル、何が原因か分かる?)

アカネが屋上の水溜まりに眼を向けると、そこにモノクロのアカネがニヤけ顔で写り込む。

ドッペル『見てたし、聞いてたし、知ってわる。けど、一応聞くよ…何か用?』

アカネ(朝からずっと胸の奥に違和感を感じるのだけど…もしかして、私の記憶が関係してる?)

ドッペル『半分アタリで半分ハズレね。理由を話しても良いんだけど…ちょっと、面倒くさいのよ』フワァー

アカネ(もーっ、真剣に答えてよ!!)

コンマ下1

コンマ30以下ではぐらかされる。
ゾロ目時には加えて口を滑らせる可能性有り。


ドッペル『キーワードは教えてあげる…後はピースをはめ込むだけ』

アカネの頭に幾つかの単語が浮かぶ


《魔王》 《魔神》 《勇者》
    《破壊》    《再生》    《紅い目》


アカネ(…あの、訳が分かんないままなんだけど?)

ドッペル『察しが悪いなぁ…じゃあ、もう一つサービスで教えてあげる。 この感覚は予兆、貴方にとっては悪いこと、私にとっては良いことが近々…起きる。そんな予兆よ』

そう言い残すとモノクロの水面は色づき、ドッペルではなく首を傾げるアカネを写した。

アカネ「……只の冗談と思いたいけど、この言葉は大事な気がするわね」

・昨日の残業分はここまで、そろそろ畳む準備をしないと…アホな1はパンクします。
・では、明日(今日)は年越しそばが打ち終わる昼辺りに再会いたします、良いお年を。


・手打ちのそばにゃあ手間がかかるものなんでい、べらぼ……ゴホン、すみません。不抜けてました。
餅を贅肉に変えて腹にチャージするのに夢中でした。

下1…人物指定

下2…行動指定


ジーッと窓から通りを眺める和服の霊魂は、退屈気にぼやいていた

オイワ「うーん…色々とやりたいことはあるけれど、見える方には見えるものですから霊体も面倒なものです」ハァ

   「あ、そうです! 久々にどなたかの身体を容れ物として拝借するとしましょう」  

下1…誰に乗り移ろうとする?

・捕縛されたパルマや茸少年、女魔族等の遠距離に居るキャラには乗り移れません。

・説明が不十分でしたが、街並みを眺めてて見つかりそうなキャラやモブを選択して下さい。

再指定…下1


乞食「どうか、どうかお恵みを…」

オイワ「あの方の身体を間借りさせてもらいましょう」スゥー

壁を抜けて近づくオイワに乞食は全く気づかない。

オイワ「おじゃましますよー」とぷん

乞食「…?……んんっ!!」

霊体が進入した違和感により首を傾げる乞食であったが、次の瞬間、ビクりと身体が跳ねた。

オイワ(IN乞食)「ふぅ、久方ぶりで心配ではありましたが成功したようですね」キョロキョロ

乞食は…いや、オイワは立ち上がり周りを見渡すとニヤりと笑った。

オイワ「さて、持ち主の精神に身体を追い出される前に、さっさとやりたいことを片付けなくちゃ…」

安価下2…オイワの行動


それから暫く経った街には道行く人にチラシを配るオイワの姿があった。

オイワ「特にする事もなく、ロボスィテさんの作って下さる料理をむさぼる日々…
たまには真っ当な仕事をして、後ろめたくない食事を取りたかったんですよねー」

精一杯仕事に取り組む内に日はみるみると傾き、夕暮れ時を迎えた。

雇い主「いやぁ、人手が足りなくて困っていたんで有り難かったよ」ポンッ

オイワ「ふふふ、これで好きな食べ物を食べれます!」

決して多くはないが、それなりの金を得たオイワは意気揚々と食事所に足を向かわせた。

    ~カランコロン~

オイワ「おや?…あの方は」

安価下2…食事所に誰が居る?


オイワ「…アカネさんじゃないですか、おーい」ぶんぶん

アカネ「えーっと、どちら様ですか?」

オイワ「だ、誰だなんて酷いですよ!? 一つ屋根の下でともに暮らしているというのに!」

アカネ「えっ…あの、本当に分からないんですけど、何を言ってるんですか?」

オイワ(まさか、本当に忘れられてしまっただかぁ。わたす、ショックだっぺよぉ)シクシク

アカネ(酔っぱらい?変人?…ともかく、見たことない人には違いないわよね)

注…オイワは乞食の身体に乗り移っています。

アカネ「『安価下2』」


アカネ「あばよ」ササッ

ゴソゴソと料理の代金をテーブルに置くと、アカネは脱兎の如く店から駆け出た。

オイワ「えっ、待って下さいよー!!」

それをワンテンポ遅れてオイワが追いかける。

アカネ(あわわ、怖いから逃げたんだけど…追ってきた!?)

オイワ「何で逃げるんですかぁー!!…そんな反応されたら私にだって考えがありますよ!」

安価下2…オイワの行動



アカネ「ふ、振り切ったかしら…」ぜぇぜぇ

オイワ(いいえ、後ろに気配無く立つという霊的スキルでつけてますよ!)えっへん

アカネ「何だったのかしら…あの子」くるっ

オイワ(おっとっと)ゆらり

辺りを見回すアカネに合わせて、ユラユラと立ち位置をズラすのを見ると幽霊も存外大変なのかもしれない。

オイワ(さて、バレずに尾行してはいますが…どうしたものでしょう)

アカネ「『安価下2』」

・ほい。


アカネ「うーん、次会ったらお風呂に入れて上げないとね!」

オイワ(…へ?)

アカネ「怖くて逃げてしまったけど、よく見たら髪はボサボサでかわいそうだったもの」ウンウン

オイワ(もすかして、さっきは乗り移ってるからワタスだと気づいてなかっただけ…!?)

アカネ(あの子、よく見たら可愛かったもの!かわいかったらそうするべきよね!!)ジュルリ


安価下1…オイワの行動


オイワ「ア、アカネさん」ばっ

アカネ「ふわっ、さっきの追いかけてきた人!?」

オイワ「色々と事情があるんですが、私です。オイワです!」

アカネ「オイワちゃん?…た、確かに辻褄は合うわね」

オイワ「今はこの人の身体をお借りしてて、驚かしてご免なさいです」

アカネ「ううん、気にしないでいいわ…それより『安価下2』」 


アカネ「それより、何でその人の中に居るの?」

オイワ「それは、かくかくしかじかで…」

アカネ「成る程ね、気分良くご飯を食べる為にかぁ」

オイワ「完全に食事のタイミングを逃してしまいましたけどね」あはは

アカネ「じゃあさ…折角だし、誰かの身体を借りないと出来ないことをしようよ!」

オイワ「えっと、例えばなんですか?」

安価下2…どんなこと?


アカネ「お料理だったら当初の目的も果たせるし、生身じゃないと出来ない筈だわ!」

オイワ「おぉーっ、成る程です」

~暫くして~

アカネ「途中、ポルターガイストでの包丁使用とかハプニングがあったけど」

オイワ「えへへ、無事に完成しましたー。冷めない内に食べましょう、アカネさん!」

アカネ「『安価下2』」


・内容が不適切なので安価下とさせて頂きます。

再安価…下1

・初めに書いてあるように不適切な内容は、安価下の処置を取らせていただきます。
・取りあえず、今はここまで。続きは日を跨いだ辺りに。

・再々安価…下1


アカネ「はい、あーん!」スッ

オイワ「ふぇ…お気を使わなくていいですよ?///」

アカネ「いいから、いいから~」ズイッ

オイワ「んんむっ…あむ、んくっ」もきゅもきゅ

乞食の空腹感やオイワの性格も相まってか、差し出されたフォークが口内へと運ばれる。

アカネ「どうかしら、美味しい?」

オイワ「とってもおいひいれふ!」キラキラ

アカネ(一心不乱にもぐもぐしてて可愛いなぁ)

安価下2…シーン転換(イベント指定)


-会議室-

秘書「各塔長様、急な召集に応じて頂き感謝します」

ガンテツ「そう畏まるな、ワシはいつでも暇人じゃからのう」ガッハッハッ

アイ「暇ではない、義務だから来た」

サザン「ンゴゴッ……ブピュゥー」zzz

アーデンベルグ「秘書さん、塔長全員を呼び出したという事はそれなりの用件ですよね?」

秘書「はい、この度の召集は法帝様からの直命です」

スィテリア「…その法帝様のお姿が見受けられないが、何かあったので?」

秘書「法帝様は内密な仕事を片づけておられるので此処には現れません…しかし、言伝は預かっております」

ギルバート「…………」

アーデンベルグ「して、言伝の内容は?」

秘書「えー…『やぁ、皆…今回集めた理由はね【安価下2】について話し合ってもらいたいからなんだ』」


・うーむ、踏み台。

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