ラオウ「聖帝シーサイドの巻!」美希「後編!」 (190)

前作

「新世紀聖帝伝説 アイドルマスター イチゴ味」

サウザー「アイドルマスターイチゴ味!」貴音「その2!」

ケンシロウ「聖帝シーサイドの巻!」凛「前編!」






北斗の拳イチゴ味とアイマスのクロスです。

前作閲覧推奨です。前作を見ないと訳が分からないと思います

細かいことは気にしたら負けです



詳しい説明や設定は前作をご覧ください

今回は長くなりそうなので、ある程度書き溜め→投下というスタイルを取ります。ご了承ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412689754


ありす『えー、先ほどはケンシロウ人形とかいう誰も得しない賞品を紹介しましたが、実ははもっとマシなものもあります』





凛「あの糞苺…粉々に破裂させてやる」

美希「脳足りんタブレットが…蜂の巣にしてやる」

まゆ「うふふ…二度と日の目を拝めなくしてやりますよぉ…」


ケンシロウ「その発言は色々とアウトだお前たち…」

ありす『例えば“これであなたも理想の身体に!?晶葉印のボディメイカー”!』



千早「!!??」ガタッ


ありす『ラーメン○郎一年間食べ放題フリーパス!』



貴音「!!??」ガタッ


ありす『さらにさらに…なんと!世紀末六神聖リーダーの聖帝サウザー抱き枕!!キス顔の愛らしい聖帝様と夜を共にできる最高のアイテムです!!!!』






一同「」

凛「それが本当の誰得って言うんだよ全く」

美希「死ねなの。氏ねじゃなくて死ねなの」

まゆ「うふふ…本当ですよぉ…こんなもので喜ぶ人間の顔が見てみたいですねぇ……」







雪歩・春香「!!??」ガタッ


伊織「………」


サウザー『この大会は2人組で参加してもらう!…まさか2人組作れないような可哀想な子はいないよね〜!』


伊織「それってまるっきりアイツ自身のことじゃない…自分が作らせる側に回った途端調子に乗って…!!」ワナワナ

やよい「伊織ちゃん落ち着いて!」

春香「千早ちゃん!絶対勝とうね!!」

千早「ええ春香、絶対に勝ちましょう!!」









貴音「…………」ゴゴゴゴゴ


ラオウ「……トキ?」

貴音「………」ニコッ

ラオウ「!!??」ゾクッ

スマホだから落ちてるスレのURLの貼り方分からないのです…情弱ですいません

前作のタイトルでググれば出ると思います…

凛「ちょっと待って、トキとラオウのペアとか反則でしょ…ねえケン」





美希「あはっ☆」

ケンシロウ「…リン、すまない…紙一重で先約が入った」

凛「」



美希「哀れなの」

凛「」ピキピキ

美希「愚かなの」

凛「」ブチンッ

凛「シン!てめぇに今日を生きる資格はねぇ!!!!」ダッ!

ケンシロウ「落ち着けリン!!」ガシッ

凛「はぐぅっ……」ビクッ

美希「良かったなじゃないかリン、ケンに組みつかれて」クスクス

凛「うがあぁああぁあああああ!!!!」ジタバタ

ケンシロウ「シンも煽るな!!」



凛「…はぁ……はぁ…」

ケンシロウ「…リン、すまないが他と組んでくれ。リンなら沢山いるはずだ」パッ

凛「あっ………」トサッ…

美希「まあそういう訳だ、ケンはもらってくぞ、リン!」フハハハ






凛「」グスッ





冬馬「………」じーっ

翔太「どうしたの冬馬くん?」

冬馬「いや…なんでもねぇ」

北斗「うちは丁度4人いるし…俺はうちのエンジェルちゃんことトウさんと組もうかな?」

トウ「申し訳ないですが私はマネージャーなので出れないのです」

北斗「!そうなのですか…困ったな、そうするとうちも一人余る…」




冬馬「じゃあ俺はいいや」

翔太「えっ!?冬馬くん!!?」

北斗「どうするつもりなんだ!!?」

冬馬「大丈夫だ、ついさっきアテができたんだよ、そんじゃあな」スタスタ



ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー
ーーーーー


ヒューイ「今こそ我ら新生五車星の動く時!」ビシィン

シュレン「おう!何としてもケンシロウ人形を手に入れ、QUEEN様に差し出すのだ!」バシィン

ジュウザ「ほれほれほれほれ〜!!」バシャッバシャッ



ヒューイ「ジュウザ!?」

シュレン「なにをやっているんだお前は!?」


ジュウザ「何がビーチバレー大会だ!俺は自由に遊ばせてもらう!!」


ヒューイ「出たぞ!ジュウザのめんどくさいあれ!!」

シュレン「どうするんだ、ジュウザが出ないとなると、あいつが出ることになるんだぞ…」




フドウ「ブハハハハ!!!!」バーン!

凛(…はぁ、最近シンにかなり出し抜かれてる…このままじゃケンが取られちゃう……どうすれば…)トボトボ




冬馬「どうしたんだよリン、シンデレラガールとあろうお方が余っちまってるのか?」



凛「バ…バット!?久しぶり!そっか、バットもアイドルやってたんだったね。961プロはどう?」

冬馬「まあ大手だからな、充実してるぜ!知ってるかリン、ラオウのおっさんって、結構俺たちに甘いんだぜ?絶対子煩悩になるタイプだよ」

凛「ええっ、あのラオウが!?なんか意外…でも確かに世紀末終わってからのラオウってどこかポンコツだよね」

冬馬「言ってやるなよ…そうだ、リンは確か伝承者だろ?俺もおっさんに北斗神拳学んでるんだぜ!」

凛「!…へぇ。じゃあ今度手合わせしてもらおうかな?」ニコッ

冬馬「!!…昔のよしみだからって手加減しないからな!」ドキッ

美希(………ほう)じーっ


ケンシロウ「?どうしたのだシン」

美希「何、少し面白いものを見つけたのだ」ニヤッ





サウザー『フハハハ!それでは聖帝ビーチバレー大会の開催だ!!」ドヤァ





ラオウ「……トキ、あの者たちはうぬの事務所のアイドルだろう…?」

貴音「そうだが……その…」








雪歩「」ゴゴゴゴゴ
真「」ゴゴゴゴゴ

雪歩(……誰?春香ちゃんならまだしも、橘ありす…?何がプロデューサーの助手ですって……??)ブツブツ

真(またモバPさんがシン様の隣に…なんでボクじゃないんだ……なんで………)ブツブツ




貴音「……まあ、女には色々とあるのだろう」

ラオウ「ぬぅ…女とは怖いものよ…」

貴音「それはユリアの一件で嫌という程思い知らされただろう…?」

ラオウ「ぬぅ………」

かくして聖帝ビーチバレー大会が始まった!アイドルの戦いとは名ばかり!実際は世紀末拳士ひしめく修羅の地!!ただのアイドルしかいないチームは次々となぎ倒され、ここぞとばかりに世紀末の者が名乗りをあげていくのであった!!」


翔太「北斗君!変なこと喋ってないで試合に集中してよ!」



きらり「にょわあーーっ!!」ボゴァ!!




ドゴオン!!!!


北斗「チャオ☆」ドシャッ


翔太「北斗君ー!!!!」

冬馬「うわっ…なんだあの怪物…」

凛「諸星きらり、本名サヤカ。ラオウとトキの妹だよ」

冬馬「まじかよ…あんなの反則だろ……」

凛「でも結構探してみるとああいうのいるんだよね…」

千早「はやあ!!」ビシャッ!


ズドォン!!


飛鳥「……っ!」ビクッ


幸子「フフーン!」ドヤァ


ズバァン!!


春香「ひっ……」ビクッ


ズドォン!!
ドバァン!!
バシィン!!


春香「………私足手まとい…?」

飛鳥「……お茶でも飲むかい?」スッ

春香「あっ…ありがとう…」



春香・飛鳥「………」ハァ





千早(…何故かしら?何かこの子、ずっと昔に会ったような…それも、とんでもなく憎い宿敵だったような…)

幸子(何でですかね…この人、ボクより美しい…カワイイのはボクですけど!…何か憎たらしいですね…!)

美嘉「はっ!!」ババッ!


ズドォン!!


みりあ「ひっ……」ガクガク


美嘉「あっ…ごめんみりあちゃん……」オロオロ

莉嘉「お姉ちゃん!集中して!!」

愛梨「えいっ!」ビシュッ!


バシィン!!




美嘉「…しまった!!」

ケンシロウ「あたあ!!」ドゴォ!!


ズドォン!!


晶葉「!!??」

美希「あはっ☆」シャッ!!


ビシィン!!


まゆ「!!??」


ドゴォン!!
バシィン!!
ズドォン!!

まゆ「おかしいじゃないですかぁ…まゆたちは晶葉流北斗神拳で身体を強化しているはずなのに……」ガタガタ

晶葉「みみみみみえない!!ま…まったく見えない…そんな馬鹿な!!」ガタガタ





ケンシロウ「北斗神拳…お前たちに極められる拳ではない!」

美希「執念が足りないの!」




冬馬「ひでえなこれ…」

凛「うん、多少引っかかる所もあるチームもあるけど…でも、一番問題なのは」

ラオウ「ジョイヤーッ!!!!」ボゴァ!!


ズドォン!!!!


雪歩「」

貴音「いや〜っ!!」キュアアア!!


バシィン!!!!


真「」



ズドォン!!!!
ズガァン!!!!
ドガァン!!!!





雪歩「」
真「」

冬馬「あそこだな……」

凛「世紀末の実力ツートップのペアとかもはや犯罪でしょ…」

冬馬「へっ?世紀末?ラオウはともかく、何で四条が?」

凛「あっ、言ってなかったっけ。四条貴音はトキだよ」

冬馬「……えええええ!!??」

凛「何でも死の灰の影響で性転換しちゃったんだって…」

冬馬「トキ………」



ケンシロウ「俺もあの二人にだけは当たりたくないものだ…」

凛「あっ、ケン。もう試合終わったんだ」

冬馬「お前も同じようなもんだよケン…そうだ、おい星井!QUEENだか何だか知らねえが、ケンの隣をリンから奪うとか何者だよ!」

凛「バット…………こいつシン」

冬馬「…………シン!!??死んだんじゃ……というかユリアはどうしたんだよ!!」

凛「トキやサヤカさん、それにアイリさん以外に動きがすごいアイドルがいたでしょ?」

冬馬「ああ…明らかに世紀末にはいない顔ぶれだったはずだが…」

凛「あの人達は世紀末拳士の生まれ変わりなんだよ。で、こいつもそうなんだけど、こいつだけ前世…つまりシンとしての記憶を持ってるんだよね…」

冬馬「はあ!?」

美希「まあ概ねその通りだ。リンやラオウから聞いてなかったのか?」

凛「大方サウザーと一緒であんたの紹介したくなかったんでしょ?存在自体が恥だし」

美希「ほう…もう一度地獄に突き落とされたいか……」

ゴゴゴゴゴ


冬馬「というか…記憶が残ったまま転生とかありえんのかよ。それにケンの宿敵だったような奴がケンと組む理由が見つからねえけどな」

美希「簡単な話だ。俺とケンは元々は親友だった、そして俺は昔からケンが好きだった…俺は別にケンの宿敵になりたくてなった訳じゃない……邪魔なユリアを引き離し、ケンの気を惹きたかっただけなのだ!」

冬馬「マジかよ…色んな意味でドン引きだぜ…ケンはこれについてどう思うんだ?」

ケンシロウ「…色々あったが、やはりシンとは親友だ」

凛「色々っていうかもろ無理矢理一線超えたけどね」

冬馬「!?」

美希「それはお前も同罪だろうが…」

冬馬「!!??」ガーン

美希「あと、俺としては親友の一歩先を行きたいのだが…」

冬馬「……いや、行かんでいいから」ズーン


凛「バット、急に元気なくなって…どうしたのかな」

美希「お前…よりによってケンの悪いところを伝承しやがったな……」

ケンシロウ「そういえばリンたちの試合はまだなのか?」

凛「えっ?もう終わったよ?」

ケンシロウ「……人のこと言えないじゃないか」

凛「そんなことないよ、普通だよ普通」







普通に瞬殺された二人

卯月・未央「」

決勝トーナメント



第一試合

四条貴音・黒井崇男ペア
VS
ヒューイ・シュレンペア


第二試合

天海春香・如月千早ペア
VS
赤城みりあ・十時愛梨ペア


第三試合

渋谷凛・天ヶ瀬冬馬ペア
VS
アイン・フドウペア


第四試合

ケンシロウ・星井美希ペア
VS
諸星きらり・双葉杏ペア

今日はここまで

なんかリンvsシンのネタばっかり浮かんでくるんだよなぁ…

主人公が空気?次回投下時は輝くと思います、多分

それでは、書き溜めてきます

それでは投下していきます

ー第一試合ー

ヒューイ「ラオウにトキか…確かに拳士としては分が悪い!」ビシィン

シュレン「だがこれはあくまでビーチバレー!俺たちの動きとコンビネーションを見せてやる!」バシィン






ラオウ「ぬう!!」グウオッ!

ヒューイ「ぐは!!」ブキャッ



貴音「いや〜っ!!」キュアアア!!


バシィン!!!!



ラオウ「ぬう!!」グウオッ!!

ヒューイ「ぐは!!」ブキャッ





ヒューイ「ぐは!!」ブキャッ


ヒューイ「」ズシャ…

シュレン「ヒューーイッ!!おのれラオウ、なぜヒューイだけを!!?」ブアッ


ラオウ「ならばうぬにもやってやる!」クルッ


グシャア!

バギョッ!!


ゴギャッ!!!!



シュレン「」ドサッ



貴音「いや〜っ!!」キュアアア!!


バシィン!!!!



冬馬「ひ…ひどすぎる……」

凛「もはや試合になってないよこれ…というかトキもトキだよね…」

冬馬「ああ…ラオウの殺戮には目もくれず、精密マシーンのように淡々と点を入れてるぜ…いつもの有情はどこに行ったんだよ……」

凛「一体何がここまでトキを駆り立ててるんだろう…」





第一試合

Win四条貴音・黒井崇男ペア
Deadヒューイ・シュレンペア

ー第二試合ー

春香「うーん…あの十時愛梨さんって結構強かったよね…」

千早「…アイリ?」


愛梨「……?」どたぷ〜ん

千早「………」ぺたーん


千早「………くっ」

春香「…千早ちゃん?」

千早「……私だって、昔は130はあったはずだし……ん?」

春香「千早ちゃん!!?」




千早(えっ?昔ってどういうこと?130!?)

千早(……っていうか、十時さんじゃなくて、“アイリ”…??)

千早(そういえばさっきの試合でもユダと戦っててデジャブが…って興水さんでしょう!?誰ユダって……)

千早(あれ…別に命の危機でもないのに走馬灯が……)






千早「!!??」ピキーン


春香「……どうしたの千早ちゃん…」

千早「…なんでもないわ、早く始めましょう」

千早「はやあ!!」ビシャッ!!


ビシィン!!!!


愛梨「わぁっ!」ビュン!

みりあ「………っ!!」ビクッ


愛梨(どうしよう…さっきの試合も凄かったけど、それと比べても別人みたいに動きが違う…)

愛梨(…っていうか、この雰囲気、懐かしくて 、クールだけど暖かい…確か……)

第二試合
Win天海春香・如月千早ペア

Lose赤城みりあ・十時愛梨ペア




ケンシロウ「アイリ達負けたか…」

美希「まあ相手側にはレイが居たからな、仕方ないだろう…ん?」

千早「……」スタスタ

美希「こっちに来るな…噂したからか?」

ケンシロウ「お前も元々は765プロだっただろう?何か話でもあるのではないか?」

美希「ああ、なるほどな」



千早「……」

美希「久しぶりなの、千早さん」

千早「そんな口調しなくていいぞ美希…いや、シン」

美希「!!??…まさか」

ケンシロウ「…記憶が戻ったのか…レイ」

千早「戻ったという表現はちょっと違うかもな…俺の場合は新たに追加された感じだ。だから如月千早としての自我もちゃんとある。二重人格ではないがな」

美希「なかなか難しいことになったな…」

千早「頭の中でもレイと千早を使い分けてるからな…おっと、次はリンとバットの試合か」

ー第三試合ー

凛「あたあ!!」ズアッ


ズドォン!!


アイン「レッドウッド!!」カッ!!


バッチィイン!!


冬馬「うりゃあ!!」ボゴァ!!


ズガァン!!


フドウ「ブハハハハ!!」ブン!!


ドッパーン!!

ケンシロウ「…もしかして今まで見た中で一番いい試合なんじゃないか?」

美希「ああ…びっくりするくらい実力が伯仲しているな」

千早「…とすると、勝敗を分けるのは、運か、不確定要素か…」




ジュウザ「はっ!!」ビュッ!!


バコオッ!!!!



アイン・フドウ「!!??」


ヒューイ「ジュウザ?!」

シュレン「なにをやっているのだ!!?」

ジュウザ「ん?お前たち生きていたのか」

ヒューイ「その言い方はあんまりだ!」

シュレン「それよりどういうことだ!なぜ五車星の敵に回る!!」


ジュウザ「試合に出るのも敵につくのも自由?」

ヒューイ「何が自由だ!?ただの邪魔じゃないか!!」

シュレン「おい運営!これは違反にならないのか!!?あと俺たちの試合での暴力行為はどうなんだ!!!」



ありす『え〜とくに問題はありませんね』

ヒューイ・シュレン「!!??」

サウザー『そもそもお前らウザコンビと数少ない俺の友達のジュウザとどっちに付くかとか決まりきったことを聞くな下郎!』

ヒューイ「自分の友達が少ない事実を使ってまで俺たちをこき下ろしてきた!!?」

シュレン「サウザー、貴様あああ!!!!」



Win渋谷凛・天ヶ瀬冬馬ペア+雲のジュウザ

Lose星のアイン・山のフドウペア

ケンシロウ・美希「じゃあ行ってくる」

千早「ああ」



凛「何とか勝ったね」

冬馬「ああ!何故か乱入してきたジュウザがいなかったらちょっと分かんなかったな」



千早「お疲れ、リンにバット」

冬馬「!?あれ…俺の名前…えっ!?」

凛「もしかして、記憶が戻ったの?」

千早「まあそんなところだ。だがずっと如月千早として生きてきたから完全に元の南斗水鳥拳のレイとは言い難いがな」

冬馬「しかしシンみたいに元からのやつはともかく、レイは何かきっかけとかあったのか?」

千早「そうだな…ショック療法というか……何というか……」ズーン

凛「?…ふぅん、じゃあユダやシュウとかも記憶が戻ったりするのかな?」

千早「いや、あの二人はあのままの方がいいだろう。ユダはいまのままの方が害がないし、シュウは…今の自分を知らない方が幸せだろう…」

凛「確かに…それもそうだね」

冬馬「しかし…ケン達の試合……」

凛「うん…流石にサヤカもラオウとトキの妹なだけあってすごいけど…」

千早「実質2対1だからな…試合の流れもとくに意外性が無いな…」



第四試合
Winケンシロウ・星井美希ペア

Lose諸星きらり・双葉杏ペア

今日はここまで

昨日疲れすぎて8時に寝てしまった影響で全然進んで無くてすいません

なお明日は飲み会なので更新は期待しないで下さい。

サウザーは…今度こそ…!

それでは投下していきます

ケンシロウ「とりあえず勝ったな」

美希「ああ、このまま優勝するぞ!そして賞品は俺のものだ!」フハハハ



千早「お疲れ、ケン」スッ

ケンシロウ「ん?ああ!」


パシィン!


美希「………」ムスッ

ケンシロウ「シン……?」

千早「お前まさか…俺に嫉妬してるのか?いや…確かに今は俺もお前も女だが……」

美希「うるさい!」

美希(くそ…ケンの親友など俺一人で十分だろうが!……いや、俺がケンの恋人になった暁には譲ってやらんでもないがな!)フフフフ

凛(……って思ってるんだろうね。でもケンの恋人の座は譲らないよ)

ケンシロウ「………?」

千早「そういえばシン、お前さっき元の姿に戻っていたな…どうやったんだ?」

美希「ああ、これを使ったんだ。アミ…池袋晶葉が作ったタイムワープガンだ!これを使えば対象物を自由に成長させたり、逆に若返らせたりできる!!」

千早「そんな水鉄砲のようなものがなあ…あっ、ケン。アイリはそっちでどうなんだ?元気にやっているか?」

ケンシロウ「そうだな。アイドルとなってからかなり明るくなったな。もはや俺も何も心配していない」

千早「そうか…それは良かった。あとマミヤの現況分かるか?どこのアイドルにもなっていないようだし、あんな美人だ…もう結婚してたりするのか?」



凛「………」

ケンシロウ「……えっと…その通りだ…」

美希「……あと、その夫はうちのアイドルだ…今来てる」

千早「本当か!?是非会わせてくれないか!?マミヤが愛した男をこの目で見たい!!」


ケンシロウ「……構わないが…」

美希「……見てから後悔するなよ?」

アイン「カモンビバリーヒルズ!!!」

千早「」

アイン「ウエストサイドストーリー!!!」




バリバリッ!!


レイ「てめえの血は72色だあーっ!!!!」ダッ

ケンシロウ「落ち着けレイ!!」ガシッ

レイ「離せケン!こんな奴がマミヤの夫だと!?認められるかー!!?」ジタバタ

番外 世紀末六神聖レッスン ラオウ編

ラオウ「ぬぅ…レッスンか…」

冬馬「おっさんもやっぱり基本から入った方がいいんじゃねえか?」


ラオウ「基本か……アイドルの基本といったら…やはりキュートか?」

冬馬「おっさんはどう考えてもパッションだろ!!?キュートとか俺の知ってる奴では昔のリンくらいだ?!」

ラオウ「しかし…パッションのような変化球のイロモノよりやはり基本に徹する方が…」

冬馬「パッションの人たちに謝れ!?ていうかキュートのおっさんの方がよっぽどイロモノだしそもそも男性アイドルはその枠組みじゃないからな!!?」

ラオウ「ぬぅ……ぬぅう……う…う?」




ラオウ「うっうー!!!!」ガルーン!

冬馬「おっさあああああん!!??」

千早「ハァ……ハァ……ううっ…マミヤ」グスッ

ケンシロウ「レイ…辛いと思うが共に耐えよう…俺もユリアに浮気された挙句フられた」

千早「!?……そんな…あんまりだろう!!?」

美希「そうだ…女の心変わりは恐ろしい……だからケン!心は男の俺を選ぶのだ!」

凛「良かったね女の体で。元のままだったら異常性愛者だよ。ああそれは今もか」

美希「何だとこのビッチが…」ギロッ

凛「誰がビッチだって…?」ギロッ

冬馬「おいやめろって…」アタフタ

千早「というかそこまで吹っ切れてると逆に清々しいな…」

愛梨「お疲れさまです、ケンシロウさん!」スタスタ

ケンシロウ「お疲れアイリ。お前は相手が悪かったな…」

凛「お疲れ様、アイリさん」

冬馬「えっ?アイリさん!?久しぶり!」

愛梨「ありがとうリンちゃん。バットくんも久しぶり!」ニコッ



千早「いい試合をさせてもらったわ、十時さん」


愛梨「………」

千早「?……どうしたんですか?十時さん?」

愛梨「……兄さん、なんでしょう?」

千早「!!!!……アイリ……」

愛梨「ああ……兄さん、兄さん!!」ダキッ

千早「アイリ!」ガシッ

愛梨「せっかく会えたと思ったのに…すぐに死んでしまって……世紀末が終わって、しばらくしてケンシロウさんと再会して…事務所の人たちと仲良くやって……それでも、兄さんがいない悲しみは消えなかった……」ポロポロ

千早「済まなかった…寂しい思いをさせて……」

千早(俺にもわかる…俺…いや“私”の弟優がいなくなった悲しみは、いくら事務所で和気藹々としてても消えるものではないもの…)


愛梨「兄さん…いや、今は姉さんね……姉さん……ふふふっ」

千早「……アイリ?」

愛梨「私…世紀末の頃に攫われた経験から、“兄さん”とケンシロウさん以外の男の人は生理的にダメだったの…それで……女の人の方がいいって思えてきたの…実は前から良いと思ってたけど…今のに…いえ、姉さんの方が素敵…///」サワサワ

千早「……おい、どこ触ってるんだアイリ!?まて…落ち着け、俺たちは兄妹だぞ!!?」ゾワッ

愛梨「今は血は繋がってないわ…それに性別の壁なんて大した事じゃないと思うの」

千早「大したことだ!誰か突っ込んでくれ!!」

美希「アイリ…応援してるぞ!俺は性別の壁を越えようと頑張るやつは大好きだ!」

千早「シン!!?何を血迷ったこと言ってるんだ!あとお前が言うと説得力ありすぎるからやめろ!!!」

愛梨「ふふっ…姉さん、あっちでじっくり愛し合いましょう…」ガシッ

千早「ちょっと待て…おいケン…お前も何とか言ってくれよ…!!」ズルズル

ケンシロウ「……兄妹水入らず…じっくり語って来い。あっ…今は姉妹か」

千早「この薄情者がああぁああああ!!!!」ズルズル



\いやぁあああ!!!!/


ビーチバレー大会準決勝

ー第一試合ー

四条貴音・黒井崇男ペア
vs
天海春香・如月千早ペア

春香「千早ちゃん…どうしたの?何か元気無いね?」

千早「…いえ、何でもないわ」げっそり



美希「うまくいったか?アイリ」ニヤッ

愛梨「はいシンさん!とても良かったです…///」ニコッ


〜謎の友情の芽生え〜

ラオウ「ジョイヤーッ!!」ボゴァ!!


ドグァン!!!!


貴音「いや〜っ!!」キュアアア!!


バシィン!!!!


千早「くっ………流石に手強い」

春香「貴音さんは知ってたけど、まさか黒井社長まで人間離れしてたなんて…」

千早「春香…でも私たちは勝たなくてはいけないわ」

ラオウ「ほう…まだ虚しい戦いを挑む気か!!」

千早「黙りなさい!たとえこの身が砕かれても!!」ヒュオオオ

春香「ち…千早ちゃん!」

愛梨「はっ!この構えはまさか…兄さん…また自分の命を犠牲に!!」





千早「でやああ!!南斗究極奥義・断己相殺拳!!!!」ズアアアア



千早(みんな…俺に力を貸してくれ!!)

ラオウ「……」ブァサッ

千早「う!!」ババッ

ラオウ「フ…愚かな…」

貴音「!!…ラオウ、それはよしなさい!」

ラオウ「どりゃっ!!神はすでに貴様に死を与えていたのだ」ゴオ

千早「ぐああ!!」ドグシャア!!


春香「ち…千早ちゃん!!」

愛梨「兄さん!!」


バッ




サウザー「」


サ ウ ザ ー 「」☆





一同「」

千早「……あれ?私は確かラオウに…ってここどこ?」

ありす「さ…サウザーさんー!!!!」ブワッ

千早「えっ……確かCGプロの橘さん…?」



ありす『四条貴音・黒井崇男ペア、反則行為により失格!勝者天海春香・如月千早ペア!!』


ラオウ・貴音「!!??」


ヒューイ「どういうことだ運営!」ビシィン

シュレン「俺たちの時は全く取り合わなかったのに!」バシィン

ありす『何を言ってるんですか?あなたたち二人とサウザーさん、どっちの命が重いと思ってるんですか?」



ヒューイ・シュレン「」

貴音「そんな…私のらぁめんが……」ガクッ





伊織「ちょっと流石にあんな奴より軽んじられるってかわいそうじゃない…?ていうかあんな奴の肩を持つようなやつって……」




雪歩「当然の報いですぅ…私のプロデューサーに、あんなことをして……今度萩原組を挙げて961プロを……」ブツブツ

春香「いやああああ!!プロデューサーさん…死なないで…目を覚まして……お願い………」ポロポロ


伊織「……あの二人だけだと思ってたのに…」


Win天海春香・如月千早ペア

Lose四条貴音・黒井崇男ペア

今日はここまで

サウザーは約束通り輝きました(死兆星的な意味で)

今回の番外がイチゴ味本編のネタでなくてすいません。だってラオウってイチゴ味だと陰うすいんだもん……

それでは投下していきます

ー第二試合ー

ケンシロウ・星井美希ペア
vs
渋谷凛・天ヶ瀬冬馬ペア



凛「ケン…手加減はいらないよ」

ケンシロウ「ああ。伝承者としてどこまで成長したか見せてもらうぞ」

冬馬「おっと…俺を忘れてもらったら困るぜ!おっさん直伝の剛の拳、見せてやるぜ!」

美希「ふん…お前らなど俺とケンの敵ではないわ!」



サウザー『では下郎ども!精々頑張れ!』ドヤァ



一同「「「!!??」」」

春香「プロデューサーさん…生きてた…良かった……本当に良かった……」ポロポロ

雪歩「……ふふふっ…黒井崇男……命拾いしましたね…」ブツブツ



ありす「サウザーさん!大丈夫ですか!?心配したんですよ…?」ジワッ

サウザー「フハハハ!よく考えてみろ!あの新血愁は本来レイに放ったもの!秘孔が表裏逆の俺には効かぬ!!」

ありす「?…よくわかりませんが、大丈夫なんですね?」



サウザー「フッ…だからといって体を貫かれて痛くないとかそういう事では、ない!!!!」ドシャァ ドクドク…

ありす「いやぁああ!!サウザーさんー!!!!」ブワッ

千早「何でビーチバレーの大会ががこんな物騒なんだ……ん?」スタスタ



貴音「うぅ…らぁめん……らぁめん…」シクシク

ラオウ「トキ…ラーメンくらい、このラオウが奢ってやるわ!」

貴音「本当か!?替え玉“何杯でも”頼んでもいいのか!!?」パアァ

ラオウ「えっ…ああ……」



千早(ラオウ、終わったな………財布が)



貴音「…!如月ち…いや、そういえば記憶が戻ったそうだな、レイ」

千早「ああ…はっ!そういえばラオウ、着様また俺を亡き者にしようとしたな!」

ラオウ「ぬぅ…その、つい反射で…しかしうぬも断己相殺拳を打ってきたではないか!」

千早「くっ……それを言われると返す言葉がない…分かった。互いに非があったということで水に流そう。」



バシィン!!!!


ズドォン!!!!


千早「ところでトキ、この試合どう見る?」

貴音「リンやバットも流石に現伝承者と覇者の後継者といったところだが…やはりケンシロウとシンが一枚上手か?」

ラオウ「フッ……甘いわ!この俺がバットに何も仕込んでないとでも思ったか!!」

貴音「バットに……?」

凛「流石に強いね……」

冬馬「ああ…なら俺もあの技を使わなきゃいけないな!」

冬馬「いくぞ……!!」グオオオ



ケンシロウ「あ……あの構えは…!」

美希「まさか!!?」



冬馬「北斗剛掌波!!!!」ボゴァ!!!!


ドゴォオオオン!!!!


ケンシロウ・美希「「!!??」」

凛「すごい…!私でも片手でこれだけの威力は出せない…もしかしたらケン以上かも……」

冬馬「当たり前だぜ!おっさんはオーラに長けた拳士だからな!流石のケンでもおっさん直伝の北斗剛掌波は手こずるし何より…」


美希「………」

冬馬「シンは北斗剛掌波を打てない!俺とリンでシンを集中攻撃すれば俺たちの勝ちだ!!」

凛「!いける…いけるよバット!!」

冬馬「食らえ!シン!!」ボゴァ!!!!


ドクォオオオオン!!!!


美希「!…………っ」ヒュン!

ドグァアアアン!!!!


ズドォオオオン!!!!



美希「………ちっ」

凛「流石のシンもこれは返せないようだね」

ケンシロウ「シン……」

美希「フッ…大丈夫だ。リンにバット!これ以上俺様を見下したような台詞は吐かせん!!」


冬馬「ならこれを返してみろっ?!」ボゴァ!!!!

美希「仕方あるまい…これはファンサービスでしかやらんのだがな……」スッ


美希「お〜に〜ぎ〜り〜〜〜」


冬馬「血迷ったかシン!そんなライブパフォーマンスで何ができる!!」


ギュォオオオオ!!!!





美希「(北斗剛掌)波ーー!!!!」ボゴァ!!!!



ドギャァアアン!!!!



凛・冬馬「「」」


凛・冬馬「「……は?」」

凛「いやいや、おかしいでしょ!?なんであんたが北斗剛掌波使えるの!!?」

美希「北斗剛掌波ではない、おにぎり波だ!」ドヤァ

冬馬「嘘こけ!!なんか(北斗剛掌)って混じってんの聞こえたぞ!!?どこで覚えた!!??」

美希「そんなもんケンに伝授(レッスン)してもらったに決まってるだろう?」

凛「ケンも何教えてるの!!?」

冬馬「『星井美希のライブでおにぎり波と同時に激風が吹く』って噂があったが、演出とかじゃなくてガチもんだったのかよ……」

ケンシロウ「さて……」

美希「続きをしようか……!」



凛(ああ……)

冬馬(こりゃだめだ…)


Winケンシロウ・星井美希ペア

Lose渋谷凛・天ヶ瀬冬馬ペア

サウザー『フハハハ!下郎の諸君!ついに決勝戦だ!!』ドヤァ

ありす『決勝戦はケンシロウ・星井美希ペアvs天海春香・如月千早ペア!!』


ワアアアアアア!!!!



ラオウ「ぬぅ……まさかシンまで北斗剛掌波を使うとは…しかしこれはひどい…最初から勝負が決まっているようなものではないか」

貴音「レイの相方が私かラオウであれば互角だったのだろうが……」



春香「あと一試合…ここまでいけばもう優勝は目の前だよ千早ちゃん!」

千早「ええ…そうね……」



ラオウ「みろトキ、レイの奴に至っては戦意喪失して如月千早モードになっておるわ」

春香「もうすぐプロデューサーさんの抱き枕が……!」ワクワク



貴音「春香………哀れな」



あたあ!!

あはっ!!


ドゴォン!!!!




春香「」グスッ


Winケンシロウ・星井美希ペア

Lost天海春香・如月千早ペア

サウザー「フハハハ!!優勝者ケンシロウ、星井美希!これが賞品だ!!」ドヤァ

ケンシロウ「………うむ」

美希「ありがとうなの!」



ケンシロウ人形 キラーン☆


凛「………」ムスッ

冬馬「まあまあリン、お前は本人がすぐそばにいるからいいじゃねえか」


ケンシロウ「いいのかシン、ラーメンフリーパスとボディメーカーをもらってしまって」スタスタ

美希「ああ。体型など気にならんし、ラーメンよりおにぎりの方が好きだからな。トキでも連れて行ってやれ。だがそれを使って定期的に俺をデートに誘えよ!」スタスタ

貴音「シン……!」うるうる

千早「くっ……私もボディメーカーが欲しかった…」(ラオウ…命拾いしたな…)

ラオウ「レイ?何を言っておるのだ?いろんな意味で」



凛「ラーメン屋でデートって……女子力のかけらもないよね」

冬馬「女子力も何も元々男だったんだから流石にそれはお門違いだろ…」



美希「しかしどうするかなこれ……」(サウザーキス顔抱き枕)






雪歩「………」
春香「………」
ありす「………」


美希(何かきつい視線が…なんであんなアホがモテるのだ…これは隙をついてあいつに返納した方がいいな)





加蓮「あっ!シンさん、久しぶり!」


凛「……えっ!!?」

美希「…ん?加蓮か!少しは成長したようだな」

凛「ちょっと加蓮!?なんであいつの正体知ってるの!?」

美希「まあこいつとは少し面識があってな……あれは1年前、まだ俺が765プロに所属し、無名のアイドルだった頃だ」

今日はここまで

ビーチバレー編思ってたより長引いて自分でもビックリです。

次回は回想からはいります

test

少し投下したいと思います


回想




看護師「お大事に」

加蓮「ありがとうございました」


加蓮「……はぁ」

加蓮(こんな病弱な体でアイドルなんて続けていけるのかな…)

加蓮(こんな…ことあるごとに倒れてたら)

加蓮(確かプロデューサーは他の子の送り迎えで遅れるって言ってたから…待ってる時間少し暇だしマック行こうかな…少しくらいいいよね?)スタスタ

加蓮(…あれ?眩暈が……)フラッ


ドンッ

加蓮「あ……ごめんなさ」

ドンッ

加蓮「あ……ごめんなさ」


DQN1「いって〜、なにしてくれてんの嬢ちゃん」

DQN2「どう落とし前付けてくれんの?」

加蓮「え…その……」

DQN1「おっ?よく見たら嬢ちゃんいい顔してるね〜」

DQN2「俺たちと遊ばね?イイコトしようぜ!」ガシッ

加蓮「いやっ!離して!!」

DQN1「暴れんなって…!」ガシッ

DQN2「へへっ…どうしてやろうかな〜」ケラケラ

??「面白いものだな。こんな平和な時代にもこんなクズ共が存在しているなんて」

DQN1「なんだテメェは………ほう」

DQN2「なかなか可愛い嬢ちゃんじゃねえか…どうだい?あんたも俺たちと…」スッ


パシィン


DQN2「嫌ってか…そんじゃあ力づくで!!」ガバッ

ズンッ!!


DQN2「ひっ…!?」

??「どうした?」



美希「力づくで…どうするんだ?」

加蓮(えっ!?手が…切断されてる!!?)

DQN2「うわぁあー!!!!」ドサッ

DQN1「DQN2…何だ今…何をしたんだっ!?」

DQN1「くそっ」チャキッ

加蓮「!ナイフ…危な」


美希「ほぅ…それでどうするつもりだ?」ススッ

加蓮(!?一瞬で背後に!!?)

DQN1「くっ…化け物がぁっ!!」


シュンッ!


ザシュッ!!!!

DQN1「」ドサッ

ダンッ!

DQN2「ぎゃあっ」メキャッ

美希「不便な時代だ…こんなクズ共でも殺せないとはな…………」

加蓮「あっ………」


美希「小娘…今の時代はお前が思っているほど平和ではない…今も昔も力あるものが無きものをいいように扱うのだ…それが嫌なら、ねじ伏せる力を付けておくことだな」クルッ





加蓮「あ…あのっ!!」

美希「……」

加蓮「私も、あなたみたいに強くなれるの…!!?」

美希「さぁな…だが己の無力さに支配されたまま生きていても意味がなかろう」

美希「来るか?……と言いたいところだが、偉そうなことを言ったがあいにく俺も今はただの小娘だ…」

加蓮(どこがよ)

美希「互いに次会う時にはマシになるようにでもするか…それまで精々貴様も己を磨いておけ。お前の元には最高のプロデューサーがいるだろう?北条加蓮」

加蓮「!……私の名前を…」





ケンシロウ「加蓮…どこにいる!」

加蓮「あっ…プロデューサーの声…」

美希「!!…ケンシロウ!!?いかん…こんな未熟な俺の姿など恥ずかしくて見せられん!さらばだ!」ダッ

加蓮「ちょっと待って…もしかしてあなたって、765プロの星井美」


美希「!……それは半分正解で半分間違いだ、俺の本当の名はシン!ただ一つの愛に殉じる哀れな男よ!また会おう、加蓮!!」

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー
ーーーーー


凛「…それって加蓮が襲われたって言ってたあの事件だよね?」

ケンシロウ「あの時加蓮を助けたのはシンだったのか…すまない……俺が不甲斐ないばっかりに」

美希「きにするな、もう過ぎたことだ…加蓮もこの一件があったから成長できた部分もあるだろう」

加蓮「そうだよプロデューサー。そういえばシンさん、なんであの頃の私の名前を知ってたの?」

美希「そんなもの、愛しのケンの事務所に所属し、憎きリンと同じユニットのアイドルだからに決まっているだろう」

凛「そんな事だろうと思ったよ…加蓮、こいつがどんな奴か知ってるの?」

加蓮「知ってるよ、Sランクアイドル星井美希としても、南斗のKING・南斗DE5MENのシンとしても」

凛「!!??どこでそれを…!?」

加蓮「私の学校の先輩が“南斗聖拳のシン”の熱烈なファンなんだよね。あの事件のあと、その先輩からシンさんの事を色々聞いたんだ」

加蓮「あっ、最初にシンさんが星井美希だって気づいたのはその先輩が765に所属してて、765のアイドルを知ってたからだよ」



美希「………おい待て…お前の学校の先輩ってまさか……」





真「きゃるる〜ん♪まっこまこりーん!シン様ー!!!!」ダダダダッ

美希「…」ススッ

真「あわぁあ!?」フッ

ドンガラガッシャーン!!!!



真「いたた…」

美希「まるで春香のようにこけたな真」

真「もう!なんでよけるんですかシン様!?」

美希「調子に乗るな。俺に抱きついていい人間はこの世でケンシロウただ一人だ!」

加蓮「真さん、相変わらずシンさんが好きなんだね…」

真「当然さ!アイドルとしても一人の異性としてもずっと憧れてきたからね!」

加蓮「ふぅん…でも私も真さんの気持ちが分かるようになったんだ…///」

真「なっ…駄目だよ!気持ちはわかるけどシン様はボクのものだからね!」

真「………」ギロッ

ケンシロウ「なぜ俺は睨まれているのだ…」

ワイワイガヤガヤ

凛「あの二人同じ学校だったんだ…それにしても……何かこう、姉妹みたいだね」

美希「……いや、姉妹というよりは“姉弟”だな」

凛「…あんたも真を男扱いする口なの?」

美希「は?真が男な訳ないだろう?」

凛「じゃあどういうこと?まさか加蓮が!?」

美希「お前は知らなくていいことだ」

凛「………?」

凛(………そういえばなんであっさり加蓮に本性をばらしたんだろう…?)



“私(僕)も、あなたみたいに強くなれるの(ますか)っ…!!?”





美希「事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものだ、なあーーーーーアルフレッド」

北斗「かくして聖帝主催のビーチバレー大会は幕を閉じた!だが夜に今度は聖帝主催のディナーパーティーが待ち受けている!!今大会で全く目立たなかったサウザーはゲームをお預けにされた子供のようにストレスが溜まっていた!!!!」


聖帝ディナーパーティー



サウザー「フハハ!」ドヤァ


サウザー「フハハハ!!」ドヤァ!


サウザー「フハハハハ!!!!」ドドドヤァ!!!!



サウザー「時は来た!!満を持っして聖帝ディナーパーティーの始まりを告げようではないか!!!」ドオォーン!

サウザー「俺の!」ズバッ!

サウザー「時代がっ!!」ブシャッ!!


サウザー「来たぁーーーっ!!!!」ピョイーン

伊織「うざっ!いつになくうざっ!!」

サウザー「貴様ら下郎には分かるまい!今大会で俺とアリスだけが何もしていない!実にヒマだった!どうしてくれるんだ!!」

伊織「そんなの勝手に運営に回ったアンタのせいでしょうがあっ!!」

サウザー「俺は自分の間違いは決して省みぬ!!」

伊織「それただの成長する気のないクソガキじゃない…」


サウザー「なんていうか…俺のために…そのぅ…楽しくパーティーをして…欲しい?」チラッ ぽっ




雪歩「」ズキューン
春香「」ズキューン
ありす「」ズキューン


ジュウザ「くっ…何度見てもにくらしいほどにいじらしいっ!!!」ぽっ

伊織「いや…憎たらしいの間違いでしょ……」

ちょっとキリが悪いけど今日はここまで

回想の元ネタがわからない人は北斗の拳外道伝 HEART of Meet あの日の約束を読むべし

やっとサウザー主人公に戻ったけどサウザーの扱いが一番難しいこの頃です




ハート様をかな子とか抜かしてた失礼な奴らは後で南斗獄屠拳

生存報告兼謝罪

少々仕事と私用(マイカー購入の手続き)などで多忙となり、更新にかなり時間がかかっています。申し訳ありません。途中で投げたりはしないのででもうしばらくお待ちください。

すいません。本当にすいません。
まさか2週間近く開けることになるとは…

すいません。本当にすいません。
まさか2週間近く開けることになるとは…
中途半端なとこまでですが、投下していきます

サウザー「フハハハ!本パーティはバイキング制だ!下郎ども、心置きなく食うが良い!!」ドヤァ

春香「バイキングかぁ…わあっ!いっぱいあるね!」

千早「一通り食べ物の種類も揃ってるみたいね」

伊織「アイツの事だから全部カレーとかかと思ったけどそうでもないみたいね…せっかくだからカレーもみてみようかしら…どうせ聖帝カ」


聖帝カレー(イチゴ入り)


一同「「「」」」

サウザー「フハハハ!今回はアリスの案により料理の至る所にイチゴを入れてみたぞ!」ドヤァ




伊織「何考えてんのよー!!!!」

ケンシロウ「リン…どうやら組ませてはいけない二人が組んでしまったらしいな…」

凛「うん……ある意味ビーチバレーのラオウとトキより凶悪かも……」



貴音「らぁめんをこんなことに…おのれサウザー!」ズズズズ

ラオウ「それでもうぬは食うのかトキ…」



ジュウザ「ここであえて…イチゴ料理を食うのも……自由?……おえっ!」

ヒューイ「見ろ!またジュウザの奴が自由を履き違えてるぞ!」

シュレン「ああ、しかも今回のケースはジュウザ本人が被害を被るだけなのにな……」

冬馬「おいふざけんなサウザー!俺たちを馬鹿にしてんのか!!」

サウザー「フハハハ!でかくなったな小僧!」

冬馬「えっ…ああ……まあな」

サウザー「フハハ!俺の小僧もでかくなったがな!」

冬馬「いらねぇんだよそんな報告!どうせ使う機会もないんだろ!!?」




サウザー「………」


冬馬「何だよ…やけに大人しいじゃねえか」

サウザー「バット…女とは恐ろしい生き物なのだ……」ぼーっ


冬馬(どうしたんだこいつ…何があったんだ……?)

サウザー「…しかし何故俺に顔を出さなかったのだ?貴様も世紀末の人間だろう?」

冬馬「別にお前に会わなきゃいけないなんて義務はないだろ。まあケンやリンとはプライベートでたまに会ったりしてたけどな」

サウザー「貴様…俺をハブりやがったな!!」

冬馬「だからなんでわざわざお前に会わなきゃいけねえんだ!それに、お前がこんなことしてたなんて知るか!?」

サウザー「はて…?ラオウから聞いてなかったのか……?」


冬馬(多分あえて伏せてたんだろうな…ラオウのおっさん過保護だし……)






美希「バットか、ちょうどいいところにいた」スタスタ

冬馬「シン……何の用だよ」

美希「少し話がある。付いて来い」

サウザー「何だと!?貴様、俺の話し相手をどこへ連れて行くつもりだ!バットを見ろ、嫌がっているぞ!」

冬馬「お前どういう思考回路してんだよ!!?」

美希「こいつのアホは今に始まったことじゃないだろ…とりあえずこっち来い。あの馬鹿と違って男同士の重要な話だ」

冬馬「そのツラで何が男同士だよ…まあいいか、サウザーよりましそうだし」スタスタ





サウザー「おい待て…俺を置いて行くな……貴様らぁ………」


サウザー「イチゴ牛乳でも飲んでいったらどうなんだ!!?バットー!!シンー!!!!」




サウザー「……もういいや、ケンシロウと遊ぼーっと」スタタタ

ケンシロウ「サウザー……」

サウザー「おお!わざわざ貴様から俺と遊びに来たか!」

ケンシロウ「あたあ!」グアッ

サウザー「うおっ…!ケンシロウ、何のつもりだ!」

ケンシロウ「それはこっちの台詞だ。何なのだあの料理は、うちのアイドル達が誰もたべようとしないではないか」

サウザー「そんなこと知ったことか!帝王たるこの俺の味覚センスについていけない下郎どもが悪いのだ!」

ケンシロウ「サウザー…貴様の髪の毛一本もこの世に残さぬ」

サウザー「フッ…やる気か……だが貴様ではこの俺には勝てぬ!」

ケンシロウ「今の貴様など俺の敵ではない。俺はすでに貴様の体の謎を知っている!」

サウザー「フハハ!ならばかかってくるがいい、そして思い知れ!!」

ケンシロウ「ゆくぞサウザー!」スウウ…



ドカッ

ケンシロウ「っ!?……バカな!!?」ガクッ

ありす「…………」

ケンシロウ「ありす……何故…」

ありす「サウザーさんを傷つけようという輩は、誰であろうと許しませんよ。あと名前で呼ばないでください。私を名前で呼んでいいのは家族とサウザーさんだけです」

サウザー「フハハハ!見たか!!ターバンの拳士を味方につけた以上、貴様に勝ち目はないのだ!!」

サウザー「喰らえ、ケンシロウ!!」ゴッ



ドカッ

サウザー「ぬふっ!?」

亜美真美「………」

サウザー「貴様ら…何の真似だ……」

亜美「何あの料理……」

真美「真美達を餓死させる気……?」

サウザー「貴様ら…同じ事務所の仲間だろう……なぁ…」

ケンシロウ「サウザー…お前のワガママもここまでだ!」ダッ

ありす「させません」


ドカッ

サウザー「フハハハ!貴様ら下郎は俺に跪いてればいいのだ!」ダッ

亜美「調子に→」

真美「乗るな→!」



ドカッ

ケンシロウ「うおお!!」



ドカッ


サウザー「おりゃあ!」



ドカッ



ドカッ

ドカッ

ドカッ………


ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー
ーーーーー

冬馬「何だよシン、話って」

美希「お前、リンの事好きだろう?」

冬馬「ぶっ!!??…おまっ……」

美希「バレバレだ。気づいてないのは当人とその師匠くらいだろう…それでだ、俺としてはお前の恋路を応援をしてやらんでもない」

冬馬「何でお前なんかに!……それに、リンはケンが好きなのも知ってるだろ!さては俺とリンをくっつけてケンをかっさらう気だな!」

美希「まあそれもある…だが個人的に味方になりたいのも嘘じゃない…お前は、男だった頃の俺とかなり境遇が似ているからな」

冬馬「………!!!!」

美希「己の想い人が別の人間を好いている…よくある話だが、それで二人の幸せを願う…それでお前は本当に幸せか?」

冬馬「………」

美希「お前は俺に比べればマシだぞ?今はまだリンの片思いだし、性別の壁も無い。諦めるのはやれることやり尽くしてからでもいいだろう?」スッ…




冬馬「…………その諦めの悪さ…本当にどこまでも執念深い奴だな」ガシッ

美希「ふふっ…褒め言葉として受け取っておいてやろう」ニコッ

凛「加蓮ってシンのどこが好きなの?」

加蓮「どこって…やっぱり私にとって恩人だし、真っ直ぐなところがかっこいいからかなぁ」

凛「真っ直ぐねぇ…けどあいつホモだよ?いっぺん死んでも治らなかったレベルのホモだよ??」

奈緒「アタシはあんまり事情知らないけどさ、星井美希は女だろ?けど元は男でうちのプロデューサーが好き、と。…そうなると色々壁はでかいよなぁ」

加蓮「けど私はもう決めたから。真さんには悪いけど、諦めたくないから…!」

凛「そっか…私は応援するよ。二人がくっついてくれれば私とケンを邪魔する奴もいなくなるし」

奈緒「現金すぎるだろ、ていうかまゆは眼中にすらないのかよ…あっ、アタシも勿論応援してるからな!」

加蓮「二人とも…ありがとう!」

真「君が佐久間まゆちゃんだね?」

まゆ「あなたが菊地真さんですねぇ…うふっ」

真「要件は互いに分かっているようだね」

まゆ「ええ…あなたが美希ちゃんとくっ付く事とまゆがケンさんとくっ付く事は利害関係にある……」

真「しかもシン様は凛と冬馬をくっ付けようとしてる……全てボク達の思惑通りさ!」

まゆ「うふふ…互いに協力しあい、共に頑張りましょう」

真「ああ、互いの幸せのために……!」


まゆ「うふふ………」

真「へへっ………」

幸子「…………」



ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー
ーーーーー


千早『ふん!!」バッシィッ

幸子『な!!』


ズアッ


シュパアアッ!!



パパアッ!!!!





幸子『おお!!』ぼーっ


幸子『はっ!!』


ドバアッ!!

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー
ーーーーー


幸子(あの時ボクは、完全に心を奪われました……)

幸子(初めて自分より美しいと…それもボク自身もそれを素直に認めてしまった……カワイイのはボクですけど!)

幸子(如月千早のその舞に……いや、如月千早そのものの美しさに…ボクは………)



千早(げっ…ユダ……過去を知ってしまったからには関わりたくないな…しれっとばれないように……)グイグイ

春香「ちょっと…どうしたの千早ちゃん!いきなり引っ張って…!」

千早「!!…春香、少し静かに……」


幸子「…“千早”……!?」クルッ

千早「」

千早(いや待て、あっちは俺がレイだなんて知らないし、記憶もないはず…ユダにとって今の俺は765のアイドルでビーチバレー予選の対戦相手如月千早!面倒なことにはならないはず!!)




幸子「……!如月千早さん!!」パアアッ

千早(……あ…あれ…?)

千早「ど…どうしたのかしら?興水さん…」

幸子「フフーン!このカワイイボクに勝つだなんでやるじゃないですか!あの美しい動きに姿…美しいのは歌だけではなかったんですね!カワイイのはボクですけど!」ドヤァ

千早「えっと…興水さん……?」

幸子「そんなかしこまらなくても、幸子でいいですよ!なんたって寛大でカワイイボクですからね!」フフーン

幸子「それでですね…これからボクと仲良くしてもらえればいいな…って……カワイイボクからこんな事言われるなんて、幸せ者ですね!///」


千早「」

千早(やばい…ユダの奴、シンやアイリと同類のオーラが出てる……)

春香「わあっ!凄いよ貴千早ちゃん!同じアイドルからファンができるってすごいことだよ!」

千早(春香…あなたには分からないの…?あの子…私を性的な目で見てるのよ……今は同性であるはずの私を…)





愛梨「兄さ…姉さん……何をしているの?」

千早(やばい、もっと面倒なのが来た)


愛梨「もう…なんで勝手に何処かに行くんですか姉さん……他の女と一緒に」ギュムッ

千早「ちょっと十時さん!離れて!」

愛梨「姉さん、十時だなんてよそよそしいわ…いつものようにアイリと呼んで」

幸子「愛梨さん離れてください!あとなんですかそのキャラ!やっぱりそのあざといキャラは養殖だったんですね!千早さん!そんな女よりカワイイボクの方がいいですよ!」

愛梨「嫉妬?見苦しいなあ…私と姉さんの絆は断ち切れないのに…しかも幸子ちゃんには昔姉さんと因縁が…」

幸子「……因縁?どういうことですか!!?」

愛梨「ふふっ…幸子ちゃんは知らなくていいことだよっ!」

千早「ちょっと二人とも…暴れないで…あっ!春香!春香はどこ!?」





春香「大変!プロデューサーさんが襲われてる!助けに行かなきゃ!」ダッ


千早「春香あぁあああ!!??」

フドウ「ブハハハハ!!」ドカーン!!

ヒューイ「いかん!フドウがまた暴れ出したぞ!」

シュレン「もはや今のフドウはユリアという心の拠り所を失ったかつての悪鬼そのもの!どうすれば……!!」

ヒューイ「おいジュウザ!たまにはお前が何とかしろ!!」




ジュウザ「おえっ…おろろろろ」ダバー

ヒューイ「駄目だ!使い物にならん!」

シュレン「となれば……!」


アイン「グランドキャニオン!」バーン!

ヒューイ・シュレン「「アイン!!」

フドウ「ブハハハハ!」ボッ!!!!

アイン「ヨセミテ!!!!」グシャッ!!


ドチャッ

アイン「」★

フドウ「ブハハハハ!!」ダダダダダ

ヒューイ「くそっ!アインがやられた!あっさりと!!」

シュレン「このままではパーティは大変なことに!!」




やよい「だめですー!!」バーン!


ヒューイ「!?あのフドウに臆することなく立ちはだかった!?」

シュレン「!!見ろ、あの子の後ろを!!」


ハム蔵「ヂュイッ……」





フドウ「……イヌ?」

やよい「違います!これはハムスターですー!」


スッ…


フドウ(イヌ!!)



ヒューイ「おお……あの悪鬼フドウに人の心を呼び戻した!」

シュレン「何て偉大な娘なんだ…!」

フドウ「………」じーっ

やよい「……?」ニコッ

フドウ「!!!!」





ポンポン


フドウ「………?」




美嘉「ふひひ★」

フドウ「……ブハハ!!」





ガシイッ!!!!

貴音「ラオウ…何も食わぬのか?」

ラオウ「ぬぅ…こんなイチゴの混じった料理などどんな味がするのか怖くて食えぬ…」

きらり「ラオウ兄さん…そんなカイオウ兄さんみたいな事を言っていると本当に婚期逃しますよ?」

ラオウ「なんだと!?サヤカ!我が兄カイオウは今どんな状態なのだ!!?」

きらり「……いろいろこじらせています。渋谷凛…もといリンの行き過ぎたファンというか…『ケンシロウから奪ってこのカイオウの物にしてやるわ!』とかいつも言っていました……」

ラオウ「ぬぅ……カイオウ……」

貴音「兄さん…あなたはカイオウ兄さんと瓜二つだ…このままでは…」

ラオウ「黙れトキ!うぬとて今は女の身体!その体でどうやって人を愛するのだ!?」

貴音「……フフッ、私は特に心配はないのだ。もちろん男色になったというわけでもない」

ラオウ「………?」

きらり「私から見ても女になったトキ兄さんに比べてもラオウ兄さんのほうが遥かに心配です」

ラオウ「ぬぅ……!そういうサヤカはどうなのだ!…そういえばビーチバレーの際にケンシロウを見てたな。もしかして気があるのか?」

貴音「ケンシロウも案外モテるからな…しかし、ライバルに北斗と南斗の両拳士がいるし、一筋縄ではいかないと思うが…」

きらり「いえ…私は修羅の国に両思いの婚約者がいますし…」

ラオウ「なんだと!?このラオウを差し置いて!!」クアッ

貴音「落ち着くのだ兄さん!」ガシッ

きらり「ケンシロウさんは……その…私の婚約者になんか似てて…それで……」



ラオウ「………成る程、ヒョウか」

きらり「!!!!」

貴音「ラオウ、ヒョウとは一体…」

ラオウ「修羅の国に第二の羅将にして…ケンシロウの実の兄!」

貴音「!!!!」



うりゃあ!

ドカッ

あたあ!

ドカッ

ラオウ「!あの声は…!」

貴音「ケンシロウとサウザーか…全く…あの二人は争うこと以外のことができないのか…?」

ラオウ「まあターバンの拳士共に刺されまくっているし大きな騒ぎにはならないだろう…」

貴音「まあそうだが…人も大勢いるし万が一のために私が止めに……ん?」

今日はここまで

本当長らくお待たせしましたorz

それでは投下します

ケンシロウ「ぐっ……流石に出血が……」ボタボタ…

サウザー「ちっ!絆創膏が足りん…!」ボタボタ

ありす「あなたたち…これ以上サウザーさんを傷つけるようなら容赦しませんよ?」

亜美「何を!兄ちゃんと一緒にこんな料理出した元凶のくせに!」

真美「こっちはももうイカリシントーだかんね→!」







春香「……亜美………真美」

雪歩「プロデューサーに……何てことをしてるの…?」


亜美真美「「」」

春香「今すぐ立ち去れば許してあげる………」

雪歩「3秒以内に視界から消えて。さもなくば………」

亜美真美「「ひ…ひぃいいい!!!!」」ダダッ!!




春香「ありすちゃん……だったっけ?」

雪歩「ぱっと出ででいきなりプロデューサーの横をいきなり持って行こうとする不届き者のようですけど…今回だけは強力してあげますぅ」

ありす「あなたたちにそんなこと言われる覚えはありませんし、名前を呼ばれたくもないですが、いいでしょう」


春香・雪歩・ありす「……」 ゴゴゴゴゴ

ケンシロウ「」

サウザー「フハハハ!どうだケンシロウ!今や貴様には味方がいない!この勝負見えたな!!」ドヤァ






凛「ケンに味方がいない?寝言は寝てからにしてくれない??」

美希「俺のいない間によくもケンを…覚悟はいいかこの馬鹿どもが……!!」

まゆ「うふっ…うふふふふふふっ……」


ゴゴゴゴゴ


サウザー「」


ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー
ーーーーー

美希「南斗獄屠拳!!!!」ビシャッ!!!!

凛「天破活殺!!!!」ボッ!!!!

ケンシロウ「北斗有情猛翔破!!!!」ドゴオッ!!!!





サウザー「」ドシャァッ


まゆ「しばっておきますねぇ」キュッキュ



サウザー「」ギチギチ

春香「やめて!離して!!プロデューサーさんー!!」ギチギチ

雪歩「まゆちゃん…私の厚意を仇で返す気ですか…?」ギチギチ

ありす「………」ギチギチ


サウザー「あれー…ケンシロウくん?さっきの有情拳だよね?気のせいか超痛いんですけど?」ハァー ハァー

凛「さてと、帰ろっか。ケン」

美希「食事はどうするのだ?一応おにぎりは持ってきているが…」

まゆ「うふっ…そんなものなくても、まゆがケンさんに料理を作ってきてありますよぉ」

ケンシロウ「…気持ちは有難いが他のアイドル達の食事も考えなければならない。俺たちだけまともな食事にありつくのは良いことではない」




サウザー「何を帰ろうとしている!逃がさんぞ!!」


凛「!!??もう復活してるし!…それにまゆの拘束を一瞬で……」

美希「だが状況的にはこちらが有利だ、いくら貴様が我慢強かろうと、やるだけ無駄だ!」

サウザー「フハハハ!貴様らは大事な事を見落としているぞ!それが命取りになるとも知らずにな!!」






ありす「………」…ニヤリ

ドカッ ×4

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー
ーーーーー


雪歩「しばっておきますぅ」キュッキュ


凛「迂闊だった…ありすはサウザーの味方だった……」ギチギチ

美希「ターバンのガキ…実物を食らって初めて恐ろしさが分かった…」ギチギチ

まゆ「まゆのリボンでまゆが拘束されるなんて……」ギチギチ


春香「やりましたね、プロデューサーさん!」

サウザー「フフフ…聖帝の力を持ってすれば北斗神拳伝承者もこのザマよ」

サウザー「よいか、俺はアリの反逆も許さぬ!」ガッ!


ケンシロウ「ぐぅつ」ギチギチ

サウザー「帝王を支えるのは情ではない!どんな反逆も許さぬ血の粛清なのだ!!」

サウザー「だから俺に噛み付いたアリはもちろん、俺の血を吸う蚊一匹許さずにきた!」

サウザー「人間に対してももちろんだ!!ゆえに俺には友達が少ない!!」


凛「前は“いない”って言ってた気がするんだけど」ひそひそ

美希「確かにジュウザとは仲がいいようだし、現にこの場に何を間違えたかあのアホを慕う奴が3人いるしな…しかし」

ケンシロウ「それとは別件で…嫌な予感がする……」





サウザー「さて…ケンシロウ、シン、リン…貴様らは俺の友達だ!貴様らなら俺の意図がわかるだろう?」




凛「やっぱり!勝手に私たちを友達の枠に入れてきたよあいつ!ボッチ特有のまともに会話してくれる人みんなマブ的な思考だよ!!」ひそひそ

美希「というか自分で理由が分かってるんなら改善しようとは思わんのか……」ひそひそ

まゆ「まゆは入ってないんですねぇ…なんか除け者にされるっていい気分ではないですねぇ。入ってても嫌ですけど」ひそひそ

ケンシロウ「それにしてもサウザーは俺たちに何を求めているのだ……?」ひそひそ





サウザー「…その、なんだ…お前達がどうしてもというなら、アレだ」


サウザー「食ってやらんでもないがな……お前達と一緒に……夕食を…」





一同「「「」」」ぶはあっ!!



ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー
ーーーーー

サウザー「フハハハ!イチゴカレーは最高だな!」ドヤァ

ありす「サウザーさん、イチゴパスタもなかなかいけてますよ」




春香「そ…そうですね…おいしいですねプロデューサーさ…うっぷ」

雪歩「春香ちゃん…無理して食べなくてもいい…おぶっ」

ありす「二人ともサウザーさんの機嫌を取ろうと必死ですね…やはりサウザーさんには私がお似合いなんですよ」

カチン



ガツガツガツ…


ドサッ


雪歩・春香「」チーン

ケンシロウ「もぐもぐ……うっぷ…」

凛「ケン…そんな無理して食べなくても…」

ケンシロウ「しかし…食材に罪はないのだ…世紀末を経験したお前ならその有り難みがわかるだろう?……」

凛「そ…そうだけど…」


まゆ「そうですよぉ…もしかして凛ちゃんは、ケンさんが食べてるのに食べないんですかぁ?うぶっ」ヨロヨロ

凛「そういうまゆだってずいぶん無理してるでしょ。いいんだよ?まゆはサウザーの友達にさえ入ってないんだから」

カチン




ガツガツガツ…


ドサッ

凛・まゆ「」チーン

ケンシロウ「リン!?まゆ!!?」

ありす「なかなか私たちに釣り合う人間はいないものですね」

サウザー「…いや、そうでもないようだ」ニヤリ




ケンシロウ「シン…お前よく食えるな……」

美希「何でだろうな…思ってたよりいけるな。確かにイチゴババロアは好きだが」



サウザー「シーンくーん、いや今は美希ちゃんだったか!」

美希「えっ?…なんなの?なんなのなの!?」

ありす「なんですかその口調…シンさん、というかサウザーさんを知っている私がシンさんを知らない訳ないじゃないですか」

美希「そ…そうか、じゃなくて!なんなのだ!その好奇心に満ちた目は!」

サウザー「貴様もどうやら俺たちと同じ資質があるようだな!」

ありす「イチゴを愛する同志の集い…イチゴ団の結成です!」

美希「なんだそのトチ狂ったグループは!!?」

サウザー「俺がイチゴカレー、アリスがイチゴパスタ…そしてお前がイチゴおにぎりだ!!」

美希「ふざけるな!食材は相性が大事なのだ!おにぎりにイチゴなど…案外いける気がしてきた」




ケンシロウ「シン!!?」

貴音「やれやれ…サウザーには困ったものだな」

ラオウ「……トキ、他人事ではないぞ」






サウザー「……」ドヤァ

貴音「」



サウザー「お前もしっかり食べているな!」

ありす「トキさんはイチゴラーメンですね」

貴音「待て!私は別にイチゴが好きな訳ではない!らぁめんに差別をしないだけだ!」


美希「トキ……」ガシッ

貴音「」

美希「まさか自分だけ都合よくとんずらしようとは考えてないだろうな……?」ゴゴゴゴゴ


貴音「」

イチゴ団!

イチゴカレー サウザー!
イチゴパスタ ありす!
イチゴおにぎり シン!
イチゴらぁめん トキ!




北斗「かくして、聖帝ディナーパーティーは幕を閉じた!ただアイドル達の大半が食べ物と呼べない食事を前に空腹状態か腹を壊すかのいずれかの被害を被り健康面や精神面に大きなダメージを負うのであった!これに伴い、サウザーやケンシロウも、夜這いに来るアイドルが全滅していたのもあって今日は平和なのであった!!例外を除き………おろろろろ…」ダバー

翔太「ナレーションは最後まで言い切るあたりにもはや感動を覚えるよ…」





☆例外の末路

ケンシロウ「シン…すまない……だが状況これ以上アイドルであるお前を汚したくない」

美希「くそっ……ケン……動かしてくれーっ!!!!」ピキン(秘孔縛)

番外 世紀末六神聖レッスン ケンシロウ編

美希「なんだ…プロデューサーの分際でアイドルとしての基礎ができていないのかケンシロウ!?」

美希「仕方のないやつだ…ならば俺が特別に教えてやろう!!」

ケンシロウ「うむ…頼む」

美希「アイドルも歌手の一種だ。だからまずは歌から入ろう」

美希「アイドルの中で最もポピュラーなのがラブソングだ。ファンに擬似的な恋愛をさせるのだから、ラブソングこそ基本かつ王道だ!」

美希「では俺の持ち曲であるedeNで練習だ!」



美希「♪後戻りできない ギリギリの2人に 眠らない Love&dream 光 解き放つ〜♪」

ケンシロウ「後戻りできない ギリギリの2人に 眠らない Love&dream 光 解き放つー…」

美希「♪恋しくて『I love you』〜♪」

ケンシロウ「♪恋しくて…あ、『I love you』…?」



美希「ミートゥー!!」ツーッ

今日はここまで

短いですが投下していきます

北斗「来る日、各事務所のライブが始まろうとしていた!765が!961が!CGが!sideMが集い、それぞれ準備を行っていた!



しかし、思わぬ人物が現れ、事態は騒然とするのであった!!!!」




ステージ裏


春香「あれ?プロデューサーさんは?あとみんなは?」

伊織「なんでみんなよりあのバカの方が優先なのよ…アイツは『今回のライブは誰が何時どの ユニットで出てもかまわん!自由にやれ!!』とか行ってどっか行ったわ…他の人はそれを聞いてバラバラに行動してるわよ」

春香「ええーっ…せっかくのライブなのに…」

雪歩「甘い…甘いよ春香ちゃん」

春香「えっ…なんで?」

雪歩「それなら私たちとプロデューサーのコラボもできるよね?」

春香「!!そっか!」

雪歩「ふふっ…ライバルに塩を送っちゃったかな?じゃあ私はプロデューサー探しに行くね」

春香「あっ!待って雪歩!私も……あっ」


\ドンガラガッシャーン/




伊織「…………そしてみんないなくなった…」

やよい「伊織ちゃん!私はここにいるよ!」

伊織「やよい……!」うるっ

サウザー「うーむ…」

貴音「何を悩んでいるのだサウザー」

サウザー「今迷っていてな…世紀末六神聖で出るかイチゴ団で出るか…」

凛「イチゴ団…?なにそれ?」

ありす「ああ…凛さんはあの時気絶してたから知らないんですね。イチゴ団とはイチゴを愛する者の集い…私、サウザーさん、シンさん、トキさんの四人で構成されたイチゴを全面に押し出すキュートなアイドルグループです!」

凛「どこにもキュートの要素がないでしょ…」

貴音「しかも私は別にイチゴが好きなわけでもないのにただイチゴらぁめんを食べていたというだけで入れられてしまったのだ…」

きらり「食べれるトキ兄さんもトキ兄さんだと思いますけど…」

ケンシロウ「イチゴ団で出てくれれば俺は出なくて良くなるな」

凛「そしたら私と二人で出ようよケン」

美希「させんぞ…そんな抜けがけのようなこと……」ヨロヨロ

凛「抜けがけで夜這いしようとして秘孔縛食らって寝不足のあんたにだけは言われたくない」


ラオウ「ぬぅ…やはり俺も出る雰囲気なのか…?」ドズーン

冬馬「だからなんで黒王号連れてくるんだよ!」


ワイワイガヤガヤ






??「面白そうだね。このライブ、アタシも参加していいかな?」

????「………」

サウザー「……むっ、誰だ貴様は……いや、その隣にいる男…貴様……」

ファルコ「俺は元斗プロプロデューサー兼社長にして元斗皇拳伝承者のファルコ!そしてこの方は…」

玲音「その所属アイドルの玲音だよ。君たちが世紀末六神聖だね?とても面白そうだ………あと…」チラッ



凛「……?」

ケンシロウ「ファルコ…?元斗皇拳…?」

ラオウ「元斗皇拳…一時は北斗神拳をも凌ぐとも言われた暗殺拳だ。闘気を持って細胞を滅殺することを真髄としているという…そしてファルコは、元斗皇拳の最強の使い手!」

ケンシロウ「そのような男でも、やはり今の時代ではアイドル業界に身を置くか…」

ファルコ「それをお前が言うか…しかし凄まじい面子だな…………よりによってもう一人の天帝までいるとは」

サウザー「…天帝?それに“もう一人の」…?帝王にして聖帝はこのサウザーただ一人だ!」

貴音「お前が喋るとややこしくなるから黙っていろ」



ファルコ「天帝とは玲音様の事だ…真の名はルイ!中央帝都を統べられるお方だ……そして…………渋谷凛、いや…リン、お前の双子の姉だ」





凛「……!!??」

ラオウ「なんと…リンが天帝の双子の妹だったとは…しかし天帝はジャコウに幽閉されていたはず…一体どうやって…」

ファルコ「幸か不幸か…このアイドル乱世の煽りを受けて、我々の影響力が無くなり、ジャコウの支配力も弱まった…ジャコウはルイ様をアイドルとして使うために外に出したところを我々が実権を奪い返したのだ…」

ケンシロウ「そんなことが…」

玲音「元気そうで良かったよリン。アタシはずっとリンのことが気がかりで仕方なかったからね」

凛「姉さん……」うるっ


玲音「あっそうだ!このライブって誰がいつ出てもいいんだよね?今からアタシが行ってきていいかな?」

サウザー「フン…俺の前に下郎が何人やろうが大したことではない、勝手にやってくるがいい!」








ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー
ーーーーー

春香「プロデューサーさん!共演ですよ共え……」

雪歩「プロデューサー、私とライブ…を………」



サウザー「」
貴音「」
ラオウ「」
ケンシロウ「」
凛「」
美希「」
きらり「」
ありす「」
冬馬「」
千早「」


北斗「中央帝都を統べる天帝ルイ!またの名を玲音!彼女は日高舞ことユリア、星井美希ことシン、渋谷凛ことリン、四条貴音ことトキの四人をも凌ぐランクという概念を超越した存在・オーバーランクであった!!その圧倒的な歌唱力・風格・魅力を前に他のアイドル達は例外なく戦慄した!!もはやその後にライブを行おうとする者は皆無であり、玲音のライブの後はただ静まり返り、本ライブは終わりを迎えてしまった!!」

今日はここまで

多分次の投下で本スレの投下は終わると思います
そこで次回作について意見を取りたいと思います

1 冬馬「アイドルマスターイチゴ味!」千早「番外日常編!」という世紀末六神聖+αの1日にスポットをあてるものです。正直だいぶネタ切れ感もあるのであんまりクオリティは保証できませんが

2 アイドルイチゴ味 死兆星の輝きの向こう側へ!の巻
本編最終章です。1を書かない場合は必然的にこれが次回作になります

つまり1を見たいかそんなのいいからとっとと終わり見たいか…という話です。北斗のナレーションで閉めたいのでできれば次の投下までに意見をお願いします!

ネカフェに来たので、書き溜めはないですが片付けたいと思います

忘れてました...

次回作については当初本編最終章からいきます
そのあと余裕があれば番外日常編をかきたいとおもいます

世紀末六神聖+α 会議


一同「......」シーン




サウザー「…何なのだ、玲音という女は…」

美希「まさかユリアのはるか上をいくアイドルが存在していたとは…」

貴音「いまのままでは彼女に太刀打ちできまい…」

サウザー「さーて、この中で足をを引っ張っている人間は誰なんだろうね~」

凛「どう考えてもあんたでしょ…」

サウザー「残念でした~俺はこう見えて最近人気あるんだもーん!『アホでかわいらしい』ってもっぱら評判だもーん」

凛「アホってただの悪口なんじゃ…」

サウザー「俺よりもよっぽどアイドルとして足引っ張ってるのが二人ほどいるんだけどなぁ~」ニヤニヤ

ケンシロウ「ラオウ…貴様じゃないのか…?」

ラオウ「なにを…うぬがいえたことか!」

ケンシロウ「そのでかい図体に女性から恐れおののかれているぞ、なにがアイドルだ!」

ラオウ「うぬなどプロデューサーのくせにアイドルの基礎もできていなかったそうではないか!意識が低いぞケンシロウ!!」

ケンシロウ「キャラを考えろ!そんな図体でフリッフリのダンスなどもはやホラーだろう!?何がキュートだ!ギャグのつもりか!!?」

ラオウ「ライブでいつもオドオドしているうぬに言われたくないわ!男の天然など誰も得せんわ!!!」




ゴゴゴゴゴゴゴゴ



ケンシロウ「ラオウ…表に出ろ」

ラオウ「こっちの台詞だ!その甘い脳内ごとねじ伏せてくれるわ!!」

冬馬「おい…大変なことになっちまったじゃねーか!」

千早「サウザー!お前が煽ったせいだぞ!どうするのだこの状況!!」

サウザー「フン…今は夜だ…大して人も来んだろう、それに昔から言うではないか!喧嘩するほど仲がいいと!!」ドヤァ



ケンシロウ「北斗百裂拳!!!!」

ラオウ「天将奔烈!!!!」


ドゴォン!!!!

ボガァン!!!!





美希「喧嘩で済むのかあれ!どうみても死闘だろう!?」




  ザワザワ…

ザワザワ…

凛「ほら!物音すごいから普通に人が集まってきてるじゃん!ほんとに収拾つかないよもう!!」

サウザー「ぬくくぅ~仕方ない!いくぞ!下郎ども!!」

貴音「やれやれ…おそらく私が止める事になるのだろうな…」




ケンシロウ「……」ゴゴゴゴゴ

ラオウ「……」ゴゴゴゴゴ


春香「千早ちゃん…これは一体…」

千早「は…春香!?なぜここに!?」

春香「夜中にこんな物音があったら誰でも不思議に思うよ…」

千早「…ということは、他のアイドルもこの場にいるの!?」

春香「うん…あの光景を見てすぐに逃げていった子もいれば、恐怖に動けなくなった子も…」

千早「くっ…やっぱり厄介なことになったわね」

亜美・真美「…」ダッ!


凛「…はっ!あれはターバンの拳士!」

サウザー「奴らならケンシロウとラオウを止めるのも造作ない!!」




ケンシロウ「……」パアアア
ラオウ「……」パアアア


フッ

亜美・真美「!!??」



サウザー「何っ!?あの突きをかわしただと!!?」


貴音「まさか……あれは北斗神拳究極奥義無想転生!!?」

サウザー「!?なんだと…トキ!無想転生とは何なのだ!?」

貴音「この世で最強のものは無…その無より転じて生を拾う…具体的には実体を空に消し、回避不可能な一撃を入れる!!!!」

サウザー「!!!!それでは俺の天翔十字鳳を完全に上回る技ではないか!!?」ガーン

凛「そんな…それじゃあトキにも止められないの!?」

貴音「この奥義は拳の技量云々でどうにかなるものではない…しかし…無想転生は哀しみを背負わなければ会得できないはず…いや……まさか………」



ケンシロウ「……」ツーッ
ラオウ「……」ツーッ


凛「二人が涙を…一体なぜ…」

貴音「恐らく、ユリアが原因だろう…あの二人はユリアに惹かれていた…私もだが……だがユリアは間男の元に走った!その哀しみは軽いものではない…!!」

美希「またここでもユリアか…!どこまでも迷惑な女め!!」ギリッ



雪歩「プロデューサー、お父さんとお弟子さんをを連れてきました!」

雪歩父「サウザー様…大変なことになりましたね…」

サウザー「おお、来たか!!見ろ!今ケンシロウとラオウが戦っている!!」

雪歩父「はぁ…それは見ればわかりますが」

サウザー「今俺がケンシロウの前に颯爽と現れ『勘違いするな!貴様を倒すのはこの俺だ!』というのだ!」

雪歩父「ライバルが味方になる定番パターンですね」

サウザー「あの…それでだが…一人で行くの恥ずかしいから“一緒に”行ってくれないかな…?」ポッ

雪歩父「女子中学生の告白じゃないんですから一人で行ってくださいよ!!」

雪歩「あっ、じゃあ私がついていきますぅ」

雪歩父「お前は黙ってなさい!そこらの規格外と違って大して体が頑丈でもないんだから!!」


ヒューイ「ケンシロウとの戦いでラオウも意識が向くまい!」ダッ

シュレン「今こそラオウの命をもらってやるわ!!」ダッ




ブキャッ!!!!

ゴギャッ!!!!



ヒューイ「」☆
シュレン「」☆

リュウガ「ラオウとケンシロウの戦い…これはいい記事になりそうだ!時代は果たしてどちらの巨木を欲しているのか…」

凛「そんな撮影してる暇があったら止める方法を考えてよ!」



莉嘉「……」バチバチバチバチ(ダイナマイト)

凛「莉嘉!?それはシャレにならないからやめて!!あとどこから持ってきたの!!?」


やよい「伊織ちゃん…」ガタガタ
伊織「やよい…」ガタガタ

卯月「ひっ…」ガタガタ
未央「う…ううっ…」ガタガタ


凛「みんながおびえてる…このままじゃ…」

貴音「仕方あるまい…私が行こう。止められるかわからぬが……!!」ダッ!

ケンシロウ「うおお!!」グアッ

ラオウ「ぬああ!!」グアッ




貴音「北斗有情拳!!」カッ!!


ケンシロウ「……」フッ
ラオウ「……」フッ

貴音「ぐっ…やはり駄目か…!!」

冬馬「そんな…トキの拳でさえ触れることもできないのか!?」


ケンシロウ「トキ……お前の拳をもってしても無想転生は敗れぬ」

ラオウ「そこでじっと見ておくがいい!!」

サウザー「ケ……」サッ


サウザー「くそっ…あの距離がもどかしい!!」

雪歩「ファイトですプロデューサー!」


凛「何やってんのあいつ……」



美希「くそっ…レイ!手分けして止めに入るぞ!」

千早「ああ…できる限りのことはしないとな!」

ガシッ

美希「……リン!?何の真似だ」

千早「バット!離してくれ!」

凛「本当は二人とも分かってるでしょ…?トキですら止められないならどうすることもできないって…」

冬馬「それにレイ…お前は今行っていい状況じゃないぞ…?よく見てみろよ」


春香「千早ちゃん……」ブルブル

千早「春香……」

きらり「ああなった兄さんはもう止められない…戦い終わるのを待つしか…」

美希「そんな悠長に待ってられるか!!今頃あの二人の頭上には死兆星が輝いてるぞ!!」



貴音「…天…おお……満月か」

美希「トキ!?今満月の何が関係あ…る……」

貴音「……」パアアア

凛「トキの体が…光って……」



ピカアアアアアア







トキ「……ケンシロウ…ラオウ…」


一同「!!!!」



ケンシロウ「……トキ…その姿…!」

ラオウ「フッ…かつての姿に戻ったか!だがいまさら何ができる!!?」

トキ「ケンシロウ、ラオウ。今すぐ戦いをやめるのだ…さもなくば、“俺”は容赦しない」


ケンシロウ「いかにトキとはいえ、無想転生は決して破れぬ!」パアアア

ラオウ「フッ…かかってくるがいい!」パアアア



ガシッ
ガシッ

ケンシロウ・ラオウ「!!??」



ゴシャア!!!!



ケンシロウ・ラオウ「」☆


北斗「分かりやすく状況を説明しよう!満月の光を浴び、男に戻ったトキ!二人の仲裁に入ろうとしたがケンシロウとラオウは無想転生で立ちはだかる!だか二人は重要な点を見逃していた!そこにいたのは優しき次兄トキではなく北斗神件最強の男トキだった!!トキは無想転生状態の二人の頭をいともたやすく鷲掴みにし、そのまま地面にたたきつけた!両者は頭ごと地面にめり込み、まるで犬神家のように地面に垂直に突き刺さったのだった!!!!」

一同「「「」」」


凛「……何あれ」

美希「見てはいけないものを見てしまった気がする……」

冬馬「なにが有情だよ……あんなえげつないの初めてみたぜ」

千早「トキ…やつだけは怒らしてはいけないな……」

きらり「あのふたりの回収はどうしましょう…」



トキ「放 っ て お け」

一同「「「」」」ゾクッ



シュウウウウ…(月に雲がかかる)

貴音「早 く 帰 り ま し ょ う」


一同「「「」」」



サウザー「……北斗無情拳…」ガタガタ

北斗「かくしてはた迷惑な兄弟げんかはトキによって粛清されて幕を閉じた!一同はトキに尊敬の念2割、恐怖の念8割を抱きながらとこにつくのだった!無論ケンシロウとラオウは刺さりっぱなしである!!」

翔太「北斗君…もう夜遅いんだからもう寝ようよ…」




サウザー「zzz…」



雪歩「…ふふっ……昨日はあの料理のせいで一夜無駄にしたけど、今日こそはプロデューサーを…!」がばっ!


ドカッ

雪歩「っ……足が…」

ありす「やはり夜這いを企んでましたね」

雪歩「ここは私とプロデューサーの部屋だよ!ありすちゃんに文句を言われる筋合いはないよ!」

ありす「私はサウザーさんのパートナーです!サウザーさんを守るのは私の役目!」

雪歩「言うね…いいよ。相手をしてあげる。お父さんにはあまり認められてないけど、私だってお弟子さんくらいにはうごけるからね!」チャキッ

ありす「スコップ…得物は長ければいいってものじゃないんです…思い知らせてあげます!」

ガキン!!

ゴキン!!


サウザー「……うるさいな、人が寝ているところに…」

ドカッ

雪歩「ぐっ……」

ありす「その程度で私に勝とうな


ドンッ!!

ありす「がはっ…ショットガンとは卑怯な…」

雪歩「勝てばいいんですぅ…心配しなくても殺傷能力はないからね?……あまり」



ありす「ふふふ…!」

雪歩「あはは…!」




ガキン!!


ゴキン!!


ドカッ


ドンッ!!




春香「ふふっ…二人が夢中になっている隙に美希が返納したプロデューサー抱き枕を持っていこうっと♪」







サウザー「なんなのだこれは!!??」

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー
ーーーーー


ファルコ「……北斗神拳究極奥義無想転生」

ファルコ「そしてそれをいともたやすぐねじ伏せるトキ……」

ファルコ「このような時代にもあんな化け物がいるとはな…だが今は拳の時代ではない今ルイ様の相手になるような存在はユリア、シン、リンそしてトキくらいだろう、それでもまだルイ様には届かない…が」



ファルコ「なんだ…この不安は……」




玲音「なんだろう、あの戦いの光景が頭から離れない…ケンシロウとラオウの戦いに終止符を打った、銀髪をなびかせたあの人の姿が…」


玲音「トキ……」


北斗「次回予告!!


サウザーがファルコ・玲音に再戦をたたきつけた!ここに南斗・北斗・元斗、765・961・CG・sideMが集結した!果たして勝利の女神は誰に微笑むのか!!??そして、拳士は!アイドルは!その目に何を見るのか!!??







さようなら、お師さん


次回!最終話! アイドルマスターイチゴ味 死兆星の輝きの向こう側へ!の巻!!!!」

というわけで次回で最終章です
最終章はかなりシリアス(当社比)となります。
ハート様の件で色々思うところはあると思いますが、せっかくのイチゴ味SSなのでハート様外伝設定を使ってみたくてこうなりました。シュガーハート様を期待してた人はごめんなさい。

それでは、本シリーズかなり長くなりましたが最後までお楽しみいただければ幸いです

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