なる「ヤヤちゃんが私で」ヤヤ「なるが私で?」 (22)

ハナヤマタSSです。

初投稿です。

世界線は、アニメ7話と8話くらいをイメージしました。

真智ちゃんは登場してません。

拙いSSですが、SS、読みませんか?


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410013973

ハナ「パーっとパーっと晴れやかに 咲かせましょ 花のように♪」

なる(みんな、すごい上手くなってる、私も頑張らないと……)

ヤヤ「色は匂えど♪」

なる(ここのターンが決まれば……えっ、ウソッ!?)ズルッ

ヤヤ(えっ、何!?ちょっと、なる、ぶつか…)ゴツンッ

ハナ「なる、ヤヤさん、大丈夫デスか?」

多美「二人とも怪我はしてない?」

ヤヤ?「ううん、ありがとう、大丈夫だよ」

なる?「痛ぁ、もうなる、気をつけなさいよ」

ハナ「へ?」

ヤヤ?「うん、ゴメンね、ヤヤちゃん」

多美「え?」

なる?「ほら、なる、立てる?……
え?」テヲサシダス

ヤヤ?「えへへ、ありがとう、ヤヤちゃん……え!?」


ヤヤ?「なんで私が目の前にいるの!?」

なる?「私が2人いる!?」

ハナ「……どうやら、2人の中身が入れ替わったみたいなのデス」

ヤヤ(なる)「どうしよどうしよ、ヤヤちゃんどうしよ!?」アセアセ

なる(ヤヤ)「もう、ちょっとは落ち着きなさいよ」

多美「ん……とりあえず、さっきと同じように頭と頭をゴチンってしてみたら、元に戻るんじゃないかしら?」

なる(ヤヤ)「漫画にありがちな展開ね、でも試してみる価値はあるかも、やるわよ、なる!」

ヤヤ(なる)「そ、そうだよね、可能性があるのなら、やってみないとね、ヤヤちゃん!」

なる(ヤヤ)「行くわよ」

ヤヤ(なる)「痛ぁい」ゴチン

多美「どう?」

なる(ヤヤ)「ダメみたいです」イタタ

ハナ「次はよさこいしながら頭をぶつけてみてください」

多美「なるほど、さっきと同じような状況にするのね」

なる(ヤヤ)「やるわよ、なる!」

ヤヤ(なる)「え!?痛ぁ!!」ゴチン

ハナ「もっと勢いがないとダメなんデスかね」

なる(ヤヤ)「勢いね、助走つけるわよ、なる!」

ヤヤ(なる)「ま、待って、いひゃい!!」ゴチンッ

ハナ「……なんだか、殺人事件の現場に居合わせた気分がします……」

多美「赤い絵の具を巻いたら、探偵小学生くんが今にも飛び込んで来そうね」アラアラ

ヤヤ(なる)「頭が痛いよぉ……」サスサス

なる(ヤヤ)「痛ぅ、ちょっとやり過ぎたわね」

ヤヤ(なる)「ちょっとじゃないよ……」グスン

多美「あら、もう下校時間よ」

なる(ヤヤ)「仕方ないわね、なる、また明日頑張るわよ」

ヤヤ(なる)「うわぁん、痛いのヤダよぅ……」

ハナ「でも、今夜はどうするんデスか?」

なる・ヤヤ「え?」

ハナ「なるが今ヤヤさんなので、なるがなるの家に帰ると……」

ヤヤ(なる)「そっか、お母さん達に何て言おう……」

なる(ヤヤ)「余計な心配はさせたくないし……」

ヤヤ(なる)「となると……」



なる(ヤヤ)(いつ来ても、なるの部屋は変わらないわね)コンナトコニファンタジーショウセツガ

なる(ヤヤ)(私漫画は読むけど、小説って苦手なのよね…)


ハナ『ヤヤさん、なるの下着盗んだりしちゃダメデスからね』イッシッシー

なる(ヤヤ)『し、しないわよ!!』カァァ


なる(ヤヤ)「アイツのせいで変に意識しちゃうし、あーもう!!」

なる(ヤヤ)「おっ、パソコン見っけ」ピコッ

なる(ヤヤ)(お気に入りは、ファンタジー小説の投稿サイトに、よさこい関係に、ダイエットサイト……。なるらしいわね)カチカチ

なる(ヤヤ)(それに、あんまりめぼしいものがないわねぇ…、
なるってパソコンあんまり使ってないのかしら……あれ?これで400GB使ってる……)カチカチ

なる(ヤヤ)(なるには悪いけど、隠しフォルダ表示っと)カチカチ

なる(ヤヤ)(ドキュメント、ミュージック、ビデオ、ピクチャじゃない……)

なる(ヤヤ)(あ、RealDownloader入れてるんだ、保存先は……、あったあった……)

なる(ヤヤ)「あ………」

その頃、ヤヤの部屋

ヤヤ(なる)(ヤヤちゃんのお部屋、なんだか大人っぽいなぁ)チョットチラカッテルケド

ヤヤ(なる)(なんか落ち着かないなぁ)ベッドニヨコニナル

ヤヤ(なる)(ヤヤちゃんの匂いがする……、なんだか安心するなぁ……)モゾモゾ

ヤヤ(なる)(……ヤヤちゃんに包まれてるみたい……)

ヤヤ(なる)(ヤヤちゃんも、今私の部屋にいるんだよね……、ヤヤちゃんも同じ気持ちなのかな……?)

ヤヤ(なる)(………………)ソウイエバナニカワスレテルキガ

ヤヤ(なる)「あっ!?」

なるの部屋

なる(ヤヤ)(なんか、こう…際どいタイトルが多いわねぇ……)オンナノコドウシッテ

ヤヤ(なる)「ヤヤちゃん!!」ドアガバタン

なる(ヤヤ)「え?なる、どうしてここに?」

ヤヤ(なる)「パソコン弄ってないよね!?」

なる(ヤヤ)「え…、あ、あはは……」ドウガサイセイチュウ

ヤヤ(なる)「」

なる(ヤヤ)「なるも、もう大人なのね」シミジミ

ヤヤ(なる)「ギャーーーー!!!?」

ヤヤ(なる)「」フーンッダ

なる(ヤヤ)「もう悪かったって。もうしないから」

ヤヤ(なる)「いくらヤヤちゃんでもヒドイよ……」

なる(ヤヤ)「だからゴメンって」

ヤヤ(なる)「私もここに泊まる、ヤヤちゃんを見張っとかないといけないもん」

なる(ヤヤ)「えらく信頼がなくなったわね」ハァ

なる(ヤヤ)「でもどうするの?着替えとか何もないよね?」シタギトカ

ヤヤ(なる)「あぅ」

ヤヤ(なる)「わ、私のを……」

なる(ヤヤ)「ちょっと手を借りるわよ」モトハワタシノテダケド

ヤヤ(なる)「キャッ、ヤ、ヤヤちゃん…、ご、強引すぎるよ……」ムネニテヲ

なる(ヤヤ)「他に言うことないの?」

ヤヤ(なる)「……え?」

ヤヤ(なる)「」ハッ、ワタシヨリムネガアル

ヤヤ(なる)(どうしよう……、ヤヤちゃんを一人にしたら、私の恥ずかしいものを見つけ出しちゃうかもだし、
替えの服がないと困るし………うぅ………)

ヤヤ(なる)「ヤヤちゃん……」グズグズ…

なる(ヤヤ)「分かったわよ、一緒に着いて行ってあげるわよ」ダカラワタシニソンナカオサセナイデ

道中

ヤヤ(なる)「…ヤヤちゃん、やっぱりスタイルいいんだね」ムネモミモミ

なる(ヤヤ)「道の真ん中で私の胸を弄らないで!?」

ヤヤ(なる)「私の秘密ファイル覗き見してた仕返しだもん」

なる(ヤヤ)「それは悪かったって」

ヤヤ(なる)「………ヤヤちゃんは、その……見たり、しないの……?」

なる(ヤヤ)「わ、私はそういうの見たりなんか!!」カァァ

ヤヤ(なる)「」ウルッ

なる(ヤヤ)「う……、……私だって、その……、見ないことも…ないんだから……」

ヤヤ(なる)「……よかった、ヤヤちゃんも同じなんだね」エヘヘ

なる(ヤヤ)「な、何よ」カァァ

ヤヤ(なる)「なんでも♪」フフフ

なるの部屋

ヤヤ(なる)「……ヤヤちゃん、おやすみ……」

なる(ヤヤ)「おやすみ、なる」

なる(ヤヤ)(ハァ、早く元に戻れればいいけど、戻れなかったら………)

ヤヤ(なる)「…ねぇ、ヤヤちゃん、まだ起きてる……?」

なる(ヤヤ)「……起きてるわよ」

ヤヤ(なる)「あのね、ヤヤちゃん……、もし、ホントにもしだけど、このまま元に戻れなかったら………」

なる(ヤヤ)「なんだ、そんなこと……」

ヤヤ(なる)「そんなことじゃないよ……」

なる(ヤヤ)「………私は、このままでもいいかなって……」

ヤヤ(なる)「なんで…なの……?」

なる(ヤヤ)「なるとこうやって一緒にいられるし、……私の知らないなるの一面も知ることができたし?」

ヤヤ(なる)「…ヤヤちゃんのバカ……」カァァ

なる(ヤヤ)「ほら、なるが眠くなるまで付き合ってあげるから、安心して寝なさいよ?」テヲノバス

ヤヤ(なる)「うん……、ありがと……ヤヤちゃん……」ギュッ

ヤヤ(なる)「……ヤヤちゃんは、私の王子様だね………」

なる(ヤヤ)「…………そう」カァァ

ヤヤ(なる)「……私のこと……いつも………見守っ………れて………」

なる(ヤヤ)(寝ちゃった……)ナデナデ

なる(ヤヤ)「……おやすみなさい、私のお姫様………」

ヤヤ?「なる!!なる、起きて!?」

なる?「…おはよ…、ヤヤちゃん……まだ早いよぅ……」グゥ

ヤヤ?「もう!!なる、寝ぼけてないで!!身体が元に戻ってるのよ!?」

なる「え!?あ、ホントだ!?」ダキッ

ヤヤ「きゅ、急に抱きつくな!!」カァァ

ヤヤ(昨日のことで、なるとの距離が前より近くなった気がする)

ハナ「なる、ヤヤさん、オハヨーデス!!」

ヤヤ「アンタは朝から元気ねぇ」

なる「おはよう、ハナちゃん」

ハナ「もしかして、元に戻ったんデスか!?」

なる「うん、そうなの」シンパイカケテゴメンネ

ハナ「ホントに良かったデス!それに……」ニコッ

ハナ「なるとの距離が縮まって良かったデスね」ボソッ

ヤヤ「うっ」

ハナ「手を繋ぎながら登校だなんて憧れちゃいます」ニヤニヤ

ヤヤ「う…、うん………」ギュッ


終ワリ

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