ロボット「コレはワタシが製造サれた初日の映像デすね」

ロボット「学習機能ガ搭載サれていまスがやはリまだ生まレたてですね」

ロボット「何モせずニ座っテいるだけミたいでスね」

ロボット「何カを考えてイるんでしょうカ？古いメモリーは消しテしまっタのでワタシも覚えテないンですガ…」

ロボット「しかし、なんト優秀そうナ顔をしてイるんでしょう」

ロボット「次ハ…誕生パーティーの時ノ映像でスか」

ロボット「いやハや、あのパーティーは楽しかっタ」

ロボット「あんナに同族が集マったのを見タのはアノ時が最初デ最後でしたネ」

ロボット「派手好キのアナタらしイパーティーでしたネ」

ロボット「アノ時、アナタに書かレた足の裏ノ落書キ、未だに落チませンよ？」

ロボット「コレは……ワタシが装置ヲ壊しテしまっタ時デすか」

ロボット「イやぁ、とてもアナタに怒らレました」

ロボット「今思えバ機械に怒ルなんて物好きナ行動デしたネ」

ロボット「結局翌日まデフテ腐れてマしたね」

ロボット「庭の散歩、天体観測、メンテナンス……どレも懐かシい記録バかりですね」

ロボット「ココから先は、最近の映像ばかリですネ」

ロボット「曇ッた空にひび割レた道路、あまり見テいテ楽しイ物でハありマせんね」

ロボット「ツまらナいかラ巻キ戻して最初かラ見直シましょウ」