俺『とある魔術の禁書目録の世界に行けたらな~』(29)

俺「まぁ、そんなことあるわけないけどな…」

俺「バカなことは考えてないで、眠いし今日はもう寝るか」

この時はまだ考えもつかなかった。

まさか、本当にこんなことになろうとは…

そして次の日

俺「う~ん、よく寝たな」

俺「それにしても、なんかベッドの寝心地が悪…」

寝ていたのはベッドではなかった

よく見れば自分の部屋でもない

俺「なんだよこれ…、どこだよここ…」

俺(落ちつけ、なにがどうなってやがる…)

俺(状況を整理しよう、ここはまず俺の部屋ではない)

俺(ここは…路地裏か?なんでこんなとこにいるんだよ…)

俺(少し周りを見て見るか)

俺(ここは俺の地元じゃないな)

俺(都会っぽいけどどこだ?)

そんな時、どこからか声がした

⁇?「こっちじゃこっち、こっちにこんかい」

俺(誰だこの爺さん、怪しいな)

⁇?「怪しくないわい、人を見かけで判断するなと教わんなかったのか?」

俺「んな⁉︎心が読めるのか?」

⁇?「まぁの、こんなの容易いわ」

俺「それよりあんた誰だよ、ドラクエ7の神様みたいな格好しやがって」

⁇?「当たりじゃ」

俺「は?」

?⁇「だからお主が言ったじゃろ、儂はお前の言う神様じゃよ」

俺「爺さん、なにいってんだよww 年で頭も狂ったか?」

神「本当じゃよ、なぜなら儂がお主をここに連れてきたのじゃから」

俺「そんなの信じるわけねえだろ。
もし本当ならなんのために連れて来たんだよ?」

神「儂がお主の願いを叶えてやりたくてな」

俺「願い? なんのことだ?」

神「お主が昨日の夜、願ったじゃろう?
禁書という空想の世界に行きたいと」

俺「まさかここがとある魔術の禁書目録の学園都市とでもいうのか?」

神「そうじゃが不満か?」

俺「不満もなにも信じられないだろ。証拠はあんのかよ?」

神「では、お主にも超能力を与えよう。どんなのがよいかな?」

俺「本当にくれんのか?どんな力でもいいのか?」

神「ドラゴンボールみたいに惑星一つを破壊するほどのは無理じゃぞ?」

俺「なら、Level5くらいの力にして
能力はちょい超能力とは違うが魔法使いだな呼び名はワーロック
できるのは魔法使いっぽいならなんでもみたいな感じだ。できるか?」

神「お主、厨二病だったのか? まぁよいじゃろう」

俺「厨二病とか言うな!いいだろ別に」

俺(どうせできないだろうし…)

神「では、ちちんぷいぷいのほい‼︎」

俺「掛け声ダサくね⁉︎ それしかねえのかよ」

神「まあまあ、よいではないか。それよりもう能力が使えるぞ?
この世界は演算とか言っておるがそんなのはお構いなしだ
頭の中でイメージすれば能力は使えるぞ」

俺「そんなの本当にできるわけないだろ」

神「試せばわかる。そうじゃな、その寝間着を学ランでもブレザーでも
よいから能力で変えてみろ」

俺「はいはい、やるだけやってみますよ。じゃあ、ブレザーな。
さっき辺りを見た時にいたからそれをイメージして、ほい」

俺はもちろん出来ないと思ってた。当たり前だ。できるわけがない。

しかし、できてしまったんだな~これが。

俺「は?なんだよこれ、どうなってんだよ⁉︎」

神「だから言ったじゃろ? もうお主に能力はあるのじゃ」

俺「マジか…ここまでされたら信じるよ。
でも、なんで俺の願いを叶えてくれるんだ?」

神「単なる暇つぶしじゃよ。特に理由はないわい」

俺「そうか…なら、俺はその暇つぶしに感謝するよ」

神「そろそろ儂は行くからの、お主も好きにすると良い。
あと、言い忘れたがこれは夢ではないぞ?」

俺「わかってるよ、夢の中にいる感覚じゃないからな」

神「そうか、ならよいのじゃ。
では、儂は行くのでな。さらばじゃ。」

俺(ありがとな、爺さん)

俺「さあて、どうしっよかなってうわぁ‼︎」

急に視界が悪くなり、気づけばまた別の場所にいた

俺「今度はどこだよってここは…」

⁇?「いきなり連れて来て悪いね」

俺「あんたは…アレイスター・クロウリー」

アレイ「おや、私のことを知っているようだね?
まぁ、そんなことはどうでもいい
単刀直入に聞こう…君は何者だ?」

俺「どういうことだ?」

アレイ「とぼけるな、君がいきなりこの街に現れたのは分かっている」

俺「さすがは統括理事長様ってか、なんでもお見通しだな」

俺(やっべぇ、まじかで見ると結構威圧感あって怖えな)

アレイ「茶化すな、さっさと答えろ」

俺(怒んなよ、怖えんだよ、ちびっちゃうじゃないか!)

俺「わかりましたよ、話しますよ」

その後、俺はこことは別の世界から来たことや神様のことなど話した

俺(ふぅ、まぁあの爺さんに口止めされてないしいいだろ)

アレイ「ふむ、実に興味深い話だ」

俺「疑わないのか?」

アレイ「事実なら面白いではないか、観察させてもらうよ」

俺「さいですか…まぁ、こっちもあんたには頼みがあったんだ」

アレイ「なにかね?できる限りのことは聞こう」

俺「実は俺の能力のことなんだが…
ここではどれくらいの価値になる?」

アレイ「君の能力は実に面白い、超能力とも魔術とも違う。
上条当麻や削板軍覇のような原石に近い力であろう」

俺「つまり、どうなるんだ?」

アレイ「Level5と同等以上の力なのは間違いない。
そうだな、Level5の第0位などはどうかな?」

俺「かっけぇな、気に入った今日から俺は第0位だ!」

アレイ「これは一応、非公式にしとくが異論はないな?」

俺「まぁ、いきなりそんなのが現れれば騒がしくなるよな。構わないよ」

アレイ「そうか、では話は終わりだ。
いきなり呼び出して申し訳なかったな」

俺「気にしてねえよ」

アレイ「そういえば、これも渡さないとな」

俺「ん?」

アレイ「通帳だ。お金はないのだろう?
Level5に見合う額を用意している
大方、こっちが私に対しての本当の頼みだろう?」

俺「なななにいっちゃちゃてんのかな~~?
そそそそんななわけないじゃないででですか」

アレイ「動揺しすぎだ」

俺「はぁ~、まあ感謝するよ。どうもです」

アレイ「では、行きたまえ
色々準備もあるだろう」

俺「そうさせてもらうよ」

アレイ「では、また会おう。魔法使いよ」

そして、俺はなんとなくできそうだったテレポートでこの場を去った

アレイ「果たして本当に神など存在するのか実に興味深いな」

俺「それにしても、この能力なんでもありだな。
風とか使って空も飛べるよ。最高だな」

俺「さあて、通帳の中身は…」

そこには、とても高校生の所持金とは思えないほどの額が入っていた

俺「やべぇよ、これはやばいって」

俺「とにかく家だな、家を確保しよう。
こんだけありゃ高級マンションだよな!」

それからマンションやら家具やら購入していき…

俺「よし、殺風景だけどまぁいいだろう」

俺「それより今日は疲れたから寝るか
明日はこの街を探検だな」

俺(それにしてもほんとにこんなことってあるんだな
元の世界の俺はどうなるのだろうか? …気にしても仕方ないな)

疲れた、また今度

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