黒崎一護「あそこでしようぜ」女「うん、いいよ」(173)

女「でも時間とかホントにダイジョブ?
高校生なのに門限が7時とか言ってなかったっけ?もう余裕で過ぎてんじゃん」

一護「んなもん、へーきだよ」

女「だよねw」





女「すご~い!メッチャ鍛えてるぅ!それに匂いもメッチャ爽やかぁ!
食べちゃっおっかなwwwあ、匂いが爽やかなんて日本語おかしいか、てへっ//」

一護「(うぜぇ・・こっちは馬鹿丸出しなあんたの声と香水の臭いで吐いちまいそうなんだよ・・・・
さっさと挿れて終わらせるか)」




一護「(雨が降りそうだな・・・)」

女「ねえ?次はいつする?メアド教えてよ~」

一護「次なんかねえよ」

女「・・・え?」

一護「じゃあな」

女「ちょっと!待ってよ!!」ガシッ

バシッ 一護「待たねえよ」

女「・・な!?」

一護「・・・・じゃあな」



・・・・俺は一体・・・何を求めてこんなことしてんだ?

ヤンキー「おい黒崎」

一護「・・・・・・・・何だよ?」

ヤンキー「なんだぁ、今の間は?
まあ、そうメンドクサそうにすんなよ。折角俺らが遊んでやろうってのによぉ」

一護「あ~・・わりぃけど俺今日は加減出来そうにねえわ。許してくれ」



........ポツ......ポツ.....ポツポツ...ザァー..............







雨が・・・・・降ってきた・・・・・

~a.m.1:07~


一護「ただいま」

夏梨「一兄、こんな遅くまで何してたの?しかもずぶ濡れになっちゃって
遊子も心配して待ってたんだよ。流石にもう寝ちゃったけど
後何でそんな香水みたいな匂いすんの?ずぶ濡れになってても匂うとか相当じゃん?」

一護「・・ん・・ええと・・・・啓吾の家で勉強してた
香水はあいつの姉ちゃんの奴をあいつがイタズラしてつけてきやがってな」

夏梨「ふーん。最近そうやって誰かの家で勉強してたって言ってよく遅くに帰ってくるけど
その割に成績落ちてて、この前のテストの順位なんか下から数えた方が早いくらいだったらしいじゃん?
それにヒゲに一兄の学校の先生から一兄がよく授業を勝手に休んでるって電話があったんだって」

夏梨「・・・・もう虚とかいう化物と戦ってるわけでもないんでしょ?」

一護「・・・・うっせえな・・
死神のことも藍染って奴のことも話したよな?俺が命懸けで戦ってきたおかげでこの町のみんなは生きてんだぞ?
そんな俺がやっと“普通“の高校生活を満喫してんだからちょっとくらい好きにさせろよ
学校に行ってる時や夜寝てる時とかでも虚退治なんかに駆り出されずに済んで、
ユウレイも見ることの無い生活に俺がどれだけ憧れたと思ってんだ?」

夏梨「・・・そうだけど・・・でも・・・幾らそうだからって今は・・・そんなこと・・・・・」

一護「ハイハイこの話は終わりな。俺疲れたからもうシャワー浴びて寝るわ」

キュイッ、ジャー........



一護「(・・・遊子・・・夏梨・・ごめんな・・・・)」




一心「いっちごォォォ!!!」

一心「父さんは息子が30歳になっても魔法使いにならないと分かって鼻がたk(ry」ドンッ 「げばしゃっ!!」

一護「てめえの息の根を止める魔法が使えればいいのに」

一心「グッ・・グッ・・なあ一護?」

一護「あ?何だよ」

一心「いや、やっぱいいわ。別に何でもねえ」

一護「・・・そうか・・・・。親父・・・言っとくけど、俺は16年かけてやっと手に入れたこの“普通“の生活をすっげぇ気に入ってっから」

一護「俺はようやく憧れてた生活を手に入れたんだ」


一心「・・・そりゃ良かった。じゃ、さっさと寝ちまえ」


一護「・・・ああ、お休み親父」

なあ?″おまえ″は今どこで何してるんだ?俺は今どんどん腐っていってるよ...


俺はついていけてないみたいだ
″おまえ″のいない世界のスピードに....




今は高2の6月
俺が死神の力を失ってから7ヶ月後のことだった...


読んでくださる方がいるか分かりませんが、BLEACHのシリアスSSです
鰤ってことでマジキチSSを期待した方はすいません
マジキチもいずれ書く予定なんでその時またお願いします


言わずもがなかもしれないですけど、時系列としては破面篇と消失篇の間っすね


諸注意としましては
・一護が結構ひねくれた嫌な奴と化してます。もちろん根はいい奴に書くつもりなんで許してください

・2年くらい前に発売された小説のThe Death Save The Strawberryで
出てきた設定やそれへの独自解釈もちょっと出てきます
もちろん小説を読んでなくても全然問題ないように書くので大丈夫だとは思いますが

・原作にいないオリキャラの出番が若干長いです(SS全体の約五分の一から四分の一ほどに出てます)

以上のことを許せない方は気分を害されると思いますんでオススメ出来ません


後、SS初挑戦なんで至らない点がたくさんあると思いますし、師匠のオサレは全然再現出来ませんけど、
ライブ感だけは師匠に負けない自信があるんでどうか温かい目で見守ってやってください(笑)


にしてもこれで見て下さってる方が全くいなかったらメチャメチャ恥ずかしいっすね(笑)

~二日後~


遊子「お兄ちゃ~ん!!そろそろ起きないと学校遅刻しちゃうよ!!」

一護「わーってるよ。今降りるから」


一護「・・・もう明日なのか・・・」

一護「(俺は今の俺のまま明日という日を向かえていいんだろうか・・・・?)」




水色「何ていうか一護って最近変わったよね」

一護「ん~・・別に変わったってほどのことか?もう幽霊なんか見なくて済むし、虚と戦わされることもねえから、
“普通“の高校生活を最大限楽しもうとしてるだけだぜ」

水色「一護は1年の頃は冬まで死神の仕事で散々授業休んだり抜け出したりしてて、それ以降も補習やら何やらで忙しくって高校生活をエンジョイする暇なんか無かったもんね
でもバイトも部活も結局すぐやめたんだって?」

一護「バイトは髪の色や眉間のしわのことがきっかけで客と揉めたせいで居辛くなって辞めた
店長が辞めろって言ったわけじゃねけど俺に辞めて欲しそうなオーラ出してたからな」

一護「元から髪や眉間のしわのことでうだうだ言ってくる面倒な客はたまにいたし、よそ行ったってどうせ同じことの繰返しだろうからもうバイトはいいや」

水色「でも部活は一護大活躍でしょ。ほら、一護って超人的な運動神経じゃん」

一護「だからこそ何やっても簡単過ぎてつまんねえんだよ。かといって上のレベル目指してガチでやんのも何かダルいし辞めた」

一護「文化部なんてハナから興味すら涌かねえ。特に手芸部なんて石田がいる限り意地でも入んねえぞ」

水色「アハハ・・じゃあ生徒会にで入ってみたら?」

一護「ばーか、俺の髪の色でそんなの教員が許すわけねえだろ。大体俺が生徒会なんて柄かよ」

啓吾「勉強頑張りゃいいじゃん」

水色「あれ?いつからいたんですか、浅野さん?」

啓吾「さ、さっきからいたもん!最初からいたもん!」

啓吾「で、一護は成績落ちてんだし1年の時みたいに勉強頑張りゃいいんじゃねえの?大体一護最近授業サボり過ぎじゃね?
ま、勉強頑張るべきなのは俺もですけど~」

一護「俺はお前に心配されるほど落ちぶれちゃいねえよ」



たつき「・・・・・・・・」

織姫「・・・・・・・・」




一護「(俺は・・・確かに死神代行だったんだ・・・・)」



たつき「一護」

一護「・・・・」

織姫「あの・・黒崎くん・・・」

一護「・・・・・・あ?何だよ?」

織姫「あのね、黒崎くん。あの・・その・・」

一護「何だよ?ハッキリしてくれよ!」

織姫「あ、いや、ごめん。やっぱり何でも・・・」 たつき「一護、あんた最近おかしいよ」

一護「おかしいって何が?」

たつき「何ってあんたここ何ヶ月かしょっちゅうそれを手にして眺めてるじゃん。その時に誰かが話しかけたりすると今みたいにすぐ不機嫌になるし」

一護「何だ、代行証のことか?そんな言うほどしょっちゅう眺めてるか?」

たつき「織姫から聞いたんだけど、最近のあんたは気付けば授業中でもその代行証ってのを毎日何度も取り出しては長い間眺めてるらしいね」

たつき「一体何考えてんの?」

一護「別にぃ・・・」

たつき「あんた授業中もろくに先生の話を聞いてなさそうだし、ノートを取ることもしないで、ただボーッとしてるみたいだしさ
しかも授業をサボるようにまでなったし」

一護「だから?」

たつき「・・・・だから?・・まあ・・・とにかくシャキッとしたら?」

一護「はいはいありがとうございます。んで?用件はそれだけかよ?何も無いならあっち行ってろ」

たつき「一護・・織姫があんたのことどんだけ心配して・・」 織姫「いいよ、たつきちゃん」

たつき「でも織姫、こいつ・・・・」

織姫「大丈夫!さ、行こ、たつきちゃん。ごめんね黒崎くん」

一護「・・・・」


石田「黒崎」

一護「次は石田とチャドか。お前らは何なんだよ?」

チャド「俺達からは一昨日のことで話がある」

一護「一昨日のこと!?」

石田「聞いたよ。一昨日の夜、他校の奴らが絡んできて、いつも通りに返り討ちにした後、もう動けない連中に何度も何度も蹴りを入れたそうだな」

一護「あ、ああ、何だあれか。でも先に殴りかかってきたのあいつらなんだぞ?向こうは何人もいた上にナイフやらバットやら持ってる奴までいたし、ちょっとくらいやり過ぎた所でお相子だろ

一護「むしろ警察に突き出されなかったのを感謝して欲しいもんだ」

チャド「かつてのお前なら喧嘩をしてももう動けない相手をそこまで痛め付けたりしなかったはずだ」

石田「戦いにおいても君は徒に相手に傷を与えるような奴じゃなかった」

バンッ 一護「さっきから聞いてりゃ人をお前はこんなことをするような奴じゃないとか決め付けやがって!たつきと井上もだけど、俺の勝手なのに他人のお前らが口挟むことかよ」

チャド「すまない、一護。だが俺達はただお前のためを思って・・・」

一護「だからその『ためを思って』ってのが余計なお世話だっつーの
お前ら大して役に立たなかったくせにえっらそうに。聞いたぜ?お前ら虚圏で雑魚破面に勝った後、倒したのは十刃落ちだけなんだってな?
チャドはノイトラって奴に何も出来ずに瞬殺されて石田は恋次と二人がかりでザエルアポロって奴に遊ばれてたらしいな」

石田「・・・・否定はしないさ。だが、今それは関係無いだろう!」

一護「俺はなぁ十刃のグリムジョーとウルキオラを倒して、親父や浦原さんの協力があったとはいえ藍染まで倒してんだよ
分かったら偉そうにグチグチ言うな」

一護「そんなに俺に言うこと聞かせたいんならお前らどっちか生徒会長にでもなりゃいいんじゃねえの?」

石田「黒崎・・君は・・・」
キーンコーンカーンコーン、ガタッ
チャド「おい一護!今から授業だぞ!どこに行く!?」

一護「お前らに教える義理はねえよ。お前らこそさっさと席付けよ。今から授業なんだろ?」



一護「それと石田、せいぜい虚退治頑張れよ・・・俺の代わりに・・・ホントこんな面倒なことやらされるお前には同情するぜ・・・・じゃあな!」



石田「・・・黒崎・・・」

チャド「やっぱり一護の奴・・・本当はまだ力を・・・」

一護「(ハハ・・俺何してんだろ・・・」

一護「・・・・・・・・」


水色「一護」

一護「水色!?お前もサボんのかよ?」

水色「うん、今日は約束があるからね」

一護「どうせまた女だろ?」

水色「うん、今日はうちの近所の大学に通ってる人達とボーリングに行って、その後は空座総合病院のナースさん達と焼肉なんだ」

一護「ふーん・・今更なツッコミだけど、なんつうかお前はアレだな。女の敵って奴?」

水色「う~ん・・・・一護よりはマシじゃないかな?」

ピタッ 一護「な・・!?」

水色「だって一護は女の人を一晩いいように弄んだんでしょ?」

水色「僕が今日一緒に遊ぶ人に自分の友達が空座一高のオレンジ髪の男の子にヤり捨てられたって言ってる人がいるんだよ」

一護「・・・・あのな、水色。考えてもみろよ。付き合ってるカップルならともかく、
ついさっき街ん中で声かけて知り合っただけなのに、それでヤり捨てとかキレる方がおかしいだろうが」

水色「分かってないな、一護。女の人ってのはたまにそれだけのことでもそういう気になっちゃうこともあるのさ」

一護「ハッ、知った風な口聞きやがって。まあ、お前だって女を取っ替え引っ替えしてる同類だもんな」

水色「やだなぁ、僕は一護みたいに女の人を惨たらしく捨てたりなんかしないよ
それと一護は“お前だって“女を取っ替え引っ替えって言ったけど、まさか一護は今までも何人かの女の人にそういうことしてきたの?」

一護「チッ・・・ああ、そうだよ。大抵は1回だけの関係って割り切ってくれるんだが、
たまに一昨日みたいになんか勘違いして関係を続けようとして、こっちが拒否ってるのに追い縋ってくる女がいるんだよな。ホント面倒だぜ」

一護「挿れて出して、はいさよなら、だよ」

水色「・・・・やっぱり一護は最近変わったね・・」

一護「ああ、そりゃ人間いつまでも同じなわけねえだろ。その点一貫してたくさんの女漁っては玩具にしてる水色は流石だよな」

水色「“玩具“・・・ね。随分嫌な表現だなぁ。僕は一護とは違う」

水色「僕は自分が楽しむためでもあるけど、女の人にもいっぱい楽しんで欲しいとも思ってるし、
女の人が傷付くのは僕もヤダよ。僕にとって女の人は大事な友達兼恋人なんだ」

水色「僕は一護みたいに女の人をそういう玩具にして自分の欲望の捌け口にしてるんじゃないのさ」


一護「俺だって・・・・女を欲望の捌け口なんかにしてるわけじゃねえ・・」

一護「かといって相手が好きなわけでも相手にも楽しんで欲しいわけでもねえけど・・・・・上手く言えねえけどとにかく違うんだ・・・・」

水色「・・・・」

一護「じゃあ、また明後日な、水色」


水色「明後日?・・・ああ、そういうことか。・・・・じゃあね、一護」

水色「(啓吾が最近の一護のことを心配する気持ち・・分かる気がするよ・・・でも一護がこのままで終わる奴じゃないってことも分かってる)」


水色「(だって一護なんだもん)」

~~


たつき「・・・ねえ織姫、あんた本当に良かったの?やっと一護に話を切り出せたのに。まあ、実際の所あたしが一遍ガツンと言ってやりたかっただけなんだけどね」

織姫「・・・・うん・・・あたし達がとやかく言わなくても黒崎くんならきっといつか元気になるから!」

たつき「でも・・・・あいつ、死神の力が戻らないことには変わらないんじゃないかな?
あんたの能力で一護の力を復活させようとしてダメだった時もあいつ顔は笑ってたけど、泣きそうにしか見えなかったしさ」

たつき「あいつ自身は今の生活をやっと手に入れられて嬉しいみたいに言ってるけど・・・・」

織姫「・・・・・そうだね(たつきちゃんにあのことは言えない。言いたいけど言っちゃダメだ)」

4月に黒崎くんの力のことで″彼女″に相談した


・・・・必ず死神の力を取り戻させて見せる、と言ってくれた
そしてこの前″彼女″から送られたメールには
浦原さんが黒崎くんの力を取り戻すための研究をしてるって書いてあった
でも色々問題があって今凄く苦戦してるらしいってこの前会った時には言ってたんだよね・・・

だから、もしこの計画に失敗して黒崎くんの力を取り戻すことが出来なかったら
黒崎くんも黒崎くんに元気になって欲しいみんなも更に傷付けることになるだろうから誰にも言わないで欲しいって口止めされた
そういう約束だから黒崎くんにもみんなにも言えないけど・・・・


でもあたしも″彼女″も浦原さんなら絶対大丈夫って信じてる!

たつき「・・・・・・大体代行証を持ち歩いたり眺めたりしてる時点で未練丸出しだっつうの・・・・って織姫?」

たつき「・・・どしたの?怖い顔しちゃって」

織姫「・・あ、ごめん、たつきちゃん。ボーッとしてた。帰ろっか!」テヘヘッ!

・・・・・もし黒崎くんに力が戻ったら間違いなく″彼女″も黒崎くんの隣に戻る・・・
二人が恋愛関係じゃないのは分かってる
でも例え恋愛関係じゃなくても二人の絆にあたしじゃ敵わないのかもしれない


だけどあたしは″彼女″も黒崎くんと同じくらい大好きだから、力を取り戻すことを二人が望むのなら私も・・・・




たつき「じゃあね、織姫」

織姫「じゃあね、たつきちゃん!」


たつき「・・・・・」

たつき「あのさ、織姫・・・・そういえばそろそろだよね?」

織姫「うん、明日だね・・・」

織姫「黒崎くんには辛いと思うけど、明日は笑顔でいてあげて欲しいな」


――――――――――――――
空座町内のとある場所にて・・・・



男A「黒崎一護は今酷い有り様だね」

男B「ああ。俺もこの目で見たが、なんつうか力を失ってからのこの数ヶ月で見るに堪えねえ生ける屍と化してんな
流石にあそこまで腑抜けてるようじゃ使えねえよ。奴が少しはマシになるのを待った方がいいだろうな」

男A「了解」

今日の分はこれにて終わりです
明日または明後日の夜に続きを投下しますんで、またお願いします

見てくださった方ありがとうございました

>>1
あんまりキャラの発言量が多いようなら一旦区切って分けた方がいいよ
まあ何レスか後からはもうそういう風にやってるようだが
ちなみに>>1さんの好きなキャラは誰?

>>47
アドバイスありがとうございます。自分も投稿してる内にそう思って台詞が長い時にはなるべく一旦切って分けるようにしました

好きなキャラは敵味方どっちにも色々いますけど、最近特に気に入ってるのが能登さん、キルゲ、マスキュリン、グレミィですね
騎士団ばっかりですんません(笑)

一護「(そう・・・俺は女を玩具だとか欲望の捌け口だとかそんな風に思ったことはねえ
ただ、俺から抜け落ちた何かの代わりになるものが手に入った気がするから止められないんだ・・・・ほんの一瞬だけど・・・)」

一護「(気休めでも錯覚でも構わねえ・・・)」



ヤクザ風の男「カンニンしてや!この通りすまんかったって!」

女「ヤダ!触んな!!こっちは行く所があるんだよ!」



一護「・・・・!?」

女「もう二度と顔見せんなよ!」

一護「(何か揉めてんのか?それよりあの女・・・まるで・・・・いや、違う!今はそんなことは関係ねえ。俺はどうする?)」

ヤクザ風の男「そんな酷いこと言わんといてや~」

女「あ、そこのお兄さん、このオヤジヤクザなの!助けて!」

ヤクザ風の男「ええ!?」

一護「・・・わかった。じゃあ、オッサン、ちょっと痛いけど我慢してくれ。あんたが人に酷いことするのがイケねえんだからな」

ヤクザ風の男「あ・・・いや、その、ワシは、何ていうか、まあ、つまりh(ry」ドドドドッ「ぶぶぶぶぶぅっっっ!!」


ヤクザ風の男「」

女「サンキュー!!強いね、あんた。まさか一人でソッコーでのしちゃうなんてさ」

一護「いえ、別に・・・(今の俺でも普通の人よりは強いから護れる人はいる。でも、やっぱ人間の力だけじゃ限界があるよな)」


一護「(もし今俺のすぐ傍で誰かが虚に襲われたりしてもイモ山さんや石田を信じて待つしか俺には出来ない・・・襲われてるのが幽霊だったら気付くことすら出来ねえ)」

女「(さっきのブタみたいなヤクザのオッサン、ぶっ倒れて萎びてる姿はブタ肉みたいでクッソウケるww)」

一護「(それはそうと、この女・・この女ならもしかして・・・・いや、何考えてんだ?何初対面の相手に意味わかんねえこと期待してんだ、俺は。でも・・・)」

女「(さっきから何こっち見て考え込んでんの、この子?まあ顔は結構いいしィ、そんな悪い気はしないけどww)」

一護「ねえ?お姉さんこの後暇?」

一護「(・・・・俺は何バカなこと考えてんだろうな・・・)」

女「え?そうだけど・・もしかしてナンパ?www」

一護「さあて、そいつはどうかな?」

一護「(でも・・・それでもこの女は絶対に落としてえ。だって、この女は・・・)」

ヤクザ風の男「(・・・ヤクザちゃうで・・・テンパってちょい気持ち先走ってアプローチかけ過ぎただけで、ワシほんまはただの心優しい保育士なんや・・・)」


保育士「子供らからは"ブタ肉さん"呼ばれて好かれとんやで?でも今までの人生で女の子と一遍も付き合ったこと無いさかい、めっちゃ勇気振り絞ってナンパしただけやのに・・・」ピクピク....ガクッ

もし今見てくださってる方がいらっしゃったらすみません
風呂入ってきますんで、上がったらまた投稿します

アニメだとブタ肉さんは保育士になってたな。
それと今んとこは面白いからいいっつうか、そもそも別にどうでもいいことなんだが、原作だと温泉でルキアのケツ見た時や最近織姫の谷間に気付いた時に真っ赤になってるから
チャン一はドーテー。

>>56
まあまあ、そうお固いことは言わないでください
じゃ、続き行くっす

~~


一護「・・・・・・・・」



女「どしたの?なんかブッチョー面して。何か嫌なことでも思い出してんの?」

一護「・・・・さあな」

女「さっきのあんたなんかバカみたいにがっついてきたのにさ」

女「おかげで身体があちこち痛いんだけど。首にむしゃぶりつかれた時は噛み付かれたのかと思ったし、胸揉まれてる時も胸が千切れるかと思ったし・・・
あんたスカした感じなのに意外だよねぇ」

一護「ああ、自分でもああなるなんてビックリだよ」

女「ふーん・・・まあ、1回こっきりの関係だし別にいいけどwそういやあんた何であたしに目ぇ付けたの?あたしパッと見地味じゃん?」



女「ドチビだし、胸無いし、髪も黒だし大して長くないしww」

一護「でもあんた顔は可愛いし、むしろそんな感じの女が案外こういうことやってたりするんだよ。地味に男受けするから。つうかあんたも多分自覚あんだろ?あざといぜ」

女「へっw」

一護「んで、俺は人の目を見りゃ何となく分かるんだよ。こいつ自分の人生に投げやりになってんなーって
そういう女は結構ヤれるんだ。まあ結構って言ってもそういう女の何十人かに一人くらいの割合だけどな」

一護「・・・でも、夜の街適当に歩いてたら逆にそういう女から声をかけられることもたまにあるんだ・・・・」

一護「空っぽの人間には分かるんだろうな・・・。自分と同じ空っぽの人間が・・・・」

女「人を人生に投げやりで空っぽって・・あんたねぇ・・・・まあ、否定はしないけどww
で、あんたの言う自分の人生に投げやりで空っぽになってそうな女を見付けてその女がヤらせてくれそうな感じだったらすぐ声かけるってわけ・・・?」

一護「まあ、気分によるけどな。どうにも落ち着かない気分の時にヤれる女を探す。そういう女に当たるまで手当たり次第何人も行く」

女「どうにも落ち着かない気分の時にって・・・なんつうか、あんたも相当病んでるよね」

一護「そうしねえともっと病みそうなんだから仕方ねえだろ。それと正直言うとそういうのに関係無くあんたを助けた後、俺はどうしてもあんたを放ってはいられなかったんだ・・・・」





一護「あんた・・・・″あいつ″にちょっと似てたから・・・・」

女「いや、あいつとか言われても知らねえしwあんたの元カノか何か?」

一護「いや違う。大切な・・・・″仲間″だ」

女「仲間ねえ・・惚れてるわけ?」

一護「・・・・・いや、多分違うな」

女「多分?」

一護「・・・・・俺が″あいつ″をどう思ってるのかを上手く表現出来る言葉がねえんだ。俺が″あいつ″に対して抱いてるモノを何て呼んだらいいのかがわかんねえんだよ」

一護「相棒とみなしてるのか、親友と思ってるのか、惚れてるのか、慕ってるのか、尊敬してるのか、すねに傷あるもん同士シンパシー感じてるのか・・・
どれも今一つしっくり来ねえ。かといってどれも全否定していいのかどうか自分ですらわかんねえ」

一護「だから″仲間″って言葉が1番違和感が少ない気がするんだ。俺にとって″あいつ″が大切な存在なのは絶対間違いねえから」

女「ふーん・・・」

一護「・・・・・後、これは俺の自惚れかもしれねえけど、″あいつ″も多分俺に対して似たようなことを感じてると思う」

●44



一護「俺は″あいつ″に会いたい・・・・″だって、あいつ″は俺の世界を変えてくれた人だから」


一護「″あいつ″に会えばまた俺の世界が変わる気がするから」

すいません。自分のメモに入れてる番号までコピペで投稿しちゃいましたが、気にしないでください

女「・・・・で?その″あいつ″にはもう二度と会えないわけ?」

一護「いや、会う手段は無いこともないんだ。知り合いの駄菓子屋やってる強欲商人に頼めば何とかなるだろうな
でも、だからってその人に頼んで″あいつ″に会う気にはなれねえ」

一護「それで会っても今の俺と″あいつ″の世界が違うことを実感するだけだ」




一護「そんなの・・・耐えられねえよ・・・」

女「会えばまた世界が変わる気がするとかなんとか、無駄に壮大?な感じのこと言ってたじゃん?」

一護「気がするってだけだ。もうあいつにも俺の世界を変えることは出来ねえんだよ・・・」

女「・・・・・会いたいなんて言ったと思ったら、会うなんて耐えられないなんて言い出したり意味わかんないんすけど」

女「まあ、だからこそあんたが今どうしようもなくもがき苦しんでるのだけはよく伝わったけどさ」

一護「意味わかんなくていいよ。俺はただ誰かに色々ありのままにぶち撒けたかったんだ。家族でも友達でもない誰かに」

女「それでも何で今日初めて逢ったあたしなんかにぶち撒けるわけ?」

一護「・・・日に日に腐っていく俺を見兼ねた家族や友達の言葉が辛くて・・・それに対して酷いこと言う俺が許せなくて・・・」

一護「そんな時に″あいつ″に似てるあんたが現れたから今の俺を変えてくれるような気がしたんだ・・・・」

一護「俺は今の腐った俺のままじゃ胸張って明日って日を向かえることなんか出来ねえんだよ・・・・自分でも無茶苦茶理不尽なこと期待してるってのはわかりきってるけど・・・・」

女「・・・・・つくづく病んでるよね、あんた・・・・。それに確かにそんな無茶で謎でアホな期待されてもねぇ。あたしに出来るのはせいぜいあんたの話相手になることだけだからねぇ」

一護「それでも充分さ。今日はありがとな」

女「こっちこそ面白い話聞かしてもらったよ。″あいつ″に会えるといいね」

一護「なあ?俺の話は何かと肝心な所がぼかしてあったのにあんたは気にならねえのか?実際あんたも意味わかんないとか言ってたのに」

一護「俺と″あいつ″が会えない理由とか、俺の言う世界のこととか、俺が明日に拘る理由とか。まあ、最初の二つに関しては話した所で信じてもらえる自信はねえけど・・・・」

女「・・・・・・・っていうか『話した所で信じてもらえる自信はねえけど』なんて何ちょっとありがちなカッコ付けた科白言ってんの?」

女「そもそも訊けば答えるわけ?話さなかったのは理由があるんでしょ?これってあんたの深い問題なんだよね?
あたしはあんたの気持ちに踏み込んで泥をつけずにそれを訊く上手い方法がわからない・・・だから訊かない」

女「あんたも同じこと思ったから、ヤクザに目を付けられてる理由とかあたしの事情は訊かなかったんじゃないの?」

一護「・・・・・・・・」

女「・・・・・ごめん。単にあたしの事情に興味無いだけだよね」

一護「・・・・・・いや、そういうわけじゃねえ。後カッコ付けてるわけでもねえよ。にしても、そこまでわかっちまうなんてな」



一護「話聞いてくれてほんとにありがと。じゃあな」

女「・・・・・・・・」

女「(あの子の目を見ればわかる・・・色々吐き出したってこれっぽっちも気分が晴れてなんかない
今のあの子を変えられるとしたらきっとあの子の言う″あいつ″なんだろうな・・・)」

女「(でもまあ、多分あの子なら大丈夫でしょ!これも目を見れば何となくわかる・・・気がする・・・)」

女「(さあて!あたしもしつこく来るヤクザの取り立てにビビって自殺なんてアホなこと考えるの止めて頑張って生きて行こっかな!)」




女「(・・・そういえば、さっきのブタ肉オッサンってお金の話は全然してなかったけどホントにヤクザの取り立て屋だったのかな?)」

″あいつ″に再び会う方法は簡単だ。義骸に入って現世に来てもらえばいい


でも″あいつ″が未だにそれをして俺達に会いに来てない(少なくとも俺はそう聞いてる)のは
きっと俺の心中を察してるからなんだろう
隊長や副隊長でも義骸を着て現世に遊びに行くことはあるし、実際海に遊びに来た時には俺も付き合ったから、
多分忙しくてこれないわけじゃないはずだ。そもそも″あいつ″は席官ですらなかったはずだし

俺が浦原さんを通して、″あいつ″にこっちに来てもらえるよう取り計らってもらったりしないのは
″あいつ″がこっちに来ないなら、その意思を尊重したいからっていうのも理由の一つだ


でも、やっぱ淋しいもんだな・・・出来るもんならまた会いてえなぁ・・・同じ世界で

・・・・・・・いや、それよりも今目の前に差し迫ってる問題がある・・・明日のことだ

~~


一護「ただいま」

遊子「おかえりお兄ちゃん!」

夏梨「一昨日に比べたら大分早かったね」

一心「しかし門限は2時間以上も過ぎておるぞ息子よ!で、明日が何の日かはわかっておるだろうな?」

一護「ったりめえだ。おふくろの命日じゃねえか」


一心「ピンポンピンポーン!!」

遊子「よく出来ました!!」パチパチ

一護「・・・・・・・・」


夏梨「(・・・一兄・・・)」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一護「・・・・・・・」

一護「・・・・・これは夢か。たまにあるんだよなぁ。自分が今夢の中にいるってはっきりわかる夢が・・・」

一護「んで、少し歩いてったら″あいつ″がいるとかそういうオチだろ?どーせ」テクテク.....

「・・・・・・・・・・」

一護「あっ!やっぱいた。お~い、どこ見てんだよ?こっち向けよ~」

「・・・・・・・・・・」チラッ、ダッ!

一護「・・・な!?おい!待てよ!」

「・・・・・・・・・・」ビュン!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ガバッ

一護「・・・・・・・」

一護「ハッ・・・・ハハハハハ!!夢ってわかってんのに何必死こいてんだ俺!
・・・馬鹿かよ・・・・どうせ″あいつ″と話すことも出来ずに終わるオチなんてのもわかりきってたことじゃねえか」

一護「・・・・・・・・」




一護「(・・・・・・必死になった理由はわかってる。夢だからこそもしかしたら″あいつ″に追い付けるかもしれないと思ったんだ・・・・・)」

一護「現実で人間(俺)が死神(″あいつ″)に追い付くことなんか出来ないから・・・」






一護「・・・・・もう、6月17日か・・・」





一心「さあさあさあ今年も黒崎家恒例の『ドキッ!黒崎家だらけの墓石ドミノ大会』の時間がやってk」 夏梨「来ねえよ!バカ親父!!」



一護「(去年はここに″あいつ″も来てて、おふくろの仇のグランドフィッシャーと戦ったんだよな・・・。ここで俺は言ったんだ・・俺をもう暫く死神のままでいさせてくれって・・・・・)」

遊子「(お兄ちゃん・・・・)」


一護「(・・・・本当に今の俺がおふくろに顔を合わせてもいいんだろうか・・・)」




一心「よーし、そろそろ帰るぞ~」

夏梨「うぃ~っす」

一護「・・・・・・・・」

遊子「・・・・帰ろお兄ちゃん・・」

一護「わりぃ、先に帰っててくれ」

一心「そうか・・・じゃあ、今日こそは門限キッチリ守れよ」

夏梨「遅れたら晩飯抜きだかんな!」

遊子「今日はお兄ちゃんが大好きなものいっぱい作ってあげるね!」

一護「おう!じゃあまた後でな!」


…………………


一護「・・・・おふくろ・・・・」

今日の分はこれで終了です。ありがとうございました
明日か明後日にまた来ます

騎士団は人数が多すぎる上に初登場から退場までが早いんで多少は仕方ないですね

じゃあ続き行きます






・・・・・聞いてくれおふくろ・・・・・俺ダメな奴なんだ・・・・

俺は去年おふくろの墓参りをしてからの数ヶ月色々あって死神の力を失っちまった・・・
死神や虚の存在を知って、虚からみんなを護る力を手に入れられたのにそれを失くしちまったんだ
今じゃ幽霊を見ることすら出来ねえ・・・授業を抜け出して虚退治に向かう石田をただ見送ることしか出来ねえ・・・

最初はやっと憧れてた"普通"の生活が手に入ったと思った。昔から幽霊が見える自分が嫌で、"普通"の生活に憧れてた筈だったのに・・・

今までの人生に比べればほんの一瞬の間にいつのまにか俺の生活は死神代行としての生活が『普通』になってたんだ

みんなを護る生活・・・いつの間にか傍にいることが当たり前になっていた″あいつ″と共に戦う生活・・・



『普通』じゃなくなった時
『普通』がもはや自分にとって普通じゃないことに気付く

朝起きて学校に行き、授業を受けて、帰って夜寝て、また朝起きるだけの同じことを繰り返す"普通"の日々
誰かを虚から護ることもできない、″あいつ″もいない・・・何の意味もない毎日

俺の中の何かが欠けちまった

欠けちまった所を埋めて、そんな毎日を変えようとバイトや部活をやってみたけど、ダメだ。ただただつまらなくて面倒なことがあるだけだったよ

俺はついに女に手を出すようになった
女がくれる刺激がほんの一時だけ俺を満たしてくれるような気がしたから
だけど、その刺激の後にいつも待っているのは深く重い喪失感だった


でも止められない
たった一瞬だけでも俺から抜け落ちた何かが満たされるような感覚を味会わなければ生きていけそうにないから・・・

この前″あいつ″と似てる女とヤったんだ・・・でもやっぱり俺は変われなかった
″あいつ″に似てたから俺を変えてくれるんじゃないかとか、なんか意味わかんねえ期待をしちまったけど、
むしろ自分の想いをぶち撒けて″あいつ″のいない世界の虚しさ、そしてもう″あいつ″と同じ世界に行くことは出来ないという現実を再び認識しただけだった

で、最近たつきに言われてようやく気付いたんだけど、
俺は常に代行証を持ち歩いてて、気付いたら長い間眺めてるらしい。もうあんなのただの木の板でしかないのに・・・


だから、バレちまってるみたいだ。俺が元の『普通』の生活を求めているということを・・・今の"普通"の生活には耐えられないということを・・・


でも俺は素直にそれを認めることが出来ない。だから、俺を心配するみんなの言葉にも反発する・・・相手の痛い所を突いて傷付けるんだ・・・






なあ、おふくろ・・・?俺ほんとにダメだろ?

なんか長々と辛気臭い話してごめんよ
おふくろ・・・俺はそろそろ帰るよ
次来た時はいい話をいっぱい聞かせるから許してくれ

一護「(もう夕方か・・まあ門限には間に合うよな)」

一護「・・・・」

一護「・・うっ・・うぅっ・・・・」ポロポロ

一護「クソッ、おふくろの墓の前で何泣いてんだよ!」

最低な人間だよな?

自分でもほんとバカだなって思うよ・・・

呆れるだろ?軽蔑するだろ?

誰か殴りに来てくれよ・・・



頼むよ・・・・・お願いだから・・・・・・





誰か.....誰か.....誰か.....誰か.....






.........誰か.........





ごっ!




!?

一護「痛え!!!(な、何だ今の頬の感覚!?まるで殴られたみてえな・・・)」

一護「(そういや死神や虚みたいな密度の高い霊体は霊力の無い人間にも触れられるんだったな)」

一護「(確かまだ死神代行を始めたばかりの頃″あいつ″がそういう風なことを・・・・・・)」






『そう淋しそうな顔をするな…貴様に私が見えなくなっても私からは貴様が見えているのだぞ』

一護「・・・・・・!!」


一護「(・・・へっ、まさかな・・)」




一護「・・・・・・・・分かったよ!もう泣かねえから安心して尸魂界に帰れ!白哉と恋次や他のみんなにもよろしくな!」

一護「(今のが本当に″あいつ″だったのかどうかなんてわからねえ。未だに襲われてない以上虚じゃねえのは確かだが)」

一護「(下手すりゃ単に俺のしみったれた心が産み出した錯覚かもしれねえ・・・)」




一護「でも、そんなのどっちでもいい!!」






大事なのはもし今の俺を″あいつ″が見たら絶対にブチ切れて容赦無く俺をぶん殴るってことだ・・・・!!

・・・・・おふくろ・・・ごめん・・・
さっきは「次来た時にはいい話をいっぱい聞かせる」なんて言ったけど、今からたくさん話すよ

俺のたくさんの仲間達のこととか、俺が戦ってきた奴らのこととか



とにかく話すことがさっきよりいっぱいあるけど、最後まで聞いてくれ

じゃあ、まずはそうだな・・・去年の墓参りの時にもいて、さっきも何度も俺の話に出てきた″あいつ″の話からだな

″あいつ″が俺に力をくれて、俺の世界を変えてくれたっていうのは確か去年に話したよな?
″あいつ″はいっつも偉そうで、上から目線で、乱暴で、ガサツで、図々しくて、素直じゃない奴なんだけど、
でもメチャクチャいい奴なんだ

″あいつ″は俺がへたれてると全力で叱ってぶん殴って俺の目を覚まさせてくれるような奴で、
でも″あいつ″は自分の身が危ない時でも人の身を案じるような奴で、



それで・・・それで・・・それで・・・


――――――――――――――
浦原商店


浦原「お二人にわざわざお越し頂いて恐縮です。黒崎サンの力を取り戻す方法がついに見つかりそうなんですよ」

一心「どんな方法なんだ!?」

浦原「やっぱ気になるっスよね~でも実はまだ説明出来る段階じゃないんスよ~説明しても理解出来ないと思いますんでw
いつからアタシが貴方達にその方法を教えると錯覚してました?」

浦原「他にお話したいことがありますんで、そちらの話をしましょうかね」

「・・・・・・・・」

一心「なん・・・だと・・・?・・・・・最近暑くなってきたなぁ・・君、この強欲商人を凍らせてかき氷作ってもいいぞ」

浦原「い、いや、少なくとも後10ヶ月ほど待って頂ければたっぷりご説m(ry」



浦原「(・・・・来られた時から思ってましたけど、さっきから貴女何でそんなに嬉しそうな顔してるんスか・・・?)」

タタタッ
一護「間に合うか!?」ハア...ハア....


~p.m.7:04~


一護「ただいま!」

一護「セー h」 一心「アウトォオ!!4分アウトォオ!!お前の分は父さんがいただk」遊子「お兄ちゃ~ん、晩ごはんもう出来てるから手洗ってきて!」

一護「おう!」

一心「(何だ、こいつ?久しぶりに生きた面してやがる・・・何かいいことでもあったみてえだな)」

さっきのが″お前″だったのかどうかは分かんねえ・・・・
けど、どっちにしても俺が泣き止むことが出来たのは″お前″のおかげだ・・・・
流石にいきなり何もかも吹っ切って走り出すことなんか出来ねえけど、せめていつかは前を向いて歩けるように頑張るよ

授業はサボらない
どこに行っても同じことの繰り返しなんて甘ったれた言い訳せずにバイトもまた探してみる
心配してくれるみんなにも当たったりしない
女で虚しさを埋めたりなんかもしない



今はこれくらいで許してくれ


~翌日~


啓吾「I・CHI・GOOOOOOO~!!」

一護「お~っす」バキッ 啓吾「No~!!」

啓吾「へ、今のは効いたぜ一護・・・(久しぶりにかましてくれたぜ・・・)」ピクピクッピクピクッ

浅野さん「浅野さん、そんな所で転がってたらゴミと間違えられちゃいますよ(最近は普通に返事するだけだったのにね)」

一護「石田!」

石田「何だい、黒崎」

一護「今日も虚退治頑張れよ!」ニカッ

石田「あ、ああ」

チャド「・・ム・・」ニコッ

一護「どうしたんだ、チャド?嬉しそうにして。ちょっと・・気持ちわりぃぞ・・・・」

チャド「・・・何でもない・・・(それはこっちの台詞だ、一護)」

たつき「一護!」

一護「どした?」

たつき「あんた今日どうしちゃったの?織姫から聞いた話じゃ、あんた休憩時間の時くらいしか代行証眺めてなかったらしいじゃん」

一護「そりゃあんなただの板切れ見てたって面白くも何ともねえからな」

たつき「ん~・・そりゃそうか!」

織姫「(・・本当の黒崎くんにちょっとだけ近付いた気がする・・・それでも、まだ結構無理して笑ってるみたいだけど・・・きっと・・・・・もう少しの辛抱だから)」

千鶴「(黒崎の奴・・最近ヒメに散々心配かけるもんだから、締めてやろうと思ってたけど、ヒメがちょっと嬉しそうにしてるから許してやるか)」

千鶴「ヒーメー!!黒崎が元気になった記念に私と今夜二人でしゃぶしゃb」 たつき「一人で食ってろ!!」


~P.M.6:42~


一護「ただいま!」

遊子「お帰りお兄ちゃん!今日の晩ごはんはカレーだよ!いっぱい作ったからね!」

一護「道理でいい匂いがするわけだ」

夏梨「一兄が2日連続で門限守るなんてどうしちゃったの?」

一心「いや、昨日は完璧オーバーしてた!4分オーバーしてた!!父さんとカレーの大食い対決して、もし勝ったら許してやらぬこともないこともないぞ!!!」

一護「・・・・・結局許さねえのかよ・・」


――――――――――――――
鳴木市内のとある場所にて・・・・



男A「この数日で黒崎一護は相当変わったみたいだよ。そして、それによって彼と彼の家族や友達との間に出来ていた溝も埋まりつつあるね」

男B「確かにここ数日の間に黒崎は目に見えて変わったな。お前から聞いた母親の墓参りでの出来事が起こる以前と比べれば大分いい顔してやがる」

男B「しかも、それによって奴の周囲も以前と同じように黒崎と接することが出来るようになりつつあるわけか
それでも、いや、だからこそ奴の力への渇望は大きくなることだろうな。いい感じだ」


男A「じゃあ、もうそろそろ計画を実行に移すかい?・・・銀城・・・」

銀城「いや、まだ早いな。もう少し待った方がいい。それに計画の準備にもうしばらくかかる。そうだな・・後10ヶ月って所だ」


銀城「お前だって黒崎一心や浦原喜助への対策は入念に整えておきたいだろ?・・・月島・・・」

月島「そりゃ、もちろんさ。僕の能力でもっと一護達について調べたり、計画のためにこっちの仲間を増やしたりした方がいいだろうしね」

銀城「まあ、焦るこたぁねえよ・・・黒崎が多少落ち着いて、奴と奴の仲間とを隔てる壁が多少薄くなったことで、
護る力への欲求はむしろ増すはずだ
奴が抱く力への渇望は増すことはあっても消えることは決してねえさ」

銀城「そして俺にはわかる。いずれ黒崎はまた腐っていくということがな。今度はちょうどいい塩梅に腐ってくれるだろうぜ」

銀城「そうだ・・・!お前の能力で、仲間を護りたいっていう奴の想いを利用して絶望のどん底に陥れてやるってのはどうだ?絶望が黒崎に更なる力を与える筈だ」

月島「エグいこと考えるねぇ、銀城。でも面白いアイディアだ」



銀城「10ヶ月後にたっぷり楽しもうぜ。黒崎が俺達の手に落ちるまでをな・・・・」

今日はこれで終わりです
明日または明後日が最後になります。では失礼します

では、これで最後になりますが、続き投下します
会話調でない形式が続きますが、許してください




今は高3の4月
おふくろの墓参りから10ヶ月後...そして俺が死神の力を失ってから17ヶ月後のことだった...

あれ以来俺はとにかく前を向いて歩こうとした


だが、結局俺には前を向いて歩いている"フリ"をするのが限界だった・・・いや、もはや最近はその"フリ"すらしきれていない

成績は何とか持ち直したが、俺は何かと忙しいということを自分への言い訳にまた勉強を疎かにするようになった。それでも中の上だけど
だが1年の頃、死神代行であんなに忙しかったのに合間を縫って勉強して学年上位にいたことが自分でも信じられない
あの頃は何がそうさせてたんだろう?

折角また見付けたバイトはしょっちゅうサボるか忘れるかしては怒られてる。もっと確実に金を稼ぐ方法を見付けてしまって正直最近面倒になってきたからだ

俺は金が欲しい・・・そして、あの連中は部活で何をしてでも勝ちたい・・・
互いの利害が一致しているから問題ないと自分に言い聞かせ、俺は今日も着慣れないユニフォームを着てピッチに立つ

自分が将来何をしたいかがわからない・・・何をすればいいかもわからない・・・だから金を稼ぐ
何もわからなくても金さえあれば何でも出来るのはわかる

え・・・・?俺に″あいつ″が見えてなくても、″あいつ″には俺が見えてるんじゃなかったのかって?

俺もそう思って前を向いて歩こうとしてた時期もあったな。なんか疲れちまったから止めたけど

いいんだよ・・・・どうせ″あいつ″は俺のことが"見える"だけで"見てる"わけじゃねえんだから。″あいつ″はもう俺のことなんか覚えちゃいねえよ
だから″あいつ″が今の俺を見たら怒ってぶん殴るなんて考えること自体が馬鹿げてる

まあ、むしろそれが当然のことなんだから″あいつ″を責める気は全くない



何かきっかけがあったわけじゃないけど、ある日ふとそう思い始めてから俺は自分が疲れていることに気付いたんだ

啓吾「あれから1回もカオ見せないなんて冷たくね?」

一護「冷たくねえよ。元々空座町の担当は外れてんだ。カオ見せねぇのが普通なんだよ」

啓吾「淋しくね?」

一護「淋しいワケねえだろ」

一護「16年かけて手に入れた普通の生活だぞ。このまま死ぬまで平和で結構」


一護「(そうだ・・・ユウレイが見えて優越感を感じた事なんて無かった。それで食っていこうともそれで誰かを助けたいとも思った事は無かった)」


一護「(ただ・・見えない生活には憧れた・・・・俺は憧れていたものになれたんだ)」

いや、やっぱりダメだ・・・自分に嘘は吐けない・・・・・
幾ら声に出して自分の耳に言い聞かせても、幾ら心の中で反芻しても、当然俺の本心は変わらない



淋しい・・・・・力が欲しい・・・・・

月日が経つにつれ俺の中での″あいつ″の記憶が徐々に薄らいでいく・・・・

″あいつ″と一緒にいて、嬉しかったこと、楽しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、色んなことが思い出と化していく・・・思い出になっちまうんだ


何百年何千年と生きる死神にとってたった半年近くのことなんて一瞬にも満たない・・・・

俺はいずれ″あいつ″の思い出の中にすらいられなくなるかもしれないんだ

そして、みんなに当たるのを止めて、目を逸らさず向き合うようになったからこそ、こんな俺に向けられるみんなの優しさを本当の意味で理解した気がする
俺は以前のそういった優しさに一々反発していた自分に嫌気が差していた
でも反発せずに直視するのはどうしようもなく辛い・・・・・

みんな本当に優しいんだ
だけど、虚が優先して襲うのは霊感のある人間なのにみんなが虚に襲われても俺には護ることが出来ない





そんな俺の前にあの男は現れた・・・・・

正直信用出来なかった

でも俺からは見えなくて、どうせ俺のことなんか見てなくて、結局俺を変えてはくれない″あいつ″なんかより
今の俺にとっては確固たる希望であるように見えた・・・・・




あの時はそう見ようとしたんだ・・・・

やっと方法が見つかったと思った



やっと自分の力でみんなを護れると思った



だけど・・・だけど・・・・・・・・・・

『月島さんに謝れよ!』

『黒崎くん…今まで月島さんにずっと助けてもらってきたこと忘れちゃったの…?』

『朽木を助けられたのも藍染を倒すことが出来たのも、全部月島さんが居たからじゃないか…!』

『君だけ違って寂しいだろう。だけど安心していい。直ぐにその想いは最初から無かった事になるから』

『黒崎…!!解らないのか!!!僕を斬ったのはお前の後ろに居る奴だ!!!』

『貰うぜ、お前の完現術』







うぅ・・・ああぁあああああぁあああ・・・・・!!!!

『俺を完全に信用出来てねえなら
なんで俺の提案する"修業"に乗った?信用できねえ奴でも力を取り戻す足しになるなら構わねえと思ったか?
途中で俺達が豹変しても自力で切り抜けられると思ったか?力を失ったままのお前が?』

これって今思えばほんとに正論で笑っちまうよな


何で俺はこんな訳わかんねえ奴に変なこと吹き込まれたからって親父と浦原さんに不信感を抱いたんだろう?

何でみんなに意地張ってないで、最初からあの二人に力のことで素直に相談しなかったんだろう?

そして、こんなことになる前に何で″あいつ″に会っておかなかったんだろう?月島の能力とはいえみんなからこんな仕打ちを受けた今だから思う
もう俺と″あいつ″の世界がどうとかそんなのどうでもいい






とにかく・・・・・会いたい・・・・・・・








ザァー.........

一護「・・・そうか・・・そうかよ・・・・・親父たちまで・・そうなのかよ・・・・・」





一心「・・・馬鹿野郎、俺じゃねえよよく見ろ。もう見えてる筈だ。その刀を握ってんのが誰なのか――――」







雨が・・・・・止んだ・・・・・







「―――――・・・・・・ルキア。」










――――――――――――Death&Strawberry2――――――――――――










やっと帰ってきたんだ・・・・・・・・・・

一護「・・・・ルキア・・・・」





ルキア「ああ、久しぶりだ・・・一護。暫く見ぬ間に随分逞しく・・・・」

ああ・・・・



確かに俺に死神の力が戻ったんだ・・・・
目の前にルキアがいる・・・・



あいつがいる世界に俺は17ヶ月ぶりに帰ってきたんだ・・・・・

一護「・・・・・」ジーン.......

ルキア「・・・・なってないわ!たわけ!」ブンッ!


ごっ!


一護「痛え!!!」ハナヂ ドバァッ

ルキア「だらしなくピイピイ泣き腐りおって!私が見張っておらぬとすぐ腑抜けるな、貴様は!ああ情けない!!」





一護「・・・・・・・・・・」ホッペ ナデナデ

でも、すっげぇ嬉しい・・・安心する・・・・・・いや、別にマゾなわけじゃねえぞ!


俺が力を取り戻したこと、そして俺が辛い時に俺の背中を思いっきりぶっ叩いてくれるあいつが俺の傍に戻ってきてくれたことを
文字通り痛いほど感じたからだ

ルキア「・・・月島とやらの能力は浦原に聞いた。『過去を塗り変える』とは成程想像するだに怖ろしい能力だ・・・だが それが何だ!」

ルキア「幾ら貴様の過去を変えようと貴様の未来まで変えられはせぬ!失った絆ならもう一度築き直せば良いだけの事だ!」

ルキア「違うか 一護!!」



一護「・・・・・・・・」

一護「・・・・ルキア・・・一ついいか?俺の過去は別に変えられてねえ・・・・!」キリッ

ルキア「・・・・・・・」ムカッ!

ルキア「いいカオで茶々を入れるな!!」

同じだ・・・・



『知っておるぞ!!貴様…破面共にやられてから一度も死神化しておらぬだろう!!何を怖れておるのだ!!茶渡がやられた!!井上がやられた!!それが何だ!!!』


『…敗北が恐ろしければ強くなればいい』

『仲間を護れぬことが恐ろしければ強くなって必ず護ると誓えばいい』

『内なる虚が恐ろしければそれすら叩き潰すまで強くなればいい』


『他の誰が信じなくともただ胸を張ってそう叫べ!私の心(なか)にいる貴様は―――そういう男だ一護!!!』



あの時と同じだ・・・・






そうだ・・・
これこそが俺の世界だ・・・


あんな虚しくて冷たくて暗い世界はもう嫌だ
お前がくれた力がこの手の中にある世界・・・お前がいる世界こそが俺の本当の世界だ


俺にとってお前は俺が死神であることの証であり、繋がりであり、誇りでもあるんだ


お前の言う通り俺はお前がいないとダメみてえだな・・・お前がいない世界のスピードに俺は付いていけねえんだよ・・・

ルキア「一護!奴等は知らぬ、貴様を絶望させるにはこの程度では足りぬという事を!」


ルキア「貴様がこれまでどれほどの絶望をくぐり抜けてきたのかという事を!」


ルキア「見せてやれ一護!絶望では貴様の足は止められぬという事を!」



一護「・・・ああ」








もう誰にも止められねえぜ...?

今の俺には護る力があるから...

今の俺にはルキア、そして死神のみんながいるから...!

どんな絶望でも...止まらねえ...!!

今取り戻した世界を...ルキア達と共に戦う世界を...護るんだ...!!!

みんなを...護るんだ........!!!!

俺に再び死神の力を譲渡するための刀は浦原さんが作ったもので、尸魂界には俺を銀城諸共抹殺すべしという意見があったらしい


そして隊長を初めとする多くの死神達の霊圧を刀に込めるよう上手いこと計らってくれたのも
俺の魂魄がみんなの霊圧に拒絶反応を起こさないよう、かつて俺に力を譲渡したことにより霊圧の適合性が高いことを利用してあの刀を完成させたのも
俺が銀城と手を組み尸魂界に反逆を起こすかもしれないという上層部の危惧に必死に反論してくれたのも
ルキアらしい


ルキアもこの17ヶ月俺の心配をして1年ほど前から行動を起こしてくれていたそうだ・・・・・







俺が腐ってる間もルキアはちゃんと俺を見てくれていたんだ・・・・・俺の世界を変えてくれるのはやっぱりルキアだったんだ・・・・・







「ルキア・・・・・・・・・・・ありがとう。」





――完――

以上を持ちましてこのSSは完結です
お付き合い下さった方大変ありがとうございました
最後の方が原作の台詞の引用になってしまいすみません
どうしても希望を取り戻す一護を書きたくてついやってしまいました

では、いずれはマジキチSSを書こうと思っているのでまたお会い出来ればと思います



本当にありがとうございました

超乙!!!

そーいやプリングルスの修行で代行証持って「死神の力に誇り持ったのなんか数え切れねえよ」って言った時に
最後に一護が思い浮かべてたのは消えゆくルキアだったけど、あれ別れた当時は一護と向かい合った状態で消えてったよな?
なのに何故かその後修行中に思い浮かべた時にはルキアが背を向けて顔だけ一護の方を振り返った状態で消えてお別れした感じになってたっていう.......
わざわざ新規でルキアが振り返りながら消えゆくシーンを描き下ろすのはいいけど、師匠ェ......

>>170
穿界門をくぐろうとした時の奴ですね
最初に代行証で完現術を発動した時は燃えました。オサレスーツは笑いましたけどw

安価ミスりました
>>170ではなく>>169でしたね。すみません

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