居村「……行けよ…。お前は元々飼い主をほっぽって帰って来ちまうような冷酷な犬…。なりゆきで俺と行動していたに過ぎない」
犬「ワンワン！(ああ…そうさせてもらうぜッ！あばよッ！)」

居村「行っちまったか…。ははっ！やっぱり薄情な犬だな…。さて…」
ゾンビ「あーあー」
居村「来いよ！ゾンビ共！ただで食われてたまるかってんだ！」

居村「くそッ！全部壊れちまった…！もうお終いだッ…！」
ゾンビ「あーあー」
居村「食うなら食えよ…俺はもう疲れたんだ…！」

犬「ワンワン！(ちくしょうがッ！)」
居村「お前！何しに戻ってきた！」
犬「ワンワン！(お前に死なれたら後味悪いだろうがッ！)

ゾンビ「あーあー」
居村「戻ってきてくれたのはありがたいが…。この状況はどうにも…」
犬「ワンワン(これを使え)」
居村「これは…！」
犬「ワンワン(死体からくすねてきた)」
居村「ほ、ホンモノの拳銃…！」

犬「ワンワン！(震えてる場合じゃねェだろッ！それともお前はニセモノの銃しか扱えねェチキン野郎か！！)」
居村「！！！」
犬「ワンワン！(この俺が戻ってきてやったんだ！根性みせやがれ！)」
居村「ウワァァァァァ！！」パンパン

エピローグ
居村「あれから俺たちはラクーンシティを脱出した。俺たちは今、犬を家に帰すための帰路についている」
犬「ワンワン(世話になったな)」
居村「こちらこそ」

少女「あっ！犬ゥ！」
犬「ワンワン(ちっ！見つかったか！)」
居村「ほらほら、行ってやれよ」ニヤニヤ
犬「ワンワン！(ニヤニヤするんじゃねぇ！…じゃあな！)」

電車内
居村(全く…大変な目にあった…。ん？ポケットに何か…？)
ボトッ！
乗客「きゃああああああ！！ぴ、ピストルッ！！」
居村「」