ジャギ「安価でなにかするか」(55)

時は世紀末、世界は核の炎に包まれた!!
海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体は死滅したかに見えた。
だが、人類は死滅していなかった!!
そしてここに一人、この世紀末の世に暇を持て余す者がいた!!

ジャギ「暇だ。すっごい暇だ」

ジャギ「特にやることもねぇしよ、安価でなんかするか」

ジャギ「ケンシロウに復讐しようにも行方不明だし」

ジャギ「まず>>3からするか…」カチカチ

田植え

ジャギ「田植えか…そういえば世紀末前はコミケの時期だっけか…」

ジャギ「もっとも、毎日毎日修行ばっかでそんなとこに行く暇なんてなかったけどな…」

ジャギ「それにこんな時代だ、ぼさっとしてたらここにある食料も尽きる。悪くないかもしれん」

ジャギ(時期が時期なので遅いかもしれねぇけど、やるだけやって見るか…)

ジャギ「それじゃあ行くぞぉ!!」

ここはかつて、北斗神拳を学ぶ者達が自給自足を覚えるために設けられた田んぼ

ここにたった一人、鉄の仮面をかぶった男がポツンと突っ立ってた

ジャギ「ここも懐かしい場所だな」

ジャギ「ここで兄者やケンシロウと共に修行してたっけな…」

ジャギ(ケンシロウ…貴様、今どこにいる?)

ジャギ(早く出て来い…そして、この俺に殺されろ!!)

ジャギ(俺のため…そしてアンナのため!!)

ジャギ「とまぁ来てみたのはいいけど人手が足りねぇな…どうしたものか」

ジャギ「部下にも手伝わせるか、まあ報酬は種籾ひと袋でいいか」

ジャギ「さて、連絡するか…」ガラケー「ピッピッ」

ジャギ「あっ、この時代にケータイあるのはおかしいってツッコミはなしな」

ジャギ「あれだ。ご都合主義っつぅ物だ」

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ジャギ「…誰だお前」

>>8

シン

シン「久しいなジャギ」

ジャギ「シンじゃねえか!!本当に久しぶりだな!!」

ジャギ「見たところ3ヶ月ぶりってところか」

シン「そうだな」

ジャギ「あの時から随分と見違えたな」

シン「そうかもしれん」

シン「それもこれも、あの時お前が呼び掛けてくれたおかげだ」

シン「あの時、お前がそうしてくれなかったら今のオレはいなかった。感謝する」

ジャギ「いやぁ、俺はただお前にこの時代の生き方を教えただけだ。そう言われるようなことはしてねぇよ」

シン「…そんなものか」

───────────────

それは、まだケンシロウがシンに北斗七星を象った傷をつけられる前…

ジャギ「なぜあきらめる必要がある」

シン「…」

ジャギ「お前も、あのケンシロウの甘さは知っていよう。今の時代を、あいつでは生き抜いていくことはできん!!」

ジャギ「となれば、ユリアは必ず誰かの手に落ちる!!」

シン「…しかし」

ジャギ「それでもいいのか!!お前ほどの男が、何を迷うことがある!奪い取れ」

ジャギ「今は悪魔が微笑む時代なんだ!!」

ジャギ「どうだ?シン」

シン「…」

シン「…ククク、そうだな」ニャ

シン「この時代、力ある者が正義。お前の言葉で目が覚めた」

シン「ジャギ、感謝する」

────────────────

シン「…思い出語りはそれくらいにしないか?今回はそんな事で呼んだわけではなかろう」

ジャギ「ああ、そうだな」

ジャギ「電話で(なぜか)お前たちに田植え手伝ってくれって言わなかったか?」

シン(え?田植え?)

シン「あ…ああ、そうだな…」

シン(どうしよう。電話部下がとったなんて言えない)

ジャギ(そういえば電話口の男、聞いた感じ太ってた印象を持つが)

ジャギ(シンじゃねえよな…?)

ジャギ「ほらよ、作業着と軍手だ」

ジャギ「お前のことだ。多分持ってないと思うから、こちらで用意した」

ジャギ「あそこに更衣室があるからさっさと着替えて来い」

シン「わ、わかった」

シン(いつの間に更衣室が?)

ジャギ(まぁ、案外ssってこんなものだし)

しばらくして…

シン「着替えてきたぞ」

ジャギ「ならばこれ持ってすぐに畑を耕せ」

シン(これ…どう使えばいいの?)つ回転砕土機

シン(てかコンバインなかったのか?)

シン(幸い部下はいるし、なんとかなるかな…)

ジャギ(あ、シンのやつ田植えやったことない感じか)

ジャギ(仕方ないっちゃ仕方ないか、俺は俺のやることやるだけだ)

────────────────

シン「…これで、全部耕し終わったかな?」

クローバー「KINGー、こっちも終わりやした」

スペード「ジャギさん、もう夕方ですしそろそろやめません?」

ジャギ「そうだな。よほどのことがない限り大丈夫だと思うし」

ジャギ(これ以上、シンに南斗聖拳で耕されたくもないしな)

シン「明日は稲を植えるのか」

ジャギ「そうだ。うまく事を進めれば6か月で終わるだろうよ」

ジャギ「今日はお疲れさん、また明日頼むぜ」

シン「了解」サラダバー

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ジャギ「…さて、やっぱり田植えには大量の水が必要だが?」

ジャギ「こんな世紀末に、大量の水を手に入れられるわけねぇしな」

ジャギ「どうしたものか…」

ジャギは考えた、ひたすら考えた。どうしたら大量の水を確保できるのかを。そして考えついた!!

ジャギ「…仕方ねぇ、安価に頼るか」

ジャギ「いってもねらーのことだ。まともな答えを得られんと思うがな」

ジャギ「では、安価は>>21と…」

極地で氷を採取

ジャギ「ちょまww極地とかほぼ半裸の俺を殺す気か!!」

ジャギ「ネタだとしてもひどすぎねぇか…?」

ジャギは狼狽えた。勿論服装のこともあるが、なにせこの世は世紀末。殆どの海水は干上がっており皆無に等しいのだ。
普通ならばこの時点で諦め、略奪に出かけるだろう。だがしかし…男・ジャギは違った!!

ジャギ「…仕方ねぇ、安価は絶対だもんな」

ジャギ「何故か防寒着があるし、寒さ対策はなんとかなるだろう」

ジャギ「それに、もしかしたらあるかもしれねぇしよ」

ジャギ「極地と云う、最後のオアシスが…!!」

ジャギ(だがひとつ、重要な問題がある)

ジャギ(そう、どうやって極地まで行くかだ)

ジャギ(流石にバイクで行けるはずもねぇし、かと言って船みたいな高価なものも持ってねえし)

ジャギ(少し早いが安価に頼るか…)

ジャギ(安価は>>26だ、なるべく海で行けるものを頼むぜ)

南斗人間砲弾で飛んでいく

ジャギ「南斗人間砲弾でか…」

ジャギ「確か、東映アニメ版の黒れ…ゲフンゲフン」

ジャギ「まぁ、シンの配下のデブの腹の上で行くよりかは幾分かはマシか」

ジャギ「じゃあ行くぞぉ!!」

────────────────
ハート様「ブィークションッ!!」

ハート様「誰か私の噂をする者がいるようですね…」
────────────────

ジャギ「…さて、目的地についたわけだが」

ジャギ「すごく今更のことなんだが」

ジャギ「安価の田植えってのはアーケード版のやつじゃないんだよな?」

ジャギ「あれ、ラオウ兄者の対レイ用の攻撃方法だからな。俺はできないからな?」

ジャギが着いたと言った場所、そこにはただただ荒野だけが広がっていた。厳密に言えば草木も少なからず生えておりウソになるが…
さてここでは、とある一軍が訓練をしている。それこそまさに、南斗人間砲弾の訓練であった。

ジャギ(ここが、かの有名な南斗人間砲弾訓練所か)

ジャギ(なんで大砲で人を飛ばそうと思ったか知らねぇが、これならすぐに極地につくな)

ジャギ「おい、そこのお前」

ジャギ「俺の名を言ってみろ」

ガレッキー部下a「初対面の人間に対し言う言葉か」

ジャギ「なに?」

ガレッキー部下a「ふざけたこと抜かすと殴んぞてぇ」

ジャギ「この胸の傷を見ても誰だか…って!?」

ジャギ(しまった!!まだそんなことする時期じゃねぇ!!少し早かったか!?)

ジャギ(…まぁ、ケンシロウ伝ZEROって推測だと1、2ヶ月前だと思うしいいかな…?)

ガレッキー部下a「てめぇ、俺の話が聞こえてんのか!?」

ジャギ「うるせぇ!!この胸の傷を見ても誰だかわからねぇのか!?」

ガレッキー部下a「てめぇみたいな仮面野郎なんざ知るか馬鹿!!」

ジャギ「ならば…もう一度だけチャンスをやろう」

ジャギ「俺の名を言ってみろ!!」

ガレッキー部下a「だから知らねぇってんだよ!!死にてぇのか!?」

ジャギ「そうか…そんなに早く死にたいか」

ガレッキー部下b「一体なんの騒ぎだ!?」

ガレッキー部下a「いや、コイツがさっきっから俺の話を全然聞かねぇんだよ」

ジャギ「貴様ら如きに北斗神拳を使うのは勿体無い。このブツで十分よ」ショットガーン

ガレッキー部下c「あいつ馬鹿か?この大人数でそんなもんが聞くと思ってんのか?」

ガレッキー部下c「第一、弾がなくちゃ何の意味も…」

ジャギ「ほぅ…ならば、これはなんだ?」つ弾

ガレッキー部下c「へっ?」

ジャギ「…」ジュウダンセット

ガレッキー部下a(馬鹿!!cが余計な挑発をするから!!)

ガレッキー部下c(まさか本当にチャカ弾持ってるとは思わなかったから…)

ジャギ「最後に聞こう。俺の名を言ってみろ」

ガレッキー部下c「わわわわかったからまずはその向けけてるものを…」

ジャギ「そうか、なら俺の名を言ってみろ」

ガレッキー部下c「まっ待って!!話せばわかる!!だから…」

ジャギ「俺は嘘が大っきれぇなんだ!!」

>>「待て!!」

ジャギ「!?何者だ!!」

いい忘れました。安価は>>38です

レイ

ジャギ「お前は確か、南斗水鳥拳の伝承者!!」

レイ「ほう、この俺を知っているのか」

ジャギ「当たり前だ。南斗六聖拳で女装癖を持っているのは、お前だけだからな」

ジャギ(つーか香水臭すごっ!!こっち来んな!!鼻が曲がる!!)

レイ「なに?オレが女装癖持ち?ふざけるな!」

レイ「あれはアバラスタの小僧(小娘)の真似をしてるだけで…」

ジャギ「ハイハイ言い訳乙」(香水臭っ)

ジャギ「アバラスタじゃ別の漫画だな。正しくはアズガルズルだ」

ジャギ「一応外伝は読んだんだがブックオフで立ち読みした程度なんだ。許してくれ」

ジャギ「で、南斗水鳥拳の伝承者がこの俺に何の用だ?」

レイ「当然ッ」ダッ

ジャギ、北斗千手殺の構え。レイの攻撃を封じる守りの構え、しかし─

ジャギ「なにっ!?」(消えたっ!?)

ジャギ「一体どこだ!!」

レイ、突然消える!!ジャギに向かう途中、速さ故に消える!!そして

レイ「お前が七つの傷を持つ男だからだ」

ジャギ「なっ!?」(いつの間に間合いの中に!?)

レイ「切り裂けぇ!!」

レイがジャギに攻撃を仕掛ける。真空の刀のようなものを無数に作り、ジャギを確実に殺しにかかる

ジャギ(クッ、マズイ!!)「北斗千手殺っ!!」

北斗千手殺─それは北斗神拳には存在しないジャギが生み出した拳…千もの手で相手を確実に仕留める様は、まるで千手観音のようである。
が、使うのはあくまでもジャギ。千手観音とは程遠い男である

ジャギの拳が、レイの拳を防ぎきる。が

ジャギ「流石は南斗水鳥拳。一筋縄じゃ行かねえか」

ジャギ(コレはあんまし使いたくなかったんだが、仕方ねぇ…!)

レイ「どうした、まさか北斗神拳の男がこれほどなわけ無いだろう?」

ジャギ「うるせぇ!!こうなったら>>46だ!!」

ジャギ「死にやがれ、レイ!!」

『アイリ』を出す。レイは何も出来ずフルボッコにして素っ裸にして沈めて極地の仕事を忘れて帰る。

夏だな

ジャギ「>>48、夏なのは仕方ねぇよ。まぁ、sageぐらいは付けて欲しいのはあるけどな」

ジャギ「なるべく気にせずいってみるよ」
────────────────
アイリ「もうやめて兄さん!!」

レイ「あ、アイリ!?」

ガレッキー部下a「おい待て小娘!!」

ジャギ(おい、あの娘は確か…!!)

ジャギ「>>48、夏なのは仕方ねぇよ。まぁ、sageぐらいは付けて欲しいのはあるけどな」

ジャギ「なるべく気にせずいってみるよ」
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アイリ「もうやめて兄さん!!」

レイ「あ、アイリ!?」

ガレッキー部下a「おい待て小娘!!」

ジャギ(おい、あの娘は確か…!!)

────────────────
それは、まだレイがたった一人の妹であるアイリを探す前のことである。

ジャギ「…で、南斗水鳥拳の伝承者がこの俺に何の用です?」

ロフウ「うむ。この娘をさらって欲しい」つ写真

ジャギ「う…ん!?」

ジャギ(何だこの娘は!?かなりの上玉じゃねえか!!)

ジャギ(ピンク色の髪ではあるが純粋そうだし、何よりも目が美しい)

ジャギ(ユリアと同等か、それ以上!!)

ジャギ「なるほど…で、さらった後は俺の好きにしても構わないんですよね?ロフウさん」

ロフウ「構わん、好きにしろ」

ジャギ「わかりやした!!フフフ…この俺にも春(脱童貞)が来たのだ」

ロフウ「なら報酬はその娘で構わないな?」

ジャギ「構いません!!」

ロフウ「なら、交渉は成立だな」

ロフウ(ぶっちゃけるとその娘、うちの重度のシスコン弟子の妹なんだが…)

ロフウ(まあいいか。コイツ然程重要なキャラクターでもないし)

ロフウ(第一に、面白そうだしな…ククク)

ロフウ(これも修行だ。レイ)

ジャギ「?どうしたんすか?」

ロフウ「なんでもない…」

ジャギ「ロフウさん。教えて欲しいんですが、この娘なんて名なんです?」

ロフウ「そういえばまだ言ってなかったな」

ロフウ「この娘の名はアイリ」

ロフウ(ワシの弟子の妹だ)
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ジャギ(なんか技みたいなのでてくると思ったが、例えば羅漢とか)

ジャギ(これはこれで効果は絶大だがな)

アイリ「兄さん、私のために、もう戦うのはやめて!!」

アイリ「私はここにいるから!!」

レイ「アイリ…」

ジャギ「レイ…これが七つの傷を持つ男を探していた理由か」

レイ「そうだ」

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