ゴブリン娘「えっちで勇者を骨抜きにするっすか?」 (67)

―とある農村

勇者「お母さん……」

勇者母「……行くのね」

勇者「うん……」

勇者母「ふふっ……貴方が昨日、勉強してもない魔法で魔物を倒したって聞いてから、覚悟はしてたのよ……」

勇者「ごめん、おかーさんにはさみしい思いをさせるけど……」

勇者母「いいのよ……だって、貴方は、勇者だもの……」

勇者「うん……いつか、魔王を倒したら、絶対に帰ってくるから!」

勇者母「ふふっ……待ってるわ。いつまでも、いつまでも……」

勇者「じゃあ、いってきまーす!」

勇者母「行ってらっしゃい!」


勇者母「どうして貴方が……まだ、子供なのに……」

勇者母「……願わくば、あの子に神のご加護のあらん事を……」

―魔王城

魔王「む……この気配は……!」

側近「魔王さま、感じますか……!」

魔王「うむ……勇者の血が目覚めたようだ……」

側近「な、なんと……早すぎますっ……」

魔王「そうだな……まだ前回の勇者を打ち倒してから30年も立っておらぬ」

側近「クッ……す、すぐにでも討伐にッ!」

魔王「……まあ待て、側近よ……私の話を少し聞いてくれ」

側近「はっ、はい?何でしょう?」

魔王「我々は一体何回同じことを繰り返せば良いのだ?」

魔王「勇者に我が領地を荒らされ、同胞を殺され……」

魔王「やっとの思いで勇者を打ち倒しても、やがて新たな勇者の血が目覚め、我々を蹂躙する」

魔王「私はもう、うんざりなんだ」

側近「魔王さま……で、でも、だからといって手をこまねいて見ているわけにはっ!」

魔王「だから待てと言っておるだろう……腹案があるのだ」

側近「なっ!?さ、さすが魔王さまっ!で、で、なんですか!?ぜひぜひ、拝聴させてください!」

魔王「えっちで勇者を骨抜きにしよう」

側近「……は?」

魔王「む……なんだその反応は」

側近「い、いえ……あの、えっちで骨抜きにって……つまり、ハニートラップを仕掛けるってことですよね?」

魔王「む。そんな言い方があるのか!そっちのほうがかっこいいな!」

側近「あの……お言葉ですが、魔王さま……ハニートラップは、現在の魔王軍の面々では、不可能かと……」

魔王「何を言っておる。我々にはえっちでは無敵のサキュバス隊がいるではないか」

側近「……あの、魔王さまがショックをお受けになられるだろうと思って、黙っていたのですが」

側近「サキュバス隊は、前回の勇者襲来の際にほとんどが捕縛され……」

魔王「なっ……!」

側近「今でも人間どもに昼夜問わず犯されているようです……」

魔王「なんだと……!そ、それはすぐにでも奪還せねばっ!」

側近「私もそう思い、連れ去られてからすぐにサキュバス隊のリーダーに連絡を取った所、『余計なお世話よ!』と言われました……」

魔王「な、何故だ!?」

側近「昼夜問わず精気を吸い放題ですからね……彼女たちにとっては我々よりも待遇がいいのでしょう……」

魔王「クッ……う、裏切り者どもめぇ……」ウルウル

側近(あ、涙目になってる。かわいい。)

魔王「し、しかし、サキュバス隊でなくとも、吸精に長けた魔物は数多く居るはず……!」

側近「ダメですよ……皆、人間とは見た目がかけ離れすぎていて……警戒されてうまく行きません……」

魔王「な……なんという事だ……!」

側近「ですから、ハニートラップの案は残念ですが……」

魔王「……クク、側近よ……貴様は大きな見落としをしている……」

魔王「おるではないか……人から精を奪うことに長けた、強力な魔物が……!」

側近「えっ……?そ、そんな方がいるのですか!?」

魔王「私だ」

側近「えっ?」

側近「あ、あのー、魔王さま……な、何かの聞き間違いでしょうか……」

魔王「私だ。この魔王が直々に勇者を骨抜きにしてやろうと言っておるのだ」

側近「だっ、ダメですよ!」

魔王「む……何故だ?私はこう見えても凄いんだぞ?」

魔王「何しろ、300年前の勇者襲来の際に勇者どもに捕まり、性技をみっちり仕込まれたからな」

魔王「そのおかげで今でも舌で知恵の輪を解くことが出来る」

魔王「それに、その時はちんちくりんの小童だったが、今ではほれ、こんなに大きな乳がある」タプーン

魔王「魔物、人間問わず男というものは乳が大好きだからな……!」プルンプルン

側近「そっ、そんな問題ではありません!のこのこと勇者の前に現れて性交しようとする魔王がどこに居ますかっ!」

側近「魔王軍の威厳は終わりです!人間どころか魔物たちでさえ反旗を翻すでしょう!」

魔王「む……いい案だと思ったのだが……」シュン

側近「はぁ……ですから、ハニートラップの案は取り下げで」

魔王「そうだ、貴様が行けば良いのではないか!?」ポン

側近「はいっ!?」

魔王「なるほど、貴様には私ほど乳はない……だがしかし、その透き通るような白い肌……」

魔王「ぷりっと張ったお尻……魔界でも一二を争う美貌……長くしなやかな髪……」

側近「お、お褒めいただき光栄の至り……じゃなくて!」

側近「なんで私がそんな事をしなければいけないのですか!?」

魔王「む、嫌なのか?」

側近「嫌に決まっております!人間などに肌を許すなど私のプライドが……!」

魔王「しかし貴様……家に人間を囲っておるだろう?」

側近「」

魔王「私の調査によるとだな、貴様は」

魔王「朝魔王城に来る前に人間と一戦こなし、出勤前にキスをし、そのまま二回戦目にもつれ込む」

魔王「仕事中もたまに人間の婚姻の印だという指輪を眺めてはニヤニヤしておるな」

魔王「努めが終わると急いで帰宅し、出迎えた人間の胸に飛び込み三回戦目」

魔王「その後裸のままエプロンを付け人間に食事を作り、人間が食事している間はテーブルの下で奉仕」

魔王「食事が終わると二人で湯浴みしながら四回戦目」

魔王「そして寝床に入り、五回戦目……それが終わると人間の腕の中で安らぎながらよもやま話」

魔王「人間が寝付くと、起きないように催眠呪文をかけた上で人間にまたがり六回戦目」

魔王「そんな毎日を送っているようだが?」

側近「」

側近「……」プルプル

魔王「人間との性交など慣れたもので……む、どうした?何を震えて」

側近「なっななななななんでそんな事知っているのですかぁ!!?!?」

魔王「あーうるさい」

側近「どどどどどうしてわたしとあの人の生活が……」

魔王「私は魔王だからな……部下の生活は把握しておかねばならぬ」

側近「プ、プライバシーの侵害です!職権濫用です!」

魔王「まあまあ、そう怒るな……で、やってはくれんのか?」

側近「いっ……嫌ですよ……あれとは、その、ただの暇つぶしであって、本当にそういう事がしたい訳じゃ……」クルクル

魔王「ふん、貴様が髪の毛を指で巻くときは、嘘を付いている時であったな」

側近「っ!」ドキッ

魔王「……あっ」ポン

魔王「なるほどなるほど、これは配慮が足りなかったようだ」

魔王「つまり貴様は、想い人以外と性交する事が嫌だと」

側近「わっわわわ!そこまで!そこまででお願いします!」

魔王「しかし、貴様がダメとなると……」

側近「だから言ったじゃないですか……ハニートラップは却下です、却下」

魔王「むぅ……」

???「お話は聞かせてもらったッスよ?」

魔王「むっ!?」

側近「曲者ッ!?」

???「あいや、曲者なんてそんなぁ、くひひ♪」スッ

魔王「……貴様、誰だ?」

???「申し遅れました、私は、ゴブリン娘といいまして……」

側近「ゴブリン……鉄と銭勘定にしか興味のない小鬼が何故ここに?」

ゴブリン娘「ししっ、手厳しいですなぁ側近さまは……いやいや、魔王さまをお守りするなら当然」

魔王「御託を並べるな。用件があるならさっさと言え」

ゴブリン娘「はいはい、実は私、ちょっとした商売をしておりまして」

ゴブリン娘「それで、いつもお世話になっている魔王さまに貢物をと♪」

魔王「ふむ、殊勝な心掛けだな。ゴブリン娘と言ったな?その名、覚えておくぞ」

ゴブリン娘「ありがとーございますっ!それで、ここからは別のお話なのですが……」

魔王「なんだ。なんなりと申せ」

ゴブリン娘「いやー、勇者様にハニートラップを仕掛ける計画の事ですがねぇ……」

ゴブリン娘「それ、私に任せてくださいませんかねー……と……」

魔王「……」

側近「……」

魔王「……っぷ」

側近「くっく……」

ゴブリン娘「え?」

魔王「ぷははははっ!な、何を言っておるのだ貴様はっ!」

側近「ま、魔王さま、笑っては悪いですよ……くっく……」

ゴブリン娘「な、なんすか!酷いっすよ!私、そう捨てたもんじゃないっすよ!?」

魔王「な、何を……だ、だって貴様の体……ひ、ひひ、貧相ではないかっ!」

魔王「そそ、そんな体でハニートラップだとっ……ぷははははっ!」

ゴブリン娘「ひ、ひんそー!?そんな体!?」

側近「ま、まあ、顔はそれほど悪くはないですが、い、色気があまりにも……くっく……」

ゴブリン娘「あーっ!もういいです、言った私がバカでした!」

魔王「ま、まあ待て……ど、どうせ捨て置く案だったのだ」

魔王「もし貴様がどうしても……というのなら、任せなくも……」

ゴブリン娘「……言いましたね?成功したらごほーびくれるっすか?」

魔王「そ、そうだな、まあ、期待せずに待たせてもらうよ……っぷぷ」

側近「くっくっく……」プルプル

ゴブリン娘「では失礼するっす!」ペコッ

ゴブリン娘(お二人とも、私を完全に見くびってるっすね……今に見てろっす!)

―それから一月


勇者「でやぁぁっっ!!」ズバーン

魔物「グギャアアアッッ!!」

人「ひぃ、ひぃ……た、助けて……俺は、魔物たちと一緒に暮らしていただけ……!」

勇者「人間のくせに魔物に与する悪党め……この僕が許さない!」ギュオオオ

人「な、なんだこのべらぼうな魔力……う、うわあああああ!!!」ドジュウウ





村人「あ、ありがとうございます勇者様!」

勇者「なあに、お安いご用です!」

村長「あんな奴らが村の近くにいるかと思ったら気持ちわるーて気持ちわるーて……」プルプル

勇者「礼なんていいんです!魔物を打ち倒す、それが勇者の定めですから!」

村長「真によく出来た子じゃあ……」プルプル

勇者「ふぅ……村の人にはああ言ったけど、最近魔物も強くなってきたし、結構厳しいなぁ……」

勇者「……この剣も、さすがに替えどきだよねぇ」ボロッ

勇者「でも、おっきい街に行かないと鍛冶屋さんなんてないだろうし……」

「どうやら、お困りのようっすねえ」

勇者「!? だ、だれっ!?」

ゴブリン娘「あ、どもどもー、私は行商人やってるもんなんすけどー」

勇者「ぎ、行商人?……だ、だってキミ、女の子じゃ……」

ゴブリン娘「あ、それって女性差別って奴じゃないっすか?傷つくっすなぁ……」

勇者「……ッ……そ、それにその耳は……?」

ゴブリン娘「ふふん、この尖ったお耳が気になるっすか?もし良かったら触りますー?」

勇者「な……あ、い、いいよっ!」プイッ

ゴブリン娘(ふふん、ウブっすねぇ♪今のは追求する所っすよー)

勇者「それで、行商人がボクになんの用なの?」

ゴブリン娘「そりゃ、行商人の用事と言えば一つっすよー!おしょーばい、おしょーばい!」

勇者「……もしかして、キミ、押し売り?」

ゴブリン娘「あっ、そんなんじゃないっす!ちゃんと勇者さまの旅の助けになりそーなもの、いっぱいありますよ!」

勇者「……?」





ズバァン

勇者「う……うわー!凄いやこの剣!岩が真っ二つだよー!」

勇者「ね、ねぇキミ、この剣いくら……あれ、何で隠れてるの?」

ゴブリン娘「あ、あはは、もしあの岩が私だったらって考えたら、思わず……」

勇者「もー、そんな事あるわけないじゃない!でさ、これいくらなの!?」キラキラ

ゴブリン娘「あ、それは大体1000ゴールドくらいっすかね」

勇者「え……?」

勇者「……」

ゴブリン娘「感謝するっすよー?この練度の剣が1000ゴールドなんて、そうそう……どうしたっすか?」

勇者「うう、うー……」

勇者「ボク……1000ゴールドも持ってない……」ショボン

ゴブリン娘「えっ!?そ、そうなの!?」

勇者「や、やっぱり勇者なのに、こんな貧乏なの、おかしいよね……」イジイジ

ゴブリン娘「あ、あああ、大丈夫、大丈夫っす!出世払いって奴で大丈夫っす!」

勇者「え、ええ!?本当にいいの!?」

ゴブリン娘「全然いいっすよ!いつかまた会った時に払ってもらえれば!」

勇者「うわぁ……おねーさん、やさしー!」パァァ

ゴブリン娘「や、やめてくれっすよー///」ニヘヘ

ゴブリン娘(あ、危ねー……俯いて残念そうにする顔も、嬉しそうにする顔も、かわいすぎて反則っす……)

勇者「へへ♪この剣のお陰でボク、魔王退治、頑張れそうだよ!」

ゴブリン娘「そ、そうっすか……あ、おまけにこれやるっす」

勇者「何これ?」キョトン

ゴブリン娘「ふふん、これはチョコって言って、おいしーお菓子なんすよ?」

勇者「へぇ……」パク

勇者「! なっ、何これぇ!おいっしー!!」

ゴブリン娘「そうでしょそうでしょ!何しろ、遠くからわざわざ取り寄せた逸品っすからねぇ」

勇者「あっ……も、もう無くなっちゃった」ショボン

ゴブリン娘「ッ! ゆ、勇者さまは今いくら持ってるっすか!?」キュン

勇者「えーと……500ゴールドくらい……?」

ゴブリン娘「あ、なら全然買えます!今のが袋いっぱいで1ゴールドもしないっすよ!」

勇者「ほんとっ!?」パァァ

ゴブリン娘「ほ、ほんとっす、買うっすか?」

勇者「買う買う!いっぱいちょーだい!」

ゴブリン娘「はいはい、まいどありっすー。他のお菓子もありますよー」

ゴブリン娘(くひひ、全部媚薬と精液増強剤がたっぷり入ってるんすけどね!)

勇者「むぐむぐ……」

ゴブリン娘「あ、食べながらでいいんで、ちょっと営業してもいっすかー?」

勇者「むぐ……うん」コクリ

ゴブリン娘「はいはいお立ち会いー、勇者さま、旅って疲れたりしませんかー?」

勇者「うん、疲れるよー」

ゴブリン娘「んで、ちょっと癒やされたいなーとか、スッキリしたいなーとか、そんな事は思いませんかー?」

勇者「うん……一人旅だしねぇ」

ゴブリン娘「さてさて、そんなあなたの心を癒やす、男性必携のアイテムがこちら!」ベロン

勇者「えっ……な、何これ?」チョンチョン

ゴブリン娘「んふふ、触るとぷにぷにしてるっしょー?あ、穴空いてるの見えますー?」

勇者「あ、ほんとだ。何これ?」

ゴブリン娘「これはチクワって言って、寂しい男性は殆ど持ってるもんなんすよー」

勇者「へー……でもこれ、なんに使うの?」プニプニ

ゴブリン娘「まー、持ってたらいずれわかるって感じっすかねぇ」

勇者「ふーん、良く分かんないなぁ……」

ゴブリン娘「これの良さがわかんないっすか?うーん、勿体無いなぁ……」

勇者「えー、でもこれでスッキリしたりするのかなー?信用してないわけじゃないけど、イマイチ納得出来ないっていうか」

ゴブリン娘「ふふん、そこまで疑うなら仕方ないっすね!このチクワは勇者様に進呈します!」

勇者「えっ!?い、いいの!?」

ゴブリン娘「まあ、消耗品っすからねぇ、お客を掴むって感じっす」

勇者「わー!ありがとー!」

ごめん眠い
また明日

勇者「んん……」ボーッ

ゴブリン娘「で、その街の薬屋にしか売ってない霊薬が……あれ、どうしたっすか?」

勇者「はっ……ご、ごめん、商品の説明してくれてたのに、ボーっとしちゃって……」

ゴブリン娘「あー、いっすいっす、勇者さまお疲れなんすよね?」

勇者「うん、この時間にはいつももう寝てるし」

ゴブリン娘「なっ……か、かわいいっすねっ」

勇者「え……か、可愛くなんてないもんっ!」

ゴブリン娘「ああ、気を悪くしないでほしいっす、悪口じゃないっすよ!」

勇者「ふーんだ!」

ゴブリン娘「ああ、えっと……そうだ、勇者さま、今日泊まる宿は決めたっすか?」

勇者「……うーん、今日はお金もないし、野宿かな?」

ゴブリン娘「ああ、そりゃダメっすよ!勇者さまとあろうものが野宿なんて……」

ゴブリン娘「そうだ!このへんに知り合いの宿があって、タダで泊まれるんすけど、来ません?」

ゴブリン娘「あ、どーもー」

男「おう、あんたか。通っていいぞ」

勇者「あ、あの、ボク……」

男「ん?あいつの連れか。お前も通っていいぞ」

勇者「あっ、ありがとうございます!」

ゴブリン娘「あ、勇者さまー。私ら同室っすけどいっすかー?」

勇者「うん、ボクなら全然構わないよ!」

ゴブリン娘「……純粋っすね」ボソッ

勇者「ん?」

ゴブリン娘「なんでもないっす。私はこの人とちょっとお話があるんで先行っててっすー」

勇者「はーい!」トテテー

ゴブリン娘「あ、どーもー」

男「おう、あんたか。通っていいぞ」

勇者「あ、あの、ボク……」

男「ん?あいつの連れか。お前も通っていいぞ」

勇者「あっ、ありがとうございます!」

ゴブリン娘「あ、勇者さまー。私ら同室っすけどいっすかー?」

勇者「うん、ボクなら全然構わないよ!」

ゴブリン娘「……純粋っすね」ボソッ

勇者「ん?」

ゴブリン娘「なんでもないっす。私はこの人とちょっとお話があるんで先行っててっすー」

勇者「はーい!」トテテー

45 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[sage] 投稿日:2014/07/10(木) 22:26:12.04 ID:C6/gn2X30 [24/40]
ゴブリン娘「んじゃ、後金の30万ゴールドっす」ジャラッ

男「お、おおっ、マジかよ……!」

ゴブリン娘「わかってるっすよね?」

男「ああ、他の客は居ないし、風呂場も好きに使って構わない」

男「何をしようがこっちは関与しないし、いくら汚しても構わないぜ」

ゴブリン娘「お話が早くてありがたいっす♪」

おう、コピペミスってた。

ゴブリン娘「あ、どーもー」

男「おう、あんたか。通っていいぞ」

勇者「あ、あの、ボク……」

男「ん?あいつの連れか。お前も通っていいぞ」

勇者「あっ、ありがとうございます!」

ゴブリン娘「あ、勇者さまー。私ら同室っすけどいっすかー?」

勇者「うん、ボクなら全然構わないよ!」

ゴブリン娘「……純粋っすね」ボソッ

勇者「ん?」

ゴブリン娘「なんでもないっす。私はこの人とちょっとお話があるんで先行っててっすー」

勇者「はーい!」トテテー

ゴブリン娘「んじゃ、後金の30万ゴールドっす」ジャラッ

男「お、おおっ、マジかよ……!」

ゴブリン娘「わかってるっすよね?」

男「ああ、他の客は居ないし、風呂場も好きに使って構わない」

男「何をしようがこっちは関与しないし、いくら汚しても構わないぜ」

ゴブリン娘「お話が早くてありがたいっす♪」

ゴブリン娘「さてさて、勇者さまー」

勇者「くー……くー……」

ゴブリン娘「おやおや、相当疲れてたみたいっすね?可愛い顔で寝てる♪」

ゴブリン娘「この純粋な顔が、快感を覚えて、やがて歪むと思うと……♪」

ゴブリン娘「く~~~っっ♪たまりませんなぁ♪」

勇者「んん……むにゃむにゃ……」

ゴブリン娘「おっと、あんまり騒ぐのは良くないっすね」

ゴブリン娘「大胆な行動に出るのは、媚薬の効果が出てから……っす♪」

勇者「んん……あれ?お母さん……?」

勇者母「あらあら、勇者……うふふ、帰ってきたの?」

勇者「お母さん……どうして服、着てないの?」

勇者母「決まってるじゃない……うふふ……」サワッ

勇者「えっ……お、お母さん……?」

勇者母「勇者のここ、すっごく硬くなってる……」

勇者「えっ……なっ、ほ、ほんとだっ……!」

勇者母「大丈夫、全部私に任せて……」

勇者「お、お母さ……」

勇者「う、うわあ!!」ガバッ

勇者「な、なんだ……びっくりした……夢か……」

勇者「大声出しちゃった……おねーさん、起きてないかな……」

ゴブリン娘「っすー……っすー……」

勇者「良かった、寝てた……」

勇者「で、でもなんで、あんなえっちな夢……」チラッ

勇者「えっ……!?お、おちんちんが、夢の中と同じになってる……!」

勇者「ど、どうして……んっ、それにっ」

勇者「なんか、もやもやが、お尻とおちんちんの間にたまってぇ……」

勇者「……確か、夢の中でおかーさんは、おちんちんを触って……」サワッ

勇者「んっ、あっ……な、何これぇ……」スリスリ

勇者「んっ……あぅ……き、気持ちいい……」スリスリ

勇者「こ、これ……ズボンの上からじゃなくて、直に触ったらどうなるんだろ……」

勇者「だっ、ダメだよね……おトイレじゃないのに、こんな所触っちゃ……」

勇者「で、でも……」ゴクッ

勇者「っ……」ヌギッ

勇者「あ、涼しい……」

勇者「お、おねーさん起きてないよね……んっ」

勇者「あっ、やっぱりっ、直に触ると全然っ……」ニギニギッ

勇者「んっ……あ、ああっ、これ凄いよぉっ……」シコシコ

勇者「ん……あぅ……来ちゃう……なんか来ちゃう……!!」シコシコシコシコ

勇者「んああああーっ!!!っあっあぁ~~~っっっ!!」ドピュッドピュッ

勇者「ふぁぁ……あ……これ……なに……?」

勇者「……ま、まさか、これ……おしっこ……?」

勇者「う、うう、おもらししちゃうなんてぇ……」グスッ

勇者「た、確か鞄の中に、ちり紙が……」ゴソゴソ

ニュプンッ

勇者「っひゃあ! ゆ、指が舐められっ!?」

勇者「あっ……な、なんだ……チクワかぁ……」

勇者「……」

勇者「……」ゴクッ

勇者「はぁ……はぁ……」

勇者「……大丈夫、使い方が間違ってたら、洗えばいいだけ……」プニプニ

ニュルン

勇者「っ!?あ、あっ!?な、何これぇ!?」

勇者「さ、さっきより凄っ……凄いよぉっ!!」ニュッポニュッポ

勇者「あっ……ひっ……だ、ダメッ……」ニュポッニュポッニュポッニュポッ

勇者「あっ、お、おかーさぁあ~~~~~ッッッ!!」ビュルーッッビュルルーッ…

勇者「……っぷはぁ、はぁ……す、凄いよぉ、チクワって……」ニュル…ニュル…

ゴブリン娘「いやぁ~、いいもん見せてもらったっす♪」

勇者「えっ!?」

ゴブリン娘「いやいや、何を始めるのかと思ったら、まさかナニを始めちゃうとは♪」

勇者「お、起きてたの!?いつから!?」

ゴブリン娘「んー、勇者さまが、おちんちんを触りだした当たりからっすかねぇ」

勇者「なっ……う、うう……」

ゴブリン娘「ふふっ、それにしても凄かったっすねぇ、お母さーんって叫んで♪」ギシッ

勇者「あっ……うぅ、寂しかった、からぁ……」

ゴブリン娘「ふふ……それだけじゃないっすよね?」

ゴブリン娘「お母さんの事、オカズに……したんじゃないっすかぁ……?」

勇者「オッ……オカズって……?」

ゴブリン娘「……えっちなことを考えながら、ここをいじることっすよ……」ギュッ

勇者「んひぃっ!?」

ゴブリン娘「ね……考えてたんでしょ……?おちんちんイジりながらお母さんの体……」キュッ…キュッ…

勇者「んぅう……に、握らないでぇ……」

ゴブリン娘「んふふ、お母さんの体のどこ考えてたんすか?」ギュギュッ

勇者「……おっ……おっぱい……ですっ……」

ゴブリン娘「……また、おっぱいっすか」

勇者「え……?」

ゴブリン娘「はぁ……なんで皆無視するんすかねぇ……」

ゴブリン娘「おっぱいなら一応あるんすよ……?わ・た・し・に・も♪」スルッ

勇者「あ、あぁっ……!」フニッ

ゴブリン娘「んふふ、小さいなりに柔らかいっしょ?……熱くて、心臓がドキドキしてるの分かるっすか?」シコシコ

勇者「あっ、だ、ダメッ、弄らないでっ!」

ゴブリン娘「んふふふふ、そう言いながらおっぱいから手を離さないじゃないっすか……!」シコシコシコシコ

勇者「だっ、だってっ!もっ、もう辞めてぇ!」ギュウウッ

ゴブリン娘「何をっすか?シコシコするのをっすか?」シコシコシコシコ

勇者「そっ、そう、シコシコ!シコシコしないでぇ!!」

ゴブリン娘「仕方ないっすね。じゃあ辞めるっす」パッ

勇者「あっ……」

ゴブリン娘「まぁ、勇者さまのお願いっすからねー」

勇者「うぅ……うん……」モジモジ

ゴブリン娘「しかし、まさか勇者さまがお母さんをオカズにするとは……」

勇者「え……それって、イケない事……なの?」

ゴブリン娘「あ、全然そんなことないっすよー?むしろ萌え萌えって感じっすかね」

勇者「も、もえもえ……?」モジモジ

ゴブリン娘「あ、なんでもないっす」

勇者「……?」

ゴブリン娘「それにしても、これ、凄いっすねぇ。どんだけ出してんすか?」ドロォ

勇者「わっ!な、何してるの、汚いよ!?」

ゴブリン娘「いやいや、汚くなんかありませんって!」

勇者「で、でも、おしっこだし……」

ゴブリン娘「これは精液って言って、これが沢山出るのは健康な証拠なんすよ」ネバァ

勇者「そ、そうなの……?」

ゴブリン娘「でもこれ、出しすぎじゃないっすかぁ?たぷたぷ言ってるじゃないすかぁ」

ゴブリン娘「匂いも凄いっすねぇ……」スンスン

勇者(……な、なんか、おねーさん、えっちぃ……)モジモジ

ゴブリン娘「……んふっ、勇者さま、このチクワ気に入ったっすかぁ?」

勇者「う、うん!すごく気に入ったよ!」

ゴブリン娘「そうっすか……実は私ぃ……」

ゴブリン娘「……こーゆー道具、他にも持ってるんすけど……」

勇者「!」

ゴブリン娘「……良かったら営業させてくれませんかぁ……?」ニマァ

勇者「……ゴクッ」

ゴブリン娘「さてさて、私の大鞄からここに取り出しましたるは、これさえあれば女性要らずの一品♪」

ゴブリン娘「その名も、クラゲっす!」

クラゲ「ジュルジュル」

勇者「わっ!?こ、これ魔物じゃ!?」

ゴブリン娘「あ、違うんす。これは魔法生物の一種っすよ」

勇者「そっ、そうなんだ……」

ゴブリン娘「あーでも、エサを全然食べさせてないから動きが鈍いっすねぇ……」

勇者「え、エサ?これ、何か食べるの……?」

ゴブリン娘「こいつはね、新鮮搾りたての精液が大好物なんす!」

勇者「せ……精液が?」

ゴブリン娘「そっすよー♪これを放してやると……」

クラゲ「ジュルジュル」ピトッ

勇者「ひゃっ!つ、つめた……!」

ゴブリン娘「すぐに暖かくなるっすよー」

勇者「こ、怖いよぉ……」ブルブル

ゴブリン娘「だいじょーぶっす!委ねておけばへーきっす……♪」

勇者「あ……あ……の、登ってくる……」

ゴブリン娘「……すぐに、なんにも考えられなくなるっすから♪」

クラゲ「ジュルジュル」グチュウ

勇者「!?あっ!?ひっ!?っお、ひぃっ!!!」

ゴブリン娘「くひひ、私には分かんないけど、勝手にぬるぬるねとねと動いて、相当気持ちいいらしいっすねぇ♪」

勇者「もっ、もう出るッ出ちゃうよぉおおおッッ!!!」ドビューッドビュルーッ

ゴブリン娘「そーゆー時は、イクって言うんすよー」

クラゲ「ジュルジュル」ジュコジュコ

勇者「あひっ!?イッ、イッたのに、イッたのにぃ!!!」

ゴブリン娘「んじゃ、ちょっと外の空気吸ってくるっすねー、精液出なくなるまで楽しむっすー♪」

勇者「まっ、待ってぇ……!お、おちんちん、おちんちん辛いよぉ……あぁあーっ!!」ビューッビュルルーッ

だいたい分かるだろうなと思うんすけど
別の所で書きためたのはここまでなんす
コピペミスで萎えさせたなら黙って去るっす
お目汚し失礼しましたっす

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